今週の軍事関連ニュース (2005/11/11)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

予備役の動員状況 (DoDNews, 2005/11/9)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 292 名の減となっている。現在の動員内訳は、陸軍 123,991 名、海軍 4,353 名、空軍 9,059 名、海兵隊 7,954 名、沿岸警備隊 480 名。

P-8A、進捗中 (NavNews, 2005/11/9)
米海軍と米 Boeing 社の合同チームは 10/31-11/4 にかけて、新型対潜哨戒機・P-8A MMA の予備設計評価 (PDR : Preliminary Design Review) を実施した。これは、技術面の評価を深度化させて、詳細設計に向けた足場固めをするためのもの。また、コストやスケジュールが所定の範囲内で収まるかどうかも検証する。

新司令官 (AFISNews, 2005/11/10)
NATO の ACT (Allied Command Transformation) と米統合部隊軍 (USJFCOM) の新司令官に、米空軍の Lance L. Smith 大将が就任した。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/11/10)
米 Computer Sciences 社 Federal Sector はミサイル防衛局 (MDA) から、GMD (Ground-based Midcourse Defense) に関するシステム・エンジニアリング、インテグレーション、試験・評価、運用、セキュリティ、ビジネス・マネジメントに関する技術面の支援を行う既存契約の延長分を、$243,143,473 で受注した。基本契約は 15 ヶ月、さらに 6 ヶ月のオプション契約がついている。
米 Lockheed Martin 社は米空軍から、C-5 輸送機のアビオニクス近代化計画 (C-5 AMP) に関する技術面での支援やソフトウェアのメンテナンス、スペアパーツ、補修作業などを行う契約を $98,000,000 で受注した。
米 Lockheed Martin 社は米空軍から、F/A-22 のロット 6 量産分・24 機に関する先行調達契約を $39,877,785 で受注した。

今日のイラク III (AFISNews, 2005/11/10)
"Operation Steel Curtain" は 6 日目になって、舞台を Husaybah 東方 2km にある Karabilah に移した。一部のテロリストが、Husaybah がイラク軍と米軍に制圧されたために、拠点を Karabilah に移したとする情報がある。
その Karabilah では、銃撃戦や IED 攻撃に遭遇、起爆前の自動車爆弾 2 台が発見された。これを爆破処分したところ、派手な二次爆発が発生。そのほか、爆発物を隠匿した建物が発見されている。
なお、Karabilah では 6 月にも "Operation Spear" を実施している。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/11/10)
聯合軍は 10/23 に Baghdad でテロリストのアジトを襲撃、アルカイダの "メディア担当者"、Amjed Ammin Mahmud (別名 Abu Hassan) を拘束していたことを明らかにした。
当初、この人物はビデオ撮影と、それを CD にして他のテロリスト・グループに配布するのが任務だとみられていた。作られたビデオは人集めに用いられるほか、Web サイトを通じて公開する。しかし後になって、実は武器の入手や身分証明書、報道関係者向けのクレデンシャルを偽造してテロリストに配布する作業も担当していたことが判明した。偽造クレデンシャルを使えば、テロ攻撃の現場に "報道関係者" として入り込み、撮影することができる。そして、それをプロパガンダに利用するというわけ。
また、この人物は誘拐組織のリーダー、Dr. Mushin とのつながりも取り沙汰されている。
そのほか、2 日に Husaybah で実施した爆撃で死亡したテロリスト関係者の身元が判明した。その内訳は以下の通り。
  • Asadallah : 組織のリーダーで、外国人テロリストの支援、手引きも担当
  • Abu Zahra : アルカイダと密接な関係を持つ "emir of Husaybah."。日々のテロ活動を計画・実施する際の調整作業を担当。また、近隣のテロ組織に対して武器弾薬などの物資を供給する作業も担当していた。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/11/10)
Baghdad で自爆テロが発生、イラク陸軍・第 6 師団・第 2 旅団と Task Force Baghdad が出動。当初の報告では、市民 25 名が死亡、14 名が負傷したとされていた。これはイラク警察の関係者がよく利用するレストランに対する攻撃で、34 名が死亡したという報道もある。自爆テロリストは自分でレストランの中に歩いて入り、その後で爆弾を起爆した。
そのほか、Baghdad ではイラク軍と Task Force Baghdad が捜索任務を実施して、以下の成果を挙げた。
  • 第 184 歩兵聯隊・第 1 大隊と、イラク陸軍・第 2 コマンドー旅団・第 1 大隊が 9 日に Horajeb で捜索任務を実施、30 名を拘束。翌日、第 184 歩兵聯隊・第 1 大隊が UH-60 ブラックホークで川沿いを捜索、疑わしい家屋 18 軒を捜索して、2 名を拘束、弾倉付きの AK-47 自動小銃 5 挺、拳銃、ショットガンを押収。爆弾製造材料も発見された。
  • Ramadi 近くでは、大型の IED が 2 ヶ所で発見されて、爆撃で破壊した。その近所では動物の死体が発見されたが、腹が妙に膨れていたので調べたところ、内臓を抜き出して爆弾を仕掛けてあった。現場を爆撃して一掃。
  • Task Force Band of Brothers 麾下、第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チームのパトロール隊が Bayji 近くで、爆弾を仕掛けようとしていたテロリスト 2 名を拘束、さらに武器や現金 6,000 ドルも発見された。その後、さらに 5 名を拘束。

2 億ユーロほどの取り逃がしらしい (Defense-Artospace.com, 2005/11/10)
チェコ陸軍の新型装輪装甲車調達案件で、独 Rheinmetall Landsysteme 社の提案が、渡河能力の不足という理由で落とされた。これで、芬 Patria Vehicles 社と墺 Steyr-Daimler-Puch 社だけが候補に残ったことになる。

さまよえる神戦車 (DID, 2005/11/10)
ハンガリーからイラクに T-72 戦車×77 両が引き渡されて、イラク陸軍・第 9 機甲師団に配備される計画があり、すでに戦車は配備可能な状態になっている。ところが、戦車の補修作業を担当した米 Defense Solutions 社に対し、イラク政府が代金 100 万ドルをまだ支払っていない。Defense Solutions 社は「代金を支払うまで引き渡さない」といっていたが、NATO はギリシアの商船を使って搬入を強行、それに対して Defense Solutions 社が法的措置に乗り出す騒ぎになった。
ただ、ギリシアはイラク戦争に反対する立場を取っているので、ギリシアの商船を直接、イラクの港湾に入れることができない。他のペルシア湾岸諸国の港湾に入れて荷下ろしできたとしても、それをイラクに運び込むのに兵站上の負担がかかる。戦車はクウェートに留め置いて放置するか、それともヨーロッパに送り返すか、という情勢になっている。

戦争請負企業 (DID, 2005/11/10)
米空軍の航空教育訓練軍団 (AETC : Air Education and Training Command, Randolph AFB TX) は、AFCAP III (US Air Force Contract Augmentation Program III) の契約をまとめた。これは、ベース・オペレーション・サポートや、災害への対応や復旧、対テロ戦争、平和維持任務、人道支援任務などの分野で利用可能な能力を持つ企業のリストをまとめておいて、それが必要になったときに、所要の役務提供を受けられるようにするためのもの。リストアップされた企業は以下の通り。業務が実行された場合の契約合計は、最大で総額 100 億ドルにのぼる。
  • Washington Group International (Denver, CO)
  • CH2M Hill Global Services (Englewood, CO)
  • URS/Berger JV (Washington, DC)
  • Bechtel National (Frederick, MD)
  • DynCorp International (Fort Worth, TX)
  • Readiness Management Support (Panama City, FL)

