今週の軍事関連ニュース (2005/12/23)
 

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「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

サウジのタイフーン導入計画 (DID, 2005/12/23)
1985 年から "Al Yamamah" 計画の下でトーネードを導入してきたサウジアラビアだが、この度ユーロファイター・タイフーンの導入を決定した。Financial Times 紙が報じたところでは、導入機数は確定 48 機、オプション 24 機の合計 72 機。金額については BBC が 60 億ポンド (106 億ドル) と伝えているが、100 億ポンドという説もある。
サウジアラビア空軍 (RSAF) の現有主要戦力は以下の通り。このうち、トーネードがタイフーンで代替されることになる。
  • トーネード IDS×106 機 (7SQ, 66SQ, 75SQ, 83SQ, Dahlan)
  • トーネード ADV×24 機 (29SQ, Tabuk)
  • F-5E/F, RF-5 (17SQ, Taif)
  • F-15S×72 機 (Peace Sun IX で導入)
  • F-15C/D×62 機 (Peace Sun I〜VIII で導入)
タイフーンにとっては、これまでにオーストラリア (F-35)、チェコ (グリペン)、ギリシア (F-16C/D-52)、オランダ (F-35)、ポーランド (F-16C/D-52)、韓国 (F-15K)、シンガポール (F-15SG) と連敗続きで、当事者 4 ヶ国とオーストリア以外では初の受注事例。また、ノルウェーで F-35 と受注を競っている状況。

これからのイラク (AFISNews, 2005/12/22)
統合参謀本部の作戦担当を務める James T. Conway 海兵隊中将は、在イラク米軍が今後、第一線の戦闘任務から、イラク軍の作戦を支援する方向に任務を転換する、という見通しを示した。それと併せて、イラク軍自身の戦闘支援能力を育成する作業を進める。

予備役の動員状況 (DoDNews, 2005/12/21)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 5,889 名の減となっている。現在の動員内訳は、陸軍 116,946 名、海軍 4,078 名、空軍 8,122 名、海兵隊 8,742 名、沿岸警備隊 416 名。

巨大 SSGN 登場 (NavNews, 2005/12/22)
SSBN から SSGN に改修された USS Ohio (SSGN-726) が最初の洋上公試を終えて、ワシントン州 Bremerton の Puget Sound 海軍工廠に到着した。トライデント SLBM に代えて、トマホーク SLCM×154 発と特殊部隊要員 66 名を搭載可能としている。また、SEAL チームの輸送用に ASDS (Advanced SEAL Delivery System)、あるいは DDS (Dry Dock Shelter) を 2 基搭載する。さらに、UUV の発進/回収も可能。
2007 年までに、USS Michigan (SSGN-727)、USS Florida (SSGN-728)、USS Georgia (SSGN-729) が改修を終えてフリートに加わる予定。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/12/22)
  • 米 McDonnell Douglas 社は米海軍から、F/A-18E/F を対象とする兵站支援業務を $995,000,000 で受注した。5 年契約で、さらに 5 年分のオプション契約あり。すべてのオプションを行使した場合の契約総額は $2,900,000,000 となる見通し。
  • 米 Raytheon 社は米海軍から、ESSM×198 発、輸送用コンテナ×59 個、スペアパーツに関する修正契約を $152,454,637 で受注した。自国向けと、ドイツ、ギリシア、ノルウェー、スペイン、オランダへの輸出に関連する修正。
  • 米 Standard Aero 社は米海軍から、T56 エンジンの補修作業に関するオプション契約を、$84,736,368 で受注した。
  • 米 Rolls-Royce 社は米海軍から、MV-22/CV-22 で使用する AE1107C エンジンに関するオプション契約分 22 基を、$58,723,200 で受注した。
  • General Dynamics 社傘下、Electric Boat 社は米海軍から、USS Virginia (SSN-774) を対象とする Post Shakedown Availability (メンテナンス、補修、試験など) を $15,500,000 で受注した。
  • 米 Rolls Royce Engine Services 社は米海軍から、E-2 ホークアイが使用する T56-A-427 エンジン×175 基の補修作業に関する修正契約を、$11,098,010 で受注した。
  • 米 Sikorsky Aircraft 社は米海軍から、MH-60S ヘリに関する問題修正作業 (Engineering Change Proposal 4010) を $11,041,184 で受注した。
  • 米 Raytheon 社は米海軍から、SM-2 ミサイル用の MK698 テストセットに関する修正契約を、$10,886,556 で受注した。
  • 米 Raytheon 社は米海軍から、SSGN 改修 (訳注 : SSBN-726 級のことか) で使用する CCLS (Composite Capsule Launching System) カプセルを $8,837,325 で受注した。一緒に発注されている「B キット」は、CCLS で使用するアンビリカル・ケーブルなどで構成される。
  • 米 Raytheon Technical Services 社は米海軍から、サイドワインダー AAM、AN/SPS-49 レーダー、AN/USC-38 通信機器、AN/WSC-6 通信機器の補修用パーツを $6,501,184 で受注した。
  • 米 BAE SYSTEMS Information and Electronics Systems Integration 社は米海軍から、AN/UPX-37 デジタル IFF に関する修正契約を $6,079,440 で受注した。米海軍向け 43 基と米空軍向け 17 基で構成される。
  • 米 General Electric Engine Services 社は米陸軍から、UH-60 と AH-64 が使用する T700-GE-700/701/701C エンジンの、コールド・セクションを対象とするオーバーホールと再整備作業を $17,517,490 で受注した。$92,769,335 の契約の一環。
  • 米 Simula Aerospace and Defense Group 社は米陸軍から、M915A3 Crew Protection Kits と M915 Crew Protection Kit Optional Overlays に関する修正契約を、$6,501,900 で受注した。
  • 米 PNEC 社は国防兵站局 (DLA) から、陸軍向けのナンバー 2 燃料油 (burner #2) を、上限価格 $11,015,950 で受注した。

