今週の軍事関連ニュース (2008/01/25)
 

警 告

「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

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一般ニュース

評判がいいらしい (USMC 2008/1/23)
米海兵隊の MV-22B 飛行隊・VMM-263 (Marine Medium Tiltrotor Squadron 263) "Thunder Chickens" は、2007/10/4 にイラクの Al Asad AB に到着して以来、HMH-363 (Marine Heavy Helicopter Squadron 363) に代わって MNF-West (Multi-National Forces - West) 向けの空輸任務を引き継いでいる。任務は戦場巡回、急襲、偵察、人員や航空機の回収、負傷者後送など多岐にわたり、活動エリアは Baghdad から Al Qaim にかけてのエリアとなっている。過去 3 ヶ月間で累計 2,000 飛行時間と 1,400 のコンバット・ソーティを記録、平均任務適応率 (MC : Mission Capable) は 68.1%。高いオプテンポと厳しい気象条件の中で、以前よりも高い稼働率を維持できている由。速度性能と航続性能に加えて、精確な航法システムと状況認識システムも役立っているとのこと。特に砂嵐の中での能力は、他機では真似できないとしている。全般に、予想以上の好成績だというのが現場の評価。

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/23)
  • 1 月末に RfP をリリースする予定の JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) 計画について、米軍の調達担当国防次官・John Young 氏は「27 ヶ月の予定で実施するプロトタイプ開発を、3 チームに発注する」という方針を示した。手持ちの予算で 3 チームに発注するというもので、それが不可能なら追加予算を確保してでも 3 チームにするべきだというわけ。最大限の頭脳を結集することと、競争原理の創出が目的。なお、現時点でこの件に関心を示している企業チームは以下の通り。
    • Oshkosh + Northrop Grumman
    • BAE Systems + Navistar International
    • General Dynamics Land Systems + AM General
    • Lockheed Martin
  • Donald Rumsfeld 前国防長官は 23 日、"Online Strategic-Communications Agency" の設立が必要だという考えを示した。具体例として、冷戦中に存在した USIA (U.S. Information Agency, 1999 年に国務省に吸収) を挙げた上で、21 世紀版の USIA は blog・SNS からラジオ放送に至るまで、広範な手段を用いた情報戦・宣伝戦を展開すべきだとしている。インターネットを通じた情報面の攻勢をかける必要があるという考えによるもの。また、軍は単独ではなく他の政府機関と協力しなければテロリストと戦えないとして、農業・文化などの分野で支援を受ける必要性を指摘した。
  • 米国防総省では、大統領選に伴う政権交代、2010 年に予定している次期 QDR (Quadrennial Defense Review)、初めて取り組む長期予算計画の策定、といった状況に備えた準備作業を推進中。
  • Herve Morin 仏国防相は、情報収集や自立行動能力を含む軍事的能力の維持に加えて、不要な基地施設などの閉鎖で捻出した資金を第一線に回す方針を示した。自立行動能力とは、軍事作戦の遂行に必要な能力を他国に依存しないで、すべて自前で賄えるという意味。
  • 軽装甲車などを製造している BAE Systems 社傘下の Pinzgauer 社は、生産拠点をすべて南アフリカに移すという親会社の方針を受けて、英陸軍向けに製造している Vector×170 両と 6x6 車輌 Pinzgauer 1 の生産が完了した後、年内にイギリス国内での製造拠点を閉鎖する。その後は Guildford にサポート拠点を残すだけになる予定。イギリスで製造することによるコストの問題と、BAE Systems グループ内での能力重複を抑えるのが狙い。ただし、イギリス軍向けについては 21 両、さらに Watchkeeper 計画用に 8 両の追加が発生する可能性がある。[ちなみに、南アにラインを移すのは Pinzgauer 2]
  • 米海軍は 2009 年末までに、イージス駆逐艦×15 隻とイージス巡洋艦×3 隻を BMD 対応艦に改修する予定だが、これをさらに拡大して Arleigh Burke 級の全艦をイージス BMD 対応に改修する検討をしている。Ticonderoga 級イージス巡洋艦については、2012 年からイージス・システム自体の近代化改修計画を開始する予定だが、BMD 対応にするかどうかは未確定。両クラスとも、313 隻体制実現のために寿命一杯まで維持することになっている。
