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一般ニュース
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/9)
8/8 にアラスカ州の Elmendorf AFB で、F-22A の配備を祝うセレモニーが開催された。配備先は太平洋航空軍 (PACAF) 麾下の 3rd WG と、アソシエート部隊として空軍予備役軍団 (AFRC) の 477th FG/302nd FS。AFRC で F-22A 部隊を編成するのはこれが初めて。その 477th FG/302nd FS は自前の機体を持たず、3rd WG の 90th FS と 525th FS に、それぞれ 20 機程度を配備する。全機が出揃うのは 2009 年 12 月の予定。なみに、"Northern Edge" 演習で 1st FW/27th FS の F-22A が Elmendorf AFB に展開したときには、予定したミッションの 97% をこなして 80:1 のキルレシオをマークしている。現在、予定している 183 機のうち 106 機が組み立て済み、そのうち 99 機が納入済み。(USAF, Lockheed Martin)
Michael W. Wynne 米空軍長官は、B-52H を対象として FT 燃料 (Fischer-Tropsch) と JP-8 ジェット燃料を混合した燃料の使用を承認した、と発表した。安全性が確認できたので、すべての B-52H はこの燃料を使用してよろしい、というもの。ただし、全面的に FT 燃料にするのではなく、当面は 50:50 の混合燃料を使用する。米空軍ではすべての航空機について、2011 年までに自国製 FT 燃料の使用を承認する計画で、B-52H の次は C-17A が対象となる。そこで最近、C-17A と B-1B での試験用として、FT 燃料 281,000 ガロンを発注したところ。また、NASA も関心を示しており、空軍から 9,000 ガロンを入手して独自に試験を行う。(USAF)
NATO ACT (Allied Command Transformation) は米軍の USJFCOM と組んで、9/7-19 にかけて、ネバダ州 Nellis AFB とカリフォルニア州 Fort Irwin の NTC (National Training Center) で、同士撃ち防止技術の ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) を実施する。多国籍部隊を編成して敵味方識別技術の実証試験を行うもので、演習の名称は "Bold Quest"。2005 年にイギリスで実施した同種のイベント "Urgent Quest" の ACTD に続くものとなる。評価対象となるのは地上の友軍を追跡する FFT (Friendly Force Tracking) System で、指揮管制システムにニア・リアルタイムで友軍部隊の位置情報を表示する仕組み。また、航空作戦センター (AOC) から前線航空統制官 (FAC) や近接支援の航空機にもデータを送る。FFT は NATO のシステムだが、米軍の FBCB2 やオランダ軍の OSIRIS といった同種システムとの相互運用性も検証する。今回の演習では、CAOC (Combined Air Operations Center) は Nellis AFB に設置して、ここが FFT システムの中継拠点となる。(NATO ACT)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/6-7)
米沿岸警備隊は 8 日、Deepwater 計画について、これまで残されていた疑問点についてメーカー側との合意をまとめるとともに、NSC (National Security Cutter) の 3 番船を発注すると発表した。技術面、あるいは契約面で、192 点にのぼる問題点が片付いたとのこと。これには、NSC の 1-2 番船で建造開始後に加わった変更点に関わる、Northrop Grumman 社が要請していた、Request for Equitable Adjustment も含まれる。3 番船の建造費用として 3 億 3,700 万ドルを支出するほか、1-2 番船 (Bertholf と Waesche) についても 2 億 5,500 万ドルの追加支出を行う。
米海軍は、NRDC (Natural Resources Defense Council) などの環境保護団体による法廷での申立が認められたため、カリフォルニア南部沿岸でのアクティブ・ソナーの使用を禁止する仮命令を受けた。静粛性が高い潜水艦を探知するにはアクティブ・ソナーが必要というのが米海軍の主張だが、クジラなどの海洋生物に対する保護を主張する意見に押し切られた形。
グルジアは 7 日、ロシア軍機 2 機が同国を領空侵犯、さらに不発のロケットが South Ossetia で見つかったと発表した。ロシア側は領空侵犯行為を否定。
ロシア海軍のデルタ級 SSBN が 7 日、 SLBM の試射を実施した。Interfax-AVN が報じたところでは、先月に領収したばかりの Sineva (RSM-54) とのこと。射程 5,200 マイル、MIRV×10 発を搭載可能。
インド海軍参謀総長の Sureesh Mehta 大将がイスラエルを訪問。無人ヘリコプターなどを両国で共同開発する可能性を模索。インド海軍では 30-50 機の無人戦闘用ヘリコプターを導入したい考え。インドとイスラエルは、核弾頭の搭載も可能な巡航ミサイル、防空システム、弾道弾迎撃システム、Barak をベースにする艦対空ミサイルなどの開発で協力している模様。また、軍事衛星をインドがイスラエルからリースする話も出ているが、詳細は明らかにされていない。
イランが "自国の技術で製造した" 戦闘機・Azarakhsh (電光の意) が 8/5 に Isfahan で、Mostafa Mohammad Najjar 国防相などの関係者を相手にお披露目飛行を実施した。「アメリカは湾岸諸国に兵器を輸出するそうだが、我が国の専門家は日々、大幅な進歩を遂げている」と関係者。
NAS Patuxent River で "Unmanned Systems North America 2007" なるイベントが開催されて、UAV や UGV などの関連企業、292 社が出展、4,000 名あまりの来訪者を集めた。以下、関連する話題。
米陸軍は機関銃装備の 200lb 級遠隔操作式ロボット・SWORDS (Special Weapons Observation Reconnaissance Detection System)×3 両を第 3 歩兵師団に配備してイラクに送り込んでいるが、さらに調達を増やす。目標識別用にカメラ 5 台、赤外線センサー、レーザー測距儀を備えており、ノート PC とジョイスティックで操作する。兵装は M249 SAW、M240、M109 狙撃銃のいずれか。Foster-Miller 社製。
また、長さ 9ft、重量 3,500lb 級の侵入探知ロボット、MDARS (Mobile Detection Assessment Response System) も 9 月から導入する。300m 先まで侵入者を探知できる警衛用で、GPS/INS を使って 20mph の速度で移動しながら、赤外線センサーやレーダーを使って警戒する。GDRS (General Dynamics Robotics Systems) 社製。7,000 万ドルかけて 24-30 両の調達を行う方向で協議中。
エストニアが「ロシアからインターネット経由で Web サイトなどへのサイバー攻撃を受けている」と申し立てていた件について、調査にあたったアメリカの専門家は「ロシアが攻撃したという確たる証拠はない」と発言。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/6-8)
在イラク米軍の人員規模は増派によって 162,000 名に達しているが、これは 2005 年の選挙実施時に記録した 161,000 名を上回る、過去最高記録。なお、国連ではイラクにおける任務拡大を受けて、イラクに派遣するスタッフを 65 名から 95 名に増やす。その他の動きとして、トルコとイラクがクルド労働者党 (PKK) を共同で排除する方向で合意した件がある。トルコは以前から、PKK がイラク国内に拠点を構えてトルコへの反政府闘争を行っているのでイラクへの越境攻撃が必要だ、と主張していた。(VoA)
ロシアは Moscow 周辺に配備した S-400 Triumph (SA-21 Growler) 地対空ミサイルの稼働を開始した。これまで使用していた S-300 よりもレンジが長く、250 マイル先までの範囲で中射程弾道弾や航空機の要撃が可能とされる。(VoA)
猛暑に見舞われているヨーロッパでは、ギリシア、ブルガリア、セルビアで山火事が発生、ギリシアだけで 2,000 件近い山火事が発生して 26,000-32,000ha が被害に遭っている。そこで活躍中なのが、露 Rostvertol 製の Mi-26T ヘリ。ロシアやベラルーシから合計 7 機がギリシアに送り込まれて、15 立方メートルの水を搭載できる VSU-15A ウォーター・バケットなどを活用して消火活動に従事中。(Rosvertol)
米空軍参謀総長の T. Michael Moseley 空軍大将と米海軍作戦総長の Michael Mullen 海軍大将が 8/2 に、海空軍の協力関係を改善するための方策について協議する "Warfighter Talks" を実施した。議題となったのは、航空戦力や洋上戦力に対する指揮・統制、今後の統合電子戦戦力、ISR といった分野。海軍と空軍で、ISR 資産を開発・調達・配備する際に、シナジー効果を図る可能性も模索する。(USAF)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/5-6)
カナダ政府は、NBC 対策を担当している Canadian Special Operations Forces Command 麾下の即応部隊・JNBCD (Joint Nuclear Biological and Chemical Defence) に対して、今後 2 年がかりで人員 50 名 の増強や新技術の導入を計画、そのために 2,500 万カナダドル (2,350 万ドル) を支出する。それとは別に、NBC 探知機材導入のために 3,000 万カナダドルを支出する。現在は 100 名ほどの人員でフルタイム待機の体制をとっているが、隊員の負担が大きいため、人員を増やすことになった。
トルコとイランが、天然ガス供給やクルド人対策で協力姿勢を強めている件が、アメリカにとっての懸念事項になってきている。西側諸国がイランに対して、核開発疑惑を理由として制裁措置に乗り出しているのに、その西側諸国の同盟たる NATO 加盟国のトルコが、イランに接近する事態になっているため。
米軍は 1988-2006 年にかけて、PASGT (Personnel Armor System for Ground Troops) の一環として合計 200 万個以上のヘルメットを調達しているが、このヘルメットで使用しているケブラー素材について、担当メーカーの米 SMC (Sioux Manufacturing Corp.) 社が基準に満たないものを納入したのではないかとして、司法省が調査に乗り出した。陸軍と海兵隊は 2003 年限りで PASGT ヘルメットの調達を止めて、新型の ACH (Advanced Combat Helmet) に切り替えている。
米空軍は 2012 年半ばまでに 3,100 万ドルを投じて、新型の弾道ミサイル早期警戒用センサーを開発する "High Share" 計画をスタートさせる。複数の赤外線センサーと組み合わせる統合電子チップ・アセンブリーを開発するもので、担当メーカーは BAE Systems 社と Teledyne Technologies 社、それぞれ 1,530 万ドルと 1,550 万ドルを配分する。SBIRS 衛星の代わりを開発する AIRSS (Alternative Infrared Satellite System ) とは別の案件だが、意図しているところは同じ。つまり、弾道ミサイルの発射から着弾までを連続的に探知・追跡できるセンサーをつくること。DSP は広範囲をカバーするためのスキャニング・センサーを使用しているが、それで足りない機能を実現する狙い。
米下院は 7/25 に、FY2008 予算に Space Radar 関連として 1 億 8,600 万ドルの計上を承認するとともに、Space Radar の予算を機密プログラム枠から空軍の予算枠に移した。NRO (National Reconnaissance Office) のコントロール下から切り離して、透明性を増す狙いがあるとのこと。前年に空軍の手を離れて Military Intelligence Program に移されているので、また逆噴射した形。
タジキスタンは、同国 Hissar 地区の Ayni にある軍用飛行場にインド軍の施設を設置するというインド側の提案を蹴った。この飛行場は 1980 年代にソ聯軍が使用していたもので、2002 年に印露両国が合意して復旧作業を開始、インドの技術者や作業員 150 名ほどが現地に送り込まれている。また、インドからはレーダーや防空システムも持ち込まれた。インドは、このタジキスタンの飛行場を中央アジアにおける足場にする考えだった。そのインドは、タジキスタン経由でアフガニスタンの反タリバン勢力への支援を実施していた。
台湾の議員有志が訪米して、2001 年にアメリカが台湾に提示した潜水艦売却計画に関する情報提供を求めて、国防総省の関係者と会談する。アメリカでは 2008 年の大統領選挙により現職の George Bush 大統領は退任することになっており、台湾でも総統選挙を控えている。また、台湾の立法院では潜水艦購入予算案の可決がダダ遅れになっているため、このままでは話が流れてしまうのではないか、という懸念がある。また、アメリカが台湾の防衛について深刻に考えていないのではないか、アメリカは台湾に対してむやみに高価な装備を売りつけようとしているのではないか、といった懸念事項も持ち上がっている。
フランスの政府関係者、MILAN 対戦車ミサイルの対リビア輸出を決めた EADS 社、そしてリビアの Moamar Kadhafi 大佐はいずれも、ブルガリアの医療要員が釈放された件と、今回のフランスによる兵器輸出の件がリンクしているという見方を否定。
遅延するのか、しないのか (DefenseNews 2007/8/1, JDW 2007/5/30)
ロシアはインドに対して、Admiral Gorshkov 改め INS Vikramaditya の引き渡しを当初設定の期限までに実現できず、遅れる見込みだと通告した模様。この件に関してインド国防省は「ノーコメント」としており、プレスリリースも出していない。ただ、DefenseNews によると、2 年以上の遅れになるとする情報もある由。
実は今年 5 月になって、当初は 700km で済むと見積もられていた艦内の配線交換工事が、実際には 2,400km 必要になった、という話が伝えられていた。この時点でロシア側はインドに対して、追加の費用を支払わなければデリバリーが遅れる、と通告していたとされる。ロシアがインドに対して価格引き上げを要請、部分的に契約調印済みとされているが、この配線工事の関係 ?