今日のイラク (AFISNews, 2005/12/22)
Task Force Baghdad 所属の兵士 1 名が Baghdad で、IED 攻撃に遭って死亡した。
Karabilah 北方で 21 日、イラク陸軍・第 1 介入部隊・第 1 旅団・第 3 大隊が、122mm 砲弾 2 発、100mm 砲弾 1 発、57mm ロケット 9 発、RPG 2 発、12.7mm 重機関銃を発見した。
Bayji 近辺を初めとするイラク中・北部では、合計 9 ヶ所の武器集積所が見つかった。米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チームは各種ロケット 1,000 発以上、迫撃砲弾 60 発以上、信管 79 個、対戦車地雷、機関銃弾、各種銃弾を発見。Kirkuk と Balad では合計 6 ヶ所の集積所が発見され、迫撃砲弾 20 発以上、ロケット 4 発、RPG 15 発が処分された。Dawr 近くでは。イラク陸軍・第 4 師団の手で、対空砲と砲弾 25 発が発見された。
近接航空支援と武装偵察ミッションは、合計 54 ソーティを実施。米空軍の F-15 と F-16 が Balad、Baqubah、Samarra に出動。ISR ミッションの方は、米海空軍が 10 機を出動させた。

小ネタいろいろ (Defense-Aerospace.com, 2005/12/18)
  • イギリスとサウジアラビアは、サウジアラビア軍の装備近代化に関するパートナー合意を締結した。合意文書の内容は明らかにされていない。
  • 仏 DCN 社は、フランス海軍の SSN を対象とするサポート業務契約を 4 億 600 万ユーロで受注した。第一陣として、8,000 万ユーロ分の作業を実施する。
  • スウェーデン軍国防資材局 (FFV) は Saab Bofors Dynamics 社に対し、次世代対戦車兵器・NLAW (Next generation Light Antitank Weapon) を総額 5 億クローネで発注した。NLAW は 2002 年からイギリスとスウェーデンが共同開発してきた、短射程の対戦車ミサイル。スウェーデン軍では "Robot 57" と称する。
  • 米 Harris 社は米海兵隊から 2005 年春に、AN/PRC-150 Falcon II HF 無線機 (1.6-60MHz)、AN/VRC-104(V)3 車載型無線機 (30-60MHz, 150W)、を 5 億 8,600 万ドルで受注しているが、さらに 7,500 万ドル分を上積みする追加受注を実現した。
  • エストニアの内閣は、英海軍中古の Sundown 級機雷掃討艇を 5,100 万ユーロで購入する計画を承認した。
  • 米 Boeing 社は、米空軍の E-4B NEACP 機を対象とする 5 年間の PSI (Product Support Integrator) 契約を受注した。さらに 5 年分のオプション契約がついており、契約額の上限は 20 億ドルに設定されている。同社は L3 Communications 社、Rockwell Collins 社、Greenpoint Technology 社と組んで、サポート業務を実施する。
  • 諾 Kongsberg Defence & Aerospace 社は NAPMA (NATO AEW&C Programme Management Agency) から、NATO の AWACS 機を対象とする近代化計画に関連して、同社が過去に開発した AWACS 用 HMI (Human Machine Interface) ソフトウェアのメンテナンス業務を受注した。
  • オランダとベルギーは、オランダ海軍中古の M 型フリゲート×2 隻の売却に関する契約に調印した。
  • Eurojet Turbo GmbH は、タイフーン戦闘機で使用する EJ200 エンジンの就役後サポート業務を 3 億ユーロで受注した。対象期間は 2009 年までだが、さらに延長されることになる模様。
  • ロシアは白海からカムチャッカに向けて、新型 SLBM・Bulava の試射を実施した。同ミサイルの試射は今回が 2 度目。射程 8,000km。
  • 米 L-3 Communications 社傘下のSPAR Aerospace Limited (L-3 SPAR) 社は、ノルウェー空軍が運用している C-130 の外翼交換作業を受注した。製造元では、C-130 の外翼は飛行時間が 26,000 時間を超えたら運用に制限をかけて、30,000 時間を超えたら使わないように勧告している。C-130E/H の外翼と中央翼を換装して延命を図る "Herc 2020" 計画の一環。

