今週の軍事関連ニュース (2007/09/21)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

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一般ニュース

それでも資金は回っている (Defense-Aerospace.com 2007/9/19-20)
欧州委員会 (European Commission) は 19 日に、Galileo 計画を継続するために必要とされる 24 億ユーロ (33 億ドル) の資金を確保する方法について、19 日の水曜日に発表するとした。そもそもこれは、民間資金を使って計画を進める目処が立たなくなったことが原因だが、フランスの衛星関連企業・Eutelsat が Galileo 計画に関心を示している、という話も。
そして、いざフタを開けてみたところ、MAFF (Multi-Annual Financial Framework) 2007-2013 の修正により各方面から資金をひねり出して、Galileo 計画向けの 24 億ユーロと EIT (European Institute of Technology) 向けの 3 億 900 万ユーロを捻出することになった。(Deutsche Welle German radio, European Commission)

黒水的不祥事 (DefenseNews 2007/9/17, VoA via Defense-Aerospace.com 2007/9/19-20)
アメリカの PMF (Private Security Firm)・Blackwater 社の社員が、スンニ派地域の Nusoor Square で発砲した際に、トバッチリで民間人に 11 名の死者が出る事件があった。これを受けてイラク内務省は、同社のライセンスを剥奪する措置をとった。ただし、これは一時停止という意味で、恒久的な出入り禁止ではないとされる。
Blackwater 社はイラク国内で、アメリカの外交関係者などを警護する仕事を担当している。今回の事件は、先週の日曜日 (16 日) に発生したもの。外交関係者の車列に対して迫撃砲攻撃があり、車列の近くに着弾した後で Blackwater 社の警備員が発砲、民間人 11 名がそのせいで死亡したというもの。
この件について、米国務省はイラク側の調査に協力すると表明、Condoleezza Rice 米国務長官は Nuri al-Maliki イラク首相に弔意を表明するとともに収拾に乗り出した。なお、Maliki 首相は、Blaskwater 社だけでなく、イラク国内で活動している他の PMF についても調査する意向を示している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/20)
  • 韓国政府は来年の国防予算について、対前年度比 9% のアップとなる 26 兆 7,000 億ウォン (289 億ドル) にすると発表した (2007 年度は 24 兆 4,900 億ウォン)。今後、国会の議決を経て実現することになるが、実現した場合には政府支出全体の 15.2% を占めることになる。作戦経費は 18 兆 9,000 億ウォン (+6.2%)、能力改善のための投資 (装備調達費) が 7 兆 8,000 億ウォン (+16.5%) といった内訳。兵士の待遇改善・福利厚生には 3 兆ウォン (+2.6%) をあてるほか、兵士の俸給も月額 80,000 ウォンから 88,000 ウォンに引き上げる。装備調達関連では UAV・歩兵戦闘車・揚陸艦など 1 ダース以上のプロジェクトがあり、総額は 120 兆ウォンに達する。(Korea Overseas Information Service)
  • Oxfam、Amnesty International、HRW (Human Rights Watch)、Landmine Action の四団体が、「世界第三位のクラスター爆弾ユーザーであるイギリスが、クラスター爆弾規制逃れをやっている」とする非難声明を出した。当初、Hydra CRV-7 ロケットをクラスター爆弾に分類していたが、2006/11/23 になって「CRV-7 はクラスター爆弾に該当しない」と分類替えをやった件を非難する内容。CRV-7 ロケットは M73 ボムレットを 171 発搭載できるとされる。また、砲兵隊が使用している M85 ボムレットについても、自爆機能があるという理由で維持しようとしているが、昨年にレバノンでは自爆機能付きサブミュニッションが大量に不発になった、と非難している。(Human Rights Watch)
  • スイスでも、クラスター爆弾の使用停止についてもめている。スイス政府はクラスター爆弾の使用停止については同意しつつも猶予期間を設けたい考えだったが、人権保護団体がこれに反発。問題になっているのは 20 万発の在庫を抱える M85 ボムレットで、Handicap International なる団体が、レバノンでは不発弾の比率が 5-15% もあったと非難している。これに対してスイス陸軍は、M85 にはすべて自爆装置を取り付け済みで、不発率を 2% まで抑え込んでおり、高い信頼性があると主張。(Swiss information service)
  • カナダ政府の閣僚 2 名 (Honourable Michael M Fortier, Minister of Public Works and Government Services、Honourable Vic Toews, President of the Treasury Board) が、FedAA (Federal Accountability Act) の履行に向けたマイルストーンとして、Procurement Ombudsman Designate と Code of Conduct for Procurement の制定について発表した。前者は、装備調達に関する透明性と説明責任の実現を実現するためのお目付役。後者は、発注元である政府と、発注先である民間企業の関係性について規定するもの。(Government of Canada)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/19)
  • 米上院の民主党議員に改めて、先に失敗した「イラク派遣米軍の撤収法案」を目指す動き。しかし、John McCain 議員のように「こうした法案は、最高司令官としての大統領の権限を侵す」と指摘する向きも。
  • 10 月に予定している AFRICOM の発足に備えて、米国防総省は 5 個の regional integration team 編成した。それぞれ、アフリカの東部・南部・中央部・西部・北部を担当するもので、AU (African Union) の地域区分、あるいは AU が編成を進めている 5 個即応旅団の地域区分に合わせている。
  • 中国人民解放軍は内蒙古の Zhurihe で、戦闘状況に関するデータをリアルタイムに伝達できるデータ通信システム "Qu Dian" をテストする目的で、2 日間の演習 "North Sword 0709" を実施した。参加兵力は 2,000 名。
  • シンガポールの貨物運送会社、World Freight Pte Ltd が、イランにミサイル部品を輸出しようとしたかどで有罪になり、$14,500 の罰金刑を食らった。

要らんものはコメ兵に売ろう (違) (DoD 2007/9/18)
米国防総省は、GPS (Global Positioning System) 用の NAVSTAR 衛星について、今後は SA (Selective Availability) 機能を実装するのを止めると発表した。SA とは民間用シグナルに対する意図的な精度低下機能のことだが、すでに 2000 年 5 月に使用を停止している。そのため、SA の実装を止めるからといって変化することはないのだが、GPS の民生利用に対してコミットする姿勢を見せる、というのが国防総省の説明。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/18)
  • アフガニスタンの Hamid Karzai 大統領はカナダの報道機関による取材に対して、「聯合軍の拙速な撤退は、我が国が流血のカオスと化す事態を招く」と発言した。現在は 2,500 名を ISAF に派遣しており、2009 年を派遣期限としているカナダに対して、アフガニスタンが自立した防衛力を整備するまで派遣を継続するよう求めたもの。
  • インドとフランスの海軍が 9/11-18 にかけて、ソマリア沖からアデン湾にかけての海域で合同演習 "Exercise Varuna-07" を実施した。コマンドー部隊の投入、空対地攻撃、洋上哨戒などといった内容。フランス海軍は Djibouti に根拠地を置いている。今回の演習にフランス軍が送り込んだのは、空軍の Mirage 2000×6 機と Puma ヘリコプター×2 機、洋上哨戒機×1 機、海軍の艦艇はコルベットの Commandant Blaison とフリゲートの La Motte Picquet。インド軍からは、駆逐艦 Rajput、ミサイルフリゲート Beas、補給艦 Jyoti、ヘリコプター×2 機、コマンドー部隊。
  • ロシアの Anatoly Serdyukov 国防相が職を辞した。9/14 に議会で承認を得たばかりの Viktor Zubkov 首相が発表したもの。Anatoly Serdyukov 国防相は首相の女婿にあたるが、このことが考慮した由。
  • 米ミサイル防衛局 (MDA) 長官の Henry Obering 空軍中将は、2001 年以降に実施した弾道弾迎撃実験が 36 回のうち 28 回成功したことを引き合いに出して、ヨーロッパ諸国の関係者に MD 構想を売り込んだ。また、イランは 2015 年までに弾道ミサイルによるヨーロッパ攻撃を可能とするだろう、ともいっており、それに対抗する手段として、東欧に配備を予定している MD エレメントの必要性を訴えた。
  • アメリカの専門家が 18 日に、ロシアがアメリカに対して共同使用を持ちかけている、アゼルバイジャンの Gabala にあるレーダー施設を訪問して、実況見分を行った。チェコに MD 用の X バンド・レーダーを配備する代わりとして利用を提案しているもの。旧ソ聯時代の 1984 年に、ミサイル攻撃に対する警戒手段としてレーダー施設を開設、中東・アフリカ方面の監視を担当した。1991 年のソ聯崩壊後はアゼルバイジャンの持ち物になったが、これをロシアにリースしている。現在のリース期限は 2012 年。当のアゼルバイジャンは、ロシアによる共同使用提案を歓迎する意向。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/18)
フィンランド軍参謀総長の Juhani Kaskeala 海軍大将は、軍が調達する装備品の価格高騰が、人員・装備の減少につながるのではないかと懸念を表明した。国防支出が現行水準のままで推移した場合、10 年間でフィンランド軍の規模が半分になってしまうとしている。(STT Finnish Government news)

久方ぶりの訪問 (NavNews 2007/9/17)
USS Forrest Sherman (DDG-98) が 9/17 に、モザンビークの首都・Maputo に寄港した。アメリカの軍艦がモザンビークを訪問するのは 33 年ぶりのこと。同艦は現在、東南アフリカ海域を担当する CTG60.5 (Commander, Task Group 60.5) に所属している。同地で、モザンビーク海軍の水兵 50 名を対象とするダメージ・コントロール訓練と、小艇運用訓練の実施を予定している。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/17)
  • ドイツの社会民主党 (SPD : Social Democratic Party) など、中欧 6 ヶ国 (ドイツ・チェコ・ポーランド・スロベニア・スロバキア・オーストリア) の社会主義政党が 14 日、アメリカが計画している、ポーランドとチェコへの MD エレメント配備に反対する宣言に調印した。「ヨーロッパの安全保障に悪影響をもたらし、軍拡競争の原因になる」という主張。なお、ハンガリーの社会民主党 (Hungarian Social Democratic Party) も会合に参加したが、「テロ攻撃に対する自衛能力は必要」として、宣言への調印は行わなかった。(Deutsche Welle German radio)
  • ロシアが先日、「真空爆弾」と称する大型燃料気化爆弾 "father of all bombs" の実験について発表したが、これに対して German Institute for International and Security Affairs に所属する兵器専門家の Sascha Lange 氏が疑義を呈した。以下、要約。(Deutsche Welle German radio)

    「世界最強の通常兵器」とするロシアの主張は正しいか ?
    疑わしい。公開した映像は、主張を裏付けるほど鮮明なものではないし、Tu-160 が兵器倉の扉を開ける映像は放映したものの、肝心の爆弾を投下する映像は放映していない。だから、違う機体を使って爆弾を投下した可能性もある。
    それ以外に、何か矛盾点は ?
    兵装を爆撃機から投下して炸裂させたことになっているが、本当にそうだったかは分からない。地上に置いた爆弾を起爆させても、同様の大爆発は起きる。また、現場は真っ平らな土地だ。テレビで放送した映像では、建物がなぎ倒される様子が映っているが、爆発前にそうした建物が存在していた様子は確認できない。つまり、テレビで放映した映像が、爆弾の投下から爆発、破壊に至る一連のシーケンスをそのまま放映したものとは断言できない。
    ロシア国営テレビが放映したビデオについて。
    「ロシアの新型爆弾」という見出しがついているが、テクノロジーそのものは目新しいものではない。米軍は過去に、この種の爆弾をベトナム戦争でも湾岸戦争でも使っている。コンセプトだけなら大戦中のドイツにも存在した。「我が国には最大級の爆弾がある」と放送することで、自国の国民に対して「強さ」をアピールする、政治的狙いがあったのではないか。
    「ロシアは MOAB の 4 倍にあたる威力を持つ爆弾を製造可能である」といえるのだろうか ?
    基本的には、可能だ。過去に、砲兵用ロケットなどでも同種の兵器を製造した実績がある。しかし、本当に MOAB の 4 倍の威力があるかどうかは分からない。MOAB はまったく別物の、10t 級の爆弾だ。今回の爆弾投下映像はむしろ、"Daisy Cutter" を想起させるものがある。
    ロシアはこの爆弾を、テロリスト対策として開発したといっているが、こうした用途に適合するものだろうか ?
    それは、「アメリカ人がテロリスト狩りのために核兵器を使いたがっている」というのに匹敵するこじつけだ。この種の爆弾は、テロリスト相手の戦闘には向いていない。アフガニスタンやイラクの戦場では反対に、兵装をできるだけ小型化・低威力化する方向にある。(今回のような大型・大威力の爆弾は) こうしたトレンドは異なる方向に向いている。
    では、ロシアはこれを何に使うのだろうか ?
    真っ先に考えられるのは心理戦だろう。アメリカはベトナムで (訳注 : BLU-82 Daisy Cutter を) ヘリコプター用の発着場作りに利用した。湾岸戦争では地雷原の啓開に利用した。アフガニスタンではほとんど使っていない。イラク戦争では心理戦兵器として使った。通常の爆弾では実現できない、尋常ならざる規模の爆発を起こすから、心理戦用途には向いている。
    ロシア軍を他国と比較したとき、どうか。
    冷戦終結で大打撃を受けて、そこから再建が始まったが、まだ古い装備を完全に置き換えるには至っていない。訓練水準も過去 15 年間にわたって低下しており、現在は水準が上がり始めているが、まだ低いレベルにある。真剣に受け止められるような軍事力を実現するには、まだ長い時間がかかるだろう。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/16-17)
  • 昨年 11 月に、完全に実働体制を整えたばかりの NRF (NATO Response Force) だが、一部の加盟国が過去数週間の間に派遣部隊の引き揚げを行ったため、25,000 名の定数を割り込む状況。
  • 英海兵隊から 100 名とインド軍が 9/17 から、インド北部・Kashmir の Ladakh 地区で 25 日間にわたる高地演習 "Himalayan Warrior" を開始した。現場の標高は 5,000m ほど。
  • (予想されていたこととはいえ) アメリカが発表した、台湾への P-3C と SM-2 の輸出案件に対して、中国は「うちの内政問題に手を出すな」と反発。
  • デンマークの治安部隊が Copenhagen で 11 ヶ所の家宅捜索を実施、アルカイダ関連のイスラム過激派に属するメンバー 11 名を拘束した。デンマークでは、DIA (Defense Intelligence Agency) と PET (Politiets Efterretnings Tjeneste) が組んで、軍人の家族を護るための活動を行っている。電話や電子メールなどの手段を利用した、軍人の家族に対する心理戦を仕掛けられている状況があるため。
  • フランスの Bernard Kouchner 外相は 16 日、「イランの核疑惑問題をめぐり、(フランスは) イランとの戦争が発生する可能性に備えている」と発言。ただし、そうした事態が切迫しているとは考えていない、ともいっており、世界で最強の力は "さらなる制裁措置の実現" としている。Nicolas Sarkozy 大統領も先月、イランの核開発を阻止するために政治的圧力をかけると発言している。
  • その Nicolas Sarkozy 大統領、「フランスが保有する核兵器は、隣国・ドイツを護るためのものでもある」として、核兵器がらみでドイツに協力構想を提示したが、ドイツの Chancellor Angela Merkel 首相と Frank-Walter Steinmeier 外相は、この提案を拒否。なお、フランスでは Jacques Chirac 前大統領が昨年 1 月に、「テロ支援国家に対して核兵器を使うこともあり得る」と発言している。ちなみに、フランスの核弾頭保有数は 200-300 発とみられる。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/14-15)
  • 英陸軍の Bowman デジタル通信システムが、インプリメントを行う BCIP5 を完了、続いて運用試験を行う BCIP6 に移行した。10-11 月にかけて、フィールド試験を実施する予定。これまでに、英陸軍の車輌 12,000 両に装備する予定の通信機器のうち、10,000 両が導入を済ませており、毎週 100 両ずつのペースで導入作業中。このほか、FRES (Future Rapid Effects System) や、WLIP (Warrior Lethality Improvement Program) 改修後の Warrior 歩兵戦闘車も Bowman を装備する。
  • ロシアの Vladimir Putin 大統領が 9/10-11 にかけて UAE を訪問、すでに UAE が保有している SA-18 Igla 地対空ミサイルと BMP-3 歩兵戦闘車のスペアパーツ供給、およびアップグレード改修について合意をまとめた。BMP-3 については 415 両ある。旧ソ聯時代の債務・5 億 8,000 万ドルを "現物払い" する一環。このほか、UAE の EISAT (Emirates Institution for Advanced Science and Technology) とロシアの Federal Space Agency が、UAE で初めての人工衛星、DubaiSat-1 の製造・打ち上げに関する合意をまとめたほか、両国の内務省はテロ・マネーロンダリング・組織的犯罪・武器などの密輸への対策で協力することになった。
  • 14 日、北大西洋にロシア空軍の Tu-160 Blackjack が出現して、ノルウェーからスコットランドにかけての洋上を飛行した。これに対して、ノルウェー空軍は Bodo から F-16 を、英空軍も戦闘機を発進させてインターセプト。
  • 仏国防省は、特に無職、あるいは低所得の若者に対して、スポーツ・イベントや体験訓練プログラム、奨学金、インターンシップといったプログラムを通じて、「成功を求めている人にとって、軍は最善の場所である」として、軍務に就くことの魅力を売り込む。Herve Morin 国防相が 13 日に明らかにしたもので、就職難に不満を持つ若年層の存在が念頭にある。[昔からの話ではあるけれども、「恵まれない環境に育っていても、軍務を通じてのし上がるチャンスがある」ってやつですな]
  • 米 Robotic FX 社が米陸軍から、爆弾処理ロボット・Negotiator×3,000 両を 2 億 8,000 万ドルで受注することになった。イラクやアフガニスタンで、洞窟や路傍爆弾での掃討に使用するもの。Negotiator は重量 45lb、すでに第一陣として 101 両をデリバリー済み。その Robotic FX 社は iRobot 社から、機密情報を持ち出したとして訴えられている最中。
  • ロシア海軍参謀総長が、定年を迎えた Vladimir Masorin 大将 (60) から、現北洋艦隊司令官の Vladimir Vysotsky 大将 (53) に交代することになったと報じられているが、まだ公式発表はない。

