今週の軍事関連ニュース (2007/07/20)
 

警 告

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一般ニュース

経費節減は結構だけれど (DefenseNews 2007/7/17, NAO via Defense-Aerospace.com 2007/7/19)
英空軍では、Harrier と Tornado のメンテナンスに関するメーカーとの協力関係深度化によって、2001-2002 年以降に総額 14 億ポンドの経費節減を実現。当初は年間 7 億 1,100 万ポンドかかっていたのが、3 億 2,800 万ポンドにまで下がった。これは NAO (National Audit Office) の報告による。
Harrier の場合、2001 年には稼働率が目標を下回った状態で、2003 年からアップグレード改修を開始。補修作業を要する機体が減ったおかげで、2006 年末には改訂された目標に近い稼働率を達成するに至った。Tornado も 2006 年末に、目標通りの稼働率を達成している。ただ、メーカーからの人員派遣に頼る分だけ空軍の人員削減につながる可能性、パーツのオンタイム納入がうまくいっていない問題、といった指摘もある。
その Tornado を対象として、BAE Systems 社が国防省から ATTAC (Availability Transformation: Tornado Aircraft Contract) を、2006 年 12 月に 10 年間・9 億 4,700 万ポンドで受注しており、将来的には 15 億ポンドに拡大する見込み。これを受けて同社は RAF Marham の整備施設に 250 名を派遣、空軍側の人員 400 名と一緒に機体の整備を担当している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/19)
  • 韓国は、総額 1,780 億ドルの支出を予定している 2008-2012 年の国防計画において、アメリカが輸出禁止を解いていないにもかかわらず、RQ-4 Global Hawk×4 機を 2012 年までに導入したいと表明。2005 年にも購入を申し入れているが、「MTCR (Missile Technology Control Regime) の規制対象には UAV も含む」という理由で却下された。ちなみに、韓国政府が要求している 2008 年度の国防予算は、対前年度比 9.9% 増の 24 兆 5,000 億ウォン (266 億ドル)、装備調達費は 17.3% 増の 6 兆 7,000 億ウォン。順調にいけば、年内に議会で承認を得られる見込み。(Korea Overseas Information Service)
  • 英海軍の 45 型ミサイル駆逐艦、HMS Daring が、Scotstoun にある BAE Systems 社造船所を出て River Clyde を下り、Scotland 西方の洋上で実施する、初の洋上公試に出た。この後は Clyde に戻ってインテグレーションと試験の作業を行い、2008 年末に英海軍に納入、2009 年に就役の予定。現時点で同級は、6 隻の建造が決まっている。(BAE Systems)
  • 英下院軍事委員会がまとめた報告書 (Thirteenth Report of Session 2006-07, UK operations in Afghanistan, HC 408) で、一部の NATO 加盟国が約束通りの戦力を ISAF に派出していない件について、懸念が表明されている。アフガニスタン南部でタリバンとの線と党が続いている状況下で、ISAF が戦力不足に起因するリスクに見舞われる事態を問題視しているもの。自国については、ヘリコプターの増強を評価しつつも、まだ課題は多いとしている。また、2009 年以降もプレゼンスを維持する必要があるとしている。これを受けて Des Browne 国防相は、報告書を歓迎するとの声明を出した。イギリス軍は今年に入ってからだけでも、Harriers と Sea King の増強 (2 月)、EH101 Merlin ヘリの追加調達 (3 月)、Chinook HC.3 の任務復帰といった施策を講じている。(House of Commons Defence Committee, MoD UK)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/7/17-)
  • 遅れが生じたものの、2005 年からアメリカとロシアがドイツで実施している合同演習 "Torgau 2007" は、今年も実施することになる模様。
  • ドイツの Angela Merkel 首相が、アメリカが計画している東欧への MD エレメント配備に反対しない姿勢を表明。「イランからの脅威がないとはいえない (ので、MD エレメントの配備が必要)」という理由。Franz Josef Jung 国防相も、MD エレメントの配備を支持する姿勢を示している。
  • 米陸軍では、銃手が装甲を施した車内から安全に操作できる遠隔操作銃搭・CROWS (Common Remotely Operated Weapon Station) の装備を進める方針。まず 1,500 基、将来的には 6,500 基を調達して、HMMWV、RG-31、M1 戦車といった車輌に搭載する。MRAP でも同様の装備を要求しているため、さらに増える可能性も。現在、CROWS は 243 基がイラク・アフガニスタンで使われている。この CROWS に装備する兵装として、ATK 社の Bushmaster シリーズに属する 25mm 機関砲、LW25 (Lightweight 25) の名前が挙がっている。既存の 12.7mm 機関銃と比較すると、ジャムる頻度は 1/7、多様な弾種に対応可能としている。
  • 米海軍とメーカー側は、DDG-1000 の 1 番艦建造担当を、米 Northrop Grumman 社傘下の Ingalls shipyard から、米 General Dynamics 社傘下の Bath Iron Works に変更する件について協議中。これは、San Antonio 級 LPD や Deepwater 計画の仕事を抱えている上にハリケーン被災からの復旧作業も残っている Ingalls と違い、BIW は Arleigh Burke 級イージス駆逐艦の 62 番艦 (DDG-112) が竣工すると、その後の仕事がないため。ちなみに、DDG-1000 計画のプライムは Northrop Grumman。今夏に発注契約を締結して 1-2 番艦を同時建造する計画で、1 番艦は 2012 年、2 番艦はそのすぐ後のデリバリーを計画している。この両者について、建造担当を入れ替えようというわけ。

休暇拡張 (DoDNews 2007/7/17)
米国防総省は、OEF・OIF に参加した兵士を対象とする R&R プログラム (Rest and Recuperation Leave Program) の変更を発表した。ローテーション派遣期間を 15 ヶ月に延長したのを受けた措置。これまで R&R による休暇期間は 15 日だったが、今後は 18 日に延長する。これらの日数は休暇地への移動期間 (travel days) を含んでおらず、休暇を過ごす場所にもっとも近い空港に到着した時点から起算する。
発効するのは 2007/7/13 以降で、遡及適用はしない。この日付以降に、OEF・OIF へのローテーション勤務を終えた軍人に適用する。

MIA を探せ (DoDNews 2007/7/16)
日米の専門家をアリューシャン列島のアッツ Attu 島に派遣して、太平洋戦争中の日本軍の行方不明者を 4 日間にわたって捜索した。終戦の少し後に 235 柱の遺骨を収集しているが、まだ多数の遺骨が残っている。

もう毎年の恒例 (AFNews 2007/7/16)
"Red Flag-Alaska" 演習に参加するため、百里基地から航空自衛隊の F-15×6 機が、アラスカの Eielson AFB に飛来した。米空軍の KC-10 が空中給油支援を担当。ちなみに、米軍以外ではスペイン空軍の F/A-18 が来ている。

大量破壊兵器対策チーム (DoDNews 2007/7/13)
米国防総省は議会に対し、サウスダコタ州兵の 82nd WMD-CST (Weapons of Mass Destruction Civil Support Teams) が資格承認を受けて、稼働可能になったと通告した。これで、55 個の編成を予定している WMD-CST のうち 52 個が出揃った。残りは 9 月までに編成完結する。