泥仕合 (DID, 2005/12/22)
ポルトガルは今年の 2 月に、墺 Steyr-Daimler-Puch 社製の 8×8 装輪 AFV・Pandur II×260 両を 2 億 8,000 万ユーロで発注すると決定したが、これに対して選に漏れた芬 Patria Vehicles 社 (AMV を提案) が、船艇プロセスに違法があったと主張して、司法機関による調査を要求する事態になっている。
ちなみにこの両者、チェコが計画している総額 10 億ドル規模の装輪 APC 調達計画でも競合中。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/12/21)
  • 米 Earl Industries, LLC 社は米海軍から、5 年がかりの MSMO (Multi-Ship Multi-Option) として発注した。まず、USS Theodore Roosevelt (CVN-71) に対して FY2007 に補修作業を施すための先行調達に関する第一陣を、$39,106 で実施。他の Nimitz 級 (CVN-69/71/73/75。さらにオプションとして CVN-65/70) にも対象を拡大して、すべての計画が実現した場合の契約額合計は $165,282,992 となる見通し。
  • 米海軍は、トナーなどの各種オフィスサプライ用品を、米 Corporate Express 社に対して $95,000,000、米 OFFICEMAX Contract 社に対して $50,000,000 で、それぞれ発注した。
  • 米 General Electric Transportation (GET) Aircraft Engines 社は米海軍から、F/A-18E/F が装備する F414 ターボファンの補修・交換を $34,000,000 で発注した。
  • 米 Lockheed Martin 社は米海軍から、KC-130J やその他の C-130J を対象とするエンジニアリング・サポート業務の修正契約を $32,799,358 で受注した。
  • 米 Raytheon 社は米海軍から、エジプト海軍の高速戦闘艇向けに FMS 経由で輸出する GMLS (Guided Missile Launcher Systems) Mk.49 mod.3×3 セットを $24,750,000 で受注した。RIM-116 RAM (Rolling Airframe Missile) の 21 連装発射器を中核とする。
  • 米 Kellogg Brown & Root Services 社は米海軍から、Hurricane Welma の災害復旧 (Task Order 0023) に関する第五次修正契約を $20,000,000 で受注した。
  • 米 GSE Dynamics Incorporated 社は米海軍 NSWC (Naval Surface Warfare Center) から、マストのフェアリングを対象とする補修作業 (Mast Fairing Assemblies and Repaired and Refurbished Fiberglass Composite Structures for the Naval Surface Warfare Center) を、$13,865,432 で受注した。対象となるのは、ロサンゼルス級 SSN の AN/BRA-34 (SSN-688 級) と AN/BRD-7。
  • 米 Systems Engineering Associates 社は米海軍から、SSTD (Surface Ship Torpedo Defense) ランチャー/キャニスターの開発・製造を $9,433,903 で受注した。
  • 米 Advanced Acoustic Concepts 社は米海軍から、AN/SQQ-89(V) 対潜戦指揮装置に関する修正契約を $8,134,009 で受注した。一部は FMS 経由の日本向け。
  • 米 Northrop Grumman 社は米海軍から、F/A-18A/B/C/D の寿命延長に使用する CBR+ (Center Barrel Replacement Plus)×37 セットを、$5,868,875 で受注した。
  • 米 Portion Pac 社は国防兵站局 (DLA) から、MRE で使用するスプレッド類を $24,785,000 で受注した。
  • 米 Troy 社は国防兵站局 (DLA) から、ナンバー 1 ディーゼル燃料、ナンバー 2 ディーゼル燃料、低硫黄型ナンバー 2 ディーゼル燃料を、上限価格 $6,059,578 で受注した。
  • 米 MPRI 社は米陸軍から、イラク・Baghdad 近くにある Butler Military Artillery Range の運用とメンテナンスの業務に関する修正契約を $8,773,871 で受注した。

今日のイラク (AFISNews, 2005/12/21)
Task Force Baghdad 所属の兵士 1 名が 19 日、Baghdad 南方で路傍爆弾攻撃に遭遇して死亡した。
その Task Force Baghdad 麾下、第 75 騎兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊の兵士は、Baghdad 北東で武器集積所を発見。内訳は、RPG 27 発、82mm 迫撃砲弾 3 発、RPG 発射器 13 基、AK-47 の弾薬 10,000 発、4.5mm 弾 400 発など。
Baghdad では 19-20 日にかけて、16 名を拘束、9 名を殺害。中には、自動車から人質を引きずり降ろして殺害したテロリストもいた。テロリストの車輌を米軍機が攻撃した後、生き残りを第 3 機甲騎兵聯隊・第 3 大隊の兵士が拘束。
Anbar 省では 20 日、"Operation Moonlight" でイラク陸軍が初めて、旅団レベルで作戦を実施。これは第 1 師団・第 1 旅団麾下の 5 個中隊によるもので、これを米海兵隊の第 2 聯隊戦闘団がオブザーバーとして支援。Ubaydi の掃討を実施した。敵兵との交戦は発生していないが、イラク軍兵士 1 名が路傍爆弾攻撃で負傷。
また、イラク陸軍・第 4 師団・第 1 旅団・第 1 大隊が 20 日、57mm 砲弾 100 発を発見。Baghdad では市民 2 名が路傍爆弾攻撃で負傷する騒ぎがあった。使用されたのは 125mm 砲弾を改造した IED で、負傷者はイラク軍が救出して病院に搬送。
米軍は、前政権時代に Baghdad 北方に設置していた弾薬貯蔵施設、Area Echo の処理を完了。小火器用から、迫撃砲弾、各種砲弾、1,000lb 爆弾、SAM など、さまざまな武器弾薬が貯蔵されていたもの。第 1 機甲師団・第 3 旅団が 20,000t もの武器弾薬を処分する作業を担当した。 近接航空支援と武装偵察ミッションは、合計 46 ソーティを実施。米空軍の F-16 と米価軍の F-14 が Balad で近接航空支援を行った。また、米海軍の F-14 と F/A-18 が Balad、Ramadi、Rawah に出動。ISR ミッションの方は、米海空軍とオーストラリア空軍が 11 機を出動させた。