制限強化後に流出か (AFPS 2007/8/3)
GAO (Government Accountability Office) がまとめた、F-14 のパーツがイランに輸出されてしまった可能性があるとする報告書について国防総省は、パーツの管理を担当する DLA (Defense Logistics Agency) の業務改善とともに、問題のパーツについても説明した。
件のレポートは 2006 年 9 月から 2007 年 3 月までの期間を対象として行われたもの。まず、2006 年 9 月に不適切な手段によって外部に流出したパーツが 295 品目。続いて 2007 年 2 月に、F-14 でも利用可能な汎用パーツ 1,385 点を売却してしまった。ただし国防総省の説明では、DLA はミスに気付いて回収に乗り出し、2 点を除いてすべて取り返したとしている。
DLA で放出品の管理を担当している Defense Reutilization and Marketing Service は 2006 年 7 月以降、不適切な放出品売却を行わないための諸施策を講じている、というのが国防総省の説明。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/1-3)
ロシア海軍のトップを務める Vladimir Masorin 大将は、ウクライナの Sevastopol を訪問した際に、「黒海艦隊にとって、地中海は極めて重要である。したがって、ロシア海軍は地中海に恒久的な基地を持ってプレゼンスを維持するべきだ」と発言。ロシアは石油収入の伸びを活用して国防予算を増額、特に中東地域におけるプレゼンス強化を企図しているとされる。アナリストの Pavel Felgenhauer 氏によると、冷戦期間中にソ聯はシリアの Tartus を補給拠点にして地中海でのプレゼンスを維持しており、同基地を補給拠点として復活することは可能だという。ただ、Masorin 大将自身は具体的な場所について言及していない。
米英両国が、イラクにおいて政治面で国連の任務 (UNAMI : U.N. Assistance Mission for Iraq) を拡張するという内容の決議案をまとめた件について、ロシアは「いくつか注文はあるが、基本的には問題ない」と好意的な反応。8/10 に期限が切れる現行決議に代わるもの。
国連と AU が合同でスーダンの Darfur に平和維持部隊を送り込む決定を下した件について、AU は、ブルキナファソ・ナイジェリア・エジプト・カメルーン・エチオピアが部隊派遣を申し出たことを明らかにした。すでに 97 名をスーダンに派遣している南アフリカも、増派を検討中。
アメリカ政府はパキスタン軍について、「アメリカ製の暗視装置やヘリコプターなど、装備をいろいろ揃えているのに、North Waziristan 地区でのアルカイダ掃討策戦は一部の幹部拘束や施設制圧にとどまっており、十分ではない」とオカンムリ。ただ、ここで苛立ったアメリカがパキスタン国内で単独行動をとってテロ組織掃討に乗り出せば、Pervez Musharraf 大統領にとってはリスク要因になってしまう。
中国の楊潔 Yang Jiechi 外相が 2 日、「アジア諸国は冷戦時代の思考を捨て去らなければならない」「中国はアジアにおける平和のための軍事力であり、安定化・協力関係促進を図る」と発言。一方、自国が急速な装備近代化を進めている件についてはスルー。
BAE Systems 社と VT Group の水上艦艇建造部門を一本化してジョイント・ベンチャーを設立する話が本決まりになったが、その新会社のトップに、AgustaWestland 社のボスだった Alan Johnston 氏が就任することになった。AgustaWestland 社の方はとりあえず、外務担当上級副社長の Graham Cole 氏が職務を引き継いでいる。
ホワイトハウスは、2008 年 5 月までにイラクとアフガニスタンで 8,000 両の MRAP を揃える計画で、その一環として MRAP×1,520 両の調達と生産能力増強のために 53 億ドルを要求。内訳は、陸軍向け×627 両 (14 億ドル)、海兵隊向け×632 両 (24 億ドル)、空軍向け×261 両 (5 億 6,800 万ドル)、IED 対策の研究開発費 3,000 万ドル (陸軍 2,000 万ドル、海軍 1,000 万ドル)、それと関連機材や兵站支援業務、アップグレード作業など。これは戦時補正予算枠扱いで、議会で可決されると今年度の補正予算総額は 1,470 億ドルに増える。将来的には MRAP×21,000 両を揃えたい考え。
その議会では、下院の有力議員 2 名が RRW (Reliable Replacement Warhead) 計画への反対を表明。FY2008 予算でエネルギー省 (DoE) の予算として 8,900 万ドルを要求しているが、依然として抵抗が根強い状況。[それに対してペンタゴンは、「RRW を実現しなければ既存の核弾頭を使い続けることになるが、そのためには信頼性検証のために地下核実験の再開が必要」と二者択一を迫っている]
米上院軍事委員会は、Michael Mullen 海軍大将の次期統合参謀本部議長就任と、James Cartwright 海兵隊大将の次期統合参謀本部副議長就任を承認した。現議長の Peter Pace 海兵隊大将と現副議長の Edmund Giambastiani 海軍大将は、いずれも一期限りで退任。
カナダ軍はアフガニスタンに 2,600 名を派遣しているが、国内での反対意見と議会での勢力関係が原因で、派遣期間の延長が難しい情勢。そのため、派遣期間のうち最後の 18 ヶ月でアフガニスタン軍の訓練に重点を移して、撤収後の治安維持対策とする考え。そのカナダ軍派遣部隊の指揮官が、8/1 から Guy Laroche 准将に交代している。
ここ数年ほど、アラスカ州選出の Ted Stevens 議員が上院歳出委員会における影響力を行使して、沿岸警備隊への C-130J 配備、陸軍への SBCT 配備、さらには水産業への支援など、さまざまな形でアラスカに税金を落としてきた。その Stevens 議員、現在、FBI・IRS (Internal Revenue Service)・商務省などから、一部の政府支出の行方に関する調査を受ける対象になってしまっている。ただ、Stevens 議員を上院歳出委員会から外す動きはなく、調査を受けていることが何らかの影響をもたらすことはなさそう。
これでも全体の三分の一 (NavNews 2007/8/2)
PCU (Precommissioning Unit) George H. W. Bush の人数が、1,000 名を突破した。最終的には 3,200 名に達する予定。ちなみに、PCU のトップ (日本式にいえば艤装員長) は Kevin O' Flaherty 大佐。
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産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/9)
イタリア空軍に続いて英空軍も、55 機を発注している Typhoon トランシェ 1 の最終グループとして、限定的な対地攻撃能力を備えるブロック 5 の受領を開始した。まず訓練用の機体として 1-2 機目が、8/8 に RAF Coningsby の XI Sqn. に到着。2008 年後半に実働可能となる予定。ターゲティング・ポッドには、イスラエルの Rafael 社が開発した LITENING III を使用する。(MoD UK)
米海兵隊は加 General Dynamics Land Systems-Canada 社に対して、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) Category II に分類される RG-31×600 両を、3 億 3,870 万ドルで発注した。今年初めに 20 両を受注したのに続くもので、製造は米 Demmer 社 (Lansing, MI) と南ア BAE Systems Land Systems OMC 社が担当する。2008 年 5 月に完納予定。MRAP 仕様の RG-31 は RG-31 Mk.5 ベースで、すでに米陸軍と米特殊作戦軍団から 309 両を受注するなど、米軍だけで合計 492 両を受注済み。(GD)
米 Boeing 社は、カナダから受注している C-17A×4 機のうち初号機 "Canada One" について、試験飛行と要員の訓練を済ませてカナダ軍にデリバリーした。配備先は既報のように、8th Wing/429th Transport Squadron (CFB Trenton, Ontario) で、12 日に現地到着の予定。カナダ向けの C-17A は、出入口上方に "Canada" と書かれているほか、胴体や垂直尾翼にカナダ国旗をマーキングしている。海外カスタマーとしては、イギリス・オーストラリアに次いで三番目。(Boeing)
韓国は、KORDI (Korea Ocean Research and Development Institute) が開発した WIG (Wing-In-Ground) を公表した。人員 20 名を載せて最高速度 130km/h で飛翔可能。搭載量を最大にした場合には、速力は 42km/h となる。公表したプロトタイプは "Haenarae X1" といい、全長 12m、200HP のエンジンで駆動するプロペラ 2 基を備えて水面上 1-2m の高さを飛翔する。2009 年に完成する本番用の機体と比較すると、半分のサイズ (It is half the scale of the ships that will be built in 2009.)。本番用の機体は Hankuk Fiber Glass 社が製造を担当するもので、全長 24m、2,000HP のエンジンを搭載して最高速度 200km/h とする。人員 20 名、あるいは貨物を搭載して 1,000km の飛翔が可能であり、日本や中国の港湾まで到達可能。航空機と船舶の間を埋める存在として、2010 年からの商業運行開始を目指しており、4 兆ウォン (43 億ドル) の売上を実現できると見込んでいる。(Korea Overseas Information Service)
Forecast International はマルチミッション通信機材の市場規模について、今後 10 年間で 125 億 4,000 万ドルと予測した。個人用無線機だけで 611,513 台の需要を見込む。主要製品としては、米軍の JTRS (Joint Tactical Radio System) と SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System)、イギリス軍の Bowman が挙げられている。このうち JTRS だけで、米軍は FY2007-2012 にかけて総額 34 億 2,000 万ドルを支出すると見込まれる。Bowman システムは 2007-2016 年にかけて総数 72,000 台の調達を見込む。(Forecast International)
米 Raytheon 社傘下の Raytheon Technical Services 社は、米空軍の F-15 に装備するデータリンク・ポッドの改修作業を 7,500 万ドルで受注した。GBU-15/B 誘導爆弾と、それを動力化した AGM-130 の誘導に使用する、AN/AXQ-14 Data Link Pod と AN/ZSW-1 Weapons Control Pod が対象で、Commercial Spectrum Enhancement Act, を遵守するために、通信に使用する周波数帯を変更するもの。まず 3,180 万ドル分の契約を実行する。(Raytheon)
米 Northrop Grumman 社は、米空軍の KC-X として KC-30 を採用するとフロリダ州に年間 1 億ドルの経済効果と 2,000 名の雇用創出効果をもたらす、と発表した。具体的に名前が挙がっているフロリダ州内の関連企業は、以下の面々。ただし、KC-30 の最終組立を担当するのは、フロリダ州ではなくアラバマ州 Mobile の工場。(Northrop Grumman)
Gables Engineering, Coral Gables, Fla. (Air traffic control panel)
ABA Industries, Pinellas Park, Fla. (Engine subassemblies)
Kam Specialties, Pompano Beach, Fla. (Engine subassemblies)
Pall Aeropower Corporation, New Port Richey, Fla. (Engine subassemblies)
L3 Communications, Sarasota, Fla. (Mission recording system)
Smiths Aerospace, Clearwater, Fla. (Flight Management System)
EADS, Melbourne, Fla. (Program management and engineering)
