今週の軍事関連ニュース (2007/04/13)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

| 一般ニュース | 産業・装備・調達 | 人事・組織 | 戦争・紛争 | こぼれ話 |


一般ニュース

COTS 化の波はここにも (AFMCNews 2007/4/12)
Edwards AFB で、F-35 の試験飛行に使用する管制室ができあがった。既存の管制室を調べた結果、能力不足という結論になり、F-35 用の施設を新たに用意したもの。従来の同種施設と異なるのは、設置しているコンピュータが民生品の PC ベースになっていること。これにより、処理能力のアップを実現した。
この施設を運用するのは 412th TEG (412th Test Engineering Group) 麾下の 412th Range Squadron。飛行試験中は 40 名あまりのエンジニアがここに詰めて、機体から送られてくるテレメトリー・データを受信・解析することになる。F-22A の試験飛行では 12 万のパラメータについて、毎秒 100 万サンプルのデータを収集したが、F-35 の試験飛行では 25 万のパラメータについて、毎秒 300 万サンプルのデータを収集する。

(Photo by USAF)

対中牽制策 ? (DefenseNews 2007/4/9, Defense-Aerospace.com 2007/4/12)
インドは 8 日、射程 3,500km の弾道ミサイル、Agni-III の試射を予定していると明らかにした。試射は 12 日に Wheeler Island で実施、15 分ほどかけて予定通りの弾道を飛翔した。全長 16m、重量 48t、ペイロード 1.5t、最大射程 3,000km の IRBM。Mobile Launcher System から発射する。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/12)
  • 米海兵隊司令官の James T. Conway 大将は 4/13 に、MV-22 Osprey による初の海外展開実施について発表する。(DoD)
  • 米南方軍 (USSOUTHCOM) が計画している GFS (Global Fleet Station) のパイロット展開に備えて、米陸軍の高速輸送艦 HSV-2 Swift が、フロリダ州 Mayport に到着した。同艦に司令部と訓練チームを乗り組ませてカリブ海諸国を巡業しながら、各国の軍隊に対する訓練を実施して回る。周辺諸国とのパートナーシップ情勢や能力育成が目的で、USSOUTHCOM の海軍コンポーネント、NAVSO (U.S. Naval Forces Southern Command) が取り仕切る。(US Navy)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/4/11)
  • 台湾の関係者は、AH-64 Apache×30 機の調達を計画していると発言した。ただし、これからアメリカからの輸出許可を得る必要がある。China Times が報じたところでは、Lee Jye が総額 2,300 億台湾ドル (69 億 5,000 万ドル) の装備調達パッケージを承認したと報じているが、これは攻撃ヘリ 30 機・924 億台湾ドルと、UH-1H の代替となる輸送ヘリ 90 機・1,400 億ドルという内訳。UH-1H は先日に電波塔に衝突する事故を起こしており、目下、全機が飛行停止中。UH-1H は 2008 年から 10 年かけて全機を退役させて、代替する計画になっている。
  • インドはロシアに、Su-30×18 機を同数の新型機で代替する 7 億ドルの契約に調印した。マルチロール型の Su-30MKI に置き換えるもの。インド側の関係者は、3 月中に戦闘機 40 機の発注契約に調印すると言明していたが、今回の件がその一部を構成するのかどうかは不明。例の MRCA 計画とは別件。
  • 韓国は、軍用トラック 127 両とブルドーザー 7 両をフィリピン軍に供与した。フィリピン側は輸送費 $72,000 だけを負担する。両国の軍事的関係が緊密化しているのを示すものだが、フィリピンは朝鮮戦争で国連軍に派兵した国のひとつでもある。
  • イスラエルの領空に接近した米 Continental Airlines 社の B.777 が、管制塔からの識別要求に対して応答しなかったため、イスラエル空軍の F-15 と F-16 がスクランブル発進して要撃、あわや撃墜という事態になった。幸い、直前に同機が事態に気付いて応答したために、事なきを得ている。イスラエル空軍では、同機がハイジャックされていた疑いがあるとみて、撃墜もあり得るとしていた。
  • フィンランド国防省は、NATO の SAC (Strategic Airlift Consortium) への参加を勧告する政策文書を準備中。SAC とは、NATO 加盟国ならびにスウェーデンの合計 15 ヶ国が共同で、戦略的輸送能力を実現するために進めているプロジェクトで、各国が持つ輸送用資産を単一の指揮系統下に差し出し、統一指揮することになっている。
  • 米陸軍によると、ヘリコプター、戦車、その他の装備品の事前集積量が大幅に落ち込んでいるとのこと。今後数年かけて補充を進めるが、イラクでの高いオプテンポが原因で、補充のペースは落ちそう。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/4/10)
  • オーストラリアは、アフガニスタン派遣部隊を倍増して 1,000 名に増やすと発表した。タリバンの脅威に対抗するには追加の手を打つ必要がある、と判断したもの。現在は国家再建にあたっている 370 名を含む、総勢 550 名を展開している。これに、SAS などで構成する精鋭部隊を増強する。
  • ロシアは 4/15 に白海に面した Severodvinsk 造船所で、ソ聯崩壊後としては初めてとなる新型 SSBN を進水させる。艦名は Yuri Dolgoruki、Bulava-M なる SLBM (射程 8,000km、MIRV を最大 10 発搭載) を装備する。
  • 韓国は、北朝鮮の弾道ミサイルに対抗するため、迎撃ミサイルの自主開発に乗り出すと表明した。また、敵のコンピュータや無線機などの電子機器を無力化する EMP/HPM 兵器や、中射程 SAM・Iron Hawk-II も開発する。Iron Hawk-II は国内企業 16 社が参画して、2011 年を目標に開発する。
  • フィリピンとマレーシアの海軍は、艦艇 7 隻・人員 300 名を参加させて 4/10 から合同演習を開始した。密輸対策などが主な課題。
  • また、台湾も中国からの侵攻を想定した首都防空演習などを実施、このために学校や工場を休業させた。
  • オーストリアで、Typhoon の採用を決めた過程で EADS 社が当時の Erich Wolf 空軍参謀総長の夫人に対して 87,600 ユーロの賄賂を贈った疑惑が浮上、Alfred Gusenbauer 首相は 9 日に「この件から手を引く絶好のチャンス」と発言する事態になっている。当の夫人は「これは (賄賂ではなく) 資金を借りただけだ」としているが、まだ返済を始めていないことも認めている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/10)
  • 米ミサイル防衛局は 4/5 にハワイで、Scud 弾道ミサイルを想定したターゲットを対象として THAAD の試射を実施、要撃に成功した。2001 年以降に実施した MD 関連の試射では 26 回目、THAAD 単独では 3 回目の成功事例。THAAD の運用は米陸軍の第 6 防空旅団 (Fort Bliss, TX) が担当して、ターゲットの発射から 3 分後に THAAD を発射、それから 2 分後に要撃した。この試射では、イージス艦からの見通し線圏外通信能力実証、C2BMC (Command, Control, Battle Management and Communications) によるデータ中継能力実証、空軍の早期警戒衛星・SBIRS (Space-Based Infrared Sensor)、キル・ヴィークルのセンサーによる目標識別なども試験対象となっていた。(MDA)
  • 南西アジア戦域に展開中の、米空軍・128th EACCS (128th Expeditionary Airborne Command and Control Squadron) が、OIF 支援ミッションにおける E-8 J-STARS の累計飛行時間 23,000 時間目をログした。E-8 は 2003/1/16 から中東で任務に就いており、当初はサウジアラビアの Prince Sultan AB と RAF Akrotiri、後に 379th AEW の麾下で活動している。任務飛行 1 回当たりの飛行時間は 10-12 時間。(USAF)
  • "Operation Jump Start" の一環として、米陸軍州兵はオーバーホールとアップグレードを施した OH-58 Kiowa×36 機をメキシコとの国境に展開させ始めた。国境警備の強化と密入国対策のために、空から警戒するのが目的。ムービング・マップ・ディスプレイによる高い航法精度と、夜間でも使える赤外線センサーが役立つ。機体の整備改修は、ミシシッピー州兵の 1108th AVCRAD (Aviation Classification Repair Activity Depot, Trent Lott National Guard Training Complex) に加えて、カリフォルニア・コネティカット・ミズーリの各州兵が持つ同様の施設で実施する。(US Army)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/4/9)
