今週の軍事関連ニュース (2007/09/07)
 

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一般ニュース

抗議の辞任 (DefenseNews 2007/9/5, Swedish Prime Minister's Office via Defense-Aerospace.com 2007/9/6)
スウェーデンの Mikael Odenberg 国防相が、2008 年度予算における国防予算削減 (装備調達費から 30-40 億クローネを削減予定) と国際作戦重視の方針に抗議して、突発的に辞任を表明。
これによって、国防予算確保に必要な政治的支援が弱体化するのではないか、というのが Hkan Syren 参謀総長の見方。一方、野党・社会民主党はこの件について、Fredrik Reinfeldt 首相の指導力不足と安全保障分野での優柔不断をあげつらっている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/6)
CDI (Center for Defense Information) がまとめたレポートによると、アメリカ政府が「911」以降に対テロ戦争に協力する同盟国に対して兵器輸出を急増させており、それら 25 ヶ国への輸出は「911」以降の 5 年間で 4 倍に増えたとのこと。また、FMF と IMET (International Military Education and Training) による資金面の支援も急増している。にもかかわらず、支援を受けている国の人権状況は良くなっておらず、アメリカ政府は人権無視の軍事援助を行っているというのが CDI の主張。(Center for Defense Information)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/5)
  • ASP (American Security Project) なるシンクタンクが、対テロ戦争を推進しているにもかかわらず、依然として国際テロ組織の活動は活発 (Vibrant) である、とする内容のレポートをまとめた。一因として、アメリカがアルカイダの上級幹部をひっとらえることができずにいる点を指摘している。そして、成功をおさめるためには敵の "重心" に集中する必要があるほか、イスラム諸国の指導者と連携する必要もあると指摘する。一方、進展があった分野としては、テロ支援国家の抑え込みを挙げている。具体的な名前としては、2001 年次点でアフガニスタン、キューバ、イラン、イラク、リビア、北朝鮮、スーダン、シリアを挙げているが、2007 年の時点で、このリストからアフガニスタン、イラク、リビアが消えた。ASP は、John Kerry 上院議員や Gary Hart 元上院議員が立ち上げたシンクタンク。
  • NATO 加盟 26 ヶ国は国連の麻薬担当部局に対して 5 日、アフガニスタンからのヘロイン流出抑制に向けた努力を強化すると表明。UNODC (U.N. Office on Drugs and Crime) も前から同様の措置を求めていた。ISAF がアフガニスタン政府当局に対して兵站面・情報共有面などの支援を実施して、麻薬対策を強化することになる模様。アフガニスタンは、世界で出回っているヘロインの 90% を生産しており、しかも過去 2 年間で生産が倍増。金額にして年間 30 億ドルあり、これがタリバンの資金源にもなっている。そこでタリバン対策の一環としても麻薬阻止が必要になる理屈だが、Hamid Karzai 大統領は化学薬品でケシを一掃するようなやり方については否定的。
  • 台湾は Tognum 社傘下の MTU Asia 社から、16 気筒の舶用ディーゼル、Series 4000×90 基を 1 億 4,900 万ドルで調達する。KH-6 (Kuang Hua-6) ミサイル艇 (170t) に搭載するもの。高雄の左営海軍基地に所在する Ship Development Center が 3 年がかりで設計・開発した。最高速度 30kt、航続距離 800nm、全長 34.2m、全幅 7.6m、兵装は 20mm 機関砲と雄風 II 型 SSM (射程 150km、速力 M0.85)×4 発。レーダー、FCS、データリンクを装備。12 度の傾斜をつけてレーダー反射を低減しているほか、赤外線シグネチャ低減策も導入。1996 年の開発スタート時点では 50 隻の建造を計画していたが、2 年後に予算上の制約から 30 隻に削減。2003 年にプロトタイプが登場、2005 年に CSBC (China Shipbuilding Corp.) が Jong Shyn Shipbuilding を退けて、2 億 9,200 万ドルで受注。雄風 I 型 SSM を搭載する海鴎 Hai Ou 級ミサイル艇 (47t)×50 隻の代替用。海鴎級はイスラエルの Dvora 型を基に国産化したミサイル艇だが、アルミ製船体の傷みと腐食問題に見舞われており、1998 年には澎湖 Penghu 諸島で 1 隻が、船体のねじれに起因する沈没事故を起こしている。
  • その台湾、Kidd 級を使った SM-2 の試射を 9/12 に実施する計画。
  • スーダンの国営通信社 Sudanese Media Centre が 4 日、国防相を務める Abdel-Rahim Mohamed Hussein 中将の発言として「我が国は監視用 UAV を開発したほか、ミサイルの開発を進めており、通常兵器の分野では自立している。兵器製造能力では、エジプト・南アに次ぐ No.3 である」と報じた。ロシア、ベラルーシ、朝鮮 (訳注 : 北朝鮮 ?)、イラン、中国、インドネシア、マレーシアから軍事技術の提供を受けており、中国とロシアについては空軍の装備近代化のための契約を結んでいる、としている。もっとも、UAV 開発の進行状況や運用状況についての詳細は不明であり、外国のコメンテーターも懐疑的。国連が計画している平和維持部隊の展開に向けた牽制発言、あるいは武器禁輸制裁を実施しても無意味だと印象づける狙いか。
  • カナダ国防省がまとめたレポートによると、アフガニスタンに派遣されているカナダ軍部隊は情報面の能力が不足しており、指揮官にタイムリー、かつ任務を起こすために十分な情報を与えることができていないとのこと。カナダは Kandahar に 2,500 名を派遣しており、派遣期間は 2009 年初頭までとなっている。これまでに、地雷や路傍爆弾が原因で 70 名が戦死した。
  • James Jones 退役海兵隊大将 (訳注 : 元の EUCOM 司令官 ?) が率いる独立委員会がまとめたレポートによると、イラクの警察は宗派間・部族間対立に起因する階級面の差別が横行して任務上の有効性を損なっているため、バラして再編成する必要があるとのこと。イラク陸軍についてはもっと好意的な結論をまとめており、聯合軍から戦闘任務をこなせる部隊が増えているとする。もっとも、イラク陸軍が独力で任務をこなせるようになるには、あと 12-18 ヶ月はかかるとみている。
  • クウェートの Sheikh Nasser Mohammad al-Ahmad al-Sabah 首相は 5 日、イラク派遣英軍がクウェートに配置替えとなる可能性を否定した。イギリスで、"The Sunday Times" 紙が「一部のイギリス軍部隊をクウェートに駐留させるための協議が行われている」と報じたのを受けたものか。米軍の方は 15,000 名が駐留している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/5)
  • アメリカとオーストラリアは、Australia-United States Treaty on Defence Trade Cooperation に調印した。基本的には、先にアメリカとイギリスの間で結んだ協定と同様のもの。これにより、オーストラリアの安全保障上必要とされる物品について、いちいち個別に輸出許可を取らずにアメリカからオーストラリアに輸出できるようになる。その結果、装備の共通化、情報・テクノロジーの共有、相互運用性の向上、アメリカが持つ情報への迅速なアクセス、サポート業務に必要な物品の入手迅速化といった効果が見込まれるほか、最新技術の移転が迅速になり、両国の産業界が先端分野で密接に協力できる。2006 年だけで両国間には 2,361 件のライセンスと 312 件の合意を必要とする状況だったので、今回の協定による効果は大きい。なお、実現に際しては両国議会における批准が必要。(Prime Minister of Australia, Australian DoD)
  • 英海軍のコマンドー母艦、HMS Bulwark が、HM Naval Base, Devonport で実施していた定期修理を終えた後に Devon と Cornwall の沖合で 7 週間の訓練ピリオドを実施、第一線の任務に戻る態勢を整えた。訓練のピークとなったのが、2 週間にわたる演習 "Exercise South West Sabre" で、Plymouth の 42 Commando から乗り込んだ 200 名の海兵隊員による強襲作戦を演習した。(MoD UK)

