今週の軍事関連ニュース (2007/06/08)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/6/5-6)
  • 米下院 (House Appropriations Committee) は、RRW (Reliable Replacement Warhead) 計画のために要求されている 888 億ドルの予算について、全面カットを決議。FY2008 で計画立ち上げのために 2,500 万ドルを支出、その後 2030 年までに総額 1,500 億ドルの経費がかかると見込まれている。
  • ロシアの Sergei Lavrov 第 1 副首相は、CFE (Conventional Forces in Europe) からの脱退はないと言明。
  • フランスの Francois Fillon 首相は 5 日、カナダの Stephen Harper 首相と行った合同記者会見で、「アフガニスタンからの撤退はない」と言明。フランスは ISAF に 10,000 名ほどの部隊を送り込んでいるが、Nicolas Sarkozy 大統領は選挙期間中に撤収を公約、それに対してアメリカが増派を求めていた。
  • チェコの Mirek Topolanek 首相は、同国が受け入れを検討している MD 用 X バンド・レーダーの件について、見返りとしてアメリカからの "Technology Benefits" が必要だと発言。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/6)
  • 欧州委員会 (EC : European Commission) は、Eurobarometer が実施した世論調査の結果を引き合いに出して、ヨーロッパ独自の航法システム構築に対する支持は高いと説明、公的資金を投入することになってでも Galileo 計画を推進すべきである、とするリリースを流した。この世論調査は、EU 加盟各国から合計 26,000 名を対象として実施したもの。(European Commission)
  • 米海兵隊の支援部隊・MWSS-371 (Marine Wing Support Squadron 371) は、イラクの Camp Ramadi に MV-22B 用の施設を建設する作業を進めている。所要の建物と離着陸場所 (landing pad)×2 ヶ所。たいていのヘリコプターは 96ft 四方のスペースがあればよいが、MV-22B は 120ft 四方のスペースが要る由。そのスペースを確保した上で、AM-2 マットを敷くとできあがり。ただ、全機を収容するだけのパッドや舗装エリアは確保できないので、人員の乗降や燃料補給は整備されたエリアで行い、駐機は非舗装エリアで行うことになる。(USMC)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/5)
Safer World なる NGO が、労働党政権になってからのイギリスが過去 10 年間に渡り、間違った武器輸出政策をとってきたと批判する内容のレポートをまとめた。それによると、国際的な武器輸出規制 (Arms Trade Treaty) でリーダーシップを取ったのはいいが、それを自国向けに適用する際のやり方がいい加減で、例の BAE Systems のサウジ汚職疑惑みたいな事件に至ったのだと指摘している。また、コロンビア、イスラエル、インドネシア、ネパールといった国への輸出が人権侵害に加担している、とも主張している。(Safer World)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/4)
  • ロシアの Vladimir Putin 大統領は冷戦時代と同様のレトリックを持ち出し、「アメリカが (ロシアとの) 国境まで防衛網を拡張するのであれば、またヨーロッパに核ミサイルを指向すると発言した。Sergei Lavrov 外相も、アメリカが計画している MD エレメントの配備は両者の関係を損なうと発言している。(Deutsche Welle German radio)
  • また、Radio Free Europe/Radio Liberty は、「MD 用レーダーの配備予定地となっているチェコの Brdy (陸軍の訓練場がある) では、住民投票により、95:5 で MD エレメント配備反対派が優勢だ」という声明を出している。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/6/3-4)
  • インド海軍は、海洋からのテロ攻撃に備えて、沿岸地域での作戦能力を強化する考え。
  • 米議会で審議中の 2008 年度国防予算案で、空軍に対して代替燃料の研究費・1,000 万ドルを割り当てる件を盛り込む動きがある。これは石炭で代替燃料を製造する研究を進めようというもので、ケンタッキー州選出の某議員がプッシュしている。ケンタッキー州は石炭産出州のひとつで、1990 年には年間 1 億 8,000 万トン、2006 年でも年間 1 億 2,000 万トンの石炭を採掘、40 億ドル相当の経済効果を生んでいる。その某議員によると、空軍だけでなく民間航空でも代替燃料を使うようにしたいとのこと。さらに、他の石炭産出州から選出された議員を巻き込んで、石炭ベースの代替燃料をプッシュしている。ちなみに、米軍が使用する燃料の半分は空軍が消費しており、その分量は年間 26 億ガロンに達する。2008 年度予算では合成燃料の研究に 3,800 万ドルを投じたいとしていたが、優先度の兼ね合いから、実際に要求したのは 100 万ドルだけ。
  • イタリア空軍から M-346 ジェット練習機の受注を決めた伊 Alenia Aermacchi 社だが、さらにフランスと UAE からパイロットを迎えて試乗させており、インドネシア、シンガポール、アメリカからもパイロットの来訪を見込んでいる。T-2E Buckeye の代替機を必要としているギリシアに対しては生産への参画を条件として売り込み中。
  • Eurofighter GmbH は、あらためてトルコ向けの Typhoon の売り込みに乗り出した。F-35 導入までのストップギャップについては Lockheed Martin と争って敗れ、F-16C/D-50×30 機の導入が決まったが、トルコ政府が F-35×80 機と Typhoon×20 機の混成案を検討しているのに乗じて売り込みをかけるもの。ただ、空軍は F-35 のみにしたいと主張している。
  • 米 JFCOM は、近接航空支援任務に使用する無線機などの機材を、軍種間で統一したい考え。現在は陸軍・空軍・海兵隊がそれぞれバラバラに装備を調達している。ただ、機材の標準化には相応に時間がかかりそう。JFCOM は 2002 年 10 月に Joint Close Air Support Executive Steering Committee を設立してこの件の問題解決に乗り出しており、標準化されたデジタル情報交換の枠組みを構築しようとしている。また、装備だけでなく教育・訓練も改善を図り、より "統合化" した環境を作りたい考え。
  • カタールは EADS 社に対して、総額 2 億 4,000 万ユーロの装備発注契約を実施。陸・海・空を対象とする国境監視ネットワーク構築を行う案件。背景には、イランの核疑惑に関連する緊張の高まりがある。それとは別に、Qatar Airways が A350×60 機を、120 億ユーロ (160 億ドル) で発注することになった。カタールはもともとアメリカとの関係が深く、現在も As-Sayliyah と Al-Udeid の 2 ヶ所に米軍が駐留している。[DefenseNews では、前者が OIF で作戦指揮所になったと書いてあったけれど、後者の間違いでは ?]

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/6/1)
  • 米陸軍は今夏から、Stryker 装甲車に Raytheon 社の Quick Kill APS (Active Protection System) を導入開始する。Quick Kill はもともと FCS (Future Combat System) の MGV (Manned Ground Vehicle) 用に開発した RPG 対策機材で、MFRFS (Multi-Function Radio Frequency System) レーダーで飛来する脅威を探知、迎撃する仕組み。運動エネルギー弾にも対処できるとしている。まず 6 月に 2 セットを引き渡す。Stryker 以外に、M1 Abrams や M2 Bradley にも装備する。
  • いろいろスッタモンダしている米沿岸警備隊の Deepwater 計画だが、NSC (National Security Cutter) については 1 番線が工程 82% まで進捗した。EADS CASA の洋上哨戒機・HC-144A はミッション・システムのパレットを搭載して飛行試験開始、36 機の調達を予定しているうち 8 機が契約済みで、6 月に 3 号機を納入する。HH-65 Dolphin は改良型 HH-65C×12 機を納入。アップグレード改修の方は 95 機のうち 85 機が作業完了、残りも年内に完了。
  • イスラエル国防軍 (IDF) は Gaza Strip に、テロリストの浸透や武器の密輸などを阻止する目的で、無人の自動火砲を配備してキル・ゾーンを設定する "See-Shoot" システムを試験中。Rafael 社が開発しているもので、すでに試験は最終段階。センサーや有人機・無人機から得た情報を受けて作動するウェポン・ステーションを使用するもの。もうちょっと穏健なネーミングで "Sentry-Tech" ともいい、Elbit Systems 社が開発しているデジタル C4I ネットワーク・Hunter (7 億 8,000 万ドルを投じる陸軍の装備近代化における中核) の一環を構成する。狙いは、何かある度にいちいち歩兵部隊を現場に派遣しなくても済むようにすること。
  • リベリアに展開しているアイルランド軍の平和維持部隊が、群衆に向かって機関銃を撃っている映像がインターネットの動画投稿サイトにアップロードされた件を受けて、アイルランド軍の憲兵隊が調査に乗り出した。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/1)
  • POGO (Project On Government Oversight) が、米海兵隊の装備調達に噛みついた。緊急調達案件・JUONs (Joint Urgent Operational Needs。a.k.a. UUNSs (Urgent Universal Needs Statements)) に分類される 130 件あまりについて調査したところ、その多くがキャンセル、あるいは遅延しており、意図したとおりの緊急調達になっていないという主張。(POGO)
  • 米 Boeing 社はデラウェア州 Dover AFB の 436th AW に、C-17A の引き渡しを開始した。13 機の配備を予定しているが、今回は 1 機目の "Spirit of the Constitution" (デラウェア州が、独立時の 13 州のひとつだった故事にちなむ。通算 165 号機) を引き渡した。年内にもう 6 機、来年に残り 6 機を引き渡す。これまでに C-17A を配備した空軍基地は、Charleston AFB (SC)、McChord AFB (WA)、Jackson ANGB (MI)、McGuire AFB (NJ)、March AFB (CA)、Hickam AFB (HI)、Travis AFB (CA)、Altus AFB (OK)。米空軍については 2009 年までに合計 190 機を納入するほか、オーストラリアとカナダから 4 機ずつ、イギリスから 5 機の受注を得ている。(Boeing)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/5/31)
  • ロシアは、先日に実施した RS-24 ミサイルの試射を「アメリカの MD 構想に対する回答」と位置付けており、新型ミサイルを近いうちに配備すると言明。Sergei Ivanov 氏の発言。これに対してアメリカの George Bush 大統領は「ロシアは友人であり、敵ではない」と発言。
  • NATO によると、アフガニスタンにおいてタリバンは春期攻勢に失敗、ヒット・エンド・ラン攻撃にとどまっているという見方を示している。また、以前は無政府状態だった Kandahar にカナダ軍 2,500 名が展開して道路の再建や経済開発を進めるなど、進展があったと説明している。
  • トルコ軍参謀総長の Yasar Buyukanit 大将は、クルド労働者党 (PKK) 掃討のためにイラク北部への越境攻撃を希望。すでに、イラクとの国境に近い同国東南部への軍の展開も行っている。ただし、あくまでイラクへの越境実施は政府からの命令あってのことだとしている。背景には、トルコ国内で PKK による自爆テロが発生している等の事情がある。
  • イエメンの Sanaa 東方にある弾薬庫で地滑りが発生、そのトバッチリで爆発事故に発展したが、死者はないとのこと。
  • ベルギーの森林地帯で、皮膚炎や呼吸困難を引き起こす芋虫 (caterpillar) が大量発生、小隊規模のベルギー軍部隊が民間の専門家などを伴って、駆除のために出動している。
  • スリランカは LTTE 対策のため、武器・弾薬の供給をインドに要請。[ちなみに、中国の NORINCO が弾薬供給元から外されて、同じ中国の Poly Technologies が新しい契約を獲得。NORINCO はスリランカに弾薬供給用の専用倉庫まで建設していたのに、何があったんだ ?]
  • ブルガリアは来年 1 月から徴兵制を廃止すると決定した。現行の 45,000 名規模から 39,000 名規模に縮小して、完全志願制とする。
  • オーストラリアとフィリピンが、対テロ協力合意の拡大に合意。オーストラリアは高速砲艇×30 隻をフィリピンに供与するほか、人員の派遣も実施する。フィリピン国内に派兵するのは、アメリカに次いで二番目。
  • A400M×4 機と Su-30MKM を発注しているマレーシア空軍だが、さらに SAR ヘリと AEW&C 機の調達を検討中。

