今週の軍事関連ニュース (2007/08/24)
 

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一般ニュース

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/22)
  • 英空軍で 2007/6/29 に QRA (Quick Reaction Alert) 任務に就いたばかりの Typhoon F2. だが、まず Lincolnshire の RAF Coningsby 所在の 3rd Sqn. と XI Sqn. で QRA 任務を開始、これから 9 ヶ月かけて Tornado F.3 と入れ替わりに QRA を全面的に担当していく予定。(MoD UK) [とプレスリリースを流しただけで、Tu-95 をインターセプトした件については触れていないという謎なシロモノ。ちなみに、Tu-95 をインターセプトしたのは XI Sqn. の方]
  • イギリスの TV 番組・Channel 4 News が月曜日に、英国防省がサーモバリック兵器の調達を計画していると報じた件について、国防省はこれを認める声明を出した。(MoD UK)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/21-22)
  • DoD の Geoff Morrell 広報官によると、MRAP Task Force の長を務める John Young 氏が 7/18 の記者会見で「年内に 3,500-3,900 両の MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) を揃える」と発言したにもかかわらず、実際にイラクにデリバリーできそうなのは、その半分以下の 1,500 両にとどまるとのこと。ただし、その理由はすでにいわれている製造上の問題ではなくて、艤装を施して現地に搬入するまでに 50 日かかるためだとしている。製造そのものは予定通りに行える見込み。
  • イラン国防省は 22 日、2,000lb 級の "スマート爆弾" を開発した、と発表した。Qased (Messenger) という名前で、F-4 か F-5 に搭載する。昨年から、この爆弾の存在については Mostafa Mohammad Najjar 国防相が言及していたが、その時点では「試験中」とされていた。
  • 台湾の閣議は 22 日、来年の国防予算を対前年度比 15% (446 億台湾ドル) のアップとなる、3,459 億台湾ドル (105 億ドル) とする決定を下した。中国の軍備増強に対抗するためのもので、増額分は P-3C の調達などに充てる。対する中国も 2007 年に国防予算を対前年度比 17.8% 増としており、3,509 億元 (450 億ドル) と発表している。
  • Su-27×2 機と Su-30×2 機を導入済みのインドネシアだが、さらに Su-27×3 機と Su-30×3 機を総額 3 億ドルで発注する模様。露 Sukhoi の発表による。
  • オーストラリアは、Brendan Nelson 国防相に続いて Russell Shalders 海軍中将をインドに派遣、来月に日本・シンガポール・アメリカとともに実施する合同演習について協議させた。USS Nimitz や USS Kitty Hawk などが参加する予定になっている。表向きは、米日豪印で同盟関係を作るものではないとしているが、今後 10 年のスパンで、軍事的同盟関係に向けて進むものではないか、とする見方も。
  • ロシア軍の Yuri Baluyevsky 参謀総長は、MD 用レーダー施設の受け入れを決めたチェコに対して「大間違い (Big Mistake) だ」と発言。
  • 最近、ロシア空軍の活動が活発化してきているのを受けて、ノルウェー空軍は Bodoe AB に F-16 を増強する。8/17 にも Kola Peninsula から発進した Tu-95 に対してスクランブルをかけて、10 時間に渡って監視を行った。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/21)
  • 米国務省の Bureau of Political-Military Affairs 傘下、Office of Weapons Removal and Abatement が資金を出してイラク国内の 13 省 (Babylon, Basrah, Dahuk, Erbil, Karbala, Missan, Muthanna, Najaf, Qadissiya, Sulaymaniyah, Tameem, Dhi-Qar, and Wasit) で実施していた、3 年がかりの "Landmine Impact Survey" 第一フェーズが完了した。かかった経費は 400 万ドル。これは、イラク政府やその他の諸国に対して、イラク国内における地雷や不発弾、あるいは遺棄された弾薬類の状況を知らせるためのもの。第一フェーズの作業により、1,380 万平方メートル、不発弾 14 万発と地雷 13,000 発の処分に向けた道がつく。残り 5 省 (Baghdad, Al-Anbar, Diyala, Ninewa, Salah Ad-Din) については、治安状況が許せばさらに影響の度合を調べる予定で、そのための準備を進めている。この活動については Veterans for America Foundation 麾下の iMMAP (Information Management & Mine Action Programs) が仕切って、多くのイラク人も参加している。国務省では世界各地で、合計 18 件の Landmine Impact Survey を完了、あるいは実施中。イラクについては 2003 年以来、地雷などの処分に加えて危険回避のための教育活動や負傷者に対する支援などで、1 億 1,000 万ドルを支出してきている。また、地雷除去担当の NGO として IMCO (Iraqi Mine/UXO Clearance Organization) が発足した。(US State Department)
  • 英海軍が Falkland Islands で運用する新型哨戒艦、HMS Clyde が Portsmouth Naval Base を 8/20 に出航、現地に向かった。今後 5 年間にわたり、現地で哨戒任務に就く予定。乗組員は半年ごとに交代する。これまで Falklands Islands で哨戒任務に就いていたのは HMS Dumbarton Castle で、同艦は HMS Clyde と一週間にわたる引き継ぎを行った後、11 月に Portsmouth に戻って解役となる。HMS Clyde は英 VT Group が建造とメンテナンスを担当しており、先日、Sea King ヘリを使ったヘリ運用試験も実施。これにより、艦の傾斜や風速などの運用限界を把握した。兵装は対空レーダー、対水上レーダー、30mm 機関砲。年間 282 日の稼働を予定している。(MoD UK)
  • 次期大統領候補の一人、Barack Obama 米上院議員は、「米軍はイラクに派遣できる新規戦力を使い果たした (U.S. Out of Fresh Troops For Iraq)」と発言。つまり、戦力が延びきった状態になってしまい、国家安全保障に悪影響を及ぼしている、という主張。(Obama for President)