会議は踊る (VoA via Defense-Aerospace.com & DefenseNews 2007/9/13)
アメリカの John Rood 国務長官補佐は、アメリカがロシアに提案した東欧でのミサイル防衛関連協力について、ロシア側と合意したと発言。ただし、詳しい内容が明らかになるのは、来週にフランスの Paris で、ロシアの Sergei Kislyak 外務副大臣と会談した後になる、とした。
なお、その後に Paris で実施した米露協議について、Sergei Kislyak ロシア副外務相の談話として「大きな進展があったとはいえない」と発言。Vladimir Putin 大統領は当初、何らかの進展があると楽観的で、アメリカ側も新しい提案を持ってきたのだが、それでも溝が埋まるには至らず。ロシア側では「アメリカは新しい "ベルリンの壁" を作ろうとしている」といっている。
結局、改めて 10/3 に Moscow で協議することになった。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/14)
米議会の CBO (Congressional Budget Office) によると、イラク・アフガニスタンにおける戦闘で損傷した装備品の修理や代替品調達、再整備にかかった経費の累計は 380 億ドル、年間支出額は増え続けて、現在では 130 億ドルに達しているとのこと。陸軍と国防総省の主張では、この資金によって損傷した装備をちゃんと機能する状態に戻し、現地に派遣していない部隊が任務に対応できるようにするものだとしている。また、さらに追加資金が必要になるという話も。(CBO)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/9/13)
  • 9/12 に、マリの Tin-Zaouatene にある軍施設に対する物資輸送を実施していた米空軍の C-130 輸送機が、小火器で撃たれて損傷する事件が発生した。搭乗員に死傷者は出ていない由。
  • 英国防省では、アフガニスタンに派遣している Apache AH.1 搭載用ミサイルの RfP をリリースしているが、これに対して米 Lockheed Martin 社は、AGM-114 Hellfire の爆風破片弾頭型、MAC (Metal Augmented Charge) 型、サーモバリック型を、合計 500 発納入する提案を行う模様。別件で、既存の HEAT 弾頭型 Hellfire に金属製スリーブを追加して、炸裂した際に弾片を撒き散らすようにする改修構想もある。
  • Schott North American 社は、光ファイバーを利用して曲がり角の先を偵察するペリスコープ、Wound Fiber Bundle を開発した。暗視センサーを組み合わせて、夜間でも使用可能。
  • 英海軍の新型空母・CVF では主機・電力関連で 2 億 5,000 万〜2 億 8,000 万ポンドの調達を見込んでいるが、まず発電機を Thales 社に 1,000 万ポンド (2,030 万ドル) で発注した。CVF では Rolls-Royce 社の MT30 ガスタービン×2 基と Wartsila 社のディーゼル発電機×4 基を搭載、これらを中核とする主機・電力系統を Thales 社が、Rolls-Royce・Converteam・L-3 の各社とともに担当することになっている。
  • ちなみに、英海軍の CVF と仏海軍の PA2 は機材だけでなく鋼材の共同調達も行う予定で、これもコスト低減策の一環。
  • Thales 社は、UAV 用の海洋監視レーダー・Coastmaster を売り出した。重量 30kg で、既存 UAV の電子光学/赤外線センサー・ペイロードと入れ替わりに搭載できるような設計になっている由。周波数帯は Ku バンドで、リットラル環境での利用を想定している。11 月に飛行試験を実施する予定。
  • ドイツ陸軍は、アフガニスタンの ISAF 派遣部隊にマイクロ UAV・Mikado×10 機を投入すると発表。500m のレンジと 20 分の航続時間を持ち、200g のペイロードを搭載可能、センサーとしてカラーのビデオカメラ (オプションで赤外線カメラも搭載可能) を装備する。Mikado を投入するエリアは、Kunduz、Faizabad、Mas al Sharif だとしている。
  • BAE Systems 社は来年に、Talisman UUV と Herti UAV の間でデータリンクを行う実験を計画している。Talisman が収集したデータを、上空の UAV に送信するという内容。
  • ベルギー海軍は、30 年モノのフリゲート・Westdiep (2,200t) の買い手を探している。ポテンシャル・カスタマーとして、同型の Wandelaar を購入しているブルガリアの名前が挙がっている。
  • Racal Acoustics 社は、航空機搭乗員用の低周波ノイズ対策機器を DSEi に出展した。インターコム用のヘッドセットを使い、外部のノイズを打ち消すような音波を出す仕組み。以前から同様の製品はあったが、それは特定のノイズにだけ対応していたのに対して、こちらはもっと柔軟性があるとしている。
  • MBDA 社によると、イギリス軍の FASGW (Future Anti-Surface Guided Weapon) 計画で Sea Skua II が候補になっているほか、その Sea Skua II の改修型をフランスも採用する可能性があるとのこと。FASGW は、2014 年に就役予定の Future Lynx に搭載する対艦ミサイル。
  • その MBDA 社は、Fire Shadow なるミサイルのプロジェクトを立ち上げた。トラックに載せた 8 連装発射器から撃ち出して 150km 先まで進出、高度 10,000ft をロイターして、ターゲットが出現すると攻撃を加えるもの。全長 4m、重量 200kg、年内に飛行試験を予定している。
  • 瑞 Macroswiss 社が、重量 1kg の無人偵察車輌・Micro Spyrobot 4WD の計画をローンチした。お値段 $40,000、リモコン式でカラーのビデオカメラを持ち、特殊作戦部隊での運用を想定。同社はすでに、重量 5kg 級の無人車両をイギリス・ドイツ・ノルウェー・アメリカに納入した実績があり、Micro Spyrobot 4WD も米英で採用候補に挙げられている。
  • 先にロシアとの合同演習を実施したインド陸軍の 1 個中隊が、アラスカに移動して Donnelly 訓練場で米軍 700 名とともに、9/24 から合同演習を実施する。インド東部・Mizoram の Vairengte にある CIJWS (Counter Insurgency Jungle Warfare School) で、インド軍と米海兵隊の合同演習 "Yudh Abhyas" を実施した件のフォローアップとなるもの。
  • 別件で、インド北部・中国との国境に近い Jammu 地区の Ladakh と Kashmir で、イギリス軍もインド軍と合同演習を実施する。まず 9/15 から Ladakh で陸軍と空軍が参加して 3 週間の "Himalayan Warrior" 演習を実施、その後に両軍から 150 名ずつが参加して対テロ演習を実施する。
  • さらに、11 月にはインド軍から 70 名を中国に派遣して、成都軍管区で合同演習を予定している。

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産業・装備・調達

APKWS on Cobra (DefenseNews 2007/9/19, BAE Systems via Defense-Aerospace.com 2007/9/20)
米海兵隊の AH-1W Super Cobra 攻撃ヘリが NAWC China Lake で、APKWS (Advanced Precision Kill Weapon System)×2 発の試射を実施した。1 発は地上側、1 発は機上側のレーザー目標指示器で誘導した。
APKWS は重量 10lb、2.75in ロケット弾にレーザー誘導装置を追加して精密誘導兵器に仕立てたもので、2006 年に BAE Systems 社が 9,600 万ドルで受注している。お値段は 1 発 $10,000 で、陸軍に加えて海軍も APKWS の調達を議会に要求中、資金の目処がつけば、2009 年末に配備可能としている。そこで、海軍/海兵隊が持つ機体との互換性を検証するのが今回の目的。もっとも、APKWS を装備する際に機体側の対応やインテグレーション作業は必要ない。
BAE Systems 社の Frank Wilson 副社長いわく「ビルの中に狙撃手がいたとする。そこに Hellfire を撃ち込んだ日には、(狙撃手だけでなく) 建物ごと破壊してしまう」。つまり、Hellfire では余計な付随的被害が出てしまうような状況、あるいは Hellfire ではオーバーキルになる軽装甲ターゲットに対する使用を想定しているということ。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/20)
  • オーストラリア議会は、Queensland 州の RAAFB Amberley を対象とする施設改善工事・ステージ 3 の予算支出を承認した。総額 3 億 3,150 万豪ドルで、住宅、機体整備施設、燃料貯蔵施設、作業施設・訓練施設、給養施設、フィットネス・センターなどの建設、あるいは補修工事を行う。2008 年初頭に作業を初めて、2011 年中に完了の予定。RAAFB Amberley には、C-17A を装備する 36th qn. に加えて、2007 年末に 9th Force Support Battalion が移駐してくる予定。さらに 2009 年には A330 MRTT (Multi-Role Tanker Transport) を装備する 33rd Sqn.、その後に F/A-18E/F の配備も予定している。(Australian DoD)
  • また、C-17 Heavy Air Lift Infrastructure Project についても 2 億 6,820 万豪ドルの支出が承認された。C-17A 受け入れのために、駐機場、司令部ビル、ターミナル施設、シミュレータ、倉庫などを RAAFB Amberley に新設する。誘導路やターミナルなどの施設については、ここ以外に C-17A の運用先となる、RAAFB Darwin、RAAFB Edinburgh、RAAFB Pearce、RAAFB Townsville も対象になる。(Australian Minister of Defence)
  • 先日、IED ジャマー・CREW 2.1×2,250 基を受注した米 EDO 社だが、同社によるとこれは CVRJ (CREW Vehicle Receiver/Jammer) というそうで、すでに CVRJ×4,100 基と MMBJ (Mobile Multi-Band Jammer)×1,100 基を今年初めに受注しているのに続くもの、とのこと。さらにオプション契約分があり、実現すると最大 10,000 基の案件に発展する。さらに国防総省は 9/7 に、追加契約で 15,000 基に増やすと発表したところ。(EDO)
  • 伯 Embraer (Empresa Brasileira de Aeronautica S.A.) 社は、A-29 Super Tucano の 50 号機をブラジル空軍にデリバリー、納入セレモニーを同社 Gaviao Peixoto 工場 (Sao Jose dos Campos, Sao Paulo) で実施した。Super Tucano は、R-99A こと EMB-145 AEW&C (Airborne Early Warning & Control) やもR-99B こと EMB-145 RS/AGS (Remote Sensoring, Air-to-Ground Surveillance) といった ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) プラットフォームと組んで行動する。R-99A/B は、SIVAM (Sistema de Vigilancia da Amazonia/Amazon Integrated Surveillance System) の一環となるもの。(Embraer)
  • 瑞 Mowag 社は Saab Avitronics 社と組んで、8x8 装輪装甲車 Piranha IIIC に LEDS (Land Electronic Defence System) なる APS (Active Protection System) を装備したモデルをこしらえた。現代の AFV は、IED (Improvised Explosive Devices)、EFP (Explosively Formed Projectiles)、SC (Shaped Charge)、CE (Chemical Energy) といった、多様な脅威に対応することが求められている。また、平和維持任務でも RPG (Rocket Propelled Grenades) や ATGM (Anti Tank Guided Missiles) といった、正規軍相手の戦争並みの脅威に直面している。こうした脅威に対処できるようにするのが APS 装備の目的。LEDS は、センサー・スイート、中央制御装置、高速指向性ディスペンサー、各種カウンターメジャー (発煙弾、アクティブシグネチャ管理デバイス、ハードキル) で構成するもので、ソフトキルとハードキルの両方を実現可能。シグネチャ管理は、燃料油を使った爆弾や二次火災の発生に対処するも狙いもある。オプションとして、レーザー警報受信機や、アクティブ式脅威探知・追跡デバイスも用意する。MOWAG 社では Piranha に続いて、より小型の Eagle や Duro にも LEDS を実装する計画。(MOWAG)
  • 米 Rockwell Collins 社は Raytheon Missile Systems 社から、Strike Common Weapon Data Link の担当メーカーに選定された。受注額は 1,800 万ドル。これは米海軍 PMA-201 が窓口になって進めているプログラムで、AGM-154 JSOW (Joint Stand-off Weapon) や AGM/RGM/UGM-84 Harpoon 対艦ミサイルにデータリンク機能を追加、NCW 環境に組み込むもの。これにより、発射後の目標情報更新や BHI (Bomb Hit Indication) を実現できる。Rockwell Collins 社では「うちの製品は低リスクで費用対効果が高く、秘話性や耐妨害性を備える」としている。(Rockwell Collins)
  • 最新の、EADS 社の経営陣 (Executive Committee)。(EADS)
    • Louis Gallois : Chief Executive Officer
    • Francois Auque : Head of EADS Astrium
    • Lutz Bertling : Head of Eurocopter
    • Jean Botti : Chief Technical Officer
    • Fabrice Bregier : EADS Operational Performance
    • Ralph Crosby : Head of EADS North America
    • Thomas Enders : President and Chief Executive Officer of Airbus
    • Jussi Itavuori : Head of Human Resources
    • Marwan Lahoud : Chief Strategy and Marketing Officer
    • Hans Peter Ring : Chief Financial Officer of EADS
    • Carlos Suarez : Head of Military Transport Aircraft
    • Stefan Zoller : Head of Defence & Security

