今週の軍事関連ニュース (2007/06/29)
 

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一般ニュース

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/28)
  • アメリカの議会で、「イラクの軍と警察を育成するために多額の資金と時間を投じているにもかかわらず、まだ自力で治安維持を担当できるには至っていない」という趣旨の報告書がまとめられた。(VoA)
  • 米ミサイル防衛局 (MDA) と米 Lockheed Martin 社は、THAAD 用の新型シーカーをテストするための試射を 26 日に WSRM (White Sands Missile Range) で実施した。これまでよりも低い高度の弾道で要撃することを企図しており、大気密度が高い分だけ空力加熱が増す状況下でのシーカーの作動をテストした。今回はシーカーのテストなので、標的ミサイルは使用していない。WSRM での THAAD の試射はこれで終了、次は 9 月にハワイの PMRF (Pacific Missile Range Facility) で試射を予定している。2008 年には、単一のターゲットを対象として 2 回の試射を、それに続いて同時に 2 発のターゲットを要撃する試射を計画している。2009 年に、すべての試験計画が完了する予定。(MDA, DefenseNews 2007/6/27)
  • オーストラリアは Queensland 州中央部の Shoalwater Bay Training Area に、JCTC (Joint Combined Training Capability) なる訓練施設を開設した。オーストラリア軍や米軍が、リアルとヴァーチャルを組み合わせて生成する、込み入ったシナリオの演習を実施できる。施設そのものが米豪両国の共同開発で、2004 年に AUSMIN (Australia-United States Ministerial Consultations) によって設置を決定、アメリカは 1,100 万ドルの資金を投じて技術研究や試験・評価を実施してきた。オーストラリアは 2,900 万豪ドルを投じて、ICT 関連投資などを行ったほか、Exercise Control Building と Urban Operations Training Facility の改良も行った。実施中の演習 "Exercise Talisman Saber 07" で施設の内容を評価して、今後の改良について検討する。(Australian Minister for Defence)

どっちが本当なんだ ? (Defense-Aerospace.com 2007/6/26-27)
米司法省は、BAE Systems 社によるサウジ王族向けの贈賄疑惑に関して公式に調査に乗り出すと決定、その旨、同社に通告した。と BAE Systems 社が発表したのに対して、米司法省は捜査に乗り出した話を認めていない。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/27)
  • オランダ政府はオランダ空軍に対して、次の通告があるまでクラスター爆弾の使用を中断するよう指令した。(Radio Netherlands) [さて、オランダにも MLRS があるけれど、そっちはいいのかな ?]
  • チリ空軍 (FACH : Fuerza Aerea de Chile) がオランダに発注していた中古 F-16A/B-15 MLU×18 機が出揃い、新造機と合わせて 28 機を配備することになった。このうち A/B 型は第 5 航空旅団 (5th Air Brigade。Antofagasta AB) 麾下の 8th Grupo Aereo (戦闘飛行隊) に、新造の C/D ブロック 50 は第 1 航空旅団 (1st Air Brigade, Iquique AB) 麾下の 3 Grupo Aereo に、それぞれ配備する。(Chilean MoD)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/6/26-27)
  • トルコ軍参謀総長は、クルド労働者党 (PKK) 対策としてイラク国内への越境作戦が必要だと主張。
  • ポーランドとアメリカは、GBI×10 発の配備について、9-10 月頃に合意をまとめる見込み。
  • レバノンの Fouad Siniora 首相は、シリアがパレスチナ人キャンプ 2 ヶ所に武器を送り込んでいるとして非難。
  • イラクの Jalal Talbani 大統領は 27 日、警察が使用する武器の供給について中国と合意した、と発表した。警察向けの武器を中国から安く売却するという内容。
  • 中・高々度用 UAV の運用に関して、どちらが主導権をとるかでもめている米陸軍と米空軍に対して、Gordon England 国防副長官は両軍に対し、陸軍の Warrior と空軍の Predator を共同で調達・運用するように、という内容の書簡を送った。以前から空軍は共同調達に乗り気だが、陸軍は自前の UAV を持ちたがっていた。もっとも、陸軍が Joint Forces Air Component Command (Nellis AFB, NV) の創設案を承認したように、すでに協力に向けた動きは進んでいる。このコマンドは、トラックに載せた移動式の指揮管制システム・TAIS (Tactical Airspace Integration System。ノート PC や 3-D グラフィックを利用する)×32 セットをイラクやアフガニスタンに展開させて、UAV の共同運用を実施するもの。
  • ロシアは Topol-M ICBM の量産を開始した。Sergei Ivanov 第一副首相が 26 日に明らかにしたもの。

迎撃成功 (Defense-Aerospace.com & NavNews 2007/6/25)
米ミサイル防衛局 (MDA) は 6/26 に、"分離型 (separated)"、つまりミサイル本体から弾頭が分離するタイプのターゲットを、イージス艦の SM-3 ブロック IA でミッドコース要撃するテスト (FTM-12 : Flight Test Standard Missile-12) を行い、直撃破壊に成功した。2001 年以来通算 36 回目、28 回目の成功事例 (イージス BMD によるものとしては、11 回実施したうち、9 回目の成功)。
SM-3 の発射を担当したのは USS Decatur (DDG-73) で、イージス BMD 3.6 を装備。PMRF (Pacific Missile Range Facility。Barking Sands, Kauai, HI) が標的ミサイルの発射を探知・追跡、弾頭部の分離を検知してから 4 分後に SM-3 を発射、その 2 分後に Kauai 島北西 250 マイルの太平洋上でターゲットを要撃・破壊した。
同艦以外に、AN/SPY-1B レーダーを BSP (BMD Signal Processor) のプロトタイプで強化して弾頭とミサイル本体の識別能力を高めた USS Port Royal (CG-73)、LRS&T (Long-Range Surveillance and Track) を担当するスペイン海軍の MENDEZ NUNEZ (F-104)、USS Port Royal とデータリンクしてデータ交換を実施した THAAD ミサイルの移動式レーダーも、今回の試験に参加した。
過去に日本やオーストラリアの艦も参加しており、同盟国の参加は今回で 3 回目。ちなみに、USS Decatur と USS Port Royal に加えて、USS Gridley (DDG-101) とノルウェーの Fridtjof Nansen が合同で、カリフォルニア沖で CSSQT (Combat System Ship Qualification Trials) を済ませたところ。
現在、イージス BMD 対応のイージス艦が 7 隻、LRS&T 対応のイージス艦が 9 隻あるが、ゆくゆくはイージス駆逐艦 15 隻とイージス巡洋艦 3 隻が、短・中射程の弾道ミサイルに対する要撃能力を獲得する。(MDA, Lockheed Martin)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/25)
  • フィンランド政府は、新しい安全保障・国防政策に関するレポートを来年にリリースする、と発表した。今秋からドラフト作成に着手する。(STT Finnish government news)
  • オランダ海軍の揚陸艦 HNLMS Rotterdam が、イギリスの Plymouth にある Devonport 海軍基地で実施した FOST (Flag Officer Sea Training Organisation) に参加した。イギリス南岸で実施した "South West Lion" なる訓練課程に参加して、オランダ海兵隊の第 2 大隊が上陸演習を実施。(MoD UK)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/6/22-25)
  • 火災に遭って損傷した USS Freedom (LCS-1) の被害額は 350 万ドル、これによるスケジュール遅延は 2 週間とのこと。右舷側のフレーム #45-54、第 1 甲板の CPO 居住区を中心に、兵員居住区や医務室、電気系統、トイレ/シャワー区画 4 ヶ所などにも被害が生じている。火災そのものに加えて、消火のための放水でも被害が出た。
  • インドの Pranab Mukherjee 外相が 6/18-20 にかけてインドネシアを訪問、両国の軍事的関係強化について協議。具体的には、装備の共同調達や産業面の連携など。インドネシアは BrahMos ミサイルの調達にも関心を示す。また、インドはカタールとの間でも、兵器やその他の軍需品を共同生産する合意をまとめている。インドの企業にカタール側が協力する形。
  • EADS 社のドイツ側 CEO・Tom Enders 氏は、Dassault Aviation 社株の放出を検討中と発言。後になってフランス側の CEO・Louis Gallois 氏が「そんな話は出ていない」と否定、EADS 社のプレスリリースでも否定。EADS 社は Dassault Aviation 社株の 46.3% を保有、売れば 37 億ユーロ程度になる。
  • ベネズエラの Hugo Chavez 大統領は、ロシアから潜水艦を購入したいと表明。また、兵器購入について協議するため、ベラルーシとイランを訪問することになった。
  • トルコはクルド人過激派対策として、自国とイラクの境界に緩衝地帯を設定したいと表明、しかしアメリカ側はこれに対して冷たい態度。
  • JCA (Joint Cargo Aircraft) 計画で C-27J Spartan の採用が決まった件について、EADS 社と組んで C-295 を担いだ米 Raytheon 社が、GAO (Government Accountability Office) に異議申立を実施。「こちらの方が提示価格が安かったはずだ。わけわからん」と。その JCA、今から 1 年後にはデリバリーを開始する予定になっており、まず 2008-2011 年にかけて 15 億ドルで 40 機 (陸軍×32、空軍×8) を製造する。ただし陸軍が先行する予定で、空軍が調達を始めるのは 2010 年から。その後、FY2013 までに当初予定の 78 機を揃える。
  • アフガニスタンの ISAF で、装備している HMMWV の装甲が不十分という理由でパトロール任務に出なかったポーランド軍の兵士 11 名が、帰国することになった。この件については、抗命ではないという説明と、抗命だという報道が入り乱れている。ポーランドは ISAF で、Paktika 省と Ghazni 省に展開、さらに特殊部隊が Kandahar 省に展開している。
  • ISAF に 2,500 名を派出しているカナダだが、2002 年以来、合計 60 名あまりの戦死者を出している。国内でも派遣継続に反対する意見があるため、2009 年以降に継続するとしても規模を縮小することになる模様。
  • 在イラク米軍では、イランがイラク国内に武器を供給しているだけでなく、シーア派民兵に対する訓練まで実施していると主張している。
  • オランダは、レバノンの UNIFIL に対する部隊派遣期間を 6 ヶ月延長、2008 年 1 月までとする。

第二の人生 (?) (NavNews 2007/6/22)
米海軍からインド海軍に売却されたドック型揚陸輸送艦 USS Trenton (LPD-14) が INS Jalashwa (LPD 41) と改名、6/22 に NS Norfolk で就役式典を実施した。