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産業・装備・調達

空中給油請負会社 (Defense-Aerospace.com 2007/6/7, DefenseNews 2007/6/6)
英国防省と英空軍は、PFI による FSTA (Future Strategic Tanker Aircraft) 計画の推進を承認した。VC-10 と Tristar に代わる空中給油機を導入するプロジェクトで、AirTanker コンソーシアムが担当する。コンソーシアムのメンバーは、EADS (40%)、Cobham (3%)、Rolls-Royce (20%)、Thales UK (3%)、VT Group (3%)。カッコ内は出資比率。ただし、毎度恒例の経費上昇問題が発生しており、現時点では総額 20 億ポンドに達する見込み。そのため、企業側では資金確保のために銀行筋と折衝中。
使用する機材は A330-200 ベースの給油機×14 機で、機体の整備や地上業務、管理業務も含めた一括契約。RAF Brize Norton を拠点にして 2011 年から 27 年間に渡り、英空軍向けに空中給油サービスを提供する。給油だけでなく空輸も可能で、兵員 300 名と物資 8t を搭載して 4,700 マイルの飛行が可能。(MoD UK, AirTanker)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/7)
  • The Guardian 紙と BBC が、「サウジアラビアで Al Yamamah 計画のコーディネーターを務めて、後に駐米大使となった人物が、BAE Systems 社から 10 年間に渡り 3 ヶ月ごとに 3,000 万ポンド、総額 10 億ポンドの資金を不正に受け取っていた。国防省もこれを承知していた」と報じた件について、BAE Systems 社はこれを否定。同社の説明によると「A Yamamah 計画は政府間の取り決めであり、すべての支払は両国政府の承認が必要。そんな秘密裏に不正な支払を行うことはできない」とのこと。
  • 米 Lockheed Martin 社は英国防省から、GMLRS (Guided Multiple Launch Rocket System) のロケット、アップグレード改修キット、スペアパーツ、サポート業務を、総額 2 億 5,000 万ポンドで受注した。単弾頭型ロケットの納入に加えて、M270 発射器×12 両を M270B1 仕様にアップグレードする。GMLRS ロケットは単弾頭で射程 60km 超、マルチモード信管を組み合わせている。このロケットは、M270A1 と HIMARS のいずれでも発射可能。(Lockheed Martin)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、フィンランド向けに FMS 経由で AIM-9X×100 発、部隊/中間整備レベルで使用するスペアパーツ類、コンテナ、ミサイルの改修、試験機材、支援機材、スペアパーツと補修用パーツ、文書類とデータ、整備業務、訓練、訓練機材、駐在員派遣業務、エンジニアリング/テクニカル・サポート業務、その他の兵站支援業務を輸出すると通告した。総額 5,600 万ドル。F/A-18C/D 搭載用。(DSCA)
  • 米 Boeing 社は、現在進行中の C-130 AMP (Avionics Modernization Program) について、米空軍があらためて継続を保証したのを受けて、歓迎する声明を発表した。222 機の改修を予定している。(Boeing)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、フィリピン向けに FMS 経由で、米 Harris 社製の HF/VHF 無線機を輸出すると通告した。総額 9,600 万ドルで、内訳は以下の通り。(DSCA)
    • Advanced Tactical VHF Handheld radio system×6,356
    • High Frequency Man Pack radio system (出力 20W)×2,019
    • 関連機材、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、訓練、訓練機材、文書類、兵站支援業務
  • 英国防省は BAE Systems 社に対し、Harrier GR.9 用のアビオニクス・パッケージに関連する補給業務を総額 3,400 万ポンドで発注した。既存の Mech 1A Lite 契約に基づくものだが、これは 2014 年までのサポート業務をカバーしている。これに基づき BAE Systems 社は、所要のパーツが供給されるようにサプライチェーンを維持する責任を負う。(MoD UK)
  • Elbit Systems 社は、UAV Tactical Systems Ltd. (U-TacS) 社が英国防省から、Watchkeeper 計画に関連する 1 億 1,000 万ポンドの契約を受注したと発表した。同計画で使用する Elbit の Hermes 450 UAV、運用・メンテナンス要員の訓練、兵站支援の準備作業、プログラム管理といった業務を担当する。U-TacS は、Elbit Systems が 51%、Thales UK が 49% を出資する、Watchkeeper 計画の担当企業。(Elbit Systems)
  • AgustaWestland 社率いる企業チームが、イギリス政府機関向けの訓練業務、Project Gold Standard を受注することになった。災害派遣や緊急事態への対応にあたる要員を訓練するもの。(AgustaWestland)
  • 米 Boeing 社と米 Lockheed Martin 社は 5/22 に Eglin AFB の射場で、SDB II (Small Diameter Bomb Increment II) の最初の飛行試験を成功裏に実施した。試験には F-15E を使い、投下した SDB II は主翼を展張して、予定したとおりの経路を飛翔した。SDB II は全天候下で移動目標の攻撃が可能で、かつ、搭載量を従来型の 4 倍に増やしている。SDB II 計画は 2006 年 4 月にリスク低減フェーズがスタート、Boeing/Lockheed Martin チームと Raytheon 社が受注を競っているところで、勝者を決めて SDD フェーズ契約を発注するのは 2009 年末の予定。(Boeing)
  • 米 Lockheed Martin 社は米空軍宇宙軍団 (AFSPC : Air Force Space Command)・SMC (Space and Missile Systems Center) から、衛星気象観測システム・Mark IVB を対象とするサポート業務契約を受注したと発表した。すべてのオプション契約分が実現した場合の総額は、4,700 万ドル。このシステムは、すべての Coalition Operation's Center、AEF (Air Expeditionary Force)、AEW (Air Expeditionary Wing)、陸軍の大隊 (Army Battalions Forward)、海軍の任務群 (Navy Task Forces)、海兵隊の中隊 (Marine Companies Forward)、海兵遠征軍 (MEF : Marine Expeditionary Force) が保有するシステムで、気象衛星からデータを受け取るために使用する。(Lockheed Martin)
  • 米 Lockheed Martin 社は米海軍に、LCS (Littoral Combat Ship) 用の陸上訓練機材・FSC-SSBT (Future Surface Combatant-Scalable Shore Based Trainer) を納入した。艦橋での作業、戦闘システムの運用、機関部などのシミュレーション訓練を行うためのもの。LCS は SSBN と同様に "Blue" と "Gold" の 2 クルー制をとるため、交代要員が陸上でみっちり訓練しておけば、移行をスムーズに行える。2006 年 6 月に 11 ヶ月・600 万ドルの契約で受注、予定より早い 4/27 に納入、予算より 30 万ドル安くあがった。(Lockheed Martin)
  • 米 Meggitt Defense Systems 社 (英 Meggitt 社の子会社) は米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社から、M1A2 SEP 戦車用の TMS (Thermal Management System) を 3,100 万ドルで受注した。2008 年初頭から納入を開始する予定の、改良型 M1A2 SEP に装備するもの。TMS は VCSU (Vapor Compression System Unit) と AHU (Air Handling Unit) からなり、乗員や電子機器を対象として 7kW 相当の冷却能力を発揮する。(Meggitt)
  • 米陸軍は CCAD (Corpus Christi Army Depot) で、既存の T700-GE-701、あるいは -701C エンジンを、最新仕様の -701D にアップグレード改修する作業を進めている。Boeing 社が 2 億 7,600 万ドルで受注している AH-64D (新造機を 45 機に増加、既存の A 型×120 機を D 型に改修) も、この改修エンジンを装備する。改修キットは General Electric 社の Lynn Product Development & Delivery で製造したもので、2005 年末から納入開始、2007 年と 2008 年にはそれぞれ 600 セットあまりを納入する予定。これにより、T700 シリーズの機種統一を図る。ちなみに、T700 の民間仕様が CT7。(GE Aviation)