カーナビならぬ空ナビ ? (DID, 2005/11/10)
EADS Defence Electronics 社は、ドイツ・イギリス・イタリア・スペイン・オーストリア向けのタイフーン戦闘機、それとドイツのトーネードに対して、全部で 364 基の DMG (Digital Map Generator) を 2006-2012 年にかけて納入する。受注額は約 5,000 万ユーロ (5,900 万ドル)。この DMG は A400M 輸送機にも装備されることになっているもので、すでに 160 基の受注実績がある。
DMG は、ラスター方式とベクター方式を組み合わせて、パイロットに対して現在の視点に基づいたリアルタイムのデジタル・マップ描画機能を提供する。また、レーダー画像を重ね合わせた表示する機能もある。

BRAC 発動 (AFISNews, 2005/11/9)
BRAC (Base Realignment and Closure Commission) の勧告が正式に発動されて、国防総省は正式に基地施設の閉鎖・再編作業を開始することになった。過去、1988 年・1991 年・1993 年・1995 年に実施した BRAC では 97 ヶ所の施設を閉鎖、55 ヶ所を再編成、その他 235 件の小規模作業 (minor action) を実施している。これにより、FY2001 までに合計 180 億ドル、その後は年間 70 億ドルの経費が節減された。今回の BRAC2005 では、22 ヶ所の基地施設閉鎖が決まっている。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/11/9)
米 Lockheed Martin 社は米空軍から、F/A-22 ロット 5 生産分に関する修正契約を $2,990,847,557 ドルで受注した。2007 年 11 月に完了予定。それとは別に、F/A-22 の量産サポートがらみ (FY2005 分) で $160,043,652 の契約も受注している。
米 L3 Communications 社は米空軍から、F-16 戦域航空偵察システム (機上ターミナル×7 基、地上ターミナル×3 基、輸送用ケース、改修キット×3、試験装置、テクニカル・データ、訓練、試験業務など) を $12,200,000 で受注した。
米 Sikorsky Aircraft 社は米陸軍から、UH-60 CAT IV メイン・ローター・ブレードのオーバーホールとアップグレードを $9,716,080 で受注した。また、別件で UH-60L のトランスミッションについてもオーバーホールを $5,385,840 で受注している。
米 Kellogg Brown & Root Services 社は米海軍から、フロリダ州南部における Hurricane Wilma の被害復旧作業に関する修正契約を $15,000,000 で受注した。これにより、総額は $19,500,000 となる。

今日のアフガニスタン (AFISNews, 2005/11/9)
アフガニスタン警察は 7 日に Jalalabad で、アフガニスタン軍と米軍に対する攻撃を計画しているという情報を得て出動、道路沿いに設置された IED を発見した。通報を受けて米軍が出動、IED を処分。
また、多額の現金と小火器、テロ活動に関する文書を所持していた人物が、Ghazni 近辺で 8 日にアフガニスタン警察の手で捕まった。
近接航空支援と武装偵察ミッションは合計 20 ソーティを実施、さらに米空軍と英空軍が ISR ミッションを実施。

今日のイラク III (AFISNews, 2005/11/9)
Baghdad 北東の Adhamiyah 地区で、Shab 警察署と Sharoofi Mosque を狙った 2 件の自動車爆弾事件が発生、イラク軍と Task Force Baghdad が出動した。市民 5 名が死亡、25 名が負傷した。
Task Force Baghdad の車両隊を狙った自動車爆弾事件が発生、米軍兵士 1 名が軽傷。北向き車線を走っていた自動車が、反対車線を走っていた車両隊の方に向かってセンターラインを越えてきて、爆発を起こしたもの。
イラク軍と、米陸軍・第 9 野戦砲兵聯隊・第 1 大隊の兵士は 6 日と 10 日に、テロリストと違法武器の捜索を実施、これを警察が支援した。6 日には "Operation Slap Shot" で 4 名を拘束、誘拐などに関与した容疑。また、10 日に実施した "Operation Fast Break" ではイラク軍が主体となって、違法に所持されていた武器の押収を実施した。
イラク陸軍・第 1 師団・第 2 旅団・第 1 大隊と米海兵隊・第 8 聯隊戦闘団は Falujah で捜索任務を実施、迫撃砲弾や爆弾製造材料などをストックした武器集積所 1 ヶ所を発見、6 名を拘束。
Samarra と Fallujah では 8 日、イラク軍が合計 5 名を拘束している。Samarra ではイラク陸軍・第 5 師団・第 1 旅団・第 3 大隊が、装填した銃を所持していた人物が乗ったトラックを発見して、乗っていた 2 名を拘束。Fallujah では、イラク陸軍・第 1 介入部隊・第 2 旅団・第 1 大隊の兵士が検問所で、警察の偽造 ID カードとイラク治安部隊への攻撃について記された文書を所持していた人物を拘束。さらに同隊第 4 旅団・第 3 大隊の兵士が、市の南西で 2 名を拘束。弾痕がついたクルマに乗っていたため。
Task Force 2-69 Armor 麾下・第 2 旅団戦闘チームは Ramadi で 5 日、テロ組織の幹部・Majid Adnon Swedowi とその他 5 名を拘束。大物幹部の拘束事例は、1 日に同隊が Ramadi 西方で捕まえた Issa Daham Abed al-Julilbawi に続いて二度目。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/11/9)
イラク軍と聯合軍は 11/5 以来、複数の武器集積所を発見・破壊した。
まず、Qaim 近くの Bu Hardan という村落で発見された集積所を爆撃して破壊。これは、市民からの通報を得て調査した建物に迫撃砲や小火器が持ち込まれているのが判明、これらは Ubaydi や Husaybah での戦闘にも関わりがあると考えられたもの。そこで、近くに市民がいないのを確認した後に、爆撃で破壊した。
そのほか、MND CS (Multinational Division Central-South) 麾下部隊とイラク軍は、Diwaniyah で武器集積所を発見。内訳は、120mm 迫撃砲弾 27 発、RPG 発射器 2 基、手榴弾 63 発、戦車砲弾 15 発、爆薬 5kg。
11/8 に Task Force Band of Brothers の兵士が、Logistics Support Area Anaconda の近辺で 4 ヶ所、Kirkuk 近くで 1 ヶ所の武器集積所を発見。内訳は、ロケット 14 発、迫撃砲弾 10 発、砲弾 7 発、RPG 7 発、125mm 戦車砲弾 6 発、RPG 発射器 3 基、各種爆弾製造材料、銃弾 1,000 発。
Baghdad 北西では Task Force Baghdad 麾下、第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 320 野戦砲兵聯隊・第 1 大隊所属の兵士が、5 日に武器集積所を発見。内訳は、152mm と 155mm の砲弾 300 発、120mm 迫撃砲弾 100 発以上、自動小銃が数ダース、銃弾などの弾薬が数百発、信管、照準器など。
Baghdad 東部の Mustansiriyah University では 8 日に自動車爆弾事件が発生、これを受けてイラク軍が出動、現場の確保と収拾にあたった。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/11/9)
第 2 海兵遠征軍・第 2 海兵師団・第 2 聯隊戦闘団に所属する海兵隊員 1 名が、7 日に Camp Korean Village 近くで発生した IED 攻撃による負傷が原因で、8 日になって死亡した。
Mosul 近くの Rashidiyah では、当地におけるテロ活動の指揮と資金面の面倒をみていた幹部・Ansar al Sunna のアジトを襲撃して、2 名を拘束。その際、武装したテロリストと撃ち合いになり、これは射殺された。
イラク軍は、7 日に爆弾事件の容疑者を拘束、別の容疑者を殺害。これは、6 日に Salman Pak で路傍爆弾を仕掛けた犯人 2 名を発見して銃撃戦になった際の出来事。
"Operation Steel Curtain" の一環として Husaybah で実施していた掃討作戦の終結が、8 日に宣言された。5 日がかりの掃討作戦で治安回復への足がかりをつくり、アルカイダの残党を一掃したとしている。この作戦は、より大規模なアルカイダ掃討作戦・"Operation Hunter" の一環として実施したもの。現地では、路傍爆弾や自動車爆弾、武器集積所の捜索が続けられている。戦闘の際に避難させた市民 900 名については安全が確保されるまでそのままとして、食料品や水を提供している。
近接航空支援と武装偵察ミッションは合計 58 ソーティを実施、米海空軍機が武器集積所の破壊などに従事した。空軍の F-15 が Karabala で武器集積所を破壊したほか、F-16 も Balad で武装勢力を攻撃、Bayji で近接航空支援を実施。海軍の F-14 は Husaybah で、テロリストが立てこもった建物を爆撃した。ISR ミッションの方は、米海空軍が 9 機、さらに英空軍機も参加。

