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一般ニュース
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/14)
アメリカが計画している MD エレメントの配備について、アメリカとロシアの間で微妙な立場に立たされているポーランドで、Bogdan Klich 国防相がアメリカに対して「(配備する GBI システムが) ヨーロッパを護るためのものである」という確約を求める事態になった。同国防相によると、これはイタリアやトルコがアメリカとの間で取り付けているものと同様の合意だという。また、Donald Tusk 首相は「追加の安全保障手段の配備」を求める考えを示しており、すでにドイツに展開している Patriot 地対空ミサイルのポーランド配備になる公算が高いとみられる。その上で、アメリカが MD エレメントの配備を 2012 年に実現したいとしているのに対して「協議を急ぐつもりはない」と表明。とはいえ、NATO の東方拡大を阻止しなかったのと同様、今回も最終的にロシアは MD エレメントの配備を阻止しないのでは、という見方も。 そのポーランド国内では、MD エレメントを配備するとテロ攻撃の標的になるのではないかという声がある。また、ロシアが CFE 条約の停止を決めたことで新たな軍拡競争になるのではないかという懸念もある。ポーランドにとって最悪なのは、MD エレメントの配備に合意して政治的コストを支払った後で、先日の総選挙による政権交代が原因で配備構想そのものがポシャることだ、という声も。なんにしても、MD エレメントの配備が実現すれば、テロリストなどへの大量破壊兵器拡散に対して「攻撃一辺倒から、攻撃と防禦の混成へ」というシフトを実現することにつながり、結果として核攻撃の脅威度や、抑止力としての核兵器への依存度を下げることになるというのが専門家の見方。(Deutsche Welle German radio)
ノルウェー財務省は、以下の企業について Ethical Guidelines for the Fund に基づき、公金支出の停止を決めた。
Hanwha Corporation (韓国)
Serco Group Plc (イギリス)
GenCorp Inc. (アメリカ)
理由は、この各社がクラスター爆弾や核兵器の製造に関わっているためだとしている。独 Rheinmetall AG も調査対象に挙げられていたが、こちらは最終的にシロ判定が出た。ノルウェーでは、人道的に問題がある兵器の製造に関与している企業について、排除できるとする規定があり、それに基づいた措置。以前にも、クラスター爆弾の製造参画により 7 社、核兵器の製造参画により 9 社を排除したことがある。(Norwegian Ministry of Finance)
アフガニスタンの ISAF (International Security Assistance Force) に派遣されているオランダ軍部隊の兵士 2 名が、Uruzgan 省で夜間に発生したタリバンとの戦闘に際して、同士撃ちとみられる原因で死亡する事件が発生した (まだ確定ではない)。Deh Rawod の基地から出動したオランダ軍部隊が、武器集積所を探して家宅捜索を行っていた際の出来事。Dick Berlijn 参謀総長によると「悪天候、暗夜、状況の混乱が原因」とのこと。オランダは 2006 年 8 月から ISAF に部隊派遣を実施しており、これまでに 14 名の戦死者を出している。現在は Deh Rawod で、数百名を投入して掃討作戦を実施中。なお、この後に別件で、正規の軍服を着ていなかったアフガニスタン軍の兵士 2 名がオランダ軍兵士により、誤って殺される事件も発生している。(Radio Netherlands)
米陸軍・第 160 特殊作戦航空聯隊 (160SOAR : 160th Special Operations Aviation Regiment (Airborne), Fort Campbell, KY) を率いる Kevin W. Mangum 大佐や、イラク北部から帰国したばかりの第 25 戦闘航空旅団 (Schofield Barracks, HI) を率いる A. Thomas Ball Jr. 大佐が、AUSA (Association of the United States Army) が開催した Institute of Land Warfare Aviation Symposium and Exposition で、最近の陸軍航空について語った。それによると、陸軍航空部隊は実戦を戦うのと平行して、戦訓や技術革新を取り入れて変革や近代化を推進している最中とのこと。高いオプテンポによる負担がかかっている中で日々、教義や訓練、戦訓の共有といった分野で改善を図っているとする。もしも戦地で新たな必要性が生じれば、直ちにそれに対処するための新システムを取り込んで訓練に反映させるというわけ。改善が著しい分野としては、UAV を使った ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) を挙げている。UAV があれば数千メーター先の状況をリアルタイムで確認でき、敵の機関銃の射程外から遠距離交戦できるとしている。その他の課題としては、戦闘能力を維持するために前線で装備を維持する問題を挙げた。第 1 航空騎兵旅団を率いる Daniel J. Shanahan 大佐によると、カネや工具だけでなく、作業を担当する技術者が重要であり、しかも維持管理に加えて装備の改良も行わなければならない。そこで、整備に従事する兵士に加えて重要なのが、経験豊富な民間契約業者の人員である、とのこと。そのほか、陸軍全体で共有する懸念事項として挙げられたのが、高いオプテンポに起因する家族の負担だった。(US Army)
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/11)