小ネタいろいろ (Defense-Aerospace.com, 2005/12/21)
  • スウェーデンは、フランスが旗を振っている欧州共同の UCAV 開発計画・Neuron への参画を決定した。
  • スイス政府は IAI/Elta 社に対し、運用中の ESM システム・IFASS (Integrated Radio Reconnaissance and Transmission System) のアップグレードを 1 億 5,000 万スイスフラン (1 億 3,200 万ドル) で発注した。高速ターゲットを対象とする自動処理機能などを盛り込んだ、新しい脅威探知・分析機能を導入する。
  • Saab Systems 社は、スウェーデン陸軍向けの新型指揮統制 (C2) システムを受注した。
  • 英国防省が PFI の枠組みを使って推進中の Skynet 5 通信衛星計画に、3 基目の衛星が加わることになった。
  • 米ミサイル防衛局 (MDA) は、GMD (Ground-based Midcourse Defense) で使用する 8 基目の迎撃ミサイルを、アラスカの Fort Greely に設置した。カリフォルニアの Vandenberg AFB に設置されている 2 基と合わせると、10 基の迎撃ミサイルが配備された勘定。Fort Greely については、2006 年 1 月と同年末にもミサイルの増強が予定されている。
  • EADS 社はロシアの Irkut Corporation に対して 10% の出資を決定、両者は合意に署名した。金額にして 6,530 万ドル。さらに経営陣にも人を送り込む。
  • 露 Ulan-Ude Aviation Plant は、チェコから受注していた Mi-171SH の最終号機を納入した。全部で 26 機を納入しているが、そのうち 16 機が Ulan-Ude 製。
  • 12/20 に、ASTER 30 ミサイルの地上発射型が、試射を成功裏に実施した。
  • チェコ空軍が保有している L-159A がすべて、アップグレード作業を完了した。
  • 米 Boeing 社は、陸上自衛隊向け AH-64D (AH-64DJP) の初号機を富士重工に送り出した。確認試験や日本独自の要求に合わせた手直しを、富士重工で実施することになっている。
  • 米 L-3 Communications 社は、同社傘下の SPAR Aerospace Limited (L-3 SPAR) 社と HAI(Hellenic Aerospace Industry) 社はギリシア空軍の C-130H を対象とするアビオニクス更新を行っているが、その初号機の納入セレモニーが、ギリシアの Tanagra にある HAI 社工場で開催された。
  • 米軍はイラクとクウェートに展開している HMMWV 乗員に対して、冷却機能付きベスト 500 着を試験的に導入している。
  • 12/8 に、組み立て中の F-35A 初号機に対して水平尾翼の取り付けが実施された。先に降着装置の取り付けも行われているほか、12/7 には兵器倉の扉も取り付けられた。この後、エンジンの搭載作業を控えている。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/12/20)
  • Lockheed Martin Space Systems 社は米海軍から、トライデント D5 SLBM を対象とする FY2006 分のサポート業務 (Missile Production and Deployed System Support) を、$869,027,433 で受注した。
  • 米 Boeing 社は米海軍から、米海軍、米空軍、マレーシアとクウェートの両国を対象とするエンジニアリング・技術サポート/メンテナンス業務を $18,802,494 で受注した。F/A-18, AV-8B, KC-135, B-1B, C-17, C-40, C-32, F-15 といった航空機が対象。
  • 米 Sterling Foods 社は国防兵站局 (DLA) から、MRE で使用するパン類を $39,911,331 で受注した。
  • 米 Caravan Trading 社は国防兵站局 (DLA) から、MRE で使用するパウンドケーキを $7,416,666 で受注した。
  • 米 Wornick 社は国防兵站局 (DLA) から、MRE で使用するトルティーヤとクッキーを $5,651,000 で受注した。
  • 米Lockheed Martin 社は米陸軍から、TADS で使用するディスプレイ/制御ユニット (Target Acquisition Designation Sight Electronic Display and Controls and Various Spares) を $18,876,095 で受注した。
  • 米 BAE Systems Land & Armaments LP 社は米陸軍から、ブラッドレー歩兵戦闘車と MLRS を対象とする技術支援/兵站業務に関する修正契約を $11,000,000 で受注した。
  • 米 Robertson Aviation 社は米陸軍から、AH-64 で使用する燃料タンクを $6,685,092 で受注した。$19,588,077 の契約の一環。

今日のイラク (AFISNews, 2005/12/20)
イラク陸軍・第 8 師団が、対テロ作戦/戦術に関する承認を受けた。これにより、同師団は自前で作戦の準備・計画・実施が可能になり、聯合軍による支援は限定的なものとなる。
Tikrit では、設置しようとしていた IED が過早爆発を起こし、テロリスト 1 名が死亡、数名が負傷する事件が 19 日に発生、警察と米陸軍・第 3 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームが出動した。使用した IED は 155mm 砲弾を改造したものと判明。また、周辺捜索の結果、砲弾やその他の IED 製造材料が見つかった。
近接航空支援と武装偵察ミッションは、合計 50 ソーティを実施、米空軍の F-16 と米海軍の F/A-18 が Salman Pak で敵軍を精密誘導兵器で攻撃。また、米海軍の F-14 が Balad と Hawijah で近接航空支援を実施。ISR ミッションの方は、米海空軍とオーストラリア空軍が 13 機、さらに英空軍機が出動。

OEF ローテーション変更 (DoDNews, 2005/12/20)
OEF (Operation Enduring Freedom) の次期ローテーションとして、第 10 山岳師団・第 4 旅団全体を派遣する計画になっいたが、これを変更、歩兵大隊に砲兵隊・通信部隊・戦務支援部隊を増強した任務部隊を派遣することになった。現在、アフガニスタン派遣部隊は 19,000 人だが、これを 16,500 人に縮小する。
なお、アフガニスタン軍の規模は 27,000 名、警察官は 55,000 名。

小ネタいろいろ (Defense-Aerospace.com, 2005/12/18)
  • デンマーク陸軍は BAE Systems Hagglunds 社に対し、CV9035 歩兵戦闘車×45 両を 1 億 2,300 万ユーロで発注した。これで CV90 シリーズのカスタマーは 6 ヶ国、受注総数は 1,170 両となった。
  • ドイツ陸軍の新型装軌式歩兵戦闘車・Puma の 1 号車が独 Rheinmetall Landsysteme 社の Kassel 工場で公表された。
  • Edwards AFB で #4009 を使用して実施していた、F-22A 用デジタル電子戦システム (BAE Systems 社製) に関するテストが完了した。F-22A Product Improvement Program の一環として実施していたもの。従来のアナログ受信機に代えてアナログ・デジタル変換器能を導入、FPGAs (Field-Programmable Gate Arrays) を用いることで、コストと消費電力、そして重量を低減した。
  • 西 Navantia 社は、スペイン海軍向けに 4 隻を建造する S-80 潜水艦で使用する戦闘指揮装置を、米 Lockheed Martin 社に発注した。8,800 万ユーロほどの取引になる。
  • White Sands で、米 Raytheon 社が開発中の PAASM (Precision Attack Air-to-Surface Missile) の試射が、UH-1 ヘリを使って実施された。M299 ランチャーを利用して、点火・分離・飛翔が問題なく行われた。
  • Alcatel Alenia Space 社は、仏国防省向けに軍用通信衛星 Syracuse 3 が国防調達局 (DGA) によって受領された、と発表した。2 ヶ月前に打ち上げられた後、システム・テストを実施して 11 月半ばから稼働を開始している。
  • 米 Lockheed Martin 社は、NAVSTAR 衛星の最新型、GPS IIR-14(M) が完全に実働可能になったと発表した。アンテナを改設計してシグナル出力を高めたほか、暗号化機能の改良、耐妨害性の強化、民間用第 2 波の実装、などの改良が施されている。
  • アメリカ政府は、1993 年に始まった U.S. Humanitarian Mine Action Program の下で、今年は地雷除去活動のために 10 億ドルあまりを支出した。過去に紛争があった場所で、残された地雷を除去するのがこの活動の目的。

