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一般ニュース
インターオペラビリティ (AFNews 2006/8/24)
ウクライナ軍の幹部が、8/18 までの 5 日間に渡って RAF Lakenheath を訪問、米空軍の訓練・運用手順について学習した。
自分と同い年の機体だ (AFNews 2006/8/23)
さきごろ退役した米空軍の C-141B "Hanoi Taxi" (S/N 66-0177) が、オハイオ州 Dayton の The National Museum of the United States Air Force で公開された。このニックネームの由来は、同機が 1973 年 2 月に、ベトナム戦争で戦時捕虜 (POW) になっていた米軍兵士を引き取るため、北ベトナムにフライトしたこと。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/8/24)
英空軍と英陸軍は Joint Helicopter Force (Afghanistan) を編成、Chinook、Apache Longbow、Lynx といったヘリを送り込んで運用中。作戦名称は "Operation Herrick"。地上軍に対する航空支援、負傷者後送、再補給といった任務をフルタイムで実施している。
C-130B×4 機を保有しているルーマニア空軍だが、さらに 9 月に C-130H×1 機が加わる。また、ルーマニアの C-130 要員を訓練するため、米空軍の Air Force Security Assistance Training と、アーカンソー州 Little Rock AFB の 373rd TRS (Training Squadron) Det.4 の人員がルーマニアに送り込まれた。373rd TRS Det.4 の人員がルーマニアに行って、どういった訓練が必要かを調べた後で帰国、訓練プログラムを組み立てている。まず 16 名がルーマニアから渡米して訓練を受けており、そのうち 12 名は課程を修了、残り 4 名は 8 月中に修了予定。アメリカで訓練を受けた要員は帰国後、自国で訓練教官を務める。
4 代目 (DoDNews 2006/8/23)
Virginia 級攻撃型原潜の 2 番艦、USS Texas (SSN-775) が、9/9 にテキサス州 Galveston の Port of Galveston で就役式典を実施する。同名の艦としては 4 隻目で先代は原子力ミサイル巡洋艦、その前は戦艦の名前だった。
TOW 搭載車… ではない (Marine Corps News 2006/8/22)
海兵隊の試験部隊・VMX-22 では、MV-22 Osprey の後部ランプに 7.62mm 機関銃 M240 を搭載する試験や、MV-22B の機内に搭載可能な軽車両・ITV (Internally Transportable Vehicle) に関する試験を実施中。ITV があれば、空輸した海兵隊員は徒歩ではなく車輌で迅速に移動できる。もちろん、M901 ITV (Improved TOW Vehicle) とは別物。
海兵隊は「911」部隊だから (Marine Corps News 2006/8/21)
レバノン沖に展開していた 24th MEU 所属の海兵隊員 2,200 人が、撤収を開始した。レバノンは中央軍から欧州軍に担当が変わることになっており、この後は欧州軍麾下の部隊が配置に就く。
24th MEU はヨルダンで演習中だったが、7/12 に戦闘が勃発したのを受けて、アメリカ市民の救出を行う目的でレバノン沖に再展開していたもの。
レバノン支援 (AFISNews 2006/8/21)
15,000 名規模の平和維持部隊投入を決めた国連安保理決議 1701 号の可決を受けて、アメリカは人道支援を決定した。そのほか、レバノン軍の装備・訓練を支援するために 4,200 万ドルを支出する。
家を失った市民に対して 5,000 万ドル相当の支援を行うもので、そのうち半分以上は資金配分済み。レバノンとイスラエルの一般市民には、数週間以内に小麦 25,000t を送る。そのほか、2 億 3,000 万ドルの人道支援・再建支援を行うとしている。対象は家屋、道路、学校、橋など。一方、イスラエルに対しては Hizbullah のロケット攻撃で破壊されたインフラを再建するために、債務保証を行う件について議会と調整中。
CARAT 終了 (NavNews 2006/8/21)
フィリピンで米軍とフィリピン軍が実施していた CARAT (Cooperation Afloat Readiness and Training) 演習の最終フェーズが終了、これで全日程を終了した。最後に一週間かけて行ったのは、洋上におけるテロや国際犯罪への対処に必要な、乗り込み・臨検などの演習。また、演習の間に人道支援や学校の施設建設なども実施した。
重複は駄目よ (DefenseNews 2006/8/18)
これまで、米海軍の研究部門・ONR (Office of Naval Research) が IED 対策のためにいろいろな研究プロジェクトを推進してきていたが、他の部門で行われている IED 対策研究と重複するという理由で打ち切ることになった。Gordon England 国防副長官と、ONR のトップで JIEDDO (Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization) 麾下の JLB (Joint Laboratory Board) も率いている Starnes Walker 氏が会談して決まったもの。ちなみに、FY2007 予算では IED 対策の研究費用として 4,000 万ドルを計上している。
その JIEDDO は 30 億ドルの年間予算を持つところまで成長してきており、人員も 140 名から 360 名に増えている。
さよならは別れの言葉じゃなくて (違) (NavNews 2006/8/18)
USS Vandegrift (FFG-48) が、10 年にわたる横須賀配備を終えて帰国の途についた。
トラウマ ? (DefenseNews 2006/8/17)
ドイツは 8/17 に、国連がレバノン南部の国境地帯で実施する平和維持活動に対して、警察、税関職員、航空機、船舶を派遣する件を承認した。この活動では、シリアからの陸路、あるいは海路から現地に兵器が流入するのを阻止することになっている。
一方、アメリカは兵力の派遣を見送る模様。ただし、通信機材の提供や兵站面の支援など、後方活動は実施する。これは、過去の歴史的行きがかりにより、米軍の派遣が却って事態を熱くさせる可能性が懸念されることによる、と説明されている。アメリカは 1983 年に、レバノンに海兵隊を送り込んだことがあるが、司令部に自動車爆弾が突入して 241 名の死者を出している。もちろん、アフガニスタン・イラク・極東で手一杯という事情もある。
州兵無人機 (JDW 2006/8/9)
米空軍州兵航空隊 (ANG) は 2005 年半ばから MQ-1 Predator の運用訓練を始めているが、いよいよ実働可能な部隊が出始めた。
国防総省の一部には、ANG についても MQ-9 Predator B を導入するよう求める声があるが、MQ-1 Predator A を推す声が多数派。これは、MQ-9 が MQ-1 より 3 倍高価で、言い換えれば同じ予算で 3 倍の MQ-1 を導入できるため。
陸軍州兵については、AAI 社の RQ-7A/B Shadow を導入したいと考えており、Predator を導入することはなさそう。
電話・FAX・メールで抗議したら ? > そのへん (JDW 2006/8/16)
中国の COSTIND (China's Commission of Science, Technology and Industry for National Defence) は、民間企業に補助金を出して軍用品の製造を担当させる、と発表した。これは、軍民双方に利用可能な産業基盤の活用を企図したもので、供給源を多様化して安全保障上の必要性に対応させるとしている。
それなんてパソコン兵器 ? (w (JDW 2006/8/16)
米海兵隊は装備品の整備を行うのに、紙のマニュアルに代えて Microsoft SharePoint USMC Maintenance ポータルによる電子マニュアルを使用している。ところが、アメリカ本土にあるサーバから全部で数十GB ものデータをいちいちダウンロードすると、衛星通信の帯域を食う上に、経費もかかる。
そこで導入を始めたのが、iOra ソフトウェアが開発したソフトウェア。これは、伝送の際に 10-100 倍の圧縮機能を発揮するほか、オフライン機能によって、通信途絶した状態でも電子マニュアルを参照できるようにする。更新された情報は、通信回線がつながっているときに現地のノート PC に送信する仕組み。
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産業・装備
今日のお買い物 (Contracts 2006/8/24)
Lockheed Martin 社は米空軍から、A/OA-10A を A/OA-10C に改造する Suite 3 PE (Precision Engagement) の開発・インテグレーションに関する修正契約を $36,000,000 で受注した。(FA8635-06-C-6030)
Jetsmart Aerospace LLC 社は米空軍から、C-130 用 APU の補修とオーバーホール、関連コンポーネントを $11,632,450 で受注した。(FA8208-06-D-0001)
Aerojet General 社と ATK Thiokol 社は米空軍から、global strike capability 実現に必要となるミサイルの推進システム (固体燃料ロケット・モーター) と検査システムの開発に関連する業務を $49,000,000 で受注した。(FA9300-06-D-0008/0004)
