今週の軍事関連ニュース (2007/03/23)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

| 一般ニュース | 産業・装備・調達 | 人事・組織 | 戦争・紛争 | こぼれ話 |


一般ニュース

MDA は公開テストだと主張している (Defense-Aerospace.com 2007/3/21-22, C4ISRjournal 2007/3/21)
米ミサイル防衛局 (MDA) は、SBX レーダーを使った演習 FTX-02 (Field Training Exercise 02) を実施した。目的は、BMDS Engagement Sequence Groups の機能と動作を検証すること。
Vandenberg AFB から発射した標的ミサイルを SBX で探知・追跡して、衛星経由でコロラド州の指揮所にある C2BMC (Command, Control, Battle Management and Communication) に、標的ミサイルの弾道に関するデータを送信した。迎撃ミサイルは発射していないが、過去の試射で得たデータを基に、アラスカの Fort Greely から GBI、洋上のイージス艦から SM-3 をシミュレーション発射している。
これについては POGO (Project On Government Oversight) が演習実施前に、「秘密裏に演習をやるとは怪しからん」と非難声明を出している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/22)
  • オーストラリア国防省は、昨年に同国北西海域で実施した UAV による監視飛行のトライアル、North West Shelf Unmanned Aerial System trial に関するレポートをまとめた。UAV と哨戒艇などの資産を組み合わせて洋上哨戒にどの程度役立つかを評価したもので、UAV には米 General Atomics 社の Mariner と米 Norhtop Grumman 社の Global Hawk を使用した。結論としては、洋上監視任務には有用だということになっている。(Australian DoD)
  • Hillary Rodham Clinton 上院議員が上院軍事委員会 (SASC : Senate Armed Services Committee) で Michael W. Wynne 空軍長官と T. Michael Moseley 空軍参謀総長に対して、CSAR-X 計画の機種選定プロセスに疑問がある、とかみついた。(Senator Hillary Clinton)
  • NATO はドイツの Todendorf で 3/27-28 にかけて、DAMA (Defence Against Mortar Attacks) のデモンストレーションを実施する。オランダが主導する形で NATO 加盟 11 ヶ国が参加して、迫撃砲攻撃への対策を研究しているもの。(NATO) [実際、イラクでは軍の施設や民間人に向けて迫撃砲をボンボン撃っていますからな]
  • パキスタンは、核兵器の搭載も可能な巡航ミサイル・Hatf VII Babur の、3 度目の試射を実施した。射程は 700km、レーダー探知を回避するために地形に紛れて飛行できるとしている。最初の試射は 2005 年、2 度目の試射は 2006 年 3 月に実施した。(ddi Indian Government news)
  • イギリスの財務当局は、2007-2008 年度の特別予備会計 (Special Reserve) から 4 億ドルを、イラクとアフガニスタンで実施している軍事作戦の経費として支出することになった。それとは別に、平和維持活動の経費として 2 億ポンドを支出する。(MoD UK)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/3/21)
  • 英海軍の Trafalgar 級 SSN、HMS Tireless が氷海下で潜航中に、空気清浄機に組み込まれている酸素発生用燃焼装置 (oxygen generation candle) が爆発する事故が発生、乗組員 2 名が死亡、1 名が負傷した。英海軍の原潜で、この機材が事故を起こしたのは初めてのこと。
  • イギリス軍は、ボスニア・ヘルツェゴビナ派遣部隊 600 名の撤収を開始した。2004 年から NATO 軍の後を受けて同地に展開している EUFOR は、6,500 名から 2,500 名への戦力縮小を決定している。一方、イギリス軍はアフガニスタンに Sea King ヘリ×4 機などの増強を行うと発表している。
  • アメリカとイスラエルは共同で、弾道ミサイル要撃演習 "Juniper Cobra 2007" を実施した。Arrow と Patriot を使った要撃をコンピュータ・シミュレーションで実施したもの。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/21)
  • ドイツの議会関係者がまとめた報告書によると、ドイツ軍が今後も海外での作戦行動を続けるのであれば、資金面・人員面での増強が必要だとされる。特に資金面の不足が問題で、そのせいで兵舎の状態が悪くなっている等の弊害が生じている。ドイツ陸軍は 245,000 名の兵力を有しているが、そのうち 9,000 名がアフガニスタン・バルカン半島・レバノンに派遣されており、これでもすでに "overstretch" な状態だという。なお、先に問題になった虐待事件については、多くの兵士に広がっているわけではないとしている。(Deutsche Welle German radio)
  • イギリス軍は、自爆機能を持たない "dumb" なクラスター爆弾の使用を停止した。対象となるのは、航空機搭載用の RBL755 と MLRS 用の M26 ロケット。廃棄対象となるサブミュニッションは合計 2,800 万発に及ぶ。今後は、不発に終わった際に自爆する機能を備えた、"smart" なクラスター爆弾だけを使用することになる。(MoD UK)
  • オーストラリア国防省は、2020 年にシームレスな NCW (Network Centric Warfare) 環境を実現するまでの工程をまとめたロードマップの改訂版、"NCW Roadmap 2007" をリリースした。NCW に関するビジョン、NCW 環境の具現化に際して通過するマイルストーン、開発工程の概要、現行のステータスに関する報告、といった内容を盛り込んでいる。(Australian DoD)
  • インド陸軍は、1960-1070 年代にかけて導入した Chetak ヘリと Cheetah ヘリを退役させると発表した。(Indian MoD)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/3/20)
  • Arleigh Burke 級イージス駆逐艦の 59 番艦 (DDG-109) が、USS Dunham と命名されることになった。海兵隊の Jason Dunham 伍長 (Marine Cpl. Jason L. Dunham。享年 22 歳。第 7 海兵聯隊・第 3 大隊・K 中隊所属) にちなんだ命名。2004/4/14 にイラクの Karabilah で、待ち伏せを仕掛けてきた敵と交戦した際に、敵兵が取り落とした手榴弾にヘルメットを被せて、他の兵士に危害が及ぶのを防いだ。しかし、その際の負傷が原因で、2004/4/22 に Bethesda Naval Hospital で死亡。議会名誉勲章 (MoH : Medal of Honor) を受章している。OIF で海兵隊員が MoH を受章したのは、同伍長が初めて (関連記事)。
  • 米空軍は 3 年前から、空軍で使用する PC のソフトウェア環境を Microsoft 製品に統一する作業に着手していたが、2/1 にこの作業が完了した。ライセンス費用の低減と、環境統一による安全性の向上・保守性の向上 (保守要員の 40% 削減)、学習のための負担軽減といった効果を見込んでいる。システムのメンテナンスは基本的にネットワーク越しに行い、一部にのみ手動での作業が残る。
  • 米陸軍・第 82 野戦砲兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊が、M109A6 Paradin で使用する新型装薬・MACS (Modular Artillery Charge System) を導入した。円筒形のキャニスターに装薬を充填したもので、従来のように装薬がこぼれ落ちることがない。発射速度の向上効果が見込まれる。
  • イギリスの装備調達担当相を務める Drayson 卿によると、FRES (Future Rapid Effects System) のうち戦闘車両については 2017 年以前の配備は難しいが、UV (Utility Vehicle) については 2012 年の配備を目指すとのこと。
  • 米海軍の Osprey 級機雷掃討艇、USS Heron (MHC-52) と USS Pelican (MHC-53) がギリシア海軍に譲渡されて、それぞれ Kalipso と Evniki に艦名を改めることになった。Osprey 級は 1993-1999 年にかけて就役したが、Avenger 級掃海艦と比較すると能力的に見劣りするということで、LCS で置き換える形で退役が決定、12 隻のうち 8 隻が現役を退いている。すでに USS Raven (MHC-61) と USS Cardinal (MHC-60) はエジプト海軍に譲渡された。現役に残っている 4 隻も 2008 年 9 月までに退役する。
  • インド空軍は、5 機が残っている MiG-23 Flogger のうち 4 機を、3/20 に退役させた。昨年 4 月には、スペアパーツ不足を理由にして偵察型 MiG-25 も退役させている。
  • イスラエルは 3/20 に、大量破壊兵器による攻撃を受けたという想定で、救難活動の演習を実施した。また、台湾は 4 月から 5 月にかけて金門島・馬祖島・澎湖列島・屏東県南部で、中国からの侵攻を想定した実射演習 "Han Kuang 23" を実施する。
  • アメリカと韓国は 17 ヶ月に渡る議論を経て、京畿道 Kyonggi-do 平沢 Pyeongtaek への在韓米軍移転に関する合意をまとめた。移転費用は 11 兆ウォン (116 億 7,000 万ドル)、施設建設費用 4 兆 5,800 億ウォンと用地買収費用 1 兆ウォンを韓国側が負担する。この費用分担がもめて、協議が長引いていた。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/20)
  • 米空軍・航空戦闘軍団 (ACC) には 15 名からなる Raptor Acceptance Team があり、領収前の F-22A に対して 257 項目に渡る品質検査を実施している。従来は、機体を領収した後でメンテナンス・ハンガーに入れて機体を分解、30 日に渡って検査する方式をとっていたが、領収前に検査する方式を取り入れたことで時間と経費の節約を実現。実際、最新の 24 機で合計 20,000 件以上の要修正箇所が見つかり、メーカー側が対策した後で領収している。経費節減額は 1 億 1,900 万ドルと見積もられている。(USAF)
  • フランスの Naval Training Center で訓練を受けていたマレーシア海軍の潜水艦乗組員・29 名が、訓練課程を修了した。2005 年から訓練を行っていたもの。(DCN)