米 Pratt & Whitney 社は、F-35 の STOVL 型に装備する F135 エンジンの横風試験が完了したと発表した。フロリダ州 West Palm Beach の試験施設で実施していたもので、加 Pratt & Whitney Canada 社製の PT-6 ターボプロップを使って最高 35kt までの横風をシミュレート、これをリフトファンの空気取り入れ口で発生させた状態で、フルパワーまで各種のパワー・セッティングで動作させた。そして、要求通りの性能を発揮できた由。STOVL 型の初飛行は 2008 年 5 月に予定している。(P&W)QinetiQ North America 社傘下の Foster-Miller 社は、TALON について 5,150 万ドルの追加受注を獲得したと発表した。5 月に 6,390 万ドルの契約が 1 億 5,000 万ドル・250 両に増やされており、そのうち元の契約と今回の追加分とで、合計 1 億 1,540 万ドルについて発注済みとなった。その Foster-Miller 社は Washington DC で開催された AUVSI (Unmanned Systems of North America) カンファレンスに、ファミリー製品として TALON EOD、TALON Hazmat、TALON SWORDS を出展した。(Foster-Miller)
ちび CDL (C4ISRjournal 2007/8/8)
米 Rockwell Collins 社と米 Cubic Defense Applications System 社は、Mini-CDL (Mini-Common Data Link) なるデータリンク機材を開発した。20 マイルまでの距離で双方向通信が可能で、重量は 1.5lb 未満。King Air と Killer Bee UAV (Swift Engineering 社製) で試験飛行を実施、既存の CDL Rev.F との相互運用性を検証した。このデモンストレーションでは広帯域動画の配信を行い、伝送能力は 10.7Mbps をマークした由。
今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/8)
General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1A2 Abrams 戦車に装備する SEP (System Enhancement Package) を対象とする $270,550,950 分の delivery order を受領した。原契約は $270,550,950。(W56HZV-06-G-0006)
General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1A2 戦車を M1A2 System Enhancement Program Version 2 に改修する作業、$139,312,620 分の delivery order を受領した。原契約も同額。(W56HZV-06-G-0006)
GM GDLS Defense Group は米陸軍から、Stryker の車体に装備する増加装甲 (hull protection kit)、$120,116,598 分の delivery order を受領した。原契約は $5,690,252,598。(DAAE07-00-D-M051)
Raytheon 社は米陸軍から、Long Range Advanced Scout Surveillance Systems を $116,129,282 で受注した。(W15P7T-07-C-M204)
Ceradyne 社は米陸軍から、ESAPI (Enhanced Small Arms Protective Insert) を対象とする $78,498,876 分の delivery order を受領した。原契約は $603,598,876。(W91CRB-04-D-0039)
Odebrecht Construction 社は米陸軍から、ルイジアナ州 Jefferson Parish で実施するハリケーン対策工事を $44,715,574 で受注した。(W912P8-07-C-0088)
GM GDLS Defense Group は米陸軍から、Stryker MGS (Mobile Gun System) と、Nuclear, Biological, and Chemical Reconnaissance Fly Away Authorized Stock List Packages を対象とする $43,165,610 分の delivery order を受領した。原契約は $318,385,867。SBCT (Stryker Brigade Combat Team) 向け。(W56HZV-07-D-M112)
Sundt Construction 社は米陸軍から、アリゾナ州 Sasabe で米墨国境にフェンス (Primary Border Fence) を設置する作業、$31,476,500 分の delivery order を受領した。原契約も同額。(DACW63-03-D-0003)
FLIR Systems 社は米陸軍から、StarSAFIRE センサー・ターレット、$22,978,512 分の delivery order を受領した。原契約も同額。(W9113M-07-D-0004)
O&G/DTC Engineers and Constructors は米陸軍から、ニューヨーク州 New Windsor に armed forces reserve center を建設する作業を $20,133,552 で受注した。(W912QR-07-C-0052)
General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、M1A2 Abrams 戦車に装備する SEP (System Enhancement Package) を対象とする修正契約を、$19,024,671 で受注した。(W56HZV-07-C-0046)
Raytheon 社は米陸軍から、Patriot "Pure Fleet" Tactical Assets Test Equipment and Non-Recurring Engineering Effort に関する修正契約を、$17,867,055 で受注した。(W31P4Q-07-C-0151)
BAE Systems 社は米陸軍から、M2 歩兵戦闘車に装備する Bradley Urban Survivability Kit を対象とする、$15,749,851 分の delivery order を受領した。原契約は $1,642,531,806。(W56HZV-05-G-0005)
Quantum Research International 社は米陸軍から、Washington, D.C. で実施する技術・分析・管理面のサポート業務に関する修正契約を、$15,027,800 で受注した。(W74V8H-06-F-0191)
Genco Infrastructure Solutions 社は米陸軍から、ヴァージニア州 Fort Lee で実施する施設サポート業務を、$12,711,098 で受注した。(W911S0-07-C-0004)
General Dynamics Armament and Technical Products 社は米陸軍から、Joint Service Lightweight Standoff Chemical Agent Detector に関する修正契約を $12,606,795 で受注した。(DAAM01-97-C-0031)
SYCOLEMAN 社は米陸軍から、Washington, D.C. で実施する技術・分析・管理面のサポート業務に関する修正契約を、$10,972,200 で受注した。(DASW01-03-F-1044)
DoubleShot 社は米陸軍から、以下の物件を総額 $10,696,639 で受注した。(W91CRB-07-C-0094)
Vanguard Counter Sniper Systems
Boomerang (Generation III) Acoustic Detection Components
DoubleShot Provisional Full System Spares Kits
DoubleShot Systems
Kongsberg Remote Weapons Station Level 3 Spares Kits
Herve Cody Contractor 社は米陸軍から、Central and Southern Florida Flood Control Project などの案件を $10,226,742 で受注した。(W912EP-07-C-0022)
Insight Technology 社は米陸軍から、M203 Day/Night Sight に関する修正契約を $8,664,592 で受注した。(W15QKN-04-C-1147)
ComInfo 社は米陸軍から、イラクで使用している医療器材の整備・補修業務を $8,200,000 で受注した。(W91GY0-07-C-0060)
Boeing 社は米空軍から、航空自衛隊の E-767 を対象とする J-RSIP (Japan E-767 AWACS Radar System Improvement Program) に関する修正契約を、$110,208,953 で受注した。ソフトウェア・オプションの適用に伴うもの。(F19628-01-D-0016-0050/Mod # 05)
Lockheed Martin 社は米空軍から、B-2A に装備するコンバーター・アンプ×22 基を $12,961,870 で受注した。(F34601-06-C-0311)
SAIC (Science Applications International Corp.) 社は米海軍から、ISEA (In-Service Engineering Agent) と NIEF (Networks Integration Engineering Facility) サポート業務を $100,738,144 で受注した。陸上・海上・航空機、それと FMS による外国向けの C4I プログラムなどが対象で、SSC San Diego (Space and Naval Warfare Systems Center San Diego) で作業を実施する。基本契約 1 年、オプション契約 4 年で、すべて実現した場合の総額は $473,430,958。(N66001-07-D-0029)
McDonnell Douglas 社は米海軍から、F/A-18E/F と EA-18G のロット 26-33 を対象とする、Navigation Warfare Engineering Change Proposal ステップ 1 のサポート業務を $19,507,781 で受注した。(N00019-05-G-0026)
M.C. Dean 社は米海軍から、イラクやバルカン半島などを対象とする第 2 世代の衛星ブロードバンド・サービスと VoIP ネットワークに関する修正契約を、$11,000,000 で受注した。現地に展開している米軍兵士に対して、インターネット接続や IP 電話の機能を定期要するもので、GIG (Global Information Grid) とは関係ない部分を担当する。(N65236-05-D-5157/P00014)
Triton Marine Construction 社は米海軍から、真珠湾の Fleet and Industrial Supply Center で、Red Hill Tunnel の線路と排水溝を更新する工事を、$6,148,450 で受注した。(N62478-07-C-1400)
Air Products & Chemicals 社は米海軍から、水素燃料のハンドリング機材を研究・開発する作業を $5,608,817 で受注した。(N00164-07-C-6685)
Mina 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・空軍向けの無鉛ガソリンと軽油を $11,299,562.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-1008)
英 BP Marine 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの燃料油を $8,787,780.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0387).
Guaranteed Returns 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの医療関連サプライ品などを $1,646,666.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SPM200-07-D-5201)
Stericycle 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの医療関連サプライ品などを $1,646,666.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SPM200-07-D-5202)
Sy-Science Technologies 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの医療関連サプライ品などを $1,646,666.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SPM200-07-D-5204)
Pharma Logistics 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの医療関連サプライ品などを $1,646,666.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SPM200-07-D-5205)
EXP Pharmaceutical Service 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの医療関連サプライ品を $1,646,666.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SPM200-07-D-5206).