Overlook Systems Technologies 社は米陸軍から、Office of the Assistant Secretary of Defense for Networks and Information Integration が実施する測位・ナビゲーション関連技術の開発に関するエンジニアリングや監督などの支援業務を $32,134,013 で受注した。(W74V8H-06-D-0014)
Bryan Construction 社は米陸軍から、Beale AFB に RQ-4 Global Hawk 用のメンテナンス・ハンガーと駐機場を建設する作業を $12,892,102 で受注した。(W91238-06-C-0023)
General Atomics Aeronautical System 社は米陸軍から、ER/MP (Extended Range Multi-Purpose) UAV×4 機を $11,466,000 で受注した。$2,340 万ドルの案件の一部を構成する。(W58RGZ-06-C-0208)
MPRI 社は米陸軍から、米陸軍の人員徴募業務を $11,196,996 で受注した。対象となるのは全米の徴募事務所 1,700 ヶ所。2 年分のオプション契約があり、すべて行使したときの総額は $34,272,571。(W9124D-06-D-0034)
Readiness Management Support 社は米海軍から、航空管制、電子機器整備、飛行場管理、通信、レーダーの運用とメンテナンス、気象情報管理などのオペレーション業務を $29,846,837 で受注した。米中央軍 (USCENTCOM) の AOR (Area of Responsibility) が対象で、主としてアフガニスタン。(N65236-06-D-6864)
Raytheon Missile Systems 社は米海軍から、AGM-154A-1 JSOW×50 発、AGM-154C JSOW×54 発、AGM-154 のダミー訓練弾×1 発、コンテナ×150、兵站支援業務、技術データなどに関する修正契約を $11,328,645 で受注した。FMS 経由のトルコ向け案件。(N00019-03-C-0001)
CCI 社は米海軍から、Portsmouth 海軍工廠にソナー・トランスデューサーの試験・計測施設を建設する作業を $7,422,500 で受注した。既存の老朽化した施設を代替するもの。(N40085-06-C-2823)
Raytheon 社は米海軍から、FY2004/2005 に受注していた CCLS (Composite Capsule Launching System)・C キット×135 セットに関する修正契約を $6,523,892 で受注した。FY2006 分として 191 セットを納入する。CCLS は Tactical Tomahawk ミサイル収納カプセルで、C キットによって Ohio 級 SSGN へのミサイル搭載に適合させる。(N00019-04-C-0569)
SYMTX 社は米海軍から、ジェットエンジンの試験・計測設備 (Jet Engine Test Instrumentation Units) に関するオプション契約を $5,298,321 で受注した。T-6×3、T-10×2、T-36×2 の合計 7 セットと関連技術文書。(N68335-05-C-0078)
Atlantic Microwave 社 Atlantic Positioning Systems 部門は米海軍から、Image Detection System、スペアパーツ、技術支援、訓練、文書類を $5,056,000 で受注した。FMS 経由の案件で、イタリア海軍の Multi-Purpose Vessel 搭載用。(N00024-06-C-4210)
MidAmerican Energy 社は米国防兵站局 (DLA) から、イリノイ州 Argonne における電力供給業務を $9,561,871 (上限価格) で受注した。(SP060-05-D-8017)
謝罪と賠償を求められたんか ? (DID 2006/8/24)
The Jerusalem Post 紙が報じたところでは、イスラエルがドイツに Dolphin 級潜水艦の 4-5 番艦を正式発注した由。今度の 2 隻は AIP 付きになると報じられている。建造所は独 HDW 社。11 億 7,000 万ドル (10 億ユーロ) と報じられていたが、実際の契約額は 12 億 7,000 万ドルと、やや増えた。そのうち 1/3 はドイツ政府の負担。
修復可能なヘリコプター (なんのこっちゃ) (DID 2006/8/24)
UAE は、手持ちの AH-64A×30 機を AH-64D にアップグレード改修するプロジェクトを推進中。納入開始は 2008 年 5 月で、2009 年 11 月までに完納する。すでに AN/APG-78 Longbow レーダーや AN/APR-48 RFI は FMS 経由の調達を手配済み。
これをドロナワと人はいう (DID 2006/8/24)
イスラエルの ITL Optronics 社はイスラエル国防軍から、暗視装置とレーザー・ポインターを 3,000 万シェケル (700 万ドル) で受注した。軍が導入を急いでいるため、同社は三交代シフトを敷いて、受注から 10 日後に納入開始、2 ヶ月以内の完納を目指す。最近の米軍の戦訓を受けて、イスラエル軍では特殊作戦部隊以外の通常部隊にも、この手の装備を行き渡らせる方針を打ち出している。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/8/24)
Gripen International 社はブルガリアに対して、JAS39C/D Gripen×16 機 (単座型×12、複座型×4) をオファーした。ブルガリア国防省からの RfI に回答したもので、サポートと訓練に加えて資金面のソリューション、100% のオフセットを提案している。機体は NATO 互換仕様で、Link 16 データリンクと TIDLS (Tactical Information Data Link System) などを備える。契約から 2 年後に納入可能としている。
ジンバブエは資金・燃料・食糧の不足をおして、中国製の K-8 (中国国内の名称は JL-8) 練習機×6 機の調達に踏み切った。昨年に導入した 6 機に続くもの。機体は中国とパキスタンで製造され、発注額は 2,000 万ドル。主翼下面に兵装パイロン 4 ヶ所を持ち、23mm 機関砲やロケット弾、250kg 爆弾、短射程 AAM の搭載が可能。BAe 製の Hawk 練習機は老朽化しており、西側諸国からは経済制裁を食らっているので、中国製の機体を導入することになったもの。
Falcon SLV (Small Launch Vehicle) 計画の下、C-17A を使って行う投下試験のうち、予定していた最後のものが実施された。AirLaunch 社が開発した 72,000lb の QuickReach ブースターのダミーを貨物室後部扉から投下するもので、今回は高度 32,000ft、速力 200kt で投下を実施。6 月の投下試験では 65,000lb だったが、今回はフルスケール版相当まで重量を増やした。ちなみに、ブースターの全長は 65.8ft。
米 Raytheon 社は、P-8A MMA (Multimission Maritime Aircraft) 計画で使用するレーダー MSIL (Mission Systems Integration Laboratory) を納入した。AN/APY-10 レーダーをミッション・システムとインテグレーションするために使用するもの。レーダーのプロトコル・エミュレータについては、すでに 2 月に Boeing 社に引き渡し済み。
米 DRS Technologies 社は、米 Boeing 社の KC-767 Global Tanker で使用する遠隔操作式空中給油装置・RARO II (Remote Aerial Refueling Operators Station II)コンソールの初号機を、米 Boeing 社に納入した。KC-767 ではコックピット後方に給油オペレーターのコンソールを設置して、遠隔操作で尾部のフライング・ブームを操る方式をとっている。
米 United Industrial 社傘下の米 AAI 社は、RQ-7B Shadow 200 TUAS (Tactical Unmanned Aerial System) で使用するデータリンク装置を、米陸軍から 1,170 万ドルで受注した、と発表した。Shadow 200 は 2003 年からイラクで使われており、累計任務飛行時間 10 万時間を達成している。新型データリンクによって、リアルタイムに近い情報伝達と、他の ISR 資産との相互運用性を実現する。
米 SpaceDev 社は米ミサイル防衛局 (MDA) から、Distributed Sensing Experiment 計画のフェーズ III を 3 年間・2,900 万ドルで受注した。これは、ネットワーク化された小型衛星を配備してミサイル防衛に使おうという、5 年間・4 フェーズ・総額 4,300 万ドルのプロジェクト。フェーズ III では衛星 3 基の組み立て、インテグレーション、テストを実施して、打ち上げに備える。最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) をパスしたのを受けて、フェーズ III の発注になったもの。次のフェーズ IV で、実際に衛星を打ち上げてデモンストレーションを行う。
米海軍は米 Rockwell Collins 社に対して、AN/ARC-210 無線機の兵站支援業務 (PBL : Performance Based Logistics) を、10 年間・5,320 万ドルで発注した。
シミュレーション訓練機器のメーカー、FATS (Firearms Training Systems) 社は、Meggitt-USA 社との合併を発表した。
今日のお買い物 (Contracts 2006/8/23)