GW その後 (NavNews 2007/9/4)
11 ヶ月の期間と 3 億ドルの費用をかけた入渠作業を終えた USS George Washington (CVN-73) が、最終段階の作業として 8/27-30 にかけて洋上公試を実施した後、NS Norfolk に帰港した。今回の入渠作業の目玉は、探知能力を高める目的でメインマストに組み込んだ Capstone システム。Phalanx CIWS もブロック 1B に換装した。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/4)
  • 8/30 にノースダコタ州 Minot FB からルイジアナ州 Barksdale AFB に向かった B-52H が、間違って核弾頭付きの AGM-129 ACM (Advanced Cruise Missile) を搭載していたことが、空軍の調査によって判明した。AGM-129 は W80-1 (5-150kt) 核弾頭を装備する。米軍では 400 発の AGM-129 を退役させる計画で、それを翼下パイロンに取り付けて輸送した際の出来事。現地に到着するまで気付かなかったとのこと。3 時間半のフライトで、特に安全面に関わるトラブルはなく、核弾頭が起爆しそうになったわけでもない。ただし、ミサイルを投棄する事態になったときに、核弾頭が無法者の手に落ちるリスクはあった。
  • 米上院軍事委員会 (U.S. Senate Armed Services Committee) の議長がまとめた国防長官宛の書簡で、IED に対抗できる重装甲トラックを米軍が導入する速度が遅い、という指摘がなされている由。
  • インド洋のベンガル湾 (Bay of Bengal) で 9/4 から、インド・オーストラリア・日本・シンガポール・アメリカが参加する合同演習 "Malabar 07-02" がスタートした。インド東岸の Vishakhapatnam から、Andaman 海・Nicobar Islands にかけての一帯が演習場所になっているが、後者はミャンマーの Coco Islands に中国が設置している軍事施設を監視する拠点でもある。なお、この演習についてインド国内では、左翼政党による反対があった。参加兵力は、空母 3 隻を初めとする水上艦 26 隻などで、インド軍からは INS Viraat、Jaguar、Sea Harrier、Tu-142、Delhi 級駆逐艦、Kashin 型駆逐艦、Godavari 級ミサイルフリゲート、Brahmaputra 級ミサイルフリゲート、さらに潜水艦が参加している。米海軍は USS Nimitz (CVN-68) と USS Kitty Hawk (CV-63) を基幹とする 2 個空母打撃群を送り込んだ。
  • イランの Mahmoud Ahmadinejad 大統領は先日、遠心分離器 3,000 基を稼働させていると宣言したが、これが本当かどうかを疑う見方も。十分な量の濃縮ウランを得るには、3,000 基の遠心分離器を超高速で、調和をとりながら稼働させる必要がある。ただ、8/30 に IAEA (International Atomic Energy Agency) が実施した査察では、据え付けられた遠心分離器は 2,000 基だけで、導入途中の各段階にあるものが 800 基とされている状況。ただし、さらに 325 基を接続しているため、全部合わせれば、とりあえず 3,000 基に達する勘定。これが、3,000 基の稼働を疑う理由になっている。
  • アフガニスタンへの派兵が、本土防衛に際して妥協を強いているとする内容のレポートが、カナダでリークされた。カナダ軍参謀総長の Rick Hillier 大将がまとめた 62 ページのレポートで、カナダ軍を新たに 4 つのコマンドの下に再編成する件の進展状況についてまとめたもの。改編は 18 ヶ月前にスタートしたが、その後でアフガニスタンーの派遣によって影響が出てしまったという内容になっている。具体的には、カナダ本国の海岸線や領空の警戒、災害発生時の救援などを担当する Canada Command が、アフガニスタン派兵の影響を受けて優先度を引き下げられているほか、その他のコマンドも人員面の影響を受けている。そして、アフガニスタンを含む海外作戦担当の Canadian Expeditionary Force Command は戦力が延びきってしまっている、という内容になっている。
  • 米 GAO (Government Accountability Office) がまとめた報告書では、イラクでは依然として流血事態が高水準で発生しているとされる。政治面・軍事面について 5 月に議会が設定した 18 のゴールのうち、未達のものが 11、完全に達成したものが 3、部分的に達成したものが 4 という内訳。未達のものには、宗派間対立の現象や、石油収入分配について規定する法律の成立、といったものがある。
  • 米国防総省の発表によると、今年 6 月頃から中国人民解放軍 (PLA : People's Liberation Army) などにより、米国防総省の国防長官官房 (OSD : Office of the Secretary of Defense ) が使用しているコンピュータ・ネットワークに対する不正侵入を企図した攻撃が仕掛けられたとのこと。中国以外にも、国家、あるいは国家以外の組織による攻撃が仕掛けられたとしている。攻撃を検知して一時的にネットワークを切断する措置を講じたものの、その後でシステムは復帰しており、影響は軽微にとどまったとしている。
  • 英 BBC が、中国製の武器がタリバンの手に渡っている件について報じた。この件についてアフガニスタン政府は、中国が自らタリバンに武器を供給している証拠はないとしているが、名指しこそしていないものの、中国を含む近隣諸国の中に "アフガニスタンの敵" にさまざまな武器を引き渡して支援する勢力がいる、ともいっている。以前から、パキスタンの過激派がタリバンを支援しているという話は出ていた。ISAF 関係者によると、発見されている敵方の武器の供給源は、世界の広い範囲に及んでいるとのこと。なお、アメリカとイギリスは、イランによるタリバンへの武器供給があると主張している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/3)
  • 9/2 に、イラク南部・Basra の宮殿 (Basra Palace) が、イギリス軍からイラク側に返還された。イラクが自力で治安維持任務を行えるようにするための一歩。今後、イギリス軍は Basra Air Station に駐留して、適切な条件が整って Basra 省全体をイラク側が担当できるようになるまで、引き続き治安維持任務を担当する。今回の返還により、在イラクイギリス軍の規模は 5,000 名程度に減少する。(MoD UK)
  • 勤務条件と待遇が原因で民間への流出が続き、スイス空軍がパイロット不足に直面している。現在、F/A-18C/D を担当するパイロットは 40 名だが、さらに 4 名が退役する模様。また、地上要員も不足しているために整備状況に影響が出ていて、稼働率にも響いている。結果として、飛行時間削減を計画する事態に。そのスイス空軍では Zurich 近くの戦闘機基地・Dubendorf AB を 20 ヶ月前に閉鎖、Alps の山岳地帯と同国西部に所在する軍用飛行場 3 ヶ所への配置替えを行った。ただ、F/A-18 が移駐した先では騒音問題が起きており、Sion、Payerne、Meiringen では住民が抗議中。それを受けて、空軍が飛行時間削減を表明する事態に。(Swiss Information Service)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/3)
  • インド軍の幹部複数名が Moscow を訪問、10 月に予定している A. K. Anthony 国防相の訪露を前にして、両国関係の修復と地ならしを行っている。9/3 に国家安全保障問題担当補佐官 (National Security Adviser) の M. K. Narayanan 氏がカウンターパートの Valentin Sobolev 氏・Anatoly Serdyukov 国防相と会談したほか、9/15-19 には J. J. Singh 参謀総長が訪露する。ここのところ、Admiral Gorshkov の改修遅延と値上げ要求、Su-30MKI×40 機の値上げ問題といったイザコザに加えて、インドがアメリカと核技術関連で協力関係を取り付けた事情から、ギクシャクしていた状況に対応する動き。ロシアはロシアで、8 月にインド空軍向けのミサイル用スペアパーツ供給を停止、これにより 3 ヶ月以内に使用不可能になるとみられている。該当するミサイルは、R-60MK、R-73 RD MZ、R-27 R-1/TE1、R-77、RWAE、Kh-25 L/T、Kh-31 L/P、Kh-59 M。
  • レバノン軍 (LAF : Lebanese Armed Forces) が、UH-1H ヘリを改造して "爆撃機" をこしらえた。また、30 年以上前に Hawker Hunter 戦闘機に搭載する目的で調達した 250kg と 400kg の爆弾を武器庫から引っ張り出して、この UH-1H に搭載している。「Nahr Al-Bared の難民キャンプで発生している深刻な状況に対して国際社会が対応してくれないので、自前で緊急対応策をとることにした」という説明。Nahr Al-Bared ではレバノン政府軍と Fatah Al-Islam との戦闘が続いており、35,000 名ほどの難民を避難させた上で特殊部隊と機甲部隊を送り込んで交戦、これまでに敵 400-500 名が死亡、100 名ほどを拘束したとしている。LAF 側の戦死者は 146 名。敵側は PLO (Palestine Liberation Organization) がこしらえた Yassir Arafat 議長用のシェルターに陣取っているため、攻める政府軍にとっては厳しい状況。地下壕や地下トンネルに対しては戦車砲弾や野砲だけでは対処できないため、ヘリコプターによる爆撃に踏み切った次第。爆弾搭載に際しては側面のスキッドを嵩上げして、退役した Mirage III 戦闘機からかっぱらった兵装架を胴体下面に取り付けた。パイロットは GPS レシーバーで位置決めしてから、高度 3,000-4,000ft で爆弾を投下する。これで、ターゲットから半径 10m 以内に投下できるとのこと。この "ヘリ爆撃" により、難民キャンプにあった 2-3 階建ての建物や敵陣の大半を破壊した。さらに、十分な量の兵装を確保するため、爆弾生産ラインを立ち上げるとのこと。もっとも、この "ヘリ爆撃" は、敵の防空能力が弱い場合にしか使えない手段ではある。
  • そのレバノンに対してアメリカが、HMMWV の第二陣・130 両を供与した。今年初めの 60 両などと合わせて、これでトータル 295 両。さらに、USCENTCOM 司令官の William Fallon 海軍大将によると、近いうちに武器・弾薬の供与も実現するとのこと。アメリカは 2007 年に、レバノンに対して 2 億 7,000 万ドルの軍事援助を実施している。
  • インド空軍はイスラエルの Rafael Armament Development Authority 社から、3 億 2,500 万ドルで Spyder LLQRM (Low Level Quick Reaction Missile)×18 システムの調達を計画しており、汚職がないかどうかを検証するために Central Vigilance Commission に評価を要請したところ。ところがこの件について、(国防省側は問題なかったとしているが) MBDA 社を退けて受注を獲得した Rafael 社の応札手続きに問題があった、という指摘が発生。それとは別件で、LLQRM については当初要求の手動装填式から、自動装填式に変更することになる模様。この LLQRM 計画は、DRDO (Defence Research and Development Organisation) が 1984 年から開発してきた国産 SAM・Trishul が失敗して三軍から導入を拒否されたため、代わりに Spyder を導入することになったもの。ロシア製の Osa 自走 SAM×100 システムを代替する。
  • アゼルバイジャンは石油収入の伸びを元手に、軍事力の育成と NATO 加盟を目指す。アゼルバイジャンはソ聯崩壊に伴って 1991 年に独立した人口 800 万人あまりのイスラム国家で、今後数十年間で 1,600 億ドルの石油収入を見込んでいる。2004 年に 1 億 4,600 万ドルだった国防予算は、今年、10 億ドルまで増加。最近では、3 月にウクライナとベラルーシから MiG-29 の購入、4 月にパキスタンから JF-17 を購入すると報じられたほか、6 月には陸軍向けに下士官訓練校を新設する話が決まったところ。パキスタンについては、小火器の調達元としても関心を寄せている由。このほか、2005 年にはウクライナから T-72×25 両と装甲車、ベラルーシから T-72×19 両を購入しており、自前の兵器産業育成にも乗り出している。NATO との関係については、すでにコソボとアフガニスタンに派兵して NATO の指揮下で行動させているほか、ソ聯時代に残された不発弾の処理で NATO の協力を得ている。ただ、アゼルバイジャンの軍事力増強は、同国内の Nagorno-Karabakh に依然として陣取っている隣国・アルメニア軍への対処が目的ではないか、という指摘も。
  • スウェーデンの Fredrik Reinfeldt 首相がまとめた TYDP (Twenty Year Defense Perspective) によると、国防予算の削減に伴い、スウェーデン軍は戦力縮小に直面する可能性がある。Mikael Odenberg 国防相も、この件を認めている。TYDP が提示した選択肢は 3 種類あって、それぞれ
    • highly restructured defense force with a limited budget
    • an armed force with its budget focused on international operations
    • a best-case scenario in which defense spending would rise by 5 percent to 10 percent a year to expand national and international defense tasks
    とのこと。最後の選択肢が実現した場合、スウェーデンが主導する形の "pan-Nordic air force, land and naval units" も 10 年以内に実現可能とする。
  • 米 Northrop Grumman 社が米沿岸警備隊向けに建造を進めている NSC (National Security Cutter) について、同社は 1 番船の竣工と 2 番船の工程改善に注力中。2004 年 9 月に起工した 1 番船・Bertholf (NSC-1) の工程進捗率は 90%。すでに AN/SPQ-9B レーダーや CIWS (Close-In Weapon System) など、兵装の大半を設置済みで、ガスタービン主機も 8/8 に初めて運転を実施した。2 番船・Waesche (NSC-2) の工程進捗率は 32% だが、1 番船の経験を活かせるので、もっと効率が良くなる見込みで、1 番船が 41 ヶ月かかったところ、2 番船は 38 ヶ月、3 番船は 32 ヶ月で済むとされる。船体ブロックも大型化・集約化が進み、1 番船では 32 個、2 番船では 29 個、3 番船では 16 個となる。
  • BAE Systems Land Systems 社のマネージング・ディレクターを務める Andrew Davies 氏は 8/30 に、英陸軍の FRES (Future Rapid Effects System) 計画で同社が受注を獲得できなければ、Newcastle の工場を閉鎖しなければならないと表明。2011 年に Terrier 工兵車両の納入が完了すると、同工場の仕事がなくなってしまうため。今後 4 年間で 1,500 万ポンド (3,020 万ドル) の投資をすることはできるが、それは FRES の量産が可能になった場合の話。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/1-2)
  • 台湾は、9/2 に台北近くの松山 Sungshan 空軍基地で実施した Taipei Air Show で、さまざまな展示を行った。ちなみに、台湾では 9/3 が「国軍の日」。
    • フライトデモは F-16・Mirage-2000-5・経国 Ching-kuo IDF (Indigenous Defense Fighter)・中庸 Tzu Chung AT-3 練習機/軽攻撃機
    • 地上展示は、427th TFW の経国、401st TFW の F-16、499th TFW の Mirage 2000-5、Thunder Tigers デモンストレーション・チームの AT-3、101st Tactical Transport Squadron の C-130、Special Transport Squadron の Fokker 50 と Beech 1900C VIP 輸送機、439th Composite Wing の E-2T Hawkeye、S-70C ヘリ (F-16C/D-50/52×66 機による代替構想がある、737th TFW の F-5 は姿を消した。まだ輸出許可は出ていないが、陳水偏総統が退任する 2008 年に輸出許可が出るのではないか、という見方も)
    • 陸軍の Aviation and Special Force Command (2003 年発足) によるパラシュート降下デモ (CH-47SD×9 機は B-234×3 機の代替機として導入。このほか、UH-1H の代替機として UH-60M、AH-1W の代替として AH-64D×30 機を調達する構想があり、後者は 2008 年に予算を要求する予定) [UH-60M については 90 機の調達を計画中、という情報あり]
    • 兵装展示は、AIM-9M Sidewinder、AIM-7M Sparrow、AIM-120C-5 AMRAAM、AGM-65B Maverick、AGM-84G Harpoon、Mk.20 Rockeye、BSU-49 減速バリュート、GBU-12E/B Paveway (スラマーについては、中国の R-77 (AA-12) 導入を受けて増勢を要求中。また、AGM-88C と JDAM の調達を要求したが、2005 年にアメリカが却下)
  • 中国は 8/2 から、国連に対して通常兵器の登録申請を開始。透明性を増すよう求める国際社会からの圧力を受けた措置。この制度は、世界的規模で武器の移動を追跡する目的で発足したものだが、アメリカが台湾に武器売却を表明したのに機嫌を損ねた中国は、1990 年代末期に脱退していた。
  • イランの最高指導者・Ali Khamenei 師は、革命防衛隊 (IRGC) のトップを交代させて、イラン・イラク戦争のベテラン、Mohammad Ali Jaafari 大将を据えた。前任の Yahya Rahim Safavi 大将は、Khamenei 師の最高軍事顧問に転任。アメリカが、革命防衛隊をテロ組織認定しようとしているのを回避する動きという見方があるが、イラン側では通常の人事異動だとしている。革命防衛隊は Khamenei 師の直接指揮下にあり、人員規模は 10 万人。
  • 2003 年の "Operation Telic" に際してイギリス陸軍のトップを務めていた Sir Mike Jackson 大将が、作戦開始前のアメリカ側の政策を「破綻していた」と批判、当時の Donald Rumsfeld 国防長官について「重大な責任を持つ一人」と名指しで批判した。また、Hussein 政権打倒後にイラク軍を解体したのは近視眼的だったとしたほか、対テロ戦におけるアメリカのアプローチについても、軍事力に偏重していると批判している。そのイギリスが担当しているイラク南部の Basra では、5,500 名のイギリス軍がイラク治安部隊の育成を進めているが、すぐに治安維持権限を委譲するのは難しい状況。これに対してアメリカがイライラしている。
  • Interfax 通信が報じたところでは、ロシアは今年 12 月に、二度目となる新型 ICBM 配備を実施するとのこと。場所は Mosvow 北東 150 マイルの Teikovo、配備するのは Topol-M。第一陣は 2006 年 12 月に配備した。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/8/30-31)
  • ロシアの Sergei Naryshkin 副首相によると、ロシアがアメリカに対してアゼルバイジャンのレーダー基地を共同運用する提案を行っている件について、ロシア、アゼルバイジャン、アメリカの関係者が 9/15 に会合を開くとのこと。
  • 台湾は 8/27-28 にかけて、対潜戦、対空戦、歩兵部隊による攻撃への対処、といった内容の演習を実施した。登場した戦力には以下の面々を含む。
    • 康定 Kung Ding 級 (La Fayette 級) フリゲート、PFG-1205 昆明 Kuen-ming (高雄 Kaohsiung の 左營 Tsoying 海軍基地所属)と、S-70C 対潜ヘリ (702nd "Firebreathers" Sqn.) による対潜戦演習
    • Mirage 2000-5E/D (499th TFW/42nd TFS、新竹 Hsinchu 基地所属)×8 機による緊急発進演習
    • 第 269 機械化歩兵旅団 (桃園 Taoyuan) による、航空強襲対応演習。M60 戦車や、第 601 航空旅団所属の CH-47SD・AH-1W・OH-58D が参加 (現在、AH-64D の調達構想に加えて、UH-1H の代替機として UH-60 か UH-1Y を調達する話も)
  • FY2008 分のイラク・アフガニスタンでの作戦経費として、すでに 1,470 億ドルを要求済みだが、ホワイトハウスがさらに 500 億ドルの追加を議会に要請したため、議会関係者は「想定の範囲外だ」とビックリ仰天。ちなみに FY2007 には総額 1,730 億ドルを計上している。なんでも、イラクへの戦力増強に伴って必要になった追加とのこと。
  • 中・高々度用 UAV の運用について、すべて自分のところで仕切るべきだという米空軍の主張を認めるかどうかについて審議している DAWG (Deputy’s Advisory Working Group) は、「まだ疑問点が残る」として、結論を 9/13 の会合まで先送りした。
  • チェコ政府は、アメリカが計画している MD 用レーダーの配備を実現するため、広告会社を雇ってキャンペーンに乗り出す計画。現在、5 社が受注を競っているところ。
  • 仏 Dassault Aviation 社の CEO・Charles Edelstenne 氏は、EADS 社が主導して仏独西の三ヶ国 (EADS・Thales・Indra 社) で進めている UAV 共同開発にむけたリスク低減作業計画について、「重複したもので資金の無駄」と発言。Dassault 社は Alenia・Saab の両者と組んで戦術用途の MALE (Medium Altitude Long Endurance) UAV を開発提案を行っており、さらにフランス・イタリア・ギリシア・スウェーデン・スイスで共同開発している nEURon プログラムもあることから、競合を牽制する狙いか。
  • Charles Edelstenne 氏はそのほか、インドの MMRCA 計画について、オフセット率 30% でも厳しいのに、50% だとさらに大変だと発言している。競合する F-16 と F/A-18 については、インドが要求している技術移転について、アメリカがどこまで出し惜しみせずに応じるかが興味深いとしている。

