今週の軍事関連ニュース (2008/01/18)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

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一般ニュース

新世代登場 (AFNews 2008/1/16)
アリゾナ州 Luke AFB の 56th FW/63rd FS で実施している F-22A 導入訓練課程 (Raptor Lead-in course) に初めて、他の戦闘機の操縦経験を持たないパイロット 4 名が加わった。この課程は 5 週間で、F-16 を使って高 G 機動、夜間飛行、空中給油など、F-22A 操縦に必要な経験を積ませるのが目的。
これに先立ち、テキサス州 Randolph AFB で T-38 を使って実施している戦闘機基本課程 (Fighter Fundamentals Course) に 8 名の新人パイロットが入校、その中から最終的に 4 名を選抜して F-22A 導入訓練課程に送り出した。

予定は未定にして… ? (USAF 2008/1/16)
米空軍参謀総長の T. Michael Moseley 大将は、ウェポン・システム配備に関する最新ロードマップを公表した。機種別に配備先についてまとめたもので、これを基にして現行機種代替のための検討を進めることになる。機種更新に際しては、単に施設などの問題だけでなく、NEPA (National Environmental Policy Act.) に基づく環境影響評価も必要。(訳注 : 新型機種でも、すでに配備済みの分は含んでいない)
  • [Gloval Vigilance] MQ-1 Predator (FY2015) :
    • Cannon AFB, NM
    • Ellington Field, TX
    • Fort Huachuca/Davis-Monthan AFB, AZ
    • Grand Forks AFB/Hector International Airport, ND
    • March Air Reserve Base/Southern California Logistics Airport, CA
  • [Gloval Vigilance] RQ-4 Global Hawk (FY2015) :
    • Grand Forks AFB, ND
    • Andersen AFB, GU (Guam)
  • [Gloval Vigilance] Distributed Common Ground System (Processing, Exploitation, and Dissemination of Intelligence Data, FY2015) :
    • Hulman Regional Airport, IN
    • Otis ANGB, MA
  • [Global Reach] KC-X (FY2015) :
    • Altus AFB, OK
    • Edwards AFB, CA
    • Fairchild AFB, WA
    • Grand Forks AFB, ND
    • MacDill AFB, FL
  • [Global Reach] KC-X (FY2030) :
    • Altus AFB, OK
    • Andrews AFB, MD
    • Bangor IAP, ME
    • Birmingham IAP, AL
    • Edwards AFB, CA
    • Eielson AFB, AK
    • Fairchild AFB, WA
    • Forbes Field, KS
    • Grand Forks AFB, ND
    • Grissom ARB, IN
    • Hickam AFB, HI
    • Lincoln Municipal Airport, NE
    • MacDill AFB, FL
    • March ARB, CA
    • McConnell AFB, KS
    • McGhee Tyson Airport, TN
    • McGuire AFB, NJ
    • Pease ANGB, NH
    • Phoenix Sky Harbor IAP, AZ
    • Pittsburgh IAP, PA
    • Rickenbacker IAP, OH
    • Salt Lake City IAP, UT
    • Scott AFB, IL
    • Selfridge ANGB, MI
    • Seymour Johnson AFB, NC
    • Sioux Gateway Airport, IA
    • Tinker AFB, OK
  • [Global Reach] C-27B (JCA : Joint Cargo Aircraft, FY2030) :
    • WK Kellogg Airport, MI
    • Bradley IAP, CT
    • Hector IAP, ND
    • Key Field, MS
    • Luiz Munoz IAP, PR (Puerto Rico)
    • Mansfield Regional Airport, OH
    • Martin State Airport, MD
  • [Global Power] CSAR-X (Combat Search and Rescue Helicopter, FY2015) :
    • Kirtland AFB, NM
    • Moody AFB, GA
    • Nellis AFB, NV
  • [Global Power] CSAR-X (Combat Search and Rescue Helicopter, FY2030) :
    • Davis-Monthan AFB, AZ
    • Francis-Gabreski ANGB, NY
    • Kirtland AFB, NM
    • Elmendorf AFB, AK
    • Moffett Field, CA
    • Moody AFB, GA
    • Nellis AFB, NV
    • Patrick AFB, FL
  • [Global Power] F-35A Lightning II (FY2015) :
    • Edwards AFB,CA
    • Eglin AFB, FL
    • Hill AFB, UT
    • Luke AFB, AZ
    • Nellis AFB, NV
    • Shaw AFB, SC
    • McEntire ANGB, SC
  • [Global Power] F-35A Lightning II (FY2030) :
    • Andrews AFB, MD
    • Barksdale AFB, LA
    • Boise Air Terminal, ID
    • Buckley AFB, CO
    • Burlington IAP, VT
    • Dannelly Field, AL
    • Davis-Monthan AFB, AZ
    • Des Moines IAP, IA
    • Duluth IAP, MN
    • Edwards AFB,CA
    • Eglin AFB, FL
    • Eielson AFB, AK
    • Fort Smith Municipal Airport, AR
    • Fort Wayne IAP; IN
    • NAS JRB Fort Worth, TX
    • Hill AFB, UT
    • Homestead ARB, FL
    • Kelly Field Annex, TX
    • Kirtland AFB, NM
    • Luke AFB, AZ
    • Madison Truax Field, WI
    • Martin State Airport, MD
    • Moody AFB, GA
    • Mountain Home AFB, ID
    • Nellis AFB, NV
    • Selfridge ANGB, MI
    • Seymour Johnson AFB, NC
    • Shaw AFB, SC
    • McEntire ANGB, SC
    • Sioux Falls Joe Foss Field, SD
    • Toledo Express IAP, OH
    • Tucson IAP, AZ
    • Tulsa IAP, OK
    • Whiteman AFB, MO
  • [Global Reach] F-35A Lightning II or F-22 Raptor : ※この項のみ、米空軍の Web サイトには掲載がない
    • Atlantic City IAP, NJ
    • Barnes ANGB, MA
    • Fresno Air Terminal, CA
    • Great Falls IAP, MT
    • Jacksonville IAP, FL
    • Klamath Falls IAP, OR
    • NAS JRB New Orleans, LA
    • Portland IAP, OR
  • [Global Power] F-22 Raptor (FY2015) :
    • Hickam AFB, HI
    • Holloman AFB, NM
  • [Global Power] Next-Generation Bomber (FY2018) :
    • Dyess AFB, TX
    • Ellsworth AFB, SD
  • [Global Power] Next-Generation Bomber (FY2030) :
    • Barksdale AFB, LA
    • Minot AFB, ND
  • [Global Power] MQ-9 Reaper (FY2015 & FY2030) :
    • Cannon AFB, NM
    • Fort Drum, NY
    • Syracuse, NY
  • [Global Power] CV-22 Osprey (FY2015) :
    • Cannon AFB, NM