戦略兵器削減 (AFNews 2007/7/13)
モンタナ州 Malmstrom AFB で、Minuteman III ICBM の廃棄処分が始まった。2006QDR で廃棄が決まっていて、2007/6/29 付で同地の 341st SW に廃棄処分の指令が下ったもの。50 発を廃棄して、FY2007 中に Minuteman III ミサイルの数を 500 発から 450 発に減らす。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/13)
  • オーストリア空軍の Eurofighter Typhoon 初号機が配備先の基地に到着した際に、初号機を飛ばしてきたパイロットは例によって、着陸後に消防隊から水をぶっかけられた。このフライトでは、オーストリア空軍の F-5×2 機がエスコートを担当した由。現在、パイロット 4 名と地上要員 70 名が同機の訓練を終えている。(Austlian MoD)
  • 英空軍とインド空軍の合同演習 "Exercise Indra Dhanush" が RAF Waddington (Lincolnshire) で開催されたが、演習はうまく行き、所定の目的はすべて達成できたとのこと。参加したインド空軍の Su-30MKI×6 機と Il-78 (78th Mid-Air-Refuelling Sqn. "Valorous MARS" 所属) はインドから 19,000km を飛来、その際にカタールの Doha とギリシアの Tanagra に立ち寄ったほか、8 回・合計 225t の空中給油を実施した由。インド空軍の Il-78 はアラスカ・南ア・フランス・シンガポール・イギリスと 5 ヶ国の海外遠征をこなした経験があり、このうちアラスカは "Cope Thunder" 演習に参加する Jaguar×6 機の支援。(MoD UK, Indian MoD)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/7/15-16)
  • イスラエル国防省は、ISI (ImageSat International) 社の Eros-A 衛星 (Ofeq-3 の民間版) で撮影した高解像度の写真をベネズエラに渡さないように工作を続けている。これに業を煮やした Chavez 大統領は、個人的に ISI 社株を買い付けに出る始末。だが、これに対して ISI 社の小規模株主が、同社のビジネスの機会を潰しているとして法廷闘争を始めた。ISI 社は Netherlands Antilles 社を名目上の本拠地としてイスラエルに本社を置く会社だが、アメリカでも多くのビジネスを展開しているので、アメリカで訴訟を起こせるというのが株主側の言い分。ISI 社の主要株主には、IAI (Israel Aerospace Industries や Elbit Systems などの企業が名を連ねている。
  • 年間 26 億ドルの燃料代を使っている米空軍では、2010 年までにすべての機種で石油製品の代替となる合成燃料の使用を承認、2016 年には、消費する燃料の半分を合成燃料で賄いたい考え。つまり、年間 8 億ガロンの合成燃料を使うという意味。B-52 についてはすでに試験を始めているが、C-17A については、同じエンジンを使う B.757 で試験を実施する模様。
  • タイは F-16 と F-5 の代替機として、JAS39 Gripen×6 機を 4 億 5,000 万ドルで調達する模様。2004 年頃から話が出ていたもので、クーデターによる政権交代の影響も受けなかった。ただ、まだ完全に確定した情報ではなく、ゲタを履くまでは分からない。
  • インドは、2005 年に合意をまとめたフレームワーク・ACSA (Access and Cross-servicing Agreement) に基づいて、米軍機への燃料などの補給を開始する。逆に、インド軍の航空機が国外展開したときに、米軍の施設で給油を受けることもできる。
  • アメリカの George W. Bush 大統領とポーランドの Lech Kaczynski 大統領が 16 日、ポーランドへの MD エレメント配備について会談した。
  • 米上院は、Pete Geren 氏の陸軍長官就任を承認。3 月に、Francis Harvey 前長官が Walter Reed Army Medical Center がらみのゴタゴタで引責辞任した後、暫定的に長官代理を務めていたのを正式承認としたもの。就任に際しての公聴会では、イラク派遣部隊のローテーション期間を 15 ヶ月に伸ばした件について、厳しい突っ込みが入った。
  • メーカー側から Deepwater 計画に関するコントロールを取り戻して、計画そのものの見直しを図ろうとする議会に対処しようとしている沿岸警備隊では、装備調達の担当者を増員するほか、海軍に対しても支援を要請。[しかし、人材を増やすには予算が必要で、その予算をどこから引っ張ってくるかという問題も]
  • アメリカが計画している東欧への MD エレメント配備に反発を続けているロシアが、通常戦力について規制する CFE (Conventional Forces in Europe) について、"国家安全保障上の理由により" 一時中断 (suspend) すると発表した。1990 年に登場した CFE は、戦車、火砲、戦闘用航空機などを規制するもので、対象範囲は大西洋からウラル山脈まで。これに対してポーランドの Aleksander Szczyg3o 国防相は「ヨーロッパとロシアの過去の努力を台無しにして、緊張を高めるものだ。ロシアはパートナーにあらず」と非難。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/7/12-14)
  • 英議会は国防省に対して、イラクやアフガニスタンに派遣する予備役兵に対して適切な訓練を施していない、と指摘した。展開前に実施する、現役部隊との合同訓練や装備慣熟のための訓練の時間が短い、としている。現役部隊の負担が増しているために予備役舞台への依存度が増しているが、「二軍に一軍並みの仕事をさせている」というわけ。また、負傷者に対する治療や、物理的・心理的な健康管理の分野における改善も必要だとしている。
  • ドイツの議会は、対前年度比で 9 億ユーロ上乗せした、総額 293 億ユーロ (403 億ドル) の 2008 年度国防予算案を承認した。今後もさらに増額して、2011 年度には 302 億ユーロに増額することになっているが、2009 年の総選挙次第で変化する可能性も。この増額は、付加価値税を 3% 引き上げて 19% とするのに伴う措置。
  • ロシアは、ウクライナの Mukachevo (スロバキアとの国境に近い) と Sevastopol に、ミサイル防衛用のレーダー基地を設置する構想を持っていたが、これを中止した。前者は、アメリカがチェコに配備を計画している MD 用レーダー基地から 700km しか離れていない。いずれもウクライナの所有で、それをロシアにリースするはずだった。議会に提出した資料では、年間維持費は 130 万ドルとなっていた。
  • 米海軍は近く (7/19 ?)、UCAS-D (Unmanned Combat Air System Carrier Demonstration) 計画に関する意志決定を行う。この件では Boeing 社の X-45N と Northrop Grumman 社の X-47C が受注を競っており、いずれかを選定した上で実機の製造を始める。
  • Robert M.Gates 国防長官は 11 日、David Architzel 米海軍中将の大将昇進と、LCS や DDG-1000 といった大型調達案件などのコスト監視を担当する調達担当の副監督 (deputy acquisition czar) への指名を発表した。これは、議会が設置を要求していたポストで、正式名称は Principal Deputy Assistant Secretary of the Navy (Research, Development and Acquisition) という。ここのところ、EFV、VH-71、ERGM など、スケジュール遅延やコスト超過が相次いでいるのを受けた動き。

州兵は忙しい II (AFISNews 2007/7/12)
カンザス・アイオワの両州で、大雨・洪水対策のために州兵が出動中。カンザスでは 10 名、アイオワでは 27 名で、自治体と共同で陣頭指揮にあたったり、浄水作業を実施したり、ゴミ処理を手伝ったり、治安確保のための支援を提供したりしている。カンザスでは 6/30-7/4 にかけて豪雨が発生したほか、5 月初頭にも嵐に見舞われている。

沈黙の前方展開 (NavNews 2007/7/12)
USS Buffalo (SSN-715) が、Pearl Harbor から Guam に移駐、すでに前方展開している USS Houston (SSN-713) と USS City of Corpus Christi (SSN-705) に加わった。