老兵は消えゆくのみ (AFNews 2007/3/19)
現役最古の NAVSTAR 衛星・SVN-15 (Satellite Vehicle Number 15。1990/10/1 に Cape Canaveral AFS から打ち上げ) が、運用を終了して廃棄する作業に入った。当初設計寿命の 2 倍を超える期間にわたって使われてきており、最近では中核部分にトラブルが出るようになっていた。
ちなみに、この衛星が打ち上げられた直後の湾岸戦争では非誘導爆弾や LGB が主流だったが、最近では GPS 誘導爆弾が主流になっている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/19)
  • 米 GAO が F-35 Lightning II のコスト上昇問題に関するレポートを出した件について、オーストラリアの野党・労働党が、F-35 計画への参画を決めた与党を攻撃中。また、労働党は「F-22A を購入できるように、アメリカ政府に圧力をかけるべきだ」と攻撃している。(Australian Labour Party) [どこの国も、野党ってのは似てるねぇ…]
  • 採算性について疑問の声が上がり、ゴタゴタしている Galileo 計画について欧州委員会 (EC : European Commission) は、民間企業 8 社 (AENA, Alcatel, EADS, Finmeccanica, Hispasat, Inmarsat, TeleOp, Thales) からなるコンソーシアムがプログラムを担当する現行方式に代わる、もっとリーズナブルな代案を求めている。当初計画では 15 億ユーロ (18 億ドル) を投じて 2010 年に稼働開始となっているが、すでにスケジュール遅延が発生、採算性についても疑問視する声。GPS は米軍が運用しているが、Galileo は民間企業が運営する構想になっているので、採算がとれるかどうかは大問題。(Deutsche Welle German radio)
  • ドイツ連立政権のうち左派を構成する社会民主党 (SPD : Social Democrats) に所属する Frank-Walter Steinmeier 外相がマスメディアの取材に対して、アメリカが計画している東欧への MD エレメント配備に対して、「冷戦時代に引き戻して軍拡競争を招くものだ」として、反対の意思を表明。SPD 議長の Kurt Beck 氏も同調。(Deutsche Welle German radio)
  • また、アメリカが X バンド・レーダーの配備を計画しているチェコの基地に近い Trokavec という村で行った住民投票では、X バンド・レーダーの配備に反対する票が多数を占めた。世論調査では 60% が反対という結果も出ているが、Mirek Topolanek 首相は X バンド・レーダーの配備に対して非常に前向き。(Deutsche Welle German radio)
  • オーストラリア空軍参謀総長の Geoff Shepherd 大将は、戦闘任務と非戦闘任務の両方をカバーする、空軍の新ドクトリンを明らかにした。宇宙配備システムを重視する姿勢も取り入れている。(Australian DoD)
  • オーストラリア軍がアフガニスタンの Kandahar に派遣している CH-47 Chinook が、累計戦闘任務飛行時間 1,000 時間を達成した。(Australian DoD)

今日の小ネタ
  • 米下院歳出委員会 (House Appropriations Committee) は、イラクとアフガニスタンでの戦費をカバーする補正予算 955 億ドルの支出を承認したが、これには 2008 年 8 月までに在イラク米軍の大半を撤退させること、という条項がついている。作戦事項に関して議会が後ろから口を出す「マイクロマネージメント」の是非については議論があったが、最終的には民主党が押し切った格好。このほか、空港での旅客・貨物に対する検査強化経費として 12 億 5,000 万ドル、港湾などの運輸関連施設に対する安全強化経費として 12 億 5,000 万ドル、メキシコ湾岸のハリケーン被災復旧経費として 13 億ドルなどの支出も決まり、補正予算の総額は 1,240 億ドル。(DefenseNews 2007/3/19)
  • カナダは、アフガニスタンでの作戦や 2010 年冬季五輪に備えて特殊作戦部隊の増強を計画しているが、当初の予定よりも遅れている状況。また、2005 年 4 月に構想を打ち出した SCF (Standing Contingency Force) についても先送りが決まった。SCF では、ヘリ 6 機と特殊作戦部隊を含む兵員 800 名を搭載する揚陸艦 1 隻を用意して即応待機に就ける構想だが、これも ISAF 派遣部隊や冬季五輪対策にリソースを食われてしまい、冬季五輪が終了する 2010 年以降までペンディングになってしまったもの。(DefenseNews 2007/3/19, JDW 2007/3/14)
  • フィンランド国防省は、廃棄が決まっている対人地雷の代わりとして 4 億ドルをかけてクラスター爆弾を調達する考えだが、Eero Heinaluoma 財務相が、クラスター爆弾の調達に難色を示しており、もめている。(DefenseNews 2007/3/19)
  • EU は、現時点では地上軍しか存在しない緊急即応部隊 (rapid-reaction battlegroup) コンセプトについて、海空のコンポーネントを追加する考え。ただし、常設の部隊を待機させるのではなく、出動する事態になったときに利用可能な部隊の派出を受けて組み込む形になる。(DefenseNews 2007/3/19)
  • 印 DRDL (Defence Research and Development Laboratory) と MBDA 社は、LLQRL (Low-Level, Quick-Reaction Missile) こと Mitri ミサイルの開発再開に際して、MBDA 社が支援するという内容の合意をまとめた。Maitri は、要求性能を達成できずに陸軍と空軍から蹴られて頓挫した Trishul ミサイルのプロジェクトを再興して、海軍・空軍向けにミサイルを開発しようというプロジェクト。アクティブ・レーダー・シーカーや推力偏向システムを MBDA 社が、ソフトウェアや管制システム、システム・インテグレーションを DRDL が、それぞれ担当する。また、DRDO 麾下の Electronics & Radar Development Establishment が、200km のレンジを持ち 150 のターゲットを追跡できる 3 次元レーダーを開発する。(DefenseNews 2007/3/19)
  • イタリア空軍は、ロシアの Vladimir Putin 大統領が 3/14 にイタリア南部の Bari を訪問した際に、Amendola AB に配備している Predator UAV で上空からの警戒を実施した。武装は施していない。また、2005 年 12 月から実任務に就いている Typhoon が 12 日、無線通信が途絶したチュニジアからの A320 旅客機をインターセプトするために出動した。(DefenseNews 2007/3/19)
  • トルコは F-16C/D-50×30 機を 16 億 5,000 万ドルで調達する計画だが、Lockheed Martin 社が 2014 年の納入を提示しているのに対して、トルコ側は 2014 年に F-35 の配備を開始するまでのストップギャップとして 2009-2010 年頃の納入を希望しており、折り合いがついていない。また、F-16 の用途に関してアメリカが制約を課している点も、トルコ側としては面白くないところ。(DefenseNews 2007/3/19)

ナイジェリア支援 (DoD via Defense-Aerospace.com 2007/3/16)
アメリカはナイジェリアに対して、石油産出地帯であるニジェール川デルタ地帯 (Niger River Delta) における治安維持対策への支援を実施中。この地域はナイジェリア全土の 7.5% (7 万平方キロ) を占めており、アメリカに対して日量 100 万バレル (全輸入量の 8% に相当) の石油を送り出している。そして、石油はナイジェリアの対外輸出のうち 95% を占めており、政府歳入の 80% を支えている。
Shell Oil の関係者によると、2006 年には石油関連施設に対して全部で 54 件の攻撃があり、11 名が人質に取られたとのこと。攻撃の動機はさまざまで、環境保護を名目にしていたり、分離独立のような政治的名目だったり。
具体的な支援としては、装備の提供や合同訓練の実施などがある。また、ナイジェリア海軍に対しても 1,600 万ドルの支援を実施して、状況認識能力の向上や武器密輸への対処能力向上を図っている。陸上の施設だけでなく、洋上のオイルリグも攻撃対象になっているため、海軍にも関係がある。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/3/16)
4/1 にフロリダ州の Cape Canaveral AFS で Delta IV ロケットによる DSP 衛星の打ち上げが予定されているが、リハーサル中に液体酸素の漏出事故が発生して発射台に被害が生じたため、打ち上げが遅延する可能性も。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/16)
  • 米欧州軍 (USEUCOM) と NATO 欧州聯合軍最高司令官 (NATO Supreme Allied Commander) を兼任する Bantz Craddock 米陸軍大将は、現時点で 112,000 名いる EUCOM の人員を陸軍部隊の本土撤収によって 70,000 名以下にまで減らすとともに、2007 年の夏からルーマニアとブルガリアへの旅団単位のローテーション展開を開始すると発言した。後者を担当する上部組織として Joint Task Force-East を新編、2,000-3,000 名程度の人員を配備することになっている。ローテーション展開なので、兵士の家族は母基地に残したままの単身赴任。ドイツ駐留の第 2 SBCT が一番手となる。(DoD)
  • 米 Raytheon 社の UAV・Cobra が、FAA による耐空証明 (Experimental Airworthiness Certificates) を獲得した。これにより、アリゾナ州南東部の空域 (National Airspace in Southeastern Arizona) に限定して、National Airspace System に組み込む形で Cobra を運用できるようになる。Cobra は全長 9ft、翼幅 10ft の UAV。(Raytheon)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/3/15)
  • フランスの Michele Alliot-Marie 国防相は、日米が強く反対している対中武器禁輸の解除について「(反対している) 日米の言い分は論理的でない」として、禁輸の解除を求めた。いわく「その一方でオリンピックの開催を認めているのは、中国が国際社会のルールを守ると認めていることであり、にもかかわらず政治的理由で制裁を求めるのは、矛盾がある」。また、日本などが懸念している中国の軍事力増強については「それを平和のために使わせることが重要である」といっている。[おめーは何時から中国共産党の回し者になったんだ]
  • NATO は 3/14-18 にかけて、コソボで活動中の KFOR にドイツ軍大隊 600 名ほどを増強する。
  • 米陸軍は、小火器や路傍爆弾に対抗するため、セラミック、チタン、アルミを組み合わせた軽量装甲板を開発中。HMMWV の後継となる JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) への装備が見込まれる。
  • ESA (European Space Agency) と EC (European Commission) が 15 億ユーロの資金を出して開発を進めている Galileo 計画だが、すでにスケジュールは 1 年も遅れている。開発作業を担当しているのは、欧州企業 8 社 (AENA, Alcatel, EADS, Finmeccanica, Hispasat, Inmarsat, TeleOp, Thales) からなるコンソーシアムだが、この企業側での組織再編成や提案の練り直しが遅延の原因。

空中ブロードバンド (C4ISRjournal 2007/3/14)
米空軍は、C-130 のハッチに取り付ける Ku バンド衛星通信アンテナ・ViaSat の受領を開始した。ジョージア州 Warner Robbins AFB の関係者が運用を承認したもので、これを使用すると双方向の高速通信 (下り 10Mbps、上り 512kbps) や GIG (Global Information Grid) へのアクセスが可能になる。最近、JITC (Joint Interoperability Test Command) が使用を承認した C2OTM (Command and Control on the Move) にも利用可能。機体側の改修は不要で、機材の着脱は数分間で可能。