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/19)
  • Contact Corp. (Winchester, VA) は米海軍から、TEAMS (Tactical Antenna Mast System) を $24,001,161 で受注した。これは、M1123 HMMWV に搭載して見通し線 (LOS : Line of Sight) 通信を実現する、高さ 34-36m の通信用アンテナ・マスト。AN/MRC-142A と組み合わせる。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-06-D-7031)
  • McDonnell Douglas Corp. は米海軍から、T-45 Goshawk 関連のオプション契約を $13,309,866 で受注した。機体に加えて兵站支援分析、技術マニュアル、支援機材を対象とするサポート業務、試験関連の支援や計測、システム機材、補修作業といった内容。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0309)
  • Boeing Aerospace Operations (Midwest City, OK) は米海軍から、航空機の整備作業に関するオプション契約を $9,523,390 で受注した。対象となる機体は以下の通りで、いずれも配備先は NSWC (Naval Strike and Air Warfare Center。NAS Fallon, NV)。列線整備、中間整備、限定的デポ整備に加えて、兵站支援業務なども含む。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-01-C-0110)
    • F/A-18A/B/C/D×16
    • SH-60F×2
    • HH-60H×2
    • F-16A/B×14
  • Northrop Grumman Systems Corp.・Integrated Systems Air Combat Systems 部門 (San Diego, CA) は米空軍から、RQ-4 Global Hawk の運用業務に関する修正契約を $23,808,284 で受注した。期間は非公開。サポート業務、支援機材、スペアパーツなども契約に含む。303 AESG/PK, Wright-Patterson AFB, OH (F33657-09-G-4306/0041-04)
  • Aircraft Braking System (Akron, OH) は米空軍から、B-1B Lancer の降着装置で使用する熱遮蔽 (landing gear heat shields) を $23,430,364 で受注した。Department of the Air Force, Directorate of Contracting, Hill AFB, UT (F42620-03-G-0003-0084)
  • Computer Sciences Corp. Applied Technologies LLC (Fort Worth, TX) は米空軍から、ベース・オペレーション支援業務 (Base Operating Support Services) のオプション契約分を、$10,585,312.03 で受注した。42nd Contracting Squadron, Maxwell AFB, AL (F41689-01-C-0006-P002XX)
  • General Atomics (San Diego, CA) は米空軍から、MQ-1 Predator と MQ-9 Reaper を対象とする TLA (Target Location Accuracy) フェーズ I を $6,089,382 で受注した。658 AESS/PK, Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-05-G-3028/0017)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米国防兵站局 (DLA) から、光学探知機器 (Optics Detector) を $6,607,900.00 で受注した。DSCR (Defense Supply Center Richmond), Richmond, VA (SPM4A6-07-C-0081)
  • Cascade Designs Inc. (Seattle WA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍向けのスリーピング・マット (self inflating sleeping mats) を $5,490,000.00 で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-07-D-1561)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/19)
  • イギリス政府の 4 省が EADS 社との間で、戦略的提携を実現する SFA (Strategic Framework Agreement) に調印した。共通するビジネス上の関心事、つまり英国内における先端産業基盤の維持・発展について、協力関係を深度化するとしている。また、広範な戦略対話の実現、SEP (Strategic Engagement Plan) に向けた要求のとりまとめも行う。関連するメンツは以下の通りで、HMG と呼ばれる。背景には、EADS 社がイギリス軍の装備調達計画の多くでキー・プレイヤーとなっている事情がある。(MoD UK, EADS)
    • Ministry of Defence (MoD)
    • Department for Business Enterprise and Regulatory Reform (BERR)
    • Department for Innovation, Universities and Skills (DIUS)
    • Department for Communities and Local Government
  • EADS-CASA 社の Carlos Suarez Perez 社長、スペインの Jose Antonio Alonso 国防相、Francisco Jose Garcia de la Vega 空軍参謀総長などが参加して、Madrid 近くの EADS-CASA 社工場で、スペイン空軍向け Eurofighter Typhoon トランシェ 1 最終号機の納入セレモニーが開催された。これで第一陣の 19 機が揃い、この後に 33 機の第二陣が続く。Typhoon 計画によるスペイン国内での雇用創出効果は、直接・間接合わせて 22,000 人に相当するとのこと。(Spanish MoD)
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米空軍から、通常弾頭装備の ICBM (Conventional Ballistic Missile)・PGS (Prompt Global Strike) の担当メーカーに選定された、と発表した。Minotaur のブースターを安価な製品に変更してコストダウンを図る案について、検討を進める。その Minotaur は、MGM-118 Peacekeeper ICBM をベースにした標的ミサイル。ATK 社は固体燃料ロケットに関する長い経験があり、LGM-30 Minuteman、MGM-118 Peacekeeper、Small ICBM、MGM-31 Pershing II、各種 FBM (Fleet Ballistic Missile)、スペースシャトル用固体燃料ロケット・ブースターなどを手掛けている。(ATK)
  • 伊 Alenia Aeronautica 社は、Brno で実施した航空ショーに続いて、その数日後に Ostrava で実施した "NATO Day" にも C-27J を送り込んで宣伝した。チェコでは Aero Vodochody 社が近いうちに、C-27J のセンターウィングボックス製造を開始することになっている。なお、"NATO Day" には NATO の首脳陣や軍関係者が多く参加しており、C-27J とともにチェコ空軍からの受注を競っている、EADS-CASA 社の C-295 も展示されている。(Alenia Aeronautica)
  • ULA (United Launch Alliance。Boeing 社と Lockheed Martin 社のジョイント・ベンチャー) が、Delta II ロケットを使って Vandenberg AFB の Space launch Complex-2 から、Digital Globe 社の WorldView 衛星を打ち上げた。1997/5/5 に打ち上げた Motorola Satellite-1A 以来、Delta II は 10 年間にわたる実績がある。今回使用した ULA Delta II 7920-10 の 1 段目は、Pratt & Whitney Rocketdyne 社製 RS-27A メインエンジンと、ATK (Alliant Techsystems) 社製の固体燃料補助ロケット×9 基という構成。2 段目は Aerojet 社製 AJ10-118K を使用。次回は 9/26 で、NASA の Dawn 衛星を Cape Canaveral AFS の Space Launch Complex 17B から打ち上げる予定。(ULA)
  • 英海軍は、対機雷戦 (MCM : Mine Countermeasures) 用として米 Hydroid 社製の REMUS 600 UUV×2 システムを 550 万ポンドで発注していたが、これを近いうちに領収する。2009 年に就役の予定。水路調査や機雷の探知・識別、水中環境調査に使用するもので、1t 級クレーンがあれば発進・揚収が可能、水深 30-200m に対応 (UUV 自身は水深 600m まで運用可能)。動力源は充電式のバッテリで、航続時間は 70 時間超。これにより、艦やダイバーを危険にさらさずに済む新能力が実現する、としている。(MoD UK)
  • QinetiQ 率いる企業チームは英国防省から、2025 年の就役を目指す DFRS (Deep Fire Rocket Systems) の契約を 27 ヶ月・150 万ポンドで受注した。DSTL が実施する FIFS (Future Indirect Fire System) スタディをサポートして、キー・テクノロジーのリスク低減と、システム概念や性能データをまとめる作業を進める。この件には、MBDA、Roxel、Lockheed Martin UK INSYS の各社が QinetiQ の傘下に入って参画している。DFRS では、低抵抗技術と改良型のコンポジット固体燃料ロケット、終末誘導段階で機動性を高めるラテラル・ジェット・スラスターを組み合わせた革新的ロケットを、モジュラー構造の RPC (Rocket Pod Container) から発射する。小型で低リスクの "evolutionary" デザインと、高性能だが高リスクの "revolutionary" デザインの二種類を想定。(QinetiQ)
  • Thales 社の米国現地法人・Thales Communications 社は、米軍からの受注拡大を企図してアメリカ国内に新組織を設立した。光学機器を初めとする C4ISR の売り込みが狙い。2003 年以来、米海軍渡米沿岸警備隊に HF 無線機を納入しているが、さらに製品ラインナップと販路を広げる。(Thales Communications)
  • 米 iRobot 社は米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA : Naval Sea Systems Command) から、爆弾処理ロボット PackBot MTRS (Man Transportable Robotic System)×128 両を総額 1,900 万ドルで追加受注した。これで累計受注額 9,400 万ドル。2008 年半ばまでに納入の予定。米軍は 2012 年までに MTRS を 1,800 両とスペアパーツや訓練業務などを、総額 2 億 6,400 万ドルかけて調達する計画で、その一部を構成する。MTRS は、PackBot EOD (Explosive Ordnance Disposal) ロボットをベースにした発展型。iRobot 社はこれまでに、累計 1,000 両を超える PackBot シリーズを軍民双方のカスタマーに納入済み。(iRobot)
  • 仏 DCNS 社は、10/9-12 にかけて Paris で開催する国内治安関連の展示会・Milipol に初出展すると発表した。海洋防衛分野のノウハウを売り込む。(DCNS)
  • 伊 Rheinmetall Italy 社は Amoun 防空システムをクウェートに送り込み、Kuwait City 西方 100km の砂漠で Aspide ミサイル×5 発と、さらに 35mm 対空機関砲を 6 回にわたって発射するデモンストレーションを実施した。通常の敵機要撃だけでなく、たーけっ゛とが味方機と判明したために要撃を中止してミサイルを自爆させるデモンストレーションも実施した由。Amoun 高射隊は、Skyguard FCU (Fire Control Unit)、35mm 対空機関砲×2 門、Aspide 用の SAM 発射器×2 基で構成する。これを、1990 年のイラク軍クウェート侵攻で喪失した分の代替として 2002 年に発注決定したもので、最終的に 5 個高射隊分の調達を予定している。(Rheinmetall Defence)
  • 米 Northrop Grumman 社は、DARPA (Defense Advanced Research Project Agency) から受注して開発を進めているデータリンク・QNT (Quint Network Technology) のデモンストレーションを、成功裏に実施した。米空軍 ESC (Electronics System Center)・DARPA・Northrop Grumman 社・Rockwell Collins 社の共同プロジェクトで、米空軍の GCIC (Global Cyberspace Integration Center)、ESC、AFRL (Air Force Research Laboratory)、米海軍が資金を出している。今回のデモンストレーションは、ESC の Laser Target Imaging Program や USJFCOM の "Bold Quest" 演習に合わせて実施した。Northrop Grumman 社の LITENING AT ターゲティング・ポッドに QNT を接続して、秘話双方向データリンク経由でストリーミング・ビデオを配信したり、双方向機能を使って地上側から画面中の目標を指示したり、といった内容。伝送可能距離は最大 50nm ある。指向性アンテナを必要としなくてもこの性能なので、作戦上の柔軟性は高いとしている。無線通信技術 (waveform) は TTNT (Tactical Targeting Network Technology) 用の Small Form Factor を使用。また、マルチキャスト配信も可能。米国内外に累計 500 基の納入実績がある LITENING AT ポッドは GPS 誘導兵器の目標指示が可能で、1,024×1,024 ピクセルの CCD TV カメラ、LST (Laser Spot Tracker)、赤外線レーザー・マーカーを装備。さらにLITENING 4th Generation では 1,024×1,024 ピクセルの FLIR (Forward Looking Infra-Red) を追加して、昼夜を問わない目標の捕捉・識別を可能とした。(Northrop Grumman)
  • セキュリティ関連のワイヤレス関連製品を手掛ける米 Fortress Technologies 社は、オーストラリアの Gladstone Port で実施した第 III 海兵遠征軍 (III MEF : Marine Expeditionary Force) の演習で、機動展開式 RFID キットの一環となるワイヤレス・バックボーンのデモンストレーションを実施した。システム構成は以下の通り。
    • ES520 Secure Wireless Access Bridge
    • Secure Client Bridge
    • クライアント用ソフトウェア
    • アンテナ
    • RFID リーダー (これのみ Savi Technology, Inc. 製)
    兵站システムの管理に使用するもので、海兵隊が簡単に機動展開して RDIF チェックポイントを運用できるシステムを求めている事情がある。(Fortress Technologies)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/18)
  • Supplycore, Inc. (Rockford, IL) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの MRO (Maintenance, Repair and Operations) と補給品 (operations supplies) を、$525,000,000 (価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-02-D-0122)
  • McDonnell Douglas Corp. (Huntington Beach, CA) は米空軍から、FY2008 分の Delta II ロケット打ち上げに関連する、オペレーション、メンテナンス、製造語のサポートと保管、といった業務に関する修正契約を、$89,003,797 で受注した。SMC (Space and Missile Systems Center), Space Launch and Range Systems Material Wing (LRSW), Los Angeles AFB, CA (F04701-93-C-0004, P00361)
  • Lear Siegler Services Inc. (Gaithersburg, MD) は米空軍から、T-1・T-6・T-37・T-38 で実施する座学・シミュレータ訓練用のコースウェア開発を、$42,511,776 で受注した。AETC (Air Education and Training Command) が以下の基地施設で実施する、未修パイロット訓練 (UPT : Undergraduate Flying Training)、戦闘機導入課程 (introduction to fighter fundamentals)、戦闘システム士官課程 (combat systems officer training) 向け。AETC Contracting Squadron, Randolph AFB, TX (FA3002-07-D-0020)
    • Randolph AFB, TX
    • Vance AFB, OK
    • Columbus AFB, MS
    • Sheppard AFB, TX
    • Laughlin AFB, TX
  • Boeing Co. (Newark, OH) は米空軍から、Minuteman III ICBM の誘導システム換装と、Minuteman・Peacekeeper の解役・処分作業を、$7,678,000 で受注した。OO-ALC/PKE, Directorate of Contracting, Hill AFB, UT (F42610-99-D-0006-0031)