小ネタいろいろ (Defense-Aerospace.com, 2005/11/9)
米空軍は米 Lockheed Martin 社に対し、FMS 経由でパキスタンに輸出する AN/TPS-77 移動式対空監視レーダー×6 基を、8,900 万ドルで発注した。支援機材やスペアパーツ、補修用パーツ、文書類、要員訓練、兵站支援業務も契約に含む。AN/TPS-77 は、L バンドの対空 3 次元レーダー・AN/FPS-77 の最新派生型で、280nm のレンジと 100,000ft までの高度をカバーするもの。これまでに 33 基の製造実績がある。ベースモデルの AN/FPS-77 は、これまでに 14 ヶ国で 127 台が導入された。
韓国で開発中の A-50 が、初めて AIM-9L サイドワインダーの試射を実施、1.5 マイル先の無人標的機に命中させた。
米 L-3 Communications 社傘下、Titan Group (L-3 Titan) の Aviation and Maritime 部門は米沿岸警備隊から、訓練業務の支援契約を 1 億 500 万ドルで受注した。
米空軍の 35FW に所属する F-16 と人員 250 名、さらに E-3 セントリーなどがインドの Kalaikunda AB に展開、インド空軍との合同演習 "Cope India" を開始した。

下馬評通り (DefenseNews, 2005/11/8)
米海軍が開発を進めている新型電子戦機・EA-18G のニックネームが、公式に "Growler" に決定した。

UAV 二題 (DID, 2005/11/9)
シンガポールの The Straits Times 紙が報じたところでは、シンガポール国防省の DSTA (Defence Science and Technology Agency) が、小型の監視用 UAV×2 機の調達に関してメーカーに照会を行ったとの由。導入予定時期は 2006 年 4 月、同年 8 月までにさらに 2 機を追加するオプション付き。シンガポールはイスラエルとの結びつきが強いが、アメリカやオーストラリアとのコネクションもあるため、候補としてはアメリカ製の RQ-11 Raven とイスラエル製の Skylark IV が挙げられている。来年 1-2 月頃に評価試験を実施する予定。
市場調査会社の Forecast International 社は最近、"The Market for UAV Reconnaissance Systems," なる報告書をまとめた。この中で、UAV 関連市場 (機体だけでなく、地上管制ステーションやペイロードも含む) の規模は 2014 年に 136 億ドルに達するという予測が示されている。今後 10 年間で 9,000 機以上の UAV が調達されて、世界各所で使われるとも書かれている。その市場の半分以上を、アメリカ一国で占める模様。現在、アメリカでは RQ-4 グローバルホークや JUCAS、ヨーロッパでは Sperwer や WK450 Watchkeeper、Neuron UCAV といった主要プロジェクトが進められているところ。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/11/8)
"Operation Steel Curtain" を実施中のイラク軍と米軍は、武器集積所 17 ヶ所を発見した。Husaybah の中心部で発見された集積所では、多量の医薬品や RPG、RPG 発射器が見つかっている。街の南の外れでは、頭を撃たれて死亡した男性の遺体を米海兵隊が発見したが、身元は確認できていない。
イラク人で構成される偵察中隊 "Desert Protectors" は、イラク軍と米軍の両方に対して支援を続けている。土地勘や地元民とのコネを活かして、怪しい人物を見つけ出すのに活躍しているとの由。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/11/8)
WASHINGTON, Nov. 8, 2005 - Coalition forces killed two terrorists and captured six others today during a raid on an al Qaeda in Iraq safe house in Ramadi 近くの Albu Bani で、テロリスト 2 名を殺害、6 名を拘束。これは、市民からの通報を受けてアルカイダ関係者のアジトを聯合軍が襲撃したときの出来事。件のアジトは、Ramadi 近辺における攻撃拠点として用いられているとみられたもの。
イラク警察と Task Force Baghdad 麾下の憲兵隊は、Baghdad 東部で 7 日に発生したロケット攻撃に対応して出動、現場の確保や負傷者の救援にあたった。これは 127mm ロケットが撃ち込まれて市民 3 名が死亡、さらに負傷者が出たもの。
Balad 南東にある Logistics Support Area Anaconda 近辺をパトロールしていた部隊が、武器集積所 6 ヶ所を発見。RPG 20 発、迫撃砲弾 4 発、砲弾 2 発などが発見された。
Task Force Baghdad 麾下、第 11 機甲騎兵聯隊・第 1 大隊は 6 日、市民からの通報を受けて出動して 5 ヶ所を捜索、爆弾製造材料が隠匿されているのを発見した。内訳は、自動車用バッテリ、携帯電話 10 第、電圧レギュレータ 4 個、導爆線 15ft、ダイナマイト 8 本、60mm ロケット、107mm ロケット、プラスチック爆弾など。
第 184 歩兵聯隊・第 1 大隊の兵士は 7 日、Tigris River 沿いの地域で作戦を展開して、武器集積所を発見。12.7mm 弾 100 発、57mm ロケット発射器、6 連装迫撃砲、60mm 迫撃砲弾を発見。それに先立ち、5 日には Horajeb で 3 名を拘束している。
近接航空支援と武装偵察ミッションは 53 ソーティを実施、米空軍の F-15 が Ramadi 近くの武器集積所を爆撃したほか、米海軍の F-14 と F/A-18 が Husaybah で、米海軍の F/A-18 が Mahmudiyah で、それぞれテロリストが立てこもっている建物を爆撃した。そのほか、米空軍の F-15 と F-16 が Husaybah に出動している。ISR ミッションの方は、米海空軍が 7 機など。

今日の CENTAF (AFNews, 2005/11/8)
一方、アフガニスタンの OEF (Operation Enduring Freedom) では近接航空支援と武装偵察ミッションを合計 18 ソーティ実施。ISR ミッションは米空軍が 6 機を出動させた。
米空軍の C-130 と C-17 が CENTAF 担任地域で合計 155 ソーティを実施、貨物 150t と人員 2,900 名ほどを輸送。また、オーストラリア・カナダ・日本・韓国の C-130 も空輸任務を実施。米英空軍の給油機は合計 40 ソーティの出撃を行い、260 万ポンドの燃料を給油。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/11/8)
Exxon Mobil Fuels Marketing 社は国防兵站局 (DLA) から、米海軍向け JP-5 ジェット燃料の価格修正にともなう修正契約を $30,420,972 で受注した。さらに 4 年分のオプション契約がある。
米 Petroleum Traders 社は国防兵站局 (DLA) から、ハイ・サルファー燃料 (HS2)、ナンバー 2 ディーゼル燃料 (DL2、ナンバー 1 ディーゼル燃料 (DL1) の価格修正にともなう修正契約を、$5,607,457 で受注した。 米 Bath Iron Works 社は米海軍から、Arleigh Burke 級イージス駆逐艦の入渠業務を $12,104,479 で受注した。2010 年 11 月に完了予定で、今会計年度には $1,100,000 を支出する。
米 International Business Machines 社は DARPA から、Global Autonomous Language Exploitation 計画に関する $12,854,453 の既発注契約に対し、さらに $8,285,000 の増額を受けた。
米 Lockheed Martin IS& S 社は米陸軍から、Global Command and Control System-Army ブロック 4 の設計・開発・インテグレーション・テスト・配備・維持、それと Joint Tactical Common Operation Picture Workstation のインテグレーション・試験・評価に必要なエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を、総額 $5,641,000 で受注した。

