警 告
「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。
|
| 一般ニュース
| 産業・装備・調達
| 人事・組織
| 戦争・紛争
| こぼれ話
|
一般ニュース
安いは正義 ? (Defense-Aerospace.com 2007/5/10, DefenseNews 2007/5/9)
米陸軍と米海兵隊は Eglin AFB で、2.75in の Hydra 70 ロケットに誘導装置を追加した APKWS (Advanced Precision Kill Weapon System) の試射を実施している。5/8 に実施した試射では、射程 5,000m でターゲットから 2m 以内に着弾した由。試験の目的は、APKWS の性能データ収集。
これは BAE Systems 社が米海軍などと組んで進めているプロジェクトで、発射試験のプラットフォームには AH-64D、OH-58D、UH-60、AH-1W、AH-1Z を使用している。1 発あたりのお値段は、AGM-114 Hellfire の $90,000 に対して APKWS なら $10,000 と安い。ただし、Hellfire に取って代わるものではなく、建物、バンカー、非装甲車輌といったターゲットに対して、最適な選択肢を提供するものだとしている。2008 年から調達を始めて、ヘリコプターだけでなく、UAV にも搭載する考え。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/10)
韓国海軍の Chung Sam-man 大佐は、日本の MD 導入について「軍拡競争につながる可能性があり、アジアを不安定化する」と発言した。(Korea Overseas Information Service) [その韓国も、ミサイル防衛に舵を切っているのは同じやんけ]
インド空軍によると、2004/4〜2007/3 にかけて墜落した航空機は全部で 29 機。内訳は以下のようになっている。(Indian MoD)
年単位の統計 :
2004-2005 : 13
2005-2006 : 8
2006-2007 : 8
機種別の内訳 :
MiG-21×8
Jaguar×6
MiG-27×4
MiG-29×3
Mirage×4
Bison×1
Sea Harrier×3
米ミサイル防衛局 (MDA) は、垂直上昇するターゲットのパッシブ探知・追跡試験を成功裏に実施した。5/1 に、A/B を焚きながら垂直上昇する F-16 をターゲットに見立てて、探知・追跡試験を実施したもの。ブースト段階要撃を成功させるための、試験の一環。(DoD)
2005 年 6 月から 2 年近くに渡り、米海軍はスウェーデン海軍の AIP 潜水艦・HMS Gotland をリース、San Diego を拠点としてスウェーデンの乗組員に運用させて、さまざまな演習に参加させている。同艦は良好な実績を残しており、低い被探知性を見せつけている由。最初の 12 ヶ月で、同艦は 160 日以上の航海を実施した。(Kockums AB)
米 Northrop Grumman 社が米国務省から、GPOI (Global Peace Operations Initiative) 計画のリード・コントラクター 3 社のうちのひとつに選定された。5 年間・2 億ドル規模の案件に発展する可能性がある。GPOI は ACOTA (African Contingency Operations Training Assistance) の教訓を得て創設したプログラムで、世界各地に展開する平和維持活動要員に対して、事前に十分な訓練を施すのが目的。Northrop Grumman 社は 1990 年代に ACOTA 計画で、アフリカ 13 ヶ国に対して訓練を施した実績がある。(Northrop Grumman)
米陸軍は従来の方針を転換して、UAV オペレーターに対しても Aviation Badge を付与することにした。これには以下の 3 種類がある。
Army Aviation Basic Crewmember Badge : 所要の上級個人訓練を修了
Army Aviation Senior Crewmember Badge : 飛行経験 7 年以上、あるいはその他の特定分野で 10 年以上の経験を積み、階級は E-4 以上
Army Aviation Master Crewmember Badge : 飛行経験 15 年以上で階級が E-6 以上、あるいはその他の特定分野で 17 年以上の経験が必要
今日の小ネタ (C4ISRjournal 2007/5/9)
BAE Systems 社は、米空軍向けに DCGS (Distributed Common Ground System) を開発・納入している米 Raytheon 社と組んで、DCGS の海軍版・DCGS-N の実現に向けて動いている。2004 年 1 月にスタートした DCGS-N は、JSIPS-N (Joint Service Imagery Processing System-Navy) と JFN (Joint Fires Network) を一本化したもので、意図するところは空軍の DCGS と同じ。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/5/8-9)
NATO はアフガニスタンにおける治安強化策の一環として、パキスタンとの関係を強化する。
イギリスの Des Browne 国防相が、「イランはタリバンに支援を提供することで、アフガニスタンで代理戦争を仕掛けている」と発言。
今日の米海軍 (NavNews 2007/5/8)
USS Nimitz (CVN-68) を基幹とする空母打撃群が、第 5 艦隊の指揮下に入った。USS Dwight D. Eisenhower (CVN-69) 空母打撃群との交代。麾下の艦は、USS Princeton (CG-59)、USS John Paul Jones (DDG-53)、USS Higgins (DDG-76)、USS Chafee (DDG-90)、USS Pinckney (DDG-91)。航空部隊などの陣容は、VFA-14 "Tophatters"、VFA-41 "Black Aces"、VFA-81 "Sunliners"、VAW-117 "Wallbangers"、VAQ-135 "Black Ravens"、VRC-30 "Providers"、HS-6 "Indians"、HSL-49 "Scorpions"、HSL-37 "Easy Riders"、Explosive Ordnance Disposal Unit 11, Detachment 15。
ネバダ州の NAS Fallon で訓練飛行を行っていた、HS-7 の SH-60F が墜落事故を起こした。USS Harry S.Truman (CVN-75) の CVW-3 所属で、1 ヶ月間にわたって訓練のために Fallon に展開していたもの。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/5/8)
3 番艦の契約打ち切り、1 番艦は火災で損傷と散々な LCS 計画だが、米海軍の調達責任者・Delores Etter 氏は「計画を然るべき状況に引き戻す」と発言、諦めないことを表明した。ちなみに 1 番艦は、2 億 2,000 万ドルの予定価格が、3 億 5,000〜3 億 7,500 万ドルまで高騰している。
現在のアメリカの規定では、一部の通信機器や暗視装置などについて、同盟国、あるいはイラクへの輸出を禁止しているが、この規定を見直そうとする動きがある。すでに国防長官官房 (OSD) のレベルで動いている話で、調査のためにシンクタンクを雇うところまで話が進んでいる。
米陸軍・第 25 歩兵師団が、FCS (Future Combat System) 用の MAV (Micro Air Vehicle。重量 40lb) に関する試験を実施、結果は良好で、予定より早い実戦投入も可能とみられる。予定では 2010 年の投入となっているが、Spinout 1 を 2008 年まで繰り上げようというもの。MAV は 2006 年 5 月に Honeywell 社が 6,100 万ドルで受注、開発を進めている。(議会が来年度予算に対して FCS 関連予算の削減を提示した直後の) 5/8 には国防総省で、JTRS (Joint Tactical Radio System、SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle)、UGS (Unmanned Ground Sensor)、TUGS (Tactical Unmanned Ground Sensor) とともに MAV のデモンストレーションも実施した。
米国務省は各国政府に対して、スーダンへの武器輸出は国連が決めた制裁に反するものだと警告を出している。そのスーダンでは、中国製とロシア製の武器を使っている。Amnesty が作成した報告書でも、中国製やロシア製の軍用機が Darfur の Nyala 空港に発着する写真を掲載している。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/8)
オーストラリアは、装備、機動性、即応体制改善のために、今後 10 年間で 140 億豪ドルの国防費上積みを行うと発表した。1995-1996 年に 106 億豪ドルだった国防予算は、2006-2007 年には 220 億豪ドルとなっている。これは対前年度比で 10.6%・21 億豪ドルの増加、政府支出全体の 9.3%・GDP の 2% に相当する。主な案件は以下の通り。(Australian DoD)
陸軍の 2 個大隊増強などに 41 億豪ドル
人員徴募策の強化に 10 億豪ドル
F/A-18F ブロック II×24 機に 13 年間で 66 億豪ドル
兵站面の強化に 18 億豪ドル
C-17A の運用経費に 13 億豪ドル
情報・保安分野の強化に 3 億 8,220 万豪ドル
通常の作戦経費に対する上積みに 13 億豪ドル
アフガニスタンでの作戦経費に 3 年間で 7 億 300 万豪ドル
イラクでの作戦経費に 3 年間で 3 億 8,900 万豪ドル
東ティモールでの作戦経費に 3 年間で 1 億 3,500 万豪ドル
オーストラリア北部の監視作戦・Operation Resolute に 4 年間で 5,200 万豪ドル
人員・インフラ・資産・施設などの保安強化に 1 億 3,500 万豪ドル
Defence Housing Australia 計画に 9 億 5,400 万豪ドル
知られざる合同演習 (NavNews 2007/5/7)
アルゼンチンが主催、ブラジル、チリ、スペイン、アメリカが参加する合同演習 "UNITAS 48-07" の Atlantic Phase が、5/3 にアルゼンチン沖の大西洋上でスタートした。今回で 48 回目。米沿岸警備隊の訓練チームが参加各国の人員を集めて訓練を行っているほか、フォークランド紛争で戦没した ARA General Belgrano (ex-USS Phoenix, CL-46) に関連する式典もあった。
この演習に参加している米艦は、USS Pearl Harbor (LSD-52)、USS Mitscher (DDG-57)、USS Samuel B. Roberts (FFG-58)。また、チリ海軍の CS Almirante Latorre (FFG-14) も参加している。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/7)
シンガポール海軍が建造を進めている Formidable 級ステルス・フリゲートの 1 番艦、RSS Formidable の就役式典が、シンガポール海軍創設 40 周年にあたる 5/7 に Changi Naval Base (CNB) で開催された。6 隻の建造を予定しており、1 番艦は仏 DCN 社、残り 5 隻は Singapore Technologies (ST) Marine 社が技術移転を受けてシンガポール国内で、それぞれ建造する。全長 114m、全幅 16m、排水量 3,200t、最高速度 25kt、航続距離 3,500nm 以上、主機 CODAD (MTU 20V 8000 M90×4, 8,200kW)、発電機は IFM V1708×4 (800kW)、S-70B ヘリ×1 機を搭載、乗員 70 名。戦闘システムの内訳は以下の通り。(Singapore MoD)
Thales 社製 Herakles MFR (Multi-Function Radar)
Terma 社製航海用レーダー
Harpoon 艦対艦ミサイル
MDBA 社製 Aster 艦対空ミサイル
OTO Melara 社製 76mm 砲 + EADS 社製射撃指揮装置
EDO 社製 ALOFTS (Active Low Frequency Towed Sonar)