米海軍二題 (NavNews 2007/8/20)
  • National Marine Fisheries Services は 8/16 に、西部太平洋において向こう 5 年間に渡り、SURTASS LFA (Surveillance Towed Array Sensor System Low Frequency Active) の運用を認める決定を下した。SURTASS は 曳航式パッシブ・ソナー、LFA は艦艇直下に吊下するアクティブ・ソナーで、両方を合わせて SURTASS LFA と呼ぶ。
  • 空軍の 8th SOS (Hurlburt Field, FL) に所属する CV-22A が 8/13-14 にかけて、訓練目的で大西洋上の USS Bataan (LHD-5) に着艦した。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/20)
  • 8/13-17 にかけて、49th FW (Holloman AFB, NM) の整備要員 70 名以上が、1st FW (Langley AFB, VA) を訪問、過去 25 年間に渡るステルス機の運用整備について、両航空団の間で情報交換を実施した。同種のイベントは過去に Tyndall AFB と Nellis AFB を対象として実施しており、今回で三度目 (最終回)。(USAF)
  • 米軍では MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) の急速投入を図るために空輸を実施しており、日量 300t あまりを実施している空輸の一環として、437th AW (Charleston AFB, SC) の C-5 が Buffalo×2 両を積んで 2 日がかりでイラクに飛んでいる (ちなみに、海路だと 22-30 日ほどかかる)。MRAP は各種取り混ぜると 8/10 の時点で 6,415 両が契約済みだが、このうち 3,500 両あまりが年内にデリバリーの予定となっている。8/9 の時点で、USTRANSCOM が現地に送り出した MRAP (ないしは、それに準じる車輌) は合計 701 両。(DoD)
  • アルバニアでは 5 年前に、冷戦の置き土産として大量の化学兵器が見つかっているが、アメリカが資金面・技術面の支援を行い、この化学兵器を廃棄する作業が始まった。廃棄作業は 2006 年に始まり、今年 7 月には 16t を処分、9/1 にすべての処分を完了する計画。これは、Nunn-Lugar Cooperative Threat Reduction Program によるもので、もともとは 1991 年に、Richard Lugar Sam Nunn の両上院議員が立ち上げた構想。過去にソ聯の庇護下にあった国々に対して資金とノウハウを提供して、NBC 兵器の廃棄処分を支援するという内容になっている。これを 2003 年に議会が延長した。(US State Department)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/19-20)
  • ロシアのテレビ局 "Channel One" が「2 年のギャップを経て、空母 Admiral Kuznetsov で航空機が発着艦する映像」を放映した。
  • アメリカとの間で FMF の増額話がまとまったイスラエルでは、空軍は C-130J や F-35、海軍は Dolphin 級潜水艦×2 隻の追加調達に利用する考え。ただ、陸軍についてはまだ予算配分が確定していない。陸軍が利用できる分は 14 億ドルほどになる。Ehud Barak 国防相は、Merkava 戦車を装備する 2 個予備役師団の編成を主張。また、Hizbullah などのミサイル攻撃に対抗する手段を優先すべきだという主張もある。
  • ワシントン州 Bangor で乾ドックに入渠していた Ohio 級 SSBN のスクリューが、Microsoft の Virtual Earth サービスで公開している写真に映っていると判明。地元のフェリー会社で甲板士官を務める Dan Twohig 氏は、それを発見して "oops" となった後、当該ページの URL をふれて回ったので大騒ぎ。衛星写真サービスに関する議論に発展している。
  • カナダの Stephen Harper 首相は、Peter MacKay 氏を次期国防相に指名。これについて野党は、アフガニスタン政策を変えるつもりはないものとみている。2005 年に Kandahar へのカナダ軍部隊派遣を決めた民主党だが、現在、その民主党は「戦闘任務への関与を減らして、再建任務に重点を置くべき」と主張しているところ。また、アフガニスタン覇権は間違いだと主張している政党もある。世論調査では依然として支持が半数を超えているが、任務が成功するかどうかについては疑問視する声も。
  • トルコ軍上層部の交代が、トルコ国内の防衛産業に対する支援を強める動きとして歓迎されている様子。新任の将軍がいずれも、地元産業の育成方針を支持しているため。
    • War Academy 司令官の Aydogan Babaoglu 空軍大将が、8 月末に Faruk Comert 大将に代わって空軍司令官に就任
    • Muzaffer Metin 海軍大将が、8 月末に Yener Karahanoglu 海軍大将に代わって海軍司令官に就任
    • 陸軍司令官の Ilker Basbug 大将と、Gerdarmerie 司令官の Isik Kosaner 陸軍大将は留任
    • 参謀総長の Yasar Buyukanit 陸軍大将は、2008 年に退役予定。先任順からすると、後任は Basbug 大将になる可能性が高い。その後、2010 年に Kosaner 大将が続いて 2014 年まで担当すると思われる
  • インドが開発した LCA (Light Combat Aircraft) の試験飛行に際して、海外のパートナー企業が参入の機会を窺う。LCA の設計・開発を担当している ADA (Aeronautical Development Agency。Bangalore, India) に対して、海外の企業がアプローチしてきているもの。Boeing、Dassault、EADS、Lockheed Martin、MiG、Saab といった名前が挙がっている。現在、LCA は 2010 年の IOC 獲得を目指して兵装インテグレーション試験の段階にあり、これまでに 600 回ほどの試験飛行を実施。今後 3 年間で 1,500 時間の飛行試験が必要と見込まれている。機体については、限定量産型×8、デモンストレーター×2、プロトタイプ×5 がある。さらに 20 機を追加、量産が決まったら 200 機を発注する予定。
  • 英空軍が導入計画を進めている Paveway IV 誘導爆弾に信管がらみの問題が発生、Harrier GR.9 に搭載して実働可能になるのは 2008 年半ばとなる模様。運用評価試験を行ったところ、信頼性の問題が発生したためと説明されている。当初の予定では、今年 9 月に実働可能になるはずだった。問題の信管の開発は、Thales UK 社が担当している。開発・量産を 2003 年に 1 億 2,000 万ポンドで受注した Raytheon 社によると、改良型の信管は 11 月にデリバリー、年内に試験を済ませて最終設計のサインオフを済ませることになっている由。最終的に 3 億 4,100 万ポンドの案件になると見込まれる。[なお、Paveway IV は F-35B、Tornado GR.4、Typhoon へのインテグレーションが決まっている]
  • 米空軍では、2010 年以降に戦闘機部隊の人員構成を変更、2002 年の改編で飛行隊から整備隊 (MS : Maintenance Squadron) に所属を変更した機付長 (crew chief) を、飛行隊に戻す方針。Michael Moseley 空軍参謀総長が発言したもの。変更の理由は、機付長を航空団に所属させることで飛行隊長がすべてを一貫してコントロールできるようになり、指揮系統が単一にまとまるためだとしている。ただし、戦闘機以外の輸送機・爆撃機・特殊作戦機などについても事情は同じだが、戦闘機部隊と同様の変更を行うかどうかは不明。爆撃機部隊は 2002 年の改編で機付長を飛行隊から整備隊に移しているが、輸送機や特殊作戦機はそれ以前から伝統的に、機付長が整備隊に属しているため。
  • インド海軍は、外国企業の支援を受けて特殊作戦用潜水艦×4 隻を建造・調達する計画。7 月に Larsen & Toubro 社と MDL (Mazagon Docks Ltd.) 社に対して、単価 8,000 万ドルで 2 フェーズに分けて潜水艦×4 隻を建造する件について照会している。新しい沿岸戦ドクトリンに基づき、敵地に侵入してダイバーの輸送、沿岸施設の偵察、攻撃、人員の投入/回収といった任務を行うのが狙い。
  • アフガニスタンで、ドイツの軍人 3 名が死亡、民間人 3 名が拉致される事件が発生したことから、ドイツ国内ではアフガニスタン派遣の是非に関する議論が再燃。世論調査では 64% (前回よりも 10% 増) が撤収を支持。現在、ドイツは ISAF に 3,000 名を派遣してアフガニスタン軍の訓練を担当しているほか、対タリバン戦として兵員 100 名ほどと、偵察任務担当の Tornado 戦闘機×6 機がいる。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/17)
  • 米 Northrop Grumman 社は米陸軍から、トラック搭載型のレーザー兵器開発を 受注した。米 Boeing 社と競争して勝利したもので、大型トラックに高出力レーザーを搭載するため、まずビーム制御システムの予備設計を実施する。計画名称は HEL TD (High Energy Laser Tactical Demonstrator)。ロケットや火砲を使った攻撃に対するフォース・プロテクション用途。
  • Gordon England 米国防副長官によると、空軍と陸軍がモメている中・高々度用 UAV に関する主導権争いについて、8/28 の会合で結論を出すとのこと。 28 日の会合では、DAWG (Deputy's Advisory Working Group。England 副長官と、統合参謀本部副議長の James Cartwright 大将が主催している) が、"executive agent" の地位を求めている空軍と、それに反対している陸軍・海軍・海兵隊からの聴取を行うことになっている。
  • 米 Robot 社は競合メーカーの Robotic Fx 社と同社創立者の Jameel Ahed 氏に対して、特許侵害の法廷闘争を発動した。Robotic Fx 社の Negotiator という重量 50lb のロボットが、iRobot 社独自の設計を勝手に利用している、と主張している。
  • インド陸軍参謀総長の J.J. Singh 大将は 17 日、Kashmir からのインド軍の撤退、あるいは戦力規模縮小の可能性を否定する発言を行った。情勢が安定化して、何の心配もなく現地を訪れることができるようになれば別だが、現時点では分離主義を掲げるゲリラが活動しており、安定化からは程遠い、というのがその理由。その Kashmir はインド国内で唯一、イスラム教徒が多数派を占めている。
  • アフリカ南部 14 ヶ国は、アフリカ即応部隊創設の一環として平和維持旅団を発足させた。紛争終結後の武装解除や復員、人道支援といった任務に従事させるのが目的で、人員規模は 5,000 名。ザンビアの首都 Lusaka で SADC (Southern African Development Community) 加盟 14 ヶ国が首脳会議を行った際に、ザンビアの Levy Mwanawasa 大統領が部隊の発足を宣言、兵士を査閲した。また、火砲の発射実演や戦闘機のフライトも実施した。その他の地域でも同様の構想があり、2010 年を目標として即応部隊を編成することになっている。
  • アメリカは、エリトリアを「テロ支援国家」のリストに追加する検討を進めている。ソマリアに対する武器流入に関与しているのが理由で、追加が実現すると制裁措置を講じることになる。
  • 米 Lockheed Martin 社は、シミュレーション関連製品を手掛ける米 3Dsolve 社 (Cary, NC) を買収して、STS (Simulation, Training & Support) 部門の傘下に加えると発表した。買収額の詳細は明らかにされていない。3Dsolve 社のソフトウェアを軍用、あるいはビジネス用の学習ソフトウェアに活用するのが狙い。
  • ロシアがシリアに対して、自走式の短射程 SAM システム、Pantsyr-S1E のデリバリーを開始したと報じられている。50 システムで価格は 9 億ドルとのこと (36 システムという説もあり)。その報道によると、イランに対して同じシステムを秘密裏に引き渡す話はポシャったとのこと。ただし、露 Rosoboronexport はこの報道を否定、シリアに輸出した兵器がイランに転売されているという話についても否定。一方、イスラエルはアメリカとの間で、現在は年間 24 億ドルの FMF (Foreign Military Financing) による軍事援助を 30 億ドルに増加させる件について、合意した。[一時は、段階的に増額して平均 30 億ドルとするか、確定で毎年 30 億ドルとするかでもめていた模様]
  • Ray Odierno 米陸軍中将は在イラク米軍の規模について、来年まで現行の 16 万人体制を維持した上で、その後で減勢を開始する計画だと発言。米軍増派の効果によりイラクの治安情勢は改善しており、たとえば民間人の死者は半減しているが、その傾向がこのまま続くかどうかは不明、というのが維持の理由。減勢を実現できるかどうかは、イラク自身の治安維持能力がどこまで強化されるかによるとしている。なお、増派部隊の展開期間が 15 ヶ月を超えることはないとしている。
  • ロシアの Vladimir Putin 大統領は 17 日、ロシアに対する安全保障上の脅威により、長距離爆撃機のパトロールを自国の国境線以遠まで拡大すると発言。17 日の午前零時に 7 ヶ所の飛行場から 14 機の爆撃機が、さらに給油機などの支援機も発進して、パトロール飛行を開始した。これについてホワイトハウスの Gordon Johndroe 報道官は、この動きがアメリカの脅威になることはないとしているが、昨今のロシアの姿勢が懸念事項になっている、ともいっている。

どっちにも言い分はあるわけだけれど (DefenseNews 2007/8/16-17)
セルビアの Dragan Jocic 内務相が「アメリカがコソボを独立させて NATO 加盟国にしようとしている」と主張した件について、在コソボ米軍部隊の司令官・Douglas Earhart 米陸軍准将は全面的に否定。現在もコソボでは NATO の KFOR・16,000 名が展開してパトロールを続けており、うち米軍部隊は 1,500 名を占める。セルビアはコソボの独立について現在も反対しており、これをロシアが支持している。
さらにセルビアの首脳部は 17 日に、自国の治安部隊をコソボに再展開させる時期が来たと宣言。1999 年 6 月に成立した国連安保理決議 1244 号によりコソボは国連の管理下に置かれており、紛争再発を防止する目的から、セルビアの軍や警察は「数千名規模」ではなく「数百名規模」に抑えられている。ところが 16 日になって、コソボ北部を拠点とする Serbian National Council がセルビアに対して、「国連に対して 1,000 名の軍と警察の派遣を認めさせてもらいたい」と要請。これは、コソボ在住のセルビア人を保護するのが目的で、展開先はセルビア人居住地区に限るとしている。

果たして真相は ? (DefenseNews 2007/8/17, JDW 2007/8/15)
ロシア空軍機が領空侵犯とミサイル攻撃を行ったとしてグルジアがロシアを非難している問題について、OSCE (Organization for Security and Cooperation in Europe) 議長を務める Miguel Angel Moratinos スペイン外相が、元クロアチア外相の Miomir Zuzul 氏を OSCE 特使として派遣すると発表した。グルジアの首都 Tbilisi から 50km ばかり離れた場所に、全長 4.8m のミサイルが着弾 (ただし不発) したもの。グルジア側は、ロシア空軍の Su-24×2 機が領空侵犯、Kh-58 (AS-11 Kilter) 対レーダー・ミサイルを撃ち込んだと主張している。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/16)
  • カナダの Paul Meyer 大使は、スイスの Geneva に本拠を構える CD (Conference on Disarmament) について、大量破壊兵器の拡散阻止や軍拡競争の防止に役立っていない、と批判。地下核実験を禁止する 1996 年の CTBT (Comprehensive Test Ban Treaty) に続いて、65 ヶ国が加盟して CD が発足、核爆弾製造材料の製造阻止を目指しているが、協議に入れていない状況。これについて同大使は、投票制度に欠陥があるせいで機能を果たしていない、といっている。アメリカは核分裂物質の規制を支持しているが、それに対して中国やロシアは (核物質の規制と平行して) 宇宙空間の軍事利用規制を盛り込むべきだと主張、話が一向にまとまっていない。
  • アメリカの Ryan Crocker 駐イラク大使は、イラクからの米軍の全面撤退について「イランが大幅に有利になる事態への扉を開く」と発言。その Crocker 大使と MNF-I を指揮する David Petraeus 米陸軍大将は、9 月に議会でイラク情勢に関する報告と、今後の方策に関する勧告を行う予定になっている。
  • スーダンの Darfur で活動している反政府組織のうち唯一、昨年の和平合意に調印した SLM (Sudan Liberation Movement) の Minni Arcua Minnawi 氏は 16 日、スーダン政府が Darfur 南部の部族勢力に対して武装と訓練を施して、170 名の民間人を殺させたと主張しているが、スーダン陸軍はこの主張を否定。同氏によると、SLM が Arab Maaliya による攻撃を阻止した際に、政府による支援を受けているのに気付いた由。その理由は、Arab Maaliya が持つ戦闘能力が一介の軍閥組織のレベルを超えており、新品の軍服を着て重火器を装備するほどになっていたからだ、としている。また、政府軍の航空機やヘリコプターが、Arab Maaliya の活動エリアに離着陸しているという。なお、この戦闘で SLM は 8 名の死者を出した。4 年半にわたる Darfur 紛争では、20 万人が死亡、250 万人が家を追われたとみられる。
  • ポーランドの Aleksander Szczyglo 国防相によると、ポーランドとアメリカは MD エレメントの配備について、8 月末に新たな協議段階に入り、9-10 月には最終的な内容がまとまるだろう、とのこと。配備場所については、ポーランド北部の Slupsk に近い、Redzikowo という人口 1,600 名の村落になるという話が出ているが、国防相は「最終決定はまだだ」としている。ここには 1920 年代に飛行場が設営されており、大戦中はドイツ空軍が、戦後は 1990 年代まで軍民が使用していた。
  • アメリカは、イラン革命防衛隊 (Revolutionary Guards) をテロ組織認定してブラックリストに載せる構想。実現すると、正式に国家として運営している組織がリストに載るのは初めてとなる。革命防衛隊は、万単位の兵士を擁するエリート軍事部隊であるとともに、イランの天然ガス田 16 ヶ所のうち 15 ヶ所で、2006 年に総額 20 億 9,000 万ドルの開発契約を受注したり、パキスタン向けのパイプライン設置を 13 億ドルで受注したりしている経済組織でもある。テロ組織認定には、この経済分野の力を殺ぐ狙いもある模様。しかも、Mahmoud Ahmadinejad 大統領を初めとして、政界に人材を送り込んでもいる。
  • 一方、EU は革命防衛隊を即座に「テロ組織認定」する計画 (immediate plans) は存在しない、アメリカの動向についてはコメントできない、一般的には国連の決定に従う、としている。EU の場合、加盟 27 ヶ国すべての合意がないと、テロ組織のリストは改訂できない。
  • ところで、上海協力機構 (SCO : Shanghai Cooperation Organization) の首脳会議に出席したイランの Mahmoud Ahmadinejad 大統領は、アメリカが計画している中欧への MD エレメント配備について「アジアへの脅威になる」と発言。イランは SCO の正式メンバーではないが、オブザーバー参加している。

