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一般ニュース
旅客機の護りも軍用機並み (DefenseNews 2007/10/10, Elbit Systems via Defense-Aerospace.com 2007/10/11)
イスラエルはこれまで、El-Al 航空の旅客機に対する赤外線誘導式携帯 SAM 対策として、IAI 社のフレアー散布装置・Flight Guard を使用していたが、諸外国の中には安全性の見地から、自国にフレアーを持ち込むことに懸念を表明する向きがある。そのため、レーザー方式の DIRCM (Directed Infrared Countermeasure) に切り替える方針を打ち出した。ただし、Flight Guard も一部の機体に残す。また、フレアーの安全性問題についても IMI 社と組んで検証する。
新たに導入することになったのは、Elbit Systems 社傘下の El-Op 社が開発した MUSIC (Multi-Spectral Counter MANPADS System) で、重量 25kg と軽量。以前は Rafael 社もこの件に噛んでいたが、現在は離脱している。
その他にイスラエルでは、正体不明機、ハイジャックされた機体、あるいはテロリストの航空機がイスラエル国内に侵入する事態を阻止するため、防空システムのアップグレードに乗り出すと表明している。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/10)
トルコの Tayyip Erdogan 首相は、クルド労働者党 (PKK) などの反体制クルド人勢力を掃討するため、こうした勢力が拠点を置いているとされるイラク北部に侵攻する計画が存在することを認めた。
アイルランドの Willie O’Dea 国防相が、「最近、我が国で進んでいる文化的・民族的多様化を軍にも反映させるべきである」として、移民に対して兵役を義務付けるべきではないかといいだした。
NATO 加盟国だが EU 加盟国ではないトルコの存在、それと EU 加盟国だが NATO 加盟国ではないキプロスの存在が原因で、NATO と EU の軍事的な協力関係はいまひとつ密接ではない。そこでフランスがこの問題の解決に乗り出して、NATO と EU、および EDA (European Defence Agency) の関係緊密化を打ち出した。ただ、こうした動きに対してトルコはいい顔をしていない。
テクニカル・サービス業務を展開しているイギリス企業、Cohort 社が、システム・エンジニアリングやソフトウェア開発を手掛けている SEA (Group) を 2,540 万ポンドで買収した。これまでは航空・陸戦関連のビジネスが中心だったが、この買収で海軍方面にも業容を拡大することになる。同社は昨年 7 月に、MASS Consultants 社を 1,250 万ポンドで買収している。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/10)
新型空母の建造や軍人向け住宅施設改善、新型 SSBN 建造への備えなどといった案件に鑑み、英国防省は次年度の国防予算を 2007 年分の CSR (Comprehensive Spending Review) よりも 1.5% 上積みすると決定した。2008-2009 年度が 341 億ポンド、2009-2010 年度が 369 億ポンドと増額を続けて、2010-2011 年度も同額とする。一方で、2010-2011 年度までに 27 億ポンドの支出削減も図る。中古装備売却益は 15 億ポンドを見込む。(MoD UK)
軍事パレードで公開するかどうかでもめた台湾の国産巡航ミサイル・雄風 2E だが、結局、パレードには出てこなかった。パレードで公開したのは超音速対艦ミサイル・雄風 3 と地対空ミサイルの天剣 3 のみ。雄風 3 は射程 130km、SS-N-22 への対抗策として開発したもの。天剣 3 は弾道弾迎撃能力の獲得を企図して開発している。台湾は MIM-104 Patriot (PAC-2) を保有しているが、まだ PAC-3 は入手していない。(Radio Netherlands, Taiwan News)
オーストラリア軍は New South Wales 州の Nowra にある HMAS ALBATROSS を、オーストラリア国防軍の統合ヘリコプター訓練施設に選定した。今年 2 月に発表済みの HATS (Helicopter Aircrew Training System) を導入するもので、年間にパイロット 60 名、その他の搭乗員やロードマスター 40 名、オブザーバー 12 名を養成する。支援に当たる整備・支援要員として、民間人 100 名が働く。これまで、海軍が Squirrel、陸軍が Kiowa でバラバラに実施していた訓練を一本化するもので、5-7 億豪ドル規模のプロジェクト。うち施設建設費が 1 億豪ドル。ここで陸上の低空飛行訓練から洋上飛行訓練まで、さまざまな訓練プログラムをこなせる。2013 年から稼働開始の予定。(Australian Minister for Defence)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/9)
米陸軍参謀総長の George Casey 大将によると、米陸軍は戦力バランスを崩したり戦力に穴を開けたりする状況になってはいないものの、イラク・アフガニスタンでの減耗から建て直すために 3-4 年はかかるだろう、とのこと。なお、すでに決まっている陸軍の増員についても、予定を 2 年繰り上げて 2010 年に実現する考えを示した。
NATO とエジプトは 9 日、協力プログラムの推進について合意した。
シンガポール軍は、自国では実施できない大規模な演習を行うため、インドに部隊を送ることになった。New Delhi で開催された第 4 回目の India-Singapore Defence Policy Dialogue で話が決まったもの。インドとシンガポールは 1991 年から合同演習を開催している仲で、先日にベンガル湾で実施した日米印豪との海軍合同演習にも加わっている。
一方、インドと中国の陸軍が 11 月に予定していた合同演習は、日程面などの折り合いが付かずに延期。それぞれ 150 名ずつを参加させて対テロ戦の演習を行うはずだった。
Alistair Darling 英財務相は、イラク・アフガニスタンでの作戦経費として 4 億ポンド (8 億 1,300 万ドル) を追加支出すると表明。
先日、BAE Systems 社が MV-22 の胴体下面に装備するガン・ターレット、RGS (Remote Guardian System) を発表したが、これの研究・開発・試験を進めるための経費として、FY2008 戦時補正予算で 8,200 万ドルを要求。海兵隊に続いて空軍の CV-22 も戦地への展開を予定しているため、自衛用火器の装備が必要とされる。現在、RGS は BAE Systems の自費開発になっている。
米陸軍関係者によると、イラクで損耗した装備を対象とする RESET 作業のために、今後 3 年に渡って年間 130-140 億ドルの経費がかかる見込みとのこと。
米空軍・第 8 航空軍司令官の Robert Elder 中将によると、AFCYBER の創設に際して ANG (Air National Guard) が重要な位置を占めるという。その理由は、州兵は地元の自治体や民間部門と密接な結びつきがあるため。将来的には、各州の ANG ごとにサイバー戦担当の部門を置く考え。米空軍では、サイバー戦関連の人員・組織育成と平行して、サーバ・ファームの集約など、防御しやすくするための施策も始めている。
インドは、潜水艦用の長魚雷 98 発を調達する。ドイツ・イタリア・ロシアの企業に対して RfP を送付済み。まず 20 発を輸入した後、残りを国有の Bharat Dynamics Limited (BDL) 社でライセンス生産する。DRDO (Defence Research and Development Organisation) の海洋関連部門・Naval Science and Technological Laboratory では水上艦用の長魚雷を開発していて、これは 2009 年半ばに 登場する見込み。
米海軍の装備調達責任者 (Assistant Secretary of the Navy for Research, Development and Acquisition) を務めていた Delores Etter 氏が、10/5 付で退任した。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/9)
Gordon Brown 英国防相は議会で、イラク派遣部隊に対して装甲車輌の追加配備とインターネットアクセス環境の改善を行うと表明した。イギリス軍が展開しているイラクの Basra では、すでにイラク陸軍・第 10 師団の 10,000 名と警察 15,000 名がおり、さらに第 14 師団の 11,000 名が訓練中。来年 6 月には治安部隊の規模が 35,000 名に達する見込みとしている。こうした状況を受けて国防相は、イギリス軍派遣部隊の規模を、現在の 5,500 名から、イラク側への治安維持権限委譲によって 4,500 名、さらにその後に 4,000 名と縮小して、来春に 2,500 名まで縮小する考えを表明した。鍵となるのは、軍と警察の育成、イラン・イラク国境の警備体制確立と密輸・補給ルート遮断。そのままうまく行くようなら、イギリス軍は任務をお目付役に限定して、さらに規模を縮小する。(MoD UK)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/8)
インドは 5 日、同国東部・Orissa 州の Chandipur-at-Sea で Agni-1 弾道ミサイルの試射を実施した。射程 700km、弾頭重量 1t、核兵器の搭載も可能。(Indian Ministry of Defence)
ノルウェー政府は、総額 315 億クローネにのぼる 2008 年度国防予算案をまとめた。前年の政策を引き継いだ内容で、長期目標に対する予算実現率は 98%。ただし作戦経費については長期計画より 3 億クローネを上積み。主な眼目は以下の通り。(Norwegian MoD)
装備近代化と効率改善を継続する。
過去 2 年間に引き続き、北方での作戦行動を増やす。ただし、演習 "Cold Response" と "Gemini" については、2008 年は中止。
海外作戦については予算増。国連の平和維持活動に重点を置く。スウェーデンと組んで Darfur での国連ミッションに工兵隊を参加させる提案をしているほか、ISAF でのプレゼンスも継続する。
陸軍の予算は上積み、資材部門などのサポート機能、沿岸警備部門などを強化する。
海軍の予算は現状維持。Fridtjof Nansen 級と Skjold 級の導入を継続する。また、潜水艦、対機雷戦、特殊作戦部隊にも予算を投入する。ただし、作戦行動の規模は縮小する。
空軍の予算は微減。ただし、これは Defence Estates Agency と Defence Logistics Organisation での経費節減によって実現するため、実質的に現状維持。洋上哨戒機戦力や輸送機戦力の更新を進める。
Condoleezza Rice 米国務長官は 10/5 に、国務省からの依頼を受けて仕事をしている PMF に対する監督強化を指示した。例の Blackwater 事件を受けた措置。また、国務省の保安要員を数ダースほどイラクに送り込み、Blackwater 社に対する監督にあたらせる。そのほか、車両隊を構成する車輌にビデオカメラを搭載して状況を記録できるようにする、軍と PMF のコミュニケーションを強化する、といった措置も取り入れる。(VoA)
ホンマかいな (DID 2007/10/7)
Reuters (Reuters India | Singapore's Straits Times) の報道によると、アメリカは環太平洋諸国による RQ-4 Global Hawk の共同運用構想に発破をかけており、2008 年にはデモンストレーションも予定しているとのこと。名前が挙がっている国は、オーストラリア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、日本、韓国、タイ、インド、ブルネイ、スリランカ。また、BAMS 計画についてもパートナーとしてオーストラリアの名前が挙がっているとされる。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/8)
インド空軍司令官の Fali Major 大将によると、インドは近いうちに C-130J×6 機の発注契約に調印する見込み、とのこと。過去数年に渡り、両国間で協議が続いてきていた案件。
そのインドでは、HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) が InfoTech Enterprises Ltd. と対等出資のジョイント・ベンチャー Infotech HAL Ltd. を設立、航空機エンジンの設計・検証を専門に手掛けることになった。アメリカやフランスなど、海外での事業を展開する。
上院外務委員会の Richard Lugar 議員 (共和党) が George Bush 大統領に対して、ロシアとアメリカの間で対立が続いている東欧への MD エレメント配備問題に関してロシアと協力するよう求める発言を行った。今週、Moscow で両国の外相と国防相などによる "2+2" 協議が予定されているのを踏まえた発言。
デンマークはノルウェーに対して、両国の空軍を同一指揮系統下で統合する構想を持ちかけたが、ノルウェー側は「地理的には近いが、文化的には近くない」としてこれを拒否。とはいえ、ノルウェーとデンマークは、さらにスウェーデンとフィンランドを交えて NBG (Nordic Battle Group) を編成している仲でもある。
開発に 58 億ドルを投じたものの、信頼性に関する問題が出ている米 Lockheed Martin 社製 AGM-158 JASSM Joint Air-to-Surface Standoff Missile) について、9/17 に米空軍は代替製品の RfP をリリース、Eglin AFB では Industry Day も開催している。しかし、最終的に JASSM を放逐するかどうかについては、依然として部内で議論が続いている状況。米 Raytheon 社では、AGM-154 JSOW に MALD Miniature Air-Launched Decoy) のロケット・モーターを追加した射程延伸型を売り込み中。そのほか、Boeing 社の SLAM-ER や MBDA 社の Storm Shadow といったモノの名前も挙がっている。JASSM は 1998 年に量産開始、2,400 発を調達する計画で、すでに 600 発を領収済み、さらに 400 発が発注済み、200nm の射程をさらに伸ばす ER バージョンの計画もある。
カナダは昨年 6 月に、CH-47 Chinook×16 機を 47 億カナダドル (46 億ドル、20 年分のサポート業務込み) で調達してアフガニスタンでの空輸任務する計画を明らかにしたが、依然として RfP のリリースに至っていない状況。また、CH-47 を発注しても 2011 年までは手に入らないことから、議会では (CH-146 Griffon のような) 既存の機体をアフガニスタンに送れと主張する声も。CH-146 は CH-47 ほどの搭載量はないが、すでに展開していた CH-146 の数を減らして車両輸送に変えたことから IED の脅威が増していることを考えると、CH-146 でも「ないよりマシ」というわけ。
インド陸軍は 2005 年から、精密誘導兵器、新型の自走砲やロケット発射器、SSM などの導入による火力強化や IT 化といった構想を進めてきているが、当初の目論見よりもペースダウン。予算面の問題や官僚機構に起因する仕事の遅さによるもので、もっと仕事を早めるべきだという声が出ている。これら以外にも、UAV、中戦車、ヘリコプターなど、お買い物リストはたくさんある。
旧い M113 ベースの AFV を多数抱えているカナダ陸軍だが、代わりとなる FFCV (Family of Future Combat Vehicles) について、要求仕様をどの程度詳細に決めるかで、部内でモメている。
