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一般ニュース
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/18)
英国防省が、兵士の訓練に使用する IED (Improvised Explosive Device) シミュレータのデモンストレーションを実施した。第一線の兵士に対して、よりリアルな環境で訓練を施すためのもので、TES (Tactical Engagement System) などのシステムを使い、リアルな爆風・煙・音を発生させる。路傍爆弾、自動車爆弾、建物突入といったシナリオにも対応しており、開発費は 25 万ポンド。これ以外にも、2002 年に設置された Warminster の LWC (Land Warfare Centre) には、さまざまな仮想訓練環境が整っている。ここではバルカン半島や北アイルランドだけでなく、イラクやアフガニスタンでの戦闘も想定している。Shrewton 近くの Copehill Down Village にもシミュレーション訓練施設がある。(MoD UK)
豪 DSTO (Defence Science and Technology Organisation) は、将来的なオーストラリア軍の戦闘能力向上につながるプログラムを 8 種類選定して、Defence CTD (Capability and Technology Demonstrator) プログラムをスタートさせた。過去 9 年間に実施した CTD には 1 億 6,000 万豪ドルを投入、35 のデモンストレーター計画を実施している。関与している企業は、Tenix、BAE Systems、Thales、L-3 Nautronix、Tectonica、CSIRO など。(Australian DoD)
NTSB (National Transportation Safety Board) が UAV の事故発生事例に関する調査を行い、民間で UAV を運用する際に考慮すべき勧告 22 件をまとめた。対象になった案件としては、2006/4/25 に CBP (Customs and Border Protection) が運用する Predator B がアリゾナ州 Nogales 近くで事故を起こして損傷した一件などがある。事故原因としては、操縦の切り替え時に発生した人為的ミス、間違って燃料バルブを閉じてしまった、地上管制ステーションにおける教官の不在、といったものが挙げられている。そして、機体の設計や形式証明、パイロットの訓練や資格承認、航空管制システムへの UAV の取り込み、オペレーターを対象とする音声記録、といった分野が課題だとしている。以前からいわれている、有人機と UAV の混在に関する懸念については、22 件のうち両者の混在に起因するものは 1 件のみだったとしている。挙げられた主な課題や勧告には、以下のものがある。(NTSB)
「パイロットは、たとえ地上から UAV 遠隔操縦していてもパイロットである」として、緊急対処手順に熟達する必要性について指摘。
UAV の運用中に発生した、安全に関わるような事故やトラブルについては FAA に報告すること。また、得られたデータの分析・評価と、安全性を高めるための手順策定も必要。
UAV 操縦要員と管制官はコミュニケーションを密にとり、責任範囲や、通常と異なる UAV 運用を行う際の対応について明確にすること。
UAV 運用の際には操縦要員のバックアップ要員を確保すること。
安全計画を策定して、適切な対応を取れるようにすること。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/17)
シリアは 17 日、同国内における核施設の存在を否定。14 日に "The New York Times" 紙が、イスラエル空軍機が 9 月に爆撃したのは作りかけの核施設だった、と報じた件に対する反応。
アメリカで対テロ関連の情報分析を担当している National Counterterrorism Center のトップ、John Redd 中将が退任することになった。膝に持病を抱えており、職務に支障しているためとしている。
ロシア陸軍参謀総長の Yuri Baluyevsky 大将は、イランにはまだ ICBM の開発能力はないと発言。
インド国防省は、ロシアとインドが次世代戦闘機の開発で協力する、という話を認めた。
そのインドでは、HAL (Hindustan Aeronautics Limited) 社がインド海軍の Sea King Mk.42/42B×18 機のアップグレード改修を 2 億ドルで受注することになった。1980 年代末に AgustaWestland 社から 43 機を調達したうちの一部。1999 年の核実験で制裁措置を受けたため、パーツが手に入らず、大半の機体が飛行不可能になっている。アップグレード改修は 2010 年に完了予定、これによって 2022 年までの運用を見込む。逆合成開口レーダー (ISAR)、ECCM、ESM、ソナー、ソノブイ、非音響型の ASW 用センサー、データリンク、IFF、FLIR、衛星通信、ミッション・システム、VHF/UHF 無線機などの分野で、海外企業の協力を仰ぐ。レーダーについては、IAI/Elta の EL/M-2022H と BAE Systems の Seaspray 7000E APAR が候補になっている。
また、インドに対してはドイツの Angela Merkel 首相が潜水艦・火砲・弾薬・Typhoon 戦闘機などのハイテク兵器輸出、BMP-2 用エンジンの共同生産などを持ちかけている。スウェーデンも、MMRCA として JAS39 Gripen を採用した場合の話として、インド国内での JAS39 Gripen の生産に関する提案を実施している。
トルコ議会は 17 日、クルド労働者党 (PKK) などのクルド人武装勢力を掃討するためにイラクに越境する件を承認したが、イラクや西側諸国は反発中。イラクは平和的解決を模索して、協議のためにトルコに人員を派遣すると表明。
Robert Gates 国防長官は、イラクで活動している民間警備会社を監督する、単一の組織を創設する考えを示した。警備会社の活動状況が、軍側からはよく見えていないという問題を解決するのが狙い。
10/17 の議会向けブリーフィングで、CSBA (Center for Strategic and Budgetary Assessments) は「国防総省は MRAP (Mine Resistant Ambush Protected ) を調達しすぎではないか」とする報告を行った。最新の計画では、2010 年までに総額 115 億ドルで 15,000 両を調達、陸軍・海兵隊・海軍・特殊作戦部隊に配備する計画で、うち 6,400 両が契約済み。単価は 80-100 万ドル程度となっている。確かに HMMWV と比較すると劇的に防禦力を高めて死傷者を減らしているが、大型化・重量化したことで燃料消費が増えて補給面の負担を増やしているし、それはとりもなおさず、車両隊に対する IED 攻撃の機会を増やすことにもなるというのが CSAB の主張。また、オフロードには強いが、ガタイが大きいせいで狭い街路には向いていない。重いせいで橋を壊してしまう場合もある。そして、兵士が車内に閉じこもってしまう傾向が強まり、地元住民との接触を減らしてしまって対反乱戦には具合が悪い、という指摘もしている。
その MRAP、米陸軍は MRAP II として 52 億ドルで 8,700 両を調達する計画で、メーカー 3 社に対して発注を実施。当初は 17,000 両を調達して、イラクで使っている HMMWV を全部置き換えるはずだったが、9 月に 10,000 両まで規模縮小した。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/17)
スペイン海軍 9th Sqn. とイタリア海軍の AV-8B Harrier II が、クロアチア沖合で実施した NATO の合同演習 "Noble Midas" の際に HMS Illustrious から運用を行った。この演習には、NATO と PfP (Partnership for Peace) 参加国からから合計 35 隻の艦艇が参加している。主な眼目は、紛争発生時に NATO の海軍部隊が洋上から介入する能力を演練・実証すること。HMS Illustrious は英海軍から参加した空母打撃群の基幹であると同時に、NATO の High Readiness Strike Carrier と位置付けられた。スペインとイタリアの機体がイギリスの艦から運用できたということは、国という枠を超えて、ひとつの部隊を構成するパーツとして動けるということだ、と説明されている。実際、米海兵隊のパイロットが乗ったスペインの機体をフランス海軍の管制官が管制して、それをイギリスの艦から運用する、なんていうことも行われている。英海軍はこの演習に、HMS York (42 型ミサイル駆逐艦)、HMS Chatham (22 型フリゲート)、HMS Northumberland (23 型フリゲート)、HMS Superb (Swiftsure 級 SSN)、RFA Fort George を送り込んだ。(MoD UK)
米海兵隊司令官の James T. Conway 大将は Center for a New American Security で講演した際に、イラクに派遣している海兵隊が重装備化して「第二陸軍」(a second land army) と化している現状に懸念を表明、本来の遠征部隊 (expeditionary shock troops) に戻るべきだという考えを示した。海兵隊は現在、イラクに 7 ヶ月間にわたって展開した後は本土で 7 ヶ月間にわたる訓練を行うサイクルをとっているが、その訓練の内容も、イラクでの戦訓を受けて変わってきているという。砲撃から空対地攻撃の調整まで、ジャングル戦から山岳戦まで、幅広い分野の訓練を行っている。なお、イラクにおけるアルカイダについては、大きな打撃を受けているものの、再生能力が強いことから依然として危険な存在であり、やっつけられてはいない、という見方を示している。(DoD)
カタールの米軍基地で、Patriot 地対空ミサイルが発射されて自爆する事故が発生、アメリカとカタールが調査に乗り出した。自爆したミサイルの破片は基地近くの農場に落下したが、死傷者は出さずに済んだ。訓練中に間違って発射してしまった模様だが、詳しい事情は現時点では不明。(VoA)
オーストラリア海軍の航空部隊 (Australian Naval Aviation Group) を指揮する Tim Barrett 代将 (Commodore Tim Barrett) は、飛行停止になっている Sea King について可及的速やかに飛行を再開したいと述べるとともに、Bulletin 誌が報じた「HMAS Albatross の航空機搭乗員が、安全性に不安を感じている」という記事の内容を否定した。HMAS Albatross の搭載機が 9/27 にテイルローター・アセンブリの不具合を起こしたため、Sea King は全機が飛行停止になっている。(Australian DoD)
アフガニスタンの Helmand 省にあるイギリス軍基地・FOB (Forward Operating Base) Arnhem に展開している Scots Guards 聯隊・第 1 大隊・Right Flank に、新型の Warrior 歩兵戦闘車が到着。これで火力・機動力・防御力の大幅アップが実現した。また、光学サイトや熱線サイトによる監視が可能で、何かあれば迅速に火力を投入できる。ここは過去 1 年に渡って戦闘任務が続いているエリアで、最近になって ISAF が攻勢に出るまではタリバンの勢力が強かった。FOB Arnhem は、そんなエリアに対して恒久的なプレゼンスを確保して、治安維持を図るために設置を進めている拠点のひとつ。ISAF 麾下のイギリス軍部隊は、タリバンと刃を交えるだけでなく、地元住民に対する人道支援や不発弾処理も実施している。(MoD UK)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/16)
ロシアは、Tu-160 や Tu-22M3 を 10 機出動させて、大西洋・太平洋・北極海・黒海で演習を実施すると発表した。
フィジーは 2007 年分として 5,700 万ドルの国防予算を計上していたが、2006 年 12 月に発生した無血クーデターで予定外の出費が発生、そのせいで予備役部隊解隊などの戦力削減と食費の切り詰めをやる羽目になった。また、予定していた演習も大半が中止になった。フィジー軍の現有戦力は 3,500 名で、世界でも最小クラス。
16 日から Normandy 半島の Seine Bay で、第二次世界大戦中に敷設された機雷の掃海作業を開始した。7 ヶ国から 450 名が参加、10/29 まで実施する。今でも不発のまま残っている機雷があり、ときどき漁民がそれを発見する状況なので、安全性改善のために総会を行うことになった。バルト海でも同様の作戦を実施している。
ヴァージニア州選出の上院議員・Jim Webb 氏が、米海軍の戦力規模を現行の 279 隻より拡大して、313 隻を最低ライン、長期的には 350 隻ないしはそれ以上を目指すべきだと主張。先日の FY2008 予算案審議では、上院に比べると下院の方が、海軍関連の削減が少なかった。
キルギスタンがロシアに対して、Dastan にある魚雷製造工場の株式 37.3% の売却を提案。金額は 3,000 万ドル。さらに 1 億 5,000 万ドルの債務免除も提案。
5 年半にわたって BAE Systems 社の CEO を務めてきた Mike Turner 氏が、2008 年 8 月いっぱいで退任することになった。アメリカ以外のすべての事業を統括している COO・Ian King 氏などが後任候補に挙げられているが、社外から人材を求める可能性も。
AFRICOM の構想に対して反発していた南アフリカとナイジェリアだが、風向きが変わってきた模様。この両国を含む複数のアフリカ諸国が、米海軍と米国務省などが計画している APS (Africa Partnership Station) への招待を受け入れて参画することになったため。APS はアフリカ諸国の海軍を対象とするプログラムで、海洋保安の実現を企図している。USS Fort McHenry のアフリカ派遣も、この件に関わりがある。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/16)
USS Fort McHenry (LSD-43) がヴァージニア州 Norfolk から、7 ヶ月間にわたる西部アフリカ方面への航海に出発した。アメリカが地元の各国と協議を行い、リクエストを受けて派遣することになったもの。AFRICOM (U.S. Africa Command) 発足後に実施する初めての任務でもある。同艦はギニア湾に常駐して、地元の 11 ヶ国を対象とする海軍要員の訓練を実施する。AFRICOM の創設に対しては懸念を表明しているアフリカ諸国があるが、こうした任務の実施は懸念を和らげる役に立つのではないかと考えられている。(VoA)