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産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/19)
  • 米 Boeing 社は米陸軍から、CH-47F Chinook の全規模量産承認を得た。ケンタッキー州の Fort Campbell で、第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 159 戦闘航空旅団・第 101 航空聯隊・第 7 大隊・B 中隊が 4 月から実施していた、運用評価試験が完了したのを受けたもの。CH-47F は機体を新設計して、Rockwell Collins 社製の CAAS (Common Avionics Architecture System) や BAE Systems 社の DAFCS (Digital Advanced Flight Control System) といったアビオニクスを搭載する。新型アビオニクスは、デジタル・マップ・ディスプレイによる状況認識能力の改善に加えて、データ転送システム導入による任務データ入力の負荷軽減などの利点もある。生存性を高めるため、CMWS (Common Missile Warning System) や Improved Countermeasure Dispenser System も搭載する。エンジンは Honeywell 社製で出力 4,868HP、最高速度 175mph、ペイロード 21,000lb。Robertson Aviation Extended Range Fuel System を使うと行動半径 400 マイル。(Boeing)
  • トルコ空軍の初等練習機が韓 KAI (Korea Aerospace Industries, Ltd.) 社の KT-1 に決定した件について、トルコ側の担当となる TAI (Turkish Aerospace Industries, Inc.) 社と KAI 社が 2007/7/18 に、契約に調印した。この後、軍側の窓口となる SSM と KAI 社の折衝が始まる。確定 40 機、オプション 15 機を納入予定。(TAI)
  • オーストラリアの会計監査部門・ANAO (The Australian National Audit Office) が、M1A1 AIM (Abrams Integrated Management) 戦車の導入を決めた Project Land 907 Tank Replacement Project について、好意的な内容の報告書をまとめた。「DMO (Defence Materiel Organisation) による優れた管理の下で、老朽化した Leopard AS1 戦車に代わる高性能戦車の導入に成功した」として、特に追加の勧告は行っていない。このプロジェクトでは、M1A1×59 両、M88 Hercules 戦車回収車×7 両、トランスポーター (Heavy Tank Transporter)×14 両、燃料トラック×8 両、砲手用シミュレータ、操縦手用シミュレータ、弾薬、関連施設、訓練、兵站支援業務をカバーしている。AIM は、M1A1 の古い戦闘システムを、デジタル化した新型の統合戦闘システムに換装したモデル。(Australian DoD)
  • インドの Shri A K Antony 国防相は、軍の関連組織だけでなく民間企業も巻き込んだ、軍の装備調達における国産化推進と、そのための研究開発投資促進を求めている。装備品を輸入に頼ると、ときとして遅延に見舞われることがあるためだと説明。また、既存装備の改良に際しても国産の方が有利だとする。そのほか、艦艇設計部門の設置による自力設計能力の獲得が必要だとしている。そして、自国の艦艇建造所に対して、コストやスケジュールの問題を抱えている現実を直視した上で、外注化せずに所要の能力を自前で確保するよう求めた。(Indian MoD)
  • ドイツ海軍では、戦闘支援艦 FGS Frankfurt am Main に搭載する揚陸艇として、フィンランド海軍の Jurmo 級を対象として適合性を評価中。ただし確定ではなくて、候補のひとつとのこと。フィンランド軍の新聞 "Ruotuvaki" が報じた。甲板や貨物室との適合性が評価の焦点となっている由。(STT Finish Government News)
  • Elbit Systems 社は、同社傘下の Elbit Systems Electro-Optics Elop Ltd. 社が某国から、攻撃/汎用ヘリに搭載する電子光学ペイロードを 3,700 万ドルで受注したと発表した。兵站支援業務も含む総額は 1 億ドルに達する見込み。納入するのは、El-Op 社製の ComPASS (Compact Multi Purpose Advanced Stabilized System)。すでに量産に入っているシステムで、完全にデジタル化しており、ダイオード発振式レーザー目標指示機による目標指示や、長距離用ズーム機能付き FLIER による監視が可能。UAV を含む航空機、艦艇、車輌など、さまざまなプラットフォームに対応しており、すでに数百台の納入実績がある。(Elbit Systems)
  • 米 Raytheon 社によると、全規模量産が決まった AN/APG-79 AESA レーダーを装備する F/A-18E/F Super Hornet ブロック II は、まず VFA-213 "Black Lions" と VFA-106 "Gladiators" に配備されるとのこと。(Raytheon)
  • 米国土防衛省 (DHS : U.S. Department of Homeland Security) 麾下の税関・国境警備局 (CBP : The U.S. Customs and Border Protection) は、American Eurocopter 社に対して AS350 B3 AStar×8 機を追加発注した。すでに存在する、AS350×43 機と EC120×11 機のフリートに加わることになる。国境警備に使用するもので、さらに追加発注するオプションもある。アメリカでは CBP 以外に、FBI (Federal Bureau of Investigation)、DEA (Drug Enforcement Agency)、DoJ (Department of Justice) といったカスタマーがいる。(American Eurocopter)
  • トルコ空軍は、F-16E/F×30 機のパワープラントとして F110-GE-129B の採用を決定、発注を実施した。この発表により、トルコ空軍は米空軍に次ぐ F110 カスタマーとなり、その数は 200 基ほどに達する。また、F110 シリーズの SLEP (Service Life Extension Program) についても、初の海外カスタマーとなると発表している。SLEP では CFM56-7 から転用するコア技術、3 次元空力技術、空気流路の再設計といった改修を施し、稼働率の向上と経費節減を図る。アメリカはすでに 2 億 2,000 万ドルで、F-16C/D に搭載する 340 基分の改修を発注済み。また、バーレーン、イスラエル、日本が SLEP 実施に関心を示している。(GE Aviation)
  • BAE Systems 社は米 Boeing 社から、ミサイル防衛局 (MDA) 向けの SBX-1 レーダー (Sea-Based X-Band Radar) に関する第二次契約を受注した。6/26 にアラスカからハワイの真珠湾にある BAE Systems Hawaii Shipyards に回航済みで、2008 年 2 月まで同地でメンテナンスとアップグレードを実施する。燃料タンクの清掃、曳航用拘束装置の補修、死重の調査、アンテナの組み込み、キャットウォークとラダーの補修、クレーンの更新と増設、厨房と食器洗い場の更新、ボート (quick launch recovery boat) の搭載といった作業を行う。(BAE Systems)
  • 米陸軍の FCS (Furure Combat System) 計画で LSI (Lead System Integrator) を務める Boeing 社と SAIC 社は、低率初期生産に関する計画が陸軍の承認を得たと発表した。最初の Spin Out と MGV (Manned Ground Vehicle) の初期生産分も、この計画に含む。このうち MGV は NLOS-C (Non-Line-of-Sight Cannon) の初期量産分を搭載するためのもので、2010 年の配備開始と、FY2010-2012 にかけて 18 両の製造を予定。その後、マイルストーン C を経て低率初期生産に移行する。MGV は BAE Systems 社と General Dynamics 社の共同開発で、NLOS-C を含めて 8 種類の派生型があるが、70% の共通性を持たせる。FCS 計画では 2 年ごとに Spin Out を実施しながら段階的な改良を進めていくことになっているが、そのスタート点となる 2008 年の時点で、テキサス州 Fort Bliss の AETF (Army Evaluation Task Force) に試験用装備の配備を始める。第一陣の Spin Out 1 では、状況認識・通信用の機材などを M1 戦車や M2 歩兵戦闘車、HMMWV に搭載する。network integration "B" kit の形を取っており、Integrated Computer System、System-of-Systems Common Operating Environment、Battle Command and Network Management software、JTRS (Joint Tactical Radio System) Ground Mobile Radio、Tactical and Urban Unattended Ground Sensors、Non-Line-of-Sight Launch System といった内容。すでに最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) も済ませており、Spin Out 1 の低率初期生産分は第 17 旅団戦闘チームに FY2008 から配備を始める。(Boeing)

今日のお買い物 (Contracts 2007/7/18)
  • Litton Systems 社は米海軍から、海兵隊向けの AN/PVS-17C 暗視サイト (miniature night sight) とスペアパーツ・補修用パーツを、$74,000,000 で受注した。最低 100 ユニット、最大 10,000 ユニットを納入する。(M67854-07-C-1011)
  • SAIC (Science Applications International Corp.)、Northtrop Grumman Space & Mission Systems 社 Defense Mission Systems Division、Stanley Associates、Alion Science and Technology の各社は米海軍から、研究・開発・分析に関連するサポート業務を $23,100,000 で受注した。各種のウェポン・システム、統合システム、装備類の試験業務が対象。1 年間のオプション契約があり、実現した場合の総額は $115,500,000。(N00189-07-D-0102, N00189-07-D-0104, N00189-07-D-0105, N00189-07-D-0106)
  • Lockheed Martin 社 Naval Electronics & Surveillance Division は米海軍から、AN/UYQ-70 汎用コンソールを対象とする兵站支援業務を、$13,888,589 で受注した。(N00024-98-D-5202)
  • Dutch Valley 社は米海軍から、MTS (Multi-spectral Targeting System) の素別府パーツを $9,772,744 (上限価格) で受注した。HCU (Hand Control Unit)、トランスデューサー、トリガー・ガードといった内容で、海軍と空軍で使用する。(N00164-07-D-8508)
  • Sikorsky Aircraft 社は米海軍から、VH-60N のコックピット・アップグレード改修と所要の訓練業務を、$9,586,594 で受注した。(N00019-07-C-0047)