AUSA 展示会で IAI 社 Ramta Division が、Caterpillar 社製 D9T をベースにした無人ブルドーザーや、Multi-Terrain Loader MTL 257 をベースに無人化した "Front Runner" を出展した。Rafael 社は先に公表した Spitlite-M 電子光学センサーを出展している。
米海軍の Helicopter Combat Support Special Squadron 4 (HCS-4 ?) で整備担当士官を務めていた Kevin Beers 中尉が、GPS レシーバー、ボディ・アーマー、pH メーター、ラジオ・リピーターといった装備品を勝手に eBay 経由で売り飛ばしたとして、クビになった上で $10,000 の罰金を科せられた。
14 ヶ月と経たない間に米空軍で、F-15C のキャノピーが吹っ飛ぶ事故が 2 件発生。具体的には、2007/4/4 に Nellis AFB で、2006/3/10 に Tyndall AFB で、それぞれ事故が起きている。どちらも無事に帰還しており、墜落には至っていない。当初は大問題ではないということになっていたが、米空軍は 10 月から F-15C 全機を対象とする検査を始めた。温度変化などに起因するストレスが原因で歪みが生じて、ロッキング・メカニズムが不完全になるのが原因とみられる。そのほか、ロッキング・メカニズムにゴミが入り込む、あるいは空戦機動による機体の歪み、といった原因も挙げられている。
仏 Astrium Satellites 社と、同社の子会社・独 Tesat-Spacecom 社は、衛星搭載用のレーザー技術を研究中。用途としては、低軌道衛星と UAV の通信、衛星間通信、低軌道衛星と地上管制ステーションの間の通信、宇宙ミッションにおける通信が挙げられている。すでに、SPOT 衛星や、ESA のデータ中継衛星 Artemis を使った実験も始めている。
現在、アメリカでは FAA の規定によって民間空域での UAV の飛行が禁じられているが、規定変更によって 2012-2013 年頃に、National Airspace System への UAV の導入が可能になる模様。これを実現するには、UAV に "協力的" なタイプと "非協力的" なタイプの衝突検知・回避システム、それとレーダー/電子光学/赤外線/音響センサーを追加する必要がある。実現すれば、警察などへの UAV 販路拡大につながるか ?
トルコ陸軍は装備調達における優先課題として、IED 対策、Otokar 社が担当している新型戦車の開発 (100 億ドルで 1,000 両の調達を計画)、攻撃ヘリの調達 (すでに A129 の採用が決まっている)、中・大型ヘリコプターの増強などによる機動性の改善などを挙げている。
米空軍と米海兵隊は、不審な動きを監視してリアルタイム映像を配信するためのシステムとして Angel Fire を 2005 年から開発している。陸軍も同種のシステムとして Constant Hawk を開発しているが、こちらの方が監視できる範囲が広い。ただし取り扱いが難しく、分析にも慣れが要る。この Angel Fire と Constant Hawk を一本化してはどうかという話があるが、空軍と海兵隊は一本化に伴う問題発生や配備遅延に対して懸念を表明、Angel Fire の開発を継続するよう求めるキャンペーンを展開中。これらのシステムは、IED 対策などに利用するもの。
フランスの Thierry Breton 元財務相は 5 日に議会で、Airbus A380 をめぐるゴタゴタについて事前に知っていたとする疑惑を否定した。例の EADS インサイダー疑惑に関連する発言。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/5)
米下院は、アフガニスタンやイラクを初めとする海外の戦地で働いている民間軍事請負業 (PMF : Private Military Firm) の社員についても、アメリカ国内法の適用対象として米司法省が司法権を持つようにする法案 "Military Extraterritorial Jurisdiction Act." を、389:30 で可決した。事件が発生したときの捜査は FBI が担当することになる。先月にイラクで発生した、Blackwater USA 社による死傷者発生事件が後押しした格好 (なにしろ、Blackwater 社だけで 200 件もの発砲事件に関わっている)。現在は、イラクで働いている PMF の社員は米国内法の適用対象外で、CPA (Coalition Provisional Authority) が策定した規定に基づいている。(VoA)
CBS ニュースによると、紅海上の USS Wasp (LHD-1) からヨルダン上空を経てイラク西部の Anbar 省に向かった米海兵隊の MV-22B Osprey×10 機のうち 1 機が、機械的トラブルを生じて艦に引き返したとのこと。修理後に出直すことになる。海兵隊では、機体が敵の攻撃にさらされる事態を警戒して、このフライトそのものを秘密裏に実施していた。(defense-aerospace.com, CBS)
拡大は段階的に (AFPS 2007/10/4)
Robert Gates 米国防長官がチリを訪問して Jose Mario Goni 国防相と会談、軍事的関係強化の手始めとして、両国の軍人やその家族が、互いの相手国の軍が持つ医療施設を利用できるようにする reciprocal health agreement をまとめた。
Gates 国防長官がチリを訪問したのは初めてのこと。将来的には、共同作戦の実施や相互運用性の向上も視野に入れている。
見せるか見せないか、それが問題だ (DefenseNews 2007/10/4, VoA via Defense-Aerospace.com 2007/10/5)
台湾は、来週に予定している軍事パレード (注 : 記事執筆時点) で、中国国内の攻撃も可能とされる巡航ミサイル、雄風 2E (Hsiung Feng 2E) を公表する模様。一部には、まだ開発の初期段階だとする見方もあるが、公式には 2008 年からの量産開始を予定しており、全部で 500 発を調達する計画とされる。
アメリカは台湾に対して雄風 2E の開発を止めるよう圧力をかけていたが、中国の第 2 砲兵が台湾に向けて 900 発あまりの東風 11 (DF-11) と東風 15 (DF-15) を指向、しかも増強を進めている現状を踏まえて、台湾は開発・配備を継続している状況。開発過程で誘導システムに問題が発生したが、アメリカが支援を断ったため、別の第三国から助力を得て解決した由。エンジンもアメリカ製ではないとのことだが、供給元は不明。
ただし、雄風 2E の公開については関係者の間で意見が割れており、防衛力を国民に見せる見地から公開した方がいいとする意見と、政治的紛糾を避けるために公開しない方がいいとする意見がある様子。公開に踏み切れば、中国だけでなく、前述の事情によりアメリカがつむじを曲げるのは必至のため。
このほか、超音速ミサイル雄風 3 (HF-3)、空対空ミサイル天剣 1 と天剣 2、地対空ミサイル天弓 1 と天弓 2 も公表する模様。
よりによって中国かよ orz (DefenseNews 2007/10/4, VoA via Defense-Aerospace.com 2007/10/5)
イラクの Jalal Talabani 大統領は Washington Post 紙の取材に対して、警察向けの火器を中国から 1 億ドルで調達すると表明。アメリカから供給を受けないのは、アメリカについては陸軍向けの武器配備を優先している状況があり、警察向けの武器の緊急配備に間に合わない事情があるため。また、アメリカ国内で輸出承認に時間がかかるという事情もある模様。
イラクの警察は現在、火器が不足しているために 5 人に 1 人しか武装していない。ただ、イラクでは 2004-2005 年にかけて供給を受けた、AK-47 自動小銃 11 万挺を含む 19 万挺の火器のうち、行方不明になっているものが少なからず存在することから、ここでさらに中国製の武器が大量に持ち込まれる事態に懸念を表明している向きもある。チリを訪問中の Robert Gates 米国防長官も、この件について懸念を表明しており、FMS の手続きを改善する必要があると発言している。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/3-4)
エチオピアの Meles Zenawi 首相は 4 日、スーダンの Darfur に 5,000 名の平和維持部隊を派遣すると表明した。Darfur には、国連と AU の合同で 26,000 名の平和維持部隊を展開させる計画になっている。
先月にイラクで発生した、Blackwater USA 社による民間人死亡事件の調査が、国務省から FBI のコントロール下に移ることになった。今後の調査結果次第で、米司法省、あるいはイラクの司法当局がアクションを起こす可能性を踏まえたもの。
米海兵隊と米 Oshkosh Truck 社によると、米海兵隊では発電機を搭載した MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacements) 軍用トラックを 4-6 両ばかり、試験・評価用として調達することになる模様。通信機器やレーダーなどで使用する、電源供給手段の必要性が増しているのを受けた動き。足回りは既存の MTVR と同じで、停止中なら 100kW、走行中でも 21kW の発電能力を発揮できるとする。既存の MTVR についても、発電能力を 160A から 300A に強化している。
米海兵隊は、イラクへの M777 牽引砲の配備を開始した。米陸軍と米海兵隊は、これまでに取得済みの分に加えて、さらに海兵隊が 250 門、陸軍が 275 門を追加取得する計画。M777 は M198 より軽く、MV-22 や CH-47 による吊下空輸も可能。また、デジタル射撃統制システムにより火力は向上している。NATO 標準仕様の 155mm 砲弾に加えて、GPS 誘導砲弾 Excalibur の発射も可能。
アメリカはラテンアメリカ諸国について、犯罪・麻薬・ストリートギャングを主要な脅威とみており、これらに対処するには警察よりも軍事力が必要という判断をしている。アメリカでは犯罪対策は警察の仕事だが、ラテンアメリカ諸国では警察が弱体で、十分に対処できないという事情もある。
フランスは、EU 諸国からチャド・中央アフリカの両国に 3,000 名規模の部隊を派遣できると見込む。
おじゃまします (NavNews 2007/10/4)
バーレーンで、フランスの Malika Berak、アメリカの Adam Ereli、そして日本の近藤剛駐バーレーン大使が、10/3 に Enterprise (CVN-65) を訪問した。艦橋から随伴艦の USS Arleigh Burke (DDG-51) やフライト・デモンストレーションを眺めた後に昼食、そして飛行甲板で発進・回収を見学した由。
初展開 (NavNews 2007/10/4)
米海軍が新編した河川戦闘部隊・Riverine Squadron (RIVRON) 2 (Naval Amphibious Base Little Creek, VA) が、10/2 から初のデプロイメントを開始した。イラクの河川や内陸水路で、MSO (Maritime Security Operations) として、武装勢力の拠点潰しや武器・人員・その他の物資の密輸を阻止する任務に就く。RIVRON 2 と入れ替わりに、RIVRON 1 が帰国する。
2006 年 12 月に、米海軍は米海兵隊から河川戦闘任務を引き継いでおり、これを担当するのが RIVRON。現在は 2 個ある。
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産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/11)
Thales 社はサウジアラビア国防省から、電子戦システム Al Madhallah (傘の意) を 1 億 2,500 万ユーロで受注した。6 ヶ所の地域拠点と移動施設に電子戦施設を設置するもので、サウジアラビア空軍が運用している Crotale、Shahine、Patriot、Hawk といった SAM の要員を訓練するために使用する。(Thales)
米 Boeing と米 SAIC (Science Applications International Corp.) の両社は、米陸軍向けに開発を進めている FCS (Future Combat System) が SoS (System-of-Systems) に関する一週間がかりのテクニカル・レビューを終了したと発表した。EM1 (Engineering Maturity 1) レビューといい、エンジニアリング・フェーズの重要マイルストーンと位置付けられる。2009 年初頭に予定している SoS 予備設計審査 (PDR : Preliminary Design Review) に備えて、設計面の熟成度を評価・検討するもの。FCS は 2006 年 8 月に初期段階の PDR を済ませており、一部のテクノロジーは Spin Out 1 として陸軍の評価部隊に回り始めているところ。(Boeing)
米 Lockheed Martin 社は、オランダ空軍向けに PAC-3 のデリバリーを開始した。2005 年に FMS 案件として発注したもので、海外向けとしては初のカスタマー。日本も導入を決めているほか、ドイツ・イスラエル・クウェート・ギリシア・台湾・サウジアラビア・スペインといった既存カスタマーも PAC-3 へのアップグレードを検討中。Lockheed Martin 社は 1984 年の Homing Overlay Experiment 以来、"Hit-to-Kill" 型ミサイルの経験を積んできており、1993 年に PAC-3 の受注を獲得している。そのほか、AWS (Aegis Weapon System)、THAAD (Terminal High Altitude Area Defense)、MEADS (Medium Extended Air Defense System)、MKV (Multiple Kill Vehicle) といったシステムも手掛けている。(Lockheed Martin)
米 Northrop Grumman 社は、ABL (Airborne Laser) こと YAL-1 への COIL (Chemical Oxygen Iodine Laser) のインテグレーション作業を開始した。テスト用に地上で組み上げていたものをいったんバラして、YAL-1 に搭載する。その際に、これまでの試験や研究で得られた成果も反映させて改修を施す。要撃試験は 2009 年 8 月の実施予定。(Northrop Grumman)
米 Lockheed Martin 社によると、同社が伊 Alenia Aeronautica 社・伊 Avio 社と共同受注した C-130J の長期サポート (LTS : Long Term Support) 契約において、同社の取り分は 4,700 万ドルとのこと。RTI (Raggruppamento Temporaneo d'Impresa) といい、イタリア空軍の C-130J/J-30×22 機を対象とする案件で、総額は 9,700 万ユーロある。(Lockheed Martin)
米 Lockheed Martin 社はオランダ空軍が Gilze Rijen AB に配備している AH-64D Apache Longbow に対して、新型 TADS/PNVS (M-TADS/PNVS : Modernized Target Acquisition Designation Sight/Pilot Night Vision Sensor)・Arrowhead のデリバリーを開始した。2005 年 4 月に 24 セットを受注していたもので、これまでに 14 セットがデリバリー済み、残りは 10 月にデリバリーする。組み込み作業はオランダ国内で実施するが、オランダ軍は AH-64D に関する SRA (Special Repair Activities。トラブルシュート、補修、検査などのこと) 機能を持っていなかったため、設備・工具・作業手順確立といった課題があった。米陸軍の方は 2003 年 11 月から Arrowhead の発注を開始、2005 年 5 月からデリバリー開始、翌月にインテグレーション作業を終えている。(Lockheed Martin)