コロラド州の Schriever AFB で、米空軍 3rd SOPS (3rd Space Operations Squadron) と Boeing 社の関係者が、先日に打ち上げられた WGS (Wideband Global SATCOM) の 1 号機 (WGS SV-1) を対象とする運用業務を開始した。まだ衛星を静止軌道に載せる作業も残っており、これも Boeing 社と 3rd SOPS が共同で実施する。その後、90 日間にわたって軌道上で動作試験を実施して、打ち上げ時に衛星の損傷や故障が発生しなかったかどうかを確認した後で、管制権限 (Satellite Control Authority) が Boeing 社から 3rd SOPS に移る。こうした段階的な移行は、共同で運用することによる経験の蓄積を企図したもの。(USAF)
英下院軍事委員会 (House of Commons Defence Committee) は、米英両国が締結を目指している Defence Trade Cooperation Treaty について、批准前に精査を行い、この条約によって本当に米英両国間の兵器輸出入や技術移転に関わる障壁を取り除けるのか、両国間の協力関係増進を実現できるのかを検証すると表明。そのために、関係者への意見聴取も実施する。(House of Commons Defence Committee)
USJFCOM (U.S. Joint Forces Command) では、戦闘効率の改善や同士撃ち・付随的被害の低減を企図して、BCT A-GI と称する訓練コンセプトを打ち出した。軍種・学校・訓練施設・部隊が互いに障壁を取り払って統合化した訓練を行おうというもので、第一弾として 11/5-23 にかけて、カリフォルニア州 Fort Irwin の NTC (National Training Center) で第 4 歩兵師団による訓練を実施する。リアルな訓練環境の下で地上部隊と航空部隊の統合作戦を改善して、複雑な戦闘環境で勝ち残れるようにする。BCT (Brigade Combat Team)、ないしはそれ以下のレベルが対象で、Air Support Operations Squadron や 陸軍・空軍の航空部隊も参加する。BCT A-GI チームは、TRADOC (TUS Army Training and Doctorine Command) の Joint Air Ground Office、Air Combat Command Joint Air Ground Division、Army Joint Support Team、Joint Fires Integration and Interoperability Team で構成している。今後、この BCT A-GI を既存の訓練イベントに盛り込んで、海外派遣から戻って次の展開に備えた訓練を行う際に適用していく考え。(US Army)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/15)
クウェートにおける米陸軍の物資貯蔵拠点で、かつ総額 42 億ドルに上る契約を扱っている契約上の拠点でもある Camp Arifjan で、勤務する米軍関係者がキックバックを受け取っていた汚職疑惑が勃発、これまでに 13 名が逮捕され、うち 8 名が有罪の宣告を受けた。数百〜数千ドル程度の現金に加えて、各種のギフト (テレホンカードから SUV まで)、パーティーなど、キックバックの内容は多種多様。
米陸軍は Army Test and Evaluation Center (Aberdeen Proving Ground, MD) で、各種自動小銃を対象とするダスト・チャンバー試験を実施した。対象となったのは、現用中の M4 カービン、H&K の HK416 と XM8、FNH USA の SCAR (Special Operations Forces Combat Assault Rifle)。米陸軍では FY2009 までに総額 3 億 7,500 万ドルをかけて M4 を追加調達する計画だが、これに対してオクラホマ州選出の Tom Coburn 上院議員 (共和党) が「M4 は長いこと、信頼性の問題を抱えてきているではないか」と異議を唱えて、競合製品との比較試験を求めたもの。そこで、サンプルを 2 挺ずつ用意して実射試験を行った次第。
米空軍の調達担当次官補を務めている Charles D. Riechers 氏が 14 日、ヴァージニア州 Loudoun County の自宅で死亡しているのを発見された。自殺とみられる。米空軍では、Boeing 社との癒着疑惑があった Darleen A. Druyun 氏の後任として Sue C. Payton 氏が調達責任者を務めているが、その補佐を担当していたのが Riechers 氏。同氏について、CRI (Commonwealth Research Institute) に便宜を図った汚職疑惑が報じられていた。Riechers 氏はもともと空軍のパイロットで、1982-2002 年まで奉職、B-52G や EC-130H を飛ばしていた経歴を持つ。中佐で退役した後、文官として空軍で働いていた。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/15)
米陸軍はテキサス州の Red River Army Depot に、戦闘で損傷した HMMWV を補修するためのラインを新設した。このデポは、BusinessWeek 紙がいうところの「製造分野のノーベル賞」こと、Shingo Prize Public Sector Award for Excellence in Manufacturing and Achievement を受賞した 12 の米陸軍施設のうちのひとつ。2004 年には月間 3 両のオーバーホールしかできなかったが、"Lean Six Sigma" による業務効率改善の成果で現在は月間 23 両のリビルドが可能となり、ほぼ毎日のように完成品を送り出している。補修に際して、旧い仕様の車輌は最新仕様に改修している。(US Army)
英沿岸警備隊から委託を受けて CHC Scotia 社が運用する Sikorsky S-92 ヘリが、Stornoway Coastguard で初の SAR (Search and Rescue) ミッションを実施した。負傷した 77 歳の女性を病院に搬送する任務。CHC Scotia 社は Sumburgh・Stornoway・Lee-on-Solent・Portland の 4 ヶ所で、2007/7/1 から 5 年契約で S-92 を飛ばすことになっている。この任務にあたる S-92 は AIS (Automatic Identification System) や機内増加燃料タンク (210gal×2)、自動ホバリング可能な飛行制御システム (AFCS)、FLIR (Forward Looking Infrared)、二重のレスキュー・ホイスト、スライディングドア、バブルウィンドウ、カーゴフック、サーチライトなど、SAR に特化した機材を備える。(UK Maritime And Coastguard Agency)
英海軍は、Paul Thomas CB 海軍少将 (Rear Admiral Paul Thomas CB) を長、BAE Systems 社の Tony Burbridge 氏を次席とする、FSM (Future Submarines) IPT (Integrated Project Team) を編成した。所在地は Abbey Wood と Barrow-in-Furness の BAE Systems Submarine Solutions 社施設。国防省、BAE Systems 社、Rolls Royce 社、Babcock Marine 社から合計 128 名のスタッフを揃えて、新型 SSBN の開発を進める。(BAE Systems)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/13)
民間機用として輸出された加 P&WC (Pratt & Whitney Canada) 社製 PT6C-67C エンジンの中に、Z-10 Zhisheng 攻撃ヘリに転用されたものがあるという疑惑。CAIG (Changhe Aircraft Industries Group) が作成した Z-10 のパンフレットで、使用しているエンジンとして PT6C-67C の名前が記載されていたために露見。メーカー側では具体的な転用数量は不明としている一方で、米国務省は懸念を表明。ITAR (International Traffic in Arms Regulations) の対象になっているテクノロジーが含まれていれば違法行為になる。中国がらみでは 2002 年 11 月に、Z-8F ヘリ搭載用の出力強化版エンジンとして PT6B-67A、Y-8F-600 輸送機のエンジンとして PW150B の採用が発表されたことがある。また、Eurocopter EC175 ベースの Z-15 でも、PT6C-67E を採用している。これ以外でも、民間機向けとして P&WC 社製エンジンの輸出事例はいろいろある。
イスラエル空軍は UAV 戦力の倍増を希望しているが、予算の関係もあり、実現するかどうかは不透明。代案として、機材の信頼性・性能・航続性能を高めて、結果としてカバー能力を倍増するという案も出ている。使用する機材は、Hermes 450 (Elbit Systems)、Shoval/Heron (IAI)、Eitan (IAI)。
南アフリカ海軍は 1 隻、ないしは複数の揚陸艦を導入する件の承認を得た。仏 DCNS 社、西 Navantia 社、独 TKMS (ThyssenKrupp Marine Systems) 社などが応札する模様。このうち TKMS は、既存の貨物船をベースにした、他社より小型の艦を提案する見込み。これら以外にも、蘭 Royal Schelde 社、さらにシンガポールやロシアの造船所が参入するという話も。
インドは海洋核戦力の実現に向けて前進中。建造計画を進めている ATV (Advanced Technology Vessel) なる原潜と組み合わせるもので、イスラエルの支援を受けて射程 1,000km 級の巡航ミサイルを開発するという内容。
米沿岸警備隊で、HC-130J×6 機が飛行可能になる。2004 年の受注以来、開発作業を進めてきているもので、現在は地上試験とシステム・インテグレーション試験を進めているところ。12 月に飛行試験を実施して、来年 2 月にデリバリーの予定。
米 iRobot 社が AUSA 年次総会に、大型の戦闘用ロボット・iRobot Warrior X700 を出展。兵装の装備が可能で、階段を上ることもできる。
米陸軍は、General Dynamics C4 Systems 社が開発している Land Warrior システムの新型を公表。重量を 3lb 軽量化して 7lb としたほか、テキスト・メッセージの送信に使用するキーボードなどを小型化した。そのほか、狙撃探知システム Boomerang や IED 処理ロボットとのインテグレーションも実施している。すでに Land Warrior は第 4 SBCT の手で 3-8 月にかけてイラクで実戦テストを実施、状況認識能力の改善を実証している。
フィンランドの Matti Vanhanen 首相は、軍の規模縮小と予算削減について言及。フィンランド軍は現在、戦時戦力 350,000 名体制を維持しているが、ヨーロッパで戦争が勃発する可能性が低く、ロシアも脅威と認識していないことから、これを 1/3 に削減、予算も削減するという考えを示したもの。大規模な軍を維持するために装備調達費などが嵩んでいる状況の打開を図る。
イスラエルの Ehud Barak 国防相が訪米、同国が開発を進めている対ロケット・防禦システムについて、アメリカに共同開発を持ちかけた。すでに Arrow II ミサイルは共同プロジェクト化しているが、イスラエルはもっと短射程の非誘導式ロケットなどを対象とする安価な防禦システムを別途開発しており、そちらを対象としたもの。
イスラエル空軍機が 9 月初頭に爆撃したシリア国内の施設は、建設途上の核関連施設だったと "The New York Time" 紙が報じている。ただし、完成にはまだ当分かかる状況だったとのこと。
カリフォルニア州選出の議員 66 名が Michael Wynne 空軍長官に対して、KC-X で A330 を調達しないように、Boeing 社製 KC-767 を調達するように、と申し入れた。KC-X について、"winner-takes-all" にしないで Boeing と Airbus が受注を分け合う形にしてはどうか、という議論が出ており、これを牽制するもの。議会は空軍に対して、KC-X の機種選定ではコストを重視するよう求めているが、空軍は「コストは 4 大条件のひとつ」という立場。コスト以外にも、駐機スペース、給油能力、飛行性能、燃費といったファクターが絡むとする。
Robert Gates 米国防長官は 13 日、旧ソ聯諸国、すなわちグルジアやウクライナに米軍基地を設営しないことを保証する、と言明した。ウクライナもグルジアも西側寄りの政権になっている。その一方でロシアに対しては、アメリカと敵対しているシリアやイランに兵器を輸出しないよう求めた。シリアについては、レバノンのゲリラ組織に兵器を引き渡している点を問題視している。
ナミビアで、アメリカ人 2 名が国外追放になった。SOC-SMG (Special Operations Consulting-Security Management Group) の関係者・Paul Grimes 氏と Fredric Piry 氏で、ナミビア国内で戦争経験者をリクルートして、イラクの米軍基地で警備要員を担当させるつもりだったとされる。
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/12)
ドイツは、ISAF 派遣部隊に加えて後から送り出している Tornado ECR×6 機による偵察飛行任務について、期間延長を決定。一方、カナダでは 2009 年 2 月で派遣期間が期限切れとなるアフガニスタンでの軍事作戦について、以下の 4 種類の選択肢をまとめた。
アフガニスタン軍と警察の訓練だけを継続して、それ以外は 2009 年 2 月をもって撤収 (to continue training the Afghan army and police so that Canada can begin withdrawing its forces in February 2009)
Kandahar 省で実施している治安関連任務を他国に委譲して、再建任務に専念 (to focus on reconstruction and have NATO forces from another country take over security in volatile Kandahar province)
Kandahar 省以外の地域に移転して、派遣を継続 (shift Canadian security and reconstruction efforts to another region in Afghanistan)
外交関係者などの警護にあたる一部要員を除いて、全面撤収 (withdraw Canada’s military except a minimal force to protect aid workers and diplomats in February 2009, its current mandate.)
