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一般ニュース
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/1-2)
中国共産党の胡錦濤 Hu Jintao 総書記が、人民解放軍創設 80 周年記念式典の席で、近代的でハイテク化した、情報ベースの戦闘が可能な軍隊を実現するために、国防予算を増額すると約束した。(VoA)
CBO (Congressional Budget Office) は、米軍の対テロ戦関連支出などに関するレポートをまとめた。要点は以下の通り。(CBO)
2001 年 9 月以降の支出累計は、イラクとアフガニスタンでの軍事作戦に関連するものが 6,020 億ドル、それとは別に退役軍人向けの恩典関連で 20 億ドルを支出
前者には、イラク軍の創設・訓練などにかかった 300 億ドル、再建・救援などにかかった 390 億ドルが含まれる。その他の、米軍自身の作戦経費は 5,330 億ドルとなる
2003-2005 年には 930 億ドルだったものが、2006 年に 1,200 億ドル、2007 年に 1,700 億ドルと急増している。現在は月間 110 億ドルのペース
さらに 3-4 万名の増派を実現した場合、4 ヶ月で 100 億ドル、1 年で 220 億ドル、2 年で 400 億ドルが余分に必要とされる、と予測
2017 年までにかかる累計費用の総額については、21 万名の戦力が 2010 年の時点で 30,000 名まで減勢、それを 2017 年まで維持した場合は 4,810〜9,240 億ドルの範囲と予測。一方、2013 年の時点で 75,000 名まで減勢、それを 2017 年まで維持した場合には 9,240 億〜1 兆 100 億ドルと予測。
米軍は 2003 年以来、MNF-I (Multinational Force-Iraq) 麾下の MNSTC-I (Multinational Security Transition Command-Iraq) によってイラクの治安部隊を育成するために 192 億ドルを投じており、さらに 200 億ドルを追加する要求を出している。これについて GAO は、通常の手順に拠らなかったために適切な責任要件を適用していない等の問題点を指摘。たとえば、イラク軍に引き渡す装備を集積した時点、あるいは引き渡した時点での記録が不十分、といった問題がある。(GAO)
英国防省は、国内外で直面している脅威に対抗するためのアイデアを募る "Grand Challenge" コンテストについて発表した。勝者に対しては、研究開発費として総額 1,000 万ポンドを支出する。防衛関連企業から大学、中小企業まで、全部で 23 チームが応募した。応募した各チームは 2008 年 8 月の最終案提出に備えて、Copehill Down の市街戦訓練施設を訪問、関連データ収集や、兵士によるパトロールなどのデモンストレーションの視察、国防省が収集した外国製武器の観察などを実施した。(MoD UK)
Pete Geren 米陸軍長官は、アフガニスタンとパキスタンの国境地帯で米陸軍レンジャー部隊の Patrick D. Tillman 特技兵 (訳注 : NFL から米陸軍入りした、例の人) が同士討ちによって死亡した件に関連して、当時、ARSOC (U.S. Army Special Operations Command) の司令官を務めていた Philip Kensinger 退役米陸軍中将に対して、譴責の書簡 (letter of censure) を送付することを明らかにした。TRADOC (U.S. Training and Doctrine Command) 司令官を務める William S. Wallace 大将以下による調査結果として決まったもので、安全面の調査を怠った、当初の調査後に間違った発表を行った、家族に対する告知内容が正しくなかった、といった点が問題視された。(US Army)
RAND Corporation は、米空軍の輸送機戦力に関するレポートをまとめた。空輸任務そのものは通常戦でも不正規戦でも同じ種類のものだが、ただし、内容のバランスに違いが見られるとのこと。現状の戦力はおおむね、対反乱戦を主体とするニーズに適合しているが、小型の輸送機を追加することで、もっと効率的に任務を遂行できるとしている。その理由は、整備状態が悪く、長さも短い滑走路で離着陸しなければならない場合があるためだとしている。また、小規模な地上部隊が補給線より先で作戦しなければならない場合がある、という理由もある。そして、不整地で短距離離着陸が可能な機体の例として、ベトナム戦争で使用した C-7 Caribou (ペイロード 3t、1,000ft の滑走路で離着陸可能) を挙げている。ヘリコプターでは低速で脆弱性が高いので、固定翼機の方が好ましいという見解。(Rand Corporation)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/31)
Forecast International は、イギリス軍の予算事情に関するレポートをまとめた。英国防省は先日、3 年間で 77 億ポンド (15 億 8,700 万ドル) の国防予算増額を決めたが、高いオプテンポや多額の装備調達費が、第一線で必要としている予算を吸収してしまっている、と指摘している。財務当局が国防予算の削減と返納を求めているという噂もあったが、最近になって決まった増額により、これは打ち消された格好。とはいえ、Typhoon、CVF、FRES、F-35、Bowman 通信システム、45 型ミサイル駆逐艦、Astute 級 SSN といった具合に大物プロジェクトが目白押しなので、イギリス国内の産業 (特に艦艇関連) にとっては下支えする要素になるものの、上積みした予算がそれらで消えてしまう可能性も。そのイギリス、国防予算の絶対額ではアメリカに次ぐ二番手を確保しているが、対 GDP 比でみると減少しており、以前は 3% あったものが、現在では 2.4%、来年には 2.1% に落ち込む。この数字は、フランス・トルコ・ギリシア・ブルガリアを下回るもの。(Forecast International)
チェコ空軍の JAS39 Gripen が、初の実射演習を実施するため、スウェーデンに展開した。作戦名称は "North Arrow"。今回の演習ではパイロット 10 名と JAS39D×2 機を送り込み、スウェーデン軍国防資材局 (FMV : Forsvarets Materielverk) の Vidsel 射場で AIM-9 Sidewinder の実射を 4 回、さらに 27mm 機関砲の実射も行う。チェコ空軍の Gripen は Caslav AB を拠点にして NATO の QRA (Quick Reaction Alert) 任務に就いているが、自国には空対空兵器の実射を行える場所がないので、スウェーデンに出張することになった。2008 年にも同様の演習を予定している。(Gripen International)
アフガニスタンに展開している NATO 軍は、民間人に対する付随的被害を避けるため、以前よりも小型の爆弾を使用するようになった。具体的には、これまで 500kg 超の爆弾を使っていたところ、250kg 級に抑えるようにしている。6 月に 90 名の民間人が死亡する事件があり、その後で Hamid Karzai 大統領が ISAF に要請を出したのを受けた措置。今年だけで、アフガニスタンで戦闘に巻き込まれて死亡した民間人は 330 名を超えるとされる。(Deutsche Welle German radio)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/7/30-31)
国連安保理は、スーダンの Darfur に 26,000 名規模の平和維持部隊を送り込む、安保理決議 1769 を承認。既報のように国連と AU の合同部隊で、初年度の経費は 20 億ドルを見込む。部隊の内訳は軍人 19,555 名、文民警察官 6,432 名。
インド政府は、BrahMos ミサイルの開発責任者を務める Sivathanu Pillai 氏の留任を決定。今後の改良計画推進を見込んだ措置。
そのインドに対してオーストラリアは、近いうちにウラニウムの輸出解禁を決める模様。
タイと中国は、広州軍管区 (Guangzhou Military Region) の広東 Guangdong 省从化 Conghua で、7/16-29 にかけて合同演習 "Strike-2007" を実施した。両国から特殊作戦部隊が参加して、ジャングル戦、ヘリ強襲、対テロ戦、人質救出、そして最終日には麻薬密輸拠点の襲撃演練を実施。タイと中国は 2005 年 12 月にも合同で救難演習を行っており、そのタイと毎年 "Cobra Gold" 演習を行っているアメリカは、タイと中国の接近に神経を尖らせている様子。
英陸軍は 8/1 に、過去 38 年に渡って実施していた北アイルランドでの任務 "Operation Banner" を終了した。累計 30 万人以上が任務に参加して、763 名が死亡、6,000 名以上が負傷している。今後も 5,000 名が駐屯するが、これは海外への出動に備えたもので、北アイルランドでの治安維持は全面的に警察が担当する。
EU は、キプロスを南北に分断している緩衝地帯 (総延長 180km) の地雷除去作業のために、400 万ユーロを支出する決定を下した。首都 Nicosia では昨年 11 月に、国連が仕切る MAC (Mine Action Center) による地雷除去作業が完了している。
在イラク米軍の司令官、David Petraeus 大将は、イギリス軍がイラクからの撤退を準備しているとは考えていない、と発言。
7/30 に、カリフォルニア在住の Samuel Shangteh Peng 氏 (56) が、印 HAL 社に対して重要物資の不正輸出を行ったとして告発された。
イスラエルの新聞 "Jerusalem Post" 紙が報じたところでは、イランがロシアとの間で、戦闘機 250 機の購入について協議中とのこと。10 億ドルをかけて Su-30 を調達、12 個飛行隊を編成する意向だと報じられているほか、空中給油機を導入して航続距離を延伸する、という話も。イランは最近になって新鋭 SAM を導入して核施設などの防空用としているが、戦闘機の方は F-14、F-4、それと旧ソ聯製の Su-25 や MiG-27 など、多様な機体のごった煮 (hodgepodge) 状態。
米 PVI (Protected Vehicles Inc.) 社が、HMMWV の代替となる 7t 級の車輌を開発・公表した。米陸軍の JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) 計画向けで、同社の MRAP カテゴリー I・Alpha の 1.5 倍重い。最高速度 70mph、機関銃などを搭載するリング・マウントを備える。Force Protection 社の Cheetah と競合する存在。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/30)
米海兵隊・第 1 海兵聯隊・第 3 大隊揚陸チーム (Battalion Landing Team)・K 中隊では、BATS (Biometrics Automated Toolset System) を導入した。これは、拘束した容疑者の中から武装勢力やその他のお尋ね者を捜し出すシステムで、指紋や網膜/虹彩をスキャンしたデータを、その他の個人情報と一緒に記録しておくもの。過去に犯罪歴がある「悪者」を迅速に見つけるのが狙いで、照会に要する時間は 12-90 分程度。また、武器集積所などを発見した際に現場の指紋を採取して、BATS で検索する使い方もある。このシステムは、第 6 聯隊戦闘団・第 2 大隊も導入している。(USMC)
英国防省は、環境対策を講じるためのアクションプラン、"Sustainable Development Action Plan" を公表した。「環境と国防は別々の問題ではない」として、「省エネ化により、2012 年までに CO2 排出量を 15% 削減」「漏水対策・汚水対策の推進」などの対策を講じるとしている。(MoD UK)
あちら立てたらこちらも立てて (DefenseNews 2007/7/30-31, VoA via Defense-Aerospace.com 2007/7/30, Deutsche Welle German radio via Defense-Aerospace.com 2007/7/31, VoA via Defense-Aerospace.com 2007/8/1)
アメリカ政府は、サウジアラビアやその他のペルシア湾岸諸国に対して、これから 2010 年代にかけて、10 年間・総額 200 億ドルにのぼる兵器輸出を計画中と報じられた。"The New York Times" 紙が報じたもので、衛星誘導爆弾 (訳注 : JDAM か)、戦闘機や艦艇のアップグレードなどの内容で構成。背景には、イランの軍事力増強に懸念を抱いている湾岸諸国へのテコ入れがある。
なお、これを懸念するイスラエルに対しては、10 年間で 300 億ドルの軍事援助を提示しており、イスラエルの Ehud Olmert 首相も満足の意を表明。これは、年間 24 億ドルの FMF を年間 30 億ドルに増額するもの。イスラエルとしては、サウジアラビアなどの防衛力強化は対イランの防壁になる、とみている事情もある。また、アメリカはエジプトに対しても 130 億ドルの軍事援助を提供する。
一方、レバノンは「過激派の勢力伸長につながる」「平和実現への妨げになる」として、援助増額に懸念を表明。シリアの Walid Muallem 外相も「危険な行為だ」と発言している。
ドイツ議会・外務委員会の議長を務める Ruprecht Polenz 氏も「これ以上、燃料を投下してどうする」とオカンムリ。今回の措置はイランをさらなる軍拡に走らせるとして、代案として 1970 年代のヨーロッパで導入した CSCE (Conference on Security and Cooperation in Europe) と同様の枠組みを作るべきだと表明。