英国防省は、指揮管制用のコンピュータ・ネットワーク、DII(F) (Defence Information Infrastructure (Future)) 向けとして、担当の ATLAS コンソーシアムにコンピュータ 3,300 台を 2 億 7,000 万ポンドで追加発注した。Increment 2b といい、これで累計受注額 23 億ポンド。DII(F) では現時点で 10,000 台の UAD (User Access Devie) を 300 ヶ所に配備済みで、ユーザー数 40,000。最終的には、世界各地の 2,000 拠点で 30 万ユーザー、コンピュータ 15 万台の規模とする。なお、今回追加発注した 3,300 台のうち 1,900 台は、陸上の機動展開司令部や英海軍の艦艇に搭載する。ATLAS コンソーシアムのメンバーは以下の通り。(MoD UK)
EDS (Prime Contractor)
Fujitsu
EADS
General Dynamics
LogicaCMG
その他
独 Rheinmetall Defence 社は瑞 Cathyor Engineering S.A. との間で、低シグネチャ兵器・Fly-K のライセンス購入合意をまとめた。MILIPOL 2007 に出展する予定。Fly-K では、すでに世界各国の陸軍で使用実績がある弾薬 (HE 弾、白燐弾、照明弾、訓練弾など) を使い、単射と連射の両方が可能。HE 弾は催涙ガスなどの非殺傷性兵器を組み込んだり、あるいは閃光弾や発煙弾に仕立てたりもできる。発射時の音が小さいのがポイントで、100m 離れた場所で 52dB 未満。赤外線センサーで発射を探知することはできず、煙も砲口炎も出さない。しかも軽量で持ち運びは容易。(Rheinmetall Defence)
瑞 RUAG 社は、仏陸軍の新型歩兵戦闘車、VBCI (Vehicule Blinde de Combat d'Infanterie) 用のシミュレータを開発・製造することになり、仏国防調達局 (DGA : Delegation generale de l'Armement) との間で契約に調印した。RUAG Electronics 社が仏 GAVAP 社と組んで作業を進める。2008 年末までにプロトタイプをデリバリー、合計 48 基を納入する予定。総額 3,000 万ユーロ。(RUAG)
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米海軍から、AN/AAR-47 ミサイル接近警報装置を 3,600 万ドルで追加受注した。2006 年 8 月に受注した契約への追加分で、これで累計受注額 5,800 万ドル。米国内外合わせて AN/AAR-47 は 3,000 セットを超える受注実績がある。(ATK)
2007/10/10 に Soyuz-FG ロケットで Baikonur Cosmodrome から打ち上げられた Soyuz TMA-11 TMS (Transport Manned Spacecraft) にはマレーシア人宇宙飛行士の Sheikh Muszaphar Shukor 氏が乗り組んでいる。これは、マレーシアが 2003 年に Su-30MKM×18 機を発注した際に、Rosoboronexport が設定したオフセット条件のひとつだったもの。ロシアや米 NASA の宇宙飛行士とともに、第 16 次となる ISS (International Space Station) 要員 (16th Expedition) を構成する。その Su-30MKM は今年 5 月に最初の 2 機が Irkut Corp. の Irkutsk Aircraft Plant でロールアウトしている。イギリス・ドイツ・インド・フランス・南アフリカ製のアビオニクスを組み込んでおり、2008 年に完納の予定。(Rosoboronexport)
米 General Dynamics Armament and Technical Products 社は、米国防総省が進めている JCAD (Joint Chemical Agent Detector) プログラムの Increment 2 を担当することになった。同社の携帯式化学兵器探知機・JUNO を使用する。JUNO は DMS (Differential Mobility Spectrometry) テクノロジーによって、従来型の IMS (Ion Mobility Spectrometry) テクノロジーを用いた探知機よりも高い感知能力を得ている。JCAD プログラムが目指しているのは、より迅速・確実・容易な探知が可能な機材の実現。Increment 2 契約で試験・評価用に JUNO×5 セットをデリバリーする。量産が実現した暁には 10 万セットの需要が見込まれる。(GD)
新型照準器 (DID 2007/10/10)
2005 年に米海兵隊が、6 億 6,000 万ドルで 80 万セットを発注した自動小銃用の新型照準器・ACOG (Advanced Combat Optical Gunsights) について、米陸軍も M150 RCO (Rifle Combat Optic) として採用を決定。5 年間で 135,000 セットを調達することになった。夜間用のトリチウム照明と、昼間用の光ファイバーによる外光取入式照明を持ち、伸縮式の匡体は 7075-T6 アルミ合金製、曇らないように窒素ガスを封入している。陸軍向けの RCO は倍率 4 倍、レーザー・フィルターや SRD (Signature Reduction Device) を持ち、お値段 $1,450。
なお、ACOG は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) でも採用している。
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/10)
General Dynamics, Electric Boat Corp. (Groton, CT) は米海軍から、Naval Submarine Support Facility, Naval Submarine Base, New London で実施する原潜の整備補修サポート業務を $37,291,802 で受注した。核動力主機以外の部分が対象で、潜水艦以外に浮ドックや支援船なども対象となる。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington, DC (N00024-06-C-4414) [Naval Submarine Base (Groton, CT) で実施するもので、NTMMI (New England Maintenance Manpower Initiative) というそうな]
General Dynamics Electric Boat Corp. (Groton, CT) は米海軍から、原潜の定期修理 (Reactor Plant Planning Yard services for nuclear-powered submarines) とサポート業務に関する修正契約を $16,159,441 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington, DC (N00024-07-C-2103)
Newport News Shipbuilding and Dry Dock Co. (Newport News, VA) は米海軍から、原潜用バルブ関連の入渠整備 (Planning and Design Yard functions for Standard Navy Valves in support of Nuclear Powered Submarines) に関する修正契約を $5,736,032 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington, DC (N00024-07-C-2104)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/10)
BAE Systems 社、米陸軍 TACOM (Tank Automotive and Armaments Command)、PM-HBCT (Program Executive Office for Ground Combat Systems, the U.S. Army's Project Manager - Heavy Brigade Combat Team)、ANAD (Anniston Army Depot) の各者は、M109 自走砲に関連する開発・維持管理を PPP (Public-Private Partnership) の下で進めるという内容の MoU に調印した。既存の M109A6 Paradin 自走榴弾砲と M992A2 FAASV (Field Artillery Ammunition Supply Vehicle)、これらを改良した PIM (Paladin Integrated Management) の量産が対象になる。所要の人員は大半を ANAD から出して、プログラム管理も担当する。BAE Systems 社は資材管理を担当する。PIM の量産については、PM-HBCT との契約に基づいて BAE Systems 社が担当、ANAD は PIM IPDTs (PIM Integrated Product Development Teams) として設計面をサポートする。(BAE Systems)
サウジアラビア空軍 (RSAF : Royal Saudi Air Force) は、F-15S のエンジン換装担当として米 GE Aviation 社を選定した。F110-GE-129C×65 基と兵站支援業務パッケージの総額は 3 億ドル。2008 年からデリバリー開始。(GE Aviation)
米空軍は、現役と州兵航空隊 (ANG) の F-15C を対象として、AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダー・AN/APG-63(V)3 の装備に乗り出す。2009 年の第一四半期から改修作業を始める計画で、米 Boeing 社に 7,000 万ドルで契約を発注した。APG-63(V)3 は米 Raytheon 社製、APG-63(V)2 用のソフトウェアと、F/A-18E/F が装備する AN/APG-79 用の最新型ハードウェアを組み合わせた構成。これ以外にも、F-15 同士のデータリンク機能や GPS 受信機、JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) の装備といった改修を施す。なお、Raytheon 社はこの件で Boeing 社から 5,220 万ドルの契約を受注、第一陣としてレーダー 6 基とスペア 1 基をデリバリーする。その後も追加納入を進めて、今後数年間で 48 基をデリバリーする予定。(Boeing, Raytheon)
米 Boeing 社は米陸軍から、AH-64D Apache 攻撃ヘリのサポート業務契約を受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 2 年、すべて実現した場合の総額は 1 億 7,300 万ドル。(Boeing)
米 Raytheon 社は米陸軍の SMDC-ARSTRAT (Space and Missile Defense Command-U.S. Army Forces Strategic Command) との間で、CRADA (Cooperative Research and Development Agreement) に関する合意をまとめた。防空・ミサイル防衛ミッションの有効性を高めるためのシミュレーション研究を進めるという内容で、期間は 5 年。(Raytheon)
BAE Systems 社と、Navistar International Corp. 関連の International Military and Government, LLC が共同で、HMMWV 後継となる軽車両、JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) のプラットフォームを開発することになった。JLTV 計画では、防禦力や機動性を備えた、スケーラビリティのあるプラットフォームを開発して、ファミリー化によるライフサイクルコスト低減を図る考え。(Navistar International )
韓国で、KAIST (Korea Advanced Institute of Science and Technology) が開発した燃料電池式 UAV が公表された。全長 80cm、翼幅 150cm、重量 2.5kg、500g の燃料 (NaBH4) を使って 10 時間の滞空が可能で、これは通常型バッテリと比べると 10 倍にあたるとされる。(Korea Overseas Information Service)
英国防省は EWS Network に対して、Strategic Rail Capability と Mainline Rail Freight Services を 2,800 万ポンドで発注した。期間は 4 年で、国防省が保有する貨車を使った鉄道輸送業務を提供する。(MoD UK)
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は米陸軍から、30mm 機関砲弾 PGU-15A/B と 25mm 機関砲弾 PGU-25/B を総額 2,900 万ドルで受注した。オプション契約まで実現した場合の総額は 8,700 万ドル。PGU-15A/B は PGU-13/B と PGU-14A/B に対応する訓練弾で、A-10 用。PGU-25 は AC-130 や AV-8B で使用する。それとは別件で、米海軍の Mk.15 Phalanx CIWS ブロック 1B で使用する 20mm 機関砲弾 Mk.244 とダミー弾 M51A4N を 2,800 万ドルで受注しており、こちらはオプション契約まで実現すると総額 4,600 万ドルの案件。(ATK)
スペインの海洋保安部門・Sasemar が AgustaWestland 社に対して、AW139×2 機を発注した。2006 年の 3 機に続く第二次発注で、捜索・救難 (SAR) 用。FLIR、捜索/気象レーダー、4 象限オートパイロットなどの装備を持つ。(AgustaWestland)
米 Lockheed Martin 社は、1 億 2,000 万ドルの契約で今年初めから開発を進めている、AN/TPQ-36 対砲兵レーダー (Counterfire Target Acquisition Radar) の改良型・EQ-36 (Enhanced AN/TPQ-36) を AUSA 年次総会に出展した。従来の対砲兵レーダー (AN/TPQ-36、AN/TPQ-37 など) はカバー範囲が 90 度しかなかったが、EQ-36 は全周をカバーする動作モードが加わっている。Lockheed Martin 社と Syracuse Research 社 ATO (Advanced Technology Objective) が組んで、米陸軍の I2WD (Intelligence & Information Warfare Directorate) 向けに開発したセンサー技術を活用している。Yuma Proving Ground で 90 度のモードと 360 度のモードの両方についてのデモンストレーションを、White Sands Missile Range では対空監視モードのデモンストレーションを実施した。2009 年夏までに 1-2 号機、2009 年秋に 3-4 号機、2010 年初頭に 5 号機をデリバリーする。Lockheed Martin 社 Radar Systems 部門 (Syracuse, NY) が送受信モジュール、アンテナ・アレイ、デジタル・モジュール・アセンブリを担当。訓練機材は Lockheed Martin Simulation, Training & Support (Orlando, FL) が担当している。Syracuse Research はデジタル・シグナル・プロセッサ、Tobyhanna Army Depot (Tobyhanna, PA) は維持管理、Burtek, Inc. (Chesterfield, MI) はシェルターなどを担当。(Lockheed Martin)