英国防省は、調達部門・DE&S (Defence Equipment & Support) の執行責任者を務める David Gould 氏が 3 月に退任するのを受けて、後任人事に乗り出した。Gould 氏はもともと DPA (Defence Procurement Agency) のナンバーツーで、昨年 4 月に DPA と DLO (Defence Logistics Organisation) が合併した際に現職に就いた。退任後、今年末にはどこかの防衛関連産業に就職するとみられる。ちなみに、このポジションの年俸は 200,000£ ($391,700)。
アメリカとインドは、C-130J×6 機の輸出に関する LOA (Letter of Offer and Acceptance) に調印した。今年半ばには発注が確定する見込み。輸出額は約 8 億ドルで、そのうち 20% についてはインド企業が参画することになっている。そのための調整を進めているところ。
イタリア空軍は、保有する AMX・70 機を飛行停止にした。2005 年に発生した墜落事故の原因となった、キャノピーまわりの不具合が原因。この問題により、過去に数十機 (tens) が墜落、パイロット 14 名が死亡したとする事故調査担当者の指摘があるが、空軍の主張では墜落が 12 機、パイロットの死亡が 5 名、うちキャノピーの不具合に起因するものは 1 件のみとなっている。
米海軍の小ネタ (NavNews 2008/1/11)
USS Ohio (SSGN-726) が 1/10 に Guam 島に到着、"blue crew" と "gold crew" の交代を実施した。それぞれ 165 名ずつで構成する。Guam 島で乗員を交代させたのは今回が初めて。同艦は 1 年間の予定で第 7 艦隊へのデプロイメントを行っており、3 回に渡って交代を実施した後で、母港のワシントン州 Bangor に帰港する予定になっている。
1/10 に、EODMU-12 (Explosive Ordnance Disposal Mobile Unit 12) を新編した。IED やその他一般の爆発物、大量破壊兵器 (WMD : Weapons of Mass Destruction) を戦地で処分するための部隊。EODMU-12 の特徴は、部隊そのものが指揮系統も含めて海外に機動展開できる体制になっていること。従来は、本部はアメリカ本国にとどまり、各地に分遣隊を派遣する体制をとっていた。本拠地はヴァージニア州の NAB (Naval Amphibious Base) Little Creek で、東海岸の EOD Group に属する。ここの指揮下には 3 個の EOD 部隊が揃い、米中央軍 (USCENTCOM) の戦域に派遣できる体制。
中国訪問 (AFPS 2008/1/11)
米太平洋軍 (USPACOM) 司令官の Timothy J. Keating 海軍大将が、4 日間にわたって中国を訪問、昨年末に発生した USS Kitty Hawk 戦闘群の寄港拒否事件を初めとする両国間の軍事的問題に関して、それとアジア太平洋地域の安全保障問題に関して協議する (注 : 時制は記事リリース時点)。同司令官の訪中は、2007 年 3 月に続いて二度目。そのほか、上海や、広州 Guangzhou にある陸軍基地を訪問、中国軍関係者を対象とするセミナーも行う。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/11)
カナダ国防省によると、2007/12/14 に打ち上げたレーダー偵察衛星 RADARSAT-2 は極楕円軌道 (Polar Epsilon) を周回する衛星で、極地における同国の優越を強化するものだとしている。このプロジェクトはカナダが進める北方戦略 (Northern Strategy) によるもので、6,000 万カナダドルを投入、カナダ国防軍 (CF : Canadian Forces) が自国内外の陸上・海上を監視できるようにするのが目的。これによりタイムリーな監視を可能として、哨戒任務のサポートやプレゼンスの強化を図る。(Canadian DND)
英空軍は、UOR (Urgent Operational Requirement) として緊急調達した MQ-9 Reaper UAV×1 機をアフガニスタンに投入しているが (2008 年に 2 機を追加予定)、その活動に関するプレスリリースを発表した。兵装の搭載は可能だが、現時点では非武装。電子光学センサー (夜間は赤外線カメラ) から衛星通信リンク経由で、動画を地上のオペレーターに送信してくるようになっている。さらに、レーザー目標指示能力もある。運用は、この任務のために再編した No.39 Sqn. が担当、パイロットとセンサー・オペレーターは米空軍で所要の訓練を受けた。まず、US-UK Combined Joint Predator Task Force の下で米軍のオペレーターとともに機体に慣熟してから、自前の運用を開始している。エンジンは出力 900HP のターボプロップ、運用高度は 50,000ft、航続時間は 24 時間。(MoD UK)
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/10)
英国防省では、今後 3 年間に渡って発生すると見込まれる予算不足への対応策として、次世代空母・CVF の建造スケジュールを引き伸ばす方策を検討中。選択肢のひとつに、設計作業はこのまま継続する一方で鋼材切り出しを 12 ヶ月先送り、その他の件と合わせて 18 ヶ月の遅延にする案がある。ただ、建造工程そのものを先送りすると計画全体がポシャるのでは、という懸念もある。これとは別に、5 年間遅らせるという案も出ている。こうした状況に対して、建造に関わる主要 3 社 (Babcock, Thales UK and the VT Group) は国防省からの要請を受けて、資金的な負担を軽減するための提案を提出した。そもそも CVF は 2012 年に就役するはずだったが、現在のスケジュールでは 1 番艦 HMS Queen Elizabeth が 2014 年、2 番艦 HMS Prince of Wales がその 2 年後と、すでに遅れが出ている。
そのイギリス、国防予算そのものは 1.5% の伸びを堅持する方針で、2010/2011 年には 369 億ポンドとなる予定だが、支出も増えているため、今後 3 年間に渡り年間 15 億ポンドの支出削減策が必要な状況。