お膝元の米議会でも、「サウジアラビアの対テロ戦へのコミットメントがはっきりしない。それに、サウジアラビア人のテロリストはいるし、イラクにもサウジアラビア人が入り込んで米軍を攻撃している」として、これに反対している議員がいる。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/7/28-30)
インドは、2002 年にロシア政府と組んでローンチしたものの、そのままダダ遅れになっている MTA (Multirole Transport Aircraft) 計画について、別の海外パートナーを模索中。ロシアが資金提供を断ったのが一因となり、暗礁に乗り上げているとされる。当初計画では、インド側から HAL 社、ロシア側から Irkutsk Aviation and Industrial Association・llyushin Aviation Complex・Rosoboronexport が参画、両国の対等出資 (HAL の支出額は 3 億ドルとされる) で計画を推進、15t 級の輸送機をロシアが 100 機、インドが確定 110 機・オプション 100 機ばかり調達することになっていた。もしもパートナーが見つからなければ、MTA 計画は中止して別の機体を輸入することになる。
カナダ政府は、JAIC (Joint Airborne ISR Capability) 計画に関する letter of interest をリリースした。今冬に RfP をリリースして、来年春に 1 億カナダドルほどの契約を発注することになる模様。陸軍部隊や特殊作戦部隊をサポートする UAV の導入計画で、レーザー誘導兵器のための静止目標と移動目標に対する指示、赤外線や低光量ビデオによる動画撮影、地上の移動目標を識別する機能を要求。兵装搭載という話も出ている。
インド空軍の Mirage 2000-H×51 機を 10 億ドルほどかけてアップグレード改修する件について、計画をとりまとめる HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) に、電子戦システムなどのアビオニクス担当として Elbit Systems 社が加わることになる模様。そのほか、機体そのものと非アビオニクス製品で Dassault Aviation 社が、それと Thales 社・Bharat Electronics 社が参画する。アップグレードの主な内容は、ミッション・コンピュータ 2 基の搭載、70nm のレンジを持つパルス・ドップラー・レーダーの搭載、通信・航法・IFF の強化など。コックピットはラテラル・ディスプレイ×2 基と HDD×1 基を備える。AAM は Derby と Python V の運用を可能にする。[ところが、当の Elbit Systems は「そんな話は聞いていない」と否定しているのが謎]
指揮官率先 (AFNews 2007/7/25)
在日米軍 (USFJ) 司令官の Bruce Wright 空軍中将が 21 日、新潟の地震被災地で 16 日から救援活動にあたっている米海軍の Seabees と陸上自衛隊を訪問した。NAF 厚木から派遣された Seabees は陸自とともに、米軍が提供したエアコン×79 基の設置も担当している。そのほか、陸自のブラックホークを使った、上空からの視察も実施した。
常駐への布石 (AFNews 2007/7/27)
9th RW (Beale AFB, CA) 所属の RQ-4 Global Hawk が、7/19 に Andersen AFB への一時派遣任務を終了した。過去の海外派遣任務は Edwards AFB と Beale AFB の人員が共同で実施しており、Beale AFB の 9th RW が単独で実施したのは今回が初めて。
関係者によると、今回の展開における課題は「ソフトウェアと天候」だったとのこと。展開中に台風が襲来したり、使用したソフトウェアのバージョン違いが原因でパイロット要員が追加訓練を必要としたり、といったトラブルがあった。これを受けて、12th RS と 18th RS では対策のための訓練に乗り出している由。
なお、RQ-4 は 2009 年から、Andersen AFB に恒久的に展開する予定になっている。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/27)
スペインの Jose Antonio Alonso 国防相と Joan Clos 通商・産業・観光相は、国産偵察衛星の開発・資金確保・打ち上げ・運用を対象とする、National Earth Observation by Satellite Program に関する Framework Agreement に調印した。国防省が 1 億 3,500 万ユーロ、通商・産業・観光省が残り 1 億 9,000 万ユーロを支出する。打ち上げる衛星は 2 基で、それぞれ "Ingenio" (talent) と "Paz" (peace) という名前がついた。軌道高度は 500-700km、光学衛星は 1 日 100 枚、レーダー衛星は 1 日 64 枚の撮影が可能で、2012 年の実働開始を目指す。Ingenio は光学センサー衛星で、CDTI (Center for Technological and Industrial Development) が担当する。主な用途は民生用だが、軍用向けにも使用する。Paz はレーダー衛星で、国防省が担当する。基本的には軍用だが、民間向けにも使用する。光学衛星とレーダー衛星の両方を揃えるのは、ヨーロッパの国としては初めて。(Spanish MoD)
イギリス政府は兵器の輸出についても、政府による他の通商支援活動と一本化して効率化を図る方針を決定、DESO (Defence Export Services Organisation) を解体する方針を示したが、すでに話が決まっている案件については、この変更は影響せず、今後も国防省が取り仕切ることになっている。(UK Prime Minister's Office)
この DESO の解体について、CAAT (Campaign Against Arms Trade) は「非民主的なイギリス兵器産業の終焉に向けた動きだ」として、歓迎する声明を出した。(CAAT)
英国防省は、6 機目の C-17A を調達すると発表した。既存の C-17A が高いオプテンポを続けているため、空輸能力を強化するために決定した措置。2008 年末か 2009 年初頭に就役の予定で、配備先は従来と同様に Oxfordshire の RAF Brize Norton。(MoD UK)
また、アフガニスタンの ISAF について、Kandahar に中将を指揮官とする司令部・RC(S) (Regional Command (South)) を創設すると発表した。カナダ軍・オランダ軍もイギリス軍とともに統一指揮する、機動展開型の司令部組織。イラクの Basra に展開しているイギリス軍部隊・HQ Multi National Division (South) についても、同様に中将を指揮官とする機動展開型司令部を創設する方針が決まっている。(MoD UK)
米 GAO はアメリカの兵器輸出管理について、2 点の重大な問題点があると指摘する報告書をまとめた。まず、センシティブなアイテムの輸出管理を行う省庁がはっきり決まっていない。そして、法規制による輸出禁止を実際に適用する際の例外規定があやふやで、現場の法執行関係者に面倒を押しつける形になっている。そのほか、輸出許可申請を処理する時間を短縮するシステムが、実際にはうまく機能しておらず、むしろ以前よりも時間がかかってしまっている問題についても指摘した。(GAO)
米ミサイル防衛局 (MDA) は、ABL (Airborne Laser) が 7/24 に、機上の BILL (Beacon Illuminator Laser) を使って一連の要撃シーケンスを実行する試験を成功裏に実施した、と発表した。それに先立つ 7/13 にも要撃シーケンスを試しているが、このときにはターゲットを搭載した NC-135 "Big Crow" からレーザーの応答を行い、大気圏内でのレーザーの歪みなどを計測した。その際には BILL を使用しなかったが、今回は本番と同様に BILL を使った。これで、Low Power System Integration-Active Flight Test として 2 度の試験を済ませたことになる。ABL の要撃シーケンスは、まずターゲットの探知・追跡を TILL (Tracking Illuminator Laser) で行い、それに続いて BILL でターゲットを照射して、最後に COIL (Chemical Oxygen-Iodine Laser) 代用の低出力レーザー・SHEL (Surrogate High Energy Laser) による照射を行うというもの。本番用の COIL については、今夏から Edwards AFB で ABL への搭載作業を始める予定になっている。(MDA)
英国防省は、Plymouth の Devonport Royal Dockyard にある Submarine Refit Complex に、退役した原潜から燃料要素を除去する作業を行うための施設を新設する、と発表した。投下する費用は 1 億 5,000 万ポンド。2012 年から稼働開始する。施設の所有と運用は DML (Devonport Management Limited) 社が担当する。(MoD UK)
アメリカと EU (European Union) は、GPS IIIA (訳注 : ブロック IIIA ?) に実装する新しい民生用シグナルと Galileo Open Service の両方を対象とする、GNSS (Global Navigation Satellite System) に関する合意をまとめた。2004 年 6 月に両者がまとめた協力合意に基づくもので、GPS と Galileo の民間向けシグナル (GPS L1C と Galileo L1F) に MBOC (Multiplexed Binary Offset Carrier) を使うための最適化を盛り込んで、互換性・相互運用性を持たせるもの。これにより、同じ受信機で GPS と Galileo の両方の衛星を利用できる。(European Commission)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/7/26-27)
チェコ政府は 27 日に、MD 用 X バンド・レーダーの設置場所として提案している Brdy 軍用地 (Prague 南西 65km、Tesliny という村落の近くで、標高 1,700m) を公表した。ここに米軍の専門家チームが来て、電磁的特性などの調査を行うとのこと。ただ、国内には反対意見が根強く、Mirek Topolanek 政権では議会の承認を経ずに設置を実現する方策を検討中という話も。ちなみに、地元で反対意見がある理由は「健康面の不安」とのことだが、政府側は、そうした問題はないとしている。
アフガニスタン派遣米軍のトップ・Dan McNeil 将軍は、ISAF の戦力について「4 個旅団の増強が望ましい」として、ドイツなどの NATO 加盟国に対して、さらなる増派を要請した。ドイツの新聞社が取材した際の出来事。ISAF の戦力は現在、37 ヶ国・39,000 名。
米国防総省で、イラクから米軍を漸進的に撤収する計画の策定が進められている由。Robert M.Gates 国防長官はこの件に高い優先度を設定しているとされる。国防長官と、Hillary Clinton 上院議員との間で行われた書簡のやりとりによって明らかになったもの。ただし国防総省では、急速な全面撤退については否定しているほか、必要に応じて長期的な米軍のプレゼンスを維持するともいっている。現在、在イラク米軍の戦力は 157,000 名、30,000 名を増派したばかり。
イスラエル海軍司令官の David Ben Bashat 大将が、昨年に発生したレバノンでの紛争がらみの責任を取る形で辞任した。
国連の監視グループが、ソマリアのイスラム法廷会議 (Islamic Courts Union) に対して、SAM を初めとする多数の武器がエリトリアから流入した、とする報告をまとめた。当のエリトリアはこの件を否定しているが、Mogadishu に着陸しようとするベラルーシの航空機に対して SA-18 を使用する映像が記録されているのも事実。エリトリアから SA-18×6 基が持ち込まれたとされる。また、ガーナの Aerogem Aviation 社が保有する B.707 がチャーターされて、ときには贋のフライトプランを使って、Asmara から Mogadishu に 13 回のフライトを実施している。
A400M や NH90 の遅延、A350XWB 計画立ち上げのための支出が原因で、EADS 社の純利益は対前年比で 93% も減ってしまい、11 億ユーロから 7,100 万ユーロ (9,700 万ドル) に急減した。A400M の遅延は TP400M-D6 エンジンの遅れが原因で、それにより Military Transport Aircraft 部門の売上は 12 億ユーロから 3 億 700 万ユーロにダウン。C-130 を使って Marshall Aerospace 社が実施するエンジンの試運転は、今年 4 月からの予定が年末にずれ込み、A400M の初飛行も来年の第一四半期から夏にずれ込んだ。Eurocopter 社の所得は NH90 艦載型の遅延に起因する 1 億 500 万ユーロの出費が原因で 8,800 万ユーロから 3,500 万ユーロにダウン。A350XWB の立ち上げには 5 億ユーロかかっている。
CSBA (Center for Strategic and Budgetary Assessments) によると、FY2008 国防予算案では機密プログラムに割り当てられている金額 ('Black' Spending) が 319 億ドルもあり、これは FY2007 より 1%、FY2006 より 3% 減っているものの、それでも FY2001 の 191 億ドルと比べると 2 倍近い、FY1995 と比較すると 2 倍以上の伸びである、としている。また、FY2008 国防予算全体の 18% に相当する。機密予算のうち 144 億ドルが装備調達費、175 億ドルが研究開発費。