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/16)
  • ロシアの Vladimir Putin 大統領は、伊 Alenia Aeronautica 社による SCAC (Sukhoi Civil Aircraft Co.。製品には SuperJet-100 がある) への出資比率引き上げを承認。株式の 25% プラス 1 株を保有することになる。なお、両社は Superjet-100 の海外販売を進めるためにジョイント・ベンチャー SuperJet International (Alenia : 51%、SCAC : 49%) を設立している。
  • カナダ政府は米 Lockheed Martin 社に対して、C-130J×17 機を 14 億カナダドル (13 億 7,000 万ドル) で発注した。初号機は 2010 年末にデリバリーの予定で、入れ替わりに既存の旧型 C-130×14 機が退役を開始する。機体とは別に 20 年分の兵站支援業務契約 (ISS : In-Service Support) についても協議中で、こちらは 32 億カナダドルほどになる見込み。その際、Lockheed Martin 社はコンペティションを実施して、作業を担当するカナダ国内の企業を選定することになっている。この件はもともと昨年夏に機体発注契約の予定だったが、カナダ国内企業へのベネフィットに関する問題を解決するために遅れた次第。結局、ベネフィットの大半をサポート業務で実現する形で決着。
  • ポーランドは GDP の 1.95% を国防予算に充てており、そのうち 20% を装備近代化経費としているが、Bogdan Klich 国防相は「それでもまだ不足している」と訴えている。ポーランド軍では 2012-2015 年にかけて旧ソ聯製装備の大半を退役させる計画で、その代わりとなる新装備の調達案件がいろいろ存在している。しかもその一方では、イラク・アフガニスタンへの部隊派遣任務も抱えている状況。
  • 8/1 付で退任するデンマーク軍司令官・Hans Jesper Helsoe 大将の後任が、Tim Sloth Jorgensen 海軍少将に決まった。
  • シンガポールの Teo Chee Hean 国防相が 1/13-18 にかけて訪米、Robert Gates 米国防長官と会談する。議題は両国間の軍事的協力関係、アジアの地域的安全保障、イラク・アフガニスタンの再建問題。このほか、 John Negroponte 国務副長官、三軍の長官、James Jeffrey 国家安全保障問題担当次席補佐官とも会談、CSIS (Center for Strategic and International Studies) が開催する Statesmen's Forum に参加してアジアの安全保障状況に関するレクチャーを実施、Boeing 社では F-15SG の生産ラインを視察する。
  • ウクライナの大統領府は 16 日、1 年以上にわたる頓挫を経て、NATO 加盟に向けた次の段階に駒を進める用意ができたと言明。2004 年の "Orange revolution" の後で Viktor Yushchenko 大統領 (当時) は NATO 加盟を目指す方針を表明したが、2006 年に首相に就任した Viktor Yanukovich 氏はこれに反対。しかし 2007 年に就任した Yulia Tymoshenko 首相は加盟推進派で、MAP (Membership Action Plan) への参加を申し入れている。4 月にルーマニアの Bucharest で開催する NATO 首脳会議の後で、回答を得られると見込んでいるところ。

大モメの輸出案件 (Congressman Robert Wexler & VoA via Defense-Aerospace.com 2008/1/15, VoA & DSCA via Defense-Aerospace.com 2008/1/16)
George Bush 大統領は議会に対して公式に、JDAM テールキット×900 セットの対サウジアラビア輸出の件を通告して承認を求めた。すでに明らかにしている、ペルシア湾岸諸国に対する総額 200 億ドルの兵器輸出の一部となる、1 億 2,300 万ドルの案件。DSCA (Defense Security Cooperation Agency) が 2008/1/14 (Web に掲載したのは翌日) に公表した文書では、内容は以下の通り。
  • JDAM (Joint Direct Attack Munition) テールキット×900 (GBU-38/B (Mk.82) 用×550、GBU-31/B (Mk.84) 用×250、GBU-31/B (BLU-109/B) 用×100)
  • 爆弾のコンポーネンツ、任務計画機材、F-15S へのインテグレーション、文書・マニュアル類、スペアパーツ、補修用パーツ、エンジニアリング/テクニカル・サポート業務など
これに対して Anthony Weiner (D-NY) Robert Wexler (D-FL) の両議員は、サウジアラビアはテロリストのスポンサーであるとして JDAM の輸出に反対を表明。実際、イラクで活動している自爆テロリストの 45% がサウジ出身というデータがあるほか、Riyadh の Muhammad Ibn Saud Islamic University は "テロリスト養成所" だという指摘も。さらに、石油価格の上昇に対してサウジが有効な手を打たないことで「対テロ戦争や中東平和の邪魔をしている」という主張もある。
すでに米議会では、超党派の議員 100 名以上 (下院だけで 51 名) が大統領に対して JDAM の対サウジ輸出に対する反対を申し入れており、阻止、あるいは輸出規模の縮小を求めていく意向。ちなみに今回の件、イスラエルは阻止を求めておらず、下院外交委員会の長を務める Tom Lantos 氏も阻止するつもりはないとしている。
アメリカでは Arms Control Export Act of 1976 の規定により、大統領は兵器輸出について議会の承認を求める必要があり、議会はそれを阻止する場合には 30 日以内に Joint Resolution of Disapproval を 2/3 以上の賛成で可決する必要がある。サウジアラビアがらみでは、1985 年にこれで F-15 の輸出を止めたことがある。それ以外でも、AWACS などの輸出が議論を呼んだことがある。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/16)
  • フィンランドの Jyri Hakamies 国防相は Finnish Broadcasting Company の取材に対して、北欧諸国による共同装備調達の可能性について言及した。すでにノルウェー・スウェーデン両国との間でまとめている、共同調達が可能と考えられる装備品のリストが土台になるとのこと。この件は、次の国防政策レポートにも盛り込むことになる。(STT Finnish Government news)
  • Naval Base Guam の Bravo Wharf で 1/11 に、SSGN 受け入れのための施設改修工事が実現したことを祝うセレモニーが開催された。2008 年夏に全工程を完了する予定。5,070 万ドルを投じた MILCON (military construction) 案件で、担当したのは Black Construction Corp.。担当部署は NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command)) Pacific、施工監督は NAVFAC Marianas による。Apra Harbor に通じる水路や泊地の浚渫、桟橋などの施設拡張、消防・照明・繋留・給水施設の強化といった内容。これにより、SSGN だけでなく Ticonderoga 級イージス巡洋艦の受け入れも可能になった。なお、前日の 10 に USS Ohio (SSGN-726) が Guam に到着している。(US Navy)
  • 韓国政府は今年、宇宙関連計画に 3,164 億ウォン (3 億 3,720 万ドル) を投入すると発表した。まず、多用途衛星×3 機に 1,266 億ウォンを投入する。これは、2006 年 7 月に打ち上げた Arirang 2 に続いて、0.7m の解像度を持つ Arirang 3、赤外線映像を撮影できる Arirang 3A、レーダー画像を撮影できる Arirang 5 を打ち上げるもの。そのほか、静止型通信衛星に 707 億ウォン、さらに気象衛星にも資金を回す。将来型衛星の研究開発には 2,012 億ウォンを配分する。また、Naro Space Center (South Jeolla Province) を完成させるほか、12 月に打ち上げ予定の KSLV-1 (Korea Space Launch Vehicle-1) にも資金を回す。長期的には、2020 年までに月の無人探査を実現する考え。(Korea Overseas Information Service)

よくあるパターン (DefenseNews 2008/1/14-15)
  • 仏 Le Monde 紙が 14 日、Abu Dhabi に仏海軍の艦艇を複数隻配備する (the possibility of stationing several naval units in Abu Dhabi) 件について、フランスと UAE が 15 日に合意をまとめると報じた。これに対して、仏国防省はコメントを拒否。いまのところ、仏海軍はアフリカ東部の Djibouti に拠点を置いているが、Hormuz 海峡やイランに近いペルシア湾には常設の拠点を持っていない。

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  • UAE を訪問した Nicolas Sarkozy 仏大統領は 15 日、UAE におけるフランス軍の常駐に関する合意を取り付けた。基地施設は 2009 年に稼働開始して、400-500 名を常駐させることになる。そのフランス、前日にはカタールとの間で核エネルギー開発における協力合意を取り付けている。フランスはすでにアルジェリアやリビアとの間で、民生用の核技術に関する協力合意を実現しているほか、UAE についてもフランス企業による原子炉設置の話がある模様。