前の同名艦より出世した ? (NavNews, 2005/11/8)
イージス駆逐艦 USS Bainbridge (DDG-96) の就役式典が、11/12 にフロリダ州の Port Everglades (Fort Lauderdale, Fla) で実施される。

ひょっとして既出だったかな ? (DID, 2005/11/8)
米 ITT Industries 社は、特殊作戦部隊の MH-47 チヌークに装備する AN/ALQ-211 SIRFC (Suite of Integrated Radio Frequency Countermeasures) を 4,190 万ドルで受注した。
米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社は米陸軍から、イラクに送る M93 フォックス NBC 偵察車の生存性向上改修を 1,900 万ドルで受注した。スラット・アーマーの追加、地雷対策としての装甲強化、CROWS 遠隔操作式機関銃、駆動系の強化を、17 両のフォックスに対して実施する。これにともない、浮航性は失われる。

打ち上げ低価格化 (DID, 2005/11/8)
AirLaunch LLC と DARPA は FALCON/Common Aero Vehicles 計画を推進している。これは、500 万ドル以下の安価な極超音速機で、指令を出してから 24 時間で衛星打ち上げを可能にしようというもの。この計画の次期ステップ・フェーズ 2B として AirLaunch LLC 社は 1,780 万ドルの契約を獲得、小型ブースター QuickReach の開発を続行することになった。フェーズ 2A では、ダミーのロケットを C-17A から安全に空中投下できるかどうかを実際に試して成功させている。
AirLaunch LLC が率いる AirLaunch FALCON チームには、以下の企業が参画している。
  • Space Vector (Burbank, CA) : 打ち上げ、インテグレーション支援、アビオニクス、キャリアの保管と打ち上げを担当
  • Universal Space Lines LLC (Newport Beach, CA) : Vehicle Management System のハードとソフト、飛行制御システムを担当
  • Orion Propulsion Inc. (Huntsville, AL) : 推進機の試験機材と、試験そのもののサポートを担当
  • Delta Velocity Corporation (Purcellville, VA) : ペイロード・フェアリングなどを担当
  • HMX (Reno, NV) : 推進機のタンクとエンジン部分を担当

必死な国々 (Defense-Aerospace.com, 2005/11/7)
ロシア製の Mirena-e 型エアクッション揚陸艇 (排水量 105t、最高速度 55kt) が、11/11 に韓国の仁川に到着する。これは、韓国の対露債務に対する返済の一環として現物払いしたもの。10/14 に Khabarovsk を出発している。韓国ではこの艇を、浅海面でのサルベージや、人員・貨物の輸送用に使用する。
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米陸軍から、5.56mm・7.62mm・12.7mm の弾薬を、総額 7,800 万ドルで受注した。同社は 2000 年 4 月以降、着実に弾薬の受注を増やしており、FY2005 には総額 3 億 5,000 万ドルで 12 億発を受注している。さらに、2006 年 3 月までに、年産 15 億発まで製造能力を強化する。
中国は EU に対して、過去 16 年にわたって続いている武器禁輸措置の解除を要請した。フランスとドイツは解除に前向きだが、イギリスやその他の EU 諸国は反対している状況。
国連の The International Advisory and Monitoring は、米 KBR (Kellogg, Brown and Root) 社がイラクで受注した燃料やインフラ債権の契約 (イラクの石油輸出によって代金を賄っている) が 2 億ドルほど金額過大であり、アメリカからイラクに 2 億ドルの支払いが必要だという報告をまとめた。

OIF 次期ローテーション (AFISNews, 2005/11/7)
Donald H. Rumsfeld 国防長官は 7 日、2006 年半ばから開始される次期 OIF (Operation Iraqi Freedom) ローテーションの派遣部隊を発表した。全部で 92,000 名ほどで、そのうち 65,000 名超が現役、残りが予備役と州兵。主要参加部隊は以下の通り。
  • 第 25 歩兵師団司令部、同師団の第 3 旅団 (Schofield Barracks, Hawaii)
  • 第 13 軍団支援コマンド (Fort Hood, Texas)
  • 第 34 歩兵師団・第 1 旅団 (Minnesota Army National Guard)
  • 第 1 歩兵師団・第 2 旅団 (Schweinfurt, Germany)
  • 第 2 歩兵師団・第 3 旅団 (Fort Lewis, Wash.)
  • 第 82 空挺師団・第 3 旅団 (Fort Bragg, N.C.)
  • 第 10 山岳師団・第 2 旅団 (Fort Drum, N.Y.)
なお、この件とは別に、第 1 歩兵師団・第 1 旅団 (Fort Riley, Kan.) がイラクに展開する。
現在、陸軍は 12 ヶ月、海兵隊は 7 ヶ月サイクルでイラク派遣を実施している。一方、イラク軍は 21 万人に達しており、1 個師団・4 個旅団・23 個大隊が作戦を主導する能力を持ち、来年 1 月までに、さらに 1 個師団・9 個旅団・50 個大隊が加わる予定。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/11/7)
米 DynCorp International 社は米陸軍から、UH-1H の再生作業に関する $406,000,000 の契約の一環として、$9,124,802 分の納入指令を受領した。
米 United Technologies 社は米空軍から、F119 エンジンに関する修正契約を $17,289,860 で受注した。これは、Edwards AFB で実施しているテスト作業をサポートするためのもの。
米 L3 Communications Vertex Aerospace 社は米空軍から、C-12J を対象とする計器換装作業 (electronic flight instrument systems modification) に関する修正契約を $7,347,460 で受注した。
米 Jianas Brothers Packaging 社は国防兵站局 (DLA) から、四軍向けのココア・パウダー、モカ・カプチーノ、フレンチ・カプチーノ、ココア・ヘーゼルナッツ、レモンティー、アップルサイダーを $7,355,180 で受注した。
米 Raytheon 社は米海軍から、SM-2 Mk.45 mod.14 目標探知機器の FY2005 分テストをサポートするための、SM-2 ブロック IIIB の設計とエンジニアリング・サービス、試験機材に関する修正契約を $7,861,938 で受注した。