まだまだ現役トーネード (DID, 2005/12/18)
英国防総省は英 BAE Systems 社に対し、トーネード GR.4×139 機を対象とするメンテナンスとアップグレード (Combined Maintenance and Upgrade) の作業を 1 億 3,000 万ポンド (2 億 3,050 万ドル) で発注した。また、英 Rolls-Royce 社に対しても、トーネード GR.4/F.3 が装備する RB199 エンジンに関する 1 億 8,50 万ポンド (3 億 3,000 万ドル) の契約発注している。
トーネードについては 10 年越しの契約で、BAE Systems Customer Solutions & Support 社がメンテナンスとアップグレードを行う枠組みがあり、RAF Marham で作業を行うことになっている。RB199 エンジンの方は EOCET (RB199 Operational Contract for Engine Transformation) という 5 年分の枠組みができている。いずれも、先に実施したパイロット・スキームがうまく機能したため、本格的に導入する運びになったもの。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/12/19)
  • 米 Associated Petroleum Products 社は国防兵站局 (DLA) から、ガソリンと、ナンバー 2 ディーゼルなどの各種ディーゼル燃料に関する価格修正契約を、$17,971,409 で受注した。陸・海・空軍と民間政府部局向け。
  • 米 City Service Valcon 社は国防兵站局 (DLA) から、ガソリンと、ナンバー 2 ディーゼルなどの各種ディーゼル燃料 (低硫黄分燃料を含む) に関する価格修正契約を、$10,160,180 で受注した。陸・海・空軍と民間政府部局向け。
  • 米 Reyes Industries 社は国防兵站局 (DLA) から、タクティカル・ベストを $5,658,000 で受注した。
  • 米 General Dynamics Advanced Information Systems 社は米海軍から、Middleware Sensor Integration に関する初期段階契約を $6,735,066 で受注した。すべての契約が実現した場合、上限額は $65,000,000。最新の COTS (Commercial Off-The-Shelf) オープン・アーキテクチャ製品を利用して、海軍が使用するセンサー、兵装、戦闘システムをインテグレーションするもの。
  • 米 FlightSafety International 社は米海軍から、UC-12B/F/M のシミュレーター訓練業務を $6,682,078 で受注した。パイロットの初等訓練と反復訓練、パイロット以外の搭乗員を対象とする訓練を行う。
  • 米 International Marine and Industrial Applicators 社は米海軍から、SSBN と SSGN の塗装作業などを $42,038,399 で受注した。

今日のイラク II (AFISNews, 2005/12/19)
MND-CS (Multinational Division Central South) に、2003 年春から 5,000 人を越える部隊を派遣していたウクライナ軍が、所定の派遣期間を終了して撤収することになり、Camp Delta で式典を開催した。通常は 6 ヶ月単位のローテーションだが、一部の兵士はもっと長く展開していた。 在イラクのウクライナ軍は、2004 年に "Mahdi Army" との戦闘で若干の犠牲者を出している。その一方で、イラク陸軍・第 8 師団の育成を担当した。

今日のイラク I (AFISNews, 2005/12/19)
Ramadi で 18 日、第 2 海兵遠征軍・第 2 海兵師団所属の海兵隊員 1 名が、小火器で撃たれて死亡した。
Ubaydi 東部では、イラク陸軍 3 個大隊が投入されて、"Operation Moonlight" なる捜索作戦が始まった。参加しているのは、第 1 師団・第 1 旅団麾下の 3 個大隊と、米海兵隊・第 2 聯隊戦闘団・第 6 海兵聯隊・第 3 大隊、それと第 2 海兵航空団 (2MAW)。Qaim 地区東方では、Husaybah、Karabilah、Ubaydi などの街で、11 月に実施した "Operation Steel Curtain" によってアルカイダ関係者を一掃したとされている。
近接航空支援と武装偵察ミッションは、合計 50 ソーティを実施。米空軍の F-16 が Tal Afar で精密誘導兵器を使った地上攻撃を実施。ISR ミッションの方は、米海空軍とオーストラリア空軍が 12 機、さらに英空軍機が出動。

小ネタいろいろ (Defense-Aerospace.com, 2005/12/19)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は 16 日、パキスタンに M109A5 自走榴弾砲 115 両とスペアパーツ、補修用パーツ、試験機材、文書類など一式を 5,600 万ドルで売却すると議会に通告した。パキスタンが運用している旧い M109A2 の代替用。
  • イタリア海軍向け NH90 の初号機が、12/15 に初飛行を実施した。イタリア海軍は 56 機の NH90 を調達予定で、そのうち 10 機が戦術輸送型、残り 46 機を艦載ヘリとして対潜戦 (ASW) と対水上戦 (ASuW) に使用する。
  • イスラエルの Elbit Systems 社傘下、El-Op 社は、韓国空軍の KF-16 に装備する偵察機材 (Real Time EO/IR Long Range Oblique Imagery Systems) を受注した。契約額は 5,000 万ドルほど。
  • アイルランドは、ロシアが保有する化学兵器を廃棄するために 30,000 ユーロの資金を提供する。これはイギリスが主導して進めている、Global Partnership Programme を対象とするもの。

