今週の軍事関連ニュース (2006/09/15)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

| 一般ニュース | 産業・装備 | 人事・組織 | 戦争・紛争 | こぼれ話 |


一般ニュース

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/14)
  • ノルウェーは、2009-2012 年にかけて軍の政策運営を行うための評価作業、Defence Study 07 (FS 07) をスタートさせた。任務、組織編成、手持ちの資産、作戦、支援といった分野の間で最適なバランスを模索する。
  • 台湾では、潜水艦×8 隻、PAC-3 地対空ミサイル、P-3C 哨戒機などで構成される兵器売却パッケージが、野党の抵抗により立法院 (いわゆる議会) で棚晒しになっているが、これに対してアメリカ側はイライラを表明している。
  • International Campaign to Ban Landmines がまとめた 2006 年版の報告書によると、地雷の被害が発生している国は 58 ヶ国、死傷者 (casualty) は 11% 増の 7,328 名。もっとも被害が多いのはコロンビアで、死傷者 1,100 名あまりを出している。また、ミャンマーも最悪の状況。対人地雷廃棄に向けた努力は続けられており、2005 年には 740 平方キロの土地で 47 万個を超える地雷が処分されたが、依然として地雷による死傷者はなくなっていない。対人地雷禁止条約に調印していない国としては、中国、パキスタン、ロシア、インド、アメリカがある。
  • 米ミサイル防衛局 (MDA) はニューメキシコ州の White Sands 射場で THAAD ミサイルの試射を実施したが、使用した Hera 標的ミサイルに問題が発生、安全確保のために自爆指令を出したため、THAAD を発射するところまでいかなかった。(この Hera 標的ミサイルは、引退した Minuteman II 弾道ミサイルの第 2 段目と第 3 段目を転用して作られている。担当メーカーは米 Coleman Research 社)
  • ポーランドの Jaroslaw Kaczynski 首相は、2007 年に開催する MSPO (2007 International Defense Trade Show) で、アメリカが主導国を務めると発表した。
  • 米海兵隊・第 3 海兵航空団 (3rd MAW) は、MAG-11 麾下・VMGR-352 所属の KC-130J を使い、VMX-22 所属の MV-22 Osprey に対する、同機としては初の空中給油を実施した。
  • 米陸軍はミズーリ州 Fort Leonard Wood にある化学戦訓練施設 (Chemical Defense Training Facility) で、本物の病原体ではない訓練用生物兵器エージェント、Bacillus Globigii を使った生物兵器防護訓練を実施中。地中に存在する天然物質だが、炭疽菌と似た性質を持っているために、訓練用の代用品として利用している。

何を収穫するんじゃ (AFNews 2006/9/13)
MQ-1 Predator の改良型、MQ-9 の公式ニックネームが "Reaper" に決定した。これまでは Predator B と呼ばれていた機体。大型化とエンジンの強化 (119HP → 900HP) によって長時間の滞空 (満載時で最大 14 時間) が可能になり、兵装としては AGM-114 Hellfire や 500lb 爆弾の搭載が可能。また、UAV としては初めて "Hunter-Killer" モードを利用可能になった。現在、空軍には 7 機が在籍しており、2009 年から全規模量産を開始する。

米艦二題 (DoDNews 2006/9/13, NavNews, 2006/9/13)
9/12 にメイン州の Bath Iron Works 社造船所で、USS Sampson (DDG-102) の命名式を実施する。Arleigh Burke 級の 52 番艦で、艦名は米西戦争で活躍した William Thomas Sampson 少将 (1840-1902) にちなんだもの。
一方、新型補給艦 USS Lewis and Clark (T-AKE-1) が、母港となるヴァージニア州 Norfolk に到着している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/13)
  • NATO 加盟 13 ヶ国 (オランダ、イタリア、デンマーク、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア) が、3-4 機の C-17A を共同調達してプールする SAC (Strategic Airlift Capability) 構想をスタートさせる決定を下した。考え方は、すでに An-124 をチャーターして稼働している SALIS (Strategic Airlift Interim Solution) と同じ。今回の決定を受けて、NAMSA (NATO Maintenance and Supply Agency) が代理となって、メーカーである米 Boeing 社との折衝にあたる。まず LoI (Letter of Intent) をリリースした。配備先はドイツの Ramstein AB。機体だけでなく、パイロットやロードマスターといった搭乗員、そして指揮系統も多国籍編成になる。2007 年の半ば、あるいは末までに初号機の受領実現、同年第三四半期に IOC 獲得、2009 年の FOC 獲得を目指すとともに、米空軍で要員の訓練を実施する。
  • この件についてオランダは、契約期間は 30 年、オランダは年間 1,00-1,500 万ユーロを負担すると発表している。オランダだけでなく、参加各国が経費面でも分担する。
  • シンガポール空軍は、いわゆる有志聯合への支援の一環として、KC-135 給油機をペルシア湾岸地域に向けて送り出した。アフガニスタンとイラクでの作戦行動を支援するためのもの。

DDG-107 ? (DoDNews 2006/9/12)
Arleigh Burke 級イージス駆逐艦の最新艦が、USS Gravely と命名されることになった。海軍人事部のトップを務めた Samuel L. Gravely Jr. 海軍中将にちなんだもの。

原油高のトバッチリ (AFNews 2006/9/8 & 2006/9/12)
DESC (Defense Energy Support Center) によると、米空軍が 2005 年に支払った燃料代は 42 億ドルで、前年より 14 億ドルも増えている。原油高の影響。
1 年前、JP-8 の単価は $1.74/gal だったが、これが今では $2.53/gal もする。そして、航空戦闘軍団 (ACC) は年間に 5 億 1,000 万ガロンの燃料を消費している。原油高と予算上の制約により、パイロットの飛行時間削減という影響が出始めている。が、それは練度や即応体制にとってはよくない。
対応策としては、シミュレータの活用や石炭からの合成燃料製造が考えられているが、即効的な解決にはならない。
こうした状況の中で、米空軍は 9/19 に Edwards AFB で石炭液化による合成燃料、あるいはバイオマス燃料といった代替燃料の飛行試験を B-52 で実施する。これで終わりではなく、2008 年までにさらに 1 億ガロンの代替燃料を調達して、デモンストレーションを継続する。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/11)
  • 台湾はスイスに対して、La Fayette 級フリゲートの調達に絡む汚職事件の関係で差し押さえられている、5 億 2,000 万ドルの資金返還を要請した。現在、この件はスイスの司法長官預かりとなっている。台湾は 25 億ドルで同級 6 隻を調達しているが、それに関連して仏 Elf Aquitaine 社が仏 Thomson-CSF 社経由で台湾とフランスの関係者に賄賂を送ったとされている。その不正資金のマネーロンダリングに関連して、スイスで 46 件の口座を凍結、口座にある資金の差し押さえを行っている。そして台湾側は、フリゲートを不正に高く買わされたということで返金を求めているもの。これ以外に、リヒテンシュタインでも 2,700 万ドルが差し押さえられている。
  • イラク戦争の前と後について検証して、アメリカの対イラク情報活動について調査している米上院・情報選抜委員会では、間違った情報によって戦争に向けたミスリードがあったと指摘。これはアルカイダとの関与、「911」との関与について否定したもの。また、アルカイダに対する BC 兵器関連訓練の実施についても否定。核開発計画についても、否定的な見解を取っていた国務省が正しかったとした。
  • 欧州聯合軍最高司令官を務める James Jones 米海兵隊大将は、NATO がアフガニスタンに送り込んでいる ISAF を支援するために、戦力増強や、輸送機やヘリコプターといった空輸資産の増強が必要だと表明した。
  • 米海軍の空母が将来的に担当する役割について研究した Rand Corporation では、「空母航空団の再編成」「搭載装備のモジュール化」「偵察・監視能力の増強」「艦載機の行動可能範囲拡大」「核戦争環境への備え」といった軍事的分野に加えて、人道支援任務に備えた輸送・医療・指揮能力強化といった課題についても言及したレポートをまとめた。
  • 米エネルギー省 (DoE : Department of Energy) 麾下の NNSA (National Nuclear Security Administration) によると、アメリカは高濃縮ウラン (HEU : High Enriched Uranium) 40kg をポーランドからロシアに移送したとのこと。IAEA (International Atomic Energy Agency)・ロシア連邦政府・ポーランド当局との共同プロジェクトで、NNSA が GTRI (Global Threat Reduction Initiative) の下で資金を出している。核兵器に転用される可能性がある HEU を、安全な場所に移そうというもの。これまでに、ブルガリア・チェコ・ラトビア・リビア・ポーランド・セルビア・ウズベキスタンから、合計 230kg の HEU がロシアに移送された。