  • インドは近く、総額 15 億ユーロを投じて手持ちの Mirage 2000 をアップグレードする件の担当企業について発表するが、実際の契約は越年する見込み。フランスの対インド兵器輸出はあまり安定しておらず、以前は第 1 位のロシア (2005 年実績で 58 億ドル) に次ぐ二番手を確保していたこともあったが、最近になってイスラエルに抜かれた。先日には、Eurocopter 社がヘリコプター 197 機を納入する話がキャンセル・仕切り直しになっている。その前の 2004 年には、AJT (Advanced Jet Trainer)×66 機の商談を英 BAE Systems 社に攫われた。最近の受注実績というと、スペインと共同開発した Scorpene 型潜水艦×6 隻 (30 億ドル) がある。
  • そのインド、先日にもイスラエルのレーダー偵察衛星を打ち上げたところだが、こうした両国間の軍事的関係強化に関する動きが、インド国内で左派政党の突き上げに遭っている。
  • 米 Raytheon 社はチェコ空軍に、JAS39C/D Gripen に搭載する AIM-120C AMRAAM 空対空ミサイル×24 発をデリバリーした。2005 年の両国間合意に基づき、7 億コルナ (2,690 万ユーロ/3,910 万ドル) で受注していたもの。
  • 韓国軍の装備調達部門・DAPA (Defense Acquisition Program Administration) と米 Boeing 社は、F-15K×20 機の追加発注に関する価格協議を完了した。関連機材やサービス業務も含めて総額 20 億ドルの商談で、国防省による最終承認を得て契約に移る (エンジンは別枠で 2 億ドルほどの商談、GE・P&W と協議中) 。例の墜落事故に起因する機体構造面の不安について Boeing 社では、F-15K は F-15E ベースの機体であり、問題になっている F-15A/B/C/D とは異なるから問題ないと説明している。なお、2006 年に墜落した機体の代わりを無償提供する件について DefenseNews では、Boeing 社が提案したが DAPA はまだ回答していない、としている。

用意ができたら進水なされ (DoD 2008/1/23)
Arleigh Burke 級イージス駆逐艦、USS Dewey (DDG-105) の進水式が、1/26 の 10:00 (中部標準時) からミシシッピー州 Pascagoula の Northrop Grumman Ship Systems 社造船所で行われる。艦名は、米西戦争の際に巡洋艦 Olympia に座乗してアジア艦隊の指揮を執った、George Dewey (1837-1917) 海軍大将にちなんだもの。スポンサーは、Mike Mullen 統合参謀本部議長の Deborah 夫人。
過去に、DD-349 と DDG-45 が同じ艦名を使用していた。

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/22)
  • 米陸軍は、現役・予備役の合計で 1,037,000 名の規模を 2013 年 10 月までに 1,112,000 名に拡大する計画を打ち出し、さらに達成時期を 2010 年に繰り上げるとしている。これによって現役戦闘旅団×6、戦務支援旅団×13 を増強するとしているが、このために計上した予算について GAO (Government Accountability Office) が疑義を表明。
  • カナダ政府の諮問機関が、アフガニスタン南部の Kandahar 省でイギリス・オランダとともに実施している掃討作戦について、継続するよう勧告。ただしこれには留保条件があって、NATO 諸国からの 1,000 名増派とヘリコプター・UAV の増強を 2009 年 2 月 (現時点における、カナダ軍の派遣期限) までに実現すること、という前提になっている。
  • ロシア海軍は 21 日、フランス・スペイン沖の大西洋上で、北洋艦隊と黒海艦隊から参加した軍艦と Tu-160 爆撃機による演習を実施。その際に、英空軍の Tornado とノルウェー空軍の F-16 がスクランブルをかけてロシア機に随伴した由。23 日には、Tu-95 など 6 機種の航空機も加わるとしている。

無人機からミサイル (AFNews 2008/1/21)
82nd ATS (Aerial Targets Squadron) Det.1 に所属する FSAT (Full-Scale Aerial Target) こと QF-4 が、1/9 に初めて AGM-88 HARM (High-Speed, Anti-Radiation Missile) の発射を行った。この手の無人標的機から空対地ミサイルを発射したのは、今回が初めて。
82nd ATS が運用している QF-4 は無人機で、地上管制ステーションからの遠隔操縦で飛行している。Det.1 の現在の任務は、F-35 Lightning II のコンポーネント試験、F-22 や MIM-104 Patriot、MIM-23 HAWK の試験。今回の HARM 発射は、敵の SAM による脅威が予想される空域に向かう米空軍機の、生存性確保に向けた実験と位置付けられる。

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/1/21)
  • Thales 社 CEO の Denis Ranque 氏は 21 日の記者会見で、英海軍の新型空母・CVF の契約を数週間以内に実現して、これが 2008 年の売上を押し上げるという見通しを示した。輸出案件では、インド向けの Scorpene 型潜水艦や Mirage 2000 戦闘機のアップグレード改修、ブラジルの次期主力戦闘機調達計画、中東向けの小規模案件多数、といったあたりが注目分野。民間航空分野についても、需要が減退する理由はないとみているが、この分野が同社の弱点になっているのではないかとするアナリストもいる。ただし、別のアナリストは過去 6 年分の Airbus 社・Boeing 社向け受注残がバッファになるので、落ち込みがあっても影響を緩和できるとしている。