正しい兵器外交 (DID 2007/3/14)
インドとロシアが、次世代戦闘機の共同開発に関する協議を進めている。インドとしては、ロシアの新型戦闘機開発計画に対して財政的支援を行う一方で、中国に対するロシアの協力を制限したいという狙いがある。インドは限られた予算の枠内で戦闘機戦力の近代化を進めているところで、3 月に計画を明らかにした ACA (Advanced Combat Aircraft) に加えて、MRCA や Tejas (a.k.a. LCA) の計画を進めているほか、洋上哨戒機、艦載戦闘機、輸送機の更新を進めている。

| 先頭に戻る |


産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/22)
  • Typhoon の導入計画を続けるかキャンセルするかでもめているオーストリアだが、そのオーストリア向けの初号機 (AS001, 7L+WA) が初飛行を実施した。トランシェ 1・ブロック 5 仕様。1 時間に渡って基本的な操縦性確認を行った後、着陸した。2 号機も数日前にロールアウトしており、現在はエンジン試運転前の最終確認を行っているところで、4 月に初飛行の予定。3-6 号機は最終組立段階、7-18 号機はコンポーネントを製造中。なお、英独伊西の 4 ヶ国向けについては、累計納入機数 116 機に達している。(Eurofighter GmbH)
  • 土 SSM (Undersecretariat for Defense Industries) は、トルコ陸軍向けの防空システム・T-MALADMIS (Turkish Medium Altitude Air Defence Missile System) に関する RfI をリリースした。回答の有無は 4 月末、正式な回答は 7/1 までに提出するよう求めている。(SSM)
  • 米 Boeing 社は、C-130 の AMP (Avionics Modernization Program) 改修 2 号機を完成させた。元の機体は C-130H-2.5 で、2005 年 4 月に改修作業を開始、初号機の C-130H-2 と比較すると 40% のコストで改修を済ませた。3 月中に初飛行を行い、5 月に Edwards AFB に移動する。2001 年にスタートした C-130 の AMP は設計・開発作業の 60% を消化したところ。14 種類の機材を統合してひとつのアビオニクス・スイートにまとめ上げる。この改修により、さまざまな仕様が存在する C-130 を単一の仕様に統一することになっている。(Boeing)
  • 西 Navantia 社が 2000 年に、ノルウェー海軍から 5 隻を受注した Fridtjof Nansen 級イージス・フリゲートの 2 番艦、Roald Amundsen (F-311) が、1/9-12 にかけて実施した洋上公試で良好な結果を記録した。この後、戦闘システムの試験を行った後で納入する。1 番艦 Fridtjof Nansen (F-310) は引き渡し済み。なお、同級の建造に関連する動きとして、Navantia 社と諾 Aker 社との間で、ノルウェー側で製造するブロックの数を削減する、という内容の合意がまとまった。担当造船所の破産や品質検査における視点の違いといった事情から、建造工程にトラブルが発生していたのを解決するためのもの。(Navantia)
  • 米 Lockheed Martin 社は米空軍に、NAVSTAR GPS ブロック IIR-M 衛星の 8 号機 (最終号機) を納入した。ブロック IIR-M ではアンテナ・パネルを改良してシグナル出力を上げたほか、精度・暗号化機能・耐妨害性を高めた軍用新波 2 種類と民間用新波を実装している。ブロック IIR×12 基に続いてブロック IIR-M×3 基が、すでに軌道に載っている。3 号機は 2006/11/17 に打ち上げて 2006/12/12 に実働体制になり、続く 4 号機は 2007 年末の打ち上げを予定している。この後はブロック III に切り替わるが、こちらは 2007 年末にコンペティションの勝者を決定する予定。Lockheed Martin 社は ITT 社・General Dynamics 社と組んでコンペティションに参加している。(Lockheed Martin)
  • オーストラリアの DSTO (Defence Science and Technology Organisation) と BAE Systems Australia 社は、5 年間に渡る Strategic Research and Development Alliance 合意をまとめた。過去 3 年に渡って共同作業を進めてきたものの継続で、特定の軍事分野を対象とする研究開発を担当する。(Australian DoD)