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/6)
  • Flight Safety Services 社は米空軍から、JPATS (Joint Primary Aircraft Training System) こと T-6A Texan II を対象とする CLS (Contractor Logistics Support) 契約を、$474,000,000 で受注した。(FA8617-07-D-6172/#0001)
  • McDonnell Douglas 社は米空軍から、カナダ国防軍 (CF : Canadian Forces) に 輸出する C-17A を対象とする修正契約を、$51,779,738 で受注した。GSP (Globemaster III Sustainment Partnership) に関連する FMS 案件。(FA8614-04-C-2004/P00180)
  • SAIC (Science Application International Corp.) 社は米空軍から、ミッション・プランニング・エンタープライズに関連する長期エンジニアリング/インテグレーション業務を対象とする修正契約を、$5,912,133 で受注した。O&M (Operation and Maintenance)、ミッション計画用ソフトウェアやレガシー・システムのアップグレード (Mission Planning System Engineering and Integration の継続案件)、Joint Mission Planning Mission Systems へのマイグレーションに関連する技術面・マネージメント面のサポート、といった作業を実施する。今回の修正契約は、Navy Systems Engineering and Test、Air Force Maintenance and Sustainment Tasks、FMS プラットフォームのインテグレーションといった案件の追加に伴うもの。(FA8720-05-C-0005/P00038)
  • Bechtel Plant Machinery 社は米海軍から、核動力主機のコンポーネンツを $69,863,062 で受注した。(N00024-07-C-2100)
  • Nan 社 (Ocean House Builders) は米海軍から、真珠湾の Fort Island で Pacific Warfighting Center を建設する作業を、$20,300,000 で受注した。管理部門のオフィス、会議室、シアター、ビデオ会議設備、倉庫、コンピュータ室、通信・電気関連の部屋などを持つ、2 階建ての建物を建設する。(N62742-07-C-1307)
  • Contingency Response Services 社は米海軍から、Global Contingency Services の契約を $14,437,658 で受注した。フィリピンの Joint Special Operations Task Force - Philippines を対象とするもの。(N62742-06-D-1113/Task Order 0001)
  • GM GDLS Defense Group は米陸軍から、Stryker に装備する 1" Slat Kit とそのスペアパーツ、それと Headlight Extension Kit、$53,755,863 分の delivery order を受領した。原契約は $5,117,571,013。(DAAE07-00-D-M051)
  • Cox Construction 社は米陸軍から、カリフォルニア州 Moreno Valley に Armed Forces Reserve Center を建設する作業を、$30,488,000 で受注した。(W912QR-07-C-0027)
  • Walbridge Construction 社は米陸軍から、ケンタッキー州 Fort Campbell に Battle Command Training Center を建設する作業を、$22,395,000 で受注した。(W912QR-07-C-0028)
  • McDonnell Douglas Helicopter 社は米陸軍から、Flight Control System のソフトウェア関連文書を更新する作業、$18,794,553 分の delivery order を受領した。原契約は $22,099,009。(W58RGZ-05-G-0005)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/6)
  • 米 Boeing 社は、英 Thales UK 社と組んで FRES (Future Rapid Effects System) 計画の SOSI (System of Systems Integrator) に応札すると発表した。(Boeing)
  • Standard & Poor's の Equity Research Services は、民間航空機の好調な売れ行きと、イラクやアフガニスタンでの戦闘や、老朽化した航空機・AFV・艦艇の代替需要に支えられて、航空宇宙・防衛産業界は長期的に見て、全体的には健全な状態を保つという見通しを発表した。一押しは Boeing (☆☆☆☆☆)、それに続くのが Textron、General Dynamics、Honeywell、Rockwell Collins、United Technologies (☆☆☆☆) だとしている。(Standard & Poor's)
  • 米 Raytheon 社は、UAE の ADSB (Rolling Airframe Missile) から RIM-116 RAM (Rolling Airframe Missile)×7 システムを、7,650 万ドルで受注したと発表した。Baynunah コルベット×6 隻への搭載分に加えて、陸上に設置する試験・訓練用のシステム、兵站支援業務、その他のサービス業務を含む。(Raytheon)
  • 米 Jacobs Engineering Group は英国防省から、SNW (Superintendent Nuclear Works) に関連するテクニカル・サービス業務を受注したと発表した。作業場所は HM Naval Base Devonport (Plymouth) で、安全面の助言、建設作業の監督、プロジェクト管理、リスクなどに関連する助言などを担当する。基本契約 3 年、オプション契約 3 年、契約額は明らかにされていない。(Jacobs Engineering Group)
  • 米 KBR 社は米海軍 NAVFAC (U.S. Naval Facilities Engineering Command) から、ATFP (Anti-Terrorism Force Protection) 計画のコンペティション参入を認められた。米 Lockheed Martin 社とチームを組む。このコンビ以外に 3 社が受注を競うことになる。ATFP は陸上施設を対象とするフォース・プロテクションのプロジェクトで、5 年間・総額 5 億ドル程度の案件になる模様。構成要素は以下の通り。(KBR)
    • Physical Security Systems
    • C4I (Command, Control, Communications, Computers and Intelligence)
    • CBRN (Chemical, Biological, Radiological and Nuclear)/Emergency Management) threat reduction
  • 英 SELEX Sensors and Airborne Systems (S&AS) UK 社は、英海軍の EH101 Merlin を対象として進行中の MCSP (Merlin Capability Sustainment Plus) 計画に参画している 30 社を集めて、二度目となる年次サプライヤー・カンファレンスを Edinburgh の施設で開催した。7 億 5,000 万ポンドをかけて英海軍の Merlin HM.1 を近代化改修するもので、主なパートナー企業は以下の面々。(Selex S&AS UK)
    • SELEX Sensors & Airborne Systems UK
    • THALES Under Water Systems
    • Lockheed Martin UK - Integrated Systems
    • Aerosystems International Limited
    • Saab Avitronics
    • QinetiQ
    • AgustaWestland
    • CAE Inc. /CAE plc.
    • Ultra Electronics
    • Barco N.V.
    • Lockheed Martin Systems Integration - Owego
    • Radstone Technology
    • Tyco Electronics UK Ltd M/A-COM Division
  • BAE Systems 社は英海軍向けの 45 型駆逐艦を建造する際に、溶剤ベースの塗料に代えて新開発のパウダー・コーティング、あるいは水性塗料やエポキシ・ベースの塗料を導入して、環境対策とコストダウンを図っている。廃棄物の排出量も減るとのこと。(BAE Systems)
  • 米 Boeing 社は、WGS (Wideband Global SATCOM。Wideband Gapfiller Satellite と同じ ?) ペイロードを対象とする指揮管制システムについて、Camp Roberts Wideband Satellite Communications Operations Center (Paso Robles, CA) に設置した管制機材と El Segundo (CA) に設置したペイロードを結んで、衛星搭載のペイロードに対する指令送信のデモンストレーションを成功裏に実施した。指令は Satellite Operations Center (Schriever AFB, CO) と米空軍の衛星管制ネットワーク (Kirtland AFB, NM) を通じて送っている。WGS の特徴は、空軍と陸軍の要員が、S バンドと X/Ka バンド切り替え式の二系統リンクを通じて衛星を完成できること。Boeing 社は現在、WGS ブロック I×1 基とブロック II×2 基を受注している。2011 年初頭から打ち上げを開始するブロック II では、ISR ミッションをサポートするための RF バイパス機能を追加、データ通信能力を 311Mbit/sec に強化する。(Boeing)
  • 英 BAE Systems 社は、イタリアの Naples で開催している UDT 展示会 (Undersea Defence Technology Exhibition) で、陸・海・空の各種無人ヴィークルに対応するミッション・プランニング/指揮管制装置をデモンストレーションした。オープン・アーキテクチャ化と COTS 化を図っており、ひとつのコンソールで同時に複数のヴィークルを管制できる。(BAE Systems)

出たり入ったり (DID 2007/6/6)
1918 年に開設したカナダ国防軍の CFB (Canadian Forces Base) Shearwater は、1994 年の時点で大半のテナントユニットを Halifax 方面に移駐させて規模を縮小していたが、2004 年 11 月に H-92 Superhawl を CH-148 Cyclone という名称で採用、同基地に配備することになったために状況が一変した。20 年間で総額 32 億カナダドルのサポート業務契約を締結、その作業を行うための場所も必要になったため、1 億 7,000 万カナダドル (1 億 6,000 万ドル) を投じて CFB Shearwater に施設建設を実施、CH-124 Sea King と入れ替わりに CH-148 がやってくることになった。
具体的には、2,430 万カナダドルを投じたヘリポートの更新と、支援施設の再建。第 423 飛行隊 (423 Maritime Helicopter Squadron) と第 406 訓練飛行隊 (406 Maritime Operational Training Squadron) のために、4,440 万カナダドルを投じて、格納庫やオペレーション施設も再建した。第 12 整備隊 (12 Air Maintenance Squadron) が使用する整備施設は CH-148 に適合できないため、4,930 万カナダドルを投じて建て替えた。
そして 2007/5/14 には、Brycon Construction 社に対して 1,360 万カナダドルで、滑走路 1 本と誘導路 2 本、進入灯、訓練地帯の更新作業を発注。さらに 2007/5/11 には Bird Construction 社に対しても、9,830 万カナダドルで工事を発注している。