Four Seasons Produce Incorp. 社は Defense Commissary Agency から、果物や野菜 (FF&V : fresh fruits and vegetables) の納入業務を $76,439,296 で受注した。コネティカット、デラウェア、イリノイ、インディアナ、ケンタッキー、メイン、メリーランド、マサチューセッツ、ミシガン、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオ、ペンシルバニア、ロードアイランド、ヴァージニア、ウィスコンシンの各州並びに Columbia 特別区にある基地購買部 41 ヶ所が対象。基本契約 2 年間に加えて、1 年単位のオプション契約 2 年分がある。(HDEC02-06-D-0013)
Military Produce Group LLC 社は Defense Commissary Agency から、果物や野菜 (FF&V : fresh fruits and vegetables) の納入業務を $78,184,914 で受注した。アラバマ、アーカンソー、フロリダ、ジョージア、ルイジアナ、ミシシッピー、テネシーの各州にある基地購買部 36 ヶ所が対象。基本契約 2 年間に加えて、1 年単位のオプション契約 2 年分がある。(HDEC02-06-D-0014)
Lockheed Martin 社は米空軍から、ギリシア向け F-16C/D (Peace Xenia IV) で使用するスペアパーツに関連する修正契約を $6,324,425 で受注した。(FA8212-06-C-0012/PM0017)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/8/23)
イスラエルの Elisra Group は西 EADS-CASA 社から、ポルトガル空軍向けの C-295×12 機に搭載する RWS (Radar Warning System) などと、韓国空軍向けの S-92 に搭載する電子戦装備を 700 万ドルで受注した。前者については、12 機のうち 3 機だけにフル装備を施し、他の機体については今後の増設に備えたプロビジョンを施す。後者の方は他社製品との混在になるので、一緒に使用する製品の担当メーカーと協力して導入する。
BAE Systems 社は米陸軍から、米海兵隊向けの M88A2 Hercules 装甲回収車×2 両を 510 万ドルで受注した。既存の M88 を補修・アップグレードするもので、2007 年 12 月に納入の予定。これで、海兵隊が保有する M88 は総数 66 両となる。
オーストラリア国防省麾下の DMO (Defence Materiel Organisation) は、M1A1 戦車の発注に合わせて導入を決めていた HET (Heavy Equipment Transporter) のうち、最初の 3 両を受領したと発表した。このほか、M88A2 装甲回収車も発注している。御本尊の M1A1 戦車は、2006 年 9 月から引き渡しが始まる予定。なお、これらの件では MAN Military Vehicle Systems Australia Pty Ltd. や Drake Trailers Pty Ltd. といったオーストラリア企業が参画している。
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米空軍 AFRL (Air Force Research Laboratory) から、複合材料製品の自動化生産技術・LAPELS (Large Automated Production of Expendable Launch Structures) の開発を 2,200 万ドルで受注した。衛星打ち上げ用ブースターの胴体製造に利用するもの。
米 Boeing 社と米 Hughes Network Systems LLC 社は、TSAT SS (Transformational Satellite Communications Space Segment) のデモンストレーションを実施した。やった内容は、MP3 の配信、動画のマルチキャスト・ストリーミング配信、VoIP といったもの。
ストリート・ファイター (DID 2006/8/23)
独 KMW 社が開発中の Leopard 2 PSO (Peace Support Operations) と同様に、米陸軍でも M1 戦車に市街戦向きの改修を施す TUSK (Tank Urban Survival Kit) の構想が進んでいる。
M1 の場合、車内から操作可能な遠隔操作式ウェポン・ステーション、装填手用機関銃への防盾追加、戦車と降車歩兵が通話できるようにするための無線機追加、リアクティブ・アーマーの追加、M2 重機関銃への熱線サイト追加、状況認識能力の改善といった改修項目があり、M1A1 と M1A2 のそれぞれに TUSK 改修モデルが存在する。
現地は天気がいいんだろうか (DID 2006/8/23)
米 Boeing 社は、同社の子会社・Spectrolab 社が、CPV (concentrator photovoltaic) セル×500,000 個を数百万ドルほどで受注した、と発表した。発注元はオーストラリア、Victoria 州 Hawtorn の Solar Systems Pty. Ltd.。太陽電池を使って、遠隔地にある小規模なコミュニティのための電力供給源を確保するプロジェクトで使用する。出力 11MW、効率 35%。
人工衛星では太陽電池が多用されているが、地上で使用するにはコスト高につく問題があり、なかなか広まっていないのが実情。また、夜間は使用できないのでディーゼル発電機の併用が必要だとか、太陽の移動に合わせて追跡するメカが要るだとかいう面倒もある。
ホンマかいな (DID 2006/8/22)
8/15 付の DefenseTech では、米空軍が F-15C×200 機をマルチロール化するという内容の戦闘機ロードマップを準備している、と報じている。イスラエルではすでに手持ちの F-15A/B/C/D に対するアップグレードを始めているが、アメリカでも F-22A の調達機数を増やすのが難しい上に F-35 のコストも上がってきている状況なので、F-15 のアップグレード話が浮上した、ということらしい。
今日のお買い物 (Contracts 2006/8/22)
Document and Packaging Brokers 社は米陸軍から、州兵の徴募支援プログラム (Army National Guard Recruiting Assistance Program) に関する $34,000,000 分の納入指令を受領した。原契約は $50,500,000。(W9133L-05-D-0011).
Lobar 社は米陸軍から、ペンシルバニア州 Annville に大隊訓練施設を新設する作業を $19,710,000 で受注した。(W912KC-06-C-0006)
Fite Building 社は米陸軍から、アラバマ州の Redstone Arsenal にシステム・ソフトウェア・エンジニアリング施設別館を設計・建設する作業を、$18,104,508 で受注した。(W91278-06-C-0051)
General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1A2 Abrams 戦車の RESET に関する $14,000,000 分の納入指令を受領した。原契約の全額分。(W65HZV-06-G-0006)
Ascend Construction Management 社は米陸軍から、ニューヨーク州 Newburgh にある火災/事故救援施設 (訳注 : 消防署みたいなもんか ?) の建て替え作業を $10,388,918 で受注した。(W912PQ-06-C-0009)
ECI Construction LLC 社は米陸軍から、ペンシルバニア州 Annville に合同集団訓練施設 (Army collective training facilit) を新設する作業を $9,706,183 で受注した。(W912KC-06-C-0007)
Laughlin, Marinaccio & Owens of Arlington 社は米陸軍から、高校生・大学生を対象とするものなど、州兵の人員徴募キャンペーン (Army National Guard's Spring 2007 media efforts addressing) に関する、$7,798,350 分の納入指令を受領した。原契約は $173,020,929。(DAHA90-02-D-003)
Better Built Construction Services 社と Jack Gibson Construction 社のジョイント・ベンチャーは米陸軍から、オハイオ州 Youngstown に宿泊施設 (joint services lodging facility) を建設する作業を $7,473,000 で受注した。(W912QR-06-C-0038)
Technical & Management Services 社は米陸軍から、イラクに法執行機関の関連施設 (Iraqi Law Enforcement Technical Center) を建設する件について、$7,016,775 分の増額契約を受注した。原契約は $26,891,322。(W9113M-05-C-0139)
Fargo Pacific、Tumon、Tamuning、Sun Woo (Core Tech International)、Reliable Builders、AIC Internationalの各社は米海軍から、Guam 島にある各種陸上施設の整備補修・建設・近代化改修などの作業を受注した。最低保証額 $25,000、上限額 $25,000,000、基本契約 1 年分の契約総額上限は $100,000,000。まず Fargo Pacific 社が、Finegayan にある Naval Computer and Telecommunications Station の消防施設 (Building 121) を対象とする補修作業を $433,000 で受注している。(N40192-06-D-2550/2551/2552/2553/2554)