  • 米陸軍の FCS 計画担当者によると、イラクやアフガニスタンにおける戦訓を取り入れた結果として、FCS の MGV (Manned Ground Vehicle) は当初に予定していた 18t から 27t 級まで重量化した。すでに 2004 年の時点で 24t 級になっていたが、さらに増えた格好。理由はいうまでもなく、RPG、機関銃弾、対戦車ミサイル、IED などに対する抗堪性を高めるため。APS (Active Protection System) や複合材料製の軽量装甲を導入することになっているものの、それでも重量増は必至。27t 級の場合、C-17A で一度に 3 両を運べるが、兵装を分解して取り外せば C-130 でも 2 両を運べる。
  • アフガニスタンの Kabul から Herat にかけて 1,900 名を展開させているイタリアは、さらに A129 Mangusta 攻撃ヘリ×5 機、Dardo 装軌式装甲車、C-130J、Predator UAV×2 機を増強する。
  • 米陸軍は 2002 年から、120mm 戦車砲から発射する誘導砲弾・MRM (Mid-Range Munition) 計画をスタート、これまでに 1 億 800 万ドルを支出している。ATK 社と Raytheon 社が開発を進めており、どちらも要求仕様は満たした。2003 年に 4,000 万ドルで開発を受注した Raytheon-GD チームは、3in の赤外線カメラを使ってターゲットに誘導する。さらに、レーダーをターゲットの近くに照射する "offset designation mode" を援用する構想も。直接照射しないのは、レーザー警報受信機を備えた AFV が増えているため。一方、ATK は mm 波レーダーと赤外線センサーのデュアルモード。2005 年に 3,000 万ドルで開発を受注した。
  • フランス空軍の Rafale F2 が 4/1 にアフガニスタンで、初の実戦デビューを記録した。4/1 に Kabul 東方 200km の地点で GBU-12/B を投下したもの。3/12 に Mirage 2000D×3 機とともに Bagram AB に到着、2 日後から任務に就いている。Mirage とペアを組んで発進、6 時間にわたる哨戒を行い、お呼びがかかると駆けつけて地上軍を支援するのが通常の任務。Rafale F2 は AASM や GBU-12、Paveway II といった誘導爆弾の運用が可能で、Link 16 も装備、Saint-Dizier 基地の 1/17 Provence に配備されている。Mirage 2000D は 2 発しか搭載できない GBU-12 を、Rafale F2 は 6 発搭載できる。Dassault Aviation 社が 500 万ユーロの契約を DGA から受注して、GBU-12 の運用能力を付与した。
  • 中国の衛星破壊実験について、インドは「うちの宇宙配備資産が危険にさらされる」として衝撃を受けている。そのインド、イスラエルとの間で Ofeq-5 偵察衛星の写真を提供してもらう協議を進めているところ。
  • 予定より数年遅れたが、カナダは来年から Radarsat-2 衛星を使った北極海の監視を開始できる見通し。この衛星は、カナダ周辺海域へのアプローチを監視する用途にも使える。
  • シンガポールの Cirrus Electronics 社米国事務所に勤務するインド人 4 名が、ミサイル誘導システムや LCA 戦闘機で利用可能なコンピュータ・チップを違法に輸出したとしてアメリカの司法当局に摘発されたが、この件が米印関係に影響する可能性も。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/4/6)
  • 米陸軍は、SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle) の導入計画を前倒しする。これは重量 30lb で電子光学センサーを装備する小型ロボットで、洞窟や建物など、危険度が高い場所の偵察に使用するもの。メーカーの iRobot 社が 5,100 万ドルの契約で開発を進めていて、2012 年にスピンアウト、2015 年に配備開始の予定になっている。これを、2008 年にスピンアウト、2010 年に配備開始とする考え。同種のロボットがイラクやアフガニスタンで成果を挙げていることが背景にある。
  • いったんは ACS (Aerial Common Sensor) として電子情報収集機の一本化を図ることにした米陸海軍だが、結局は分離が決定。個別に、調達計画について議会からの承認を得て進めることになった。海軍については、FY2009 に契約を発注する予定。
  • インドとパキスタンが 2 日間にわたり、Kashmir にある Siachen 氷河からのパキスタン軍の撤収について協議した。現地は標高 6,300m、世界でもっとも標高が高い戦場といわれているところだが、ここの非武装化に向けた動きの第一歩。
  • 韓国と中国が、黄海の状況についてやりとりするための軍用ホットライン開設を計画中。黄海では中国の漁船による違法操業が発生しており、中韓両国の間で緊張を生む原因になっている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/6)
アメリカがチェコとポーランドに MD エレメントの配備を計画している件について、NATO とロシアが 4/18 に協議することになった。(US State Department)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/4/5)
  • トルコ陸軍は AgustaWestland A129 Mangusta の採用を決定、90 機を総額 27 億ドルで導入するが、第一陣は 30 機・12 億ドル。ただし、これが実働可能になる時期は 2013 年で、トルコが計画している装備近代化のスケジュールと比べると、かなり先になる。そこでストップギャップとして、AH-64D を 10 機ばかり導入したいという声が上がっている。ちなみに、トルコ陸軍には AH-1W×7 機がある。今回の攻撃ヘリ導入構想ではアメリカ勢が途中で手を引いたが、これはトルコ側が課した自国企業の参加に関する条件が受け入れられなかったため。[ちょいとばかり、ムシが良すぎる話ではありますな]
  • 米ミサイル防衛局 (MDA) の Henry Obering 長官は、東欧に配備を計画している MD 関連エレメントについて「冷戦時代に引き戻そうというものではない」と発言。この件については、ロシアに加えてフランス、ドイツ、スペイン、オーストリア、スロバキアが異議を唱えている。
  • イランが拉致していた英海軍と英海兵隊の臨検チーム、合計 15 名が釈放されて、無事に帰国した。
  • 先に成立した合意によりルーマニアの基地使用が可能になった米軍だが、手始めに、4 月末に人員 200 名と航空機 14 機を派遣して、演習を実施する予定。アメリカ大使とルーマニア国防相が明らかにしたもの。
  • アメリカは中国に対して、世界的な海洋安全確保の枠組みに加わるよう要請。
  • オーストラリア軍憲兵隊は 5 日、テロリストにロケット発射器を横流ししたとして、Shane Della-Vedova 陸軍大尉と元軍人の、合計 2 名を告発した。
  • 5 日、チャド国内で偵察任務を実施していたフランス空軍の Mirage F1 が墜落した。
  • 米空軍の 820th SFG (820th Security Forces Group) がジョージア州の Moody AFB で ADS (Active Denial System) のデモンストレーションを行った際に、それに参加した空軍兵士の一人が第二度の熱傷を負ったことが明らかにされた。ADS はこれまでに 600 名以上に対して合計 10,000 回の照射を行っているが、火傷の被害が出たのはこれが始めて。 ADS はこれまでに 600 名以上に対して合計 10,000 回の照射を行っているが、火傷の被害が出たのは 1999 年の実験に続いて二度目で、そのときにも第二度熱傷が発生した。
    原因については調査中。ADS は 2010 年の実戦配備を予定している。
    [ちなみに、第二度熱傷とは別名を真皮浅層熱傷ともいい、瞬間的な高熱にさらされたのが原因で、鮮やかな赤みの強い紅斑、浮腫に加えて、水疱をつくり、びらんを生じ、疼痛、炊熱感が著しくなるもの。3 週間ほどで完全に治るとされる]

武器禁輸だけでは解決にならない一例 (JDW 2007/3/28)
Palestinian Isramic Jihad の軍事部門・Saraya Al-Quds が、100mm 迫撃砲を自力開発した。すでに砲を 500 門、砲弾を 5,000 発製造したとしており、主なターゲットは Gaza Strip 近辺の IDF 基地、それと Sderot の街。「自家製ロケットよりも効果的で安価」と称している。射程 4-5km、発射速度は毎分 10-15 発。口径が 100mm という半端点については、自家製だから国際標準に従う意味はなく、現地で入手可能なパイプの口径に合わせたと説明。そのパイプの入手ルートについては「イスラエルのパレスチナ人市場から」としているが、イスラエル当局は「道路標識用パイプの流用」としている。