  • ITT Industries Systems Division (Cape Canaveral, FL) は米空軍から、Eastern Range で使用するデジタル計測・記録装置 (digital instrumentation recorder) の調達・導入、マネージメント、ハード/ソフトのインテグレーションと試験に関連するテクニカル・サポート業務に関する修正契約を、$7,601,681 で受注した。アナログ式の記録装置をデジタル化するための案件。SMC SLG/PK, Peterson AFB, CO (04701-01-C-0001, P00428)
  • Insight Technology, Inc. (Londonderry, NH) は米海軍から、海兵隊の小銃手向け暗視サイト・IWMS-I2 (Individual Weapon Night Sights, Image Intensified) の製造・納入・サポート業務を、$53,000,000 で受注した。最低 25 基を納入する。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854 07 D 1012)
  • Raytheon Technical Services Co., LLC, (Indianapolis, IN) は米海軍から、TFIS (Trainer Fault Insertion System) など、V-22 関連の訓練機材について、追加分の開発・納入を $25,000,000 で受注した。V-22 用訓練機材の電子機器を段階的に更新する作業も実施する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N61339-07-D-0018)
  • PAE Government Services, Inc. (Los Angeles, CA) は米海軍から、ジブチの Camp Lemonier で実施する設計・建設・建て替え・補修業務を $10,000,000 で受注した。4 年分のオプション契約があり、すべて実現した場合の総額は $50,000,000。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Europe and Southwest Asia (N33191-07-D-1503)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米海軍から、ESSM (Evolved Seasparrow Missile) を対象とするテクニカル・エンジニアリング・サポートに関する修正契約を $9,586,893 で受注した。ミサイル本体の改良、支援機材の改良、ソフトウェアに関するエンジニアリングと改良、信頼性監視、安全性監視、品質管理、兵站関連の作業を実施する。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington, DC (N00024-07-C-5432)
  • BAE Systems Information & Electronic Systems Integration, Inc. (Greenlawn, NY) は米海軍から、AN/USM-708 通信/航法用アビオニクス試験装置 (CRAFT : Communication/navigation Radio Frequency Avionics Flightline Tester) と組み合わせて使用する、KIV-78 モード 4/5 暗号化装置×450 セットを $7,626,088 で受注した。海軍向け 445 セット、陸軍向け 5 セット。さらに空軍向けのエンジニアリング業務も含む。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-07-D-0033)
  • P&S Construction, Inc. (Lowell, MA) は米海軍から、Naval Submarine Base, New London の機械工場、Building 40、Building 88 を対象とする補修工事を、$5,957,000 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N62472-05-G-0222/#0052)
  • Interstate Electronics Corporation (Anaheim, CA) は米ミサイル防衛局 (MDA) から、Translated GPS (Global Positioning System) Range System の運用、維持、ミッション・サポート、ハードウェアを、$46,747,298 (上限価格) で受注した。Missile Defense Agency, Washington, DC (HQ0006-07-D-0005)
  • Jordon-BE&K Federal Group (Dallas, TX) は米陸軍から、テキサス州 Grand Prairie に Armed Forces Reserve Center を建設する作業を $29,124,523 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Louisville, KY (W912QR-07-C-0063)
  • AAI Corp. (Hunt Valley, MD) は米陸軍から、遠隔ビデオ端末 (system remote video terminal system)×1 と多指向性アンテナ×1 に関する修正契約を、$13,197,998 で受注した。AMCOM (U.S. Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-06-C-0190)
  • Alutiiq International Solutions L.L.C. (Aurora, CO) は米陸軍から、ニューメキシコ州 Cannon AFB に給養施設を新設する工事を $9,992,176 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Albuquerque, NM (W912PP-07-C-0022)
  • Northrop Grumman System Corp. (Sierra Vista, AZ) は米陸軍から、RQ-5 Hunter UAV 関連機材の再生補修・改修・インテグレーション作業に関する修正契約を $9,700,000 で受注した。戦闘で損傷した機材の修復案件。AMCOM (U.S. Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-04-C-0082)
  • ECI Construction Inc. (Shawnee Mission, KS) は米陸軍から、オクラホマ州 Vance AFB で駐機場と列線施設の追加・建て替えを実施する工事を、$7,298,420 で受注した。U.S. Army Engineer district, Tulsa, OK (W912BV-07-C-2011)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/18)
  • 米 General Dynamics 社から、General Dynamics C4 Systems 社と米 Lockheed Martin 社と共同で米陸軍向けに開発している WIN-T (Warfighter Information Network-Tactical) に関する発表。(GD)
    • WIN-T の前につなぎとして導入を進めている JNN (Joint Network Node) を、WIN-T Increment 1 と改称。これは、既存のネットワークや衛星通信網を強化するもので、すでにイラクやアフガニスタンで実戦投入中。
    • その後の WIN-T Increment 2 と Increment 3 については、6 月に実施した計画再編成を受けて、2 件の増額契約を受注。これで総額 9 億 2,100 万ドル。
    • そのうち Increment 2 が 1 億 2,600 万ドルで、衛星や空間波無線を使って、移動中でも利用できるブロードバンド・ネットワークを実現する。2009 年の配備を予定。
    • Increment 3 が 7 億 9,500 万ドルで、通信能力・秘話能力・移動中の通信能力をフルレンジで実現。2011 年に限定ユーザー試験を開始予定。また、FCS (Future Combat System) が要求しているサイズ、重量、出力、冷却機能を実現。
    • WIN-T Increment 4 の契約はまだ。衛星通信能力のプロテクション強化に加えて、TSAT (Transformational Satellite) との組み合わせにより、スループットの向上を図る。
  • 韓国軍の装備調達部門・DAPA (Defense Acquisition Program Administration) は、2022 年までに韓国を世界で 10 番目の兵器輸出国にしたいと表明した。まず 2011 年に年間輸出額を 10 億ドルに、これを 2022 年に 20 億ドルに増やすという内容。ちなみに過去の実績は、2003 年が 2 億 4,600 万ドル、2004 年が 4 億 1,900 万ドル、2005 年が 2 億 6,200 万ドル。このほか、実用化を目指す中核技術 10 種類と、国内生産を目指す兵器 10 分野を規定した。これにより、軍の研究部門・ADD (Agency for Defense Development) や民間研究部門の育成を図る。これを予算面から支えるため、研究開発経費については 2010 年まで 20% ずつ増やす。その後は 2020 年まで、4.7-10% 程度の伸びとする。(Korea Overseas Information Service)
  • 米 Lockheed Martin 社によると、同社が先日に米海兵隊から 1 億 4,480 万ドルで受注した EPLS (Embedded Platform Logistics System) は、海兵隊の LAV (Light Armored Vehicle)、MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacement)、AAV (Amphibian Assault Vehicle) といった車輌を対象として、"condition-based maintenance" による即応性改善を図るものである、とのこと。海兵隊が進めている Marine Corps Logistics Modernization なるプログラムの一環で、センサー、車載コンピュータ、ディスプレイ、車輌の状況を監視する各種機器といったものに手を入れるほか、兵站支援面の改善も図る。そのほか、データベースとユーザー向けアプリケーションの整備により、兵站支援や即応体制などの情報を提供する機能を改善する。個々の車輌に取り付けたセンサーから集めた情報を集積して、EPLS が分析する仕組み。F-35 Lightning II 用に開発した ALIS (Autonomic Logistics Information System ) や、イギリス軍向けに開発した Joint Asset Management Engineering System の経験を活用している。(Lockheed Martin)
  • Thales UK 社は、Starstreak 地対空ミサイルの新型、Starstreak II について発表した。射程を 7km 超まで延伸したほか、射高の引き上げ、誘導精度の改善により、小型目標の要撃能力を高めたとしている。つまり、低空を飛行する UAV や攻撃ヘリの要撃を意識した改良。Multi-Mission System や Lightweight Multiple Launcher といった発射器を使い、誘導方式は前モデルと同じレーザー・ビームライド。"missile" ではなく "hittile" で、ミサイルの先端に取り付けた 3 個の鏃により、ターゲットを直撃破壊する。(Thales UK)
  • 土 TAI (Turkish Aerospace Industries, Inc.) と土 TEI (TUSAS Engine Industries Inc.) の両社は、航空機用エンジンにおける協業について発表した。自国向けの機体に自国製のエンジンを積むことで、自国企業の利益を最大化する狙いがある。TEI が開発したターボプロップ・エンジンを、TAI のターゲット・ドローン "Turna" に搭載するというもの。(TAI)
  • 米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社は米陸軍 TACOM Lifecycle Management Command から、Stryker Medical Evacuation Vehicle×33 両を 3,800 万ドルで、M1 Abrams 戦車の STS (Systems Technical Support) を 1,900 万ドルで、それぞれ受注したと発表した。前者は 2010 年 1 月に完納予定。後者は、既存の戦車に対して老朽化したパーツの交換や改良作業を行うもの。(GD)
  • AgustaWestland 社は、ポーランド軍の Tactical Transport Helicopter 調達構想向けとして、NH90 の売り込みを担当することになったと発表した。NH90 は完全装備の兵員 20 名を搭載でき、エンジンは General Electric/Fiat Avio の T700-GE-T6E1、あるいはRolls-Royce/Turbomeca RRTM322-01/9 ターボシャフトの双発、ヘリコプターとしては初めて、完全に FBW (Fly-By-Wire) 化している。AgustaWestland・Eurocopter・Stork Fokker の三社が共同設立した NH Industries 社が開発・製造を担当している。(AgustaWestland)
  • チェコの Aero Vodochody 社は、2006/9/2 に調印した契約に基づいて同社がセンターウィングボックスの生産に参画している Alenia C-27J Spartan について、今後 10 年間で同機関連の売上が 60 億コルナに達するという見込みを示した。それにより、チェコの対外貿易収支にも良い影響があるとしている。同社製のセンターウィングボックスは、今年 10 月からデリバリーを開始する予定。(Aero Vodochody)
  • 米 FLIR Systems 社は UAE から、安定化機能付きのマルチセンサー・システム、Star SAFIRE III を 2,860 万ドルで受注した。国土防衛・重要拠点監視の目的に使用するもの。2008-2009 年にかけて納入予定。(FLIR Systems)
  • 米 Boeing 社は、SDB (Small Diameter Bomb) Increment I の FLM (Focused Lethality Munition) について、9/14 に二度目の試験飛行を成功裏に実施したと発表した。場所はニューメキシコ州の WSMR (White Sands Missile Range)。7/11 にオートパイロットの性能検証を実施したのに続くもの。同社が米空軍から、Joint Capability Technology Demonstration として 2,700 万ドルで受注している SDB I FLM は、弾体を鋼鉄からカーボンファイバーに変更するとともに炸薬の威力を高めて、爆風の威力増大と弾片の飛散減少による、威力増大と付随的被害低減の両立を狙ったもの。(Boeing)
  • 米 Boeing 社と米 Insitu 社は、ScanEagle UAV が 700 回目の艦上回収と累計飛行時間 50,000 時間を達成したと発表した。2004 年に配備を始めた ScanEagle は、飛行時間のうち 11,000 時間を米海軍の手で記録している。回収時に滑走路もネットも必要とせず、機体側のフックをロープにひっかけて取り込む仕組み。SuperWedge 発射器による発進も、SkyHook による回収も、自動的に行える。ターンアラウンドタイムも短く、回収してから次に発進するまで数分程度で済む。(Insitu)
  • 米 GenCorp 社傘下の Aerojet 社は米 Raytheon Missile Systems 社から、NCADE (Network Centric Airborne Defense Element) で使用する推進システムに関するリスク低減作業を 350 万ドルで受注した。NCADE は、弾道ミサイルをブースト段階、あるいはターミナル段階で要撃する航空機搭載用ミサイル。Aerojet 社の推進システムでは、高性能と毒性の低さを両立させる Hydroxylammonium Nitrate (AF-M315E) 推進薬を使用する。NCADE 用の AF-M315E 推進薬は 150lb の推力を 25 秒間にわたって発揮できる。(Aerojet)
  • 仏 Sagem Defense Securite 社の 社長兼 CEO に、現在は Snecma Services 社の社長兼 CEO を務める Jean-Lin Fournereaux 氏 (55) が指名された。Jean-Paul Herteman 氏の後任。Snecma Services 社については、Hispano-Suiza 社上級副社長の Denis Vercherin 氏 (54) が後任となる。(Safran)
  • IAI (Israel Aerospace Industries Ltd.) 社の米国子会社、Stark Aerospace 社が、ミシシッピー州 Starkville に事業所を開設した。RQ-5 Hunter UAV を Northrop Grumman 社向けに製造・納入するのが仕事。もうひとつ、ミシシッピー州 Columbus にも同社の事業所があるが、こちらは AAI 社の RQ-7 Shadow UAV に搭載する POP (Plug-in Optronic Payload) を担当する。(Stark Aerospace)
  • 米 United Technologies 社傘下の Hamilton Sundstrand 社は、CH-53K の二次動力系 (環境制御システム、APU、エンジン・スターター) について、設計・開発・製造を担当することになった。設計・開発は直ちに開始、2009 年の納入開始を目指す。最終的に 4 億ドルあまりの売上を見込む。環境制御システムとエンジン・スターターはコネティカット州 Windsor Locks、APU は カリフォルニア州 San Diego の事業所が担当する。同社はすでに、CH-53K の FBW 制御用コンピュータと、メインローター/テイルローター用のアクチュエータも担当する話が決まっている。(Hamilton Sundstrand)
  • 英 Rolls-Royce 社は 1 億ポンドを投資して、航空宇宙関連の事業所を 2 ヶ所 (Derby South MP と Rt Hon Margaret Beckett)、新たに開設した。イギリス国内における、1999 年以降の累計投資額は 4 億ポンドに達する。(Rolls-Royce)
  • 米 ITT 社は、米 EDO 社の買収を発表した。1 株あたり $56 の現金買収で、総額は 1 億 2,000 万ドルの負債肩代わりも含めて 17 億ドル。ITT 社はセンサーや監視システムや軍用通信機に、EDO 社は軍用エレクトロニクス製品や移動体通信製品・アンテナ関連に強い。(ITT)