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/8)
MEADS (Medium Extended Air Defense System) 計画が、2 日がかりのシステム予備設計審査・初期段階 (Start of System Preliminary Design Review (PDR)) を完了した。10 月末までかけて、合計 29 項目の評価を予定している。計画を担当している MI (MEADS International) は、伊 MBDA Italia、独 LFK (Lenkflugkorpersysteme)、米 Lockheed Martin の 3 社で構成しており、国ごとの出資比率は アメリカ 58%、ドイツ 25%、イタリア 17%。(Lockheed Martin)
Thales 社は、NH90 ヘリの艦載型に装備するレーダー・ENR (European Navy Radar) が、2 週間にわたってフランス南東部の Hyeres で実施していた飛行試験を成功裏に完了したと発表した。ENR は Thales の Ocean Master ファミリーから発展した新型の哨戒用レーダーで、独 EADS 社・伊 Galileo Avionica 社と共同開発したものを、Agusta Westland 社製のミッション・システムにインテグレートする。今回の試験では対水上の捜索能力をあらゆる場面で試して、要求通りの探知能力があることを確認した。なお、Thales 社は陸上型 NH90 (TTH & NFH) でも、コックピット機器、航法機器、通信機器、ミッション・システム、監視・自衛装備を担当している。(Thales)
加 CAE 社は、ドイツ軍の装備調達部門・BWB (Bundesamt fur Wehrtechnik und Beschaffung) と米海軍・米空軍・米 Lockheed Martin 社から、総額 6,000 万カナダドルを超える契約を獲得したと発表した。内訳は以下の通り。(CAE)
米海軍向け : MH-60R 用 TOFT (Tactical Operational Flight Trainer) のオプション契約分 (NAS Mayport に設置、2008 年に納入予定)、MH-60S 用 OFT (Operational Flight Trainer)、P-3C 用 OFT のアップグレード改修。このうち TOFT は、正副操縦士を訓練する OFT と、センサー・オペレーターを訓練する WTT (Weapons Tactics Trainer) で構成する。CAE 社では 2006 年から、MH-60S 用の TOFT も納入している
Lockheed Martin 社向け : 米空軍・米海兵隊・英空軍向けの、C-130J と KC-130J のシミュレータをアップグレード改修するオプション契約分
米空軍向け : C-130J Maintenance and Aircrew Training System 計画の下で実施する、訓練/メンテナンス・サポート・サービス業務の期間延長分、アビオニクス・ソフトウェアのアップグレード、兵站支援業務、カナダ軍の CF-18 を対象とするデータ管理サービス業務
BWB 向け : Tornado 用シミュレータを対象とする、メンテナンス・サポート・サービス業務
米 Lockheed Martin 社は米 Northrop Grumman 社から、B-2A の衛星通信 (SATCOM) システムをアップグレードする作業を 2,300 万ドルで受注した。飛行管理用コンピュータ (flight management computer) も、サブシステムともども交換する。EHF (Extremely High Frequency) SATCOM に対応させて、データ通信能力を高めるのが目的。GIG (Global Information Grid) へのアクセスも容易になる。Lockheed Martin は過去 20 年以上に渡り、B-2A が装備する AN/APR-50 Defensive Management System、Single Board Computer、B-2 Center Instrument Display Set を構成する Graphics Display モジュールなどを担当してきている。(Lockheed Martin)
米 Lockheed Martin 社は、海上自衛隊のイージス護衛艦・ちょうかい (DDG-176) に対して BMD 対応改修を施す作業を 3,300 万ドルで受注した、と発表した。最初に BMD 対応改修を施し、2007 年末に試射を予定している、イージス護衛艦こんごう (DDG-173) に続くもの。(Lockheed Martin)
米 Northrop Grumman 社は、E-8C J-STARS (Joint Surveillance Target Attack Radar System) の ASU (Attack Support Upgrade) プログラムに関連する飛行試験を成功裏に実施した。これは、E-8C に Link 16 Tactical Digital Information Links Command and Control (C2) 機能を追加するもの。昨年初頭に完納した AC/TMD (Air Control/Theater Missile Defense) に続いて、FBM (Full Battle Management) の導入を図るもの。AC/TMD の導入により、J-STARS に乗ったオペレーターは任務の割り当てやターゲット破壊過程の追跡、攻撃機からの爆撃損害評価の受信が可能になっている。今度の改修により、AC/TMD で得たデータを E-3 や B-2 といった航空機、あるいは Link 16 に対応した地上の資産に転送できるようにする。つまり、戦域に関する情報を攻撃機や爆撃機のコックピットに直に送れるようにして、"sensor-to-shooter" リンクを実現、J-STARS を "force multiplier" とするもの。攻撃任務だけでなく、CSAR (Combat Search And Rescue) 任務でも、完全にデジタル化されたデータのやりとりを行える。(Northrop Grumman)
米 Lockheed Martin 社は、F-35 Lightning II 用のパイロット訓練システム (Pilot Training System) が最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) をパスした。担当部門は Lockheed Martin 社 Simulation & Support 部門 (Orlando, FL) で、Joint Strike Fighter Program Office、F-35 contractor team、それと米軍関係者・関係各国の関係者によって、熟成度合などに関する評価を受けたもの。この後、ハード/ソフトの開発とインプリメントのフェーズに入る。続いて、フロリダ州 Efling AFB で 2010 年に Integrated Training Center を開設して、パイロットの訓練を始めることになっている。F-35 のパイロット訓練用シミュレータで面白いのは、コスト低減のために、機体側で使用しているソフトウェアをシミュレータに流用してエア・システム・データを提供しているところ。なお、2008 年の第四四半期には、整備要員用の訓練用シミュレータについても CDR を予定している。(Lockheed Martin)
チェコ国防省の品質管理責任者 (Ministry of Defence of the Czech Republic, Chief Officer of the State Authority for Quality Management) を務める Zdenek Ouda 氏が Vodochody Aerodrome で、L-159T1 に搭乗した。このとき、Aero Vodochody のテストパイロット・Rostislav Stroin (L-159 での飛行時間 1,000 時間) が教官として同乗した。チェコ空軍では、同機の導入に合わせて訓練体系を見直すことになっている。すでに 7/2-20 にかけて地上要員 32 名が訓練に入っている。7/30 には教官パイロット 4 名と State Quality Management の関係者 2 名も加わっていて、8/24 に課程を終える予定。(Aero Vodochody)
米 EADS Secure Networks North America 社と米 Kenwood USA 社は、パブリック・セーフティ分野向けの P25 無線機に Kenwood 製のターミナルなどを組み込むほか、Kenwood の販売網を通じて販売促進を図るという発表を行った。(EADS North America)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/7)
加 General Dynamics Land Systems Canada 社傘下の Canadian Commercial 社は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) カテゴリー II×600 両を $338,734,800$335,881,940 で受注した。(M67854-07-D-5028/#0003)
米 Lockheed Martin 社 Maritime Systems and Sensors (LM MS2) 部門は米海軍から、イラクで使用する車載式 IED ジャマー・SYMPHONY×523 セットを $51,016,648 で受注した。試験機材、オペレーター用のアンチョコ、アップローダー・ソフトウェア、マニュアル、プログラム・プロテクション、ツールキット、デポ・サポート、フィールド・サポートなどを含む。(N00024-06-C-6363)
Bell-Boeing Joint Program Office は米海軍から、MV-22 の TLCLS (Total Life Cycle Logistics Support) に関する修正契約を、$43,205,451 で受注した。機体の維持管理と MV-22 Performance Based Logistics プログラムの管理を行うもので、計画・管理、支援性に関する分析・試験・評価、訓練、支援機材の提供、施設管理、コンピュータ・リソースの提供、補給品の梱包・ハンドリング・保管・輸送、エンジニアリング/テクニカル・サポート業務、コンフィギュレーション管理、文書作成、NATOPS (Naval Air Training and Operational Procedures Standardization) サポートなどの作業を担当する。(N00019-03-C-3017)
General Electric Engineering Services 社は米海軍から、T700-GE-401/401C エンジンのデポ整備業務に関する修正契約を $27,154,954 で受注した。(N00019-03-D-0013)
Navmar Applied Sciences 社は米海軍から、将来型の監視、偵察、フォース・プロテクション・システム (Topics N92-170 and N94-178) に関する SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 契約を $24,726,610 で受注した。(N68335-07-C-0324)
Boeing Helicopter 社は米海軍から、V-22 用の補修用コンポーネンツを $5,171,712 で受注した。(N00383-05-G-049N)
Hess 社と Morgan Stanley Capital Group は米国防兵站局 (DLA) から、エネルギー省 (DoE) 向けのコマーシャル・ストレージを、それぞれ $23,400,000.00 と $13,848,300.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-C-5711, SP0600-07-C-5712)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/7)
芬 Patria 社は 7 日、クロアチアが同社の 8x8 装輪 AFV・AMV の採用を決定した件を公式に認めた。これから契約に向けた最終協議に入り、年内に話をまとめて契約調印となる予定。84 両を納入する。これで、フィンランドに加えてポーランド、スロベニア、南アフリカに続く海外カスタマーを獲得した形。(Patria)
韓国の KAI 社が土 TAI 社を通じて、トルコ空軍に KT-1 練習機×55 機を 5 億ドルで納入する件が、契約調印によって正式に確定した。米 Raytheon 社の T-6、伯 Embraer 社の EMB-31 を退けての採用決定。KT-1 はすでにインドネシアから受注しており、2001 年に 7 機、2005 年に 5 機を輸出している。練習機ではあるが、225kg 爆弾や機関砲の装備も可能。そのため、ポテンシャル・カスタマーとして名前が挙がっているメキシコやグアテマラに対しては、ゲリラ戦用の軽攻撃機として売り込んでいる。全長 10.3m、最高速度 648km/h、上昇限度 11,000m。KAI では、2010 年までに航空機生産で世界のトップ 10 に入りたい考え。また、陸戦兵器では 2001 年に K-9 Thunder 自走榴弾砲を受注して、トルコ国内でライセンス生産している。(朝鮮日報)