Raptor Guardian (AFNews 2007/6/22)
ヴァージニア ANG・192nd FW (Langley AFB, VA) が、F-16 から F-22A への転換を推進中。すでに 20 名以上のパイロットが訓練を済ませているほか、フルタイムで勤務するパイロットの比率も上昇中。

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産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/28)
  • 6/18-22 にかけて実施していた、CV 型 F-35C Lightning II の最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) が、成功裏に完了した。機体と関連システムの熟成度合について評価していたもので、このマイルストーンを突破したことで低率初期生産 (LRIP) への道が拓けたことになる。(Lockheed Martin Aeronautics)
  • イスラエルの IAI 社と独 Rheinmetall Defence 社が、ドイツ連邦軍 (Bundeswehr) 向けの偵察・攻撃用 UAV を共同開発することになった。IAI 社の LM (Loitering Munition) と Rheinmetall 社の KZO を活用してネットワーク化することで、システムを構築する。計画名称は WABEP。(Rheinmetall-Defence AG)
  • 米 Raytheon 社は米海軍から、RIM-116 RAM (Rolling Airframe Missile) ブロック 2 の量産と性能改良を、1 億 4,540 万ドルで受注した。このうち 1 億 550 万ドルが、ブロック 1 の運動性能とセンサーを改良してブロック 2 仕様にするための開発費。ブロック 2 ではデュアルスラスト・ロケットモーターを装備して射程と機動性を改善、カナードも 4 翼構成に変更して個別制御とする。対艦ミサイルの速度や機動性が向上している状況を受けて、対応可能な脅威の幅を広げるのが狙い。Raytheon 社に加えて、パートナーとなる独 RAM-System GmbH 社も、感度を向上させた新型 RF センサーの開発などで参画する。(Raytheon)
  • 仏 DCNS 社 (ex-DCN) の労働組合が政府に対して、FREMM フリゲートの建造などに関わる業務を他の造船所にアウトソースしようとしている件について、「貴重な産業基盤を損なうものだ」と噛みついた。(Mer et Marines.com)
  • オーストラリア軍は、既存の OTH (Over the Horizon) レーダーのアップグレードを決定、今後 5 年間で 3 億 9,300 万豪ドルを投じる。RLM 社は 2 億 6,200 万豪ドルで JORN (Jindalee Operational Radar Networks。Laverton, Western Australia。a.k.a. JP2025) と Longreach (Queensland) のレーダーサイトに対するサポート業務を実施、BAE Systems Australia 社は 1 億 3,100 万豪ドルで Jindalee Facility Alice Springs のレーダーサイトに対するサポート業務を実施する。エンジニアリング、兵站、メンテナンスといったサポート関連手順を標準化、送受信機の整備担当を一本化する。また、将来に向けた能力向上のための調達も実施する。(Australian Minister for Defence)
  • MBDA 社は 2007/6/14 に、AM39 Exocet ブロック 2 の最新型・Mod.2 仕様の試射を、仏国防調達局 (DGA) の Ile du Levant CELM で成功裏に実施した。Charles de Gaulle から発艦した Rafale F3 が 1 時間後に高度 27,000ft でミサイルを発射、超音速で海面に降下して発射 1 分後にシースキミング巡航を開始、3 分足らずで 50km を飛翔してターゲットに突っ込んだ。(MBDA)
  • BAE Systems 社は英国防省から、FV430×400 両を対象とするパワートレインのアップグレード改修を、7,000 万ポンドで受注した。オリジナルの契約は 2005 年に、8,500 万ポンドで受注、500 両を改修することになっていたもの。エンジンや変速機などを換装して、改修後の車輌は FV430 Mk.3 と称する。追加分の契約は 2007 年 9 月に実現、2011 年 3 月に作業を終える予定。そのため、月間 20-30 両ずつの作業が必要になる。(BAE Systems)
  • 韓国は 6/28 に、ミサイル艇 Yoon Young-ha を進水させた。排水量 440t、全長 63m、幅 9m、最高速度 40kt (74km/h)、乗員 40 名。76mm 砲と 40mm 機関砲、SSM は国産の KSSM か Harpoon を搭載する。艇の名前は、2002 年に NLL (Northern Limit Line) で北朝鮮海軍と交戦した際に戦死した兵士にちなむ。(Korean Overseas Information Service)
  • 芬 Patria 社はフィンランド軍資材軍団 (DFMC : Finnish Defence Forces Materiel Command) から、Patria XA-180 装甲車に搭載する移動式レーダー、Target Acquisition Radar 87 のアップグレード改修を 1,000 万ユーロほどで受注した。2008-2010 年にデリバリーの予定。最大高さ 15 m、高度 4,000-5,000m、距離は 75km (ターゲットのサイズによる) をカバーでき、同時に 20 目標 (妨害を受けているときは 10 目標) を監視できる。(Patria)
  • 豪 ASC 社は、AWD (Air Warfare Destroyer) こと Hobart 級の建造に関連する最初の契約、South Australia 州の Hansen Yuncken 社に 1 億豪ドルの契約を発注した。Collins 級潜水艦を建造するために Adelaide の Osborne に 1987 年に開設した施設の改良を行い、AWD の建造を可能にするためのもの。オフィスや作業場の新設など、さまざまな施設改良を実施する。9 月までに設計作業を済ませて、10 月から建設開始、2009 年 10 月に竣工予定。(ASC)
  • イスラエルの民間航空担当機関・CAA (Civil Aviation Authority) は、IAI 社製の MALE (Medium Altitude Long Endurance) UAV・Heron について、非軍事目的の任務飛行で民間空域の飛行を承認した。(IAI)
  • 米 Boeing 社は、1 人のオペレーターが同時に 3 機の ScanEagle UAV を運用するデモンストレーションを実施した。DI-CD (Distributed Information-Centralized Decision) ミッション管制ソフトウェア、Stalker 目標自動追跡ソフトウェア、NATO Standard 4586 に対応する OMM (Open Mission Management) ソフトウェアを組み合わせている。携帯電話での要請を受けた E-3 ブロック 40/45 機上のオペレーターが ScanEagle に指令を出してライブ動画を送信させて、その情報を基に F/A-18 を差し向けてターゲットを攻撃させる、というシナリオ。(Boeing)
  • 米 Textron Systems 社傘下の Textron Marine & Land (TM&L) 社は、M1117 ASV (Armored Security Vehicle) の 1,000 号車を ルイジアナ州 Slidell の個う゛しょうから送り出した。(Textron)
  • 独 Heckler & Koch 社は、CEO を務めている John G. Meyer, Jr. 氏の辞任を発表した。後任は現 CFO の Meyer. Mr. Newton 氏。同氏は過去に、BAE Systems 社で 15 年ほど仕事をしており、2003 年 4 月に H&K 入りした。この他にも役員の人事異動が発生している。(H&K)
  • 米 Lockheed Martin 社が米空軍向けに開発を進めている Space Radar が、予定通りの日程で IBR (Integrated Baseline Review) を完了した。次のマイルストーンは、年末に予定している System Requirements Review。Lockheed Martin Space Radar (SR) チームには、Northrop Grumman Electronic Systems 社も参画しており、2004 年にフェーズ A 概念開発 (Phase A Concept Development) 契約を受注・進行中。(Lockheed Martin)
  • BAE Systems 社と CPU Technology, Inc. (CPU Tech) 社は、M2 Bradley 歩兵戦闘車のヴァーチャル・モデルを共同開発する件について合意した。CPU Tech 社の SystemLab Platform Simulator を活用するもので、車内に設置した電子機器をシミュレートして、サポート業務や老朽化対策の立案に使うのが目的。(BAE Systems)
  • 米 Boeing 社は、KC-X に KC-767 を採用すればテキサス州に年間 1 億 2,500 万ドルの経済効果と 3,000 名の雇用が発生する、とアピール。KC-767 計画に、テキサス州に拠点を置く Vought Aircraft Industries 社が加わっており、胴体や水平尾翼、ドアなどの製造を担当するため。(Boeing)

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/27)
  • Minacorp 社は米国防兵站局 (DLA) から、空軍向けのジェット燃料を $367,298,266.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-1007)
  • Raytheon 社は米海軍から、ESSM×294 発、輸送用コンテナ×68、スペアに関する修正契約を $222,987,079 で受注した。NATO Seasparrow コンソーシアム向け。(N00024-07-C-5431)
  • General Dynamics Electric Boat 社は米海軍から、USS Texas (SSN-775) を対象とする PSA (Post Shakedown Availability) 作業に関する修正契約を $29,817,354 で受注した。所要のメンテナンス、補修、交換、試験などの作業を実施する。(N00024-96-C-2100)
  • R.A. Burch Construction 社は米海軍から、Naval Post Graduate School (Monterey, CA) にある Ingersoll Hall を補修する作業を、$7,459,828 で受注した。この建物には管理部門と訓練施設が入っている。(N68711-02-D-8065/#0006)
  • Honeywell 社 Defense and Space Electronic Systems 部門は米空軍から、組込型 GPS/INS 航法装置×79 セット、EGI (Embedded GPS/INS) マウント×20、EGI のデポ整備×10、EGI レトロフィット・キット×8 (Tri-Service EGI office, Wright-Patterson AFB 経由) に関する修正契約を、$5,579,420 で受注した。(FA8626-06-C-2065/P00028)
  • Manufacturing Technology 社は米空軍から、AVCOM (Advanced Component Obsolesces Management) Loading and Maintenance の作業を $5,307,935 で受注した。(FA8222-05-D-0007-Q902)

24 時間戦えますか (Eurofighter GmbH via Defense-Aerospace.com 2007/6/27, DefenseNews 2007/6/25)
オーストリアは、20 億ユーロで 18 機を発注している Eurofighter Typhoon の調達機数を削減して、経費節減を図りたい考え。18 機から 12 機に削減するという話もあったが、これだと 24 時間フルタイムの防空任務は不可能で、"only in office hours" ということになる。
これが最終的に、15 機に削減することで決着。この 15 機はトランシェ 1 仕様で納入して、空対空任務に特化した内容とする。就役後のサポート経費についても削減する方向で協議中だが、こちらはまだ決着していない。12 機に削減した場合で 4 億ユーロ (就役後のサポート経費も含む) と見込まれた節減額は、最終的に 3 億 7,000 万ユーロ程度になりそう。