三沢 AB で、JTAGS (Joint Tactical Ground Station) の設置が完了した。衛星通信アンテナ 3 基と情報処理機材で構成する車載システムで、飛来する弾道ミサイルに関する情報を衛星経由で受信するために使用する。
米欧州軍 (USEUCOM) 司令官の David McKiernan 陸軍大将が、ロシアとの緊張の高まりや、イラク・アフガニスタン派遣のための前進基地の必要性といった理由を挙げて、在欧米軍の戦力増強を訴えている。USEUCOM の戦力は 2 年前で 62,000 名、現時点で 50,000 名、さらに本土撤収により 28,000 名まで削減する計画になっている。これに対して McKiernan 大将は、4 個旅団・40,000 名の戦力を維持するよう求めている。
米露両国の外相・国防相による "2+2 協議" は、具体的な合意には至らなかったものの、今後も協議を続けることになった。ロシア側が共同利用を提案しているアゼルバイジャンのレーダー施設について RObert Gates 米国防長官は「利用そのものは可能である」としつつも、チェコに配備する計画の X バンド・レーダーの代わりにはならないという見方を示している。その理由は、早期警戒の役には立っても、終末誘導の役には立たないから、というもの。また、ロシア側が要求している MD エレメント配備凍結についても、アメリカ側は拒否。
米陸軍は今年 8 月からニュージャージー州 Fort Dix で、AH-64D Apache ブロック III 攻撃ヘリで使用するネットワーク関連技術の実験として、降車歩兵への動画ライブ配信などを実施している。また、ブロック III 自身も UAV からの動画配信を受け取る機能がある。このブロック III は 11 月に初飛行の予定で、2009 年の LUT (Limited User Test) に続いて 2011 年から実戦配備する計画。ITT 社が開発したソフトウェア無線機・Soldier Level Integrated Communications Environment を搭載しているほか、JTRS (Joint Tactical Radio System) や Air Maritime Fixed Radio にも対応する。エンジンはパワーアップ型の T700-GE-701D で、ローター・ブレードは複合材を交えた新型になる。
イスラエル国防省は、Eros B をベースにした民生用リモートセンシング衛星を中国に輸出する件について、アメリカ政府に通知、了承を得た。ただし、アメリカの安全保障に関わる事態が発生した際にはシャッター・コントロールを発動して、特定地域の撮影をできなくするという条件付き。また、撮影する対象地域については 24 時間前に事前通告するよう求められている。Eros B は Ofeq-5 偵察衛星をベースにしており、高解像度の写真撮影が可能。実際には蘭領アンティル諸島 (Dutch Antilles) に本拠を構える ISI (Inagesat International) 社が運用する。これに中国も参画しており、さらに SOP (Satellite Operating Partner) としてその他の国も関わっている。これが Eros B の採用を決定した次第。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/12)
米海軍では、対機雷戦用 UUV (Unmanned Underwater Vehicle) を担当する専任組織・NOMWC (Naval Oceanography Mine Warfare Center) を発足させた。NMAWC (Naval Mine and Anti-Submarine Warfare Command) が担当していた UUV の試験・評価を、NOMWC が引き継ぐことになる。
米海軍には Naval Oceanography Operations Command という組織があり、ここには対機雷戦の部門 (Oceanography Operations for Mine Warfare) もある。米海軍の海洋観測部門は過去数年間にわたり、海洋観測や対潜戦などの分野で UUV の運用経験を積んできており、担当として Naval Special Clearance Team 1 Un-Manned Systems (UMS) Platoon を置いている。また、機雷戦関連の経験もあることから、今回の措置となった次第。
今後、同盟国、あるいは ONR (Office of Naval Research) が世界各地で実施する演習にも参画可能としているほか、UUV の枠内にとどまらず、対機雷戦、あるいは UUV が絡む演習へのサポートも提供するとしている。(US Navy)
今日の小ネタ (DefenseNews 2007/10/10-11)
韓国軍統合参謀本部の Kim Hak-Song 氏によると、北朝鮮が今年 6 月に、射程 120km の弾道ミサイル・KN-02 の試射を成功裏に実施していたとのこと。固体燃料ロケットを使用しており、移動式で化学弾頭の装備も可能。旧くなった FROG ミサイルの代わりとして、ソウル、あるいは平沢 Pyeongtaek の米軍基地を攻撃できるとされる。在韓米軍司令官の B.B. Bell 大将も今年 7 月に、北朝鮮軍の装備更新に関する警告を発している。また、Yonhap 通信によると、北朝鮮は年間 100 発あまりのミサイルをシリアやイランなどに輸出しているとされる。
"The New York Times" 紙が報じたところによると、米海兵隊はイラクから部隊を引き上げて、アフガニスタンに重点を移すとのこと。海兵隊は現在、イラクに 25,000 名を派遣しているが、アフガニスタンに部隊単位の展開は実施していない。これが実現すれば、逆に陸軍がアフガニスタンからイラクに部隊を移すのも容易になる、とする見方もある。国防総省は現時点で、この件について何もコメントしていない。また、Robert Gates 国防長官や Mike Mullen 統合参謀本部議長は、この件について何も公式な提案を行っていないとされている。
墺 Glock 社は、同社製の拳銃がイラクのブラック・マーケットに流れているという報道を否定した。2003-2006 年にかけて、アメリカ経由で Glock 製の拳銃 125,163 挺がイラクの軍や警察に配備されたが、そのうち 13,180 挺が行方不明になっていると判明したという報道がある。また、アメリカがイラク軍に供与した武器の管理が杜撰であるとする報告の中では、消えた武器のうち 80,000 挺が拳銃で、その大半が Glock 製だとされている。
WGS 打ち上げ開始 (AFNews & Spaceflight Now 2007/10/11)
米軍の次世代通信衛星、WGS (Wideband Global SATCOM) 初号機 (WGS SV-1) が 10 日、Vandenberg AFB から ULA (United Launch Alliance) の Atlas V ロケットで打ち上げられた。DSCS (Defense Satellite Communications System) に代わって X バンドの双方向通信を担当するほか、Ku バンドで GBS (Global Broadcast Service) の片方向通信も担当する。主要諸元は以下の通り。
主契約社 : Boeing Satellite Development Center
バス : Boeing 702
重量 : 打ち上げ時で約 13,000lb、軌道周回時で約 7,600lb
軌道高度 : 22,300 マイル
ペイロード : X バンド/Ka バンド通信機器
アンテナ : 8 ビーム X バンド送受信用フェーズド・アレイ、Ka バンド用ジンバル付きディッシュ×10、X バンド用アース・カバレージ×1
伝送能力 : 帯域幅 125MHz のチャネル×39 個
対応端末機 : 最大 92 台
その他 : Delta IV か Atlas V で打ち上げ。現時点で 5 基を発注済みで、お値段 3 億 5,000 万ドル
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産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/18)
スウェーデン軍国防資材局 (FMV) は Saab 社に対して、スウェーデン空軍が現用中の JAS39A/B Gripen×31 機を JAS39C/D 仕様にアップグレード改修する件を、39 億クローネで発注した。今年末から始まる C/D 型への改修が実現すると、スウェーデン空軍が保有する機体はすべて JAS39C/D で揃うことになって、効率よく機能でき、費用対効果が高まる。また、海外作戦に派遣する機会も増やせる。また、今回の契約には、将来の発展型 Gripen 開発に向けてデモンストレーターを開発する件も含んでいる。こちらはデモンストレーター (例の Gripen Demo)×1 機と、地上に設置するアビオニクス試験用リグ×1 基を用意することになっている。発展型 Gripen では、エンジンのパワーアップ、レーダーの AESA 化、ペイロードと燃料搭載量の増加、といった改良を取り入れることになっており、Saab、General Electric、Honeywell、Martin-Baker、APPH、Rockwell Collins といったメーカーが参画するほか、ノルウェーも参画と 10 億クローネほどの資金拠出を決めている。(Saab AB, Gripen International)
欧州委員会 (European Commission) は、EU Merger Regulation に基づいて BAE Systems 社と VT Group の艦艇建造部門一本化について審査、EEA (European Economic Area) における競争阻害はないとして、この件を承認した。両社はジョイント・ベンチャーを設立して建造部門を事業統合するほか、すでに両社でジョイント・ベンチャー FSL (Fleet Support Limited) を設置して行っているサポート業務も、新会社に取り込むことになっている。(European Commission)
米空軍 AFRL (Air Force Research Laboratory) は米 Lockheed Martin 社に対して、ACCA (Advanced Composite Cargo Aircraft) 計画のフェーズ II 契約を発注した。ACCA とは、複合材料製軍用輸送機の実現を目指して、デモンストレーターを開発・製造するプロジェクト。Advanced Development Programs (a.k.a. Skunk Works) も関わっている。フェーズ II 契約では 1 年がかりで、Dornier 328J の中央部・後部胴体を複合材料製に置き換える形でデモンストレーターの実機を作るが、その際に先進的なプロトタイピング手法や複合材料技術など、構造面・概念面の革新を図る。複合材料化により、パーツ点数を 80-90% 減らせる見通しで、腐食や疲労の問題も激減する。ACCA 計画では、輸送機以外に長距離爆撃機・UAV など、さまざまな分野への応用も視野に入れている。また、最近になって CRAD (Contracted Research and Development) として開発を決めた新技術、とりわけ Composite Affordability Initiative の成果も取り入れる。(Lockheed Martin)
米国家安全保障局 (NSA : National Security Agency) は米 General Dynamics C4 Systems 社に対して、秘話通信機能を備えたスマートフォン・Sectera Edge を発注した。NSA の SME/PED (Secure Mobile Environment/Portable Electronic Device) 計画の下で開発した。これ 1 台で、複数の機器をまとめて代替できるという触れ込み。米国防総省、米国土防衛省 (DHS : Department of Homeland Security)、その他の政府機関で使用するもので、まず 2007 年の第四四半期に第一陣をデリバリーする。さしあたり、5 年間で 3 億ドルの案件に発展する見込み。Sectera Edge は、SIPRNet (Secret Internet Protocol Router Network) と NIPRNet (Non-classified Internet Protocol Router Network) の両方にアクセスでき、電子メールや Web ブラウズを利用可能、秘話モードと通常モードはワンタッチで切り替えられる。無線インターフェイスは GSM (Global System for Mobile Communications)、CDMA (Code Division Multiple Access)、WiFi (Wireless Fidelity) に対応、さらに米軍の PKI (Public Key Infrastructure) にも対応しており、Common Access Card を使用する。(General Dynamics C4 Systems)
米 SAIC (Science Applications International Corp.) は、米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA : Naval Sea Systems Command, Washington DC) の Office of Littoral and Mine Warfare を対象とする、対機雷戦用ソフトウェアの開発・メンテナンス・サポート・訓練業務を 3 年間・4,100 万ドルで受注した。以前から受注していた案件のフォローオン契約で、作業場所はヴァージニア州 McLean。(SAIC)
米海軍は Indra USA 社に対して、海兵隊の AV-8B Harrier II を対象とする飛行訓練機材 (AV-8B Harrier Flight Trainer) を 2,300 万ドルで発注した。2011 年に完納の予定。既存のフライト・シミュレータに最新技術を取り込んで、アップグレードを施す案件。また、ビジュアル装置の改良や老朽化した機材のリビルドも実施する。新機能として、夜間飛行訓練、あるいはレーダー夜間飛行訓練のモードがある。これと平行して、AV-8B 用の OFP (Operational Flight Program) もアップグレードする。(Indra Sistemas)
ヨルダン空軍 (RJAF : Royal Jordanian Air Force) が土 TAI (Turkish Aerospace Industries) 社に発注していた F-16 のアップグレード改修機が、2007/10/17 からデリバリーを開始した。2005 年 7 月に発注したもので、Falcon-up, Falcon Star、MLU (Mid Life Upgrade) といった改修パッケージを適用する。対象は、F-16A/B-15×17 機。2005/4/27 に最初の 2 機が TAI 社に到着して改修を始めていたもの。17 機のうち 12 機は TAI がトルコ国内で、残り 5 機は TAI 社の技術者が監督しながら、ヨルダン国内で改修する。(TAI)
加 GDLS-Canada (General Dynamics Land Systems-Canada) 社は米海兵隊向けに、1980 年代から製造を続けている LAV (Light Armored Vehicle) の最新型、LAV-A2 のデリバリーを開始した。2006 年 2 月に基本型 LAV-25、対戦車型、指揮統制型、兵站支援型、自走迫撃砲、NBC 偵察車の 6 車種・157 両を受注した。サスペンション、装甲防禦、自動消火装置などの改良を施している。(GD)
米 Ball Aerospace & Technologies 社は、米空軍向けに開発を進めている STP-SIV (Space Test Program Standard Interface Vehicle) の最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) が完了したと発表した。Space and Missile's Command Space Development and Test Wing Space Development Group 向けの案件。CDR では、さまざまな環境下で衛星本体やペイロードが性能を発揮できるかどうか、技術面の熟成度はどうか、ペイロードの設計や試験計画に問題はないか、といった観点から評価を実施した。参加したのは、空軍の Development Group (Kirtland AFB, NM)、Aerospace Corp.、AeroAstro, Inc.、Broad Reach Engineering、Ball Aerospace の関係者。STP-SIV 計画が目指しているのは、小型・低コストの共通バスと標準化したペイロード・インターフェイスを使い、さまざまな実験ペイロードを打ち上げられる、柔軟性のある衛星を実現すること。Ball Aerospace 社は 2006 年に、衛星 6 機を受注して開発を進めているところ。同社がペイロード・インターフェイスやペイロードのインテグレーションを初めとするシステム全体の設計、環境試験、打ち上げとミッションのサポートを担当する。AeroAstro 社はバスの供給と、インテグレーション、打ち上げ・運用のサポートを担当する。(Ball Aerospace & Technologies)