常任理事国の維持、いや意地 (DefenseNews 2006/9/8)
Paris 南方、Bruyeres-le-Chatel にある Atomic Energy Commission で、仏 Bull 社が開発した新型のスーパーコンピュータ・Tera 10 がフル稼働を開始、それを祝うセレモニーに Jacque Chirac 大統領が出席した。南太平洋・Muroroa 環礁での核実験が終結した 1995 年にスタートしたプロジェクトで、核爆発のシミュレーションに使用するもの。米 IBM 社を退けて Bull 社が受注を獲得したもので、2015 年に登場する予定の次世代核弾頭・TNO (Tete Nucleaire Oceanique) の開発にも使用する。TNO を搭載するのは、EADS 社が開発している SLBM・M51。

キルギスタンに秋葉原はないしなあ… (DoDNews 2006/9/8)
キルギスタンで行方不明になっていた、米空軍の Jill Metzger 少佐が、木曜日に Bishkek で発見されたと、地元の警察からアメリカ大使館に通報があった。同少佐は医療の専門家で、Manas AB の 376th AEW に配属されていたもの。行方不明になった詳細な事情については不明。

版図拡大 (Defense-Aerospace.com 2006/9/8)
アメリカの Condoleezza Rice 国務長官とセルビアの Boris Tadic 大統領は、両国間の軍事協力合意に調印した。これにより、セルビア国内への米軍の展開が可能になる。

狙いはそっちか ! (Defense-Aerospace.com 2006/9/8, AFMCNews 2006/9/13)
8/30 にカリフォルニアの Edwards AFB で、F/A-18 を使った手放し空中給油実験が成功裏に実施された。テストに使用した機体は無人での飛行も可能だが、今回は安全のためにパイロットが搭乗した。8 回の試験飛行を予定しているが、今回はそのうち 7 回目。
これは、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency と NASA Dryden Flight Research Center が共同で開発しているもので、計画名称は AAR (Autonomous Airborne Refueling)、開発期間は 15 ヶ月。GPS と光学追跡装置を組み合わせて精確な位置決めを行い、φ32in のドローグにプローブを突っ込むもの。給油機の側にも航法機材を追加する必要があるが、給油装置そのものには手を加えていない。この仕組みを実用化すれば、UAV に対する空中給油も実現可能になる。
この AAR 計画で予定していたすべての飛行試験が、8/31 のフライトを最後に完了している。

どう見ても F-5 です、本当に (ry (DID 2006/9/8)
イランのニュース・エージェンシー、IRNA が公表した "国産戦闘機"、Saegeheh (雷の意) は「F/A-18 と同種の機体だがもっと優秀。イラン人技術者による完全な自国開発で、他国からの支援はまったく受けていない第 5 世代のステルス戦闘機。従来の機体よりもレーダー探知は難しく、機動性も優れている」ということになっている。が、イランは先日にも「ステルス性を備えた空飛ぶ船」なるものの映像を公開して、世界中の笑いをとったばかり。
イランには、航空機やミサイルのスペアパーツを製造したり、改設計を施したりする程度の産業基盤はある。だから、イラン・イラク戦争の最中には、アメリカから禁輸措置を食らったにもかかわらず、王政時代にアメリカから輸入した F-14A を飛ばし続けることができた。さらに、AIM-54 Phoenix の代替として MIM-23 HAWK を F-14A に載せたりもしている。とはいえ、まったくの "新規開発" となれば話は別。同様に世界各国のサプライヤーへのアクセスが限られている中で苦労して自主開発した、台湾の F-CK1 経国がいい前例になる。インドにしても、Tejas 軽戦闘機 (いわゆる LCA) の開発に乗り出したものの、Kaveri エンジンに足を引っ張られている。
そんなわけで、今回の機体は F-5E Tiger II を改造したものだ、というのが世界的なコンセンサス。垂直尾翼を 2 枚にして主翼に LEX を追加、アビオニクスを換装、といったあたりが主な変更点とみられる。
ただ、エンジンの換装や中射程 AAM の運用能力があったかどうかについては疑わしい。後者は、レーダーを外国から入手できないというのがその理由。もっとも、インドは MiG-21 を近代化改修したときに Kopyo レーダーを追加した R-77 (AA-12 Adder) の運用能力を付加してはいるが、AN/APG-65 すら入手できない Saegeheh の全体的な能力は、"F/A-18 並み" とはいえない。
そんなこんなで、Saegeheh は「F-5E のアビオニクスに手を入れて、低空・低速時の飛行特性を "改良" した機体」とみなされている。もっとも、双垂直尾翼化によって離着陸特性がちっとは良くなったかも、という見方も。
ちなみに、イランは「2,000lb 級の誘導爆弾も開発した」と自慢している。

すー・さんじゅうよん (DID 2006/9/8)
RIA Novosti 通信が報じたところでは、ロシア空軍司令官の Vladimir Mikhailov 大将が「Sukhoi Su-34 Fullback の受領を 2006 年末から開始する」と言明した由。これは 1990 年に SU-27IB という名前で初飛行した並列複座の攻撃機で、F-111 や Su-24 と同様の攻撃機。最大離陸重量 45.1t、兵装搭載量 8t。エンジンは AL-31FM1 (A/B 推力 13.5t) の双発で、最高速度は M1.8、航続距離は 3,000km。ただし、増槽を追加すれば 4,000km に延伸できる。さらに空中給油も可能。
地形追随飛行 (TERCOM : Terrain Contour Matching) に対応しており、ソフトウェア制御によって、各種の困難なマニューバをこなす。それを助けるとともに高速の低空飛行を支援するのが、コックピット後方に設けられたカナード。コックピットには Su-25 並みに、厚さ 17mm の装甲板が取り付けられている。射出座席は、もちろんゼロゼロ式。