MRAP がらみの話題 II (DID 2007/7/19)
米 General Dynamics 社と組んで MRAP の開発・製造を進めている米 Force Protection 社は、ノースカロライナ州 Person County の Roxboro に、43 万平方フィートの面積を持つ工場敷地を取得した。先陣を切った米海兵隊は 84 億ドルで 7,774 両の調達を計画、うち 63% を発注済みだが、さらに 17,000 両の調達を計画している陸軍も含めて受注が拡大する状況に合わせたもの。同社は現在、MRAP 全体の 36.5% を受注している。
Force Protection 社の Cheetah は 4x4 で MRAP カテゴリー I (CAT I) に属しており、同じメーカーの Cougar が重量 31,000lb あるのに対して 14,000lb 程度と軽く、CH-53 でも空輸可能。外寸が 89" (高)×88" (幅)×212" (長) と小さめなので、揚陸艇にも載せやすい。小回りがきくので市街戦にも向く。
ただ、この Cheetah を米陸軍が Aberdeen でテストした際に「防禦力不足」と判断された点について、Force Protection 社は反論中。同社の主張によると、Cheetah は車体下面のどこで 15lb/7kg の TNT が炸裂しても耐えられるはずだし、車輪の下なら 30lb/13.65kg、側面から 6.5ft/2m 離れた場所なら 50lb/22kg の TNT に耐えられるはずだとしている。現時点で Cheetah は戦場に持ち込まれていないが、海兵隊が調達に関心を示している由。
なお、パートナーの General Dynamics 社も Cougar の生産ラインを拡張する計画で、こちらはアラバマ州 Oxford で 80,000 平方フィートの敷地を確保した。来年 2 月までに、両社合わせて月産 400 両の能力を確保する。

MRAP がらみの話題 I (AFISNews & DefenseNews 2007/7/18)
Robert M. Gates 国防長官は議会に対して、12 億ドル (注 : DefenseNews によると 11 億 6,500 万ドル) の予算を転用して MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) を追加調達、年内にイラクに送り込みたいと要請した。すでに 40 億ドルを計上している分に上乗せするもの。これによる追加は 2,650 両程度と見積もられており、発注総数は 6,415 両に達する。そのうち 3/4 にあたる 3,935 両を年内にデリバリーしたい考え (うち、イラク向けが 3,500 両ほど)。その際に、IED ジャマーや通信機器なども装備する。
ただ、予算の問題に加えて、一度に大量生産するだけの生産能力がない、あるいは大量にデリバリーした車輌を置いておく場所がない、といった問題が指摘されている。現在、MRAP の製造に参画しているメーカーは 4 社。車両本体だけでなく、タイヤなどの製造能力も問題になる。10 月に月産 489 両、12 月に月産 1,300 両を実現する必要があるとされているが、そうなるとタイヤは月産 6,000 本が必要。しかし、メーカーの供給能力は月産 1,000 本しかない。鋼材やエンジンなどについても同様の問題がある。
ちなみに、転用元となる資金の出所は、未支出の O&M 経費 6 億 6,300 万ドル、空軍のデポ整備経費 1 億ドルなど。

軽いのは正義 (DID 2007/7/17)
RPG 対策として考えられる、「重装甲化」「リアクティブ・アーマーの追加」「スラット・アーマーの追加」のうち、スラット・アーマーには数トン単位の重量増が発生する難点がある。
これを解決したのが BAE Systems 社の LROD Cage Armor で、通常のスチールに代えてアルミ合金製とすることで、重量をスチール製の半分以下に抑えた。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) からの要請を受けて緊急開発したもので、すでに 50 回以上の実射試験をこなしている。
この LROD、MRAP Class III こと Buffalo の標準装備になっており、すでに 100 セット以上を納入済み、海兵隊の Buffalo、米陸軍が 425 両を発注 (一部は受領済み) の RG-31 と RG-31A1 にも装備する。RG-31 については 2 セットを試験導入済み、FY2007 に 12 セットを追加、その後も追加となる見込み。そのほか、Bv206、AAV7、RG-33、その他の各種 MRAP にも装備できるようにする作業を進めているところ。

今日のお買い物 (Contracts 2007/7/17)
  • Universal Technology 社は米空軍から、AFRL/ML (Air Force Research Laboratory / Materials and Manufacturing Directorate) 関連の研究開発プログラム (The Collaborative Research and Development Program) を、$24,900,000 で受注した。金属・機械・複合材・セラミック・樹脂・化学・物理・バイオ・ナノテクノロジー・マイクロエレクトロメカニカル・非破壊検査といった分野が対象。(FA8650-07-D-5800)
  • General Dynamics Land Systems 社傘下の GDAMS (Unit General Dynamics Amphibious Systems) 部門は米海軍から、EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) の SDD フェーズ維持に関連する機材・製造・テクニカル/エンジニアリング業務に関する修正契約を、$10,625,245 で受注した。(M67854-01-C-0001)
  • Schutt Industries 社は米海軍から、海兵隊向けの LTT-MCC (Light Tactical Trailer, Marine Corps Chassis)×905 両を $6,856,521 で受注した。(M67854-06-D-5083)

今日のお買い物 (Contracts 2007/7/16)
  • EDO Communications & Countermeasures Systems (EDO CCS) 社は米海軍から、IED ジャマー・CREW (Counter- Radio Controlled Improvised Explosive Device (RCIED) Electronic Warfare) のオプション契約分 3,000 セットを、$209,884,759 で受注した。車載式の Spiral 2.1 CREW を納入する。(N00024-07-C-6311)
  • General Dynamics Electric Boat 社は米海軍から、Virginia 級 SSN の設計・開発・建造から PSA (Post-Shakedown Availability) までの過程に関連する作業の修正契約を、$116,369,994 で受注した。いわゆる Lead Yard Services。(N00024-05-C-2103)
  • ViaSat 社は米海軍から、MIDS-LVTs (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminals) を $44,949,228 で受注した。ポルトガル向け (3.5%) とドイツ向け (1.7%) の FMS 案件を含む。(N00039-00-D-2101)
  • Coherent 社は米海軍から、Electro-Optic and Special Mission Sensors Program に関連する Navy Special Projects Systems の設計・製造・導入・補修作業を $48,522,901 で受注した。C4ISR アーキテクチャに関する研究・開発・分析・プロトタイピングを実施する。(N68335-07-R-0150)
  • BAE Systems Land & Armaments 社 Ground Systems Division 部門は米海軍から、既発注分のカテゴリー I MRAP×239 両をカテゴリー II に変更する修正契約を、$21,868,500 で受注した。(M67854-07-D-5025/#0003)
  • ITT Night Vision 社は米海軍から、18mm 光増幅管 MX-10160C (Image Intensifier MX-10160C Tube)×6,800 セットを、$16,600,000 (上限価格) で受注した。これは Image Intensifier Assembly といい、18-mm Microchannel Wafer High Performance Tubes で暗視ゴーグルを仕立てる際に使用するもの。(N00164-07-D-8543)
  • CDM Constructors 社は米海軍から、MCB Camp Pendleton で実施する下水管の補修・交換作業を $16,233,070 で受注した。下水処理施設 1, 2, 3, 8, 9, 10, 11, 12, 13 が対象。6〜18in のパイプを使い、総延長 78,000ft。(N68711-04-D-5110/#0015)
  • Aqua-Chem 社は米海軍から、FFG-7 級と LSD に装備する、ROD (Reverse Osmosis Desalination。1 日あたりの処理能力 6,800gal) と HPRO (High Purity Reverse Osmosis。1 日あたりの処理能力 2,000gal) を、$12,829,398 で受注した。海水から真水を精製して、飲料水や主機の冷却水に使用するためのもの。(N65540-07-D-0012)
  • BAE Systems Information and Electronic Systems Integration 社は米海軍から、AN/APX-118 デジタル・トランスポンダーを $6,530,052 で受注した。オプション契約の 2 年目。詳細な内訳は以下の通り。(N00019-05-D-0027)
    • AN/APX-118×101 (米陸軍向け)
    • AN/APX-118×104 (米海軍向け)
    • MT-7221/APX Mounts×32 (米陸軍向け)
    • RT-1836(c) APX-118(v) Mode 5 kit×51 (米陸軍向け)
    • RT-1912(c) APX-123(v) トランスポンダー×32 (米陸軍向け)
    • RT-1912(c) APX-123(v) トランスポンダー×1 (米海軍向け)
    • C-12720 Mode 5 Remote Control Unit×1 (米海軍向け)
    • E-HRE Crypto Unit×21 (米陸軍向け)
    • 電源ユニット×78 (米陸軍向け)
  • SeaBox 社は米海軍から、Large Refrigeration System×185 セットを $6,358,757 で受注した。(M67854-07-D-5060/#0001) [コンテナ式冷蔵庫みたい]