今日のお買い物 (Contracts 2007/3/21)
  • Rolls Royce Naval Marine 社は米海軍から、DDG-1000 に搭載する主ガスタービン発電機 (main turbine generator sets) を $76,640,200 で受注した。(N00024-07-C-4014) [いわゆるひとつの先行調達 ? それとも試験用 ?]
  • Lockheed Martin Integrated Systems 社は米海軍から、LAN、衛星通信、その他の通信関連施設を対象とする運用/メンテナンス・サポート業務を $73,261,643 で受注した。(N65236-07-D-5877)
  • Team Logistics Joint Venture は米海軍から、Naval Air Systems Command (Patuxent River, MD) と、Patuxent River と Lakehurst の NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division。, MD) を対象とするメンテナンス計画と、テクニカル/マネージメント・サービス業務のインターフェイス設計を対象とするオプション契約分、433,937 時間分を $16,565,565 で受注した。(N00421-01-D-0239)
  • FN Manufacturing 社は米海軍から、7.62mm 機関銃 Mk.48 mod.1 と、銃身・ボルトアセンブリ・スライドアセンブリ・工具類を $11,499,999 (上限価格) で受注した。(N00164-07-D-4813)
  • Columbia Research 社は米海軍から、Program Manager Optics & Non-Lethal Systems (ONS), Infantry Weapons Systems office を対象とする、調達・兵站・管理面のサポート・サービス業務、$6,300,283 分のタスク・オーダーを受領した。ONS は、海兵隊向けに光学装備や非殺傷性兵器の開発を担当している部門。(M67854-04-A-5167/Task Order 0003)
  • Lawman Heating & Cooling 社は米陸軍から、ニューヨーク州 Fort Drum に兵舎と支援施設を建設する作業を 2 件、それぞれ $35,874,771 と $25,915,289 で受注した。(W912DS-07-C-0007, W912DS-07-C-0012)
  • Structural Associates 社は米陸軍から、ニューヨーク州 Fort Drum に Brigade Combat Team 1 Complex Phase 1 と支援施設を建設する作業を $29,513,700 で受注した。(W912DS-07-C-0010)
  • Structural Associates 社は米陸軍から、ニューヨーク州 Fort Drum に Brigade Combat Team 3 Complex Phase 1 と支援施設を建設する作業を $5,850,693 で受注した。(W912DS-07-C-0011)
  • Vetco Contracting Services 社は米陸軍から、ニューヨーク州 Fort Drum に幼児保育施設 (child development center) と支援施設を建設する作業を $6,220,800 で受注した。(W912DS-07-C-0008) [これだけ続くのは大規模な部隊移駐があるからだろうけど、Fort Drum に移駐する旅団があったっけ ?]
  • McDonnell Douglas Helicopter 社は米陸軍から、AH-64 に装備する改良型のヘルメット・ディスプレイ・サイト・システム、$21,400,460 分の納入指令を受領した。原契約は $41,000,000。(W58RGZ-05-G-0005) [新型の IHADSS ?]
  • McDonnell Douglas 社は米空軍から、SDB (Small Diameter Bomb) で使用する付随的被害低減型弾頭のデモンストレーションを行う JCTD (Joint Capabilities Technology Demonstration) 作業に関する修正契約を、$17,695,105 で受注した。コンポジット・ケースとマルチフェーズ炸薬の組み合わせを用いる。計画名称は FLM (Focused Lethality Munitions)。(FA8681-06-C-0228/P00003)
  • Raytheon Missile Systems 社は米空軍から、GBU-28C/B Enhanced Paveway III 誘導爆弾に関する修正契約を $16,933,675 で受注した。SALH だけを使用する GBU-28B/B に、GPS 誘導機能を追加したもの。(FA8681-05-C-0075/P00016)
  • Lockheed Martin Space Systems 社は米空軍から、GPS ブロック IIR-M 衛星に搭載する L5 ペイロードの設計・製造・導入・試験を $6,000,000 で受注した。(FA8807-07-C-0005)
  • LLC International Truck Body 社は米空軍から、飛行列線で使用する牽引車を総額 $5,822,846 で受注した。4×2 牽引車×160 両と、4×4 牽引車×5 両を納入する。(FA8519-05-D-0003 order # 0011)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/21)
  • オーストラリア陸軍の野砲更新計画・Project Land 17 に対して、独 KMW (Krauss Maffei-Wegmann) 社と英 BAE Systems 社が組んで、"アフガニスタンでオランダ軍が威力を実証した" PzH2000 自走榴弾砲と M777 軽量牽引砲を売り込むことになった。(KMW)
  • 南アフリカ海軍の MEKO A200 コルベットのうち、最終番艦 (4 番艦) の SAS Mendi が 3/20 に就役した。建造所は独 ThyssenKrupp Marine Systems AG の Surface Vessel Division。主要諸元は以下の通り。(ThyssenKrupp Marine Systems)
    • 全長 : 121.00 m
    • 全幅 : 16.34 m
    • 排水量 : 約 3,500 t
    • 乗員 : 100 + 30 (下士官兵 100 名、士官 30 名 ?)
    • 最高速度 : 29kt 以上
    • 航続距離 : 8,000nm 以上
    • 主機 : CODAG-WARP (Combined Diesel and Gas turbine - Waterjet and Refined Propellers)
  • 米 DTRA (Defense Threat Reduction Agency) は WSMR (White Sands Missile Range) で、初めての MOP (Massive Ordnance Penetrator) の爆発試験を成功裏に実施した。試験用のトンネルに爆弾を仕掛けて起爆、能書き通りの破壊力を発揮できるかどうかを検証したもの。MOP は 30,000lb 級 (炸薬重量 5,300lb) の通常型貫通爆弾。B-2A か B-52H が、高々度から投下する。現在、3,000 万ドルをかけて技術実証プログラムを進めているところで、実際の作業は AFRL (Air Force Research Laboratory) の Munitions Directorate (Eglin AFB, FL) が担当している。(DoD)
  • 韓国は、430 億ウォン (4,500 万ドル) を支出して、戦闘機搭載用の GPS 誘導ミサイルを開発、2012 年の配備を目指すと発表した。また、155mm 自走榴弾砲 K-9 Thunder を 2009 年までに 18 両追加生産する。K-9 は 2006 年にトルコ向け 112 両を輸出したほか、オーストラリア、エジプト、マレーシアと商談中。(Korea Overseas Information Service)
  • 英 BAE Systems 社はデンマークの DALO (Defence Acquisition and Logistic Organisation) から、Piranha III と Eagle IV に搭載する遠隔操作式ウェポン・ステーション (RCWS : Remotely Controlled Weapon Station)・Lemur を、3 億 3,000 万クローネ (5,000 万ドル) で受注した。今年 5 月から 2008 年秋にかけて納入する。装備する兵装は 12.7mm 機関銃 (即応弾 300 発) か 40mm 擲弾発射器 (即応弾 48 発) で、安定化装置も備えている。組み立てと納入前の最終試験は、Hjorring と Fredrikshamn にある DALO の施設で行う。(BAE Systems)
  • 米 Boeing 社は、オーストラリア向けの AEW &C (Airborne Early Warning and Control) 機、いわゆる Project Wedgetail の主要サブシステム (通信、航法、ミッションコンピュータ、レーダー、自衛用電子戦) について、インテグレーション作業が完了したと発表した。この後、4 月末に機能検証 (functional checkout)、夏には FAA による耐空証明取得と検証試験 (qualification testing) が控えている。なお、ESM (Electronic Support Measures) についてはまだインテグレーションの最中で、追って機能検証を実施する。受注している 6 機のうち、最初の 2 機を 2009 年 3 月に、残り 4 機を 2009 年半ばに引き渡す予定。(Boeing)
  • 英海空軍がイギリス本土、ならびに Falkland 諸島で運用している SAR (Search and Rescue) ヘリ、Sea King のメンテナンス業務について、AgustaWestland 社は英 VT Group を優先交渉権者 (preferred bidder) に選定した。契約額は 4,000 万ポンドほどになる。実際の作業を担当するのは VT Support Services 社で、イギリス本土と Falkland 諸島の空軍基地 7 ヶ所、それと HMS Gannet (Prestwick) 所在の RN SAR detachment で作業を実施する。(VT Group)
  • 伊 Alenia Aeronautica 社は、オーストラリア空軍の Project Air 8000 Light Tactical Airlifter 計画に対して C-27J の売り込みを開始する。2007 Australian International Airshow では、地上展示とデモフライトの両方を実施する。(Alenia Aeronautica)
  • ドイツの Bremen で製造した A400M の中・後部胴体 (全長 29m、重量 16.5t) が、スペインの Madrid 所在の EADS 社 Military Transport Aircraft Division に搬入された。先に完成した前部胴体と同様、これも地上試験用。この部分の製造に関わった主な企業は、土 TAI社、ドイツの Airbus 社と EADS Military Aircraft Systems 社、仏 Sogerma 社。(EADS CASA, Airbus Military)
  • イギリスの Ian McCartney 通商・投資・外務相 (Minister for Trade, Investment and Foreign Affairs) は OFT (Office of Fair Trading) に対して、米 General Electric 社による Smiths Aerospace 社の買収案件について調査を行うよう要請した。国家安全保障上の懸念がないかどうかを確認するのが目的。Smiths Group は 2007/1/15 に、Aerospace Division の売却について GE と合意が成立したと発表している。(UK Department of Trade and Industry)
  • 米 Sikorsky Aircraft 社傘下の HSI (Helicopter Support, Inc.) 社は American Eurocopter 社から、AS350、AS355、EC120、BO105 を対象とするサポート業務とパーツ供給の認証を獲得した。(Sikorsky Aircraft)
  • EADS Defence & Security (DS) 社は仏国防調達局 (DGA) から、フランス陸軍向けの次世代通信網・SOCRATE NG (Systeme Operationnel Compose des Reseaux des Armees pour les TElecommunications Nouvelle Generation) の開発担当に選定された。DCS (Defence and Communications Systems) 部門が、まず 200 万ユーロのスタディ契約を受注することになる。同社の下に副契約社として、T-Systems France (独 Deutsche Telekom Group・Enterprise Services 部門の子会社)、TDF、Bull、CS、Silicom、EADS Apsys が加わっている。スタディ契約では、通信インフラに関する検討を行うとともに、管理・サポート組織についても調査することになっている。SOCRATE NG は 2010 年から運用を開始する予定。(EADS)
  • Thales 社は仏国防調達局 (DGA) から、フランス三軍が使用する Mode 5 NATO 標準仕様準拠の IFF を受注した。旧式化した Mode 4 IFF に代わるもの。さらに Rafale 戦闘機に搭載する CIT (Combined Interrogator Transponder) や、マルチプラットフォームのトランスポンダー (TAR) も納入する。これらは民間空域で飛行する場合に備えて ICAO (International Civil Aviation Organization) 標準仕様に対応する Mode S の機能を実現するためのもの。(Thales)
  • 米 Northrop Grumman 社が IBCS (Integrated Air and Missile Defense Battle Command System) 計画に応札するために編成している企業チームに、米 Boeing 社が加わった。(Northrop Grumman)
  • 米 Boeing 社は MIT (Massachusetts Institute of Technology) の Lincoln Laboratory (Lexington, MA) で、TSAT (Transformational Satellite) で使用するレーザー通信技術のデモンストレーションを成功裏に実施した。同社は現在、米空軍から TSAT Space Segment Risk Reduction System Definition の作業を受注・推進しているところ。(Boeing) [このプロジェクトがまた、デスマーチ化してて大変なんだわ]
  • 米 Raytheon 社は世界で初めて、"Polymorphic Computer" の開発に成功したと発表した。計画名称は MONARCH (Morphable Networked Micro-Architecture)、各種のセンサーから送られてくる大量のデータを要求される時間内にさばく目的で、適応性の高いプロセッサ・アーキテクチャの開発が必要になったもの。TFLOPS 急の処理能力を持つプロセッサを複数、ひとつのチップにまとめる構想。通常ならフロントエンド用、あるいはバックエンド用と用途に合わせて最適化するところを、MONARCH では同じプロセッサが状況に応じて自律的にアーキテクチャを再構成して適応する仕組み。設計内容を検証するためにこしらえたプロトタイプでは、6 個のプロセッサをアレイ化して、64GFLOPS (Giga floating point operations per second) の処理能力、60GB/sec のメモリ帯域、43GB/sec のチップ外データ帯域を実現している。(Raytheon)

今日のお買い物 (Contracts 2007/3/20)
  • HRL Laboratories は米陸軍から、量子情報科学 (quantum information science) の軍事的応用に関する研究を対象とする増額契約を、$16,000,000 で受注した。原契約は $75,152,312 で、DARPA の案件。(HR0011-06-C-0052)
  • Longbow 社は米陸軍から、AH-64D に装備する AN/APR-48 RFI (Radar Frequency Interferometer) の追加発注分に関する修正契約を $10,544,300 で受注した。(W58RGZ-06-C-0113)
  • AM General 社は米陸軍から、HMMWV 用ツールセットに関する修正契約を $5,613,320 で受注した。(DAAE07-01-C-S001)
  • Bath Iron Works 社は米海軍から、DDG-1000 の研究、開発、試験、テクニカル・サービス業務に関する修正契約を $12,550,000 で受注した。(N00024-06-C-2303)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/20)
  • 米 Lockheed Martin 社は米陸軍から、PAC-3×112 発、ミサイル発射器の改修キット、スペアパーツ、プログラム管理、エンジニアリング・サービス業務などを、総額 3 億 7,600 万ドルで受注した。同社はこのほか、MEADS (Medium Extended Air Defense System) 用インターセプターとなる PAC-3 MSE (Missile Segment Enhancement)、米海軍からフィージビリティ・スタディ契約を受注している SBKTK (Sea-Based Hit-to-Kill, イージス艦に PAC-3 MSE を搭載するもの)、THAAD (Terminal High Altitude Area Defense)、MD 用の C2BMC (Command, Control, Battle Management & Communications)、イージス BMD、MD 用の標的ミサイルや妨害機材、MKV (Multiple Kill Vehicle) といった MD 関連プログラムを抱えている。(Lockheed Martin)
  • 豪 Tenix Aerospace and Defence 社は、総額 10 億豪ドルを超える UAV 導入プロジェクト・Project Air 7000 フェーズ 1B こと MUAS (Multi-mission Unmanned Aerial System) に対して、Northrop Grumman 社・Saab Systems 社と組んで応札すると発表した。MUAS は米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) と連携するプロジェクトで、BAMS で採用が決まった UAV とセンサー・パッケージについて、オーストラリア側も調達する権利を有する。要求しているのは、高度 60,000ft の上空に 24 時間以上に渡って滞空できる監視用 UAV で、カバーエリアは数千平方キロに及ぶ。(Tenix Aerospace and Defence)
  • 欧州委員会 (European Commission) は、仏 Thales 社と仏 DCN 社の艦艇関連ビジネスを事業統合する件を承認した。現時点で DCN は 100% の国有企業だが、これを Thales が共同でコントロールする形になる。これにより、他の造船所がフランスの艦艇調達市場から排除されるかどうかが審査の焦点だった。(European Commission)
  • Turbomeca Australasia 社は、オーストラリアが追加発注を決めた MRH90×34 機に装備するエンジンとして、RRTM (Rolls-Royce Turbomeca) 製 RTM322 ターボシャフトの追加受注を獲得した。第 1 バッチの 12 機と合わせて 46 機分・92 基とスペア・エンジンを、2013 年までかけて製造する。同社はこれ以外に、Arriel の整備・補修・オーバーホール、ARH Tiger に搭載する MTR390 の組み立て・試験、Hawk 練習機に搭載する Microturbo Saphir APU の組み立て・試験を担当している。ちなみに、オーストラリア以外で RTM322 を採用した NH90 カスタマーは、フランス、ドイツ、オランダ、ポルトガル、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ギリシア、オマーン。(Turbomeca Australasia)
  • オーストラリア空軍は、F/A-18A/B の近代化改修で使用するレーダー警報受信機 (RWR) として米 Raytheon 社製 AN/ALR-67(V)3×66 基の採用を決定、導入を進めている。すでに、Raytheon 社はフィンランド向けの分と合わせてアンテナ・エレメントを受注済み。AN/ALR-67(V)3 は F/A-18E/F も搭載しており、累計受注数は 400 基を超えている。(Raytheon) [確か BAE Systems が開発した奴がトラブル続きで頓挫して、ALR-67 が後釜に座ったような希ガス]
  • 芬 Patria 社は米海軍から、F/A-18 の降着装置に関するスタディ契約を受注した。Patria 社は Helsinki University of Technology と共同で kinematic landing gear model と flight simulator model という数値シミュレーション・モデルを開発しており、これらの価値が認められて受注獲得に至ったもの。(Patria)
  • オーストラリアの South Australia 州にある Woomera Prohibited Area で、オーストラリア空軍の F/A-18 が高度 20,000ft の上空から、オーストラリア製のウィング・キットを取り付けた 500lb 級 JDAM (JDAM ER : Extended Range) を投下、ターゲットを直撃した。豪 DSTO (Defence Science and Technology Organisation) が担当する Capability Technology Demonstrator Program の下で、AIR 5425 JDAM ER test program として米 Boeing 社と豪 DMO (Defence Materiel Organisation) が共同実施したもの。ウィング・キットは、DSTO からのライセンスを得て Hawker de Havilland 社が開発・製造したもので、これを使うと通常の 3 倍のスタンドオフ射程を得られる。オーストラリア以外のカスタマーとも、同様のウィング・キット開発に向けて動いているところ。(Boeing)
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社はアリゾナ州の Yuma Proving Ground で、精密誘導迫撃砲弾・PGMM (Precision Guided Mortar Munition) の試射を成功裏に実施した。2004 年 12 月に米陸軍から 8,000 万ドルで SDD フェーズ契約を受注したもので、120mm 迫撃砲弾に誘導機構を追加、2.5 マイル先のターゲットに向けて試射したもの。すでに予備設計審査 (PDR) と誘導試験飛行を済ませており、現在は最終設計審査 (CDR) 段階。スケジュールとコストは当初の予定通り。(ATK)
  • イスラエルの Elbit Systems 社は現在、Tadiran Communications 社株の 43% を保有しているが、さらに保有比率を上げて完全子会社化するため、1 株あたり 186 シェケル ($44.20) で株式買い取り提案を実施した。(Elbit Systems)