イスラエルの Elbit Systems 社は、アジア諸国から 3 件・総額 1 億 6,300 万ドルの受注を獲得したと発表した。内訳は、戦車と砲兵用の射撃統制装置 (Fire Control and Command & Control system) をアップグレードする件などで、2009 年までかけて納入を済ませる。先日、ルーマニアとスロベニアからウエポン・ステーションを受注した件と合わせて、陸戦兵器の分野における地歩を強化したと説明。また、今回の受注がさらなる受注拡大に向けた弾みになるとしている。(Elbit Systems)
米陸軍の Northern Region Contracting Center は米 Northrop Grumman 社に対し、UTS (Unit Training Support) 契約を 3,700 万ドルで発注した。カンザス州の Fort Leavenworth で統合訓練ソリューションを提供する案件で、基本契約 1 年、オプション契約 4 年。現在・および将来に向けた訓練コンセプト・能力・要求評価・戦略の開拓、陸軍の実施部隊・TRADOC・各種施設などを対象とする訓練業務の管理・サポート・インテグレーション、訓練に関連する製品の開発・納入・サポートを行うもので、以下の分野が対象となる。(Northrop Grumman)
Battle Command and Battle Staff Training and Integration Support
Battle Staff Mobile Training Team
Home Station Training Master Plan Support
Army Digital Training Strategy Support
Army Collective Task Management Support
米 DLS (Data Link Solutions) 社は米海軍 SPAWAR (Space and Naval Warfare Systems Command) から、MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminal) を 2,800 万ドルで受注した。米軍に加えて、ベルギー・日本・ポーランド向けの FMS 案件も含む。BAE Systems 社と Rockwell Collins 社が共同設立した DLS は、これまでに 3,000 セットを超える Link 16 関連製品をデリバリーしている。(Rockwell Collins)
米 Northrop Grumman 社が開発した SAA (Sense-And-Avoid) テクノロジーが、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画に向けに提案している RQ-4N Global Hawk で用いられることになった。BAMS で課題になっている、UAV と有人機を同じ空域で共存させたときの衝突回避に用いる。BAMS 向けの RQ-4 では米海軍仕様のセンサーと地上管制ステーションを用いるが、機上レーダーを主センサーとして使い、MCS (Mission Control System) に追加のデータソースを用意する。そして、UAV が他の航空機を検知して衝突の可能性があると判断すると、UAV のパイロットに回避行動を取らせて 500ft のセパレーションを維持する仕組み。BAMS RQ-4N では、他の機体の探知・追跡を受け持つ ACAS (Aircraft Collision Avoidance System) アルゴリズムとともに "pilot-in-the-loop" を取り入れているため、こういうことになる。回避の際の意志決定については、JOCA (Jointly Optimal Collision Avoidance) アルゴリズムが解決策を提示して支援する。(Northrop Grumman)
米 Northrop Grumman 社は米 Lockheed Martin 社に対して、SBIRS (Space Based Infrared System)・GEO-1 (Geosynchronous orbit-1) 用のセンサー・ペイロードを納入した。これから衛星本体に組み込んでシステム試験に入る。先日に完了した、サーマル・バキューム試験に続くマイルストーン。このペイロードは、スキャニング・センサー (ICBM などの広域監視用)、スターリング・センサー (短時間しか燃焼しない、低シグネチャ・ターゲットの監視用)、PCA (Pointing and Control Assembly。特定の方向にセンサーを指向する機能を受け持つジンバル)、各種の電子機器などで構成する。
SBIRS の任務領域は、Missile Warning、Theater Missile Warning and Defense、Technical Intelligence、Battle Space Awareness の 4 分野。GEO-1 は FY2009 の打ち上げを予定しており、その GEO は全部で確定 3 基・オプション 1 基、HEO (Highly Elliptical Orbit) を 4 基、そして地上管制エレメントを揃える予定。(Northrop Grumman)
ドイツ政府は、EADS (European Aeronautic Defense and Space Company) が非ヨーロッパ株主の手に渡る事態を阻止するため、黄金株 (golden share, a.k.a. direct stock) の取得を考えている。EADS 社がオランダで登記しており、ドイツの輸出入管理がらみの法律では対応できない状況にあるため、EADS 社に対する支配権を確保するために黄金株の取得を考えたもの。また、フランス政府が 15%、フランスのメディア企業 Lagardere が 7.5% を保有しているのに対抗する狙いもある。現在、ドイツ側は DaimlerChrysler が 15%、銀行などの企業聯合が 7.5% (訳注 : DaimerChrysler が放出したもの) を保有しているが、後者は議決権を持たない。(Deutsche Welle German radio)
今日の FMS 特集 (Defense-Aerospace.com 2007/8/6)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、FMS 経由でイスラエルに以下の物件を輸出すると通告した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、4 億 6,500 万ドル。オフセットの設定はなし。(DSCA)
JDAM (Joint Direct Attack Munition) テールキット×10,000
Mk.82 ベースの Paveway II レーザー誘導爆弾×2,500
Mk.83 ベースの Paveway II レーザー誘導爆弾×500
Mk.84 ベースの Paveway II レーザー誘導爆弾×1,000
Mk.84 爆弾×1,000
Mk.82 爆弾×1,500
BLU-109/B 爆弾×2,000
GBU-28 Paveway III レーザー誘導爆弾×50
FMU-139/B 信管×10,000
FMU-152/B 信管×10,000
コンテナ、爆弾用のコンポーネンツ、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、訓練、訓練機材、テクニカル・サービス業務、兵站支援業務、その他のサポート業務
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、FMS 経由でバーレーンに Bell 412 ヘリ×6 機を輸出すると通告した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、1 億 6,000 万ドル。SAR (Search and Rescue) 用で、電子制御式の PT6T-9 エンジンを装備、機体以外にスペアパーツ、補修用パーツ、文書類、訓練、訓練機材、サポート業務、担当技術者派遣などを実施する。(DSCA)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、FMS 経由でモロッコに 155mm 自走榴弾砲・M109A5×60 両を輸出すると通告した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、2,900 万ドル。内訳は以下の通りで、現用中の M109A1B を代替する。(DSCA)
M109A5×60 (米軍の中古品)
HMMWV (High Mobility Multi-purpose Wheeled Vehicle) 用のエンジン×30
ホイール・アセンブリ×233
スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、訓練機材、文書類、訓練、品質管理チームなどによるサポート・サービス、兵站支援業務
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、FMS 経由でブラジルに潜水艦用の指揮管制装置 (Integrated Combat System)×6 セットなどを輸出すると通告した。このうち 5 セットを Tupi 級と Tikuna 級に搭載、残り 1 セットは陸上での訓練用とする。米 Lockheed Martin 社製で、Mk.48 AT 魚雷の運用が可能、センサーや射撃管制装置などで構成する。また、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、エンジニアリング/テクニカル・サービス業務、訓練業務なども含む。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、5,800 万ドル。(DSCA)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、FMS 経由でスペインに AWS (AEGIS Weapon System) Mk.7×1 セットなどを輸出すると通告した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、7 億 8,000 万ドル。内訳は以下の通り。オフセットの実施が見込まれるが、内容は未確定。(DSCA)
AWS Mk.7×1
Mk.41 ベースライン VII VLS×2
Mk.45 mod.2 5 インチ砲×2
AN/SLQ-25A Torpedo Countermeasure System
UHF SATCOM Terminal
AN/WSN-7 Ring Laser Gyro
AN/ARR-75 Radio Receiving Set
Aviation Support System
Mk.III Shipboard System Light Airborne; Multi-Purpose System (LAMPS)
AN/BQN-7A Bathythermograph Set
AN/WSN-8A Digital Electromagnetic Log
CDLMS (Common Data Link Management System)/C2P (Command and Control Processor)
Multifunctional Information Distribution System on Ships
Mk.162 mod.1 Shipboard Gridlock System
NAVSSI (Navigation Sensor System Interface)/GPS (Global Positioning System)
AN/SLA-10B Video Blanking Equipment
システム・インテグレーション、システム試験、通信機材、サポート機材、ソフトウェアとメンテナンス・サポート、シップ・インテグレーション
スペアパーツ、補修用パーツ、補給支援、文書類、訓練業務など
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、FMS 経由でカナダに AN/ALR-67(V)3 レーダー警報受信機などを輸出すると通告した。オプション契約分まですべて実現した場合の総額は、2 億 900 万ドル。内訳は以下の通りで、既存 F/A-18 のアップグレード改修用。(DSCA)
AN/ALR-67(V)3 Radar Warning Receiver×59
AN/ALR-67(V)3 partial ship-set×24
試験用プログラム、アダプタ、試験・支援機材、スペアパーツ、補修用パーツ、技術支援、その他の兵站支援業務
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/6)
カナダ国防省は加 GDLS-Canada (General Dynamics Land Systems-Canada) 社に対し、LAV-III Infantry Section Carrier×33 両の改修作業を 4,920 万カナダドル (4,630 万ドル) で発注した。既存の LAV III TUA (TOW Under Armour) を Infantry Section Carrier 仕様に改修して RWS (Remote Weapon Station) を搭載するもので、RWS は加 Rheinmetall Canada (Saint-Jean-sur-Richelieu, Quebec) 社が納入する。兵装は 5.56mm、7.62mm、または 12.7mm の機関銃で、冷却式の熱線映像装置を備える。208 年 6 月〜2009 年 3 月にかけて納入の予定。(GDLS-Canada)