インフラなくして戦争できず (DefenseNews 2007/8/16, JDW 2007/7/18)
インドは中国との国境地帯に、数百 km にのぼる道路網を整備する。すでに今年初めから第一フェーズとして、事前調査を始めている。所要経費は全部で 10 億ドル以上と見込まれている。このほか、飛行場 3 ヶ所、多数の橋などのインフラを建設するという話も。
インドと中国は近年、合同演習をやったりしているものの、1962 年に軍事衝突に発展した国境紛争は未解決のまま。中国側では道路や鉄道などのインフラを整えているのに、インド側では馬匹と空中投下に頼るしかない状況にあり、これを改善するのが目的。さらにアメリカから購入する予定の C-130J×6 機により、多数の人員を急いで投入できるようにする。

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産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/23)
  • 独 TKMS (ThyssenKrupp Marine Systems) 社は 8/21 に、ドイツ海軍向け 212A 型潜水艦の第二バッチ×2 隻のうち、1 隻目の建造を開始した。起工式には BWB (German Federal Office of Defence Technology and Procurement) のナンバーツー、Harald Stein 氏が参加している。建造所は ThyssenKrupp Marine Systems 社傘下の HDW (Howaldtswerke-Deutsche Werft) 社・Kiel 造船所。非磁性鋼の船体と燃料電池式 AIP を持ち、基本的には、今年 5 月に最後の U34 が就役したばかりの、第一バッチ・4 隻と同内容。2012-2013 年にかけて 2 隻ともデリバリーの予定。212A 型の建造は、TKMS・HDW・Nordseewerke の三社で構成する "ARGE 2. Los 212A" コンソーシアムが従事している。(TKMS)
  • F/A-18A/B の延命・アップグレード改修を進めているオーストラリアで、プロトタイプ改修機を対象とする中央部胴体の換装工事が完了した。中央部胴体は、主翼と胴体下部兵装架からの負荷がかかる重要な部位。この延命改修により、2018 年までの運用が可能になる。改修工事はカナダで行っており、いったんバラした後で胴体構造部を交換した。このとき、25,000 点にのぼるパーツを取り替えている。この後は Newcastle の RAAFB Williamtown に送り返して、Hornet Industry Coalition による再組み立てを実施する。今回のプロトタイプに続いて、Williamtown で LRIP 分として 9 機、その後に体制が整ったところで全規模量産分として 39 機を改修する計画。(Australian DoD)
  • 一方、カナダでは CF-18 を対象とするアップグレード改修がフェーズ II に入っている。担当しているのは Boeing 社と L-3 Communications MAS 社で、所要経費は 1 億 5,000 万ドル。フェーズ II では、自国・他国との相互運用性を高めるためのデータリンク搭載、ヘルメット・サイトの搭載、コックピットへのカラー・ディスプレイ搭載、生存性向上のためのチャフ/フレアー・ディスペンサー新型化を、79 機の CF-18 に対して実施する (2 機はプロトタイプとして Boeing が、残りは L-3 が Quebec 州 Mirabel (Montreal) で実施)。2010 年 3 月に完了予定。2006 年 8 月に完了済みのフェーズ I 改修では、アビオニクス、無線機、兵装関連の更新を実施した。(Boeing)
  • インド国防省によると、DRDO (Defence Research and Development Organisation) とイスラエルの IAI 社でジョイント・ベンチャーを設立して LRSAM (Long Range Surface to Air Missile) を共同開発する話について、まだ量産担当のジョイント・ベンチャーを設立するかどうかの決定は下していないとのこと。共同開発に関する契約は 2006 年 1 月に成立している。(Indian MoD)
  • 一方、ロシアと第五世代戦闘機 (FGFA : Fifth Generation Fighter Aircraft) を共同開発する件については、両国間の協力関係の見地から重視しており、技術面の協議を進めているとのこと。現在、Inter-Governmental Agreement のドラフト版をまとめているところ。また、アメリカからの F-35 の輸出提案については、そういう話はないとしている。(Indian MoD)
  • A400M に関連するマイルストーン達成が二件。まず、ドイツの Airbus Bremen 工場から、初号機用の胴体 (全長 32m) が送り出された。4 分割して別々の工場で製造したものを搬入・結合したもので、製造には Lemwerder、Nordenham、Augsburg の各工場に加えて、トルコや南アフリカの工場が参画している。胴体組み立ての時点で、電気配線、酸素配管、空気・水の配管、油圧系統もすべて組み込み済み。ケーブルの長さが 120km、油圧配管の長さが 500m にのぼる。5 月にも胴体を完成して送り出しているが、これは地上試験用機のものなので、実際に飛ぶ機体の胴体は今回が最初。(Airbus)
  • もうひとつは、イギリスの Filton 工場で完成した外翼セクションが、最終組立担当のスペイン・Seville 工場に送り出された件。こちらも同様に、飛行する機体のものとしては初めてで、Airbus A300-600ST Beluga で空輸した。すでに搬入済みのセンターウィングボックスと結合すると、幅 42m の主翼ができあがる。なお、垂直尾翼は Stade で製造して Hamburg に送り込む。こちらは 9 月末に取り付けを行う予定。(Airbus)
  • デンマーク空軍参謀総長の Stig Ostergaard Nielsen 少将が 8 月半ばにスウェーデンを訪問した際に、Swedish Air Force Gripen Operational and Tactical Evaluation Unit (Malmslatt、Linkoping 近郊) で JAS39D Gripen に体験搭乗した。単に搭乗しただけでなく、任務計画・評価用のツールも体験している。F-16A/B の代替機として JAS39 Gripen を売り込む活動の一環。このほか、デンマークの Aalborg や Roskilde で実施した航空ショーにも Gripen を送り込んだり、Linkoping にある Saab 社の控除ヴデンマーク空軍関係者に体験搭乗させたりしている。なお、先日に発表となった Gripen Demonstrator 計画には、デンマークの数 Terma 社も参画している。(Gripen International)
  • BAE Systems 社は、米陸軍 CECOM (Communications-Electronics Command) から 800 万ドルで、高出力増幅素子の技術開発契約を受注した。DARPA の資金で実施する Disruptive Manufacturing Technology なるプログラムで、出力 160W のソリッドステート・ガリウム砒素 (GaN) パワーアンプを開発する。高出力の RF シグナルを発生させるためのもので、通信、電子戦、レーダーといった用途を想定しており、現用の進行波管 (TWT : Travelling Wave Tube) を置き換えるのが目的。(BAE Systems)
  • 米 General Dynamics Ordnance and Tactical Systems 社は米陸軍 Joint Munitions Command (Rock Island, IL) から、30mm 機関砲用の訓練弾・PGU-15A/B を受注した。総額 7,460 万ドルの多年度契約で、そのうち 1 年目にあたる分を受注。これは PGU-13/B HEI と同じ弾道特性を持つ訓練弾で、A-10 の GAU-8/A 機関砲で使用する。(GD)
  • 米 Lockheed Martin 社は、THAAD (Terminal High Altitude Area Defense) ミサイルで使用する TFCC (THAAD launcher and Fire Control and Communications) の製造拠点として、アーカンソー州 Camden の工場を選定した。現在は 450 名の従業員がいるが、さしあたって 35 名、2010 年には 50 名の雇用増加を予定する。ちなみにこの工場、"INDUSTRYWEEK" 誌が 2006 年版 "Top Ten Best Plants." のひとつに選定しているほか、EIA (Employee Involvement Association) の Performance Excellence Award でも過去 10 回の選定実績がある。すでに手掛けている製品としては、MLRS 発射器、HIMARS 発射器、MLRS/HIMARS 用の単弾頭ロケット、PAC-3 がある。(Lockheed Martin)
  • 米陸軍の FCS 計画のインテグレーターを担当している Boeing 社・ SAIC 社と、車輌の製造を担当している BAE Systems 社・General Dynamics 社は、FCS MGV (Manned Ground Vehicle) の製造拠点としてオクラホマ州 Elgin 工場を選定した。まず NLOS-C (Non-Line-of-Sight Cannon) の製造を開始する。すでに低率初期生産契約は発注済みで、NLOS-C 初期量産分の先行調達もそれに含まれる。2010-2012 年にかけて 18 両を製造する予定で、その後の 2013 年にマイルストーン C として低率初期生産に移行する予定。このほか、オハイオ州 Lima の工場でコンポーネント・サブアセンブリ、インテグレーション・アセンブリ、試験といった作業を担当する。できあがったブツは、テキサス州の Fort Bliss とニューメキシコ州の White Sands Missile Range に持ち込んで、Army Evaluation Task Force による評価試験に供する。(Boeing, BAE Systems)

オーシャン改良工事 (DID 2007/8/22)
英 Babcock Marine 社の Devonport Dockyard で、HMS Ocean (LPH 01。21,000t、1998 年就役) を対象とするオーバーホールとアップグレード改修を施工することになった。契約額は 3,000 万ポンド (5,950 万ドル)。CVF の建造契約締結に向けて、Surface Ship Support Alliance を編成する動きの一環でもある。
今回の改修では主機の推進軸を新しくするほか、食堂施設・居住区・装備品倉庫・厨房・糧食庫などの改善工事、WAH-64D 受け入れのための航空支援施設化以前などを実施する。2007 年 9 月に工事を始めて、完了後の公試を経て 2008 年 9 月に作業完了の予定。なお、同艦が工事中の代役は HMS Ark Royal が務める。