やっと正式決定 (DefenseNews & DID 2007/9/17)
サウジアラビアによる Eurofighter Typhoon トランシェ 2×72 機の調達 (Project Salam) が正式決定、契約書に調印の運びとなった。総額 44 億 3,000 万ポンド (89 億ドル)。この金額は、当初に予想されていた 60 億ポンドと比較すると大幅に少ない。ただし実際には、就役後のサポート経費 20 年分などが加わるため、後日の増加が見込まれる。
最初の 24 機は BAE Systems 社の Warton 工場で組み立てたものを現地に空輸するが、残り 48 機はサウジアラビア国内で組み立てる。また、パイロットと整備要員を RAF Coningsby で訓練する件や、AAM・ASM (Storm Shadow ミサイルも含む模様) といった兵装類も契約に含む。

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/17)
  • SAIC (Science Application International Corp., Fairfield, NJ) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの MRO (Maintenance, Repair and Operations) 向け補給品納入業務を $1,050,000,000 (価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 3 年目。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-02-D-0121)
  • Hesco Bastion Ltd. (Great Britain) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの Hesco Bastion Concertainer Defense Walls を $717,000,000.00 (価格修正条項付き) で受注した。基本契約 90 日、90 日分のオプション契約×2 件で構成するブリッジ契約。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-04-D-0239)
  • COLSA Corp. (Huntsville, AL) は米ミサイル防衛局 (MDA) から、MD 関連のシミュレーション施設、コンピューティング・リソース、エンジニアリング・サービス、O&M (Operation and Maintenance) サポート業務を、$64,782,649 (上限価格) で受注した。Missile Defense Agency, Huntsville, AL (HQ0147-07-D-0002)
  • The M7 Aerospace (San Antonio, TX) は米空軍から、C-20 を対象とする CLS (Contractor Logistics Support) のオプション IV 契約分を $60,250,000 で受注した。727 ACSG, Tinker AFB, OK (FA8106-04-C-0003/P00135)
  • Earth Tech, Inc. (Long Beach, CA) は米空軍から、AETC (Air Education and Training Command) 向けの環境関連業務 (architect-engineer environmental services) を $50,000,000 で受注した。法令遵守、原状復帰、汚染防止などの作業を実施する。727 ACSG, Randolph AFB, TX (RFP, FA3002-06-R-0036, Proposed Contract Number FA3001-07-D-0015)
  • ARCTEC Alaska (Elmendorf AFB, AK) は米空軍から、遠隔レーダーサイト 17 ヶ所で構成する Alaska Radar System を対象とする O&M 業務のオプション契約分を、$34,028,326 で受注した。期間は 12 ヶ月。3rd Contracting Squadron, Elmendorf AFB, AK (FA5000-04-C-0011/NA)
  • L-3 Communications Electron Technologies, Inc.・Electron Technologies, Inc (Torrance, CA) は米空軍から、軍民双方で使用する K バンドの進行波管 (TWT : Traveling Wave-Tube) 増幅装置を自国内で製造するための設備を開発する作業を、$5,300,000 で受注した。AFRL/PKMD, Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-07-2-5516)
  • Raytheon Co. (McKinny, TX) は米海軍から、DAR-X (Digital Array Radar X-Band) サブアレイの研究開発を、$14,951,527 で受注した。ONR (Office of Navy Research) の Broad Agency Announcement 07-001 "Long Randy Broad Agency Announcement for Navy and Marine Corps Science and Technology" (13-Sep-06) によるもの。ONR, Arlington, VA (N00014-C-07-C-0432)
  • York International Corp. (York, PA) は米海軍から、米海軍の高速戦闘支援艦 (AOE)×3 隻に装備する 250t 級 air conditioning plant conversion kit×15 セットと同 130t 級×9 セット、関連技術データを、総額 $11,340,271 で受注した。既存の空調用遠心圧縮機で使用しているものを換装して、代替フロン HFC-236fa 対応とするためのもの。NSWC (Naval Surface Warfare Center) Carderock Division, Philadelphia, PA (N65540-07-D-0007)
  • EDO Corp. (Lancaster, CA) は米海軍から、携帯式の航空機用配線テスター×6 台と関連データを、$10,064,956 で受注した。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-07-D-0030)
  • Compass Systems, Inc. (Lexington Park, MD) は米海軍から、C4ISR、ターゲティング、センサー、ミッション/ターゲティング・システム、通信機材、小型航空機用システムを対象とする研究開発のオプション契約分を、$9,374,649 で受注した。Contingency Airborne Response Program 向けの RoRo (Roll-on Roll-off) センサーを開発するためのもの。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Patuxent River, MD (N00421-07-C-0011)
  • Military Systems Group, Inc. (Nashville, TN) は米海軍から、兵装架と関連アクセサリー類を $8,690,000 (上限見込額) で受注した。最低保証額は契約額の 1%。基本契約は 2008 年 9 月まで、オプション契約分まで実現した場合は 2010 年 9 月までとなり、総額は $13,192,000。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-1150)
  • Triton Services, Inc. (Easton, PA) は米海軍から、MPM (Microwave Power Module) Amplifiers Type I-94×94 セット、エンジニアリング/テクニカル・サポート業務、補修業務を、$6,359,115 で受注した。NAWC-WD (Naval Air Warfare Center Weapons Division), China Lake, CA (N68936-07-D-0016)
  • Lockheed Martin Services, Inc. (Lockheed Martin Aircraft & Logistics, Greenville, SC) は米海軍から、海軍と海兵隊の C-130J・KC-130J に装備する自衛用電子戦機器×7 セットを、$6,013,664 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-G-0030)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/17)
  • 土 TAI 社が、トルコ陸軍向け攻撃ヘリ調達計画・ATAK Project についてコメント。確定 51 機・オプション 41 機という内容で、契約に調印したのは SSM (Undersecretariat for Defense Industries) と、TAI・Aselsan・AgustaWestland の三社。この三社が副契約社各社とともにチームを組んで、要求通りのヘリを予定通りに陸軍に納入するとしている。TAI が主契約社で、プログラムや契約の管理に加えてシステム・インテグレーション、機体製造、エンジニアリング・サポート、兵站支援、最終設計を担当する。また、イタリア・イギリス以外の国に対する売り込みも、TAI が担当できることになっている由。(TAI)
  • 台湾がアメリカに対して、F-16C/D×66 機を 49 億ドルで購入したいと要請していたが、10 月に予定していた契約上のマイルストーン実現について、先送りが決まった。台湾の立法院は 2007/6/15 に F-16 の調達計画を承認しているが、最近になって台湾国内で国連加盟を求める動きが起こり、これに対してアメリカが「不安定化の原因になる」とオカンムリになったことが影響した模様。そして、アメリカが台湾に対して機体の価格や納期に関する正確な情報を伝えない限り、台湾としても契約を実現することはできない状況にある。(defense-aerospace.com, U.S.-Taiwan Business Council)
  • 米海兵隊はイラクの Al Taqaddum を拠点として、アメリカ本土から送られてきた MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) の配備作業を推進中。Al Taqaddum に搬入した車輌を、各地の前線部隊に送り出す手法を採っている。第 2 海兵兵站群 (前線) (2nd Marine Logistics Group (Forward)・第 2 補給大隊の補給中隊が作業を担当しているが、特に個々の前線部隊に車輌を送り届ける部分が大きなチャレンジになっている由。陸路、あるいは空路で搬入した車輌は、24-48 時間かけて整備した後に送り出す。。また、車両本体だけでなく、日常の整備作業や損傷車輌の修理に必要な部品の管理・配送も任務の一つ。このパーツ管理業務には、コンピュータが必須となっている。数週間以内にデリバリーのペースが倍増する見込みなので、もっと忙しくなる。(USMC)
  • 英国防省の関係者は、先日の DSEi (Defence Systems and Equipment International) 展示会を通じて、イギリスの防衛産業界が良好な方向に向かおうとしている (go green) という見通しを示した。従来からあるテクノロジーだけでなく、ハイブリッド車輌やバーチャル訓練装備、果ては炭素繊維製のマウンテンバイクまで、さまざまな新装備の出展があったことが、その根拠。軍関連の装備品マーケットは、2006 年の時点で全世界の合計が 6,400 億ポンド。イギリス軍は装備調達のために年間 160 億ポンドを支出しており、それを支える産業側には 30 万名が関わっている。(MoD UK)

前方監視買収先センサー (うそ) (C4ISRjournal 2007/9/14)
米 FLIR Systems 社は、赤外線カメラを製造しているフランスのメーカー、Cedip Infrared Systems との間で買収合意をまとめた。買収額は 5,710 万ドル、株式交換。今後は Government Systems division の下でビジネスを継続する。これにより、製品ラインを中波長・冷却式赤外線カメラの分野で拡大したほか、販売網の拡大や生産コストの削減にもつながるとしている。
FLIR Systems 社は先に、スウェーデンにある Cedip の子会社・Polytech 社も支配下に入れている。こちらは電子光学センサー用の安定化機能付きジンバルを手掛けているメーカー。

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/14)
  • The Aerospace Corp. (El Segundo, CA) は米空軍から、SMC (Space and Missile Systems Center) などを対象とする Scientific, Engineering and Technical Effort について、オプション 4 契約分を $840,729,600 で受注した。Headquarters Space and Missile Systems Center/PIK, Aviation Boulevard, El Segundo, CA (FA8802-04-C-0001/P00066)
  • BAE Systems Technical Services (Fort Walton Beach, FL) は米空軍から、以下の基地で実施する Solid State Phased Array Radar System の O&M (Operation and Maintenance) と兵站支援の業務に関する修正契約を、$38,264,155 で受注した。21 CONS/LGCZB, Peterson AFB, CO (FA2517-06-C-8001/P00046)
    • Cape Cod AFS, MA
    • Beale AFB, CA
    • Thule AB, GL
    • Clear AFS, AK
    • RAF Flyingdales, UK
  • SCLS (Space Coast Launch Services) (Patrick AFB, FL) は米空軍から、45th SW (Space Wing) が実施する衛星打ち上げのサポート業務 (Launch Operations Support Contract) に関する修正契約を、$34,242,619 で受注した。O&M、メンテナンス、エンジニアリング・サポートを計画・実施する。45th Contracting Squadron (LGCZL), Patrick AFB (FA2521-05-C-0008/P00045)
  • CSC Applied Technologies LLC (Forth Worth, TX) は米空軍から、オクラホマ州 Vance AFB で実施する、未修パイロット訓練 (Undergraduate Pilot Trining) 用の T-1A?・T-38C・T-38C IFF・T-6 を対象とする O&M 業務のオプション契約を、$33,569,625 で受注した。2007/10/1-2008/3/31 まで、半年の延長となる。AETC CONS/LGCK, Randolph AFB, TX (F41689-00-C-0503-P00080)
  • DynCorp Technical Services (Fort Worth, TX) は米空軍から、ミシシッピー州 Keesler AFB で実施する BOS (Base Operating Support) 業務を、$31,882,518 で受注した。AETC CONS/LGCK, Randolph AFB, TX (FA3002-07-C-0015)
  • Lockheed Martin Space Systems Corp. (Sunnyvale, CA) は米空軍から、AEHF (Advanced Extremely High Frequency) 地上側システムの任務計画エレメント (Mission Planning Element) を対象とするソフトウェア修正、それと現行およびこれから導入する端末装置を対象とするサポート業務に関する修正契約を、$16,940,295 で受注した。この Mission Planning Element は、UFO (UHF Follow-On) E/EE (Enhanced Extremely High Frequency) や Interim Polar 衛星に対して、暗号か通信用の鍵を配信する機能も担当する。Military Communications Satellite Wing PKA, El Segundo, CA (FO4701-02-C-0002, P000258)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (McLean, VA) は米空軍から、TSAT (Transformational Satellite Communications) 通信衛星計画を対象とする FY2007-2008 分の SE&I (Systems Engineering and Integration) 業務に関する修正契約を、$6,599,406 で受注した。SMC MCSW (Military Satellite Communications Systems), El Segundo, CA (FA8802-04-7044/P00047)
  • National Air Cargo Group, Inc. (Ypsilanti, MI) は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、郵便・小包 (151-300lb) の輸送業務を $2,500.00 で受注した。9 件ある契約のうちの 1 件で、すべて合計したときの上限は基本契約 1 年・1 年単位のオプション契約 3 年分を合わせて $400,000,000。United States Transportation Command Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-08-D-0005)
  • Ryan International Airlines, Inc. (Wichita, KS) は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、郵便・小包 (151-300lb) の輸送業務を $2,500.00 で受注した。9 件ある契約のうちの 1 件で、すべて合計したときの上限は基本契約 1 年・1 年単位のオプション契約 3 年分を合わせて $400,000,000。United States Transportation Command Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-08-D-0006)
  • United Parcel Service, Inc. (Louisville, KY) は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、郵便・小包 (最大 300lb) の輸送業務を $2,500.00 で受注した。9 件ある契約のうちの 1 件で、すべて合計したときの上限は基本契約 1 年・1 年単位のオプション契約 3 年分を合わせて $400,000,000。United States Transportation Command Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-08-D-0007)
  • US Airways, Inc. (Tempe, AZ) は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、郵便・小包 (151-300lb) の輸送業務を $2,500.00 で受注した。9 件ある契約のうちの 1 件で、すべて合計したときの上限は基本契約 1 年・1 年単位のオプション契約 3 年分を合わせて $400,000,000。United States Transportation Command Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-08-D-0008)
  • EDO CSS (EDO Communications & Countermeasures Systems) (Thousand Oaks, CA) は米海軍から、RCIED (Radio-Controlled Improvised Explosive Device) デバイス・JCREW (Counter RCIED) 2.1 のオプション契約分・2,250 基の製造・サポートを $171,809,487 で受注した。OIF (Operation Iraqi Freedom) 向けで、JIEDDO (Joint IED Defeat Organization)の案件。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington, DC (N00024-07-C-6311)
  • Thermo Eberline, LLC (Santa Fe, NM) は米海軍から、IdentiFINDER の追加調達分 202 セットを $28,488,265 (上限価格) で受注した。160 基を受注していたものを、362 基に増やす。IdentiFINDER とは、軽量・可搬式の放射性同位体 (isotope) 検出装置。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Indian Head Division, Indian Head, MD (N00174-07-D-0006)
  • BAE Systems San Diego Ship Repair (San Diego, CA) は米海軍から、カリフォルニア州・San Diego の Point Loma を母港とする乾ドック、Arco (ARDM-5) で実施する SCO (Service Craft Overhaul) と、それに必要な資材の先行調達を $19,329,192 で受注した。Southwest Regional Maintenance Center, San Diego, CA (N55236-07-C-0009)
  • CSC (Computer Sciences Corp.) (Falls Church, VA) は米海軍から、Naval Network Warfare Command Cyber Asset Reduction and Security Task Force Program のサポート業務を、$16,978,024 で受注した。基本契約に加えて 1 年単位のオプション契約 3 年分があり、すべて実現した場合の総額は $65,971,873。ヴァージニア州 Little Creek と、その他全米各地で作業を実施する。Fleet and Industrial Supply Center Norfolk, Contract Department Philadelphia Division (N00189-07-D-Z053)
  • Vanguard Contractors (Paducah, KY) は米海軍から、NS Norfolk で実施する、駐機場と Sewell's Point Area の隔壁修理作業について、フェーズ I/II 分を $16,839,590 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N40085-07-D-7019/#0002)
  • Progeny Systems Corp. (Manassas, VA) は米海軍から、潜水艦で使用する C3I 関連の COTS (Commercial Off The Shelf) 電子機器製品を対象とする Technology Infusion Methodology のために、分析・設計・製造・ハード/ソフトのインテグレーションといった作業を行う SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 契約を、$14,986,321 で受注した。オプション契約分の行使によるもの。NAVSEA (Naval Sea Systems Command) Washington, DC (N00024-06-C-6256)
  • GDEB (General Dynamics Electric Boat) Corp. (Groton, CT) は米海軍から、USS Scranton (SSN-756) を対象とする DSRA (Drydocking Selected Restricted Availability) にともなう、Norfolk Naval Shipyard を対象とするサポート業務を $8,700,000 で受注した。Supervisor of Shipbuilding, Conversion and Repair, Groton, CT (N00024-05-G-4417)
  • Capstone Corp. (Alexandria, VA) は米海軍から、SeaPort-e に関するタスク・オーダーを $7,889,686 で受注した。Commander Navy Installations Command の下で、海外 4 地域 (横須賀、Guam 島、イタリアの Naples、バーレーン) で監督業務 (watchstander) を実施する。オプション契約 2 件・$35,927,920 がある。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Southwest, Specialty Center Contracts Core, Port Hueneme, CA (N00178-05-D-4232/#EJP1)
  • Reid Planning, Inc. (San Diego, CA) は米海軍から、NAVFAC Atlantic 管内の各施設で実施するエンジニアリング・サービス業務を $7,500,000 (未満) で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command, Atlantic, Norfolk, VA) (N62470-07-D-7016)
  • Northrop Grumman Systems Corp., Integrated Systems Sector (San Diego, CA) は米海軍から、VTUAV (Vertical Takeoff and Landing Tactical Unmanned Aerial Vehicle) の低率初期生産 (LRIP : Low-Rate-Initial-Production) 分を追加調達するのに必要な、先行調達に関する修正契約を $7,067,000 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-C-0041)
  • Lockheed Martin Corp. (St. Paul, MN) は米海軍から、P-3C AIP (Anti-Surface Warfare Improvement Program) に装備する Link-16/Integrated Tactical Picture (フェーズ III) に関する修正契約を、$6,500,000 で受注した。フェーズ III 契約では、衛星関連のサービス業務 (International Marine/Maritime Satellite Non-Recurring Engineering services) と導入作業を実施する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-D-0082)
  • Eagle Picher Technologies (Joplin, MO) は米海軍から、Mk.21 銀亜鉛電池 (Mk.21 Silver Zinc Battery) の開発・量産を $5,800,000 (上限価格) で受注した。ミサイル搭載用で、10-30 年に渡って休眠状態で保管した後、数秒間で復帰すること、という条件がついている。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Crane, IN (N00164-07-D-6969)
  • American States Utility Services, Inc. (Costa Mesa, CA) は米国防兵站局 (DLA) から、サウスカロライナ州の Fort Jackson Army Installation にある上下水道の O&M 業務を $143,829,377.00 で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-07-C-8251)
  • American Water Operations and Maintenance, Inc. (Voorhees, NJ) は米国防兵站局 (DLA) から、ヴァージニア州の Fort A.P. Hill Army Installation にある上下水道の O&M 業務を $98,112,542.00 で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-07-C-8254)
  • USFI (US Foods International) (Gardena, CA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊などを対象とする給養業務を $62,000,000.00 で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia PA (SPM300-07-D-3084)
  • Chautaugua County Chapter, NYSARC (Jamestown, NY) は米国防兵站局 (DLA) から、空軍向けのファースト・エイド・キットを $23,620,745.24 で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia PA (SPM2DS-07-F-N001)
  • GM GDLS Defense Group L.L.C. (Joint Venture) (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、Stryker の負傷者後送型 (Stryker Medical Evacuation Vehicle)、$37,905,443 分の delivery order を受領した。原契約は $5,678,815,459。U.S. Army Tank-Automotive and Armaments Command, Warren, MI (DAAE07-00-D-M051)
  • Great Lakes Dredge and Dock Company L.L.C. (Oakbrook, IL) は米陸軍から、Columbia River Channel Improvement のフェーズ III として実施する浚渫作業を $34,320,000 で受注した。作業場所は、ワシントン州の Ridgefield、Longview、Kalama、オレゴン州の St. Helens。U.S. Army Corps of Engineers, Portland, OR (W9127N-07-C-0028)
  • Boeing Co. (Ridley Park, PA) は米陸軍から、CH-47F Chinook の新造機×1 機に関する修正契約を、$25,500,000 で受注した。U.S. Army Aviation and Missile Command, Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-04-C-0012)
  • Big-D Construction Corp. (Salt Lake City, UT) は米陸軍から、ユタ州 Hill AFB に F/A-22 用の複合材整備施設 (F/A-22 Fueled Composite Overhaul/Test Facility) を建設する作業を、$23,722,658 で受注した。U.S. Army Engineer District, Sacramento, CA (W91238-07-C-0021)
  • GDLS (General Dynamics Land Systems) Inc. (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、M1 Abrams 戦車向けシステム・テクニカル・サポート業務に関する修正契約を、$19,390,700 で受注した。U.S. Army Tank-Automotive and Armaments Command, Warren, MI (W56HZV-07-C-0046)
  • Granite Construction Co. (Watsonville, CA) は米陸軍から、ユタ州 Dugway Proving Ground にある仮設滑走路 (Existing Interim Runway) を常設誘導路 (Main Taxiway) に改造する工事を、$13,128,449 で受注した。U.S. Army Engineer District, Sacramento, CA (W91238-07-C-0020)
  • MWH Americas Inc. (Anchorage, AK) は米陸軍から、アラスカ州 Eielson AFB で実施する施設建設 (Design and Construction Repair Utilidors Phase VIII)、$10,194,660 分の delivery order を受領した。原契約は $21,885,310。U.S. Army Engineer District, Elmendorf, AK (W911KB-05-D-0013)
  • Power Contracting Inc. (Pittsburgh, PA) は米陸軍から、車輌阻止用バリア (Permanent Vehicle Barrier) とその他のバリアやハイブリッド・フェンスを設置・追加する作業を $9,972,233 で受注した。現場はアリゾナ州 Yuma。U.S. Army Engineer District, Fort Worth, TX (W9126G-07-C-0040)
  • ECI Construction Inc. (Stilwell, KS) は米陸軍から、ミズーリ州 Whiteman AFB に飛行隊オペレーション/救装施設 (Squadron Operations/Life Support Facility) を建設する作業を $8,316,032 で受注した。U.S. Army Engineer District, Louisville, KY (W912QR-07-C-0057)
  • K&S Associates (St. Louis, MO) は米陸軍から、イリノイ州 Scott AFB に管理施設を建設する作業を $8,060,000 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Louisville, KY (W912QR-07-C-0061)