| 先頭に戻る |


産業・装備

今日のお買い物 (Contracts 2006/9/14)
  • Raytheon 社は米陸軍から、TOW 対戦車ミサイル用の改良型目標捕捉システム (ITAS : Improved Target Acquisition System) を $285,379,911 で受注した。内訳は、IAS×623 セット、スペアセット×33。このうち 438 セットが海兵隊、218 セットが陸軍に配備される。5 年分のオプション契約があり、すべて実現すると 7 億 5,000 万ドル (累計総額 11 億ドル)、1,600 セットの追加調達となる(W31P4Q-06-C-0490)
  • Hensel Phelps Construction 社は米陸軍から、コロラド州 Cort Carson に司令部の建物を建設する作業を $31,200,000 で受注した。(W9128F-06-C-0042)
  • O'Gara-Hess & Eisenhardt Armoring 社は米陸軍から、アップ・アーマード HMMWV に関する修正契約を $19,961,274 で受注した。(DAAE07-00-C-S019)
  • Structural Associates 社は米陸軍から、ウェストヴァージニア州 Martinsburg に設置する燃料保管施設、給水施設、駐機場施設を $19,488,800 で受注した。(W912L8-06-C-0003)
  • Barnard and Sons 社は米陸軍から、ミシシッピー州 Gulfport にある訓練施設の飛行場を対象にした修復作業を $6,464,091 で受注した。(W9127Q-06-C-0002)
  • Roy Anderson 社は米海軍から、ミシシッピー州 Gulfport にある海軍建設大隊の施設 (Naval Construction Battalion Center) で実施する施設建て替え作業を、$65,160,000 で受注した。これは、いわゆる SeeBees の施設。(N62467-06-C-0069)
  • Parsons Infrastructure & Technology Group は米海軍から、NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Atlantic 担任区域内で実施するアーキテクト・エンジニアリング・サービス業務を $15,000,000 で受注した。(N62470-06-D-7117)
  • Global A 1st Flagship 社は米海軍から、ペンシルバニア州 Philadelphia にある Naval Sea Systems Command Inactive Ships On-Site Maintenance Office の運用業務を $11,019,214 で受注した。ここで補完している海軍の艦艇を対象にして、状態調査やメンテナンスなどの作業を実施する。(N00140-07-C-0005)
  • Facchina Global Services 社は米海軍から、ビデオ会議システムと関連コンポーネント、ソフトウェアなどを $9,998,682 で受注した。(N00421-06-D-0035)
  • Douglas E. Barnhart 社は米海軍から、カリフォルニア州 San Diego にある海兵隊募兵施設 (Marine Corps Recruit Depot) の Building 554 を対象とする MACC (Multiple Award Construction Contract) を $8,883,740 で受注した。(N68711-02-D-8015)
  • The John C. Grimberg 社は米海軍から、Joint Counter Improvised Explosive Devices Laboratory の建設作業に関する実施指令を受領した。すでに $8,495,000 で受注していたもので、Naval Explosive Ordnance Disposal Technology Division, Stump Neck Annex (Indian Head, MD) の Building 2015 を対象とする増改築を行うもの。(N62477-04-D-0012)
  • BAE Systems Technical Services 社は米海軍から、Naval Magazine Pearl Harbor にある弾薬保管施設の運営管理を、$5,831,051 で受注した。基本契約 1 年、さらに 1 年単位のオプション契約が 4 年分設定されており、すべて行使した場合の総額は $28,882,684。(N00604-06-C-0018)
  • Goodwill Industries of Southeastern Wisconsin 社は米海軍から、イリノイ州 Great Lakes にある Training Support Command 向けの管理業務を、$5,378,827 で受注した。基本契約 1 年、さらに 1 年単位のオプション契約が 4 年分設定されており、すべて行使した場合の総額は $27,326,745。(N00140-07-C-0004)
  • URS Group は米海軍から、海軍と海兵隊を対象とするアーキテクト/エンジニアリング業務を $5,000,000 (上限価格) で受注した。オプション契約まで行使したときの総額は、$7,500,000 を上回らない。(N62473-06-D-1048)
  • Computer Sciences Applied Technologies 社は米空軍から、アラバマ州 Maxwell AFB のベース・オペレーション業務を $61,053,236 で受注した。(F41689-01-C-0006/P00221)
  • GKN Aerospace Chem-Tronics 社は米空軍から、F100-PW-200 エンジンで使用するファン・ダクト×303 個を $23,997,600 で受注した。(FA8104-05-C-0248)
  • Federal Express 社は米空軍から、Defense Commissary Agency と DLA (Defense Logistics Agency) を対象とする貨物配送業務を $17,704,603 で受注した。基地購買部向けの食料品や艦船搭載用のドライ・カーゴを、カリフォルニア州 San Francisco から韓国・日本向けに輸送するもの。(FA4428-06-D-0018)
  • Essex Electro Engineers 社は米空軍から、出力 72kW のディーゼル発電機×148 台を $6,254,480 で追加受注した。過去に受注したもののオプション契約分。(FA8519-04-D-00190004)
  • Teradyne 社は米空軍から、Versatile Depot Automatic Test Set で使用する Digital Stimulus/Measurement System and Switching Subsystem コンポーネントを $5,864,198 で受注した。自動試験装置で使用するもの。(FA8531-06-F-0027)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/14)
  • 欧州委員会は、Eurocopter 社が中国と共同で EC175 を開発する件を支援する目的でフランスが提案していた、1 億ユーロの開発費支出を承認した。EC175 は 6-8t 級の中型ヘリで、2006-2011 年にかけて開発を行う。
  • 独 Rheinmetall 社は、ギリシア陸軍が装備している Leopard 2 のうち大隊指揮用の車輌向けに、指揮・情報システムと自己診断システム (熱線映像装置やレーザー測距儀などに使用する) を納入することになった。2008 年までに完納の予定。ドイツは同国陸軍中古の Leopard 2 戦車×183 両をギリシアに引き渡しており、サービス業務は独 Rheinmetall Landsysteme 社が担当している。
  • ノルウェーの Anne-Grete Strom-Erichsen 国防相は 9/5-9 にかけて訪米、ノルウェーが F-35 計画に残留するかどうかはオフセット・パッケージの内容次第だという見解を示した。
  • スウェーデン北部の Vidsel 射場で、Meteor 空対空ミサイルの ALD (Air-Launched Demonstration) 計画で予定されている三度目の試射が、9/5 に成功裏に実施された。5 月の一回目は失敗したが、6 月の二回目は成功している。ALD は、ミサイルをレール・ランチャーから発射してエンジンに点火、加速してラムジェット推進に遷移した後、フリーフライトを行うところまでが実験項目となっている。
  • 米陸軍向けに 5.56mm、7.62mm、12.7mm の銃弾を製造している米 ATK (Alliant Techsystems) 社だが、FY2007 には総数 13 億発の納入を見込んでいる。製造は、2000 年 4 月に ATK 社が運営するようになった、ミズーリ州 Independence にある Lake City 工場などで行われている。
  • ノルウェー海軍のイージス・フリゲート、F-310 Fridtjof Nansen が北大西洋で、AN/SPY-1F レーダーと ESSM (Evolved Sea Sparrow Missile) を使って、目標の捕捉・要撃に成功した。同級は 5 隻の建造が予定されており、最終番艦の F-314 Thor Heyerdahl に搭載するイージス・システムが、今年 6 月に完成したところ。このシステムは SM-2 の運用も可能だが、ノルウェーでは今のところ ESSM のみ。
  • 英 VT Group は、BAE Systems 社・英国防省と組んで、サウジアラビア海軍向けに MoD SAP (MoD Saudi Arabia Project) なるプログラムを実施している。このプログラムの対機雷戦訓練で使用する磁気・音響計測機材を、VT Group は英 QinetiQ に発注した。すでに Winfrith や Portland など、イギリスでも使用実績がある製品。