今日のお買い物 (Contracts 2007/3/19)
  • General Dynamics Land Systems 社 General Dynamics Amphibious Systems 部門は米海軍から、EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) 計画の SDD フェーズを対象とする信頼性改善のための改設計作業 (DFR : Design for Reliability) に関する修正契約を、$144,000,000 で受注した。(M67854-01-C-0001)
  • IMIA、Q.E.D Systems、BAE Systems Maritime Engineering & Services の各社は米海軍から、各種原潜の維持管理に関連する業務を $51,450,000 (上限価格) で受注した。期間は 2008 年 3 月まで。(IMIA, LLC : N40025-07-D-7015; Q.E.D Systems, Inc. : N40025-07-D-7016; BAE Systems Maritime Engineering & Services : N40025-07-D-7017)
  • Carley、Long Wave、EG&G Technical Services の各社は米海軍から、Submarine On-Board Training Office で使用する訓練用の教材、手順、テクニックなどを一新して、対話式のマルチメディア訓練モジュールを導入する作業を $27,000,000 で受注した。(Carly Corp. : N66604-07-D-153A; Long Wave Inc. : N66604-07-D-153B; EG&G Technical Services : N66604-07-D-153C)
  • Omega Aerial Refueling Services 社は米海軍から、海軍などの政府機関に対して Commercial Air Services Program の下で空中給油機を運用する業務を、$24,033,080 で受注した。(N00019-07-D-0009)
  • Ultra Electronics Advanced Tactical System 社は米海軍から、Air Defense Systems Integrator の業務と Multi-Tactical Data Information Link Processor の業務に関する修正契約を、$10,100,000 で受注した。海軍のデータリンク・通信・暗号システムを対象とする、テクニカル・サービス業務を行うもの。(N65236-06-D-5180)
  • Orbital Sciences 社は米海軍から、GQM-163A Supersonic Sea Skimming Target Vehicle×1 機と支援機材、スペアパーツ、技術データ、技術支援業務を $9,222,023 で受注した。フランス向けの FMS 案件。(N00019-07-C-0031)
  • ManTech Systems Engineering 社は米海軍から、エンジニアリング/テクニカル・サービス業務に関する修正契約を $9,000,000 で受注した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は $54,180,941。(N65236-03-D-6829/P00017)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、F/A-18E/F と EA-18G に装備するミッション機材に関する修正契約を $7,705,220 で受注した。(N00019-04-C-0014)
  • AEY 社は米陸軍から、アフガニスタン軍向けの各種弾薬、$48,717,553 分の納入指令を受領した。原契約は $298,004,398。(W52P1J-07-D-0004)
  • Vane Line Bunkering 社は米陸軍から、Atlantic Dedicated Barge Transportation Services を $17,507,083 で受注した。作業場所はメリーランド州 Baltimore。(W81GYE-07-C-0005)
  • Tri-County International Trucks 社は米陸軍から、海兵隊の LAV (Light Armoured Vehicle) に装備するサーマル・シュラウドに関する修正契約を $8,485,954 で受注した。(W56HZV-06-C-0490)
  • Kalyn Siebert 社は米陸軍から、M870A3 セミトレーラーに関する修正契約を $8,462,751 で受注した。(W56HZV-05-C-0258)
  • Machining Technologies 社は米陸軍から、120mm 迫撃砲弾で使用する M31 フィン・アセンブリーを $8,313,495 で受注した。(W15QKN-07-C-0079)
  • Kidde Technologies 社は米陸軍から、海兵隊の LAV (Light Armored Vehicle) に装備する自動消火装置を $7,445,200 で受注した。(W56HZV-07-C-0275)
  • Bushmaster Firearms International 社は米陸軍から、20in 銃身付きの Bushmaster ライフル、11.5in 銃身付きの Bushmaster カービン、M16A3 用の 30 発入りマガジン、サポート・パッケージ、梱包用の木枠 (crate) を $5,411,132 で受注した。(W52H09-07-C-0086)
  • Harry Pepper & Associates 社は米陸軍から、フロリダ州 Highlands の Ogee Weir に上下可動式の水門付きの吐水口を建設する件について、$5,000,000 の増額契約を受注した。原契約は $12,647,487。(W912EP-07-C-0010)
  • Kovatch 社は米空軍から、R-11 給油トラックのオプション契約分・109 両を $20,906,256 で受注した。(F09603-03-C-0141/P00015)
  • Raytheon 社は米空軍から、Global Broadcast Services に関する修正契約を $14,504,677 で受注した。衛星を利用して動画・静止画・大容量のデータファイルを配信するもので、今回の契約は陸軍向け受信機×59 セットと空軍向け IP 受信機×69 セットを納入するもの。いずれも戦域指揮官のレベルで使用する。(F04701-97-C-0044/P00237)
  • Valero Marketing & Supply 社は米国防兵站局 (DLA) から、DESC (Defense Energy Support Center) 向けの案件を $21,359,781 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0542) [品目を書いてなかったけれど、DESC が相手なら燃料油か何か ?]

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/19)
  • 米 Northrop Grumman 社は米空軍から、RQ-4 Global Hawk のロット 5 量産分×5 機を 2 億 8,700 万ドルで受注した。EISS (Enhanced Integrated Sensor Suite)×4 とそれを装備するブロック 30×4 機、MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Program) を適用した ブロック 40×1 機、MCE (Mission Control Element)、発進/回収機材、サポート業務といった内容。(Northrop Grumman)
  • 英海軍は、VT Group と BAE Systems 社が対等出資したジョイント・ベンチャー・Flagship Training 社に対して、訓練業務を外部委託する契約の期間延長分を 1 億 2,000 万ポンドで発注した。これにより、以前の契約よりも 21 ヶ月延長して、2013 年までをカバーすることになる。(VT Group)
  • 米 General Dynamics Ordnance and Tactical Systems 社は米陸軍から、81mm 迫撃砲弾 M218・M219・M220 と 120mm 迫撃砲弾 M233・M234 で使用する装薬 (propelling charge) を、総額 1,200 万ドルで受注した。2010 年 4 月までに完納の予定。(General Dynamics)
  • 米ミサイル防衛局 (MDA) は、YAL-1 ABL (Airborne Laser) が装備する照準用レーザー・TILL (Tracking Illuminator Laser) を飛行中に作動させる試験を、成功裏に実施したと発表した。TILL は、ブースト段階で上昇する弾道ミサイルを追跡・照射するソリッドステート・レーザーで、HEL (High Energy Laser) を使ってロケット・モーターを照射することで弾道ミサイルを叩き落とすための、重要なコンポーネント。ABL Beam Control System が要撃のために必要な諸元算定を担当する。ざー無制御と射撃管制の機能は Lockheed Martin 社の担当。弾道ミサイルをターゲットにする本番の要撃試験は、2009 年に予定している。(MDA, Boeing)
  • 米 Boeing 社は米海軍に対し、累計 200 機目となる T-45C Goshawk を納入した。T-45 Training System は、機体に加えてシミュレータ、コンピュータを援用する座学施設、訓練作業を管理する資産などで構成され、空母パイロットの育成に特化した内容になっている。すでに、NAS Meridian と NAS Kingsville の訓練施設を巣立ったパイロットは 3,000 名以上。(Boeing)
  • イスラエルの Elbit Systems 社は Australian Air Show に、最新型 UAV・Skylark I を出展する。Skylark I は人が担いで移動できる小型 UAV で、進出可能距離は 10km 程度、目の前の丘の向こう側 (beyond-the-next-hill) 程度の範囲をカバーする情報収集用途を想定している。また、対テロ作戦にも使用可能としている。離陸から着陸までのプロセスは自律的に実施でき、運用に要する人員は 1 名。(Elbit Systems)
  • 米 Sikorsky Aircraft 社は、昨年 12 月に発表していた、ポーランドの PZL Mielec 社 (従業員 1,500 名) に対する買収を完了した。全株を取得して完全子会社化している。(Sikorsky Aircraft)