Whitehead A244S 魚雷
統合通信機器、指揮管制装置
イギリスで、英陸軍が車輌や通信機器などの不足に陥っているという報道があったが、英国防省はこれを否定。(MoD UK)
ロシアを訪問した Condoleezza Rice 米国務長官は、ベネズエラなどのラテンアメリカ諸国に対するロシアの兵器輸出に懸念を表明したが、ロシア側は「国際的な合意は遵守している」として突っぱねた。ロシアにとってラテンアメリカは (中国・インドに次ぐ) 三番手の市場となっている。1998-2001 年にかけての輸出額が 3 億ドルだったのに対して、2002-2005 年にかけて倍増、2006 年にベネズエラから 30 億ドルの商談を獲得したことで激増した。SAM や戦闘機などの輸出に加えて、年間 5 万挺の製造が可能な銃器工場建設なんて案件もある。(VoA)
米特殊作戦軍団 (USSOCOM) が創設 20 周年を迎え、4/23-27 に MacDill AFB で記念イベントを開催した。(USAF)
一方、イギリスの DHFS (Defence Helicopter Flying School) は創設 10 周年を迎えた。三軍からの訓練生と、制服組、あるいは民間人の教官からなり、RAF Shawbury で Griffin (Bell 412 EP) と Squirrel HT.1 (Eurocopter AS350BB) を使って訓練を実施している。機体は PFI の枠組みに則り、FB Heliservices 社が提供・運用している。(MoD UK)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/5/7)
予算削減による能力ギャップに見舞われているイギリス軍だが、JHC (Joint Helicopter Command) が 3 月末に 14 機のヘリを領収したほか、2008 年までかけて新型中型輸送ヘリのコンペティションを実施するなど、穴埋めに向けた動きもある。3 年前に NAO (National Audit Office) が、陸戦ヘリで 38%、艦載ヘリで 87%、輸送ヘリの能力ギャップがあると指摘していたもの。対策の一環として、2001 年に領収したものの "技術的支障" で飛行できなかった Chinook Mk.3×8 機を 2 年以内に飛行可能にするほか、デンマークから中古 EH101×6 機を買い取る等の措置を講じている。新型ヘリについては、NH90、EH101、CH-53K が候補に挙げられている。
米議会に、核動力水上戦闘艦の導入を後押しする声。LCS の用に小型の艦、あるいは揚陸艦にとっては高くつきすぎるが、大量の電力を必要とするようになってきている大型水上戦闘艦では、核動力と統合電気推進の組み合わせは魅力的というわけ。背景には、原油価格の高騰がある。
カナダ陸軍は、迫撃砲の一部を代替する目的で新型自動擲弾発射器を導入する CASW (Close Area Suppression Weapon) 計画をスタート。これに対して、Raytheon Canada 社は 40mm 擲弾発射器 Mk.47 Striker を、Rheinmetall Canada 社は H&K の 40mm 擲弾発射器・HK40 を、それぞれ提案。まず 8,700 万カナダドル (7,300 万ドル) で 179 挺を調達して、60mm 迫撃砲を代替する計画。Raytheon 陣営には、General Dynamics に加えてノルウェーの Nammo 社が加わり、さらに Colt Canada 社とも協議中。Striker 擲弾発射器は、すでに米軍の特殊作戦部隊が 300 挺をアフガニスタンで使っている。
NATO は、RPG 対策として開発したヘリコプター用増加装甲のテストを開始する。詳細は明らかになっていないが、多層セラミックとジェルなどの複合装甲、重要部を護るベルト・アーマー、といった内容になっている模様。
2010 年に CH-47 Chinook×16 機を入手する予定のカナダだが、それを飛ばすパイロットの育成という課題も。米陸軍がパイロット養成に協力することになっているほか、アメリカ以外にイギリスやオーストラリアとも、この件で支援を受けられないかどうか、話を進めているところ。カナダは 1990 年代初頭まで CH-47 を飛ばしていたが、経費節減のためにオランダに売り飛ばしてしまった。
そのカナダでは特殊作戦部隊が、中・大型輸送ヘリや大型 UAV の必要性を訴えている。しかし、CH-47 の導入実現は 2010 年だし、UAV にしても実現するのは 2009 年以降になりそう。
米陸軍では、武装勢力がヘリコプターを狙ってきている状況を受けて、戦術を変更した。以前は地上のターゲットを攻撃する際にホバリングしていたが、これを改めて、ターゲットに向けて突っ込みながら攻撃するやり方を研究中。市街戦では建物から、山岳地帯では洞窟からヘリコプターを狙い撃ちしてくる状況に対応するため。2008 年の夏か秋にテストを開始する AH-64D ブロック III なら、新型のローター・ブレードとパワーアップしたエンジンにより実現可能とのこと。634 機の D 型をブロック III に改修する予定になっている。
Lockheed Martin 社と Kaman 社は、K-Max を改造して武装と装甲を施し、さらに無人化した輸送用ヘリコプターの開発を進めている。米陸軍から 350 万ドルで受注したもので、GPS を使い、事前にプログラムしたルートを自動飛行する。撃ち合いが激しくて有人機を下ろせないような場所に、空中から再補給を行うのが目的。6,000lb の荷物を積んで、148kt の速度で飛行できる。上昇限度は 15,000ft (搭載量 2t)。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/4)
東欧への MD エレメント配備について、議会側が予算削減を主張しているのに対して、政権側は予算承認を求めるせめぎ合い状態になっている。この件については 5 月末から、ポーランド・チェコとの間で公式な協議を始める予定。(VoA)
米 Boeing 社は、傘下の McDonnell Douglas 社が米 General Dynamics 社と共同開発していた A-12 Avenger II が 1991 年にキャンセルされた件について、政府を訴えていた件が却下されたために上告したと発表した。(Boeing)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/5/3-4)
Institute for Defense Analyses (Alexandria, VA) がまとめた報告書の中で、米陸軍は RPG 対策として Raytheon 社製 Quick Kill や Rafael 社製 Trophy みたいな APS (Active Protection System) を早期に導入すべきだ、という話が取り上げられている。Quick Kill は FCS 用に採用が決まっているが、実際にこれが配備されるのは 2012-2015 年頃の話。
米下院は FY2008 予算案審議の過程で、海軍の艦船建造計画案に 3 隻を上積みした。内訳は、LPD-17 級 (17 億ドル)、T-AKE (4 億 5,600 万ドル)、Virginia 級 SSN の先行調達 (5 億 8,800 万ドル。FY2009-2010 に具現化予定)。これら以外では、CVN-78、LPD-17 級、T-AKE、Virginia 級、それと陸軍向けの高速輸送艦 (JHSV) を 1 隻ずつ承認している。そのほか、MRAP に 41 億ドルを上乗せする一方、EFV は 2 億ドルの削減。
現在、An-32 や Il-76 といったロシア機を使用しているインド空軍が、アメリカに対して公式に C-130J の調達をリクエストした。
GAO の報告書によると、CSAR-X 計画において米空軍は、US101 (VH-71A) 派生型を提案した Lockheed Martin Systems Integration 社について、すでに進行中の VH-71 計画でいろいろとトラブルが出ていることから同社に対する不信感があり、高リスクとみて落選の原因になった模様。
米国務省では、イランが 8 年以内にアメリカやヨーロッパをミサイル攻撃する能力を手に入れるとみている。北朝鮮についても、いずれは ICBM を手中に収める可能性があるという見方。
NATO の General Jaap de Hoop Scheffer 事務総長はロシアに対して、通常兵器制限条約から撤退しないよう要請。そのロシアはというと、CFE (Conventional Forces in Europe) の下で実施してきた、軍隊の移動に関する情報共有の枠組みから手を引くと表明。
アメリカは台湾に対して、中国の軍備増強に対抗するために、PAC-3、P-3C×12 機、潜水艦×8 隻など総額 100 億ドルの装備調達パッケージを承認するよう、改めて発破をかけている。もっとも、これに対して台湾国内では「アメリカのアジア政策はダブル・スタンダードじゃないか」と反発する声もある。
自国内での MRH90×42 機 (さらに完成機輸入が 4 機。陸軍と海軍に配備。Project Air 9000 として 42 億豪ドルを支出) の量産開始、さらに Tiger 攻撃ヘリ×22 機 (19 億豪ドル) の導入と、ヘリコプター戦力の統合が進んでいるオーストラリア軍だが、SH-2G(A) Super Seasprite 対潜ヘリをめぐるゴタゴタだけは依然として解決せず。Adelaide 級 FFG に搭載する S-70B は MRH90 艦載型で代替するが、10 億豪ドルを投じたのに未だ実戦化できていない ANZAC フリゲート搭載用の SH-2G(A)×11 機については、ITAS (Integrated Tactical Avionics System) のソフトウェア・インテグレーションをめぐる問題が残っている。キャンセルの可能性もあるが、意志決定は総選挙の後、年末までずれ込む模様。
2006 年 9 月に米空軍の F-15 (元記事では F-18 と書いていたけれど、もちろん F-15 の間違い) が撤退してから "軍隊のない島" になっているアイスランドだが、デンマーク・ノルウェーとの間で、平時の安全保障任務に関する協定を結んだ。ノルウェーが Keflavik AB に戦闘機や哨戒機を駐留させるほか、デンマークも陸・海・空の資産を送り込み、演習を実施する。そのほか、懸案になっていた SAR 任務も担当してもらう。Keflavik AB の施設は、アイスランドが無償で提供する。
米空軍の F-15 が 2 機、ハンガリーの Budapest にある飛行場に緊急着陸した。ルーマニアからイギリスに向かう途中で故障を起こしたもので、ハンガリー政府は「米軍機が常駐するわけではない」と説明している。
新鋭登場 (DoDNews 2007/5/3)
Virginia 級 SSN の 3 番艦、USS Hawaii (SSN-776) が、5/5 に就役した。
| 先頭に戻る |
産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/10)
インド国防省が明らかにしたところでは、1998 年に PJ-10 BrahMos 対艦ミサイルの開発が始まったとき、インドとロシアは 50.5% : 49.5% の出資比率を設定、これを受けてインドは 2 億 5,000 万ドルを支出した。その後、航空機搭載型の開発が決まったため、インドは 5,000 万ドルを上積みしている。一方、2000 年 3 月に 124 両の量産が決まった Arjun 戦車の方は、2005 年に 5 両を領収、その後に 9 両を追加した。残りは 2009 年までに出揃う予定。過去に発覚した問題点は解決済みとしている。(Indian MoD)
米 Northrop Grumman 社は、シンガポール空軍の C-130 に搭載する、カラー・ディスプレイ付きの気象/航法レーダー、AN/APN-241 を受注した。ST Aerospace (Singapore Technologies Aerospace Ltd) 社からの案件で、同社が担当している C-130 のアビオニクス近代化改修で使用するもの。AN/APN-241 はグラウンド・マッピング機能がある。(Northrop Grumman)
オーストラリア陸軍の砲兵戦力近代化計画、Project Land 17 に対して、豪 Raytheon Australia 社は韓国の Samsung Techwin 社とチームを組んだ。Raytheon が PSI (Prime System Integrator) として指揮管制システム・AFATDS を、Samsung がトルコにも輸出した装軌式 155mm 自走榴弾砲 K9 Thunder を、それぞれ持ち寄る構成。AFATDS は米陸軍・米海兵隊でもに導入実績がある。(Raytheon Australia)