  • インドは 1/18-23 にかけて Andaman and Nicobar Islands で、周辺 10 ヶ国の関係者を集めて海賊・テロ・捜索救難といった分野における協力についての会合を開いた。参加したのは、オーストラリア、バングラデシュ、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ニュージーランド、スリランカ、タイ、ベトナム。実際に部隊を動かす演習は行わず、図上演習のみを実施。
  • そのインドは、Andaman and Nicobar Islands に Tri-Command のための基地施設建設を進めているところ。これは、水陸両用作戦を担当するとともに、当地における中国の活動を監視するのが目的。なお、アメリカはインドに対して、PSI (Proliferation Security Initiative)、Container Security Initiative、Regional Maritime Security Initiative (または 1,000-Ship Navy concept) への参加を呼びかけているが、インドがこれに応じるかどうかは不明。
  • 韓国は今年の 10/5-6 に、韓国独立と軍の創設 60 年を祝う国際観艦式を開催する。場所は釜山から鎮海にかけての一帯。コンサート、スポーツ・イベント、セミナー、文化交流プログラム、一般公開といったイベントも予定している。
  • 現在、在イラク聯合軍の指揮を執っている David Petraeus 米陸軍大将について、次のポストとして NATO 欧州聯合軍最高司令官を検討しているという話。The New York Times 紙が報じたもの。

疑惑の練習機 (Swiss Information service via Defense-Aerospace.com 2008/1/21, DID 2008/1/23)
チャド軍が手持ちの Pilatus PC-9 を武装化して、2008/1/7 に実施した UFDD (Union of Forces for Democracy and Development) への攻撃に投入したと報じられている件について、スイス政府はチャドの駐スイス大使を呼び出して問い質した。スイスの法律では紛争当事国への兵器輸出を禁じているため、こういう話になった次第。War Material Act の対象にならない軍民兼用品について、GKG (Goods Control Act) による規制がかけられている。
1/7 の攻撃については、UFDD-F (Union of Forces for Democracy and Development - Fundamental) のトップ・Abdelwahid Aboud Makaye 氏が、スーダン国内にある指揮所で航空攻撃を受けたと発言。その UFDD は、チャドと中央アフリカ (CAR) への EU 平和維持部隊の展開に反対して「戦争状態」を宣言している組織。EU はチャド東部に 3,700 名の派遣を準備しているところ。
件の機体は、もともと「パイロット訓練用」という条件で輸出したもの。チャドにはフランス経由で手に入れた PC-7×3 機と、PC-7 のうち 1 機の代替用として 2006 年に調達した PC-9×1 機がある。まだ確定ではないが、それを武装化して対反乱戦に使用した可能性が高いとみられる。なお、PC-9 を改造すると 2,900lb の兵装を搭載でき、PC-7 も兵装ステーション 6 ヶ所を設置可能。チャド空軍が攻撃任務に使用できる機体はそもそも限られており、まず Mi-4×2 機、さらに (飛行可能なら) Mi-17×2 機。また、ターボプロップ練習/軽攻撃機・Aermacchi SF-260×2 機 (9 機については 1990 年代にリビアに鹵獲された)。
PC-7/9 の販売実績は数多いが、その中には 1980 年代に内戦中のアンゴラ (PC-7×25 機、PC-9×4 機 - こちらは後で海外売却) やイラク (PC-7×52、PC-9×20)、1990 年代にミャンマー (17) やアパルトヘイト時代の南アフリカ (60。後に売却) といった輸出案件も含まれる。そのため、NGO からの非難を浴びたことがある。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/21)
  • イスラエルの IAI (Israel Aerospace Industries Ltd.) 社 MBT Space division が開発した合成開口レーダー (SAR : Synthetic Aperture Radar) 偵察衛星・TECSAR が、1/21 にインドの PSLV (Polar Satellite Launch Vehicle)・PSLV-C10 ブースターで打ち上げられた。重量 300kg、近地点 450km、遠地点 580km、軌道傾斜角 41 度。すでに軌道に載っており、正常に稼働している由。過去に IAI が手掛けた衛星 (Ofeq, EROS and Amos) と比べると複雑な内容なので、これから数週間かけて軌道上でのテストを進める予定で、最初の画像をダウンロードできるのは打ち上げから 14 日後の予定。イスラエルがこの種の衛星を打ち上げたのは初めてのこと。この衛星の開発には、IAI 以外に Rafael・Tadiran-Spectralink・Rokar の各社も協力している。なお、PSLV は 2007/4/23 にイタリアの AGILE 衛星を打ち上げているほか (PSLV-C8)、インド向けの各種衛星の打ち上げにも使われており、2008 年には月探査機・Chandrayaan-1 の打ち上げも予定している。(Indian Space Research Organisation, IAI)