伊 Finmeccanica 社傘下の Selex Sistemi Integrati 社は 10 日、アルジェリアから国土防衛関連システム (homeland security system) を 2 億 3,000 万ユーロ (3 億 3,800 万ドル) で受注した、と発表した。Selex Communications 社・Elsag Datamat 社と組んで、Gendarmerie Nationale Algerienne 向けに監視・セキュリティ機材を納入、作戦センターや 250 ヶ所の管理施設、移動指揮所に配備する案件。Selex Communications 社の Tetra 無線機 (HF 通信や衛星通信に対応) などを使用する。また、納入後の兵站支援、訓練、サポート、既存施設に導入するための土木工事も担当する。
AgustaWestland 社はアルジェリアとの間で、非武装の洋上哨戒ヘリコプターを納入する案件について協議中。AW101×6 機と Lynx Mk.300×4 機という内訳。
ロシア北洋艦隊の艦が地中海に進出、1/8-10 にかけてイタリア海軍と合同訓練を実施した。2007/12/5 に出航、2004 年以来の大西洋進出、2000 年以来の地中海進出を実現した航海の一環。参加したのは、空母 Admiral Kuznetsov (Su-33 と Su-25 を搭載)、駆逐艦 Admiral Levchenko と Admiral Chabanenko、救難艦 Nikolai Chikerm、さらに Ivan Bubnov と Sergei Osipov。イタリアからはフリゲートが 2 隻 (Espero, Bersagliere) が参加した。訓練内容は、小艇による襲撃の排除、艦砲射撃、通信訓練など。ロシア側の説明では、西側諸国はこの艦隊に強い関心を示しており、英空軍の Nimrod やカナダ軍の CP-140 Aurora が監視にやってきたとしている。
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産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/14)
AgustaWestland 社は、中国の海事局 (MSA : Maritime Safety Administration) から A139 Power を、確定 2 機、オプション 2 機、それぞれ受注したと発表した。陸上や沿岸水域の警備・海洋汚染対策といった任務に使用する。配備先は、広東省 (Guangdong province) の基地。中国海事局は AgustaWestland 社のお得意先で、すでに 16 機をデリバリー、それを今後 3 年間で 2 倍以上に増加する見通しを立てている。AW109 Power そのものは、世界 50 ヶ国で合計 430 機の販売実績がある。(AgustaWestland)
伊 Alenia Aeronautica 社、イタリア空軍の飛行試験部門 (RSV : Italian Air Force Experimental Test Unit)、それと実戦部隊からなるチームが 2007 年 12 月から 2 週間にわたって Decimomannu のレンジで 4th Wing/9th Sqn. 所属の機体と Alenia 社所有の IPA2 (Instrumented Preseries Aircraft no. 2) を使い、Eurofighter Typhoon の空対空戦闘能力に関する有効性評価試験を成功裏に実施した。これにより、同機が備えるレーダーやその他のセンサーからのデータを融合する "Attack & Ident" システムや、戦術ドクトリンの有用性を評価した次第。シナリオは一対一、一対二、二対二で、レーダーをさまざまなモードで作動させて、AIM-120 AMRAAM (Advanced Medium-Range Air-to-Air Missile) などの兵装や、機体に取り付けた FPR-14 AAMCI (Autonomous Air-Combat Manoeuvring Instrumentation) 計測システム、MIDS (Mobile Internet Device Ground Station) を使用。イタリアの Official Test Centre Armament Working Group がこの手の試験を手掛けたのは初めてで、NETMA (NATO Eurofighter and Tornado Management Agency) の監督下で実施。(Alenia Aeronautica)
スウェーデン軍国防資材局 (FMV : Swedish Defence Materiel Administration) は Saab 社のからのサポートを得て、フランス空軍の KC-135FR 給油機を使った JAS39 Gripen の空中給油試験を成功裏に実施した。海外作戦に参加する機会の増加に備えたもの。機体は Istres AB (Marseille 北西 50km) から発進した。使用した Gripen は C 型と D 型の両方。地上試験と飛行試験を合わせて 1.5 週間かかった。今回の試験結果を受けて、FMV は Gripen に対する空中給油を承認することになる。(Gripen International)
欧州委員会 (EC : European Commission) は、アメリカの投資グループ・Gores Group LLC による仏 Sagem Communications 社の買収を承認した。EU Merger Regulation に基づいて、買収の可否を審査していたもの。Sagem Communications 社は、移動体通信やブロードバンド関連の製品を手掛けている。(European Commission)
メモ (DID 2008/1/13)
米海空軍の JDAM 関連予算 (FY2008 のみ要求額)。
FY2005 : 6 億 6,550 万ドル/29,756 基 (空軍 : 5 億 1,440 万ドル/22,826 基、海軍 : 1 億 5,110 万ドル/6,930 基)
FY2006 : 3 億 610 万ドル/11,605 基 (空軍 : 2 億 2,460 万ドル/8,205 基、海軍 : 8,150 万ドル/3,400 基)