今日のお買い物 (Contracts 2007/3/16)
  • Coastal Pacific Food Distributors 社は米国防兵站局 (DLA) から、日本、シンガポール、ディエゴガルシアにおける陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの給養業務を $149,200,000 (上限価格) で受注した。(SPM300-07-D-3046)
  • Raytheon 社 Strategic Systems Division は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍向けのデポ整備用資材と、その資材の管理業務を $50,449,822 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SPM500-05-D-BP22)
  • General Dynamics 社は米陸軍から、Mk.80 シリーズ通常爆弾の弾体 (body)、$44,877,079 分の納入指令を受領した。原契約は $104,476,951。(W52P1J-06-D-0006)
  • Critical Solutions International 社は米陸軍から、車載式の地雷探知装置に関する修正契約を $36,327,309 で受注した。(W56HZV-06-C-0306)
  • Walbridge Aldinger 社は米陸軍から、フロリダ州の MacDill AFB に保安部隊用の施設を建設する作業を $11,735,800 で受注した。(W91278-07-C-0010)
  • Tower Industries 社は米陸軍から、BDU-50C/B 訓練爆弾に関する修正契約を $10,866,120 で受注した。(W52P1J-04-C-0077)
  • Sikorsky Aircraft 社は米陸軍から、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) の Sandblaster 計画について、$10,325,000 の増額契約を受注した。原契約は $16,560,185。(W31P4Q-07-C-0182) [これは、ヘリが離着陸する際に砂塵を巻き上げる DVE (Degraded Visual Environments) 状況下で、パイロットが視界を失って事故の原因につながる事態を防ぐため、各種のセンサーを使ってパイロットに周囲の状況に関する情報を提供しようというプログラム。通常のヘリだけでなく、救難ヘリにとっても重要な機能。by DID 2007/3/21 / SLEEK (Sensor data-driven, Localized, External, Evidential Knowledge base) と合成映像装置担当の Honeywell 社、センシング技術担当の Sierra Nevada 社と組んでいる by Defense-Aerospace.com 2007/5/3]
  • Wintara-Salihi Group 社は米陸軍から、イラクの Kirkuk に設置されている独 Siemens 社製のガスタービン発電機について、燃焼状態の検査と再稼働のために必要な作業を、$8,687,150 で受注した。本体に加えて補機や関連装備も対象となる。(W91GXY-07-C-0012)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/3/16)
  • GAO がまとめた報告書によると、F-35 Lightning II の機体単価が、2004 年に策定した見積もりよりも 12% 上昇しているとのこと。2027 年までに 2,400 機あまりを調達する計画だが、1 号機の完成が遅れた一方で 2013 年に開発完了というスケジュールは変わっていないため、試験のスタートが遅れれば、実施できる試験の項目が減る、と指摘している。そして、2004 年にベースラインを再定義した際の目標を達成できていないことと、開発と機体の製造を平行することに付随するリスクを指摘、調達ペースの引き下げを勧告している。(GAO)
  • 2007/2/20 に、A400M 初号機の機首胴体セクションが、フランスの Saint-Nazaire にある工場からスペイン・ Madrid の Getafe にある試験施設に向けて Beluga Super Transport で送り出された。近いうちに胴体の主要部分や主翼も搬入して、最終組立を始める。その後は、機械的・構造的な面での問題がないかどうか、限界はどの辺にあるか、といった項目について、1 年以上かけて地上試験で検証する。(Airbus Military)
  • インド陸軍の LOH (Light Observation Helicopter) 計画で候補になっている、Bell 407 と Eurocopter AS350B3 に関する評価報告書が、国防省に提出された。(Indian MoD) [5-6 億ドルで 197 機の調達を予定、まず 60 機を完成機輸入して、残りは HAL 社がライセンス生産する。HSA316B Chetak と HSA315B Cheetah の代替用]
  • アジアを歴訪している Michele Alliot-Marie 仏国防相が韓国を訪問、韓国の Kim Jang-soo 国防相と、両国の軍事的協力関係の深度化、それと人員の往来を議題として会談した。仏国防相は土曜日に板門店を訪問した後、日曜日に中国に向かう。(Korea Overseas Information Service)
  • 米国防総省で装備調達・テクノロジー・兵站担当次官を務める Ken Kreig 氏は記者会見して、国防総省の装備調達プロセスに関する見直し案のレポートを 2 月末に議会に提出したことを明らかにした。同氏は、国防総省が民間の営利企業と違ってリスクに直面せざるを得ない立場にあること、有効性を単なる数字ではなく (現場の兵士に提供する装備の) 能力によって測らなければならないこと、組織が極めて巨大で複雑化していることを説明した上で、「それでも変革は必要である」として、以下のポイント (とりあえず原文ママ) について述べている。
    • A top-quality work force that’s critical to disciplined, accountable and ethical acquisition process;
    • DoD’s core values, policy objectives, joint capability needs and resources, all focused together to reducing risk and provide predictable schedules and cost;
    • An acquisition system that’s able to respond to combat commanders with product-ready capabilities, on time and on cost;
    • Realistic, cost-effective plans and programs essential to preserving flexible and responsive options;
    • An environment within DoD that encourages industry to create and sustain reliable and cost-effective industrial capabilities sufficient to meet the department’s strategic objectives; and
    • Efficient and effective acquisition performance, achieved through effective structure and integration of efforts within the department and fewer layers of authority.

目は潰さないでね (DID 2007/3/16)
米 Northrop Grumman Electronic Systems 社は米陸軍から、M1A2 Abrams 戦車に装備するアイセーフ型レーザー測距儀 (ELRF : Eyesafe Laser Rangefinder)×500 セット以上を、2,000 万ドルで受注したと発表した。

LCS 建造再開 (DoDNews 2007/3/15)
米 Lockheed Martin 社が建造を担当している LCS (Littoral Combat Ship) のコスト上昇問題について、米海軍は LCS-3 について 90 日間の作業中断を指令して原因究明に当たっていたが、この件について Donald C. Winter 海軍長官が「建造作業を再開する」と発表した。
問題の LCS-3 は Lockheed Martin MS&S (Maritime Systems & Sensors) 社が担当しているものだが、契約内容に関する再協議で同社と海軍側が合意、海軍側が要求仕様と計画の見直しを行い、コスト管理を厳格化することになった。
これにより、LCS-1〜4 は FY2008-2009 にかけて順次完成、FY2010 に 2 社の中から勝者を選定するというスケジュールになる。

今日のお買い物 (Contracts 2007/3/15)
  • General Atomics 社は米空軍から、MQ-9 Reaper (ex-Predator B)×2 機、移動式地上管制ステーション×2 基、関連機材、地上支援機材、スペアパーツ、梱包機材、Ku バンド衛星通信アンテナの製造・試験・納入に関する修正契約を、$43,663,000 で受注した。(FA8620-05-G-3028 order number 0024)
  • Pratt and Whitney Rocketdyne 社は米空軍から、EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) 計画で使用する Delta IV と Atlas V ロケットの上段、RL-10 エンジンに関連する契約を $10,000,000 で受注した。副契約社を務める McDonnell Douglas 社との間で、生産性や信頼性を向上するための作業を推進するのに関連するもの。(F04701-98-9-0005-0080)
  • Aleut Facilities Support Services 社は米空軍から、コロラド州の Cheyenne Mountain AFS で実施するカスタマーサポート、インフラや施設のメンテナンス、健康管理、環境維持、施設管理といった業務に関する修正契約を $5,935,291 で受注した。オプション契約の 1 年目。(FA25174-06-C-5005/P00002)
  • 3M 社は米国防兵站局 (DLA) から、各種の同社製品を総額 $31,344,765 (上限価格) で受注した。空軍向け。(SPM4A2-07-D-0005)
  • Labatt Food Service 社は米国防兵站局 (DLA) から、テキサス州とオクラホマ州の陸海空軍施設における給養業務を、$9,931,419 (上限価格) で受注した。(SPM300-07-D-3028)
  • Raytheon Systems 社は米海軍から、MH-60R 搭載用のセンサー・ターレット (MTS : Multi-Spectral Targeting Systems Navy) ×25 基を $28,714,857 で受注した。既契約分を対象とするタスク・オーダー。MTS は昼光用 TV・FLIR・レーザー目標指示器で構成される。(N00164-06-G-8555)
  • BAE Systems & Armaments 社 Armament Systems Division は米海軍から、Mk.41 VLS にミサイルを収容する際に使用する Mk.14 mod.2 キャニスターの FY2007 発注分を、$19,108,265 で受注した。パッケージング・ハンドリング・保管・輸送用の機材を含む。(N00024-04-C-5464)
  • EDO MTECH 社は米海軍から、BRU-55/A ボムラック×130 セットに関する修正契約を $10,688,485 で受注した。領収試験や工具類も契約に含む。(N00019-05-C-0026)
  • General Dynamics Electric Boat 社は米海軍から、USS Texas (SSN-775) を対象とする PSA (Post Shakedown Availability) に関連するメンテナンス、補修、交換、試験などの業務をカバーする修正契約を、$9,990,000 で受注した。(N00019-05-C-0026)
  • Boeing 社は米海軍から、ISR ミッション用の UAV 運用業務に関する修正契約×2 件を、それぞれ $9,220,000 と $5,917,000 で受注した。(N00019-05-C-0045) [元記事には書いてないけれど、ScanEagle を海兵隊向けに飛ばす仕事だと思われる]
  • BAE Systems Applied Technologies 社は米海軍から、BGM-109 Tomahawk のソフトウェアに関連するエンジニアリング/テクニカル・サポート業務のオプション契約分を $6,149,456 で受注した。Tactical Tomahawk Weapon Control System が発射管制などに使用する、現行ならびに将来型のソフトウェアや、シミュレーション試験業務も対象に含む。米海軍向けと、輸出向けの FMS 案件の両方が対象。(N00178-03-C-2003)
  • Adaptive Methods 社は米海軍から、水上戦闘艦が装備する AN/SQQ-89 対潜戦指揮装置を対象とするエンジニアリング・サービス業務 (システム・エンジニアリング、ソフトウェア・エンジニアリング、インテグレーション、試験) に関する作業のオプション契約分を $5,981,700 で受注した。既存の水上戦闘艦用システムを利用して、LCS (Littoral Combat Ship) に搭載する ASW ミッション・パッケージを開発するための案件。(N00024-05-C-6305)