  • フィンランド軍司令官の Juhani Kaskeala 海軍大将によると、フィンランド・ノルウェー・スウェーデンは合同対空監視システムの構築を検討しているほか、さらにフィンランドとスウェーデンは NATO の防空監視システムへの参加も検討中とのこと。すでに中欧では、非 NATO 国のスイスやオーストリアが NATO の防空システムに参加している。Jyri Hakamies 国防相によると、すでにこの件については Tarja Halonen 大統領や Matti Vanhanen 首相とも協議しており、今春に意志決定する予定とのこと。(YLE Finnish Broadcasting, STT Finnish government news)
  • イギリス軍の資材担当責任者・Sir Kevin O'Donoghue 大将は DE&S (Defence Equipment and Support) の全職員に対して、Business Strategy 2008-12 と青書 (Blueprint) を通じて、DE&S の戦略的方向性と優先課題を示す書簡を送付した。Chief Operating Officer・Chief Corporate Services・Chiefs of Materiel の三人による管理体制ができている装備の維持管理のように、大きな変化がない分野もあるが、プロセスや組織の改編が発生する分野もあり、そちらではこれから数年がかりで実行計画を立案・適用していくことになるとしている。また、組織の変革を進める目的で Director General Change を務める Steve McCarthy 氏が率いる PACE (Performance, Agility, Confidence and Efficiency) チームを編成したとしている。(MoD UK)

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産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/24)
  • Rolls-Royce 社は、カナダが米 Lockheed Martin 社に発注した C-130J×17 機の件に関連して、AE2100D3 ターボプロップ・エンジンを担当している。同社によると、これで計画全体を通じて 1 億 3,500 万ドルの売上につながるとのこと。AE2100D3 は他の AE シリーズと共通するコアを持ち、累計生産が 1,000 基を超えたところ。同社は現地法人として加 Rolls-Royce Canada Limited (Montreal International Airport, Dorval) を置いている。(Rolls-Royce)
  • 米 Boeing 社は、オーストラリア空軍の Project Wedgetail 向けに製造を進めている B.737-700 ベースの AEW&C (Airborne Early Warning and Control) 機について、1/23 に RAAFB Amberley で初号機による機能チェック飛行試験 (2.5 時間) を実施したと発表した。同機のシステムや機体構造について、耐空性を検証するのが目的。これに先立ち、Boeing Australia Ltd. (Amberley, Australia) の手で MESA (Multi-role Electronically Scanned Array) レーダーのアンテナ、垂直フィン、ミッション機材の取り付けを済ませている。この後、3 号機が機能チェック飛行試験を Seattle で実施、さらに 5 ヶ月間にわたる開発・領収試験 (development and type acceptance flight test) を始める。その後で最新仕様にアップグレードしてから引き渡しとなる運び。4 機のうち 2 機を 2009 年 3 月に、続く 2 機を 2009 年中にデリバリーする予定。全部で 6 機と地上側の支援・訓練機材を受注しており、6 機のうち 4 機は Amberley で改修する。(Boeing)
  • Eurofighter Typhoon が 2007 年末に、全機の累計飛行時間合計 35,000 時間を達成した。2004 年 9 月の就役以降の分を合計したもので、そのうち半分は 2007 年に記録している。対象となるのは、パートナー諸国で就役している 135 機と開発試験用機 7 機。なお、オーストリア向けの機体が 30,650 時間目をマークした。当初の開発試験用機・6 機については所定の試験項目をこなした後で引退、現在は IPA (Instrumented Production Aircraft)×7 機と ISPA (Instrumented Series Production Aircraft, 英空軍所属, S/N BT005) で兵装などの試験を進めているところ。このうち IPA7 はトランシェ 2 仕様の初号機。IPA6 もトランシェ 2 の Type Acceptance や Further Enhancements の試験に用いられている。(Eurofighter)