イスラエルは、パレスチナ自治政府 (Palestinian Authority) の Mahmud Abbas 議長を支援するため、ヨルダンから西岸地区 (West Bank) に M16 自動小銃 1,000 挺を搬入する件を承認した。Hamas を制圧するためのもので、Hamas の手に渡ることはないと説明している。
米陸軍は、FCS (Future Combat System) に新しい名称を与える決定を下した。FCS を構成する要素のうち、MAV (Micro Air Vehicle)、UGS (Unmanned Ground Sensor)、SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle) など、2008-2010 年にかけて配備が始まるものもある。
Robert M.Gates 国防長官は、統合参謀本部議長に指名されている Mike Mullen 海軍大将の後任となる海軍作戦総長として、Gary Roughead 海軍大将を指名した。現在、Gary Roughead 大将は U.S. Fleet Forces Command のトップ。実現には上院の承認が必要。
米議会で、MRAP を短期間で大量調達する計画が鋼材不足を引き起こし、海軍の艦艇建造計画などに影響するのではないか、と懸念する声があがっている。鋼材そのものだけでなく、鋼材の切断に使用するレーザー機器の不足も懸念材料。
また、インドに対する原子力関連製品の輸出も、結果として核拡散につながるのではないかとして阻止する動きがある。これに対して国務省は、インドへの原子力機器の輸出は「アメリカの国内法に適ったものである」と反論中。George Bush 大統領も議会に対して、昨年成立の Hyde Act に違反しているのであれば阻止行動を取る、と書簡を送っている。
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産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/2)
伊 Alenia Aeronautica 社はイタリア空軍に、Typhoon トランシェ 1・ブロック 5 の初号機を引き渡した。Turin 近くの Caselle 工場で製造したもので、年内に 5 機の納入を予定している。イタリア空軍向けのブロック 5 は FLIR と IRST を組み合わせた PIRATE (Passive Infra-Red Airborne Tracking Equipment) を、キャノピー左前に装備している。これは伊 Galileo Avionica 社が 英 Thales 社・西 Tecnobit 社とともに EuroFirst Consortium を編成して開発にあたっているもので、トランシェ 2 装備分として 2 億ユーロで 200 セットを受注、他国向けの機体にも搭載する予定。(Galileo Avionica) [なお、トランシェ 1・ブロック 5 は GBU-10、GBU-16、Paveway II の運用も可能だが、イタリア空軍では制空専任とする考え]
その Galileo Avionica 社は、PIRATE ポッドを艦載化した IRST-C (a.k.a. SASS : Silent Acquisition Surveillance System) も開発した。こちには、イタリア海軍の新型軽空母・Cavour や、FREMM フリゲートに装備する。(Galileo Avionica)
空輸ヘリ戦力増強のために、イギリスがデンマークから緊急に買い入れた EH101 Merlin×6 機のうち 1 機目が、搭乗員や地上要員の訓練実施場所となる RAF Benson に到着した。今週中に 2 号機も到着の予定。残りの 4 機はまだ Yeovil の AgustaWestland 社工場で、任務に就くための準備を行っているところ。これらは Des Browne 国防相が 3/30 に発表、6 月に両国で MoU に調印した件に関連するもので、この 6 機によって Merlin Support Helicopter のフリートが 25% 増える。この 6 機は、2008 年 3 月にアフガニスタン派遣の予定。(MoD UK)
フランスの Nicolas Sarkozy 大統領とリビアの Moammar Gadhafi 大佐は、MILAN 対戦車ミサイルなど、1 億ユーロ相当の兵器輸出について合意した。そのほか、核エネルギー関連の合意を取り付けている。フランスは対リビア兵器輸出に積極的だが、ドイツはこれに対して批判的で、自国の企業に対しても対リビア兵器輸出に関わらないよう求めている。(Deutsche Welle German radio)
BAE Systems 社の Hawk AJT (Advanced Jet Trainer)×2 機が 8/10 に、本拠地の Warton から UAE に向かう。UAE 空軍が実施しているジェット練習機のコンペティションに関連する評価試験を実施するため。摂氏 45 度に達する現地の環境下で、2 週間かけて 30 回ほどのフライトを実施する予定。(BAE Systems)
諾 Kongsberg 社は、米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社から、米陸軍の兵員輸送車に搭載する Protech 兵装管制システムを 1 億クローネで受注した。また、サウジアラビアからは通信機材を 8,000 万クローネで受注した。こちらは 1991 年から受注が続いているもの。(Kongsberg Group)
西 Indra 社はスペイン海軍から、Rota 基地で実施するアビオニクスのメンテナンス業務契約を受注した。2 年契約で、1,000 万ユーロほどの案件。同社がスペイン海軍向けに開発した兵站業務管理システム・Galia 使い、Cessna C550、AV-8B Harrier II、AB 212、SH-3D、HU-500、SH-60B といった機体が搭載する航法システムの整備やアップグレードを実施する。(Indra Sistemas)
米 Bell Helicopter 社傘下の Bell Aerospace Services (BellAero) 社は米海兵隊から、UH-1N と AH-1W のサポート業務を 450 万ドルで受注した。5 年契約の 4 年目にあたる。BellAero 社は BA Support Services Business unit を通じて、整備支援チームの派遣や技術面のサポートを実施する。(Bell Helicopter)
米 Lockheed Martin 社は、SBIRS (Space-Based Infrared System) のうち GEO (Geosynchronous Orbit) 衛星について、スペース・エレメントと地上エレメントの試験が完了したと発表した。Interim Mission Control Station Backup をコロラド州 Boulder に設置、カリフォルニア州 Sunnyvale の Lockheed Martin SBIRS Auxiliary Support Center、Northrop Grumman 社の Satellite Payload Operational Test Station and Functional Test Assembly とともに、衛星側と地上側の機材がちゃんと一緒になって機能できるかどうかを試したもの。Lockheed Martin 社は HEO (Highly Elliptical Orbit) ペイロード×2 と GEO 衛星×2、それと赤外線センサーが捕捉したデータを処理する地上側機材を受注している。GEO-1 はすでに Sunnyvale で製造にかかっており、今月中に最終インテグレーションを完了する予定。また、3-4 基目の GEO 衛星で使用するために SBIRS ペイロード×2 セットの追加調達も決まったばかり (4 号機はオプション契約扱い)。(Lockheed Martin)
米 Pratt & Whitney 社は、F-35 搭載用の F135 エンジンが SDD フェーズの地上試験で累計 8,000 時間の試運転を達成した、と発表した。それに先立ち、概念開発段階で 3,600 時間の運転を行っており、合計は 11,000 時間を超える。この 8,000 時間という数字は、SD フェーズにおけるマイルストーンのひとつとされる。なお、1 号機の方は 2006 年 12 月の初飛行以来、これまでに 19 回の飛行試験で 20 時間以上をログしている。ちなみに、ベースモデルの F119 と合わせた累計運転時間は 60 万時間以上。(Pratt & Whitney)
米 Force Protection 社は、ILAV (Iraqi Light Armored Vehicle) に搭載する爆発物探知・除去機材 (articulating interrogation arm)×40 セットを、530 万ドルで受注した。今年の 12 月にデリバリー予定。この契約の一環として、ILAV×22 両も追加納入することになっている。ILAV は Force Protection 社の Cougar をベースとする発展型で、BAE Systems Land & Armament Systems 社が主契約社となっており、その下に副契約社として Force Protection 社が入る構図。2006 年 5 月に ILAV×378 両を受注している。(Force Protection)
UCAS-D 決定 (Contracts & NAVAIR 2007/8/1)
Northrop Grumman Systems 社 Integrated Systems - Western Region 部門は米海軍から、UCAS-D (Unmanned Combat Air System CV Demonstration) を $635,860,599 で受注した。
このプログラムでは 2013 年までかけて、カタパルト発艦や着艦などの空母適合性検証に加えて、トレード・スタディ、分析、ソフトウェア開発、飛行試験で収集したデータの提出なども実施する。なお、兵装の搭載は予定していない。(N00019-07-C-0055)
今日のお買い物 (Contracts 2007/8/1)
Spectrum Comm、DP Technology Services、Micro Technology、MacAulay-Brown、SAIC (Science Application International Corp.)、TASC (Northrop Grumman 社傘下) の各社は米空軍から、CAAS (Contract Advisory and Assistance Services) 契約を $400,000,000 で受注した。ポリシー策定や、システム運用の管理・改善といった場面でテクニカル/分析サービスを実施して、情報・助言・見解・代替案・分析結果・評価結果・韓国・訓練などを提供する。今回の修正契約は、F-22A の多年度調達に伴う先行調達に関連するもの。(FA4890-07-D-0001, FA4890-07-D-0002, FA4890-07-D-0003, FA4890-07-D-0004, FA4890-07-D-0005, FA4890-07-D-0006, FA4890-07-D-0007, and FA4890-07-D-0008)
Turbo Combustor Technology 社は米空軍から、F100-PW-220 エンジンで使用するアフターバーナー・フレーム・ホルダーを $11,464,800 で受注した。米空軍向け×825、FMS 経由の輸出向け×15 で、後者はパキスタン・ポルトガル・韓国向け。(FA8104-07-C-0205)
American Electronic Warfare Associates 社は米海軍から、NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division) の Atlantic Ranges and Facilities Department と Integrated Combat Environments Division を対象とする、テクニカル/エンジニアリング・サービス業務のオプション契約分を $23,678,624 で受注した。(N00421-03-C-0078)
Rockwell Collins Services 社は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、AH-6、MH-6、MH-47、MH-60 が装備する共通アビオニクス、CAAS (Common Avionics Architecture System) と Cockpit Management System を対象とするサポート業務契約を、$13,978,304.99 で受注した。(H92241-07-C-0011)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/1)
英国防省は、FRES (Future Rapid Effect System)・UV (Utility Vehicle) の候補になっている 3 車種について、Bovington 訓練場でトライアルを開始したと発表した。3 車種とは、Boxer、Piranha、VBCI。このトライアルの勝者と、FRES 計画自体の SOSI (System of Systems Integrator) については、いずれも 11 月に発表の予定。(MoD UK)
欧州委員会 (European Commission) は、MBDA 社による独 Bayern-Chemie Gesellschaft fur flugchemische Antriebe GmbH の買収を承認した。Bayern-Chemie 社と子会社の Protac S.A. は、固体燃料を使用するロケット・モーターやラムジェット・エンジンを製造している。(European Commission)
米 Northrop Grumman 社は、米空軍の KC-X 計画に向けて自前で KC-30 を 1 機製造しているが、7 月に初期段階の機体組み立てが完了した。この機体は「SDD-1」といい、これから予定より 1 ヶ月早く最終組立作業に入る。A330 としては通算 871 号機にあたる機体。(Northrop Grumman)