今日のお買い物 (Contracts 2006/9/13)
  • Raytheon 社は米海軍から、Phalanx CIWS (Close-In Weapons Systems) と関連スペアパーツに関する修正契約を $369,059,572 で受注した。パキスタン向けとオーストラリア向けの FMS 案件を含む。(N00024-04-C-5460)
  • Sytex 社は米海軍から、米中央軍 (USCENTCOM) 担任区域における飛行場運用業務を $28,964,166 で受注した。航空管制、施設管理、通信業務と機器メンテナンス、レーダーの運用と機器メンテナンス、気象システムの運用と機器メンテナンスを、複数の飛行場で実施する。(N65236-06-D-6865)
  • Northrop Grumman 社 Electronic Systems / Naval & Marine Systems Division / Oceanic & Naval Systems の各部門は米海軍から、航空機搭載用の機雷探知ソナーに関するテクニカル/エンジニアリング・サービス業務を $22,164,618 で受注した。AN/AQS-14A と AN/AQS-24 Airborne Mine Countermeasures Systems Sonar System に対するデポレベル整備や補修を行うもの。(N61331-06-D-0044)
  • Robertson Aviation 社は米海軍から、MATS (Mission Auxiliary Tank System)×53 セットを $18,927,571 で受注した。MV-22 用の増加燃料タンクで、航続距離の延伸に使用する。(N00019-06-C-0122)
  • Techno-Sciences 社は米海軍から、インドネシアの IMSS (Integrated Maritime Surveillance System) をアップグレードする作業を $16,196,464 で受注した。CSS (Coastal Surveillance Station)×8 ヶ所を増設、2 ヶ所の既存 CSS に機材を導入、指揮所 (Indonesian Headquarters Command Center) の通信能力強化、艦艇 7 隻分の X バンド・レーダーと Trident Monitoring System のアップグレードを実施する。そのほか、RIMSIC (Regional Integrated Maritime Security Information Center) の予備設計と IMSS の運用コンセプト開発、訓練・演習計画の立案も行う。(N00039-06-C-0102)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、F/A-18×36 機分の外翼アウター・パネルの補修作業に関する納入指令を受領した。すでに $11,691,768 で BOA (Basic Ordering Agreement) を取り交わしていた案件。(N00383-02-G-001H)
  • Valley Crest 社は米海軍から、NAS Pensacola で実施する Design-Build Historical Mitigation and Landscape 案件を $10,995,492 で受注した。眺望や自然環境の原状復帰を行うもの。(N62467-06-D-0165)
  • MPRI 社は米海軍から、陸軍州兵向けのデジタル訓練環境 (digital deployed training campus) 提供を $9,592,328 で受注した。(N00174-06-C-0059)
  • Concurrent Technologies 社は米海軍から、シグネチャ・データベースのアップデート作業を $6,118,546 で受注した。オプション契約分まで行使した場合の総額は $9,999,500。(N65236-06-D-6863)
  • Whitesell-Green 社は米陸軍から、フロリダ州 Tyndall AFB の指揮所施設 (Air Force Forces Command Headquarters Building) 建設作業を $9,212,000 で受注した。(W91278-06-C-0050)
  • Capitol Technology Services 社は米陸軍から、メリーランド州 Fort Meade にある Building 4216 の修復作業を $5,089,000 で受注した。(W912DR-06-C-0039)
  • Data Research and Analysis 社は米空軍から、モデリングとシミュレーションに関する支援業務を $13,000,000 で受注した。(FA7014-06-D-0020)
  • Northrop Grumman Systems 社 Integrated Systems Air Combat Systems 部門は米空軍から、AFMCE-2 (Air Force Mission Control Element) の地上側を対象とする導入作業の修正契約を $9,222,478 で受注した。新型の電子光学/赤外線レシーバー・ユニット導入や、シグナル開口レーダー (signals aperture radar) の量産型・ブロック 20 に向けた ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) の作業を実施する。(F33657-01-C-4600/P00162)
  • Kovatch 社は米空軍から、R-11 給油トラックのオプション契約行使分・33 両を $6,277,643 で受注した。(F09603-03-C-0141/P00011)
  • Honeywell 社 Defense and Space Electronics System 部門は米空軍から、Embedded Global Positional/Inertial Navigation System×88 セットを $6,189,050 で受注した。搭載するプラットフォームは MH-47G/TSPI/MH-6/SOA/F-16/AH-64D。(FA8626-06-C-2065/P00009)
  • Northrop Grumman Systems 社 Integrated System Sector は米空軍から、センサー・クラフト技術の開発に関する修正契約を $5,024,822 で受注した。地上試験や飛行試験を通じて技術の熟成を図る。(FA8650-05-C-3502/P00006)

勝てば天国、負ければ地獄 (Defense-Aerospace.com 2006/9/13, DID 2006/9/14)
オーストラリアは 2005 年 2 月に、BAE Systems Australia 社に対して 4 億豪ドルで、F/A-18 搭載用の電子戦装置として ALR2002 を発注すると決定していたが、スケジュール遅延と 2 億豪ドルのコスト超過により、計画を放棄することになる模様。代替品として、米 Raytheon 社製の AN/ALR-67(V)3 の名前が挙がっている。なお、CH-47、DHC-4 Caribou、C-130 に搭載した ALR2002 は問題なく稼働している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/13)
  • フランスの Saint-Cloud にある Dassault Aviation 社の施設で、欧州各国が共同開発している UCAV デモンストレーター・nEURon に関する評価作業が実施された。開発開始から半年を経たところで、性能とステルス性を両立させるための機体外形、あるいはシステムとのトレードオフに関する検討を行ったもの。このプロジェクトに参加している企業は、Dassault Aviation、Alenia Aeronautica、SAAB、EADS CASA、HAI、RUAG Aerospace。結果は満足できるもので、次の段階に進むことになった。
  • ポーランド向け F-16C/D-52M+ の初号機が、9/15 にテキサス州 Fort Worth の Lockheed Martin 社工場でロールアウトする、と発表された。
  • 米 Northrop Grumman 社は米陸軍から、BCTB (Battle Command Training Branch) を 1 億 1,000 万ドルで受注した。同社は、Fort Hood (TX)、Fort Bliss (TX)、Fort Sill (OK)、Fort Carson (CO)、Fort Riley (KS) でシミュレーション訓練業務を担当することになる。Northrop Grumman 社以外にこのプロジェクトに関与している企業は、General Dynamics、Lockheed Martin、Raytheon、Blackhawk Management、Huckstep Holding の各社。
  • BAE Systems 社は、民間旅客機に搭載する携帯式 SAM 対策装置・JetEye をお披露目した。DHS (Department of Homeland Security) と共同開発したもので、現在はフェーズ III のコスト低減・空気抵抗低減・信頼性向上といった作業を進めているところ。米陸軍の Advanced Threat Infrared Countermeasures をベースにしており、赤外線誘導式の SAM に対応できる。

6 隻で台湾を占領してみる ? (DID 2006/9/13)
Defense Tech によると、中国はロシアの Almaz Shipbuilding 社に対して、Zubr 級揚陸用ホバークラフト×6 隻を発注したとのこと。
これは排水量が 550t もある化け物で、搭載量は LCAC の 70t に比べて 150t もあり、兵装として 140mm ロケットポッド、30mm 機関砲、あるいは SAM を搭載可能。ガタイが大きすぎて揚陸艦への搭載は不可能だが、航続距離が 300nm あるので、台湾海峡を自力で横断できる。追加発注の可能性も。
Zubr 級は今のところ、ロシアで 3 隻、ウクライナで 2 隻、ギリシアで 4 隻が使われている。

今日のお買い物 (Contracts 2006/9/12)
  • Lockheed Martin Mission Systems 社は米空軍から、Air and Space Operations Center Weapon System Integrator の業務を $589,591,938 で受注した。システムの導入、維持、システム・エンジニアリング、インテグレーション、近代化改修、メンテナンス、管理、トラブル対応を実施する。(FA8706-06-D-0003-0001)
  • Cal-Pac Engineering 社は米空軍から、飛行場のアスファルト舗装やコンクリート舗装を行う作業を $6,566,869 で受注した。AETC (Air Education and Training Command) の Luke AFB が対象。(FA4887-06-D-0003)
  • Esterline Armtec Countermeasures 社は米陸軍から、IR フレア M206 と MJU-7A/B に関する修正契約を $27,124,592 で受注した。(W52P1J-04-C-0096)
  • Kilgore Flares 社は米陸軍から、IR フレア M206 と MJU-7A/B に関する修正契約を $23,345,984 で受注した。(W52P1J-04-C-0097)
  • W. Boyd Construction 社は米陸軍から、ネブラスカ州 Offutt AFB に子供向け施設 (child development center) を建設する作業を $11,408,000 で受注した。(W9128F-06-C-0041)
  • Sierra Nevada 社は米陸軍から、Airborne Reconnaissance Multi-Sensor Quick Reaction Capability Systems を $7,433,300 で受注した。(W15P7T-06-C-M607)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、ATFLIR (Advanced Targeting Forward Looking Infrared) ポッドの SRA (Shop Replaceable Assembly) を対象とする試験機材・10 セットに関する修正契約を $16,939,562 で受注した。(N68335-05-D-0009)
  • 180s LLC 社は米海軍から、海兵隊が使用する砂漠用戦闘服 (コンバット・デザート・ジャケット)×76,108 着、$10,812,308 の納入指令を受領した。(M67854-05-D-3067)
  • Coakley & Williams Construction 社は米海軍から、すでに発注済みとなっていた Building 2008 (MCB Quantico, VA) の補修作業・$7,961,000 の実施指令を受領した。(N62477-04-D-0034)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/12)
  • EADS 社とイスラエルの IAI 社が共同開発を進めている、ヨーロッパで初めての MALE (Medium-Altitude, Long Endurance) UAV、SIDM (Systeme Interimaire de Drone MALE) が、フランス南部・Istres にある飛行試験センターで 1.5 時間の初飛行を実施した。フランス空軍では、3 機の SIDM を 2007 年前半に就役させる計画。監視・偵察・目標捕捉ミッションに使用する機体で、光学センサー、赤外線センサー、レーダーを備える。通信手段は、見通し線用のデータリンクと衛星通信リンクの二本立て。離着陸は自動的に行える。
  • オーストラリアは同国南部の Woomera で、F/A-18 を使った JDAM の投下試験を始めて実施した。DSTO (Defence Science and Technology Organisation) による CTD (Concept Technology Demonstrator) 計画として実施しているもので、JDAM には豪 Hawker de Havilland 社が開発したウィング・キットが付いている。つまり、射程延伸型の JDAM-ER。
  • 米 Boeing 社など 6 社は米陸軍から、World-Wide Satellite Systems に関する契約を受注した。5 年間、総額 50 億ドルの案件。C バンド、X バンド、Ku バンド、Ka バンドに対応した 6 種類の地上局設備を使用するが、これには VSAT (Very Small Aperture Terminal) も含まれる。
  • Gelileo 計画への韓国の参画が、正式に決定した。
  • 西 Indra 社と EADS Defence & Security 社は、多国籍の非対称性作戦シナリオを想定した IFF について協業すると発表した。陸・海・空のすべてを対象とする。
  • スイスは、不要になった M113 装甲兵員輸送車×550 両を破壊処分する方針だが、この度、爆破処分する映像を公表した。(こちら。リンク切れになってたらゴメン)
  • 米空軍の KC-135 空中給油機が、就役 50 周年を迎えた。