今日の情報関連ネタ (C4ISRjournal 2007/8/30)
  • 米四軍と DIA (Defense Intelligence Agency) は、情報分析作業に関して契約 30 件以上、金額にして 10 億ドル以上の民間委託を行っていることが明らかになった。特に、「911」以降に情報分析の外部委託が激増している。その委託業務を受注した会社はしばしば、過去に情報機関で働いていた人物を雇い入れている。
  • 米軍の研究開発・装備調達予算におけるブラック予算の増加は、ISR 関連の要求に対応するためのものが多い、という話。

イランの話題いろいろ (DefenseNews 2007/8/30, JDW 2007/8/29, Deutsche Welle German radio via Defense-Aerospace.com 2007/8/31)
IAEA がまとめた報告によると、イランのウラン濃縮プログラムは能力いっぱいのパフォーマンスに至っておらず、核兵器の製造に必要な量の核物質を揃えるにはまだ時間がかかる、とのこと。そして、イラン側はこれを引き合いに出して、西側諸国がいうところの「イランの核兵器開発疑惑」には根拠がない、と主張。
そのイラン、National Supreme Security Council が、Arak にある重水炉 (IR-40 : Iran Nuclear Research Reactor) と重水製造施設の閉鎖を示唆。理由は、国連の制裁措置によって他国からの支援が受けられなくなり、技術的困難に直面している、国際社会に対して融和的な対応をとることでウラン濃縮活動の死守を図りたい、重水炉の閉鎖と引き替えに軽水炉の支援を引き出したい、といったところ。そもそも、肝心の重水炉が稼働を開始するのはだいぶ先の話で、しかも重水製造能力が追いついていないのでは、という話もある。
そのイランの核疑惑に関連してドイツ政府は、軍事利用が可能なあらゆる物品の対イラン輸出を禁止すると発表した。軍用品だけでなく、軍民両用の物品も対象になる。今年 4 月に EU がイランに対して、核疑惑関連の制裁措置に出ているが、さらにそれを強化する格好。輸出だけでなく輸入も禁じており、これは原生産国がどこであろうが関係なく適用する。
イランは依然としてウラン濃縮活動を放棄しておらず、3,000 台の遠心分離器 (centrifuge) を稼働させている。また、一部のドイツ企業については 2004 年 9 月以降に、イランの核開発計画 (Bushehr の原発に向けたものも含む) で使用するパーツ類を違法に輸出した疑惑がある。それだけでなく、イランの情報機関がドイツでスパイ行為をはたらき、核関連施設のために必要な情報を漁っているという情報もある。

唐突にトートガ (NavNews 2007/8/31 & 2007/9/2)
USS Tortuga (LSD-46) が「防災の日」に実施する訓練 (Tokyo Metropolitan Government Disaster Relief Drill) に参加するために、8/29 に東京港に到着した。同艦は海自の艦艇とともに、被災者救出の演習として葛西臨海公園から LCAC を使った避難民輸送の演習を実施。
この防災訓練、昨年には USS Gary (FFG-51) が参加しており、米艦の参加は今回が二度目。このほか、今年初めに USS Harpers Ferry (LSD-49) が TRANSPORTEX (Transportation Exercise) 2007 に参加しているが、このときには海自側から「おおすみ」(LST-4001) が参加、LCAC を使った輸送などを演習した。

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産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/6)
  • イスラエルの Elbit Systems 社は、イスラエル軍が推進するデジタル化計画・DAP (Digital Army Program) に関連して、アメリカからの軍事援助・FMF (Foreign Military Financing) により 3 億ドルほどの契約を受注する件について話をまとめた。DAP は 2004/12/13 に同社が主契約社として受注を決めたもので、当初から FMF の資金が入っている。ただし、FMF は米国企業との契約が必要になるため、Elbit Systems 社の米国子会社、EFW 社を表に立てる形をとる。(Elbit Systems)
  • 英国防省は英 DML 社に対して、アフガニスタン派遣部隊が使用するパトロール車輌、MWMIK (Mobility Weapons Mounted Installation Kit) を 3,000 万ポンドで発注した。2008 年までかけて 130 両を製造・納入する予定。最高速度 80mph、機動性と防御力に優れており、12.7mm 機関銃や 40mm 擲弾発射器、GPMG (General Purpose Machine Gun) といった兵装を搭載してパトロールを実施する。乗員 3 名で、それぞれに専用の兵装がある。シャシーは Universal Engineering 社の担当で、そこに Supacat 社の設計に基づき、DML の Devonport 造船所が車体を架装する。エンジンは Cummings 社、変速機は Allison 社。DML は最近、別件で MEP (Military Enhancement Programme) なる 6x6 全地形車輌を受注しているが、これも MWMIK と同じテクノロジーを使っている。(MoD UK)
  • AgustaWestland 社は、PZL-Swidnik に対する出資と関係強化を表明。すでに両社は過去 11 年間にわたって協力関係を実現しているが、それをさらに深度化したいというもの。1997 年以降、PZL-Swidnik 社は AW109 Power、AW109 LUH、AW119 Ke、AW139、Grand といったヘリの胴体構造を製造しており、月産 12 機分、累計納入 650 機分、年間売上の 30% 以上が AgustaWestland 社関連という状況。(AgustaWestland)
  • 一方、PZL Mielec を傘下に収めた米 Sikorsky Aircraft 社は、同工場の施設拡大や近代化、Business Development Manager の Warsaw 移転といった動きを通じて、ヨーロッパでの商機拡大を狙っている。PZL Mielec 工場では H-60 Blackhawk の機体製造を行っている。工場施設の近代化では、工作機械 70 台に対する保護装置の導入、地下タンク 9 基の撤去、建物の構造や保安の改善、親会社・United Technologies 社の Employee Scholar Program 導入 (社員に対して大学に通う機会を提供) といったものがある。(Sikorsky Aircraft)
  • 米海軍は、GBU-51/B LCDB (Low Collateral Damage Bomb) の実戦初投入を記録した。7/27 に、IED を設置している武装勢力を VMFA-121 の F/A-18 が攻撃したのが最初で、次は 8/12 にテロリストの武器輸送車両を VMFA-121 の F/A-18×2 機が AGM-65E Maverick と GBU-51/B で攻撃したもの。LCDB は PMA-201 (Precision Strike Weapons Program Office。NAS Patuxent River) が担当で、前線からの要請を受けて開発計画が持ち上がってから、わずか 16 ヶ月で実戦投入となった。GBU-51/B の中核となる弾頭部は BLU-126/B といい、付随的被害を最低限にとどめるため、従来の 500lb 爆弾 BLU-111/B よりも炸薬を大幅に減らしている。誘導キットは共通。(NAVAIR)
  • 米空軍から 2 億 3,100 万ドルで ADVENT (Adaptive Versatile Engine Technology) 計画を受注した米 GE Aviation 社によると、まず 2009 年までのフェーズ I で予備設計・詳細設計・リスク低減試験を実施するとのこと。続いて 2012 年までかけてフェーズ II を実施、最終的には TRL-6 (Technology Readiness Level 6) の実現を目指す。ATF 用の YF120 でおなじみの可変サイクル技術を使い、ターボジェットとターボファンを行ったり来たりして広範な飛行領域で効率を改善、燃費を 30-80% アップ、シグネチャ低減、推力重量比を向上、といったゴールを実現するのが目的。(GE Aviation)
  • 9/3 に Mi-26TC (T : transport, C : certified) ヘリが、ロシアの Rostov-on-Don から中国の哈爾浜 Harbin に向かった。途中、Samara、Novosibirsk、Chelyabinsk、Irkutsk、Chita に立ち寄る 6 日間の航程。昨年、Lectern Aviation Company との間で締結した契約に基づいてリースしたもので、中国では山火事の消火や送電線の設置工事に使用する。(Rostvertol)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/5)
  • Weston Solutions 社は米空軍から、AETC (Air Education and Training Command) 向けの A&E (Architect-Engineer) Environmental Services 関連業務を $50,000,000 で受注した。法令準拠、原状復帰、汚染予防、保護管理などを行う。(RFP FA3002-06-R-0036, Proposed Contract Number FA3002-07-D-0014)
  • Merlin International 社は米空軍から、カタールの Al Udeid AB で実施する CAOC (Combined Air and Space Operations Center) のインプリメント作業を $7,060,000.34 で受注した。所要の機材とソフトウェアを用意して、導入作業を実施する。(FA8706-07-F-8040)
  • Navajo Refining 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $44,468,729.00 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0501)
  • Sysco Food Service of Hampton Roads 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・空軍・海兵隊向けの食料・飲料を $15,875,000.00 (価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 2 年目。(SPM300-07-D-3146)
  • Montana Refining 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $13,761,450.00 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0506)
  • Rotordynamics-Seal Research 社は米海軍から、Topic N03-027 "Useful Life Remaining Models for Turbine Engine Hot Section Components" を対象とする SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 契約を $15,000,000 で受注した。フィージビリティ評価に必要なサービスと資材、RAPID ソフトウェアによるヴァーチャル・モデリング/シミュレーション試験を実施する。(N68335-07-D-0023) [ガスタービンエンジンの寿命を決める原因になっている、タービン部分の寿命延伸が狙い]
  • Optics 1 社は米海軍から、Topic N99-192 "Electro-Optical/Infra-Red (EO/IR) Sensor Application on Supersonic Vehicles" を対象とする SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 契約を $9,814,295 (以内) で受注した。南方軍 (USSOUTHCOM) の対テロ戦をサポートするために必要な、Electro-Optical と Special Mission Sensor の両分野について、Navy Special Projects Systems の設計・製造・導入・補修を実施するもの。UAS (Unmanned Airborne Systems)、UGS (Unattended Ground Systems)、Unattended Surveillance Systems、Intelligence Collection Systems といったものが対象になる。(N68335-07-C-0461)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/5)
  • 米 Northrop Grumman 社は米陸軍から、RC-12 Guardrail のアップグレード改修契約を受注した。Guardrail Modernization system integration によるもので、2020 年以降までの運用を可能にする。5 年間・4 億 6,200 万ドルの案件で、さらに 1 年単位のオプション契約 5 年分がある。まず、最初のタスク・オーダー 2 件を 2,500 万ドルで発注して、SIGINT 関連センサーの更新を図ることになった。そのほか、測位精度の向上、状況認識能力の改善、システム全般の性能改善を図る。また、保有する全機を同一仕様に揃えて、運用・維持管理の手間を軽減する狙いもある。(Northrop Grumman)
  • Forecast International が、SAM 市場の予測を発表した。マーケット・リーダーは MBDA と Raytheon の両社で、2007-2016 年にかけて 78,000 発・212 億ドルの市場規模があると予測している。特に、昨年のレバノン紛争のように、短・中射程のロケットや弾道ミサイルによる市街地攻撃への懸念があるため、弾道ミサイル/巡航ミサイル防衛分野への関心が強いとみる。そのため、伸びる可能性があるメーカーとして PAC-3 を擁する Lockheed Martin 社の名前が挙がっている。ロシア勢については、多くの国でセカンド・チョイスになるとみているほか、2016 年までで総額 15 億ドルの受注を見込む。(Forecast International)
  • 過去に Bofors 社がインドでキックバックにまつわる騒動を引き起こしているが、そのスウェーデンがインドに対して、戦闘機と潜水艦の共同開発を持ちかけた。JAS39 Gripen を売り込んでいる件とは別に、新世代戦闘機を共同開発しようというもの。(ddi Indian Government news)
  • 米 Griffon 社は、傘下の Telephonics 社 Radar Systems Division が米 Lockheed Martin Systems Integration 社から、3 億 1,800 万ドルの多年度契約を獲得したと発表した。米海軍の MH-60R に搭載する AN/APS-147 MMR (Multi-Mode Radar) の全規模量産分・139 基とスペアパーツを製造・納入するほか、エンジニアリング・サポートを提供するという内容。AN/APS-147 レーダーは大洋でも沿岸でも使用でき、小型目標の探知に強く、ISAR (Inverse Synthetic Aperture Radar) モードを持ち、IFF (Identification Friend or Foe) と完全に統合している点が特徴。IFF インテロゲーターはモード 5/S へのアップグレードも可能。(Griffon)
  • Frost & Sullivan はインドの UAV 市場について、2016 年までに総額 1 億 2,930 万ドルの市場規模があるという予測を明らかにした。インド軍はすでに Kashmir に UAV を持ち込んで運用しており、産業界では "UAV ブーム" 状態になっている。過去 20 年に渡り、さまざまなプロジェクトが中止、あるいは先送りになっていたために休眠状態も同然だったが、最近になって UAV の研究開発に力を入れ始めたことから、状況が変わった。(Frost & Sullivan) [しかし、インド軍の研究開発部門・DRDO は遅刻常習犯だからのー]
  • 米 Sikorsky Aircraft 社は、CH-53K に装備するテイルローター駆動系 (input and tail drive shaft system) について、米 Goodrich 社製品の採用を決定した。Goodrich 社の Engine Components 部門 (Rome, NY) が開発・製造を担当する。CH-53K は、2014-2022 年かけて 156 機を納入する予定。システム構成要素は以下の通り。(Goodrich)
    • diaphragm couplings
    • shaft assemblies
    • bearing hangars
    • disconnect mechanism
    • associated hardware
  • 米 Comtech Telecommunications 社は、子会社の Comtech Mobile Datacom 社が米陸軍から、MTS (Movement Tracking System) を 6 億 510 万ドルで受注したと発表した。2007/9/1-2012/7/12 までの契約期間で、MTS のハードウェアに加えてスペアパーツ、衛星通信帯域、テクニカル・サービスなども対象となる。MTS は Comtech 社の MT-2012 衛星通信端末、コントロール・ステーション、取り付けキットで構成しており、GPS で得た車輌の位置情報を衛星経由で送信する。そのデータを受け取って処理する NOC (Network Operations Center) も契約のうち。また、RFID テクノロジーや Savi Technology 社の ISO 準拠型 EchoPoint RFID Reader (DoD の ITV (In-Transit Visibility) でも使っている) も組み合わせている。(Comtech Telecommunications)
  • 米陸軍は、EADS North America 社の UH-72A Lakota LUH (Light Utility Helicopter) について全規模量産を承認した。現時点で 42 機を発注しており、これが低率初期生産で認められている上限。納入済みの機体は 10 機。今回の承認により、計画している 322 機すべての調達に向けて前進した形。現時点で、NTC (National Training Center) Air Ambulance Detachment (Ft. Irwin, CA) に MEDEVAC 仕様を 6 機、Ft. Eustis と Ft. Monroe に VIP 輸送・汎用サポート・輸送/兵站支援型を配備している。(EADS North America)
  • 米 GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) 社は、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 向けに提案している Mariner UAV (MQ-9 Predator B の派生型) の風洞試験が完了したと発表した。結果は見込み通りで、能力的にも問題ないとしている。試験は二週間がかりで、San Diego Air & Space Technology Center で、Patersonlabs, Inc. (Kent, WA) が製造した 1/10 スケールモデルを使って実施した。(General Atomics)
  • 米 Boeing 社は米空軍から、E-3 Sentry AWACS に装備する ESM (Electronic Systems Measures) 用のアンテナと RF (Radio Frequency) プロセッサ、関連電子機器を、2,060 万ドルで受注した。2008/9-2010/1 にかけてアンテナ 53 セットを納入する。これとは別に、今年初めに同社は ESM 関連の補修作業を 2 年間・360 万ドルで受注している。Boeing 社は 1990 年代半ば以来、E-3 に装備する ESM 機材を手掛けている。また、今回の件を担当する Heath の事業所では、Minuteman III ICBM の Guidance Replacement Program で使用する慣性航法装置のデポレベル整備、補修作業、較正作業を実施している。(Boeing)
  • 米 Rockwell Collins 社は米 General Dynamics 社から、英陸軍の Dowman デジタル通信システムで使用する GPS カードと Applique 携帯 GPS ユニットを、総額 9,600 万ドルで受注した。Bowman GPS System は、MPE-S (Miniature PLGR (Precision Lightweight GPS Receiver) Engine - SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Module)) GPS カードを VHF 無線機に組み込んで、オン・スクリーンの状況認識機能を実現する製品。英国現地法人の Rockwell Collins UK 社が製造を担当する。(Rockwell Collins)
  • 米 Lockheed Martin Space Systems 社率いる企業チームは、GPS ブロック IIR-M 衛星に新型のデモンストレーション・ペイロードを搭載する作業を開始した。第三の民間用シグナル・L5 (1,176.45MHz) について、空軍の評価作業が成功裏に終了したのを受けたもの。この件については 2007 年 4 月に 600 万ドルで、軌道上の衛星を使ったデモンストレーション契約を受注している。航法ペイロード自体は米 ITT 社 (Clifton, NJ) の担当。このデモンストレーション・ペイロードを搭載したブロック IIR-M 衛星は 2008 年に打ち上げの予定。これから登場する新型衛星は、当初からこの L5 ペイロードを搭載することになる。(Lockheed Martin)
  • 米 Boeing 社は Rockwell Collins 社の FAB-T Systems Integration Laboratory で、Boeing・RCI・ViaSat・L-3 Communications の各社が製造したハードウェアを使い、FAB-T (Family of Advanced Beyond line-of-sight Terminals) による衛星波捕捉とダウンリンク通信のデモンストレーションを成功裏に実施した。Low Data Rate test と呼ばれるもので、軌道上の MILSTAR 衛星と接続してダウンリンクの通信を行ったもの。この後はアップリンクのテストや、その他の相互運用性検証試験を年末に予定している。これで AEHF (Advanced Extremely High Frequency) 衛星と通信する基礎ができたほか、次の段階的改良で XDR (Extended Data Rate) ソフトウェアの導入を予定している。これは L-3 Communications 社の担当で、すでに AEHF 衛星シミュレータを使ってアップリンクとダウンリンクのテストを済ませている。この FAB-T が実用化すると、300Mbps の高速秘話衛星通信が可能になる。デリバリー開始は 2008 年 12 月の予定。(Boeing)
  • 米 Northrop Grumman 社は、9/12-15 にかけてネバダ州の Nellis AFB で実施する演習 "Bold Quest 07" で、LITENING AT (Advanced Targeting) ターゲティング・ポッドの最新モデルをテストする。"Bold Quest" は USJFCOM が実施するテクノロジー・デモンストレーション演習で、今回は戦闘時の敵味方識別 (coalition combat identification) が課題。そこで、友軍の位置追跡を行うデバイスをいろいろ投入して、多国籍合同作戦における有用性を試すことになっている。そこに、米空軍 AFMC (Air Force Materiel Command) の ESC (Electronics Systems Center) と Northrop Grumman 社 Defensive Systems Division が組んで、赤外線センサー・レーザー目標指示器に加えて敵味方識別用のセンサーと秘話データリンクを組み込んだ、第 4 世代の LITENING AT ポッドを持ち込む次第。データリンクは、TTNT (Tactical Targeting Network Technology) 計画の下で開発したものを使用する。LITENING AT は目標識別に用いる最新の画像処理技術に加えて、GPS 誘導兵器との連携、640×512 ピクセルの FLIR、1,024×1,024 ピクセルの CCD TV カメラ、新型の二重波長赤外線レーザー測距/目標指示器、LST (Laser Spot Tracker)、赤外線レーザー・マーカーといった機能を持つ。さらにオプションで、空対地データリンクとデジタル・ビデオ・レコーダーも搭載可能。第 4 世代版では FLIR が 1,024×1,024 ピクセルになって解像度と識別能力がアップ、双方向データリンクなどのネットワーク機能、識別能力を高めた新型センサーと目標捕捉・識別機能を備えており、CCD TV センサーも新型化。LITENING AT は米軍だけで 500 基ほどの受注があり、そのうち 400 基以上を納入済み。搭載機は AV-8B、A-10、B-52、F-15E、F-16、F/A-18。(Northrop Grumman)

