今週の軍事関連ニュース (2007/12/11)
 

警 告

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一般ニュース

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/12/7)
  • CMC (Cluster Munitions Coalition) のコーディネーターを務めている Thomas Nash 氏は、オーストリアの Vienna で世界各国の NGO が集まって会合を行った際に、世界の 2/3 にあたる 138 ヶ国がクラスター爆弾禁止条約を支持している、と発言。特に支持が強いのはアフリカで、来年 3 月に地域会合を開催する計画もある由。
  • Robert Gates 米国防長官は 7 日、イランからのミサイル攻撃に備えて、ペルシア湾岸諸国に対して防空、あるいはミサイル防衛の "傘" を実現する必要があると発言した。また、核開発問題についてイランにプレッシャーをかけ続けて、ウラン濃縮活動をコントロール下に置くことが重要である、ともいっている。最近、UAE・クウェート・サウジアラビアに関して立て続けに FMS 案件の発表があったのも、こうした動きを反映したもの。
  • そのイランの核開発問題についてロシアの Sergei Lavrov 外相は、話し合いの継続による解決を主張、さらに厳しい制裁措置を求めるアメリカや NATO と対立している。その Lavrov 外相と会談した Condoleezza Rice 米国務長官は、制裁措置や圧力の継続によってウラン濃縮を停止に追い込むべきだと主張。先にリリースされたアメリカの情報機関による最新評価 (NIE : National Intelligence Estimate) については、「国際的圧力が核開発を中断に追い込んだものであり、この方向性を変えるべきではない」としている。また、イランがウラン濃縮活動を止めていないことから、依然として核兵器の開発に進む可能性はあるとみている。統合参謀本部で戦略計画を担当している John Sattler 海兵隊中将も、具体的な危機対処計画の内容については明らかにしていないものの、現時点で方針の変更はないとしている。アメリカは軍事行動のオプションを放棄したわけではなく、イランの核問題が危険要因であることに変わりはないが、それでも、以前と比べると軍事行動の可能性が減ったというのがアナリストの見方。こうした状況の中で、GCC (Gulf Cooperation Council) 諸国はアメリカとの戦略的関係を維持しつつも、そのアメリカのプレステージは 2003 年のイラク侵攻によって低下しており、かつイランの勢力が増大しているといった状況に置かれていることから、微妙なバランスを求められる難しい立場。そもそも歴史的にイランとのつながりがある一方では、GCC はイランの拡張主義に対応する目的で発足したという事情もある。
  • 米国務省の監察官 (IG : Inspector General) を務める Howard Krongard 氏は、同氏の兄弟が Blackwater USA 社の関係者ということで疑惑の目に晒されていたが、とうとう 7 日に退任を決めた。
  • 米上下両院は FY2008 国防予算で、2010 年以降の LSI (Lead systems integrator) 方式の使用を禁止、国防総省の調達担当要員を増やすよう指示した。
  • 伊 Alenia Aeronautica 社は、12/7 にルーマニアから C-27J Spartan×7 機を 2 億 1,700 万ユーロ (3 億 1,690 万ドル) で受注したと発表した。パイロット訓練、初期分の兵站支援業務、Bucharest に設置するフライト・シミュレータを含む。2008 年末に初号機をデリバリーする予定。2006 年 11 月に採用が決まっていたが、選に漏れた西 EADS-CASA 社が法廷闘争に出たため、契約が遅れていた。
  • 6 日、フランス南部・Correze の Neuvic 地区で、フランス空軍の Rafale が墜落。2006 年 6 月に就役して以来、Rafale が墜落事故を起こしたのはこれが初めて。EC 1/7 "Provence" (Saint-Dizier AB) に所属する機体で、高度 4,000m で通常の訓練飛行を実施していたときの出来事。
  • なお、12/10 からリビアの Moammar Gadhafi 大佐が訪仏、その際に Rafale×10-14 機の調達も議題になっている。そのほか、Tiger 攻撃ヘリ×12 機、哨戒艇×2 隻の調達も検討中とのこと。
  • ブルガリアの Vesselin Bliznakov 国防相は 7 日、ベルギーから中古フリゲート×2 隻を 5,400 万ユーロ (7,900 万ドル) で購入すると決定。2008 年半ばからデリバリーを開始する予定。ベルギーからは 2005 年に 20 年モノのフリゲート×2 隻を購入しており、それに続くもの。ただし、仏 Armaris 社から新造コルベット×4 隻 7 億 8,000 万ユーロで購入する件については、ボツになったわけではなく、据え置きだとしている。10 月に Nicolas Sarkozy 仏大統領がブルガリアを訪問してコルベットの売り込みをかけていたが、当面は失敗した格好。この方針変更は、予算不足によるものだという説明。
  • そのブルガリア、ISAF 派遣部隊用として米 Textron Marine and Land 社との間で、M1117 ASV (Armoured Security Vehicle) 装甲車の調達に関する MoU にも調印している。発注額は 700 万ユーロ、年末からデリバリー開始の予定。ブルガリアは Kandahar と Kabul に 200 名ずつの部隊を送り込んでおり、Kabul については 10 月に 20 名の増派を表明。また、イラクにも 155 名を派遣しているが、こちらではこれまでに、軍人 13 名と文官 6 名が死亡している。
  • 米陸軍は Contracting Command の創設を決定、Materiel Command の下部組織として、トップに少将を据えて軍人 400 名と文官 1,000 名のスタッフを擁する陣容となる。ただし、完全に充足するには 2-3 年かかり、十分な訓練を施すには 5-10 年かかる見通し。海外での戦闘任務に関連する契約の不備、あるいはスキャンダルがいろいろと露呈して問題になっており、それに対応するための動き。陸軍の調達担当次官・Claude Bolton 氏によると、「これまで、民間企業のサポートに依存する形で戦争をしてこなかったから」という説明。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/12/7)
  • 英国防省のリリースによると、アフガニスタンに派遣されている英空軍の Harrier GR.9A が近接航空支援用として、GPS 誘導を追加した 1,000lb 級 Paveway レーザー誘導爆弾を必要とすることが判明、UOR (Urgent Operational Requirement) として 2007 年 5 月に計画がスタート。10 日足らずで BAE Systems、Raytheon Missile Systems、Portsmouth Aviation Limited、EDO-MBM の各社と契約、それから 4 ヶ月足らずでインテグレーション、リグ試験、飛行試験、性能分析、認証試験を済ませて搭載を実現したとのこと。兵装はイギリス仕様の Paveway II から持ってきた弾体と Paveway IV の Enhanced Computer Control Group を組み合わせたもので、これを Harrier GR.9A にインテグレーションして、曇天下でも GPS 誘導による精密爆撃を可能にした。国防省と産業界の密接な協力がもたらした成果だ、と関係者。(MoD UK)
  • 英空軍がデンマーク空軍から緊急購入した EH101 Merlin HC.3A×6 機の配備先として、No.78 Sqn. を RAF Benson で編成した。ただし、公式な発足セレモニーは 2008 年になってから。機材の方は AgustaWestland 社の Yeovil 工場で英空軍仕様に改装中だが、夏から改修に入った 4 機のデリバリーが始まるのは 2008 年初頭になってから。既存の Merlin HC.3×22 機と合わせて、RAF Benson には最終的に 2 個飛行隊・28 機が揃う。さらに Oxford University Air Sqn, 6 Air Experience Flight と 606 RAuxAF Sqn. の移駐もあるので、受け入れのための施設を整える仕事も必要。ちなみに、No.78 Sqn. の歴史は 1916 年に Newhaven で始まっており、防空、夜間爆撃、輸送といった任務を担当、1965 年に Wessex ヘリコプターに転換。その後にいったん解隊したが、1986 年に Falkland Islands で再編、Sea King を装備した。その後、RAF Benson の 1564 Flt が看板を架け替える形で No.78 Sqn. となった次第。2008 年中に 3 個フライトを擁する体制を整える。(RAF)
  • AIA (Aerospace Industries Association) は次期米大統領選挙に関して、「宇宙関連プログラム・装備近代化・軍の変革に対する強固な支援」「航空輸送システムの変革」を、航空宇宙産業界の最優先課題として掲げた。また、研究開発を促進するために有能な人材を確保すること、航空関連分野が環境にもたらす影響の低減、といった課題も挙げている。(AIA)