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/16)
  • インド空軍は、66 機を発注している BAE Systems 社の Hawk 練習機のうち、まず 6 機を受領して RIAT (Royal International Air Tattoo) でお披露目する。現在、お披露目のための準備中。この 6 機のうち 3 機は、すでにイギリス国内で始めているインド空軍の教官パイロット育成に使っている。今月末からは、インド空軍に加えて HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社のパイロットも訓練対象に加わる。BAE Systems 社との間で契約している訓練パッケージでは、インド空軍のパイロット 50 名を養成することになっており、Warton の BAE Systems 社と、RAF Valley にある英空軍のシミュレーション訓練施設 (Hawk Synthetic Training Facility) や英空軍の機体も使う。なお、残り 3 機については Warton の BAE Systems 社内にある Technical Training Academy で、領収のための作業を進めているところ。個々ではインド空軍の技術者が、サポートや維持管理に必要な学習を行っている。既報のように、66 機のうちイギリスで製造するのは 24 機、残りはインド国内でライセンス生産する。(BAE Systems)
  • 仏国防調達局は、フランス軍の次世代軍用通信網・SOCRATE NG (Systeme Operationnel Constitue a partir des Reseaux des Armees pour les Telecommunications de Nouvelle Generation) を担当するメーカーとして、2007 年初頭に Thales 社を選定した。同社は Orange Business Services、Alcatel-Lucent、コンサルティング会社の Cogisys 社と組んでコンソーシアムを編成、必要な作業を実施することになっている。そしてこの度、Thales 社は DGA に対して、SOCRATE NG の開発・量産・配備・サポートに関する、技術面・資金面の提案を実施した。SOCRATE NG の配備開始は 2010 年を予定している。(Thales)
  • 米陸軍・第 2 歩兵師団麾下の第 9 歩兵聯隊・第 4 大隊は、イラクで 45 日間にわたって Land Warrior と Mounted Warrior を運用、両システムは現場の兵士から好評を得た。Land Warrior と Mounted Warrior は、コンピュータ、レーザー機器、位置標定機器、無線機などを組み合わせたモジュラー式の戦闘装備で、状況認識能力・機動性・持続性・生存性・攻撃力の改善や、"戦場の霧" の除去を企図している。実戦投入の結果、改良すべき分野の洗い出しもできた。偵察中隊を率いる Daniel Garza 軍曹のように、訓練段階ではこのシステムに懐疑的だったのが、いざ実戦で使ってみたら「選択できるのであれば、これなしには出動したくない」というようになった事例も。近接戦の場合、Land Warrior があれば敵と味方の位置関係を把握でき、混乱を少なくできる効果がある。また、車輌側に装備する MW (Mounted Warrior) との相互運用性実現により、車輌に乗った兵士と降車歩兵のコミュニケーションが円滑になり、FBCB2 Common Operational Picture の利用が可能になる。(US Army)

今日のお買い物 (Contracts 2007/7/13)
  • Stewart & Stevenson Tactical Vehicle Systems 社 (Armor Holdings 社傘下) は米海軍から、先に受注契約済みの MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) カテゴリー I×1,154 両と同カテゴリー II×16 両に関する delivery order、$518,543,584 分を受領した。(M67854-07-D-5030/#0002)
  • Bath Iron Works 社 (General Dynamics 社傘下) は米海軍から、Arleigh Burke (DDG-51) 級イージス駆逐艦に関連する、Lead Yard Class Services のオプション契約分を $49,383,758 で受注した。同級建造に関わる主導造船所として、その他の造船所に対する技術面の支援などを実施するもの。(N00024-06-C-2307)
  • BAE Systems Spectral Solutions 社は米海軍から、非音響センサーを備える次世代ターレットの設計・製造・デモンストレーションを、$49,000,000 で受注した。5 基のうち 1 基はカナダ向けの FMS 案件。金額にすると、米海軍向けが $46,000,000・84%、カナダ向けが $3,000,000・16%。(N00421-07-D-0013)
  • Data Link Solutions 社は米海軍から、MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminals)・$27,606,861 分の delivery order を受領した。陸海空軍向けに加えて、ベルギー (8.8%)、日本 (0.6%)、ポーランド (1.2%) の FMS 案件を含む。(N00039-00-D-2100)
  • Newport News Shipbuilding 社は米海軍から、現用中の、あるいは将来の新型潜水艦開発に備えた技術研究開発を、$16,861,769 で受注した。対象となる分野は以下の通り。(N00024-06-C-2104)
    • manufacturability
    • maintainability
    • producibility
    • reliability
    • manning
    • survivability
    • hull integrity
    • performance
    • structural
    • weight/margin
    • stability
    • arrangements
    • machinery systems
    • acoustics
    • hydrodynamics
    • ship control
    • logistics
    • human factors
    • materials
    • weapons handling and stowage
    • submarine safety
    • affordability
  • Stronghold Engineering 社は米海軍から、カリフォルニア州 San Diego にあるゴルフ場のクラブハウス建て替えを、$5,597,100 で受注した。(N62473-07-C-6008)
  • Raytheon 社は米空軍から、全世界規模の静止画・動画配信網 GBS (Global Broadcast Service) について、スパイラル 4B ソフトウェアの開発に伴う修正契約を $9,918,305 で受注した。Defense-In-Depth IA アップデートと RBM Unclassified Enclave Presence Display 実現のために必要なもので、IP Encapsulator IA のテストも行う。(F04701-97-C-0044/P00252)
  • 韓 Korean Air Lines 社は米空軍から、PACAF 所属の F-16C/D-40/50 を対象とする Falcon-STAR CCIP 改修を、$9,242,721 で受注した。(FA8232-07-D-0005)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/13)
  • インドとイスラエルはジョイント・ベンチャーを設立して、中射程 SAM の共同開発に乗り出す。インド側の予定総経費は 25 億ドルで、現用中の Pechora ミサイルを代替する。イスラエルも、自国の重要資産に対する脅威が増している状況にあり、対抗策を必要としている。インドの DRDO (Defence Research and Development Organisation) とインド空軍、イスラエルの IAI 社が参画、射程 70km 級のミサイルを開発する計画。プライムは DRDO。(ddi Indian Government news)
  • Forecast International の市場予測によると、軽量級の装軌式 AFV は 2016 年までに、数にして 13,600 両、金額にして 283 億 800 万ドルの市場規模に達するとのこと。ハイエンドの車輌としては米海兵隊の EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) と Igel/Puma があり、これらで市場全体の 9.34% (数量ベース)、あるいは 62.45% (金額ベース) を占める。また、米陸軍は 58 億 9,000 万ドルを投じて M2/M3 Bradley に ASM (Armor System Modernization) などのアップグレードを施して、FCS の登場後も運用を継続する計画。FY2008-2009 予算関連文書によると、今後 45 年間は使い続けるとしている。これが、金額ベースで市場規模全体の 20.8% を占める。その他のプレーヤーとしては中国の 90 式 APC と 90 式 MICV があり、数量ベースで 45.44%、金額ベースで 9.05% を占める。(Forecast International)
  • オーストラリア国防省が毎年開催している、Australian Joint Strike Fighter (JSF) Advanced Technology and Innovation Conference に、学術界や産業界から合計 250 名以上が出席した。これは、F-35 の R&D に関わっている関係者同士の協力を促進する目的で開催しているイベント。(Australian DoD)
  • Saab Communication 社とスウェーデン軍国防資材局 (FMV) は、Nordic Battle Group のヘリコプター分遣隊が装備する、指揮統制用通信システムの納入について合意した。Saab 社製の可搬式通信機材を納入することになる。通信機材に加えて、指揮管制関連機能や発電機なども含む。発電機は Saab Aerotech 社製。(Saab AB)
  • 米 Sikorsky Aircraft 社は、S-76 の機体構造を製造する作業を中国の Changhe Aircraft Industries Corp. に移管すると発表した。2006/6/1 には Changhe の親会社・AVIC II (China Aviation Industry Corp. II) との間で MoU に調印しているため、この種の取り決めとしては二番目。Changhe はチェコの Aero Vodochody 社と組んで、S-76C++ ヘリのエアフレームを製造する。また、S-92A 用の尾部パイロンも Changhe が担当する。2006 年 10 月には、Schweizer 300CBi のエアフレーム用コンポーネント製造と組み立てを担当するという内容の MoU も調印している。(Sikorsky Aircraft )
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社は、米陸軍の XM1111 MRM (Mid-Range Munition) 計画に対して、Lockheed Martin、BAE Systems、HR Textron の各社と組んで "Team MRM" を編成、応札すると発表した。ATK 社が主契約社としてとりまとめを行い、Lockheed Martin 社はミリメートル波シーカーと誘導用電子機器、BAE Systems 社はセミアクティブ・レーザー・シーカー (PGMM と APKWS の経験を活用)、HR Textron 社は制御用アクチュエータを担当する。(ATK)
  • 英 QinetiQ は英国防省の Research Acquisition Organisation から、5 年間・930 万ポンドの契約で、装備調達におけるリスク低減と TRL (Technology Readiness Level) の引き上げを図る研究活動を受注することになった。対象となるプログラムは、ES Electronic Surveillance) 技術の開発と利用。航空機搭載用 ES システム・TigerShark を BAC1-11 に載せて、MOD Boscombe Down でデモフライトを実施する等の活動も行う。(QinetiQ)
  • 米 Air Products 社は米 Hellas Air Pro 社と組んで、ギリシア海軍向け AIP 潜水艦 214 型に装備する水素燃料システムを、独 HDW (Howaldtswerke Deutsche Werft) 社に納入した。水素燃料の搭載は、Athens 近くの Skaramanga で実施。同級は水素と酸素を利用する燃料電池式 AIP を装備しており、数週間に渡って連続潜航可能。Air Products 社には、独自の CHC (Cryogenic Hydrogen Compressors) というテクノロジーがある。(Air Products)
  • Elbit Systems 社の米国子会社・EFW 社は、米陸軍の ARH (Armed Reconnaissance Helicopter) に装備する DTS (Data Transfer System) を、米 Bell Helicopter 社から受注することになった。DTS は、通信・航法・自衛装備・ミッション機器に所要の任務データを転送するための機材で、データサーバ、画像/音声データの同期機能、メモリカートリッジで構成する。DTS を使えば手作業でデータを入力しなくても良いので、パイロットの負担が減る。画像/音声データは機上で任務中に記録するもので、帰還後のデブリーフィングで使う。このほか、EFW 社は HDTS (Helmet Display and Tracking System) も担当している。(Elbit Systems)