FY2006 : 2 億 7,440 万ドル/10,661 基 (空軍 : 1 億 7,430 万ドル/7,261 基、海軍 : 8,470 万ドル/1,145 基、空軍の RDT&E : 1,540 万ドル)
FY 2008 : 1 億 4,640 万ドル/4,962 基 (空軍 : 1 億 1,280 万ドル/3,817 基、海軍 : 3,360 万ドル/1,145 基)
JDAM テールキットの納入ペースは、2001 年冬に月間 750 基だったものが 2002 年 10 月には 2,000 基に、2003 年 8 月には 2,800 基にアップ、さらに月間 5,000 基規模までの生産ライン拡張を見込む。
主契約社は Boeing 社 (St.Charles, MO)、慣性航法装置が Honeywell 社、GPS 受信機が Rockwell Collins 社、GPS 受信機とデータリンク用モデムが Harris RF 社、アクチュエータが HR Textron 社、ミッション・コンピュータが Lockheed Martin Tactical Defense Systems 社、尾部フェアリングが Lockley 社、バッテリが Enser and Eagle-Picher 社、ストレーキとケーブル・カバーが Stremel 社という分担。
今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/11)
Northrop Grumman Newport News (Newport News, VA) は米海軍から、CVN-78 級原子力空母の 1 番艦、Gerald R. Ford の設計作業、資材先行調達、原子力主機以外の部分の先行製造に関する修正契約を、$595,944,566 で受注した。システム開発、エンジニアリング・サービス業務、Future Aircraft Carrier Program に関するフィージビリティ・スタディを実施する。具体的な作業内容としては、研究、エンジニアリング、設計、コンポーネンツの EDM (Engineering Development Model) やプロトタイプ製造、先行計画、先行調達、先行製造、システム仕様策定、重量管理、兵站データ作成、官給品 (GFE : Government-Furnished Equipment) のリスト作成、建造計画策定、TCO (Total Ownership Cost) 低減のための構想策定などがある。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-04-C-2118)
Raytheon Missile Systems (Tucson, AZ) は米海軍から、AIM-9X Sidewinder 空対空ミサイルのロット 8 量産分を $126,617,404 で受注した。
米海軍 : 実弾×100 発、キャプティブ弾 (CATM : Captive Air Training Missile)×70 発、コンテナ×48 ($39,544,455; 31.23%)
米空軍 ; 実弾×89 発、CATM×60 発、コンテナ×50 ($34,860,071; 27.54%)
韓国空軍 : 実弾×102 発、コンテナ×26 ($31,068,566; 24.54%)
オーストラリア空軍 : 実弾×47 発、CATM×20 発、特製訓練弾 (special air training missile)×16、コンテナ×24 ($21,024,181; 16.60%)
フィンランド空軍 : コンテナ×11 ($120,131; 0.09%)
韓国・オーストラリア・フィンランドは FMS 案件。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-08-C-0018)
LRV, LLC (Indianapolis, IN)、Old Veteran Construction, Inc. (Chicago, IL)、SDV & Rasch Joint Venture (Kenosha, WI) の各社は米海軍から、Naval Station Great Lakes と、そこから半径 75 マイルの範囲内で実施するメンテナンス・補修工事 (必要に応じて設計も行う) を、総額 $10,000,000 (maximum) で受注した。先の額は 2009 年 1 月までの基本契約分で、2013 年 1 月までとなるオプション契約も含めた総額は $50,000,000 以内。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Midwest, Great Lakes, IL (N40083-08-D-0051, N40083-08-D-0052, N40083-08-D-0053)
Harris Technical Services Corp. (Colorado Springs, CO) は米空軍から、空軍宇宙軍団 (AFSPC : Air Force Space Command) 麾下・50th SW (50th Space Wing) を対象とするメンテナンスと兵站支援の業務を、$30,923,877 で受注した。コンフィギュレーション管理、電源システム管理、データベース・アプリケーションのサポート、24 時間フルタイムのメンテナンス管理、安全、通信保全、情報管理、通信施設・通信機材の管理、衛星管制施設のサポート、通信機器やコンピュータの運用支援、DSCS (Defense Satellite Communications System)・秘話通信システム (Secure Communication System)・MILSTAR で使用する通信/コンピュータ・システムの運用/メンテナンス。さらに、世界各地の追跡ステーションで実施する Air Force Satellite Control Network に関するネットワークや宇宙関連の運用・メンテナンス・兵站支援・訓練、GPS (Global Positioning System) 関連のアンテナ・監視ステーション・ソフトウェア分析・兵站支援、軌道上にある衛星に対するサポート、ニューハンプシャーの New Boston AFS (Air Force Station) における警衛業務も実施する。50th Contracting Squadron, Schriever AFB, CO (FA2250-08-C-8011)