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/12/6)
  • クウェートと UAE に対する Patriot SAM、それと E-2C の輸出を発表したアメリカだが、サウジアラビア向けの JDAM 輸出については議会の反対に配慮して、先送りの方向。イラクの自爆テロや武装勢力にサウジが関わっている事情から、輸出した JDAM が米軍、あるいはイスラエルに対して使われる可能性を懸念する声が議会に根強い。
  • アメリカの航空宇宙・防衛関連企業で構成する業界団体、AIA (Aerospace Industries Association) によると、2007 年は軍用機関連の売上が 11% アップの 548 億ドル、ミサイル関連の売上が 6 億 3,000 万ドルアップの 177 億ドル。2008 年には、航空機関連は減少の見込みだが、ミサイル関連はさらなる伸びを見込む。業界全体では、民間航空関連の伸びが見込まれることから、2008 年に 1,900 億ドル、2009 年に 1,950 億ドル、2010 年に 2,010 億ドルといった成長を予測。ただし、エンジニア不足が課題。
  • 仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale pour l'Armement) によると、陸海空軍のヘリコプターをアップグレードするために、2007 年には前年を上回る 7 億 6,000 万ユーロを支出した由。具体的には、Cougar×27 機 (陸軍 : 24、空軍 : 3) に対して民間航空の安全基準に適合するための航法機器改良を実施したほか、海軍の Panther×16 機は電子光学機器のアップグレード中 (さらに武装化も研究中)。SAR ヘリの EC725 Caracal は完納、イタリア空軍の給油機を借りて空中給油試験も実施。Tiger 攻撃ヘリは 2008 年に 6 機をデリバリー、Helicoptere Appui Protection の認証を得た上で同年末に実働可能とする予定。海軍向けの NH90 (NFH : NATO Frigate Helicopter) は 2 年がかりのシステム・インテグレーションとテストを進めており、年末に進空の予定。
  • 伊 Alenia Aeronautica 社は 6 日、イタリア空軍に Eurofighter Typhoon 用のシミュレータ・E-ACPT3 (Enhanced Aircrew Cockpit Procedure Trainer 3) を納入したと発表。配備先は Grosseto and Gioia del Colle で、2 基のうち 1 基が年末に稼働開始の予定。プロトタイプの ACPT1、プロシージャ・トレーナーの ACPT2 に続くもの。他のシミュレータとリンクした共同訓練も可能。
  • 先週、「逆転の可能性あり」と報じられたトルコの汎用ヘリ調達計画 (総額 7 億ドルで、軍用 32 機、民間用 20 機、合計 52 機) について、いったん御破算として 米 Sikorsky Aircraft 社 (S-70 を提案)・AgustaWestland 社の両社と協議をやり直すことになった。
  • トルコ軍の装備調達について審議する Defense Industry Executive Committee は 5 時間に渡る審議の末、同国初の軍用偵察衛星計画について、イスラエルの IAI (Israel Aerospace Industries) 社を落として、独 OHB、伊 Telespazio、EADS Astrium の 3 社と引き続き協議する方針を決定。予算は 2 億ドルほど。
  • 米陸軍は、FCS (Future Combat System) で使用する無人ワイヤレス・センサーの予備試験を開始。T-UGS (Tactical Unmanned Ground Sensor) と U-UGS (Urban Unmanned Ground Sensor) で、2010 年のスピンアウトを予定している。赤外線センサー、電子光学センサー、ソフトウェアで構成、収集した画像を無線で FCS の通信網に載せて伝送するもの。U-UGS は近接戦闘用、T-UGS はもっと遠距離の、より戦略的なレベルでの情報収集に用いる。
  • チェコの Napoleonic 演習場に建設を進めていた NATO のレーダー施設が完成。所要経費 2,100 万ユーロ (3,070 万ドル)。1950 年代に導入した Slavkov のレーダー "Austerlitz" に代わるもので、新型にも同じ名前がついた。この名前は 19 世紀にナポレオンと戦った将軍の一人からもらったもの。
  • ボリビアの Riberalta で、ベネズエラの Hugo Chavez 大統領と仲がよい同国の Evo Morales 大統領に反対する勢力が「ベネズエラの飛行機、とりわけ武器を積んだ飛行機の着陸はまかりならぬ」と主張。同地の飛行場で給油を受けていたベネズエラの軍用機に投石する事件が発生した、とする報道があった。関係者が匿名を条件に語ったところによると、投石を受けたのは C-130 で、ブラジルの Rio Branco に向かう途中で立ち寄ったとのこと。
  • フランスの Herve Morin 国防相は 6 日、EU の平和維持部隊をすぐにでもチャドに送り込むべきだと主張。予定している 3,700 名の戦力のうち、半分ほどをフランスが担当することになっている。ただ、国によってはリソース不足を理由に、派出に消極的な事例も。一方、アフガニスタンについては 9 月に EU の対テロ担当コーディネーターに就任した Gilles de Kerchove 氏が、テロ対策のためにさらなる資金投入、情報共有、非 EU 諸国へのサポートを行うよう、加盟各国に要請。
  • Robert M.Gates 米国防長官は、イランが先に「イラクの武装勢力に対する支援を行わない」とした件について、「実際にイラン製兵器の使用事例が減少しているかどうか判断するのは時期尚早」と発言。