カナダも UAV の本格導入に舵を切る ? (DID, 2005/12/18)
カナダは総額 5 億カナダドル (4 億 2,000 万ドル) をかけて、2010 年までに高々度用 UAV の配備実現を目指す JUTAS (Joint Unmanned Surveillance Target Acquisition System) 計画をスタートさせる。カナダ軍は現在、仏 SAGEM 社製の CU-161 Sperwer や米 AeroVironment 社製の RQ-11 Raven を使用している。このうち Sperwer はアフガニスタンに持ち込んで使用中で、事故を何度も起こしているものの、選択を間違えたとは認識されていない。

今日のイラク (MNF-I Press Release, 2005/12/18)
Kirkuk で 17 日、地元民からの通報で武器集積所 2 ヶ所を発見。これは、テロリスト 2 名を取り押さえた市民が Joint Coordination Center に知らせてきたもので、それを受けてイラク軍と米軍が現場に駆けつけて、砲弾 20 発を発見、件の 2 名を拘束。別の場所でも迫撃砲弾 2 発、RPG 2 発、対空砲弾若干を発見。
Task Force Band of Brothers は 15 日、Hawijah 近くで武器集積所を発見。第 101 空挺師団 (航空強襲) の偵察ヘリが怪しい場所を発見して、無線で知らせを受けた第 1 旅団戦闘チームが現場に向かった。最初にヘリが発見したのは 55gal 入りドラム缶 7 個で、さらに地上部隊が無線機 414 台、回路基盤 48 個、タイマー 100 個以上、AK-47 の弾薬、導爆線、バッテリ、爆弾製造マニュアルを発見。 Tikrit で 17 日、"Operation Eagle Watch" によって 15 名を拘束。これは第 101 空挺師団 (航空強襲) が FOB(Forward Operating Base) Speicher 近辺で行っている作戦で、2 機の UH-60 に乗った偵察要員 (Pathfinders) が上空から監視を行い、地上軍を差し向ける方法をとっている。そして、件の 15 名に加えて、AK-47 自動小銃、RPK 機関銃、銃弾数百発を発見。
Task Force Baghdad 麾下、第 64 機甲聯隊・第 1 大隊の兵士が、Tissa Nissan の住民から通報を受けて出動、武器集積所を発見。内訳は、60mm 迫撃砲弾 7 発。別の場所でも 60mm 迫撃砲弾 19 発を発見。

今日のイラク (MNF-I Press Release, 2005/12/17)
MND-CS (Multinational Division Central South) に参加していたブルガリア軍部隊 (第 5 次ローテーション、500 名超) が、12/17 付で任務を終了、撤収セレモニーを行った。ブルガリア軍は主として、イラク軍に対する訓練実施を担当していたほか、民事活動や車両隊の護衛も実施した。民事関連では、主として Diwaniyah 省における再建作業を行った。
第 2 海兵遠征軍・第 2 海兵兵站群に所属する海兵隊員 1 名が 16 日、敵対的なものではない銃撃 (non-hostile gunshot, 銃の不発とか ?) で死亡した。

今日のイラク (MNF-I Press Release, 2005/12/16)
第 3 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームが 14 名を拘束、武器弾薬や現金を押収した。"Operation Vanguard Free Speech" の一環として 14 日に実施したもの。第 7 歩兵聯隊・第 3 大隊の兵士と第 3 機甲騎兵聯隊・第 3 大隊の兵士が、152mm 砲弾 12 発、RPG の推進薬 12 個、ダイナマイト 40 本、対空砲弾 4 発、現金 100 万ディナール (700 ドルほど) を発見している。
ところで、Baghdad の裁判所 (The Iraqi Central Investigating Court) は 12/4 に、"ジハード主義者" テロリスト、Mullah Halgurd Al-Khabir に対して逮捕状を出した。テロ組織 "Ansar al-Sunna" の幹部であり、Abu Musab al-Zarqawi との関与も取り沙汰されている。2002 年 12 月に Abdallah Al-Shafi’i が治安部隊との銃撃戦によって死亡した後で組織を引き継いだもので、Baghdad、Kirkuk、Mosul で発生した自爆テロ、そして国連関係者 21 名が死亡した爆弾事件への関与や、2003 年 10 月に発生したトルコ大使館爆破事件への関与も疑われている。

今日のお買い物 (Contracts, 2005/12/16)
  • 米 Bechtel Plant Machinery 社は米海軍から、原子力主機のコンポーネントを $166,318,354 で受注した。
  • 米 SAIC (Science Applications International Corp) 社は米海軍から、CAMS (Capital Asset Management System) に関するエンジニアリング・サポート業務を $28,679,009 で受注した。CAMS は軍が使用する装備を対象として資産管理とレポーティングの機能を提供するコンピュータ網。
  • 米 Earl Industries 社は米海軍から、USS Harry S.Truman (CVN-75) の稼働率改善 (Planned Incremental Availability) に関連する構造補修などの業務を、$17,032,477 で受注した。
  • 米 McDonnell Douglas 社は米海軍から、AV-8B ハリアー II を対象とするサポート・サービス (エンジニアリング分析、試験、適合性評価、有効性評価、仕様管理、信頼性・稼働率・支援性に関する問題解決など) 業務を $10,154,633 で受注した。
  • 米 Innovative Response Technologies 社は米海軍から、使い捨て式の爆発物処理用車輌 "BOMBOT"×309 台を $9,948,365 で受注した。
  • 米 Smiths Aerospace 社は米海軍から、AV-B ハリアー II 用のミッション・コンピュータ 52 台を対象とする納入指令を受けた。金額にして $9,826,024 分。
  • 米 Tetra Tech EC 社は米海軍から、Hunters Point Shipyard の放射線検査と対策作業に関する修正契約を $7,323,339 で受注した。
  • 米 Lee Escher Oil 社は国防兵站局 (DLA) から、無鉛レギュラーガソリン、ディーゼル燃料、低硫黄ディーゼル燃料などに関する価格修正契約を $13,043,277 で受注した。