スーダンのワガママ (JDW 2007/3/21)
スーダンの Darfur に展開している AMIS (AU Mission in Sudan) 部隊 7,000 名を増強するために、国連が平和維持部隊 22,000 名 (プラス文民警察官など) の派遣を計画したのに対して、スーダン側は「展開先は難民キャンプの範囲内に限定」「攻撃ヘリは AU/UN 部隊の自衛用に限る。民間人の防備はスーダン警察に任せろ」と条件をつけている。その AMIS に 2,000 名を派遣しているルワンダは、リソース不足が原因で撤収の瀬戸際。すでに AU 部隊は伸びきった状態で、能力も兵站も資金も調整もない、という状況。

| 先頭に戻る |


産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/12)
  • 前日の Northrop Grumman 社に続いて、Boeing 社も KC-X の提案書を米空軍に提出。B.767-200LR ベースの KC-767 で、提案書のページ数は 7,000 ページ。日本・イタリア向けと同様に FBW 式の遠隔操作ブーム、それと両翼ならびに胴体にはドローグホースを備える。Global Tanker Team なる企業チームを組んでおり、メンツは Aerospace、Rockwell Collins、Vought Aircraft Industries、Honeywell、Pratt & Whitney、Spirit AeroSystems の各社。(Boeing)
  • Airbus 社がイギリス・Bristol の Filton 工場で製造していた A400M の主翼が、スペインの Seville にある最終組立ラインに A300-600ST Beluga で搬入された。すでにセンターウィングボックスは搬入済みで、これと組み合わせた翼幅は 42.4m。現在組み立て中の機体は、地上での静止試験に供することになっている。(Airbus)
  • 米 Northrop Grumman 社とイスラエルの IAI (Israeli Aerospace Industries) 社は、アメリカ政府向けの偵察衛星について製造・打ち上げを行う件で、合同チームを編成した。"Rapid Response, Operational Surveillance Satellite" と称するもので、低高度の周回軌道 (LEO) を周回するレーダー衛星。IAI の X バンド合成開口レーダー・TECSAR と Northrop Grumman 社の衛星本体を組み合わせて、米軍が要求する水準の任務実現率と秘話通信機能を持たせる。レーダー偵察衛星なので、天候に関係なく 24 時間フルタイムの監視が可能。IAI はイスラエル国防省向けに、TECSAR を搭載した衛星を今夏に打ち上げる予定。(Northrop Grumman)
  • 米 Raytheon 社は、OCX (Global Positioning System Control Segment) と NSOM (Network and Space Operations &、Maintenance) について、それぞれ別々の企業チームを編成して応札すると表明した。OCX は NAVSTAR ブロック II/III を対象とする管制機能を担当するもので、2007 年 8 月に 2 社を選定、1 億 6,000 万ドルをかける。NSOM は衛星通信網の維持管理を担当するもので、Northrop Grumman Space & Mission System、Lockheed Martin、Sparta、Infinity Systems Engineering、ITS、Integral Systems、Frontier Systems Integrators、Boecore の各社とチームを組んだ。(Raytheon)
  • 米 Raytheon 社が開発している JLENS (Joint Land Attack Cruise Missile Defense Elevated Netted Sensor System) が、system functional review を成功裏に完了した。JLENS は巡航ミサイルに対する早期警戒手段として、捜索レーダーと射撃管制レーダーを積んだ飛行船、それと地上のデータ処理機材を組み合わせたもの。このシステムを構成するサブシステムなどが、システム・レベルで要求仕様を満たしているかどうかを 3 日がかりで検討した。この後、2010 年にシステム試験、2012 年までに開発作業完了、というスケジュールが組まれている。(Raytheon)
  • 米陸軍は 3 月に、通訳・翻訳業務を DynCorp International 社と McNeil Technologies 社のジョイント・ベンチャー、GLS (Global Linguist Solutions) 社に発注したが、これに対して米 L-3 Communications 社が GAO への異議申立を実施。それを受けて陸軍が、Request for Reconsideration (早い話が契約再考) をリリースした。これに対して DynCorp 社が抗議声明を発表。(DynCorp International)
  • 米 VSI (Vision Systems International, LLC) 社製の HMDS (Helmet Mounted Display System) を装備した F-35 Lightning II が、初めて進空した。F-35 は HUD の代わりに HMDS を使うことになっており、飛行に関する情報だけでなく、同じ VSI 社製の JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) や DASH (Display & Sight Helmet) が備える目標指示機能なども包含する。パイロットが頭の向きを変えれば、それに合わせて表示内容も遅滞なく変動する。表示内容を生成するコンピュータは Elbit Systems、ディスプレイ本体は Rockwell Collins、ヘルメットは HISL (Helmet Integrated Systems Ltd.) 社が担当、それを VSI 社がひとつの完成品に仕上げる。(Rockwell Collins)
  • カナダ国防省は加 General Dynamics Canada 社に対して、VB Bio Sentry (Vital Point Biological Agent Detection, Sampling and Identification) なる生物兵器探知機材を発注した、フルセット×6、部分セット×23 で、2010 年に完納の予定。(Canadian DND)
  • 3/25 にテキサス州 Lackland AFB で、C-130 の AMP (Avionics Modernization Program) 改修 2 号機となる C-130H-2.5 が進空した。ケンタッキー ANG が使用していた機体を 2005 年 4 月から改修していたもので、C-130H-2 としては初の改修事例。(Boeing)
  • 中国人の技術者 5 名が、Mi-26TC Halo ヘリに関する資格を取得した。Mi-26T シリーズは 20t の搭載能力を持つ。(Rostvertol)
  • 瑞 RUAG 社は、瑞 Pilatus Aircraft 社の MRO 担当子会社、TSA Transairco SA を買収する。旅客機向けのサービス業務拡大を企図したもの。(RUAG)
  • 米 Sikorsky Aircraft 社はテキサス州 Fort Worth に、Sikorsky System Integration Center を開設した。100 名ほどの技術者がここに陣取り、ダイナミック・コンポーネントの設計やアビオニクスのインテグレーションを実施する。(Sikorsky Aircraft)

今日のお買い物 I (Contracts 2007/4/11)
  • Lockheed Martin 社は米空軍から、SADL (Situation Awareness Data Link) と IDM (Improved Data Modem) の開発・インテグレーション・量産を $70,000,000 で受注した。A-10C PE (Precision Engagement) 計画で使用するもの。(FA8635-07-D-6015)
  • Northrop Grumman Mission Systems 社は米空軍から、Minuteman ICBM のエンジン換装計画・全規模量産分ロット 5 で使用する勝算アンモニウム (Ammonium Perchlorate) を $12,055,245 で受注した。(F42610-98-C-0001)
  • Trivec-Avant 社は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、UHF 衛星通信アンテナを $41,000,000 で受注した。5 年契約。(H92222-07-D-0013)
  • Harper Construction 社は米海軍から、Marine Corps Logistics Base, Barstow の Desert View と Club Street Area の両地区にある家族用住宅の建て替え作業を、$24,855,000 で受注した。(N68711-02-D-8019/Task Order 0005)