補正予算の使途 (House of Commons Defence Committee via Defense-Aerospace.com 2007/12/5-6)
英国防省は議会に対して、総額 20 億 3,300 万ポンドの補正予算要求 (Winter Supplementary Estimate) を提出。うち 19 億 1,900 万ポンドがイラク・アフガニスタンでの作戦経費に充てる分となっている。
アフガニスタン関連の分が 39% 増の 9 億 6,400 万ポンドとなったのは、戦力の増強とオプテンポの高さを考えると予想の範囲内。だが、イラク関連の分が 2% 増の 9 億 5,500 万ポンドとなった件については「驚いた」と議会。それは、イラク派遣部隊の戦力を削減しているのに経費が増えたため。これについての国防省の説明は、人件費が占める比率は全体の 5% に過ぎず、大きく影響しない。むしろ Basra Airport の施設改善やフォース・プロテクション関連で支出が嵩んだ影響が大きい、というもの。
なお、イラク・アフガニスタン以外にも、バルカン半島での作戦行動に必要な間接資産経費が Winter Supplementary Estimate に盛り込まれている。
なお、補正予算の要求プロセスについて議会は、イラク・アフガニスタンでの軍事作戦経費見積もりについて国防省が、「精確な予測が難しい」として 11 月まで引っ張っている件を批判、会計年度が始まる時期に揃えて 4 月にリリースするべきだと主張。妥協案として、仮定の数値を含む見積もりのメモを資料として提出するよう、議会側が勧告。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/12/6)
  • マレーシア空軍 (RMAF : Royal Malaysian Air Force) は、パイロット訓練用として 2 億 1,300 万リンギット (RM213 million) で発注していた、Pilatus 社製の PC-7 Mk.II 練習機×10 機を領収、LIMA (Langkawi International Maritime and Aerospace) 2007 展示会でデモ飛行を実施した。上昇限度 25,000ft、最高速度 300kt。RMAF の飛行訓練校 (Training College) は Alor Star にある。もともと RMAF では、PC-7 Mk.II×8 機と PC-7 Mk.I×30 機を保有しており、これを増強したもの。PC-7 Mk.II についてはエンジンとアビオニクスのアップグレードを、近いうちに実施するとしている。(Bernama news agency)
  • インド政府は、Orissa の Dhamra 海岸に近い Bengal 湾の Wheeler Island にある Launch Complex IV で、ITR (Chandipur) から発射した Prithvi 弾道ミサイルを単段式迎撃ミサイル (Single Stage Interceptor Missile) で要撃する試験 (ADE : Air Defence Exercise) を成功裏に実施した、と発表した。同種の試験としては二度目の事例で、要撃地点は大気圏上層の高度 15,000m。使用した Ballistic Missile Defence System は、以下の要素で構成する。
    • Long Range Tracking Radar
    • Multi-function Fire Control Radar
    • Mission Control Centre
    • Launch Control Centre
    • Mobile Launcher
    • Mobile and Multi Layer Communication System
    • Data Links to Interceptor
    迎撃ミサイルは国内開発品で、もちろん超音速、直撃破壊型 (hit-to-kill) だとしている。(India Press Information Bureau, ddi Indian Government news)
  • インド国防省は、アメリカから第 5 世代戦闘機の技術移転に関するオファーは受けていない、というプレスリリースを出した。こうしたハイテク兵器の供給に関する、いかなる合意も実現していないとしている。(Indian MoD)
  • 英海軍の揚陸艦だった RFA (Royal Fleet Auxiliary) Sir Galahad (8,750t。Swan Hunter at Tyne and Wear 社製) が、2007/12/4 付でブラジル海軍の軍艦として再役した。1988 年に、Falkland 紛争で戦没した同名の先代に代わるものとして就役、2001 年に英海軍から退役した後にブラジル海軍に引き渡したもの。新艦名は Garcia D'Avila といい、1913-1945 年にかけて奉職したブラジル海軍の英雄から名前をもらった。なお、英海軍で後継となったのは、例の Bay 級揚陸艦×4 隻 (RFA Largs Bay, RFA Lyme Bay, RFA Mounts Bay, RFA Cardigan Bay)。いずれも揚陸艇と兵員 356 名、トラック 150 両か Challenger 戦車 24 両を搭載可能。ちなみに Sir Galahad は、1995 年にアンゴラ、2003 年にイラクで果たした功績が認められて、Wilkinson Sword を 2 度にわたって受賞している。(MoD UK)
  • 韓国の 金章洙 Kim Jang-soo 国防相が、サウジアラビアとフランスを巡る 8 日間の訪問を実施した。軍事的関係の強化、防衛産業分野の協力、平和維持活動における協力などについて協議するのが目的。(Korea Overseas Information Service)
  • アイルランドの Willie O’Dea TD 国防相は、2008 年度の国防予算が対前年比 7% の伸びとなる、10 億 7,870 万ユーロになると発表した。10 億ユーロの水準を維持できた件を「大変喜ばしい」として、装備調達や兵舎の施設改善を推進する、と表明。また、チャドで実施する平和維持任務には、作戦・装備・施設などの経費として 3,700 万ユーロを上乗せして、トータルで 5,700 万ユーロを確保した。上乗せ分の内訳は以下の通り。
    • Travel & Freight : 1,900 万ユーロ
    • Military Transport : 800 万ユーロ
    • Ordnance, clothing & catering : 450 万ユーロ
    • Bk. Expenses/Engr Eqpt : 250 万ユーロ
    • Defensive Eqpt. : 100 万ユーロ
    • Communications/IT Eqpt : 100 万ユーロ
    • Medical Expenses : 100 万ユーロ
    海軍については、艦艇 8 隻体制を維持するため、老朽艦代替用として 3 隻の調達を計画している。すでにステージ 1 として評価作業を実施、詳細仕様を策定するステージ 2 の準備を進めているところ。2008 年 5 月に ITT (Invitation to Tender) をリリース、7-8 月にメーカーからの回答を受け付けて評価作業に入り、2008 年末か 2009 年初頭に契約締結の予定。3 隻合わせて 1 億 8,000 万ユーロの予算を組んでいるほか、1 番艦の頭金 (down payment) として 100 万ユーロを確保。その他の装備調達案件は以下のような状況。
    • MOWAG 社製 APC の最終支払分 : 600 万ユーロ
    • Light Tactical Armoured Vehicle の頭金 : 650 万ユーロ
    • GPMG (General Purpose Machine Gun)×500 挺 : 380 万ユーロ
    • 戦闘用ベスト (Battle Vest) : 180 万ユーロ
    • AW 139 ヘリ×2 機の最終支払分 : 1,300 万ユーロ
    • EADS-CASA 社製洋上哨戒機のうち、2 機目のアップグレード改修に関する最終支払分 : 530 万ユーロ
    また、現役と予備役の双方を対象とする施設改善に 2,800 万ユーロを投じる予定で、主な内容は以下の通り。
    • Accommodation Projects, Cathal Brugha Barracks : 約 500 万ユーロ
    • Air Corps College/Indoor Range, Casement Aerodrome の改築 : 約 200 万ユーロ
    • Army Ranger Wing, Curragh の施設新築 : 約 200 万ユーロ
    • Lynch Camp , Kilworth, Cork の施設新築 : 約 200 万ユーロ
    アイルランド軍の現役人員は 10,500 名、さらに文官 380 名と民間人職員 880 名がいる。退役した陸軍軍人 11,000 名分の年金経費として 1 億 9,060 万ユーロを計上。これと国防関連支出 8 億 8,810 万ユーロを合わせて、10 億 7,870 万ユーロ。(Irish MoD)

米中年次会合 (AFPS 2007/12/5)
米中両国の軍関係者が、毎年恒例の会合を開いた。ちょうど直前に、Robert M. Gates 国防長官の訪中や USS Kitty Hawk の "寄港お断り事件" が発生したばかりというタイミング。
とはいえ、両国は軍事的関係の改善が必要という点で一致。それ以外に議題になったのは、アメリカの戦略軍 (USSTRATCOM) や中国の第 2 砲兵が保有する戦略核兵器に関する相互の情報提供、イランの核兵器開発疑惑問題、米中間ホットライン開設の件、中堅・下級幹部を対象とする人員往来、アジア地域における米軍の MIA (Mission in Action, 戦闘中行方不明者) 捜索への中国の協力など。