BAE Systems 社は Q-Sight と称する航空機搭乗員用 HMD (Helmed Mounted Display) を開発、AUSA 年次総会に出展した。軽量 (重量 4 オンス未満) で人間工学的配慮を取り入れており、視認性も高めている。(BAE Systems)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/9)
TW Metals, Inc. (Carol Stream, IL) は米国防兵站局 (DLA) から、アルミ製のシート、プレート、フロアプレートを $45,000,000.00 (価格修正条項付き) で受注した。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの案件で、基本契約 2 年、1 年単位のオプション契約 3 年分。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-05-D-0146)
Conax Florida Corp. (St. Petersburg, FL) は米国防兵站局 (DLA) から、HMMWV 用のシートベルト・キット (4 人分)×5,685 セットを $7,496,638.95 で受注した。同数のオプション契約あり。Defense Supply Center Columbus, Columbus, OH (SPM7L2-07-C-0093)
AWD に続け (Prime Minister of Australia & Navantia via Defense-Aerospace.com 2007/10/9-10)
オーストラリア海軍は、新型揚陸艦 (LHD。27,000t)×2 隻の建造契約に調印した。総額 31 億豪ドルのプロジェクトで、うち西 Navantia 社・豪 Tenix 社との間で締結した建造関連契約は 14 億 1,160 万ユーロ。そのうち Navantia 社の取り分が 9 億 1,500 万ユーロ。1 番艦の HMAS Canberra が 2013 年、2 番艦の HMAS Adelaide が 2015 年に就役する。
飛行時間の差が興味深い (BWB via Defense-Aerospace.com 2007/10/9, DID 2007/10/10)
ドイツ軍の装備調達部門・BWB は、A400M を対象とする就役後の兵站支援業務契約についての準備契約を発注した。ドイツ空軍向けの SC (Support Center) 開設と運用が対象で、総額 10 億ユーロに達する見込み。A400M の整備作業は ML1・ML2・ML3 の三段階に分かれており、このうち ML2 は機上で実施するものと機外で実施するものに細分される。今回の契約がカバーするのは、ML2 の機外分と ML3、それと他国と共用する特定の装備品。
ドイツ空軍は 2010-2016 年にかけて、合計 60 機の A400M を調達、Wunstorf と Alt Duvenstedt の 2 個空輸航空団に 30 機ずつを配備する計画になっている。そのため、兵站支援態勢の構築は 2010 年 5 月の就役予定日までに実現する。なお、1 機あたり年間 377 飛行時間・30 年間の運用を予定している。
フランス空軍の動向次第では、フランス空軍の機体についてもサポート業務を行うオプション契約が実現する可能性がある。フランスとドイツが合同部隊を編成した場合、これも対象になる。ちなみに、フランス空軍は年間 660 飛行時間の運用を予定しているが、就役期間は両国とも同一。なお、フランスとドイツはベルギー・オランダとともに、各々が保有する A400M で "プール" を構成する話を進めている仲。
ぷち業界再編 (UIC via Defense-Aerospace.com 2007/10/9, DID 2007/10/10)
米 United Industrial 社 (UIC) と米 Textron 社は、UIC 株を 1 株あたり $81.00 で Textron 社が買収するという内容の合意をまとめた。買収額は 11 億ドル。今後、UIC は Textron 社の一部門として営業を継続する。買収側の Textron にもティルトローター式 UAV の EagleEye があり、米沿岸警備隊の DeepWater 計画で採用されているが、このプロジェクトは中断状態。
UIC は傘下に、UAV メーカーの AAI 社や Aerosonde 社があり、それ以外にも ESL Defence、McTurbine、Symtx といった企業を直接・間接に傘下に置いている。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/9)
英国防省は、イラク・アフガニスタン派遣部隊向けとして Mastiff×140 両の追加発注を決定した。1 億ポンドほどの案件になる見込み。Mastiff は、米 Force Protection 社が米軍向けに製造している Cougar のイギリス向けバージョン。(MoD UK)
米 Harris 社は米陸軍から、HF 無線機 AN/PRC-150 "Falcon II" を 1 億 400 万ドルで受注したと発表した。ちなみに、ファミリー製品として JTRS 対応の AN/PRC-152 Falcon III がある。これは現時点で唯一、JTRS SCA (Software Communications Architecture) Ver.2.2 に対応している。(Harris)
米 Griffon 社は、傘下の米 Telephonics 社 Radar Systems Division が米 Lockheed Martin Systems Integration 社 (Owego, NY) から、AN/APS-147 MMR (Multi-Mode Radar) を 4,200 万ドルで受注したと発表した。米海軍の MH-60R に装備するもので、すでに 3 億 1,800 万ドルで受注している多年度契約に追加するもの。これで、スペアパーツや関連サービス業務を含む累計受注額は 3 億 6,100 万ドルとなった (訳注 : 数字が合わないのは端数の関係 ?)。AN/APS-147 は洋上と沿岸の両方で使用できるレーダーで、小型目標に強く、ISAR (Inverse Synthetic Aperture Radar) モードを持ち、Mode 5/S に対応する IFF (Identification Friend or Foe) インテロゲーターの機能を内蔵する。(Griffon)
米 General Dynamics C4 Systems 社は米陸軍から、BBN Technologies 社製の狙撃探知システム・Boomerang を Land Warrior システムにインテグレーションする作業を 25 万ドルで受注した。まず、SBCT (Stryker Brigade Combat Team) 向けとして 2007 年の第四四半期から 6 システムを納入する。(GD)
NetFires LLC (Raytheon 社 Missile Systems 部門と Lockheed Martin Missiles and Fire Control のジョイント・ベンチャー) は、NLOS-LS (Non Line-of-Sight-Launch System) 用 CLU (Container Launch Unit) の最初の 2 基を、米陸軍の Army Evaluation Task Force (Fort Bliss, TX) にデリバリーした。FCS (Future Combat System) の Spin Out 1 に属するミサイル発射器で、米海軍の LCS (Littoral Combat System) にも搭載する。これから、運用コンセプトの検証試験や要員の訓練を実施、フィードバックを行う。(Raytheon)
CH-47F Chinook が装備する米 Rockwell Collins 社製の共通アビオニクス・CAAS (Common Avionics Architecture System) が、米陸軍で実働可能と宣言された。CH-47F 以外に、MH-47G と MH-60 が導入済み、さらに UH-60M、ARH-70A、MH-60T、VH-60N、CH-53E/K も CAAS を装備する。各機に共通する、オープン・アーキテクチャ化と COTS 化を図ったハードウェアを使用する。(Rockwell Collins)
米 Raytheon 社は米陸軍から、米陸軍が保有する MIM-104 Patriot システムすべてを Configuration 3 仕様にアップグレード改修する作業を 1 億 5,000 万ドルで受注した。マサチューセッツ州 Andover の同社 Integrated Air Defense Center で改修を行う。まず、発射器 4 基で構成する 1 個高射隊 (battalion) についてアップグレードを行うことになっており、対象はレーダー 4 基、交戦管制ステーション、発射器。現行バージョンは Configuration 2。(Raytheon)
米 Goodrich 社は米陸軍から、AN/AVR-2B(V) Laser Warning System×855 基を 1 億 8,700 万ドルで受注した。レーザー測距儀などからのレーザー照射を探知・警報を発するもので、航空機搭載用の同社製レーザー警報受信機としては最新型。前モデルよりも小型軽量化されており、消費電力も減った。その一方で性能・信頼性・保守性は向上している。また、MILES-AGES II (Multiple Integrated Laser Engagement System, Air-to-Ground Engagement System II) 訓練システムと接続するインターフェイスも備えている。Goodrich 社はこれまでに、累計 8,500 基のレーザー警報受信機を納入した。(Goodrich)
BAE Systems 社は AUSA 展示会に、M109A6 Paladin の最新モデル、M109A6 Paladin Integrated Management (PIM) を出展した。重旅団戦闘チーム (HBCT) 向けの砲兵火力として 2050 年まで運用できるように能力向上を図ったモデルで、M992 Field Artillery Ammunition Support Vehicle とペアを組む。従来の M109A6 よりも即応性や維持管理面での改善を図っており、旧くなったシャシー・コンポーネンツを M2 Bradley からの転用品と入れ替えたり、FCS (Future Combat System) 用の NLOS-C (Non-Line-of-Sight Cannon) 用に開発した技術を取り入れる等の改良を施した。後者の例としては、自動装填装置、油圧式に代わる電動式の砲駆動装置と給弾装置、BAE Systems 社製の CMPS (Common Modular Power System) で駆動する空調装置がある。CMPS は Stryker や HMMWV でもデモンストレーション用に導入実績があり、600V・35kW の能力がある。(BAE Systems)
米 Force Protection 社は BAE Systems 社から、ILAV (Iraq Light Armored Vehicle)×45 両を 350 万ドルで追加受注した。うち 18 両はイエメン向け、残りはイラク向けで、2008 年 2 月に完納予定。2006 年にも 1 億 8,000 万ドルで 398 両を受注している。ILAV は Cougar のシャシーを利用した 4x4 装甲車で、累計受注実績は 1,050 両。BAE Systems 社が主契約社、Force Protection 社が副契約社。(Force Protection)
FCS (Future Combat System) の LSI (Lead System Integrator) を務める米 Boeing・米 SAIC (Science Applications International Corp.) の両社は、ネットワーク化用の "B-Kit" (Spin Out 1 B-kit)×6 セットを、車両担当の BAE Systems・General Dynamics Land Systems・AM General の各社にデリバリーした。累計納入は 18 セット。M2 Bradley、M1 Abrams、HMMWV に搭載して UGS (Unattended Ground Sensor) とのネットワークを構成、受信したデータを表示するもので、FCS から既存 AFV にスピンアウトする物件のひとつ。システム構成は以下の通りで、2008 年初頭から Army Evaluation Task Force で試験・評価を開始する。(Boeing)
Integrated Computer System
Battle Command System ソフトウェア
SOSCOE (System of Systems Common Operation Environment) ソフトウェア
Ground Platform Communications System (JTRS (Joint Tactical Radio System) Ground Mobile Radio などで構成)
BAE Systems 社は米陸軍と米海兵隊から、7 件・4,350 万ドルの契約を受注した。内容は、ACH (Advanced Combat Helmet)、ACH 装備用のセンサー、タクティカル・ベスト、胴体・両側面用のボディ・アーマー・プレート、ボディ・アーマー用の装備収納用ポケットなど。(BAE Systems)
BAE Systems 社は米陸軍の Route Clearance Vehicle (RG-31 と Cougar) 向けに、バー・アーマー×215 セットを 1,450 万ドルで受注した。L-ROD なるアルミ製増加装甲で、すでに EOD 車輌の Buffalo で 100 セット以上の導入実績がある。さらに Caiman II や RG-33 に装備するための設計も済んでいる。BAE Systems 社が DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) のプログラムとして、HMMWV の RPG 対策として開発した。すでに 50 回あまりの実射試験も実施済み。鋼製増加装甲と比べると、重量が半分以下で済むのが利点。(BAE Systems)
蘭 Stork Aerospace 社は、航空機構造部材の設計・製造に関する契約を 6 億ドルで受注した。リーディング・メーカーからの受注としているが、具体的な内容は "企業秘密" として明らかにしていない。5,600 万ドルの投資を行った上で 5 年以内に製造に取りかかり、年間 6,000 万ドルの売上を見込む。(Stork)
米 EDO 社は、NSWC (Naval Surface Warfare Center, Panama City, FL) を対象とするサポート・サービス業務契約を 800 万ドルで受注した。各種無人システムの関連技術をリファインする作業について、同社がサポートするもの。(EDO)
EADS North America 社は 9 月に、LUH (Light Utility Helicopter) こと UH-72A Lakota を 2 機、米陸軍にデリバリーした。累計 11-12 号機で、どちらもミシシッピー州 Columbus の工場で製造した。同じ月に 2 機をデリバリーしたのは初めてで、アメリカ製の機体としては 2-3 号機にあたる。配備先は JRTC (Joint Readiness Training Center, Ft. Polk, LA)。このほか、VIP 輸送/通常輸送仕様の機体がヴァージニア州の Ft. Eustis と Ft. Monroe、側面にホイストを追加した MEDEVAC 仕様の機体が NTC (National Training Center Air Ambulance Detachment, Ft. Irwin, CA) に配備済み。(EADS North America)