Protector に続け (Contracts 2007/8/22, Kongsberg Defence & Aerospace via Defense-Aerosapce.com 2007/8/22)
諾 Kongsberg Defense 社は米陸軍から、CROWS (Common Remotely Operated Weapon Station Systems) 用の RWS (Remote Weapon Station)、$292,895,119 分の delivery order を受領した。原契約は $1,000,000,000。スペアパーツ、デポ運用、フィールド・サービス要員派遣を含む。(W15QKN-07-D-0018)
これは 5 年間・約 80 億クローネで受注した案件で、今回の第一陣発注分は 17 億クローネとなる。Kongsberg Defence & Aerospace 社は CROWS 計画向けに、Stryker で搭載実績がある Protector RWS の改良型を開発した。同社製のウェポン・ステーションは、7 ヶ国・合計 2,000 基超の実績がある。

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/22, DID 2007/8/26)
General Dynamics Land Systems 社は米陸軍から、NBC 偵察車・Fox (NBC-RS : Nuclear Biological Chemical Reconnaissance System) のアップグレードに関する修正契約を $56,459,409 で受注した。M93×14 両と M93A1×4 両を更新して、MP31A1P1 仕様とする。(DAAM01-96-C-0028)
Fox は独 Rhinmetall Landsysteme 社製で 1979 年にドイツ軍が配備開始、それを米陸軍と米海兵隊も導入した。M93A1 は M93 の改良型で、乗員を 4 名から 3 名に削減、NBC 検出用センサーを改良して、M21 RSCAAL (Remote Sensing Chemical Agent Alarm)、MM1 Mobile Mass Spectrometer, CAM/ICAM (Chemical Agent Monitor/Improved Chemical Agent Monitor)、AN/VDR-2 Beta Radiac、M22 ACADA (Automatic Chemical Agent Detector/Alarm) を導入するとともに、通信・航法サブシステムと MICAD (Multipurpose Integrated Chemical Agent Detector) でデジタル・リンクしている。これにより、GPS による位置情報と組み合わせた警報の送信が可能。さらに生存性の改善を図ってスラット・アーマーの追加や地雷対策強化、CROWS ウェポン・ステーションの装備を行うのが M93A1P1。

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/22)
  • MW Builders of Texas 社は米陸軍から、テキサス州 Fort Hood で実施する兵舎の設計・建設を $42,157,000 で受注した。(W9126G-07-C-0032)
  • Sampson Construction 社は米陸軍から、ワイオミング州 Cheyenne に Army Aviation Support Facility を建設する作業を $32,120,700 で受注した。(W912L3-07-C-0016)
  • Sikorsky Aircraft 社は米陸軍から、UH-60M Blackhawk 用の補用品 (sustainment stock parts) に関する修正契約を $25,388,813 で受注した。(DAAH23-02-C-0006)
  • K.L. House Construction 社は米陸軍から、ニューメキシコ州 Albuquerque に Armed Forces Reserve Center を建設する作業を $24,618,409 で受注した。(W912QR-07-C-0056)
  • SRC Tec 社は米陸軍から、Lightweight Counter Mortar Radar AN/TPQ-48(V) 2 System に関する修正契約を $18,463,200 で受注した。(W15P7T-05-C-P004)
  • Goodrich 社は米陸軍から、陸軍州兵のヘリコプターに装備する High Speed Internal Rescue Hoists を $13,664,000 で受注した。(W9133L-07-C-0031)
  • Chancellor & Son 社は米陸軍から、ミシシッピー州 Greenwood で実施する Mississippi River の治水工事を $13,240,545 で受注した。(W912EE-07-C-0016)
  • Browning Construction 社は米陸軍から、テキサス州 San Antonio の Lackland AFB に Basic Expeditionary Airman Training 向けのキャンプ施設 4 ヶ所と Core Administration Area を建設する作業を $12,623,500 で受注した。(W9126G-07-C-0030)
  • Telford Aviation 社は米陸軍から、Medium Airborne Reconnaissance Surveillance System の運用支援業務を $11,195,164 で受注した。(W15P7T-07-C-W009)
  • Chugach Government Services 社は米陸軍から、メリーランド州 Fort Meade の上下水道施設を運用・整備する業務を $8,999,035 で受注した。(W912DR-07-C-0028)
  • Tesoro 社は米陸軍から、ヴァージニア州 Langley AFB に寄宿施設を建設する作業を、$8,957,990 で受注した。(W91236-07-C-0040)
  • Babcock Construction 社は米陸軍から、ルイジアナ州 Jefferson Parish で実施する治水工事 (South Louisiana urban flood control) を $8,445,577 で受注した。(W912P8-07-C-0097)
  • General Dynamics 社は米陸軍から、WIN-T (Warfighter Information Network-Tactical) の開発に関する $8,200,000 の増額契約を受注した。原契約は $1,179,461,286。(DAAB07-02-C-F404)
  • Wood Brothers 社は米陸軍から、カリフォルニア州 Sacramento で実施する堤防工事 (Sacramento River Bank Protection Project) を $8,016,142 で受注した。(W91238-07-C-0018)
  • Triple Canopy 社は米陸軍から、イラクの FOB (Forward Operating Base) で実施する保安業務を $6,842,817 で受注した。(W91GDW-07-A-4003)
  • Raytheon 社は米陸軍から、Patriot 地対空ミサイルを対象とする FY2007 分のエンジニアリング・サービス業務に関する修正契約を $6,466,651 で受注した。(W31P4Q-04-C-0020)
  • A&H Contractors 社は米陸軍から、イリノイ州 Granite City で実施するコンクリート配管の交換工事に関する、$5,300,000 分の delivery order を受領した。原契約は $11,734,047。既存の配管を掘り出して撤去、新しい配管を埋設する。(W912P9-07-D-0513)
  • General Atomics 社は米陸軍から、ER/MP (Extended Range/Multi-Purpose) UAV の SDD フェーズに関する $5,149,479 の増額契約を受注した。原契約は $215,373,106。(W58RGZ-05-C-0069)
  • BAE Systems Information and Electronic Systems Integration 社は米海軍から、EA-6B Prowler 向けの以下のアイテムを総額 $52,480,447 で受注した。(N00019-07-C-0057)
    • LBT (Low Band Transmitter)×36
    • V-Pol アンテナ×18
    • H-Pol アンテナ×25
    • Band 2 Adapter Interface Assembly×17
    • RF Test Station×1
    • antenna test station×2
    • transmitter test station×2
    • Special Tooling/Test Equipment×1 ロット
    • Non-Recurring Engineering for the Microprocessor upgrade
    • AN/ALQ-99 LBT アンテナ・グループ用のスペアパーツ・補修用パーツ
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、EA-18G Growler で使用するスペアパーツの第一陣を、$40,000,000 で受注した。(N00383-06-D-001J/#0002)
  • The John Deere Construction and Forrestry 社は米海軍から、土木工事用で装甲キャブを備える大型フォークリスト・TRAM (Tractor, Rubber Tired, Articulated Steering, Multipurpose Vehicles) と関連訓練業務を、$39,998,533 で受注した。海兵隊向け。(M67854-07-D-5010/#0004)
  • Globe Trailer Manufacturing 社は米海軍から、Naval Facilities Expeditionary Logistics Center (Port Hueneme, CA) 向けの 55t 級セミトレーラーを $8,863,560 で受注した。(N00244-07-C-1546)
  • Valero Marketing & Supply 社は米国防兵站局 (DLA) から、ジェット燃料を $29,259,552 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0542)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/22)
  • イスラエルの Rafael Armament Development Authority 社は、リアクティブ・アーマーとパッシブ・アーマーを組み合わせた AFV 用の装甲防禦システム、M-TAPS (Multi-Threat Armor Protection System) を開発したと発表した。RPG (Rocket Propelled Grenade)、IED (Improvised Explosive Device)、EFP (Explosively Formed Projectile)、破片榴弾、徹甲弾といった、現時点で直面している各種の脅威に対処するためのアドオン・アーマーという位置付けで、既存の AFV に対する後付け用途を想定している。ベースになっているのは、Rafael 社の Insensitive Reactive Armor システムで、これは米陸軍の M2 Bradley 歩兵戦闘車やその他の NATO 諸国で実績を挙げている。(Rafael Armament Development Authority)
  • 韓国の Korean Air は 22 日、自国の技術による UAV の開発と試験に成功したと発表した。通商産業・エネルギー省 (Ministry of Commerce, Industry and Energy) の資金を得て開発したもので、40km の行動半径を持つとしている。遠隔操縦式で、運用に必要な要因は 5 名、機器の 97% が国産だという。センサーとしては、26 倍ズームレンズ付きの昼光用カメラを備える。UAV×3 機と支援機材をひっくるめて、3.5t トラック×2 台で輸送可能。さらに開発を進めて STOL 能力を持たせるほか、赤外線カメラの搭載も予定、航続時間 6 時間・行動半径 80km に強化する。用途としては軍民双方を考えており、交通監視や密漁監視、戦場観測といった具合。今後 10 年間で、UAV 関連で 8,000 億ウォンの売上、3,000 億ウォンの輸出実現を目指す。(Korea Overseas Information Service)
  • 欧州委員会 (EC : European Commission) は EU Merger Regulation に基づき、イギリスの投資会社・Candover Investments plc による蘭 Stork N.V. の買収を承認した。Stork は、Stork Aerospace、Stork Food Systems、Stork Technical Services 、Stork Prints からなるオランダの企業グループ。(European Commission)
  • デンマーク国防省麾下の DALO (Defence Acquisition & Logistics Organization) は米 Lockheed Martin 社から、移動式長距離対空監視 3 次元レーダー・AN/TPS-77×2 基を領収した。デンマーク空軍の Tactical Air Command 向け。2005 年に Lockheed Martin 社 Radar Systems 部門 (Syracuse, NY) に発注していたもので、4 年分の兵站支援業務契約がワンセット。予定より数ヶ月ばかり先行して Karup に搬入できた。AN/TPS-77 は AN/FPS-117 シリーズの最新鋭で、L バンド、距離 250nm、高度 100,000ft までカバーする。累計納入実績は、今回の 2 基で 27 基となった。そのほか、AN/FPS-117 が 14 ヶ国で 127 基の納入実績を持つ。(Lockheed Martin)
  • BAE Systems 社は、新設した Mobility & Protection Systems 部門のトップに、Armor Holdings Aerospace & Defense Group の COO だった Dennis M. Dellinger 氏を据えた。この部門は、8 月初頭に完了した米 Armor Holdings 社の買収を受けて創設したもの。従業員 5,400 名ほど、トラック、個人用防護装備、車両用の装甲板や座席などを手掛けている。MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) についても、5 億 1,850 万ドルで 1,170 両を受注している。(BAE Systems)
  • 米海軍は、Ohio 級 SSBN と Seawolf 級 SSN に搭載する指揮管制装置として、試験・評価作業 (Follow-on Operational Test & Evaluation) を経て、米 Raytheon 社 IDS (Integrated Defense Systems)・Maritime Mission Systems 部門製の advanced submarine combat control system・AN/BYG-1 の使用を勧告した。Ohio 級には AN/BYG-1(V)7、Seawolf 級には AN/BYG-1(V)6 が適合する。AN/BYG-1 は、ソナー、ESM、レーダー、航法機器、潜望鏡、通信機器、指揮・兵装管制機能を一体化した総合戦闘システムで、毎度恒例の COTS 化とオープン・アーキテクチャ化を図っている。そのため、センサー類や機能の追加が容易で、相互運用性・ポータビリティ・スケーラビリティ・特定ベンダからの独立性にも優れるとしている。(Raytheon)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/21)
  • York International 社は米海軍から、Los Angeles 級 SSN に搭載している同社製空調機器を換装する、300t 級空調機器転換改修キット (300-ton air conditioning plant duplex conversion kit)×20 セットを $22,075,180 で受注した。補機類の設置、スペア・キットの導入、マニュアル類の整備も実施する。(N65540-07-D-0016)
  • Genco Infrastructure Solutions 社は米国防兵站局 (DLA) から、倉庫の管理と物品の配分業務を $8,877,264.40 で受注した。基本契約 2 年、1 年単位のオプション契約 3 年分。陸海空軍・海兵隊向け。(SP3100-07-D-XXXX)