ドイツ・Manching 所在の EADS Defence & Security's (DS) 社・Military Air Systems Flight Test Centre で、電子走査式レーダー・CAESAR (CAPTOR Active Electronically Scanning Array Radar) のデモンストレーターを搭載した Typhoon が初めてのフライトを実施した。使用した機体は DA5 (Development Aircraft 5)。CAESAR は、EuroRadar コンソーシアム (独 EADS、伊 SELEX Sensors and Airborne Systems、伊 Galileo Avionica、西 INDRA からなる) が開発した CAPTOR レーダーを AESA 化したもの。アンテナ・アレイには 1,000 個以上の送受信モジュールを組み込んでいる。まず 2006 年春に BAC 1-11 に搭載してテストした後、Typhoon への搭載を実現した。このデモンストレーション・プログラムは、ドイツが経費を負担している。(EADS Military Air Systems)
スペイン空軍は、手持ちの P-3B×5 機について西 EADS CASA 社によるアップグレード改修を進めているが、改修初号機が納入された。戦術ミッション・システム (Tactical Mission System)・FITS の組み込みに加えて、SAR/ISAR モードを備えたレーダー、ESM、IFF、音響機材、Link 11 データリンクといった具合に、新しいセンサーや各種サブシステムを組み込んで能力を引き上げている。通信/航法機材も新しくした。これと合わせて、Moron AB には P-3 用の MSC (Mission Support Centre) を設置している。これは、センサー、あるいは任務を通じて収集した各種情報を蓄積するための設備。機体側の FITS システムは EADS CASA 社が開発したもので、C-212、CN-235、C-295、A319 MPA などの、さまざまな機体で洋上哨戒用として実績を積んでいる。(EADS CASA)
独 KMW (Krauss Maffei Wegmann) 社は、トルコの Ankara で開催する IDEF 2007 兵器展示会に、オランダから受注・開発している Stinger SAM 搭載型 Fennek 装甲車を出展する。Fennek SWP (Stinger-Weapon-Platform) のミサイル発射器部分は、トルコの Aselsan 社が下請けになって製造しており、ミサイル 4 発を搭載可能。このほか、偵察仕様の Fennek や Leopard 2 に対応する MBT Table Top Trainer も出展する。(KMW)
オマーン向け NH90 の初号機が、Marignane にある Eurocopter 社工場で 5/9 に初飛行した。TTH (Tactical Transport Helicopter) 型で、S/N は TOMF001、20 機を受注している。(Eurocopter)
米 Sikorsky Aircraft 社は、CH-53K の胴体製造に参画する副契約社として、Aurora Flight Sciences、EDO、GKN Aerospace、Spirit AeroSystems の 4 社を選定した。一次、あるいは二次構造部の設計に従事する。CH-53K は SDD フェーズが進行中で、最終的に 156 機を調達、CH-53E を代替する。(Sikorsky Aircraft)
一方、EADS North America 社は、米陸軍の LUH こと UH-72A Lakota の納入を加速すると発表した。これまでに 6 機を納入しているが、9 月からは月産 2 機体制とする。こちらは 10 年間で 322 機の調達を予定している。(EADS North America)
Elbit Systems 社の UAV・Hermes 450 が、イスラエルで初めて、民間空域の飛行を認められた。同機はすでにイスラエル空軍が長距離監視用に使用しており、電子光学/赤外線/レーザー目標指示を組み合わせたセンサー・ターレット、CoMPASS を装備している。また、SAR/GMTI レーダーの搭載も可能。地上管制機材は Hermes UGCS (Universal Ground Control System) を使用する。イギリスでも Watchkeeper 計画で採用が決まっている。(Elbit Systems)
米 Lockheed Martin 社は、C-130J の 150 号機を米空軍に納入した。カリフォルニア ANG の 146th AW (Channel Islands ANGB, CA) に配備する最後の機体 (8 機目) にあたる。同隊は 20 ヶ月に渡るイラク派遣を済ませたばかりで、C-130J×4 機で 5,444 ソーティ、10,750 時間のフライトを実施した。運んだ貨物は 12,681t、運んだ人員は 70,350 名。(Lockheed Martin Aeronautics)
スウェーデン海軍のステルス・コルベット、Visby 級の 5 番艦・HMS Karlstad が進水して、Kockums 社で艤装中。今年の夏から領収試験を開始する予定。1-4 番艦はすでに納入済みなので、同艦を引き渡すと 5 隻すべてが出揃う。(Kockums AB)
米陸軍・米海兵隊の状況認識・指揮管制システム、CAMC2 (Common Army and Marine Command & Control) 計画に対して、BAE Systems 社と Northrop Grumman 社がチームを組んで応札することになった。主要な機能は、後方の固定指揮所における指揮・統制と、移動中の部隊とのコミュニケーション実現。FCS (Future Combat Systems)、FBCB2-BFT (Force XXI Battle Command Brigade, and Below-Blue Force Tracking)、WIN-T (Warfighter Information Network-Tactical)、Command Post Platform、Army Battle Command System といったシステムの経験を活用する。(BAE Systems)
BAE Systems 社は、Bell 430 ヘリに LPI レーダーを装備して、ケーブルなどの障害物を探知するシステムの試験飛行を実施した。ヘリコプター・パイロットが障害物を引っかけないようにするためのもの。本体重量は 8kg 以下 (アンテナは別)、天候に関係なく 2.5km 先の障害物を探知できる。低空飛行するヘリコプターはケーブルなどを引っかけて事故を起こす率が高く、過去 10 年間で 5 億ドルもの損失につながっているとされる。なお、民間向けの製品も開発中。(BAE Systems)
米 L-3 Link (L-3 Link Simulation and Training) 社は、ネバダ州の Creech AFB に設置する PMATS (Predator Mission Aircrew Training System)×7 セットのうち、最初の 5 セットを納入した。18 ヶ月前に受注していたもので、Predator UAV の要員訓練に使用する。(L-3 Communications)
今日のお買い物 (Contracts 2007/5/9)
Northrop Grumman Missions Systems 社は米空軍から、SBS (Space Based Surveillance) に関する修正契約を $97,023,309 で受注した。副契約社がらみのコスト超過に関連するもの。(FA8819-04-C-0002/P00055)
Goodrich 社傘下の Goodrich Aerostructures 社は米空軍から、A-10 用の首脚収容部扉 300 セットを、$9,370,800 で受注した。(FA8221-07-D-0002)
Lockheed Martin Missile and Fire Control 社は米海軍から、レーザー誘導兵器の訓練弾 10,139 発と木製コンテナ 2,000 個に関する修正契約を、$19,024,478 で受注した。(N00019-05-D-0020)
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米海軍から、FMU-139C/B 信管×7,034 個と FZU-61/B ランヤード×3,496 個に関する修正契約を $6,998,688 で受注した。オプション契約の行使分。(N00019-04-C-0133)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/1)
英海軍の新型 SSN・Astute が、2007/6/8 に予定している進水に向けて、最終準備に入った。建造所は BAE Systems 社の Barrow-in-Furness 造船所にある、Devonshire Dock Hall という 25,000 平米の建屋。船体表面には 39,000 枚以上の無反響タイルが貼られている。当事者によると「スペースシャトルより複雑」だそうで、コンポーネントは 100 万点以上、設計図は 7,000 枚、配線は 100km、23,000 点のパイプは合計 10km。米海軍の新型 SSN と同様、25 年間に渡る就役期間中に炉芯の交換は必要なく、ガタイは大きいのに沿岸戦にも対応、乗員を減らして「ホットバンク」を解消した。ちなみに、艦長室と原子炉は 10m しか離れていない由。(Royal Navy, MoD UK)
インド陸軍は、Orissa の Balasore から 15km 離れた場所にある Chandipur の ITR (Integrated Test Range) で、Prithvi 弾道ミサイルの試射を実施した。生産した中から無作為抽出したミサイルを使ってテストしているもの。Tatra 製のトラックを利用した TEL (Transporter Erector Launcher) を使っており、全長 8.56m、射程 150km、弾頭重量 1,000kg。GPS を組み込んで精度を高めており、CEP は 10-15m だとしている。専門部隊として第 333 ミサイル群がある。(ddi Indian Government news)
ロシアの Severodvinsk にある 'Zvyozdochka' でアップグレード改修を受けていたインド海軍の Kilo 級潜水艦 (訳注 : 877EKM)、INS Sindhuvijay が、工事を終えてインド海軍に引き渡された。今回の改修により、USHUS ソナーや CCS-MK 通信システムを搭載したほか、Club-S 対艦ミサイル (射程 200km) の運用が可能になった。全長 72.6m、排水量 2,300t、速力 17kt、1990 年に St. Petersburg で建造された。これで同級 10 隻のうち 4 隻が改修完了。(ddi Indian Government news)
RAND Corporation は、「米海軍は新型 SSN の設計を、予定を 5 年前倒しして開始して、設計期間を長くとるべきだ」とする報告をまとめた。米海軍は現時点で、新型原潜の設計、あるいは既存艦のアップグレード改修を行っておらず、このままだと原潜の設計に必要な技術的基盤が損なわれるため。実際、既存の原潜も当初の予定より長く使う傾向があり、たとえば Ohio 級 SSBN は 2014 年まで運用を続けることになっている。また、SSN のお値段が 25 億ドルに達し、設計に 15 年かそこらかかることを考えると、早いところ手を付けるべきだというわけ。(RAND Corporation)
米 ITT 社は、「米 General Dynamics Advanced Information Systems 社が実施した LCS 関連の OA (Open Architecture) 対応検証で、SMART-S Mk.2 Long Range 3D Air & Surface Surveillance Radar の OA 対応ぶりが証明できた」と宣伝中。RTI (Real Time Innovations) 社製の DDS (Data Distribution Services) Real-Time Publish-Subscribe Networking Middleware なるソフトウェアに、さらに ITT 社が OMG (Object Management Group) 準拠の DDS インターフェイスを追加したものを用意して、LCS System Integration Lab (Pittsfield, MA) に持ち込み、General Dynamics 社の LCS OPEN CI (Open Computing Infrastructure) に簡単にインテグレーションできることを証明した次第。SMART-S Mk.2 は 3 次元レーダーで、仰角 70 度まで対応、レンジは 150km ないし 250km。IFF も組み込んでいる。ちなみに、ITT 社はオープン・アーキテクチャ化したレーダーとして、米海軍向けに AN/SPS-48G の開発も進めている。(ITT)