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/15)
  • LANL (Los Alamos National Laboratory) のディレクターを務める Michael Anastasio 氏は、同研究所への予算配分減少や、一般的にみられる科学技術研究への資金投下減少に警鐘を鳴らして、テロリズムやエネルギー問題といった新手の脅威に対処するためにも、科学技術研究にもっと力を入れるべきだと主張。
  • イタリア空軍参謀総長の Vincenzo Camporini 大将が 2/12 付でイタリア軍の参謀総長に転じるために必要となった後任について、1/11 に Daniele Tei 大将 (61) が就任した。同大将の前職は Air Command 司令官。パイロットとして Fiat G91R や F-104 を飛ばした後、研究開発部門や兵站部門を担当、航空団司令、試験部門、情報・保安部門、訓練部門などを指揮した経歴がある。
  • 米空軍・第 9 航空軍 (訳注 : USCENTCOM の空軍コンポーネントでもある) 司令官の Gary North 米空軍中将は、イラク空軍が 2011-2012 年頃に戦闘機を装備することになる、という見通しを示した。現在、イラク空軍は観測機・ヘリコプター・輸送機・訓練用の軽飛行機ぐらいしか装備していない。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/15)
  • Financial Times 紙が、英国防省が新型空母を含む複数の新装備について、予算不足を緩和するために調達スケジュールの先送りを検討していると報じた件について、英国防省はこれを否定。(MoD UK, Conservative Party)
  • スイス連邦検察 (Federal Prosecutor's Office) は、Zug 県の ABB 社をイランに対する不正輸出のかどで、2-3 ヶ月以内に連邦裁判所 (Federal Criminal Court, Bellinzona) に告発する考え。軍民双方の製品について、正規の手続きを経ないで対イラン輸出を行ったためとしている。2006 年 10 月から警察が捜査を進めてきていた。(Swiss Info)

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/14)
  • アメリカのシンクタンク 2 ヶ所 (Center for Strategic and International Studies と U.S. Institute of Peace and the Asia Foundation) が 2007 年 6 月に、北朝鮮の核問題に関して中国の北朝鮮問題専門家に取材した結果を、報告書 "Keeping an Eye on an Unruly Neighbor" としてリリースした。それによると、2006 年 10 月に北朝鮮が実施した核実験は中国からみると "反抗" であり、以前なら支持しないとみられていた国連安保理決議 1718 号について、支持に回る原因になったとしている。また、核実験の前には軽微なものにとどまっていた北朝鮮への圧力も、核実験後には強まったとした。ただし、北朝鮮との同盟関係を潰すのではなく、むしろ強化して体制を安定化させるのが最終目的。その理由は、北朝鮮の体制が不安定化して中国に難民が押し寄せる事態や、韓国による半島再統一といった事態を避けるため。たとえば、金正日総書記が後継者への権限委譲を済ませないうちに急死するような事態になり、それによって不安定化して難民流入の可能性が生じれば、中国は国境封鎖や北朝鮮への人民解放軍の投入に出て、人道支援や平和維持、さらに核関連施設などの "汚染除去" に乗り出すだろうとしている。
  • インド国防省は 14 日、Singapore Technologies 社と BAE Systems 社に対して 155mm/39 軽量牽引砲×145 門の調達に関する RfP をリリースした。インドでは 1999 年に Kargil で発生した戦闘の後で、30 億ドルを投じて手持ちのロシア製榴弾砲を 155mm 口径に代替する計画を立てている。そして、Jammu や Kashmir、あるいは中国との国境地帯で運用するには、軽量の砲が必要というわけ。
  • イギリスの Des Browne 国防相はアフガニスタンについて、テロリストの訓練キャンプを作らせるわけにはいかないとしてコミットメントを継続すると表明、規模は縮小に向かうとしても、今後数十年間にわたって関与が続くだろう、と発言した。
  • NATO とロシアは、昨年 11 月に実施を予定していたものの、MD エレメント配備問題が原因で延期になっていたコンピュータ・シミュレーション演習を、ドイツで実施する件について合意した。NATO 各国から 60 名ほどとロシア軍からの参加者を得て、1/16-25 にかけて Munich 近くの Simulation and Integration Test Center で実施する。2004 年に EU とロシアの合同演習としてスタートしたもので、2005 年にオランダ、2006 年にロシアで実施、今回で 4 回目。将来的な相互運用性の実現を実現するための基盤作りが目的だとしている。過去には指揮・統制・作戦遂行を演練したが、今回は部隊展開のための計画段階に重点を置く。
  • 米海軍は、第 4 艦隊の復活を検討中。フロリダ州 Mayport を拠点として中南米を担当、司令官は米南方軍 (USSOUTHCOM) の海軍コンポーネント・NavCouth (Naval Forces Southern Command) 司令官と兼任にする構想になっている。米中央軍 (USCENTCOM) の海軍コンポーネント・NAVCENT と同様に固有の艦艇は配属しない考え。先代の第 4 艦隊は第二次世界大戦中の 1943 年 3 月に発足、南大西洋で ASW を担当して、戦後の 1950 年に解隊・第 2 艦隊に吸収された。
  • 米海軍は、艦船、あるいは艦上に搭載した部隊の所在をネットワーク経由で把握して、現場の部隊が作戦行動を発起するために必要な情報を得られるようにする "actionable intelligence" システム (a.k.a. maritime domain awareness technology) の導入に乗り出した。担当部門は SPAWAR (Naval Space and Naval Warfare Systems Command)、既存のテクノロジーを組み合わせて、ONI (Office of Naval Intelligence) がフィルタリングする形で実現する。ONI や ONR (Office of Naval Research) と組んで作業を進めており、すでに 3,000 万ドルを支出、8 月から初期段階のシステムが稼働を開始する予定で、今年だけで 3 億ドルを投じる。
  • 米海軍では、自国内の港湾における掃海作業を民間企業にアウトソースする検討を進めている。昨年 12 月に San Diego で沿岸警備隊と組んで機雷探知の演習を実施、UUV による探知実験に成功しており、「外注化に必要なテクノロジーは、すでに民間側に存在する」としている。同様の演習を今年、メイン州とハワイ州でも実施してみる予定。米海軍では Osprey 級機雷掃討艇をすべて退役させており、この手の任務に使用できる艦艇の手持ちがない (ただし米海軍では、ヘリコプターやダイバー、水中生物の方が迅速な対応が可能で、機雷掃討艇より有用だとしている)。なお、唯一の対機雷戦艦艇・Avenger 級については、バーレーンに 4 隻、日本に 2 隻、テキサス州の NS Ingleside に 8 隻を配備しており、うち 6 隻を訓練用として 2009 年に San Diego に移駐させる予定。ただ、これらは深海での機雷掃討を任務とする艦で、港湾掃海には不向き。また、同級は 2016 年から順次退役の予定となっている。そのほかに対機雷戦に使える資産としては、2018 年までに 30 隻を揃える予定の LCS (Littoral Combat Ship) がある。
  • ヴァージニア州 Arlington で開催された、AUSA (Association of the United States Army) Institute of Land Warfare Aviation Symposium and Exposition で、AGM-114 Hellfire に代わる新型空対地ミサイル、JAGM (Joint Air Ground Missile) の構想が取り上げられた。AH-64、AH-1Z、F/A-18E/F、UAV などに搭載する想定で、誘導には赤外線、レーザー、あるいは RF (Radio Frequency) を使用、RF とレーザーの組み合わせによって柔軟性を実現するとしている。29t 級の AFV を輸送できる大型ヘリ・JHL (Joint Heavy Lift) については、2008 年に 1,100 万ドルの予算を組んで研究を開始、25 億ドルかけて 2010 年にデモンストレーターを複数機製造する考え。
  • 米 Northrop Grumman Ship Systems 社は、LCS (Littoral Combat Ship) がコケた事態に備えて、安価かつ迅速な導入が可能な代替案として、米沿岸警備隊向けの NSC (National Security Cutter) をベースとする PF (Patrol Frigate) を米海軍に売り込んでいる。使用する兵装などの互換性は高く、速力は 15kt 落ちる代わりに 2 ヶ月長く展開できるとしている。2012 年に 1 番艦を送り出すことができ、1 隻あたり 4 億ドル (官給品を除く) とした。もっとも、海軍側は乗り気ではなく「そんな要求はしていない」との態度。
  • 米軍の特殊作戦部隊は、カナダの政治学者・Laure Paquette 教授 (Lakehead University,Thunder Bay, Ontario) に助言を仰ぎ、JSOU (Joint Special Operations University, Hurlburt Field, FL) と組んで対反乱戦に関する研究を進めているところ。4 月には研究結果がまとまる予定。