三隻目の正直 ? (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2007/8/21, DefenseNews 2007/8/17)
米 Northrop Grumman 社は San Antonio 級ドック型揚陸輸送艦の 3 番艦、USS Mesa Verde (LPD-19) について、8/13-16 にかけてメキシコ湾で実施した建造所による一連の公試を成功裏に完了して "clean sweep" を宣言した。主機、通信機器、操舵系統、航法、レーダーなどのサブシステム、揚錨機、航空機の運用、ウェルドックの注排水など、さまざまな項目をテストしている。9 月に、今度は海軍の Board of Inspection and Survey が領収試験を実施する予定。
なお、2005 年 7 月にデリバリーした 1 番艦 USS San Antonio (LPD-17) は Ingalls 造船所 (Pascagoula, MS) で建造したが、3 番艦は Avondale 造船所 (New Orleans, LA) の担当。1 番艦は引き渡し後にいろいろと不具合が出ていて、やっと今年末から作戦展開が可能になる。2 番艦の USS New Orleans (LPD-18) も昨年 12 月にデリバリーしたものの、これまた不具合を抱えている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/21)
  • 米 General Dynamics Armament and Technical Products 社は米陸軍から、M2 Bradley 歩兵戦闘車に装備するリアクティブ・アーマー (ERA : Explosive Reactive Armor) を 1 億 770 万ドルで受注した。2006 年 7 月に契約した件のオプション契約分で、これで累計額は 2 億 3,700 万ドルに達している。General Dynamics 社はイスラエルの Rafael Armament Development Authority 社 Ordnance Systems Division (Haifa, Israel) と組んで米陸軍向けに ERA を納入しており、Rafael 社が半分ほどのワークシェアを分担している。アメリカ側の窓口は、General Dynamics Armament and Technical Products 社の Burlington Technology Center (Burlington, VT)、製造拠点は Stone County Operations (McHenry, MS) となっている。(GD)
  • 豪 Tenix Aerospace and Defence 社と L-3 Integrated Systems Group は、オーストラリア空軍の C-130J を対象とする TLS (Through Life Support) 案件について、共同提案を実施すると発表した。実際に作業を担当するのは、L-3 Communications 社傘下の加 SPAR Aerospace Ltd. (L-3 SPAR。Edmonton, Canada)。Tenix 社はすでに、国内外でサポート業務やアップグレード改修を行っている実績があり、傘下の Tenix Aerospace & Defence 社はオーストラリア空軍の C-130H に対して自衛用電子装置 (Electronic Warfare Self Protection) 導入のアップグレード改修を行っている最中。また、オーストラリア空軍の AP-3C やオーストラリア海軍の ANZAC フリゲートについて RAAF Edinburgh、HMAS ALBATROSS (Nowra)、RAAF Williamtown でオンサイト・サポートを実施しているほか、ニュージーランド空軍の C-130H を延命改修中。今回の件でも、こうした既存の経験を活用できるとしている。(Tenix Aerospace and Defence)
  • 印 HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社の双発ヘリ・Dhruv が、Turbomeca 社製の Ardiden 1H (インドでの名称は Shakti) にリエンジンして、2007/8/16 に初飛行を成功裏に実施した。オリジナルの TM333 2B2 と比べると、信頼性や性能が向上している。高温・高標高地域での運用に合わせて、性能改善のために Ardiden 1H へのリエンジンを実施したもの。HAL 社と Turbomeca 社は 2003 年 2 月に協力合意を締結、以来、作業を進めてきている。今後 10 年間で数百機のエンジンを製造・導入する見込み。2001 年 12 月に DGAC (French Civil Aviation Authority) の認証を取得した TM 333 2B2 は離昇出力 1,100HP、HAL 社はこれを Dhruv のパワープラントに選定して、これまでに 200 基あまりを領収済み。Ardiden 1H (Shakti) は離昇 1,200HP に、緊急出力だと 30% もパワーアップしている。(Turbomeca)
  • 米 Northrop Grumman 社は、KC-30 給油機に装備する FBW 型給油ブーム・ARBS (Aerial Refueling Boom System) について、A310 を使って 50 フライト・130 時間にのぼる評価試験を実施したと発表した。給油ブームの熟成度をアピールするのが目的。さらに、地上試験で給油能力 (1,200gal/min) や静電気対策もバッチリだとアピールしている。この後、さまざまな機体に対して実際に給油のデモンストレーションを行う予定。ARBS には自動負荷軽減システムがあるので、給油可能な飛行領域が広く、コントロールしやすいとしている。(Northrop Grumman)
  • 米 DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) の MTO (Microsystems Technology Office) は、InGaAs (indium gallium arsenide、インジウムガリウム砒素) の開発担当として米 Goodrich 社を選定した。短波長赤外線向けのフォーカル・プレーン・アレイに使用する。(Goodrich)
  • BAE Systems 社は、Inertial Products 部門の売却を完了した。1 億 4,000 万ドルで J.F. Lehman & Co. に売却したもので、2007/4/24 に発表していた。この部門は軍民双方のカスタマーに対して、慣性航法装置で使用するセンサーや計測ユニットを製造・納入しており、用途は航空機・ミサイル・車輌・標的機など多岐にわたる。(BAE Systems)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/20)
  • General Dynamics Network Systems 社は米空軍から、世界各地で実施する IT 関連の維持管理・サポート業務、ICE2 (Intelligence Information, Command and Control, Equipment and Enhancements) に関する修正契約を、$2,250,000,000 (上限価格) で受注した。以前の契約に $300,000,000.00 を上乗せするもの。(F09603-03-D-0095/P00006)
  • Lockheed Martin 社は米空軍から、DMS (Diminishing Manufacturing Source) アイテムを $23,000,000 で受注した。(FA8611-06-C-2899-P00018)
  • 独 Rheinmetall Waffe Munition GmbH 社は米海軍から、40mm 擲弾発射機用の訓練弾 (Practice Cartridges) Mk.281 mod.0×1,496,000 発を $38,999,996 で受注した。32 発ずつリンクで結んでベルト化したもので、Mk.19 擲弾発射器で使用する。着弾するとオレンジの煙を出すようになっていて、昼間なら 1,200m 遠方、夜間なら 500m 遠方から視認可能。(M67854-06-D-1027/#0003)
  • DME 社は米海軍から、VIPER/T TETS (Third Echelon Test Set) と関連機材を $31,915,510 で受注した。TETS は RF (Radio Frequency)・EO (Electro-Optical)・RF/EO の三種類があり、可搬式。自動化に加えて自己診断機能を備える。今回の発注内訳は以下の通り。(M67854-05-D-3011/#0005)
    • EO×32
    • RF/EO×6
    • Stand Alone Instrument Fixture×38
    • Calibration Interface Device×38
  • Raytheon 社 Integrated Defense Systems 部門は米海軍から、MH-60R 用の ALFS(Airborne Low Frequency Sonar)×3 セット、ALFS Sonar Transmitter/Receiver Control Module Technical Refresh の作業、ALFS Automated Test Equipment Procedure Enhancement に関する修正契約を $15,422,000 で受注した。(N00019-07-C-0013)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/20)
  • オーストラリアは、Bushmaeter 装甲車 (IMV : Infantry Mobility Vehicle)×250 両 (254 両という説も) の追加発注を発表した。金額にして 3 億豪ドル、豪 Thales Australia 社の Bendigo 工場で製造する。すでに累計 443 両を発注しているので、これで総数 693 両 (または 697 両) に増える。防禦力の高さが兵士の安全性を高めるとして、高い評価を得ている。(Australian MoD) [このほか、オランダ軍から受注したものが 26 両ある]
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イラク向けに FMS 経由で UH-1 Huey の補修用パーツや関連機材などを総額 1 億 5,000 万ドルで輸出すると通告した。イラクが、UH-1×16 機をアップグレード改修する目的で、購入をリクエストしてきたもの。スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類と技術データ、通信機材、整備業務、訓練業務、訓練機材、Quality Assurance Team によるサポート・サービス、兵站支援業務などで構成する。(DSCA)
  • 米 General Dynamics NASSCO 社は米海軍から、カリフォルニア州 San Diego を母港とする O.H.Perry 級フリゲートを対象とする整備補修業務を受注した。2012 年までの約 4 年間に渡り、7 隻のフリゲートを対象として実施する。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は、約 7,500 万ドル、23 件の定期整備を予定している。第一陣として、9 月末から始まる USS Gary (FFG-51) の補修工事を 63,000 ドルで実施する。(GD)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/17)
  • Menlo Worldwide Government Services 社は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、DTCI (Defense Transportation Coordination Initiative) の下でアメリカ本土において実施する軍需品輸送調整業務を、$525,076,256 で受注した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は $1,635,842,885。輸送業務の信頼性 reliability、予測可能性 predictability、効率性 efficiency を改善するのが目的。(HTC711-07-D-0032)
  • United Technologies 社傘下、Pratt and Whitney 社 Military Engines 部門は米海軍から、F135 エンジンのギアボックス再設計とクオリフィケーションのやり直し、改設計したギアボックス×9 個に関する修正契約を、$71,503,988 で受注した。飛行試験用の機体に搭載する。(N00019-02-C-3003)
  • Harris 社 Harris Radio Frequency Communication 部門は米海軍から、 $26,995,659 (最低保証額) で受注した。通信機のサブシステムを交換するためのパーツや機材を受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$78,000,000。 NECC (Naval Expeditionary Combat Command) が、通信機が所要の機能を発揮するために推進する交換計画に関連するもので、今後 5 年がかりで実施する。(N62473-07-D-4068)
  • Northrop Grumman Systems 社 Integrated Systems Western Region 部門は米海軍から、F/A-18A/B/C/D の SLEP (Service Life Extension Program) で使用する Inlet Nacelle×15 セットに関する修正契約を、$25,506,803 で受注した。(N00019-06-C-0080)
  • Boeing Helicopter 社は米海軍から、V-22 Osprey 用のスペア・コンポーネンツを $8,633,900 で受注した。(N00383-03-G-001B/#0238)
  • LINXX Security Services 社は米海軍から、Center for Security Forces (Little Creek, VA) が実施する NCB VBSS (Non-Compliant Boarding Visit, Board, Search and Seizure) 課程と VBSS BO (Visit, Board, Search and Seizure Boarding Officer) 課程への教官派遣業務について、オプション契約分を $8,583,200 で受注した。場所別の内訳は、Norfolk, VA (30%)、San Diego, CA (30%)、Pearl Harbor, HI (20%)、Mayport, FL(20%)。(N61339-07-D-0003)