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/5)
  • Northrop Grumman Ship Systems 社は米海軍から、DDG-1000 Zumwalt 級 (a.k.a. DD(X)) に関する修正契約を $191,119,037 で受注した。先行調達に加えて、艦の詳細設計と建造のために必要となる、建造に際しての人員計画、兵站支援、システム・インテグレーションがらみのエンジニアリングといった作業を実施する。(N00024-06-C-2304)
  • Raytheon Technical Services 社は米海軍から、世界各地で実施する、訓練支援、機材、シミュレーション、シミュレータといったものを対象とするサポート業務を $151,251,664 で受注した。陸軍の Warfighter FOCUS (Field Operations Customer Support) Program が対象。作業場所は以下の通り。(N61339-07-D-0015) [どうみても陸軍の案件だけれど、Contract Number が "N" で始まっているから海軍の契約だし、ヘンなの。Raytheon と CSC などで構成する WTA (Warrior Training Alliance) が担当する案件で、最終的には 10 年間・112 億ドルの案件に発展する見込みとのこと。DID (2007/6/11) によると、有人拠点 150 ヶ所、無人拠点 458 ヶ所以上で、合計 3,400 名以上が働いている由]
    • Sierra Vista, AZ (20.84%)
    • Los Alamitos, CA (18.43%)
    • Killeen TX (11.5%)
    • Radcliff, KY (6.85%)
    • Orlando, FL (5.82%)
    • Clinton, NC (4.77%)
    • Fort Benning, Columbus, GA (4.77%)
    • Fort Polk, Alexandria, LA (4.31%)
    • Fort Riley, Manhatten, KS (2.81%)
    • Fort Picket, Hampton, VA (2.77%)
    • Dothan, AL (2.32%)
    • Fort Drum, Watertown, NY (1.95%)
    • Pasco, WA (1.92%)
    • Fort Indiantown Gap, Harrisburg, PA (1.58%)
    • Fort Richardson, Anchorage, AK (1.49%)
    • Wheeler AFB, Honolulu, HI (1.24%)
    • Pinion Canyon Maneuver Area, Colorado Springs, CO (1.18%)
    • Eastover, SC (1.12%)
    • Fort Leonardwood, Columbia, MO (0.65%)
    • Fort Sill, Lawton OK (0.56%)
    • Knoxville, TN (0.50%)
    • その他 (2.97%)
  • Federal Cartridge 社は米海軍から、訓練用の 5.56mm 弾 (frangible ammunition) を $19,500,000 (上限価格) で受注した。(N00164-07-D-4306)
  • Shee Atika Languages 社は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、特殊作戦部隊向けの言語・翻訳業務を受注した。見込み上限額は $250,000,000。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年分。(H92222-07-D-0021)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/5)
  • ノルウェー海軍は、Fridtjof Nansen 級イージス・フリゲートの 2 番艦、Roald Amundsen (F-311) を 5/21 に就役させた。AN/SPY-1F を中核とするイージス・システム、Mk.41 VLS、ESSM を装備 (SM-2 の搭載も可能)。この後、6 月にアメリカ西海岸で戦闘システムの SQT (Combat Systems Ship Qualification Test) を予定している。全 5 隻の建造を予定。(Lockheed Martin)
  • 米 Lockheed Martin 社は Eurocopter 社から、AS665 Tiger 攻撃ヘリの HAD (Helicoptere d'Appui Destruction) 型に対して、AGM-114 Hellfire II 対戦車ミサイルと、完全デジタル化した M299 "スマート" ミサイル発射器をインテグレーションする作業を受注した。期間は 54 ヶ月、訓練弾、イナート弾、M299 発射器×80 セット、試験機材も納入する。FMS ではなくコマーシャル・ベースの取引。2007 年 10 月にフランスの Marignane でインテグレーション作業を開始、2008 年 3 月に飛行試験開始。M299 は重量 145lb、すべての Hellfire II を発射でき、どの種類のミサイルをどんな順番でも発射できる。(Lockheed Martin)
  • 加 MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates) 社はカナダ国防省から、"Polar Epsilon" 計画の定義フェーズ (Definition Phase) 契約を 280 万カナダドルで受注した。北極海とオーシャン・アプローチを対象として、衛星を使ってフルタイムの監視を行うプロジェクトで、最終的には 6,000 万カナダドルの規模となる。使用する衛星は MDA 社の RADARSAT-2 で、まず今回の契約では監視業務に使用する地上管制ステーション×2 基に対する要求仕様を確定する。これを東海岸と西海岸に 1 基ずつ据え付けて、データ処理や意志決定支援を担当させる。(MDA Ltd.)
  • 米 GDEB (General Dynamics Electric Boat) 社は米海軍 NUWC (Naval Undersea Warfare Center) から、次世代潜水艦で操舵に使用する電気式アクチュエータ開発のフェーズ 2 契約を 320 万ドルで受注した。油圧システムに代えて、超高トルクの電気式アクチュエータを使用するもの。導入・維持管理コストの低減と、艦内環境の改善が狙い。DARPA と、米海軍の Tango Bravo 計画の共同プロジェクト。GDEB では Tango Bravo 向けにシャフトレス推進システムも研究している。(GDEB)
  • 米 DRS Technologies 社は米海軍の "Trident Warrior" 演習で、移動しながら X バンドの衛星通信を行う COTM (X-band Satellite Communications-On-The-Move) のデモンストレーションを成功裏に実施した。OFT (Office of Force Transformation) が開発した実験艇・Stiletto がヴァージニア州沖合を 40kt で航走しながら、衛星通信を行ったもの。DRS Codem Systems 社と XTAR 社が共同で、この課題に取り組んでいる。端末機は重量 85lb、データ通信速度は 3Mbit/sec。(DRS Technologies)
  • 米 Lockheed Martin 社は、TSAT (Transformational Satellite) で使用する TMOS (TSAT Mission Operations System) が、SDR (System Design Review) を成功裏に完了したと発表した。TMOS は、TSAT と GIG (Global Information Grid) をインターフェイスするコンポーネント。今回の SDR に続く大イベントは、スペース・セグメントを対象とする RfP のリリースと、それに続くコンペティション。(Lockheed Martin)
  • 米 Data Link Solutions 社と MIDS JTRS Industry and Military Team は、MIDS-JTRS (Multifunctional Information Distribution System Joint Tactical Radio System) の実地デモンストレーションを成功裏に実施した。従来型の MIDS-LVT (Low Volume Terminal) と TACAN (Tactical Air Navigation) ビーコンに MIDS-JTRS を組み合わせて、Link 16 ウェーブフォームを介して位置情報と TACAN 方位情報の送信を行って見せたもの。(Rockwell Collins)
  • 米 Sikorsky Aircraft 社は、アラバマ州 Huntsville の Cummings Research Park に、H-60 Blackhawk ヘリを対象とするインテグレーション施設、Huntsville Technical Integration Center を開設した。近所にある陸軍の Redstone Arsenal と組んで、さまざまな兵装のインテグレーションを実施するための施設。BRAC2005 で、Redstone Arsenal が陸軍兵器開発の中核施設と位置付けられたのに対応した動き。(Sikorsky Aircraft)

Information at your spearhead (うそ) (DID 2007/6/5)
オーストラリア国防省と米 Microsoft 社は、2000 年に締結した Enterprise License Agreement を更新した。計画・研究開発・アクティビティ・プレミアサポートといった分野も対象に含んでいる。オーストラリア軍の IT インフラや、ビジネスプロセスの再編成に際して、両者はパートナーシップを継続することになる。

救難機を救難せよ (DID 2007/6/5)
隣国と同様、カナダでも救難機の代替計画でスッタモンダ。 カナダは西海岸で DHC-5 (CC-115) Buffalo、東海岸で CC-130E/H Hercules を運用しているが、どちらも老朽化が進んでいる。そのため 2004 年に総額 10 億カナダドルを投じて 15 機を調達する代替計画が持ち上がった。
この時点では 2006-2009 年にかけて全機を揃える計画だったが、それより先に CC-130 は飛行時間 4-5 万時間に達して飛行停止。CC-130J の導入について協議してはいるが、実現したとしても 2009 年にならないと登場しないため、2010 年代まで手持ちの機材でどうにかするしかない状況。