  • 米 Raytheon 社によると、米海軍は F/A-18E/F×135 機に対して AN/APG-79 AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーの導入を進めているとのこと。まず当初契約として 5,500 万ドルで 19 基のレーダー、スペアパーツ、メンテナンス業務を受注。これらは生産ライン上で組み込みを行った。その後に全規模量産 (FRP : Full Rate Production) に移行、米海軍には予備を含めて 415 基、オーストラリア空軍には 24 基をデリバリーする予定。既存の F/A-18E/F に対するレトロフィットも実施する。AN/APG-79 装備飛行隊として、VFA-213 "Black Lions" (NAS Oceana, VA) と VFA-22 "Fighting Redcocks" (NAS Lemoore) が、2008 年にデプロイメントに出る見込み。さらに訓練飛行隊 2 個が AN/APG-79 装備機を運用している。なお、AN/APG-79 の装備は F/A-18E/F のうちブロック II、それと EA-18G に限られる。(Raytheon)
  • 米 General Dynamics 社は、2007 年に利益 21 億ドル (1 株あたり $5.10) をマーク、前年の 17 億ドル (同 $4.20) より増加したと発表した。売上の方は 272 億ドル、これも 2006 年の 241 億ドルより増えている。(GD)
  • 米 United Technologies 社は、2007 年に利益 42 億ドル (1 株あたり $4.27)、売上の方は 548 億ドルをマークしたと発表した。いずれも前年より増えている。ただし、売上増の中には為替差益や買収による増加分を含む。(United Technologies)
  • 英 VT Group 社の発表によると、核兵器関連の廃棄事業を展開している British Nuclear Group Project Services Ltd. を 4,500 万ポンド (今後の業績次第で 7,500 万ポンドに引きあげる) で買収、VT Nuclear Services へと改称した。また、アメリカで航空機のメンテナンス事業を展開している AEPCO (Advanced Engineering and Planning Corp., Inc.) を 7,000 万ドルで買収した。これにより、2007 年末の時点で 37 億ポンドあったバックログは 40 億ポンドを突破。VT が手掛けている案件の中には、イギリス本土と Falkland 諸島に英海空軍が配備している SAR (Search and Rescue) 用 Sea King のメンテナンス業務や、艦隊向けのサポート業務、果ては廃棄物処理事業なんてものまである。(VT Group)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/23)
  • Boeing Co. (Huntington Beach, CA) は米空軍から、Delta IV EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) による衛星打ち上げ業務を $505,300,000 で受注した。NRO (National Reconnaissance Office) のミッション 32・27・49 が対象。SMC (Space and Missile Systems Center), Los Angeles AFB, CA (FA8811-08-C-0005)
  • Kiewit-General a Joint Venture (Poulsbo, WA) は米海軍から、Strategic Weapons Facility Pacific (Naval Base Kitsap, Silverdale, WA) に Limited Area Production and Storage Complex を建設する作業を、$68,861,198 で受注した。多層階の強化コンクリート構造で、車輌出入口、サポート・ビルディング、避雷設備など、さらに監視塔や侵入防止フェス、道路なども設置する。この後、FY2008-FY2011 にかけて $167,293,802 を追加支出して、総額 $236,155,000 とする予定。完成予定は 2011 年 11 月。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-08-C-6003)
  • Lockheed Martin Integrated Systems and Sensors (Philadelphia, PA) は米海軍から、Tactical Tomahawk Weapons Control System ソフトウェアのメンテナンス・アップグレード・開発に関するオプション契約分を $12,836,933 で受注した。米海軍向けが $11,936,933 (93%)、英海軍向けが $900,000 (7%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0300)