F125 フリゲート (Defense-Aerospace.com 2007/6/27)
ドイツ連邦議会 (Bundestag) の予算委員会は、ドイツ海軍向けに F125 フリゲート×4 隻を建造する件を承認した。BAD F 125 コンソーシアム (ThyssenKrupp Naval Systems 社と Friedrich Lurssen Werft 社で構成) が建造を担当、2010 年代半ばに就役の予定。(German MoD)
これを受けて、BWB (Federal Office for Defence Technology and Procurement) と ARGE F125 コンソーシアムは 6/26 に、F125×4 隻の建造契約を締結した。このうち ThyssenKrupp 社は、Hamburg (Blohm + Voss) と Emden (Nordseewerke) で設計・建造を実施して、1 番艦は 2014 年にデリバリーの予定。
F125 の特徴は、多国籍で実施する平和維持・安定化作戦に特化している点。主なスペックは以下の通り。
  • 全長 : 143.00m
  • 全幅 : 18.40m
  • 吃水 : 5.00m
  • 満載排水量 : 6,800t
  • 主機の出力 : 32,000kW
  • 最高速度 : 26kt+
  • 航続距離 : 4,000nm/18kt
(TKMS : ThyssenKrupp Marine Systems)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/27)
  • イギリスとデンマークは、デンマーク軍が保有する EH101 Merlin×6 機をイギリスに売却する件について、MoU に調印した。初号機は近いうちにイギリスに持ち込まれてイギリス軍仕様 (Merlin HC.3A。BERP IV ローター・ブレードや自衛用電子戦機器を装備) への改修を施した後、2008 年に実働可能となる。また、イギリスに引き渡した機体の代替分については、英国防省から AgustaWestland 社に発注して、それをデンマークにデリバリーする。これは、イギリス軍が緊急にヘリを増勢する必要に迫られているための対策で、これ以外に Chinook HC.3×8 機も 2 年以内に実戦展開とする。全部合わせて 2 億 3,000 万ポンドの案件。(MoD UK)
  • 独 BWB は F123 フリゲート×3 隻 (Brandenburg, Bayern, Mecklenburg-Vorpommern) に、ソフトキル装備として MASS (Multi Ammunition Softkill System) の装備を決定、独 Rheinmetall Defence 社に発注した。契約額 640 万ユーロ、2009 年までに装備を終える。同級の Schleswig-Holstein については 2006 年 12 月に MASS の発注契約を締結済みだが、これは UNIFIL に参加するために東地中海展開を予定していたため。MASS はこれまでに、7 ヶ国で合計 88 基の発射機を納入した実績がある。搭載艦は K130 コルベット (独)、SQUADRON 2000 (芬)、Skjold 級 (諾)、Visby 級・Goteborg 級・Malmo 級 (スウェーデン)、Baynunah コルベット (UAE)、Khareef 級 (オマーン) など。(Rheinmetall AG)
  • 米 Raytheon 社は米ミサイル防衛局 (MDA) に、THAAD (Terminal High Altitude Area Defense) 用レーダーの 2 号機を納入した。この後、WSRM (White Sands Missile Range) で最後の領収試験を実施する。このレーダーは X バンドのフェーズド・アレイ・レーダーで、ターゲットの捜索・探知・識別・追跡を 1 台で全部やる。(Raytheon)
  • 英海軍の攻撃型原潜・HMS Trenchant が、2007/6/21 にメキシコ湾で Tomahawk ブロック IV (TACTOM) の試射を実施した。Tomahawk の試射としては通算 454 回目。潜航中に魚雷発射管から発射したミサイルは、GPS 誘導で 500 マイルを飛翔、DSMAC によって Eglin AFB に設置したターゲットに突入した。飛行時間は 75 分。英海軍向けの Tomahawk 導入計画は 1995 年にスタート、すでにブロック III は装備化しているが、現在はブロック IV を魚雷発射管から発射できるようにする作業を進めており、2008 年 5 月に就役の予定。(Several capability enhancements have been realized with the development of Tomahawk Block IV. They include: in-flight retargeting, missile health and status messages, mission planning aboard the launch platform, and battle damage indication messages. Additionally, the program realizes improved affordability with a production cost approximately 50 percent of the cost of a new Block III missile. (NAVAIR)

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/26)
  • Harris 社 RF Communications Division は米海軍から、海兵隊が使用している THHR (Tactical Hand-Held Radio) と DVA (Dual Vehicle Adapter)、それとアンテナを対象とする GSA (General Services Administration) BPA (Blanket Purchase Agreement) 契約を、$211,724,850 で受注した。BPA の期間は 3 年、最大 14,141 基の THHR 装備 DVA と、アンテナ 28,282 セットを対象とする。(M67854-07-A-7063)
  • Global PCCI (GPC) 社は米海軍から、海軍の ESSM (Emergency Ship Salvage Material) を対象とする維持・管理・運用業務を $130,000,000 (見込額) で受注した。ESSM とは Director of Ocean Engineering, Supervisor of Salvage and Diving を対象とするもので、魚礁として使用している沈船に関わるサルベージ、潜水、汚染対応に使用する。(N00024-07-D-4130)
  • Northrop Grumman Newport News 社は米海軍から、USS Enterprise (CVN-65) を対象とする入渠作業 (Extended Dry-docking Selected Restricted Availability) の計画立案と実行を、$20,669,181 で受注した。同艦の定期修理に関連するもの。(N62793-07-C-0001)
  • Simmonds Precision Products (dba Goodrich Fuel and Utility Systems) 社は米海軍から、CH-53 ヘリに装備する IMD-HUMS (Integrated Mechanical Diagnostics and Health Usage Monitoring System)×56 セットに関する修正契約を、$17,076,696 で受注した。(N00019-06-C-0298)
  • Hawaiian Dredging Construction 社は米海軍から、NS Pearl Harbor にあるドック (Bravo Docks 12〜14) の補修・改良工事に関する修正契約を、$11,598,000 で受注した。(N62742-04-D-1302/#0007)
  • General Dynamics Electric Boat 社は米海軍から、USS Virginia (SSN-774) を対象とする PSA (Post Shakedown Availability) 作業に関する修正契約を $10,743,734 で受注した。(N00024-96-C-2100)
  • BAE Systems Australia 社は米海軍から、Nulka Mk.234 Electronic Decoy Cartridge Payload を対象として電磁的な互換性を持たせるためのアップグレード改修を施す作業を、$6,723,377 で受注した。(N00164-05-G-8728)
  • Teledyne Scientific and Imaging 社は米空軍から、ミサイル早期警戒に使用する赤外線センサーを開発する、High Stare なる開発計画を $15,527,890 で受注した。(FA8650-07-C-5414)
  • Integral Systems 社は米空軍から、WGS (Wideband Gapfiller Satellite) Program Operations Readiness をサポートする CCS-C (Command and Control System-Consolidated) の修正作業、追加の訓練、AEHF (Advanced Extremely High Frequency) の仕様明確化に必要なSSS (System/Subsystem Specification) の変更作業を、$5,823,969 で受注した。CCS-C は、米空軍が運用する通信衛星を対象とする指揮管制能力を向上させるプログラムで、DSCS (Defense Satellite Communication System)、Milstar、AEHF、WGS が対象。(F04701-01-C-0012/P00118)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/26)
  • 英国防省はイラク・アフガニスタン派遣部隊向けの UOR (Urgent Operational Requirement) として、従来の車輌よりも火力・機動性・航続性能を改善した 4x4 車輌・Supacat/DML MWMIK (WMIK : Weapons Mounted Installation Kit)×130 両を投入すると発表した。4t 級で、最高速度は 80mph。12.7mm 機関銃、自動擲弾発射器、GPMG などの兵装と兵員 4 名、兵員用の個人装備を搭載する。ただし、装甲防禦は備えておらず、地雷に対する備えの面でも脆弱。(MoD UK)
  • 仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale de l'Armement ) は 2007/6/1 に、Tiger 攻撃ヘリの 10 号機を受領した。配備先は Le Luc にある仏独合同の訓練施設で、年内にさらに 4 機が加わる予定。また、10 機のうち 2 機が Pau の第 5 戦闘ヘリコプター聯隊に配備されている。全部で 80 機の Tiger を調達するが、うち 40 機が火力支援型の HAP、残り 40 機が対地攻撃型の HAD。(DGA)
  • Saab 社は、JAS39 Gripen の改良計画に諾 Thales Norway A/S 社が参画することになった、と発表した。今後 2 年がかりで、衛星通信と広帯域通信の機能を改良する作業を担当する。契約額は 1 億 5,000 万クローネ (2,500 万ドル) 程度となる見込み。(Saab AB)
  • 英国防省が昨年、緊急調達してイラクに送り込んだ Mastiff が、現地の兵士に好評を得ている。これは米海兵隊が使用している 6x6 装甲車・JERRV Cougar のイギリス版で、50 ヶ所ほどの変更点がある。重防御が必要な危険地帯に兵士を投入する場面や、工兵隊、爆発物処理班が使用しているが、十分な防御力を備えている点と、12.7mm 機関銃のような火力がウケている。(MoD UK)
  • 米 General Dynamics Armament and Technical Products 社が開発した携帯式 SAM 対策機材・CMAPS (Counter Man-Portable Air Defense System) が、8 月に China Lake でデモンストレーションを実施する。最近、需要が増している MANPADS (Man-Portable Air Defense Systems) 対策機材で、国防総省から 200 万ドルの契約を得てフルスケールのデモンストレーションを、1,040 万ドルの契約を得て開発作業を実施中。2006 年に TTR (Tonopah Test Range) と China Lake で実施した試験で、30 発を超えるミサイルを探知・追跡できた。地上に設置して離着陸する航空機を防護するもので、ネットワーク化したセンサーで SAM を探知、高出力の赤外線でシーカーを妨害する仕組み。複数の脅威に対応できるし、必要とされる飛行場や市街地に迅速に展開できるとしている。(General Dynamics Armament and Technical Products)
  • 米 EDO 社は、英 Atlas Elektronik UK 社が率いるコンソーシアム "Atlas-QED" の一員として、英国防省から USV に関する研究契約を受注した。USV (Unmanned Surface Vehicle) を用いる対機雷戦に関する案件で、QinetiQ などと組んで 2009 年初頭までにプロトタイプを完成させて、デモンストレーションを実施する。英海軍が進める、FAST (Fast Agile Sweep Technology) 計画の一環。小型の無人艇なら見つかりにくいので、感応機雷 (influence mine) に対する掃海に使いやすいという考え。同社はイギリスだけでなくアメリカからも、無人艇を使った感応掃海技術の開発を受注しているが、こちらは LCS との組み合わせを考えている。EDO 社は感応掃海に関する経験が豊富で、MH-53E ヘリコプターで曳航する Mk.105 磁気掃海具が有名。また、小型の磁気/音響掃海システム・OASIS (Organic Airborne and Surface Influence Sweep) も開発しており、2008 年からの量産開始を見込む。(EDO)
  • 米 Armor Holdings 社は米 AM General 社から、HMMWV (M1151, M1152, M1165) に装備する装甲を 5,000 万ドルで受注した。(Armor Holdings)
  • 米 Lockheed Martin 社と米 Northrop Grumman 社が開発を進めている、TSAT (Transformational Satellite Communications) 用のレーザー通信装置が、RR&SD (Risk Reduction and System Definition) フェーズで TRL-6 (Technology Readiness Level 6) を達成した。これは、TSAT のスペース・セグメントで中核となるレーザー通信装置について、技術的な熟成度を測るために設定したマイルストーンのひとつ。TRL-6 とは、実際の運用環境を想定した状況でプロトタイプを使ったデモンストレーションを実施できる、という意味。Lockheed Martin/Northrop Grumman の 2 社は TSAT 用スペース・セグメントを 5 億 1,400 万ドルで受注・開発中で、コンペティションを経て、2007 年末に勝者に対する発注契約を行う予定。(Northrop Grumman)
  • 仏 Sagem Defense Securite 社は、芬 Robonic Ltd Oy の買収を発表した。Robonic 社は、UAV 用の油圧式カタパルトを開発している会社。Sagem 社が Sperwer の後継機として開発している次世代 UAV で使用する、発進用カタパルトに関連する動き。Kemijarvi に所在する RATUFC (Robonic's Arctic Test UAV Flight Centre) も買収対象に入っている。Sperwer はカナダ・フランス・ギリシア・オランダ・スウェーデンで採用実績がある。新型では、展開能力の改善と兵站支援面の負荷軽減を図る。(Sagem Defense Securite)
  • AgustaWestland 社は、日本での新たなディストリビューターとして海外アビオテック株式会社 (Kaigai Aviotech Corporation) を選定、パリ航空ショーの席で発表した。対象となる機種は、AW119 Ke、AW109 Power、Grand で、いずれも日本の民生市場が対象。(AgustaWestland)