ソフトウェア無線機 (SDR : Software Defined Radio) 関連の業界団体・SDR Forum (www.sdrforum.org) が、北米・ヨーロッパ・アジアなどにおける軍用無線機の需要増大と、軍事作戦におけるネットワークの重要性アップを受けて、戦術用無線機を対象とする SIG (Special Interest Group) として International Tactical Radio SIG を発足させた。JTRS (Joint Tactical Radio System) や ESSOR (European Secured Software Defined Radio Referential) などのプログラムを対象として、戦術用ソフトウェア無線機の傾向を分析、そこから教訓を引き出して、産業界と政府機関の両方に技術面・アーキテクチャ面の勧告を行うのが狙い。NCOIC (Network Centric Operations Industry Consortium) など、他の組織とも連携する。(SDR Forum)
半分完了 (DefenseNews 2007/10/17, ULA & Lockheed Martin via Defense-Aerospace.com 2007/10/18)
GPS ブロック IIR-M 衛星の 4 号機 (GPS IIR-17(M)) が、10/17 に Cape Canaveral AFS から打ち上げられた。ブロック IIR-M は 8 基の打ち上げを計画しており、その後は 2008 年から Boeing 社製のブロック IIF に移行する。その後に続くのがブロック III で、2008 年 1 月に契約、2014 年から打ち上げ開始の予定。
今回の使用したのは ULA (United Launch Alliance) の Delta II 7925-9.5 で、1 段目は Pratt & Whitney Rocketdyne 社の RS-27A と ATK (Alliant Techsystems) 社製固体燃料ブースター×9 基の組み合わせ。2 段目は Aerojet 社製 AJ10-118K、3 段目は ATK 社製のスピン安定式固体燃料ブースター・Star-48B。ペイロード・フェアリングの直径は 9.5ft。
ULA はこの次に、11 月半ばに DSP (Defense Support Program-23 衛星の打ち上げを予定している。こちらは Delta IV Heavy を使い、Cape Canaveral AFS の Space Launch Complex 37 から打ち上げる。
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/17)
International Development and Resources, Inc. (Fairfax, VA) は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、USSOCOM、Special Operations Aviation Training Company、Technology Applications Program Office、Systems Integration and Maintenance Office を対象とするテクニカル/エンジニアリング/兵站/プログラム管理業務を、$150,000,000 で受注した。作業場所は主としてケンタッキー州 Fort Campbell (H92241-08-D-0001)
Foodservice (Fairburn, GA) は米国防兵站局 (DLA) から、ジョージア州なで実施する陸軍・空軍・その他の国防総省関連・非関連部門を対象とする給養業務を $28,750,000 (価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3105)
Sysco Food Services (Calera, AL) は米国防兵站局 (DLA) から、アラバマ州とフロリダ州 Panhandle 地域にある陸海空軍・その他の国防総省関連・非関連部門などを対象とする給養業務を $18,750,000 で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3104)
Carter Industries, Inc. (Olive Hill, KY) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍向けのカバーオールを $6,291,175 で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-08-C-0002)
McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米海軍から、AN/APG-79 AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダー×210 基を B 仕様にアップグレードする作業を $11,235,265 で受注した。114 基は既納入分へのレトロフィット、96 基は生産ライン上でのアップグレード。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-G-0026)
NDTS Aviation Services, Inc. (Fort Worth, TX) は米空軍から、Air Armament Center と Air Armament and Command, Control, Communications, Computers, and Intelligence Systems Testing を対象とする、12 ヶ月間のサポート業務に関する修正契約を $10,769,878 で受注した。バックショップ整備、弾薬・機材関連のサポートを担当する。96 CONS/MSCB, Eglin AFB, FL (F08651-02-C-0085/P00044)
Misener Construction Inc. (Tampa, FL) は米陸軍から、ヴァージニア州 Virginia Beach の水害用ポンプ施設 (storm water pump station) に排水路 (ocean outfall) を新設する工事を $9,306,196 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers, Norfolk, VA (W91236-07-C-0007)
A400M 関連のまとめ (DefenseNews 2007/10/16, House of Commons Defence Committee via Defense-Aerospace.com 2007/10/12, EADS via Defense-Aerospace.com 2007/10/17, Deutsche Welle German radio via Defense-Aerospace.com 2007/10/18)
2009 年 10 月のデリバリー開始を目指している A400M だが、エンジンとソフトウェアの開発遅延が原因で、6 ヶ月のスケジュール遅延が発生する、と EADS 社が発表した。ひょっとすると、さらに延びて 12 ヶ月の遅延になる可能性もある。当初、EADS 社はこの件についてノーコメントとしていたが、その後にカスタマーに対して公式に通告した。
すでに初飛行の予定は 2008 年 1 月から同年 5 月にずれ込んでいるが、さらにこれが 7 月ないしはそれ以降に延びる可能性も出てきた。となると、2009 年のデリバリーは難しくなるというわけ。また、この遅延が EADS 社に財務的な影響を及ぼすものとみられる。さらに、英 Western Daily Press 紙が 18 日に報じたところでは、Goldman Sachs 社のアナリストが A400M について「最初の 6-8 機は機体構造重量が重く、その関係でペイロードが 20% ほど減る」と話している由。なお、シミュレータの "Aircraft Zero" については、2007 年 7 月にカスタマー向けのデモンストレーションを実施済み。
そのほか、英下院軍事委員会で英空軍の輸送機戦力に関する件が議題となり、以下のような内容のレポートがまとめられている。
A400M 計画は Major Projects Report 2006 の時点ですでに 15 ヶ月の遅延が明らかになっており、現在もそのまま。Airbus 社は問題解決のためにリソースを投入、議会側でも A400M 計画への支持・監督は継続する。スペインの Seville で実施している初号機の最終組立工程は、予定より 5 ヶ月の遅延。初飛行は 2008 年夏の予定。
A400M が英空軍で就役する時期については、2011 年 3 月を予定。
A400M の遅延に伴い、C-130K の就役期間を引き延ばす必要がある。もしもさらなる遅延が発生した場合、C-130K の延命には限りがある上にカネもかかるため、その場合には暫定的に、何かつなぎの機体を導入するよう勧告する。すでに Strategic Mobility Capability Planning Group も必要性を認識しており、A400M Integrated Project Team と組んで、遅延発生時の代替機について検討中。
国防省では、A400M は DAS (Defensive Aid System) と Fuel Tank Inertion システムを導入すると請け合っている。25 機すべてに導入するように、しかもレトロフィットではなく生産段階での装備とするように、というのが議会側の要求。ただし、すでに生産工程にかかっている 1 機については、例外として後日装備。
A400M が置き換える C-130K の昨今の減耗状況からすると、A400M も当初予定の 25 機より増やす必要性が考えられる。しかし、現時点で上乗せの話は具現化していない。
FRES (Future Rapid Effect System) は A400M で空輸可能とする計画だが、さらに重量が増えると A400M で空輸する際の航続性能に悪影響が出る。そのため、FRES の重量問題については注意深く監視を続ける。
A400M 就役後のサポート体制については、イギリスが主導する形で進める必要がある。
空中給油機については、FSTA (Future Strategic Tanker Aircraft) として導入を決めた A330 MRTT の就役まで、TriStar と VC-10 の運用を継続する。これらの機体は維持にかかるコストが上がってきているが、これが最善の選択。その FSTA については、資金面・相互運用性の面から、他のパートナー国を求めるよう検討すべき。
今度は現金で払うの ? (DefenseNews 2007/10/16, Radio Sweden & Bangkok Post via Defense-Aerospace.com 2007/10/17, Saab AB via Defense-Aerospace.com 2007/10/18)
タイ空軍が、老朽化した F-5E×12 機の代替機として F-16 を退けて JAS39 Gripen の採用を決定した。JAS39 と F-16 以外では、MiG-29、Su-30、Rafale の名前も挙がっており、空軍では Su-30 を欲しがる声もあったが、「我が国の事情にはそぐわない」としてボツになった。また、このJAS39C/D Gripen に加えて、Saab 社の Erieye レーダーを搭載した AEW (Airborne Early Warning) 機×2 機と、関連する機材・サービス業務も発注することにした。
JAS39C/D は 6 機ずつ 2 バッチに分けて納入することになっている。フェーズ 1 は総額 6 億ドルで Gripen×6 機と AEW×1 機を調達する。2008-2012 年に予算計上して 2010 年頃にデリバリー開始。スウェーデン側は 2 年分のサポート・パッケージも提案中。フェーズ 2 は総額 5 億ドルで、こちらも Gripen×6 機と AEW×1 機。2013-2017 年に予算計上する。
ちなみに、前政権時代には部分的に鶏肉とのバーター取引にする構想もあったが、さすがにこれは実現しなかった。
[余談 : DefenseNews の記事では、Rafale のことを Rafael と typo しておった]
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/17)
JAS39 Gripen の導入以外にも、タイ政府は 9/25 に 77 億バーツを投じて、装甲兵員輸送車×96 両をウクライナから (38 億 9,000 万バーツ)、さらに TAR-21 自動小銃×15,000 挺をイスラエルから、C-802 艦対艦ミサイルを中国から、それと C-130H×6 機分のアビオニクスを調達する決定を下しているが、これについては代理店の応札状況に不審な点があるとして、仕切り直しになる見込み。さらに、ロイヤルファミリー用の VIP 輸送ヘリとして、Sikorsky Aircraft 社から S-92×3 機の調達が決まった。2010 年にデリバリーしてタイ空軍が運用する。(Bangkok Post, Sikorsky Aircraft)
米 Boeing 社は米 Lockheed Martin 社から、F-22A Raptor を米空軍の DMO (Distributed Mission Operations) 訓練ネットワークにインテグレーションする作業を 4,600 万ドルで受注した。F-22A のパイロット訓練に使用している FMT (Full Mission Trainer) に新しいソフトウェアとシステムを組み込んで、別のシミュレーション上の機体に乗っているパイロットと "通信対戦" できるようにする。たとえば、アメリカ東海岸にいる F-22A のパイロットが中西部にいる E-3 Sentry、ヨーロッパにいるF-15 Eagle の搭乗員と一緒にシミュレーション訓練をできるようになる。改良型 FMT を F-22A の MTC (Mission Training Center) に導入して運用を開始するのは、2009 年の予定。Boeing 社はすでに、F-15C 用の MTC×5 基を納入、さらに F-15E や F-16 の MTC も担当している。さらに、サウジアラビアやフィンランドにも DMO 対応のシステムを納入している。イギリス向けの AH-64D 訓練装置も DMO のコンポーネントを使っている。(Boeing)
米 Sikorsky Aircraft 社は韓国空軍に、VIP 輸送用の S-92×3 機をデリバリーして、"Seoul Air Show" の席でセレモニーを開催した。(Sikorsky Aircraft)
米 Boeing 社は 10/12 に、A160T Hummingbird を使って 12 時間の試験飛行を実施した。06:27 に カリフォルニア州 Victorville 近くから発進、12.1 時間に渡るフライトを実施して、18:32 に着陸。500lb のペイロードを搭載して 5,000ft まで上昇、しかも使用した燃料は満載分の 60% に相当する量のみ。9/27 に 1,000lb のペイロードで 8 時間のフライトを実施しているが、さらに 1.5 倍にした格好。次は 300lb のペイロードを搭載して 18 時間のフライトを予定している。(Boeing)
豪 ASC 社が、過去 14 年間で最大となる 2,960 万豪ドル (+60%) の純利益を計上した。同社は Collins 級潜水艦を手掛けたオーストラリア唯一の潜水艦建造所で、さらに AWD (Air Warfare Destroyer) の建造も担当することになっている。利益が増えた原因については、Collins 級の整備作業における効率改善が挙げられている。売上の方も 20% アップの 3 億 1,240 万豪ドルを計上しているが、これには Collins 級の整備作業におけるインセンティブ・ペイメントが寄与している。その ASC、現在は国有だが、2008 年に民営化の予定。(ASC)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/16)
Bechtel Plant Machinery Inc. (Pittsburgh, PA) は米海軍から、核動力主機のコンポーネンツを $282,347,840 で受注した。別件で、既存分の修正契約も $124,400,989 で受注している。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-2118, N00024-07-C-2102)
Lockheed Martin MS&S (Maritime Systems and Sensors) (Mitchel Field, NY) は米海軍から、米英両国で使用している UGM-133 Trident II (D-5) SLBM の誘導システムを対象とするエンジニアリング・サポート・サービス業務 (Navigation Subsystem Engineering Support Services) を $58,727,146 で受注した。FY2008 分で、フリート・サポート、艦載ウェポン・システムへのインテグレーション、誘導用コンピュータのハード/ソフト導入、訓練システムのサポート、燃料交換・オーバーホールのサポートを実施する。Strategic Systems Programs, Arlington, VA (N00030-08-C-0002)
Lockheed Martin (Orlando, FL) は米海軍から、車両隊運用に関わる訓練環境構築を $52,509,924 で受注した。操縦手、銃手、パッセンジャーを対象とするもので、武器使用、交戦、回避機動、指揮統制手順といったものが対象。Marine Corps Systems Command PMTRASYS, Orlando, FL (M67854-08-C-8007)