Lift or Down ? (DID 2007/9/4)
The European Heavy Lift Helicopter Program? 2007 Paris Air Show の席で仏独は、大型ヘリの共同調達について合意。用途は人員・貨物・軽装甲車の輸送、高温・高標高を含む広範な運用条件下で使用可能、搭載量 30t を目指すとしている。計画名称は、フランス側が HTL (Helicoptere de Transport Lourd)、ドイツ側が FTH (Future Transport Helicopter)。ドイツは CH-53G MTH (Mittlerer Transporthubschrauber) の代替用、フランスは NH90 や AS 532 Cougar の上位機種と位置付ける。フランスの場合、13t 級の VBL 装甲車×2 両を吊下できること、航続距離 1,000-1,500km で 600km のミッションを給油なしで二度こなせること、可能なら空中給油能力を持たせること、といった要求を掲げる。
既存の機体でこの構想に相当する内容を持つのは、Mi-26T Halo、CH-47F、CH-53K ぐらいのもの。DGA 関係者によると新規調達はやらないとのことなので、これらの機体が評価対象となる。2 年がかりのリスク低減フェーズに続いて 2009 年に要求仕様を確定、協議をまとめて 2012 年に発注契約調印、2017 年にデリバリー開始、2020 年に就役開始、というスケジュールを予定。
ただ、ヨーロッパ諸国のプロジェクトで Eurocopter 社が主契約社になると見込まれることから、アメリカ勢にとっては不利な条件。もっとも、仏海軍の Mistral 級揚陸艦で運用できるのは CH-53 だけで、他の機体は不適合という状況もある。CH-47F は、すでに機体が存在して量産段階まで来ている点で、CH-53K より有利。
Mi-26T は輸出がらみの制約がなく、カスタマイズや発展も容易という強みがある。仏独向けの機体ではエンジンやアビオニクスを新しくして、乗員を 3 名に削減する考え。搭載能力や航続性能にも優れる。

視程外式防空訓練施設 ? (DID 2007/9/4)
イスラエルの BVR Systems 社は某国から、短射程 SAM (SHORAD : Short Range Air Defence) の発射訓練用シミュレータ・Air Defence Simulator を、1,010 万ドルで受注したと発表した。直径 14m のドームに CG で映像を投影して、そのドームの中に陣取った射手が発射訓練を行うもの。また、訓練後のデブリーフィングや熟達度評価も実施できる。同社はこれ以外にも、ADES (Air Defence Embedded Simulator)、Full Mission Fighter Aircraft Simulator、EHUD AACMI (Autonomous Air Combat Maneuvering Instrumentation) といったシミュレーション訓練機器を製品化している。