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/4)
  • Data Link Solutions 社は米海軍から、MIDS-JTRS (Multifunctional Information Distribution System-Joint Tactical Radio System) PTTs (Production Transition Terminals) を $33,669,887 で受注した。(N00039-00-D-2100)
  • ViaSat 社は米海軍から、MIDS-JTRS (Multifunctional Information Distribution System-Joint Tactical Radio System) PTTs (Production Transition Terminals) を $15,600,724 で受注した。(N00039-00-D-2101)
  • W. F. Magann 社は米海軍から、Norfolk 海軍工廠の第 8 号乾ドック (Dry Dock #8) を改修する作業を、$23,789,519 で受注した。新型原子力空母が装備するバルバスバウがぶつからないように、ドックの長さを延長する。また、作業用のピットや機械・電気関連工事なども実施する。2010 年 7 月に竣工予定。(N40085-07-C-7038)
  • MTU Detroit Diesel 社は米海軍から、FMS 経由でクウェート向けに輸出するディーゼル主機を、$30,546,032 で受注した。クウェート海軍の新型高速艇に装備するもの。(N00104-07-C-K908)
  • Lockheed Martin Systems Integration 社は米空軍から、A/OA-10 Thunderbolt II の PE (Precision Engagement) 改修キットに関する修正契約を、$17,617,414 で受注した。内訳は、PE 改修キット×25、Portable Automated Test Set×30、Throttle Quadrant Tester Upgrade×5、Third SP103 Single Board Computer×25、Stick Grip Attachment×30、Throttle Grip Cover×357。(FA8202-05-C-0004/P00022)
  • Northrop Grumman Space and Mission Systems 社 Space Technology 部門は米空軍から、AIS (Alternative Infrared Satellite。a.k.a. AISS : Alternative Infrared Satellite System) の研究開発に関する修正契約を、$8,000,000 で受注した。システムの要件定義、サブシステムに関する要求仕様の文書化、2007 年 12 月に予定している Key Decision Point B に備えた準備作業などを実施しているもの。(FA8814-07-0002/modification #00001)
  • General Dynamics C4 Systems 社は米空軍から、AIS (Alternative Infrared Satellite。a.k.a. AISS : Alternative Infrared Satellite System) の研究開発に関する修正契約を、$6,419,548 で受注した。システムの要件定義、サブシステムに関する要求仕様の文書化、2007 年 12 月に予定している Key Decision Point B に備えた準備作業などを実施しているもの。(FA8814-07-C-0001/modification #00001).

ドックが消えたら LHD じゃないわな (Contracts 2007/6/1, Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2007/6/4)
Northrop Grumman Ship Systems 社は米海軍から、新型強襲揚陸艦・LHA-6 級の詳細設計・建造に関する修正契約を、$2,400,000,000 で受注した。納入予定時期は 2012 年。(N00024-05-C-2221)
これはいわゆる LHA(R) のことで、Tarawa 級強襲揚陸艦の代替となるもの。多国籍洋上部隊の一員、あるいは ESG (Expeditinoary Strike Group) の旗艦となる能力を持ち、MPF(F) とともに両用戦戦力の基幹と位置付けられる。LHD-8 の設計をベースとしているが、ウェル・ドックを廃止して、格納庫甲板を拡張、整備作業用のクレーンを天井に用意する。また、指揮統制区画・医療施設の仕様変更、航空燃料の増載、航空機用のサポート設備増強を図る。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/4)
  • 米 Boeing 社が開発を進めている極超音速機のデモンストレーター、X-51A Waverider が、最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) を完了した。機体の設計、アセンブリー、インテグレーション、飛行試験計画について審査したもの。米空軍 AFRL (Air Force Research Laboratory) の Propulsion Directorate が主導して、米空軍、DARPA、NASA、Boeing 社、Pratt & Whitney Rocketdyne 社が共同で進めている、スクラムジェット・エンジンを搭載する機体。P&W 製の X-1 エンジン (2 基の製造を予定しているうちの 1 号機) は、FADEC (Full Authority Digital Engine Controller) を使い、マッハ 5 の環境条件をシミュレートして試運転を行っている。ハイドロカーボン燃料とクローズド・ループ方式の熱管理システムを使用している。この後、想定している飛行領域でのエンジン性能に関する検証やリスク評価などの作業を行い、本番の飛行試験は 2009 年に実施する予定。予定している速度領域はマッハ 4.5〜6.5。(Boeing)
  • イスラエルの RAFAEL Armament Development Authority 社は、小型 UAV・SkyLite B の改良型を公表した。レンジは 35km、航続時間 3 時間、秘話デジタル・データリンク付き。基本型の SkyLite B は航続時間 90 分で、データリンクはアナログ式だった。ステルス性を備えて、昼夜を問わずに偵察・監視飛行を行える小型 UAV で、風速 30kt でも運用可能。センサーはジンバルに載せて安定化機構を付け加えた電子光学センサー、それと移動目標の自動追跡機能からなり、高解像度の画像データを送ってくる。航続時間やデータリンクの改良に加えて、組み立て時間の迅速化 (工具不要)、ターンアラウンド時間の短縮といった改良点もある。同社はこれを、イスラエル国防軍の歩兵部隊向け UAV 調達計画に向けて売り込む。(Rafael)
  • イスラエルの Plasan Sasa 社は、米海兵隊から 1,200 両の MRAP を受注した International Military and Government 社に対して、その MRAP に装備する装甲板を納入することになった。Plasan Sasa 社は 1985 年創立の装甲板メーカーで、車輌、航空機、人間用の抗弾ソリューションを開発・製造している。(Plasan Sasa)
  • 米 Northrop Grumman 社は、Newport News 造船所の施設改良が完了したと発表した。作業効率改善のために、桟橋やモジュール艤装施設の改善を実施していたもので、空母の建造やオーバーホールに利用可能な長さ 1,040ft の桟橋、28,000 平方フィートの資材保管エリアを設置、資材移動に使用するクレーンの高さ引き上げや、オフィス・食堂・通路の拡張も実施した。(Northrop Grumman)

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/1)
  • Boeing 社は米海軍から、AV-8B と TAV-8B を対象とする、サポート業務用のウェポン・システム×44 セットを $258,500,000 で受注した。PBL (Performance Based Logistics) 契約の一環で、オプション契約分まですべて実現した場合の総額は $400,000,000。(N00383-07-D-001G) [HISS (Harrier Integrated Supply Support) なる兵站支援業務契約の一環]
  • Lockheed Martin Aeronautics Global Sustainment 社は米海軍から、P-3C の維持管理・回収・機器導入に関するオプション契約分を $133,813,516 で受注した。(N00019-05-D-0013)
  • Raytheon 社は米海軍から、EHF 衛星通信端末 (EHF Satellite Communications Follow-On Terminal Communication Groups P/N: G752718-2)×9 セット、艦載用アンテナ・グループ (P/N: G674898-1)×17 セット (RRCS (Radar Reducing Cross Section) 型×7 セットと非 RRCS 型×10 セット) を、$27,088,193 で受注した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、$38,326,000。(N00039-07-C-0001)
  • クウェートの Public Warehousing 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊を対象とする給養業務などを $2,801,334,120 (上限価格) で受注した。オプション契約分の 1 年目。(SPM300-07-D-3128)
  • General Electric Transportation Aircraft Engines 社は米国防兵站局 (DLA) から、エンジン関連部品 (engine lines) の供給に関する 10 年契約を受注した。基本契約 2 年、2 年単位のオプション契約 4 件という内訳で、今回の受注分は $10,989,292 (上限価格)。(SPM400-00-D-9403)
  • Cutter Aviation 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・空軍・海兵隊向けの燃料油を $6,543,768.33 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0044)
  • Northrop Grumman 社 Integrated Systems Sector・Airborne Ground Surveillance and Battle Management Systems 部門は米空軍から、E-10A に関する修正契約を $12,200,000 で受注した。ECP007 として、BMC2 (Battle Management Command and Control) に関するプレ SDD フェーズ作業を実施、限定的なリスク低減作業を完了させるもの。(F19628-03-C-0014/P00056 (ECP 007))
  • Northrop Grumman Systems 社は米空軍から、CELAMP (Cost Effective Light Aircraft Missile Protection) 計画の SDD フェーズに関する修正契約を $9,871,710 で受注した。AN/AAQ-24(V) LAIRCM (Large Aircraft Infrared Countermeasure) をインテグレーションして、研究室レベルの試験と飛行試験を実施するもの。CELAMP は、以前に Defense Acquisition Challenge Program として実施していたものの発展形で、Raytheon 社が AIM-9X 用のシーカー・テクノロジーをベースにして軽量の IRCM ターレット・Quiet Eyes を海津は、それを LAIRCM システムにインテグレーションするという内容。MH-47、AH-1Z、A-10、MH-53 といった機体への搭載を企図している。(FA8625-07-C-6477)