  • Northrop Grumman Systems 社 Integrated System Sector は米空軍から、T-38 のウィング・アセンブリー×12 セットを $17,525,160 で受注した。(FA8218-07-C-0009)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/17)
  • 米 Raytheon 社は、セミアクティブ・レーザー誘導型 Maverick 空対地ミサイル (AGM-65E) の生産を再開すると発表した。米空軍からの作戦上の要請で、高速で移動するターゲットを最小の付随的被害で攻撃できる兵装が求められたため。米海軍と米海兵隊は現在もレーザー誘導型を運用しているが、米空軍は TV 誘導型と赤外線誘導型のみ。ところが実戦経験を受けて、市街戦や近接航空支援で、移動目標を攻撃しやすい兵装としての AGM-65E が再評価された次第。(Raytheon)
  • 米 Lockheed Martin 社は先に、米海軍から MH-60R の多年度調達契約を 9 億 5,170 万ドルで受注したが、さらに昨年 1 月と 5 月に受注済みの関連先行調達契約×2 件・1 億 1,360 万ドルも合わせると、総額 10 億 6,510 万ドルに達する。この 5 年分の契約により、2013 年までかけて MH-60R×139 機を納入することになる。同社の説明によると、この多年度調達により、単年度調達を繰り返すよりも 12% のコスト低減を見込めるとのこと。すでに訓練部隊の HSM-41 (NAS North Island, CA) に配備して要員の訓練を始めており、実戦部隊の一番手は HSM-71 "Raptors" (NAS North Island, CA)、同隊は 2009 年に空母打撃群に乗艦してデプロイメントを行う予定となっている。(Lockheed Martin)
  • 豪 Thales Australia 社が開発・製造している 4x4 装甲車・Bushmaster は、オーストラリア陸軍に加えてオランダ陸軍でも採用、これまでに 450 両の受注を得ている。さらに他国に対しても売り込みを図っているところ。その一環として米軍の MRAP 計画に対して米 Oshkosh Truck 社と組んで売り込みをかけたが、MRAP フェーズ 1 では採用されなかった。同社では、マーケティングやロビー活動が足りなかったせいではなく、要求仕様と合致しなかったためだとしている。それでもまだ、今後に受注を得る可能性に期待を残している状況。とはいえ、Thales グループはアメリカで、Thales Communications 社がイラク・アフガニスタンで活動する特殊作戦部隊向けに JTRS 携帯無線機を受注するなどの実績を挙げており、2006 年に Thales North America 社は 10 億ドルの売上をマークしている。(Thales Australia)
  • 先日、米空軍の ADVENT (Adaptive Versatile Engine Technology) 計画について次期フェーズの受注を獲得した Rolls-Royce 社だが、同社によると、これを担当する "LibertyWorks" こと Rolls-Royce North American Technologies 社は、これまでにも米軍向けにさまざまな先進的製品を提供した実績があるとのこと。その例として、F-35 Lightning II 用の F136 エンジンや STOVL 型のリフトファン、IHPTET (Integrated High Performance Turbine Engine Technology)、RATTLRS (Revolutionary Approach To Time-critical Long-Range Strike) を挙げている。この LibertyWorks、元をたどると Rolls-Royce 社が買収した米 Allison 社の先進開発部門、Allison Advanced Development Co. (AADC)。(Rolls-Royce)
  • 西 EADS CASA 社はスペイン空軍に対して、Typhoon トランシェ 1×18 機のデリバリーを完了した。最後にデリバリーしたのはブロック 5 の複座型 1 号機 (ST008)、配備先は Ala 11 (Moron AB)。パートナー 4 ヶ国を通じて 127 機目にあたるが、これは IPA (Instrumented Production Aircraft)×5 機を含めた数字。IPA のうち IPA4 は EADS CASA 社が Getafe で運用しているが、これがスペイン向けトランシェ 1 の初号機にあたる。(Eurofighter GmbH)
  • 英国防省は、三軍で使用している 4t・8t・14t の貨物トラックと回収車を、総額 13 億ポンドをかけて新型と代替するプロジェクトを進めているが、6 月末の時点で 161 両を MAN ERF 社から領収したと発表した。いわゆる SV (Support Vehicle) 計画で、2005/3/31 に発注した。快適性を高めたエアコン付きのキャブ、自己診断機能などを備えた最新型軍用トラックで、小火器や地雷への対策として装甲板を追加することもできる。2008 年から運用を開始、今後 7 年に渡ってデリバリーが続く。シャシーとキャブをオーストリアの Vienna で製造、それをイギリスに持ち込んで、Cambridge の Marshalls Specialist Vehicles 社が用途別の艤装を施す形をとっている。給油トラックなら 7,000L 入りの燃料タンクやポンプ装置を組み付けるが、これは Fluid Transfer International (Nailsworth, Gloucestershire) 社の担当。製造・納入に加えて、20 年分のサポート業務契約もある。(MoD UK)
  • 米 Northrop Grumman 社は米海軍から、EA-6B×3 機を ICAP-3 にアップグレード改修する作業を 680 万ドルで受注しているが、同社によると、これにはもう 1 機分・200 万ドルのオプション契約がついているとのこと。AN/ALQ-218 電子戦装置や新型のクルー・ステーション・ディスプレイなどを組み込む。2008 年 4 月からデリバリーの予定。現時点で ICAP-III 装備の VAQ は 3 個で、いずれもイラクで実戦任務を経験 (訳注 : VAQ-137, VAQ-138, VAQ-139)。今回の 3+1 機を改修すると、ICAP-3 は合計 15 機となる。この EA-6B ICAP-3 は 2018 年まで運用を継続する予定。また、同じシステムを EA-18G Growler にも搭載する。(Northrop Grumman)
  • 米 Lockheed Martin 社は、アーカンソー州 Camden の工場で製造している PAC-3 の米陸軍向けデリバリーが、累計 500 発を超えたと発表した。そのほか、関連機材も含めると PAC-3 の製造拠点はテキサス州 Dallas と Lufkin、マサチューセッツ州 Chelmsford にもある。また、関連サプライヤーが 25 州・225 社。ちなみに、Camden 工場は昨年、INDUSTRYWEEK 誌の "Top Ten Best Plants" に選ばれている。(Lockheed Martin)
  • 米 Bell Helicopter 社は、米陸軍が運用している OH-58D Kiowa Warrior が累計飛行時間 140 万時間、累計戦闘飛行時間 30 万時間を達成したと発表した。厳しい環境と任務の負担の大きさにもかかわらず、80% を超える稼働率を維持しているとのこと。Kiowa Warrior が初めて戦闘任務に就いたのは 1998 年 (原文ママ。おそらくは 1988 年の間違い) のことで、ペルシア湾でイランのガンボート対策任務に従事した。その後、"Operation Desert Shield" と "Operation Desert Storm" などにも参加している。(Bell Helicopter)
  • POGO (Project On Government Oversight) は、Michael Wynne 米空軍長官が CSAR-X の機種選定を担当する John L. "Jack" Hudson 中将に送った電子メールなどを引き合いに出して、空軍は依然として CSAR-X として HH-47 の導入を進めるつもりだと非難する声明を出した。CSAR-X については HH-47 の採用が決まった後で Sikorsky・Lockheed Martin の両者が異議申立を行い、それを受けて GAO が計画の再考を勧告、空軍もそれに応じるとしているが、POGO はこの空軍の態度そのものが「面子の維持 (face-saving measure)」であり、本気で機種選定をやり直す気がなく、HH-47 のまま進めたいのではないかといっている。(POGO)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/16)
  • General Dynamics Network Systems 社は米空軍から、ICE2 (Intelligence Information, Command and Control, Equipment and Enhancements) に関する修正契約を $2,250,000,000 で受注した。IT 分野の維持管理とテクニカル・サポートを行うもの。基本契約が 2007/6/30 で期限切れとなり、2007/5/8 に 1 年分のオプション I 契約を行使、今回の修正契約で増額となった (ただし年内はペンディング)。(F09603-03-D-0095/P00006).
  • Hummingbird Aviation 社は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、回転翼機を使った Class I-X 補給品、郵便物、人員の輸送業務を $112,308,168.00 で受注した。アフガニスタンで実施するもの。(HTC711-07-D-0033)
  • SERCO 社は米海軍から、調達業務を支援する ISEA (In-Service Engineering Agent) 業務を $61,974,000 で受注した。対象分野は電子機器で、詳細は以下の通り。基本契約 3 年、6 ヶ月単位のオプション契約 5 遣、すべて実現した場合の総額は $115,224,000。(N66001-07-D-0018)
    • Sensor Management System
    • Joint Perimeter Surveillance Command and Control System
    • Unmanned Vehicles for Physical Security
    • Adaptive Networks
    • Mobile Remote Video Surveillance System
    • Ground Radar for Personnel Detection
    • future electronic surveillance systems for the SSC San Diego (Space and Naval Warfare Systems Center San Diego)
  • General Dynamics Land Systems 社は米海軍から、EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) 計画の SDD フェーズで使用する System Integration Laboratory Hardware に関する修正契約を、$15,484,557 で受注した。(M67854-01-C-0001)
  • InnovaSystems International 社は米海軍から、DRRS (Defense Readiness Reporting System) のシステムエンジニアリング・設計・開発・インテグレーション・試験・導入・訓練・ライフサイクルメンテナンス・調達支援・ヘルプデスク業務・管理支援・システム文書作成を、$14,427,000 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年、すべて実現した場合の総額は $77,512,000。(N66001-07-D-0061)
  • Talley Defense Systems 社は米海軍から、66mm 対戦車ロケット・M72A7 LAW (Light Anti-Armor Weapon)×1,287 発と M72A9 LAW ASM (Anti-Structure Munition)×1,833 発を、総額 $8,062,217 で受注した。(N00164-07-C-4820)
  • APAC-SOUTHEAST 社は米海軍から、NAS Pensacola で実施する道路と駐車場の舗装直しを $6,225,295$6,225,290 で受注した。距離換算で 31 レーン・マイル分。(N69450-07-C-6323)
  • Clark/Balfour Beatty NGA (Joint Venture) は米陸軍から、ヴァージニア州 Fort Belvoir に NGA (National Geospatial Intelligence Agency) の New Campus East 施設を建設する作業を、$42,000,000 で受注した。(W912DR-07-C-0027)
  • GM GDLS Defense Group L.L.C. (Joint Venture) は米陸軍から、Stryker 旅団向けのストック・リスト・パッケージ、$14,363,566 分の delivery order を受領した。原契約は $351,688,458。(W56HZV-07-D-M112)
  • JLG Industries 社は米陸軍から、戦域で支給した装備品 (theater-provided equipment) の RESET 作業、$12,494,596 分の delivery order を受領した。原契約は $78,219,159。イラクの Balad で実施する分とアフガニスタンの Bagram で実施する分が半分ずつ。(W56HZV-07-D-0153)
  • Hensel Phelps Construction 社は米陸軍から、国防総省で実施する補修工事の変更と、オプション契約になっていた Wedge 4 の設計・建設に関する修正契約を、$12,135,009 で受注した。(MDA947-01-C-2001)
  • Caman/Strickland (Joint Venture) は米陸軍から、カンザス州 Fort Riley に Child Development Center を建設する作業、$11,248,850 分の delivery order を受領した。原契約は $11,845,734。(W912DQ-07-D-0046)
  • Technical & Management Services 社は米陸軍から、Iraqi Law Enforcement Technical Center に関する time and materials contract の修正分を $9,801,000 で受注した。(W9113M-05-C-0139)