JLG Industries (McConnellsburg, PA) は米国防兵站局 (DLA) から、Millenia Military Vehicle を $24,729,542.43 (maximum、価格修正条項付き) で受注した。海軍と、海兵隊の MEF (Marine Expeditionary Force) 向け。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-01-D-0040)
カナダの泥仕合 (DID 2008/1/10)
カナダ国防軍は、老朽化して、2000 年 7 月には「実質的な退役状態」であることが明らかになった Oberon 級潜水艦に代わり、英海軍の Upholder 級×4 隻を 7 億 5,000 万カナダドルで購入。ところが、信頼性の問題が出ただけでなく、スコットランドの Falsane を出航してカナダに向かっていた HMCS Chicoutimi (SSK 879) が、2004/10/5 に火災事故を起こして、1 名が死亡、2 名が負傷。そんなこんなで、現時点で運用しているのは HMCS Corner Brook (SSK 878) のみ、HMCS Victoria (SSK 876) と HMCS Windsor (SSK 877) は補修・アップグレード改修中。HMCS Chicoutimi はドックに入れて部品取り用になっており、原状復帰は 2010 年の予定。
この Victoria 級については 15 億カナダドルをかけて、VCISC (Victoria Class In-Service Support Contract) というメンテナンス業務の枠組みを設定しているが、これが新たなモメ事の原因になっている。
この件では 2006 年 9 月に 3 つの企業聯合が応札、2007 年 1 月に CSMG (Canadian Submarine Management Group, British Columbia, Canada) が「おおむね条件を満たしている」として内定したものの、これに対して Irving Shipbuilding 社が噛みついた次第。同社は 2007 年 11 月に政府に対して、「この件をキャンセルして同社に振り替えれば、今後 15 年間で Victoria 州に 150 名の雇用を創出する」と申し立てて、今度は CSMG の地元・BC 州の関係者が怒り出す事態になった。さらに同社は、「潜水艦がメンテナンスの度に太平洋と大西洋の間を行き来するのは無駄だ」という納税者向けのキャンペーンを開始。加えて、CSMG のパートナー・Weir Canada Inc. が「インサイダー情報に基づいて業務内容の見積もりを行った。しかも、同チームが提示した額は要求を満たしていない」と主張。
改修中の HMCS Victoria は BC 州の Esquimalt を本拠地としており、2009 年の現役復帰を予定しているが、他の 3 隻は Nova Scotia 州の Halifax が本拠地。太平洋重視の方針に基づいて東西両海岸に 2 隻ずつ配備する話が出ているが、まだ海軍の計画には盛り込まれていない状況。そんな中、Nova Scotia 州選出の Bill Casey 議員が「HMCS Victoria を太平洋側に回航する際に、同級は冷却能力が不足しており、温暖な海域で運用するように設計されていないことが露見した」といいだした。そして、北極回りのルートで両洋を結ぶ必要性を主張。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/11)
英 Rolls-Royce 社は、効率と競争力の改善を企図して 2,300 名の人員を削減すると発表した。管理部門だけでなく、専門職や事務職も対象に含む。業務効率化や新しいデータ管理システム導入のために投資する一方で、コストを引き下げる必要があるというのが同社の説明。イギリス、アメリカ、ドイツ、北欧諸国などの事業所が対象になる。ちなみに、2007 年 11 月の時点で同社は 50 ヶ国に 39,500 名の従業員を擁しており、内訳はイギリス (23,300)、北米 (8,300)、ドイツ (2,300)、北欧 (3,400)、アジア (680。さらにジョイント・ベンチャーの従業員が 2,000 名)、その他 (1,520) となっている。年間売上 74 億ポンド (2006 年) のうち、イギリス以外での売上が 87% を占めるほか、新規開発案件の 50%、サービス関連売上の 53% がイギリス国外でのもの。(Rolls-Royce)
蘭 Schelde Naval Shipbuilding は、2007/12/20 にオランダ国防省麾下の DMO (Defence Materiel Organisation) から受注した哨戒艦 (Patrol Vessel)×4 隻に関するプレスリリースを出した。受注額は 2 億 4,000 万ドル、1-2 番艦は Schelde 社の Vlissingen 造船所で、3-4 番艦は 同社の監督下で Damen Shipyard Galatz 社で、それぞれ建造する。2010 年 11 月から 2012 年 11 月にかけてデリバリーの予定。沿岸海域における哨戒任務、領海や排他的経済水域 (EEZ) の警備といった任務に使用するもので、オランダ本国に加えて海外領土の Antilles や Aruba でも運用する。全長 108m、全幅 16m、排水量 3,750t、乗員 50 名 (さらにヘリコプター要員や医療要員など 40 名が乗艦可能)、人員救出任務では 100 名を搭載可能。主機は低速航行時の扱いやすさに配慮してディーゼル 2 基 (5,400kW×2) によるディーゼル・エレクトリック、最高速度 22kt。RHIB×2 隻と NH90 ヘリ×1 機を搭載。このうち RHIB は艦尾の斜路から発進・回収する。兵装は 76mm 砲×1、27mm 機関砲×1、中口径機関銃×2。防弾装備や爆風対策、機材の分散・冗長配備、ガス対策、消火装置といった抗堪性向上策を講じる。陸上の支援設備充実と自動化の推進による合理化を図る。センサー類は Thales 社製の ISCS (Integrated Sensor & Communication System) で、統合マスト・モジュールにレーダーや通信機器など、すべての電測兵装を集約。(Schelde Naval Shipbuilding) [ちなみにこれ、M 型フリゲート×4 隻の代替用という話]