オーストラリア海軍は、AgustaWestland 社の A109E×3 機を受領、配備先となる 723rd Sqn. が所在する、Nowra の HMAS Albatross でセレモニーを開催した。Raytheon Australia 社経由でリース契約を結んでいるもので、艦載ヘリ搭乗員の技量維持訓練や、捜索・救難、負傷者や人員の輸送に使用する。(Australian Minister for Defence)
米 Boeing 社は米海兵隊から、ScanEagle UAV を使った MEF (Marine Expeditionary Forces) 向けの ISR ミッション業務を 1,800 万ドルで受注した。期間は三年半で、オプション契約分や追加のサポート業務も含めると、総額 3 億 8,150 万ドルの案件。海兵隊は 2004 年 7 月から ScanEagle を導入しており、さらに米海軍が 2005 年 9 月、オーストラリアが 2006 年 11 月に続いた。累計で 4,600 ソーティ、50,000 時間のフライトを実施しているが、そのうち 34,000 時間が米海兵隊向け。なお、Rover III ディスプレイ・システムに対応するほか、赤外線センサーの能力向上やモード C トランスポンダーを搭載する等の改良を施した、新型の ScanEagle ブロック D を投入することになっている。同機は赤外線センサーに加えて電子光学センサーを備えており、24 時間フルタイムの監視任務が可能。上昇限度は 16,000ft で、油圧式の SuperWedge カタパルトで撃ち出した後は、事前にプログラムした通りに飛行する。回収の際には、高さ 50ft の塔にロープを張り渡した、Insitu 社が特許を持つ SkyHook システムを使う。そのため、滑走路は要らない。(Boeing)
BAE Systems Australia 社は米海軍から、対艦ミサイル防御用の Nulka Active Missile Decoy System を 5,000 万ドルで追加受注した。これまでにオーストラリア、カナダ、アメリカで合計 700 システムの採用実績があり、USS Gonzalez (DDG-66) で 100 隻目 (アメリカ : 83、オーストラリア : 14、カナダ : 3)。同社にとっては、これで年間 4,000-5,000 万ドルの売上になっている由。今後、オーストラリア海軍の AWD (Air Warfare Destroyer) に装備するほか、Amphibious Deployment and Sustainment vessel (訳注 : 新型 LPD のこと ?) に装備する可能性も。(BAE Systems Australia)
米 General Dynamics 社など 29 社は、米軍向けの GSA (General Services Administration) 契約を受注した。IT 関連の管理業務を請け負うもので、すべてのオプション契約が実現すると 10 年間・総額 500 億ドルの案件になる。(GD)
米陸軍の Apache Attack Helicopter Project Manager's Office は、英 QinetiQ の米国子会社・Westar Aerospace & Defense Group 社に対して、AH-64D Apache ブロック III (AB3) アップグレードに関するリソース管理、コストの見積もり・分析、スケジュール評価などの作業を受注した。2008 年からインプリメントを始めるブロック III では、UAV の管制機能導入、状況認識能力強化、エンジンと駆動系の強化、目標指示能力の強化、通信能力の強化といった改良を施す。(Westar Aerospace & Defense Group)
AgustaWestland 社は、中国・北京の警察当局に、AW109 Power と AW139 を 1 機ずつ納入した。2006 年 6 月に Jiangxi Change Agusta Helicopter (CAH) を通じて受注していたもので、機体は中国国内で製造する。(AgustaWestland)
BAE Systems 社は、先に発表していた米 Armor Holdings 社の買収が完了したと発表した。買収額は 45 億 3,200 万ドル (22 億 7,500 万ポンド)。ちなみに、2006 年の Armor Holdings 社の売上は 23 億 6,100 万ドル。買収完了後は、BAE Systems Land and Armaments 社 (Arlington, VA) の一部門となる。(BAE Systems)
スペインの輸送機調達 (Defense-Aerospace.com 2007/7/30 & 2007/8/1)
スペインの閣議は、C-295 (EA-03 仕様)×2 機の追加調達と既存の機体 (S/N 032) に対するレトロフィット作業を、総額 4,690 万ユーロで発注する件を承認した。
これは、Futuro Avion de Transporte Medio FATAM II (Future medium transport aircraft II) 計画の一環。2000 年からスタートしたプロジェクトで、Direccion General de Armamento y Material では 2000 年 12 月に C-295×9 機を発注、さらに 2005 年 12 月と 2006 年 12 月に 1 機ずつを追加調達している。
ただし、追加調達分のうち 1 機は予算上の制約が原因で、装備が不十分な状態になっているため、今回の承認により、それを他の機体と同仕様に改修する。スペイン空軍は、CN-235 のうち 8 機を洋上哨戒/SAR 型に転換、さらに 4-6 機を訓練用としているため、空輸戦力の不足に直面している状況。今回の件は、それを解決するためのもの。
C-295M は出力 2,645HP のエンジンを持つ双発ターボプロップ輸送機で、ペイロード 9,250kg、完全装備の兵員なら 71 名 (オプションでもう 4 名)、88"×108" パレットなら 5 枚を搭載可能。(Spanish Government & EADS)
今日のお買い物 (Contracts 2007/7/31)
General Dynamics C4 Systems 社は米海軍から、海兵隊向けの Combat Operation Center Capability Set×229 セットと CPOF (Command Post of the Future) に関する修正契約を、$9,914,961 で受注した。(M67854-02-C-2052) [CPOF は、作戦の計画やリハーサル、実行を支援する指揮所向けのシステム]
Stauder Technologies 社は米海軍から、TLDHS (Target Location, Designation and Hand-off System)×1,016 セットに関する修正契約を、$9,627,409 で受注した。数量未定のライン・アイテムも一緒に調達する。TLDHS は、155mm 牽引砲 M777A2 から Excalibur 誘導砲弾 (Excalibur Unitary GPS (Global Positioning System) Precision Guided Munition) を発射する際に使用する、目標データ入力装置。Excalubir は FY2007 の第三四半期に配備する。(M67854-07-C-2062)
General Dynamics Land Systems 社傘下の General Dynamics Amphibious Systems (GDAMS) は米海軍から、EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) 計画の駆動系を対象とする、プログラム管理とテクニカル/エンジニアリング・サポート業務に関する修正契約を $6,217,436 で受注した。(M67854-01-C-0001)
Nan 社は米海軍から、NS Pearl Harbor で Building 1923 を改修して、Child Development Center を設置する工事を $5,994,500 で受注した。(N62742-01-D-1343/#0022)
Lockheed Martin 社は米空軍から、F-22A のロット 7/8/9・合計 60 機を対象とする 3 年分の多年度調達に関する修正契約を、$5,049,743,121 で受注した。(FA8611-06-C-2899)
Pratt & Whitney 社は米空軍から、F-22A に搭載する F119 エンジンの多年度調達に関する修正契約を、$1,282,809,793 で受注した。(FA8811-06-C-2900)
Northrop Grumman Systems 社 Electronics Sensors Systems Section は米空軍から、Defense Meteorological Satellite Group に対して実施する SLEP (Service Life Extension Program) の一環として、センサー・ハードウェアの試験・補修・交換を $18,931,064 で受注した。フライト 19 とフライト 20 を 4-5 年間に渡って延命するためのもの。(FA8803-05-C-0001/P00038)
Computer Sciences Raytheon 社は米空軍から、Eastern Range で実施している射場の運用・メンテナンスに関するテクニカル・サービス業務について、2007/10/1-2007/11/30 の 2 ヶ月間にわたって期間を延長する修正契約を $14,000,000 で受注した。(F08650-00-C-0005/P00246)
Lockheed Martin 社は米空軍から、B-2A に搭載するコンバーター・アンプなどを $12,961,870 で受注した。(F34601-06-C-0311)
Communications and Power Industries 社 Traveling Wave Technology Division は米空軍から、AN/TPS-75 レーダーに装備する Twystron (訳注 : 超高出力の進行波管か何からしい) を対象とする換装・検査・補修などの作業を、$9,748,590 で受注した。期間は 5 年間、最大 150 個を対象とする。(FA8217-07-D-0001)
BAE Systems Technical Services 社は米空軍から、IRSP (Instrumentation Radar Support Program) 契約を $7,395,068 で受注した。米国内外の射場 25 ヶ所に設置している追跡・計測用のレーダーを対象として、コンポーネントやサブシステムを稼働可能な状態に維持する業務。(F08650-07-C-0009)
Lockheed Martin 社 Training Systems, Sensors 部門は米空軍から、サウジアラビア空軍の F-15S 用 WST (Weapon System Trainer)×3 基に装備する Link 16 (Fighter Data Link) に関する修正契約を、$6,654,000 で受注した。FMS 案件。(F42630-93-C-0428/P00039)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/31)
英 RSL (Raytheon Systems Limited) 社は英国防省から、Paveway IV レーザー誘導爆弾を F-35 Lightning II の STOVL 型にインテグレーションした上で、さらに飛行試験を実施する契約を 2,400 万ポンドで受注した。所要の文書をまとめるほか、機体側のシステムを改修して、実際に飛行試験を実施して Paveway IV 搭載の承認を得る作業を実施する。(Raytheon UK)
Thales Communications 社は米陸軍から、5,000 台を超える AN/PRC-148 JTRS (Joint Tactical Radio System) MBITR (Enhanced Multiband Inter/Intra Team Radio)、別名 JEM を受注した。これは小型軽量の携帯式マルチバンド無線機で、30-512MHz の周波数帯に対応、チーム内外、地対地・地対空・衛星通信が可能。SCA (Software Communications Architecture) への対応認証を獲得した最初の製品でもある。(Thales Communications)
米 Boeing 社と、米 Lockheed Martin/Northrop Grumman 社の合同チームはそれぞれ、米空軍に対して TSAT (Transformational Satellite) Communications System Space Segment の開発・製造に関する提案書を提出した。過去 3 年に渡って両チームが実施してきた、リスク低減活動の成果をまとめたもの。Boeing 社の TEAM TSAT には、Cisco Systems、Hughes、IBM、Harris、Ball Aerospace & Technologies、LGS Innovations、Raytheon、General Dynamics C4S、L-3 Communications、BBN Technologies、EMS Technologies、Innovative Communications Engineering、SAIC の各社が参加している。一方、Lockheed Martin/Northrop Grumman チームには、Juniper Networks (IPv6 ルータ・ソフトウェアなどを担当)、ViaSat (動的な帯域/リソース割り当て技術を担当)、Lockheed Martin Information Systems & Global Services (衛星の地上管制機能を担当) の各社が参加している。(Boeing, Lockheed Martin)