地震・雷・火事・議会 (をひ) (BAE Systems 2007/8/14)
BAE Systems 社は、Nimrod MRA.4 の開発試験機のうち 1 機 (PA03) を使い、落雷試験を実施した。同機のように繊細な電子機器を多数搭載している機体にとっては、通常以上に落雷は怖い存在。そこで、実際の落雷を想定したシミュレーションを地上の試験施設で実施して、安全性を検証したもの。試験はミッション・システムがすべて稼働した状態で実施した。

LAV マシーン (DID 2007/8/16)
カナダ国防省は加 Genertal Dynamics Land Systems - Canada 社に対して、もともと TUA (TOW Under Armour) として製造した LAV-III×33 両を兵員輸送車 (Infantry Section Carrier) 仕様に改造する契約を、4,920 万カナダドル (4,630 万ドル) で発注した。GDLS - Canada 社が改修作業全体を監督して、加 Rheinmetall Canada (Saint-Jean-sur-Richelieu, Quebec) 社が RWS (Remote Weapon Station) を担当する。RWS には 5.56mm、7.62mm、12.7mm の機関銃と、冷却式の熱線サイトを装着可能。2008 年 6 月から 2009 年 3 月にかけてデリバリーの予定。

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人事・組織

ホグ提携隊 (AFNews 2007/8/22)
米空軍・空軍予備役軍団 (AFRC : Air Force Reserve Command) は、10 月に A-10 飛行隊を編成する。ただし ACC (Air Combat Command) の現役部隊とペアを組むアソシエート部隊なので、人員のみで自前の機体は持たない。
まず、ジョージア州の Moody AFB に 215 名の人員を擁する部隊を配備するが、これは 23rd WG のアソシエート部隊。上級部隊はミズーリ州 Whiteman AFB の A-10 部隊・442nd FW。その Moody AFB には、8/7 に A-10C の初号機が到着しており、最終的に 50 機ほどを揃える。
もうひとつ、14 名編成の小規模な分遣隊をアリゾナ州の Davis-Monthan AFB に配備して、A-10 Formal Training Unit を強化する。こちらは管理面をルイジアナ州 Barksdale AFB の A-10 部隊・917th WG が担当する。
AFRC 司令官の John A. Bradley 中将によると、米空軍がアソシエート部隊の制度を取り入れたのは 1968 年とのことで、手持ちの機材を効率的に使いながら、予備役兵士が経験を積むのに役立つ由。ACC がこの制度を導入したのは 1997 年 3 月の Fighter Reserve Associate Test スタート後のことで、従来は F-15 や F-16 の部隊が対象だった。

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/8/22)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 55 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 78,172 名、海軍 5,608 名、空軍 6,366 名、海兵隊 5,910 名、沿岸警備隊 307 名。

アラスカ二題 (AFPS 2007/8/21)
アラスカ・Elmendorf AFB の 3rd WG/517th AS は 6 月から C-17A の受領を開始しており、8 月に 3 号機、9 月に 4 号機が到着して実働可能となる計画。C-130 よりも搭載能力に優れる C-17A の導入により、戦務支援や人道支援といった任務を、より効率的にこなせるようになる。最終的に、11 月までに 8 機を揃える予定。Elmendorf AFB からは、太平洋地域をカバーできるだけでなく、ドイツにも 8 時間で飛んで行くことができる。飛行隊長の Dave Almand 中佐によると「世界の重要地点はどこでも、ここから 10 時間以内に飛んで行くことができる」とのこと。
なお、Kulis ANGB の ANG 部隊・176th WG は現在、Elmendorf AFB への移駐準備作業中。1990 年から同基地に駐留している 176th WG は、C-130×8 機、HC-130×4 機、HH-60×6 機、1,500 名の人員を擁しており、BRAC2005 により Elmendorf AFB への移駐と C-130×4 機の増強が決まっている。また、249th AS は 517th AS のアソシエート部隊に転換して、C-17A を運用するようになる。受け入れのため、Elmendorf AFB では 1 億 4,300 万ドルを投じて施設建設を行い、FY2010 に大半の移駐を完了する予定。

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戦争・紛争

今日のイラク (AFPS 2007/8/22)
イラク軍が Karmah で、アルカイダ関連の外国人テロリストが使用していたとみられるアジトに対してヘリ強襲作戦を実施、武器集積所を発見・破壊した。その際に大規模な二次爆発が発生。
Baghdad 南西で米軍が、武器集積所 3 ヶ所と自動車爆弾を発見。迫撃砲弾 94 発、107mm ロケット 2 発、RPG 発射器 2 基とイラン製 RPG 4 発、ライフル、狙撃銃、携帯無線機 4 台とバッテリ充電器、対空用照準器、7.62mm 弾が数千発、AK-47 自動小銃、ロシア製ボディ・アーマーといった内容。
米軍が Euphrates River 沿いの Owesat 地区・Fetoah 地区で航空強襲作戦 "Operation Crimson Shogun" を展開、男性 13 名 (うち 1 名は 妊婦に化けていた) を拘束。
イラク治安部隊が Mosul で、アルカイダ関係者 1 名を拘束。組織の保安担当者で、誘拐・殺人・拷問にも関与していた容疑。また、軍需品や文書類を押収するとともに、もう 1 名を拘束。
Baghdad 郊外の Khadra で、地元住民からの通報を受けて出動した米軍が武器集積所を発見。内容は、砲弾 7 発、迫撃砲弾 2 発、無反動砲 2 挺、手榴弾 2 発、自家製爆薬 15lb。

今日のイラク (AFPS 2007/8/21)
Baqubah 西部の住民から「アルカイダ関係者が、住民を家から追い立てている」という通報があり、それを受けて聯合軍が出動。武装した男性 2 名が抵抗したが、交戦の末に射殺された。もう 1 名、現場近くで聯合軍部隊に対して武器を構えていた不審人物がいて、こちらも射殺。さらに、別のグループが椰子林に向かって移動しているのを発見して聯合軍部隊が交戦の構えをとったが、敵は攻撃してこなかった。このほか、現場付近で IED を発見して処分。
Mosul で武装勢力と交戦した聯合軍部隊が、外国人テロリストを自爆テロリストに仕立てている容疑でシリア人 1 名を拘束。また、この交戦で武装勢力 1 名が負傷、4 名が拘束された。爆弾製造や、Husaybah 界隈で攻撃を仕掛けていた容疑。
Kirkuk 南方で聯合軍が、複数の建物に対する捜索を実施。アルカイダ関係者がターゲット。現場に接近したところ、防衛拠点に向かう不審人物を監視チームが発見、交戦して射殺。そのほか、テロ組織のリーダーとつながりがある人物 2 名を拘束。
Diwaniyah では、イラク軍が武器集積所を発見して破壊処分。EFP や RPG を多数保管していた。
米陸軍の AH-64 攻撃ヘリが、Baghdad 南方で敵の対空砲や車輌を攻撃して破壊。また、Baghdad 近郊で地元住民の協力を得て、聯合軍が武器集積所 2 ヶ所を発見。Mahmudiyah では重機関銃の銃身・機関部・マウント・シート・三脚、緑色火炎弾 133 発、赤色火炎弾 54 発。Taqa では 57mm 対空砲弾 8 発、150mm キャニスター 9 個、50lb の自家製爆薬入り袋 2 個。Baghdad 北方でも地元住民からの通報により、155mm 砲弾、自家製爆薬 10lb、IED 起爆用の圧力検知棒といった物品を発見。
Baghdad の Rashid 地区、Mechaniks で、治安確保のための監視任務に従事していた米軍部隊が、武装勢力 11 名を拘束。
イラク陸軍・第 4 師団は施設保安部隊 (infrastructure security battalion) や米軍特殊作戦部隊の支援を得て、Kirkuk 近くの Heyshel でアルカイダ関係者の捜索を実施、狙撃銃と弾倉、RPG 発射器と RPG、AK-47 自動小銃、砲弾、チェスト・ハーネス、軍服を発見。Ramana の Washira 地区では、イラク軍がアルカイダ関係者 1 名を拘束。
Arafia で、市民が会合を開いている現場を狙った自爆テロが仕掛けられたが、市民の一人が我が身を犠牲にして攻撃を阻止、居合わせた市民 8 名と米軍兵士 4 名が救われた。直ちに警察に通報が行き、近隣を捜索して 4 名を拘束。
Diyala River Valley で "Operation Lightning Hammer" を 実施中の米軍部隊が、Qubbah と Mukeisha で武器集積所 4 ヶ所を発見。前者では小火器用弾薬と弾倉、ダイナマイト 20 本、導爆線、雷管 78 個、拳銃、自爆ベスト、自爆テロについて記録した DVD 6 枚、過激派の宣伝文書と教本を発見。後者では、ロケット 14 発、RPG 10 発、60mm 迫撃砲弾 20 発と迫撃砲 5 門、ダイナマイト 8 本、対空砲を発見。
Mahmudiyah で、イラク軍と米軍がテロリストと交戦して 10 名を拘束。モスクから武器を搬出しているという通報を受けて出動したところ、敵は車輌に向けてロケットを発射、さらに小火器で撃ってきた。地元住民が、モスクに出入りしていた敵に関する情報を知らせてくれたため、それを受けて周辺を捜索、10 名を拘束したほか、ロケット発射拠点らしき場所 5 ヶ所を発見。また、抗弾ベストや弾薬も発見した。
Baghdad 南東で、米軍の地上部隊が分隊規模の敵を発見して交戦、支援に駆けつけた航空機がトラック 1 両と対空砲を破壊、敵 5 名が死亡。

今日のイラク (AFPS 2007/8/20)
Bayji 南方で地元住民から、テロリストらしき連中が聯合軍を狙っているという通報があり、それを受けて聯合軍地上部隊が出動、ターゲットとなった人物など 6 名を拘束。また、武器や軍用アサルト・ベストの類も発見した。
Baghdad 北方では聯合軍が、イランから持ち込んだ武器の保管・分配を担当している "特別グループ" のリーダーを拘束した。イランとの間を何度も往来しながら武器を持ち込んでいたほか、Iranian Revolutionary Guards Corps Quds Force とのつながりもあるとされる。
Baghdad で聯合軍が、自動車爆弾攻撃を行っている組織のメンバーと、その関係者を 1 名ずつ拘束。16 日に捕まったテロリストとの関連も。Hawija では聯合軍とテロリストが交戦、敵 3 名が死亡、1 名が拘束された。Kirkuk ではイラク軍と聯合軍がアルカイダ向け武器密輸の容疑で 1 名を拘束。Mosul ではアルカイダ関連で外国人テロリストの手引きを行っている人物に対する作戦を継続中で、13 日の作戦で得た情報を基に作戦 2 件を実施、合計 5 名を拘束。
聯合軍が Baghdad で、シリアに拠点を置いてテロリストの手引きを行っている組織に対して作戦 2 件を実施。これまでに数百人のテロリストを入り込ませたとみられている。敵は複数の建物を占拠して利用しており、それを捜索したところ、ロケット、プレッシャー・プレート、爆弾製造材料を発見。13 名を拘束。
イラク軍が Baghda 南方で、Jaysh al-Mahdi 軍閥関連組織のメンバー 6 名を拘束。敵は小火器と RPG を撃ってきたために反撃、敵 8 名が死亡。イラク陸軍・第 6 師団の偵察中隊が Baghdad 北西で、Jaysh al-Mahdi 軍閥のメンバー 11 名を拘束。聯合軍に対して IED 攻撃を仕掛けていた容疑。現場では AK-47 自動小銃 6 挺と弾倉 5 個、拳銃 1 挺と弾倉 3 個、コンピュータ 4 台、無線機 2 台、携帯電話、文書類を発見。
イラク陸軍・台 8 師団と米軍特殊作戦部隊が、Sayafiyah で 17 日にアルカイダの会合場所を襲撃して 31 名を拘束。スンニ派武装勢力の聖域があるという地元住民からの通報を受けたもの。IED 攻撃、武器密輸、誘拐、殺人などに関わった容疑があり、シーア派数百名を追い出した (displaced) とされる。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/19)
アフガニスタンの国家補助警察 (Afghan National Auxiliary Police) が 17 日、Helmand 省で武装勢力と交戦、敵 1 ダースほどが死亡した。Fire Base Robinson 近くをパトロール中に、建物や塹壕に陣取った 20 名ほどの武装勢力が小火器・RPG・迫撃砲で襲撃してきたもの。過去 3 日間で、同様の事例は 3 件目。