最近の米海軍 (NavNews, 2005/11/7)
USS Theodore Roosevelt (CVN-71) と CVW-8 (VF-213, VF-31, VFA-87, VFA-15, VS-24, VAW-124, VAQ-141, HS-3) は 9/24 以来、ペルシア湾から合計 2,070 ソーティの出撃を実施した。そのうち OIF 関連は 624 ソーティ、海洋安全確保任務が 557 ソーティとなっている。この空母打撃群 (CSG : Carrier Strike Group) には、USS San Jacinto (CG-56)、USS Oscar Austin (DDG-79) and USS Donald Cook (DDG-75) が随伴、洋上警備などの任務に従事している。
USS Alabama (SSBN-731) から、最後のトライデント C-4 ミサイルが降ろされた。この後、同艦は Puget Sound Naval Shipyard に回航されて、トライデント D-5 ミサイルへの換装を実施する。トライデント C-4 はポセイドン C-3 の代替として 1979 年から配備が始まった SLBM。
11/6 に Norfolk に帰港した USS Harry S. Truman (CVN-75) は、洋上で 1,800t の弾薬を USS Dwight D. Eisenhower (CVN-69)、USS Enterprise (CVN-65)、USNS Arctic (T-AOE-8) に移送した。このとき、弾薬庫からすべての弾薬が格納庫に引っ張り出されて移送準備を整えた後、他の艦に搬送されている。なお、Truman は 18 ヶ月にわたる高オプテンポ状態の後で、2006 年 1 月から Planned Incremental Availability の作業に入る。
USS Hurricane (PC-3) と USS Squall (PC-7) が 11/1 に San Diego を出航、新たな母港となる Norfolk に向かった。

国防相怒る ! (AFISNews, 2005/11/7)
訪米中の John Reid 英国防相は、Donald H. Rumsfeld 米国防長官とともに記者会見して、イラクに対するイランの浸透ぶりに対する懸念を表明した。これは、イラクにおける騒擾の背後に、イランの後援を受けた勢力がいるというもの。イランに拠点を置くテロリスト・グループがイラクで活動して、イギリス軍に対して IED 攻撃を仕掛けているという証拠はないものの、ここ数ヶ月の間に、イランとつながりがある Hezbollah のようなグループがイラクに入り込んで、イギリス軍と敵対しているのは確かだとしている。
Hezbollah (神の党) は 1982 年からレバノンで活動しているが、これはイランの後援を受けている組織であり、1983 年に Beirut で発生した自動車爆弾事件 (米海兵隊員 241 名が死亡) への関与も取り沙汰されている。
また、Reid 国防相は、イランの核開発計画が IAEA (International Atomic Energy Agency) の懸念事項になっている点も指摘した。

今日のイラク V (AFISNews, 2005/11/7)
イラクの Anbar 省で実施している対テロ作戦では、特別に選抜されて訓練を受けたイラク人部隊 "Desert Protector" が活躍している。現在の人数は 29 名で、イラク軍正規部隊 2,000 名ほどとともに作戦行動中。また、米海兵隊とも共同作戦を行っており、自爆攻撃を未然に防止する等の成果を挙げている。

今日のイラク IV (AFISNews, 2005/11/7)
Task Force Baghdad 所属の兵士 4 名が、Baghdad 南方の検問所で自動車爆弾攻撃に遭って死亡した。
第 75 レンジャー聯隊の兵士が、拘束者に対する不当行為をはたらいた容疑で、統一軍事裁判法に基づいて 11/5 に訴追された。これは 9/7 に殴る蹴るの暴行をはたらいたというもの。

今日のイラク III (AFISNews, 2005/11/7)
Husaybah では、"Operation Steel Curtain" が 3 日目を迎えた。
避難民のために設けられた安全地帯の入口近くで、イラク軍が女装したテロリスト 3 名を発見して射殺。いずれも武器を振り回しながら検問所に接近してきたもので、女性や子供の陰に隠れようとしたが、結局は射殺された。この手の戦術は、5 日に Buhriz (Baghdad 北方 35 マイル) でも用いられており、女性を装ったテロリストが警官 6 名を殺害、市民多数を負傷させる事件を起こしている。
イラク軍は、市民を戦闘に巻き込まないように退避施設を用意したり、糧食などを提供する人道支援活動を実施したりしている。また、市民がイラク軍に情報を提供して、それに基づいて拘束、あるいは武器集積所の発見につながった事例もある。
テロリストの小グループによる攻撃は続いているものの、掃討は進展中。学校ではテロリストの死体が発見されたが、これには手榴弾のトラップが仕掛けてあり、動かすと爆発するようになっていた。また、装填済みの RPG も発見されている。これ以外でも、テロリストが学校やモスクを攻撃拠点に使用する例は多い。
これまでに殺害が確認されたテロリストは 36 名、一般市民の死傷者は報告されていない。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/11/7)
10/31 付で、Baghdad 南西地域の担当部隊が、ジョージア州兵・第 48 旅団戦闘チームから第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘チームに引き継がれた。
Task Force Baghdad 麾下、第 10 山岳師団・第 6 野戦砲兵聯隊・第 3 大隊の兵士が Abu Ghraib をパトロール中に、助けを求める市民に遭遇。熱湯を浴びて、全身の 6% に相当する第 2 級火傷を負った 9 歳の子供がいたため、地元の病院に担ぎ込んだ。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/11/7)
6 日、第 2 海兵遠征軍・第 2 海兵師団・第 2 聯隊戦闘団所属の海兵隊員 1 名が Husaybah で撃たれて、Task Force Band of Brothers 所属の兵士 1 名が Dawr の近くで IED 攻撃に遭って、それぞれ死亡した。イラク人通訳 2 名も負傷したが、こちらは医療施設に送られた。
Baghdad 東部の Adhamiyah で、学校の近くに IED が設置されたという通報を受けて警察が出動。発見された IED は、ポールに擲弾を取り付けて、歩道に張り渡したワイヤーを引っかけると爆発する仕掛けになっていた。警察の処理班が処分と併せて周辺を捜索したところ、別の擲弾も発見されたが、こちらは起爆装置が取り付けられていなかった。
Salman Pak では、爆弾を設置しようとしていたテロリストをイラク軍部隊が発見して銃撃戦になり、テロリスト 1 名が殺害された。逃走した残りのテロリストに対する捜索を実施中。また、発見された爆弾は撤去された。
Task Force Baghdad 麾下、第 9 野戦砲兵聯隊・第 1 大隊の兵士が市民からの通報を受けて出動、Baghdad 東部で 4 名を拘束。外国人テロリストを使った攻撃に関係があるとみられる。
第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘チームは 4 日、大規模な武器集積所を発見。第 502 歩兵聯隊・第 2 大隊・D 中隊の兵士が Baghdad International Airport 南方で集積所を発見したほか、全部で合計 18 ヶ所を発見、テロリスト 3 名を拘束。集積所の中身は、82mm 迫撃砲弾 90 発、手榴弾 40 発、RPG 22 発、RPG 発射器 8 基、ロケット 7 発、155mm 砲弾 4 発、60mm 迫撃砲 4 門、AK-47 自動小銃 3 挺、自動擲弾発射器 2 基、迫撃砲用照準器 2 第、迫撃砲弾の推進薬 2 袋、パイプ型爆弾 2 個、120mm 迫撃砲弾 1 発、7.62mm 弾のケース、自家製ロケット発射器、TNT 火薬 800g、導爆線 300 フィート、その他の爆弾製造材料、ボディ・アーマー 4 組など。
Baqubah 近くの検問所では 5 日、武器を積んで検問所の突破を図った自動車が、米軍の 1 個小隊によって阻止された。警告射撃を受けた自動車は溝に突っ込み、乗っていた 2 名は逃走。この自動車には、破片手榴弾 13 発、IED 製造に使われる圧力起爆ワイヤー、AK-47 自動小銃 8 挺と弾薬多数が積まれていた。