仏 Messier-Dowty 社 (SAFRAN group) は、A400M 用の降着装置をテストする施設を開設した。同じ SAFRAN group に属する Messier-Bugatti 社と組んで運用しているもので、所在地は Velizy。ニーリングや降着装置の伸縮、操舵といった操作を行うためのテストリグを設置してある。Messier-Dowty 社はここ以外にも、イギリスの Gloucester やカナダの Toronto に事業所を持つ。フランスの Toulouse には CEAT 施設もある。初号機用の降着装置は、同社が先日、最終組立を行う EADS-CASA の Seville 工場にデリバリーしたところ。製造は、首脚は Gloucester、主脚はフランスの Bidos で行っている。(Messier Dowty)
米沿岸警備隊が運用している Eurocopter HH-65 Dolphin が、累計飛行時間 100 万時間を達成した。1985 年のデリバリー開始以来、22 年がかりで達成。100 万時間目をログしたのは、ハワイの Coast Guard Air Station Barbers Point に配備された機体で、2007/9/20 に急患輸送任務を実施したときのこと。現在、ハワイ・米領プエルトリコを含む 17 の沿岸警備隊基地 (Coast Guard Air Station) で HH-65 を運用している。なお、米沿岸警備隊の HH-65 は全機がエンジンやその他のシステムを更新して、HH-65C となっている。(Eurocopter)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/8)
英陸軍の FRES (Future Rapid Effects System) 計画で、SOSI (System of Systems Integrator) が Thales UK 社と Boeing 社のチームに決定した。選定時期は 11 月末とされていたが繰り上げとなり、今回の決定に至ったもの。UV (Utility Vehicle) の車種選定はまだ。なお、SOSI が受け持つ業務は以下の通り。(MoD UK, Boeing, Thales)
Programme Management
System of Systems Engineering and Integration
Alliance Development and Management
Development of MoD's SOSI competence
Through Life Capability Management
Through Life Technology Management
インド陸軍は近いうちに、Eurocopter AS550 Fennec×197 機の発注契約に調印する見込み。山岳地帯での運用能力が買われたもので、Fennec は兵員 25 名、あるいは 7,500kg の貨物を載せて標高 4,000m 級の高地で運用可能。発注額は総額 6 億ドルほどと推定されている。197 機のうち 67 機はフランス国内で製造するが、残りは印 HAL (Hindustan Aeronautics Limited) 社がインド国内でライセンス生産する。さらに、インド海軍からの発注も続くものとみられる。(Press Trust of India)
EADS インサイダー疑惑に関連して、Lagardere が保有していた EADS 社株 2.25% 分を 1 株あたり 32.6 ユーロで買い取った Caisse des Depots が経緯を説明、売買に際しての政府の関与や、仏独間での株式保有比率配分への配慮といった見方を否定した。(Caisse des Depots, )
オーストラリア海軍が整備を進めている Armidale 級哨戒艦の殿艦となる、HMAS Glenelg の命名式典が、建造所の豪 Austal 社 Henderson 造船所で開催された。先代は第二次世界大戦で活躍した掃海艇。同級は 2003 年に 12 隻、2006 年に 2 隻を発注しており、14 隻すべてを過去 4 年がかりで Austal 社が建造している。全長 56m、船体はアルミ製モノハル、計画総経費 5 億 5,000 万豪ドル。Freemantle 級哨戒艇に代わって、洋上監視、要撃、検査、漁業保護、密輸・密航対策などの任務を担当する。現場からの評判もよいとされる。(Austal)
Elbit System 社は AUSA 展示会に、車載式 IED ジャマー (IEDJ) を出展した。これはひとつの筐体に複数のプログラマブル RF モジュールを内蔵しており、同じ電源を共用する。車輌の操縦手席に RCU (Remote Control Unit) を設置して、これを使って操作する仕組み。このため、複数の周波数帯で同時にジャミングをかけることができる。周波数体あたりの出力は 100W (50dBm)、出力可変式。また、イーサネットで接続したノート PC を使ってプログラムし直すことで、新手の脅威にも対処できるとされる。ちなみにこれは "waveform jammer" であって "barrage jammer" ではないとのこと。"barrage jamming" の機能を追加で実装することもできるが、現在は実装していない。(Elbit Systems)
米 Boeing 社は米空軍 AFRL (Air Force Research Laboratory) から、JDRADM (Joint Dual Role Air Dominance Missile) 計画の一環として SITES (Seeker Integrated Target Endgame Sensor) の開発を $60 万ドルで受注した。SITES は、ターゲットを精確に狙えるようにするためのシーカー技術を開発する案件。Task 1 契約として、基本的な要求仕様の研究と策定を行い、その後はシステム・アーキテクチャのとりまとめに話を進める。同社は今年 5 月に同じ JDRADM 関連で、Dual Role Air Dominance Missile - Technology の開発を 420 万ドルで受注しているほか、2006 年には MR ROKM (Multi-Role Responsive Ordnance Kill Mechanism) 弾頭技術開発の案件も受注、これは現在、フェーズ 2 まで進んでいる。(Boeing)
米 Boeing 社は米陸軍に、AH-64D Apache のブロック II 初号機をデリバリーした。AH-64A×96 機を AH-64D ブロック II 仕様に改修することになっており、2011 年からはさらに改良したブロック III 仕様に移行する。(Boeing)
スウェーデンの Vidsel レンジで、伊 Alenia Aeronautica 社の UAV・Sky-Y が 10/3 から飛行試験を再開した。まず 40kt の低速タキシー試験を 2 本、続いて 60kt の高速タキシー試験を 4 本、すべてのパラメータを確認した後で進空した。その後は、ディーゼル・エンジンのハングリング・データ収集や、速力 100kt・高度 3,000ft jまでの範囲で飛行制御システムの動作検証を実施。(Alenia Aeronautica)
イギリスの業界団体・SBAC は他のヨーロッパの同業者と組んで、ASD (Aerospace and Defence Industries Association of Europe) が進めている Common Industry Standards の策定で主導的なポジションに立っている。これは、効率的に事業を進められるように法的・経営的・その他の見地から標準仕様をまとめようというもの。寄付や接待などについての規定も設ける。(SBAC : Society of British Aerospace Companies)
FFG Upgrade Project の下、豪 Thales Australia 社の手でアップグレード改修を施していた HMAS Melbourne が、Provisional Acceptance を達成した。これにより、同艦は造船所から軍側 (DMO : Defence Materiel Organisation) の手に戻って現役復帰したことになる。この後、海軍の手でアップグレードした各種システムを対象とする試験を数ヶ月かけて行い、しかる後に任務に復帰する。同型 4 隻を改修する予定で、すでに第一陣の HMAS Sydney は 2006/12/15 に Provisional Acceptance を達成、現在はハワイで、新たに導入した ESSM (Evolved Sea Sparrow) の運用評価を行っている。この後、HMAS Newcastle が今月、HMAS Darwin が 2008 年初頭に改修を終える予定。ESSM の導入以外に、指揮管制装置が新型の ADACS (Australian Distributed Architecture Combat System) になってソフトウェアも一新、ESSM 用に Mk.41 VLS を増設した。(Australian DoD, Thales Australia)
豪 Tenix 社は今後の成長戦略として、防衛、インフラストラクチャ・サービス、運輸などの分野で企業買収を進めていく考えを明らかにした。同社はオーストラリアでも最大規模の非公開企業。(Tenix)
米 Force Protection Industries 社は米 PVI (Protected Vehicles, Inc.) 社に対して、機密情報の不正利用や知的所有権侵害などを主張して法的措置に出たと発表した。どちらも MRAP の製造に関わっているが、Force Protection 社の言い分では、同社の元社員が機密情報を不正に持ち出して PVI 社製品に利用したとされる。(Force Protection Industries)
米 Sikorsky Aircraft 社は、ニューヨーク州の Elmira/Corning Regional Airport 西側に隣接する敷地に、Hawk Works と称する新しい事業所を開設した。米陸海軍向けの UH-60 や SH-60 を対象として最終組立を行う場所。コネティカット州の工場で、各種の仕様に合わせて所要の機器を揃えた後で、それを Hawk Works に持ち込んで完成品に仕立てる構図。1/4 マイルほど離れた場所に事業所を構える、子会社の Schweizer Aircraft 社も関わっている。(Sikorsky Aircraft)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/5)
EC III L.L.C. (Las Vegas, NV) は米陸軍から、Yuma Proving Ground で実施する試験任務を対象とするサポート・サービス業務について、$76,946,834 の増額契約を受注した。原契約は $479,936,669。U.S. Army Contracting Agency, Yuma, AZ (DAAD01-99-C-0003)
Contrack International Inc. (Arlington, VA) は米陸軍から、アフガニスタンで燃料保管・分配システムを建設する工事を $30,622,427 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Winchester, VA (W912ER-07-C-0162)
United Excel Corp. (Merriam, KS) は米陸軍から、医療施設の近代化改修工事 2 件を受注した。アリゾナ州 Luke AFB の分が $23,416,434 の delivery order (原契約は $40,075,137)、テキサス州 Lackland AFB の Wilford Hall Medical Center で実施する Life Safety Upgrade の分が $16,382,383 の delivery order (原契約も同額)、カリフォルニア州 Vandenberg AFB で実施する分が $73,557,885。U.S. Army Corps of Engineers, Fort Worth, TX (W9126G-04-D-0011)
Daniels and Daniels Construction Company Inc. (Goldsboro, NC) は米陸軍から、ノースカロライナ州 Seymour Johnson AFB で実施する家族用住宅の建て替え工事を $22,364,280 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Kansas City, MO (W912DQ-07-C-0041)
J.E. Dunn Construction (Kansas City, MO) は米陸軍から、カンザス州 Fort Leavenworth で実施する、Risk Method for the Civilian Education System 関連の建設作業管理業務を $21,685,500 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Kansas City, MO (W912DQ-07-C-0024)
Lakeshore Engineering Services Inc. (Detroit, MI) は米陸軍から、カンザス州 McConnell AFB で実施する、West Runway と照明の補修工事、$17,257,552 分の delivery order を受領した。原契約も同額。U.S. Army Corps of Engineers, Kansas City, MO (W912DQ-07-D-0023)
Satterfield & Pontikes Construction Inc. (Houston, TX) は米陸軍から、テキサス州 Fort Sam Houston の Building 2791 を補修する工事を $16,370,279 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Fort Worth, TX (W9126G-07-C-0060)
Henry M. Jackson Foundation for the Advancement of Military Medicine (Rockville, MD) は米陸軍から、Avian/Influenza Pandemic/Influenza Surveillance の継続に関する修正契約を $14,983,126 で受注した。U.S. Army Medical Research Acquisition Activity, Frederick, MD (W81XWH-06-C-0414)
STC/BHT (Joint Venture) (El Paso, TX) は米陸軍から、テキサス州 Fort Bliss に Centralized Vehicle Wash Facility を建設する工事を $10,560,000 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Fort Worth, TX (W9126G-07-C-0062)
APM LLC (Yorba Linda, CA) は米陸軍から、Walter Reed Army Medical Center で実施する建物補修工事を $10,268,246 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Baltimore, MD (W912DR-07-C-0066)
Kellogg, Brown, and Root Services Inc. (Arlington, VA) は米陸軍から、コソボやドイツなどで実施しているサポート・サービス業務、$9,843,291 分の delivery order を受領した。原契約は $70,256,434。U.S. Army Corps of Engineers, Winchester, VA (W912ER-05-D-0003)
J2 Engineering and Environmental/Stanley Consultant (Joint Venture) (Phoenix, AZ) は米陸軍から、Va Shly‘Ay Akimel Salt River Ecosystem Restoration 関連で実施する、川岸 (Riparian)・水生 (Aquatic)・湿地 (Wetlands)・河川復元 (River Restoration) 工事の設計業務、$9,285,343 分の増額契約を受注した。原契約は $9,285,343。U.S. Army Corps of Engineers, Los Angeles, CA (W912PL-07-C-2022)