今日の小ネタ (DefenseNews 2007/12/5)
  • 米国防総省では、イラクで仕事をしている民間警備会社についても正規軍と同様の規定を適用、国務省と国防総省が共同で調整の改善を図る方針。これは、例の Blackwater USA 社の事件を受けた動きのひとつ。Gordon England 国防副長官と John Negroponte 国務副長官が 5 日に、この件に関する MoU に調印したところだが、最終的にこれを実現するには、Ryan Crocker 大使の承認が必要。この MoU では、移動に関する調整や指令、緊急事態対応、戦力の使用、説明責任などの分野をカバーしている。これにより、国務省が契約している民間警備会社の行動についても軍側で把握して、知らないところでいきなり事件が起きるような事態を回避する。また、軍は国務省側に対して危険地帯などに関する情報を提供する。
  • 米陸軍はニューメキシコ州の WSRM (White Sands Missile Range) で、FCS (Future Combat System) 用に開発を進めている対地攻撃ミサイル・システム、NLOS-LS (Non-Line-of-Sight Launch System) のテストを開始した。試射に使用しているのは、NLOS-LS 用に構想した 2 種のミサイルのうち、セミアクティブ・レーザー誘導と赤外線終末誘導を使用する PAM (Precision Attack Missile) の方で、発射器ひとつにミサイル 15 発を搭載できる。ミサイルの重量は 117.5lb、発射器の重量は 3,100lb、射程 40km、移動目標の攻撃も可能、2010 年の配備開始を予定している。事前に飛翔コースをプログラムして発射するが、発射後のコース変更も可能。発射器は UH-60、CH-47、CH-53、V-22、C-130 で空輸可能。NLOS-LS は海軍の LCS (Littoral Combat Ship) への搭載が決まっているほか、使用するミサイルとして防空網などの攻撃に使う LAM (Loiter Attack Missile) も加わる予定。
  • 国連の査察担当者・Hans Blix 氏は 5 日、アメリカが情報評価の見直しを行い、イランが 2003 年に核兵器開発計画を中断したと判断したのを受けて、アメリカが近い将来にイランに武力を行使する可能性はなくなったという見解を示した。
  • 欧州委員会 (European Commission) では、加盟国の合計で年間 350 億ユーロに上るヨーロッパの装備調達市場に関して、各国が保護主義的になって他国企業からの応札を排除する可能性をできるだけ抑えて、市場のオープン化を図る方向を模索中。国家の存立に関わるような "例外的ケース" 以外は、排他性を認めないとしている。なお、EU 以外の国との取引については、ルールの改訂は行わない。あくまで、ヨーロッパ域内におけるオープン化ということ。これと関連して、契約獲得に際して企業側がカスタマー各国から得た機密情報の保全に関する規定も盛り込む方向。
  • エストニアとドイツが、既存の合意を拡張する形で軍事協力合意 (EDCA : Extended Defense Collaboration Agreement) をまとめて調印した。軍の移動、兵站支援、合同訓練、NATO の作戦への参加、サイバーセキュリティ、装備の合同調達などといった項目が対象で、さらに将来の地位協定 (SOFA : Status of Forces aAgreement) 締結に向けた地ならしも図る。以前の協定では、Baltic Command and Control Information System、Baltic Defense College、NATO Center of Excellence on Cooperative Cyber Defense の創設といった項目が対象になっていた。
  • イラク空軍の再建を担当している Robert Allardice 米空軍准将によると、イラク空軍は 60 機の機体を保有、人員規模は 1,000 名 (そのうちパイロットは 100 名ほど) から 2,900 名に増加、週間ソーティ数も今年 1 月の 30 から 290 にまで増加している由。最終目標は 6,000 名規模で、若手パイロットの養成も始まっている。なお、現時点で皆無の攻撃力については、Mi-17 ヘリにロケット弾を装備して、限定的な空対地攻撃能力を 2008 年に獲得するだろう、としている。ちなみに湾岸戦争当時、イラク空軍は世界で第 6 位にあたる 750 機の戦闘機・爆撃機・武装練習機などを擁していたが、その半数あまりがイランに逃亡、残りは 2003 年のイラク戦争で消滅した。イラク空軍司令官の Kamal al-Barzanji 中将は今年 8 月に、湾岸戦争の際にイランに逃亡したイラク空軍機を回収したいと表明したが、これについては機体の状態が悪いことから実現不可能というのが Allardice 准将の見方。人員面では前政権時代の空軍パイロットが 36 名、復帰を認められて空軍に加わっているが、平均年齢は 42-43 歳と高い。
  • ロシア海軍は 5 日、大西洋や地中海への出動を開始、軍事的意志の誇示に乗り出すと宣言した。すでに長距離爆撃機については遠距離飛行の実施や新型ミサイルのテストといった動きがあるが、海軍もそれに続く格好。
  • 中国は 5 日、イギリス企業に対して中国がスパイ行為をはたらいたとする疑惑を「事実無根」と否定した。"The Times" 紙が報じたもので、MI5 が銀行や法律事務所などのトップに「中国の国家機関による、不正侵入などの電子的攻撃に警戒するように」とする書簡を送った件に関連するもの。
  • グルジアの Lado Gurgenidze 首相は Reuters の取材に対して、国家予算のバランスをとるために来年の国防予算を削減すると発言、ただし、「大幅に削減する」というだけで、具体的な削減規模については明らかにしていない。グルジアは Abkhazia や South Ossetia で分離主義者による闘争を抱えているが、これに対してロシアは「分離主義者に対する武力行使のための国防予算増額」と主張、それに対してグルジア政府が否定して「インフレ分の伸びだ」とする動きがあった。また、国内では国防予算の伸びは社会福祉を犠牲にしたものだとする声が根強い。
  • ロシアの Vladimir Putin 大統領は 5 日、二重国籍者がロシアの情報機関などで働くことを禁止する、と宣言。具体的には、FSB (Federal Security Service of the Russian Federation) や SVR (Foreign Intelligence Service) が対象になる。また、18-27 歳の男性に対して課している 18 ヶ月間の義務兵役について、2008/1/1 から 12 ヶ月に短縮する。
  • ギリシアは、ロシアから BMP-3 歩兵戦闘車×415 両を 17 億ユーロ (25 億ドル) で調達すると決定。2006-2015 年にかけて総額 270 億ユーロを投じる予定の、装備調達計画の一環。ちなみに、ギリシアの国防予算は対 GDP 比 3% と高めだが、これはトルコとの軍事的バランスを図るのが目的。なお、これとは別に第 4 世代戦闘機×30 機を 40 億ユーロで調達する構想があり、候補として Su-35 の名前が挙がっている。軍事以外では、共同で石油パイプラインを開設する話も決まっている。