台湾向けの P-3C (DSCA via Defense-Aerospace.com 2007/9/14)
米 DSCA (Defense Security and Cooperation Agency) は議会に対して、台湾向けに FMS 経由で P-3C Orion×12 機を輸出すると通告した。P-3C は米海軍の中古機で、現用中の S-2 哨戒機が老朽化したための代替用。総額 19 億 6,000 万ドルで、内訳は以下の通り。
  • P-3C (w/T56 エンジン)×12 機
  • TP-3A (w/T56 エンジン)×3 機 (飛行不可能、機体構造の部品取りに使用)
  • データリンク端末×15
  • MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution Systems - Low Volume Terminal)×19
  • MIDS On-Ship Terminal×2
  • 機体を飛行可能にするための再役作業、延命改修、アビオニクス近代化改修、現地への機体の輸送
  • 移動指揮センター (mobile operation command center)、C4ISR (Command Control Communications Computer Intelligence Surveillance, Reconnaissance) ネットワークのインテグレーション、地上指揮管制施設
  • 訓練業務、訓練機材、サポート機材、試験機材、医療サービス
  • エンジニアリング/テクニカル・サービス業務、サプライ・サポート、O&M (Operation and Maintenance) 訓練
  • 文書類、スペアパーツ、補修用パーツ、
  • メーカーからの技術/兵站要員派遣
  • その他のサポート・エレメント
この件に関わるメーカーは以下の通り。オフセットの実施が見込まれるが、詳細は未定。
  • Lockheed Martin (Eagan, MN)
  • Lockheed Martin Aircraft Center (Greenville, SC)
  • Rockwell Collins (Cedar Rapids, IA)
  • Raytheon Company (McKinney, TX)
  • EDO (Condor Systems) (Morgan Hill, Ontario Canada)
  • L3 Wescam (Ontario, Canada)

台湾向けの SM-2 (DSCA via Defense-Aerospace.com 2007/9/14)
米 DSCA (Defense Security and Cooperation Agency) は議会に対して、台湾向けに FMS 経由で SM-2 艦対空ミサイルを輸出すると通告した。SM-2 の機種はブロック IIIA× 144 発で、総額 2 億 7,200 万ドル。内訳は以下の通り。
  • SM-2 Block IIIA×144 発
  • テレメトリー・ミサイル×16
  • キャニスター、コンテナ
  • スペアパーツ、補修用パーツ、サプライ・サポート
  • 訓練業務、訓練機材、文書類、技術データ
  • 技術支援、兵站支援
担当メーカーは Raytheon Missile Systems Corporation (Tucson, AZ)。オフセットの要請はなし。