陰謀論者は読んでおくように (JDW 2007/3/7)
米 Halliburton 社は、傘下にある KBR 社株の売却を計画中。昨年、KBR 社が株式を公開したときに 19% を売却しているが、残りも放出すると発表したもの。ただし、KBR が株式の 51% を保有している DML (Devonport Management Limited) に関連して、この動きには英国防省がカリカリしている。

そりゃムシが良すぎるだろう (JDW 2007/3/7)
米空軍の Michel Moseley 参謀総長は、KC-X 計画に関心を示しているメーカーに対して、もしも第一陣の契約 (179 機、400 億ドル) を取り逃がしても生産ラインを維持しておいてもらいたい、と話している。当初の調達分だけは、530 機あまりの KC-135 すべてを代替するには至らないことと、B.707 系列の ISR 資産 (RC-135 "RJ", E-3 Sentry, E-8 J-STARS) といった機体にまで代替対象が広がる可能性がある。そのため、実際には複数の機種を採用する可能性があることから、生産ラインを開けておけば、当初の KC-X がダメでも次のチャンスがあるかもよ、というわけ。
しかし実際には、メーカーが自費で生産ラインを維持しなければならないので、そりゃ実現困難なんじゃないの ? という意見も。

| 先頭に戻る |


人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/3/21)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,034 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 63,211 名、海軍 6,188 名、空軍 5,117 名、海兵隊 5,556 名、沿岸警備隊 301 名。

新司令官 (AFISNews 2007/3/20)
米上院は、北方軍 (USNORTHCOM) 司令官・Timothy J. Keating 海軍大将の米太平洋軍 (USPACOM) 司令官就任と、Victor E. Renuart Jr. 空軍中将の大将昇進、それと北方軍司令官・NORAD 司令官への就任を承認した。以前に発表されていた人事が議会の承認を得たので、実現可能となる。
[ちなみに、前太平洋軍司令官の William J.Fallon 海軍大将は、退役する John P. Abizaid 陸軍大将の後任として中央軍 (USCENTCOM) 司令官に就任済み]

| 先頭に戻る |


戦争・紛争

イラク情勢に関するレポ (DoD via Defense-Aerospace.com 2007/3/16)
米国防総省は、"Measuring Stability and Security in Iraq" というタイトルの報告書をまとめた。イラク情勢に関して、四半期ごとに議会に提出しているものの最新版で、2007 年 1 月版の "National Intelligence Estimate" と同様に、イラクで発生している事態の一部については "Civil War" であるという認識を示しつつも、イラクで起きているさまざまな事象や課題について説明するには、この言葉は不適切だとしている。
まず、民間人に対する爆弾攻撃などの手段で宗派間対立を煽っている、さまざまな軍閥 (Militia) やアルカイダ関連組織がある。これへの対抗策の中核 (centerpiece) となるのが、Baghdad で進められている治安維持策。実際には、イラクで発生しているさまざまな騒擾をこれだけでひとくくりにすることはできない。
たとえば、イラク北部では武装勢力が、クルド人に加えてアラブ系・トルコ系の住民に対して攻撃を仕掛けて、対立と騒擾を煽っている。 その中心となっているのが、Kirkuk、Mosul、Tal Afar といった街。それに対して Anbar 省では、スンニ派武装勢力とアルカイダ関連組織が主要な問題点になっている。この地域では地元の部族指導者が先頭に立って、治安部隊の人員徴募に協力している状況。Baghdad、Diyala、Balad といった地域では、いわゆる宗派間対立が主要課題。といった状況に加えて、さらにイランやシリアが、武装勢力に対して支援を提供している状況がある。
イラクで発生している各種攻撃のうち、80% は Baghdad、Anbar、Salah ad Din、Diyala の各省に集中している。その他の 14 省では相対的に、攻撃の発生頻度は低くなっている。聯合軍が主要ターゲットになっているが、死傷者を多く出しているのはイラクの治安部隊や民間人。国連では、昨年 12 月だけでイラク人の死者は 6,000 名にのぼると見積もっている。昨年 10-12 月にかけての死者は、3 ヶ月単位で集計した結果を比較すると、2003 年以来最大となった。その中でも特に "重心" となっている Baghdad では、毎日平均 45 件の攻撃が発生している。
そして、イラク人の 80% は、事情はどうあれ、現状のような流血事態は受け入れられないと考えている。また、婦女子に対する攻撃については 90% が反発している。とはいうものの、イラク人の 2/3 が、治安状況は悪化していると考えており、どういった統治形態が最善なのかについては意見が割れている状況。

最近の Baghdad (AFISNews 2007/3/19-20)
MNF-I (Multinational Force Iraq) 報道部門のチーフを務める Mark I. Fox 海軍少将によると、Baghdad と Anbar 省で治安維持作戦 "Fardh al-Qanoon" (Enforcing the Law : 法の執行) を発動した過去 30 日間で、民間人の死者は半減したとのこと。この作戦は 2/13 に実施を発表したもので、Baghdad を 10 の地区に分けて米軍・イラク軍合同の Joint Security Station×25 ヶ所を設置、治安維持任務に従事させている。Joint Security Station は最終的に、33 ヶ所の設置を計画している。戦闘外哨 (combat outpost) については 10 ヶ所の設置を計画しており、うち 4 ヶ所が完成。
Baghdad における治安維持策の一環として部隊の増強を進めているところで、イラクの警察が 9 個旅団と陸軍が 7 個旅団いたところに、さらにイラク陸軍 3 個旅団を増強。米陸軍も、クウェートから第 3 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームを送り込んでいるところで、これは近いうちに到着の予定。米軍が増派を予定している 5 個旅団のうち、現地に到着したのはまだ 2 個 (第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームと、第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム) だけ。予定している増派部隊が出揃うまでには、あと数ヶ月はかかる見通し。Anabr 省でも複数の海兵大隊を増強した。

今日のイラク (AFISNews 2007/3/21)
聯合軍が Taji 近郊で建物の捜索を行った際に、武装した複数の人物と遭遇して交戦になり、テロリスト 5 名が死亡、さらに 3 名を拘束。さらに、隣の建物が爆弾製造工場として使われていることが判明、内部からは大口径の砲弾や爆弾製造材料、爆発物を入れた 50gal の樽が見つかった。建物もろとも航空機から爆撃して破壊。
Amiriyah で、警察と米海兵隊・第 6 聯隊戦闘団がアルカイダ系武装グループと 5 時間以上に渡って交戦、敵兵 8 名が死亡、5 名が負傷した。夜明けから 1 時間半ほどして、迫撃砲を散発的に撃ち込んできているのを警察が発見、海兵隊が発射地点を特定して応射したところ、敵は逃走した。警察に対しても散発的な銃撃が加えられたが、警察は敵を発見して応射、敵兵 2 名が死亡、5 名が負傷した。ただし警察も負傷者 5 名を出した。その後も断続的に交戦が続いたが、聯合軍の航空機が 20 名の敵兵に対して爆撃を実施、これで敵兵 6 名が死亡するとともに車輌も破壊された。
Balad では、聯合軍がテロリスト 10 名を拘束するとともに武器集積所を発見。各種機関銃、AK-47 などの自動小銃、手榴弾、RPG、DshK 対空機関銃といった内容。これらが保管されていた建物 2 棟は破壊処分した。
Taji 西方では、自動車爆弾攻撃や外国人テロリストの手引きに関与した容疑で 3 名を拘束。外国人テロリストの手引きをした容疑で、Mosul で 6 名、Baghdad の Abu Ghraib 西方で 4 名を拘束。
Ramadi 西部では、警察官 500 名が出動して武装勢力の捜索を実施した。"Operation Lions of Ramadi" という名称で 10 時間に渡る家宅捜索を行い、合計 45 名を拘束、プロパガンダ文書、自動小銃、機関銃、迫撃砲、砲弾を発見。武装勢力は IED 攻撃で反撃してきたため、民間人 1 名が死亡、5 名が負傷した。
Baghdad 東部の al-Sheik Omar 地区では、迫撃砲弾を積んだタクシーが群衆の中に入り込んだところで爆発する自爆テロ事件が発生、民間人 4 名が死亡、14 名が負傷した。イラク陸軍・第 1 師団・第 4 旅団と、米陸軍・第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームが救援のために出動した。
Mosul や Baghdad の Abu Ghraib では、アルカイダ関連組織に対する手入れを実施して、合計 9 名を拘束。そのうち 1 名は、IED 製造に必要な化学薬品の調達を担当していたとされる。
Falahat では 19 日、Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 7 騎兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊が武器集積所 2 ヶ所を発見、3 名を拘束。最初に AK-47 自動小銃 2 挺、散弾銃、弾倉 5 個を発見。続いて 4 棟目の建物で武装した敵 4 名と交戦して拘束したほか、122mm 迫撃砲弾、信管 4 個、手榴弾、ロケット橇 4 台、弾薬ベスト 4 着、AK-47 自動小銃、弾倉 7 個を発見。
Ramadi では、警察が爆弾攻撃の容疑者 1 名など、合計 4 名を拘束。Taqa 近郊では、イラク陸軍・第 6 師団・第 4 旅団・第 4 大隊が、Euphrates River の土手に IED 製造材料を隠匿しようとしていた不審人物 3 名を拘束。
Baghdad 西郊の Kadamiyah では、イラク陸軍・第 4 師団・第 3 旅団と聯合軍が武装勢力に対する手入れを実施。路傍爆弾攻撃を仕掛けた容疑によるもの。Abass Mosque にイラク軍が立ち入って捜索したが、何も見つからなかった。ただしその後の夜 9 時頃になって、20 名あまりの武装グループが米軍とイラク軍に対して RPG や小火器で攻撃を仕掛けてきたために反撃、敵兵 3 名が死亡した。航空機も駆けつけたが、兵装は投下せず。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/3/20)
Helmand 省で、200 名の部下を擁するタリバンの組織指導者、それと自爆テロの仕掛け人をターゲットとする作戦を聯合軍が展開、その際の交戦で敵兵 3 名が死亡した。政府関係者の暗殺、自爆テロ、アフガニスタン軍や聯合軍に対する攻撃 (小火器による攻撃や IED 攻撃など) を仕掛けていたとされる。
Kandahar では、アフガニスタン人が運転するバイクが圧力感知式の爆弾を踏んで起爆させてしまい、運転していた人が死亡する事件が発生した。警察が出動して現場を確保、被害の拡大を防いでいる。