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2007/12/7)
  • IMG (International Military and Government LLC) (Warrenville, IL) は米海軍から、海兵隊の MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) の維持管理業務に関する修正契約を $151,989,035 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5032)
  • 以下の各社は米海軍から、Space and Naval Warfare Systems Center Charleston で実施するプログラム管理、テクニカル・サポート、プロジェクト管理、調達管理、マテリアルや機材の調達、エンジニアリング/試験のサポート、兵站支援、メンテナンス/テクニカル・サポート、コンフィギュレーション管理、IT/Web サービス関連サポートの業務を、総額 $51,481,983 で受注した。
    • Advanced C4 Solutions, Inc. (Tampa, FL)
    • Cambridge Communications Systems, Inc. (Alexandria, VA)
    • Chugach Government Services, Inc. (McLean, VA)
    • Client Solutions Architects, Inc. (Ewing, NJ)
    • Command Decisions Systems & Solutions, Inc. (Clifton, VA)
    • Conley & Associates (Ballwin, MO)
    • DKW Communications (Silver Spring, MD)
    • Dynamic Systems Technology, Inc. (Fairfax VA)
    • Global Business Solutions, Inc. (Pensacola, FL)
    • Glotech, Inc. (Rockville, MD)
    • Gryphon Technologies (Greenbelt MD)
    • GVI, Inc. (Virginia Beach, VA)
    • Harrington Technology Associates (Chicago, IL)
    • Imagine One Technology (Colonial Beach, VA)
    • Inscope Solutions (Reston, VA)
    • Integrated Systems Inc., - USFalcon (Joint Venture) (McLean, VA)
    • Liberty Business Associates (North Charleston, SC
    • Management & Training Consultants (Killeen, TX)
    • Pioneer Technologies, Inc. (Fairfax, VA)
    • Plexus (Baltimore, MD)
    • Quintech Security Consultants (Summerville, SC)
    • RLM (Fayetteville, NC)
    • RNB Technologies, Inc. (Arlington, VA)
    • Sentek (San Diego, CA)
    • Sim-G Technologies, LLC (Washington DC)
    • SkillStorm, Inc. (Vienna, VA)
    • TKC Technology Solutions, LLC, Inc. (Fairfax, VA)
    • Trofholz Technologies, Inc. (Rocklin, CA)
    • UEC Electronics, LLC (Hanahan, SC)
    • Unicom Technology, Inc. (Santa Clara, CA)
    • Unified Business Technologies, Inc. (Troy, MI)
    • VAner Miller Associates (Mount Pleasant, SC)
    • Vector Planning and Services, Inc. (Hanahan, SC)
    1 年単位のオプション契約 2 件があり、すべて実現した場合の総額は $157,778,069。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-08-D-2800〜2832)
  • Northrop Grumman Space & Mission Systems Corp., Network Communications Division (San Diego, CA)、ITT Advanced Engineering & Sciences (Annapolis Junction, MD)、Sierra Nevada Corp., ACM Systems (Sparks, NV) の各社は米海軍から、CREW (Counter RCIED (Radio-Controlled Improvised Explosive Device) Electronic Warfare) Spiral 3.1 (降車歩兵用) の開発モデル×7 セットと CREW Spiral 3.2 (車載用) の開発モデル×7 セットの設計・開発・納入を、総額 $16,059,687、$9,803,891、$7,190,566 で受注した。エンジニアリング・サポート、訓練、メンテナンス、補修業務もコミ。Joint Counter RCIED Electronic Warfare 計画に基づくもので、米中央軍 (USCENTCOM) を初めとする世界各地に配備する。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-6309, N00024-08-C-6310, N00024-08-C-6307)
  • KES Inc. (San Diego, CA) は米海軍から、SSC San Diego (Space and Naval Warfare Systems Center) の Tactical Systems Integration and Interoperability Division を対象とする、メンテナンス・サポート・サービス業務に関する修正契約を $9,144,816 で受注した。基本契約 2 年、1 年単位のオプション契約 3 件の案件で、今回の受注で累計受注額は $28,873,621 から $38,018,438 にアップ。SSC San Diego, CA (N66001-05-D-0009) [何故か合計の数字が $1 合わない]
  • BAE San Diego Ship Repair (San Diego, CA) は米海軍から、Arleigh Burke 級イージス駆逐艦を対象とする PSA (Post Shakedown Availability) 達成のための作業を $8,641,493 で受注した。確定契約分が USS Sampson (DDG-102)、オプション契約として USS Sterett (DDG-104)、USS Dewey (DDG-105)、USS Stockdale (DDG-106)、さらに San Diego を母港とする DDG×3 隻 (未定) がある。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-2300)
  • Valley Apparel (Knoxville, TN) は米国防兵站局 (DLA) から、海軍向けの制式パーカーを $72,371,234 (上限価格) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-08-D-1029)
  • TXU Energy (Dallas, TX) は米国防兵站局 (DLA) から、民間部局向けの電力供給と関連業務を $15,949,431 (上限価格) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-8009)
  • Hawker Beechcraft Corp. (Wichita, KS) は米空軍から、T-6A×14 機、プログラム/製造管理業務、プログラム・サポート、データ、フィールド・サービス担当者派遣、マテリアル管理、訓練業務を、$37,316,342 で受注した。664th AESS/PK, Wright-Patterson AFB, OH (FA8617-07-D-6151/Delivery Order 0001, Modification-10)
  • Northrop Grumman Systems Corp. (Linthicum Heights, MD) は米空軍から、AN/APG-68(V)9 レーダー×514 セットを $730,000,000 で受注した。まず、トルコ向けの 30 セットをデリバリーする。312 AESG/PKD, Wright-Patterson AFB, OH (FA8615-08-D-6035/D001)
  • Great Lakes Dredge & Dock Co., LLC (Oak Brook, IL) は米陸軍から、メリーランド州 Baltimore で実施する浚渫作業を $9,272,750 で受注した。U.S. Army Corps of Engineers - Baltimore District, Baltimore, MD (W912DR-08-C-0004)

今日の報道発表 (Eurojet via Defense-Aerospace.com 2007/12/7, Rolls-Royce via Defense-Aerospace.com 2007/12/10)
Eurojet Turbo GmbH によると、英 Rolls-Royce 社が窓口となって受注したサウジアラビア向け Typhoon (Project Salam)×72 機が装備する EJ200 エンジン関連で、製造とサポートの合計が 10 億ポンド程度の案件になるとのこと。このうち Rolls-Royce 社のワークシェアは 36%、金額にして 10 億ポンドを超える。対象となっているのは、燃焼室、高圧タービン、中間ケーシング、低圧コンプレッサー、高圧コンプレッサー、低圧タービン、アフターバーナーなど。
Eurojet は AVIO (伊)、ITP (西)、MTU Aero Engines (独)、Rolls-Royce (英) の 4 社で構成するが、間接雇用まで含めると 10 万名、下請けまで含めると 400 社が EJ200 エンジンに関わっている由。(Eurojet