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/25)
  • L-3 Communications Integrated Systems 社 Joint Operations Group は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、兵站支援業務 (CLS : Contractor Logistics Services) に関する修正契約を $600,000,000 で受注した。(USZA22-03-D-0006)
  • Textron Marine & Land Systems 社は米陸軍から、M1117 ASV (Armored Security Vehicle)×369 両に関する修正契約を $255,494,493 で受注した。(W56HZV-05-C-0470) [これで累計受注は 1,729 両、うち 950 両あまりが納入済み。憲兵隊、車両隊の警護、野戦砲兵、COLT (Combat Observation and Lasing Teams) といった用途に使用しており、対テロ戦に 750 両を投入している (Textron)]
  • AM General 社は米陸軍から、HMMWV の追加発注に関する修正契約を $215,203,583 で受注した。(DAAE07-01-C-S001)
  • FLIR Systems 社は米陸軍から、StarSAFIRE センサー・ターレット、$36,485,695 分の delivery order を受領した。原契約は $74,896,591。(W9113M-07-D-0001)
  • Cycle Construction 社は米陸軍から、Southeastern Louisiana Urban Flood Control Project について $8,656,935 分の delivery order を受領した。原契約は $11,271,967。(W912P8-06-D-0087)
  • Bickerstaff Brothers 社は米陸軍から、ルイジアナ州 Madison Parish で実施する治水工事を $8,475,140 で受注した。(W912EE-07-C-0014)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition 社は米陸軍から、小火器用弾薬 $6,063,500 分の delivery order を受領した。原契約は $390,343,284。(DAAA09-99-D-0016)
  • General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1 Abrams 戦車を対象とするシステム・テクニカル・サポート業務に関する修正契約を、$6,000,000 で受注した。(W56HZV-07-C-0046)
  • Bell-Boeing Tilt Rotor Team は米海軍から、MV-22B の LRIP ロット III 量産分×4 機をブロック A/B 仕様に改修する作業 (Engineering Change Proposal V-22-0704) を対象とする修正契約を、$88,131,228 で受注した。(N00019-96-C-0054)
  • M.C. Dean 社は米海軍から、SPAWAR (Space and Naval Warfare) の Systems Center Charleston と European Office を対象とする、C4ISR 関連のシステム・エンジニアリング、調達、インテグレーション、メンテナンス、テクニカル・サポートといった業務を $27,954,990 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$164,013,981。(N65236-07-D-5884)
  • Sikorsky Aircraft 社は米海軍から、MH-60R の製造と維持に関するサポート業務 (プロジェクト管理、エンジニアリング、兵站支援) に関する修正契約を、$18,800,000 で受注した。(N00019-04-C-0115)
  • Lockheed Martin 社は米海軍から、P-3C Airborne Operation Program で使用する IEER (Improved Extended Echo Ranging) CFS (System and Command Function Select) の開発継続に関する修正契約を、$18,005,221 で受注した。(N00421-04-D-0079)
  • QUASAR Federal Systems 社は米海軍から、"Shark Weak Electromagnetic (EM) Field Detection for Moving Objects." (Topic N05-003) プロジェクトに関する SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 契約を $6,000,000 で受注した。海面、あるいは海中の浅いところを移動する小型目標を探知・識別する電磁的 (EM) センサーを開発するプロジェクト。(N68335-07-D-0017)
  • 瑞 Ebrex Food Services Sarl 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍向けに糧食などを供給する業務を $50,885,230 (上限価格) で受注した。(SPM300-07-D-3059)
  • 独 Theodor Willie Intertrade 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍向けに糧食などを供給する業務を $45,570,960 (上限価格) で受注した。(SPM300-07-D-2985)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/25)
  • フランス・ドイツ・スペインの 3 ヶ国は、情報収集用の大型 UAV を共同開発する "Technical Arrangement" について合意した。担当メーカーは EADS Defense & Security 社、Indra 社、Thales 社で、まず 3 ヶ国の要求仕様を実現できるような UAV の要件定義を行う。また、技術・スケジュール・財政面のリスク低減作業も進める。長距離の広域監視能力と速度性能を実現するためにジェット推進で、モジュラー構成をとる構想。(DGA, EADS)
  • Eurofighter Typhoon のパワープラント・EJ200 エンジンが、4 ヶ国を合わせた累計飛行時間 50,000 時間を達成した。(Eurojet)
  • ブラジルにある Eurocopter 社の子会社・Helibras (Helicopteros do Brasil S.A) 社は南ア ATE (Advanced Technology and Engineering) 社との間で、軍用ヘリの新規調達やアップグレード改修に際してシステムの開発・インテグレーション分野で協力する、という内容の合意をまとめた。(Eurocopter)
  • EADS 社と DRS Technologies 社は、アメリカ向けのヘリコプターに搭載するアビオニクスについて協業する、という合意に調印した。製品の製造だけでなく、マーケティングについても協力する。具体的には、EADS Defence Electronics 社の障害物警報システム・HELLAS (すでにドイツの警察やタイ空軍で採用実績あり、NH90 への搭載も視野に入れている) の名前が挙がっている。このシステムはレーザーを使って前方 1,000m までの範囲で障害物を検出、最新型ではディスプレイにグレースケール映像で表示する。(EADS)
  • 仏 Sagem Defense Securite 社と印 HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社は、ジョイント・ベンチャーを設立して、インド向けに慣性航法装置や AFCS (Automatic Flight Control System) の製造・メンテナンスを行うと発表した。両国政府からの承認を待って設立する。(Arianespace)
  • 米 Boeing 社は、Orbital Express システムが 6/16 に、5 時間に渡る作業を軌道上で実施したと発表した。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) の案件として開発している、完全自律型の「軌道上衛星補修システム」で、計画名称は ASTRO (Autonomous Space Transport Robotic Operations)。オンボードカメラとビデオ・ガイダンス・システムにより、Ball Aerospace 社の NextSat を対象とする補修作業を実施した。その際、地上からの介入やデータ交換は一切なく、自律的に作業した由。(Boeing)