空中の戦闘機から実況中継 (Defense-Aerospace.com, 2005/12/16, AFNews, 2005/12/16)
VF-213 "Black Lions" に所属する F-14 が、ROVER (Remotely Operated Video Enhanced Receiver) システムの初使用を記録した。これは、機上のカメラで撮影したストリーミング・ビデオ映像を、地上の前線航空管制官などが持つ端末のディスプレイにリアルタイムで伝送表示するもの。イラクで作戦中の VF-213 と VF-31 が、この装備を導入している。

小ネタいろいろ (Defense-Aerospace.com, 2005/12/16)
  • 仏 Thales 社と仏 DCN 社の海軍関連ビジネスを一本化するという内容の合意に正式調印。Thales 社は DCN 社に 25% を出資。
  • オーストラリアの DMO (Defence Materiel Organisation) は加 General Dynamics Canada 社に対し、Battlefield Command System (Land) こと JP 2072 のフェーズ 1 契約を 2,600 万豪ドルで発注。豪 ADI 社・豪 Tenix Defence 社と組んで作業にあたる。すべてのオプションかけ実現すると、総額 8 億豪ドルの案件になる。
  • 英 Rolls-Royce 社は、トーネードが装備する RB199 エンジンのサポート契約を受注した。ROCET (RB199 Operational Contract for Engine Transformation) といい、5 年契約、1 億 8,500 万ユーロ。先に行ったパイロット・プロジェクトで、補修経費の 34% 削減と飛行時間増大を実現したため、本格実行の運びとなったもの。
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社、DARPA、ONR (Office of Naval Research) は、スクラムジェット推進で地上から発進する極超音速機デモンストレーターを開発する FASTT (Freeflight Atmospheric Scramjet Test Technique) 計画のフリーフライト試験をヴァージニア州 Wallops Flight Facility (Wallops Island 所在) で実施した。この機体は液体ハイドロカーボン燃料を使用しており、全長 106ft。ブースター・ロケットで高度 60,000ft まで上昇した後、スクラムジェット推進に切り替える。作動時間は 15 秒。
  • 米 Northrop Grumman 社は、南西アジア地域の米軍航空基地におけるフォース・プロテクションを実現する契約を 2,600 万ドルで受注した。IBDSS (Integrated Base Defense Security Systems) 計画の下で実施するもので、すべてのオプションが行使されると 8,000 万ドルの案件。
  • 米 Northrop Grumman 社は、DDG-51 級や LPD-17 級、さらに LCS や LHA(R) といった今後の新型艦艇なども含めたサポート業務契約を、米海軍から 6,400 万ドルで受注した。基本契約は 15 ヶ月、さらに 4 年分のオプション契約で構成される。
  • ストライカー NBC 偵察車に続いて、ストライカー MGS (Mobile Gun System) の低率初期生産分 2 両が納入された。全部で 72 両を調達する計画。105mm 砲装備の砲搭と、105mm 砲弾 18 発、12.7mm 機関銃弾 400 発、7.62mm 機関銃弾 4,000 発を搭載する。

よ〜く考えよう、偵察は大事だよ〜 (DID, 2005/12/18)
オランダ空軍はイスラエルの Rafael 社に対し、RecceLight 偵察ポッド×6 基を 4,000 万ドルで発注した。Volkel AB の第 306 飛行隊に配備する。当初は 24 基を発注すると報じられていたが、結局 6 基だけにとどまった。
RecceLight ポッドは、Rafael 社の LITENING ターゲティング・ポッドをベースにした偵察ポッドで、F-16 の空気取入口右側面に搭載する。レーザー目標指示器を降ろしてレンジが長い第 3 世代 FLIR に換装したほか、閉回路カメラを Zeiss Opronics 社製の望遠レンズを備えたものに変更している。2.5 時間分の撮影データを記録する記録ユニットも内蔵している。

今日のアフガニスタン (AFISNews, 2005/12/15)
アフガニスタンの Kandahar で、アフガニスタン軍と合同パトロールを行っていた米軍兵士 1 名が、銃撃戦で死亡した。これに対して聯合軍側は航空機とヘリを呼んで反撃、敵を追い出した。
近接航空支援と武装偵察ミッションは合計 19 ソーティを実施、米空軍の A-10 と B-52 が Qalat で近接航空支援を実施した。ISR ミッションの方は、米空軍が 4 機、さらに英空軍機が出動。

もっとフネが欲しい (JDW, 2005/12/14)
艦艇建造コストの上昇に悩む米海軍は、予算支出の安定化 (不安定な予算支出が工程遅延と費用高騰を招いていたため) や、高コスト、あるいは技術的なチャレンジの度合が高い要求仕様の切り下げといった施策を講じることで、艦艇建造コストの低減を図る考え。これにより、現時点で 280 隻の戦力を、2020 年には 313 隻まで引き上げる構想。

LCS に追い風 ? (JDW, 2005/12/14)
米海軍は、1 ヶ国、ないしはそれ以上の海外パートナーが LCS 調達に関心を示していることを明らかにした。某国が 8-12 隻、別の国も 2-4 隻の調達を考えているとの由。ただし、LoI (Letter of Intent) に調印した国名は明らかにされていない。