米 Northrop Grumman 社は米陸軍から、レーザー目標指示機・LLDR (Lightweight Laser Designator Rangefinder)×300 基あまりを 9,100 万ドルで受注した。3 億 3,600 万ドルで受注している契約の一環。昼夜・天候に関係なく、レーザー誘導、あるいは GPS 誘導の兵器を誘導できる。GPS 誘導の場合、内蔵する GPS 受信機とレーザーによる目標照射で、目標の座標を割り出す仕組み。(Northrop Grumman)
米 Northrop Grumman 社は、既存の軍用無線機や民生用通信機器を使って軍用機向けの IP ネットワークを構築する、JCAN (Joint Capability for Airborne Networking) の試験を成功裏に実施した。JCAN は、global airborne network framework を実現するためのミドルウェアで、空軍の AFRL (Air Force Research Laboratory) Information Directorate (Rome, NY)、U.S. Air Force Communications Agency、Northrop Grumman 社の共同プロジェクト。デモンストレーションでは、通信手段として Thrane & Thrane 社製の INMARSAT SwiftBroadband aeronautical と、Broadband Global Area Network land vehicular broadband service を利用した。このほか、UHF 無線機、衛星通信、短波通信、Iridium といった、多様な通信手段に対応できる。(Northrop Grumman)
米 Sikorsky Aircraft 社は、ヘリコプターの機動性や安全性を大幅に向上させる FBW (Fly-By-Wire) の地上試験を、成功裏に実施した。まず、カナダ軍から受注している H-92×28 機に搭載して 2009 年初頭にデビューする予定。(Sikorsky Aircraft)
今日のお買い物 (Contracts 2007/7/30)
Northrop Grumman Space Technology 社は米空軍から、NPOESS (National Polar-orbiting Operational Environmental Satellite System) 計画の仕切り直しに伴う、調達・運用の変更 (ECP-13 : Engineering Change Proposal 13) のための修正契約を、$2,346,892,272 で受注した。(F04701-02-C-0502/P00072)
Pratt & Whitney 社は米空軍から、F117-PW-100 エンジンの本番用と予備、関連データを $1,059,758,466 で受注した。C-17A の搭載用で、2007-2012 年にかけてデリバリーする。(FA8626-07-D-2073)
Boeing 社は米空軍から、CSEL (Combat Survivor Evader Locator) の FY2007 全規模量産分を $107,681,281 で受注した。発信機本体×15,452、無線機のスペア×1,545、無線機用のアダプタ×1,288、無線機用アダプタのスペア×129、プライマリバッテリ×15,452、充電式バッテリ×30,904、充電用アダプタ×7,726 といった内訳。(FA8807-05-C-0004/P00018)
ITT 社 Advanced Engineering and Sciences Division は米空軍から、新型の電子光学センサーと関連技術を開発・評価する ESTER (Electro-Optical Sensor Technology and Evaluation Research) 2 計画を $19,450,000 で受注した。長距離の偵察・戦術ミッションで、対空・対地の目標、化学兵器、障害物の探知・識別能力を実現するのが目標。(FA8650-07-D-1114)
L.C. Gaskins Construction 社は米空軍から、ジョージア州 Robins AFB で実施する Building 640 のメンテナンス・補修工事を $15,728,335 で受注した。(FA8501-07-C-0043)
Singh Group (Baja Pacific) は米海軍から、San Diego Metropolitan Areas と MCB (Marine Corps Base) Camp Pendleton で実施する植栽作業などを、$28,303,250 で受注した。(N62473-07-D-5005)
DG21 社は米海軍から、U.S. Navy Support Facility, Diego Garcia で実施するベース・オペレーション支援業務のオプション契約分を $26,126,236 で受注した。このオプション契約の行使により、総額は $452,657,824 となった。(N62742-06-D-4501/P00019)
M.A. Mortenson 社は米海軍から、航空機搭載用の MCM 機材 (Airborne Mine Countermeasure Equipment) を扱うメンテナンス・ハンガーとメンテナンス施設を建設する作業を、$25,591,684 で受注した。NS Norfolk の HM-15 が対象で、駐機場や離着陸エリアの改良工事も実施する。今後に $27,941,316 の増額を予定しており、総額は $53,533,000 となる予定。さらにオプション契約 2 件・$1,580,000 分があり、実現した場合の総額は $55,113,000。(N62472-01-D-0077/#0011)
TolTest 社は米海軍から、Marine Corps Logistics Base, Albany にある Building 3700 の補修工事を $16,757,565 で受注した。(N69450-07-C-1787)
Envisioneering 社は米海軍から、Directed Energy and Electric Weapons Program Office を対象とするシステム分析、システム/コンポーネント設計・開発、システム試験・評価、データ収集・分析といった業務を、$9,267,244 で受注した。(N00164-07-D-8900)
Raytheon Space and Airborne Systems 社は米海軍から、MH-60R に搭載する AN/AAS-44(V)C ターゲティング・システムの予備機を $9,864,010 で受注した。(N00383-02-G-018A/#0012)
San Diego State University Foundation は米海軍から、以下の分野を対象とする分析、それとテクニカル・サービス業務を $9,101,146 で受注した。Naval Health Research Center、SPAWAR (Space and Naval Warfare Systems Command)、SSC (Space and Naval Warfare Systems Center) San Diego で実施する。(N66001-07-D-0016)
electrical engineering, computer engineering, mathematics, physics, and statistics
computer science and information systems
mechanical engineering and fluid mechanics
public health, exercise physiology, psychology, social science, biology and chemistry
CACI 社は米海軍から、Naval Supply Systems Command を対象として ERP (Enterprise Resource Planning) プログラムをサポートする、テクニカル・サポート・サービス業務を $7,237,350 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は $47,517,821。(N00189-07-D-Z045)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/30)
英 General Dynamics UK 社は英国防省から、LISTENER 計画のアセスメント・フェーズを担当する優先交渉権者に選定された。10 ヶ月・100 万ポンドの契約で、システム・ソリューションの提示とリスク低減活動に向けた準備を進める。具体的には、米軍の NCCT (Network Centric Collaborative Targeting) も含めて、さまざまな技術的選択肢を検討する。LISTENER とは、イギリス軍の NEC (Network Enabled Capability) 実現に関連する ISTAR (Intelligence, Surveillance, Target Acquisition and Reconnaissance) システムのプロジェクトで、2009 年に主関門審査 (Main Gate) を予定している。GDUK 以外に、EADS DS、SCS (Systems Consultants Services Ltd.)、VEGA Group PLC、Marshall Solutions、General Dynamics Advanced Information Systems の各社が参画してチームを編成している。(General Dynamics UK)
伊 Alenia Aermacchi 社は 7/27 に、イタリア空軍から受注していた SF-260EA 初等練習機のうち最後の 2 機を納入した。納入セレモニーは Venegono で実施、訓練学校長を務める Giampiero Gargini 中将、70th Wing 司令の Francesco Tinagli 大佐、Alenia Aermacchi 社の幹部が出席した。2005 年に 30 機を受注していたもので、アビオニクスを新型化した EA 型の開発と形式証明取得に加えて、70th Wing が駐留する Latina AFB で実施する兵站支援業務も契約に含む。SF-260EA の導入により、ジェット機で実施している追加の計器飛行訓練課程が不要になり、経費節減になる。(Alenia Aeronautica)
米 General Dynamics Ordnance and Tactical Systems 社は米 Lockheed Martin 社から、GMLRS (Guided Multiple Launch Rocket System) 向けの弾頭を 750 万ドルで受注した。重量 200lb の単弾頭で、破片散布型。(GD)
米 Northrop Grumman 社は、RQ-4 Global Hawk が 1,000 フライトを達成したと発表した。1,000 フライト目を担当したのは 4 号機 (AF-4) で、6/14-15 にかけて GWOT (Global War On Terrorism) 関連で 18 時間のミッションを実施したときのこと。RQ-4 の戦闘任務としては 517 回目 (今年に入ってから 277 ミッション)、戦闘任務での飛行時間は 10,700 時間で、プログラム全体で記録した 15,135 時間の 71% に相当する。現在、RQ-4 ブロック 10×2 機が GWOT 関連任務を担当中。任務時間は 20 時間で、着陸後の再発進までに使える時間は 4 時間足らず。それでも、整備・気象・任務上の理由でキャンセルになったミッションは 11 件のみで、信頼性は高い。現在、AF-4 と AF-5 が中東で GWOT 関連任務を実施、AF-7 が Edward AFB で試験飛行中。また、N-1 が NAS Patuxent Rivber で GHMD (Global Hawk Maritime Demonstration) 計画のために試験飛行中。N-1 は 4/11 に、GHMD の一環として CCSG-1 SINKEX (Commander Carrier Strike Group One Ship Sinking Exercise) のサポートを実施、8 時間で 114 枚の画像を撮影、ニア・リアルタイム送信した。これは大西洋で実施した初めての GHMD オペレーション。一方、空軍はフロリダで電子光学センサー・赤外線センサー・合成開口レーダーのテストを、アラスカで寒冷地での情報収集試験を、それぞれ実施している。現行のブロック 10 に続いて、ペイロードを 1.5 倍にしたブロック 20 が登場する。(Northrop Grumman)
仏 Safran Group の経営陣は、同社の少数派株主からなるグループ "Arvernes group" が、さまざまな刊行物を通じて実態と異なる中傷行為を行っているとして、同グループの主張を否定する声明を出した。(Safran)
今日のお買い物 (Contracts 2007/7/27)
Lockheed Martin Aeronautics 社は米海軍から、F-35 の低率初期生産ロット 2 (LRIP II) として、CTOL 型×6 機と海兵隊向けの STOVL 型×6 機に関連する資材・コンポーネントの先行調達、それと関連するミッション機材、維持サポート、工具・試験機材、技術・財務データを、総額 $2,440,000,000 (見込額) で受注した。(N00019-07-C-0097)
Bell Helicopter Textron 社は米海軍から、UH-1Y×9 機と AH-1Z×2 機に関する修正契約を、$162,279,829 で受注した。いずれも、低率初期生産分のうち FY2007 該当分で、オプション契約扱いになっていたもの。(N00019-06-C-0086)
Sauer 社は米海軍から、NAS Patuxent River の Navy Test Pilot School で使用している Waterside Lean-To and Center Lean-To at Hangar 110 について、補修工事を $8,535,900 で受注した。(N62477-04-D-0036/#0002)