今日のお買い物 II (DID 2007/4/12)
Northrop Grumman Ship Systems 社は米海軍から、DDG-1000 の研究開発に関する修正契約を 750 万ドルで受注した。(N00024-06-C-2304)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/11)
  • 米 Northrop Grumman 社は、2007/4/12 に設定されている締切前に、KC-X 計画に関する提案を米空軍に提出した。もちろん A330 ベースの KC-30 で、KC-135 よりも燃料搭載量が 45,000lb 増えるとしている。(Northrop Grumman)
  • 米 General Dynamics Armament and Technical Products 社は米陸軍から、2.75in 非誘導ロケット弾・Hydra-70 を 1 億 4,900 万ドルで受注した。2005/4/28 に受注した 5 年間・9 億ドルの契約の一部。これで累計受注額は 5 億 200 万ドルとなった。(General Dynamics Armament and Technical Products)
  • Thales Underwater Systems 社はノルウェー海軍から、機雷戦艦艇 (MCM Vessels)・Oksoy 級と Alta 級に装備する機雷探知用ハルソナーの換装作業を受注した。新たに導入するのは TSM2022 Mk.3N ソナー×6 セット、それと 15 年分のサポート・メンテナンス・訓練業務。TSM2022 Mk.3 ファミリーはすでに、フランス・ベルギー・オランダの CMTs (Chasseur de Mine Tripartite) で運用実績がある。掃海、あるいは機雷掃討時の機雷探知だけでなく、水路調査に使用する SAS (Synthetic Aperture Sonar) モードもある。(Thales)
  • BAE Systems 社は米海軍から、MARMC (Mid-Atlantic Regional Maintenance Center) で実施する、潜水艦のタンク整備や船体腐食対策といった作業を受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年で、すべて実現した場合の総額は 1 億 4,900 万ドル。作業場所はヴァージニア州 Norfolk。(BAE Systems)
  • 米 Lockheed Martin 社は、カナダ海軍の CPF (Canadian Patrol Frigate) を対象とする、寿命中途近代化改修計画に応札したと発表した。SAAB、IBM Canada、xwave 、CAE Professional Services の各社とチームを組んでいる。これは Halifax 級フリゲート×12 隻を対象とする HCM (Halifax Class Modernization Program) なるプログラムで、指揮管制装置、レーダー、戦術データリンク、ESM、その他の電子戦機材を更新するもの。Saab 社は指揮管制装置、他の 3 社はソフトウェア開発やサポート業務を担当する。(Lockheed Martin)
  • 米 Lockheed Martin 社は P44 長距離攻撃ミサイルを使った 2 度目の試験を、先週の金曜日に White Sands Missile Range で実施した。2007/2/15 に BTV (Ballistic Test Vehicle) で実施した試験に続いて、今度は CTV (Control Test Vehicle) を使い、誘導フィンを作動させる飛行制御系統と GPS/INS 誘導システムの動作を検証、設定していた目標はすべて達成した。発射器は HIMARS (High Mobility Artillery Rocket System) を利用している。P44 は NLOS-LS で使用する LAM (Loitering Attack Missile。ただし予算がついていなくて頓挫中) の下に生じるギャップを埋めることを企図しており、弾体直径 7in、重量 220lb、射程は 0-70km、誘導システムは GPS/INS + 3 モード終末誘導シーカー (SALH, MMW, IIR) の組み合わせ、MLRS/HIMARS との互換性に配慮しており、MLRS 用のロケット・パックと同サイズのパッケージに 10 発の P44 を収容する。弾頭は Hellfire II と同じ 28lb の MAC (Metal Augmented Charge) か、17lb の成形炸薬。移動目標の攻撃も可能。(Lockheed Martin)
  • 米 Raytheon 社は米海軍から、CEC (Cooperative Engagement Capability) に関する追加契約を 4,800 万ドルで受注した。艦載 CEC 機器・AN/USG-2A×7 セットを対象とする組み立て、検査、試験、エンジニアリング・サポート業務が 3,200 万ドル、Program Executive Office for Integrated Warfare Systems を対象とするテクニカル・サポート業務と、レポート、スタディ、陸上/艦上でのサポート業務契約が 1,600 万ドルという内訳。(Raytheon)
  • 米 Northrop Grumman 社は、RQ-4 Global Hawk ブロック 20 の初号機 (AF-8、通算 17 号機) が、2007/3/1 に Edwards AFB で初飛行を行っていたと明らかにするとともに、その際の写真を配信した。上昇限度は 65,000ft だが、初飛行では 32,000ft まで上昇した。ブロック 20 は翼幅を 15ft 延伸、胴体を再設計している。ペイロードは 3,000lb。ちなみに 17 機の内訳は、ACTD 用が 7 機、ブロック 10 が 9 機、ブロック 20 が 1 機。ブロック 10 のうち 2 機は対テロ戦に、別の 2 機は米海軍が洋上監視デモのために使用している。AF-8 は、運用評価試験を済ませた後で 9th RW (Beale AFB, CA) に配備する予定。(Northrop Grumman)
  • 米 Harris 社は米空軍から、50th SW (Space Wing) 麾下の Air Force Satellite Control Network を対象とする運用/メンテナンス・サポート業務を受注するため、Lockheed Martin Information Technology、L-3 Communications Titan Group、Faith Enterprises Inc.、ASRC Aerospace、Arctic Slope World Services、Nortel Government Solutions and Gunther Douglas の各社とチームを組んだ。この案件は 6 年間の契約で、総額 4 億 5,500 万ドル。いわゆる NSOM (Network and Space Operations and Maintenance) に関するもの。Harris 社は 2000 年以来、AFSCN (Air Force Satellite Control Network) や GPS 用地上ネットワークを対象として、2 億 2,000 万ドルの契約で同種の作業を担当しているほか、別件で 2002 年に 3 億 5,500 万ドルの契約も獲得している。(Harris)
  • GKN Aerospace 社は Lockheed Martin 社から、F-22A の Inlet Lip Assembly と Chine Edge を総額 1,500 万ドルで受注した。前者はロット 5〜9 用・2 社で分担しているが、後者はロット 6〜9 用で GKN 社の独占供給。今回の契約は、2006 年末に水平尾翼を 5,000 万ドルで受注したのに続くもの。ちなみに同社は、2012 年までを見据えた成長戦略としてアフターマーケットに力を入れると表明している。(GKN Aerosapce)
  • 米 Raytheon 社は "launch-on-demand" マーケットに力を入れていくと表明。その一例として、先に米空軍から受注して打ち上げたレーダー/電子光学衛星・ARTEMIS (Advanced Responsive Tactically Effective Military Imaging Spectrometer) がある。ARTEMIS は 1,400 万ドルの案件で、受注から打ち上げまでに 15 ヶ月しかかからなかった。(Raytheon)
  • オーストラリア海軍の新型揚陸艦 (LHD) 受注を目指している豪 Tenix 社・西 Navantia 社のチームは、専用 Web サイトを立ち上げた。URL は http://www.lhd.tenix.com/