火炎的斥候 (Contracts 2007/5/31, Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2007/6/1)
Northrop Grumman Systems 社 Integrated Systems Sector は米海軍から、VTUAV (Vertical Takeoff and Landing Tactical Unmanned Aerial Vehicle) の低率初期生産に必要な先行調達の契約を、$13,600,000 で受注した。(N00019-07-C-0041)
これは、米海軍向け MQ-8B Fire Scount に関する案件。米軍の調達プロセスにおける「マイルストーン C」を達成した 3 機種目の UAV (米海軍の機体としては初めて) で、それを受けて低率初期生産への移行が決まったもの。この秋に、ペイロードを搭載した状態でのフライトと、初期運用評価を行い、2008 年に IOC 獲得の予定。LCS (Littoral Combat Ship) に搭載して、リアルタイムの画像情報伝送、情報収集、通信中継、精密目標指示、損害評価といった任務を担当する。主契約社の Northrop Grumman 社の下で、以下の企業が作業を分担している。
  • Cubic Defense Applications (通信)
  • FLIR Systems (BriteStar II センサー・ターレット)
  • GE Fanuc (機体管理コンピュータ)
  • Kearfott (誘導/航法)
  • Lockheed Martin (シップ・インテグレーション)
  • Raytheon (戦術管制システム)
  • Rockwell Collins (アビオニクス)
  • Rolls-Royce (エンジン)
  • Sierra Nevada (自動回収装置 : unmanned common automatic recovery system)
  • Schweizer Aircraft (ベースモデルの Schweizer 333)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/1)
  • 豪 Thales Australia 社は、LAND 116 Bushranger 契約の下で Bushmaster 装甲車 (IMV : Infantry Mobility Vehicle)×143 両を追加受注した。9,900 万豪ドル。5 種類の派生型があり、2009/3/30 までに完納の予定。
  • 南ア Denel Optronics 社は BAE Systems 社に対して、Eurofighter Typhoon で使用する HTS (Head-Tracker System) を納入することになった。ヘルメット・サイトに正しい情報を表示するために必要な、ヘルメットの向きに関する情報を検出するためのメカで、ヘルメットに組み込んだ LED を 3 基の小型カメラで検出・追尾して、そのデータを基にしてヘルメットの向きを計算する仕組み。2003 年に設計・開発契約を受注したのに続くもので、受注額は 2 億ラントほど、今後 4-5 年かけて 450 セットを納入する。Hawk 練習機×24 機と Gripen 戦闘機×27 機を南アフリカが調達した件の、オフセットの一環。今回の契約に先立ち、2 月に 340 万ドル (2,400 万ラント) で、HTS の量産移行に関する契約を受注済み。(Denel)
  • 英 QinetiQ 傘下の米 Foster-Miller 社は、米海軍航空システム軍団 (NAVAIR)・Naval Air Warfare Training Systems Division 麾下の Robotic Systems Joint Program Office から、Talon 爆弾処理ロボットと交換用パーツを 6,390 万ドルで受注した。これで総額 1 億 5,000 万ドル。Talon はすでに、イラクとアフガニスタンで実戦投入している。現地には JRRF (Joint Robotic Repair and Fielding Activity) を開設しており、任務で壊された Talon が毎週 400 台以上、持ち込まれて修理を受けている。損傷したロボットのうち 75% は、この "ロボット病院" で修理を受けて任務に復帰している由。イラクとアフガニスタンで実施している対 IED ミッションは、年間 30,000 件にのぼる。(QinetiQ)
  • 米 Raytheon 社は、AGM-154 JSOW (Joint Standoff Weapon) ブロック II の納入を開始した。価格低減と、ペイロードの種類増加が特徴。Raytheon 社製の Advanced Protection Technology Receiver と Selective Availability Anti-Spoofing Module により、GPS/INS 誘導モジュールの性能も高めている。2005 年にスタートしたコスト削減構想を受けて、機体構造の 25% 以上を再設計、一体構造化やコンポーネントのコスト削減、パーツ数の低減、先進技術の投入といった策を取り入れた。現在、米海軍航空システム軍団 (NAVAIR) から受注しているのは JSOW-C のブロック II。また、BLU-97/B×145 発を搭載する AGM-154A に加えて、BLU-111 (Mk.82 爆弾の弾体に PBXN-109 を充填したもの) を搭載する AGM-154A-1 も開発中。単弾頭化することで、サブミュニッションを散布するよりも付随的被害を抑制できるとしている。(Raytheon)
  • Frost & Sullivan は、厳しい予算状況による影響は不可避ながらも、イラク、あるいはアフガニスタンにおける需要が根強いことから、UAV 市場は成長を続けるという予測を示している。(Frost & Sullivan)
  • 西 Indra 社は、スペイン海軍の揚陸艦 BPE (Strategic Projection ship) こと Juan Carlos I と、補給艦 BAC (Combat Supply Ship) こと Cantabria に装備する電子戦機器を、総額 2,800 万ユーロで受注した。LPI レーダーへの対抗能力を高めた ESM と、NATO のモード 5 に対応する IFF、LANZA-N ベースの対空 3D レーダーといった内容。(Indra)
  • 米 Boeing 社は米空軍から、DRADM-T (Dual Role Air Dominance Missile -- Technology) の次期フェーズ契約を 420 万ドルで受注した。JDRADM (Joint Dual Role Air Dominance Missile) 構想のために開発しているテクノロジーのひとつ。DRADM-T が対象にしているのはミサイルの推進・制御システムで、先に 6 ヶ月に渡って実施したフェーズ I スタディに続いて、今回のフェーズ II ではテクノロジーやコンフィギュレーションを地上試験が可能な段階まで熟成する。JDRADM 計画には Multi-Role Responsive Ordnance Kill Mechanism というプログラムもあり、これも 2006 年に Boeing 社が獲得している。こちらはフェーズ II の設計・開発段階。(Boeing)
  • 加 MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.) 社は DRDC (Defence Research and Development Canada) から、航空機搭載用生物兵器探知装置の開発を 400 万カナダドルで受注した。センサー、処理装置、オペレーター・ワークステーションで構成するもので、数 km 先まで探知可能。2009 年 6 月から納入を開始する。(MDA Limited)

今日のお買い物 (Contracts 2007/5/31)
  • International Military and Government 社は米海軍から、MRAP (Mine Resistance Ambush Protected) カテゴリー I (CAT I)・International MaxxPro の低率初期生産分・1,200 両を、$623,073,400 で受注した。(M67854-07-D-5032/delivery order #0002) [累計受注は 1,700 両あまり、2010 年までに 23,200 両を揃えるという話も]
  • Raytheon 社 Network Centric Systems 部門は米海軍から、艦上、あるいは陸上で使用する MILSTAR 対応の次世代型衛星通信端末・NMT (Navy Multiband Terminal) の開発に関する修正契約を $20,600,000 で受注した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、$959,890,912。カナダ (3.54%)・イギリス (1.68%)・オランダ (0.78%) 向けの FMS 案件を含む。(N00039-04-C-0012)
  • Raytheon 社は米海軍から、AGM-88 HARM (High Speed Anti-Radiation Missile)×250 発にする修正契約を、$8,617,000 で受注した。(N00019-03-D-0009)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、T-45 Goshawk を対象とする Hot Section Reliability Improvement Program にともなう NRE (Non-Recurring Engineering) フェーズ II に関する修正契約を、$7,204,246 で受注した。飛行試験、空母適合性試験、文書類に関連する要変更点の洗い出し、レトロフィット作業を実施する。(N00019-06-C-0309)
  • S&K Sales 社は米海軍から、Ships Stores Program のサポートに必要な補給品を $6,632,727 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年分で、すべて実現した場合の総額は $33,163,635。(N00189-07-D-0078)
  • Kollmorgen 社 Electro-Optical Division は米海軍から、UMM (Universal Modular Mast)×8 セットを $6,580,913 で受注した。UMM は Virginia 級 SSN と Ohio 級 SSGN に装備する非貫通型マストで、センサー用マスト 5 種類 (光学、多機能、統合電子、高速データ通信、映像) で構成する。(N00024-07-C-6227)
  • Scientific Applications International 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの、メンテナンス・補修・補給品供給業務を $107,800,000 (上限価格) で受注した。1 年単位のオプション契約を設定しているうちの 2 年目。(SP0500-04-D-BP06)
  • Longbow 社は米陸軍から、サウジアラビア向け AH-64D Apache Longbow の FCR (Fire Control Radar) に関連するサポート業務を、$28,880,672 で受注した。(W58RGZ-07-C-0129)
  • Raytheon 社は米陸軍から、MIM-104 Patriot 地対空ミサイルを対象とする FY2007 分のエンジニアリング・サービス業務に関する修正契約を、$13,804,125 で受注した。(W31P4Q-04-C-0020)
  • SM Wilson 社は米陸軍から、ミズーリ州 Fort Leonard Wood で実施する兵舎建設作業 (Permanent Party Barracks Phase 2) を $13,525,000 で受注した。(W912DQ-07-C-0022)
  • General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1 戦車を対象とするシステム/テクニカル・サポート業務に関する修正契約を、$11,541,400 で受注した。(W56HZV-07-C-0046)
  • Northrop Grumman Mission Systems 社は米陸軍から、Air and Missile Defense Planning Control System のアップグレード・製造・組み立て・インテグレーション・試験・納入を $8,049,959 で受注した。対象は 32nd Army Air and Missile Defense Command。(W31P4Q-07-C-0212)
  • Signal Technology 社は米陸軍から、Chameleon Phase VI プログラムを $5,491,535 で受注した。窓口は The Defense Microelectronics Activity (McClellan, CA)。(H94003-07-C-0709)
  • McDonnel Douglas 社は米空軍から、GSP (C-17 Globemaster III Sustainment Partnership) に関する修正契約を $12,532,203 で受注した。CATE (C-17 Automated Test Equipment) の追加と、過去に締結した契約の条件変更に伴うもの。コスト削減のための研究も実施する。(FA8614-04-C-2004/P00124)
  • Lockheed Martin Space Systems 社は米空軍から、ELV (EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) Launch Capability) に関する修正契約を、$9,580,281 で受注した。サプライヤーの即応体制を向上させるためのもの。(FA8816-06-C-0002/P00033)
  • Honeywell 社 Defense and Space Electronic Systems 部門は米空軍から、ヘリコプター搭載用の GPS/INS 航法システムに関する修正契約を、$7,422,300 で受注した。対象は CH-47F×700、MH-47×4、F/A-18 用の予備×3、CDR (Contractor Depot Repair)×167 (AH-1W×67、CH-47F×25、HH-60J×5、F-15/F-16×70)。(FA8626-06-C-2065/P00025)
  • Honeywell International 社 Defense Avionics Systems 部門は米空軍から、F-15 用 AIS (Avionics Intermediate Shop) の ATS (Antenna Test Station) と EARTS (Enhanced Aircraft Radar Test Station) を対象とする、老朽化したサブアセンブリーの代わりを開発する作業を $5,501,285 で受注した。プロトタイプのハード/ソフトを設計・製造して試験する。(FA8517-05-G-0001-0015-01)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/6/6)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 91 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 67,652 名、海軍 5,335 名、空軍 6,169 名、海兵隊 6,924 名、沿岸警備隊 359 名。