諾 Kongsberg 社は蘭 Stork PWV B.V. から、Protector ウェポン・ステーションを 2 億 5,000 万クローネで受注したと発表した。オランダ陸軍向けの 8x8 装輪 AFV・Boxer に装備するもの。これで Protector のカスタマーは 10 ヶ国となった。(Kongsberg Gruppen)
チェコの Aero Vodochody A.S. (AERO) 社は、伊 Alenia Aeronautica 社から受注している C-27J Spartan 用センターウィング・ボックス (CWB) の第一陣・2 セットを完成、2008/1/3 に、最終組立ラインがあるイタリアの Turin-Caselle にデリバリーしたと発表した。2006/9/2 に受注していたもの。機体構造部分を組み上げた上で所要のパーツを取り付けて、インテグラル燃料タンクやフラップ、エンジンや胴体の取り付けに使うヒンジ、除氷装置付きの前縁部、配線などを組み込むと CWB のできあがり。構成するコンポーネントは 3,200 点にのぼり、うち 2,000 点を Aero 社が製造しているとのこと。今回の 2 セットに続いて、現在は 6 セットが生産ラインに載っており、さらに 9 セット目の組み立ても始まっている。今後、資材調達に始まるすべての CWB 製造工程を Aero 社が引き継ぐことになる予定。Aero 社は C-27J 以外にも、米 Sikorsky Aircraft 社から S-76 一式、米 Boeing 社から F/A-18 の機銃ベイに取り付ける扉、米 Spirit Aerosystems 社から B.767 の主翼前縁 (Fixed Leading Edge Assembly Kits)、EADS 社から A320/A340 のサブアセンブリー、Vought Aircraft Industries 社から B.747 の胴体部品 (Fuselage Sheet Metal Parts)、Latecoere 社から Embraer 170/190 のドア内部構造を受注・製造している。(Aero Vodochody)
米 MTC Technologies 社は、米海兵隊向け Tier II UAS (Unmanned Aircraft System) の概念実証機 (Concept Demonstrator System) について、以前に海兵隊との間でまとめていた合意を破棄すると発表した。これにともない、すでに支払を受けていた $683,000 とプログラム経費 $474,000 を、海兵隊に返納する。これにともない、2007 年第四四半期に 670 万ドルの支出を計上した。同社は、航空機の近代化改修や維持管理、C4ISR、兵站支援といった分野で、軍やその他の安全保障関連機関の仕事をしている。また、2007/12/21 に BAE Systems 社による同社の買収が決まっている。(MTC Technologies)
仏 Turbomeca 社の英国現地法人・Turbomeca Ltd. (Fareham, Hampshire) が、Microturbo Ltd. と合併した上で、社名を Turbomeca UK に改めた。これにより、より直接的にカスタマーと関われるようになるとしている。同社は現在、180 名の従業員を擁しており、イギリスにおける販売・サポート関連の業容を拡大中で、それを受けた動き。社名変更の方は、他国の Turbomeca 社現地法人と揃えたのだとしている。ちなみに、イギリスの軍民で稼働している Turbomeca 製のエンジンは 600 機分・750 基、さらに Rolls-Royce 社と共同開発した RTM322 シリーズが 350 基、イギリス軍で稼働している。機種でいうと、Puma、Gazelle、Jetstream、Merlin、Apache。固定翼機の分野では、Rolls-Royce 社と共同開発したエンジンが Hawk、Jaguar、Eurofighter Typhoon で、ミサイルの分野では Storm Shadow、さらに Spearfish 長魚雷もある。こうした完成品に加えて、MRO (Maintenance, Repair, Overhaul) やパーツ製造の分野でも存在感を高めているところ。サポート業務については、Field Support Representative のチームを編成して対応している。(Turbomeca)
フルバックでフルボッコ ? (DID 2008/1/10)
露 Sukhoi は、Su-34 Fullback の量産を開始したと発表した。現在、NAPO (Novosibirsk Aviation Production Association) で 20 機を製造中だとしている。
RIA Novosti によると、同機のお値段は 3,600 万ドル、最大離陸重量 45.1t、Salyut 製 AL-31FM1 エンジン (13.5t/29,000lb) の双発、最高速度 M1.8、ハードポイント 10 ヶ所・兵装搭載量 8t、固定兵装は 30mm 機関砲 Gsh-301 と砲弾 180 発、標準的な増槽装備状態で航続距離 3,000km (増槽を追加すると 4,000km)、空中給油可能、TERCOM (Terrain Contour Matching) による低空飛行が可能、コックピットには Su-25 並みに 17mm 厚の装甲板を設置、並列複座で K-36DM 射出座席を装備、としている。
この Su-34 (メーカー側呼称 Su-32) は、Su-24×300 機の代替という位置付け。2006 年 3 月に Sergei Ivanov 国防相 (当時) が「2015 年までに 58 機を調達する」と表明したほか、同年 12 月には「2010 年までに 18 機を調達する」という話も出ていた。しかし後になって、調達予定数を 200 機に引き上げている。