今日のお買い物 (Contracts 2007/4/1)
  • Stauder Technologies 社は米海軍から、Urgent Universal Need Statement を受けて、TLDHS (Target Location, Designation and Hand-off Systems)×448 セットに関する修正契約を $14,980,400 で受注した。これは前線観測官が使用するデータ入力デバイスで、海兵隊の 155mm 牽引砲・M777A2 から発射する GPS 誘導砲弾・Excalibur に対する目標指示を行うためのもの。(M67854-07-C-2062)
  • Schafer 社は米海軍から、DARPA の IXO (Information Exploitation Office) をサポートする SETA (Scientific, Engineering and Technical Assistance) 業務に関する修正契約を $8,834,189 で受注した。IXO が実施するプログラムについて、計画、モニタリング、データ収集/分析、システム分析、評価、文書化などの作業を行う。(N00174-02-D-0015)
  • Pedigree Technologies 社は米海軍から、UAV に搭載する電子光学・無線・音響センサー (Electro-Optical Radio Frequency and Acoustic Sensors) に関する研究開発業務を $8,438,667 で受注した。(N68335-07-C-0271)
  • Boeing 社は米海軍から、DDG-110/111/112 で使用する艦内通信網、FODMS/GEDMS (Fiber Optic Data Multiplex System/Gigabit Ethernet Data Multiplex System) を $7,100,000 で受注した。(N00024-07-C-5445)
  • Lockheed Martin 社は米空軍から、F-22A ロット 8 量産分の先行調達に関する修正契約を $10,978,800 で受注した。(FA8611-06-C-2899/P00015)
  • Lockheed Martin Aeronautics 社は DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、Falcon Hypersonic Technology Vehicle のパワープラントとなる Falcon Combined Cycle Engine Technology のプロトタイプ開発に関するオプション契約を、$10,164,788 で受注した。(HR0011-04-9-0010/P00027)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/10)
  • 英 VT Group はトリニダードトバゴから、OPV (Offshore Patrol Vessel)×3 隻の建造、メンテナンス・サポート、乗組員の訓練業務を、総額 1 億 5,000 万ポンドで受注した。全長 90m 級で、EEZ での哨戒任務に使用する。2009 年から納入を開始する予定。(VT Group)
  • 米 Boeing 社は米陸軍から、AH-64D ブロック II の新造機×18 機を 2 億 7,640 万ドルで受注した。これで AH-64D の新造は累計 45 機、2009 年半ばまで製造が続く。それとは別に、既存の AH-64A を AH-64D に改修する件についても 96 機を追加契約している。1997-2006 年の間に、すでに 501 機の A 型が D 型に改修済み。(Boeing)
  • 米 Lockheed Martin 社は米海軍から、Trident II (D5) SLBM の延命改修に関する修正契約を、1 億 3,500 万ドルで受注した。すでに 6 億 5,490 万ドルで受注している案件に上乗せするもの。この延命改修により、Trident II (D5) は 2042 年までの運用が可能になる。延命改修型は 2011 年から納入を始める。ちなみに、1989 年から始まった Trident II (D5) の発注は累計 425 発で、最後の 2 発を今年に納入する予定。(Lockheed Martin)
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米 Lockheed Martin Space Systems 社から、Trident II (D5) で使用するロケット・モーターを 8,580 万ドルで受注した。納入は 2011 年まで続く。(ATK)
  • Dirgantara Indonesia 社は、NBO-105 ヘリ×2 機と NC-212 輸送機×1 機をインドネシア陸軍に納入した。2006/9/18 に受注していたもの。NC-212 は Garret 製 TPE 331-10R-512C (900HP) の双発で、速力 350km/h、兵員 26 名を搭載可能。NBO-105 は Alison 製 250-C20B (900HP) を装備して、速力 270km/h。(Dirgantara Indonesia)
  • Alcatel-Lucent 社の持株を Thales 社が引き取ったことで、Alcatel Alenia Space 社の出資比率は Thales : 67%、Finmeccanica : 33% となった。Telespazio 社の出資比率は Finmeccanica : 67%、Thales : 33%。欧州委員会による独禁法関連審査を経て承認を得たため、実現したもの。(Finmeccanica, Thales)
  • Saab 社は Stockholm の FOI (Forces Research Institute) にある風洞で、1/16 スケールの模型を使って Neuron UCAV の風洞試験を開始した。すでに、フランスでも Dassault Aviation 社が Neuron の風洞試験を始めている。(Saab AB)
  • 米 Lockheed Martin 社は米空軍に、A-10C (PE : Precision Engagement) に搭載する SADL (Situational Awareness Data Link) を納入した。これは試験用で、2007 年 5 月から Eglin AFB で飛行試験を開始、同年 9 月から配備を始める。(Lockheed Martin) [SADL を装備すると、パイロットは地上にいる友軍と敵軍の位置関係に関する情報などを受け取ることができ、同士討ち回避に役立つ]
  • 米 NetFires 社 (Raytheon 社 Missile Systems 部門と Lockheed Martin Missiles and Fire Control 社のジョイント・ベンチャー) は 4/4 に White Sands で、FCS の NLOS-LS (Non Line-of-Sight-Launch System) 用に開発している PAM (Precision Attack Missile) の試射を成功裏に実施した。CLU (Container Launch Unit) から発射と巡航飛行への遷移、誘導システム、推力偏向システム、制御用のアクチュエータに加えて、データ収集用のテレメトリー、バッテリ、エア・データ収集装置も正常に稼働した。(Raytheon)
  • RQ-4 Global Hawk のブロック 20 が、胴体と尾部の強度を確認するための地上試験を完了した。Innovative Engineering Solutions 社 (Murrieta, CA) の施設で実施していたもので、空軍が要求する強度と安全性を満たしているかどうかを確かめるのが目的。試験では設計限界の 1.5 倍にあたる曲げ荷重やねじり荷重をかけたり、風速 40ft/sec のガスト (突風) を想定した加重をかけたりした。(Northrop Grumman)
  • Spartan Motors 社傘下の Spartan Chassis 社は、本社があるミシガン州 Charlotte 近くにある 2 ヶ所の施設を買収した。米海兵隊の MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) で使用するシャシー・コンポーネントを製造するのが目的。(Spartan Chassis)

今日のお買い物 (Contracts 2007/4/9)
  • Black Construction 社は米海軍から、Guam 島の Old Apra Naval Base にある住宅 61 棟の建て替えを $42,125,000 で受注した。(N62742-07-C-1306)
  • Integral Systems 社は米空軍から、可搬式アンテナ 2 基に関する修正契約を $8,456,177 で受注した。contract 0307 と 0311 の量産 1 年目で、Rapid Attack Identification Detection and Reporting System で使用するもの。(FA8819-05-C-0018/P00036)

仏国的鷹眼式 (DSCA 2007/3/30, JDW 2007/4/11)
米 DSCA (US Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、中古の E-2C Hawkeye 早期警戒機をフランスに輸出すると通告した。すべてのオプション契約が実現した場合の総額は 2 億 6,000 万ドル。
内訳は、E-2C の中古機×1 (E-2C-2000 仕様に改修する)、T56-A-427 エンジン×3、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、要員の訓練と訓練機材、文書類、技術データ、ソフトウェアの開発と導入、新しいシステムと改修を加えたシステムに対する地上試験・飛行試験、エンジニアリング・サポート、兵站支援業務など。
フランス海軍は Charles de Gaulle 搭載用として 3 機の E-2C を保有しているが、整備に入る機体があると運用可能な機数が減ってしまうため、増勢を検討しているもの。中古機にしたのは、フランス海軍が保有しているのと同型の機体が、すでに生産終了していて手に入らないため。

今日のお買い物 (DID 2007/4/9)
  • EDO Communications & Countermeasures Systems 社は米海軍から、遠隔起爆式の IED (RCIED : Radio-Controlled Improvised Explosive Device) を妨害する車載機器、CREW (Counter RCIED Electronic Warfare) 2.1×10,000 セットを 8,800 万ドルで受注した。OEF/OIF で使用するためのもの。(N00024-07-C-6311) [EDO 社のプレスリリースでは 1,100 セットといっており、9 倍も違っているのは謎]
  • General Atomics Aeronautical System (GA-ASI) 社は米陸軍から、ER/MP ブロック 0 に関する修正契約を 530 万ドルで受注した。(W58RGZ-06-C-0208)
  • Raytheon 社は米海軍から、RAM (Rolling Airframe Missile) に関する修正契約を 3,390 万ドルで受注した。内訳は、Block 1 Mk.44 Mod.2 RAM Guided Missile Round Pack×90、Mk.20 Mod.2 RAM Active Optical Target Detector×90。(N00024-04-C-5456)
  • Debcon 社は米海軍から、Naval Construction Battalion Center (Gulfport, MS) にオフィスや下士官兵用の官舎、合計 212 棟を建設する作業を 6,470 万ドルで受注した。(N69450-07-C-0755)