J.D. Abrams L.L.P. (Austin, TX) は米陸軍から、Pad Mounted Transformers at Biggs Airfield で実施する放流水路 (storm drainage)・上下水道・電力系統・通信システム・天然ガス設備、$7,545,529 分の delivery order を受領した。原契約は $31,865,529。U.S. Army Corps of Engineers, Fort Worth, TX (W9126G-06-D-0030)
MAPCO, Inc. (San Antonio, TX) は米陸軍から、テキサス州 Fort Bliss に機関銃射場 (Machine Gun Range) と市街戦訓練施設 (Urban Assault Course) を建設する工事、$6,703,600 分の delivery order を受領した。原契約も同額。U.S. Army Corps of Engineers, Fort Worth, TX (W9126G-07-D-0025)
General Electric Aviation (Lynn, MA) は米海軍から、F404 エンジンのライン・アイテムを $65,578,923 で受注した。FMS 案件で、クウェート向けが 90%、スイス向けが 10% という配分。Naval Inventory Control Point (N00383-08-D-001M)
Lockheed Martin Aeronautics Co. (Greenville, SC) は米海軍から、C-130 と KC-130 に装備する DECM (Defensive Electronics Countermeasures)×15 セットの納入と導入を、$17,951,018 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-G-0030)
The Hensel Phelps Construction Co. (Chantilly, VA) は米海軍から、ONI (Office of Naval Intelligence) の National Maritime Intelligence Center (Suitland, MD) を拡張・補修する工事を $10,517,477 で受注した。追加の人員を収容できるように、秘密保全措置を整えた施設を拡張する。この後、2008 年 3 月に $46,489,390、2009 年 3 月に $3,651,653 を上積みして、総額 $60,658,520 となる計画。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Washington, Washington DC (N40080-08-C-0001)
Lockheed Martin-Integrated Systems and Solutions (Colorado Springs, CO) は米空軍から、ISC2 (Integrated Space Command and Control) の下で実施する CCIC2S 運用・メンテナンス・サポート業務の継続分に関する修正契約を、$25,521,549 で受注した。ISC2 とは、NORAD (North American Aerospace Defense Command) と米戦略軍 (USsTRATCOM) の指揮管制能力を向上させる新システムで、弾道ミサイル、航空機、宇宙、あるいはサイバー空間からの攻撃に対処するためのもの。850ELSG/PK, Peterson AFB, CO (F19628-00-C-0019/P00122)
Raytheon Company (Goleta, CA) は米空軍から、AN/ALR-69A アップグレード版 (a.k.a. PLAID) の低率初期生産分に関する修正契約を $11,971,592 で受注した。グループ B システム×13 セットを納入するもので、当初はオプション契約になっていたものを行使・実現。Countermeasures Signal Processor×1 と Radar Receiver×4 で 1 システムを構成する。542 CBSG/PKS Robins AFB, GA (F09603-01-C-0330/P00095)
Lockheed Martin Integrated Systems and Solutions (Colorado Springs, CO) は米空軍から、MCCC FY08 分の維持管理業務に関する修正契約を、$7,593,443 で受注した。プログラム管理支援、オンサイト・サポート、ハード/ソフトのエンジニアリング・サポート、デポ整備や定期整備、コンフィギュレーション管理、兵站支援、品質管理などを担当する。System Integration Laboratory と 153rd Command and Control Squadroon (FE Warren AFB, WY) 向け。このほか、CCIC2S (Combatant Commander's Integrated Command and Control System) 向けソフトウェアの緊急リリース分や、Missile Warning/Missile Defense 用のネットワーク・サーバもデリバリーする。850 ELSG/PK, Peterson AFB, CO (F19628-00-C-0019, P00123)
Burlington Apparel Fabrics (Greensboro, NC) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍向けの衣料品を $12,691,200.00 (価格修正条項付き) で受注した。オプション契約の 1 年目。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-07-D-0005)
Hunter Manufacturing Company (Solon, OH) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの対流式スペース・ヒーター (space heater convective) を $8,430,600.00 (価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM8EG-07-D-0019)
新型機登場 (AFNews 2007/10/5)
韓国・群山 AB の 8th FW/80th FS に、F-16C/D-40 CCIP (Common Configuration Implementation Program) 改修機の配備が始まった。これから来春にかけて配備を進めることになっている。35th FS の方は、非 CCIP 仕様の F-16C/D-40 を運用中。
アビオニクスを大幅に強化した CCIP 仕様機はモジュラー・ミッション・コンピュータを備えているほか、Link 16 MIDS (Multifunctional Information Distribution System) や JHMCS (Joint Helmet-Mounted Cueing System) の運用が可能になっている。
レーダーには違いない (C4ISRjournal 2007/10/5)
米 L-3 Communications 社は U.S. National Weather Service から、全米にある NEXRAD (Next Generation Weather Radar) 気象レーダー×171 基のアップグレード作業を 4,300 万ドルで受注した。Baron Services 社と組んで作業にあたる。
トラック大量入れ替え (Australian DoD & Australian Minister for via DefenceDefense-Aerospace.com 2007/10/5, DefenseNews 2007/10/5)
オーストラリア国防省は、Project Land 121 Overlander として、以下の各社を優先交渉権者に選定したと発表した。総額 30 億豪ドルの案件。
Haulmark Trailers Australia (トレーラー担当)
Daimler Chrysler Australia/Pacific (非装甲軽車両、軽車両担当)
BAE Systems Australia/Stewart & Stevenson Tactical Vehicle Systems (中・大型車両担当)。この BAE Systems 社の分だけで 3,000 両あまり、10-15 億豪ドル (8 億 8,000 万〜13 億ドル) になるものとみられる。
このほか、G.H.Varley 社が車輌や各種モジュールを 1 億豪ドルで受注することになっている。そのうち 4,000 万豪ドル分が、Daimler 社製の車輌に装備するモジュールの開発・製造分。残りが BAE の車輌に装備するモジュールの開発・製造分。
これに加えて、すでに発表されている Bushmaster Protected IMV (Infantry Mobility Vehicle)×250 両の追加調達もある。これは Thales Australia 社製。車載用の各種モジュールやトレーラーなどをひっくるめて、総額 8 億豪ドル。これらはいずれも、人員や補給品の輸送、ウェポン・システムの展開といった用途に使用するもので、1959-1994 年にかけて導入した旧い車輌の代替となる。装甲防禦力の強化による、乗員の安全性向上も利点の一つ。
今回の契約に続いて、さらに Project Land 121 フェーズ 4 として 12 億豪ドルで軽装甲車の調達を計画しており、2010 年に意志決定の予定。最後に 2012 年に、訓練用の車輌を強化するために民生車輌を 3 億豪ドルで調達して、Project Overlander が完結する。
フリゲート・行風 ? (をひ) (Meretmarines.com via Defense-Aerospace.com 2007/10/5, DID 2007/10/8, JDW 2007/10/10)
フランスの Nicolas Sarkozy 大統領とブルガリアの Sergei Stanishev 首相が会談して、DCNS 社が開発した新世代コルベット、Gowind-200 型×4 隻の輸出案件を承認した。Gowind シリーズには Gowind-130、Gowind-150、Goeind-200 があるが、ブルガリアが関心を示したのは、もっとも大型の Gowind-200。排水量は 1,000-2,000t 程度、全長 103m、排水量 1,950t、FREMM フリゲート用に開発した設計手法やテクノロジーを活用する。USV や UUV の運用も可能とされる。主機は CODAD でウォータージェットとの組み合わせ、艦の中央部にマストを 1 本だけ立てて、レーダーなどの射界を確保する設計。
これから両国でワーキンググループを立ち上げて、契約内容を年内に確定させる。金額は 9 億ユーロ程度、VL MICA や Exocet などの兵装も含めると 10 億ユーロほどとなる見込み。
Gowind 型の受注獲得は今回が初めてで、DCNS 社はこのクラスの艦の輸出について四半世紀ほど遠ざかっているが、これで再参入を実現した格好。DCNS 社の Lorient 造船所に加えて、ブルガリア側からも BSI (Bulyard Shipbuilding Industry) が技術移転を受けて建造に参画することになる模様。1 番艦を DCNS、2-4 番艦を BIS が担当するという話もあるが、具体的なワークシェア配分については未確定。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/5)
西 Navantia 社はオーストラリア海軍の AWD (Air Wafare Destroyer) 計画について、設計・技術支援業務契約を 2 億 8,500 万ユーロで受注した。同社は建造担当の豪 ASC 社に技術移転を行い、F-100 ベースのイージス艦×3 隻の建造を実現する。なお、この契約額には技術移転やサポート業務の費用に加えて、艦制御システム、主機、タービンを含む。(Navantia, Defense-Aerospace.com)
伊 Alenia Aeronautica 社は Lockheed Martin 社・AVIO 社と組んで、イタリア空軍兵站コマンドから、同国空軍の C-130J を対象とする技術/兵站支援契約を受注した。9,700 万ユーロの 3 年契約。各社の担当は以下の通り。
Alenia Aeronautica : サプライチェーン管理とスペアパーツ供給、コンポーネント補修、サポート・エンジニアリング
Lockheed Martin : テクニカル/エンジニアリング・サポート、アメリカ製コンポーネントの補修
AVIO : エンジンを対象とするサポートと技術支援
このほかにオプション契約として、Pisa AB の 46th Wing を対象とする C-130J フライト・シミュレータ向けの技術/兵站支援案件があり、来春に行使となる見込み。(Alenia Aeronautica)
オランダの Cees van der Knaap 国防相によると、オランダが NATO の作戦に参加させるために使える F-16AM/BM は 72 機あるが、Mode 5 IFF は高価で、かつ F-16 は 2015 年から代替が始まるため、全機に装備するのは費用対効果がよろしくない。そのため、全機には行き渡らず、計画では半数の 36 機が装備するにとどまるとのこと。NATO は加盟国に対して、2012 年までに Mode 5 IFF を装備するよう求めている。オランダ空軍が保有する F-16AM/BM は、すでに 87 機まで削減する方針が決まっているが、うち 15 機は演習・訓練用の機体なので、実戦に出るのは残り 72 機という計算。後継機の F-35 Lightning II については、2010 年に調達を決定する見込み。(NIS news service)
EADS (European Aeronautic Defense and Space Company) にまつわるインサイダー疑惑の続き。仏 Le Figaro 紙が報じたところでは、不審な取引が全部で 1,200 件ほどあったとのこと。問題の EADS 社幹部やその他の大株主については、2005 年 11 月から 2006 年 3 月にかけて同時多発的な取引が発生していた。その後、2006 年 11 月になって、フランスの小規模株主・Appac の訴えを受けて調査が始まり、現在に至る。なお、当時の経営トップ (Manfred Bischoff 氏と Thomas Enders 氏) は 4 日に、疑惑を否定する声明を出している。(Deutsche Welle German radio)
9/26 日にオランダとの間で Leopard 2A6×37 両の売却について合意したポルトガルは、取引を仲介する NAMSA (NATO's Mainatenance and Supply Agency) とも、取引に関する合意をまとめて調印した。これで売却が実現できることになり、2 年がかりで 4 バッチに分けてデリバリーする運びとなる。NAMSA は協議段階から両者の間に入って、話を仲介していた。(NAMSA)
加 MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.) 社はカナダ国防省から、宇宙空間の物体を監視する SAPPHIRE と称するプロジェクトを 6,500 万カナダドルで受注した。カナダ国防省としては初めてのスペース・ミッションで、NORAD 加盟国としての責務を果たすものでもある。高度 6,000-40,000km の中・高軌道にデータ収集プラットフォームを配備して、人工的な、あるいは天然の物体について動向を監視するという内容。得られたデータは地上ステーションで受信・処理して、NORAD とカナダの両方が活用する。MDA は加 COMDEV 社と組んでこの件にあたることになっており、今後、ミッション・サポートやメンテナンスの追加契約も見込まれる。(MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.)