Chesapeake Contractors、York River Electric、Bay Electric、THR Enterprises、Arriba の各社は米海軍から、ヴァージニア州とノースカロライナ州にまたがる Hampton Roads Area における、各種施設の整備補修・建設・近代化改修などの作業を受注した。最低保証額 $5,000、上限額 $8,000,000、契約総額上限は $40,000,000 だが、オプション契約分も含むと $200,000,000。(N40085-06-D-6005/6006/6007/6008/6009)
Solpac (Soltek Pacific) 社は米海軍から、カリフォルニア州の 29 Palms 所在の Marine Air Ground Task Force Training Command 麾下・Marine Corps Air Ground Combat Center に、諸兵科聯合市街戦訓練施設 (MOUT : Military Operations in Urban Terrain) を建設する作業を $18,565,000 で受注していたが、実施の指令を受領した。平屋、あるいは 3-5 階建ての、さまざまな内容の強化コンクリート製建物を建設する。基本契約とオプション契約 4 年分の合計について、上限額 $100,000,000 を設定。(N68711-03-D-7059)
STIDD Systems 社は米海軍から、DPD (Diver Propulsion Devices)×60 セットに関する修正契約を $5,111,160 で受注した。充電器、輸送用コンテナ、レンジ延伸オプションも含む。(M67854-05-F-1039)
McDonnell Douglas 社は米空軍から、KC-135 用の操縦翼面を $23,289,862 で受注した。(FA8103-06-C-0070)
Lockheed Martin Aeronautics 社は DARPA から、Falcon 計画で使用する極超音速機のプロトタイプに関する、オプション行使に伴う修正契約を $14,620,922 で受注した。(HR0011-04-9-0010/P00021)
Sysco Food Services of Seattle 社は米国防兵站局 (DLA) から、アラスカ州の Anchorage と Fairbanks にある陸軍・空軍などの施設で実施する給養業務を、$5,800,000 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年のうち、オプション契約分の 1 年目。(SPM30006D3160)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/8/22)
韓国の DAPA (Defense Acquisition Program Administration) は、インドネシアとの間で兵器の製造・調達における協力をテーマとする 3 日間の会合を開いた。1991 年から行っているもので、今回で 13 回目。今回の議題になったのは、潜水艦、初等練習機、装甲車。また、昨年 12 月に受注した PRC-999KE/C 無線機が累計納入台数 200 台を達成したことを記念するセレモニーも行っている。
アメリカ政府は対ベネズエラ制裁の範囲を拡大、軍用に関連するすべての輸出案件について却下すると、Federal Register notice (71 FR 47554) で通告した。
Alcatel Alenia Space 社は、韓国の軍民共用静止型通信衛星・Koreasat 5 の打ち上げに成功したと発表した。使用したのは Sea Launch 社の Zenit-3SL ロケットで、最終的な配置場所は東経 113 度。重量 4,448kg、想定寿命 15 年間。トランスポンダーは、民生用の Ku バンド×36 本、それと軍用の Ka バンド、SHF。
英国防省麾下の DMO (Defence Logistics Organisation) は、爆装に関連する技術サポート業務と補修業務を、英 EDO MBM Technology 社と英 Portsmouth Aviation 社に 3,300 万ポンドで発注した。英海空軍の Tornado、Jaguar、Hawk、Harrier が使用する兵装架などを対象とするもの。従来は 32 件の契約に分かれていたものを一本化して効率化を図り、5 年間で 50 万ポンドの経費節減を目指している。
オーストラリア・Victoria 州の Puckapunyal にある戦車学校に、新たに導入する M1A1 AIM Abrams 戦車に対応した、操縦訓練シミュレータ (Tank Driver Trainer) と車長/砲手訓練シミュレータ (Relocatable Advanced Gunnery Trainer System) が据え付けられて稼働を開始した。操縦訓練シミュレータはフルモーション付きで、さまざまな地形や気象条件に対応できる。
米 Raytheon 社は AGM-88 HARM (High-speed Anti-Radiation Missile) の新しい派生型、HDAM (DEAD - Destruction of Enemy Air Defense - 対応モジュール) の航法能力に関するデモンストレーションを成功裏に実施した。INS/GPS 誘導モジュールを追加して、付随的被害を局限しながら敵防空網の破壊を行おうというもの。最初にターゲットとして設定した MIZ (Missile Impact Zone) だけを攻撃対象にして、他のエリアには目もくれない。ただし MIZ 内で新たにレーダー照射源が発生した場合に、そちらに攻撃目標を切り替えることは可能。AGM-88 HARM は 1985 年以降、累計 22,500 発の量産実績がある。
Thales 社は BAE Systems 社から、イギリス軍の新しい戦場通信インフラ・FALCON システムで使用するサブシステムを 5,000 万ポンドで受注した。ひとつは送信モジュール (TxSS : Transmission Subsystem) で、見通し線範囲内で使用する Thales TRC4000 34Mbps Band IV に、Ultra GRC-245 Band I/III+ を援用する。もうひとつは暗号化サブシステムで、Thales Datacryptor Model 3T Link Encryptor と Datacryptor Model 3T IP Packet Network Encryptor の組み合わせ。また、芬 Mastsystem 社製の複合材料製軽量マストを使用する。
Saab 社は SWE-DISH 社と組んで、移動しながら運用可能な衛星通信ソリューションを開発した。安定化プラットフォーム、Panoramic Low Signature Sight、PLSS を King-Cab ピックアップ・トラックに搭載する。Ku バンドを使い、ダウンリンク速度は 2Mbps 超、衛星捕捉に要する時間は 1 分以内、障害物が入って通信が途絶しても 1 秒以内に再接続する。重量は 90kg を切っており、90km/h 以上の速度で走りながら使える。
シンガポール空軍は、Paya Lebar AB の Flight Simulator Centre で、AMT (Air Mission Trainer) の運用を開始した。これはネットワーク化された戦闘訓練が可能なシミュレータで、パイロットと任務指揮官 (mission commander) が統合部隊の一員として戦うために必要な訓練を実施できる。メーカーは ST Electronics (Singapore Technologies Electronics Ltd.) 社。
米 Hardwire LLC 社は DARPA と米陸軍から、HD Armor システムのフェーズ II 契約を 1,500 万ドルで受注した。現用中のものよりも軽量な新型装甲を開発するプロジェクトで、装甲板と構造強化の二本立てで構成される。フェーズ I では在イラク米陸軍の建物が対象になったが、フェーズ II ではアメリカ本土の都市部にある重要インフラが対象になる。
米 GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) 社は、Lynx SAR (Synthetic Aperture Radar) を内蔵するレーダー偵察ポッドを F-16 に搭載して、フロリダ州の Eglin AFB でデモンストレーションを成功裏に完了させたと発表した。一連のデモンストレーションで 74 枚の高解像度レーダー画像を生成している。Lynx を擁する GA-ASI 社が、TARS (Theater Airborne Reconnaissance System) を擁する BAE Systems 社と組んで 2 年越しの開発を進めてきているもの。さらに、SAR と EO/IR (Electro-Optical/Infrared) センサーを組み合わせたポッドのテストも予定しているが、異なるセンサーのデータを融合する際のアルゴリズムは、BAE Systems 社が開発したものを利用する。
LCAC 延命改修 (Contracts 2006/8/21, DID 2006/8/22)
L-3 Communications Titan Corporation 社 Unidyne Division は米海軍から、LCAC-29 と LCAC-32 を対象とする SLEP (Service Life Extension Program) を $16,731,438 で受注した。この改修により、寿命を 20 年から 30 年に延伸する。船体の補修に加えて、エンジンのアップグレード、新型のスカート導入、通信/航法機器のアップグレードを実施する。