8/3 に フロリダ州 St. Augustine で、E-2D Advanced Hawkeye の初号機 "Delta One" が 1.3 時間に渡る初飛行を実施した。SDD フェーズで製造することになっている 2 機のうちの 1 機目。レーダーを電子走査式の AN/APY-9 に変更して小型目標の探知能力を高めたほか、衛星通信など最新の機材を装備、グラスコックピット化を図り、指揮管制要員を 3 名から 4 名に増やした。今後、社内試験を行った後、2009 年初頭から NAS Patuxent River で、VX-20 と VX-1 による評価試験を開始、2011 年に実戦配備となる予定。SDD フェーズ契約に続いて、前量産型×3 機を 4 億 800 万ドルで受注済み。最終的に 75 機の調達を予定している。(NAVAIR, Northrop Grumman)
米 Northrop Grumman 社が米海軍から 6 億 3,580 万ドルで受注を決めた UCAS-D (Unmanned Combat Air System Carrier Demonstration) こと X-47B のチームは、Lockheed Martin、Pratt & Whitney、GKN Aerospace、GE Aviation、Honeywell、Eaton Aerospace、Moog Inc.、Wind River、Goodrich、Parker Aerospace、Dell、Hamilton Sundstrand、Rockwell Collins といった面々。2009 末に初号機が初飛行、2010 年から陸上で飛行試験を開始して、2011 年に空母艦上での試験、その後は 2013 年までデータ分析などを行う予定。(Northrop Grumman)
米 GE Marine 社は、同社の LM2500 ガスタービンが米 General Dynamics 社製の LCS (Littoral Combat Ship) 4 番艦、LCS-4 に搭載されることを明らかにした。2 個のモジュールを、BIW (Bath Iron Works, Bath, ME) の下で副契約社として建造を担当する米 Austal USA 社 (Mobile, AL) にデリバリーする。同じ建造所で 2006/1/19 に起工した Independence (LCS-2) も LM2500 を搭載している。(GE Aviation)
英 BAE Systems 社は、英空軍の Harrier GR.9 を対象として実施していた後部胴体の換装作業を完了した。2004 年に 2,000 万ポンドで受注していたもので、同機に対するサポート業務契約の一環。(BAE Systems)
チェコの AERO Vodochody 社がチェコ空軍から 4 機を受注している L-159T1 Advanced Training Aircraft が、形式証明 (Supplementary Type Certificate (DTO-0003)) を獲得した。L-159T1 は、単座の軽攻撃機・L-159 をリビルドしてこしらえた、複座の練習機型。エンジンは Honeywell/ITEC F124-GA-100 で、高度 5,000m でそくど 670km/h を実現する。(Aero Vodochody)
米 Lockheed Martin 社は、米空軍・AMC 麾下の 43rd AW/41st AS "Black Cats" (Little Rock AFB, AR) に、3 機目の C-130J をデリバリーした。同隊は、現役部隊としては初めての C-130J 装備部隊。AMC 以外では ATEC・AFRC・ANG、海外カスタマーとしてイギリス・オーストラリア・イタリア・デンマークといった C-130J カスタマーがあるほか、米海兵隊が KC-130J、米沿岸警備隊が HC-130J を運用している。(Lockheed Martin Aeronautics)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/6)
Envision 社は DeCA (Defense Commissary Agency) から、プラスチック製の T-Shirt Bag を $49,799,750.00 (見込額) で受注した。2007/9/1-2008/8/31 までをカバーする基本契約で、さらに 1 年単位のオプション契約が 4 年分。すべて実現した場合には 2012/8/31 まで契約が続く。(HDEC05-07-D-0003)
McDonnell Douglas 社は米海軍から、EA-18G Growler に装備する Extended Low Band Radome×20 セットの設計・開発・製造・組み立てに関する修正契約を、$10,000,000 で受注した。(N00019-04-C-0005)
Augusta Systems 社は米海軍から、恒久的な ISR と信頼性が高い目標指示を実現するための、マルチノード・分散式・異種混成センサー・システム (multi-node, distributed, decentralized, heterogeneous, intelligent sensor system) を実現する可能性を調べる作業を、$9,999,450 で受注した。(N00421-07-D-0023)
Wyle Laboratories 社は米海軍から、老朽化した機体のサポートに関連するエンジニアリング/テクニカル・サービス業務のオプション契約分を、$9,186,037 で受注した。(N00421-04-C-0121)
M/A-Com 社は米海軍から、HYDRA (Hierarchical Yet Dynamically Reprogrammable Architecture) Wireless Interior Communications プログラムを $6,000,000 で受注した。1 年単位のオプション契約が 4 年分あり、すべて実現した場合の総額は $29,999,999。(N65236-07-D-5115)
General Atomics 社は米空軍から、MYQ-1C ブロック X の前量産型×2 機を $7,307,964 で受注した。(FA8620-05-G-3028-0018)
試験と選別 (DID 2007/8/6)
米 Oshkosh Truck と米 PVI (Protected Vehicles Inc.) の両者が組んで売り込んでいた MRAP カテゴリー I・Alpha が、APV (Aberdeen Proving Ground) で行った試験の結果、米陸軍の MRAP 候補から脱落した模様。
Alpha は Battelle 社のセラミック装甲 ShieldAll を装備する 13t 級の車輌で、EFP を使ったテストでは生き残れたものの、全体的には「生存性に疑問あり」と判断された。そのため、すでに発注済みの 100 両だけで打ち切りということになる。
その Oshkosh 社、MRAP カテゴリー II については豪 Thales Australia (ex-ADI) 社の Bushmaster を売り込んでいる。また、Ceradyne 社・I3 社と組んで、Oshkosh 製のシャシーを使った Bull 装甲車を作る構想もあり、とりあえず評価試験用として 100 両を調達すると報じられている。
さらに、米海兵隊では 2007/8/2 に、目下、急速に導入を進めている MRAP とは別に、MRAP II の RfP をリリースしている。
今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/3)
Lockheed Martin Aeronautical Systems 社は米空軍から、C-130J×5 機の追加調達に関する修正契約を $322,000,000 で受注した。FY07 GWOT (Global War on Terrorism) Supplemental (いわゆる戦時補正予算) によって実現したもの。(FA8625-06-C-6456/P00021)
EDO Technical Services Operations 社は米空軍から、PLM-4 Radar Signal Simulator×491 セットを $43,888,952 で受注した。5 年契約。PLM-4 Radar Signal Simulator は、パルスの生成と、変調を施した RF (Radio Frequency) シグナルのスキャンを行う機器で、25 機の航空機に相当するシグナルを作り出せる。(FA8540-07-D-0004)
FMC Technologies 社 Jetway Systems Division は米空軍から、トレーラー搭載型エアコン×398 セットを $19,716,124 で受注した。(FA8533-06-D-0001-0007)
Cessna Aircraft 社は米空軍から、CAC (Cessna Aircraft Co.) C-172×18 機 (うち 10 機はオプション契約分だったもの)と、兵站支援業務、1 年分のスペアパーツを $10,560,799 で受注した。イラク空軍向け。(FA8617-07-C-6181)
Hawker Beechcraft 社は米空軍から、ELMP (Engine Life management Plan) Data Acquisition Program を $9,586,312 で受注した。ELMP とは、エンジンのオーバーホール間隔を予測して、適切な資産管理を行えるようにするシステム。(FA8617-07-D-6151-0004)
L-3 Communications Cincinnati Electronics 社は米海軍から、AAV (Amphibious Assault Vehicle) に装備する TSS (Thermal Sight System)×918 セットを $43,925,382 で受注した。この契約では 3 年間で 1,026 セットの調達を行うことになっている。(M67854-07-D-6035/#0003)
Bell-Boeing Joint Program Office は米海軍から、MV-22 Osprey のベースライン・エアフレーム開発継続に関する修正契約を、$18,000,000 で受注した。(N00019-93-C-0006)
Lockheed Martin Systems Integration - Owego 社は米海軍から、MH-60 の運用試験と ESM 受信機に関連する案件を $9,600,000 で受注した。(N68335-07-C-0164)
Northrop Grumman 社 Electro-Optical Systems 部門は米海軍から、暗視ゴーグルのコンポーネントを $8,000,000 で受注した。AN/PVS-15 (双眼式) と AN/PVS-18 (単眼式) が対象。(N00164-07-D-8511)
英 Cockett Marine 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの燃料油を $9,284,450 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0354)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/3)
クロアチアが実施していた装輪 AFV のコンペティションで、芬 Patria 社の AMV (Armoured Modular Vehicle) が採用されたと、クロアチアのニュース・エージェンシー、Hina が報じた。2 億ユーロほどで 84 両の調達を予定している。競合していたのは、墺 Steyr-Daimler-Puch Spezialfahrzeuge 社の Pandur。すでに AMV は、スロベニア、ポーランド、南アフリカから受注を獲得している。(STT Finnish Government news)
EADS 社は、同社がリビアに MILAN 対戦車ミサイルを輸出すると報じられた件について、「18 ヶ月に渡る協議が完了した段階にあり、これに続いて契約調印の予定」と公式発表した。Tetra 秘話通信機に関する協議も数ヶ月前から始まっているが、こちらはまだ話がまとまっていないとのこと。(EADS)
独 KMW (Krauss-Maffei Wegmann) 社は、カナダ国防軍から 20 両をリース形式で受注している、Leopard 2 A6M CAN 戦車のデリバリーを開始した。地雷対策やスラット・アーマーの追加などを施した特製バージョン。(KMW)
Airbus Military 社は 7 月末に、A400M 用フライト・シミュレータ "Aircraft Zero" をカスタマー向けにお披露目した。こけは、油圧・発電・電力分配・飛行制御といったシステムをリアルタイムでインテグレーションおよび試験する機材で、フルサイズの "Iron Bird" テストベンチ、インテグレーション・シミュレータ、本物と同じ内容の模擬コックピットで構成する。システム導入時のインテグレーションだけでなく、耐久試験にも使用できる。"Iron Bird" とインテグレーション・シミュレータは 2007 年 4 月から、"Aircraft Zero" は 6 月半ばから稼働を開始している。(Airbus Military)
米 Raytheon 社は、「オーストラリア空軍向けに輸出する F/A-18F に搭載する AN/ALR-67(V)3 デジタル RWR×24 セットを、米海軍から 2,440 万ドルで受注した」と発表した。2009 年 10 月から 2010 年 9 月にかけて納入の予定。同社は先に、同じオーストラリアの F/A-18A+ に装備する AN/ALR-67(V)3×55 セットも受注しているが、こちらはアップグレード改修用。AN/ALR-67(V)3 はすでに、予備機を含めて 400 セット以上の累計受注がある。(Raytheon)