シンガポール向けの HIMARS (DSCA via Defense-Aerospace.com 2007/9/14)
米 DSCA (Defense Security and Cooperation Agency) は議会に対して、シンガポール向けに FMS 経由で M142 HIMARS (High Mobility Artillery Rocket System) 発射器などを、総額 3 億 3,000 万ドルで輸出すると通告した。MDE (Major Defense Equipment) の内訳は以下の通り。
  • M142 HIMARS (High Mobility Artillery Rocket Systems) 発射器×18 基
  • XM31 Unitary High Explosive GMLRS Pod×32 基
  • M28A1 MLRS (Multiple Launcher Rocket System) Practice Rocket Pod×30 基
  • VRC-92E SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radios System) 無線機×35 台
  • VRC-90E SINCGARS 無線機×45 台
  • VRC-990 車載式無線機 (Vehicular Radio Communications Set)×35 台
  • VRC-950 車載式無線機 (Vehicular Radio Communications Set)×45 台
  • M1084A1 FMTV (Family of Medium Tactical Vehicles) 5t トラック×9 両
  • M1089A1 レッカー車×1 両
このほか、支援機材、通信機材、スペアパーツ、補修用パーツ、バッテリ、ノート PC、試験セット、文書類、技術データ、訓練、訓練機材、システム・インテグレーション支援、サポート・サービス、エンジニアリング/兵站要員派遣など。
担当メーカーは Lockheed Martin Missile and Fire Control (Dallas, TX)、Stewart & Stevenson (Sealy, TX) など。オフセットの予定はなし。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/9/14)
  • デンマークとスウェーデンの国防相 (Soren Gade・Sten Tolgfors の両氏) がスウェーデン・Linkoping の Saab 社で、デンマークの航空・防衛関連企業も交えた "Gripen DK Team" の編成に関する MoU に調印した。デンマークは F-16A/B×48 機の老朽化に伴って 10-15 年以内に代替機を必要としており、現在、さまざまな機種を検討中。今回の MoU 調印により、JAS39 Gripen の情報に対するアクセスが可能になった。ただし、Gripen の採用が決まったわけではなくて、候補のひとつという位置付け。(Gripen International)
  • カナダの市民団体・Canadian International Trade Tribunal が、カナダ国防省が CF-18 搭載用のターゲティング・ポッドとして米 Lockheed Martin 社の Sniper ATP×36 基を 1 億 2,600 万カナダドル (ポッド本体は 1 億 100 万カナダドル、2,500 万ドルは 20 年分のサポート経費) で発注した件について「コンペティションの再実施が必要」と主張している。Advanced Multi-Role Infrared Sensor 計画の下、Northrop Grumman 社・Raytheon 社と競争して Snier ATP の採用が決まったものだが、他の 2 社と違って、カナダが採用を決めた時点で Sniper ATP を F/A-18 に搭載している事例がないというのが、再選定を求めている理由。(defense-aerospace.com)
  • 伊 Oto Melara 社は、土 Daersan 社から 40/70mm 艦載砲システム×16 基を 5,300 万ユーロで受注した。建造中の 57m 級哨戒艇に搭載するもので、本体に加えてサポート経費とスペアパーツも含む。2014 年に完納予定。(Finmeccanica)
  • ボツワナ警察は Eurocopter 社に、AS350B3×3 機を新編の Police Air Support 用として発注した。2008 年 12 月に 2 機、2009 年 8 月に 1 機をデリバリーする。装備は FLIR (Forward-Looking Infrared)、Spectrolab SX 16 サーチライト (night sun)、救難用ホイスト、カーゴ・スイング、拡声器 (loud hailer)。また、パイロット 6 名と整備員 3 名を南ア Eurocopter Southern Africa 社が訓練する。南アフリカの警察でも、AS350B3×12 機と AS350B2×1 機を運用しているほか、ナミビアも 0207/8/23 に AS350B3×1 機を発注したばかり。搭載量 1,400kg、巡航速度 140kt、最大離陸重量 2,250kg。エンジンは Turbomeca 社の Arriel 2B1 (847SHP) で、コックピットにはカラー表示の VEMD (Vehicle and Engine Multifunction Display) を備える。(Eurocopter)
  • 米 PWR (Pratt & Whitney Rocketdyne) 社は、ハイドロカーボン燃料を使用するデュアルモード・ラムジェットエンジンの燃焼機を対象とする、サブスケール試験機による燃焼実験を成功裏に実施した。2006 年 11 月に開発試験を始めたもので、United Technologies Research Center (East Hartford, CT) でテストしている。デュアルモードとは亜音速 (燃焼) モードと超音速 (燃焼) モードという意味で、広範な速度域に対応できる点が特徴、M2.5-M6.0 をカバーする。米 Lockheed Martin 社から、FaCET (Falcon Combined-Cycle Engine Technology) 用として受注している案件。Falcon は DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) と米空軍が共同で進めている、グローバル・リーチ実現のための極超音速機開発計画。(Pratt & Whitney Rocketdyne)
  • 米 Lockheed Martin 社は米空軍航空機動軍団 (AMC : Air Mobility Command) 麾下・463rd AG/41st AS "Black Cats" (Little Rock, AR) に、4 機目の C-130J をデリバリーした。米空軍の現役部隊で C-130J を装備するのは、この飛行隊が初めて。AMC 以外では、AETC (Air Education and Training Command)、AFRC (Air Force Reserve Command)、ANG (Air National Guard)、米海兵隊の空中給油飛行隊 (KC-130J)、それと沿岸警備隊 (HC-130J) がカスタマーに名を連ねている。海外カスタマーは、イギリス、オーストラリア、イタリア、デンマークの各空軍で、さらにノルウェーも発注済み。(Lockheed Martin Aeronautics)
  • オーストリア空軍の Typhoon・2 号機が、Zeltweg AB に到着した。(Eurofighter GmbH)
  • 米 Northrop Grumman 社は米海軍 NAVSEA (Naval Sea Systems Command) に、LCS (Littoral Combat Ship) 用ミッション・パッケージの初号機をデリバリーした。LCS はミッション・パッケージを積み替えることでさまざまな任務様態に対応するが、今回デリバリーしたのは、対機雷戦 (MCM : Mine Countermeasures) 用パッケージ。Northrop Grumman 社には、ミッション・パッケージを担当する MPI (Mission Package Integrator) チームがある。2008-2009 年にかけて、対潜戦 (ASW : Anti Submarine Warfare) 用パッケージと対水上戦 (ASuW : Anti Surface Warfare) 用パッケージもデリバリーする。これらのパッケージは、任務に合わせて兵装、センサー、MQ-8B Fire Scout UAV などの各種ヴィークルを組み合わせた内容で、機材は 20TEU (Twenty Equivalent Unit。20ft×8ft) の ISO コンテナに収容して迅速な揚搭を可能にしている。対機雷戦パッケージの場合、AN/WLD-1 RMS (Remote Minehunting System)、AN/AQS-20A Sonar Mine Detecting Set、ALMDS (Airborne Laser Mine Detection System) などを使う。レーザーで機雷を捜索する ALMDS Light Detection and Ranging Sensor ポッドは、ミッション・パッケージから外して MH-60S に積み替える使い方も可能。さらに今後、RAMICS (Rapid Airborne Mine Clearance System) や COBRA (Coastal Battlefield Reconnaissance and Analysis) も加わる。(Northrop Grumman)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/9/13)
  • Raytheon Company (McKinney, TX) は米空軍から、以下の物件を総額 $86,115,000 で受注した。いずれも MQ-1 Predator と MQ-9 Reaper で使用するもの。658th Aeronautical Systems Squadron, Wright Patterson AFB, OH (FA8620-06-G-4041/#0004)
    • MTS-A (Multi-Spectral Targeting Systems Model A)×27
    • MTS-B (Multi-Spectral Targeting Systems Model B)×19
    • MTS-A (Multi-Spectral Targeting Systems Model A) Retrofit×54
    • MTS-B (Multi-Spectral Targeting Systems Model B) Pre-Production Retrofit×3
    • 関連 SRU (Shop Replaceable Unit)、予備品
  • Northrop Grumman Information Technology (Herndon, VA) は米空軍から、2 分野・60 ヶ月間の調達契約を $49,800,000 で受注した。ひとつは Engineering, Research and Development, and Operations and Maintenance (O&M)、もうひとつは Technology Advancement and Application。これらの中に、Intelligence、IW (Information Warfare)、EW (Electronic Warfare)、IO (Information Operations)、C3 (Command, Control and Communications)、C4ISR (Command, Control, Communications, Computers, Intelligence Surveillance and Reconnaissance) データ、データベース、データ・情報管理といったものを含む。AFRL/IFKE, Rome, NY (FA8750-07-D-0027)
  • Boeing Aerospace Operations (Oklahoma, OK) は米空軍から、CLS (Contractor Logistics Support) Umbrella Engineering Support Services に関連する修正契約を $13,881,379 で受注した。Boeing 社の旅客機から派生した米空軍機を対象として、研究開発、航空機の整備や改修などに関するエンジニアリング・サービス業務を行うもの。727 ACSG/PKA, Tinker AFB OK (FA8106-07-C-0001-P00008)
  • Boeing Company (Anaheim, CA) は米空軍から、次世代プロセッサ・モジュールと広帯域バックプレーンの Increment 2 を開発する作業に関連するリスク低減用プロトタイプ (Risk Reduction Prototype) を、$10,963,473 で受注した。653 BLSG/KCK, Hansom AFB, MA (F169628-02-0048/P00120)
  • BL3 Communications Corporation (Salt Lake City, UT) は米空軍から、MQ-1 Predator と MQ-9 Reaper で使用する固定式衛星通信端末の製造・導入・試験を、$8,737,924 で受注した。658th Aeronautical Systems Squadron, Wright Patterson AFB, OH (FA8620-05-G-3027/#0016)
  • Cornejo and Sons, Inc. (Wichita, KS) は米空軍から、舗装道路 (pavement) の撤去作業を $7,323,078.50 で受注した。所要の機材・人員・物資・監督・輸送業務など、一式を担当する。Hansom AFB, MA (F19628-02-C-0048//P00120)
  • Summit Construction Inc. (Lake Winnebago, MO) は米空軍から、Streamlined Construction Improvement Program II として、カリフォルニア州の Camp Pendleton で基地売店の増築・建て替え (Add/Alter Commissary) を $6,322,000 で受注した。AETC Contracting Squadron, LGCR, Defense Commissary Support Flight, Lackland AFB, TX (FA3002-07-D0021)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (McLean, VA) は米空軍から、JDL (Join Directors of Laboratories) 向けに Emerging Technologies for Improved Situational Awareness を $5,557,151 で受注した。JDL レベル II (状況評価) と JDL レベル III Fusion (融合アーキテクチャ実現用のソフトウェアを開発して、影響度の評価を可能とする) が対象。AFRL/IFKE, Rome, NY (FA8750-07-C-0181)
  • International Military and Government LLC (Warrenville, IL) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) Category I の維持管理用データと関連アイテムを、$71,547,293 で受注した。Forward Deployment Block と Maintenance Work Block をそれぞれ 1 年分、さらに訓練業務や関連アイテムもカバーする。(M67854-07-D-5032/#0002)
  • L-3 Communications-Electron Technologies, Inc. (Torrance, CA) は米海軍から、SUB HDR (Submarine High Data Rate) System Program で使用する進行波管 (TWT : Traveling Wave Tube) を対象とするエンジニアリング・サービス業務とプロダクション・ハードウェアを、$10,643,748 で受注した。補修用パーツなども含む。Naval Undersea Warfare Center Division, Newport Division, Newport, RI (N66604-07-D-0990)
  • Ensign Bickford Aerospace and Defense Company (Simsbury, CT) は米海軍から、Mk.163 mod.0 Non-Electric Detonator を $7,579,179 (見込額) で受注した。EOD (Explosive Ordnance Disposal) チームや特殊作戦部隊が、破壊処分の際に爆薬を起爆させる目的で使う。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Crane Division, Crane, IN (N00164-07-D-4286)
  • TranSystems Corporation (Norfolk, VA) は米海軍から、NAVFAC Atlantic (Naval Facilities Engineering Command Atlantic) の担任区域ならびに世界各地にある小火器用射場を対象として実施するアーキテクト・エンジニアリング・サービス業務を、$7,500,000 (未満) で受注した。NAVFAC Atlantic, Norfolk, VA (N62470-07-D-7002)
  • Sound & Sea Technology, Inc. (Edmonds, WA) は米海軍から、NFESC (Naval Facilities Engineering Service Center) Ocean Facilities Department (Port Hueneme, CA) をサポートするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務のオプション契約分を、$5,779,083 で受注した。海洋調査に関連する、プロジェクト管理、海底ケーブル設置、海底で使用する建設機材の開発、洋上の構造物やブイの設置、といった作業を担当する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Southwest, Specialty Center Contracts Core, Port Hueneme, CA (N62473-06-D-3005)
  • Sauer Inc. (Jacksonville, FL) は米陸軍から、ノースカロライナ州 Fort Bragg に特殊作戦部隊関連施設 (Special Operation Forces Operational Facilities)×2 棟を建設する作業を、$30,980,600 で受注した。U.S. Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-07-C-0047)
  • Waukesha Foundry Inc. (Waukesha, WI) は米陸軍から、MRAP 用の装甲プレート (P900 Plates for Mine Protected Ambush Resistant Vehicle Armor Kit) を $10,499,998 で受注した。U.S. Army Tank-Automotive and Armaments Command, Warren, MI (W56HZV-07-C-0621)
  • MCC Construction Corp. (Greenwood Village, CO) は米陸軍から、テキサス州 Fort Bliss で実施する兵舎の設計・建設・補修工事、$7,500,000 分の delivery order を受領した。原契約も同額。U.S. Army Engineer District, Fort Worth, TX (W9126G-06-D-0041)
  • Outdoor Venture Corp. (Stearns, KY) は米陸軍から、Solar Shade System Type I と同 Type II、$6,620,960 分の delivery order を受領した。原契約は $19,655,824。U.S. Army Research, Development, and Engineering Command, Natick, MA (W58P05-06-D-0018)
  • Southern California Contractors Inc./West Coast General Corp. (Joint Venture) (Poway, CA) は米陸軍から、カリフォルニア州 Orange County の Lower Santa River Channel で実施する補修工事 (aesthetic treatment and erosion control) を $6,255,127 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Los Angeles, CA (W912PL-07-C-0024)
  • World Fuel Service Americas (Greenwich, CT) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・海軍向けの燃料油を $7,600,638.00 で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-06-D-0384)

ピューマ改良 (DID 2007/9/13)
イギリス軍は、1960-1970 年代にかけて導入した Sea King と Puma HC.1 の老朽化・代替問題を抱えているが、このうち英空軍の Puma HC.1 については Eurocopter 社が主契約社となって、アップグレード改修を施すことになった。まず、手始めに 1 年間のアセスメント・フェーズ作業を実施する。Eurocopter 社が DSEi 展示会の席で明らかにしたもの。エンジンを Maikla に換装するほか、グラスコックピット化、新型通信・航法・自衛機材の導入を図る。対象機数は 35 機で、改修後の機体は Puma HC.2 と称する。2022 年までの運用を予定。これにより、イギリス軍の戦域支援ヘリを民間委託にする話は沙汰止み ?

保安官計画 (Raytheon via Defense-Aerospace.com 2007/9/12, DID 2007/9/13)
米 Raytheon 社は米空軍に対して、8/31 から ADS 2 (Active Denial System 2) のデリバリーを開始した。先に OSD (Office of the Secretary of Defense, 国防長官官房) による ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) で開発した ADS の改良型で、性能向上と構造強化を図っている。
ADS は例の Project Sheriff の一環で、2006 年に 3,130 万ドルで 3 システムを発注している (Multi-National Corps-Iraq は 14 システムを要求)。配備先は 820th SFG (820th Security Forces Group)。同隊は ADS 以外にも、GSAT ShotSpotter と ScanEagle UAV を組み合わせた対狙撃システムを評価試験中。
OFT (Office of Force Transformation。すでに解散) が立ち上げた Project Sheriff では、このほかに Long Range Acoustic Device (sonic blaster) や Laser Dazzler といった非殺傷性兵器の話も出ていた。

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoDNews 2007/9/19)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,560 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 76,601 名、海軍 5,691 名、空軍 7,914 名、海兵隊 6,608 名、沿岸警備隊 309 名。

サイバー軍団 (AFNews 2007/9/19)
米空軍は、Cyber Command を暫定的な形で発足させた。いわゆるサイバー戦部隊で、名称は AFCYBER (P)、本拠地はルイジアナ州の Barksdale AFB。これから人員の訓練や装備の充実を図り、Air Force Cyber Command の正式発足に備える。

施設部隊増強 (NavNews 2007/9/19)
米海軍は、Naval Mobile Construction Battalion 11 と 25th Naval Construction Regiment を再編した。本拠はミシシッピー州 Gulfport。

重要度低下 ? (NavNews 2007/9/18)
Commander U.S. Naval Activities United Kingdom が解散した。

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戦争・紛争

今日のイラク (AFPS 2007/9/19)
在イラク聯合軍は、多数の爆弾攻撃を仕切ってきたアルカイダ関連組織のリーダー、Abu Yakub al-Masri (a.k.a. emir of Taji) が、8/31 に Tarmiyah で発生した戦闘で死亡したと発表した。このエジプト人は、昨年 11 月に Baghdad の Sadr City で発生、死者 180 名・負傷者 250 名を出した自動車爆弾事件にも関与していたとされる。このほかの事例も合わせて、Kevin Bergner 少将はイラクの民間人からの情報提供に対する謝意を表明。
イラク軍と聯合軍が Baghdad の Bayaa 地区でシーア派過激派と交戦、敵 3 名が死亡、3 名が拘束された。ロケットや IED を使ってイラク軍・連合軍を攻撃していた組織の指揮官がターゲット。
Diwaniyah ではイラク軍特殊部隊が、IED 攻撃を行っている組織をターゲットとする作戦を実施、それとは別件で武器・弾薬の密輸ルート阻止作戦も実施。Tigris River Valley 界隈で活動しているテロ組織の幹部を狙った作戦も行われて、指名手配者 5 名とその他 6 名を拘束。そのうち 2 名はイランやパキスタンのあるカイダ幹部とつながりがある人物で、密輸に関する情報も持っていた。
Baghdad 北方の Balad Ruz で、Islamic Revolutionary Guards Corps Quds Force 関連のテロ組織と聯合軍が交戦、敵 1 名が死亡、7 名が拘束された。武器・弾薬などの密輸と、外国人テロリストの密入国容疑。
イラク陸軍・第 2 師団が Mosul 近くの Sharqat で、敵の砲撃拠点を制圧。その後で現場を捜索した際に、アルカイダ関連の活動家とみられる人物を拘束。また、9mm 拳銃や AK-47 自動小銃を発見。
Taji 南西では、イラク陸軍の偵察隊がヘリ強襲作戦を実施、硝酸入りのコンテナ 100 個、航空機搭載兵装 8 発、IED 製造材料を発見するとともに、IED の狙撃チームに属するスポッターを含む 3 名を拘束。
イラク軍が Bulayj でパトロール中に、アルカイダ関連組織のアジトを発見、3 名を拘束。そのうち 2 名はアルカイダ関係者。
Baghdad の Adhamiyah 地区では、イラクの即応部隊がアルカイダ関連組織の幹部 1 名とその他 2 名を拘束。地元住民や連合軍に対する IED 攻撃や砲撃の容疑。Taji ではイラク軍の偵察隊が過激派 1 名を拘束しているが、こちらは補給ルートに対して IED や EFP で攻撃を仕掛けた容疑。そのほか、Multinational Division Baghdad が別件で、New Baghdad 地区で前路警戒中に EFP 2 発を発見、EOD チームが処分した。
イラク軍が 17 日に Kirkuk 近くの Hugna という村落で武器集積所を発見。敵の攻撃を受けて反撃、敵 1 名が死亡、14 名が拘束された後の出来事。死亡したのは Baha Turki Abd Shabib んるアルカイダ関係者で、これまでにイラク軍兵士や民間人・60 名以上の死亡に関わったとされる。
"Operation Dragon Talon II" を実施中の Multinational Division Baghdad とイラク軍は Baghdad で、2 名を拘束、武器集積所を発見。別件で、Baghdad 北方で聯合軍が 3 名を拘束、複数の武器集積所を発見。内容は塩酸、硝酸アンモニウム、迫撃砲弾、小火器。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/18)
アフガニスタン軍と聯合軍が Ghazni 省の Gairo 地区で、婦女子を避難させてから軍閥の拠点に対する捜索を実施。その際の交戦で、複数名の敵が死亡、4 名が拘束された。また、現場からは AK-47 自動小銃、手榴弾、RPG が見つかり、破壊処分した。
17 日に Kabul 省の Sorobi 地区で、アフガニスタン陸軍・第 201 兵団と警察が聯合軍の支援を受けて武装勢力と交戦、敵 1 名が死亡、IED 製造施設と武器集積所 (ロケット、迫撃砲、50ft の導爆線といった内容) を発見した。この交戦で、40 歳の非戦闘員が流れ弾を膝に受けて怪我したが、地元の病院に搬送されて、無事。