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/4)
  • Tesoro Refining & Marketing 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $135,502,965.00 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0505)
  • BOH Environmental 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの輸送/保管用コンテナを $48,000,000.00 (価格修正条項付き) で受注した。(SPM500-02-D-0116)
  • Paramount Petroleum 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $46,444,590.00 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0509)
  • DTS Aviation Services 社は米空軍から、空軍と ANG の C-21A を対象とする兵站支援業務 (CLS : Contract Logistics Support) のオプション III 契約分を、$44,294,000 で受注した。2007/10/1-2008/9/30 までの期間、整備・補修・サポート作業を担当する。(FA8106-05-C-0001/P00101)
  • Boeing Aerospace Operations 社は米空軍から、F-15C/E、F-16、F-22 の搭乗員を対象とする訓練と、訓練に必要なコースウェアの開発に関する修正契約を、$10,062,361 で受注した。(FA4890-06-C-0004-P00005)
  • Amherst Systems 社は米空軍から、以下の案件を $7,262,500で受注した。wideband kit と、それに追加する enhanced threat capability kit は、Joint Threat Emitter で使用する搭乗員訓練用機材で、脅威をでっち上げるために使用する。(FA8217-07-C-0046)
    • wideband kit×2 セット : ミシガン ANG の Alpena Combat Readiness Training Center と海軍に 1 セットずつ
    • enhanced threat capability kit×2 セット : ミシガン ANG の Alpena Combat Readiness Training Center と海軍に 1 セットずつ
    • 上記物件のサイト・インテグレーション、関連データ
  • Lockheed Martin 社 MS2 Division (Maritime Systems and Sensors ?) は米海軍から、AN/SQQ-89A(V)15 Undersea Warfare System のオプション契約分を $18,821,958 で受注した。試験・製造・インテグレーションをカバーする。AN/SQQ-89 は水上艦に搭載する対潜戦指揮管制装置で、潜水艦の捜索・探知・識別・位置標定・追跡、潜水艦・機雷・魚雷のような脅威との交戦あるいは回避の機能を提供するもの。(N00024-07-C-5201)
  • Raytheon Electronics Systems 社は米海軍から、Special Project Program 向けに新型の砲搭や Multi-band Imaging System を研究・開発する作業を、$14,764,534 で受注した。(N68335-07-G-0001)
  • 3001 社は米海軍から、NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Atlantic を対象とするエンジニアリング・サービス業務を $10,000,000 (以内) で受注した。(N62470-07-D-0500)
  • Undersea Sensor Systems 社は米海軍から、研究開発関連のテクニカル・サービス業務・51,340 時間分を、$6,073,713 (上限価格) で受注した。ソノブイ関連の分野で、技術的な課題を解決する作業を担当するもの。(N00164-07-D-6781)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/4)
  • ラトビア海軍 (NAF NF : National Armed Forces Naval Force) は、オランダ海軍から中古の Alkmaar 級機雷掃討艇×5 隻を入手することになっているが、そのうち 2 隻目にあたる Viesturs (M05) について、オランダの Den Helder で引き渡しを受けた。2005/8/24 に話が決まったもので、1 番艇の Imanta (M04) は 2007/3/7 に引き渡し済み。Viesturs は 1984 年就役で元の艦名は Scheveningen、排水量 595t、全長 51.6m、全幅 8.96m、最高速度 15kt。同艦は来年から BALTRON (Baltic Naval Squadron) に加わって、機雷掃討や捜索・救難、必要とあらば哨戒も担当することになっており、NRF (NATO Response Force) にも参加する。(Latvian MoD) [元の艦名はスケベニンゲンだ ! (え ]
  • 諾 Kongsberg Defence & Aerospace 社はノルウェー国防省から、Underwater Surveillance and Protection に関する 3 年契約を 3,000 万クローネで受注した。Kongsberg Maritime 社・Norwegian Defence Research Establishment と組んでノルウェー海軍によるサポートを受けながら、ノルウェー海軍の主要基地である Haakonsvern に、統合監視・防護システムの初期バージョンを設置して、さらにその後の改良を進める。自国の基地施設や、海外に派遣された海軍部隊を対象とするフォース・プロテクションが目的。前者は固定式の、後者は移動展開が可能なシステムを使用する。(Kongsberg Defence & Aerospace)
  • 諾 Kongsberg Defence & Aerospace 社は米陸軍から、Protector ウェポン・ステーションを 1 億 3,300 万クローネで追加受注した。(Kongsberg Defence & Aerospace)
  • ポーランドの Kielce で開催された MSPO 兵器展示会の席で、Eurocopter 社は EC145 や NH90 TTH のモックアップを展示して売り込みを実施した。東欧の NATO 新規加盟国に対してはすでに、スロベニアに AS532 AL Cougar、ブルガリアに AS565 MB Panther と AS532 AL Cougar を、それぞれ売り込みに成功している。しかし、Eurocopter 社のメイン・ターゲットは、これから大口の需要が見込まれるポーランドとのこと。(Eurocopter)
  • 同じ MSPO 展示会の席で MBDA 社は、ポーランド軍向け防空システムの納入に関する合意をまとめた。ポーランドの PIT (Przemyslowy Instytut Telekomunikacji)・RADWAR (Bumar 社傘下) と組んで、ポーランド製のウェポン・システムを使った陸上配備型防空システムを実現するもの。(MBDA)
  • 英国防省は FRES (Future Rapid Effect System) 計画で、システム全体のとりまとめを担当する SOSI (System of Systems Integrator) を選定することにしているが、これに伊 Finmeccanica 社が Fusion 社経由で参入、MBDA・General Dynamics UK・BAE Systems 社と組んで受注を目指すことになった。Fusion 社は、他の AFV やネットワーク・システムとの間で一貫性のある運用を実現できるようにする部分を担当する。過去のシステム・インテグレーションやシミュレーション関連の経験を活用できる、という説明。(Finmeccanica UK) [競合するのは、Thales + Boeing + Lockheed Martin + Ultra Electronics 陣営]
  • 仏 DCNS 社は Converteam 社と組んで、ポンプジェット技術を活用したポッド式推進システム、INOVELIS の開発に乗り出した。すでに実績があるテクノロジーを使い、高い稼働率と整備性、出力増強、小型化、燃費低減を実現するとしている。(DCNS)
  • EADS Defence & Security 社は、ヘリコプター搭載用の障害探知システム・HELLAS (Helicopter Laser Radar) の軍用バージョン、MilOWS (Military Obstacle Warning System) の試験飛行を成功裏に実施した。まずは NH90 への搭載を予定しているが、その後は他機種にも展開する模様。低空飛行時の障害物検知に使用する機材で、ロール角 45 度まで対応できる。さらに 10-11 月にかけて、軍事作戦を想定したものも含めて、もっと複雑な状況下でテストを進める予定。実機試験に先立ち、ドイツの Ottobrunn にある NH90 のインテグレーション・リグで地上試験を行っていた。送電線などの障害物を発見すると、ディスプレイに映像を表示するとともに、音声でも警告を発する。(EADS)
  • リトアニア軍は Fima 社に対して、同国海軍が夜間の洋上・沿岸監視に使用する熱線映像装置を発注した。サーモバイザー 3 基を納入予定で、2008 年中に 2 基、それから 1 年後に残り 1 基を導入する。リトアニアの地理的・気候的条件に合っているということで、同社製品の採用が決まった由。(Lithuanian MoD)
  • MBDA 社は、EADS 社・Thales 社との間でまとめた合意に基づく、独 Bayern-Chemie/Protac 社の買収が 2007/8/31 付で完了したと発表した。今後、同社は LFK GmbH / MBDA Deutschland の 100% 子会社となる。Bayern-Chemie/Protac 社は ミサイル用の推進システムを手掛けている企業で、年間売上 5,000 万ユーロほど、ドイツの Aschau am Inn に 180 名、フランスの La Ferte Saint-Aubin に 90 名の従業員がいる。同社が関わっているミサイルの一つに、Meteor 空対空ミサイルがある。(MBDA)
  • Turbomeca 社は、オーストラリアの New South Wales 州・Sydney 近くの Bankstown Airport にある、Turbomeca Australasia 社の事業所を 1,300 平米ほど拡張した。ここではターボシャフト・エンジンの生産とサポートを行っており、拡張したスペースには事務所や組み立てスペースなどに加えて、RTM322 エンジンのテストセルもある。MRH90 に搭載する RTM322×92 基と、Tiger 攻撃ヘリに搭載すね MTR390×46 基が事業の対象。(Turbomeca)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/3)
  • 伯 Embraer (Empresa Brasileira de Aeronautica S.A., SAO JOSE DOS CAMPOS, Brazil) 社はブラジル空軍 (FAB : Forca Aerea Brasileira) から、アップグレード改修を施す AMX (a.k.a. A-1) の初号機を受領した。最終的に 53 機の改修を予定している。1989-2000 年にかけて製造した機体で、今回のアップグレード改修により 20 年間の延命を見込む。主な改修項目は、アビオニクス、兵装、センサーなど。ブラジル空軍では、AMX を第 10 航空群麾下の 2 個飛行隊 (1st/10th GAv, 3rd/10th GAv Centauro Squadron、いずれも Santa Maria AB) と、1st/16th GAv (Santa Cruz AB) に配備している。(Embraer)
  • 瑞 MOWAG 社は、Piranha 装甲車×31 両を 6,200 万スイスフラン (5,144 万ドル) でルーマニアに輸出する。ルーマニアはアフガニスタンの ISAF に 550 名を派遣するなど、中東に合計 860 名を派遣しているため、輸出した装甲車が中東で使われる事態につながり、「紛争当事国に兵器を輸出しない」というスイスの政策に反するのではないか、という指摘がある。しかし、スイス当局はこの件について「法的要件はすべて満たされており、問題ない」という見解。スイスでは 2005 年 6 月に、中古の M113 装甲兵員輸送車を UAE 経由でイラクに、1,200 万スイスフランで輸出することになったが、その 2 ヶ月後の 8 月に中断、10 月に UAE が納入遅延を理由にこの件をキャンセルしたことがある。この件では、UAE は「警察で使用する」と説明していたが実際にはイラク軍に回されることになっていて、民間での利用に限定するよう求めるスイス側と対立があった。UAE については、2004 年に輸出した 40 両の戦車が、最終使用者証明 (end-user certificate) に反してモロッコに送られた前歴もある。(Swiss Information Service)
  • スペインの閣議は、2007-2011 年にかけて PR4G 戦術無線機を、総額 1 億 7,999 万ユーロで調達する件を承認した。PR4G は西 Amper 社製、1992 年から、従来型の携帯式・車載式無線機を代替するために導入を進めているもの。導入開始後にバージョン 1・2・3 と改良を重ねている。(Spanish Government Cabinet)
  • 米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) は、8/23 の試験をもって ABL (Airborne Laser) の低出力レーザー試験が完了したと発表した。本番用の COIL (Chemical Oxygen-Iodine Laser) の代わりに低出力のレーザーを使い、TILL (Tracking Illuminator Laser) による探知・追跡、BILL (Beacon Illuminator) によるターゲット照射、そして低出力レーザー SHEL (Surrogate High Energy Laser) による要撃のシーケンスを試すもの。ターゲットには、ミサイルそっくりの塗装を施した NC-135E "Big Crow" を用いており、同機に設置したカメラがレーザー照射の状況を記録。これまでに ABL プロトタイプは 48 回の試験ミッションをこなし、合計 200 回以上のレーザー照射を行っている。この後は、2009 年に COIL を使った本番の要撃試験を予定しているが、使用する Northrop Grumman 社製の COIL はすでに、Edwards AFB で地上試験を済ませている。主契約社は Boeing、Lockheed Martin 社は Beam Control/Fire Control のシステムを担当。Raytheon 社が TILL、Northrop Grumman 社が BILL を担当している。(MDA, Boeing, Lockheed Martin)
  • 打ち上げが遅れていたインドの通信衛星、INSAT-4CR が、打ち上げに成功した。Ku バンドのトランスポンダー 12 本を備える。(ddi Indian Government news)
  • 印 HAL (Hindustan Aeronautics Limited) 社の国産ヘリ・Dhruv は、実用化した後は世界有数の高標高地帯・Siachen に配備する計画とのこと。すでに Mi-17V、Chetak、Cheeta、Chetan といった機体があり、それに加わって月間 35 時間のフライトを実施、兵站支援、連絡、負傷者後送、補給といった任務を担当する。Dhruv は 2/15 に、高標高地帯での運用承認を獲得済み。(ddi Indian Government news)
  • 米陸軍の U.S. Army Sustainment Command (Rock Island, IL) は米 General Dynamics Ordnance and Tactical Systems 社に対して、155mm 野砲で使用する HE 砲弾、M107 砲弾で使用する金属パーツを 2,420 万ドルで発注した。最終的に 1 億 8,900 万ドルの案件に発展する可能性がある。対応している野砲には、M109A6 Paradin、M198、M777 がある。(General Dynamics Ordnance & Tactical Systems)
  • チェコの Aero Vodochody 社は EVEKTOR 社と組んで、小型双発汎用機、EV-55 の開発に参画すると発表した。Pratt & Whitney 社の PT6A-21 ターボプロップを装備しており、人員 9-14 名、あるいは貨物 1,800kg の搭載が可能。調達・運用コストの安さが売り。(Aero Vodochody)
  • 米 Bell Helicopter 社は、Bell 429 の 2 号機が初飛行を実施して、テスト・フリートに加わったと発表した。2008 年に、アメリカとカナダで耐空証明を獲得できる見通し。(Bell Helicopter)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/31)
  • AAR Mobility Systems 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・その他民間部局向けの輸送/保管用コンテナ、シェルター、アクセサリー類を、$162,000,000.00 (価格修正条項付き) で受注した。(SPM8ED-07-D-0003)
  • Petro Star 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $159,318,436.55 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0503)
  • Wolverine World Wide 社は米国防兵站局 (DLA) から、海軍向けの革製安全靴 (safety boot leather) を $7,923,796.92 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0100-05-R-0059)
  • Sopakco Packaging 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの MRE (Meal-Ready-to-Eat) Wet-Pac Fruit Component を $7,182,750.00 で受注した。オプション契約の 2 年目。(SPM300-05-D-Z119)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、EA-18G Growler の LRIP I (Low-Rate Initial Production I) AEA (Airborne Electronic Attack) キットと、関連するエンジニアリング業務を $122,319,350 で受注した。(N00019-07-C-0035)
  • Florida Community College は米海軍から、Training Support Center and the Recruit Command (Great Lakes, IL) を対象とする教官派遣業務のオプション II 契約分を、$19,186,120 で受注した。期間は 2011 年 9 月まで。(N00140-07-D-0014)
  • McDonnell Douglas 社は米海軍から、EA-18G 向けの試験機材追加発注に関する修正契約を $12,956,960 で受注した。(N00019-04-C-0005)
  • Northrop Grumman Space and Mission Systems 社は米海軍から、JWARN (Joint Warning and Reporting Network) Block 2 Increment 1 の開発と Wireless JWARN Component Interface Device の初期量産分を、$10,617,301 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$19,693,277。(contract number 不明)
  • Northrop Grumman Mission Systems 社 Network Communications Division は米海軍から、海軍の C4I (Command, Control, Communication, Computers and Intelligence) システムを対象とする、システム・エンジニアリング用のエンジニアリング/テクニカル・サポート・サービス業務を $9,999,928 で受注した。米海軍向けが 94%、残りが FMS 経由で日本、オーストラリア、スイス、ニュージーランド、ドイツ、イタリア、カナダ、フランス、オランダ、ノルウェー向け。オプション契約分まで実現した場合の総額は $29,392,734。(N00244-07-D-0034)
  • Honeywell International 社 Defense and Space Electronic Systems 部門は米海軍から、F/A-18A/B/C/D と AV-8B で使用する AMPCD (Advance Multi-Purpose Color Display) の全規模量産分ロット 6、75 基に関する修正契約を $7,375,310 で受注した。オプション契約の行使分で、71 基は米海軍向け ($6,989,350; 95%)、4 基は FMS 経由のスペイン向け ($385,960; 5%)。(N00019-04-C-0018)
  • Shaw Environmental 社は米海軍から、燃料システムを対象とするエンジニアリング・サービス業務を $5,935,738 で受注した。ハワイの Oahu 島・Red Hill の燃料施設で、清掃、検査、補修の作業を実施する。(N47408-04-D-8503/#0031)
  • 白 FN Herstal 社は米海軍から、12.7mm GAU-21 を CH-53D/E に装備する際に使用するピントル・マウント (Left Hand and Right Hand Medium Window Pintle Connections)×334 セットに関する修正契約を、$7,291,326 で受注した。(N00019-06-C-0092)
  • General Atomics 社は米空軍から、MQ-9 Reaper 関連機材、Aircraft Initial Spares、30 Day Pack-up Kit、地上支援機材を、$64,955,733 で受注した。(FA8620-05-G-3028/#0034)
  • InDyne 社は米空軍から、30th SW (Space Wing) を対象とする、Western Range でのオペレーション・通信・情報サービス業務 (Range Operations, Communications and Information Services) に関するオプション契約分を、$55,107,006 で受注した。メンテナンス、サポート・サービス、訓練、C4I 関連業務も担当する。7 年分のオプション契約のうち、4 年目。(F04684-03-C-0050/P00179)
  • General Atomics 社は米空軍から、MQ-9 Reaper (Predator B)×6 機を $54,123,254 で受注した。(FA8620-05-G-3028/#0033)
  • DTS Aviation Services 社は米空軍から、ミシシッピー州 Columbus AFB で運用している T-37、T-38C、T-6、T-1A を対象とするメンテナンス業務のオプション契約分を、$41,645,097 で受注した。(FA3002-05-G-0016/A00051)
  • Southeastern Protective Services (SEP) 社と TW and Co. 社は米空軍から、アメリカ本土並びにハワイ、アラスカ、グアムの米軍基地で実施する警衛業務を、それぞれ $23,282,923 (SEP) と $29,526,176 (TW) で受注した。ゲートでの警備 (Installation Entry Control)、車輌の検査 (Commercial Vehicle Inspection)、訪問者向け施設の運用 (Visitor Control Center) を担当する。(F41689-07-D-0024)
  • RS Information Systems 社は米空軍から、コロラド州 Schriever AFB の SIDC (Space Innovation and Development Center) を対象とする、運用・維持管理・サポート業務を $18,491,900 で受注した。SIDC は、AFTENCAP (Air Force's Tactical Exploitation of National Capabilities) を対象とする空軍参謀部 (Air Staff (HQ USAF)) の executive agent。(FA2550-01-D-0003/P00018)
  • Harris Technical Services 社は米空軍から、OSSS (Operational Space Services and Support) 契約を $17,769,453 で受注した。空軍の衛星管制網 (Air Force Satellite Control Network) と世界各地の追跡ステーションを対象として、運用、メンテナンス、兵站・訓練サポート業務を実施する。また、GPS (Global Positioning System) の地上アンテナや管制局を対象として、ソフトウェア分析やサポートの実施、ニューハンプシャーの New Boston AFS (Air Force Station) に対する保安要員 (security forces) 派遣も行う。(FA2550-00-C-0010/P00190)
  • Ahntech 社は米空軍から、訓練施設 (U.S. Air Force Training Range)×11 ヶ所を対象とする運用、メンテナンス、サポート業務のオプション契約分を、$13,828,172 で受注した。(FA4890-07-C-0016/P0000)
  • Lockheed Martin 社は米空軍から、ECP 0253-02 の適用作業を $10,000,000 で受注した。(FA8611-05-C-2850/P00062)
  • Walbridge Aldinger 社は米陸軍から、ノースカロライナ州 Fort Bragg に標準仕様の車輌整備施設を建設する作業を、$42,210,000 で受注した。(W912HN-07-D-0039)
  • Urban Associates 社は米陸軍から、テキサス州 El Paso に Battle Command Training Center を建設する作業を $21,282,246 で受注した。(W9126G-07-C-0035)
  • Aero Vironment 社は米陸軍から、RQ-11 Raven UAV を対象とする兵站支援業務を、$16,385,429 で受注した。(W58RGZ-05-0338)
  • Harris 社 RF Communications 部門は米陸軍から、戦術無線機を $7,295,344 で受注した。(DAAB07-01-D-M001)
  • Martin Construction 社は米陸軍から、ノースダコタ州 Garrison の Fort Stevens State Park で実施するマリーナ建設作業を $6,997,860 で受注した。(W9128F-07-C-0026)
  • BAE Systems 社 Ground Systems Division は米陸軍から、M2 Bradley 歩兵戦闘車に装備する Crew 2 A-Kit を $6,966,750 で受注した。(W56HZV-05-G-005)
  • Container Machinery 社は米陸軍から、UH-60 Blackhawk に装備するスペア・ブラケット・ダンパー・アセンブリを $2,592,513 で受注した。(W58RGZ-07-D-0315)
  • Sikorsky Aircraft 社は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、MH-60M ヘリを対象とするエンジニアリング・サービス・サポート業務を $9,818,000.00 で受注した。(H92241-07-D-0003)