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戦争・紛争

今日のイラク (AFISNews 2007/6/6)
昨年 10 月以来、イラクで発生した "塩素ガス攻撃" は 15 件に達しており、「アルカイダが、必要とあらば NBC 兵器を使用するであろうことは疑いない」と、国防総省では説明している。初めて塩素ガス攻撃が発生したのは 2006/10/21 のことで、場所は Ramadi。120mm 迫撃砲弾 10 発と 100lb の塩素ガスタンク 2 個を積んだ自動車爆弾を突っ込ませた。そのほか、Fallujah や Balad でも塩素ガス攻撃が発生している。6/3 に Diyla 省の Forward Operating Base Warhorse 近くで発生した攻撃では、爆薬 1,000lb と塩素ガスタンク 2 個を積んだ自動車爆弾が使われた。
聯合軍は Anbar 省で、アルカイダ関連テロ組織のリーダー、Abu Ayyub al-Masri とつながりがあるとみられる容疑者など 2 名を拘束した。先に拘束した容疑者から得た情報に基づくもの。それとは別に、誘拐・殺人容疑で 3 名を拘束。
Mosul では、最近発生した爆弾事件に関わったとみられるアルカイダ関連組織に対する捜索を実施して、1 名を拘束。その際、聯合軍部隊に向かって自動車 2 台が突っ込んできたため、反撃して 1 名を射殺。
Baghdad では、聯合軍がテロ組織のアジトを包囲した上で突入しようとしたところ、通訳の呼びかけを無視して反撃・逃走を企てたために交戦、1 名が死亡、3 名が拘束された。
それとは別にイラク軍が、Adhamiyah にある警察学校のエントランスで爆弾を爆発させようとした女性過激派を射殺。制止を無視してエントランスに接近、衣服の下に爆弾を隠し持っている様子が見て取れたために警告射撃を実施した。件の過激派は訓練生の一群に紛れ込もうとしたため、射撃を実施したところ、自爆した次第。この前日には、警察への志願者・数百名が集まっていた。
Iskandariyah 北西では 4 日、ある民家の近くに対空砲が据え付けられているのを地上軍が発見したため、米陸軍・第 227 航空偵察大隊・第 4 大隊の AH-64 が出動、ミサイル 2 発を撃ち込んで破壊した。過去 3 日の間に合計 7 基の対空砲が破壊されている。
Balad では 6/2-4 にかけてアルカイダ掃討作戦を実施、11 名を拘束したほか、武器集積所 7 ヶ所を発見。完成品の自動車爆弾もあった。まずヘリコプターによる強襲作戦で口火を切り、地元住民からの情報に基づいて武器集積所を発見。
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が Baghdad しないで路傍爆弾攻撃に遭って、Bayji では 13th Sustainment Command 所属の兵士 1 名が IED 攻撃に遭って、Diyala 省では Task Force Lightning 所属の兵士 1 名が爆弾攻撃に遭ったときの負傷が原因で、同じ Diyala 省で敵に撃たれて負傷した Multinational Division North 兵士 1 名が、それぞれ死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/6/6)
アフガニスタン軍と聯合軍は Zabul 省 Qalat 地区で、タリバンと交戦して 10 名を拘束した。タリバンが隠れているという情報に基づいて作戦を発動したところ、現場から RPG 発射器 1 基と RPG 3 発を持って、2 名が逃走しようとしているのを発見。警告射撃を行い、2 名とも拘束した。さらに捜索して、もう 8 名を拘束。
Oruzgan 省 [原文ママ。Uruzgan 省 ?] の Qadam という村落の近所では、アフガニスタン陸軍・第 205 兵団・第 1 旅団に対して、戦力不明の敵軍による攻撃が 2 件発生、聯合軍とともに反撃した。それでも攻撃が続いたため、有利な位置を占めるために移動しつつ航空支援を要請、最終的に 9 名を拘束するとともに武器・弾薬を発見、敵兵 2 名の遺体も見つけた。
Kandahar 省の Shah Wali Kot 地区でも、アフガニスタン軍・第 209 兵団に対して敵襲があり、聯合軍とともに守備位置について反撃、近接航空支援を要請して兵装 3 発を敵陣に投下。4 時間に渡る戦闘で、敵兵 2 ダースほどが死亡したとみられる。

今日のイラク (NavNews & AFISNews 2007/6/5)
USS Nimitz (CVN-68) 搭載の CVW-11 が、OIF ミッションに加わった。現在、ペルシア湾には USS Nimitz 基幹の空母打撃群、John C. Stennis (CVN-74) 基幹の空母打撃群、それと USS Bonhomme Richard 基幹の遠征打撃群がいる。
聯合軍は Fallujah 北東で、アルカイダ関連組織が使用しているという情報があった建物 4 棟に対する捜索を実施。全部で 13 名を拘束したが、これらは自動車爆弾攻撃や狙撃、迫撃砲攻撃に関与した容疑がある。Mosul でも建物 2 棟を捜索して 2 名を拘束、うち 1 名は 5/29 に捕まったテロ組織幹部のアシスタントを務めていた人物。Rusafa では自動車爆弾組織のリーダー 1 名を、Taji では Tarmiyah にあるアジトの管理を担当していたアルカイダ関係者 1 名を、それぞれ拘束した。
Baghdad では、テロ活動容疑者 4 名を拘束。イランからイラクに武器などを密輸している組織に関わりがあると見られている。そのうち 1 名は、攻撃の指揮だけでなく、武器や物資の補給・分配も担当していた。
その Baghdad の東部で 3 日、地元住民からの通報を受けた捜索により、第 82 空挺師団・第 325 空挺聯隊が出動、60mm 迫撃砲を据え付けた現場を発見。聯合軍の外哨に対する攻撃に使おうとしたのではないか、とみている。
Baghdad 南東にあるパトロール基地に対して自動車爆弾攻撃があり、さらに迫撃砲による攻撃が続いて、米軍兵士 8 名が負傷した。聯合軍は航空機と地上軍、UAV で反撃。
Baghdad の Tigris 川西岸・Karkh 地区にある Haifa Street は、米軍兵士の間で "Purple Heart Boulevard" と呼ばれている。ここは現在、米陸軍・第 1 騎兵師団・第 2 旅団戦闘チームの担当地域。25 万人ほどの住民がいる。同隊が作戦を開始した 1 月には、聯合軍に対する攻撃が 87 件、宗派間対立による死傷事件が 53 件発生していた。また、テロ組織やその他のギャング組織の拠点にもなっていて、住民は狙撃などを怖れて外出できず、悲惨な状況だった。その後の掃討作戦実施により、5 月に発生した攻撃事件は 35 件と、60% の減少をみている。宗派間対立の方も 4 件まで減り、これは 94% の減少。また、落書きの消去や弾痕埋め、サッカー場の改善、ゴミ収集、上下水道の復旧、学校の再建など、正常化に向けたさまざまな作業も進んでいるところ。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/4)
米陸軍工兵隊はイラク各地で 20 億ドルほどかけて、400 件ほどの上下水道関連プロジェクトを推進中。すでに 290 件ほどが完成しており、Irbil、Nasiriyah、Sadr City といった場所で稼働を開始している。
Anbar 省で以前に作戦を行った際に得られた情報に基づき、聯合軍は Mosul でアルカイダ関連テロ組織の幹部を拘束。武器密輸組織に関わっていた容疑も。Karmah でも、アルカイダ関連組織のテロリスト 12 名を拘束。幹部に近いところにいる 1 名を含む。
Baghdad では、イランからイラクに EFP などの武器を密輸していた容疑で、秘密組織のメンバー 1 名を拘束。さらに、迫撃砲攻撃の際に弾着観測を務めていた容疑も。ターゲットとなった建物に屋根から突入しようとしたところ、屋根上にいる聯合軍部隊に対して AK-47 で撃ってきたために応射、テロリスト 1 名を射殺した。
イラク軍特殊部隊は Baghdad で、軍閥の幹部を狙った作戦を実施。この幹部、民間人や聯合軍に対して、誘拐、あるいは小火器による攻撃を仕掛けていた容疑がある。さらに宗派間対立を煽ったり、爆弾の設置を指揮していた容疑も。激しい撃ち合いが発生したが、制圧できた。
Baghdad 近くにある Forward Operating Base Warhorse の外で、爆弾が爆発する事件が発生。入口の検問所を狙ったと思われるが、被害はなかった。ただ、爆発の後で煙が発生、一部の兵士が呼吸困難や目への刺激を訴えて治療を受けた。詳細については調査中。
Baghdad 北西で、捜索任務中に爆弾攻撃に遭った米軍兵士 4 名が死亡した。また、Baghdad 東部発生した路傍爆弾攻撃や、Baghdad 西部で発生した爆弾事件でも戦死者が出ている。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/6/4)
Robert M.Gates 国防長官がアフガニスタンを訪問、Hamid Karzai 大統領と会談した。タリバンの春期攻勢がずっこけたこと等から、前途については楽観的な見通しを示している。また、国防長官はアフガニスタン軍・コマンドー部隊の訓練施設 (Kabul 南方にある Morehead Commando Training Center) を訪問した。実はここ、過去にタリバンが訓練キャンプとして利用していた場所。個人、あるいは小規模部隊での戦闘テクニックを、12 週間かけて訓練している。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/3)
5/12 に行方不明になった、米陸軍・第 10 山岳師団の兵士に対する捜索は、依然として継続中。第 10 山岳師団 (軽歩兵)・第 2 旅団戦闘チーム・第 31 歩兵聯隊・第 4 大隊・B 中隊と、イラク陸軍・第 6 師団・第 4 旅団・第 4 大隊が "Operation Polar Charade" を Rushdi Mullah 南西で展開しており、この件に関わりがあるとみられる容疑者 19 名を拘束。また、1 日に Balad AB 南西でアルカイダ関連組織と戦闘を行ったイラク軍が、敵 2 名を殺害、2 名を拘束した。
Baghdad の International Zone では、米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームと、第 1 騎兵師団・第 1 航空騎兵旅団・第 227 航空聯隊・第 1 大隊の AH-64D 攻撃ヘリが交戦、テロリスト 4 名が死亡した。テロリストがロケット発射機を据え付けているのを発見して交戦に発展したもので、現場で車輌 1 両とロケット 10 発を破壊した。
Mosul と Taji では、聯合軍がアルカイダ関係者 7 名を拘束。このうち、Mosul ではテロ組織を仕切っていると見られる 4 人兄弟を狙った作戦で 5 名を拘束、そのうち 2 名が件の兄弟。また、自動車爆弾に仕立てた車輌も見つけた。
その他の作戦は以下の通り。
  • アルカイダ関連組織の幹部 1 名を含む 8 名を拘束、1 名を殺害 (場所不明)
  • Hit で、アルカイダ関連テロ組織のリーダーを追跡、幹部 1 名を含む3 名を拘束。
  • Baghdad 西方で、Baghdad 近隣の Karkah で使用された IED の製造担当者 1 名を含む 4 名を拘束。
  • Baghdad 東方の Adamiyah で、聯合軍に対する攻撃にも関わっていたとみられる自動車爆弾攻撃組織のメンバー 1 名を拘束。
  • 米海兵隊・第 6 聯隊戦闘団とイラク陸軍・第 1 師団・第 2 旅団・第 3 大隊が、Fallujah の Sinaee 地区でトラック爆弾製造現場を急襲、アルカイダ関連組織のメンバー 7 名が死亡、8 名が拘束された。
  • イラク軍が Rawah 近くの土手で、隠匿されていた自家製爆薬 70lb と 57mm ロケット、狙撃銃を発見・押収。
  • 米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームが Baghdad の Sadr City で、地元民からの通報を受けて出動、武器集積所を発見。107mm ロケットの弾頭 20 発。107mm ロケットの完成品 3 発、60mm 迫撃砲、爆発物を入れた砂嚢を発見。
  • Dubai 近くで 5/31 に、米陸軍・第 8 騎兵聯隊・第 2 大隊・E 中隊が、IED を仕掛けている現場を発見して 2 名を拘束。
  • 米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 26 歩兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊が 5/31 に Baghdad の Adhamiyah で、路傍爆弾の起爆担当と見られる不審人物など 3 名を拘束。5/14 に発生した路傍爆弾攻撃や、アルカイダの活動にも関わっていた容疑。
Task Force Lightning 所属の兵士 2 名が Diyala 省で作戦中に負った怪我が原因で、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が Baghdad 西方で IED 攻撃に遭って、Task Force Marne 所属の兵士 1 名が Baghdad 南方をパトロール中に小火器で撃たれて、Task Force Lightning 所属の兵士 2 名が Ninewah 省をパトロール中に小火器で撃たれて、いずれも死亡した。また、Multinational Corps Iraq 所属の兵士 1 名が Zawiyah で小火器で撃たれて、Task Force Marne 所属の兵士 1 名が Baghdad 南西を降車パトロール中に自爆テロに遭って、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が 5/30 に遭った IED 攻撃による怪我が原因で、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が 5/30 のパトロール中に小火器で撃たれた際の怪我が原因で、いずれも死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/6/3)
Khowst 省で、アフガニスタン軍と聯合軍が、アルカイダ関連軍閥の関係者 3 名を拘束。
Helmand 省の Nahr Surkh 地区でも、アフガニスタン軍と聯合軍がタリバン相手の作戦を行い、2 名を拘束。ターゲットに接近した際に撃ち合いが発生したが、アフガニスタン軍・聯合軍は死傷者を出さずに制圧できた。武装勢力側では複数名が死亡。現場の建物はタリバンのアジトになっていた模様。
Kabul で、米軍の兵士 1 名が死亡した。原因は不明。