EMALS 実用化へ (NavNews 2007/4/7)
米海軍は米 General Atomics 社に対して、フルスケールの EMALS (Electromagnetic Aircraft Launch System) を設計・製造してニュージャージー州 Naval Air Engineering Station Lakehurst の NAVAIR Lakehurst に設置する SDD フェーズ契約を、1 億 4,500 万ドルで発注した。2014 年の就役を予定している CVN-21 に EMALS を搭載するための作業。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/6)
  • 土 SSM (Turkish Undersecretariat for Defense Industries) は、ドック型揚陸艦 (LPD)×1 隻の調達に関する RfI をリリースした。揚陸艦に加えて、以下の装備も同時に調達する。
    • LCM (Landing Craft Mechanic)×4
    • AAV (Amphibious Assault Vehicle)×27
    • LCVP (Landing Craft Personnel Vehicle)×2
    • Commander Boat)×1
    • RHIB (Rubber Hull Inflated Boat))×1
  • 芬 Patria 社が担当している、スウェーデン向けのキャビン高さ拡張型 NH90 が社内試験飛行を開始した。さらに 2 機がフランス・Marignane の Eurocopter 社で組み立て中。スウェーデンが発注している 18 機のうち、14 機を Patria 社が、4 機を Eurocopter 社が担当する。なお、Patria 社は自国向けの通常型についても組み立てを担当しており、スウェーデンとフィンランドを合わせて 50 機を製造する予定。フランスとフィンランド以外に、ドイツ・イタリアの両国にも NH90 の生産ラインがある。また、オーストラリアでも年末に、同国向け MRH90 の生産ラインが立ち上がる。(Patria, Eurocopter)
  • 4/2 付の Contract にあった Accenture 社の件は、同社が 2000 年に受注した BSM (Business Systems Modernization) 案件の一環。基本契約が 5 年間で 1 億 5,500 万ドル、オプション契約が 5 年間で 9,700 万ドル。EBS (Enterprise Business System) のインテグレーションと維持管理を行うもので、民生品のソフトウェアを活用して、サプライチェーン管理の改善、SAP ベースの eProcurement システム実現、SAP 自体の更新、BRAC (Base Realignment and Closure) 2005 によって DLA が承継することになった調達業務の支援などを実施する。(Accenture LLP)
  • 米 Lockheed Martin 社は、ITT 社・General Dynamics 社と組んで開発を進めている次世代 GPS 衛星・NAVSTAR ブロック III が、SDR (System Design Review) を完了したと発表した。同社は 2006 年 11 月に 4,900 万ドルで受注した契約に基づき、ブロック III 衛星の詳細設計を進めているところ。2007 年末に、同社のチームと米 Boeing 社のチームから勝者を選定、数十億ドル規模の開発契約を発注する予定。ちなみに、現行のブロック IIR×21 基 (うち 8 基はブロック IIR-M) も Lockheed Martin 社製。(Lockheed Martin)
  • 米 Foster-Miller 社は、米海軍 NAVEODTECHDIV (Naval Explosive Ordnance Disposal Technology Division) から爆弾処理ロボット TALON MTRS (Man-Transportable Robotic System) ×151 台を 2,600 万ドルで受注した、と発表した。2005 年 9 月に 6 年間・2 億 5,700 万ドルで受注した分の一環で、これまでの累計受注額は 1 億 900 万ドルに達している。TALON 自身も累計 1,000 台を突破している。(Foster-Miller)
  • 伊 Alenia Aeronautica 社とロシアの中央航空力学研究所 (TsAGI) が、まず民間航空機、続いて次世代航空機を対象とする空力面の研究開発を、共同で進めることになったと発表した。(Alenia Aeronautica)
  • 英 BAE Systems 社は Hawk AJT (Advanced Jet Trainer) に対する最新のアップグレードで、GPWS (Ground Proximity Warning System。対地接近警報装置) を導入した。同機のミッション・コンピュータにはデジタル化した地上マッピング・データベース、TERPROM システムを組み込んであり、これには GPWS 装備のための準備も施してあったもの。これにより、飛行中の機体が地面に接近しすぎると、ボイス・ワーニングとビジュアル・ワーニングを発する。そのほか、TCAS (Traffic Collision Avoidance System)、DMM (Digital Moving Map)、RadSim (Radar Simulation) といった機能も加わる。(BAE Systems)
  • 米 KBR (Kellogg Brown & Root Services) 社は、2005 年にスタートした分離プロセスを完了して、過去 44 年に渡って親会社となっていた米 Halliborton 社から完全分離した。同社はテキサス州 Houston に本社を構えており、石油関連産業などを顧客とする E&C (Energy and Chemicals) 部門と、軍を初めとする政府機関を顧客としてエンジニアリング、建設、メンテナンスなどを担当する G&I (Government and Infrastructure) という、ふたつのビジネス部門を擁する。2006 年の売上は 96 億ドルで、部門ごとの売上比率は E&C が 42%、G&I が 58%。(KBR) [このことを知らずに、今後も「ハリバートンは米軍と癒着して云々」といい続ける人が続発する、に 100 カノッサ]

今日のお買い物 (Contracts 2007/4/5)
  • Ultra Electronics Advanced Tactical System 社は米空軍から、指揮管制システム・JADSI (Joint Air Defense Integrator) を $52,110,193 で受注した。データリンク、レーダー、電子情報をリアルタイムでブリッジするシステムで、国土防衛省 (DHS) が運用するもの。それについて、開発、維持管理、新技術の導入、フィールド・サポート、要求を受けたアップグレードの実施、といった作業を担当する。(FA8726-07-D-0001)
  • Associated Aerospace Activities 社は米空軍から、F-16 に搭載する F110 エンジンの排気のずる、3,944 セットを $6,257,865 で受注した。月間 480 セットずつのペースで製造する。(FA8104-07-C-0072)
  • General Dynamics Land Systems 社は米海軍から、NBC 偵察車・Fox (M93、あるいは M93A1) を M93A1P1 仕様にアップグレード改修するための、先行調達に関連する修正契約を $9,191,125 で受注した。(DAAM01-96-C-0028) [ドイツから導入した Fuchs NBC 偵察車ですな]

どこで使うつもりだ ? (JDW 2007/3/21)
中国の Xhinshidai Company が、RPG-7 や Type 69-1 ATRL (Anti Tank Rocket Launcher) から発射できるサーモバリック弾、WPF2004 を開発した。発射時重量 3.2kg、初速 89m/s、有効射程 200m、0.45cm 四方のターゲットに撃ち込める。もともと RPG や Type 69-1 では HEAT 弾や HEI 弾を使用しているが、市街戦で建物に立てこもった敵、あるいは洞窟やバンカーに立てこもった敵を攻撃するには不向きで、サーモバリック弾頭を開発する事例が増えている。NORINCO も同趣旨の 40mm サーモバリック・ロケットを開発しているが、重量 4.2kg、最大射程 800-1,000m、WPF2004 より大柄。

| 先頭に戻る |


人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/4/1)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,030 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 63,689 名、海軍 6,404 名、空軍 5,079 名、海兵隊 5,514 名、沿岸警備隊 302 名。

トップ交代 (AFISNews 2007/4/10)
米陸軍の参謀総長が、Peter Schoomaker 大将から George W. Casey Jr. 大将に交代した。第 36 代陸軍参謀総長の Casey 大将は、MNF-I 司令官としておなじみ。Schoomaker 大将は 2000 年にいったん退役したものの、2003 年に参謀総長として呼び戻されて現役復帰しているため、今回が二度目の退役となる。

| 先頭に戻る |


戦争・紛争

本当に実現できるの ? (DoDNews 2007/4/9)
米国防総省は、これまで 12 ヶ月としてきた CENTCOM 派遣部隊の展開期間を、15 ヶ月に延長すると発表した。この措置は直ちに適用するため、すでに派遣されている部隊も対象になる。ただし、この発表より前に展開期間を 16 ヶ月に延伸していた 2 個旅団は例外。イラクだけでなく、アフガニスタンやアフリカなど、CENTCOM の AOR (Area of Responsibility) に展開する部隊すべてが対象になる。なお、12 ヶ月を超える分については、月額 $1,000 の手当を増額支給する。
なお、これまでは海外派遣と母基地での休養を 12 ヶ月ずつとしていたが、最終的には海外派遣 12 ヶ月・母基地での休養 24 ヶ月としたい考えで、今回のはあくまで暫定措置と説明している。

イラク派遣準備命令 (DoDNews 2007/4/9)
米国防総省は、イラクに派遣する予定の州兵部隊に対する事前予告を発した。派遣開始時期は 2007 年 12 月以降で、準備期間を確保するために早めの予告を行ったもの。対象部隊は以下の通りで、人員の合計は 13,000 名。
  • 第 39 歩兵旅団 (39th Infantry Brigade Combat Team, Little Rock, AR)
  • 第 45 歩兵旅団 (45th Infantry Brigade, Oklahoma City, OK)
  • 第 76 歩兵旅団 (76th Infantry Brigade Combat Team, Indianapolis, IN)
  • 第 37 歩兵旅団 (37th Infantry Brigade Combat Team, Columbus, OH)

今日のイラク (MNF-I 2007/4/11)
"Operation Black Eagle" に伴って発生した Diwaniyah での戦闘は鎮静化、焦点は、戦闘で被害を受けた街の再建に移った。作戦を担当したイラク陸軍・第 8 師団が、聯合軍や地元自治体の関係者とともに協議を始める。その一方で、Organization of the Martyr Sadr に対する手入れも実施しているが、このときには聯合軍部隊が周辺封鎖を行い、イラク軍が手入れを行った。
米陸軍・第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・1-12 諸兵科聯合大隊 (1-12 Combined Arms Battalion)・D 中隊が Ashraf で、パイプ爆弾 20 発、自家製爆薬 50lb、作りかけのパイプ爆弾 15 発などを発見した。
Muqdadiya の警察署を狙った自爆テロ事件が発生、民間人 9 名が死亡、20 名が負傷した。
Baqubah 郊外の Buhriz にあるアジトに AK-47 や RPG で武装して立てこもった武装勢力に対して、聯合軍の航空機が攻撃を実施、敵兵 7 名が死亡した。
イラク軍・聯合軍に対する攻撃が計画されているという情報を得て、聯合軍が Arab Jabour で先手を打って手入れを実施、アルカイダ関係者を含む 5 名を拘束した。このエリアでは 5 日間にわたる作戦を展開した結果、テロリスト 1 名が死亡、13 名が拘束され、さらに武器集積所がいくつか見つかっている。集積所の中身は、IED や IED 製造材料、RPG、対空砲弾など。
"Operation Fardh Al-Qanoon" を実施しているイラク軍の支援任務に就いていた Multi-National Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、Baghdad 東部で IED 攻撃に遭って死亡した。別件で、Baghdad 南部で任務中に負傷した兵士 1 名も、その怪我が原因で死亡している。この作戦で、迫撃砲、RPG、AK-47 などを集積した現場を発見している。