LCAC を対象とする延命プログラムには 2 種類ある。ひとつは C4N (Command, Control, Communications, Computers, and Navigation) で、LN-66 航海用レーダーを高出力の新型・P-80 に換装するもの。もうひとつが SLEP で、電子機器のオープン・アーキテクチャ化、COTS 化を図るとともに、ETF-40B エンジン (特に高温環境でパワーアップを図り、さらに燃費とメンテナンスの手間を軽減) の導入やオーバーホール、腐食部分の補修などを実施するもの。スカートも、抵抗低減と性能向上を図った新型に交換する。
この件ではオプション契約として LCAC-31/33/48 が加わる可能性があり、その場合の総額は $40,033,424 となる。(N55236-06-C-0001)
今日のお買い物 (Contracts 2006/8/21)
AT&T Government Solutions 社は DISA (Defense Information Systems Agency) から、ハワイ州にある米軍の基地内・基地間電気通信サービスを受注した。基本契約 6 年、オプション契約 1 年、総額は $250,000,000。(HC1019-06-D-2002)
AICI/Syska/Archirodon LLC 社は米陸軍から、ヨルダンの Amman に King Abdullah II Special Operations Training Center を建設する作業・$92,348,000 のうち、$69,728,000 分の納入指令を受領した。(W912ER-04-D-0001)
DRS Test and Energy Management 社は米陸軍から、M2A3 Bradley、M1 Abrams、M109A6 Paradin について、状況に応じて実施するハード/ソフトのメンテナンス作業・$6,850,000 分の納入指令を受領した。原契約は $10,050,000。M113 シリーズも対象に加わっている可能性がある。(DAAE20-03-G-0001)
Forrester Construction 社は米陸軍から、アーリントン国立墓地の施設建設 (construction of a Columbarium at Arlington National Cemetery) を $6,249,664 で受注した。(W912DR-06-C-0034)
ATK Missile Systems 社 Integrated Systems Division は米海軍から、AAR-47(V)2 ミサイル接近警報装置の関連ハードウェアを $21,153,751 で受注した (N00019-06-C-0107)。内訳は以下の通り。
レーザー警報機能付き光学センサー・コンバータ×1,196
制御用インジケータ×203
コンピュータ・プロセッサのアップグレード改修キット×322
BME & Sons 社は米海軍から、Guam 島にある各種施設の内壁・外壁塗装作業を $14,211,970 (上限価格) で受注した。(N40192-06-D-2582)
Call Henry 社は米空軍から、Vandenberg AFB で各種施設の管理・運用・補修・更新などを行う作業に関する修正契約を $8,635,402 で受注した。(F04610-04-C-0004/P00019)
The MER-DuPont Titanium Consortium は DARPA から、低コストでチタン酸化物からチタンを生成するための電気精錬 (電解 ? 原語は electrolyze) 技術をデモンストレーションする作業について、$3,800,000 の増額契約を受注した。原契約は $5,700,000。(HR0011-06-3-0007)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/8/21)
Raytheon Missile Systems 社と BAE Systems 社は 8/10 に、Bofors 社製の 155mm GPS 誘導砲弾・Excalibur の試射を成功裏に実施した。GGB (Guided Gunfire B) なる評価プロセスを終了する際に、アリゾナ州の Yuma Proving Ground で M109A5 を使って 2 発の試射を行ったもの。温度環境 (高温と低温)、発射時の衝撃や振動、砲弾の輸送といった条件に耐えられることを確認する必要があったため。射程は 22km。Excalibur の評価計画は、第一線から 10m の精度を持つ精密誘導砲弾を求める要求が挙がったのを受けてスタートした。命中精度が上がれば、(砲弾の消費が減るので) 兵站面の負担が減り、ターゲット近辺での付随的被害も軽減できる。
EADS 社はドイツ空軍に、Frequentis GmbH 社と共同開発した DCRC (Deployable Control & Reporting Centre) を納入した。機動展開が可能な航空監視・戦術指揮統制施設で、自動化が推し進められている。ドイツにはすでに 4 ヶ所の固定式 CRC (Control & Reporting Centre) があり、それらを増強した格好。中身は EADS 社製の GIADS II (GIADS : German Improved Air Defence System) と Frequentis 社製の通信機器で成り立っている。前者は、レーダーから入ってくる情報を評価して、指揮・管制の作業を支援するもの。NATO の統合防空網と接続するためのデータリンク機能も備えている。
豪 Tenix Defence 社はオーストラリア海軍に、給油艦 HMAS Sirius を引き渡した。HMAS Westralia を代替するもので、民間のタンカー・Delos を Australian Marine Complex (Henderson, WA) で艦隊給油艦に改装したもの。2005 年 2 月に 6,000 万豪ドルで契約を受注して、洋上補給装置 (RAS : Replenishment at Sea)、給油ポスト、所要の機器類や管制施設の設置、ヘリ発着甲板を艦尾に新設、カーゴ・デッキだったところをコンテナ・デッキに改装、といった作業を実施した。後者の改装により、20ft コンテナ×12 個の搭載が可能になる。そのほか、70 人乗りの Solas ボートと RHIB を 2 隻ずつ搭載する。
欧州委員会 (European Commission) は、米 Boeing 社による Aviall 社の買収案件を承認した。Aviall 社は航空機の整備・補修に必要なスペアパーツの流通を主な事業としている。
加 Bombardier Aerospace 社は、メキシコの Queretaro Aerospace Park Project に基づき、Queretaro Aerospace Park に、恒久的な工場施設を建設する。2007 年の第二四半期から稼働を開始する予定。現在は暫定施設になっており、電気配線の製造に加えて、Belfast 工場から CRJ200/Challenger 850 の胴体製造を移管しているところ。さらに Q400 の動翼なども担当している。さらに、2006 年 5 月からは El Marques Industrial Park にも暫定施設を開設している。
果たしてモノになるのか ? (DID 2006/8/19)
インドの Shri Pranab Mukherjee 国防相が議会に送付した回答によると、インドの国産ミサイル開発計画 (Integrated Guided Missile Development Programme) のうち、Akash 地対空ミサイル (ロシアの SA-6 Gainful に似ているが、シーカー・ヘッドを新型化、S-300 用の Rajendra レーダーを組み合わせている) と Nag 対戦車ミサイル (画像赤外線シーカーを使用する撃ち放し式) がユーザー・トライアルを開始したとのこと。また、Trishul 地対空ミサイル (ロシアの SA-8 Gecko に似ており、さらに新しい電子機器を使用している) はデモンストレーターを完成させるところまできた。
捕らぬ狸の皮算用 (DefenseNews 2006/8/18, JDW 2006/8/9)
米 Boeing 社は、米軍からこれ以上の追加受注を得られなければ、C-17A の製造を 2009 年半ばで終了する。これにより、同社だけで 5,500 名の雇用に影響が出る。また、C-17A のサプライチェーンに関与している企業は 700 社にのぼる。
現時点でのバックログは 44 機。うち 26 機が米空軍向けで、残り 18 機がカナダ・オーストラリア・イギリス・NATO といった海外カスタマー向け。
Boeing 社としては、C-17A の改良型 (C-17A+ または C-17B) で、空軍の次世代輸送機計画・AMC-X をかっさらいたい考えだったが、それには AMC-X 計画がローンチするまで C-17A の生産ラインを維持するための追加受注が必須条件だった。
湾岸的台風 (DefenseNews 2006/8/18, JDW 2006/8/2)
サウジアラビアによる、Eurofighter Typhoon×72 機の発注契約が正式に締結された。金額は 60 億ポンド (114 億ドル)。BAE Systems、EADS、Alenia Aeronautica、Smiths Aerospace、Rolls-Royce といった関連メーカーにとっては朗報。イギリスにとっては、過去最大規模の輸出商談となる。
また、BAE Systems、Rolls-Royce、Smiths Aerospace、Dowty といった関連企業はサウジアラビア向けの技術移転を実施して、就役後のサポート業務を担当する要員を育成する。
この件では、仏 Dassault Aviation 社が「せめて受注の一部だけでも Rafale で横取りしたい」と狙っていたが未遂に終わり、同社の株価は 0.6% 下落。6% も上昇した BAE Systems とは好対照を見せた。
今日のお買い物 (Contracts 2006/8/18)