諾 NAMMO Nammo Raufoss 社は Andoya Rocket Range で、固体燃料ロケットと液体燃料ロケットを組み合わせた、全長 10m の HTR (Hybrid Test Rocket) の、初めてのフルスケール試射を実施した。ロケット・モーター、燃料タンク、バルブ、移動式の GSE (Ground Support Equipment) を、NAMMO 社と 米 Lockheed Martin 社の Michoud Operations (New Orleans, LA) が共同開発したもので、酸化剤は液体酸素。(Nordic Ammunition)
Saab 社は、瑞 RUAG 社の Warhead Division を買収、2007/7/1 付で傘下に収めると発表した。これは弾薬の設計・開発・製造を行っている部門で、独自の成形炸薬技術を持っており、長年にわたって Saab Bofors Dynamics 社の下で仕事をしていた。買収完了後は、Saab Bofors Dynamics Switzerland Ltd. の下で業務を継続する。(Saab AB)
蘭 Stork 社は HTP Investments との間で、後者の傘下にある SFTS en NES の買収について協議していたが、交渉を打ち切ることになった。(Stork NV)
いずこも事情は同じ (DID 2007/5/9)
インド海軍の新空母・INS Vikramaditya (ex-Admiral Gorshkov) が、当初に予定していた 2008 年 8 月の納入時期を守れず、2010 年までずれ込むことになった。そのため、同艦と入れ替わりに退役するはずだった INS Viraat (ex-HMS Hermes) も、2009 年に予定していた退役時期を 2010-2012 年まで先送りするために。納入遅延の原因は、配線をめぐるトラブル。さらに 1 億 1,300 万ドルのコスト上昇も露見している。
艦載機の方は、MiG-29K×16 機を 7 億 4,000 万ドルで発注済 (2004/12/22)、さらに 2015 年までの期間を対象として 30 機のオプション契約がある。MiG-29K 以外にも、AEW ヘリの Ka-31 と対潜ヘリの Ka-28 を搭載する。
Random Acquisition Missile (うそ) (Contracts 2007/5/8, DID 2007/5/9)
Raytheon Missile Systems 社は米海軍から、RIM-116 RAM (Rolling Airframe Missile) Mk.31 GMWS (Guided Missile Weapon System) を対象とする、ブロック 2 アップグレードの SDD フェーズを $105,462,144 で受注した。ブロック 2 では、機動性が高い対艦ミサイルへの対処能力を向上させる。(N00024-07-C-5454)
ちなみに米軍における RIM-116 の調達予算は、FY2005 : 4,700 万ドル、FY2006 : 8,580 万ドル、FY2007 : 5,690 万ドル、FY2008 : 7,950 万ドルを要求、となっている。
今日のお買い物 (Contracts 2007/5/8)
Hydroid 社は米海軍から、REMUS (Remote Environmental Measuring Unit) UUV (Unmanned Underwater Vehicle)×24 基の追加と、 メンテナンス・補修・交換・アップグレード作業を $25,954,622 で受注した。REMUS の運用に必要なサービスや補給品も用意する。(N00174-07-D-0001)
Hontek 社は米海軍から、N02-162 entitled "Innovative Erosion-Resistant Coating Materials/Concept for Leading Edges on Composite Rotor Blades" に関する SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 作業を $10,000,000 (以内) で受注した。研究開発や分析に加えて、量産化、インテグレーション、試験に必要な改修、特定のプラットフォームに合わせた研究、試験・評価、サポート、訓練なども必要に応じて実施する。(N68335-07-D-0008)
Vasquez Marshall Architects 社は米海軍から、海軍や海兵隊の基地施設を建設するために必要な、設計作業やエンジニアリング・サービス業務を $7,500,000 (上限価格。基本契約 + オプション契約 4 年分の合計) で受注した。カリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ、ユタの各州にある施設が対象。
Raytheon Missile Systems 社は米空軍から、航空機搭載用の小型デコイを対象とする、リスク低減フェーズの修正契約を $14,636,654 で受注した。地上試験や拘束飛行試験の実施などを含む。(F08635-03-C-0002/P00053)
ITT Federal Services International 社は米陸軍から、警衛業務 (armed guard services) に関する増額契約を $6,268,892 で受注した。原契約は $100,822,804。管理業務、所要の物資補給、有資格者の派遣を実施する。(DABN01-03-C-0010) [DID (2--7/5/9) によると、コソボの米軍基地が対象とのこと]
Freightliner 社は米陸軍から、 M917A2 ダンプカーと M916A3 軽装備トランスポーター、$5,934,650 分の納入指令を受領した。原契約は $557,192,901。(DACA85-02-D-0011)
Martin Electronics 社は米陸軍から、M228 訓練用信管を $5,500,742 で受注した。(W52P1J-07-C-0029)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/8)
米空軍の 337th AESG (Aeronautical Systems Group。Wright-Patterson AFB, OH) が、イラク空軍 (IQAF) 向けの COIN (Counter Insurgency) 機に関する調査を始めた。機体と CLS (Contractor Logistics Support) がワンセットで、2008/11 に 1 機、2009/1 に 3 機、2009/4 に 4 機、合計 8 機 (さらにオプション契約で 6 機) を揃える計画。主な要求仕様は以下の通り。(USAF Aeronautical Systems Group)
単座・固定翼機。上空監視と戦闘の両方をこなせること。
既製品の機体 (COTS : Commercial-Off-The Shelf) で、それを COIN 機に改造する。軽い装甲を施す複座機で、ターボプロップ・エンジン装備、電子光学/赤外線 (EO/IR) センサーを備えて、さまざまなターゲットの位置標定・追跡・識別・交戦が可能。レーザー誘導兵器、あるいは非誘導兵器を使用する。
既存の ISR プラットフォームや対テロ戦 (CT) 用航空機との間で、画像情報などの共有が可能。赤外線脅威探知・対策機能 (SAM 対策 ?) を備えていること。また、高等練習機と兼用できること。
気温は最高で摂氏 53 度、標高 5,000ft の砂漠環境で、昼夜を問わずに運用できること。VMC/IMC (Visual Meteorological/Instrument Meteorological Conditions) 両対応。
エンジンは PT6 ベースのターボプロップで 1,200HP 以上の馬力を持ち、燃料は JP-8。
パイロットだけで、飛行・通信・センサー運用・兵装投下を行えること。また、前席・後席のどちらからでも兵装を投下できること。
コックピットや機外照明は NVG に対応すること
機外温度 53 度の状況で、コックピットを 27 度、可能なら 22 度に保てるだけの能力を持つエアコンを備えること。
米軍規格の HUD など、各種アビオニクスを備えること。
ゼロゼロ射出座席を備えること。
加 L-3 SPAR (L-3 Communications Canada; SPAR Aerospace Limited) 社は、ニュージーランド空軍の C-130×5 機に自衛用電子戦装備を導入する作業を受注することになった。すでに同社が受注している LEP (Life Extension Program) に上乗せする形。LEP ではセンター・ウィング・ボックスの換装などにより、2017 年までの運用を可能にすることになっている。(L-3 SPAR)
EADS 社は、オーストラリア空軍向けの KC-30B MRTT (Multi-role Tanker Transport) 初号機が振動試験を完了したと発表した。センターラインの ARBS (Aerial Refueling Boom System) に加えて、両翼に脱着可能なドローグホースを備えているが、これがない状態についても振動試験を行っている。オーストラリア空軍は 5 機を発注しており、33rd Sqn. に配備する予定。UAE も同仕様の機体を発注している。給油能力は毎分 1,200 USgal。(EADS)
米 Lockheed Martin 社は米 SAIC 社から、FCS (Future Combat System) で使用する CCD (Centralized Controller Device) の SDD フェーズ作業を受注した。2014 年までで総額 3,500 万ドル、Honeywell 社・iRobot 社と組んで作業にあたる。Class I UAV、MULE (Multifunction Utility/Logistics and Equipment)、SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle)、UGS (Unattended Ground Sensor)、無人車両やそのペイロードなどを操作する遠隔制御装置。(Lockheed Martin)
米 Lockheed Martin 社は米陸軍から、TRACER (Tactical Reconnaissance and Counter- Concealment Enabled Radar) を受注することになった。低周波 (VHF/UHF のデュアルバンド) の合成開口レーダーで、MQ-1 Predator クラスの UAV に搭載する。受注額は 4,000 万ドルほどで、開発・インテグレーション・レーダー 2 基を使った試験などを 32 ヶ月で実施する。同社の FOPEN (Foliage Penetration) 技術を活用して、森林などに隠蔽した車輌、あるいは建物を見つけ出す。(Lockheed Martin)
米 TPI Composites, Inc. (TPI) 社は米 Oshkosh Truck 社と組んで、全複合材料製のトラック用キャブを開発・公表した。軽量で信頼性が高く、数百ポンドほど軽くなるので、アルミ製装甲 "A-Kit" の追加などによる 400lb の重量増を相殺できるというわけ。(TPI Composites)
弩級の買収 (BAE Systems via Defense-Aerospace.com 2007/5/8, DID 2007/5/8)
英 BAE Systems 社は米国現地法人・BAE Systems 社を通じて、米 Armor Holding 社を買収することになったと発表した。Armor Holdings 社株は現時点で $88.00 の値を付けており、時価総額 41 億 4,400 万ドルとなる。さらに債務肩代わりが 3 億 8,800 万ドルあるので、総額 45 億 3,200 万ドルの取引となる。
BAE Systems 社は、保有していた Airbus 社株・20% の売却で 17 億ドル相当の資金を得ており、北米での新たな買収などに投じるとしていた。今回の動きも、その一環 ? ともあれ、これで BAE Systems 社は、FMTV (Family of Medium Tactical Vehicles)、MRAP (Mine-Resistant Ambush Protected)、JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) といったプログラムでメジャー・プレーヤーに躍り出ることになる。