今日のイラク (MNF-I 2007/4/10)
Rusafa で、Multi-National Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームとイラク陸軍・第 9 師団の兵士が小火器による攻撃を受けた。敵が機関銃で撃ってきているのを確認した上で航空支援を要請して制圧。この交戦で、イラク軍が死者 4 名・負傷者 2 名、米軍が負傷者 16 名を出したほか、子供が一人、トバッチリで負傷した。
聯合軍が Haditha 南方で、アルカイダ関連組織に対する手入れを実施。ターゲットとなった建物に乗り込んだところ、居合わせた面々は指示にしたがって手を上げたものの、そのうち 1 名が飛びかかってきて武器を奪おうとしたために射殺された。残り 3 名は拘束された。Baghdad でも、聯合軍はアルカイダ関係者の疑いで 9 名を拘束している。
Multi-National Division Baghdad 所属の兵士 3 名が、"Operation Fardh Al-Qanoon" に従事するイラク軍を支援していたときに IED 攻撃に遭って死亡、さらにその際に発生した二次爆発が原因で、別の兵士が負傷した。この作戦で、武装勢力 5 名を拘束している。それとは別件で、Multi-National Force West 所属の兵士 1 名が 9 日、Anbar 省で戦闘任務中に死亡した。

今日のイラク (AFISNews 2007/4/9)
現在、イラクで 10 個の PRT (Provincial Reconstruction Team) が活動しているが、年内にこれを倍増する計画。配備先は、Baghdad 省×10、Anbar 省×3、Babil 省×1 など。人員も 300 名から 600 名に増やす。現行の 10 個のうち、7 個はアメリカ、残りは韓国・イタリア・イギリスがそれぞれ担当している。
Diwanuyah では、イラク陸軍・第 8 師団、MND-CS (Multinational Division Center South)、MND-Baghdad (Multinational Division Baghdad) が実施している軍閥勢力の掃討作戦が 3 日目に入った。"Operation Black Eagle" の一環として実施しているもので、これまでに 39 名を拘束、大量の武器、IED 製造材料を発見している。この作戦の過程で、聯合軍の車輌 1 台が IED 攻撃に遭い、燃料や弾薬が爆発、車輌は破壊された。乗っていた兵士は負傷。
Baghdad 南西で、聯合軍がテロリストと交戦。テロリスト 1 名が死亡、3 名が拘束された。40-50 名のメンバーを持つ自動車爆弾組織の関係者。現場からは AK-47 自動小銃も見つかった。また、Ramadi 南方ではアルカイダ関係者 4 名を拘束した。
Musayyib のモスクで、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 501 空挺聯隊・第 1 代替の支援を受けた警察が、モスクを拠点にしてテロ活動を行っていた容疑で 2 名を拘束。
Ramadi の Ta'meem 地区にある検問所でトラック爆弾事件が発生、民間人 12 名が死亡、43 名が負傷した。検問所に向かって高速で走ってきたトラックに対して警官が停止を命じたところ、止まらなかったために警察が発砲したらトラックが爆発。銃撃によるものか、自爆したのかは不明。
Multinational Division Center 所属の兵士 3 名が Baghdad 南方で IED 攻撃に遭って、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が Baghdad 南方で間接砲撃に遭って、Multinational Division North 所属の兵士 1 名が Diyala 省で戦闘任務中に負った怪我が原因で、Task Force Lightning 所属の兵士 1 名が Salah Ad Din 省で戦闘任務中に負った怪我が原因で、それぞれ死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/4/9)
Jalalabad 南東をパトロールしていた聯合軍部隊に対する自爆攻撃が発生、1 名が軽傷を負い、車輌 1 台が損傷した。
Paktika 省、パキスタンとの国境近くにあるアフガニスタン側の監視哨で、タリバンと 4 時間半にわたる戦闘があり、アフガニスタン側に 5 名の負傷者が出た。Bermel 地区の Kakaheyl という村落にある検問所でも、タリバンが RPG と迫撃砲で攻撃を仕掛けてきたが、聯合軍の航空機が加勢して反撃、誘導爆弾 2 発を投下して、敵兵 2 名が死亡、3 名が負傷した。
Zabul 省の Qalat 近くで、アフガニスタン軍と聯合軍がタリバンと交戦、近接支援の航空機が的を発見して攻撃を行った結果、敵兵 5 名が死亡した。近くの洞窟からは大量の武器が見つかっている。
Konar 省の Nari 地区で、アフガニスタン軍と聯合軍が、反政府活動を展開していた軍閥の関係者 1 名を拘束した。この組織は以前に、RPG とミサイルを使った攻撃を仕掛けてきたことがある。
Oruzgan 省 (訳注 : Uruzgan の間違い ?) の Cahar Cineh Valley にあるアフガニスタン軍と聯合軍の基地に対して、タリバンがロケットと迫撃砲で攻撃を仕掛けてきたために迫撃砲などで反撃して交戦に発展。このときのトバッチリで地元の女性 1 名が負傷して、Tarin Kowt の医療施設で治療を受けた。
Helmand 省の Sangin 地区で、アフガニスタン軍の車輌に対してタリバン 6 名が RPG で攻撃を仕掛けてきた。知らせを聞いた聯合軍の航空機が駆けつけて、現場から数 km 離れたところで犯人が乗った車輌を発見、民間人から十分に離れたところで攻撃を仕掛けて破壊、犯人全員が死亡した。同じ Sangin 地区で、アフガニスタン軍と聯合軍に対してタリバン 10 名が小火器や RPG で攻撃を仕掛けてきたために反撃、的が隠れている施設に乗り込んで捜索したところ、RPG や 82mm 迫撃砲弾を発見したために破壊処分した。
米陸軍の第 13 心理作戦大隊から支援を受けたアフガニスタンの警察と聯合軍の EOD チームが、Charikar で爆弾処理を実施。ソ聯製の 250lb 爆弾が見つかったため、住民を安全な場所まで避難させてから信管を抜いた。