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/16)
  • Global Fleet Sales, Inc. (Charlottesville, VA) は米陸軍から、警務用の軽車両 (police light tactical vehicle) とスペアパーツに関する契約 2 件を、それぞれ $84,220,350 と $71,996,997 で受注した。TACOM, Warren, MI (いずれも W56HZV-07-D-G002)
  • Sigmatek, Inc. (Elk Grove Village, IL) は米陸軍から、M3 三脚を $9,244,642 で受注した。TACOM-RI, Rock Island, IL (W52H09-08-D-0147)
  • BAE Systems (Bellevue, NE) は米空軍から、APS (Air Vehicle Planning Software) を 4,250 万ドルで受注した。有人・無人の戦闘機や偵察機、巡航ミサイル、空中給油機といったものを対象にして、任務計画を自動作成するもの。レポートや任務管理の機能も提供する。55 CONS, Offutt AFB, NE (FA4600-08-D-0001)
  • General Atomics Aeronautical Systems (San Diego, CA) は米空軍から、MQ-9 Reaper Weaponized Aircraft を $16,190,443 で受注した。コンテナ、30 日分の pack-up kit、初期分のスペアパーツも含む。658th AESS/PK (Predator Contracting Group), Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-05-G-3028-0041)
  • Booz Allen Hamilton (Norfolk, VA) は米海軍から、全米各地で実施する変更管理、バリアの識別・除去、エンタープライズ・パフォーマンス・メトリックスといった業務を $25,638,182 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年、すべて実現した場合の総額は $120,103,633。The Fleet and Industrial Supply Center Norfolk (N00189-08-D-0022)
  • CDI Marine Co. (Jacksonville, FL) は米海軍から、Norfolk Naval Shipyard (Portsmouth, VA) で実施する家庭のオーバーホール作業を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サポート業務を $6,769,176 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年、すべて実現した場合の総額は $36,617,208。The Fleet and Industrial Supply Center Norfolk (N00189-08-C-0022)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/16)
  • Thales Nederland 社は Compact Antenna Test Range で、1 月初頭に新型の対水上レーダー・SEASTAR の最初の試験を実施した。アンテナ一式を構成するパネルのうち 2 枚をレンジに設置して、ゲインや走査性能、レーダー・パネルとレドームの最適な間隔、他の構成要素にもたらす影響、といった項目の調査を実施。まずは、ビーム制御やアンテナ・パネルの設計といった分野で問題ないことを確認した。この SEASTAR レーダーは、まずオランダ海軍で導入することになっている。(Thales)
  • 米 Lockheed Martin 社は、S4R (Scalable Solid-State S-band Radar) の EDM (Engineering Development Model) を使用した DBF (Digital Beam-Forming) のデモンストレーションを、成功裏に実施したと発表した。これはイージス BMD 用のシグナル・プロセッサから派生した技術で、フェーズド・アレイ・レーダー (Active, Electronically-Steered Digital Array) のパターン制御を利用してビームを形成する。一般的なアナログ方式のビーム形成よりも高い性能を実現できるとしており、具体例としては、クラッターに強くなる、同時に複数のビームを形成して探知・追跡を効率的に実現できる、といったものを挙げている。S4R EDM は、SiC (Silicon Carbide) ベースの高出力送受信 (T/R : Transmit/Receive) モジュールを使用しており、一般的な素材よりも発熱の面で有利。また、出力アップによってレンジを拡大できるほか、探知精度も向上するとしている。今後、これを研究室から艦隊に送り出して、防空、巡航ミサイル防衛、弾道ミサイル防衛、目標捕捉対応、沿岸作戦といった用途に適用することになる。(Lockheed Martin)
  • BAES Systems 社は、TARS (Theater Airborne Reconnaissance System) のデモンストレーションを成功裏に実施したと発表した。米空軍から 1,150 万ドルで受注している州兵航空隊向けの案件で、中高度を飛行する航空機から撮影した高解像度の映像データを、地上にリアルタイム送信してくるデータリンクを実現するもの。受信したデータを直ちに地上の専門家が解析できるので、偵察機が戻ってくるのを待つ必要がない。機材は F-16 を使い、Edwards AFB で試験を実施している。画像の収集・送信だけでなく、飛行の安全性についても空軍の要求を満たしているとする。データの記録には、従来のテープレコーダに代えてソリッドステート化した記憶装置を使用しており、着陸後に偵察ポッドからメモリ・カートリッジを取り外してデータを読み出すこともできる。(BAE Systems)
  • 英 Cobham 社は、アメリカでの商機拡大を企図して、システム・エンジニアリング企業の SPARTA Inc. (Washington D.C.) を買収すると発表した。買収額は 4 億 1,600 万ドル (債務肩代わりを含む)。そのうち 3 億 8,100 万ドルを直ちに支払い、残り 3,500 万ドルは今後 3 年かけて支出、従業員株主の未行使オプション分 (unvested options) に充てる。株主 (SPARTA 社の従業員) から承認を得て、2008 年の第二四半期に買収完了の予定。SPARTA 社は 2006 年末の時点で 2 億 9,730 万ドルの売上と 2,860 万ドルの営業利益を計上、2007/9/30 の時点で 1 億 2,200 万ドルの総資産を持つ。(Cobham)
  • 米空軍は米 Harris 社を、NSOM (Network and Space Operations and Maintenance) 計画の主契約社に選定した。Harris IT Services 社が主導する企業チーム (Lockheed Martin Information Technology, L-3 Communications Titan Group, Faith Enterprises Incorporated, ASRC Aerospace, Arctic Slope World Services, Nortel Government Solutions, and Gunther Douglas の各社で構成) が担当することになる。基本契約に加えてオプション契約 6 件、すべて実現した場合の総額は 4 億 1,000 万ドル、6 年半の案件になる。対象となるのは、50th SW (Space Wing) がコロラド州 Colorado Springs を初めとして全世界に展開している衛星管制網 (AFSCN : Air Force Satellite Control Network)。これは地上管制ステーションと運用管制ノード、通信網で構成しており、軍が運用する各種衛星の打ち上げと運用を管理するもの。Harris 社は過去 7 年間にわたり、50th SW に対して MCOM (Mission Communications and Operations Maintenance。Schriever AFB と Onizuka AFS で AFSCN の通信網をサポート) や OSSS (Operational Space Services and Support。AFSCN に加えて GPS も対象) の業務を手掛けてきた経験があり、その多くが NSOM に取り込まれている。(Harris)
  • EADS Defence & Security (DS) 社は、ドイツ軍の NH90 ヘリに障害物警報システム・HELLAS を納入・装備すると発表した。150 セットの MilOWS (Military Obstacle Warning Systems) を 5,500 万ユーロで受注したもの。HELLAS はレーザー・ベースの電子光学システムによって前方の障害物 (例 : 送電線) を 1km 以上手前から発見して、動画や FLIR 映像を通じてパイロットに警報を発するもの。実戦的な各種環境下でシステムの機能やセンサーの能力を検証するテストも予定しており、すでに Ottobrunn にある Eurocopter 社のテストリグではインターフェイスの動作に関するデモンストレーションを実施。量産型の配備開始は 2009 年を予定している。なお、このシステムが発するレーザー・ビームが人の目に悪影響を及ぼすことはない。(EADS Defense & Security)
  • BAE Systems 社は米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA : Naval Sea Systems Command) から、USS Bunker Hill (CG-52) のメンテナンス・補修・近代化改修を 3,100 万ドルで受注した。BAE Systems Ship Repair (Norfolk, VA) が作業を担当することになっており、期間は 2008/2/13-2009/2、平均 300 名が参加する。乾ドックで行う作業と岸壁で行う作業があり、蒸気駆動の機器をすべて電動化するほか、ステンレス製のサニタリー関連機材を更新、腐食対策の強化、タンクや水線下の維持管理、兵装・センサー・通信システムの更新といった作業を実施する。(BAE Systems)
  • Deloitte Consulting LLP の Aerospace and Defense industry group によると、アメリカの航空宇宙・防衛産業はサプライチェーンがらみのリスク要因を抱えており、これを解決しないとまずいことになるという。コスト上昇だけでなく、品質低下やスケジュール遅延の問題があり、対策としてサプライチェーンの最適化が必要という指摘。航空宇宙関連のプログラムが巨大化・複雑化したことでサプライチェーンもグローバルなものになっているのが原因。対策として、「サプライチェーンと事業戦略の整合性実現」「複数の供給ルート確保」「整合性の取れたサプライチェーン計画の実現」「サプライチェーンの戦略的管理」「リスク軽減対策の実現」といった点を挙げている。(Deloitte Consulting LLP)