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/22)
  • Minacorp 社は米国防兵站局 (DLA) から、空軍向けのジェット燃料を $367,298,266.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-1007)
  • Columbia Sewing 社は米国防兵站局 (DLA) から、海兵隊向けの戦闘服を $8,362,225.70 (上限価格) で受注した。(SP0100-04-R-0118)
  • Raytheon 社は米空軍から、自衛用電子戦システム ASPIS II (Advanced Self Protection Integrated Suite II) に関する修正契約を $115,276,400 で受注した。ギリシア向けの FMS 案件で、F-16 に搭載する。(FA8523-06-C-0027/P00002)
  • Raytheon Technical Services 社は米空軍から、GBU-15/AGM-130 に関するサポート業務契約を $75,000,000 で受注した。アメリカ国内で訓練や WSEP (Weapons System Evaluation Program) に使用する分について、1,710-1,755MHz の周波数帯を空けるために、GBU-15/AGM-130 が装備するデータリンクの改造作業が必要になったもの。機体側のデータリンク・ポッドや試験機材にも改修を施す。対象は、WDL/SDL (Weapon Data Link/Switchable Data Link)×340、AN/AXQ-14 データリンク・ポッド×71、ZSW-1 データリンク・ポッド×21、ポッドと兵装の試験機材×53 セット。(FA8213-07-D-0001)
  • General Atomics 社は米空軍から、MQ-1 Predator/MQ-9 Reaper を対象とする兵站支援業務を、$69,407,519 で受注した。プログラム管理、機体の緊急補修、兵站支援、コンフィギュレーション管理、マニュアルやソフトウェアのメンテナンス、エンジニアリング/テクニカル・サービス業務、専門家の派遣、デポやスペアパーツの管理、といった作業を担当する。(FA8620-05-G-3028/001503)
  • General Atomics 社は米空軍から、MQ-9 Reaper のオプション契約分×4 機と、スペアパーツ、地上機材などの関連アイテムを $43,983,622 で受注した。(FA8620-05-G-3028-0007/P0001)
  • McDonnell Douglas 社は米空軍から、カナダ向けに FMS 経由で輸出する C-17A に関する修正契約を、$31,118,242 で受注した。GSP (Globemaster III Sustainment Partnership program) に関連するもので、FY2007 第四四半期分のメンテナンス、アップグレード、維持管理を含む。(FA8614-04-C-2004/P00193)
  • McDonnell Douglas 社は米空軍から、C-17A 関連のハード/ソフトをアップグレードする修正契約を、$30,000,000 で受注した。生産性と性能の改善が目的。(F33657-01-D-2000/P00021)
  • VT Halter Marine 社は米海軍から、エジプトに FMS 経由で輸出するミサイル艇×3 隻に関連する先行調達 (LLTM : Long Lead-Time Material) に関する修正契約を、$41,534,132 で受注した。FY2008 に実施するフェーズ II 詳細設計と、建造の作業に関連するもの。ハードウェア、ソフトウェア、ライセンシング、デザイン・エンジニアリング、プロダクション・エンジニアリング、建造、試験、文書作成、プログラム管理といった業務が含まれる。(N00024-06-C-2212)
  • SERCO 社は米海軍から、航空管制システムに関するシステム・エンジニアリング、導入、テクニカル・サポート業務に関する修正契約を、$11,500,000 で受注した。オプション契約分まですべて実現したときの総額は $61,350,798。(N65236-02-D-3712)
  • 英 BAE Systems, Land Systems (Weapons and Vehicles) 社は米海軍から、Joint Assault Bridge Launcher×6 セットを $9,499,998 で受注した。(M67854-05-D-5017/#0007)
  • BAE Systems San Diego Ship Repair 社は米海軍から、Arleigh Burke 級イージス駆逐艦を対象とする PSA (Post Shakedown Availability) 達成に必要な作業の修正契約分を、$7,432,062 で受注した。(N00024-03-C-2307)
  • Marine Hydraulics 社は米海軍から、USNS Sacagawea (T-AKE-2) を対象とする 改修作業を $6,911,992 で受注した。完成した艦に対して、装備品や仕様の変更を実施するもの。(N40442-07-C-3002)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/6/22)
  • インド陸軍が BrahMos ミサイルの受領を開始した。発射には移動式の TLC (Transport Launch Canister) を使うが、この TLC は輸送/保管用コンテナの機能も兼ねている。3 個聯隊への配備を計画しているが、まず 1 個聯隊分の配備が承認されている。(Indian MoD)
  • POGO (Project On Government Oversight) が、「CH-47 Chinook はダウンウォッシュの激しさに起因する視界不良で事故を起こしているので、空軍が CSAR-X として HH-47 を採用したのは不適切だ」と主張している。(POGO)
  • Eurocopter 社は英国防省から、英空軍の Puma Mk.1 を対象とする延命改修 (Life Extension Programme) のアセスメント・フェーズ契約を受注した。今後 1 年がかりで作業を進める。Puma Mk.1×35 機に対して、グラスコックピット化、Turbomeca 社製 Makila エンジンの装備、通信・航法機器の更新、自衛装備の搭載といった改修を施す。改修後の機体は Puma HC.2 と称し、2022 年まで運用を継続する。(Eurocopter)
  • 米 GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) 社は、ドイツ向けの Predator B の売り込みについて、独 Diehl BGT Defence 社と協力することで合意した。ドイツは SAATEG (System fuer die abbildende Aufklaerung in der Tiefe des Einsatzgebietes、戦域内偵察の意) という計画名称で、MALE (Medium-Altitude Long-Endurance) UAV の導入を計画しており、2010 年の IOC 獲得を目指している。Predator B は Predator を大型化・ターボプロップ化した機体で、ペイロードは 5 倍 (機内 8500lb、機外 3,000lb)、航続時間 30 時間、最高速度 445km/h、高度 50,000ft でも運用可能。(GA-ASI)
  • スペインは、導入を決めている NH90×45 機に装備するエンジンとして、米 General Electric 社の CT7-8F5 を採用した。開発・製造にはスペイン企業も参画する。CT7 とは米軍でいうところの T700 のことで、CT7-8 シリーズはすでに、NH90 以外に S-92、EF101、UH-60M といった機体で採用実績がある。(GE Aviation)
  • USJFCOM では、狙撃や迫撃砲攻撃を受けたときに射手の居場所を突き止める、ShotSpotter システムのテストを進めている。音響センサーを用いて位置を標定、ノート PC や PDA にデータを表示するもので、リアルタイムに近い処理が可能。さまざまな騒音があふれている市街地での戦闘でも、位置を評定して兵士の助けになれるという触れ込み。もともと法執行機関向けに開発した製品だが、それを USJFCOM が 2004 年から評価し始めた。さらに "Cursor on Target" 機能を追加して、ネットワーク経由でデータを共有する改良も施している。(USJFCOM)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、UAE 向けのパイロット訓練に関する FMS の通告を実施した。すべてのオプション契約が実現したときの総額は 2 億 100 万ドル。訓練業務に加えて、20mm 機関砲弾 105,000 発、機体の改修キット、メンテナンス、アメリカ本土 (CONUS) で実施する訓練プログラムへの参加、F-16C/D-60 への転換前に実施する Introduction to Fighter Fundamentals 訓練、F-5B を使った移行訓練とその後の追加訓練、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、兵站支援業務などで構成する。訓練実施場所はテキサス州の Alliance International Airport。(DSCA)
  • MBDA 社は、5/22 に JAS39 Gripen を使って、Meteor 空対空ミサイルの CD (Control and Dispersion) 試験を成功裏に実施したと発表した。これまで、さまざまな条件下での試験を実施してきており、ブースト段階からサステイン段階への移行、飛行制御アルゴリズムの出来、発射前の機体からミサイルへのデータ受け渡し、ECM/クラッター環境下でのシーカー部 (Seeker Air Carry and Hardware in the Loop) の動作、といった項目を検証してきている。(MBDA)
  • 伊 Alenia Aeronautica 社はパリ航空ショーで、Sky-Y なる MALE (Medium Altitude Long Endurance) UAV を公表した。先にスウェーデンの Vidsel AB で初飛行を行い、安定性・機動性・加速性・動力性能・上昇性能・速度性能を検証した。トラブルはなく、見込み通りの結果だった由。この機体は高度 8,000m で 12 時間に渡って監視ミッションを遂行可能。機体は炭素繊維複合材料製で、重量は 1t ほど、動力源は自動車用から派生したディーゼル・エンジンで、センサーとデータリンク機器を搭載する。その Alenia 社では、次世代 UAV として Molynx を開発中。(Alenia Aeronautica)
  • 米 Northrop Grumman 社は、RQ-5 Hunter UAV が累計飛行時間 50,000 時間を達成したと発表した。Northrop Grumman 社が運用する MQ-5A と、米陸軍が運用する MQ-5B があり、RSTA (Reconnaissance, Surveillance, Target Acquisition) ミッションを担当している。また、Viper Strike などの兵装も搭載可能。米陸軍初の UAV となった MQ-5A に続いて、改良型の MQ-5B ではリアルタイムの動画実況が可能となり、軍団・師団・旅団レベルで運用する。また、この機体は重質燃料で飛行可能。センサーの改良も続いており、飛行制御コンピュータやミッションコンピュータ、LN-251 慣性航法装置と GPS、データリンク機器の小型化、AN/APX-118 IFF トランスポンダーといった装備が加わっている。(Northrop Grumman)
  • 米 GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) 社は、Predator UAV が累計飛行時間 30 万時間を達成したと発表した。そのうち 80% が戦闘任務中のもの。6/15 に OIF で武装偵察ミッションを実施した "P-135" 機が、30 万時間目を記録した。過去半年ほどは月間 8,200 時間のフライトをこなしており、稼働率も高いとしている。ちなみに、「911」の前後で月間飛行時間が 800 時間から 11,000 時間に跳ね上がった由。1993 年以来の累計製造機数は 250 機を超えている。Predator A に続いて、空軍に Predator B (MQ-9 Reaper)、陸軍に Sky Warrior ARS (Armed Reconnaissance System)、米海軍、CBP (Customs and Border Protection)、NASA、海外カスタマーとしてイタリア空軍とトルコ陸軍がある。(GA-ASI)
  • 2007/4/26 に実施した前回の試験に続いて、空母 Charles de Gaulle に載せたフランス海軍の Rafale M が地中海の Landes ミサイル試験センターで、AASM 誘導爆弾の試験投下を実施した。曇天下でも正常に機能することを確認して全天候性能を実証、2 発を連続投下して同一ターゲットに弾着させている。(Sagem Defense Securite)
  • AN-124-100M-150 が、AR IAC (Aviation Register of Interstate Aviation Committee) の形式証明を取得した。これは An-124-100 の改良型で、ペイロードを 120t から 150t に増加、最大離陸重量と最大着陸重量を引き上げて、航続距離も延伸した。また、搭乗員を 6 名から 4 名に削減、前部カーゴランプを強化して貨物積み下ろしの効率化を図っている。まず 4 クルーでの試験飛行を 36 フライト・77 時間、次に 2 機で世界 50 ヶ国に飛んで貨物揚搭の試験を 604 フライト・2,580 時間、最後に航法機能 (B-RNAV : Base Area Navigation, P-RNAV : Precise Area Navigation) を検証した。(Antonov ASTC)
  • Elbit Systems 社傘下の El-OP (Electro-Optics Elop Ltd.) 社と伊 Elettronica 社は、DIRCM (Direct Infra-Red Counter-Measures) の共同開発推進について合意した。ヘリコプターやワイドボディ旅客機への搭載を企図している。El-OP 社はイスラエル政府の Center for Excellence for Electro-Optics Applications に 1980 年代から参加して、この分野での経験は豊富。共同開発するシステムの名称は "MUSIC" といい、ファイバー・レーザーをターレットに組み込んだ構成をとる。たいていの MAWS (Missile Approach Warning Systems) と組み合わせて動作でき、たいていの DASS (Defensive Aids Sub System) へのインテグレーションに対応。(Elbit Systems)
  • ノルウェーの政府と産業界からの招待を受けて、Saab 社はノルウェーに持株会社・Aker Holding AS を設立した。出資額は 12 億クローネ。この Aker Holding AS が、石油・ガス関連の建設やエンジニアリングを行っている企業・Aker Kvaerner ASA 株の 40.1% を保有する。Saab にとってはノルウェーでのビジネスの機会拡大となるが、それだけでなく、スウェーデンとノルウェーの両国にとっても得るものが大きいとされる。また、Saab 社は安全保障・水中関連・指揮管制装置といった分野に強いので、両者の相乗効果も期待されるところ。(Saab AB)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/6/21)
  • 米英両国は、アメリカからイギリスへの兵器輸出を容易にするための条約 (Defense Trade Cooperation Treaty) について、ドラフト版をまとめた。主要な装備品の対英輸出に際して、輸出許可 (ライセンス) を不要とする内容。これにより、イギリス軍が装備の入手を早められるほか、両国間での技術情報交換が迅速になって研究開発が早く進む効果も期待される。ただし、実現に際しては米上院の承認が必要。
  • 米 General Dynamics 社は 2005 年から、携帯式 SAM の IR シーカーをレーザーで妨害して無力化する、CMAPS (Counter Man-Portable Air Defense System) を開発中。2006 年に、TTR (Tonopah Test Range, NV) と NAWS (Naval Air Weapons Station) China Lake でテストを実施済みで、さらに先月にはインディアナ州の Camp Atterbury でもテストして、SAM を無力化できることを実証している。これを受けて SDD フェーズに移行、18 ヶ月以内の配備実現を目指す。
  • 米海兵隊は、イラクやアフガニスタンで使用している翻訳装置の性能が不十分だとして、改良型の機材を配備する必要性を主張。そのほか、地上戦訓練用のシミュレータ、敵味方識別を確実に行える改良型光学機器、個人用戦闘装備の軽量化、兵站面の改良、通信機材の改良、IED の探知・破壊技術といった課題も挙げている。
  • トルコの初等練習機調達計画で、伯 Embraer 社を下して韓国の KAI 社が勝利、KT-1×54 機を納入することになった。4 億 5,000 万ドルの取引。
  • 米 FLIR Systems 社は CBP (Customs and Border Protection) から、Ranger III マルチセンサー熱線映像装置を 600 万ドルで受注した。