今日のお買い物 (Contracts 2007/7/12)
  • Northrop Grumman Ship Systems (NGSS) 社は米海軍から、Pascagoula と Gulfport の造船所を対象とするインフラ改善工事を、$86,254,072 で受注した。基本契約とオプション契約の合計が $98,648,744 の案件で、Public Law 109-234, Emergency Supplemental Appropriations for Defense の Section 2203 と The Global War on Terror and Hurricane Recovery 2006 に基づく、Hurricane Katrina で被害を受けた施設を改修するのと、今後の艦船受注に向けて効率化とコスト低減を実現するためのもの。Panel Assembly Line (NGSS Ingalls Facility, Pascagoula, MS)、composite manufacturing facility (NGSS Gulfport Facility, Gulfport, MS)、panel assembly line (NGSS Avondale Facility, New Orleans, LA) が対象。(N00024-07-C-2309)
  • Seemann Composites 社は米海軍から、複合材料に関連する SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 契約を $74,195,087 で受注した。"Non-Autoclave Composite Systems for Submerged Marine Components." というタイトルの研究で、オートクレーブを使わない Seemann Composites Resin Infusion Molding Process なる手法を用いて、海で使用する各種の複合材料製品を開発・製造するもの。(N00167-07-D-0007)
  • M.A.Mortenson 社は米海軍から、NAS Jacksonville で実施する格納庫と駐機場の建設作業に関する修正契約を、$19,174,267 で受注した。NAS Brunswick から移駐してくる機体などを収容するための作業。"Task Order JM01, Modification 07" と称し、FY2007 BRAC (FY2007 Base Realignment and Closure) に関連する予算支出の第三次増額分にあたる。(N62472-01-D-0077)
  • 英 Pearson Engineering 社は米海軍から、以下の物件を $15,874,839 で受注していた件の delivery order を受領した。(M67854-05-D-5000)
    • lane marking system×16
    • high lift adapter system×17
    • dozer blade subsystem×21
  • MPRI 社は米海軍から、LMTS (Laser Marksmanship Training System) の本体、システム、スペア、個人購入案件 (individually purchased equipment)、新装備、訓練、システム・パフォーマンスの保証 (total system performance responsibility) に関する修正契約を、$10,800,000 で受注した。LMTS は小銃手の訓練に使用する機材で、陸軍の現役・予備役・州兵が使用する。
  • Boston Dynamics 社は米海軍から、犬型ロボットの研究開発を $10,000,000 で受注した。先に DARPA が発表していた構想で、早く走れるだけでなく、谷筋をトラバースしたり、高さ 1m・幅 2m までの障害物を飛び越えたりでき、2 時間の連続稼働が可能なもの。動物型ロボットを動作させるためのメカニズムを作り上げるのが目的。基本契約 15 ヶ月、オプション契約 1 年、オプション契約まで実現した場合の総額は $40,000,000。(N66001-07-C-2029)
  • Henry Schein 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・その他民間部局で試用する歯科医療用の各種サプライ品を $24,500,000.00 (上限価格) で受注した。(SPM200-05-D-7423)
  • Northrop Grumman Space and Mission Systems 社は米空軍から、Dynamic Link Reconfiguration のギャップを塞ぐための ECP (Engineering Change Proposal) 関連作業に関する修正契約を、$9,414,633 で受注した。Dynamic Link Reconfiguration とは JSS (Joint Interface Control Office Support System) で実施するネットワーク管理業務のことで、ネットワークを止めて状況認識に穴を編めることなく、CLMP (Common Link Message Processor) に所要の改修を施すもの。(FA8725-04-C-0007/P00041)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/7/18)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,036 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 77,168 名、海軍 5,087 名、空軍 5,612 名、海兵隊 5,928 名、沿岸警備隊 301 名。

MARSOC とのからみ ? (NavNews 2007/7/12)
米海兵隊が、MSOS (Marine Special Operations School) を正式発足させた。

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戦争・紛争

今日のイラク II (AFISNews 2007/7/18)
先日、Nasiriyah で聯合軍が拘束した人物の身元が判明した。Sheikh (Ahmed) Mohammad Hassan Sbahi al-Khafaji といい、Muqtada al-Sadr 率いる Jaysh al-Mahdi 軍閥の洋食にいる人物。聯合軍の部隊や駐屯地に対する攻撃、イラクの民間人に対する誘拐や殺人、テロ組織に対する武器や資金の供給と訓練実施、といった容疑がある。
Baghdad 中心部・Karkh 地区のイラン大使館近くで自動車爆弾事件が発生、4 名が死亡、4 名が負傷した。International Zone 入口の統制点から 200m 離れた場所で、爆発で車輌 12 台が壊された。イラク軍が出動して周辺を封鎖、負傷者に対する救援活動を実施、これを連合軍が支援した。また、イラクの EOD チームが爆発現場の調査を実施。
別件で、Baghdad 東部の Rusafa 地区でも自動車爆弾事件が発生、10 名が死亡、イラク軍兵士 4 名を含む 20 名が負傷した。
Tarmiyah 南西で、聯合軍がテロリストと交戦、敵 3 名が死亡、2 名が拘束された。アルカイダの武器供給担当を狙った作戦を実施した際の出来事で、ターゲットとなった車輌に聯合軍の兵士が接近した際に撃ち合いになったもの。このとき、車輌に乗っていた 3 名は全員死亡した。その後に続けて実施した別の捜索で、2 名を拘束。
Baghdad 西部で 16 日、イラク軍がアルカイダ関連組織の幹部 2 名を拘束。同時に 3 ヶ所で実施した作戦のうち 1 件目で、幹部 1 名とその他 13 名を拘束。この幹部は配下に 3 つの組織を持ち、資金や武器などを供給していた。別の幹部は配下に 2 つの組織を持ち、自動車爆弾の製造を行っていたほか、自宅を会合の場所にしたり、宣伝ビデオを作成したりしていた。そのほか、外国人テロリストを手配して、イラク軍や聯合軍にけしかける活動や、民間人に対する誘拐・暴行も。
Baqubah では、イラク軍と聯合軍が市の東部・"Old Baqubah" に治安作戦の対象を拡大、1 軒ずつ家宅捜索を実施した。