仕切り直しの仕切り直し ? (DefenseNews 2007/8/30, Defense-Aerospace.com 2007/8/31)
米空軍の CSAR-X 計画で、GAO が仕切り直しと RfP の再リリースを勧告した件について、空軍がメーカー側に十分な回答期間を与えなかったのではないか、という GAO からの指摘があった。その上で GAO は空軍に対して、メーカー各社に対して改めて、提案書を書き直す許可を出すよう求めている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/8/31)
  • インド陸軍は総額 6 億ドルで軽量ヘリコプター 197 機の調達を計画しているが、これについて A K Antony 国防相は「装備調達規定に基づいて作業を進めている。すべての作業が終わった後で意志決定するが、具体的なスケジュールは未確定。契約額も確定していない」としている。この件は Chetak と Cheetah の代替用で、Eurocopter 社と Bell Helicopter 社が競合中。30 機を完成機輸入、残り 167 機をインド国内で HAL (Hindustan Aeronautics Limited) 社がライセンス生産する計画。(Zee News (India))
  • 米 SAIC (Science Applications International Corp) 社は、米空軍・航空戦闘軍団 (ACC : Air Combat Command) の CAAS III (Contracted Advisory and Assistance Services III) 契約を受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年、すべて実現した場合の総額は 2 億 5,000 万ドル。米国内外の米空軍施設で、以下の分野のサービス業務を提供するもの。(SAIC)
    • management and professional services
    • studies, analyses and evaluations
    • engineering and technical services
  • 米 Boeing 社のサービス担当者 (field service representative) は海軍の整備担当者とともに、NAS Oceana で Integrated Electronic Technical Manual を使って F/A-18E/F のトラブル対策を実施中。同社は米海軍から FIRST (F/A-18E/F Integrated Readiness Support Teaming) なる PBL (Performance-Based Logistics) 契約を受注して、F/A-18E/F を対象とする兵站支援業務に従事している。今年前半の F/A-18E/F の稼働率は 73%。(Boeing)
  • ノルウェー国防省と米 Lockheed Martin 社は、C-130J×4 機の調達決定に伴うオフセット合意をまとめた。購入額の 30 億クローネ (訳注 : 過去の発表では 36 億クローネ) と同等のオフセットを実現することになった。つまりオフセット率 100%。このオフセットの件に加えて、今後 20 年分のライフサイクル・サポートに関するコミットメントも盛り込まれている。これにより、就役後のメンテナンスやアップグレードに関する枠組みもできた格好。(Norwegian MoD)
  • 米 Boeing 社は、航空自衛隊向けの KC-767 が配線システムなどの改修作業を終えて、飛行試験を再開したと発表した。8/21 に Boeing 社 IDS (Integrated Defense Systems) の Wichita 工場から進空、3 時間に渡って動作チェックを実施。このあと、カスタマーたる航空自衛隊が領収実現のために求めている検証作業のために飛行試験を実施して、2008 年の第一四半期にデリバリーの予定。これまでに、イタリア向けの機体と日本向けの機体を合わせて、273 回・806 時間のフライトを実施した。コックピットの通信機器にトラブルが出たほか、FAA による形式証明の問題から、KC-767 のデリバリーは遅延中。その KC-767 は、ETOPS (Extended Twin-engine Operations) の獲得に必要となる APU (Auxiliary Power Unit) の試験も実施している。なお、空自の KC-767 は最新型の給油ブーム、RARO II (Remote Aerial Refueling Operator) を装備する。(Boeing)
  • 米 Lockheed Martin 社は JPL (Jet Propulsion Laboratory。Pasadena, CA) から、DICE (Desktop and Institutional Computing Environment) を対象とするデスクトップ・サービスとヘルプデスク・サービスの業務担当に選定された。受注額は最初の 3 年で 1 億 1,000 万ドル、7 年分のオプション契約すべてが実現すると 2 億 2,700 万ドル。 Office of the Chief Information Officer と組んで 2008/1/1 から作業を開始する。現行の DNS (Desktop Network Services。これも Lockheed Martin 社) に代わるもの。各種サービス業務に加えて、13 ヶ所に分かれているヘルプデスクの統合や、ユニファイド・メッセージング・システムの導入も実施する。パートナー企業は、Hewlett Packard、Booz Allen Hamilton、SBAR、Bay Systems、Mori、Dav-Lear、GC Micro、American Data and Computing Products の各社。対象となる JPL は連邦政府の資金で運用される研究開発機関で、California Institute of Technology が NASA (National Aeronautics and Space Administration) 向けに管理・運営を担当している。(Lockheed Martin)
  • Thales Alenia Space 社は、Galileo 計画用の技術実証衛星 2 号機・Giove-B を 9/3 に引き渡すと発表した。現在は Rome の工場にあり、これをオランダ・Noordwijk の ESA-ESTEC 施設に搬入する。Thales Alenia Space 社に加えて、Telespazio、EADS Astrium、ESA が関わっており、必要な試験はすべて完了。その後、オランダで追加の試験を済ませた後で Baikonur から Soyuz ロケットを使い、年末に打ち上げの予定。軌道に載った後は、原子時計を初めとする Galileo 用のテクノロジーについて、検証試験を実施する。(Thales Alenia Space)
  • Boeing 社のプレスリリースによると、軌道上で稼働中の衛星に対して各種サービス作業を実施する、DARPA による例の Orbital Express 計画のデモンストレーションは 2007/3/8-2007/7/2 にかけて実施、目標はすべて達成したとのこと。光線状況やアプローチをいろいろ変えてみたり、バッテリや燃料の移送に加えてコンピュータの交換を行ってみたり、さまざまな条件で分離試験を行ってみたり、ランデブーの条件を遠近それぞれ試したり、その他いろいろ、といった内容。Boeing 社が開発した Autonomous Rendezvous and Capture Sensor System はターゲットの NextSat を 400km 以上離れた場所から識別できた。そのほか、ドッキングや燃料補給に使用するオープン規格のインターフェイス、作業用のロボットアーム、軌道上での組み立て、適切な軌道への移動やスペースデブリ回避、安全なデオービット、といった課題もあった由。Boeing 社以外に、NASA、Ball Aerospace、Northrop Grumman Space Technology、MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.、Charles Stark Draper Laboratory Inc.、Starsys Research がこのプロジェクトに関わっている。(Boeing)
  • 米 GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) 社によると、MQ-1 Predator A シリーズの累計飛行時間が 30 万時間を突破したとのこと。そのうち 80% が戦闘任務飛行。30 万時間目をマークしたのは 8/12 のことで、機体は P-137、OIF (Operation Iraqi Freedom) の任務飛行中だった。過去 1 年の間に、戦闘任務を支援するための MQ-1 の月間飛行時間は倍増しており、昨年だけで 10 万飛行時間をマークしている。現在は月間 10,000 時間ペース。このほか、8/8 には P-144 が累計 25,000 フライト目を記録している。GNAT の発展型・Predator A は航続時間 40 時間、EO/IR センサー、衛星通信リンク、レーザー測距/目標指示機能、Hellfire ミサイルの発射機能、Lynx 合成開口レーダー (SAR : Synthetic Aperture Radar) といった機能や装備を持つ。I-GNAT、Predator A、I-GNAT ER/MP Sky Warrior Alpha、Predator B、Sky Warrior といったシリーズ累計の生産機数は 250 機以上。(General Atomics)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/8/30)
  • BP West Coast Products 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $698,554,328 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0499)
  • SAIC (Science Applications International Corp.) 社は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・その他民間部局向けの MRO (Maintenance, Repair, and Operations) 向けサプライ業務を $500,000,000 (価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 2 年目分。(SPM500-04-D-BP24)
  • Valero Marketing and Supply 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $262,739,837 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0504)
  • Western Refining 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $114,039,808 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0505)
  • Chevron Global Aviation 社は米国防兵站局 (DLA) から、燃料油を $37,552,214 (価格修正条項付き) で受注した。(SP0600-07-D-0510)
  • Alliant Techsystems 社 Integrated Systems Division は米海軍から、AN/AAR-47(V)2 ミサイル接近警報装置 (MAWS : Missile Approach Warning Set) のオプション契約分を $21,602,386 で受注した。内訳は Integrated Optical Sensor コンバータ (レーザー警報機能付き)×797 セットで、配分は 米空軍×644 ($16,988,619; 78.7%)、米陸軍×68 ($1,928,123; 8.9%)、米海軍×59 ($1,551,454; 7.2%)、州兵×20 ($567,095; 2.6%)、米海兵隊×6 ($567,095; 2.6%)。(N00019-06-C-0107)
  • OPNET Analysis 社は米海軍から、シミュレーション用ソフトウェアを $13,957,702 で受注した。ソフトウェア・モジュール、ライセンス更新、テクニカル・サポート業務も含む。1 年分のオプション契約 4 年分があり、すべて実現した場合の総額は $75,000,000。(N65236-07-D-7280)
  • Solpac (Soltek Pacific) 社は米海軍から、NAS North Island の Aviation Maintenance Facility にある Hanger 1456 の改修工事を $13,447,000 で受注した。固定翼機用になっていたものを、回転翼機用に変更する。(N68711-03-D-7059/#0005)
  • Northrop Grumman Mission Systems 社は米海軍から、C2PC (Command and Control Personal Computer) のリファクタリングをサポートする作業に関する修正契約を $8,325,440 (見込額) で受注した。(M67854-06-C-2023)
  • Minnesota Wire & Cable 社は米海軍から、Space and Naval Warfare Systems Center Charleston・Tactical C2 Engineering Division 向けに納入するケーブル・アセンブリを $7,430,346 で受注した。海兵隊の MRAP (Mine-Resistant Ambush-Protected) 計画に関連するもの。(N65236-07-D-6362)
  • The College Board 社は米海軍から、Defense Activity for Non-Traditional Education Support を対象とする試験管理業務と関連サプライ業務を、$6,880,000 で受注した。1 年単位のオプション契約 4 年分があり、すべて実現した場合の総額は $34,918,000。(N00189-07-D-Z047)
  • Bay Electric 社は米海軍から、MCAS New River に FRC (Fleet Readiness Center) Maintenance Facility を建設する作業を、$6,557,031 で受注した。1 階建てのデポ整備施設を建設する。(N40085-06-D-6006/#0001)
  • Lockheed Martin 社 Naval Electronics & Surveillance Systems 部門は米海軍から、トルコ向けに FMS 経由で輸出する Mk.41 VLS (Vertical Launching System) を $6,370,000 で受注した。スペアパーツ、専用工具、試験機材なども含む。(N00024-98-C-5363/#P00121)
  • Tybrin 社は米空軍から、誘導兵器の評価・シミュレーション、それとその他の研究開発業務に使用するソフトウェアを対象とするエンジニアリング・サポート業務のオプション契約分を、$37,965,521 で受注した。オプション契約の 5 年目。Air Armament Center 向け。(FO8635-02-C-0034/P00034)
  • Honeywell International 社は米空軍から、A-10、B-52、C-130、F-15、F-16 (Turbine Power Unit) C-5/E-3、B-1B で使用するグラウンド・カートに関連する兵站支援業務を、$34,936,373 で受注した。(FA8208-07-C-0001)
  • Lockheed Martin Aeronautics 社は米空軍から、FMS 経由で輸出する F-16 を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を $12,605,578 で受注した。(FA8604-07-D-7951)
  • Raytheon 社は米空軍から、GBU-28C/B 誘導爆弾を対象とする SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Module) の追加を、$10,287,445 で受注した。279 発を対象として、誘導ユニットへの SAASM 追加と、BLU-113/B 徹甲爆弾に合わせた Air Foil Group の改修を実施する。今後に導入する Enhanced Paveway III (EP-3) で SAASM を導入するのと関連する動き。(FA8681-05-C-0075/P00019)
  • Lockheed Martin Aeronautics 社は米空軍から、米空軍の F-16 と F-22 を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務を $8,767,176 で受注した。(FA8604-07-D-7950)
  • Hydraulics International 社は米空軍から、油圧ポンプ (Hydraulic Pumping Unit) を $7,113,688 で受注した。まず単品と関連データ、さらに量産型 70 基を納入する。(FA8533-07-D-0004-0001)
  • Diversitech 社と Call Henry 社のジョイント・ベンチャーは米空軍から、Civil Engineering and Base Maintenance Services のオプション契約分を $5,700,870 で受注した。土木工事関連のサポート・サービス、ベース・オペレーションとメンテナンス、補修、建設、装備導入などの作業を実施する。オプション契約 7 件のうちの 6 件目。(FA2550-02-C-005/P00083)
  • Cadence Contract Services 社は米陸軍から、ニューヨーク州 Fort Drum で実施する建設・メンテナンス・復旧工事、$11,500,000 分の delivery order を受領した。原契約は $61,500,000。(W911S2-04-D-0002)
  • FN Manufacturing 社は米陸軍から、M240B 機関銃で使用するレシーバー・カートリッジとブリーチ・ボルト、$5,337,030 分の delivery order を受領した。原契約は $49,500,000。(W52H09-07-D-0477)