SAIC (Science Applications International Corp.) 社は米国防兵站局 (DLA) から、Northwest Region において陸海空軍・海兵隊・その他民間部局を対象として実施するメンテナンス・補修・補給業務を $250,000,000 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 1 年目。(SPM500-04-D-BP15)
Graybar Electric 社は米国防兵站局 (DLA) から、アラスカ地区において陸海空軍・海兵隊・その他民間部局を対象として実施するメンテナンス・補修・補給業務を $250,000,000 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 1 年目。(SPM500-04-D-BP14)
IMO Industries 社は米国防兵站局 (DLA) から、海軍と海兵隊が使用するポンプと関連物資を、$48,000,000 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。基本契約 2 年間、オプション契約 8 年間。(SP0760-06-D-9733)
Dayton Power and Light 社は米空軍から、Wright-Patterson 向けの給電業務を $20,000,000 で受注した。予想給電量は 415,000,000kWh。(GS00P06BSD0467)
EDO Technical Services Operations 社は米空軍から、PLM-4 レーダー・シグナル・シミュレータ×267 基を $18,744,201 で受注した。25 機の航空機に相当する RF (Radio Frequency) レーダー・シグナルを生成する。(FA8523-06-C-0035)
Electric Boat 社は米海軍から、Virginia 級 SSN の建造に関連する先行調達契約を $12,239,787 で受注した。タービン発電機と主機が対象。(N00024-04-C-2100)
Raytheon Systems 社 Network Centric Systems 部門は米海軍から、CEC (Cooperative Engagement Capability) に関するオプション契約を $6,522,157 で受注した。(N00024-06-C-5101)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/8/18)
サウジアラビアは、イギリスとの間で Eurofighter Typhoon×72 機の購入に関する合意が成立したことを認めた。
ソヴィエト聯邦崩壊から 15 年に渡り、アメリカは数億ドルの資金を投じてロシア国内にある核兵器の安全向上策を講じてきたが、実際にはまだ不十分だと VOA が報じている。ロシア国内にある核弾頭は 16,000 発、核関連物質は 600t にのぼるが、そのうち半分以上はテロ攻撃にさらされる可能性があるとしている。
米 Boeing 社とオーストラリア空軍 (RAAF) は、RAAF が導入する C-17A×4 機に関するサポート態勢についての合意をまとめた。Boeing 社は 8,070 万ドルの契約を受注して、C-17A 用のスペアパーツを RAAF に供給する。列線整備は RAAF の担当で、デポレベル整備は Boeing 社の担当となる。こうした枠組みは、米空軍や英空軍の場合と同じで、GSP (Globemaster III Sustainment Partnership) と称している。RAAF にしてみれば、既存のサポート態勢の枠組みに乗っかることで、スケール・メリットを享受できる利点がある。
アブダビは、自国の軍隊を対象とする捜索救難 (SAR) 任務を Falcon Aviation Services 社に外注する契約を結んだ。この契約は 2006/8/31 から発効する。Falcon 社は救難ヘリのオペレーターとして、EHI (Evergreen Helicopters, Inc.) 社を選定しており、Evergreen 社が ACMI (Aircraft, Crew, Maintenance and Insurance) に関する責任を負って、Bell 412EP×2 機と AgustaWestland AW139×2 機を運用する。これらの機体は救難用ホイストや FLIR といった機材を備えており、軍民双方を対象にして、3 ヶ所の救難基地で 24 時間フルタイムの待機を行う。
諾 Kongsberg 社は米陸軍から、Protector ウェポン・ステーションを 4,300 万クローネ (MNOK 43) で受注した。(訳注 : Stryker に装備するものと思われる)
米 Raytheon 社は、米陸軍の FCS (Future Combat System) で使用する精密誘導ミサイル・NLOS-LS (Non Line-of-Sight-Launch System) のうち PAM (Precision Attack Missile) について、ケンタッキー州 Louisville の工場で製造を行うと発表した。まず、200 万ドルの当初契約で 10 月から作業を始める。NLOS-LS は Raytheon Missile Systems 社と Lockheed Missiles and Fire Control のジョイント・ベンチャー、NetFires LLC 社が担当しており、共通発射器 (CLU : Container Launch Unit) から発射する、PAM と LAM (Loitering Attack Missile) という 2 種類のミサイルを開発している。現在は SDD フェーズだが、2009 年から量産に移行して 30,000 発を製造する予定。
印 HAL (Hindustan Aeronautics Limited) 社によると、同社が開発したヘリコプター、ALH (Advanced Light Helicopter) こと Dhruv が、洪水に見舞われた Gujarat、Maharashtra、Karnataka、Andhra Pradesh といったエリアで救難活動に活躍しているとのこと。水中から 320 人、さらに被災した村落から 262 人を救出したといっている。
ズムワルトの眼 (DefenseNews 2006/8/17)
米 Lockheed Martin 社は、米海軍の DDG-1000/DD(X) に搭載する VSR (Volume Search Radar) のデモンストレーションに成功した、と発表した。同社が担当しているのは S バンド・レーダーの部分で、X バンド多機能レーダーの部分は Raytheon 社の担当。VSR は長距離捜索を担当するレーダーで、送受信機能は完全にソリッドステート化されている。
逆噴射 (JDW 2006/8/9)
米特殊作戦軍団 (USSOCOM) は数週間以内に、特殊部隊で使用する 45 口径拳銃・JCP (Joint Combat Pistol) の調達に関して、公式な懇請を行う模様。
米軍はもともと、1899-1901 年にフィリピンで経験した戦闘の教訓を受けて、ストッピング・パワーが大きい 45 口径の M1911 Colt Government を採用したが、1984 年になって、NATO 標準の 9mm 弾を使う Beretta M9 に移行した経緯がある。今回の件では「要求仕様に合うのは 45 口径」ということで、45 口径に回帰する可能性が高い。
レーザー兵器は、これから配備 (JDW 2006/8/16)
米国防総省の OFT (Office of Force Transformation) では、地上軍や航空機がすぐに展開できないところにある敵の車輌や武装勢力そのもの、IED を破壊する目的で、2 年以内にイラクに TRMS (Tactical Relay Mirror System) を投入する構想を進めている。OFT 自身に加えて、JIEDDO (Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization) からも予算支出を得るべく折衝しているところ。
TRMS で想定しているのは、ソリッドステート・レーザーによる 15-25kW 程度の低出力レーザー。これを反射鏡で方向転換させる。
弾道ミサイルだと与太を飛ばす人がいるって ? (JDW 2006/8/9)
台湾の CSIST (Chung Shan Institute of Science and Technology) が開発した超音速対艦ミサイル・雄風 3 (Hsiung Feng III) が、9 月にお披露目されることになった。当初は 7 月の予定だったが、台風に襲われたせいで延期になったもの。2006 年度に 120 発の雄風 3 を量産する予算を確保している由。
搭載するプラットフォームは、成功 Cheng Kung 級フリゲート (O.H.Perry 級) と康定 Kang Ding 級フリゲート (Lan Fayette 級)。射程は 300km という説や 600km という説が入り乱れている。
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoDNews 2006/8/23)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 83 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 91,428 名、海軍 5,876 名、空軍 6,992 名、海兵隊 7,353 名、沿岸警備隊 315 名。
海兵隊動員 (AFISNews 2006/8/23)
海兵隊は、IRR (Individual Ready Reserve) の中から召集を行う。5 ヶ月ほどの予告期間を経た後で (at least five months notice)、平均 12-18 ヶ月間の勤務を行うもの。大統領が 7/26 に承認を得ており、その際には 2,500 名という数字が出ていた。ただし、正確な人数は未確定で、対テロ戦に派遣する部隊の規模に依存する。海兵隊としては、承認された数字をめいっぱい使うよりも、可能な限り少なくすませたい考え。特技分野は、戦闘、通信、情報、工兵、憲兵が中心。