今日のイラク I (AFISNews 2007/7/18)
聯合軍が Mosul で 4 日、イラク・アルカイダ組織の幹部、Khalid Abdul Fatah Daud Mahmud al-Mashadani を拘束。組織の運営や組織間の連絡を仕切り、"Islamic State of Iraq" (ISI) と称する仮想組織を Web サイト上でこしらえていた。この人物、イラク。アルカイダ機構を率いるエジプト人、Abu Ayub al-Masri とパートナーシップを組んでいたとされる。
つまり、イラクのアルカイダで活動しているイラク人は「イラク人の指揮を受けて活動しているのだ」と信じているが、実際には外国人の指揮下にあり、彼等はイラクの愛国者でも何でもない。イデオロギーをイラク人に強制しようと考えている、外国主導のテロ組織によるイラクの征服である、というのが聯合軍側の説明。

今日のイラク (AFISNews 2007/7/17)
米軍とイラク軍は Diyala River 界隈で、"Operation Ithaca" と称するアルカイダ掃討作戦を実施。Haimer、Abu Nasim、Jamil といった、Baqubah から 20km 程度の範囲に点在する村落で、スンニ派が支援するアルカイダ関連組織を潰すのが目的。イラク陸軍・第 5 師団や米陸軍・第 82 空挺師団麾下の第 73 騎兵聯隊・第 5 大隊が参加した。複数の LZ にヘリボーンを仕掛けて奇襲するとともに、空軍の A-10 と F-16 が航空攻撃を実施、これを上空から UAV で監視した。一連の交戦で敵 29 名が死亡、23 名が拘束されたほか、武器集積所を発見して破壊、拘束されていたイラク人 8 名を発見した。
聯合軍が Mosul で、アルカイダ関連組織の幹部 3 名を拘束。聯合軍が最近になって実施した作戦によって生じた幹部の欠員を埋めるために、新たに就任したものとみられる。また、迫撃砲や狙撃などによる、イラク軍・聯合軍への攻撃に関与した容疑も。
Adhamiyah の JSS (Joint Security Station) に地元住民から電話が入り、Baghdad 東部で発生した自動車爆弾らしきものに関する通報がもたらされた。兵士が現場に到着して調べたところ、ブツは確かに自動車爆弾だったため、爆薬を取り除いて処分した。
Baghdad 東部で、米陸軍・第 504 空挺聯隊・第 1 大隊 "Red Devil" が、Rusafa の Fadhl 界隈で武装勢力から小火器や RPG による攻撃を受けて反撃、さらに航空支援を要請。この交戦で、敵 12 名が死亡。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/7/17)
アフガニスタン軍と聯合軍が Nangahar 省の Dih Bala 地区で、アルカイダと関連があると見られる武装勢力 5 名を発見して拘束、武器・弾薬・手榴弾などを押収した。
Khowst 省の Musa Khel 地区では警察が独力で、タリバンの訓練拠点だった場所で武器を発見。107mm ロケット 10 発、122mm 砲弾の信管 22 個、82mm 迫撃砲弾 25 発、対空砲弾 150 発、機関銃弾 5,000 発といった内容。

今日のイラク (AFISNews 2007/7/16)
在イラク聯合軍では、これ以上の米軍増派は不要との見解を示した。
その聯合軍、過去数日にわたって武装勢力の掃討作戦を実施した。
  • Mosul で、アルカイダ関連組織の幹部が聯合軍に降伏した。現場からはプロパガンダ文書などが見つかっている。このほか 3 名を拘束。
  • Baghdad で、自動車爆弾攻撃などの容疑で 2 名を拘束。別件で、アルカイダ関連組織に対する手入れを行った際の交戦で容疑者 1 名が死亡、2 名が拘束された。
  • Ramadi で、外国人テロリストの手引きや自爆テロの容疑で 2 名を拘束。
  • Baghdad で、爆弾攻撃を行っている組織を対象とする作戦 2 件を実施、5 名を拘束。また、武器輸送担当 2 名も拘束。 Taji で、IED 攻撃を行っているアルカイダ関連組織に対する手入れを実施、8 名を拘束。
イラク軍と、アドバイザーとしてついた米軍の特殊部隊が、Qayyarah でアルカイダ関連組織の指導者を拘束した。50 名の配下を擁していたとされる。また、それに加えて 3 名を拘束、プロパガンダ文書や韓国の通貨を押収した。
Baghdad でも、イラク軍と米軍特殊部隊が Jaysh al-Mahdi 軍閥の関係者 4 名を拘束。このとき撃ち合いが発生したが、死傷者はなし。うち 1 名は指揮官クラスとみられており、スンニ派イスラム教徒に対する誘拐や殺人、さらに IED 攻撃にも関与していた容疑がある。もう 1 名も細胞組織の指揮官。
Najaf では、イラク軍と米軍特殊部隊が実施した作戦で、所定のターゲットを拘束。この人物、武装勢力に対するイランからの支援に関わっていたとされ、Jaysh al-Mahdi 軍閥に EFP や IED 製造材料を供給していたほか、国境を越えてイランに人を送り込んで訓練させたり、資金・武器・装備面の面倒を見たりもしていた。さらに 2 名も拘束。その Jaysh al-Mahdi 軍閥のメンバーが 14 日、Kut で作戦中のイラク軍・聯合軍と交戦、2 名が死亡して 2 名が拘束された。
Baghdad では 14-15 日にかけて迫撃砲攻撃が多発、民間人 1 名が死亡、4 名が負傷した。Rashid 地区東部の Jazair に 6 発、(死者 1 名、負傷者 4 名)、Baghda 東部の Mashtal に 3 発、Rusafa とその近所の Babil、Jamil、Amin にも着弾した。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/7/15)
アフガニスタン軍と聯合軍が Nangahar 省の Chaparhar 地区で、タリバンの聖域があるという情報を得て共同作戦を実施、9 名を拘束。