オラクル兵器 (DID 2006/9/12)
米空軍・ESC (Electronic Systems Center) 麾下の 554th ESG (Electronic Systems Group) は、CSC (Computer Science Corp.) 社に対して ECSS (Expeditionary Combat Support System) に関する 6 億 2,780 万ドルの契約を発注した。この件では、競合して選に漏れた独 SAP 社が異議を申し立てていたが、逆転はならず。
ESCS は、業務用の ERP ソフトウェアを活用して空軍の業務効率改善を図るプロジェクト。Oracle11i をベースにしており、75 万ユーザーを対象とする 400 以上のレガシー・システムを代替する。これが、将来的には Global Combat Support System - Air Force の一環を構成して、ライフサイクル管理・計画/スケジューリング・補修整備・輸送/分配など、兵站/戦務支援全般の面倒を見ることになる。

台風待ち (DID 2006/9/12)
総額 100 億ドルで Eurofighter Typhoon×72 機の発注を決めたサウジアラビアだが、同機の導入までは Tornado の運用を続けることになる。そのため、英 BAE Systems 社に対して 25 億ポンド (46 億 6,000 万ドル) で、Tornado のアップグレード改修を発注した。IDS と ADV の両方が対象で、これによって 2020 年までの運用を可能にする。
現在、IDS は 96 機が Dhahran の 7th/66th/75th/83rd Sqn. に、ADV は 24 機が Tabuk の 29th Sqn. に、それぞれ配備されている。

今日のお買い物 (Contracts 2006/9/11)
  • AM General LLC 社は米陸軍から、HMMWV 各種 (B キット付きの M1151、M1152、M1165) に関する修正契約を、$88,619,583 で受注した。(DAAE07-01-C-S001)
  • REEP 社は米陸軍から、バイリンガルの文化アドバイザーや、そっち方面の専門家を派遣する業務・$41,200,000 分の納入指令を受領した。原契約は $250,000,000。(W91GER-06-D-0006)
  • EAI 社は米陸軍から、州兵部隊向けの分析ラボ施設をインテグレーション/アップグレードする作業を $22,459,000 で受注した。(W911SR-04-D-0014)
  • J.D. Abrams LLP 社は米陸軍から、テキサス州 Fort Bliss の Biggs Airfield に、第 2 旅団戦闘チーム用の施設建設のための資材などを納入する件について、$20,144,932 分の納入指令を受領した。原契約は $78,050,761。(W9126G-06-D-0030)
  • Bean Stuyvesant LLC 社は米陸軍から、ルイジアナ州 Plaquemines Parish の South Pass を対象とする浚渫作業を $18,370,000 で受注した。(W912P8-06-C-0191)
  • GM GDLS Defense Group LLC 社は米陸軍から、イラクでの任務を終えて戻ってきた Stryker の補修作業に関する修正契約を $13,102,756 で受注した。カタールの Doha とミシガン州の Sterling Heights、カナダの London で分担することになっており、比率はそれぞれ 8:1:1。(DAAE07-02-C-B001)
  • DRS Training and Control Systems 社は米陸軍から、Driver's Vision Enhancer A-Kits に関する $10,043,974 の増額契約を受注した。原契約は $56,983,884。(W15P7T-06-C-W006)
  • GM GDLS Defense Group LLC 社は米陸軍から、イラクでの任務を終えて戻ってきた Stryker の補修作業に関する修正契約を $7,271,737 で受注した。ミシガン州 Sterling Heights とカナダの London で分担することになっており、比率はそれぞれ 12:88。(DAAE07-02-C-B001)
  • AM General LLC 社は米陸軍から、HMMWV 用のエンジンと (訳注 : 輸送用の ?) コンテナ、$5,241,980 分の納入指令を受領した。原契約は $48,327,812。(W56HZV-06-D-0123)
  • Henry Schein 社は米国防兵站局 (DLA) から、歯科関連の各種物資を $24,500,000 (上限価格、価格修正条項付き機) で受注した。陸海空軍・その他民間部局向け。(SPM200-05-D-7423)
  • Tesoro 社は米海軍から、すでに $9,143,851 で発注済みの建設作業に関するタスク・オーダーを受領した。対象となるのは、Small Arms Range, SATEC Q259, Fort Story, (Virginia Beach, VA)。コンクリート橋の架け替えや、建物の建設に備えた準備作業などを実施する。(N40085-05-D-5057)
  • ITT Industries 社は米海軍から、AN/SPS-48E 対空 3 次元レーダーを対象とする老朽化対策 (Radar Obsolescence Availability Recovery Program) に関する修正契約を $8,162,489 で受注した。同社が実施するエンジニアリング・サービス、的区に軽・サービス、設計、インテグレーション、試験を経て、AN/SPS-48G(V) に更新することになる。(N00024-06-C-5204)
  • Bell-Boeing JPO (Joint Program Office) は米海軍から、V-22 Osprey 計画の EMD フェーズに関する修正契約を $6,636,939 で受注した。Interactive Electronic Technical Manual や、技術データの品質保証に関連するもの。(N00019-93-C-0006)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、フラッシュメモリを用いた RMM (Removable Memory Modules) を $5,208,408 で受注した。すでに Basic Ordering Agreement を締結済みの案件で、F/A-18E/F のロット 26-28、それと F/A-18E/F ならびに EA-18G のロット 29-30 を導入対象とする (ECP-06296 : Engineering Change Proposal 06296)。(N00019-05-G-0026)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/11)
  • NBC News が、米陸軍が RPG 対策としてイスラエル製の Trophy APS (Active Protection System) の導入を行わない決定を下した件について番組中で取り上げたが、これについて米陸軍の調達副責任者を務める Jeffrey A, Sorenson 少将は、採用を決めた米 Raytheon 社の Quick Kill システムより Trophy の方がスケジュール面で半年先行していることを認めつつも、Quick Kill の方が優れているとして、陸軍の決定を擁護している。それによると、Trophy はひとつの軸線しか対処できないのに対して Quick Kill は全周をカバーしており、さらに迎撃体の再装填が可能との由。
  • チリ空軍がオランダ空軍に発注していた中古 F-16A/B-15 MLU のうち、最初の 6 機が予定通りにチリに到着した。
  • EADS Space 社傘下の Paradigm Secure Communications 社は、オランダ国防省から軍用衛星通信サービスの業務を受注した。2006 年末までは現行の Skynet 4 衛星でフェーズ 1 の暫定サービスを開始、さらに 2007 年 1 月からは Skynet 4、あるいはその後継となる Skynet 5 衛星によるフル・サービスを開始する。同社は NATO 標準仕様の X バンドと UHF の衛星通信サービスを提供しており、すでにイギリスからも PFI ベースの受注を得ている。
  • 諾 Kongsberg 社は、サウジアラビアから通信機器を 8,100 万クローネで受注した、と発表した。
  • 蘭 Stork Fokker 社の発表によると、F-35 JSF 計画に関与しているオランダの企業は 70 社にのぼり、受注額は 7 億ドルに達したという。今後、量産に向けて計画が進むことで、さらなる受注が見込まれる由。
  • 米上院外交委員会は、米海軍の中古艦艇を諸外国に FMS 経由で引き渡す "Naval Vessels Transfer Act of 2006" を可決した。関連する法規の違いにより、2 グループに分かれる。
    ・section 516 of the Foreign Assistance Act of 1961 (22 U.S.C. 2321j) 関連 :
    1. リトアニア : USS Kingfisher (MHC-56), USS Cormorant (MHC-57)
    2. ポルトガル : USS George Philip (FFG-12), USS Sides (FFG-14)
    3. トルコ : USS Black Hawk (MHC-58)
    ・section 21 of the Arms Export Control Act (22 U.S.C. 2761) 関連 :
    1. 台湾 : USS Oriole (MHC-55), USS Falcon (MHC-59)
    2. トルコ : USS Shrike (MHC-62)
    3. メキシコ : USS Ogden (LPD-5), USS Cleveland (LPD-7)
  • 英 Martin Baker Aircraft 社は、F-35 Lightning II 用射出座席の初号機を、米 Lockheed Martin 社に納入した。Martin Baker Mk.16 シリーズから派生した US16E という製品で、F-35 のすべての派生型がこれを装備する。
  • 米海軍は、最新型イージス BMD システムの前線配備計画を承認した。現在、複数のイージス駆逐艦が LRS&T (Long Range Surveillance and Tracking) 能力を備えた改良型システムを持ち、BMDS (Ballistic Missile Defense System) にデータを送り込める。さらに短・中射程のターゲットに対応した SM-3 を搭載するイージス艦が 3 隻ある。これを 2009 年までに、同等の能力を備えるイージス駆逐艦×15 隻とイージス巡洋艦×3 隻に拡大する。
  • イスラエルの Elbit Systems 社と、Elisra Group 傘下の Tadiran Spectralink Ltd. (Spectralink) 社は、ドイツ空軍から PSR-434G/SV PSR (Personal Survival Radio) を受注した。今回の受注額は 800 万ドルほどだが、今後、さらなる追加発注が見込まれる。
  • 南ア Denel 社は、Western Cape 州や North West 州などにある 5 つの事業所を叩き売りした。これは、通信・防衛・輸送といった中核事業部門に専念するための措置。
  • 英 VT Group が建造した全長 80m 級の哨戒艦 (Offshore Patrol Vessel (Helicopter)) を HMS Clyde と命名するセレモニーが、建造場所となった Portsmouth Naval Base で開催された。ここで英海軍の艦艇建造を行うのは、1967 年に進水した Leander 級バッチ 3 フリゲート・HMS Andromeda 以来。