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/12/7)
  • BAE Systems 社は米陸軍 TACOM Life Cycle Management Command から、M2A3 と M2 ODS (Operation Desert Storm) 歩兵戦闘車、合計 1,042 両の RESET 作業に関する修正契約を、7 億 940 万ドルで受注した。M2 Bradley を対象とする RESET 契約としては史上最大。さらに、すでに受注している先行契約分 2 億 3,400 万ドルとオプション契約・58 両分の 5,700 万ドルを追加すると、10 億ドル規模の案件となる。イラクから戻ってきた M2 を対象として分解とリビルドを行うもので、A3 仕様のコンポーネント追加や生存性強化策の反映も実施する。PPP (Public Private Partnership) の枠組みを使い、RRAD (Red River Army Depot) で実施している (分解は Fayette County (PA)、最終組立・インテグレーション・試験は York (PA) の BAE Systems 社で実施)。2007 年 12 月から作業にかかり、2008 年 6 月から 2009 年 6 月にかけてデリバリーの予定。RESET 作業そのものは 2008 年いっぱいで完了させる。(BAE Systems)
  • 米 Northrop Grumman 社は、丁 Terma 社 (Lystrup, Denmark) と土 TAI (Turkish Aerospace Industries, Inc., Ankara, Turkey) に対して、F-35 Lightning II 量産仕様機×2 機分のサブアセンブリー製造開始を承認した。Northrop Grumman 社が担当している中央部胴体で使用する、複合材料製のコンポーネンツやアクセスドアが対象。Terma・TAI の両社は Northrop Grumman 社のセカンドソース・サプライヤーで、TAI を例にとると 2007 年 2 月に結んだ協定に基づき、LRIP-2 以降に最低 400 セットの中央部胴体を製造することになっている。また、両社は現在進行中の低率初期生産 (LRIP-1) でもパーツ製造に関わっている。一方、Northrop Grumman 社は 10 月末に、LRIP-1 の一環として空軍向け F-35A 量産型で使用する、複合材料製一体成型の空気取り入れダクトを、カリフォルニア州 El Segundo の工場で製造開始した。(Northrop Grumman, Terma)
  • Thales Alenia Space 社は露 NPO-PM (FSUE Academician Reshetnev Nauchno-Proizvodstvennoe Obiedinenie Prikladnoi Mekhaniki) との協力合意をまとめた。共同で、静止衛星 (GSO : Geosynchronous Orbit) と高楕円軌道 (HEO : High-Elliptical Orbit) 衛星を対象とする、Express-4000 なる多用途衛星を開発するという内容。Express-4000 は、Thales Alenia Space 社の Spacebus 4000 をベースとして、Thales Alenia Space 社製のペイロードと、ロシア製の機材やサブシステムを組み込む形で構成する。NPO-PM が主契約社として商用化、組み立てとインテグレーションを行う。打ち上げには Proton ブースターを使う。また、Spacebus 4000 と Express-4000 に共通するコンポーネントをロシアのサプライヤーから調達する将来構想もある。Thales Alenia Space 社はすでに、ロシアの民間向け通信衛星市場で主要プレーヤーとなっているが、さらに地歩を強化するのが狙い。一方の NPO-PM は、1995 年から Thales Alenia Space 社と協力しており、EUTELSAT 用の SESAT などに関わってきた。また、すでに試験用として Express-33/44 通信衛星の組み立て・テストを行っている。(Thales Alenia Space)
  • 英 BAE Systems 社とマレーシア国防省は、マレーシア空軍が保有する Hawk 練習機 (Mk.108×10, Mk.208×18) を対象とする、サポート契約の継続分に調印した。担当者を派遣して実施するテクニカル・サポート業務と、技術面の助言や修正を文書に反映させるポスト・デザイン・サービスで構成するほか、スペアパーツの供給、搭載機器の補修やオーバーホールも実施する。期間は 2010 年まで。DPA (Direct Purchase Agreement) の下で、マレーシア空軍は BAE Systems 社から直接、予算・期間・条件を定めた上で物品やサービスの調達が可能になっている。(BAE Systems)
  • 米 Boeing 社と米 Northrop Grumman 社は米空軍に対して、KC-10 Extender 空中給油機を対象とする CLS (Contractor Logistics Support) の提案を実施した。2008 年夏に担当メーカーを選定する予定で、最終的に 9 年間・総額 38 億ドル程度の案件になる見込み。デポレベルで実施するメンテナンスや改修、サプライチェーン管理、その他のサポート業務で構成する。(Boeing, Northrop Grumman)
  • デンマーク海軍の Absalon 級 1 番艦、HDMS Absalon が 2 挺を装備する Oerlikon 社製 35mm 機関砲・Millennium が 11 月の第三週に、対水上・対空交戦試験を成功裏に実施した。洋上公試と SAT (Sea Acceptance Test) の一環としてデンマーク沖合で実施したもので、訓練弾と、Oerlikon Contraves 社製の炸裂弾・AHEAD (Advanced Hit Efficiency And Destruction) を使用。デンマーク海軍は Millenium のローンチ・カスタマーで、HDMS Absalon はこれを艦首と艦尾に 1 挺ずつ備える。2004 年に確定 4 挺、オプション 4 挺を発注しており、Absalon 級に加えて哨戒艇にも搭載の予定。さらに別のカスタマー向けの生産も始まっている。Millenium はリボルバー式機関砲で、発射速度は 1,000 rd/min、即応弾 152 発を銃架に搭載する。メーカー側が主張する長所は以下の通り。(Rheinmetall Defence)
    • 対空戦では、既存 CIWS (Close-In Weapon System) と比較すると交戦距離が 3-4 倍長い
    • 対水上戦では、米海軍が要求する FIAC (Fast Incoming Attack Craft) 対処能力を実現
    • AHEAD 弾の使用により、歩兵や軽装甲車をターゲットとする火力支援で十分な威力を発揮
  • 米 DynCorp International 社は、豪 Thiess 社とパートナーシップを組んでジョイント・ベンチャーを設立、オーストラリア軍からの受注獲得に乗り出すと発表した。具体的に狙っているのは、DMO (Defence Material Organization) 向けに提案している TLS (Through-Life-Support) 案件で、M1A1 Abrams 戦車 (MBT : Main Battle Tank) や ASLAV (Australian Light Armored Vehicle)、155mm 自走榴弾砲が対象。さらに、その他の車輌や、航空機のメンテナンスや兵站支援も俎上にのぼっている。DynCorp International はすでに米軍や米国務省向けのサポート業務で実績があり、海外向けにはジョイント・ベンチャー設立によって同仕様の仕事をしている。一方の Thiess 社は、オーストラリアや東南アジア、太平洋地域で仕事をしているエンジニアリング/サービス・プロバイダ。土木・建設・産業界向けの仕事から、メンテナンス業務まで手掛けている。(DynCorp International)
  • 米 AAR 社は米陸軍から、CH-47 Chinook 用のカーゴ・ハンドリング・システム担当メーカーに選定された。2008 年 10 月から 2010 年 4 月にかけて、75 セットをデリバリーする。同社の Cargo Systems division (Goldsboro, NC) が製造担当。さらに 2 年分のオプション契約があり、実現すれば毎年 75 セットずつをデリバリーする。また、2007 年 8 月に 25 セットを受注している (2008 年 10 月に完納予定) ため、今回が二度目。(AAR)
  • イギリスの装備調達担当相・Baroness Taylor 氏は、英海軍の 23 型フリゲート、HMS Sutherland (1997 年に就役) に対して、3,500 万ポンドを投じてアップグレード改修を施す、と発表した。うち 1,800 万ポンドがオーバーホール時に新装備を組み込む費用、1,700 万ポンドが Babock Marine 社 (Rosyth dockyard, Scotland) が担当するオーバーホールそのものの費用。新装備としては以下のものがあり、別途国防省が発注する。(MoD UK)
    • 識別可能距離を延伸した対潜戦用 2087 ソナー (Thales UK 社が 1 億 6,600 万ポンドで担当、Thales Cheadle Heath (Manchester) でインテグレーションを実施)
    • ミサイルや固定翼機といった分野で最新の脅威に対応できる、Seawolf 艦対空ミサイルの改良型 (BAE Systems Insyte 社が 3 億ポンドで担当)
    • 射程延伸型弾薬を発射できるようにするための、艦載砲の改良 (DML 社が担当、Rosyth の Babock Marine 社が組み込み)
    • 燃費低減のための艦尾形状の変更
  • 英 QinetiQ は、Welsh Assembly Government が推進している、ParcAberporth (West Wales) への UAV 関連 "Centre of Excellence" 開設構想をサポート。Watchkeeper 計画の一環として 500 万ポンドで受注しているもので、今後 18 ヶ月かけて ParcAberporth と国防省の Aberporth レンジで飛行試験や評価作業を行う。また、Boscombe Down の QinetiQ 施設などでは、環境適合性試験や電磁的互換性検証試験など、地上側の作業も担当する。(QinetiQ)