IRR は、海兵隊における当初の兵籍期間を終了したものの、8 年間の服務期間を残している 59,000 名などで構成される。ただし、現役を離れた途端に再召集という事態を避けるため、IRR の 1 年目に該当する海兵隊員は、今回の召集対象からは除外している。
ちなみに、中央軍 (USCENTCOM) 麾下で任務に就いている海兵隊予備役は、現時点で 2,600 名。IRR については、OIF 初期に 2,000 名、湾岸戦争で 8,300 名を召集したことがある。
またドイツで閉鎖 (DoDNews 2006/8/23)
米国防総省は、在欧米陸軍 (USAREUR) の規模縮小と再編成に伴い、以下の施設を閉鎖すると発表した。この閉鎖により、年間 900 万ドルの経費節減を実現する。
Aschaffenburg Family Housing
Aschaffenburg Training Area
Babenhausen Kaserne
Babenhausen Family Housing
これらの施設には合計 1,000 名ほどの兵士が駐留しているが、退役、あるいは他の基地施設に移駐することになる。さらに、米軍の制服組 21 名と文官 44 名、ドイツの基地従業員 20 名も閉鎖の影響を受ける。
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戦争・紛争
第四次中東戦争の再来 (か ?) (JDW 2006/8/16)
Hizbullah がイスラエル軍に大きな損害を与えている理由は、イランやシリアから入手したとみられる対戦車ミサイル。このうち、シリア・ルートで入手したとみられているロシア製対戦車ミサイルには、9P133 Kornet-E、9M131 Metis-M、9K113 Konkurs (AT-5 Spandrel)、9K111 Fagot (AT-4 Spigot) がある。一方、イラン製の対戦車ミサイルとしては、イランが製造している 9K113 Konkurs と、Towsan-1/M113 Raad (9K11 Malyutka/AT-3 Sagger の改良版) がある。
最初の 1 ヶ月で、イスラエル軍の機甲科が出した死者は 13 名。この間に、Hizbullah は 500 発を超える対戦車ミサイルを発射、40 両の戦車に命中して、そのうち 10 両が装甲板を貫通されたとしている。
こうした状況の中で、Merkava Mk.4 戦車に Rafael 社の APS (Active Protection System)・Trophy を搭載しなかったことを「判断ミス」と非難する声が、上層部からも現場からもあがっている。
Zelzal の輸出はザルザル (JDW 2006/8/16)
8/3 にイランの新聞・Sharq 紙が行ったインタビューの席で、以前に革命防衛隊の駐シリア代表を務めて Hizbullah との窓口にもなっていた Hujjat Al-Islam Ali Akbar Mokhtashemi-Pour 氏が、「Hizbullah に対して射程 250km の Zelzal-2 ミサイルを供与した」と認める発言を行った。
なお、イラン革命防衛隊 (IRGC) の関与については、イスラエル側も確認している。現地で発見された遺体の中に、10 名ほどイランの関係者であることを示す文書を所持している者がいたため (認識票は所持していない)。主として、革命防衛隊は SSM や SAM といった高度な装備の運用に従事しているとされる。
Hizbullah 支援 (JDW 2006/8/9)
Hizbullah の関係者はイスラエルとの交戦が始まった後で、シリアの Damascus でイラン側の関係者と会談、兵器の提供を要請した。何回か会合を重ねた後、7 月末にイランは兵器類の供給に合意したとのこと。
すでに引き渡されている C-802 などの対艦ミサイルに加えて、Hizbullah は携帯式SAMの引き渡しを要請、具体的にリストアップされたのは、Strela-2/2M (SA-7 Grail)、Strela-3 (SA-14 Gremlin)、Igla-1E (SA-16 Gimlet)。ただし Strela-2 については、すでにイスラエル軍のヘリコプター搭乗員が「Strela-2 で撃たれた」と報告している、という話もある。
そもそも、兵器輸出の際には、それが第三者の手に渡らないようにする規定があるものだが (訳注 : いわゆる最終使用者証明のこと)、イランにしろシリアにしろ、ロシアから入手した兵器を Hizbullah に横流ししているわけで、この規定に違反しているのは明白だというのがイスラエル側の主張。それは携帯式 SAM だけでなく、RPG-29 や Metis-M、Kornet-E といった対戦車兵器についても同じこと。
今日のイラク (AFISNews 2006/8/24)
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、Baghdad 南方を車輌で移動中に IED 攻撃に遭って死亡した。
イラクの警察と Task Force Band of Brothers 麾下、米陸軍・第 2 歩兵師団・第 3 SBCT の兵士が、Mosul の警察署に仕掛けられたテロリストの攻撃を撃退した。まず、警察官の制服を着た敵兵がやってきて自爆ベストを炸裂させて、本人は死亡、警察官 6 名が負傷。さらに 2 名が小火器で撃ってきたため、反撃して戦闘になった。犯人は 2 名とも死亡。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 10 騎兵聯隊・第 7 大隊の兵士が 22 日、Baghdad 北方の Saab Al Bour で、小火器で攻撃を仕掛けてきた犯人 5 名を拘束。AK-47 自動小銃 3 挺、スコープ付きの PKC 機関銃、弾薬を押収。
前日の 21 日には、イラク軍、それと Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 4 歩兵師団と第 101 空挺師団 (航空強襲) の兵士が、Iskandariyah、Ameriyah、Yusufiyah、Najaf などで合計 7 発の IED を発見・処分した。152mm 砲弾の流用品や 120mm 迫撃砲の流用品など。
爆弾事件やガス爆発事故に見舞われた Zafaraniya では、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 4 旅団戦闘チーム・第 801 旅団支援大隊、それと同師団の第 320 野戦砲兵聯隊・第 4 大隊の兵士が、地元の警察を支援して炊き出しなどの人道支援任務を実施した。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2006/8/24)
Kunar 省の Asmar 近くで聯合軍とアルカイダ関係者の交戦が発生、敵側に死者 7 名が出た。アルカイダ関係者の拘束を行う目的でアジトに接近したアフガニスタン軍と聯合軍に対して、敵が撃ってきて戦闘に発展したもので、最終的には制圧に成功している。このとき、10-12 歳ぐらいの子供 1 名が巻き込まれて死亡、女性 1 名が負傷して医療施設に運ばれた。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2006/8/23)
タリバンのスポークスマンが、「8/21 に Laghman 省・Alishang 地区の Qala Bazaar で聯合軍の車両隊を襲撃、8 名を死亡させた」「Laghman 省では過去 10 日間でアフガニスタン軍と聯合軍に合計 50 名の死者が出た」「聯合軍の車輌 15 両を破壊、10 個の兵器を分捕った」と主張している。車両隊への襲撃があったことについては聯合軍側も認めているが、死傷者はなかったとしている。また、それ以外では 8/15 に発生した交戦で米軍兵士 1 名が死亡しただけであり、タリバンが主張する戦果は捏造だというのが聯合軍の主張。
このほか、Kunar 省でも「Manoogi 地区の Lotta で米軍のパトロール隊を 8/21 に襲撃、14 名を死亡させたと主張している (タリバン側は死者 2 名、負傷者 4 名としている)。同じ Kunar 省の Pech 地区では 8/19 に交戦が発生したことを聯合軍も認めており、米軍が死者 3 名、負傷者 3 名を出している。これは、パトロール隊が IED や小火器による攻撃を受けたもの。
Khowst 省の Paru Kheyl という村落の近くでは、聯合軍が払暁にアルカイダ関係者を狙った急襲を実施して 3 名を拘束、自動小銃や散弾銃などの武器・弾薬を押収した。さらに 3 名についても尋問したが、こちらは尋問後に釈放。その他、現場には婦女子が 20 名以上いた由。
Gardez では 8/21 にタリバンによるロケット攻撃があり、民間人に 2 名の負傷者が出た。
今日のイラク (AFISNews 2006/8/21)
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が Baghdad 北方で IED 攻撃に遭って、別件で第 7 聯隊戦闘団所属の海兵隊員 2 名と海軍の水兵 1 名が Anbar 省で敵対行動に遭った際の負傷が原因で、それぞれ死亡した。
イラク軍は 8/18-19 にかけて Baghdad で、武装勢力のリーダー 2 名を拘束。市の南方・Rasheed 地区にあるターゲット 3 ヶ所を急襲したもので、"Operation Together Forward" の一環。この 2 人が率いる組織は、Dora、Sahha、Abu D'Shair の各地区で残虐行為を働いていたとされる。件の 2 名以外に、もう 4 名が拘束された。
イラク陸軍・第 6 師団の兵士は 19 日、誘拐されていた女性を Karkh 地区の民家で発見・救出した。さらに近くの民家から、別の被害者と犯人 2 名も発見されており、犯人については拘束した。