なんだこれは (QinetiQ via Defense-Aerospace.com 2007/8/30)
英 QinetiQ は英国防省の RAO (Research Acquisition Organisation) から、UK Energetics (UK-E) consortium を主導する件を 3 年間・1,000 万ポンドで受注した。
これは、DTS (Defence Technology Strategy) と DIS (Defence Industrial Strategy) を兵器開発計画に適用する際に、イギリスが持つ経験・施設・技術の維持とリフレッシュを図るための研究活動を進めるのが目的。軍事力の維持には、然るべき能力を備えた兵装を維持し続けることが必要という考えによる。通常戦だけでなく、対テロ戦や戦略的抑止力も対象分野に含む。DE&S (Defence Equipment & Support)・DSTL (Defence Science and Technology Laboratory)・Counter Terrorism Centre・AWE などの政府機関も関与する。
UK-E のメンバーは、以下の企業と学校関連。
  • BAE Systems LSM (Land Systems MunitionsLSM) 社
  • UK-Energetics consortium
    • Chemring Group, Roxel (Rocket Motors) UK
    • Wallop Defence Systems and Fluid Gravity Engineering
    • Cranfield University
    • Imperial College
    • University of Aberdeen
    • University of Cambridge

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/9/5)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 285 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 77,234 名、海軍 5,523 名、空軍 7,061 名、海兵隊 5,926 名、沿岸警備隊 309 名。

キャノンの変身 (AFNews 2007/8/30)
米空軍は 8/30 に、ニューメキシコ州 Cannon AFB の 27th FW を、2007/10/1 付で ACC (Air Combat Command) から AFSOC (Air Force Special Operations Command) の麾下に移して、特殊作戦部隊・27th SOW (Special Operations Wing) に改編すると発表した。新生 27th SOW は、1st SOW (Hurlburt Field, FL) のシスターウィングとなる。
AFSOC 首脳部は当初、Cannon AFB の特殊作戦部隊に 16th SOW と名乗らせて、それに先立ち現 16th SOW を 1st SOW と改称する考えだったが、それだと "16th" の歴史や名誉を継承するのが難しいとして、ACC から "27th" の名称を譲り受けて使うことにした由。

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戦争・紛争

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/5)
Helmand 省の Musa Qalah ワジ西方で、警察 (Afghan National Auxiliary Police) と聯合軍がタリバンの待ち伏せ攻撃に遭遇。Sangin District Center 北東 10.5 マイルにある Anjir Shali という村落の付近をパトロールしていた際に、複数の建物に陣取った分隊規模の敵が、小火器・機関銃・RPG で撃ってきたもの。反撃したが敵も増強したほか、さらに村沿いに設置した塹壕からも撃ってきたため、航空支援を要請。敵陣に精密誘導兵器を投下して、敵 2 ダース以上が死亡。 Kandahar 省 Sha Wali Kot 地区の Alekowzi という村落近くで、警察 (Afghan National Civil Order Police) と聯合軍の合同パトロール隊が、10 名ほどの敵による小火器と機関銃の攻撃に遭遇。交戦開始から 20 分ほどで、近くの Hutak という村落でも敵が RPG を 20 発ほど撃ち込んできた。さらに 150 名ほどの増援が加わったため、小火器などで反撃するとともに航空支援を要請、敵陣を精密誘導兵器で爆撃、敵 40 名以上が死亡。
Ghazni 省では、アフガニスタン軍と聯合軍に対して敵が小火器・手榴弾・RPG で攻撃してきたために反撃、複数の敵が死亡、敵が陣取っていた施設も壊された。自爆ベストを身につけて武器を携帯した敵 1 名が逃走を試みたが、追跡を受けて射殺されている。
Kandahar 省北部では、アフガニスタン軍・聯合軍に対する待ち伏せ攻撃 2 件が発生、その際の交戦で敵 2 ダースほどが死亡した。まず、Sha Wali Kot 地区で 20-25 名の敵が小火器と機関銃で撃ってきて終日の交戦になり、反撃とともに要請した航空支援で 1 ダース以上の敵が死亡。アフガニスタン軍も負傷者 1 名。もうひとつも同じ地区で、パトロール中に 1 ダースほどの敵が小火器で撃ってきたため、反撃するとともに航空支援を要請。村の住民に対して、ラウドスピーカーで攻撃が切迫しているから避難するようにと呼びかけた後、敵が陣取っていた建物 2 棟を爆撃して破壊、敵 6 名が死亡、2 名が負傷。聯合軍に負傷者 1 名。

今日のイラク (AFPS 2007/9/5)
聯合軍が、Baghdad 南部でテロ攻撃を仕掛けていたアルカイダ関連組織の指導者を殺害。Arab Jabour で活動している組織で、ターゲットとなった建物に接近した際の撃ち合いで死亡した相手が、後で指導者だったと判明したもの。そのほかに 8 名を拘束、機関銃や RPG を発見して爆撃により破壊した。
聯合軍が Mosul・Bayji で 3 件の作戦を実施して、10 名を拘束。アルカイダ関連組織のリーダーを狙ったもので、拘束したうちの 1 名がリーダー、さらに別の幹部も含まれる。
Karbala では、聯合軍がイラン革命防衛隊 (Iranian Revolutionary Guards Corps Quds Force) の関係者など 2 名を拘束。イランからイラクに武器を密輸するほか、その他の兵站面の支援、イラン国内の訓練キャンプにおけるイラク人テロリストの訓練を実施していたとされる。聯合軍側では、イランがイラクに代理戦争を仕掛けていると説明。
Baghdad の New Baghdad 地区で、9/3 に米陸軍・第 8 騎兵聯隊・第 1 大隊・D 中隊が武装勢力の掃討作戦 "Operation Black Shark" を実施、4 名を拘束。AK-47 自動小銃 2 挺と弾倉 1 個、707,000 ディナールと 600 ドルの現金を発見。
イラク陸軍・第 9 師団が 3 日、New Baghdad 地区で活動している武装組織のメンバーを拘束。民間人に対する誘拐・拷問・殺人の容疑、イラク軍や聯合軍に対する銃撃・爆弾攻撃の容疑がある。現場ではボディ・アーマーや起爆用スイッチなどを発見。
米陸軍・第 1 騎兵聯隊・第 3 大隊・C 中隊の偵察隊が 2 日、Baghdad で 3 名を拘束、RPG 8 発、82mm 迫撃砲 6 門、破片手榴弾 2 発、迫撃砲弾の信管 21 個、爆発物を入れた 5gal ガソリン缶、導爆線 20 本、雷管 2 個、RPG 発射機 3 基、AK-47 自動小銃 2 挺と弾倉 7 個、爆弾製造材料を発見。
イラク陸軍・第 2 師団が Mosul 東方の Karama で 2 日、爆弾を隠していると見られる不審人物 2 名を発電所の前で発見して追跡。北方に移動して二手に分かれたところで、そのうちの 1 名を拘束。検査により爆発物の反応が出たほか、プラスチック爆弾、前夜に実施したイラク軍への待ち伏せの模様を記録した、ビデオカメラを所持していた。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/4)
Nangarhar 省の Khogyani で、聯合軍の CH-47 Chinook が予定外の不時着陸をする事件があったが、搭乗員は全員が無事で、怪我もしていない。また、敵対行動も報告されていない。原因については調査中。
Firebase Anaconda に対してタリバンが 82mm 迫撃砲を撃ち込んできたが、外れて近くの district center に着弾した。近接航空支援の航空機が駆けつけて発射地点への攻撃を行い、指揮官を含む敵 10 名が死亡。
Paktika 省では、アフガニスタン軍と聯合軍が 2 名を拘束、Ghazni 省ではアフガニスタン軍と聯合軍が交戦して敵方に複数の死傷者。Kandahar 省ではアフガニスタン軍と聯合軍がパトロール中に、40 名以上のタリバンによる攻撃を受けて交戦、敵 12 名が死亡。

今日のイラク (AFPS 2007/9/4)
Baqubah 北東、イラクとイランの国境に近い Qazaniyah という村落で、聯合軍が武器密輸容疑で 2 名を拘束。2 名は、イラン革命防衛隊 (IRGC : Iranian Revolutionary Guards Corps) Quds Force との接触があったとされる。このとき、AK-47 自動小銃や弾薬、その他の軍装品、文書類、プロパガンダ、現金を押収。
Baghdad 近郊の Rusafa では、聯合軍がアルカイダ関連組織をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で敵 2 名が死亡、10 名が拘束されたほか、現場で爆発物を発見した。拘束した中にはアルカイダ関連組織の幹部 2 名に加えて、武器密輸担当者も含む。"the Monster" と呼ばれる人物も拘束したが、これは 5/23 に死亡した活動家のエージェント。
Tarmiyah 北西で、聯合軍が武器集積所 2 ヶ所を発見、4 名を拘束。RPG、爆薬、IED、爆弾製造施設があり、建物ごと爆撃して破壊。Muqdadiyah 北方でも聯合軍がアルカイダ関連の施設を発見、1 名を拘束。
イラク軍と米軍特殊作戦部隊が、Baghdad 界隈で殺人集団に対する捜索を実施、New Baghdad の Bub al Shaam と Shaab の両地区で誘拐・拷問・殺人をはたらいていた容疑者を拘束。ボディ・アーマー、起爆装置、その他の爆弾製造材料を押収。
イラク軍が Kirkuk で、アルカイダ関係者 1 名を拘束。Ninewa 省や Salah ad Din 省、At Tamim 省で攻撃を計画していた容疑。その 2 日前に、この幹部の下にいる副指揮官を拘束しているが、こちらは旧 Baath 党の関係者。このとき、プロパンガスタンク、ワイヤー、125,000 ディナールの現金、文書類を押収。
Rabiah では、イラク軍と米軍特殊作戦部隊がアルカイダ関係者 6 名を拘束。そのうち 1 名は、Mosul で警官 7 名が死亡した事件に関与した容疑がある。それ以外は資金供給担当。これに加えて 40 名を拘束、ID カード・文書類・写真・書籍・IED 製造材料・機関銃弾の箱を発見。
米陸軍・第 25 歩兵師団の兵士が Baghdad 南東で、武装勢力 2 名を拘束、AK-47 自動小銃と弾倉 5 個、弾帯 (bandolier)、爆発物を発見。
2 日に Arab Jabour で、米軍の攻撃ヘリがアルカイダのアジトを攻撃、AGM-114 Hellfire×2 発、ロケット 7 発、機関銃を使用。別件で、Patrol Base Murray 近くで米軍兵士が、隠蔽したプラスチック製の樽を発見。中身は AK-47 自動小銃 3 挺、迫撃砲のプライマー 14 個、マガジン・キャリア 6 個とマガジン 24 個。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/3)
Kandahar の南西にある Ashoqeh Village で、アフガニスタン軍が武装勢力の指揮所をターゲットとする封鎖・捜索作戦を実施、その際の交戦で敵 25 名が死亡、さらに武器集積所が見つかった。建物 7 棟・2 ヶ所の拠点があり、複数の武装グループがここを利用しているという情報があった。また、Sanjaray 西方のハイウェイ 1 号線で発生した爆弾攻撃や待ち伏せ攻撃にも関連があるとみられていたもの。
まず、1 ヶ所目のターゲットで作戦を開始した際に小火器や機関銃による撃ち合いが発生して、近接航空支援を要請。これで敵 11 名が死亡 (被害はなかったが、敵が自爆攻撃を仕掛けていたことも後から判明)。さらに TNT 火薬などの爆弾製造材料、重機関銃、RPG、小火器と弾薬、ビデオカメラ 3 台を発見。続いて 2 ヶ所目に移動して、また機関銃による撃ち合いが発生。敵の火力が強力だったために航空支援を要請したところ、航空攻撃によって大規模な二次爆発が発生。これで敵 14 名が死亡。
Khowst 省の Sabari 地区で、警察がタリバン関連組織のリーダー Mohammed Ali Jan と、その他 10 名を拘束。聯合軍の顧問団がついて航空強襲作戦を実施したもの。
Kandahar 北方では、パトロール中の警察と聯合軍顧問団に対して武装勢力による待ち伏せ攻撃が発生、小火器などで反撃するとともに、車輌 2 台で逃走した敵を追跡。その後にパトロールを続けたところ、村落のただ中で 6 名ほどとみられる武装勢力の待ち伏せに遭遇したが、制圧。
Paktika 省では、アフガニスタン軍と聯合軍がアルカイダ関連組織を狙った作戦を実施、敵 1 名が死亡。Nangahar 省の Dowlat Sha 地区でもタリバン関連組織のリーダーを狙った作戦を実施して、拘束に成功。