[これは CCS (Combat Convoy Simulator) といい、高解像度のビジュアル装置やワイヤレス化した模擬兵装によって、さまざまな軍用車輌、そして直面する状況を再現して訓練できる。想定しているシナリオとしては、再補給、パトロール、兵站支援、重要人物の拘束 (high-value target extraction)、負傷者後送、近接航空支援要請、火力支援要請といったものがある。ベースになっているのは米陸軍・米空軍・米海兵隊向けの VCCT (Virtual Combat Convoy Trainer。2004 年に配備開始) や、米陸軍向けの CCTT RVS (Close Combat Tactical Trainer - Reconfigurable Vehicle Simulator)。CCS を、CCTT RVS や VCCT、その他の操縦手用訓練機材とリンクして訓練することもできる。(Lockheed Martin via Defense-Aerospace.com 2007/10/25)]
Raytheon Technical Services Co. LLC (Indianapolis, IN) は米海軍から、F-16 に搭載する AN/AWW-13 ポッド×10 セットを $12,908,129 で受注した。トルコ向け F-16 (Peace Onyx III : PO III) で SLAM-ER の誘導に使用する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-G-0008)
Sealift, Inc. (Oyster Bay, NY) は米海軍から、コンテナ船 M/V Virginian のチャーター契約を $10,614,000 で受注した。米中央軍 (USCENTCOM) 向けの弾薬輸送に使用する。基本契約は 1 年間、さらに 3 年分のオプション契約分まで実現した場合の総額は $39,814,000。MSC (Military Sealift Command), Washington DC (N00033-08-C-5500)
Photo-Sonics, Inc. (Burbank, CA) は米海軍から、MMTS (Mobile Multi-Sensor TSPI (Time-Space-Position Information) System) の設計・開発・製造・インテグレーション・試験・デリバリーを $5,799,794 で受注した。Redstone Technical Test Center 向け。MMTS は、キネティック弾頭を装備して高速で低伸弾道をとって飛翔するミサイルを追跡・TSPI データの収集を実施するシステム。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N61339-08-C-7001)
Northrop Grumman Mission Systems/Electromagnetic Systems Laboratory (San Jose, CA) は米空軍から、U-2 偵察機の ASIP 支援機材に関する修正契約を $18,700,000 で受注した。デポレベルで使用するスペアパーツ、支援機材、High Band System の再生補修機材などが対象。Reconnaissance Systems Wing, Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-07-C-4018/P00002)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/16)
BAE Systems 社が、州兵航空隊 (ANG) と空軍予備役軍団 (AFRC) 所属の A-10 を対象として、状況認識能力改善の改修を施すことになった。2008 年中に 100 機を改修する。友軍の位置を把握する機能の改善と、目標データの自動転送によるワークロード低減が主な眼目。かつ、パイロットが操縦桿やスロットルレバーから手を離さずに済むようにする。ニューヨーク州 Johnson City の同社事業所で、改修内容に関する開発作業を進めているところ。コックピットの多機能ディスプレイ (MFD) とターゲティング・ポッドをインテグレートして、連携できるようにする。(BAE Systems)
英空軍などにおいて Typhoon の配備が進み、イギリス南部では QRA (Quick Reaction Alert) も担当するようになった一方で、BAE Systems 社では同機をスイングロール・ファイター化するための開発作業を続行中。現在は同社 Warton 工場で IPA6 (Instrumented Production Aircraft 6) を使って、地上支援機材から完全に独立して運用できるようにする作業を進めており、年末に試験飛行を開始する計画になっている。その後、同機を使ってトランシェ 2 関連の開発作業を進める。また、就役後のサポート体制についても、BAE Systems 社と DE&S (Defence Equipment and Support) が Partnered Through-life Availability Support の体制確立を進めているところ。2 年間・1,090 万ポンドの契約で RAF Coningsby に TMU (Typhoon Maintenance and Upgrade) 施設を開設、メーカーと空軍が共同で運用することになっている。この体制は、整備補修に伴うダウンタイムの局限を企図したもの。(BAE Systems)
韓国の盧武鉉 Roh Moo-hyun 大統領は 16 日、韓国が独力で先進的なウェポン・システムを開発できるようにして、2020 年までに世界の兵器輸出国ランキングでベスト 10 に入れるようにする、という目標を掲げた。これを支援するため、航空宇宙・防衛産業界への支援や資金投下を進めるとともに、海外向けの合同マーケティング体制を強化する。これらは、"Korean Aerospace and Defense Exhibition 2007" 展示会の席で表明したもの。2002 年と今年を比較すると、韓国軍の研究開発予算は 80% も増えており、兵器輸出そのものも 2002 年の 1 億 4,000 万ドルから 10 億ドルまで増えている。(Korea Overseas Information Service)
独 EADS Defence & Security (DS) 社は、韓国が Eurocopter 社と組んで進めている自国向けのヘリコプター開発計画・KHP (Korean Helicopter Program) 向けに、自衛用のミサイル接近警報装置・MILDS (Missile Launch Detection System) AN/AAR-60 を納入することになった。開発フェーズに続いて 2008 年から、韓国の LIGNex1 社が KHP 用の自衛システムをインテグレーションする。韓国軍では、その KHP を 250 機ほど調達する計画。MILDS AN/AAR-60 はパッシブ式の画像センサーを使ったミサイル接近警報装置で、ミサイルの排気炎から放射する紫外線を探知する。特に赤外線誘導の携帯式 SAM に強く、全周をカバーしており、誤警報率は低いとしている。EADS DS 社はこれ以外にも、Eurofighter Typhoon、A400M 、Tiger 攻撃ヘリ、NH90、ドイツ陸軍の CH-53G 向けにも自衛機材を納入している。(EADS)
米 Boeing 社は、Avenger 自走防空システムに搭載したレーザー機器を使って IED (Improvised Explosive Device) や不発弾 (UXO : Unexploded Ordnance) を無力化するデモンストレーションを成功裏に実施した。9/26-27 にかけてアラバマ州 Huntsville の Redstone Arsenal で実施したもので、"Laser Avenger" が IED と UXO を合計 5 個、処分できたというもの。出力 1kW のソリッドステート・レーザーを使い、十分に離れて安全を確保しつつ処分作業を行えるとしている。また、地上に置かれた小型 UAV×2 機を無力化する実験も実施した。Boeing 社は自己資金で 8 ヶ月前から、この "Laser Avenger" による DEW (Directed Energy Weapon) の開発と実験を進めている。また、Avenger 防空システムを AMWS (Agile Multi-Role Weapon System) に発展させる構想の一環でもある。Avenger はすでに 600 システムあまりの納入実績があるので、そこに兵装を追加して新たな任務に対応させるのは、理に適ったソリューションといえる。(Boeing)
BAE Systems 社は、イギリス軍向けに開発している UCAV (Unmanned Combat Air Vehicle)・Taranis のテクノロジー・デモンストレーター製造に使用する金属材料の切り出しを開始した。2010 年に初飛行を実施する計画になっている。機体の製造に加えて、同機で使用する自律システムの開発作業が完了したところ。Taranis は国防省の SUAV (E) (Strategic Unmanned Air Vehicle (Experiment)) 計画の下で開発しており、Hawk 練習機と同程度の機体規模を持つ UCAV。イギリスで製造する UAV としては過去最大。BAE Systems 社が QinetiQ・Rolls-Royce・GE Aviation (ex-Smiths Aerospace) の各社と組んで開発にあたっている。Taranis では、タキシング・離陸・構想・脅威対応などのイベント・捜索・目標位置標定・センサーで得た画像データの送信・交戦・期間・着陸・タキシーバックといった一連の流れを、すべて自律的に実施するのが目標。すでに BAE Systems 社では、自己資金で Raven UAV を開発する等の経験により、リスクの低減を図ってきている。(BAE Systems)
米 Oshkosh Truck 社は、エジプト軍向けの HET (Heavy Equipment Transport)×35 両、トレーラー・キット×35、訓練業務、サポート業務、サポート担当者派遣業務などを、総額 1,600 万ドルで受注したと発表した。Oshkosh Truck 社とエジプト軍にとって、今年二度目の契約案件。今年初めには、MTT (Medium Tactical Truck) を 490 万ドルで受注しているほか、M977 HEMTT 8x8 補給用トラックの納入実績もある。(Oshkosh Truck)
AFRL (Air Force Research Laboratory) の Human Effectiveness Directorate では、F-35 Lightning II に搭載する音声認識システムの試験・分析作業を進めている。米軍の戦闘機で音声認識システムを搭載するのは、F-35 が初めて。Warfighter Interface Division の研究者がデータを集めて、性能最適化に必要な勧告を実施している。音声認識システムの導入は、パイロットのワークロードを軽減して戦闘任務に専念できるようにするのが狙い。SRI International 社が開発した音声認識ソフトウェア・DynaSpeak を使っているが、これはノイズが多い環境でも高い認識精度を持つとされる。航空機以外にカーナビなどにも応用可能。さらに、個人ごとの癖を学習させて精度を高めることができる。SRI International 社は、インテグレーションを担当する Adacel Systems 社と組んで音声認識システムの開発を進めているところ。F-35 で実績ができれば、F-22 など、他の機体への応用も可能だとしている。(USAF)
米空軍の E-8C J-STARS (Joint Surveillance Target Attack Radar System) に対する能力強化として、WAS (Wide Area Surveillance) MP-RTIP (Multi-platform Radar Technology Insertion Program) を実施する。担当メーカーは米 Northrop Grumman 社。WAS MP-RTIP レーダーによる巡航ミサイル防衛に対して、議会が関心を示している由。WAS MP-RTIP はモジュラー構成の AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーで、E-8C の機体規模に合わせた内容になっている。(Northrop Grumman)
米 Boeing 社は、1998 年に受注した KC-10 の CLS (Contractor Logistics Support) 業務で、700 機目のデポ整備を達成した。今月末に、追加受注獲得に向けた提案を空軍に対して実施する予定で、採否の決定は 2008 年夏に予定されている。KC-10 CLS プログラムでは、Boeing 社はパートナー企業と組んで機体全体に渡る整備・補修・改修を担当しており、担当事業所はテキサス州 San Antonio の Boeing Support Systems 事業所となっている。また、同社は空軍向けに KC-10 関連のサプライチェーン運用も担当している。(Boeing)
米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) と米 Lockheed Martin 社は、アラバマ州 Courtland に新しい Targets and Countermeasures Single Integration Capability を導入した。BMDS (Ballistic Missile Defense System) に対して、リアルなターゲット (FTF : Flexible Target Family) を、より効率的で有効性が高い手法を用いて提供するのが目的。THAAD (Terminal High Altitude Area Defense)、イージス BMD、GMD (Ground-based Midcourse Defense)、ABL (Airborne Laser)、センサー、その他の BMDS 構成エレメントが対象となる。(Lockheed Martin)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/15)
Northrop Grumman Space and Mission Systems (Clearfield, UT) は米空軍から、Minuteman III ICBM を対象とする PRP (Propulsion Replacement Program) に関する修正契約を $176,217,761 で受注した。PRP により、全機のロケット・モーターなどを換装して信頼性向上と延命を図り、2020 年以降まで運用できるようにする。526 ICBMSG/PKE, Hill AFB, UT (F42310-98-C-0001)
Lockheed Martin Corp. (Orlando, FL) は米空軍から、AGM-158 JASSM (Joint-Air-to-Surface Standoff Missile) の POA&M (Plan of Action and Milestone) フェーズ I 契約を $38,000,000 で受注した。フェーズ I は Reliability Characterization Program で、データマイニング、地上機能試験、自由飛行試験、航空機へのインテグレーションなどといった内容。308 ARSG/PK, Eglin AFB, FL (FA8682-08-D-0054)
L-3 Communications Titan Corporation, Intelligence Systems Division (Reston, VA) は米空軍から、ECP (Engineering Change Proposal) 適用期間の 2 年延長に伴う修正契約を $29,075,930 で受注した。2013/6/30 までとなる。950th Electronic Systems Group, Hanscom AFB, MA (F19628-01-C-0033 P00065)
Northrop Grumman Systems Corporation (Rolling Meadows, IL) は米空軍から、モロッコ向けに FMS 経由で輸出する LAIRCM (Large Aircraft Infrared Countermeasures) に関する修正契約を $15,028,961 で受注した。foreign military sales case number は MO-D-QAD。ハードウェア、支援機材、システムエンジニアリング・風呂グラム管理・兵站支援・スペアパーツ・導入作業と導入支援・フィールドサービスといった関連業務を含む。654th AESS, Wright-Patterson AFB, OH (FA8625-08-C-6479)
Bath Iron Works Corp. (Bath, ME) は米海軍から、Arleigh Burke 級イージス駆逐艦と O.H.Perry 級ミサイルフリゲートの定期修理 (Planning Yard Service) に関連する設計・計画・資材サポート業務のオプション契約分を $76,613,742 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington DC (N00024-06-C-2305)
VPSI (Valley Power Systems, Inc.) (City of Industry, CA) は米海軍から、Mk.V Special Operations Craft に搭載する MTU 12V396TE94 ディーゼル主機のオーバーホールと補修整備を、$9,962,920 で受注した。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Panama City, FL (N61331-08-D-0003).