ちなみに、Armor Holdings 社は 2006 年に 23 億 6,100 万ドルの売上をマーク、税引前利益は 2 億 1,400 万ドルとなっている。従業員 8,000 名、全米に 63 の事業所を持つ。
今日のお買い物 (Contracts 2007/5/7)
L-3 Communications Titan、RBC、Sabre Systems、Navmar Applied Sciences、BAE Systems Applied Technologies の各社は米海軍から、センサー・システムの開発に関する修正契約を受注した。各社の増額分と contract number は以下の通り。
L-3 Communications Titan : $96,061,530 (N00421-04-D-0080)
RBC : $111,019,202 (N00421-04-D-0081)
Sabre Systems : $117,193,273 (N00421-04-D-0082)
Navmar Applied Sciences : $113,240,514 (N00421-04-D-0083)
BAE Systems Applied Technologies : $117,922,154 (N00421-04-D-0084)
Islands Mechanical Contractors 社は米海軍から、キューバの NS Guantanamo Bay に仮設施設 (migrant operations complex) を建設する作業を $16,577,967 で受注した。パッケージ化した下水処理施設、シャワー、トイレ、洗濯施設、管理施設、倉庫、フェンスなどを建設する。(N69450-07-C-3313) [拘束したテロリストの収容施設だったりして]
General Atomics 社は米空軍から、MQ-9 Reaper (ex-Predator B)×4 機を $58,976,370 で受注した。機体の試験、スペアパーツ、地上支援機材、30 日分の所要物資梱包 (30-day pack-up kits) も含む。(FA8620-05-G-3028-0007)
Goodrich 社は米空軍から、デジタル戦術偵察ポッド DB-110×2 基、移動式地上ステーション×1 基、関連する試験・インテグレーション関連のサポート業務を、$37,000,000 で受注した。(FA8620-07-C-4021) ["Peace Xenia IV" で導入する、ギリシア空軍の F-16C/D-52+×30 機に搭載するもので、FMS 案件]
General Atomics 社は米空軍から、HFE (Heavy Full Engine) を装備する MQ-1B Predator ブロック X を対象とする、設計・製造・インテグレーション・試験の作業を $10,135,251 で受注した。最大離陸重量 3,200lb、AGM-114 Hellfire×2 発を搭載。MQ-9 Reaper や陸軍の ER/MP で使用した技術を活用する。(FA8620-05-G-3028-0016)
EMC Engineering、Reynolds Smith and Hills、Lockwood, Andrews and Newnan の各社は米空軍から、DeCA (Defense Commissary Agency) 向けのエネルギー/環境関連分野を対象とするエンジニアリング・サービス業務を $10,000,000 で受注した。(FA3002-07-D-0011, FA3002-07-D-0010, FA3002-07-D-012)
Rockwell Collins 社 Government Systems 部門は米空軍から、C-130 に装備するアビオニクス、グループ "B" キット×5 セットを $6,500,000 で受注した。パキスタン向けの FMS 案件。(FA8504-07-C-0006)
訓練請負会社 (Defense-Aerospace.com 2007/5/4, 2007/5/7)
豪 Boeing Australia 社が、Queensland 州 Oakey にある Army Aviation Training Centre で実施する訓練業務を、1 億 1,300 万豪ドルで受注することになった。ヘリコプターのメンテナンス、地上要員と搭乗員の訓練、管理業務などを担当する。計画名称は AATTS (Army Aviation Training and Training Support)。期間は 5 年で、さらに 1 年単位のオプション契約が 5 年分。機材は Bell 206B-1 Kiowa と S-70A Blackhawk を使用する。
また、捜索・救難 (SAR) 用に民間のヘリをリースする件や、ロードマスターの訓練も含んでいる。これにより、ベトナム戦争の頃から SAR 用に使っている UH-1 Iroquois を引退させられる。(Australian MoD, Boeing)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/7)
米 GAO は例の CSAR-X 計画について、「Sikorsky 社と LMSI (Lockheed Martin Systems Integration) 社が提出した追加資料を検討した結果、両社からの抗議を継続するに足る理由はない」とする報告をまとめた。性能面、あるいは展開能力に関する評価において、HH-47 を選定する際に、問題になるような内容はなかったという内容。これにより、CSAR-X をめぐるゴタゴタはコスト面の評価に絞られることになった。(USAF)
オーストリアは Eurofighter GmbH との間で、すでに発注している Typhoon の値下げ交渉を行ったが、Eurofighter 側がテーブルを蹴ってしまったので、交渉は暗礁に乗り上げた。これに対してオーストリア側は「Eurofighter が交渉に復帰しなければ、契約のキャンセルも含めて然るべき措置をとる」と強硬。(Austrian MoD)
スッタモンダが続いている Galileo 計画について、EU は民間企業から計画を引き取る検討を始めた。全面的に引き取る可能性に加えて、30 基を予定している衛星のうち最初の 18 基について EU が資金を出す選択肢もある。2 年経過しても進展が遅々としており、2012 年に予定している運用開始に間に合わない状況に業を煮やしたもの。(Deutsche Welle German radio)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、トルコ向けに FMS 経由で以下の案件を輸出すると通告した。総額は、すべてのオプション契約分まで実現した場合で 7,100 万ドル。(DSCA)
AIM-9X Sidewinder AUR (All-Up Round)×105
LAU-129/A ミサイル発射器×78
キャプティブ弾×22
ミサイル用コンテナ、ミサイルそのものの改修、試験機材、支援機材、スペアパーツ、補修用パーツ、文書・データ類、メンテナンス、訓練、メーカーの担当者派遣など。
南ア Denel 社傘下の Denel Dynamics 社は、南アフリカ空軍・ブラジル空軍向けに A-Darter 空対空ミサイルの開発を始めた。当初契約は 10 億ラント、さらに 15 年間で 20 億ラントの追加契約が見込まれる。(Denel)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イラク向けに FMS 経由で以下の弾薬などを輸出すると通告した。総額は、すべてのオプション契約分まで実現した場合で 5 億 800 万ドル。(DSCA)
12 ゲージ 00 バックショット散弾×600,000
9mm ボール弾×16,000,000
5.56mm ボール弾 M855×100,000,000
5.56mm 曳光弾×40,000,000
5.56mm Blank×50,000,000
5.56mm 4 Ball/1 Tracer×36,000,000
7.62mm 4 Ball/1 Tracer×30,000,000
7.62mm×51 ボール弾 M118×10,000,000
7.62mm×39 ボール弾×100,000,000 [え、AK-47 用の弾 ?]
.50 Caliber 4 Ball/1 Tracer×20,000,000
40mm HEDP 擲弾×170,000
C4 爆薬 (1lb)×80,000
導爆線 4,200,000 フィート分
時限信管 110,000 フィート分
時限起爆装置 (Time Fuze Igniter)×20,000
非電気式雷管 (Non-Electric Blasting Cap)×20,000
M14 非電気式雷管×112,500
非電気式雷管×20,000
閃光手榴弾 (Flash Bang Grenade)×180,00
発煙手榴弾 (HC Smoke Grenade)×20,000
黄色発煙手榴弾 (Yellow Smoke Grenade)×20,000
ディーゼル燃料 7,500 万ガロン
MOGAS 5,640 万ガロン
JP-8 290 万ガロン
兵站支援業務、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、訓練、訓練機材、サポート・サービスなど。
諾 Kongsberg Defence & Aerospace 社はフランス海軍から、FREMM フリゲートの艦橋に装備する航法機材などを、総額 1 億 1,000 万クローネで受注した。(Kongsberg Defence & Aerospace)
露 UUAP (Ulan Ude Aviation Plant) は、中国から 2006 年初頭に受注していた Mi-171×24 機を完納した。22 機は通常の輸送型、2 機は VIP 輸送型。
Pratt & Whitney 社と Rolls-Royce 社は、F-35 の STOVL 型で使用する F135 エンジンのリフトファン用ギアボックスについて、フェーズ I 試験を終了、次のフェーズ II 試験に移行したと発表した。(Pratt & Whitney)
米 General Dynamics SATCOM Technologies 社は米陸軍から、移動中に使用可能な Ku バンド・衛星通信アンテナ、Warrior Model 20-20 SOTM (Satcom-on-the-Move) を受注した。当初の受注は試験で使用する分だけだが、結果が良好なら追加発注となる予定で、すべて実現した場合の総額は 2,800 万ドル。1.54Mbit/sec の伝送能力がある。システム構成は、直径 20in のアンテナ、アンテナ駆動用のサーボ機構、慣性参照ユニット (IRU)、レドーム、パワーアンプ、LNA (Low Noise Amplifier)、アップコンバータ、ダウンコンバータなど。HMMWV、M2 Bradley、あるいは Stryker に搭載する。WWSS (World Wide Satellite Systems) 計画の一環。(General Dynamics) [WIN-T (Warfighter Information Network-Tactical) の一環みたいですな]
Galileo 用衛星の一番手・GIOVE-A が、航法用シグナルの発信を開始した。ESA (European Space Agency) は Galileo 計画のために、世界各地にセンサー・ステーション 13 ヶ所を、それとオランダ・Noordwijk の ESTEC (European Space Research and Technology Centre) に GPC (GIOVE Processing Centre) を設置している。運用担当は ESNIS (European Satellite Navigation Industries。旧 Galileo Industries)。電波の発信そのものは昨年 2 月から始めていたが、NSGU (Navigation Signal Generator Unit) が航法用シグナルを発信するようになったのは今回が初めて。(ESA, Thales Alenia Space)
GE Aviation 社による Smiths Aerospace 社の買収が完了した。買収額 48 億ドル。(Smiths Aviation)
ISAF 派遣部隊向け (Contracts 2007/5/4, Canadian DND via Defense-Aerospace.com 2007/5/8)