対立する国あれば両方に売れ (DefenseNews 2006/9/8)
仏 DCN 社と仏 Thales 社のジョイント・ベンチャー、Armaris コンソーシアムはパキスタンに対して、8/28 に潜水艦のオファーを公式に実施した。実現すれば 10-12 億ドル程度の取引になる。提案したのは Marlin と呼ばれるディーゼル潜水艦で、数は 3 隻フランスとスペインが共同開発した Scorpene 級を "純フランス化" したバージョン。魚雷に加えて SM39 Exocet 対艦ミサイルを搭載する。
5 月に話が出ていたが、先にフランスから Scorpene 級潜水艦を輸出する話が決まっていたインドとの問題があってゴチャゴチャしていたもの。ちなみに、パキスタンに対しては Harpoon の輸出が承認されているが、こういうことになったので UGM-84 を輸出する可能性はなくなり、AGM-84 と RGM-84 だけということになる模様。
パキスタンに対しては、ドイツも潜水艦を提案しているという話がある。

国家安全保障会議、ではない (DefenseNews 2006/9/8)
米 Northrop Grumman 社傘下の Ingalls 造船所 (Pascagoula, MS) では、米沿岸警備隊の新型巡視船・NSC (National Security Cutter) を 9/11 に起工する (注 : 記事執筆時点)。船名は Waesche (WMSL-751) に決定しているが、これは第二次世界大戦中に沿岸警備隊の長を務めていた、Russell Waesche 海軍大将に由来する。
なお、NSC の 1 番船はすでに建造が進んでおり、11/11 に Bertholf で進水の予定。Integrated Deepwater 計画で建造を予定している船艇のうちもっとも大型 (4,300t, 全長 127m) なのが NSC で、航空機の搭載能力や指揮統制能力も備える。全部で 8 隻を建造予定。Hamilton 級カッター×12 隻を代替する。

今日のお買い物 (Contracts 2006/9/8)
  • Lear Siegler Logistics International 社は米空軍から、通常の方式では入手が難しい標準機格外の物品を供給したり、整備補修のサポート業務を行ったりする FMS 案件を $1,900,000,000 で受注した。対象となる機種は、C-47、T-33、T-37、C-130、F-111、F-4、F-5、F-16、その他の民間機。(FA8630-06-D-6000)
  • MacAulay-Brown 社は米空軍から、AFRL (Air Force Research Laboratory) が実施する、電子光学脅威警報装置関連の研究業務へのサポート作業を、$47,726,000 で受注した。レーザー・センサー技術やミサイル接近警報装置などの分野が対象になる。(FA8650-06-D-1079)
  • Engineered Fabrics 社は米空軍から、C/KC-135 用の燃料セルを $37,594,477 で受注した。中央翼や胴体の前後に設置するもの。(FA8103-06-C-0232)
  • 米空軍は FY2007 分の LOSC (Launch Operations Support Contract) オプション契約の行使を発表。Space Coast Launch Services 社がフロリダ州の Patrick AFB で実施するもので、契約額は $35,958,831。45th SW (Space Wing) を対象にして、衛星打ち上げに関連するサポート、メンテナンス、エンジニアリング・サポートを担当する。(FA2521-05-C-0008/P00027 tentatively)
  • L3 Communications Vertex Aerospace LLC 社は米空軍から、テキサス州 Sheppard AFB などで実施する訓練業務とメンテナンス業務の修正契約を、$10,072,492 で受注した。同基地以外に衛星拠点として、フロリダ州 NAS Pensacola とヴァージニア州 Fort Eustis がある。第 3 次のオプション契約行使分。(F41689-03-C-0018/Mod # 20)
  • McDonnell Douglas 社は米空軍から、JDAM 用の HCTMs (High Data Rate Compact Telemetry Units)×287 セットに関する修正契約を $8,225,133 で受注した。JDAM HCTMs とは、試験用に投下した JDAM に関する飛行データをリアルタイムで収集・送信する機材。(FA8681-06-C-0058/P00004)
  • T Square Logistics Services 社は米空軍から、テキサス州 Sheppard AFB で実施する、燃料供給や車輌の運用、メンテナンスといった兵站支援業務に関する修正契約を $6,305,600 で受注した。第 4 次のオプション契約行使分。(F41612-03-C-0006/Mod # 42)
  • General Electric Aircraft Engines 社は米空軍から、F101 エンジンと F102 エンジンを対象とするサポート業務を $6,184,171 で受注した。エンジンの寿命を縮めたり、エンジンにダメージを与えたりする問題があると判明した低圧タービン・ブレード 10,481 枚を換装するもの。(FA8104-05-G-0003-0070)
  • SRS Technologies 社は米空軍から、45th SW の Eastern Range を対象とする安全確保のためのエンジニアリング・サービス業務を $5,000,000 で受注した。(FO8650-02-C-0018/P00100)
  • VT Griffin Services 社は米海軍から、建物の屋根を補修するための人で・装備・資材・輸送手段、それと作業の監督を行う業務を $13,188,080 (上限価格) で受注した。オプション契約分まで行使した場合の総額は、上限 $27,043,770。主として MCB Camp Pendleton で、さらに Seal Beach Annex、Naval Weapons Station Center、Fallbrook でも作業を実施する。(N62473-06-D-1011)
  • Ensign-Bickford Aerospace & Defense 社は米海軍から、海兵隊向けの対人障害物突破装置 (Anti-Personnel Obstacle Breaching System) の製造・試験・納入を $12,613,578 で受注した。最終的に 3,000 セットを製造するが、第一陣は 200 セット。オプション契約まで行使した場合の総額は $150,816,130。(M67854-06-D-1021)
  • Wintara-Salihi Group は米陸軍から、イラクの Baghdad で遠隔監視装置を導入する作業を $9,450,176 で受注した。(W91GXY-06-C-0093)
  • Great Lakes Dredge & Dock 社は米陸軍から、ペンシルバニア州 Philadelphia で実施する浚渫作業を $6,589,340 で受注した。(W912BU-06-C-0016)
  • The Ross Group は米陸軍から、ケンタッキー州 Fort Riley の兵舎を補修する作業・$5,561,388 分の納入指令を受領した。原契約は $36,435,544。(W912DQ-04-D-0003)
  • Veteran 社と Pacific 社のジョイント・ベンチャーは米陸軍から、イリノイ州 Scott AFB に Surface Deployment and Distribution Command Facility を建設する作業を $5,037,015 で受注した。(W912QR-06-C-0049)