昨今のイラク (AFISNews 2007/6/1)
Baghdad では米軍の増派により、聯合軍 6 個旅団・24 個大隊が展開している。Baghdad の外縁部では武装勢力による攻撃が多発しており、対策として 6 個旅団・20 個大隊を配備。さらにイラク軍から 79,000 名、イラク警察から 25,000 名も加わっている。1/15 以降に、大隊以上の規模で実施した作戦は 98 件、自動車爆弾工場 6 ヶ所と IED 製造組織 4 件を潰した。武装勢力やテロリスト 837 名が死亡、180 名が負傷。Baghdad だけで 441 ヶ所の武器集積所を発見した (2006 年には全部で 266 ヶ所を発見)。経済面ではこれまでに 32,000 名分の雇用を創出、6 月時点での目標は 40,000 名分。
イラク北部のクルド人地域、Sulaymaniyah、Erbil、Dahuk の各省における治安維持権限、5/30 付でイラク側に委譲された。2003 年からクルド人が自治を行っているエリアで、自治政府がイラクの軍や警察を指揮下に入れて治安維持にあたる。これで 7 省がイラク側の担当になった。

今日のイラク (AFISNews 2007/5/31)
イラク軍特殊部隊が、Muqtada al-Sadr 派軍閥の指揮官を Baghdad 中心部の Kadamiyah で拘束した。武装勢力やテロ組織に対して資金・物資・政治面の支援を行っていた容疑。また、民間人に対する殺人や、聯合軍に対する攻撃、武装勢力の人集めや訓練にも関わっていた容疑がある。
米陸軍・第 1 航空騎兵旅団所属の AH-64D が Radwaniyah 南方で、運河沿いに陣取った不審な車輌を発見。荷台に重機関銃を載せており、さらに側面に銃眼を開けた装甲板を取り付けていた。このトラックに対して Hellfire 対戦車ミサイルを撃ち込んで破壊、民間人の死傷者はなし。
Multinational Division Baghdad 所属の兵士 2 名が、Baghdad 南西で IED 攻撃に遭って死亡した。また、Multinational Division Center 所属の兵士 2 名が路傍爆弾攻撃に遭って、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が 28 日の IED 攻撃による負傷が原因で、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が戦闘任務外の事故で、それぞれ死亡した。
Baghdad の Adhamiyah 地区にある検問所で自動車爆弾テロが発生、米軍兵士 8 名と民間人 3 名が死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/5/31)
Helmand 省の Kajaki 近くで、ISAF のミッションで飛行していた CH-47 Chinook が墜落、乗っていた 7 名が死亡した。内訳は、米陸軍の搭乗員 5 名と ISAF 参加国の兵士 2 名。さらにアフガニスタンの民間人 1 名が乗っていて、墜落後に発生した銃撃戦で負傷した。敵の待ち伏せにあって撃墜された可能性あり。
アフガニスタンの警察と聯合軍が Gawmesak なる村落の近くで、Ghazni 地区のタリバン副指揮官、Haji Salam と、IED の専門家 1 名を拘束した。この 2 名が関与した爆弾攻撃により、過去に民間人数ダースの犠牲者が出ているとされる。
Khowst 省の Khost 地区では、アフガニスタン軍と聯合軍がタリバンの拠点を襲撃、3 名を拘束した。タリバンの活動家がアジトにしていたとみられる場所で、部隊が現地に乗り込んだとき、身元識別用のカードを隠匿している現場を発見している。
Jalalabad ではアフガニスタン軍・聯合軍がタリバンと交戦、タリバン側に死者 6 名、負傷者 1 名が出たほか、4 名が拘束された。

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こぼれ話

スポンサーは大事にしよう (AFISNews 2007/6/6)
米軍は議会向けに、新型装備の展示を実施した。従来型より 8lb 軽量化した Land Warrior、4lb 軽量化して 29lb としたアーマー・タクティカル・ベスト、外部動力不要で 18 名分の糧食を暖めて供することができる Kitchen in a Carton システム、1 日の戦闘行動に必要な 3,000kcal のエネルギーを確保できる FSR (First-Strike Ration)、そして高度 25,000ft を飛行する輸送機からの JPADS (Joint Precision Airdrop System) を使った空中投下デモ、といった具合。

グリペン・カスタマーだよ、全員集合 ! (Gripen International via Defense-Aerospace.com 2007/6/1)
5/26 にチェコの Caslav AB でオープンハウスがあり、20,000 人の入場を予測したところ、40,000 人の入場者があった。チェコ空軍の JAS39C と JAS39D が 1 機ずつお披露目したほか、イタリアで実施中の "Spring Flag" 演習に参加しているハンガリー空軍の JAS39D と、さらにスウェーデン空軍の機体 (F7 Satenas Wing 所属) も加わり、ヨーロッパのカスタマー 3 ヶ国が顔を揃えた。スウェーデン空軍の Gripen が、自国以外でディスプレイされたのは初めてのこと。

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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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