米 Force Protection Industries 社は米海軍から、耐地雷車輌・JERRV (Joint Explosive Ordnance Disposal Rapid Response Vehicle。米軍名称 Cougar) と Buffalo を 5 両ずつ、総額 $8,867,449 で受注した。関連する 90 日分の維持管理や訓練も含む。カナダ向けの FMS 案件で、2007 年の 8-12 月にかけて納入する。(M67854-07-D-5039)
これは ISAF 派遣部隊向けで、IED などの脅威に対応して導入が決まったもの。これら以外に Husky×6 両の導入が決まっており、合計 16 両を EROC (Expedient Route Opening Capability) 用に使用する。Husky は金属探知機などを備えており、走りながら地雷や IED を探知する。発見した後で Buffalo が遠隔操作式アームで処理作業を行い、EOD 要員や地雷処理ロボットなどの関連装備を Cougar が輸送する。このほか、RG-31 Nyala をパトロール用として運用中。
今日のお買い物 (Contracts 2007/5/4)
General Dynamics Electric Boat 社は米海軍から、USS Alexandria (SSN-757) を対象とする FY2007 分の入渠に関連する作業一式と、SRA (Selected Restricted Availability) 作業を $46,700,000 で受注した。(N00024-04-D-4408)
Black Construction 社は米海軍から、Andersen AFB に RQ-4 Global Hawk 用の整備・オペレーション施設を建設する作業を $41,981,000 で受注した。(N62742-07-C-1310)
Simmonds Precision Products 社は米海軍から、IMD-HUMS (Integrated Mechanical Diagnostics-Health and Usage Management Systems) に関する修正契約を $8,059,087 で受注した。量産キット×21、レトロフィット用キット×15、デルタ・キット×21、IVHMU (Integrated Vehicle Health Management Unit)×24、回路基板×42、DTU (Data Transfer Unit)×21、整備キット×3 という内訳。(N00019-06-C-0298)
Edison Chouest Offshore 社は米海軍から、Maritime Support Vessel MV C-Courageous のチャーター契約を $7,465,039 で受注した。軍人 30 名を乗艦させて、人員の輸送/投入/回収、燃料や武器の補給、小型哨戒艇のメンテナンスといった作業に使用する。MSO (Maritime Security Operation) の支援用で、再補給なしで 30 日間の連続行動が可能。1 年単位のオプション契約 3 年分と 11 ヶ月のオプション契約があり、すべて実現した場合の総額は消耗品も含めて $36,467,547。(N00033-07-C-2002)
Military Produce Group 社は DeCA (Defense Commissary Agency) から、コネティカット、デラウェア、メイン、メリーランド、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルバニア、ロードアイランド、ヴァージニアの各州と DC にある基地購買部、合計 31 ヶ所に納入する FF&V (Fresh Fruits and Vegetables) を、$45,771,838 で受注した。基本契約 2 年、1 年単位のオプション契約 2 件。(HDEC02-07-D-0006)
GM GDLS Defense Group は米陸軍から、Stryker 装甲車に関する $42,150,030 分の納入指令を受領した。原契約は $5,154,879,556。(DAAE07-00-D-M051) [CV (Command Vehicle)×23 両を製造する案件]
Watterson/Davis (Joint Venture) は米陸軍から、アラスカ州 Fort Richardson で実施する兵舎建設作業、$41,599,000 分の納入指令を受領した。原契約は $41,599,000。(DACA85-02-D-0011)
Davis Constructors and Engineers 社は米陸軍から、アラスカ州 Fort Richardson で実施する家族用住宅建設作業を $39,966,138 で受注した。(W911KB-07-C-0020)
McDonnell Douglas Helicopter 社は米陸軍から、サウジアラビアの Londbow Program で使用するスペアパーツ類を $17,736,690 で受注した。新品と再生補修品がある。(W58RGZ-07-C-0135)
General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1 Abrams 戦車を対象とするシステム/テクニカル・サポート業務に関する修正契約を、$13,987,123 で受注した。(W56HZV-07-C-0046)
Great Lakes Dredge and Dock 社は米陸軍から、ジョージア州の Brunswick Harbor で実施する浚渫作業、$11,990,645 分の納入指令を受領した。原契約は $74,539,867。(W912HN-04-C-0034)
Caesar Rodney School District 社は米陸軍から、デラウェア州 Dover AFB で実施する教育サービスを $8,150,850 で受注した。(HE1254-07-C-0008)
Functional Genetics 社は米陸軍から、ウィルス対策 (コンピュータウィルスではなくて、いわゆるウィルス) 対策の研究作業を $6,452,882 で受注した。(HDTRA1-07-C-0080) [DTRA の案件なので、生物兵器対策か何か ?]
General Atomics 社は米空軍から、高解像度の 3-D 画像を生成する SPI3D (Standoff Precision Identification in 3 Dimensions) 計画に関する作業を $7,002,962 で受注した。(FA8650-07-C-7715)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/5/4)
韓国は攻撃ヘリの自主開発構想についてスタディを進めるとともに、東アジアにおける地政学的状況下での有用性について研究を進めているところで、来年にもゴーサインを出すかどうかの意志決定を行う。韓国はすでに、輸送/連絡ヘリを開発する KHP 計画 (総額 13 億 8,000 万ドル) を推進しており、さらに陸軍が攻撃ヘリの導入を求めているところだが、カネがかかりすぎるという反対意見もある。ただ、韓国軍が老朽化したヘリを多数抱えているのも事実で、米軍からの戦時作戦統制権委譲を受ける前に代替させておきたいというのが、軍側の考え。なお、KHP については 6 月から開発パートナーの Eurocopter と組んで輸出向けの売り出しを開始する予定で、2014 年から 10 年間で 300-500 機の輸出を見込んでいる。(Yonhap news service)
Documental Solutions の市場予測によると、ヨーロッパにおける防衛関連エレクトロニクス (すべてのプラットフォームが対象) の市場規模は、2007 年に 135 億ドル、2008 年に 150 億ドルと見込まれている由。分野では潜水艦やヘリコプターに装備する電子光学機器などのミッション・システム、国別ではスペインとイギリスが成長株と目される。(Documental Solutions)
インドの DRDO (Defence Research and Development Organisation) は、Nishant なる MALE (Medium Altitude Long Endurance) UAV を自主開発、陸軍から 12 機プラス地上機材の発注を得た。現在、同機は限定量産 (LSP : Limited Series Production) 中。ヨーロッパやイスラエルの企業が、共同開発の話を持ちかけてきている由。(Indian MoD)
英海兵隊は BAE Systems Hagglunds 社に対して、BvS10 Viking 全地形装甲車×21 両を追加発注した。2003 年 7 月に発注した 108 両に続くもの。Watchkeeper UAV の輸送用で、プロトタイプが 2007 年末、量産型が 2008 年後半に引き渡しとなる予定。(BAE Systems)
豪 DSTO (Defence Science and Technology Organisation) が、ミッション・クリティカルな情報を管理する分散型システム・M-BB (Military Bandwidth Broker) を開発した。現在、Tenix Defence Systems 社からライセンスを取得して CTD (Capability and Technology Demonstrator) の作業を行っている段階。当節ではデータ・音声・動画など、さまざまなマルチメディア・データが IP ネットワークを行き交っているが、重要が高いものも低いものもごっちゃになっているので、M-BB が内容別に優先度の設定を行い、指揮官の作戦方針に基づいて「重要度が高い」と判断したトラフィックを優先的に通す仕組み。また、ネットワークを通じた命令伝達の確実性を向上させる指揮・統制 (C2) システムも開発している。(Austrailan DoD)
米 Northrop Grumman 社は、F-22A Raptor に搭載する AN/APG-77 レーダーの累計納入数が 100 基に達したと発表した。100 基目はロット 6 量産分に搭載する AN/APG-77(V)1。(Northrop Grumman)
今日のお買い物 (Contracts 2007/5/3)
International Oil Trading 社は米国防兵站局 (DLA) から、航空タービン燃料、ディーゼル燃料、ガソリンを $456,802,652.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0483)
SAIC (Science Applications International Corp.) 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの燃料油脂類やケミカル類を、$6,200,000,000 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。基本契約 5 年、オプション契約 5 年。 ※重複掲載の可能性あり
Lockheed Martin Space Systems 社は米空軍から、SBIRS-High (Space Based Infrared System High) のコンポーネント・エンジニアリング、製造、開発に関する修正契約を $35,828,599 で受注した。静止衛星 (GEO : Geosynchronous Earth Orbit) について、試験で発生した問題を解決するためのアップグレードを施すもの。(F04701-95-C-0017/P00400)
Lockheed Martin 社は米空軍から、試験機材のロット 5 量産分 (Kaiser and BAE special test equipment) を $11,460,000 で受注した。(FA8611-04-C-2851)
McDonnell Douglas 社は米空軍から、C-17A を対象とする MIPs (Material Improvement Projects) に関する修正契約を $8,000,000 で受注した。FY2005-2006 に契約した分の増額で、エンジニアリング/レトロフィット作業を実施するもの。(FA8614-04-C-2004/P000184)
SAIC (Science Applications International Corp.) 社は米空軍から、エリア・サーチと HCID (High-Confidence Identification) で使用する、クリーン・スイープ/識別アルゴリズムの開発を $5,699,067 で受注した。移動せず、電波も放射していないターゲットを探知して 3-D データを生成するのが目的。(FA8650-07-C-1129)
SRI International 社は米海軍から、National Guard Reserves Defense 向けのエンジニアリング/分析サポート業務を $9,999,918 で受注した。同社の計測/シミュレーション技術を活用する。(N00174-07-D-0013)