今日のイラク (AFISNews 2007/3/20)
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 2 名が、Baghdad 南部をパトロール中に IED 攻撃に遭って死亡した。

今日のイラク (AFISNews 2007/3/19)
聯合軍は Baghdad でアルカイダ関連組織や外国人テロ組織に対する作戦を展開、IED 製造担当者 1 名を含む 11 名を拘束した。また、Ramadi でも IED 製造担当者を含む 3 名を拘束、Fallujah では外国人テロ組織とも関わりがあるアルカイダ関係者 4 名を拘束している。
Baghdad 南方では、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 509 空挺聯隊・第 3 大隊・D 中隊が、武器集積所を発見した。内容は、戦車砲弾 400 発、130mm 砲弾 50 発、60mm 迫撃砲 3 門。EOD チームが爆破処分した。
イラク陸軍・第 5 師団・第 3 旅団は 17 日に Diyala 省の Shakarat 南方で、警告を無視して検問所に突っ込んできた自爆テロリストを射殺。
イラク海軍は三軍の中で先陣を切って、自国の資金とイラク国防省の調達プロセスによる装備調達を実現、"独り立ち" に向けて進展中。

今日のイラク (AFISNews 2007/3/18)
聯合軍が各地で、アルカイダ関連組織や爆弾攻撃を仕掛けている組織に対する手入れを実施して、合計 12 名を拘束した。Ramadi では自動車爆弾攻撃の容疑で 5 名、Baghdad では爆弾製造材料を調達した容疑で 2 名、Mosul では外国人テロリストの手引きや爆弾攻撃の容疑で 2 名、Habbaniyah ではアルカイダ関連組織のメンバー 3 名という内訳。
また、Balad と Fallujah でも合計 18 名を拘束。Balad では爆弾製造材料・機関銃・狙撃銃・手榴弾・RPG を発見している。
イラク陸軍・第 2 師団・第 2 旅団・第 1 大隊が Mosul で武器集積所を発見。トン単位の炸薬、砲弾、RPG、ロケット、爆弾製造材料といった内容で、Ninewa 省で過去数週間の間に発見されたものとしては最大規模。なお、同師団はイラク軍や聯合軍に対する爆弾攻撃を行っている組織の関係者・25 名を拘束、さらに 16 名以上を殺害している。
Sadr City では、警察と米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームが、安定化作戦の一環と指定量支援活動を実施した。女性 153 名、子供 122 名を含む 453 名に対して治療を施している。イラク当局と聯合軍による治安改善策により、昨年 12 月と比較すると、Sadr City で発生した流血事態の発生件数は 75% も減少した。
Multinational Division Baghdad Mirad as Suki 東方で 16 日、爆弾を設置しているテロリストと交戦した。米陸軍・第 5 騎兵聯隊・第 2 大隊・B 中隊の兵士が路上にガソリンを撒いている不審人物 2 名を発見、M2A3 Bradley を 2 両送り込んだところ、件の 2 名が車輌で逃走。その後で 2 名は現場に戻ってきて、自分たちが掘った穴を埋めて "仕上げ" を行ったため、聯合軍部隊の襲撃を受けて戦闘になり、いずれも死亡。
Al Hillah では 15 日、武装勢力が聯合軍や民間人に対する迫撃砲攻撃を仕掛けてきて、1 名が死亡、13 名が負傷した。警察と、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 425 特別大隊 (425th Brigade Special Troops Battalion) が出動して、救援活動に従事、周辺を捜索して武装勢力 5 名を拘束。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 5 騎兵聯隊・第 2 大隊・B 中隊は 15 日、Dayrat ar Rih 北方で発生した迫撃砲攻撃で負傷したイラク人女性 2 名を、Baghdad にある第 28 野戦病院に搬送した。
Baghdad 西方をパトロールしていた兵士 4 名が、IED 攻撃に遭って死亡した。このとき、さらに銃撃を受けて負傷者が出ている。また、Baqubah で任務中に撃たれた兵士 1 名、Diyala 省でパトロール中に爆弾攻撃に遭って負傷した Task Force Lightning 所属の兵士 1 名、Anbar 省で戦闘任務中だった Multinational Force West 所属の海兵隊員 1 名、Tikrit で戦闘任務外の事故に遭った Task Force Lightning 所属の兵士 1 名、Baghdad 南方で降車パトロール中に爆弾攻撃に遭った Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、いずれも死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/3/18)
タリバンが「16 日に Nuristan 省で、米軍のヘリコプターを撃墜した」と主張しているが、米軍関係者はこれを否定。墜落した航空機はないとしている。
Kapisa 省では、地雷処理作業に従事していた国連関係者が銃撃を受けて、負傷する事件があった。これ以外にも、国連の車輌が待ち伏せ攻撃を受けて RPG、機関銃、その他の小火器で撃たれる事件が発生している。

今日のイラク (AFISNews 2007/3/16)
15 個旅団・142,000 名のイラク派遣部隊に対する増派戦力は、戦闘部隊 21,500 名に戦務支援部隊 2,400 名、憲兵隊 2,200 名などが加わり、総勢 28,000 名に達することが明らかにされた。
第 1 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームが担当している Baghdad 北西地域における殺人事件の件数は、1 月以来、半分以下に減少している。治安維持作戦を強化した成果。1 月に 141 件だったものが、2 月には 63 件、3 月はこれまでのところ 16 件のみ。ただし、自動車爆弾事件が増えるなど、凶悪化の傾向もある。また、Baghdad 北東 125 マイルの Baqubah を中心とする Diyala 省では、テロ攻撃を抑制するために、地元の族長が米軍やイラク軍と協力しており、地元住民もテロリストなどに関する情報提供を行っている。
Salah ad Din 省での戦闘任務中に、Multinational Division North 所属の兵士 1 名が死亡、1 名が負傷した。Baghdad でも、Multinational Division Baghdad 所属の兵士が乗った車輌が捜索任務から帰還する際に、立て続けに 2 発の路傍爆弾攻撃に遭い、乗っていた兵士 4 名が死亡、2 名が負傷した。現場からは 3 発目の爆弾も見つかったが、これはいわゆる EFP (Explosively Formed Projectile) だった。
その Baghdad では、過去 3 日の間にアルカイダ、あるいは外国人テロ組織の関係者 17 名が拘束されている。14 日に 12 名を拘束するとともに、AK-47 や砲弾、迫撃砲弾、爆弾製造材料を発見、15 日の朝には外国人テロ組織の関係者 4 名を拘束。前日には Abu Ghraib で第 5 騎兵聯隊の兵士が路傍爆弾にワイヤーを取り付けていた武装勢力を発見して交戦になり、この犯人は死亡。

今日のイラク (AFISNews 2007/3/15)
Balad 東方で、武装したテロリスト 2 名が聯合軍部隊に向けて撃ってきたため、航空機から精密誘導兵器を使用して攻撃、2 名とも死亡した。さらにこの戦闘で 8 名を拘束した。
別の場所では、通勤客で満員のバスを狙った自動車爆弾事件が発生、5 名が死亡、22 名が負傷した。イラク陸軍・第 8 師団と警察が出動して、救援活動に従事。
Mosul では、米陸軍・第 10 山岳師団が路傍爆弾設置に関する通報を受けて出動。現場の建物を捜索したが犯人らしき武装勢力は隠れていて見つからなかった。現場には地元民 8 名がいたが、そのうち 1 名を尋問のために拘束、その他についても事情聴取を実施。
その Mosul で 12 日、道路に穴を掘って爆弾を設置、さらにそこからワイヤーを引っ張っている不審人物 2 名を聯合軍の兵士が発見、ヘリコプターが出動してロケット攻撃を行った。犯人は 2 名とも死亡。路傍爆弾設置現場をおさえられたテロリストが聯合軍との交戦で死亡したのは、過去 4 日間で 2 件目。
Anbar 省で、Multinational Division West 所属の兵士 1 名が戦闘任務中に、別の海兵隊員 1 名が戦闘任務外の事故で、それぞれ死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/3/15)
聯合軍とアフガニスタン軍がテロリストのアジトに対する襲撃を実施、現場にいた兵役年齢の男性 4 名を、反政府活動を行った容疑で拘束した。現場からは弾薬や現金が多数発見されている。
アフガニスタン軍は、最近になってパキスタンから入国、モスクに滞在していた不審人物に対する尋問を実施。このとき聯合軍部隊は現場となったモスクの外で待機して、アフガニスタン軍兵士が地元の導師とともに尋問を行った。
アフガニスタン軍は 12 日、タリバンの武器供給担当者をターゲットとする作戦を実施、狙撃銃を押収するとともに、ターゲットとなった建物から撃ってきたテロリストと交戦、建物は破壊された。この戦闘でテロリスト 2 名が死亡した。
アフガニスタン南部ではアフガニスタン軍や聯合軍に対する直接・間接射撃が相次いでおり、アフガニスタン軍が 2 名、聯合軍が 1 名の負傷者を出している。
アフガニスタンにおける作戦を取り仕切っている CJTF76 (Combined Joint Task Force 76) が、CJTF82 (Combined Joint Task Force 82) に改称した。アフガニスタン軍から ISAF への任務移管、それと CFC-A (Combined Forces Command Afghanistan) の解隊に伴うもの。

| 先頭に戻る |


こぼれ話

| 先頭に戻る |


AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

Contents
HOME
Works
Diary
PC Diary
Defence News
Opinion
Special
Hobby
Ski
About
Old contents

| 記事一覧に戻る |