New eyes of JASDF (DID 2007/6/22)
空自・第 501 飛行隊が配備している RF-4E の代替となる F-15J 改修機に装備する合成開口レーダー (SAR : Synthetic Aperture Radar) ポッドについて、米 Lockheed Martin 社が担当することになる模様。RecceLITE や SHARP、LITENING といった光学式偵察ポッドと違い、SAR なら曇天や夜間でも高品質のレーダー映像を得られる。UAV ではイギリスの Watchkeeper のように小型 SAR を装備する事例があるが、F-15J のものはもっと大型で、覆域や能力も向上する。得られたレーダー映像はデータリンクで地上側に送り、リアルタイムで見られるようにする。

NOCTIS IN DIES (DID 2007/6/22)
Elbit Systems 社は、NATO 加盟 2 ヶ国から暗視装置と HUD (ANVIS/HUS : Aviator's Night Vision Imaging System/Head-Up Displays) を受注、総額 1,400 万ドル。ヘリコプター搭載用とのこと。ANVIS/HUD は米軍が 1990 年代半ばから導入開始、20 ヶ国で 5,000 機以上の装備実績があり、機種も H-60、CH-53、CH-47、CH-46、V-22、AH-1、UH-1、Super Puma、Cougar と多種多様。Elbit 社はさらに、ハイエンド製品として HeliDASH を売り出しており、Thales 社の TopOwl と張り合っている。TopOwl は Tiger、Rooivalk、NH90、UH-1Y、AH-1Z といった機体で採用実績がある。

今日のお買い物 (Contracts 2007/6/21)
  • FLIR Systems 社は米海軍から、AN/AAQ-22X ターゲティング・ポッドの製造・補修・スペアパーツ供給を、$9,424,120 で受注した。海兵隊の UH-1 に搭載するもので、昼夜両対応のセンサーとレーザー目標指示機能を持つ。(N00164-07-D-8577)
  • CommIT Enterprises 社は米海軍から、Space and Naval Warfare Systems Center (Charleston, SC) を対象とするエンジニアリングとインテグレーション・サポートの業務を、$8,657,277 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年分で、すべて実現した場合の総額は $44,998,486。(N65236-07-D-6875)
  • Blackbird Technologies 社は米海軍から、Tagging, Tracking and Locating デバイスを $7,404,500 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$28,000,000。(N65236-07-D-5114)
  • Raytheon Technical Services 社は米海軍から、AN/APG-65 レーダーのコンポーネンツ補修業務を $5,219,317 で受注した。既存の BOA (Basic Ordering Agreement) を対象とする delivery order。(N00383-04-G-011F/#7202)
  • Crown Clothing 社は米国防兵站局 (DLA) から、海兵隊向けのコート類を $8,459,421.84 (上限価格) で受注した。(SP0100-05-D-0504)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/6/27)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,254 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 76,518 名、海軍 4,961 名、空軍 5,893 名、海兵隊 5,986 名、沿岸警備隊 358 名。

監視・偵察もやるぞ (AFNews 2007/6/21)
米空軍の情報部門・AIA (Air Intelligence Agency) が、2007/6/15 付で Air Force ISR Agency に改称した。