フランス空軍の EC725 ヘリが 7/2-9/7 にかけて、Bastia-Poretta 空港を拠点として Corsica 各地で、空中消火ミッションのデモンストレーションを実施した。Eurocopter 社と仏内務省 (Direction de Securite Civile) による合同実験。Eurocopter 視野が開発した消火装置を搭載しており、これは 4,000 リッターの水を搭載して 20 分とかからずに散布できる。7 月から 8 月初頭まで運用評価、続くフェーズ 2 で内務省の消火用航空機とともに実働、有用性を実証したとする。ヘリコプターとしての利点は、固定翼機よりも低空・低速で撤水できること。また、"命中精度" も高く、特に山岳地帯ではこれが効く。しかも、機内に備え付けたポンプを使って迅速な給水が可能。(Eurocopter)
今日の FMS (DSCA via Defense-Aerospace.com 2007/10/5)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、サウジアラビア向けに FMS 経由で以下の案件を輸出すると通告した。すべてのオプション契約まで実現した場合の総額は 6 億 3,100 万ドル。(DSCA)
LAV-AG (Light Armored Vehicles Assault Gun)×37
LAV-25×26
LAV 兵員輸送車型×48
LAV 偵察型×5
LAV 救急車型×5
LAV 回収車型×3
M1165A1 HMMWV (ウインチなし)×25
M1165A1 HMMWV (ウインチ付き)×25
7.62mm 機関銃 M240×124
AN/PVS-7D NVG (Night Vision Goggle)×525
M978A2/M984A2 HEMTT (Heavy Expanded Mobility Tactical Truck)
FMTV (Family of Medium Tactical Vehicle)
牽引式 120mm 迫撃砲
25mm 機関砲 M242
スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、技術データ、訓練、訓練機材、エンジニアリング/テクニカル・サポートなど
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、オーストラリア向けに FMS 経由で、すでに輸出が決まっている F/A-18F に搭載する、以下の兵装を輸出すると通告した。内訳は以下の通りで、すべてのオプション契約まで実現した場合の総額は 6 億 1,700 万ドル。(DSCA)
AIM-9X Sidewinder×43
AGM-154 JSOW (Joint Standoff Weapon)×50
AN/ASQ-228(V)2 ATFLIR (Advanced Targeting Forward-Looking Infrared)×18
AN/ALQ-214 Radio Frequency Countermeasures×24
JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System)×90
AN/PVS-9 NVG (Night Vision Goggle)×32
MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminal)×16
システム・インテグレーションと試験、ソフトウェア開発と試験、試験機材、支援機材
スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、技術データ、技術面のサポート
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、UAE 向けに FMS 経由で AGM-114 Hellfire 対戦車ミサイルなどを輸出すると通告した。内訳は以下の通りで、すべてのオプションまで実現した場合の総額は 4 億 2,800 万ドル。(DSCA)
AGM-114M-3 Hellfire 爆風破片弾頭型 (Blast Fragmentation Warhead)×300
AGM-114L-3 Hellfire II Longbow×900
Blast Fragmentation Sleeve Assemby×200
コンテナ、スペアパーツ、補修用パーツ、試験、試験機材、訓練、訓練機材、文書類、エンジニアリング/兵站支援業務、品質管理業務
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、エジプト向けに FMS 経由で Stinger ブロック 1 地対空ミサイルを輸出すると通告した。内訳は以下の通りで、すべてのオプションまで実現した場合の総額は 8,300 万ドル。(DSCA)
Stinger Block 1×164 (車載専用型)
fly-to-buy missile×12
AVENGER×25 システム
Sentinel レーダー
SINCGARS 無線機
訓練教官派遣、コンテナ、スペアパーツ、補修用パーツ、エンジニアリング/テクニカル・サポート、支援機材、文書類、技術データ、訓練など
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、クウェート向けに FMS 経由で L-100-30 輸送機×3 機のアップグレード改修を提供すると通告した。すべてのオプションまで実現した場合の総額は 2 億 5,000 万ドル。機体自体の改修に加えて、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、技術データ、航空機関士やその他の要員の訓練、訓練機材、通信機材、整備業務、エンジニアリング/兵站支援などといった内容。(DSCA)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/4)
BAE Systems Maritime Engineering (San Diego, CA) は米海軍から、腐食 (Corrosion Science) に関連する RDT&E (Research, Development, Test and Evaluation) 契約を $14,413,184 で受注した。次世代艦船で応用するため、腐食が発生するメカニズムと対策に関する研究開発を行う案件。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$69,622,902。NRL (Naval Research Laboratory), Washington, DC (RfP : N000173-06-C-SK08, N000173-07-C-2070)
Science and Engineering Technologies, Inc. (Fairfax Station, VA) は米海軍から、腐食 (Corrosion Science) に関連する RDT&E (Research, Development, Test and Evaluation) 契約を $11,917,962 で受注した。次世代艦船で応用するため、腐食が発生するメカニズムと対策に関する研究開発を行う案件。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$62,023,805。NRL (Naval Research Laboratory), Washington, DC (RfP : N000173-06-C-SK08, N000173-07-C-2069)
SAIC (Science Applications International Corp.) (San Diego, CA) は米海軍から、腐食 (Corrosion Science) に関連する RDT&E (Research, Development, Test and Evaluation) 契約を $5,768,056 で受注した。次世代艦船で応用するため、腐食が発生するメカニズムと対策に関する研究開発を行う案件。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$29,842,741。NRL (Naval Research Laboratory), Washington, DC (RfP : N000173-06-C-SK08, N000173-07-2068)
Cadillac Gage Textron Corp. (New Orleans, LA) は米国防兵站局 (DLA) から、M1117 ASV (Armored Security Vehicle) のフェーズ 1 契約を $10,458,608 (価格修正条項付き) で受注した。陸海空軍・海兵隊向けで、基本契約 2 年、2 年単位のオプション契約 4 期・8 年分。DSCC (Defense Supply Center Columbus), Columbus, OH (SPM7A2-07-D-7006)
Hupp and Associates Inc. (New Haven, IN) は米国防兵站局 (DLA) から、ICBM 用のシール材と電子パーツ・キットを $6,300,000 (価格修正条項付き) で受注した。5 年契約。DSCC (Defense Supply Center Columbus), Columbus, OH (SPM7AX-08-D-7001)
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoDNews 2007/10/10)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 587 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 70,228 名、海軍 5,926 名、空軍 7,553 名、海兵隊 6,823 名、沿岸警備隊 292 名。
自衛情報部門 (NavNews 2007/10/9)
NECC (Navy Expeditionary Combat Command) は 10/4 に Naval Amphibious Base Little Creek で、NEIC (Navy Expeditionary Intelligence Command) の創設セレモニーを開催した。他の NECC 麾下のコマンドと違って情報畑を担当するのが特徴で、主として海外派遣部隊向けのフォース・プロテクションを担当する。
同名だけど中身は別 (DoD 2007/10/9)
米陸軍・第 4 歩兵師団・第 4 旅団 (Fort Hood, TX) が、2008 年夏から OIF (Operation Iraqi Freedom) へのローテーション展開を実施する。人員規模は約 3,500 名。それに先立ち、同旅団は第 1 騎兵師団・第 4 旅団に改称する。現在、同名の第 1 騎兵師団・第 4 旅団 (Fort Bliss, TX) が OIF ローテーションでイラクに派遣されているが、こちらは帰国後、第 1 機甲師団の麾下に移る。
狙いはなあに ? (ArmyTimes 2007/10/9)
米陸軍南方軍 (USARSO : US Army South。米南方軍の陸軍パート) が来年夏に、第 6 軍に改称することになった。ただし、任務内容に変更はない。現在の USARSO には予備役・州兵の人員が加わっているが、第 6 軍への改編に伴って現役のみとするのが変更点。
The Tuskegee Airmen (AFNews 2007/10/5)
米空軍 AFRC (Air Force Reserve Command) は、F-22A を運用するアソシエート部隊・477th FG/302nd FS をアラスカ州 Elmendorf AFB で発足させた。当初は 35 名でスタート、FY2008 中に 163 名、FY2012 中に 426 名まで増やす。
新生 27th (AFNews 2007/10/4)
2007/10/1 付で、米空軍特殊作戦軍団 (AFSOC) 麾下の特殊作戦航空団、27th SOW がニューメキシコ州 Cannon AFB で発足した。航空戦闘軍団 (ACC) 麾下の 27th FW から看板を架け替えるとともに AFSOC に移管したもの。この後、73rd SOS (MC-130W Combat Spear 装備) が Hurlburt Field から移駐してくる。3 年がかりのビルドアップを経て、最終的に航空機 100 機、人員 4,400-5,600 名を擁する見込み。
最後の 27th FW 団司令・Scott West 大佐が第 12 航空軍 (12th Air Force) と AFROUTH (Air Force Southern) の司令官を兼任する Norman R. Seip 空軍少将に隊旗を返納、続いて AFSOC 司令官の Michael W. Wooley 中将から新しい 27th SOW の初代団司令・Tim Leahy 大佐に隊旗が渡された。同大佐の前任は 1st SOW の副司令。