Virtexco、Joyce & Associates Construction、C. L. Price & Associates、Alderman Building、Pro Construction、Tesoro Construction の各社は米海軍から、ノースカロライナ州で実施する各種建設作業を受注した。最低保証額 $5,000、上限額 $8,000,000、1 社あたりの上限が $40,000,000、全部合わせた全期間分の上限が $240,000,000。建設・破壊・補修・内外装のリニューアルなどの作業を実施する。手始めに、Virtexco 社が MCB Camp Lejeune の Building 233 で実施する内外装の補修工事を $363,367 で受注した。対象となる施設は以下の通り。(N40085-07-D-1907, N40085-07-D-1908, N40085-07-D-1909, N40085-07-D-1910, N40085-07-D-1911, N40085-07-D-1912)
MCB Camp Lejeune (80%)
MCAS New River (10%)
MCAS Cherry Point (10%)
British Aerospace Systems Information & Electronic Systems Integration 社は米海軍から、F/A-18 のロット 22-26 を対象とする ECP6161R1 改修で使用する IFF トランスポンダー×60 セットを、$7,535,959 で受注した。Flight Program SCS H-4 と IFF モード S を導入するもの。(N00383-05-G-009G)
英 RO Defence Projects 社は米陸軍から、155mm 軽量牽引砲 M777A1 の追加発注分に関する修正契約を $9,034,422 で受注した。(W15QKN-05-C-1173)
MPRI 社は米陸軍から、イラクの Baghdad と Taji で実施する銃器の再生補修作業を $8,153,970 で受注した。M16、M4、M203、AK-47 が対象。(W91GY0-07-C-0035)
Dyer Construction 社は米陸軍から、インディアナ州 East Chicago で実施する Indiana Harbor and Canal - Confined Disposal Facility 関連の水路関連工事について、$6,000,000 の増額契約を受注した。原契約は $20,799,080。(W912P6-07-C-0005)
| 先頭に戻る |
人事・組織
予備役の動員状況 (DoDNews 2007/5/9)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,063 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 64,005 名、海軍 5,859 名、空軍 5,886 名、海兵隊 5,356 名、沿岸警備隊 302 名。
| 先頭に戻る |
戦争・紛争
次期アフガニスタン派遣部隊 (DoDNews 2007/5/9)
米国防総省は、次期アフガニスタン派遣部隊について発表した。以下の合計で約 4,500 名。2008 年初頭から、現在展開している部隊と交代することになる。
第 101 空挺師団 (航空強襲) 司令部 (Fort Campbell, KY)
第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 4 旅団戦闘チーム (Fort Campbell, KY)
次期イラク派遣部隊 (DoDNews 2007/5/8)
米国防総省は、次期イラク派遣部隊について発表した。以下の合計で約 35,000 名。現在展開している部隊と交代することになる。
第 3 機甲騎兵聯隊 (Fort Hood, TX)
第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 1 旅団 (Fort Campbell, KY)
第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団 (Fort Campbell, KY)
第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団 (Fort Campbell, KY)
第 10 山岳師団・第 4 旅団 (Fort Polk, LA)
第 4 歩兵師団・第 1 旅団 (Fort Hood, TX)
第 3 歩兵師団・第 4 旅団 (Fort Stewart, GA)
第 25 歩兵師団・第 2 旅団 (Schofield Barracks, HI)
第 2 騎兵聯隊 (Stryker) (Vilseck, Germany)
第 1 機甲師団・第 2 旅団 (Baumholder, Germany)
今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/5/9)
Helmand 省の Sangin にある地区センターの北東で、アフガニスタン軍と米軍顧問団に対してタリバンが攻撃を仕掛けてきて銃撃戦になり、政府軍側が反撃してタリバンを追跡した。川沿いの陣地から撃ってくる敵に対して航空攻撃を実施、Sangin River Valley 沿いに設置された敵の指揮所や地下トンネルを破壊した。16 時間の交戦で対峙した敵兵は、全部で 200 名以上。これらのタリバンは、Herat 省からやってきて戦闘に参加した模様。
今日のイラク (AFISNews 2007/5/9)
Taji 南東で聯合軍が、テロ活動容疑者 4 名を拘束。アルカイダの爆発物専門家ともつながりがある模様。Karmah でも同様の容疑で 4 名を拘束している。そのほか、Baghdad と Ramadi の界隈で 7 名、Mosul でも 3 名を拘束。
Mandali 近郊では、勝手に検問所を設置して、さらに路傍爆弾まで据え付けている武装勢力を聯合軍が発見。攻撃ヘリによる攻撃で 2 名が死亡。後に、遺体は IED 製造組織の幹部、Abd al-Qader Dadoush と Wadeh Kalifa Doudoush だと判明。ただし、地元民が聯合軍のパトロール隊に訴えたところでは、この攻撃で子供 2 名を含む民間人 5 名が死亡、3 名が負傷したとのこと。一部のメディアが報じているように「学校に向けて発砲した」訳ではないが、この件については Task Force Lightning が調査に乗り出した。
Baghdad 南方では、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 40 騎兵聯隊・第 1 大隊が、IED を設置していた犯人 2 名を拘束。また、同旅団は Kalsu で、IED×12 発を発見・処分している。一部については現場で EOD が破壊処分したが、その他は調査した後で破壊した。
Baghdad では、化学薬品と自動車爆弾を組み合わせた攻撃を仕掛けている組織に対して聯合軍が手入れを行い、1 名を拘束。Tal Afar では 7 日、イラクへの外国人テロリストの入国を手引きしていた容疑で 7 名を拘束。Karmah では、聯合軍の航空機に対する攻撃を仕掛けていた容疑でテロリスト 5 名を拘束。
イラク軍特殊部隊は Diyala 省で 7 日、Jaysh al-Madhi 軍閥のメンバーを拘束。イランの情報組織を潰す目的で実施した作戦における出来事。
Diyala 省で Task Force Lightning 所属の兵士 1 名が銃撃を受けて死亡、さらに 4 名が負傷した。Baghdad の南東では聯合軍の車輌が路傍爆弾攻撃に遭い、2 名が死亡、1 名が負傷した。
低烈度航空戦 (DID 2007/5/8)
LTTE が 3 月にスリランカ唯一の国際空港、4 月に石油関連施設を、チェコ製の軽飛行機 Zlin Z-143 と自家製爆弾で爆撃 (さらに民間旅客機を誤爆) しているが、それに対してスリランカは空軍力の強化に動いている状況。このまま爆撃による不穏な情勢が続けば、スリランカで三番手の産業、つまり観光収入 (年間 4 億 1,000 万ドル) が怪しくなるため、放置はできない。
現在、スリランカ空軍はロシア製・中国製・イスラエル製の機体を混成配備しているが、さらにロシアからマルチロール仕様の MiG-29×5 機を入手したと報じられている。手持ちの機体は航続距離に制限がある上に、対空戦以外の能力は限定的なので、これは有力な助っ人。また、手持ちの Kfir C2×7 機と Kfir C7×2 機に対して、EL/M-2032 マルチモード・レーダーやレーダー誘導 AAM (Derby ?) を搭載して、要撃専用機からマルチロール機に改良するという話もある。
ちなみに、Defence India によると、目下の国際市場における MiG-29 のお値段は、1 機あたり 1,500 万ドルほど。
今日のイラク (AFISNews 2007/5/7)
MNF-I に増強が決まった 5 個旅団のうち、4 個が現地に到着した。5 個旅団のうち 4 個については、"Operation Enforcing Law" を 2 月から実施している、Baghdad ならびにイラク西部に配備することになっている。
聯合軍が各方面で、アルカイダ関係者を拘束した。Hillah で 9 名 (うち組織のリーダー 1 名)、Balad 東方で 2 名、Taji 西方で 3 名、Fallujah で 1 名の、合計 15 名。
イラク軍特殊部隊は Balad AB 西方で、テロ組織の幹部 1 名を拘束した。アルカイダ関係者がテロ活動や誘拐を行うために、資金面の面倒を見ていたとされる。そのほか、この作戦で合計 8 名を拘束。また、アメリカやイラクの通貨を多数、携帯電話、アルカイダのプロパガンダも発見した。
Baghdad 東方で 3 日、Multinational Division Baghdad 麾下、第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チーム "Falcon" の指揮官、B.D.Farris 大佐が、小火器で撃たれて負傷した。コンクリートの防壁を設置した現場を視察していたところを撃たれたもの。容態は安定しているが指揮官職は離れることになり、臨時の後任を John G. Castles II 大佐が務めることになった。同大佐はジョージア州 Fort Benning の歩兵学校 (U.S. Army Infantry School) にいて、そこから Baghdad に向かった。
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、Baghdad 西部をパトロール中に小火器で撃たれて死亡した。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/5/7)
Kabul の Pol-E-Charki Prison で、アフガニスタン軍の警備兵が米軍兵士の車輌に向かって発砲する事件があり、乗っていた兵士 2 名が死亡、2 名が負傷した。
聯合軍が Zabul 省 Qalat 地区で、5 名を拘束した。建物のやり上に怪しい奴がいるという地元民からの通報を受けて出動、逃走を試みたところを取り押さえたもの。通報では無線機を持っているという話だったが、現場を調べたところ、AK-47 自動小銃 2 挺、RPK 機関銃 1 挺、破片手榴弾 2 個も見つかった。5 名のうち 1 名はタリバン関係者。
Paktia 省の Jaji 地区では 5 日、地元民からの通報によって武器集積所を発見。75mm 無反動砲弾、107mm ロケット、地雷、手榴弾、対空機関砲や重機関銃の弾が見つかった。
Nangarhar 省の北部では、Jalalabad 界隈で作戦している聯合軍やアフガニスタン軍により、過去 5 週間で武器集積所 32 ヶ所が見つかった。アフガニスタンとの国境に接する 26 地区では、いずれも武器集積所の発見・除去を進めているところ。これは計画名称を SRP (Small Rewards Program) という。4 月以降だけで、82mm 迫撃砲弾を数百発、さらに RPG や爆発物も大量に押収している。
今日のイラク (AFISNews 2007/5/6)
聯合軍が Karmah で、外国人テロリストの密入国に関与した容疑で 4 名、それとは別に Hit でアルカイダ関係者 4 名を拘束した。そのほか、Ramadi でもアルカイダ関係者 1 名を拘束している。Baghdad では、外国人テロリストのために武器の密輸を行った容疑で 3 名を拘束、さらに武器商人 1 名を拘束したほか、自動車爆弾攻撃を行っている組織に対する手入れを行い、テロリスト 1 名を拘束した。