  • AHNTECH (San Diego, CA) は米海軍から、O&M 関連のサービス業務 (Contractor Operations and Maintenance Services) を $11,453,202 (maximum) で受注した。訓練システムの稼働状態を維持するために、所要の人員・機材・輸送手段を確保して業務にあたる。平常のメンテナンスだけでなく、緊急対応も含む。作業場所はカリフォルニア州の Twentynine Palms、期間は 2012 年いっぱいまで。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (N67854-08-C8017)
  • General Dynamics C4 Systems (Scottsdale, AZ) は米海軍から、OIF (Operation Iraqi Freedom) 関連の訓練支援とフィールド・エンジニアリング・サービス業務に関する修正契約を $7,085,937 で受注した。アメリカ国内外の訓練施設 (AZ, NC, CA, FL, MI, VA, MD, NY, NJ, HI, IL, WA, MN, CO, OR, TX, PA, 日本) で実施するもの。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-02-C-2052)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence, MO) は米陸軍から、Lake City Army Ammunition Plant の弾薬製造設備を対象とする近代化と能力拡張の案件について、$52,177,000 分の delivery order を受領した。原契約も同額。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-99-D-0016)

オフセット率 100% (Boeing & Lockheed Martin via Defense-Aerospace.com 2008/1/22-23)
  • 米 Boeing 社は、カナダ・Quebec 州内の企業各社に対して、総額 4 億 2,000 万ドルの契約を発注すると発表した。C-17A (カナダ側名称 CC-177)×4 機 (うち 2 機をデリバリー済み) の発注に伴うオフセット。Montreal で Industry Canada が開催したイベントの席に、Boeing Integrated Defense Systems 社で国際事業開発担当副社長 (vice president for International Business Development) を務める Mark Kronenberg 氏が出席、カナダ政府の IB (Industrial Benefits) ポリシーに則って表明したもの。これまでに、IB によって設定したオフセットのうち 66% について、実現の目処をつけた。残り 34% は今後 3 年かけて実現していく。そのほか、就役後のサポート業務により、カナダ企業に対して今後 20 年間で総額 7 億 5,000 万ドルのベネフィットが生じるとしている。これまでに契約を決めた分の内訳は、以下の通り。
    • Bombardier : Executive jets
    • CAE : 民間機用シミュレータ
    • Eedo : 訓練管理ツール・システム Force 10
    • Goodrich (subcontracted work) : Heliplex Springs、Hochelaga Aerospace、Optimus Ltd.、SIDO Ltd.、Vac-Aero International の各社に対して、Boeing 社の副契約社となる Goodrich 社から契約を実施
    • McGill University : 航空宇宙分野の研究者に資金を提供する、"Boeing Fellows" の創設
    • Minicut : 高速スチール・エンドミル
    • Howmet Castings : C-17 用ストレーキ・キャスティングの納入
    • Aeromecachrome : C-17 主翼燃料タンク用アクセスドアの納入
    このほか、RTI International 社とのパートナー契約、RTI Claro facility (Montreal, Quebec) への投資も実施する。これは、C-17 だけでなく、Medium-Heavy Lift Helicopter の IB プログラムも兼ねるもの。(Boeing)
  • さらに、これに続いて Boeing 社は、大西洋地域の企業に対する追加の契約を発表した。総額 5,200 万ドルで、対象となった面々は以下の通り。
    • IMP Aerospace : F/A-18 用の配線結束具 (ワイヤー・バンドル)
    • Wiebel Aerospace (subcontract from Goodrich) : C-17 関連作業の発注
    • Memorial University of Newfoundland : autonomous systems laboratory 設立のための資金提供
    (Boeing)
  • 一方、米 Lockheed Martin 社も Quebec 州内の企業に対して総額 2 億 4,100 万ドルの契約を実施すると発表。こちらは C-130J (カナダ側名称 CC-130J)×17 機の発注が決まった件に対するオフセット。これでオフセット全体の 60% を確保、残り 40% については Industry Canada や Regional Development Agencies と組んで、対象企業を選定する。これまでに契約を決めた分の内訳は、以下の通り。