McDonnell Douglas 社は米海軍から、CASS (Consolidated Automated Support System) OTPS (Operational Test Program Sets)×99 セットに関する修正契約を、$7,139,910 で受注した。オプション契約の行使分で、米海軍向け 93 セット ($6,603,120; 92.48%)、さらに FMS 案件としてクウェート向け 2 セット ($190,723; 2.67%)、スイス向け 2 セット ($190,723; 2.67%)、カナダ向け 2 セット ($155,344; 2.18%)。(N00019-07-C-0019)
DKW Communications 社は米海軍から、AIS (Automated Information System) サービスを $6,425,592 で受注した。米海軍が陸上施設で使用している、戦略・戦術レベルの通信システム、指揮管制システム、関連する DCS (Defense Communication System) の管理業務が対象で、SSCC-NCR (Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston,National Capital Region) がらみ。1 年分のオプション契約があり、実現した場合の総額は $26,595,158。(N65236-07-D-7881)
Lockheed Martin Aeronautics 社は米空軍から、F-16C/D-50×30 機と、関連する支援機材、ミッション機材、サポート・エレメントを $186,944,000 で受注した。トルコ向けの FMS 案件 "Peacs Onyx IV" に対応。(FA8615-07-C-6034)
Boeing Service 社は米空軍から、国防総省と国務省が使用する航空機が装備する、CbB (Connexion by Boeing) ブロードバンド・データ通信サービスに関する修正契約を、$31,057,411 で受注した。これにより、インターネット接続、電子メール送受信、テレビ会議、サーバ・アクセスが可能になる。Direct Broadcast Satellite テレビ・サービスへのアクセスも可能。契約の期限は 2008 年 8 月。(FA4452-03-C-0006/P00015)
Kovatch 社は米空軍から、航空機用給油トラック・R-11 (R-11 Aircraft Refueling Tank Truck) のオプション契約分・99 両を、$18,767,224 で受注した。(F09603-03-C-0141/P00020)
Caddell Construction 社は米陸軍から、フロリダ州 MacDill AFB で医療施設の取り壊しと新築を行う工事 (Construction of a Clinic and Demolition of a Hospital) を、$73,792,320 で受注した。(W91278-07-C-0037)
Colt Defense 社は米陸軍から、M4 カービン・$71,090,756 分の delivery order を受領した。原契約は $478,787,807。(W52H09-07-D-0425)
Walbridge/Bartlett Cocke (Joint Venture) は米陸軍から、テキサス州の Camp Bullis に Armed Forces Reserve Center を建設する作業を、$39,089,450 で受注した。(W912QR-07-C-0009)
Alutiiq International Solutions 社は米陸軍から、ワシントン州 Fort Lewis に兵舎と中隊オペレーション施設を建設する作業を、$30,999,992 で受注した。(W912DW-07-C-0019)
General Dynamics Armament and Technical Products 社は米陸軍から、M2HB 機関銃を $25,987,217 で受注した。(W52H09-07-C-0125)
Critical Solutions International 社は米陸軍から、車載式地雷探知装置 (Interim Vehicle Mounted Mine Detectors) に関する修正契約を、$25,081,102 で受注した。(W56HZV-06-C-0306)
Straub Construction 社は米陸軍から、ネバダ州 Nellis AFB に航空機オペレーション施設を建設する作業を、$22,132,016 で受注した。(W912PL-07-C-0019)
Weeks Marine 社は米陸軍から、Delaware Coast Beachfill の作業を $19,790,915 で受注した。デラウェア州の Bethany Beach と South Bethany Beach が現場。(W912BU-07-C-0017)
Nuclear Research 社は米陸軍から、AN/UDR-14 と AN/UDR-15 に関する $11,530,963 分の delivery order を受領した。原契約は $25,000,000。(W15P7T-07-D-P020)
Straub Construction 社は米陸軍から、ネバダ州の Nellis AFB に航空機整備施設を建設する作業を、$11,395,000 で受注した。(W912PL-07-C-0020)
O'Gara Hess & Eisenhardt 社は米陸軍から、M1116 と M1145 で使用する Frag Kit Package に関する修正契約を、$9,089,786 で受注した。(DAAE07-00-C-S019)
Great Lakes Dredge & Dock 社は米陸軍から、フロリダ州 Nassau で実施する浚渫作業を $7,973,020 で受注した。(W912EP-07-C-0019)
Northrop Grumman Systems 社は米陸軍から、All-Terrain Radar for Tactical Exploitation of Moving Target Indicator and Imaging Surveillance Program について、$6,088,029 の増額契約を受注した。原契約は $6,700,178。(W15P7T-07-C-P044)
General Dynamics Armament and Technical Products 社は米陸軍から、M2 レシーバー・カートリッジに関する修正契約を $5,076,330 で受注した。(W52H09-06-C-0155)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/7/27)
米 Lockheed Martin 社は米空軍から、GBU-12 Paveway II レーザー誘導爆弾用の誘導キットを 3,300 万ドルで受注した。2008 年の第一四半期から納入を開始する。なお、同社は 2005 年に米海軍から 2,600 万ドルで、Pwaveway II をベースとする DMLGB (Dual Mode Laser Guided Bomb) 誘導キットの設計・開発・試験・製造を受注している。これはレーザーに加えて GPS/INS 誘導システムを組み込んで全天候化するもので、2007 年秋から納入開始の予定。そのほか、E-LGTR (Enhanced Laser Guided Training Round) のプログラムもある。これは Paveway II の投下訓練に使用するもので、実弾と比べて 15% の経費で済むとされる。2006 年に米海軍の Performance Enhancement Program を完了、1,900 万ドルで 4,000 セットあまりを受注しており、米海空軍向けに納入する。(Lockheed Martin)
米 Northrop Grumman 社は米海軍から、将来の潜水艦で使用する先進技術の開発を 1,690 万ドルで受注した。さらにオプション契約が 500 万ドルある。2006 年 1 月に 100 万ドルで、作業の立ち上げ分を受注した続き。具体的には、外装式魚雷発射管や電気推進システムが研究対象。設計したものを実際に、サブスケールの試験艇・Large Scale Vehicle, Cutthroat (LSV2) で試すことになっている。(Northrop Grumman)
米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA) は米 Lockheed Martin 社に対して、Tinconderoga 級イージス巡洋艦が装備する Mk.41 VLS のアップグレード改修を、2,320 万ドルで発注した。Cruiser Modernization Program に基づくもので、この計画では戦闘システムだけでなく、船体、機械部分、電気系統も更新する。Mk.41 については、新しい電子機器を組み込んで、1 隻あたり 16 基を搭載している 8 セル・モジュールのうち 2 基ベースライン VII 仕様に更新、ESSM などの運用を可能にする。ベースライン VII は COTS 化を図っており、通信機器はイーサネットと光ファイバーの組み合わせ。この改修により、Arleigh Burke 級が搭載する Mk.41 との互換性も実現する。(Lockheed Martin)
米 Bell Helicopter 社は、ARH-70A ARH (Armed Reconnaissance Helicopter) の試験飛行が累計 750 時間に達したと発表した。Honeywell 社製 HTS900-2 エンジンの試験飛行は 175 時間を達成、高度 14,000ft まで上昇限度を拡張している。現在進行中の ARH の LUT (Limited User Test) における次のマイルストーンは、要求仕様通りの性能が出ているかどうかの検証。(Bell Helicopter)
米 Boeing 社は、X-48B BWB (Blended Wing Body) が NASA の Dryden Flight Research Center (Edwards AFB, CA) で、7/20 に初飛行を実施したと発表した。Phantom Works が NASA・AFRL (Air Force Research Laboratory) と組んで開発した X-48B は、翼幅 21ft、重量 500lb、エンジンはターボジェットの 3 発、上昇限度 10,000ft、無人機なので地上管制ステーションからの遠隔制御で飛行する。2 機を製造済みで、Ship 2 による初飛行は 31 分間、高度 7,500ft まで上昇した。BWB の安定性や飛行制御特性、低騒音特性、遷音速域での操縦性などに関するデータを収集するのがプログラムの目的で、25 回の試験飛行を予定している。Ship 1 の方は 2006 年に ヴァージニア州の Old Dominion University NASA Langley Full-Scale Tunnel で風洞試験を実施、現在はバックアップ機として待機中。なお、機体の製造は英 Cranfield Aerospace 社が担当した。(Boeing)
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米陸軍から、20mm 機関砲弾 M940、25mm 機関砲弾 M792、同 PGU-23、LW30 M789 中口径弾薬を、総額 8,000 万ドルで受注した。M940 は C-RAM (Counter-Rocket Artillery Mortar) 用、M792 は M2 Bradley IFV (Infantry Fighting Vehicle) と海兵隊の LAV (Light Armored Vehicle) 用、PGU-23 は空軍の AC-130 と海兵隊の AV-8B が使用する訓練弾、M789 は陸軍の AH-64 が使用する軽量 30mm 弾。(ATK)
米 Spartan Motors 社傘下の米 Spartan Chassis 社は、米 Force Protection 社から MRAP 用のシャシー・コンポーネントを 3,000 万ドルで受注したと発表した。2008 年 1 月末までに完納の予定。(Spartan Chassis)
米 Navistar International 社傘下の International Military and Government 社は、同社が開発した MRAP・MaxxPro を議会関係者向けに展示した。同社は先日、米海兵隊向けの第三次発注として 755 両を追加受注したところで、累計受注は 1,971 両、総額 10 億 4,500 万ドルに達している。2008 年 2 月までに完納の予定。(International Military and Government)
今日のお買い物 (Contracts 2007/7/26)
Graybar Electric 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの MRO (maintenance, repair and operations) 用サプライ品を $660,000,000.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 2 年目。(SPM500-04-D-BP11)
SCI Technology 社 (SCI Manufacturing, Defense and Aerospace Systems) は米海軍から、海兵隊向けの MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に装備する TOCNET (Tactical Operations Center Intercommunication System) モジュールを、$165,105,000 で受注した。(N65236-07-D-6339)
Grace Pacific 社は米海軍から、NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Hawaii の管理下にある施設で実施する舗装工事を、$25,000,000 で受注した。海軍や海兵隊だけでなく、その他の政府機関の施設も少し含む。(N62478-07-D-4008)