New Marine One ! (NavNews 2008/1/10)
次期大統領専用ヘリ "Marine One" こと VH-71が、NAS Patuxent River で飛行試験を開始した。
使用しているのは 2 機 (TV-2, TV-5) で、昨年の 11 月と 12 月に英 Yeovil の AgustaWestland 社工場から C-17A で搬入したもの。これらは機体構造・機動系・パイロット訓練に使用する。この後、アビオニクスやミッション・システムの試験に使用する TV-3 と TV-4 が到着する予定で、こちらは Lockheed Martin Systems Integration (Owego, NY) の手で改修中。
TV-2〜5 は Increment One と呼ばれる初期仕様。年内に、予定している Increment One 仕様がすべて出揃う予定だが、これには大統領の搭乗に使用する 5 機を含んでいる。
このほか、発注直後にメーカーが試験用として用意した TV-1 があり、これは累計飛行時間 555 時間をマーク。
今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/10)
L.N. Curtis & Sons. (Oakland, CA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局の消防部門 (fire and emergency services) を対象とする兵站支援業務を、$800,000,000.00 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM8EG-08-D-0013)
McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米空軍から、JDAM (Joint Direct Attack Munition) 誘導キットのロット 12 量産分、4,907 セットを $115,613,146 で受注した。米海空軍向け。678 ARSS/PK, Eglin AFB, FL (FA8681-08-C-0001)
Ball Aerospace and Technologies Corp., (Boulder, CO) は米空軍から、Warfighter Interface Research and Technology Operations を $49,188,000 で受注した。指揮官、オペレーター、支援要員が最適な意志決定を行えるように支援するための、制御、情報、認識インターフェイスといった分野の技術革新を図る目的で、想定・開発・評価・インテグレーション・移行といった作業を実施するもの。主要対象分野は以下の通り。
Battlespace Acoustics
Battlespace Vision Area
Cognitive Systems Area
Collaborative Technologies
System Control Interfaces
Det 1 AFRL/PKHB, Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-08-D-6801, Task Order 0001)
Intelligent Software Solutions (Colorado Springs, CO) は米空軍から、情報への安全なアクセスと配布に関する案件 (Secure Information Access Analysis and Dissemination) を $48,550,000 で受注した。AFRL/RIKF, Rome, NY (FA8750-06-D-0005/P00002)
APM, LLC (Yorba Linda, CA) は米空軍から、ジョージア州 Robins AFB で実施する建設作業のための設計業務について、3 回目となる年次オプション契約分を $5,600,000 で受注した。78th Contracting Squadron, Robins AFB, GA (FA8501-04-D-0006/P0004)
Dynamic Flowform Corp. (Billerica, MA) は米海軍から、60mm と 81mm の軽量迫撃砲 (Lightweight Co., Mortars System) を $71,535,450 で受注した。迫撃砲本体に加えて、スペア・コンポーネンツ (Inconel 718 製) も納入する。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-08-D-1054)
EG&G Technical Services, Inc. (Dumfries, VA) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) Vehicle JPO (Joint Program Office) 向けのテクニカル・サポート業務を $9,901,787 で受注した。MRAP Joint Program Manager、Deputy PM、Assistant PM、さらに各部門 (Integration and Government Furnished Equipment, Spiral Development, International Programs, acquisition, contracts, production, quality, logistics, engineering, test & evaluation and safety) のマネージャーが対象。Marine Corps System Command, Quantico, VA (M67854-02-A-9011)
L-3 Communications Aerospace LLC (Madison, MS) は米陸軍から、Corpus Christi Army Depot (Corpus Christi, TX) で実施する航空関連の兵站支援業務を、$30,006,000 で受注した。Corpus Christi Army Depot, Corpus Christi, TX (GS-10F-0328N)
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人事・組織