    • Heroux Devtek : C-130J 用の降着装置アセンブリを納入
    • CAE : C-130 用の訓練機材とシミュレータを担当
    • Avro Tools : 航空宇宙分野向けの、アセンブリ・ツールとアクセサリを納入
    • Rolls-Royce Canada : カナダで実施している補修業務の拡張
    • CEL Aerospace : 航空機エンジンの試験場 (テストセル) と関連機材を担当
    カナダが発注した C-130J×17 機は 2010 年にデリバリー開始、2013 年に完納の予定。なお、C-130J の累計受注は 2007 年 9 月時点で 196 機、うち 156 機をデリバリー済みとのこと。(Lockheed Martin)

こちらもまだまだ使うで ! (DGA via Defense-Aerospace.com 2008/1/23, DID 2008/1/23)
仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale pour l'Armement) は 2007/12/31 に、Thales Avionics 社と SABCA (Societe Anonyme Belge des Constructions Aeronautiques) 社に対して、フランス空軍で戦闘機パイロットの訓練に使用している Alphajet×20 機のアップグレード改修を 2,260 万ユーロで発注した。
もともと、Alphajet は独 Dornier 社と仏 Dassault Aviation 社が共同開発した機体で、過去の販売実績は、フランス : 176、ドイツ : 175、ベルギー : 33、カメルーン : 6-7、エジプト : 45、象牙海岸 : 7、モロッコ : 24、ナイジェリア : 24、カタール : 6、トーゴ : 5。このうちドイツは 1990 年代に大半の機体を退役させており、他国に売却。内訳は、ポルトガル : 50、タイ : 25、UAE : 32、それと民間アクロバットチーム "Flying Bulls" : 3。フランス空軍ではパイロットと航法士/WSO (Weapon System Operator) の最終段階訓練に使用している。
今回の改修は、最新の戦闘機に合わせてアビオニクスの新型化を図るもの。HUD (Head Up Display)、空対空/空対地ウェポン・システム、INS/GPS 航法システムなどを装備するほか、トラブル発生をシミュレートする機能も持たせる。2009 年半ばに、初号機の改修が終わる予定。第 1 フェーズとして両社が設計・承認・開発・アビオニクス改修キットの供給を実施、第 2 フェーズとして Service Industriel de l'Aeronautique (Clermont-Ferrand) が組み込みを行う。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/23)
  • 米国務省と George Bush 大統領は、ここ 1 年ほどに渡って業界からクレームが出ていた、兵器輸出許可手続きの煩雑さに対する改善策をまとめた。自国の安全保障や技術面でのリーダーシップを維持しつつ、これまで問題とされてきた点を改善しようというもの。以下は、国務省がリリースした施策の原文。
    • Produce more and better financial and intelligence support to enable the State Department to make more timely decisions on defense export licenses.
    • Impose a 60-day deadline for decisions on most routine defense export license applications.
    • Upgrade to an electronic licensing system.
    • Create a formal interagency dispute mechanism to quickly resolve questions of whether licenses fall under State Department or Commerce Department jurisdiction.
    • Create a multi-agency working group to improve procedures for conducting export enforcement investigations. The Commerce Department described six changes that apply to its licensing of "dual-use" items that have both military and non-military uses:
    • Establish a Validated End User program to ease exports to "reliable foreign companies," while imposing additional scrutiny on exports to less favored foreign buyers.