米空軍は、航空機が地面と "有害な接触" をする事態を防ぐ、Auto-GCAS (Automatic Ground Collision Avoidance System) を開発した。このソフトウェア・ベースのテクノロジーを使うと、98% の確率で偶発的な "地面との有害な接触" を防止できる由。具体的には、機体の重量や性能データ、航法位置情報、GPS のデータ、デジタル地形データなどを組み合わせて自機と地上の位置関係を 3 次元データとして把握、衝突回避機動をとらせるもの。すでに、F-16、F-22、F-35 といった機体へのインテグレーションが可能になっている。単に警報を出すだけでなく、パイロットが意識不明になっている等の事情で回避機動を取れない場合でも対応できるのが、Auto-GCAS の売り。(USAF)
オーストラリアは、防衛分野の技術革新を図るための拠点として、2008 年に DFCTC (Defence Future Capability Technology Centre) を開設することを明らかにした。(Australian Minister for Defence)
米 BOeing 社は、米空軍の KC-X で同社の KC-767 が採用されれば、フロリダ州で直接・間接に 1,100 名の雇用創出効果と、年間 4,500 万ドルの経済効果がある、と発表した。具体的には、Mission Control System で使用する多機能コントロール・ディスプレイを担当する Smiths Aerospace 社 (Clearwater, FL) や、機体構造部の製造を担当する Vought Aircraft 社 (Stuart, FL)、それ以外にも座席、配線、内装、電気系統、油圧・機械系統などを担当する企業があるとしている。ちなみに、全国規模だと 44,000 名・300 社が関わることになる由。(Boeing Integrated Defense Systems)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/2)
American Piping & Boiler、RMA Land Construction、Niking、Standard Sheetmetal & Mechanical、Su-Mo Builders/NAN (Joint Venture) の各社は米海軍から、ハワイ州各地の米軍施設で実施する建設作業を受注した。新規建設に加えて補修・建て替え・取り壊しも行うもので、総額は $200,000,000 以内となる。基本契約は 2008 年 8 月まで、オプション契約も含めると 2012 年 8 月まで。(N62478-07-D-4003, N62478-07-D-4004, N62478-07-D-4005, N62478-07-D-4006, N62478-07-D-4007)
York International 社は米海軍から、艦載空調機器の非 CFC 化に使用する以下の機器を受注した。転換改修キットとは既存の空調機器を改修するためのもので、既存のコンプレッサーを手直しして空調機器を非 CFC 型に切り替えるためのもの。(N65540-07-D-0015)
Arleigh Burke 級向けの 200t 空調機器×40 セット
Ticonderoga 級向けの 200t 転換改修キット×19 セット
Whidbey Island 級向けの 125t 転換改修キット×9 セット
Wasp 級向けの 300t 空調機器×6 セット
Harris (Harris Radio Frequency) 社は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に装備する通信機器を $26,166,809 で受注した。Harris Radio Frequency Secure (Type 1) 戦術通信機と呼ばれる製品で、南西アジアで作戦中の Naval Expeditionary Combat Command Forces 向け。VHF Multiband Radio Systems と関連機材、UHF Radio Systems と関連機材、各種アンテナ、システム・マウント、ハードウェア・コンポーネンツで構成する。(N62473-07-F-4086)
Rockwell Collins 社は米海軍から、Common Cockpit System Systems Management Activity を対象とするエンジニアリング/兵站サービス業務を $5,615,555 で受注した。ソフトウェアのテスト、訓練用のマテリアル、ハードウェアを提供する。(N00421-06-G-0006)
Wisconsin Physicians Service Insurance 社は TRICARE Management Activity から、TDEFIC (TRICARE Dual Eligible Fiscal Intermediary Contract) のフォローオン契約分を受注した。クレーム処理やカスタマーサービス、管理業務担当するもので、基本契約に加えて 1 年単位のオプション契約 6 年分があり、Option 1 ピリオドまで実現した場合の総額は $92,739,069。(H94002-07-0001)
McDonnell Douglas 社は米空軍から、C-17A 用の Quick Engine Change キットに関する修正契約を $44,974,448 で受注した (FA8614-04-C-2004/P00188)。また、それとは別件で Landing Gear Fleet Management Program Phase II に関する修正契約を $20,205,110 で受注しているが、こちらは 8 年ごとに実施する降着装置の交換・補修作業のこと (FA8614-04-C-2004/P00172)。
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoDNews 2007/8/8)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 493 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 78,384 名、海軍 5,326 名、空軍 6,104 名、海兵隊 5,898 名、沿岸警備隊 308 名。
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戦争・紛争
今日のイラク (AFPS 2007/8/8)
MNF-I によると、7 月に聯合軍・イラク軍と交戦して死亡したアルカイダ関係者は合計 18 名、うち 6 名がテロ組織の幹部クラス (senior emir) で、7 名は外国人テロリストの手引きや武器の配分を担当していたとのこと。
大物としては、7/4 に捕まったアルカイダの宣伝担当、Khaled al Mashhadani がいる。オンラインのバーチャル国家 "Islamic State of Iraq" をこしらえたのも、この人物。また、8/1 にイラク陸軍・第 2 師団がテロ組織のメンバー 3 名を殺害しているが、うち 1 名は Mosul 界隈で活動している組織のリーダーで、Safi なる人物だった。8/2 には Samarra で、聯合軍の爆撃により Haitham Sabah al Badri が死亡しているが、これは既出。
イラク軍と聯合軍は Baghdad の Sadr City でテロリストと交戦、敵 30 名が死亡、12 名が拘束された。イランからイラクに EFP などの武器を密輸したり、人員の往来やイランでの訓練を実施したりしているとみられた組織に対して手入れを行った際の出来事。まずターゲットの建物に接近した際に警戒担当の敵 2 名と交戦して射殺、続いて 12 名を拘束。その後で、武装した多数の敵に対して航空攻撃を実施したもの。
Tikrit では、アルカイダ関連組織の幹部 (Bayji 界隈で 400 名あまりを指揮下に置いているとされる) とつながりがあるとみられる容疑者 2 名を聯合軍が拘束。Kirkuk でもイラク軍と聯合軍の共同作戦が行われて、その際の交戦で武装した敵 2 名が負傷、1 名が死亡。後に、死亡したのがターゲットの人物と判明。
そのほか、Baghdad 中心部と Kirkuk で聯合軍がアルカイダ関連組織を狙った作戦を実施、敵 1 名が死亡、6 名が拘束された。Samarra 北東では、アルカイダ関連組織の幹部とみられる容疑者 3 名を拘束。Baghdad の Armel 地区では、イラク軍が主要ターゲット 1 名とその他 3 名を拘束。イラク西部では 5 日、イラク軍が Rawah 近くで主要ターゲットの拘束に成功したほか、文書、コンピュータ、CD などを押収。地元住民からおカネを巻き上げて活動資金にしていた容疑。
今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/7)
アフガニスタン陸軍・第 205 兵団・第 1 旅団と聯合軍が、Oruzgan 省の火力支援基地・Firebase Anaconda に攻撃を仕掛けてきた武装勢力と交戦した。敵が小火器・RPG・107mm ロケットを撃ち込んできたため、小火器・機関銃・迫撃砲で反撃、さらに近接航空支援を要請。75 名ほどいた敵のうち、2 ダースほどの死亡が確認された。また、敵が撃ってきた RPG のトバッチリで 2-12 歳の少女 4 名が負傷して、聯合軍の医療施設に運ばれた。
今日のイラク (AFPS 2007/8/7)
聯合軍は、Baghdad 北方を根城にして自動車爆弾攻撃などを仕掛けていたアルカイダ幹部をターゲットとする作戦を実施。ターゲットの人物とその連れが、とある建物に入っていったのを確認したところで航空攻撃を要請。爆撃の結果、二次爆発が発生したところをみると、爆発物が建物の内部にあった模様。この攻撃で 5 名が死亡。また、爆撃後の損害評価のために地上部隊が現場に接近した際に、武装したテロリストと撃ち合いになり、このテロリストも射殺した。さらに現場に接近したところ、防禦拠点、重機関銃、ブービートラップ、爆発物を仕掛けた車輌を発見。いったん現場を離脱して、爆撃して破壊した。
翌日、改めて同じ現場に地上部隊が乗り込み、ドアを爆破して建物内部に踏み込んだところ、破壊したドアの背後で女性 1 名が死亡しているのを発見。目撃者によると、その女性の亭主が、ドアを押さえているよう指示していたとのこと。別の部屋でも、手榴弾とライフルで武装した男がドアを押さえて空けさせないようにしていたが、交戦の結果、射殺された。別の建物でも、1 人の男が窓から屋内に飛び込んで聯合軍部隊に向けて撃ってきたため、交戦して射殺。別の建物でも同じような事件があったが、こちらは死亡には至らず、他の 6 名とともに拘束された。そのほか、建物 4 棟を捜索して 3 名を拘束。
聯合軍が Tikrit 北方で、Salah ad Din 省でテロ活動を働いていたとみられる容疑者 1 名を拘束。アルカイダ関係者で、作戦関連の文書をコントロールしていたとみられる。そのほか、2 名を拘束。Mosul では IED 攻撃を仕掛けていたテロ組織幹部 1 名を拘束。Bayji では、数百名のテロリストを部下に持つアルカイダ関係者を捜して建物 6 棟を捜索、現ナマ入りのスーツケースを発見、ターゲットとなった人物とつながりがあるとみられる容疑者 7 名を拘束。Baghdad では、4 月に発生した警察署爆破事件など、自動車爆弾攻撃を仕掛けていた組織の関係者を捜索して、4 名を拘束。
シリアとの国境に近い Sinjar で撃ち合いが発生。イラク陸軍・第 3 師団の兵士が Azaem という村落で、周辺を封鎖して 12 名の敵と交戦、敵 3 名が死亡、9 名が拘束された。その後、不審なタンクローリーを発見して停止を命じたところ、爆薬 5,000lb を積んでいたほか、機関銃と銃弾 2,000 発を発見。
イラク軍が 5 日、Baghdad でシーア派過激派グループの指導者を拘束。指揮下にある 5 個の組織が爆弾や迫撃砲を使い、イラク軍を攻撃していた容疑。また、地元住民に対する殺人の容疑も。また、イラク軍特殊部隊が 5 日、Radwaniyah でアルカイダ関連組織の幹部 1 名などを拘束。スンニ派過激派で、聯合軍やイラク軍に対する攻撃を仕掛けていた容疑。
米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームが、EFP を使った聯合軍への攻撃や、North Babil の民間人に対する殺人などをはたらいていた軍閥の指導者 1 名、その他 5 名を拘束。"Operation Marne Avalanche" の一環。
イラク軍と米軍特殊作戦部隊が 4 日、Balad 西方の Thar Thar でヘリ強襲作戦を展開して 5 名を拘束。自動小銃 7 挺、散弾銃、弾薬、CD やプロパガンダ素材を発見。聯合軍に対してトレーラーの乗っ取りや IED 攻撃を仕掛けていたほか、外国人テロリストの手引きを行っていた容疑も。
イラク陸軍・第 8 師団が Najaf で 4 日、過激派組織の人員徴募担当者とオーガナイザーを拘束。$500 の報酬を渡して IED を設置させていた容疑に加えて、越境方法の訓練、資金面のサポート、ペルシア人軍閥組織と組んでの物資・武器の輸送、といった容疑も。Karbala で IED 攻撃により聯合軍の兵士 2 名が死亡した事件や、その他の Karbala・Diwaniyah・Najaf 界隈での事件に関与した容疑も。
イラク軍と Task Force Steel 所属の米軍兵士が、"Operation Marne Avalanche" の支作戦として North Babil で 4 日に "Operation Algeria III" を実施。参加したのはイラク陸軍・第 8 師団と米陸軍・第 3 歩兵師団で、武装勢力を求めて 1 戸ずつの家宅捜索を実施。3 名を拘束したほか、暗視ゴーグル、AK-47 自動小銃 5 挺、弾薬を発見・押収。