完全中華輸送機 (JDW, 2005/12/14)
中国の CATIC (China National Aero-Technology Import Export Company) は、Dubai 2005 航空ショーに Y-9 輸送機を出展した。Y-8F-600 から発展したモデルで、輸入品のサブシステムをすべて国産化している点が特徴。
ただ、Y-9 は燃料を 5t 余分に積み、ペイロードが同じなのに航続距離が PW150B 装備モデルの半分しかない。また、上昇限度が低くなり、離着陸滑走距離も長くなっている。巡航時の高度と速度は同一。Y-8 は軍民兼用だが、Y-9 は軍用専用となっている。

隠密同心的飛行隊 (JDW, 2005/12/14)
米空軍特殊作戦軍団 (AFSOC) は 2006 年 1 月初頭に、フロリダ州 Harlburt Field AFB に319SOS を新編する。これは瑞 Pilatus PC-12 ベースの軍用軽輸送機・U-28A を装備する飛行隊で、前線の未整備で短い滑走路を持つ飛行場を利用して、特殊作戦部隊に対する空輸支援を実施するもの。

ウクライナの空軍増強 (JDW, 2005/12/14)
ウクライナは、空軍の規模縮小と近代化に関する計画の概要を明らかにした。現在、ウクライナは 2010 年代の NATO 加盟に向けた装備近代化の真っ最中。ただし、進捗は予算次第。
現在、ウクライナ空軍は国防費全体の 20% たらずで機体と 58,000 名の人員を維持しているが、2006 年には空軍の予算を 2 倍近くに上積みする。航空機については、機体構造の延命改修と NATO 互換アビオニクスの導入などで近代化を図る。アップグレードの対象になる機体は、MIG-29、Su-27、Su-24、Su-25 だが、装備する機体のすべてではなく一部のみ。そのほか、Il-76 の延命や An-70 導入などによる輸送機戦力増強も計画中。

攻撃目標を殲滅せよ (違) (JDW, 2005/12/14)
マレーシアは、もっとも危険な海域と名指しされているマラッカ海峡の海賊対策を強化するため、警察、税関局、海軍、漁業局、海洋局、入国管理局などの部門を統合して MMEA (Malaysian Maritime Enforcement Agency) を編成した。

ウリの弾薬を買うニダ (JDW, 2005/12/14)
韓国国防省は米国防省に対し、在韓米軍が使用する弾薬をアメリカなど海外から持ち込むのではなく、韓国企業から調達するよう要請。アメリカ側はこれを受けて、正式な提案を要請した。背景には、米軍がアフガニスタンやイラクの実戦で弾薬不足になっている事情があり、さらに韓国側は自国から調達すれば輸送・保管コストを削減できると主張している。
一方、アメリカは韓国に対して「自立」を求めており、自前の弾薬備蓄強化を求めている状況。現在は 10 日分しかない戦時備蓄を 30 日分にすべし、といっている。

洋上監視には UAV を (JDW, 2005/12/14)
インド海軍は、2 年前にイスラエルから調達した IAI 社製 UAV・Searcher II×8 機と Heron×4 機を装備する洋上監視飛行隊を、2006/1/8 に新編する。これはインド洋のアンダマン/ニコバル諸島や、パキスタンとの境界方面の洋上監視を実施するためのもの。

ヤマハじゃ駄目 ? (JDW, 2005/12/14)
スロバキア国防省は、機動通信システム・MOKYS (Mobile Military Communications System) の担当メーカーとして英 BAE Systems 社を選定した。2 億ドルほどの案件になる見込みで、2006 年の第 1 四半期から納入を開始する。BAE Systems 社はこの件で、Ericsson 社、Northrop Grumman 社、Rhode and Schwarz 社とチームを組む。
納入する MOKYS はソフトウェア・ベースの無線機で、戦略用途では見通し線圏内で 34Mbps、戦術用途では 10Mbps の伝送能力を発揮する (Ericsson 社の機器を利用)。プロトコルは IP ベースで、VoIP にも対応、Cisco 社製ルータなどでネットワークを構成する。

要求をコロコロ変えるとコストが… (JDW, 2005/12/14)
英国防省は、Sea Skua 空対艦ミサイルの代替となる FASGW (Future Anti-Surface Guided Weapon) を見直して、小型ターゲットを想定して同時多目標攻撃を可能にする FASGW(Light) と、もっと大型のターゲットを想定した FASGW (Heavy) に二分する。

韓国製 PAR だそうだ (JDW, 2005/12/14)
韓国の STC (Samsung Thales Co.) 社は、I-HAWK の代替として開発中の国産低高度・中射程用 SAM、M-SAM で使用する、3-D フェーズド・アレイ・レーダーを公表した。韓国軍は 110 基の I-HAWK 発射器で 12 個高射隊を編成しており、これを 2010 年までに退役させて M-SAM に代替する計画。

狙いは中国か ? (JDW, 2005/12/14)
インドは 2 度にわたって Agni III IRBM (射程 3,000-3,500km) の試射を延期しているが、これを 2006 年初頭に実施する方針。ただ、この件についてはアメリカから圧力がかかっている。すでに初期型 Agni は量産中で、これは射程 700-2,000km。新編されたミサイル聯隊への配備が進んでいる。

まだまだ売る気満々 (JDW, 2005/12/14)
米 Lockheed Martin 社は、F-35 JSF の量産開始まで F-16 の生産ラインを維持したい考え。そこで、2006 年半ばからは月産 6 機の生産ペースを月産 2-4 機程度に引き下げる。また、新規受注の合間に短いギャップを入れる方針。これだとライン再開にコストがかかるが、それでもそっちの方が有利という判断 ?
2005 年 10 月の時点で、F-16 のバックログは 150 機。さらにギリシア空軍から 30 機 (さらにオプション 10 機) の受注を獲得できる見通し。これで 2008 年いっぱいは生産ラインを維持できる。

JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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