ウリナラ偵察機 (Defense-Aerospace.com 2006/9/8, DID 2006/9/12)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、韓国に FMS 経由で RC-800 戦術偵察機 (Tactical Reconnaissance Aircraft) と地上管制ステーション (Reconnaissance Ground Station) を輸出すると通告した。金額は、すべてのオプション契約を行使した場合で 2 億ドル、メーカーによるサービス業務やメンテナンス業務、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、試験機材、通信サポート、PME (Prime Mission Equipment)、技術支援、エンジニアリング業務などを含む。
RC-800 は、Raytheon 社の Hawker 800 (旧称 BAe 125-800) ベースの電子偵察機で、SIGINT 機材や偵察用カメラを追加している。2000 年に 8 機を導入しており、配備先は城南 Seongnam とみられる。主契約社は米 Lockheed Martin 社。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2006/9/8)
  • オーストラリアは米 Lockheed Martin 社に対して、Project Air 5418 FOSOW (Follow-On Stand-Off Weapon) で選定を決めた AGM-158 JASSM (Joint Air-to-Surface Stand-off Missile) を正式に発注した。とりあえず F/A-18 搭載用で、コストは 3 億ドル超 (訳注 : 豪ドル ?)。2009 年に実働体制となる予定。
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、ドイツに FMS 経由で PAC-3 の CRI (Cost Reduction Initiative) 型を輸出する、と通告した。金額は 2 億 9,800 万ドル。内訳は、実弾 72 発、訓練弾 (Missile Round Trainer) 12 発、支援機材、改修キット、文書類、スペアパーツ、補修用パーツなど。担当メーカーは米 Lockheed Martin Missiles and Fire Control 社。
  • 米 Lockheed Martin 社は、傘下の LKEI (Lockheed Khrunichev Energia International, Inc.) 社と ILS (International Launch Services, Inc.) 社を、Space Transport Inc. 社に売却すると発表した。LKEI は、LM 社と露 Khrunichev State Research and Production Space Center ("Khrunichev")、露S.P. Korolev Rocket and Space Corporation Energia が設立したジョイント・ベンチャーで、民間向けに Proton ロケットを使った打ち上げ業務を行っている。ILS は、LM 製の Atlas ロケットや Khrunichev 製の Proton ロケット、Angara ロケットを使った打ち上げ業務について、マーケティングやミッション管理を行っており、過去の打ち上げ実績は 37 基、バックログ 11 基。
  • 英 Rolls-Royce 社は英国防省から、Lynx ヘリが装備している Gem エンジンを対象とする MRO (Maintenance, Repair and Overhaul) 業務を 4,000 万ポンドで受注した。オーバーホールは Ansty の工場で、サポート業務は Yeovilton と Bristol で、さらにスペアパーツの納入も実施する。いわゆる MRMS (Mission Ready Management Solutions) で、メーカー側はエンジンの稼働率を一定水準以上に保つことを保証、それに対して軍がインセンティブを提示するという内容。Typhoon、Tornado、Nimrod、Sea King といった機体でも同様の枠組みを取り入れている。
  • 米陸軍が Ground Soldier System の実現に向けて、そのためのステップと位置付けている FFW (Future Force Warrior) が、ネットワーク機能のデモンストレーションを成功裏に実施した。Natick Soldier Center と米 General Dynamics C4 Systems 社が共同開発しているもので、さらに CERDEC (Communications and Electronics Research, Development and Engineering Center) など、いろいろな研究機関が協力している。Increment 1 と Increment 2 に分けて段階的な開発を進めているが、今回の試験では、個人や小規模部隊が使用するネットワークと、将来的に陸軍全体が使用するネットワークの相互運用性が確認された。
  • ドイツ陸軍が Buckeburg の飛行訓練校で使用している Eurocopter EC135 ヘリが、累計飛行時間 30,000 時間を達成した。全部で 14 機が在籍しており、6-8 種類の訓練課程をこなしている。
  • ユタ州の Brigham Young University に所属する科学者や技術者が、米空軍の Air Force Office of Scientific Research から出た予算で、複数の UAV が "チーム" となって自律行動するため、互いに協調しながら飛行できるようにするための研究を進めている。すでに、3 機の UAV が誤差 1 秒以内のズレで同一ターゲットに到達する実験に成功している。また、わざと情報の一貫性を乱して混乱させて、それでも問題なく行動できるようにする実験も行っている。

| 先頭に戻る |


人事・組織

小型化改編 (AFNews 2006/9/14)
デラウェア州 Dover AFB の 436th AW に、2007 年半ばから C-17A×13 機の配備が始まる。これに伴い、現用中の C-5 は別の部隊に配置替えとなる。C-17A の配備に伴い、パイロット用のフル・モーション機能付きフライト・シミュレータや、ロードマスター用のシミュレータなど、560 万ドルをかけた訓練施設を設置する。

予備役の動員状況 (DoDNews 2006/9/13)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,148 名の増 (原文ママ。手元の計算だと 1,137 名の増)。現在の動員内訳は、陸軍 88,323 名、海軍 6,981 名、空軍 7,136 名、海兵隊 7,363 名、沿岸警備隊 317 名。

ある解隊 (AFSPCNews 2006/9/12)
コロラド州 Schriever AFB の 1st SOPS (Space Operations Squadron) と 7th SOPS が、8/29 付で運用を停止した。これらの隊は 1988 年 2 月から、DSP (Defense Support Program) フライト 15 衛星のテレメトリーと動力源を管理する作業を実施していたが、任務がコロラド州 Buckley AFB の 2nd SWS (Space Warning Squadron) に移管されたために閉隊となったもの。

戦線縮小 (DoDNews 2006/9/8)
米国防総省は、イタリアの NSA (Naval Support Activity) La Maddalena を閉鎖すると発表した。ヨーロッパにおける戦力再編と施設の見直しにより、不要と判断されたため。施設は 2008 年春にイタリアに返還される。影響を受ける人員は、軍人 1,300 名以上、文民 88 名、契約民間業者の従業員 90 名、イタリア人従業員 178 名。
ここには潜水母艦 USS Emory S. Land (AS-39) が配備されているが、同艦は 2007 年 10 月に配置替えとなる。新母港は未定で、追って発表の予定。