今日のイラク (AFISNews 2007/7/15)
Diyala 省で、各地の族長 50 名ほどと、当地のイラク軍指揮官 Abdul Kareem 少佐 (Staff Maj.)、当地の聯合軍指揮官 David W. Sutherland 大佐が集まって会合を開き、現体制への支持を確認した。
聯合軍が7/14-15 にかけて、Baghdad 南西でアルカイダ関係者と誘拐などの容疑者を 1 名ずつ、武器取引や外国人テロリストの手引きを行っている兄弟 2 名。Baghdad 北方では塩素ガス攻撃の容疑者など 7 名、Samarra では外国人テロリストの手引きとテロ組織に対する物資補給担当の容疑などで 3 名を拘束。
Baghdad の Rusafa 地区で自動車爆弾事件が発生、イラク人 2 名が死亡、5 名が負傷した。米陸軍・第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームから、第 504 空挺聯隊・第 1 大隊と、第 69 機甲聯隊・第 2 大隊が出動して、負傷者の搬送などを実施。
Samarra で警察が、IED や EFP に製造に従事していたとみられるアルカイダ関連組織のリーダーなど 2 名を拘束。50 名ほどの組織を率いており、米軍の車両隊に対する攻撃にも関与していた模様。また、武器・弾薬・コンピュータ・ID カード・パスポート・現金 300 万ディナールも見つかった。米軍の兵士 1 名が IED 攻撃で負傷。
Baghdad の New Baghdad 地区では 13 日、米陸軍・第 16 歩兵聯隊・第 2 大隊が 5 名を拘束、RPG 発射器 2 基、IED、手榴弾 3 発を発見。また、Zafarniya 地区では第 17 野戦砲兵聯隊・第 2 大隊が 8 名を拘束、回路基盤・ワイヤー・タイマーといった爆弾製造材料と現金 900 万ディナールを発見。
Baghdad 北方で 13 日、複数の IED 攻撃が発生して Al Malahma の学校が壊された。第 1 騎兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 8 騎兵聯隊・第 2 大隊が出動。現場は Camp Taji から 1 マイルと離れていない場所。件の学校は、米陸軍工兵隊がインフラ改善の一環として改善工事を進めているもの。
米陸軍とイラク軍の特殊部隊が、13 日に Baghdad 国際空港でアルカイダ関連組織の幹部を拘束。Baghdad の Karh 地区や Mahmudiyah 地区を根城として、聯合軍に対して迫撃砲や IED による攻撃を仕掛けた容疑。
イラク陸軍が 12 日に Bayji で、狙撃を行っているテロ組織のリーダーなど 3 名を拘束、AK-47 自動小銃や弾薬、コンピュータを押収。
米陸軍・第 10 山岳師団 (軽歩兵)・第 2 旅団戦闘チーム・第 31 歩兵聯隊 "Polar Bears"・第 4 大隊が地元住民の支援を得て、Qarghuli Village を降車パトロール中に武器集積所 2 ヶ所を発見。ビデオカメラ。信管、ワイヤーなどの IED 製造材料、Dragonov 狙撃銃の弾 44 発、155mm 砲弾といった内容。当地はテロリストの聖域として知られており、これ以外にも過去数日間で 14 ヶ所の武器集積所を発見している。
Baghdad の Rashid 地区、Masafee・Zubaida・Saydiyah、それと Karadah の al-Diyala 界隈で、12-13 日にかけて迫撃砲弾 9 発が着弾。翌日にも Zubaida・Baladiat・Amin で迫撃砲攻撃があった。
12 日に Lutifiyah 東方で、イラク陸軍・第 6 師団・第 4 旅団と、米陸軍・第 10 山岳師団 (軽歩兵)・第 2 旅団戦闘チーム・第 15 野戦砲兵聯隊・第 2 大隊が、夜間に航空強襲を実施して、アルカイダ関係者とみられる 46 名を拘束。
11 日に FOB (Forward Operating Base) Hammer にロケットが何発か着弾した後で、米軍部隊が発射地点の捜索に出動。また、12 日には隣接する Besmaya Range Complex の近くで米陸軍の UAV がイラン製 107mm ロケットの発射器 34 基などを発見、EOD チームが出動して処分。
Diyala 省では、イラク陸軍・第 5 師団・第 2 旅団・第 1 大隊と、米陸軍・第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 73 騎兵聯隊・第 5 大隊が地元住民からの通報を受けて出動、Haimer・Abu Nasim・Jamil でアルカイダ関連組織と交戦して、敵 29 名が死亡、23 名が拘束された。また、武器集積所 2 ヶ所を発見して破壊。

今日のイラク II (AFISNews 2007/7/13)
聯合軍が Tarmiyah で、アルカイダ関連組織のリーダーをターゲットにした作戦を実施、6 名を拘束。Anbar 省で武器供給を担当していた人物を含む。別件で、アルカイダ関連組織の導師 2 名を拘束。Taji では、自爆テロや武器密輸に関わっていた人物など 8 名を拘束。Baghdad 南西では建物 2 棟を捜索して 3 名を拘束。
その Baghdad で、"special group" の幹部を聯合軍が拘束。イランからの物資搬入を取り仕切っていたほか、聯合軍への攻撃にも関わっていた模様。
Multinational Division Baghdad とイラク軍は、New Baghdad 地区でテロリストと交戦、敵 9 名が死亡、13 名が拘束された。Baghdad 北西ではヘリコプターが爆弾製造工場を破壊。Rashid 地区ではアルカイダの会合場所を襲撃して 31 名を拘束。
Bayji ではイラク陸軍・第 4 旅団が、テロ組織のリーダーなど 3 名を拘束。Mosul の al Sina 近隣ではイラク軍と聯合軍が、IED 製造工場を発見、18 名を拘束。
Baghdad の民間人居住地域に向けて迫撃砲を撃ち込んでくる武装勢力に対して、聯合軍が出動して捜索を継続中。11 日だけで、Baghdad 東部の Amil や Baladiat に 120mm 迫撃砲弾 11 発が着弾したほか、New Baghdad や Rashid 地区にも砲撃がある。
Multinational Division Baghdad 麾下、第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム "Dragons" は、7/1-11 にかけて Baghdad の Rashid 地区で "Operation Dragon Hammer" を実施、100 名以上を拘束。

今日のイラク I (AFISNews & AFNews 2007/7/13)
Multinational Division North 指揮官兼第 25 歩兵師団長の Benjamin R. Mixon 米陸軍少将によると、2008 年初頭から戦力削減を開始、2009 年夏までには戦力を半減できる見通しとのこと。Multinational Division North はイラク北部の 6 省を担任区域としている。
米空軍参謀総長の Michael Moseley 空軍大将は、現在は USCENTCOM に対して MQ-1 Predator×3 機の増強を表明。1 日あたりに実施する CAP (Combat Air Patrol) の数を 21 回に増やすのが目的。現在、12 機の MQ-1 がイラクとアフガニスタンの上空で任務に就いている。増強する 3 機のうち 2 機は夏の終わりか秋の初めに投入、CAP の増強は 1 年以内に実現する。

今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/7/12)
Oruzgan 省 (訳注 : Uruzgan と同じ ?) の Sarsina という村落で、アフガニスタン軍と聯合軍がタリバンと 54 時間に渡って交戦、敵 11 名が死亡した。樹木線に隠れた敵がパトロール隊に向けて、小火器と RPG で撃ってきて戦闘開始となったもので、敵の戦力は 15 名ほどだったとみられる。
Helmand 省の Helmand River 西方・Sangin 地区では、警察 (Afghan National Auxiliary Police) がタリバンと交戦、敵 5 名が死亡した。
Nangahar 省の Bati Kot 地区では、警察がテロ組織のリーダー Haji Raiz を拘束。この人物、IED 攻撃に関与していたほか、自爆テロのサポート、隠れ家の提供も行っていた模様。

今日のイラク (AFISNews 2007/7/12)
最近、もっともアクティブに活動しているとみられるテロ組織のリーダーを、聯合軍が Mosul で拘束した。イラク軍や聯合軍に対する攻撃、外国人テロリストの手引きを行っていた容疑。この件では、さらに 5 名を拘束している。
Baghdad では、Jaysh al-Mahdi 軍閥の関係者で、イランのテロ組織とも関わりがあるとみられる 2 名を拘束。また、AK-47 自動小銃と拳銃を押収。
Balad では、アルカイダの資金担当者 1 名と、さらに 11 名を拘束。Baghdad 東方ではイラク軍と米軍の特殊作戦部隊が、誘拐・殺人などに関与していた Jaysh al-Mahdi 軍閥傘下の組織リーダー 1 名を殺害。
Strike Force Geronimo 麾下、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 509 空挺聯隊・第 3 大隊・A 中隊所属の兵士が、10 日に Iskandariyah 北西でアルカイダ関連組織の活動家 2 名を拘束。米軍兵士 3 名を拉致した容疑がある。
イラク軍がイラク西部で 9 日、聯合軍に対する攻撃や恐喝行為の容疑者 4 名を拘束。同日、警察が Samarra で迫撃砲や狙撃による攻撃を行っている組織のメンバー 1 名を拘束したほか、狙撃銃 4 挺・弾薬・迫撃砲弾・IED 製造材料を押収。
Task Force Geronimo 麾下、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 501 空挺聯隊・第 1 大隊が Iskandariyah で、ロケットや IED による攻撃を行っている組織のアジトを急襲、リーダーを拘束。

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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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