コロンビア軍の宝石となるか ? (DID 2008/1/15)
米 FLIR Systems 社はコロンビア国防省から、安定化機能付きのマルチセンサー・ターレット、Star SAFIRE HD 本体と、同社からライセンスを受けてコロンビアの Bogota で実施する関連サポート・訓練・インテグレーション業務を、総額 1,300 万ドルで受注した。すでに同社製品はコロンビア空軍の Super Tucano で採用実績があるが、今回のものはヘリコプター搭載用。2008 年後半にデリバリーの予定。
Star SAFIRE HD は昼夜両対応で 6 自由度の安定化装置と 120 倍ズームのレンズを持ち、昼光用カメラ、低光量カメラ、FLIR (640×512 アレイ)、レーザー目標指示器、位置標定用 IMU (Inertial Measurement Unit) の組み合わせ。ターレットの直径は 15in、重量 120lb。
そのコロンビアは最近、中古 UH-60L×15 機をアメリカから購入、FAC (Fuerza Aerea Colombiana) と BRIAV (Brigada XXV de Aviacion del Ejercito) に配備する。これにより、UH-60 Arpias×29-45 機、UH-1 Huey-I/II×45-50 機、Mi-17×16 機の陣容となる。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/15)
  • Force Protection Industries Inc. (FPII) (Ladson, SC) は米海軍から、MRAP Category I と同 Category II を対象とする ILS (Integrated Logistic Support) 契約を $74,130,482 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5031/#0003, #0005)
  • Lockheed Martin Maritime Systems and Sensors (Manassas, VA) は米海軍から、ブラジル海軍の Tupi 級潜水艦が装備する ICS (Integrated Combat System)や、フランク・アレイを含むソナーの近代化改修に関連する、導入・試験・兵站支援業務を $35,291,854 で受注した。FMS 案件。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-6271)
  • Nova Group, Inc. (Napa, CA) は米海軍から、MCAS (Marine Corps Air Station) Miramar の燃料貯蔵・供給システムを交換する工事を $25,985,000 で受注した。4,452 キロリットル (28,000 バレル) 入りの地上設置型燃料タンク×3 基、190 L/s (3,000 gal/min) の能力を持つポンプ・ステーション (シェルター格納型)、燃料トラック用の搭載ステーション、燃料の移送・分配システムなどで構成する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-08-C-3514)
  • ViaSat Inc. (Carlsbad, CA) は米海軍から、UHF (Ultra High Frequency) 衛星通信 (SATCOM : Satellite Communications) 機材を $20,000,000 で受注した。米海軍に加えて同盟国海軍も使用するもので、以下の機材が対象。
    • MD-1324 UHF SATCOM モデムと関連機材
    • TS-4528 DAMA (Demand Assigned, Multiple Access) orderwire チャネル・コントローラ、訓練システム、関連機材
    • RT-1828/29/30/31 UHF SATCOM 端末と関連機材
    • SA-2768 広帯域 RF (Radio Frequency) スイッチ
    米海軍向けが 80%、ドイツ・スペイン・オランダ・カナダの各国を対象とする FMS がそれぞれ 5% ずつ。Space and Naval Warfare Systems Center, San Diego, CA (N66001-08-D-0022)
  • Pratt & Whitney, Military Engines (East Hartford, CT) は米海軍から、F135 エンジンの SDD (System Development and Demonstration)フェーズのうち、CTOL (Conventional Take Off and Landing) 型のノズル・シールを開発・承認する件に関する修正契約を $9,000,000 (ceiling) で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-02-C-3003)
  • Raytheon Network Centric Systems, Inc. (Marlborough, MA) は米空軍から、Minuteman Minimum Essential Emergency Communications Network Program に関連する、AEHF (Advanced Extremely High Frequency) 衛星通信対応のためのアップグレード改修を $37,453,867 で受注した。ターミナル・オペレーターの管制機能を改善するためのもの。ESC (Electronic Systems Center), AFMC, Eglin AFB, FL (FA8726-08-C-0004) [ちなみに AEHF 計画の予算状況はというと、FY2006 : 11 億 6,000 万ドル (調達 5 億 2,190 万ドル、RDT&E 6 億 3,920 万ドル)、FY2007 : 6 億 3,090 万ドル (RDT&E のみ)、FY2008 : 6 億 1,100 万ドル (調達 780 万ドル、RDT&E 6 億 320 万ドル)。FY2008 の RDT&E 費で 1-2 号機の組み立て・インテグレーションと地上管制システムの開発継続。by DID 2008/1/17]
  • Food Services Inc. (Mount Vernon, WA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの給養業務を $33,000,000.00 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-04-D-3076)
  • Shamrock Foods Service (Commerce City, CO) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・空軍向けの給養業務を $6,304,673.60 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3219)
  • General Dynamics Land Systems (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、(訳注 : M1A2 戦車の) SEP (System Enhancement Package) アップグレードを $12,440,172 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-06-G-0006)
  • BAE Systems Land and Armaments, Inc. (York, PA) は米陸軍から、M2 Bradley 歩兵戦闘車に装備する改良型の座席 (Bradley Advanced Survivability Seats) を $8,741,500 で受注した。TACOM LCMC, Warren, MI (W56HZV-05-G-0005)
  • CACI (Arlington, VA) は米陸軍から、州兵向けのメディア・プログラムをサポートする業務を $6,984,387 で受注した。National Guard Bureau, Arlington, VA (W9133L-08-F-0021)