CasePro 社は米海軍から、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシーの各州で実施する、ヘルスケア・サービス業務を $11,722,030 で受注した。オプション契約が 4 年分あり、すべて実現した場合の総額は $145,000,000。Camp Lejuene (47%)、MCAS Cherry Point (13%)、Charleston (13%)、MCAS Beaufort (27%) といった内訳。(N62645-07-D-5005)
Booz Allen Hamilton 社は米海軍から、Navy Warfare Development Command・Fleet Forces Command・これらの麾下部門で実施する、米海軍のトランスフォーメーションに必要な Concept and Doctrine Development and Coordination、SEA TRIAL Coordination、Experimentation、Analysis、Modeling and Simulation といった業務を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を、$8,700,857 (見込額) で受注した。オプション契約分 4 件まで実現した場合の総額は、$46,475,489。(N00189-07-D-Z024)
L3 Communications Titan 社は米海軍から、Navy Warfare Development Command・Fleet Forces Command・これらの麾下部門で実施する、米海軍のトランスフォーメーションに必要な Concept and Doctrine Development and Coordination、SEA TRIAL Coordination、Experimentation、Analysis、Modeling and Simulation といった業務を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を、$7,794,590 (見込額) で受注した。オプション契約分 4 件まで実現した場合の総額は、$41,858,428。(N00189-07-D-Z022)
Northrop Grumman 社 Defense Mission Systems Division は米海軍から、Navy Warfare Development Command・Fleet Forces Command・これらの麾下部門で実施する、米海軍のトランスフォーメーションに必要な Concept and Doctrine Development and Coordination、SEA TRIAL Coordination、Experimentation、Analysis、Modeling and Simulation といった業務を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を、$7,363,860 (見込額) で受注した。オプション契約分 4 件まで実現した場合の総額は、$39,012,344。(N00189-07-D-Z011)
General Dynamics Information Technology 社は米海軍から、Navy Warfare Development Command・Fleet Forces Command・これらの麾下部門で実施する、米海軍のトランスフォーメーションに必要な Concept and Doctrine Development and Coordination、SEA TRIAL Coordination、Experimentation、Analysis、Modeling and Simulation といった業務を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を、$7,445,514 (見込額) で受注した。オプション契約分 4 件まで実現した場合の総額は、$39,895,078。(N00189-07-D-Z017)
OMV Medical 社は米海軍から、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシーの各州で実施する、ヘルスケア・サービス業務を $5,598,846 で受注した。オプション契約が 4 年分あり、すべて実現した場合の総額は $145,000,000。Camp Lejuene (67%)、MCAS Cherry Point (17%)、MCAS Beaufort (17%) といった内訳。(N62645-07-D-5005)
Lockheed Martin Integrated Systems and Solutions 社は米空軍から、Western and Eastern Launch and Test Range 関連の業務に関する修正契約を、$35,742,785 で受注した。Launch Vehicle Mission Flight Control、Launch Vehicle Telemetry Processing、Launch Vehicle Flight Analysis、Range Weather Analysis、Network Management、Launch Support Infrastructure systems といった内容が対象。(F04701-95-C-0029/P00265)
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoDNews 2007/8/1)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 97 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 78,241 名、海軍 5,256 名、空軍 5,806 名、海兵隊 5,915 名、沿岸警備隊 309 名。
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戦争・紛争
OEF 派遣部隊 (DoDNews 2007/8/1)
米国防省は、ニューヨーク州兵・第 27 歩兵旅団から 1,700 名が、2008 年半ばからアフガニスタンに展開して OEF (Operation Enduring Freedom) に参加、アフガニスタン軍の訓練任務を担当する、と発表した。OEF 派遣部隊ローテーションの一環。
OIF 増派部隊 (DoDNews 2007/7/31)
米国防総省は、以下の部隊をイラクに増派すると発表した。旅団、あるいは聯隊戦闘団 3 個で、人員の総数は 20,000 名ほど。
第 I 海兵遠征軍司令部 (Camp Pendleton, CA)
第 1 聯隊戦闘団 (Camp Pendleton, CA)
第 5 聯隊戦闘団 (Camp Pendleton, CA)
第 4 歩兵師団・第 3 旅団 (Fort Hood, TX)
今日のイラク (AFISNews 2007/8/1)
イラク軍と聯合軍は Tikrit 南方で、アルカイダ関係者をターゲットとした作戦を実施して 6 名を拘束。ターゲットとなった組織リーダーには、誘拐や拷問に加えて、石油市場の捜査による活動資金獲得も行っていた容疑がある。この作戦でドアを突破してターゲットの建物に突入した際に、トバッチリで民間人 1 名が負傷して、米軍の医療施設に運ばれた。
Balad では、外国人テロリストの手引きをしていた容疑などで 11 名を拘束。北アフリカのテロ組織網とつながりがあるとみられる。このとき、武装した敵 3 名が交戦の構えを見せたために反撃、3 名とも死亡。
Mosul 北方で、アルカイダ関係者など 3 名を拘束。狙撃や爆弾攻撃の容疑。Tarmiyah 西方では 3 名を拘束しているが、このとき交戦したテロリストの中には女装していたものが 1 名。Tarmiyah 南方でも 1 名を拘束。そのほか、Baghdad と Tarmiyah で、聯合軍がアルカイダ関連組織の活動家 3 名を拘束。Baghdad で捕まったのは、IED 攻撃や自動車爆弾攻撃の容疑者。
Shulah では、イランからやってきた革命防衛隊 (IRCG : Iranian Revolutionary Guards Corp)・Quds Force の関係者とみられる人物を拘束した。イランからイラクに EFP などを密輸している組織の関係者とみられる。
Mosul 西方で 30 日、地元民からの通報を受けて出動した聯合軍部隊が、対空砲の砲身とレシーバー、狙撃銃、機関銃弾 2,000 発、AK-47 自動小銃 2 挺、RPG 3 発、IED 製造材料を発見して処分、2 名を拘束。
Baghdad の Doura 地区では 29 日、イラク軍と米軍特殊作戦部隊が、アルカイダ関係者 2 名を拘束。現場では AK-47 と装弾済み弾倉 2 個、米ドル $3,500 を発見。作戦完了後に周辺の建物から銃撃を受けたが、敵 4 名の存在を確認して航空攻撃を要請、敵は全員が死亡。
今日のイラク (AFISNews 2007/7/31)
聯合軍は Mosul で、アルカイダ関連のテロ活動容疑者など 3 名を拘束。Baghdad 西方でも、20-30 名の活動家を配下に置く導師を拘束しているが、こちらの組織はイラク軍や聯合軍に対して、ロケット攻撃や IED 攻撃を仕掛けていた容疑がある。別件で、Tarmiyah でも同様の作戦を行い、3 名を拘束。Taji 南西では、Anbar 省東部で外国人テロリストの手引きを行っていた容疑で 2 名を拘束。
Baghdad 東部で 31 日、Multinational Division Baghdad 所属の AH-64 攻撃ヘリが敵の地上砲火を受けて損傷、New Baghdad 地区に不時着した。搭乗員は仲間の機体が無事に救出した。
イラク軍と米軍特殊作戦部隊が、イラク東部の Nidah で武器密輸阻止作戦を実施、13 名を拘束、建物 6 棟を掃討。主要ターゲットになっていたのは、Mandali 地区で活動しているアルカイダ関連組織のメンバーで、IED 攻撃、迫撃砲攻撃、銃撃、民間人に対する殺人・誘拐、恐喝などの容疑がある。現場では AK-47 自動小銃 2 挺、携帯電話 3 個、ピックアップトラックを発見。
Multinational Division Baghdad 所属の AH-64 が 29 日、Baghdad 北方で敵のロケット発射器 10 基を発見。同じ日に International Zone にロケットが撃ち込まれる事件があったため、この場所から発射した可能性があるとみられる。件の AH-64 は第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームからの要請を受けて偵察を行っていたもの。地上部隊からの許可を得て、AH-64 はロケット発射器を破壊、その後で地上軍が現場に乗り込んでロケット発射器を押収した。
今日のイラク (AFISNews 2007/7/30)
聯合軍が Salah Ad Din 省の Tarmiyah と Anbar 省の Karmah で、それぞれテロリストと交戦。前者では、ターゲットとなった建物に接近したところ、小火器で撃ってきたために反撃、近くにいた婦女子を避難させた上で航空攻撃を行い、敵 5 名が死亡、10 名が拘束された。後者はアルカイダの資金担当者を狙った作戦で、現場で機関銃、迫撃砲弾、IED 製造材料、軍用ベストを発見、17 名を拘束。建物は爆撃して破壊。
Samarra 南方では、自爆テロや外国人テロリストの手引きを行っているとみられたアルカイダの活動家をターゲットとする作戦を実施、8 名を拘束。現場で自動小銃、手榴弾、迫撃砲、軍用ベストとボディ・アーマー、対空攻撃支援用の機材を発見、破壊処分した。そのほか、Bayji でも 3 名を拘束。
イラク軍はアルカイダ関連組織のリーダーをターゲットとする一連の作戦を実施、Husaybah で 1 名を拘束。また、米軍の特殊作戦部隊がアドバイザーとしてついた警察が、同じ Husaybah で主要ターゲット 2 名とその他 3 名を拘束、ID カードやパスポートなどを発見。主要ターゲットのうち 1 名は教師で、学生を使って警察や軍を攻撃させていた容疑。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/7/29)
アフガニスタン軍が Helmand 省で、聯合軍の支援を受けてタリバンと交戦、27 日の戦闘で敵に若干名の死者が出た。
Farah 省では 27 日、Herat 省に向かっていた国連・WFP (World Food Program) の食糧配給用トラックを武装勢力が乗っ取ろうとする事件が発生、警察が阻止に成功した。このとき、警察官 1 名が死亡、6 名が負傷。毎週 1,500-2,000t の食料品を輸送しているが、Kandahar から Herat に向かう道路の状況が原因で、7/11 まで輸送が途絶えていた。
Nanghar 省では 26 日、不審な行動があるという通報を受けて出動した警察が、容疑者 3 名を拘束。爆発物 25 包、導火線 (fusing) 20 巻、雷管 11,000 個を発見。
今日のイラク (AFISNews 2007/7/29)
聯合軍が Yusifiyah で、外国人テロリストの手引きをしていた容疑者に対する捜索を実施していたときに、小火器を持ったテロリストと交戦、近接航空支援により敵 5 名が死亡。また、武装した敵を発見して拘束したほか、武器などを発見した。
Baghdad の精油所で民間人が作業しているところに 120mm 迫撃砲が撃ち込まれて、10 名が負傷。JSS (Joint Security Station) Raider から米軍部隊が出動して負傷者の救護を実施。