Baghdad の Sadr City では、テロリストの細胞組織に関する情報を得て踏み込んだ聯合軍部隊が、迫撃砲弾 150 発以上、爆弾製造材料、さらに "拷問部屋" を発見した。件の組織は誘拐や拷問をやっており、さらにイラクやイランの無法組織と関わりがあった模様。安全に持ち出すのが難しそうだったため、建物ごと吹っ飛ばした。この件では突入の際に撃ち合いが発生したが、反撃して敵の車輌を破壊、さらに航空支援を呼んで攻撃した結果、敵兵 8-10 名が死亡した模様。
Baghdad の Rashid Security District 西部で爆弾事件が発生、民間人 30 名が死亡、さらに 30 名以上が負傷した。警察と、米陸軍・第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームが出動して救援活動に従事。
Samarra では警察の緊急部隊指揮所 (emergency battalion headquarter) にテロリストが自動車爆弾と小火器で攻撃を仕掛けてきて撃ち合いになり、警察官 12 名が死亡、11 名が負傷した。そのうち 5 名は治療を受けて任務に復帰している。この報を受けて、米陸軍・第 82 空挺師団・第 505 空挺聯隊・第 2 大隊・C 中隊が出動したところ、小火器と RPG による攻撃を受けて車輌 1 台を壊された。また、負傷者 2 名が発生。そこで、さらに増援部隊を投入。
Baghdad の Rashid District では、イラク軍、それと米陸軍・第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム、第 2 歩兵師団・第 3SBCT "Arrowhead" が掃討作戦を実施して、テロリスト 4 名を拘束、複数の武器集積所を発見。その中には EFP を製造している拠点もあった。投入した戦力は、イラクの軍と警察が 200 名、米陸軍が 1,100 名。その Rashid 地区では、米陸軍・第 23 歩兵聯隊 "Tomahawks"・第 1 大隊と、イラクの陸軍や警察が共同で、"Operation Dragon Fire/Arrowhead Strike 10" を実施しており、すでに 5 日目に入っている。これまでに細胞組織ひとつを潰し、3 名を拘束、武器集積所 10 ヶ所を発見した。EFP 以外にも、AK-47 自動小銃、SKS カービン、RPK 機関銃、7.62mm 銃弾や迫撃砲弾などといった内容。
Radwaniyah で 4 日、Baghdad で発生した自動車爆弾事件に呼応してイラク軍特殊部隊が出動、アルカイダ関係者 6 名を拘束。主要ターゲット 2 名とその他 7 名という内訳で、地元の民間人や兵士に対する攻撃を行った容疑。現場は Baghdad の西方 9 マイル
同じ 4 日に米海兵隊・第 6 聯隊戦闘団が Camp Fallujah の南西 6 マイル地点で、武器集積所を発見。9V バッテリ、迫撃砲、戦車砲、RPG、AK-47 のマガジン、雷管、照明弾、Dragonov 狙撃銃、起爆装置、トラックに載せた対空機関砲、イラク軍の軍服、無反動砲、各種機関銃、ロケット・モーターなど。いずれも爆破処分。
3 日にイラクの治安部隊が、Saddam Hussein 元大統領に仕えていた、旧イラク軍幹部 1 名を拘束。Tikrit で違法行為を行っていた容疑。このとき、武装勢力 2 名を一緒に拘束した。Tikrit にある政府施設を武器弾薬の隠匿や武装勢力の隠匿、攻撃立案の拠点に使っていた容疑。
Babil 省では米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム (空挺) が、パトロール中に路傍爆弾 16 個を発見、いずれも起爆前に処分した。
Task Force Lightning 所属の兵士 6 名と民間のジャーナリスト 1 名が、Diyala 省で IED 攻撃に遭って死亡、さらに 2 名が負傷した。そのほか、Baghdad 北部で発生した 2 件の IED 攻撃により Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が死亡・2 名が負傷、別件の IED 攻撃で 1 名が死亡・もう 1 名が負傷。
Task Force Lightning 所属の兵士 1 名が、戦闘任務外の事故で死亡した。また、Multinational Force West 所属の海兵隊員 2 名が Anbar 省で戦闘任務中に死亡、4 日には Baghdad 西部で発生した IED 攻撃により Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が死亡、4 名が負傷した。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/5/6)
Farah 省で 5 日、アフガニスタン軍と聯合軍が、タリバン関係者 10 名を拘束。Bakwa の地区センターに対してタリバンが攻撃してきて、警察が応戦、さらに聯合軍の航空機や Farah PRT (Provincial Reconstruction Team) が支援に駆け付けたもの。この交戦で、警察官 8 名が死亡、2 名が負傷、1 名が行方不明になった。一方、敵方も 17 名の死者を出している。そのほか、警察の車輌 4 両が燃やされた。
Zabul 省の Qalat 地区では、聯合軍が複数の場所で手入れを実施して、合計 10 名を拘束。タリバンのために外国人テロリストを世話していた容疑。また、Zabul 省で聯合軍に対する攻撃を仕掛けていた、タリバン関連組織の指揮官と副指揮官をターゲットとした作戦もあった。
Paktika 省 Dand Patan 地区の Chamkani にある検問所で 4 日、アフガニスタンの国境警備隊が、不審人物 2 名を発見。停止を命じたが応じなかったために発砲したところ、1 名は身につけていた自爆ベストが爆発して負傷、その後に自殺した。もう 1 名は、その際のドサクサに紛れて逃走。民間人の死傷者はなし。
4/27-29 にかけて、Herat 省の Shindand 南方、Parmekan という村落で、聯合軍とアフガニスタン軍がタリバンと交戦したが、その際に死亡した敵の中に、タリバンの幹部 10 名以上が含まれていたことが判明した。そのうち 1 名は Helmand 省からやってきた人物、別の 4 名はイタリア人ジャーナリストと身柄を交換する形で先日に釈放された人物。これらの幹部は、Zerkoh Valley における武装勢力の強化を企図して集結、それに対して聯合軍とアフガニスタン軍が作戦を発動したため、Parmekan で戦闘になって死亡した。
今日のイラク (AFISNews 2007/5/4)
在イラク聯合軍は、Multinational Division Baghdad をサポートして Baghdad 界隈の治安確保を図るための部隊として、4/1 に Multinational Division Center を新編した。さしあたって旅団戦闘チーム 3 個、ゆくゆくは 4 個編成とする。
聯合軍は、5/1 に Taji で発生した戦闘で死亡したアルカイダ幹部、Muharib Abdul Latif の遺体を確認した。もう一人、Latif の補佐を務めていた幹部・Sabah Hilal al-Shihawi と、外国人テロリストの手引きやアルカイダに対するインフラ面のサポートを担当していた Abu Ammar al-Masri についても、死亡を確認した。この交戦では件の幹部 3 名以外に、テロリスト 3 名が死亡、6 名が拘束されている。
まず、聯合軍がターゲットとなった場所に接近したところ、小火器と手榴弾で撃ってきたため、反撃。武器を捨てて出てくるように命じたところ、武器を持った人物 2 名が走り出てきて撃ってきたために反撃。1 名が死亡、1 名が負傷 (後に死亡) した。さらに捜索を続けたところ、不審人物 4 名を発見して拘束。
Taji 南西と Baghdad 北方で、聯合軍はそれぞれ 1 名ずつを拘束。いずれもアルカイダ幹部とつながりがある模様。
Baghdad の Sadr City では、聯合軍がテロリスト 16 名を拘束。テロリストの人集めや、イランからの武器の搬入を支援していた秘密組織のメンバーとみられる。また、誘拐をはたらいたり、イラクやイランのならず者組織とつながりを持ったりもしていた模様。
米陸軍・第 10 山岳師団・第 2 旅団戦闘チームが Mahmudiyah で、IED、IED×25 個分の部品、イラン製の 107mm ロケット 7 発、イラン製の 81mm 迫撃砲弾を発見して、破壊処分した。
その Mahmudiyah では、米陸軍・第 10 山岳師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 15 野戦砲兵聯隊・・第 2 大隊と、イラク陸軍・第 6 師団・第 4 旅団・第 1 大隊が 2 日、"Operation Eagle Thunder III" を実施してテロリスト 9 名を拘束、武器集積所を発見。自家製手榴弾などがあった由。
Task Force Marne 所属の兵士が Baghdad 南方をパトロール中に路傍爆弾攻撃に遭い、1 名が死亡、2 名が負傷した。
Multinational Force Baghdad 所属の兵士が Baghdad 東方をパトロール中に IED 攻撃に遭い、1 名が死亡、6 名が負傷した。Baghdad 西部と南部でも IED 攻撃があり、前者では米軍兵士 1 名とイラク人通訳 1 名が死亡、3 名が負傷した。後者では前路警戒任務にあたっていた兵士のうち 2 名が死亡、2 名が負傷した。
Multinational Force West 所属の兵士 2 名が、Anbar 省で戦闘任務中に死亡した。
今日のイラク (AFISNews 2007/5/3)
聯合軍は過去 6 日間にわたり、アルカイダ関連組織の掃討作戦 "Operation Rat Trap" を実施中。なお、イラク政府が発表した、テロ組織のリーダー・Abu Ayyub al-Masri (Abu Omar al-Baghdadi) の死亡については、情報はないとしている。また、そもそも Baghdadi が何者なのかも不明。ただ、5/2 に聯合軍との交戦により、アルカイダの宣伝担当・Muharib Abdul Latif が死亡したことは確認した。また、アルカイダが Jill Carroll 記者などの誘拐に関与したことも分かっている。
聯合軍は Karmah で、それぞれ別個の 2 件の作戦で合計 8 名を拘束。外国人テロリストの手引きや、塩素ガスを使った IED 攻撃の容疑。また、現場では IED 製造材料や対空機関砲を発見・破壊した。
Baghdad の Sadr City では、聯合軍が 2 名を拘束。テロリストの人集めや、イランからの武器 (EFP を含む) 輸送を担当していた容疑。誘拐などにも関与していた容疑がある。
Baghdad 南方では、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 40 騎兵聯隊・第 1 大隊が、3 名を拘束。検問所から 1,600ft 離れたところでクルマに停止を命じて、調査するために接近したところ、車内から撃ってきたために反撃、拘束したもの。そのうち 1 名は撃ち合いで負傷したため、手当てを施した。
Mosul では、聯合軍が作戦 2 件で建物 4 棟を調査、武器密輸や自動車爆弾攻撃、イラク軍・聯合軍への攻撃に関与した容疑で 3 名を拘束。
Anbar 省では、アルカイダの幹部がいるという情報を得て、ターゲットとなった建物の掃討を実施、アルカイダのために働いていた容疑で 10 名を拘束。
Baghdad では、IED 攻撃に関与した容疑で聯合軍が 2 名を拘束。また、Baghdad 南方の Aamel ではイラク軍特殊部隊が別件で、自動車爆弾攻撃などに関与した容疑で 5 名を拘束。さらに主要ターゲット以外でも 6 名を拘束、狙撃銃 5 挺、弾薬、通信機材を発見。このとき、ちょっとした撃ち合いが発生した。
| 先頭に戻る |
こぼれ話
鳥探知用レーダー (NavNews 2007/5/3)
NAS Whidbey Island (NASWI) で、飛行場の周辺を飛んでいる鳥を探知するための新型レーダー、eBird Rad のテストが進んでいる。すでに MCAS Cherry Point や NAS Patuxent River でもテストしたもので、バードストライク対策として、海軍・海兵隊・FAA などが共同開発したもの。米軍は昨年だけで 3,000 件のバードストライクを起こしているし、FAA によると、バードストライクで年間 6 億ドルを超える損害になるという。
| 先頭に戻る |
AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
| |