今日の CENTAF (AFNews, 2005/11/7)
OIF (Operation Iraqi Freedom) では、近接航空支援と武装偵察ミッションを合計 50 ソーティ実施。米空軍の F-16 と米海軍の F-14 が、Al Qaim、Balad、Tal Afar で近接航空支援を実施した。ISR ミッションは米海空軍が合計 8 機を出動させて、さらに英空軍機も参加。
OEF (Operation Enduring Freedom) では近接航空支援と武装偵察ミッションを合計 20 ソーティ実施。米空軍の A-10 が Khowst で支援任務に従事。ISR ミッションは米空軍が 4 機を出動させて、さらに英空軍機も参加。
米空軍の C-130 と C-17 が CENTAF 担任地域で合計 155 ソーティを実施、貨物 130t と人員 3,300 名以上を輸送。また、オーストラリア・日本・韓国の C-130 も空輸任務を実施。米英空軍の給油機は合計 32 ソーティの出撃を行い、240 万ポンドの燃料を給油。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/11/6)
"Operation Steel Curtain" を 5 日に発動して以来、米海兵隊は合計 17 名のテロリストを殺害した。ただし、それを超える分についてはまだ確認できていない。
テロリストがモスクに立てこもって反撃してくる事件が 2 ヶ所で発生したが、どちらもイラク軍部隊が内部に突入して捜索を実施した。ところが、先にテロリストが "消毒" してしまった後。そのほか、一般のビルを攻撃拠点に使用している事例もある。
イラク軍と米海兵隊は、Husaybah ですべての建物を捜索している。捜索の過程で建物にダメージが生じたという申立が所有者からあった場合には、調査して報告することになっており、この作業を担当するために海兵隊員が専任チーム 5 個を編成している。また、作戦の関係で家にいられなくなった住民 450 名に対して、仮住まいや食料品などを提供した。これまでのところ、市民の死傷者は報告されていない。
海兵隊とイラク軍は Hit、Hadithah、Barwana、Haqlaniyah、Sadah、Rawah、Amiriyah、Ferris で合同プレゼンスを確立しており、Husaybah でも同様の状況を目指す。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/11/6)
Task Force Band of Brothers のパトロール隊が FOB (Forward Operating Base) Anaconda の近くで 5 日、武器集積所 2 ヶ所を発見した。これらの現場には、砲弾 30 発ほど、数ダースのロケット、RPG 発射器 5 基、迫撃砲、機関銃、小火器用の弾薬に加えて、タイマーをはじめとする爆弾製造材料もあった。
5 日の近接航空支援と武装偵察ミッションは合計 56 ソーティ、空軍の F-16 が Husaybah に出動して建物を爆撃で破壊した。ISR ミッションは米海空軍が 10 機、さらに英空軍機も出動。カナダや日本の C-130 も輸送任務を実施中。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/11/5)
イラク陸軍兵士 1,000 名ほどと米海兵隊員 2,500 名ほどが、シリア国境近くの Husaybah でアルカイダ掃討作戦 "Operation Steel Curtain" を開始。現在、小火器と自家製爆弾を使った抵抗を受けているところ。イラク軍が、複数の大隊で構成される大規模な作戦行動を実施するのは初めてのこと。
Husaybah はシリアとの国境に近い街で、外国からやってきたテロリストの活動拠点になっているほか、武器や資金を密かに持ち込む際の通過点にもなっているとされる。作戦に際しては、Qaim 地区の出身者を選抜してイラク軍や米軍の部隊に配属、偵察に従事させている。
これまでに、爆弾と地雷が合計 6 発発見されたほか、航空攻撃で自動車爆弾の疑いがある車輌を破壊した。航空攻撃は、敵の拠点を対象にして合計 9 回実施しており、海兵隊やイラク軍が交戦している、敵兵が立てこもった建物だけを潰すようにして、市民の被害を局限する、としている。現時点で、イラク軍、米軍、一般市民の死傷者は報告されていない。 この作戦は、より大規模なアルカイダ掃討作戦 "Operation Hunter" の一環で、12/15 の選挙に向けて、シリアとの国境地帯に恒久的なプレゼンスと安定した環境を実現することを目指している。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/11/5)
Tallil 近郊で、戦闘と関係ない車輌事故が発生、1 名が死亡、3 名が負傷。いずれも所属は Multinational Security Transition Command Iraq。そのほか、Habbaniyah で地雷を踏んだ車輌に乗っていて負傷した第 2 海兵師団所属の海兵隊員 1 名が、4 日に死亡した。
Baghdad 東部では、車両隊が路傍爆弾の攻撃に遭い、Task Force Baghdad 所属の兵士 1 名が死亡。また、市の南方では銃撃戦に巻き込まれた Task Force Baghdad 所属の兵士 1 名が死亡した。 その Task Force Baghdad は、3-4 にかけて複数の武器集積所を発見。ロケット、自家製爆弾、迫撃砲、RPG 発射器、擲弾、弾薬など。特に、第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘チームが 3 日に市の西部で発見したものは大規模で、7.62mm 弾 2,000 発、RPG 15 発、57mm ロケット 3 発と発射器 1 台、80mm 弾 8 発、迫撃砲の床板 2 個、迫撃砲の照準器 1 個、18in 大の自家製爆弾 1 個があった。続いて発見された別の集積所では、81mm 迫撃砲弾 33 発、RPG 26 発、60mm 迫撃砲弾 17 発、57mm 砲弾 8 発、迫撃砲用の床板 3 個、破片手榴弾 2 個、120mm 迫撃砲弾 2 発、7.62mm 弾 300 発が発見された。
Baghdad 南東では、第 4 旅団戦闘チームが 5 名を拘束、武器集積所 1 ヶ所を発見。内容は、擲弾 19 発、AK-47 自動小銃 11 挺、RPG 8 発と発射器 2 基、ダイナマイト 5 個、拳銃 3 挺、RPK 機関銃 2 挺、狙撃銃 1 挺、導爆線、迫撃砲の照準器。
Baghdad 北西では 3 日、第 1 機甲師団・第 3 旅団が武器集積所を発見。200lb 爆弾 10 発、152mm 砲弾 25 発、122mm 砲弾 3 発、130mm 砲弾 1 発。また、同旅団の別のパトロール隊が、市の西方で別の武器集積所を発見。12.7mm 弾 76 発、ロケット発射器 4 基、迫撃砲 5 門、狙撃銃 1 挺。
Tal Afar では 4 日、イラク警察が迫撃砲攻撃の容疑者を拘束。怪しい赤のフォルクスワーゲンがいるという通報を受けて捜査したところ、件のクルマには 6 人乗っていた。さらに、迫撃砲攻撃の拠点とした疑いで、家の所有者など 5 名を連行。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/11/4)
米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社は米陸軍から、ストライカーの補修作業に関する修正契約を $69,130,000 で受注した。
米 Lockheed Martin Missile and Fire Control 社は米海軍から、レーザー誘導爆弾 5,100 発を対象にして GPS/INS 誘導装置を追加、デュアルモード化するためのテストとレトロフィット作業を、$65,521,581 で受注した。

最近の CENTAF (AFNews, 2005/11/4)
  • イラクでは、近接航空支援と武装偵察ミッションを 35 ソーティ実施。また、ISR ミッションについては米海空軍が 10 機、さらに英空軍機も出動。
  • 一方、アフガニスタンでは近接航空支援と武装偵察ミッションを 20 ソーティ実施。また、ISR ミッションについては米空軍とフランス空軍が 7 機を出動。
  • そのほか、米空軍の C-130 と C-17 が、イラク、アフガニスタン、"Horn of Africa" で 160 ソーティ以上の空輸任務を実施中。貨物 300t と人員 3,000 名を輸送。また、オーストラリア、カナダ、韓国からも C-130 が加勢している。
  • 2 日には米英仏の給油機が合計 31 ソーティの出動を実施、190 万ポンドの燃料を補給。
  • アフガニスタンの Bagram AB からは C-130×2 機がパキスタンに出動して、救援物資の投下を実施している。