今日の舌戦 (DefenseNews 2008/1/14, Boeing & EADS via Defense-Aerospace.com 2008/1/15)
EADS 社は、KC-X で同社案の採用が決まれば、空軍向け給油機の KC-30 に加えて民間向けの A330 もアメリカ・アラバマ州 Mobile の工場で製造する、と表明。[もちろんこれには、ドル安・ユーロ高対策という側面もあるのでしょうなあ]
一方、米 Boeing 社は「KC-767 は KC-30 より燃料消費が 24% 少なく、40 年間で 146 億ドルの節約になる」と主張。ちなみに、空軍が 2006 年に使った燃料費は 66 億ドル。
Boeing 社が提案している KC-767AT (Advanced Tanker) は 767-200 Long Range Freighter と称するもので、B.767-200ER の胴体、B.767-300F の主翼、降着装置、貨物室ドア、床、B.767-400ER のフライトデッキ、フラップを組み合わせた機体とのこと。KC-767 の貨物搭載量は KC-135 の 3 倍あるとしている。

まだまだ使うで ! (MoD UK via Defense-Aerospace.com 2008/1/15, BAE Systems via Defense-Aerospace.com & DID 2008/1/16)
英空軍は Tornado GR.4 と Harrier GR.9 に対して秘話通信装置や戦術データリンク (TIEC : Tactical Information Exchange Capability) を追加するアップグレード改修の実施を決定、BAE Systems 社に対して 2 件の契約を発注した。BAE Systems 社のリリースによると、Tornado GR.4 の分は 2 億 5,300 万ポンド、Harrier GR.9 の分は 8,400 万ポンドとなっており、国防省の数字 (総額 3 億 5,000 万ポンド、うち Harrier の分が 9,900 万ポンド) より少ない。なお、Harrier の契約は 5 億ポンドで受注している既存契約 (Harrier JUMP : Joint Upgrade and Maintenance Programme) の一環となるもので、総額 5 億 4,800 万ポンドの案件。
Tornado GR.4 には CUS(P) (Capability Upgrade Strategy (Pilot)) として、秘話通信装置、TIEC、それと Paveway IV レーザー誘導爆弾の運用能力を付加する。
一方、Harrier GR.9 には Capability E として、2 チャンネル目の秘話通信機を増設する。秘話通信装置は AWACS との交信用、戦術データリンク (TDL : Tactical Data Link) は地上から作戦情報をテキスト・フォーマットで機上に送信して状況認識の手段とするもの。同士撃ちの回避にも役立つ。なお、同機はターゲティング・ポッドとして、すでに AN/AQS-33 Sniper ATP を装備済み。
改修作業は、Tornado は BAE Systems 社 Warton 工場と RAF Marham、Harrier は RAF Cottesmore で実施する。TIEC は General Dynamics UK 社製、秘話通信機は Ultra Electronics 社製。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/15)
  • 米陸軍は MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) の次世代型、MRAP II の開発担当を BAE Systems 社など 2 社に決定、MRAP JPO (Joint Program Office) から 570 万ドルの契約を発注した。量産実現の暁には、20,500 両の量産に加えて、試験業務やスペアパーツ、兵站支援業務の発注も見込まれる。BAE Systems 社は、市街戦用の Category I MRAP II として Caiman 6x6 をベースとする試験車輌、多用途型の Category II MRAP II として RG-33 6x6 をベースとする試験車輌、合計 6 両を 2008 年 3 月に納入して試験に供する計画。同社では「RG-33 と Caiman は、搭載力・機動性・爆風に対する防護能力を最善のところでバランスさせた」と称している。製造担当の事業所は、Caiman が Sealy (TX)、Fairfield (OH)、Phoenix (AZ)。RG-33 は Santa Clara (CA)、York (PA)、Aiken (SC)、Anniston (AL)。また、Alexandria (VA) の事業所で対 RPG 装甲を開発する。(BAE Systems)
  • GDELS (General Dynamics European Land Systems) 社傘下の MOWAG GmbH は、2007/12/20 にスペイン国防省から 8x8 装輪 AFV・Piranha IIIC の追加発注分・21 両を受注したと発表した。Kreuzlingen の工場で製造して 2009-2014 年にかけてデリバリーの予定。第一陣・18 両はすでにスペイン海兵隊で運用中で、これで合計 39 両となる。21 両の内訳は 9 種類の派生型 (APC, Fire Capability, Command Post, Engineering, Ambulance, Recovery and Reconnaissance など) からなる。全長 6.3m、全幅 2.66m、総重量 22t、最高速度 100km/h、出力 400HP のエンジンと 7 速 AT の組み合わせ、独立懸架とタイヤ空気圧集中制御システム、NBC 防護装置、エアコンなどの装備を持つ。(MOWAG)
  • 米 TM&LS (Textron Marine & Land Systems) 社はブルガリア国防省から、M1117 ASV (Armored Security Vehicle)×7 両と 2 年分のサポート業務を、総額 1,020 万ドルで受注したと発表した。2008 年の第一四半期にデリバリーの予定。うち 6 両については、ISAF 派遣部隊で使用するためにアフガニスタンに直送する。さらに同型のもの、あるいは派生型を追加発注する可能性もある。ASV は多層装甲を持つ 4x4 の装輪 AFV で、C-130 で空輸可能、ウェポン・ステーション 2 ヶ所を備えており、車内から装填・再装填・弾詰まりの除去が可能。小改修により、偵察、兵員輸送、観測、指揮、回収といった多用途に対応可能。現在の用途としては、憲兵隊、野戦砲兵隊の前線観測 (COLT : Combat Observation and Lasing Teams) があり、米陸軍などのカスタマーを対象とする累計生産実績は 1,200 両を超える。(Textron)
  • 露 Ulan-Ude Aviation Plant は、クロアチア空軍に Mi-171Sh ヘリ×2 機をデリバリーしたと発表した。旧ソ聯時代の債務を現物返済するもので、2008 年 4 月までに 10 機を送り出すことになっている。(Ulan-Ude Aviation Plant)
  • 米 JCB Construction Equipment 社は米陸軍から、イラク・アフガニスタンで使用する HMEE (High Mobility Engineer Excavator) を受注したと発表した。2 億 900 万ドルの契約で 800 両をデリバリーする。60mph の速度性能を持つ世界最速のバックホー・ローダーで、ABS、自己診断コンピュータ、ランフラットタイヤ、転倒対策、2 人用空調付きキャブといった装備と、高い生存性を備える。(JCB)
  • 米 QinetiQ North America 社は、Ears Sniper Detection System のフィールド試験で良好な結果が出たと発表した。2007 年の 8-9 月にアフガニスタンで複数の火力支援基地に配備、今年初めからイラクでも配備を始めているもので、敵の狙撃を受けたときに、音響センサーを使って迅速に発射位置を突き止めるためのシステム。掌に載る程度、重量 6.4 オンスのセンサーが全周をカバーして、射撃時に発生する衝撃波や銃口の爆風を探知、しかも 50mph で走る車輌に乗っていても探知可能。もっと大型の、ブーム装備型の同種システムよりも汎用性に優れるとしている。システムが小型になることで浮いたスペースに、弾薬やその他の補給品を搭載できるというのが同社の言い分。(QinetiQ North America)
  • 米 Raytheon 社は、米海軍・NASA と組んで、RIM-116 RAM (Rolling Airframe Missile) ブロック 2 の風洞試験を完了したと発表した。カリフォルニアの NASA Ames Unitary Plan Wind Tunnel 施設で実施していたもので、4.5 週間で合計 164 時間の試験を実施、500GB 分のデータを記録した。ブロック 2 では新たに独立制御する 4 軸のコントロール・アクチュエータを備えるほか、ロケット・モーターを改良して射程を倍増させる。弾体は毎秒 15 回転する仕組み。これを再現する 75% スケールの模型を NAWC-WD (Naval Air Warfare Center Weapons Division) のサポートを受けて製造、それを風洞に持ち込んでテストした。この模型では、秒速 1,500 度の速度で作動するカナード・アクチュエータも再現している。(Raytheon)
  • 米 Lockheed Martin 社は米海軍に対して、3 基目の RMMV (Remote Multi-Mission Vehicle) をデリバリーしたと発表した。これは Arleigh Burke 級イージス駆逐艦や LCS (Littoral Combat Ship) に搭載する無人・半潜没式の対機雷戦機材。AN/WLD-1 RMS (Remote Mine-hunting System) を構成するサブシステムのひとつで、可変深度センサーでターゲットを探知・位置標定・識別する能力があり、全天候下で運用可能、ミッション・システムを構成する電子機器は交換可能で、見通し線以遠までリアルタイムのデータ送信が可能。2005 年に米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA : Naval Sea Systems Command) から低率初期生産分を受注しており、1 号基は 2007 年 4 月、2 号基は同年 8 月にデリバリー済み。さらに 4 基を 2006 年に受注している。製造を担当しているのは、フロリダ州にある Lockheed Martin 社の Riviera Beach 工場。(Lockheed Martin)
  • 米 Northrop Grumman 社は、Newport News と Ship Systems の 2 部門に分かれている造船部門を一本化して、2008/1/28 付で Northrop Grumman Shipbuilding を発足させると発表した。手持ちの能力と資産の有効活用、事業効率改善、カスタマーへのサポート改善が目的だとしている。Newport News 部門の社長と Northrop Grumman 社の副社長を兼任する C. Michael Petters 氏が、Northrop Grumman Shipbuilding の社長と Northrop Grumman 社の副社長を兼任する。また、Ship Systems 部門の社長と Northrop Grumman 社の副社長を兼任する Philip A. Teel 紙が、2008/4/1 付で Mission Systems 部門の社長と Northrop Grumman 社の副社長を兼任するポストに変わる。Mission Systems 部門の Jerry B. Agee 社長が 2008 年 8 月で退社するのに伴う人事。 そのほか、ミサイル部門を Mission Systems セクターから Space Technology セクターに移す組織変更があり、こちらは 2008/7/1 付で実行する。これにより、Mission Systems 部門は C4ISR 分野に専念する形になり、ミサイルは航空宇宙部門の受け持ちとなる。(Northrop Grumman)
  • 仏 Safran Group は、2007 年の売上データを公表した。売上は 2006 年と比べて 5.9% アップの 120 億ユーロ (目標値は 5% アップ)、ただし売却作業を進めているブロードバンド関連事業を抜くと、残りは 108 億ユーロで 7% の成長となる。債務は 1 億 6,000 万ユーロで、1 年前より 4 億 1,900 万ユーロ減った。(Safran)