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戦争・紛争
今日のイラク (AFPS & AFNews 2007/10/10)
2006/7/1 付で発足したワイオミング ANG の C-130 飛行隊・153rd AW/30th AS (Cheyenne ANGB, WY) が、C-130×2 機とともにイラクの Balad AB に展開して、777th EAS (Expeditionary Airlift Squadron) として 332rd AEW (Air Expeditionary Wing) の指揮下に入った。
聯合軍が Baghdad 西方で、自動車爆弾攻撃を行っていたアルカイダ関連組織と交戦、敵 13 名が死亡。最初の交戦で敵 10 名を斃した後に現場を捜索したところ、さらに 3 名を発見して交戦、航空攻撃を要請して敵全員が死亡。うち 1 名は自爆ベストを身につけていた。
Balad 西方では、アルカイダ関連組織が使用していた建物 2 棟を発見して破壊。Baqouba ではテロリスト掃討作戦を実施した際に武装した敵と交戦して射殺、9 名を拘束。武器・弾薬を発見。
聯合軍が 9 日、Baqouba でアルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で敵 1 名が死亡、3 名が拘束された。Adwaniyah ではブービートラップを仕掛けた民家 2 棟を発見して範囲、武装勢力 10 名を IED 設置容疑で拘束。問題の民家は Hellfire ミサイルで破壊。Beiji では、聯合軍との交戦でテロリスト 1 名が死亡。自動車爆弾攻撃 2 件に関わり、民間人 1 ダース以上の死者を出していたとされるほか、警察や地元市民グループのリーダーを攻撃した容疑もある。どちらも無事だったが、別に 14 名の死者と 42 名の負傷者を出していた。
Baghdad の New Baghdad 地区では 8 日、イラク軍が不審人物を乗せた車輌を捜索して武装勢力 4 名を拘束。車内からは自動小銃や、聯合軍に対する攻撃の模様を記録したビデオ 3 本が見つかった。
今日のアフガニスタン (AFPS 2007/10/10)
Paktia (原文ママ。Paktika ?) 省の Gardez 地区で、アフガニスタン軍と聯合軍が軍閥 4 名を拘束。聯合軍を攻撃している軍閥の隠れ家を行ったときの出来事。 Zabul 省の Qalat 地区、Jarollah という村落の近くでは、アフガニスタン軍と聯合軍が武器集積所を発見。RPG 100 発、機関銃弾 6,400 発、AK-47 用の 7.62mm 弾 15 万発。弾はいずれもきれいな状態だったとのこと。
最近のイラク (AFPS 2007/10/9)
9 日の出来事 :
聯合軍が Baghdad 南部でアルカイダ関連組織に対する手入れを行い、その際の交戦で敵 3 名が死亡、8 名が拘束された。
Mahmudiyah 南部で、聯合軍がテロリストと交戦、敵 4 名が死亡、1 名を拘束。
Bayji 近くで、銃撃やテロリストの移動に関わっていたアルカイダ関係者 1 名と、その他 4 名を拘束。
Mosul で、アルカイダ関連のテロリスト 3 名を拘束。
Samarra 西方で、アルカイダ関連のテロリスト 1 名とその他 3 名を拘束。
8 日の出来事 :
聯合軍が Zambraniyah で、武装勢力 3 名を拘束、RPG などを保管していた武器集積所を発見・破壊。
Samarra 南方で、聯合軍の航空機がアルカイダ関係者への攻撃を行い、敵 2 名が死亡。Mosul でも航空攻撃があり、敵 6 名が死亡。
イラク北部で、イラク軍が夜間襲撃 2 件を実施してテロリスト 6 名を拘束。
7 日の出来事 :
Mosul で、聯合軍が自爆テロリスト 1 名を射殺。その後も炎上しながら突っ込んできたが、死傷者は出なかった。
Baghdad で、聯合軍がアルカイダ関係者 1 名とその他 2 名を拘束。
Tikrit で、聯合軍がアルカイダ関係者 5 名を拘束。誘拐、銃撃、IED 攻撃の容疑。
Buaytha で、民間人が武器集積所を発見、米軍部隊を誘導。
6 日の出来事 :
"Operation Elfin Cove" を実施中の米軍部隊が、FOB (Forward Operating Base) Kalsu 近くで武装勢力 12 名を拘束。
聯合軍がイラク中・北部で実施した一連のアルカイダ掃討作戦により、敵 6 名が死亡、18 名が拘束された。
Hawr Rajab 近くで米軍の空挺部隊が武器集積所を発見・破壊。AK-47 自動小銃、60mm 迫撃砲弾 4 発、空の弾倉 4 個など。
Baghdad の Sadr City で、米軍がテロリスト 3 名を拘束。誘拐事件に関与していた容疑で、5/29 に発生したイギリス人契約民間業者 5 名の拉致事件にも関与していた容疑。
聯合軍とイラク軍が Mahmudiyah で、"Operation Eagle Shiloh III" を実施して 17 名を拘束、AK-47 自動小銃 2 挺を押収。
聯合軍が Samarra 西方で、アルカイダ関係者 2 名を拘束。
米軍が Arab Jabour で武器集積所を発見。対戦車地雷、RPG 発射機 4 基、60mm 迫撃砲 6 門と信管、IED 製造材料など。
米軍が Baghdad 東部で、前路啓開中に武装勢力 3 名を拘束、EFP 4 発を発見。
5 日の出来事 :
聯合軍が Baqubah 近郊で、Iranian Revolutionary Guard Corps Quds Force 関係者の捜索を実施、その際の航空攻撃で敵 25 名が死亡。Baqubah 界隈で活動していた過激派組織のメンバー。
イラク軍が Khalis で、過激派組織のリーダーを拘束。スンニ派イスラム教徒に対する宗派間対立を煽っていた容疑で、7 月に Arab Danan で発生した攻撃にも関与していた模様。このほか、AK-47 自動小銃 2 挺と弾倉 2 個、自家製銃器 (zip-gun) を押収。
Arab Jabour をパトロールしていた米軍が、対空砲と弾薬を発見して破壊。
Baghdad 東方で、地元住民からの通報により武器集積所を発見。迫撃砲弾 21 発、57mm 砲弾、100mm 砲弾 2 発、122mm ロケット弾頭、PG-7M×3 発と PG-7×4 発 (訳注 : RPG ?)、小火器用弾薬 1,000 発、ダイナマイト 60lb など。別件で、IED らしき物体に関する通報もあった。
Baghdad の Rashid 地区で、米軍が EFP 3 発、ロケット、爆薬入り消火器、爆薬入り魔法瓶、82mm 迫撃砲弾 4 発、空のプロパンガスタンク 3 個、起爆装置 7 個、プラスチック爆薬、手榴弾 2 発などを発見。
Terrorist Plinking (AFNews 2007/9/28)
9/25 にイラクの Al Nussayyib で、アルカイダの活動家・Abu Nasr al-Tunisi など 3 名が米軍機による攻撃で死亡しているが、その際の攻撃は F-16 から投下した GBU-12/B Paveway によるものだったとのこと。
今日のイラク (AFPS & AFNews 2007/10/5)
10/1 に Kirkuk で、イラク空軍の飛行訓練学校が発足した。第一陣として 10 名の訓練生が、Cessna-172 を使った初等訓練を開始している。最終的には、年間に固定翼機と回転翼機でそれぞれ 80 名ずつ、合計 160 名を養成できるようにするのが目標。2008 年中にイラク空軍は、Cessna-172×12 機、Cessna-208×5 機、Bell JetRanger×12 機、UH-1 Huey II×10 機、Mi-17×9 機を配備する。
聯合軍が Baqubah 西方で、Iranian Revolutionary Guard Quds Force と関連があるとみられ、Baghdad などの犯罪組織に武器を供給している容疑がもたれている "special groups" の指揮官をターゲットとする作戦を実施している最中に、激しい射撃を受ける事件が発生。反撃するとともに航空支援を要請したが、敵は自動小銃や RPG を撃ちながら先回り、さらに SAM を持った敵が近くの建物屋上にいるのを発見。結局、駆けつけた航空機による攻撃により敵 25 名ほどが死亡、建物 2 棟を破壊して終了。
聯合軍が Baghdad で、アルカイダ関連組織のリーダーをターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で敵 7 名が死亡、1 名が拘束された。別件で、外国人テロリストの手引きをしている容疑で 1 名を拘束。テロ組織の資金供給も担当していた模様。
Yusufiyah 近郊でも同様の容疑でアルカイダ関連組織に対する手入れを行い、その際の交戦で敵 4 名が死亡。ターゲットとなった人物は、以前の当地における首領・Abu Usama al-Tunisi とつながりがあったとされる。現場では自動小銃や手榴弾、爆発物入りのバックパックを発見。Kirkuk でも同様の作戦があり、その際の交戦で敵 1 名が死亡、1 名を拘束。Tamim 省で活動していたアルカイダ関係者がターゲット。Samarra では、聯合軍がアルカイダの聖域潰しを実施、指名手配されていた容疑者 1 名を拘束。
Musayyib 北方の Abu Lukah という村落で、民間人 3 名が殺される事件が発生、聯合軍が調査中。
3 日、Baghdad 東方で米陸軍・第 15 歩兵聯隊・第 1 大隊・D 中隊に対して、地元住民からの通報があり、それを受けて捜索したところ、武器集積所を発見。迫撃砲弾 49 発、7.62mm 弾 200 発、推進薬入りのチューブ 4 本、その他の軍用品各種。
今日のイラク (AFPS 2007/10/4)
Diyala River Valley にあるモスクで、攻撃を仕掛けようとしていたテロリスト 1 名が聯合軍に射殺された。また、それ以外に 2 名を拘束。1 名は取り逃がした。
Samarra では、アルカイダ関連組織をターゲットとする作戦を行っていた聯合軍部隊が、テロリスト 4 名を拘束。現場一帯は、テロリストの聖域になっていたとする情報がある。Baghdad 南方でも同様の作戦があり、アルカイダ関係者 1 名を拘束。こちらは自動車爆弾攻撃を行っている組織と関連がある模様。この作戦に際して、テロリストが爆発物の保管に使用していた建物 1 棟を破壊した。
Balad で、イラク軍と米軍特殊作戦部隊が 5 名を拘束。ターゲットとなった建物に接近した際に AK-47 で撃ってきた敵 2 名が、警告に従わなかったために射殺された。拘束した 5 名は、Balad で宗派間対立の騒擾に関与していたとされる。また、地元住民や聯合軍の移動を妨害するために橋を壊したり、自動車爆弾攻撃を仕掛けてイラク軍に死者 4 名・負傷者 10 名を出させたりもしていた。現場では、擲弾 2 発、ダイナマイト 19 本を発見。
Hawji では、聯合軍がアルカイダ関係者をターゲットとする作戦を実施して 1 名を拘束。件の関係者は Tamim 界隈でメディア・ネットワークを動かしており、さらに外国人テロリストとのつながりもあったとされる。
Kindi で 2 日、イラク軍が 1 名を拘束。アルカイダ関係者に対して、月ごとに $50,000 を供給していた容疑。イタリア・シリア・エジプトにいるテロ組織の支援者から、今夏に 1 億ドルあまりの資金を受け取って密かに持ち込み、組織に分配していた。
Radwaniyah では、イラク軍がアルカイダ関連組織の下級指揮官 1 名を拘束。15 名の部下がいて、IED や射撃によって聯合軍に死傷者を出させていた。
Baghdad の Mansour 地区では、警察が武器集積所を発見。AK-47 自動小銃 14 挺、RPK 機関銃 7 挺、9mm 拳銃、弾薬 2,250 発、RPG 4 発、爆発物といった内容。
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こぼれ話
Xbox supports you (え (AFPS & Microsoft Corp. 2007/10/9)
米国防総省が実施している、軍人並びにその家族を対象とする "America Supports You" プログラムに、Microsoft Corporation が加わった。USO (United Service Organization) と組んで、Xbox 360 と Xbox Live サービス、それに必要な高速回線を提供、軍関係者がゲームを楽しめる環境を実現する。また、"Above and Beyond Awards" を創設、"Radio City Christmas Spectacular" への招待も行っている。
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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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