今日のイラク (AFISNews, 2005/11/4)
Baqubah で 3 日、第 43 憲兵旅団所属の兵士が IED 攻撃に遭って死亡した。また、第 1 軍団支援コマンド所属の兵士が Tallil 近くで、戦闘外の事故に遭って死亡した。
Baghdad 中心部で 2 日、自動車爆弾が過早に爆発したせいでテロリスト 2 名が死亡した。このとき、近所の民家が火災に巻き込まれたほか、市民 1 名が巻き添えに遭って死亡した。消防隊が出動して消火に当たったほか、Task Force Baghdad も第 4 旅団戦闘チーム・第 8 騎兵聯隊・第 6 大隊のパトロール隊と EOD チームを出動させた。調査の結果、122mm 砲弾 1 発、ボールベアリング、自家製爆薬 80lb が使用されていたと判明。また、現場となった建物を捜索したところ、12mm 砲弾、手榴弾 5 発、AK-47 自動小銃 3 挺と弾倉、RPK 機関銃が発見された。
イラク陸軍・第 7 師団・第 1 旅団・第 1 代替と聯合軍は共同で、2 日に Ramadi で対テロ作戦を実施。AK-47 と RPG で武装したテロリスト 15 名と交戦、テロリスト数名を殺害。また、機関銃、自動小銃 2 挺、RPG 発射器 2 基、小火器用弾薬 1,200 発、推進剤スティック 10 本、ライセンス・プレート 2 枚、イラク陸軍の軍服 3 着、文書類を積んだ車輌も見つかった。
Baghdad では、Task Force Baghdad が 10/31-11/2 にかけて数件の捜索任務を実施、テロリスト数名を拘束。内訳は以下の通り。
  • 2 日、第 3 機甲騎兵聯隊・第 3 大隊が Baghdad 南方の検問所で 4 名を拘束。偽造 ID カードを所持していたほか、乗っていた車輌は過去に迫撃砲攻撃に使用された疑いがあると判明。さらに別件で 1 名を拘束。
  • 第 2 旅団戦闘チーム・第 15 歩兵聯隊・第 3 大隊の兵士が Baghdad 北東を 1 日にパトロールしていたときに、市民からの通報で武器集積所を発見。RPG 発射器、PKC 機関銃、銃弾数百発、イラク軍と米軍の制服若干を発見。
  • 31 日、Baghdad 西部の Abu Ghraib をパトロールしていた第 1 山岳旅団・第 1 旅団戦闘チーム・第 11 機甲騎兵聯隊・第 1 大隊の兵士が小火器による射撃を受けて交戦、航空機の応援を呼んで反撃。椰子の木陰に隠れていた 4 名を拘束。また、9mm 拳銃や "グリースガン"、弾倉を発見。周辺を捜索して、さらに 3 名を拘束。そのほか、負傷したテロリスト 1 名を拘束して病院送り。
Husaybah では 10/29 に、爆撃によってアルカイダ幹部を殺害。これは、テロリストのアジトを襲撃したときの出来事で、爆撃によって建物は破壊された。このとき、現場ではアルカイダの幹部が会合を開いていた。そのときのメンツは以下の通り。
  • Abu Asil : 北アフリカ出身のアルカイダ幹部。Abu Musab al-Zarqawi との関連も取り沙汰されている。Anbar 省で活動しており、外国人テロリストや自爆テロリストを集めて、イラク国内に送り込む任務を担当していた。
  • Abu Raghad : Husaybah 地域で活動していたアルカイダ幹部。聯合軍に対する IED 攻撃や自動車爆弾製造などを取り仕切っていた。
  • Abu Talha : Ubaydi 地域で活動していたアルカイダ幹部。聯合軍に対する IED 攻撃や自動車爆弾製造などを取り仕切っていた。
  • Abu Usama、Abu Salman : Husaybah 地域で活動していたアルカイダ幹部。地元でのテロ活動を取り仕切っていたほか、ロケット、SAM、地雷などの調達と分配も担当していた。

データ配信システムだそうだ (DID, 2005/11/4)
米 Raytheon 社 Operational Technologies and Solutions Division の Intelligence and Information Systems 部門は、GBS (Global Broadcast Services) のサポート業務契約を 5,000 万ドルで受注した。これは、これまで開発段階にあった GBS を実働システムに転換するためのもの。
GBS は 1996 年にボスニアに初配備された情報配信システムで、Hurricane Katrina の後始末にも持ち込まれている。これまで使用してきた MILSATCOM (MILitary SATellite COMmunications) に取って代わるものと位置付けられ、双方向の衛星通信を補完する存在として、パッケージ化されたデータのプッシュ/プル配信を実施する。端末機は、Eyaktek 社製の Satellite Receive Suite。
大量のデータ配信を行う場合には、大型の 18in アンテナを使用する。また、0.6〜1m アンテナでは、500nm 径のスポット・ビームを発信するトランスポンダー 2 基だとそれぞれ 24Mbps 、2000nm 径のスポット・ビームを発信するトランスポンダーだと 1.5Mbps の伝送能力を発揮する。アップリンクには Primary Injection Points、あるいは可搬式の Theater Injection Points を使用する。現時点で使用している衛星は米海軍の UFO 8/9/10 で、将来的には WGS (Wideband Gapfiller Satellite) に交替する。周波数帯は Ka バンド。

HMMWV 二題 (DID, 2005/11/4)
米 Goleta 社は、M1114 アップ・アーマード HMMWV に装備する自動消火装置と関連サポート業務を、1.340 万ドルで受注した。
米 AM General 社は、HMMWV Recap 計画に関連するサービス業務とパーツのサポート作業を受注した。契約額は最大で 6,700 万ドル、1,098 両の NSNs (National Stock Numbers) を対象にしたリビルドを実施する。

ひばりちゃん投入 (DID, 2005/11/4)
オーストラリアの Robert Hill 国防相は、イスラエルの Elbit Systems 社が開発した小型 UAV・Skylark IV×4 機をイラクに投入することを明らかにした。これは、AMTG2 (second rotation of the Al Muthanna Task Group) の支援用。さらに、将来の作戦行動における監視用として、UAV 関連の投資を進める方針を示している。
Skylark IV は近距離用の小型 UAV で、RQ-11 Raven より少し大型。翼幅 2.4m、航続時間 2 時間、行動半径 5-10km、総重量 5.5kg。速力 40kt、ペイロードはカラー TV カメラや熱線センサーなど。手持ち、あるいはレールから発進させて、携帯式の地上管制ステーションで操作する。主として、丘陵地帯の向こう側を偵察する等の用途が想定されている。

つよい JDAM をつくる (DID, 2005/11/4)
米 Harris 社は米 Boeing Integrated Defense Systems 社から、JDAM に装備する AJ GPS (Anti Jam GPS) モジュールを 1,820 万ドルで受注した。それとは別に開発費用が 390 万ドルかかっているため、総額 2,100 万ドルほどの商談になる。今後、全規模量産に入れば、2008 年には年間 5,000 万ドルほどの売上が期待できるとされる。

金ちゃんを締め上げる (JDW, 2005/11/2)
アメリカは北朝鮮に対して、核兵器などの WMD 開発の原資となる資金面からの締め付けを強化している。禁制品の具体例としては、麻薬、偽札 (特に 100 ドル札)、大量破壊兵器の関連部品、偽造タバコといったものがある。そのほか、大量破壊兵器に関わっているとされる北朝鮮の関連企業 8 社を新たにリストアップした。
北朝鮮は、禁制品の海上輸送が PSI (Proliferation Security Initiative) によって困難になったため、空輸に切り替えてきている。