Rome Research Corp. (Rome, NY) は米海軍から、NCTS (Naval Computer & Telecommunications Stations) Guam の施設運用とメンテナンス業務を $6,247,259 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 3 年分、すべて実現した場合の総額は $25,647,395。Fleet and Industrial Supply Center, Pearl Harbor, HI (N00604-08-C-0001)
SYSCO/Louisville Food Services (Louisville, KY) は米国防兵站局 (DLA) から、ケンタッキー州ならびにその周辺で実施する、陸軍・空軍・海兵隊向けの給養業務を $29,423,563.89 で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3226)
Robert Orr - SYSCO Food Services (Nashville, TN) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍やその他の国防総省関連・非関連施設を対象とする給養業務を $17,546,917.08 で受注した。ケンタッキー州ならびにその周辺で実施する。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3227)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/15)
韓国・Korea Aerospace Industries Association の代表を務める Yoon Cha-young 氏は 15 日、10 月中、ないしは今後数ヶ月以内に、UAE・シンガポール・ギリシアの 3 ヶ国から T-50 Golden Eagle の受注を獲得できる見込みである、と発表した。調達機数については、UAE が 60 機以上を調達する見込み、シンガポールが 30 機、ギリシアが 40 機をそれぞれ調達検討中としている。ちなみにお値段は 2,000 万ドル。航空機は造船・自動車・IT に続く輸出産業であり、"Korea Aerospace & Defense Exhibition 2007" の会期中に 5 億ドルの商談をまとめる見込みだとしている。(Korea Overseas Information Service) [ちなみに、"Korea developed the T-50 with its own technology" と書いてあったけれど、Lockheed Martin から支援を受けた件はスルーかい ?]
伊 Alenia Aermacchi 社はイタリア国防省から、イタリア空軍の MB-339CD×14 機をバッチ 2 仕様にアップグレードする件を 4,120 万ユーロで受注した。1995 年にバッチ 1 仕様で受注・製造して 1997 年に納入した機体で、Lecce AB の 61st Wing で高等練習機兼 LIFT (Lead-In-Fighter Training) 用として運用中。アビオニクスの近代化を実施することになっており、組み込みシミュレーション機能・デジタルマップ・新型無線機・新型 IFF・新型 AACMI (Autonomous Air Combat Manoeuvring Instrumentation) ポッド・Crash Data Recorder・ELT (Emergency Locator Transmitter) を導入するほか、暗視装置への対応なども実施する。改修機のデリバリーは 2009 年中に開始する予定。契約には、機体の補修管理を初めとする兵站支援業務も含む。(Alenia Aermacchi)
米 Alcoa 社は、傘下の Alcoa Power and Propulsion 部門が米 Lockheed Martin 社から、F-35 Lightning II で使用するアルミ鍛造 (forging) 製品の受注を獲得したと発表した。10 年間・3 億 6,000 万ドルの契約で、7085 アルミを使用する。製造を実際に担当する事業所は Alcoa Forged and Cast Products Cleveland で、内訳は大型バルクヘッド×15、重量は 1,800-6,000lb、サイズは 10-23ft の範囲内。また、ウィングボックスのパーツ 6 点についても製造を担当する。Alcoa 社は 2004 年以来、Lockheed Martin 社と組んで F-35 の重量軽減に関わってきており、その実績が買われたもの。Alcoa Fastening Systems、Alcoa North American Mill Products といった部門も F-35 計画に関与している。Alcoa 社は F-35 計画のために、工作機械などで 2,400 万ドルの設備投資を行った由。(Alcoa)
Thales 社と ACSS 社 (Aviation Communication & Surveillance Systems。L-3 Communications 社と Thales 社の傘下にある) は、ARINC Format IFF (Identification Friend and Foe) Mode 5 トランスポンダーの共同開発に関する MoU に調印した。輸送機や給油機といった大型機への搭載を企図したもので、NATO 諸国が IFF を Mode 4 から Mode 5 に更新する際の需要を当て込む。ACSS は TCAS (Traffic Alert and Collision Avoidance System)、TAWS (Terrain Avoidance Warning System)、ADS-B (Automatic Dependent Surveillance-Broadcast) といった安全関連機器の分野におけるマーケット・リーダーで、一方の Thales 社は軍用アビオニクス全般に強い。新型トランスポンダーは ACSS 社の ARINC Format IFF Mode 4 トランスポンダー・XS-950SI と後方互換性がある。また、ADS-B や Mode S Level 3 にも対応、インテグレーションのコストも安い。 (Thales)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、先に通告したオーストラリア向けの FMS 案件に関する修正を通知した。F/A-18F 関連で、総額 6 億 1,700 万ドル。内訳は以下の通り。(DSCA)
AIM-9X Sidewinder×47
同 CATM (Captive Air Training Missile)×20
同 NATM (Special Air Training Missile)×16
Tactical WGU-51/B Guidance Unit×4
CATM-9X WGU-51/B Guidance Unit×8
AGM-154 JSOW (Joint Standoff Weapon)×50
AN/ASQ-228 (V2) ATFLIR (Advanced Targeting Forward-Looking Infrared)×18
AN/ALQ-214 Radio Frequency Countermeasures×24
JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System)×90
AN/PVS-9 NVG (Night Vision Goggle)×32
MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminal)×16
システム・インテグレーションと試験、ソフトウェアの開発とインテグレーション、試験機材、支援機材、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、技術支援など
パラシュート関連製品を手掛ける米 Airborne Systems 社は、米陸軍の JPADS (Joint Precision Aerial Delivery System) 用として同社の DragonFly が採用されたと発表した。JPADS は GPS 誘導により、10,000lb の貨物を精確に空中投下できる。敵地にいる味方部隊に対して精確な投下が可能で、しかも投下地点をずっと手前にできることから、投下任務を担当する機体の安全性も高まる。同社製の FireFly (容量 2,000lb) も、米陸軍の JPADS 用として採用されている。他にも MegaFly などの製品があり、同社の製品ラインは 75-25,000lb の範囲をカバーする。(Airborne Systems)
Rolls-Royce 社は ミシシッピー州の NASA (National Aeronautics and Space Administration) John C. Stennis Space Center に、ジェットエンジンの試験施設を新設したと発表した。性能、騒音、振動、安全機器などのテストを行うためのもので、まず B.787 Dreamliner と A380 用の Trent 1000 と Trent 900 をテストする。(Rolls-Royce)
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/12)
Bechtel Bettis Inc., Bettis Atomic Power Laboratory (West Mifflin, PA) は米海軍から、Bettis Atomic Power Laboratory で実施する、核動力主機関連業務に関する修正契約を $450,700,000 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington DC (N00024-98-C-4064)
Northrop Grumman Ship Systems (Pascagoula, MI) は米海軍から、CG-47/DD-963 級の入渠作業 (Integrated Planning Yard Service) に関するオプション契約分を $66,581,873 で受注した。メンテナンスと近代化改修の工事について、設計・計画・資材面の支援などを実施する。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington DC (N00024-06-C-2306)
Honeywell Technology Solutions, Inc. (Columbia, MD) は米海軍から、LAMPS (Light Airborne Multi-purpose System) Mk.III SH-60B で使用する AN/SRQ-4 データリンクを対象とするエンジニアリング/兵站サービス業務のオプション契約分を、$8,253,547 で受注した。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), St.Inigoes, MD) (N00421-05-C-0002)
BAE Systems (Fort Walton Beach, FL) は米海軍から、ハワイ・Oahu 島にある NCTAMS (Naval Computer & Telecommunications Area Master Station) Pacific の運用・メンテナンス業務を、$7,255,085 で受注した。Fleet and Industrial Supply Center, Pearl Harbor, HI (N00604-07-C-0008)
Reliant Energy Solutions East (Edison, NJ) は米国防兵站局 (DLA) から、Fort Meade と Johns Hopkins Applied Physics Lab. を対象とする電力供給業務を、$8,040,111 で受注した。DESC (Defense Energy Supply Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-05-G-8037)
AM General LLC (South Bend, IN) は米陸軍から、HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle) に関する修正契約を $7,447,856 で受注した。TACOM (U.S. Army Tank-Automotive and Armaments Command), Warren, MI (DAAE07-01-C-S001)
Raytheon Co. (McKinney, TX) は米陸軍から、M2A2/M2A3 Bradley 歩兵戦闘車で使用する車長用サイト (Commander's Independent Viewer System) のスペア・コンポーネンツ、$6,383,928 分の delivery order を受領した。原契約は $73,884,602。TACOM (U.S. Army Tank-Automotive and Armaments Command), Rock Island, IL (DAAE20-02-G-0003)
BAE Systems Ordnance Systems Inc. (Kingsport, TN) は米陸軍から、Production Base Support Program に関する修正契約を $5,605,263 で受注した。U.S. Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-98-E-0006)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/10/12)