今日の米軍調達 (Contracts 2007/12/6)
  • Bechtel Plant Machinery Inc. (Pittsburgh, PA) は米海軍から、核動力主機のコンポーネンツに関する修正契約を $165,678,110 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-2100)
  • Standard Aero, Inc. (San Antonio, TX) は米海軍から、T56・シリーズ III で使用するエンジン・モジュールの補修作業に関するオプション契約を $94,912,666 で受注した。P-3、C-130、C-2 向け。施設・人員・スペアパーツ・消耗品・試験機材を用意して、エンジンを稼働可能な状態に補修するもの。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-D-0016)
  • Raytheon Co., Electronics Systems (Goleta, CA) は米海軍から、AN/ALR-67(V)3 レーダー警報受信機 (RWR : Radar Warning Receiver) のロット 10 量産分・53 セットに関するオプション契約を $51,860,207 で受注した。内訳は、米海軍向け×24、米海軍向けの交換用アセンブリ、FMS 案件のカナダ空軍向け×25、FMS 案件のフィンランド空軍向け×4。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-C-0123)
  • BAE Systems, Information and Electronic Systems Integration, Inc. (Wayne, NJ) は米海軍から、航空機と地上で使用する TCDL (Tactical Common Data Link) の研究・開発、それと量産分×9 セットを $8,990,000 で受注した。Navy Special Projects 関連。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-08-C-0070)
  • C&G Boat Works, Inc. (Mobile, AL) は米海軍から、海軍士官学校 (US Naval Academy) で使用する訓練艇 (YP Training Craft) のオプション契約分を $8,370,633 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-2236)
  • Golden Manufacturing Co., Inc. (Golden, MS) は米国防兵站局 (DLA) から、海軍向けの制服を $12,504,429.60 (上限価格) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-08-D-1030)
  • Q.U.I.C.K., Inc. (Florala, AL) は米国防兵站局 (DLA) から、海軍向けの作業服 (utility uniform) を $7,106,275.50 (上限価格) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-08-D-1031)
  • Fox River Foods, Inc. (Montgomery, IL) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの果物と野菜を $6,000,000.00 (上限価格、価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-P013)
  • Wolverine World Wide, Inc. (Rockford, MI) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・海兵隊向けの男性用ドレス・シューズを $5,274,671.36 (上限価格) で受注した。オプション契約の 1 年目。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-07-D-0022)
  • Capps Shoe Co. (Lynchberg, VA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・海兵隊向けの男性用ドレス・シューズを $4,257,367.04 (上限価格) で受注した。オプション契約の 1 年目。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-07-D-0023)

今日のFMS (DSCA 2007/12/7)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、サウジアラビア向けに FMS 経由で AN/AAQ-33 SNIPER ターゲティング・ポッドを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 2 億 2,000 万ドル。AN/AAQ-33 SNIPER ATP (Advanced Targeting Pod)×40 基、機体への導入作業とチェックアウト、デジタル・データ・レコーダーと記録用カートリッジ、パイロン、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、メーカーによるエンジニアリング/テクニカル・サポートなどで構成する。サウジアラビア空軍 (RSAF) の F-15 が装備している、LANTIRN ポッドの代替用。
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、サウジアラビア向けに FMS 経由で AWACS 用のミッション機材を輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 4 億ドル。内訳は、AEW (Airborne Early Warning)・C3 (Command, Control and Communications) ミッション機材と RSIP (Radar System Improvement Program) グループ B キット、機体への導入作業とチェックアウト、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、メーカーによるエンジニアリング/テクニカル・サポートなどで構成する。サウジアラビア空軍 (RSAF) の E-3A を対象とする搭載機器更新用。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/12/6)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、UAE 向けに FMS 経由で PAC-3 などを輸出すると通告した。オプション契約まですべて実現した場合の総額は 90 億ドルで、詳細な内訳は以下の通り。(DSCA)
    • PAC-3 (PATRIOT Advanced Capability-3) ミサイル×288
    • GEM-T (Guidance Enhanced Missiles-T)×216
    • PATRIOT Fire Unit×9 個隊分
      • フェーズド・アレイ・レーダー×10
      • トレーラー搭載の交戦管制ステーション (Engagement Control Station)×10
      • 発射器 (Launching Station)×37 (高射隊ごとに 4 基ずつ)
      • トレーラー搭載の AMG (Antenna Mast Group)×8
      • タワー搭載の AMG (Antenna Mast Group)×8
    • AN/GRC-245 無線機、SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System) 無線機の輸出型、MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System/Low Volume Terminal)
    • 発電機、電源ユニット、トレーラー、通信機器、支援機材、文書類、スペアパーツ、補修用パーツ、アメリカ政府とメーカーからの技術支援、その他の兵站支援業務
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、クウェート向けに FMS 経由で PAC-3 や PAC-2 のアップグレード改修パッケージなどを輸出すると通告した。オプション契約まですべて実現した場合の総額は 13 億 6,300 万ドルで、詳細な内訳は以下の通り。(DSCA)
    • PAC-3 ミサイル×80
    • PAC-2 用の PATRIOT GEM-T 改修キット×60 発分
    • PATRIOT System Configuration 3 改修キット×6 (レーダーを REP III 仕様に改修するもの)
    • 通信支援機材、工具類、湿気機材、システム・インテグレーションとチェックアウト、導入作業、人員の訓練、コンテナ、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、技術データ、アメリカ政府とメーカーからの技術支援、その他の兵站支援業務
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、UAE 向けに E-2C Hawkeye 早期警戒機などを FMS 経由で輸出すると通告した。オプション契約まですべて実現した場合の総額は 4 億 3,700 万ドルで、詳細な内訳は以下の通り。(DSCA)
    • 米海軍中古の E-2C Hawkeye×3 (EDA : Excess Defense Article)
    • E-2C Group II Navigation Upgrade 仕様へのアップグレード改修
    • T56-A-427 エンジン×8
    • Phased Maintenance Inspection
    • スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、人員の訓練と訓練機材、文書類、技術データ、戦術ソフトウェア、ソフトウェア・ラボ、システム・ソフトウェアの開発と導入、改修後の試験実施、アメリカ政府とメーカーからの技術支援
  • アメリカの航空宇宙・防衛関連企業で構成する業界団体、AIA (Aerospace Industries Association) は、研究開発費に対する税額控除 (tax credit) は産業基盤発展のために極めて重要であるとして、控除措置の継続を求める声明を出した。この措置が年内に期限切れになるため、それを受けた動き。高給を取る 642,000 名の人材を擁して、570 億ドルの貿易黒字を産む業界であることをアピールしている。(AIA)
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社は、米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) や米空軍向けの Orion ロケット・モーターについて、Orbital Sciences 社から 3,500 万ドルの受注を獲得したと発表した。また、既発注分のうち 100 セット目のロケット・モーターをデリバリーした。このロケット・モーターは、宇宙空間への打ち上げミッションに使用しているもの。直径 38-50in、全長 33ft、これを使用するロケットとしては Orbital 社の Pegasus や Taurus、Orbital 社と米国防総省の Minotaur I ブースター、MDA の GMD (Ground-based Midcourse Defense) プログラムで使用している OBV (Orbital Boost Vehicle) がある。過去の成功率は 100%。なお、Taurus と Taurus XL では、Orion に加えて Castor 120 ロケット・モーターで 4 段式ロケットを構成している。(ATK)
  • 加 MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.) は、アメリカの情報システム関連企業、Alliance Spacesystems, LLC (Pasadena, CA) の買収を発表した。同社はアメリカ政府機関や航空宇宙産業界を顧客としており、宇宙空間などで使用するロボットやその他の機械構造も手掛けている。買収完了後は、既存の MDA Information Systems Group などとともに MDA Federal の一部門となる予定。(MDA)