今日のイラク (AFPS 2007/8/19)
聯合軍は、最近になってイラク北西部で発生した一連の爆弾事件について、クルド人過激派・Yazidis の仕業とみて、イラク当局とともに捜査中。8/14 にシリアとの国境近くで 4 件のトラック爆弾事件が発生、合計 200 名以上の死者を出したもの。
8/17 の時点で、警察の規模は 227,000 名、年間 44,000 名を訓練できるプログラムを用意した。一方イラク陸軍の方は、訓練済み 165,000 名、さらに 10,000 名が訓練中。年間 76,000 名を訓練できるようにするプログラムを用意したところ。
聯合軍は Muqdadiyah 近くで 19 日、アルカイダ関連組織のリーダーをターゲットにした作戦を実施、敵 2 名が死亡、1 名が拘束された。
Tarmiyah ではアルカイダ幹部を護っている外国人テロリストに対する作戦を実施、敵 1 名が死亡、7 名が拘束された。別件で、資金・燃料源としてのガス密輸を行っていたアルカイダ関連組織を捜索、2 名を拘束。
Salah ad Din 省で 19 日、聯合軍がアルカイダ関連組織をターゲットとして作戦 2 件を実施、11 名を拘束。別件で、アルカイダ関連組織の幹部や、それと関連がある外国人を捜索。イラクの中部・北部でも同様の作戦を実施して、敵 2 名が死亡、16 名が拘束された。
Baghdad では聯合軍が自動車爆弾を行っている組織の拠点を捜索、建物 2 棟の捜索で敵 2 名が死亡。Tarmiyah でも同様の作戦を実施して 6 名を拘束。Bayji では武器やその他の物資補給担当者など 2 名を拘束。Tikrit では、爆発物や外国人テロリストの流入に関わっていたアルカイダ関連組織幹部を拘束。
Balad 近くの Golden Hills という村落で、イラク軍が航空強襲作戦を実施。IED 攻撃を行っているテロリストの会合場所兼隠れ家になっているという情報があった Hay al-Qayum Mosque に踏み込んだが、敵は不在。ただし、小火器を発見。一方、17 日に Sayafiyah でイラク軍がアルカイダの会合現場に踏み込み、31 名を拘束。
Multinational Division Baghdad が 16 日に Baghdad 西方の Khadra で、IED 製造施設を発見。塩ビ製パイプ 9 本を発見、うち 3 本はパイプ爆弾に改造済み、そのほか 0.5in のボールベアリング 20lb 分、塩酸 15gal、ライフル 3 挺、携帯電話、ワイヤーを発見。
Multinational Division Baghdad が 17 日に Baghdad の West Rashid 地区で、武器集積所を発見。120mm 迫撃砲 8 門、IED に改造した 130-150mm 程度の砲弾 7 発、60mm 迫撃砲弾 6 発、ロケット発射器 10 基。別件で 16 日には、IED に改造した 15mm 砲弾、155mm 砲弾 57 発、対戦車地雷 20 発、圧力検知式 IED 20 個、自家製爆薬 1,000lb、自動車爆弾製造の教本を発見。同じ 16 日に別件で、Baghdad 東部で武器集積所を発見、1 名を拘束。
16 日に Baghdad 北方の田舎で、学校 2 ヶ所が過激派の攻撃を受けて、1 ヶ所は破壊、もう 1 ヶ所は損傷。事前に情報を得て捜索に入り、爆弾を発見したケースもあったが、完全には阻止できず。
イラク軍が 16 日に Baghdad で、武装勢力の狙撃手や組織のリーダーなど 3 名を拘束。Islamic State of Iraq の外国人テロリストの資金を供給していた容疑者も。Multinational Division Baghdad の攻撃ヘリは 15 日に Baghdad 北方で、検問所を攻撃してきた武装勢力を攻撃。
15 日に Multinational Division Baghdad の地上部隊が Baghdad 東部で武器集積所を発見。AK-47 自動小銃 5 挺と弾倉 10 個、ダイナマイト、手榴弾、82mm 迫撃砲と砲弾 38 発、IED の部品、ロケット 17 発、導爆線。14 日には Ameriyah で、地元住民の通報により武器集積所を発見。迫撃砲弾 265 発、ロケット 47 発、RPG 22 発、地雷 50 個以上、自家製爆薬 300lb、その他の爆発物 150lb 以上、小火器用弾薬 7 万発。Nahrwan 北方では、AK-47 自動小銃 7 挺と弾倉 17 個、ボルトアクション式ライフル、スコープ 2 個、ペリスコープ、携帯電話 5 個、無線機 2 個、タクティカル・ベスト、双眼鏡、手榴弾を発見、4 名を拘束。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/17)
Ghazni 省でアフガニスタン軍と聯合軍が、武装勢力のリーダーなど 4 名を拘束。Kandahar でも 7 名を拘束しているが、このうち 1 名はタリバンの IED 担当者とみられる。

今日のイラク (AFPS 2007/8/17)
MNF-I によると、Baghdad 周辺で 6 月 15 日から軍団レベルで実施している アルカイダ・スンニ派武装組織・シーア派過激派掃討作戦 "Operation Phantom Thunder" の一環として "Operation Phantom Strike" を実施した、とのこと。また、Diyala River Valley でも過激派の聖域潰しを企図して "Operation Lightning Hammer" を実施。"Operation Phantom Thunder" では 大隊規模の合同作戦 142 件を実施、6,702 名の容疑者を拘束、1,196 名の敵が死亡、419 名の敵が負傷、重要ターゲット 382 名が死亡、あるいは拘束されたとのこと。また、武器集積所 1,113 ヶ所を発見、IED や自動車爆弾も多数を発見・処分したとしている。発見した数は前年同期比で五割増以上。ただし今後、9 月のラマダンに際して攻撃が増える可能性が考えられる。
聯合軍は Tarmiyah 東方で、アルカイダ関連組織のリーダーを狙った作戦を実施、その際の交戦で敵 13 名が死亡、12 名が拘束された。ターゲットとなった人物は、他の組織の幹部に対して指針を示していたとされる。交戦の際に、聯合軍が婦女子を外に出すよう求めたが、それでも敵は少年 1 名を殺害した。
イラク軍は Mosul で 15 日、狙撃を行っている組織のリーダーなど 8 名を拘束。組織に引き込んだ人をイラク西部国境からシリアに送り込んで、狙撃訓練を受けさせていたとされる。拘束の際に武器・弾薬・文書類を押収。
イラク陸軍・第 5 師団・第 3 旅団は Hamrin Ridge 地区で 15 日、アルカイダ関連の密輸組織リーダーとその他 5 名を拘束。現場で武器・弾薬を発見。
Baqubah で 15 日、アルカイダ関連のテロリスト 40-60 名ほどが襲撃をかけてくる事件が発生したが、警察と地元住民の志願者 "Baqubah Guardians" が阻止、この交戦で敵 21 名が死亡したとみられる。第一波攻撃で敵 7 名が死亡、自爆テロリスト 2 名が爆薬入りベストを起爆する前に殺された。さらに警察が聯合軍に対してヘリコプターの支援を要請、重武装した多数の敵と攻撃ヘリが交戦して敵 14 名を死傷させた。一連の交戦で市民 6 名が死亡、20 名ほどが負傷。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/16)
Helmand 省の Sangin District Center 北西で、タリバンの待ち伏せ攻撃が 2 件発生。まず、Regay という村落の近くをパトロールしていた警察に対して、複数の拠点と塹壕から小火器・迫撃砲・RPG で撃ってきたため、小火器と火砲で反撃。敵が増強したため、航空支援を要請して攻撃、敵 2 名が負傷、4 名が死亡。翌日、同じ Regay 村の近くをパトロールしていたアフガニスタン軍と聯合軍に対して、タリバンが迫撃砲を撃ってきた。反撃して複数の敵が死亡。
Kabul で、突っ込んできた車輌を阻止しようとしたが相手が応じなかったため、聯合軍の兵士が発砲、運転手と見物人 1 名が負傷した。

今日のイラク (AFPS 2007/8/16)
聯合軍が武器密輸組織に対する捜索を実施。EFP やカチューシャ・ロケットなどをイランからイラクに持ち込んで、Baghdad 界隈で活動している複数の組織に分配していた容疑。また、ターゲットとなった人物は軍閥の幹部やイラン革命防衛隊 (Iranian Revolutionary Guards Corps Quds Force) ともつながりがあるとされる。ターゲットとなった建物に聯合軍部隊が接近したところ、3 名の敵が撃ってきて交戦に発展、3 名とも死亡。さらに 5 名を拘束。そのうち 4 名は検査で爆発物の反応が出た。また、捜索した建物のうちのひとつでは怪しい文書などを発見、調査のために押収。 聯合軍が Samarra で実施した作戦で、テロリスト 7 名が死亡、11 名が拘束された。
Muqdadiyah 北方では、アルカイダ関係の外国人テロリストに隠れ家を提供しているとみられる武器供給担当者に対する捜索を実施、その際に交戦する構えを見せた敵 1 名が射殺された。また、5 名が逃走を試みた。1 名を拘束。Baghdad 南方でも、武器供給担当者 1 名を拘束。これは爆発物の専門家で、自動車爆弾攻撃を行っている組織ともつながりがあるとみられる。
イラク軍がイラク北部で、Islamic Army of Iraq の活動家を狙った作戦を展開、Mosul で活動している狙撃組織のレーダーを含む 8 名を拘束。
イラク陸軍・第 3 師団・第 3 旅団が Bulayj 近郊の Abu Bareyj という村落で捜索任務を実施、7 名を拘束。当地で活動している武装勢力に対して、隠れ家を提供した容疑。
聯合軍が Balad 東方で、アルカイダ関連のテロ組織に対する作戦を 8/9-14 にかけて実施、テロリスト 6 名が死亡、26 名が拘束された。

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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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