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戦争・紛争
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/1/11)
Oruzgan 省の Deh Rawood 地区をパトロールしていた、アフガニスタン警察と聯合軍の合同パトロール隊が、丘の陰に陣取った敵から小火器と RPG による攻撃を受ける事件が発生。敵の位置を特定するとともに航空支援を要請して、敵の陣地に精密誘導兵器を投下。しかし、さらに近所の村落から敵に増援が加わってきて、戦闘は一日がかりとなった。
その周辺村落に捜索を拡大したところ、学校に弾薬箱 15 箱と RPG 20 発を隠匿してあるのを発見。これについて、CJTF82 (Combined Joint Task Force 82) 広報担当官の Chris Belcher 中佐は「敵が、民間人のことなど気にかけていないことの現れだ」と説明。
今日のイラク (AFPS & AFNews 2008/1/11)
今月からイラクの Balad AB で、イラク全土の航空管制・空域監視を担当する施設 (BC3 : Battlefield Command and Control CENTAF) の建設が始まった。建設費は 3,000 万ドル。Combined Enroute Radar Approach facility や、727th Expeditionary Air Control Squadron 所属の兵装・監視担当者がここに収まる。
聯合軍は Tikrit で、テロ活動容疑者の捜索を実施。アルカイダのメディア・プロパガンダ担当で、さらに武装勢力の活動にも関与していたとみられる。2 名を拘束したほか、宣伝材料を押収。Mosul では、アルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする捜索を実施して、9 名を拘束。
Samarra 北方では、Salahuddin (Salah ad Din ?) 省で活動するテロ組織の関係者とつながりがあるとみられる、アルカイダ関係者をターゲットとする作戦を実施。その際の交戦で敵 2 名が死亡、うち 1 名は自爆ベストを身につけていた。また、隠匿された武器を発見。
10 日に武装勢力掃討作戦を実施した際に、Baghdad 界隈で活動している "special groups" の関係者を拘束。武装勢力関係者に対して、EFP (Explosively Formed Penetrator) の設置方法について教えていた容疑がある。また、路傍爆弾や RPG の輸送・保管にも携わっていた容疑があるほか、聯合軍を攻撃している、他の武装組織ともつながりがある模様。
今日のイラク (AFPS 2008/1/10)
聯合軍が推進する "Operation Phantom Phoenix" の一環として、Multinational Division Center はアルカイダ関連組織の聖域を潰す作戦 "Operation Marne Thunderbolt" を Baghdad 南東で実施。その際に Arab Jabour で、地上では米陸軍・第 3 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームがイラク軍とともに作戦を展開する一方、米空軍の航空機が 40 ヶ所を超えるターゲットに対する攻撃を実施、最初の 10 分間だけで 38 発・合計 40,000lb の爆弾を投下した。主要目標 3 ヶ所に対する攻撃に使用したのは B-1B×2 機と F-16×4 機で、まず B-1B が爆撃航過を 2 回ずつ実施、その後に F-16 が進入した。さらに、第 3 歩兵師団・第 3 戦闘航空旅団・第 3 航空聯隊・第 1 大隊の AH-64 攻撃ヘリコプターも参加。同隊の AH-64 は 1 月初頭から当地で休みなく戦闘を続けている。
8 日に Muqdadiyah で、"Operation Phantom Phoenix" の支作戦・"Operation Raider Harvest" に参加して前路啓開を行っていた米陸軍・第 2 歩兵師団・第 4 SBCT・第 38 工兵中隊の工兵車両が IED 攻撃に遭遇。死傷者は出ていない。その際に、現場近くの民家から犯人らしき複数の人物が立ち去る様子が、上空の航空機から目撃された。そこで、その航空機がミサイル攻撃を実施、敵 4 名が死亡、3 名が負傷。問題の建物は、アルカイダ関連組織のアジト件武器集積所として使われていた模様。
Mahmudiyah 南西で、聯合軍がアルカイダ関連組織の関係者 1 名を拘束。そのほか、交戦で敵 1 名が死亡、7 名が拘束されたほか、武器集積所を発見。Baghdad では、自爆テロ用に爆発物や車輌を手配していたお尋ね者を拘束した。外国人テロリストの手引きを行っている組織や、イラク国内外のスンニ派組織とも関連がある模様。Mosul では、Hawija で暗殺を行っていたアルカイダ関連組織のメンバーを拘束。
Samarra では、Raga Village で活動しているアルカイダ関連組織の首領とその他 3 名を拘束。外国人テロリストの手引きを行っている組織の幹部や、アルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする作戦による。それとは別件で 4 名を拘束しているが、こちらは Samarra や Salahuddin で活動しているテロ組織の関連。
9 日に Baghdad の Nissan 地区で、米陸軍・第 16 歩兵聯隊・第 2 大隊・A 中隊の兵士が武器集積所を発見。内訳は、銅板、EFP 2 発、RPG 2 発、AK-47 自動小銃、105mm 砲弾 5 発、対人地雷 8 発、ワイヤー、口径不明の砲弾 3 発。地元住民の通報による。
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こぼれ話
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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