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人事・組織

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戦争・紛争

今日のアフガニスタン (AFPS 2007/12/7)
アフガニスタン軍と警察の人員 40 名が、不発弾処理教程を受講中。5 フェーズのうち、最初の 1 フェーズ・4 週間を完了したところ。フェーズ 1 の内容は基本的な地雷・不発弾処理や地雷原からの負傷者後送など。さらに 18 週間かけて訓練を行い、EOD の専門家を育成する。たとえば Gardez では、不整地道路における IED 処理について学習する実習を行っているが、アフガニスタン軍が Kabul 以外の場所に出て訓練を行うのは、これが初めて。72 平方キロの演習施設を用意して、Ronco Consulting Corporation (Washington DC) から来た教官が訓練を施している。同社は 2004 年に、イラクの Zubair でも同様の訓練を始めている。当初、訓練チームが国内各地を巡回する方式を検討したが、結局は「目的を達成しやすい」という理由で、訓練を一ヶ所に集約することになった。
Falah 省の Kariz-e Sadeqin 地区で 5 日、武器集積所の偵察任務を行っていたアフガニスタン軍と聯合軍に対して、分隊規模の部隊×2 によるタリバンの待ち伏せ攻撃が発生。小火器や迫撃砲で反撃しつつ機動する一方で、航空支援を要請して制圧。
Helmand 省の Now Zad 地区でも、アフガニスタン軍と聯合軍のパトロール隊に対してタリバンが待ち伏せ攻撃を仕掛ける事件が発生。小火器・ロケット・RPG による攻撃に対して、小火器・機関銃で反撃。敵が第二陣地に移動して陣容を強化したため、航空支援も加わって制圧しようとしたが、敵は民家と民間人を盾にする作戦に出た。しかし、地元住民が武装勢力の出入りを拒んだため、この作戦は失敗。

今日のイラク (AFPS 2007/12/7)
第 1 騎兵師団・第 3 旅団戦闘チーム (Fort Hood, TX) が、イラクから米本土への撤収を開始した。交代部隊を送らない、戦力削減につながるもの。5 個旅団の削減を予定しているうちの第一陣。
聯合軍は Baghdad でアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施、お尋ね者 2 名とその他 7 名を拘束。お尋ね者になっていたのは Karkh 地区で活動している組織の首領で、自動車爆弾攻撃を計画していたとされる。また、自動車爆弾攻撃を行っている他の組織の幹部ともつながりがあった模様。その Karkh は治安の悪いことで知られる地域だったが、最近では状況が改善されており、聯合軍は先月にここでお尋ね者 4 名を拘束する島の成果を挙げている。
イラク軍と米軍の特殊作戦部隊が Balad 近くで、LSA (Logistics Support Area) Anaconda に砲撃をかけていたテロ組織の首領を拘束。この組織は、イラク軍・聯合軍・民間人に対して攻撃を仕掛けていたほか、11 月に LSA Anaconda 近くで米空軍の兵士が死亡した IED 攻撃にも関わったとされる。この際の交戦で、敵の首領 1 名が死亡、8 名が拘束されたほか、82mm 迫撃砲弾や自動小銃、手榴弾、ボディ・アーマーも見つかった。
Aswad という村落でイラク軍が実施した捜索により、テロ容疑者 47 名を拘束。テロ組織やアジト、武器集積所を捜索したもので、その際に IED 2 発を発見・処分。
聯合軍は Baghdad 南東の Havy 地区で、犯罪組織の首領とその他 5 名を拘束、その際の交戦で敵 2 名が死亡、2 名が負傷。
Baghdad 南東の Kut 地区で 5 日、聯合軍が 2 名を拘束。複数の武装勢力組織に対して、狙撃銃や RPG の射撃、IED 製造法、秘密保全などに関わる訓練を行っている人物がいるという情報を得て捜索を実施したもの。

今日のアフガニスタン (AFNews 2007/12/6)
チェコがアフガニスタン軍に供与した Mi-17×12 機のうち最初の 3 機が、再生補修作業を終えて引き渡された。Combined Security Transition Command-Afghanistan Combined Air Power Transition Force の支援を得て実施しているもの。人員輸送、負傷者後送、人道支援任務などに使用する。アフガニスタン陸軍航空隊は 2011 年までに、規模を 200 機ほどの陣容に拡大する計画。

今日のイラク (AFPS 2007/12/6)
聯合軍は Tigris River Valley 一帯でアルカイダ掃討作戦を継続、その際の交戦で敵 3 名が死亡、19 名が拘束された。
Baghdad 北方では、自動車爆弾攻撃に必要な車輌の調達犯人をターゲットとする作戦で敵 1 名が死亡、5 名を拘束。
Yusufiyah 南方では、聯合軍に対する攻撃を立案していた犯人をターゲットとする作戦で、ターゲットなどを拘束。この容疑者は外国人テロ組織や、Arab Jabour や Baghdad 南方で活動しているアルカイダ関連組織とも関連があるとされる。
そして Mosul 北方では、Hawijah のアルカイダ関連組織に対する武器・資金の供給と、さらに暗殺に関与していた容疑者をターゲットとする作戦で敵 2 名が死亡、6 名を拘束。このとき、ワイヤーがハミ出した毛布にくるまっている不審人物がいて、射殺された。
Bayji 北方では、アルカイダ関連組織の武器調達や外国人テロリストの手引きを行っている容疑者をターゲットとする作戦で、5 名を拘束。

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こぼれ話

ぐんくつの響きが (笑) (NavNews 2007/12/6)
CFAS (Commander Fleet Activities Sasebo) の保安部門に勤務する海軍軍人が地元コミュニティや海上自衛隊の警備隊とともに、11/30 に実施した犯罪防止キャンペーンのパレードに参加した。総勢 750 名。

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