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戦争・紛争

今日のイラク (AFISNews 2007/6/27)
Baghdad で、米陸軍・第 28 歩兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊の兵士が、浴室のパイプに手を縛り付けられた状態で拘束されていた男性 1 名を救出、容疑者 2 名を拘束。聞き込みを行ったところ、この建物は Rashid 地区で活動する過激派の拠点になっていたとこのこと。Rashid 地区では第 18 歩兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊も、暴行に使われていた建物を発見、被害者 1 名を救出している。また、この現場は自動車爆弾の製造拠点にもなっていた。さらに別件でテロリスト 6 名を拘束している。
Mosul では、第 17 騎兵聯隊・第 1 大隊の攻撃ヘリが、20 名ほどの武装勢力と交戦。敵が小火器で撃ってきたのに対してロケット弾と機関銃で反撃。この交戦のトバッチリで、地元住民 1 名が死亡、2 名が負傷、建物 8 棟が壊された。それとは別件で、合計 8 名を拘束、機関銃や自動小銃、銃弾を発見している。
Nasiriyah では、イラク軍特殊部隊と警察、イラク軍が、Jaysh Al-Mahdi (JAM) 関連とみられる武器集積所を発見、容疑者 1 名を拘束。60mm 迫撃砲弾 30 発、120mm 迫撃砲弾 2 発、155mm 砲弾 40 発、240mm 迫撃砲弾 30 発、対空砲があり、移動しても問題ないと判断したため、念のために住民を避難させてから搬出した。これとは別件で、イラク軍と聯合軍が Tal Afar で 25 名の武装勢力を拘束。
Baghdad の Salman Pak 南東では、武装勢力が陣取っているところに英空軍の Tornado GR.4 が 2,000lb 爆弾を投下、敵 6 名が死亡。件の武装勢力は、警察署と検問所を襲撃して、監視塔と車輌 4 台を破壊した後でモスクに逃げ込んで屋根上から検問所を攻撃、さらに別の建物に逃げ込んだところを爆撃された。また、米陸軍の OH-58D も 30 名ほどの武装勢力と交戦、12.7mm 機関銃とロケットを発射した。
Baghdad 南西ではテロ組織の幹部を狙った作戦を実施、敵 1 名が死亡、1 名を拘束。件の幹部は車輌や爆弾製造材料の供給を担当していたとされる。Mosul でも、IED 攻撃を指示していたとされるアルカイダ関連組織の幹部を狙った作戦を実施、件の人物は死亡。Bayji でも同様の捜索を行い、1 名を拘束。
米陸軍・第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 16 歩兵聯隊・第 2 大隊は、Baghdad 東方 Kamaliyah で、"Operation Council Grove II" を実施して 6 名を拘束。Taji 北西では、Multinational Division Baghdad 麾下、第 1 騎兵師団・第 1 旅団戦闘チームが航空強襲作戦を実施、3 名を拘束。IED 攻撃の容疑。
Baghdad 南方ではイラク軍が、アルカイダ関連組織の幹部 2 名を拘束。こちらも IED 攻撃の容疑があり、さらに地元住民に対する暴行、外国人テロリストの手引き、武器密輸の容疑も。現場では武器と多額の現金を発見。
Baghdad に向かう Route Tampa では、"Operation Crazyhorse Thunder" に参加している第 10 山岳師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 89 騎兵聯隊・第 1 大隊の兵士が、Abu Shiekan と Abu Hillan で 7 名を拘束。 IED 攻撃の容疑。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/26)
聯合軍は Baghdad 南西で建物 4 棟を襲撃、その際の交戦で敵 1 名が死亡した。自動車爆弾の製造に必要な、車輌などの供給を担当しているテロ組織の幹部を狙った作戦。
Mosul では、IED 攻撃を行っているアルカイダ関連組織の幹部を狙った作戦を実施、ターゲットの幹部は死亡した。
米陸軍・第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 16 歩兵聯隊・第 2 大隊が Baghdad 東部の Kamaliyah で、"Operation Council Grove II" を実施、6 名を拘束。第 1 騎兵師団・第 1 旅団戦闘チームは Taji 北西で、IED 攻撃に関わった容疑で武装勢力 3 名を拘束。Baghdad 南方ではイラク軍が、アルカイダ関連組織のリーダー 2 名を拘束、大量の武器を押収。こちらも IED 攻撃に関わった容疑があり、さらに地元住民に対する攻撃や、外国人テロリストの手引き、武器密輸の容疑も。
Baghdad に通じる Route Tampa では、米陸軍・第 10 山岳師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 89 騎兵聯隊・第 1 大隊が "Operation Crazyhorse Thunder" を実施、7 名を拘束。Abu Shiekan と Abu Hillan を拠点にして、IED 攻撃を仕掛けていた容疑。
Baghdad の Al-Monsur Hotel で、地元の関係者が和平に向けた協議を行っている現場を狙った自爆テロが発生、犯人はホテルのロビーに乗り込んできたところで爆弾仕掛けのベストを起爆させた。9 名が死亡、11 名が負傷。警察に加えて、近くをパトロールしていた第 1 騎兵師団・第 9 騎兵聯隊も救援に駆け付けた。
Mosul の Al Sijin 界隈では自動車爆弾テロが発生、2 名が死亡、14 名が負傷、地元の店舗 20 件と車輌 7 台が損害を受けた。
Task Force Marne 所属の兵士 1 名が Baghdad で小火器で撃たれて、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が 23 日に Baghdad 東方で路傍爆弾攻撃に遭った際の負傷が原因で、それぞれ死亡した。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/25)
"Operation Arrowhead Ripper" の 6 日目、イラク陸軍と、Task Force Lightning 麾下、米陸軍・第 20 歩兵聯隊・第 5 大隊が Baqubah 近くの Khatoon で、拷問部屋を発見。地元住民からの情報を得て捜索を実施したところ、5 名の遺体が隠蔽されているのを発見、さらに血染めになった布も見つかった。多数の部屋があり、窓には鉄格子が嵌っていたほか、隠蔽用の隠し場所が設置されているケースも。
Baqubah では第 23 歩兵聯隊・第 1 大隊が、ブービートラップを仕掛けた建物を発見。これまでに、Baqubah 界隈では武器集積所 23 ヶ所を発見、IED 52 個を発見して処分、ブービートラップを仕掛けた建物は 17 棟にのぼる。また、一連の交戦で敵 58 名が死亡、60 名が拘束された。
聯合軍は Mosul で、当地のテロ組織リーダー、Khalid Sultan Khulayf Shakir al-Badrani (a.k.a. Abu Abdullah) を殺害。誘拐や自爆テロ、外国人テロリストの手引きに関わっていたとされる。
Baghdad の Sadr City では聯合軍部隊とテロリストの撃ち合いが発生、敵 4 名が死亡。航空攻撃で制圧したものの、地上部隊がターゲットに突入したところ、まだクルマを盾にして撃ってきたため、戦車砲でクルマごと吹っ飛ばした。また、Baghdad 北部では自動車爆弾攻撃を行っていたアルカイダ関連組織の幹部を狙った作戦を実施、15 名を拘束。別件でも 13 名を拘束。
Fallujah では 6/13 と 6/16 に、アルカイダ幹部を狙った作戦で合計 13 名を拘束。別件で、外国人テロリストの手引きをしていた人物なども拘束。
Baghdad 南方では、イラク軍がアルカイダ関連組織の幹部 2 名など 8 名を拘束。地元住民に対する攻撃、外国人テロリストの手引き、武器の密輸、負傷したテロリストの移送といった容疑。Multinational Division Baghdad 麾下、第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームも Adhamiyah 地区で 2 名を拘束。23 日に発生した路傍爆弾攻撃に関わった容疑。Baghdad 北西では別件で、自動車爆弾攻撃に関わった容疑者を拘束。
第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 23 歩兵聯隊・第 2 大隊が 23 日、数次に渡って小火器で攻撃されて反撃、一連の交戦で敵 6 名が死亡。
Taji 西方ではアルカイダ関係者を狙った航空強襲を実施、4 名を拘束。うち 1 名は今週初めに発生した爆弾事件に関わった容疑。その Taji の Ahmad Al Hussein 界隈では、自爆テロの容疑者 1 名を拘束。Mualameen 界隈では第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームが、路傍爆弾を設置していた犯人と交戦、敵 3 名が死亡。
"Operation Marne Torch" の支作戦として実施した "Operation Bull Run" で、路傍爆弾 5 個と車輌 2 台、武器集積所 2 ヶ所を発見。Baghdad 北方では、第 25 歩兵師団・第 509 空挺聯隊が武装勢力を狙った航空強襲を実施、5 名を拘束。
Mosul では地元住民からの情報を得て、イラク軍と聯合軍が自家製爆薬や自動車爆弾の製造施設を発見。
Baghdad の Rashid 地区では、第 28 歩兵聯隊・第 1 大隊が武器集積所を発見。PKM 機関銃と予備銃身、弾薬 400 発、RPG、AK-47、ボルトアクション式ライフル、小火器用弾薬、爆弾製造材料、抗弾ベストを発見。第 12 歩兵聯隊・第 2 大隊も East Rashid で武器集積所を発見。こちらは自家製爆薬、RPG、雷管、弾薬、爆弾製造材料といった内容。さらに未完成品の自動車爆弾、アセチレンタンク、その他の化学薬品も発見。
Task Force Marne 所属の兵士 1 名が Baghdad で、小火器で撃たれて死亡した。また、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 1 名が、23 日に路傍爆弾攻撃に遭ったときの負傷が原因で死亡した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/6/24)
Ghazni 省の Giro 地区で、アフガニスタン軍と聯合軍がアルカイダの拠点 3 ヶ所を襲撃、合計 20 名を拘束した。RPG と機関銃を撃って抵抗してきたが、抵抗した敵は反撃により死亡。民間人の被害はなし。現場のひとつを捜索したところ、ロシア製の機関銃と銃弾 250 発、AK-47 自動小銃、破片手榴弾 2 発を発見。
Helmand 省の Washer 地区、Langar という村落の近くでは、アフガニスタン軍と聯合軍が敵と交戦、航空支援を要請して反撃。敵に増援が加わったせいもあり、交戦は終日、続いた。地上部隊は防御位置について攻撃ヘリと航空機に攻撃させて、敵 12 名が死亡。聯合軍とアフガニスタン軍も 1 名ずつの戦死者を出した。
Kandahar 省の Shah Wali Kot 地区、Sayed Nabi という村落の近くでは、アフガニスタン陸軍・第 209 兵団・第 1 旅団・第 2 大隊と聯合軍が、勢力不明の敵から機関銃で撃たれる事件が発生、反撃するとともに敵を追跡、7 時間ほどの交戦で敵 20 名ほどが死亡した。
Oruzgan 省 (原文ママ。Uruzgan ?) 省 Shaheed Hasas 地区では、アフガニスタン陸軍・第 205 兵団と連合軍が陣取る基地に対するロケット攻撃が発生、発射位置に部隊が急行して交戦、Mjani-Do という村落の近くで複数の敵が死亡。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/24)
聯合軍が Hawija 南方で、外国人テロリストの手引きをしているアルカイダ関係者をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で敵 4 名が死亡、14 名が拘束された。このとき、テロリスト 4 姪がクルマで逃走を企てたために停止を命じたところ、1 名が武器を持って降りてきたために射殺、その後に車内を捜索したところ、RPG があったために車輌ごと破壊した。
Baghdad では、アルカイダの活動家をターゲットとした捜索を実施して、5 名を拘束。Taji でも地元組織の幹部を拘束した。
Fallujah ではライフル・機関銃・手榴弾を所持した敵 5 名を射殺、弾薬・手榴弾・迫撃砲弾を積んだ車輌 2 両を発見。Tikrit ではアルカイダ幹部を狙った作戦を実施、2 名を拘束。車輌で逃走を企てた敵 2 名を射殺、車内から IED 2 発を発見。Mosul では自家製爆薬や IED の製造工場を発見したほか、クルド人過激派を拘束。
Baghdad の Sadr City では、イラン人の浸透を排除する作戦でイラン人 3 名を拘束。EFP などの武器を持ち込んだ容疑。同じ Sadr City で、イラク軍特殊部隊が Jaysh al-Mahdi 軍閥の幹部を拘束。誘拐・殺人・IED 攻撃を指揮した容疑。
Baghdad の East Rashid 地区で聯合軍が武器集積所を発見。60mm 迫撃砲弾 17 発、Dragunov 狙撃銃、ライフル用の徹甲弾 18 発、小火器用弾薬 700 発、携帯電話、雷管などを発見。
Baqubah では "Operation Arrowhead Ripper" が 5 日目に入り、イラク軍と米陸軍・第 2 歩兵師団・第 3 SBCT は地元住民に対する人道支援を開始。米や水、学用品などを配布した。 "Operation Arrowhead Ripper" ではこれまでに、敵 58 名が死亡、40 名を拘束、武器集積所 16 ヶ所を発見、IED 28 個とブービートラップ付きの建物 28 棟を処分。Khatoon の近くでは、アルカイダが拠点として使っている建物を発見。打ち合わせや拷問に使われていた模様。また、自家製爆薬を保管している建物 2 棟を破壊、Baqubah ではパイプ爆弾や手榴弾を保管した集積所を発見。
Khlalis では、イラクの警察が治安維持作戦を実施しているときに、米陸軍・第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 25 戦闘航空旅団の攻撃ヘリが、武装した敵 15-20 名が待ち伏せを仕掛けているのを発見、交戦して敵 17 名が死亡。
Multinational Division Baghdad で 4 名 (Baghdad 北西で路傍爆弾)、2 名 (Baghdad 東部で路傍爆弾と銃撃)、1 名 (Baghdad 北西で戦闘)、1 名 (Baghdad 南方でパトロール中に小火器で撃たれた)、1 名 (戦闘任務外の事故)、Task Force Lightning で 1 名 (Tikrit で戦闘任務外の事故)、Multinational Corps Iraq 所属の空軍兵士 1 名 (Tikrit で自動車爆弾) の死者があった。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/6/22)
Kandahar 省、Shah Wali Kot 地区の Horax で、アフガニスタン軍と聯合軍が交戦、複数の敵が死亡した。その 3 時間後、同じパトロール隊がまた交戦、敵が死者を出した。同じ Shah Wali Kot 地区の Syalrzamin でも、ピックアップトラックとバイクで待ち伏せを仕掛けてきた敵がいて、交戦の結果、バイク 2 台を破壊、複数の敵が死亡した。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/22)
Mosul で聯合軍が、アルカイダを支援していると見られるクルド人過激派に対する作戦を実施、小火器で武装した敵と交戦。その際に敵が婦女子を "人間の盾" に使ったが、聯合軍側が自衛のために発砲したところ、敵はその婦女子を殺してしまった。その後の調査で、外国人テロリストをリクルートしてイラクに送り込んでいた人物と判明。それ以外にも 7 名を拘束。
Baghdad では、アルカイダ関連組織の幹部を狙った作戦を実施、投降の呼びかけを無視して逃走しようとした敵を射殺。ターゲットとなった建物内部で 10 名を拘束、うち 2 名はあるカイダ幹部とのつながりがあるとみられる。そのほか、武器や人員の輸送に使用していた車輌を発見・破壊。Tarmiyah では、外国人テロリストの手引きをしている容疑者など 4 名を拘束。Habbaniyah 北東ではアルカイダ関連組織の幹部など 8 名を拘束。
Khalis 南西で、米陸軍・第 25 戦闘航空旅団の攻撃ヘリが、アルカイダと交戦した第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チームの支援に出動して交戦、この攻撃で敵 17 名が死亡。
Jabella では "Operation Sledgehammer" を実施中に、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームとイラク軍の Hillah SWAT (Special Weapons and Tactics) Team が、82mm 迫撃砲弾 10 発、IED 2 個を発見、8 名を拘束。Baghdad 北西では米陸軍・第 1 騎兵師団が 3 件の作戦を実施、7 名を拘束。
米陸軍・第 8 騎兵聯隊の偵察隊が Taji で、武装勢力の拠点とみられる場所に乗り込み、7 名を拘束。ハイウェイ 1 号線などに爆弾を仕掛けた容疑。Abu Ghraib では第 5 騎兵聯隊が航空強襲による家宅捜索を実施、聞き込みの結果、武装勢力はいたのだが、ヘリの爆音を聞いて立ち去ったとのこと。手榴弾や拳銃を発見したのみ。また、同聯隊は Awad で、武装勢力のアジトを襲撃して 5 名を拘束。ライフル、拳銃、RPG も発見。Kem の西方でもアジトを襲撃して 9 名をを拘束。
Baghdad の Rashid 地区では、第 1 歩兵師団・第 38 歩兵聯隊が武器集積所 2 ヶ所を発見。AK-47 自動小銃と弾倉、60mm 迫撃砲弾、82mm 迫撃砲弾、対人地雷、迫撃砲、機関銃と銃弾、バイク用のバッテリ、スイッチ、信管、RPG のブースター、RPG といった内容で、破壊処分した。第 1 騎兵師団は Baghdad 北西で、IED 攻撃に関与したとみられるテロ組織に対する手入れを実施、第 375 野戦砲兵聯隊が Shammar Jarba にある武装勢力のアジトに航空強襲を実施して、4 名を拘束。
米陸軍・第 2 歩兵師団が、Baghdad 東方で 3 名を拘束、AK-47、Enfield ライフル、拳銃、ナイフ、銃剣、照準器、現金を発見。住民によると、このエリアで武装勢力が陣取って銃撃戦をやっていた由。
Diyala 省の Baqubah では、Task Force Lightning がイラク軍とともに "Operation Arrowhead Ripper" を継続中。第 82 攻撃偵察大隊の攻撃ヘリが支援、作戦 2 日目にアルカイダの拠点を攻撃して敵 13 名が死亡。また、Baqubah では使っていない学校の施設に爆弾が仕掛けられているのを見つけて、建物ごと破壊した。第 37 野戦砲兵聯隊は家宅捜索を実施して 2 名を拘束、米ドル $1,500 分の $100 札と偽造 ID カードを発見。建物は破壊した。
その Baqubah で 19 日、アルカイダ関係者が負傷した仲間を運んでいる現場を第 2 歩兵師団・第 3 SBCT の兵士が発見。"Operation Arrowhead Ripper" を実施していたときの出来事で、不審な救急車を見つけて停止を命じて調べたところ、クルマに乗っていた運転手 1 名とその他 6 名のうち 2 名が負傷していた。この、緊急車両を輸送に使う手法はアルカイダの常套手段。
Mosul 西方では 19 日、イラク軍と聯合軍がパイプ爆弾や砲弾、爆薬 200-400lb あまりを発見。この家宅捜索の際に武装した敵が小火器や RPG で攻撃してきたため、聯合軍の攻撃ヘリがロケット弾で攻撃。その 4 時間後に 50 マイル南方の Heschel で、イラク軍が爆薬保管場所となっていた建物を捜索、1 名を拘束、TNT 火薬 200lb と爆弾製造材料を発見。さらに Mosul ではアルカイダの資金担当者 1 名を拘束した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/6/21)
タリバンとアルカイダに拉致・監禁されていた被害者 2 名を、米軍とアフガニスタン軍が救出した。Paktika 省 Zaghun Shah での出来事。誘拐事件があったという通報があり、救出に向かったもの。
まず最初の建物で 1 名を発見・救出した後、逃走するテロリストを追跡、別の建物でもう 1 名を救出。現場にはタリバンやアルカイダのメンバーが何人も武装して陣取っており、婦女子を "人間の盾" に使っていたと説明している。また、現場からは AK-47 や RPG、機関銃が見つかった。別の建物を捜索していたときに撃たれたが反撃、8 名を拘束した由。