今日のイラク (MNF-I 2007/4/8-9)
7 日に Abu Ghraib で、車輌から撃ちかかってきた武装勢力 4 名と米陸軍・第 5 騎兵聯隊・第 2 大隊・E 中隊が交戦、武装勢力 2 名が死亡、2 名が負傷したほか、車中からは AK-47 自動小銃と弾薬、60mm 迫撃砲、狙撃銃、RPG などが見つかった。
Muqdadiya の Jazeera 地区と Mohatta 地区で、イラク陸軍・第 5 師団・第 3 旅団と、米陸軍・第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チーム麾下の 6-9 武装偵察大隊がテロ活動容疑者 12 名を拘束、武器集積所 7 ヶ所を発見・破壊した。
Mahmudiyah 北東で、米陸軍・第 377 空挺野戦砲兵聯隊・第 2 大隊・B 中隊の兵士が、武器を持って移動中の武装勢力 6 名を発見。近くの建物に逃げ込んだために攻撃ヘリを呼んで、確実に敵だと確認した後で攻撃。その後の現場捜索で、まず 1 名を拘束、さらに 5 名の死亡と 3 名の負傷、車輌 3 台の破壊を確認した。
イラク陸軍・第 7 師団司令部で、Al Anbar Security Conference が開催された。治安維持権限の委譲などに関して協議するためのもので、Abd al-Qadir al Mufriji 国防相、Julad al-Bulani 内務相、Dr. Mowaffak al-Rubbaie 安全保障補佐官が、地元の警察、それとイラク陸軍の第 1・第 7 師団幹部に対して状況説明を実施。
Diwaniyah では "Operation Black Eagle" が新たなフェーズに入り、警察が市内各所に検問所を設置した。軍閥による報復攻撃が懸念され、警察はそうした事態に対応する訓練を受けていないため、作戦当初は参加を差し控えていたもの。
聯合軍が Bayji 北西で、外国人テロ組織をターゲットとする作戦を実施して、5 名を拘束。Tarmiyah でも 2 件の作戦を実施して、アルカイダ関係者と "イラク・イスラム共和国" 関係者を合計 7 名拘束。Karmah 北西では、自動車爆弾攻撃を行っている組織の関係者 2 名を拘束。
Baghdad 南方の Mahmudiyah で自動車爆弾事件が発生、イラク人 17 名が死亡、26 名が負傷した。Mahmudiyah Health Clinic やモスクがある界隈の、幹線道路で発生した事件。米陸軍・第 10 山岳師団 (軽歩兵)・第 2 旅団戦闘チーム・第 15 野戦砲兵聯隊・第 2 大隊と、イラク陸軍・第 6 師団が出動して救援活動に従事、負傷者のうち 17 名を FOB (Forward Operating Base) Mahmudiyah に搬送して手当てを施した。また、米軍部隊は現場周辺を封鎖するとともに、交通迂回の措置をとった。事件の詳細については調査中。
Baghdad で 8 日朝、イラク軍と聯合軍がアルカイダ関連組織の幹部 1 名を拘束した。他のアルカイダ幹部ともつながりがあり、Baghdad で発生した自動車爆弾攻撃に関与した疑いがもたれている。また、別の組織リーダーなど 2 名も拘束した。
3/24 から米軍とイラク軍が共同で、Baghdad 北西の Diyala River Valley でテロリストのアジト一掃作戦を実施中。Zaganiyah と Qubbah で、武器集積所 15 ヶ所以上を発見、テロリストとの交戦により敵兵 30 名以上が死亡、28 名が拘束されている。参加しているのは、イラク陸軍・第 5 師団・第 2 旅団と、米陸軍・第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 73 騎兵聯隊・第 5 大隊。このとき、20 個以上の IED が発見されている。また、小火器用弾薬 17,000 発以上、迫撃砲弾 130 発、RPG 175 発、手榴弾 80 発、IED 製造材料なども見つかった。
Baghdad 南方で 7 日、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム (空挺)・第 40 騎兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊が、Mahmudiyah 北方を偵察した際に 3 名を拘束した。そのうち 2 名は、3 日に米軍兵士 2 名を銃撃して逃走した犯人と判明。この事件で 1 名が死亡、もう 1 名が負傷している。また、残る 1 名は Hawr Rajab 近辺で活動している IED 製造組織の関係者。現場からは、AK-47 自動小銃と弾帯も発見された。
米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 26 歩兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊が 5 日、Adhamiyah 地区で武器集積所を発見した。Abu Haneefa Mosque 近くにあるテロリストのアジトを掃討した際に、中庭に隠蔽したバンカーがあるのを発見、調べてみたところ、スコープとサイレンサーを取り付けた狙撃銃、RPG 発射器、L2A3 機関銃 2 挺、PKM 機関銃、迫撃砲、地雷、弾薬数百発、自家製爆薬 20lb を初めとする各種爆弾製造材料を発見した。いずれも EOD チームが爆破処分。
Task Force Lightning 所属の兵士 4 名が 7 日、Diyala 省で死亡した。車輌の脇で爆弾が爆発したため。また、同じ Task Force Lightning に所属する別の兵士 1 名が、Salah Ad Din 省で戦闘任務中に負った怪我が原因で死亡した。

今日のイラク (MNF-I 2007/4/4-7)
Diwaniyah で 7 日、"Operation Black Eagle" に参加しているイラク軍部隊が、RPG を撃ってくる敵に遭遇して航空支援を要請、固定翼機による攻撃を加えて制圧した。この作戦は Multi National Division Baghdad 麾下・米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム (空挺) とイラク陸軍・第 8 師団が Ad Diwaniyah で実施している、軍閥などの掃討作戦。Ad Diwaniyah では武装勢力 27 名を拘束する成果を挙げているが、このときの現場からは製造中の EFP (Explosively-Formed Projectile)、完成品の EFP 4 個、自家製爆薬、AK-47 自動小銃 6 挺、RPK 機関銃 2 挺、拳銃 2 挺も見つかっている。
一方、Euphrates River Valley 一帯では米海兵隊・第 2 聯隊戦闘団とイラク陸軍・第 7 師団・第 2 旅団、同第 3 旅団が参加して、3/26 に "Operation Harris Ba’sil" を発動している。こちらも、敵を一掃して部隊移動の自由を確保するのが目的。
Multi National Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 28 歩兵聯隊 "Black Lions"・第 1 大隊・A 中隊が、Baghdad 南西で 3/30 に武器集積所を発見した。
Sadr City JSS (Joint Security Station) 近くで 4 日、自動車爆弾事件が発生。治安部隊の死傷者はなし。同じ 4 日にイラク軍がテロ組織に対する手入れを行い、10 名を拘束。
3 日に Nineveh 省でイラク軍が、武装勢力 2 名を拘束。Tal Afar で発生した爆弾事件に関与した容疑。それとは別に、イラク軍は 19 名を拘束している。
Baghdad 北東、Diyala 省の Imam al-Hajj Yusuf Village で 4 日、イラク軍が武器集積所を発見するとともに 4 名を拘束した。
聯合軍が Baghdad 南西で、自動車爆弾攻撃を仕掛けた組織の関係者など 17 名を拘束。容疑者が乗っていた車輌からは武器も見つかっている。Karmah でも別件で 13 名を拘束しているが、うち 6 名はアルカイダ関係者や外国人テロ組織関係者。残りは武器密輸などの担当。
5 日に Baghdad 南方で、9 名が登場した米軍ヘリが不時着した。4 名が負傷。詳細については調査中。
Task Force Lightning 所属の兵士 1 名が Diyala 省で IED 攻撃に遭って、別の兵士 1 名が Kirluk 省で銃撃に遭って、いずれも死亡した。また、Baghdad 西方で 6 日、Multi-National Division Baghdad 所属の兵士がパトロール中に IED 攻撃に遭い、1 名が死亡、3 名が負傷した。
4 日に Multi-National Division Baghdad 所属の別の兵士 2 名が市の北方で IED 攻撃に遭って、別の兵士 1 名が市の東部をパトロール中に銃撃に遭って、別の兵士 2 名が市の南部で IED 攻撃に遭って、いずれも死亡した。Baghdad では治安維持作戦 "Operation Fardh Al-Qanoon" を実施中。
3 日に Multi-National Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、Baghdad 東部でパトロール中に銃撃に遭って死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/4/5)
Nangarhar 省で 3 日、民間人からの通報により、アフガニスタン軍と聯合軍は武器集積所 3 ヶ所を発見した。内容は、82mm 迫撃砲弾 30 発。アフガニスタンでは、迫撃砲弾を改造して IED を仕立てる事例が多い。Nangarhar 省では先週にも、82mm 迫撃砲弾 60 発、85mm ロケット (RPG) 28 発、RPG 用のブースター・ロケット 17 基、107mm ロケット 6 発、75mm ロケット (RPG) 3 発、RPG 発射器が、Bati Kot、Shinwar、Achin、Khogyani の各地区で発見されている。

今日のイラク (AFISNews 2007/4/5)
聯合軍が Baghdad 南西で、自動車爆弾攻撃を行っていた組織のリーダーを拘束した。また、容疑者が乗っていた車輌からは武器も発見されている。そのほか、別件でアルカイダ関連組織や外国人テロ組織の関係者 6 名、武器密輸の容疑で 7 名を拘束した。後者は、狙撃銃、各種自動火器、弾薬、爆弾のケーシングを調達・販売していたもの。
Mosul では 4 日、外国人テロリストのアジト 2 ヶ所に対する手入れを実施して 4 名を拘束した。外国人テロリストの手引きや、武器の密輸を行っていた容疑。Habbaniyah でも、外国人テロリストの手引きを行った容疑で 3 名を拘束、Karmah ではアルカイダ関係者 2 名を拘束した。
Baghdad 北方で車両隊を狙った IED 攻撃があり、護衛に当たっていた兵士 2 名が死亡した。また、Baghdad 東部では米軍兵士 1 名が小火器で撃たれて死亡した。Baghdad 南部でも IED 攻撃があり、2 名が死亡、3 名が負傷した。

| 先頭に戻る |


こぼれ話

| 先頭に戻る |


AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

Contents
HOME
Works
Diary
PC Diary
Defence News
Opinion
Special
Hobby
Ski
About
Old contents

| 記事一覧に戻る |