芬 Patria 社とクロアチアの DDSV (Duro Dakovic Special Vehicles) 社からなるコンソーシアムはクロアチア国防省との間で、クロアチア陸軍向けの AMV (Armoured Modular Vehicle)×84 両の調達に関する契約を締結した。総額 1 億 1,200 万ユーロの案件で、生産はフィンランドとクロアチアで分担して行う。2008 年末からデリバリー開始、2012 年中に完納の予定。DDSV は過去に戦車を製造した経験があり、今回の案件でもそれが役立つとみられる。同社はミッション機材や最終組立工程、納入後のサポート業務などを担当することになっている。(Patria)
独 Rheinmetall AG (Dusseldorf, Germany) は、ドイツ・オランダが共同開発を進めている 8x8 装輪 AFV、MRAV (Muti-Role Armoured Vehicle) こと Boxer に装備する電子機器を 6,000 万ユーロで受注した。CAN (Controller Area Network) バスなどで構成する電子機器一式を、ドイツ・オランダ向けの両方について、同社が一括して担当する。(Rheinmetall Defence)
それとは別に、アメリカ・スイス・ドイツ向けの NBC 探知装置についても、2,500 万ドルの受注があった。アメリカ向けは、NBC 偵察車・Fox (Fuchs)×123 両をアップグレード改修する案件のうち、第一陣の 18 両で使用するもの。ドイツ向けも Fox (Fuchs) 用で、37 両分。従来の NBC 探知装置は生物兵器の探知能力に限界があったため、これを改善した新型に入れ替える。また、同様の最新型を 2008 年初頭から UAE 向けにデリバリーする。スイス向けは、移動式 NBC フィールド・ラボのプロトタイプを納入する案件で、追加発注分も含めて最終的に 5,000 万ユーロの案件に発展する見込み。(Rheinmetall Defence)
Selex S&AS (Selex Sensors and Airborne Systems) 社は加 Kelowna Flightcraft 社経由で、カザフスタン空軍の Mi-17V-5 ヘリに同社製の電子光学ターレット・Titan 385ES を納入することになった。西側製の電子光学センサーがロシア製のヘリコプターに取り付けられるのは、今回が初めてとされる。センサー類を単一の LRU (Line Replaceable Unit) にまとめており、赤外線センサーのフォーカル・プレーン・アレイによる長距離・高解像度の暗視機能を実現する。(Selex S&AS)
オーストラリア国防省は豪 CSC Australia 社に対して、Joint Command Support Environment をサポートするシステム・インテグレーター業務契約を発注した。まず第 1 フェーズとして、2,000 万豪ドルで統合指揮支援システムを納入する。これは、現時点で各軍の上級司令部が使用している指揮管制システムをベースにして、統合化を図ったもの。統合化により、作戦指揮の効率化を促進する。納入に際しては、DMO (Defence Material Organisation) が、段階的な能力向上と承認のプロセスを取り仕切る。(Australian DoD)
米 Boeing 社は Sargent Fletcher, Inc. (El Monte, CA) と、KC-767 AT (Advanced Tanker) で使用する胴体燃料タンクの製造に関する MoU を締結した。Sargent Fletcher 社は英 Cobham 社の子会社で、技術・価格・支援性の各方面から検討した結果、同社製品の採用が決まったもの。肝心の KC-X 計画については、2007/4/10 に提案書を空軍に提出しており、まだ評価作業中。Boeing 社率いる Global Tanker Team は、Sargent Fletcher 社以外に以下の面々で構成する。(Boeing)
Delta TechOps
Rockwell Collins
Vought Aircraft Industries
Pratt & Whitney
Smiths Aerospace
Honeywell
Spirit AeroSystems
米 Lockheed Martin 社が担当している LCS (Littoral Combat Ship) の 1 番艦、USS Freedom が、艦尾に設置したドアトランプ、舷側に設置したドアの運用デモンストレーションを成功裏に実施した。有人・無人の各種船艇や、対潜戦・対機雷戦・対水上戦などで使用する各種ミッション機材の発進・回収に使用するもの。たとえば、特殊作戦であれば艦尾ランプから 11m 級の RHIB (Rigid Hull Inflatable Boat) を発進・揚収させることができる。また、さらに小型艇用の発進/回収ポイントが設置してあり、ミッション・パッケージを対象とする補給にも利用可能としている。そのほか、甲板には発進/回収用のクレーンも設置してある。Marinette Marine (Marinette, WI) が建造を担当している USS Freedom は現在、艤装関連の試験を進めているところで、2008 年にデリバリーの予定。母港はカリフォルニア州の San Diego を予定している。(Lockheed Martin)
韓国で、"Korea Aerospace & Defense Exhibition 2007" なる展示会が開催され、26 ヶ国から 255 社の出展があった。1996 年から隔年開催しているもので、米軍からは F-15C や AH-64、韓国空軍は F-15K や KF-16 に加えて Black Eagles による展示飛行を、さらに KT-1 練習機、T-50 練習機、K-9 自走榴弾砲、K-21 戦車も展示した。(Korea Overseas Information Service)
米ミサイル防衛局 (MDA) の ABL (Airborne Laser) こと YAL-1 向けに米 Raytheon 社が開発しているソリッドステート・レーザー使用のイルミネーター・TILL (Tracking Illuminator Laser) は、今年 1 月からこれまでに 50 回以上、時間にして 90 秒の照射を成功裏に実施している由。2006 年の地上試験から勘定すると、累計 900 回、レーザー・パルスの数にして 1 億 4,000 万に達する。TILL の出力はキロワット級で、ビーム制御/射撃管制セグメントを構成するコンポーネント。(Raytheon)
機雷探知ソナーに応用できる ? (DID 2007/10/11)
3-D ソナーを開発している米 FarSounder, Inc. (Warwick, RI) が NIST (National Institute of Standards and Technology) から、2 年 9 ヶ月・200 万ドルの契約で Forward Looking 3D Sonar System の開発を受注した。
Navigation and Collision Avoidance for Long Range and High Speed Applications というテーマで、35kt で航行しながら前方 2 マイルまでの範囲について、障害物の方位・距離・深度情報を取得して 3 次元の位置標定を行う。実現に際しては、高速シグナル処理技術や、音響データとノイズの識別といった分野の技術革新が必要になる。
貨物船を効率よく、かつ安全に航行させるために使用するのが目的。実現すれば、年間 5 億ドルの経済効果が見込まれるとしている。同社はすでに民生用の障害物検知ソナーとして FarSounder FS-3 を擁しており、これで水中の 3 次元ソナー映像を得ることができる。
UAV 二題 (AFNews 2007/10/11)
米空軍はアフガニスタンで MQ-9 Reaper の運用を開始、9/25 からこれまでに 12 回のミッションを実施した。平均すると 1 日に 1 ソーティ、近接航空支援や ISR 関連のミッションを担当しているが、まだ兵装の投下は行っていない。MQ-1 Predator と比較すると、同等の ISR 能力で航続性能は 9 倍、上昇限度は 2 倍、兵装搭載量も増えており、"ハンター・キラー" ミッションも遂行可能。MQ-1 と同様に Creech AFB から遠隔操縦している。
一方、イラクの 380AEW (380th Air Expeditionary Wing) 麾下、380th ESFS (380th Expeditionary Security Forces Squadron) には、小型 UAV・Raven B が配備された。重量 4.2lb、翼幅 65in、全長 35in。偵察、監視、フォース・プロテクション、戦闘後の損害評価、車両隊の警備といった任務に使用する。FPASS (Force Protection Airborne Surveillance System) 計画に基づいて導入した。遠隔操縦と自律飛行のいずれも可能。
今日の米軍調達 (Contracts 2007/10/11)
KAPL Inc. (Knolls Atomic Power Laboratory, Schenectady, NY) は米海軍から、Knolls Atomic Power Laboratory (Schenectady, NY) で実施する核動力関連の業務を $168,900,452 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington DC (N00024-00-C-4011)
Environmental Chemical Corp. International, LLC (Burlingame, CA) は米海軍から、ジブチの Camp Lemonier で実施する電力・給水・下水処理関連の施設更新工事を $21,289,096 で受注した。このうち電力関連は、11kV・出力 2,980kW のディーゼル発電機、発電機用シェルター、15kV 級の断路器 (switching gear)、空調付きの管制室を設置するという内容。下水処理施設は 200,000gal/day のタンク 2 基と配管、処理施設を設置するという内容。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Europe and Southwest Asia (N33191-08-C-0202)
General Dynamics Electric Boat Corp. (Groton, CT) は米海軍から、浮ドック Shippingport (ARDM-4) のメンテナンスと運用に関するオプション契約分を、$5,722,086 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington, DC (N00024-02-C-4063)
Northrop Grumman Space Technology (Redondo Beach, CA) は米空軍から、OMPS (Ozone Mapping Profile Suite) に関する修正契約を $9,996,300 で受注した。NPOESS Preparatory Project (NPP) Satellite, 1 に搭載する OMPS Sensor Flight Unit #1 向けの、OMPS Limb が対象。NPOESS IPO, Silver Spring, MD (F04701-02-C-0502/P00071)
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoD 2007/10/17)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 477 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 70,882 名、海軍 5,805 名、空軍 7,308 名、海兵隊 7,012 名、沿岸警備隊 292 名。
HSM 登場 (NavNews 2007/10/11)
10/4 に NAS North Island で、HSM-71 (Helicopter Maritime Strike Squadron 71) "Raptors" の創隊セレモニーが開催された。MH-60R を装備する 5 個飛行隊の第一陣。HS-8 が MH-60S 装備の HSC-8 に転換したのと併せて、7 機種あるヘリコプターを MH-60R/S に統合する計画の一環。
USS John C. Stennis (CVN-74) の次のデプロイメントに際して、HSM-71 が乗艦する予定になっている。従来の HSL では個々の水上戦闘艦に対して直接、分遣隊を派遣する形をとっていた。HSM では飛行隊をまるごと、空母に 2 個目のヘリコプター飛行隊として送り込んだ上で、そこから同じ空母打撃群を構成する各艦に分遣隊を送る形をとる。
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戦争・紛争
今日のイラク (AFPS 2007/10/17)
聯合軍が Tikrit で、テロリスト 3 名を拘束。そのうち 1 名は、外国から Tigris River Valley 方面に武器を密輸する作業を担当していた。
Ramadi では、お尋ね者 1 名とその他のテロリスト 4 名を拘束、爆弾製造材料を発見。前者は 9/11 に聯合軍との交戦で死亡したテロ組織幹部・Muthanna と関連がある人物。後者はシリアに拠点を置く過激派組織と関連あり。Baqouba と Mosul でも、アルカイダと関連があるお尋ね者を 1 名ずつ、それと Baqouba ではお尋ね者以外に 2 名を、Mosul では同様に 3 名を拘束。
Baghdad では、新たに地元のアルカイダ関連組織の首領になった人物を拘束。16 日に聯合軍が、自動車爆弾攻撃に関わっていたお尋ね者 1 名とその他 2 名を拘束するなど組織に打撃を受けており、再興を図っている状況。
Mosul の Sukar 地区で 15 日、警察署を狙ったトラック爆弾事件が発生、警察官 3 名が死亡、その他 12 名が負傷した。また、突っ込まれた警察署の正門と、その周辺の民家に被害が出た。トラックを運転していた犯人は死亡。