こっちの Raven は人気 (DID 2008/1/14)
翼幅 4ft、重量 4.2lb と小型で、手で投げて発進させる小型 UAV の RQ-11 Raven がカスタマーを増やしている。大隊程度の規模で運用する機体で、丘陵地帯や市街地で前方の状況を偵察するのが主な用途。赤外線カメラを装備しており、昼夜を問わずにリアルタイムのビデオ映像を得られる。メーカーは米 Aero Vironment 社。米空軍に加えて、2007/9/11 にデンマーク軍が RQ-11B Raven-B×12 システムを 240 万ドルで発注、さらに 2007/1/14 にスペインが、レバノン派遣部隊 742 名とアフガニスタン派遣部隊 1,100 名のフォース・プロテクション用として、RQ-11B Raven-B×9 システム (27 機) を 310 万ユーロで発注した。
そのスペイン、大隊レベルで運用する UAV として IAI/UTE Searcher Mk.II-J も運用しているが、Raven の方が航続距離が短く、中隊/分隊規模で使用することになる。そのほか、この手の小型 UAV を運用している国としては、オーストラリア (IAI 製 I-VIEW 250 の補完用として、Skylark/Elbit Systems と ScanEagle/Boeing)、英陸軍 SAS (BUSTER (Backpack Unmanned Surveillance Targeting and Enhanced Reconnaissance)、RQ-11 より大型で、AeroVironment 製 FQM-151 Pointer の派生型といわれる。2005 年に導入)、イギリス (Desert Hawk, RQ-11 Raven)、カナダ (Sylver Fox/Advanced Ceramics Research, Skylark/Elbit Systems)、オランダ (Aladin) といった面々がいる。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/14)
  • Watts-Weitz (Novato, CA) は米陸軍から、ミズーリ州 Fort Leonard Wood で訓練兵用の兵舎 (trainee barrack) を建設する作業を $67,675,003 で受注した。Army Corps of Engineers, Kansas City District, Kansas City, MO (W912DQ-08-D-0057)
  • Cape Fox Professional Services (Ketchikan, AK) は米陸軍から、M3 三脚 (機関銃搭載用)×12,278 セットを $8,523,776 で受注した。TACOM (Tank Automotive and Armaments Command), Rock Island, IL (W52H09-08-D-0107)
  • T.E.M. (Louisville, KY) は米陸軍から、フロリダ州 MacDill AFB に空軍予備役向けの訓練施設 (BRAC Air Force Reserve Training Facility) を建設する作業を $8,451,830 で受注した。Army Corps of Engineers, Louisville District, Louisville, KY (W912QR-08-C-0001)
  • Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautical Systems (Marietta, GA) は米空軍から、C-5B に装備する LAIRCM (Large Aircraft Infrared Countermeasures) アセンブリのオプション契約分を $24,839,777 で受注した。716th Aeronautical Systems Group, Wright-Patterson AFB, OH (FA8625-07-C-6473/P00003)
  • Bechtel Plant Machinery Inc. (Pittsburgh, PA) は米海軍から、核動力主機のコンポーネンツに関する修正契約を $8,471,776 で受注した。Naval Nuclear Propulsion Program 向け。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington DC (N00024-07-C-2100)
  • Harper Construction Company, Inc. (San Diego, CA) は米海軍から、MCB (Marine Corps Base) Camp Pendleton の Building 53574、4 階建て独身兵士用官舎 (4-story Bachelor Enlisted Quarter) の補修・改築工事を $7,975,265 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-06-D-1056/Task Order #0004)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2008/1/16)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 2,166 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 73,695 名、海軍 5,072 名、空軍 7,067 名、海兵隊 8,672 名、沿岸警備隊 333 名。