29 日の作戦。Tarmiyah 南方で聯合軍が、アルカイダ関連組織のリーダーをターゲットにした作戦を実施。パトロールを実施した航空機に対して敵が撃ってきたために反撃、敵 3 名が死亡。その後に乗り込んだ地上部隊が 3 名を拘束。Baghdad 南方では、自動車爆弾攻撃を行っている組織に対する航空強襲作戦を実施、7 名を拘束。Samarra では、外国人テロリストの手引きや資金供給を実施していた容疑者に対する作戦を実施、2 名を拘束、迫撃砲弾やその他の武器を発見した。Tikrit ではアルカイダ関連組織の導師をターゲットにした作戦で、2 名を拘束。
28 日の作戦。Tarmiyah で聯合軍が、テロ組織の幹部を狙った作戦 2 件を実施、士師 (judge) 1 名とその補佐役、さらにテロ活動容疑者 3 名を拘束。また、別件の作戦 2 件である快打関連組織の幹部を狙い、6 名を拘束。Samarra では建物 4 棟を捜索して、ターゲットとなった爆弾製造担当 (誘拐・暗殺・拷問の容疑も) など 5 名を拘束。Baghdad 東部・Karada 地区では米軍とイラク軍が、狙撃手の訓練や IED 攻撃の組織を企図して "Operation Burkan IV" を実施、3 名を拘束。Taji ではイラクの警察と米軍特殊作戦部隊が航空強襲を実施、民間人に対する暴行や IED 攻撃などの容疑でアルカイダ関係者 2 名を拘束。
27 日の作戦。Multinational Division Baghdad 所属の AH-64 攻撃ヘリが、Baghdad 南方にある聯合軍の外哨に対する攻撃を阻止。モスクの屋根上に陣取った敵 5-7 名が曳光弾を撃ち込んでいるのを観測、モスクに対する攻撃を手控えて近くの空き地に撃ち込んだところ、敵は逃走。また、Baghdad ではイラク軍と聯合軍が、EFP 攻撃などの容疑で 4 名を拘束。Husaybah では、聯合軍や民間人に対する攻撃を行っていた容疑で、イラク軍と米軍特殊作戦部隊が 2 名を拘束、偽造 ID カードを発見。うち 1 名は IED や火砲、小火器を使った攻撃を調整したり、活動資金や情報面のサポートを行っていた容疑も。もう 1 名は爆弾攻撃や誘拐の容疑。
26 日の作戦。North Babil で゛聯合軍の空挺部隊が "Operation Marne Avalanche" を実施、武器集積所 3 ヶ所を発見、1 名を拘束。重機関銃と弾薬 575 発、RPG 発射器と RPG 7 発、自動小銃 3 挺、弾薬ベスト、7.62mm 弾 1 缶。"Operation Iron Blitz" を実施していた米軍のパトロール隊も、迫撃砲、対空砲と弾薬、爆薬入りコンテナなどの爆弾製造材料、自動車爆弾の製造現場を発見、500lb 爆弾を投下して破壊処分した。また、Abu Ghraib では 4 日間にわたって拷問を受けていた誘拐被害者 1 名を発見。Diyala 省ではイラク軍と聯合軍が "Operation Woodshed" を実施、攻撃ヘリ・固定翼機・火砲の支援を受けながら交戦。敵 11 名が死亡、13 名が拘束された。
今日のイラク (AFISNews 2007/7/27)
聯合軍が Diyala 省で、イランからのサポートを受けていると見られるテロリスト 4 名を拘束。そのうち 1 名は、イランからイラクへの武器密輸を行っている組織の幹部活動家。
イラク陸軍と米軍特殊作戦部隊が Baghdad で、Jaysh al-Mahdi 軍閥関連組織のリーダー 1 名を拘束。聯合軍に対する IED 攻撃を仕掛けていた容疑。また、イランからは資金と武器 (EFP など) の支援を受けていて、さらにそれを他の組織に分配していたとみられる。別件で、これも Baghdad で 2 名を拘束。こちらは民間人の殺害や IED 設置、イラク軍・聯合軍に対する攻撃の容疑。
Multinational Division Baghdad の AH-64 攻撃ヘリが 25 日、Baghdad 西方で武装勢力と交戦、敵 7 名が死亡。地上軍が 15 名の武装勢力から小火器で撃たれて交戦開始、ヴァンに乗って逃走を試みた武装勢力を攻撃ヘリが追跡・破壊したもの。
第 1 騎兵師団・第 4 旅団を指揮する Stephen Twitty 大佐によると、Mosul などの街がある Ninewah 省では武装勢力による攻撃が大幅に減少してきており、この傾向が続けば米軍の所要戦力を減らせるだろう、とのこと。現在、警察 19,000 名とイラク軍 20,000 名が当地に配備されている。
一方、Anbar 省では週あたりの攻撃件数が 96 件 (うち 69 件が省の東部で発生)。昨年の平均では週あたり 400 件だったので、減少傾向ではある。こちらでは、聯合軍・イラク軍とアルカイダとの戦闘の中心は Ramadi。敵との接触が多いのは Anbar 省の東部。アルカイダは Karma を根城として、Ramadi、Fallujah、Baghdad に活動家を送り込んでいるとみられる。それに対して聯合軍は Anbar 省を三分割、西部の Area of Operations Denver は海兵隊の第 2 聯隊戦闘団と陸軍の 1 個大隊が担当して、テロリストの訓練キャンプを潰す等の活動を行っている。中央部は Area of Operations Topeka で、米陸軍とイラク軍が担当。東部は Area of Operations Raleigh で、ここでは依然として戦闘が続いている状況。Multinational Force West と Multinational Division Baghdad が Karma を境界として分担している。
今日のアフガニスタン (AFISNews 2007/7/26)
過去 2 日間の間に、アフガニスタン軍・聯合軍を対象とする待ち伏せ事件が 3 件発生した。7/22 以降だけで、敵の死者は 160 名を超えている。
Oruzgan 省では、アフガニスタン陸軍・第 205 兵団・第 1 旅団が、勢力不明の敵により、小火器・機関銃・迫撃砲・RPG による攻撃を受けた。反撃するとともに航空支援を要請、敵の拠点 3 ヶ所を爆撃。その後で現場を捜索して、複数の遺体を発見、2 名を拘束。アフガニスタン軍が戦死者 1 名。
Helmand 省の Qaleh-ye Gaz から北に 12.5 マイルの地点で、アフガニスタン陸軍・第 205 兵団・第 1 旅団と聯合軍が 50 名ほどの敵による待ち伏せ攻撃に遭い、12 時間以上に渡って戦闘が続いた。敵は重機関銃・小火器・RPG で、16 ヶ所の拠点から攻撃してきたため、反撃するとともに航空支援を要請。爆撃した際に二次爆発が発生した。この戦闘で、敵 50 名以上の死亡が確認されている。また、敵の拠点ではバイクやトラックが見つかり、破壊された。
Kandahar 省の Chenar Tu という村落の近くで、アフガニスタン陸軍・第 209 兵団・第 1 旅団・第 2 大隊と警察、それと聯合軍が、過去 2 日間で三度目となる待ち伏せに遭遇。勢力不明の敵が 3 ヶ所から、重機関銃・小火器・RPG で撃ってきたために反撃、例によって航空支援を要請して、全部で爆弾 4 発を投下。敵 20 名以上の死亡を確認。Kandahar ショウの北部では、タリバンが勢力再興を目指している状況にある。
アフガニスタンとパキスタンの国境付近で、警察の国境警備隊が武装勢力 1 名を拘束。Nangarhar 省から越境してパキスタンに向かおうとしていたもので、パキスタンで武装勢力に対して軍服やその他の装備を売ろうとしていた容疑。
今日のイラク (AFISNews 2007/7/26)
聯合軍が Tarmiyah で作戦 2 件を実施、自動車爆弾攻撃を仕掛けていたアルカイダ関連組織のリーダー 1 名とその他 18 名を拘束、武器・人員の輸送に使っていた車輌を破壊した。Taji でも同様に、組織の幹部 1 名を拘束。
Mosul では、アルカイダの武器密輸担当者など 2 名を拘束。武器密輸担当者は、聯合軍によって幹部が拘束されたため、組織内で昇格していた。
Baghdad では、サッカー・アジアカップでの勝利を祝っている群衆に対するテロ攻撃があり、50 名ほどの民間人が死亡した。
その Baghdad 南方で、イラク軍と米軍の特殊作戦部隊がアルカイダ関連組織をターゲットにした作戦を実施。目標となった建物をイラク軍が確保して、中にいた人を尋問、主要ターゲットとなっていた組織の幹部などを拘束した。この幹部が率いる組織は Jamia 地区で自動車爆弾攻撃などを実施、宗派間対立を煽っていたとされる。また、Baghdad 南西ではイラク軍と聯合軍が、Jaysh al-Mahdi 軍閥関連の組織リーダーを拘束。これまでに、この幹部が指揮する組織はスンニ派イスラム教徒 150 名あまりを殺害したとされる。
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こぼれ話
そのうち、ディスカバリーチャンネルに出るかな ? (Defense-Aerospace.com 2007/7/31)
フィンランド軍では、不要になった古い武器・車輌などをオークションにかけており、民間人でも不要になった古い戦車 (1990 年代にドイツから買い入れた AFV から、果ては 1940 年代物のイギリス製 Comet 巡航戦車、Charioteer 戦車駆逐車なんてものまで) などを買うことができる。もちろん、兵装は不活性化した状態で引き渡される。そのほか、非装甲の車輌、武器類、通信機器、兵站支援機材といったものも。(STT Finnish Government news)
ヒョーショージョー (AFNews 2007/7/27)
AMC の競技会 "Rodeo 2007" が終了。今年で 37 回目。最後に AMC 司令官が発表した成績優秀者は、以下の通り。
Best Operation Support Aircraft-VIP Special Air Mission : 89th AW (Andrews AFB, MD)
Best T-1 Aircrew : 47th FTW (Laughlin AFB, TX)
Best KC-135 Air Refueling Crew : 121st ARW (Rickenbacker ANGB, OH)
Best Joint Airdrop Inspection Team : 43rd AW (Pope AFB, NC)
Best C-5 Air Refueling Aircrew : 60th AMW (Travis AFB, CA)
Best C-17 Shortfield Landing Aircrew : 15th AW (Hickam AFB, HI)
Best C-5 Engine Running Onload Team : 43rd AW (Westover ARB, MA)
Best Aerial Port 10K Forklift Operators : 314th AW (Little Rock AFB, AR)
Best C-5 Postflight Team : 60th AMW
Best KC-10 Postflight Team : 514th AMW (McGuire AFB, NJ)
Best C-5 Maintenance Team : 60th AMW
Best C-130 ERO Team : 721st Air Mobility Operations Group (Ramstein AB, Germany)
Best C-5 Aircrew : 60th AMW
Best C-17 Postflight Team : 62nd AW (McChord AFB, WA)
Best KC-135 Cargo Loading Crew : 6th AMW (MacDill AFB, FL)
Best KC-10 Air Refueling Crew : 60th AMW
Best C-17 ERO Team : 60th AMW
Best Combat Tactics Team : 92nd ARW (Fairchild AFB, WA)
Best C-17 Aircrew : 97th AMW (Altus AFB, OK)
Best KC-135 Maintenance Team : 319th ARW (Grand Forks AFB, ND)
Best C-130/C-160 Air Drop Crew : German Transport Wing 61, Germany
Best KC-10 Maintenance Team : 60th AMW
Best C-17 Air Refueling Aircrew : 97th AMW
Best KC-135 Postflight Team : 121st ARW
Best C-130 Postflight Team : 314th AW -- J Model
Best C-130 Maintenance Team : 314th AW -- E Model
Best KC-10 Cargo Loading Crew : 60th AMW
Best C-17 Maintenance Team : 437th AW & 315th AW (Charleston AFB, SC)
Best C-17 Air Drop Aircrew : 437th AW & 315th AW
Best Aerial Port Challenge Course Team : 721st AMOG
Best Combat Challenge Course Team : 305th AMW (McGuire AFB, NJ)
Best Aeromedical Evacuation Contingency Crew : 446th AW (McChord AFB, WA)
Best C-130 Shortfield Landing Crew : German Transport Wing 61
Best C-130/C-160 Aircrew : German Transport Wing 61
Best KC-10 Aircrew : 60th AMW
Best Individual Combat Shooter : Staff Sgt. Justin Worley (86th AW, Ramstein AB)
Best Combat Weapons Team : 86th AW
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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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