Bowman フル装備 (JDW, 2005/11/2)
英陸軍の第 7 機甲旅団は、チャレンジャー 2 戦車とウォーリア歩兵戦闘車に Bowman 通信システムをフル装備して、数週間以内にイラクへの展開を予定している。これは 10/28 に John Reid 国防相が明らかにしたもの。
2005 年初頭から、第 12 機械化旅団が Bowman システムを装備してイラクに展開しているが、このときにはインターコムにトラブルが出て、チャレンジャー 2 とウォーリアへの装備ができなかった。そのため、フル装備状態での展開は第 7 機甲旅団が初めてとなる。

売りません & 売ります (JDW, 2005/11/2)
フランスの Thierry Breton 財務相は、フランス政府が 31.3% を保有している Thales 社の株式について「放出はない」という見解を示した。ただし、国営艦艇メーカー・仏 DCN 社については、Thales 社の海軍関連ビジネスとの合併構想を推進する方針を堅持しており、年内には話がまとまる模様。

買うのは止めました (JDW, 2005/11/2)
カナダは 2003 年から、CF-18 に搭載する新型短射程 AAM の導入プロジェクトを進めており、1 億 4,600 万カナダドルの予算を組んで、Python 5、AIM-9X、ASRAAM を対象とすクオリフィケーション・フェーズを実施した。その結果、ASRAAM の採用が内定していたが、2005-2006 年度予算の策定に際して予算配分の見直しが決まり、このプロジェクトは中止が決まった。

そんなカネがあるのか (JDW, 2005/11/2)
St.Petersburg に所在する露 Severnaya Verf 造船所は、ロシア海軍の多用途フリゲート・Project 22350 の受注を決めた。
このフリゲートは、同じ St.Petersburg に所在する Severnoye Design Bureau が設計した 8,000t 級の艦。1 番艦の価格は 4 億ドルほどと見積もられており、2009 年に納入の予定。ただ、ロシアの艦艇建造計画では、予算不足に起因する遅延に見舞われるのが常。

ウリナラ自走 SAM (JDW, 2005/11/2)
韓国の Doosan Infracore Defence Products 社 (旧 Daewoo Heavy Industries and Machinery) は、10 月末に開催された "Seoul Air Show 2005" に、韓国軍が要求している自走 SAM システムに対応する 8×8 装輪 AFV を出展した。使用しているミサイルは天馬 (Chun Ma) といい、車体屋根上に搭載した電気・油圧駆動式発射器の左右に、それぞれ 4 発ずつを装備する。また、E/F バンドの捜索レーダーと Ku バンドの射撃管制レーダーも装備する。

ウリナラ UAV (JDW, 2005/11/2)
韓国陸軍が、韓国初の国産 UAV・Night Intruder 300 を 5 システム、2004 年 12 月に受領完了していたことが明らかになった。これは ADD (Agency for Defence Development) と KAI 社が 1993 年から共同開発を進めてきていたもので、後者が量産を担当している。契約額は明らかにされていない。翼幅 6.4m、空虚重量 215kg、ペイロード 45kg。

ウリナラ・ティルトローター UAV (JDW, 2005/11/2)
韓国の KARI (Korea Aerospace Research Institute) は "Seoul Airshow 2005" で、ティルトローター式 UAV・Smart UAV のフルスケール・モックアップを公表した。通商産業・エネルギー省から 1 億 2,000 万ドルの予算をもらって 2002 年から開発を進めているもの。実現すれば、米 Bell Helicopter 社が米沿岸警備隊から受注している Eagle Eye に次いで、二番目のティルトローター式 UAV ということになる。

あなた、名前が長いよ (JDW, 2005/11/2)
マレーシアの会計監査当局が 2004 年度の報告として 9/30 に、マレーシア空軍が運用しているフライト・シミュレータ 3 基が稼働不可能になっていると報告していたが、Dato'Sri Mohd Najib Tun Abdul Razak 国防副大臣がこの度、この事実を公式に認めた。これは、Butterworth AB に設置されている、ホーク練習機のシミュレータ 2 基と F/A-18 のシミュレータ 1 基。予算不足で補修ができないのが原因。

人民解放軍的推力偏向噴射 (JDW, 2005/11/2)
中国が今年 7 月に 100 基を発注した推力偏向装置付きエンジン、AL-31FN の第一陣が納入された。年内に第二陣が続き、2006 年の第三四半期までに完納の予定。J-10 戦闘機への搭載用。さらに Su-27SK や Su-30MKK に搭載するため、大量の追加発注を検討中。
インドも AL-31FN エンジンに関心を示しているが、こちらは MiG-27 への搭載用。

ソマリアの海賊 (JDW, 2005/11/2)
ソマリア暫定政府が国際社会に対して、同国周辺海域における海賊対策への支援を要請している。ソマリアの海岸線はアフリカ諸国でも最大の 3,025km、1991 年に政府が瓦解して以来、まともにコントロールが及ばない状態が続いていることが海賊の跳梁跋扈を招き、暫定政府にとってはもっとも厄介な課題になっている。資金不足や、国境を越えた往来を簡単にできてしまうことが、こうした傾向に輪をかけている。ただ、近所のアフリカ諸国も、海軍戦力についてはへっぽこなのが実情。ケニアは支援を表明しているものの、哨戒機の不足を言い立てている。
一般的な手口は、まずニセの救難警報を無線で発して船舶をおびき寄せた後、それに乗り込んでハイジャックするというもの。

南ア向け潜水艦 (JDW, 2005/11/2)
南アフリカ海軍は、3 隻を発注している 209/1400MOD 型潜水艦の 1 番艦「S101」を、11/3 に公式受領した。209/1400MOD は 209 型の改良型で、イスラエル向けに建造した Dolphin 級や 214 型の経験を受けた改良が施されている。
1 番艦「S101」の船殼は 2001/5/22 に Kiel の HDW 社で組み上がり、2004/6/15 に進水した。2 番艦「S102」は洋上公試中、3 番艦「S103」は艤装中。それぞれ 2006 年半ばと 2007 年半ばに納入の予定。

対英プレゼンス強化 (JDW, 2005/11/2)
米 Lockheed Martin 社は 10/19 に英 Insys 社の買収を完了、Lockheed Martin UK Insys 社とした。この両者は英陸軍向けの LIMAWS(R) (Light Mobile Artillery Weapon System (Rocket)) の開発を共同で進めている仲。

COTS その 1 (JDW, 2005/11/2)
米 DRS Technologies 社の DRS Tactical Systems 部門は米陸軍から、FBCB2 で使用する端末コンピュータ・RVS330 rugged Applique Computer を 10,000 台以上、4,550 万ドルで受注した。このうち 5,000 台は海兵隊向け。すでに 15,000 台あまりの受注実績があり、これまでの受注総額は 2 億 2,500 万ドルに達する。
海兵隊はもともと、独自に C2PC (Command and Control for the PC) を使用していたが、これは陸軍の FBCB2 と互換性がないために方針を転換、旅団以下については FBCB2 を使うことにしたもの。 なお、DRS 社の最新型 FBCB2 端末は、CPU が Celeron/M 1.1GHz、USB 2.0 対応、さらに液晶ディスプレイを LED バックライト化している。

COTS その 2 (JDW, 2005/11/2)
英 EDO MBM 社は DSEi に、大型画面を持つ PDA・MINI-T Rugged Mini-Table コンピュータを出展した。これは従来の PDA より大型の、6.4in VGA タッチスクリーンを持つタブレット型 PDA で、重量 1kg、厚さ 30mm。CPU は ARM/200MHz で、メモリはフラッシュメモリが 128MB、RAM が 32-64MB、最大 1GB の SD/MMC カードを装着可能。動力源は標準型の AA バッテリ 4 基、インターフェイスは USB やイーサネット、PAL/NTSC テレビ出力など。

JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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