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戦争・紛争

今日のイラク (AFPS 2008/1/16)
聯合軍が Muqdadiyah 西方で、アルカイダ関連組織の会合場所をターゲットとする作戦を実施、その際に屋根上にいる武装テロリストとの交戦が発生、敵は死亡した。さらにその後の交戦で敵 2 名が死亡。建物内部では機関銃、弾倉、手榴弾、迫撃砲、アサルトベストといった武器を発見。2 名を拘束。建物は調査完了後に、中身の武器ごと破壊した。
Baghdad では、Karkh で自動車爆弾テロを仕掛けていたとされるアルカイダ関連組織のメンバーを拘束。2007/12/20 に Baghdad で 2 名が死亡した爆弾事件などに関与していた模様。
2007/12/30 に Muqdadiyah 近郊で聯合軍と交戦・死亡した人物は、Abu Layla al-Suri と判明。別名 Abu Abd al-Rahman といい、Diyala 省で活動しているアルカイダ関連組織の主要メンバー。2006 年 10 月から Diyala River Valley 界隈のテロ組織に加わり、アルカイダとの関係を作った。つながりがあった幹部として、Abu Maysara や Abu Ayyub al-Masri (2007/11/17 に聯合軍との交戦で死亡) の名前が挙がっているほか、2007/12/10 に聯合軍との交戦で死亡した別のテロ組織幹部、さらにプロパガンダ担当者とも関連があった模様。作戦実施の際にターゲットとなった建物から 敵 2 名が撃ってきて、反撃・射殺したが、そのうちの 1 名が Sari (偽造 ID カードを所持) だった。もう 1 名は近くの椰子林に逃げ込んだところに航空攻撃を加えられて、さらに地上軍との交戦で射殺されている。このとき現場からは、自動小銃 10 挺と弾倉 20 個、弾薬 1,000 発、手榴弾 8 発、アサルトベスト 4 着などを発見している。

"一時的" で済めばいいが (AFPS 2008/1/15)
George Bush 大統領は、アフガニスタン南部でタリバン掃討作戦を進めている ISAF (International Security Assistance Force) を増強する目的で、海兵隊 3,200 名をアフガニスタンに増強する案を承認した。このうち 2,200 名は 24th MEU (24th Marine Expeditionary Unit, Camp Lejeune, NC) から、残り 1,000 名は第 7 海兵聯隊・第 2 大隊 (Marine Corps Air-Ground Combat Center, Twentynine Palms, CA) からの派遣で、アフガニスタン軍の訓練を担当する。
いずれも 1 回限りの展開 (one-time deployment) で、予定期間は 7 ヶ月。これにより、アフガニスタン派遣米軍の戦力は 30,000 名を超える。

今日のイラク (AFPS 2008/1/15)
聯合軍が Baghdad で、Karkh で活動している爆弾テロ組織の関係者 1 名を拘束。Muqdadiyah 西方では、4 名を拘束するとともに迫撃砲・機関銃・手榴弾を発見。Mosul と Samarra 近郊では合計 5 名を拘束しているが、これは外国人テロリストの手引きをしている暗殺組織の首領をターゲットとする作戦を実施した際のもの。Baghdad 南部の Suwayrah 地区では、聯合軍・イラク軍を攻撃するために武器の取扱を訓練していた容疑で 2 名を拘束しているが、犯罪組織の幹部ともつながりがある人物の模様。
Kirkuk で 14 日、アメリカの民間人や警備要員を殺害した容疑で 1 名を拘束。Baghdad で活動している自動車爆弾組織にも関与していた模様。その他にもう 3 名を拘束。Mosul ではイラク軍特殊部隊が、テロ組織の首領 1 名を拘束。自動車爆弾攻撃・誘拐・殺人に関与した容疑。
13 日に Baghdad の Karada で、イラク軍が誘拐の阻止に成功。聯合軍は Hamid Shaban で自動車爆弾製造施設を発見、車輌 4 第、爆発物などの爆弾製造材料があった。
Karkh では 12 日、地元住民からの通報により武器集積所を発見。内訳は、地雷 21 発、対戦車ロケット 2 発、53mm ロケット 2 発と発射器、152mm 砲弾 2 発、信管、ダイナマイト 3 箱。
11 日、West Rashid 地区の Furat で病院が狙われて 2 名が負傷した爆弾事件の容疑者 1 名を拘束。同じ 11 日、Jisr Diyala で爆弾を設置しようとしていた犯人 2 名を追跡・拘束。

今日のイラク (AFPS 2008/1/14)
2006/12/30 にイラクへの展開を開始、2007/1/20 に第 7 聯隊戦闘団から任務を引き継いで以来、イラクの Anbar 省で戦闘任務を続けてきた米海兵隊・第 2 聯隊戦闘団が、1 月末から本拠地・ノースカロライナ州 Camp Lejeune への帰国を開始する。この後は、カリフォルニア州 Camp Pendleton の第 5 聯隊戦闘団が任務を引き継ぐ。ちなみに、これらの部隊の担任区域はサウスカロライナ州に匹敵する 30,000 平方マイル、これを 6,000 名の海兵隊員でカバーしている。一方、イラクの治安部隊は警察 5,200 名、陸軍 4,200 名まで拡大した。
アルカイダ掃討作戦 "Operation Phantom Phoenix" (a.k.a. Operation Iron Harvest) を実施中の Multinational Corps Iraq とイラク軍は、第一週に実施した交戦で 193 名を拘束、敵 60 名が死亡、武器集積所 79 ヶ所 (小火器用弾薬 10,000 発、重機関銃弾 2,000 発、自家製爆薬 4,000lb、TNT 火薬 300lb、IED 100 発) を発見したとのこと。参加しているのは、米陸軍・第 2 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム、イラク陸軍・第 5 師団・第 3 旅団など。
このほか、Multinational Division North が実施している "Operation Raider Harvest" に参加している第 2 ストライカー聯隊・第 3 大隊が就寝・糧食保管・IED 製造に使われているバンカーを発見したり、アルカイダ関連組織に関する情報を記した文書を押収したり、といった成果も挙がっている。Baghdad では、第 64 機甲聯隊・第 1 大隊が Mansour 地区で武器集積所を発見、雷管 1,000 個、導爆線 100ft、機関銃、迫撃砲 70 門、手榴弾 316 発、IED、爆薬 850lb といった具合。Ghazaliyah でも 11 日、第 75 騎兵聯隊・第 1 大隊が迫撃砲弾などを発見している。
14 日に Samarra で、外国人テロリストの手引きや武器・弾薬の供給といった容疑で 1 名を拘束。Tikrit と Biaj でも同様の容疑で、それぞれ 1 名と 2 名を拘束。Baghdad 北方で IED 攻撃・恐喝・武器密輸などを行っていた組織のメンバー 1 名も捕まった。Mosul でも、Risalah で IED 攻撃を仕掛けていた組織の関係者 1 名と、その他 2 名を拘束。
Baghdad では、EFP や RPG などの武器を密輸していた容疑者をターゲットとする作戦を実施。その際に武装した敵が敵対行動をとったため、警告射撃に続いて射殺。残りの敵は問題なく拘束。Mosul では、アルカイダ関連のメディア担当者や組織の幹部など 12 名を、11-12 日にかけて拘束。
12 日に Taji 北方で、外国人テロリストの手引きを行っていたアルカイダ関連組織の幹部 1 名とその他 7 名を拘束。別件で、もう 1 名を拘束。Baghdad では、テロ組織のメディア・プロパガンダ担当者に対する捜索で 1 名を拘束。
Mosul では Ninevah の SWAT チームが武器集積所を発見。内訳は、AK-47 と弾倉 22 個、棒状爆薬 15 個、爆薬 2 包、電気雷管 9 個、60mm 迫撃砲 9 門と二脚、RPG ロケット 4 発とブースター 7 個、手榴弾 2 発など。
Baghdad で聯合軍が、自爆テロ用の爆発物を手配していた容疑者を拘束。アルカイダや Ansar al Sunna の下で、外国人テロリストの手引きにも関与していた模様。そのほかに 2 名を拘束。別件で、高速道路のジャンクションに設置した監視哨に対して地元住民から EFP 設置の警告があり、調べたところ、直径 14in の EFP を発見。

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