| 先頭に戻る |


戦争・紛争

今日のイラク (AFISNews 2006/9/14)
イラク軍と聯合軍は、6 月の爆撃で死亡した Abu Musab al-Zarqawi の後を襲ったアルカイダの活動家 Abu Ayyoub al-Masri を拘束したことを明らかにした。暗殺・誘拐・IED 攻撃に加えて宗派間対立を煽り、2004 年 11 月に Fallujah で聯合軍が作戦を展開したときにもテロ活動を行っていたとされる。
そのほか、Baghdad 近辺では騒擾が激しい 5 つの地域に焦点を当てて治安維持のための作戦行動を展開中。12 日には 70 名以上を拘束したほか、複数の武器集積所も発見している。"Operation Together Forward" の一環。過去 2 週間の間に、150 以上の作戦を実施して、テロリスト 66 名が死亡、830 名を拘束している。
Diwaniyah を拠点にする武装グループに捕まり、暴行・拷問を受けていたイラク軍兵士が、現場を襲撃したイラク軍の手で解放された。犯人 4 名に加えて、迫撃砲の照準器や爆弾製造材料が発見されている。
Baqubah 南方では 12 日、迫撃砲弾 2 発が着弾する騒ぎがあった。その直後に米軍の UAV が、犯人らしきもの 2 名が灰色のセダンに乗って逃走するのを発見、地上から米陸軍・第 68 機甲聯隊・第 1 大隊の兵士が追跡。犯人は椰子林に逃げ込んで、それぞれ反対の方向に徒歩で逃走しようと試みたが、どちらも捕まった。クルマの中からは自動小銃とマガジンが発見されている。
Anbar 省の Qaim では、イラク軍と米海兵隊が武器集積所を発見した。機関銃、銃弾、ロケット、RPG と RPG 発射器、爆弾製造材料といった内容。Anbar 省ではテロ活動容疑者の拘束も続いている。Haditha 地区では武装勢力が学校を拠点にして、小火器と RPG でパトロール中の海兵隊員に攻撃を仕掛ける事件があった。
Baghdad 中心部では、イラク陸軍・第 6 師団・第 2 旅団・第 1 大隊の兵士が大型の自動車爆弾を発見・処分。
9/12 の時点で、イラクの治安部隊と Multinational Division Baghdad は建物 53,000 棟やモスク 50 ヶ所などを捜索、テロ活動の容疑者 100 名以上を拘束、武器 1,200 点を押収するなどの成果を挙げている。また、掃討作戦で壊されたドア 1,300 点、窓 47 点、鍵 1,466 点の交換や、104,000 立方メーターに及ぶゴミの除去を実施した。
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 2 名が、それぞれ路傍爆弾攻撃と小火器による攻撃によって死亡した。また、第 25 歩兵師団・第 25 戦闘航空旅団所属の兵士 1 名が、Mosul で撃たれて死亡した。

今日のイラク (AFISNews 2006/9/13)
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、Baghdad 南方を車輌で移動中に爆弾攻撃に遭って死亡した。また、第 1 海兵遠征軍麾下の大隊に配属されていた兵士 1 名が、Anbar 省での戦闘で負った傷が原因で死亡した。
Mosul では 11 日、警察が武装勢力 3 名を拘束するとともに、モスクの近くに仕掛けられた爆弾を発見した。これらの武装勢力は Mosul 西方の墓地で聯合軍部隊に攻撃を仕掛けてきた犯人で、モスクに逃げ込んだところで警察を呼んで捜索してもらったもの。
Baghdad 近郊の Shaab では、イラク軍が聯合軍の支援を受けながら、爆弾攻撃などを行っていたとされるテロリスト 3 名の拘束に成功。支援したのは米陸軍の第 172 SBCT。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2006/9/12)
Kunar 省で作戦行動中の聯合軍兵士が車輌の転倒事故を起こして、1 名が死亡した。さらに負傷者も出ており、Asadabad の医療施設に搬送された。この後、Bagram AB に移送される模様。事故の原因は、敵対行動によるものではない。
アフガニスタンとパキスタンの国境地帯ではロケット攻撃が日常現象と化しており、現地に展開している第 10 山岳師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 87 歩兵聯隊・第 2 だいたい・B 中隊の David Christopher 曹長によると「過去 7 ヶ月間で 20 発は撃ってきているよ」とのこと。
こうした状況に対して、聯合軍はインフラ再建作業や統治拡大のための措置をとるほか、アフガニスタン軍に対して地雷除去などの訓練を施した戦闘工兵の育成を進めている。訓練期間は 3 週間。FOB (Forward Operating Base) Sharona から 5km ほど離れたところで、迫撃砲の不発弾が発見される事件があった。アフガニスタン軍の兵士が発見して現場を確保、そこに米軍の処理班が出動して処分を行った。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2006/9/11)
Khowst 省の Taniwal で、タリバンによる自爆テロ事件が発生。前 Paktika 省知事・Mohammad Hakim Taniwal 氏の葬儀にやってきた犯人が、身につけていた爆弾を炸裂させたもの。警察官 2 名を含む死者 6 名と、35 名以上の負傷者が出た。聯合軍が出動して救援活動を実施、負傷者は医療施設に搬送。
Nangarhar 省では、アフガニスタン軍と聯合軍がアルカイダ関係者 1 名と、さらに 6 名の関係者を拘束。アフガニスタン政府や聯合軍に対する攻撃を行っていた容疑。
Khowst 省でも、アルカイダ関係者が使用していると見られた施設に対する手入れにより、容疑者 2 名を拘束。Khowst 省で発生した爆弾事件への関与も取り沙汰されている。

今日のイラク (AFISNews 2006/9/8)
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、Baghdad を車輌で移動しているときに路傍爆弾攻撃に遭って、また、第 1 海兵兵站群所属の海兵隊員 1 名が Anbar 省で任務行動中に敵対行動に遭って、いずれも死亡した。
Habbiniyah では、イラク軍や聯合軍に攻撃を仕掛けていた武装勢力関係者と思われる容疑者 2 名を、イラク軍が拘束。そのうち 1 名は爆弾製造の容疑。Taji でも、イラクの市民相手に爆弾攻撃を仕掛けていたと見られる容疑者 1 名が拘束されている。こちらは細胞組織を指揮して、組織的に誘拐行為を行っていたとされる。Ramadi では、狙撃事件の容疑者 1 名と爆弾攻撃の容疑者 4 名を拘束。
イラクの警察が、Baghdad 北東で発生した爆弾攻撃未遂事件の容疑者 2 名とテロリスト 1 名を拘束。これを米陸軍の第 172 SBCT・第 14 騎兵聯隊・第 4 大隊・B 中隊が支援した。
Kirkuk 省の Hawija では、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 27 歩兵聯隊・第 2 大隊の兵士が、路傍爆弾を設置しようとしている武装勢力を発見して交戦、武装勢力側に 1 名の死者が出た。爆弾は EOD チームが処分。さらに迫撃砲弾も見つかっている。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 67 機甲聯隊・第 3 大隊・A 中隊の兵士が、武器集積所を発見。自動小銃、ボディ・アーマー、RPG 発射器と RPG、手榴弾、機関銃、弾薬、拳銃といった内容。
第 4 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 8 歩兵聯隊・第 2 大隊の本部中隊は、テロリスト 1 名を拘束するとともに武器を押収。巡礼者に対するテロを計画していた模様。また、不審車輌を捜索して 6 名を拘束、さらに装弾済みの RPG を所持していた不審人物やパトロール隊への待ち伏せを行っていた犯人を発見、機関銃、自動小銃、RPG などを押収した。
イラク北部ではイラク軍の育成が進み、1 年前には自力で作戦を主導できる部隊が 1 個大隊しかなかったものが、現在は 2 個師団・8 個旅団・35 個大隊まで増えたとしている。警察の方も 31,000 名まで増えているが、年内にはさらに 43,000 名を目指す。警察署は年内に 100 ヶ所で設置するが、そのうち 30 ヶ所以上が建設中。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2006/9/8, NavNews 2006/9/8)
Kabul 中心部で、聯合軍の車両隊を狙った自爆テロが発生、米軍兵士 2 名とアフガニスタンの民間人が何人か死亡、さらに負傷者も出た。現場はアメリカ大使館近くのダウンタウン。死亡した兵士は PRT (Provincial Reconstruction Team) に配属されて、道路・学校などの再建作業を支援していた。今年に入ってから、自爆テロで民間人 125 名と米軍兵士 7 名が死亡している。
そのアフガニスタンの上空では、USS Enterprise (CVN-65) に乗艦している CVW-1 が、Kandahar 近辺で実施している "Operation Medusa" に対して航空支援を実施中。たとえば VFA-211 所属の F/A-18F や VFA-86 所属の F/A-18C が、GBU-12 Paveway、GBU-38 JDAM、20mm 機関砲を使って敵兵を攻撃中。さらに偵察ミッションも行っている。この空母打撃群に所属している艦は、USS Leyte Gulf (CG-55)、USS McFaul (DDG-74)、USS Nicholas (FFG-47)、USS Alexandria (SSN-757)、USNS Supply (T-AOE-6)。

| 先頭に戻る |


こぼれ話

| 先頭に戻る |


AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

Contents
HOME
Works
Diary
PC Diary
Defence News
Opinion
Special
Hobby
Ski
About
Old contents

| 記事一覧に戻る |