Baghdad の Adhamiyah 地区では 18 日にも、イラク陸軍・第 6 師団・第 2 旅団・第 1 大隊の兵士が、誘拐被害者の救出に成功している。現場は武器集積所にもなっていて、RPG 発射器 2 基、RPG 20 発、AK-47 自動小銃、狙撃銃 2 挺、手榴弾 12 発などを発見、誘拐の容疑者 2 名も拘束した。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 4 旅団戦闘チーム・第 61 騎兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊の兵士は、18 日に Baghdad 南東で誘拐事件の被害者 3 名を救出。同隊に随伴していた通訳のところに市民がやってきて、情報を伝えてくれた際の成果。見張っていた犯人 1 名を拘束。
今日のイラクとアフガニスタン (AFISNews 2006/8/20)
イラク陸軍が Baghdad で、殺人集団 (death squad) のメンバー 3 名を拘束した。この集団のリーダーは、7/9 に Jihad 地区の検問所でイラク人家族が待ち伏せに遭い、皆殺しになった事件への関与が疑われている。このとき、例によって聯合軍のアドバイザーが支援した。もう 1 名も武装勢力の幹部とみられる。この件以外にも、誘拐・殺人・爆弾攻撃といった事件に手を染めていた模様。
同じ 18 日、誘拐事件の被害者がイラク陸軍・第 6 師団・第 2 旅団・第 1 大隊の兵士によって救出された。犯人 2 名を拘束するとともに、RPG 発射器 2 基、RPG、自動小銃、手榴弾を押収。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 4 旅団戦闘チーム・第 61 騎兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊の兵士と一緒にいた通訳に対して、近くの家に誘拐された被害者がいるという通報があった。現場に踏み込んで調べたところ、被害者 3 名が床に転がされており、それを見張っている犯人がいたため、その犯人を拘束。
アフガニスタンの Kunar 省で米軍の兵士 3 名が、イラクの Anbar 省では米陸軍・第 1 機甲師団の兵士 1 名が、そして Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が爆弾攻撃に遭って、それぞれ死亡した。
今日のイラク II (AFISNews 2006/8/18)
イラク陸軍・第 4 師団の兵士が Ash Sharqat で、テロ活動に関わっていた人物を拘束した。聯合軍に対する IED 攻撃の容疑も。
また、Baghdad 南方では警察が、兵器取引に関わっていた人物を拘束している。"Operation Together Forward" の一環として行ったもの。この手入れの際に、武装勢力 1 名が死亡した。イラク軍・聯合軍・警察・一般市民の死傷者はなし。
"Operation Together Forward" ではこれまでに、97 名が死亡、501 名が拘束され、武器集積所 59 ヶ所が発見される成果が上がっている。人員 30,000 名で 49,564 回のパトロールを実施した。
Babil 省では 16 日、誘拐されていた警察官が、イラク陸軍・第 6 師団・第 4 師団の兵士によって救出された。4 台の車輌が検問所を強行突破しようとしたときの出来事で、その際に小火器による撃ち合いが発生。また、被害者以外に AK-47 自動小銃や RPG も発見された。
8/21 から警察の新しい訓練コースがスタートして、950 名を超える新人が入隊した。訓練期間は 10 週間。Multinational Force West は人員徴募活動として、入隊希望者を見つけて選抜する作業を行っている。訓練の多くは Baghdad Police College で行っているが、一部はヨルダンの International Police College を使用する。訓練終了後に地元に戻って任務に就く仕組みで、この仕組みによって訓練した警察官は 7,000 名を超えている。
今日のイラク I (AFISNews 2006/8/18)
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 172 SBCT 所属の兵士が、Baghdad 北方で武器集積所を発見。AK-47 自動小銃 21 挺、7.62mm 弾のマガジン 55 個、PKC 機関銃 2 挺、ロシア製狙撃銃、7.62mm 弾数万発、破片手榴弾、宣伝文書、人員徴募用のポスターがあった。
また、第 172SBCT は Nur と Ghazalyia で捜索活動を行い、2 名を拘束するとともに武器集積所を発見。120mm 迫撃砲弾 272 発、82mm 迫撃砲弾 212 発、14.5mm 弾 33,800 発、7.62mm 弾 5,000 発、5.56mm 弾 90 発、19mm 弾 165 発、RPG 104 発、23mm ロケット 240 発、60mm プライマー 200 個、107mm ロケット 22 発、069B ロケット 9は、RPG 11 発、地雷 2 発、成形炸薬、クレーター爆薬、破片手榴弾 11 発、機関銃、AK-47 自動小銃 2 挺、PKC 機関銃、RPK 機関銃、14mm 機関銃 2 挺、AK-47 のマガジン 20 個、その他の弾薬、導爆線 5,000ft、82mm 迫撃砲 5 門と二脚 4 個、60mm 迫撃砲 4 門と二脚 3 個、迫撃砲のベース・プレート、照準器、噴進砲弾、爆弾製造材料などを発見。
米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 10 騎兵聯隊・第 7 大隊の兵士が、Baghdad 北方で行った家宅捜索で 6 名を拘束。
Doura、Shula、Ghazaliyah、Ameriyah の各地区では 8/7-16 にかけてイラク軍と警察が手入れを行い、建物 23,000 棟、モスク 21 ヶ所を捜索、54 名を拘束、武器集積所 10 ヶ所を発見して武器 326 個を押収、ゴミ 900t を処分するなどの成果を挙げている。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2006/8/18)
8/16 に Kunar 省 Asadabad 西方、FOB (Forward Operating Base) から 7km 離れた地点で聯合軍のパトロール隊が、襲撃してきた過激派と交戦。この戦闘で、聯合軍兵士 1 名が戦死した。負傷者も 1 名出ているが、こちらは近くの医療施設に搬送された。敵に与えた被害は不明。
その Asadabad では 16 日、聯合軍に対して小火器による攻撃が仕掛けられたため、小火器や機関銃などで反撃、この戦闘で敵兵 8 名が死亡した。
同日、Paktika 省・Bermel 南方を走行していた聯合軍の車輌が、旧ソ聯製の地雷を踏む事故が発生。最近の降雨が原因で、埋もれていた地雷が露出してしまったのが原因とみられる。この事故で兵士 1 名が死亡した。
Paktika 省の Nika 地区では、聯合軍によって武器集積所が発見された。RPG 6 発、バッテリ、機関銃の銃身、機関銃弾 40 発、雷管 70 個、迫撃砲弾などが見つかっている。
Paktika 省 Waza Khwa 地区では、アフガニスタン軍と聯合軍の合同パトロール隊が IED を発見して処分、さらに小火器や RPG を持った過激派と交戦する事件が発生。アフガニスタン軍兵士 1 名が死亡、聯合軍の車輌 1 両が壊された。敵兵はトラック 2 両に分乗しており、この情報が頭上の航空機に伝えられた。件のトラックはオフロードに逃げ込んで探知を逃れようとしたが、航空機からは重装備の敵兵 10-15 名が乗っている様子が見えており、爆撃によって破壊されている。その際、弾薬と見られる二次爆発も発生した。以前に取り逃がしたトラックと同じものとみられている。
なお、過去 6 週間の間に、IED がらみの事件は合計 6 件。
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こぼれ話
石油が満ちた土地なのに (DID 2006/8/23)
在イラク聯合軍では、各地に点在する聯合軍の基地に発電用のディーゼル燃料を輸送する手間を軽減するため、ディーゼル発電機に代わる代替エネルギー源の開発を求めている。イラクでは車輌補給隊が武装勢力に襲われる事件が多発しているため、補給隊の負担を少しでも減らしたいというわけ。
さらに、石油価格の高騰による燃料費節減要求の増大が、この状況に輪をかけている。航空機・車輌・艦艇だけでなく、基地施設で使用する発電用燃料にもメスを入れる必要があると考えられた。
そこでスタートしたのが C2P2 (Common Core Power Production) 計画。すでに空軍は Robins AFB で燃料電池を試用しているが、それ以外にもいろいろな代替エネルギーのプロジェクトが構想されている。
買ってみる ? (JDW 2006/8/9)
アメリカの国土防衛関連市場で第 6 位にある米 SAIC (Science Applications International) 社が、株式公開を計画している。主幹事会社は Morgan Stanley と Bear Stearms & Co. の 2 社で、公開が決定したら株価に関する協議を始める。
SAIC 社は 2008 年に売上 120 億ドルを目指す計画で、それを実現するために株式公開が必要だとしている。それは、他社を買収する際に株式交換による買収を実現できるため。
パソコン兵器 (笑) (AFNews 2006/8/23)

移動式衛星通信端末をセットアップ中の Scott Sellers 一等軍曹。
どう見ても Panasonic Toughbook です。本当にありがとうございました。
(Photo by US Air Force)
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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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