今日のイラク (AFISNews 2007/6/21)
聯合軍は Baghdad 南西で "Operation Commando Eagle" を発動、テロ活動の排除に乗り出した。米陸軍・第 10 山岳師団・第 2 旅団戦闘チームとイラク陸軍・第 6 師団・第 4 旅団 "Baghdad Eagles" が組んで、空からはヘリボーン、地上からは HMMWV で、敵が拠点に使っている建物を急襲するもの。
米軍は 3 名を拘束するとともに、この 3 名が使用していたトラックから、銅線やロケットの供給を要請する文書を発見した。また、イラク軍は AK-47 自動小銃 4 丁、60mm 迫撃砲と砲弾 3 発、狙撃用スコープ付きの SKS ライフル、ボルトアクション式ライフル 3 挺、テープレコーダー、銅線、自家製手榴弾、宣伝用の CD 75 枚、誘拐やヘリコプター撃墜法について書かれた文書、IED 製造材料を発見した。それとは別に米軍も、AK-47 や IED 用の銅線、ショットガン、対戦車地雷、対人地雷、RPG、TNT 火薬を発見している。別件で、第 31 歩兵聯隊・第 4 大隊・A 中隊や第 89 騎兵聯隊・第 1 大隊・B 中隊が、合計 29 名を拘束。武器の違法所持容疑。さらに武器集積所を発見・破壊した。
Karmah 東方では建物 5 棟を急襲してアルカイダ関連組織の幹部を捜索、ターゲットを含む 3 名を拘束。Fallujah 東方でも同様の作戦で 4 名を拘束。Baghdad 北方ではあるカイダ関連で自動車爆弾攻撃を行っている組織の幹部とつながりがある人物 2 名を拘束。Mosul でもアルカイダの幹部を狙った作戦を実施して 2 名を拘束。
Diyala 省の Baqubah 周辺では、6/19 から "Operation Arrowhead Ripper" を実施中。これまでに敵 41 名が死亡、武器集積所 5 ヶ所を発見、IED 25 発を破壊、ブービートラップを仕掛けた民家 5 棟を発見・破壊。その Baqubah では、住民からの通報を受けて Task Force Lightning が出動、アジト 3 ヶ所を襲撃してアルカイダと交戦、敵 11 名が死亡した。現場には IED があったほか、Baqubah 近郊の Khatoon ではブービートラップを仕掛けた建物を発見、攻撃ヘリがロケット弾攻撃を行って建物ごと破壊した。また、IED を仕掛けている現場を第 2 歩兵師団・第 4 SBCT の兵士が発見、航空機を呼んで攻撃させて、犯人 4 名が死亡。Baqubah 界隈では、米陸軍・第 25 戦闘航空旅団・第 3 大隊や第 82 航空偵察旅団・第 1 大隊が火力支援を実施している。
Baghdad 南東の Arab Jabour 地区では、Task Force Marne が攻勢に出て 6 日目。5 名を拘束、ボート 17 隻を破壊。さらに武装勢力との交戦で敵 5 名が死亡、IED 12 個を発見、13 名を拘束。19 日には Jisr Diyala 地区で武器集積所を発見、内容は迫撃砲弾 恵右は津、砲弾 2 発、携帯電話 29 台、9V バッテリや回路基盤などの IED 製造材料。Arab Jabour と Salman Pak で合計 17 ヶ所の武器集積所を発見。米陸軍・第 3 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームと第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム (空挺) が合計 237 件の家宅捜索を実施。
Baghdad 東部では、米陸軍・第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 17 野戦砲塀聯隊・第 2 大隊とイラク陸軍・第 1 師団・第 4 旅団が武器集積所を発見。107mm ロケット 5 発、信管 3 個、ロケット発射器 23 台など。また、米陸軍の第 12 歩兵聯隊・第 2 大隊は IED を設置していた犯人 2 名を発見、うち 1 名を射殺。第 23 歩兵聯隊・第 2 大隊・C 中隊は自家製爆薬 100lb と自家製ロケット発射器を発見。Baghdad の Sadr City では、イラク軍が武装勢力の幹部 1 名とその他 2 名を拘束。
Diyala 省の Khatoon 地区では、米陸軍・第 2 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームが、ブービートラップを仕掛けた建物を発見。爆撃で破壊しようとしたが爆弾が外れて民間人 11 名が負傷、Joint Communications Center からの指示で医療部隊が出動して救護活動を実施。ターゲットの方は改めて Hellfire ミサイルで破壊した。大規模な二次爆発が発生したため、多数の爆薬があったものとみられる。
6/19 に Baghdad の Al Mansour 地区で 122mm ロケットによる攻撃があり、イラク人 5 名が死亡。イラク軍と米軍が出動して 10 マイル離れた発射現場に向かった。第 32 野戦砲塀聯隊・第 2 大隊が最初に現場に到着。Bayji ではイラク軍が、狙撃を行っているテロ組織に対する手入れを実施、5 名を拘束。AK-47 自動小銃 3 挺、拳銃、弾薬、爆弾製造材料を発見。
Multinational Division Baghdad の兵士 5 名とイラクの民間人 3 名、通訳 1 名が、21 日に Baghdad 北東で路傍爆弾攻撃に遭って死亡。また、Multinational Corps Iraq 所属の兵士 1 名が Baghdad 北方で RPG 攻撃に遭って、Multinational Division Baghdad 所属の兵士 4 名が Baghdad 西方で路傍爆弾攻撃に遭って、Multinational Force West 所属の海兵隊員 2 名が Anbar 省で戦闘任務中に、Task Force Marne 所属の兵士 2 名が Baghdad 南西で路傍爆弾攻撃に遭って、いずれも死亡した。

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こぼれ話

見張りを続けて 25 年 (AFNews 2007/6/21)
ドイツ北部の Geilenkirchen AB で 6/16-17 に、NATO の E-3 Sentry が就役 25 周年を迎えたのを記念するイベントがあり、ドイツ・オランダ・フランスから 10,000 名あまりの民間人が同基地を訪問・見学した。

カイゼンできる ? (AFNews 2007/6/21)
Michael W. Wynne 空軍長官が、ケンタッキー州にあるトヨタの現地工場・TMMK (Toyota Motor Manufacturing Kentucky) を見学に訪れた。空軍の業務改善の参考にと、TPS (Toyota Production System) の現場を見るのが目的。

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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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