Diyala 省から Baghdad に向かう武器密輸や武装勢力の移動を阻止する目的で、Diyala River に架かる橋を聯合軍の航空機が攻撃して破壊。問題の橋は武装勢力が架けたものとみられる。"Operation Marne Anvil" の一環。
Baghdad 東部の Rusafa 地区では、イラク軍関係者と地元の部族長が集まり、武装勢力に対抗するために力を合わせようではないか、という趣旨の会合が開かれた。会合の前には Zubaida Square に地元住民 500 名ほどが集まり、音楽を演奏したり、武装勢力に反対するスローガンを唱えたりしていた由。
今日のアフガニスタン (AFPS & AFNews2007/10/16)
聯合軍が Paktika 省 Orgun 地区で過激派掃討作戦を実施、軍閥関係者 5 名を拘束。建物の捜索を実施している部隊が接近した際に隠れていた不審人物を発見、拘束したもの。現場では武器弾薬・爆発物製造材料を発見している。
13 日に Kandahar 省南部の市場で自爆テロ事件が発生、聯合軍が出動して救援活動を実施した。この事件で警察官 2 名と民間人数名が死亡、さらに民間人の負傷者が出た。
Paktika 省で 11 日に、817th AES (817th Expeditionary Airlift Squadron) 所属の C-17A×2 機で貨物 62 個・85,000 lb 分の空中投下任務を実施した。現地で作戦行動中の部隊に対して、冬季の任務遂行に必要な物資を投下したもので、C-130 なら 4 機が必要になるところを C-17A×2 機で済ませた。同一の DZ (Drop Zone) に対して 2 機で同時に投下を行ったのは初めてで、OEF で実施した投下任務の規模としては過去最大。

(Photo by US Air Force)
今日のイラク (AFPS 2007/10/16)
聯合軍が Baghdad 南部で、指名手配されていたお尋ね者 1 名とその他 2 名を拘束。自動車爆弾攻撃を仕掛けていた組織の首領で、聯合軍の戦力削減後に活動を再興しようと企図していた模様。
Abu Ghraib 南部では別件で、IED 攻撃に関与していたお尋ね者と、その他 3 名を拘束している。前日に捕まった資金担当者とのつながりがある模様。Mahmudiyah 南東でも聯合軍がお尋ね者 1 名を拘束しているが、こちらは Baghdad 南方で活動していたテロ組織のリーダー・Abu Usama al-Tunisi (9/25 に聯合軍との交戦で死亡) とつながりがあったとされ、外国人テロリストの移動や自爆テロに関与していた容疑がある。
Baqouba 西方で聯合軍が、Hadid 地区で活動しているアルカイダ関連組織のリーダー 1 名と、その他 1 名を拘束。Samarra 南方では、アルカイダのアジトになっていた建物 1 棟を聯合軍の航空機が破壊。
第 2 歩兵師団・第 2 歩兵旅団戦闘チームが、15 日に 4 名を拘束。うち 1 名は過激派 5 名を指揮下に置き、先日に Camp Victory にロケット攻撃を仕掛けた容疑がある。また、第 25 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームが別件で、14 日に Adwaniya で航空機動作戦を実施して 12 名を拘束。Arab Jabour と Hawr Rajab で実施しているアルカイダ掃討作戦・"Operation Marne Torch II" の一環。
今日のイラク (AFPS 2007/10/15)
聯合軍が Samarra 南方で、外国人テロ組織の幹部と関わりがある容疑者 1 名を拘束。Dawr 南方でも別件で 4 名を拘束しているが、このうち 1 名はイラク北部でテロリストの移動に関与していた容疑。また、Baghdad から Tigris River Valley 方面への資金移送も担当していた由。Baghdad の Abu Ghraib では、アルカイダ関連のテロ活動容疑者 2 名を拘束、Tarmiyah でも同様の容疑で 3 名を拘束。
Baghdad の Hawr Rajab 地区西部では、"Operation Marne Torch II" を実施していた米軍部隊が、武器集積所を発見。自爆ベスト、ヘリ搭載用のミサイル発射筒、AK-47 用の弾倉 12 個 (うち 1 個が装弾済み)、手榴弾や信管、迫撃砲の装薬、機関銃弾 145 発、弾倉 4 個、9mm 弾 150 発、7.62mm 弾の弾倉 5 個、25mm 機関砲弾 253 発、25mm の対空機関砲と予備銃身、12.7mm の曳光弾 54 発、23mm 機関砲の銃身 11 個と機関部 6 組、爆薬、ウォーキートーキー、プロパガンダ文書、武器ラック、プロパンガスタンク、地図、動かないバイク、ナンバープレート 8 枚、機関銃の銃架、ワイヤー 100ft、カナダ製暗視ゴーグルなど。
聯合軍は 14 日、Samarra 南方でアルカイダ関連組織の資金担当者 1 名とその他 5 名を、Ramadi でアルカイダ関係者 3 名を、Tarmiyah 南方でテロリスト 8 名を、Tikrit でアルカイダ関係者 3 名を拘束。Baghdad の Rashid 地区では "Operation Dragon Talon II" を実施して、3 日間で 34 名を拘束、武器集積所 7 ヶ所を発見。107mm ロケット、76mm ロケット、火砲、迫撃砲弾、小火器用弾薬といった内容。
13 日、Samarra 南西である快打関係者と交戦して敵 3 名が死亡、武器集積所を発見。Baghdad 東部の Karada 地区では爆弾 2 発と武器集積所 2 ヶ所を発見。後者の内訳は迫撃砲 17 門、ロケット 4 発、RPG の弾頭 3 個、AK-47 自動小銃と機関銃、イラク軍の軍服。Taji 近郊では、イラク軍がテロ組織 "Abu Ghazwan" のリーダーを拘束。アルカイダ関連組織のひとつで、暗殺・誘拐・暴行を行っていた。
12 日、Taji でイラク軍がアルカイダ関連組織のレーダー 1 名とその他 1 名を拘束。聯合軍のパトロール隊に爆弾攻撃を仕掛けた容疑。これら以外にもう 2 名を拘束。Baghdad の Arab Jabour 界隈では、米軍が "Operation Benelli" を実施して、アルカイダ関連組織のリーダーなど 13 名を拘束、自爆ベスト・手榴弾 4 発・AK-47 自動小銃 3 挺と弾倉 18 個・IED 製造材料・偽造 ID カードを押収。Tuz では、警察が爆弾攻撃犯人 1 名を拘束。起爆担当で、爆発させた際に犯人自らも負傷した。
今日のアフガニスタン (AFPS 2007/10/14)
Zabul 省の Deh Chopin 地区で、聯合軍が軍閥関係者 1 名を拘束。情報を得て捜索に出た部隊が、隠れていた不審人物を発見したもの。この作戦を実行した際に、建物が少し壊された。
Helmand 省の Nahr Surk 地区・Gereshk にあるモスクの近くで 12 日、警察官が IED 攻撃に遭い、4 名が殉職、7 名が負傷した。12 日は Eid al-Fitr/ Eid e Ramadan の初日。事件発生を受けて、同じ地区にいた聯合軍部隊が駆けつけて救護にあたった。
今日のイラク (AFPS 2007/10/14)
先日、聯合軍と交戦して死亡したテロリストのうちの 1 人が、アルカイダ関連組織のリーダー・Abu Duha と判明した。Mosul を拠点として誘拐などの犯罪行為、武器の分配、イラク軍や聯合軍への攻撃に手を染めていたとされる。10/13 の交戦で聯合軍部隊に対して拳銃で撃ってきて、反撃した聯合軍部隊に射殺された。
Arab Jabour では 10 日、地元住民の通報により武器集積所を発見。60mm 迫撃砲 6 もん、迫撃砲弾の信管 4 個、導爆線 100ft、中国製の炸薬 20 個など。
Baghdad 東部で 11 日、聯合軍が武装勢力と交戦、敵 1 名が死亡、3 名が拘束された。EFP 攻撃に関与していた容疑がある。
Ninevah 省の Eid al-Fitr では、断食月に入ったのに合わせて警察と地元の宗教指導者、さらに聯合軍の砲兵隊員が、食料品や水の配布を実施。
Mosul 東方の al-Sinaa で 8 日、米陸軍・第 6 騎兵聯隊・第 4 大隊所属のヘリコプターが、IED を設置していた敵 9 名を発見して Hellfire 対戦車ミサイルで攻撃、そのうち 6 名が死亡。3 名は逃走。交戦後に地上部隊が現場を調べたところ、プロパンガスタンクを改造した IED が仕掛けられていたため、処分した。また、負傷した敵 1 名を発見したが、医療施設に搬送する途中で死亡した。
Rusafa では 12 日に自動車爆弾事件が発生、警察官 1 名を含むイラク人 3 名が死亡、7 名が負傷した。また、警察の車輌が壊された。イラク軍と米軍が出動して負傷者の教護に従事。
Baghdad 南部の Doura 地区では、テロリストが迫撃砲弾 3 発を市場の近くに撃ち込む事件が発生、民間人 1 名が死亡、子供 4 名を含む 8 名が負傷した。負傷者は East Rashid 地区の Yarmook Hospital に搬送された。聯合軍が発射地点を捜索して迫撃砲を発見、犯人を捜索中。
Haswah では 12 日、お尋ね者を含むテロリスト 12 名が捕まった。地元住民からの通報を受けて、警察と米軍の空挺部隊が出動、モスクにいるターゲットを待ち伏せた際の成果。許可を得た後でイラクの警察官がモスクに踏み込み、拘束した。また、AK-47 自動小銃 2 挺、手榴弾 2 発、弾薬ベスト 2 着を発見。
Baghdad 郊外の Nahrwan で 11 日、米陸軍・第 82 空挺師団と第 3 歩兵師団がそれぞれ、アルカイダ関連組織の幹部を拘束。
Baghdad 北方の Adhamiyah 地区、Majhid Hamid Majeed で 9 日、聯合軍の兵士が誘拐犯人の拘束と人質の解放に成功。被害者は 33 歳の商店主で、誘拐されて犯人に殴打を受け、さらに 1 万ドルの身代金を要求された。その情報が、パトロール中だった米陸軍・第 7 騎兵聯隊・第 3 大隊・C 中隊の兵士にもたらされて捜索を実施、解放に成功したもの。
今日のアフガニスタン (AFPS 2007/10/12)
Kapisa 省 Tag Ab 地区の Nijrab Valley で、アフガニスタン軍と聯合軍が武器集積所を発見。地元住民からの通報を受けて捜索したところ、RPG 17 発と銃弾 13 発を発見したもの。アフガニスタンでは現在、隠匿武器発見のために地元住民の協力を仰ぐ、"Small Rewards Program" を推進中。
Zabul 省 Qalat 地区の Qanat-e-Hazrat という村落では 9-10 日にかけて、パトロール中の聯合軍部隊がタリバンの襲撃を受ける事件が発生。撃ち返しながら敵陣に向かったところ、敵に増援が加わった。そこに聯合軍の航空機が攻撃をかけて制圧。
今日のイラク (AFPS 2007/10/12)
Lake Thar Thar 地区で、聯合軍がアルカイダ関連組織のリーダーを追跡する作戦を実施、その際にターゲットとなった建物との間で小火器による撃ち合いが発生。聯合軍の航空機楽団の建物を攻撃して制圧。後で調べたところ、現場ではテロリスト 15 名が死亡していたほか、女性 6 名、子供 9 名も死亡していた。また、負傷していた敵 2 名、女性 1 名、子供 3 名も発見。さらに 1 名を拘束。アルカイダと無関係の婦女子が巻き込まれたものとみて、交戦時の情況について調査中。
今日のイラク (AFPS 2007/10/11)
Coalition Air Force Transition Team を率いる Robert R. Allardice 米空軍准将によると、イラク空軍は現在、人員 1,200 名、航空機 50 機を擁しており、ISR ミッションに加えて攻撃任務も始めているとのこと。過去 4 週間の平均で 1 週間あたり 180 ソーティ、直近の 1 週間に限定すると 231 ソーティの任務を実施。2008 年 10 月までに規模を倍増、最終的に 6,000-12,000 名程度の陣容にする計画。どの程度の規模になるかは、装備する航空機の数による。固定翼機は C-130E×3 機、インフラパトロール用の CH-2000×8 機、監視飛行用の Cessna Caravan×3 機。回転翼機は UH-1 Huey II×16 機 (さらに 20 機を増勢する予定)、Mi-17×14 機 (2008 年に 14 機を増勢する予定)。
Baghdad 西方で聯合軍が武装勢力と交戦、敵 13 名が死亡。うち 3 名 (Abu Rami、Ammar Fadhil Kadhim、Fadil Salman (a.k.a. Abu Raad)) はアルカイダ関連組織のメンバーで、地元の宗教指導者・Abu Bilal の自宅に押し入って暗殺した後で、聯合軍の航空攻撃を受けたもの。Kadhim は Baghdad の Abu Ghraib 地区で活動している組織の幹部で、婦女子の殺害に関与した容疑がある。
Ninevah と Tikrit ではアルカイダによる自動車爆弾事件が発生。前者では民間人とイラク軍兵士 2 名ずつが死亡、民間人 16 名とイラク軍兵士 5 名が負傷して、建物 5 棟と車輌 6 台が壊された。後者では、警察官 1 名と民間人 1 名が死亡、22 名が負傷して、イラク陸軍・第 4 師団によって医療施設に搬送された。
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こぼれ話
困ったときはお互い様 (NavNews 2007/10/11)
USS Enterprise (CVN-65) 空母打撃群に所属する USS Arleigh Burke (DDG-51) がペルシア湾中央部の公海上で、難破状態にあるイラン籍のダウ船を発見。イランの沿岸警備隊に通報して救援を要請するとともに、水の提供などを実施した。これに限らず、聯合軍の艦船が難破船に対して救援を行った事例は過去にもいろいろある。
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AFIS : American Forces Information Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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