今日のイラク (AFPS 2007/9/18)
Coalition Air Force Transition Team の顧問を務める Greg Zehner 空軍中佐は「自国の領空を管理・防衛できなければ、国家の主権は成立しない」として、イラク空軍の育成が重要という見解を示した。
聯合軍は Tigris River Valley で、アルカイダ関連組織の活動家や中堅幹部をターゲットとする複数の作戦行動を実施、その際の交戦でテロリスト 3 名が死亡、16 名が拘束された。
まず、Arab Jabour ではアルカイダの活動家など 3 名が航空攻撃で死亡、さらに降伏指示を拒んで射殺されたものが 1 名。そのほか、6 名を拘束。
Baghdad では、聯合軍がアルカイダ関連組織のお尋ね者 1 名を拘束。Baghdad 南部をテリトリーとする幹部の下で働いていた人物。それ以外にもう 2 名を拘束。
Bayji では、8/4 に実施した作戦で得られた情報を基にして、アルカイダ関連組織の中堅幹部 1 名とその他 2 名を拘束。その Bayji から北方 50 マイルの地点では、アルカイダ向けに武器密輸をしていた容疑で 1 名を拘束。
最後に、Baghdad 南部で 3 名を拘束している。Islamic Revolutionary Guards Corps Quds Force と関連がある人物で、IED 攻撃や EFP の製造・分配に関与していた容疑。民間人からの通報が拘束につながった。

今日のイラク (AFPS 2007/9/17)
聯合軍が Baghdad で複数の作戦を実施して、その際の交戦で武装勢力 1 名が死亡、11 名が拘束された。Baghdad 界隈で活動している、 Islamic Revolutionary Guards Corps Quds Forces と関連があるテロ組織の幹部をターゲットとする作戦。イランからの武器の密輸と保管、それを使った民間人や聯合軍・イラク軍への攻撃を行っていたとされる。また、EFP の製造や外国人テロリストの手引きといった容疑も。
イラク軍特殊部隊が Diwaniyah で、過激派の中堅指揮官をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で敵 2 名が死亡。いずれも、イラク軍と聯合軍の顧問団が現場に乗り込んだ際に、交戦しようとしたもの。
Baghdad では Multinational Division Baghdad 麾下の米陸軍・第 2 Stryker 騎兵聯隊 "Dragoons" と、イラク陸軍・第 3 師団・第 1 旅団・第 3 大隊が "Operation Dragon Talon II" を発動、4 名を拘束。Baghdad 南部の掃討を企図したもので、現在も Rashid 地区で作戦を継続中。
米陸軍・第 64 機甲聯隊・第 1 大隊・D 中隊が、Washah で発生した爆発事件を受けて出動。民間人 2 名が死亡、4 名が負傷した。その後、警察が捜索を開始。
Baghdad の East Rashid 地区をパトロールしていた米軍兵士がテロリストによる攻撃に遭い、その際の交戦で敵 1 名が死亡。Doura 地区では、第 12 歩兵聯隊 "Warriors"・第 2 大隊の兵士が武器集積所を発見、3 名を拘束。内容は C4 爆薬 5lb、自家製爆薬入りのカバン、雷管。
Mosul でイラク陸軍・第 2 師団・第 2 旅団のパトロール隊が自爆テロリストを発見。兵士がいるところに不審人物が接近してきたため、停止を命じるとともに警告射撃を実施。すると不審人物は自爆。イラク軍や民間人の死傷者はなし。
Baghdad 東部の Rusafa 地区で 15 日、警察が武器集積所を発見。RPG 発射器、120mm 迫撃砲 9 門で、米陸軍・第 2 歩兵旅団の爆発物処理班に引き渡された。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/16)
Helmand 省で、聯合軍が武装勢力と交戦。敵はロケット・AK-47 自動小銃・重機関銃・弾薬箱・RPG を積んだ車輌で攻撃してきて、それに対して小火器と精密誘導兵器で反撃。複数の敵が死亡。
アフガニスタン軍と聯合軍が Kandahar で、タリバン関係者 9 名を拘束。IED 攻撃を行っている武装勢力の幹部が Senjary Village にいるという通報によるもの。
Zabul 省 Shinkai 地区で、アフガニスタン軍と聯合軍が 2 名を拘束。タリバン関連の軍閥メンバーとみられる。
Helmand 省の Sangin District Center、Musa Qalah 地区にある Shalban という村落で、アフガニスタン警察がタリバンによる攻撃に遭遇。敵 12 名が三方から、小火器、重機関銃、迫撃砲、RPG で待ち伏せ攻撃を仕掛けてきて、それに対して反撃。反撃するとともに敵を近くの森林に追い込んだが、敵に増援が加わったために近接航空支援を要請。戦闘終了後の見積もりでは、敵は 40 名以上、そのうち 1 ダース以上が死亡したとみられる。聯合軍・アフガニスタン軍の死傷者はなし。

今日のイラク (AFPS 2007/9/16)
13 日に発生したスンニ派部族指導者、Sheik Abdul-Sattar Abu Risha 氏の暗殺に関与したとみられる容疑者・Fallah Khalifa Hiyas Fayyas al-Jumayli (a.k.a. Abu Khamis) を、15 日に聯合軍が拘束した。その他の Anbar 省の部族長を殺害した容疑や、自動車爆弾テロ、自爆テロを仕掛けていた容疑もある。
イラク軍特殊部隊が Ad Diwaniyah で、武装勢力の下級指揮官 (militant company commander) と組織のメンバーを拘束。IED、小火器、機関銃による抵抗があったが、反撃して敵 3 名が死亡、その他数名が負傷した。拘束した指揮官は 20 名以上の部下がいて、IED や EFP、あるいは間接砲撃により、イラク軍や聯合軍を攻撃していた。具体例としては、7/5 に発生した Ad Diwaniyah の聯合軍基地に対する攻撃が挙げられている。また、地元の警察署に対する攻撃が 7/7 にあり、警察官 2 名が死亡している。この組織が行ったロケット・迫撃砲攻撃は、累計 450 発以上とされる。
Baghdad の Bayaa で、イラク軍特殊部隊が過激派の中堅指揮官 (militant battalion commander) を拘束。スンニ派に対する殺人・誘拐などを仕掛けていた容疑。また、14 日にイラク軍と米軍特殊作戦部隊が、Wasshit 省でシーア派過激派組織のメンバーと、その他 2 名を拘束。Aziziyah 地区で IED・EFP 攻撃や直接火力攻撃を行っていた容疑。8/23 に聯合軍の車両隊に対して爆弾攻撃を仕掛けた容疑もあり、この件では 2 名が死亡、3 名が負傷している。そのほか、8/2 に発生した車両隊への IED 攻撃の容疑もあり、この件では民間契約業者 2 名が死亡。それだけでなく、民間人に対しても殺人・誘拐・IED 攻撃を行っていたとされる。この捜索で、AK-47 自動小銃 2 挺と手榴弾 6 発を発見。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/14)
アフガニスタン陸軍が新編したコマンドー大隊が、初の任務を実施した。警察・聯合軍とともに、Nangahar 省・Sherzad 地区、Jalalabad 南西 30 マイルの地点にあるタリバンの拠点を襲撃する 2 日間の任務で、2 名を拘束している。そのうちの一人は Haji Shir Khan といい、以前から IED 製造担当として知られていた人物。また、武器集積所 2 ヶ所を発見、内容は RPG 18 発、対戦車地雷、手榴弾 10 発、12 ゲージの散弾銃、AK-47 の弾倉 8 個、アヘン 80kg。
Ghazni 省で、アフガニスタン軍と聯合軍が軍閥と交戦、複数名の敵が死亡、あるいは拘束。
Helmand 省でも戦闘があり、敵複数名が死亡、2 名が拘束された。また、アヘン、AK-47 自動小銃、弾薬ベスト、機関銃、RPG を発見。

今日のイラク (AFPS 2007/9/14)
Yusufiyah 近郊で発生した小戦闘で、テロリスト 4 名が死亡。聯合軍が、Baghdad 南方で活動している外国人テロ組織の掃討を企図した作戦を実施した際の出来事。4 名とも、ターゲットとなった建物に聯合軍地上部隊が接近した際に戦闘態勢をとったもので、近接航空支援と地上軍による攻撃で 2 命ず栂死亡。そのほか、5 名を拘束。Tarmiyah 北西でも聯合軍とテロリストの交戦があり、テロリスト 1 名が死亡。
Balad 東方の Jabouri Peninsula で、外国人テロリストにアジトを提供していた兄弟 2 名を聯合軍が拘束。聯合軍やイラク軍に対する攻撃にも関与していた容疑がある。このほか、さらに 4 名を拘束。
Mosul と Kirkuk で今週、アルカイダ関連組織のリーダー 1 名とその他 9 名を拘束。
13 日に Karmah で、イラク軍がヘリ強襲作戦を実施、モスクを捜索してアルカイダ関連組織のリーダーを拘束。また、現場から逃走しようとした人物が聯合軍の追跡を受けて、陸と空からの攻撃を受けて死亡。聯合軍側にも負傷者が出たが、Baghdad の医療施設に運ばれて手当てを受けた後、ドイツの医療施設に送られた。
Arab Jabour と Buaytha で 11 日、地元住民からの通報を受けて捜索を実施、武器集積所を発見。前者については、米陸軍・第 3 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 1 大隊・C 中隊が出動してピケット・ラインを設置した上で、EOD チームが処分を実施。内容は、12.7mm 機関銃弾 250 発、122mm ロケットの弾頭、RPG 31 発と発射器 1 基、装薬 15 個、60mm 迫撃砲 2 門、爆弾製造材料。後者は第 30 歩兵聯隊・第1 大隊・A 中隊が出動して Patrol Base Murray 北方にピケット・ラインを設置。内容は 57mm 対空砲団 16 発。

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/9/13)
Oruzgan 省 Deh Rawood 地区の Aduzay という村落で、アフガニスタン軍とタリバンの交戦が発生。敵は RPG と小火器で攻撃してきたが、例によってアフガニスタン軍と聯合軍は反撃するとともに、敵の増勢を受けて航空支援を要請、この交戦で敵 45 名が死亡。また、Helmand 省の Garmser 地区では 10 名を拘束するとともに、小火器、弾薬、手榴弾を発見・処分した。

今日のイラク II (AFPS 2007/9/13)
George Bush 大統領は、イラク派遣部隊の戦力削減に加えて、12 月から次期フェーズへの移行を行うと発言。これは、米軍が自ら作戦を主導する形態から、イラク軍とパートナーシップを組む形に移行して、将来的にはイラク軍が主導して米軍がそれを後ろから見る形にしようというもの。
先日、在イラク聯合軍の基地が攻撃されて 1 名が死亡、12 名が負傷する事件があったが、専門家が調べたところ、撃ち込まれたロケットを専門家が調べたところ、イラン製 240mm ロケットの可能性が高いとのこと。
(訳注 : 後段の記事、"mortar" と書いてあったり "rocket" と書いてあったりして複雑怪奇なのだけれど、240mm 迫撃砲は極めて希少なので、ロケットの可能性が高い ?)

今日のイラク I (AFPS 2007/9/13)
聯合軍は、8/30 に実施した作戦で得た情報に基づいて、Baqubah でアルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする作戦を実施。その際に抵抗の構えをみせた敵 2 名が射殺された。また、その後で建物の内部にいる人に対して、降伏して外に出てくるよう呼びかけたところ、拳銃を構えた女性と手榴弾の投擲を試みた女性が現れて、2 名とも射殺された。Baghad でも同様の作戦を実施したが、こちらでも武装した男性 1 名が交戦で射殺されたほか、2 名が拘束された。こちらの組織は自動車爆弾攻撃を仕掛けていた容疑。
Mosul では、聯合軍が指名手配者 1 名を拘束。暗殺を行っていたアルカイダ関係者。このほかに 3 名を拘束。
Tuwaitha では、聯合軍、警察、地元住民が共同で、主要幹線道路からの IED 除去作業を実施するとともに、アルカイダの掃討を図った。米陸軍・第 1 騎兵聯隊・第 3 大隊に配属されている 第 3 歩兵師団・第 3 重旅団戦闘チーム・第 15 歩兵聯隊・第 1 大隊・D 中隊に加えて、イラク人の志願者 60 名あまりが参加。作業終了後に、聯合軍とイラク側の 1st National Police Brigade とで検問所を設置して、警察官を配備。
Taji で、イラク軍と米軍がヘリ強襲作戦を実施して 12 名を拘束したほか、テロリストのアジトを破壊した。空き家になっている建物からワイヤーが延びているのを発見して、人払いするとともにレーザー誘導爆弾 4 発を投下、破壊したもの。拘束した 12 名は、IED の輸送や外国人テロリストの手引きを行っている "Lions of Islam" なる組織と関連があるとみられる。
イラク軍がアルカイダ関係者 2 名を拘束。IED を設置していた現場を押さえたもの。そのうち Heychall の Owejala という村落で拘束した 1 名は、6 日に発生したイラク軍への IED 攻撃に関与していたとみられる。また、イラク軍の偵察隊が Taji で、IED 攻撃の容疑者を拘束。7/20 に発生したものなど、Taji ・Hor al Bosh 界隈で発生した IED 攻撃に関与していた容疑。
イラク東部、Hamrin Ridge と Diyala River Valley でイラク軍が 3 日間にわたるアルカイダ掃討作戦を実施、敵 3 名が死亡、80 名が拘束された。この中には、アルカイダ関連組織の幹部要員も含む。敵は機関銃や小火器で抵抗して、1 ダースあまりの敵が攻撃してきたのに対して航空攻撃を要請したことも。

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こぼれ話

今日の中古戦車情報 (Defense-Aerospace.com 2007/9/14)
  • オーストラリア国防省は、M1A1 Abrams×59 両と入れ替わりに退役する Leopard AS1 戦車について、希望する歴史関連団体などに寄贈すると発表した。1977 年から導入したもの。この件に関心がある団体は、Leopard Disposals Manager, 256-310 St Kilda Road, SOUTHBANK VIC 3006 (電話番号 03 9282 4162) に、2007/10/12 までに連絡すること。(Australian DoD)
  • フィンランド軍は、以下のアンティーク戦車をオークションに出すと発表した。いずれも第二次世界大戦頃のもの。これらの戦車は現在、Siikakangas Depot (Ruovesi, Finland) に保管してある。(Finnish Defence Forces)
    • FV 4101 Charioteer Mk VII Model B×14
    • A34 Comet Mk I Model B×4 (コメット巡航戦車 ?)
    • Sturmgeschutz III Ausfuhrung G×3 (III 号突撃砲 G 型 ?)

一般名詞か、固有名詞か (Defense-Aerospace.com 2007/9/13)
米 Lockheed Martin 社によると、タイの商標登録当局が "paveway" という単語について、レーザー誘導方式の爆弾を意味する一般的な用語で、固有名詞ではないと認めた由。米 Raytheon 社が 2005 年に、"paveway" の商標申請を行っていたが、前述の理由により、今年 7 月に却下が決まった。"paveway" を、レーザー誘導爆弾を意味する固有名詞ではないと認めたのは、タイが三番目。今年 3 月に、トルコも同様の決定を下している。Lockheed Martin 社は、Paveway II LGB (Laser Guided Bomb) に加えて Paveway II Enhanced LGTR (Laser Guided Training Round)、Paveway II DMLGB (Dual Mode Laser Guided Bomb) を製造している。(Lockheed Martin)

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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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