イラク軍と聯合軍は Diyala 省でアルカイダの活動家を捜索、ブービートラップを仕掛けた建物 2 棟とアルカイダが使っていた車輌を発見・破壊したほか、武器集積所 2 ヶ所、IED 4 個を発見。
今日のイラク (AFPS 2007/8/6)
Baghdad 東部・Adhamiyah 地区にある Abu Hanifa Mosque で、テロリストが地元族長の親族 2 名を殺害する事件が発生。このニュースが広まった結果、怒った地元住民が族長に加勢して、モスクを拠点にしていたテロリストを追い出しにかかる騒動が発生。それを受けてイラク陸軍・第 11 歩兵師団・第 1 旅団・第 1 大隊が出動。地元住民の誘導を得たイラク軍は、テロ活動容疑者 30 名を拘束。事態が収拾した後で、今度は武器集積所があるという通報があり、夜になってから再びイラク軍が同じモスクに出動、完成品の IED やダイナマイト、迫撃砲、ロケット、地雷、爆弾製造材料、その他の武器を発見。
同じ Adhamiyah 地区で夜中に、イラク陸軍に加えて米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームに配属された第 3 歩兵師団・第 7 騎兵聯隊・第 3 大隊の兵士が出動、Maghrib 近くの Al Assaf Mosque を封鎖・捜索して、3 名を拘束。その後で Abu Hanifa Mosque 周辺でも捜索を行い、IED 2 発、迫撃砲 16 門、手榴弾 2 発、狙撃銃、遠隔起爆装置、無線機、各種の武器を発見、28 名を拘束。
今日のイラク (AFPS 2007/8/5)
聯合軍が Mosul で、路傍爆弾設置に関わっていたテロ組織のリーダーと、アルカイダと関連があるとみられる人物 1 名を拘束。Tarmiyah 西方でも、強請・誘拐・自爆テロリストの訓練といった容疑でアルカイダ関係者 20 名を拘束。また、拘束したうち 1 名の自供により爆弾製造材料を発見、破壊処分。
Bayji では、狙撃を行っている組織のリーダーなど 5 名を拘束。拘束したリーダーは、指揮下に 35 名の狙撃手を置いていたとされる。Kirkuk ではアルカイダの広報担当者など 4 名を拘束したほか、別件でイラク軍と聯合軍が爆弾製造容疑で 2 名を拘束。7/16 に発生した自動車爆弾事件に関与した容疑。
Qasirin では、聯合軍が払暁に捜索を実施。この活動家グループは、イランから Jaysh al Mahdi 軍閥への物資供給支援を担当していたとされる。爆弾攻撃の容疑で 18 名を拘束。また、武装した敵と交戦して、敵 4 名が死亡。固定翼機による攻撃で敵の武器集積所を破壊、そのほか、車輌 6 両を押収。
聯合軍の顧問がついたイラク軍が 3-4 日にかけて、Fallujah 近郊でアルカイダ関連組織の幹部など 5 名を拘束。拷問や首切りを行っていて、これまでに 40 名あまりの被害者がいるとされる。また、外国人テロリストの手引きや武器の密輸、イラク軍に対する攻撃の容疑も。現場では、弾薬やカセットテープ、写真などの宣伝材料を発見。
Diwaniyah では、イラク軍が Jaysh al-Mahdi 軍閥に対する捜索を実施して 3 名を拘束。その後で小火器や RPG による攻撃があり、航空支援を要請、攻撃してきた敵 3 名が死亡。
イラク軍が 3 日、Taji 近郊でアルカイダ関係者 2 名を拘束。現場で自動小銃、弾薬、ID カードを発見。2 名ともアルカイダ関連組織のメンバーで、Taji、Karma、Nasser Wa Salaam、Dra Dijla といったエリアで、路傍爆弾攻撃、武器の密輸、外国人テロリストの手引きを行っていたとされる。また、主要ターゲットとなった人物は Samarra 界隈におけるアルカイダ指導者の一人。そのほか、別件でイラク軍はアルカイダ関連組織に対する手入れを実施して、対戦車用の自家製爆薬 5 個、遠隔起爆装置、バッテリ、金属加工設備、爆弾製造材料、携帯電話、AK-47 自動小銃の弾倉、偽造 ID カード、写真を発見した。
同日に Qaim 東方の Karanilah で、イラク軍がアルカイダ関係者 3 名を拘束。武装勢力や外国人テロリストの手引きをしていた容疑。文書類、ID カード、パスポートも発見した。
Diwaniyah 郊外では、Jaysh al-Mahdi 軍閥関連のシーア派過激派が設置していたロケット基地を、米空軍の F-16×2 機が攻撃して破壊。聯合軍を狙っていたものとみられる。また、過激派の死者が出たという情報も。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 1 騎兵師団・第 1 戦闘航空旅団・第 227 航空聯隊・第 4 大隊 "Guns" 所属の AH-64 攻撃へりん゛、第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームからの要請を受けて出動、タイマー仕掛けで発射するようになっていたロケット発射器 3 基を破壊、5 基を損傷させた。破壊できなかった分については、後から地上部隊の EOD チームが破壊。
Mosul 西方にある Badoush 刑務所で、一部の囚人を別の場所に移送しようとした際に合計 65 名の囚人が脱獄を企てたが、阻止に成功。脱獄者はゼロ。ただし、脱獄しようとしたうち 1 名が射殺されたほか、2 名が負傷した。
Multinational Division Baghdad は 8/3-4 にかけて Baghdad の Rashid 地区で、Baghdad の Rashid 地区で武器集積所 5 ヶ所。Task Force Black Lion に配属されている第 18 歩兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊と、第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームがロケット、RPG 発射器と RPG、60mm 迫撃砲を発見、破壊処分。同じタスクフォースの第 28 歩兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊はワイヤー付きのロケット、アメリカ製の 12.7mm 弾入りケース、各種迫撃砲弾を発見。別の場所では爆発物、ボディ・アーマー、ヘルメット、大口径弾薬入りの缶を発見。第 77 機甲聯隊・第 1 大隊・A 中隊は梱包したままの 120mm 迫撃砲弾を発見。B 中隊は 12.7mm 弾、RPG、機関銃の銃身、7.62mm 弾、戦車用の HE 弾、迫撃砲の新館を発見。第 3 歩兵聯隊・第 2 大隊・C 中隊は爆薬、雷管、自動小銃と弾倉を発見して破壊処分。
Samarra では 7/31 から、イラク側主導のアルカイダ関係者掃討作戦 "Operation Jalil" を開始、これまでに合計 80 名ほどのテロリストを拘束。7/13 に発生したシーア派モスクの爆破事件などに関与した容疑。米陸軍・第 82 空挺師団・第 505 空挺聯隊・第 2 大隊がイラク軍をサポートした。
イラクの軍と警察が Baghdad の Bubasham 地区で、誘拐されていたイラク人女性など 3 名を保護した。被害者の女性はイラク陸軍・第 6 師団・第 3 旅団・第 2 大隊所属の看護婦で、誘拐されたとき、犯人は警察の制服を着ていたとのこと。誘拐された後で被害者は暴行を受けたが、見張りが寝てしまった隙に逃走して追っ手を逃れるために分散、助けを求めてきたもの。
イラク政府と MNF-I の発表によると、Samarra の Golden Mosque 爆破事件に関与したとみられるアルカイダ幹部・Haitham Sabah al Badri が、8/2 に Samarra で聯合軍機が実施した航空攻撃で死亡したとのこと。聯合軍が建物の捜索を実施、武装した敵が陣取って応戦の構えを取ったために航空攻撃を要請して、al Badri など 4 名が死亡したもの。そのほか、武器を発見して、7 名を拘束した。
Coalition Air Force Transition Team を指揮する Robert Allardice 米空軍准将によると、イラク陸軍だけでなく、イラク空軍にも進歩がみられるとのこと。2004 年の発足時には 35 名しかいなかったものが、現在では航空機 45 機、1 日に 150 ソーティの出動をこなせるところまできた。
今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/5)
聯合軍の顧問がついたアフガニスタンの政府軍と国境警備隊が、Paktika 省 Bermel 地区の Marghah Village でタリバンの幹部 2 名を拘束した。名前は Afzar Khan と Aka Khan といい、家宅捜索を実施した際に捕まったもの。容疑は、爆弾の設置や自爆テロ攻撃の指揮など。さらに現場を捜索して、自動小銃や短機関銃、拳銃、爆弾製造材料を発見した。
今日のイラク (AFPS 2007/8/3)
聯合軍は Baghdad で、アルカイダの活動家 1 名を拘束した。テロ組織に対して武器や IED 製造材料の密輸・分配を行っていた容疑。さらにもう 1 名を拘束。
聯合軍は Bayji で、アルカイダ関連組織のリーダーをターゲットにした作戦を実施して建物 4 棟を捜索、狙撃チームのリーダーなど 6 名を拘束。Mosul では、イラク軍・聯合軍に対する狙撃や自爆テロの容疑で、テロ組織のリーダー 1 名と関係者 4 名を拘束。Tarmiyah ではアルカイダ掃討作戦の一環としてテロ組織の幹部を狙った作戦を実施、4 名を拘束。
Baghdad の Amin 地区で 1 日、聯合軍が武装勢力 4 名を拘束、IED 製造材料を押収。武装勢力と武器集積所を掃討する、"Operation Winston Salem" の一環。
同日に Kirkuk では、米軍特殊作戦部隊が顧問についたイラク軍が、アルカイダ関連組織の幹部 1 名と、その他 4 名を拘束。7/16 に Kirkuk で発生、85 名が死亡・180 名が負傷した自動車爆弾事件に関与した容疑。
今日のイラク (AFPSNews 2007/8/2)
Mosul で 1 日、聯合軍がアルカイダの狙撃手を拘束。ターゲットとなった建物に踏み込んだ際に、抵抗する構えを見せた敵がいて、交戦の結果死亡した。その後にターゲットとなった狙撃手を拘束。3/9 に Mosul の市長が撃たれた事件や、7 月に聯合軍の兵士が撃たれて死亡した事件に関与していたとみられる。そのほか、指揮下に 10-15 名の活動家を置いていて、活動資金集めのための誘拐を行っていた模様。なお、現場ではボディ・アーマーや武器、プロパガンダ文書などを発見。
Baghdad 西方で聯合軍が、アルカイダの広報担当者など 3 名を拘束。現場では米ドルや IED 製造材料を発見。Samarra でも、外国人テロリストの手引きを行っていたとみられる広報担当者 (media cell and its leader) 7 名を拘束、その際に聯合軍の航空機に対して交戦の構えをとった敵がいて、戦闘の結果、死亡した。
Karmah 北方では、Anbar 省で活動しているアルカイダ関連組織の幹部を捜索、4 名を拘束。ターゲットとなった建物に接近した際に撃ち合いになり、敵 2 名が死亡。Tarmiyah でもアルカイダ関係者を捜索、4 名を拘束。
イラク軍が Kirkuk で、アルカイダ関連組織のリーダー 1名を拘束。7/16 に Kirkuk で発生して 85 名が死亡、180 名が負傷した自動車爆弾事件に関与した容疑。
イラクの軍と警察が 1 日、イラク陸軍・第 2 師団が主導する形で一連の合同作戦を実施、テロ組織・Islamic State of Iraq の関係者 3 名を射殺。そのうち 1 名は Mosul で活動していたアルカイダ幹部。ターゲットとなった人物と護衛 2 名がピックアップトラックに乗っているのを発見、イラク軍の車両隊とカーチェイスになり、追われた末に転倒したため、乗っていた 3 名は車外に出て撃ってきた。それに対してイラク軍が反撃して全員が死亡。
Baghdad で 31 日、米軍特殊作戦部隊が顧問についたイラク軍部隊が、Jaysh al-Mahdi 軍閥とつながりがあると見られるシーア派過激派 4 名を拘束。Baghdad 界隈で民間人を殺害していた容疑に加えて、IED 設置や政治家への攻撃を企てた容疑も。
Falahat では 30 日、Multinational Division Baghdad の兵士が降車パトロールを実施しているときに、ロシア製の 57mm 対空砲弾 155 発を発見。
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こぼれ話
今日のバグダッド動物園 (AFPS 2007/8/3)
在イラク米軍に所属する古手の下士官が、Baghdad Zoo を訪問した。その動物園の近くに駐留している部隊を訪ねた、海兵隊の Jeffrey A. Morin 上級曹長がその人で、いわく。「そこの部隊が、(Morin 上級曹長に) 動物園を見てもらいたがったんだ。正直、時間の無駄だと思ったよ。なんだってまた、動物なんか観に行かなきゃいけないんだい、って」。
ところが、実際に動物園に行ってみて Morin 上級曹長が納得したのは、動物を観てもらいたかったのではないということ。観てもらいたかったのは、地元のイラク人が動物園を訪れて、普通に楽しんでいる様子だったというわけ。「子供の笑顔を見て、希望があるなと思ったよ」とは Morin 上級曹長の弁。
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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