今日のイラク (AFPS 2007/9/3)
George Bush 大統領と Robert Gates 国防長官がイラクを電撃訪問、各地の部族長と会談して今後の方策について協議した。また、現地の兵士を訪問して、ハードワークに対する謝意を表明。
イラク軍が Babil 省南部で、過激派組織のリーダーと、その部下の拘束に成功。Hillar 界隈で活動している組織で、聯合軍の基地や Regional Embassy Office に迫撃砲を撃ち込んだ容疑がある。そのほか、地元住民の暗殺や狙撃手の人集めも行っていたとされる。狙撃手について排卵に送り込んで訓練を受けさせた上で、イラクの警察や軍の関係者を狙わせた。
イラク陸軍・第 6 師団の偵察隊が Baghdad で、過激派組織のリーダー 1 名とメンバー 1 名を拘束。EFP 攻撃を仕掛けていた容疑があり、8/14 に発生した聯合軍への攻撃や、7/31 と 8/18 に聯合軍の基地に対して射撃を仕掛けた件に関与した模様。
イラク軍が 8/29-9/1 にかけて、"Operation Phantom Strike" の一環として Euphrates River 北方・Rawah 近くの Al Jazirah Desert でパトロールを実施、Al Rieq、Al Wara、Sinjar で強襲を実施して、アルカイダ関係者 1 名が死亡、Al Rieq で 6 名、Al Wara で 11 名、合計 17 名が拘束された。
イラク軍特殊部隊が 1 日、Nasiriyah で過激派組織のリーダー 1 名と、その部下 1 名、その他 5 名を拘束。米軍基地に対する攻撃や、イラク軍兵士に対する待ち伏せ攻撃の容疑。このとき、AK-47 自動小銃 3 挺と拳銃を発見。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 1 歩兵師団・第 4 歩兵旅団戦闘チーム "Dragon" が、Baghdad の Rashid 地区で 1 日、武器集積所 2 ヶ所を発見、1 名を拘束。また、別件で Doura 地区では 60mm 迫撃砲弾 4 発を発見した。
その Doura 地区では、米陸軍・第 12 歩兵聯隊・第 2 大隊 "Warriors" が、武器不法所持の容疑で 1 名を拘束。Hayy Aamel の警察署に分派されていた EOD チームが、80mm 迫撃砲弾 7 発、60mm 迫撃砲弾 3 発 (ワイヤーを結んで IED に改造したもの)、1077mm ロケット 6 発、RPG 5 発を破壊処分。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/2)
Helmand 省ではアフガニスタン軍と聯合軍が、ISAF (International Security Assistance Force) の掃討作戦 "Operation Palk Mesher" の一環として行動中。
アフガニスタンの軍と警察、それと聯合軍が、Helmand 省 Musa Qalah で谷間を横切ろうとした際に、タリバンによる待ち伏せに遭遇。塹壕同士を結んで構築した複数の陣地から、小火器、機関銃、RPG による攻撃を仕掛けてきた。小火器などで反撃したが敵に増援が加わったため、航空支援を要請、航空攻撃で敵 7 名が死亡。
31 日、同じ Helmand 省 Musa Qalah の Regay 北西で、パトロール中の警察と聯合軍に対して武装勢力による待ち伏せ攻撃が発生。小火器、迫撃砲、RPG で複数の陣地から攻撃を仕掛けてきた。航空攻撃を要請するとともにアフガニスタン軍が敵陣に突入、敵 12 名の死亡を確認。
その後も Musa Qalah valley の両岸ではアフガニスタン軍と聯合軍によるタリバン掃討作戦を継続、その際に再び、Regay 南方 7 マイルの地点で小火器と RPG による攻撃があり、小火器、機関銃、Mk.19 擲弾発射機で反撃するとともに航空支援を要請。この交戦で複数の敵が死亡した。
Ghazni 省 Dih Yak 地区では、外国人テロリストの手引きを行っている軍閥をターゲットとする作戦を実施、6 名を拘束、複数の敵が死亡した。また、現場にあった車輌から迫撃砲弾、砲弾、手榴弾多数、RPG、小火器用弾薬、抗弾ベストを発見して処分。武装した敵が逃げようとしたところを追跡、撃ち合いになり、この敵は死亡している。
Nuristan 省 Kamdesh 地区、Pitigal Valley で 31 日、アフガニスタン陸軍・第 201 兵団・第 1 旅団・第 2 大隊と聯合軍による武装勢力への攻撃を実施。その際の交戦で敵 11 名が拘束され、20 名以上が死亡した。現場はパキスタンとの国境から 4 マイルの山岳地帯で、ここを点々と移動している武装勢力がターゲット。現場では武器類、自家製爆薬、通信機器などを発見。

今日のイラク (AFPS 2007/9/2)
イラク陸軍・第 6 師団・第 4 旅団と、米陸軍・第 10 山岳師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 15 野戦砲兵聯隊・第 2 大隊が 1 日、Mahmudiyah で航空強襲作戦を実施して 59 名を尋問、そのうち 16 名を拘束。当地で活動しているシーア派過激派を狙った、"Operation Eagle Chickmauga" の一環。
Chaka 5 地区 (原文ママ) では、自動車爆弾攻撃未遂事件が発生。パトロール基地に突っ込もうという自動車爆弾に対して、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 509 空挺聯隊・第 3 大隊・C 中隊の兵士が重機関銃を撃ち込み、爆発させた。この後、小火器や迫撃砲による攻撃もあったが、軽傷者が出ただけ。
8/31 に Baghdad 南東の Tigris River Valley 界隈で、Task Force Marne 麾下、米陸軍・第 3 歩兵師団の戦闘航空旅団に所属するヘリコプターと、第 509 歩兵聯隊・第 3 旅団の兵士が航空強襲作戦を実施、7 名を拘束。"Operation Marne Husky" の一環として実施した、"Operation Falcon Fury" による 4 回目の航空強襲作戦。拘束したうち 4 名は爆発物の反応が出た。また、2 名は武器密輸の容疑がある。
Muqdadiyah 近郊では 8/31 に、イラク陸軍・第 5 師団麾下の 2 個中隊がアルカイダ関係者 36 名を拘束。8/21 に、第 5 師団に対して攻撃を仕掛けて 9 名が死亡した件と関係があるとみられる。アルカイダ関係者は Hamrin Ridge 界隈を隠れ家にして、爆弾攻撃や武器密輸を行っていたとされる。武器集積所 2 ヶ所の内容は 120mm 迫撃砲弾などで、これは F-16 が爆撃して破壊した。そのほか、車輌 4 台、バイク、爆薬、ロケット 4 発、対戦車地雷、砲弾、AK-47 自動小銃、無線機、プロパガンダ文書を発見・押収。
Tal Afar では、イラク軍が武器集積所を発見。迫撃砲弾、導爆線、時限信管、雷管、照明弾、無線機、発煙弾、TNT 火薬、電線といった内容で、破壊処分した。
Baghdad の Rashid 地区では、Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・台 23 歩兵聯隊・第 2 大隊の兵士が、建物の屋根上に陣取って迫撃砲を構えていた敵と交戦。AH-64 攻撃ヘリがこの敵を攻撃したところ、二次爆発が発生。その後の建物内の捜索で、狙撃銃、機関銃、AK-47 自動小銃、スコープ、イラク軍仕様のボディ・アーマーを発見。同大隊の C 中隊は後で、別件で狙撃銃と空の弾倉・ノート PC・弾薬ベルト・スコープ・狙撃銃の壊れたレシーバーと銃身を発見。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/31)
Helmand 省 Musa Qalah Wadi の Regay という村落近くで、アフガニスタン軍と聯合軍のパトロール隊に対して武装勢力が、複数の拠点から小火器・迫撃砲・RPG で攻撃を仕掛ける事件が発生。小火器と火砲で反撃したが敵に増援が加わったため、航空支援を要請。爆撃により多数の敵が死亡したほか、敵が増援部隊を運んできたトラックも破壊した。地上軍による反撃でも、複数の敵が死亡している。
Nuristan 省の Kamdesh 地区で 29 日、聯合軍が契約している民間業者のヘリコプターが RPG 攻撃を受けて、小破する事件が発生。無事に着陸でき、乗員も無事。アフガニスタン東部では、こうした契約民間業者のヘリコプターが補給物資の空輸を担当している。
アフガニスタン軍と聯合軍が 29 日、Helmand 省 Musa Qalah 地区の Khyajehdad という村落で、交戦後に麻薬関連施設を発見。この地区では、過去 4 日の間に、今回のものも含めて 2 ヶ所の麻薬関連施設が見つかっている。

今日のイラク (AFPS 2007/8/31)
聯合軍が Tigris River Valley で、Balad 南西方面での資金供給や、Salah ad Din 省でのイラク軍や聯合軍に対する攻撃を指示していたとされるアルカイダ関連組織のリーダーをターゲットとした作戦を実施。最近、Baghdad から Mosul にかけての地域でテロ組織に対する物資補給を担当するポジションに就いていたという情報や、聯合軍に対する化学兵器攻撃を目論んでいたという情報も。このとき、現場を制圧した後で近くの建物にいた敵と撃ち合いになり、敵 5 名が死亡、4 名が拘束された。
Baghdad の New Baghdad District で、Multinational Division Baghdad 麾下、第 2 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームに配属された第 8 騎兵聯隊・第 1 大隊・D 中隊の兵士が掃討作戦を実施して、24 名を拘束。
Bayji では、Haditha 界隈でテロ組織を仕切っている人物と、その他 2 名を拘束。
Baghdad 南方では、自動車爆弾攻撃を仕掛けている組織の幹部と、その他 5 名を拘束。2 名の前任者がそれぞれ 5/29 と 6/10 に拘束された後で、件の幹部がその地位に就いていた。同じ組織の幹部が複数名、過去 2 ヶ月に間に殺害、あるいは拘束されている。
Tarmiyah 北方では、アルカイダのアジトを狙った作戦を実施。ターゲットとなった建物で、起爆装置を仕掛けた自家製爆薬を発見。起爆前に処分に成功。
Karbala で 29-30 日にかけて イラク軍が、中隊指揮官クラスを含む Jaysh al Mahdi 軍閥の関係者 11 名を拘束。8/22 に発生した、Husaniyah の市長殺害事件に関与したシーア派過激派を含む。小火器による撃ち合いがあり、敵 1 名が死亡した。
Baghdad で 30 日、イラク軍特殊部隊がアルカイダ関連組織の幹部 1 名と、組織のメンバー 1 名を拘束。地元住民に対する誘拐・殺人や砲撃を指揮していたとされる。
米海兵隊・第 6 聯隊戦闘団 (RCT6 : Regimental Combat Team 6) に所属する海兵隊員が、29 日にアルカイダ関連の武装組織と交戦。Fallujah 北東の武器集積所で何かをトラックに積み込んでいた 3 名のグループ、別のトラックで乗り付けてきた 4 名のグループ、それに続く 6 名のグループを発見。そこで海兵隊が監視チームを分派したところ、3 台目のトラックが武器と覆面をした男性 3 名を乗せてやってきた。そこで航空支援を要請して最初のトラック 2 台を破壊、3 台目については航空攻撃に続いて乗っていた人を下ろし始めたため、砲撃を要請。一連の交戦で、敵 12 名の死亡を確認。また、武器や爆弾製造材料多数を発見して処分した。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/8/30)
アフガニスタン陸軍・第 205 兵団・第 1 旅団 (1st Brigade, 205th Afghan National Army Corps) の麾下部隊が Oruzgan 省にある Firebase Anaconda への攻撃を撃退、その際の交戦で敵 11 名が死亡した。聯合軍側は負傷者 2 名。武装勢力が複数の方向から 72mm ロケット、小火器、重機関銃で攻撃を仕掛けてきたもので、聯合軍の近接航空支援も加勢して反撃。今月に入ってから、この Firebase Anaconda が攻撃を受けたのは 4 回目で、過去の交戦で合計 74 名の敵が死亡している。

今日のイラク (AFPS 2007/8/30)
イラク空軍が初めて、米軍のパートナーによる支援抜きで、独力で任務飛行を実施した。8/25 に "Operation Power Line" として、送電網を上空から監視する任務飛行を行ったもの。武装勢力が送電線をちょん切って電力供給遮断を企てることがあるため、こうした監視飛行が必要になっている。
聯合軍が Tarmiyah で、聯合軍に対する攻撃を指揮していた武装勢力の親玉を殺害。ターゲットとなったビルに地上部隊が接近したところ、武装した敵が近くの建物に陣取っているのを発見、交戦になり、この敵が死亡。ターゲットとなった建物の屋根上にも武装した敵がいて、交戦の後に死亡。後で、これがターゲットの人物と判明。そのほか、11 名を拘束。
Baqubah では、宗派間対立に関与したり、アルカイダ関連組織に武器を供給したりしていた人物と、それ以外に 9 名を拘束。Mosul ではアルカイダ関連組織のリーダー (資金供給担当で、外国人テロリストの手引きも) を拘束。Baghdad 国際空港南方でのテロ活動を仕切っていた人物。それ以外に 7 名を拘束。Samarra 近郊では、テロ組織の幹部 1 名、建設中のモスクに隠れていたアルカイダ関連組織の幹部 1 名、その関係者 1 名を拘束。そのほか、Baghdad で活動していたテロ組織の元幹部 1 名を拘束しているが、この人物は Bayji 界隈のテロ組織を仕切っていた。そのほか、Bayji で活動しているアルカイダ関連組織のメンバー 4 名を拘束。
イラク軍が Muelha で、アルカイダ関係者 5 名を拘束。100 名以上の人員を擁する細胞組織があり、Baghdad 南方で聯合軍やイラク軍に攻撃を仕掛けていたとする情報がある。また、IED や迫撃砲、自動車爆弾による攻撃も仕掛けていた。
イラク軍が Taji でヘリ強襲作戦を実施して、11 名を拘束。アルカイダ関連組織のメンバーで、Karmah で狙撃行為を行っている組織を支援していたとされる。さらに、ターゲットとなった建物から近くのモスクに逃げ込もうとした 6 名を拘束。顧問団の米軍特殊作戦部隊が周辺封鎖をしている間にイラク軍がモスクの捜索を行い、4 名を拘束、AK-47 自動小銃 5 挺・ID カード多数・ライフル用スコープ・RPG 5 発・手榴弾 2 発・信管・自家製爆薬を発見、処分。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 227 航空聯隊所属の攻撃ヘリが、Baghdad 南方で武装勢力の車輌を破壊。
Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 1 歩兵師団の兵士が 28 日、Baghdad の Rashid 地区で掃討作戦を実施中に、爆弾を仕掛けた民家を発見。無事に TNT 火薬を発見して処分した。テロリストは住民を怯えさせるために、民家を破壊することがある。その第 1 歩兵師団は別件で、EFP、RPG 5 発と RPG 発射器 2 基、機関銃と銃弾 500 発を発見。現場を封鎖したときに武装した敵と撃ち合いになり、敵 1 名は死亡、もう 1 名が負傷した。
Baghdad International Airport 西方 15km、Niam Mashawn の近くで 28 日、米陸軍・第 10 山岳師団の兵士が武器集積所を発見。塩酸入りのプラ容器 411 個などを発見。塩酸は自家製爆薬の原材料に多用される。
27 日に Baghdad で第 23 歩兵聯隊の兵士が、ボディ・アーマー、米海兵隊の軍服、聯合軍の証明書 (certificate of achievement)、赤外線ストロボ、各種 ID カード、パスポートを発見。調査中。

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DID : Defence Industry Daily

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