    • Conduct regular updates of the export controls on dual-use items.
    • Revise rules on intra-company transfers of sensitive items.
    • Revise rules restricting the export of encryption products.
    • Review re-export controls.
    • Increase transparency by publishing advisory opinions on the Internet and listing foreign parties that warrant higher scrutiny.
    これに対して、AIA (US Aerospace Industries Association) や Coalition for Security and Competitiveness といった業界団体は歓迎する声明を発表。(White House, US State Department)
  • 市場調査会社の Frost & Sullivan は、米国防総省の FY2008 予算に関連するレポートをまとめた。2013 年までは、特に陸軍・海兵隊関連で装備調達費の伸びが続くと予想している。短期的には、IED 対策としての装甲車輌の需要が大きく、トラック類に加えて M2 Bradley 歩兵戦闘車・M1 Abrams 戦車・Stryker 装甲車の改修需要もある。空の上では、輸送機・給油機・戦闘機、海の上でも戦闘艦の一部に寿命を迎えるものがあるため、こちらも代替需要が見込まれる。大統領選挙については、主要な候補がいずれも国防重視の方針を示しているが、問題は、陸戦重視の傾向の中で空軍・海軍への配分をどうするか。従来は雇用創出効果の大きさから海空の装備が大事にされる傾向があったが、対テロ戦の時代になり、むしろ陸戦装備、それと C4ISR や特殊作戦といった分野の重みが増している。(Frost & Sullivan)
  • 米 Kaman Aerospace 社は、同社の Aerostructures Division と米 Sikorsky Aircraft 社が製造分担合意 (Memorandum of Agreement) を締結したと発表した。フロリダ州 Jacksonville の Kaman 社工場で UH-60M・HH-60M・MH-60S のコックピット部を製造するもので、期間は 2012 年まで。初期発注分は 7,430 万ドルで、すべての契約が実現した場合の総額は 1 億 9,640 万ドル。Kaman 社は 2005 年から Sikorsky 社向けの製造分担を行っており、これまでに UH-60L/M・MH-60S・S-70A のコックピット部を合計 147 セット納入している。また、配線用のハーネス、油圧アセンブリー、操縦用のペダルやスティック、シート・トラック、油圧配管、風防固定用の複合材料部品も手掛けている。Kaman Aerospace は Kaman Corporation (Bloomfield, CT) の子会社で、航空機向け金属・複合材製品の製造や、SH-2G・K-MAX といったヘリコプターを手掛けている。(Kaman Aerospace)
  • 米 Vought Aircraft Industries 社も、米 Sikorsky Aircraft 社との間で製造分担合意を締結した。こちらは UH-60L/M と MH-60S が対象で、アルミ・チタン・鋼のパーツ 3,600 点で構成するキャビン部分を製造する。期間はやはり 2012 年までで、総額 6 億ドルの案件。この件に携わる従業員は 450 名。Vought 社が Sikorsky 社からの受注を得たのは、2005 年 1 月に続く二度目で、前回も H-60 シリーズのキャビン部分を担当した。過去 3 年間で 90 機分を納入している。(Vought Aircraft Industries)
  • オランダ政府はテロ対策の一環として、1 億〜2 億 5,000 万ユーロを投じて新型掃海艇を整備すると発表した。現在、研究部門・TNO が所要の装備に関するスタディを進めているところ。Jack de Vries 国防相によると、今年の第二四半期までにこの作業を終える予定になっている。NATO が昨年、オランダの掃海艇戦力が他国と比較して貧弱であり、テロリストが機雷を使った攻撃を仕掛けてくる事態に対抗できないと指摘したのを受けた措置。ただしこれまで、テロリストが実際に機雷で攻撃を仕掛けた事例はない。(Netherlands Information Service) [機雷って派手さを欠くから、テロリスト好みじゃないと思う]
  • 加 Saab Microwave Canada Ltd (Halifax, Canada) は、カナダ海軍の Halifax 級フリゲートに装備する Sea Giraffe 150 HC レーダー×14 隻分を対象とする、サポート・コンポーネント補修・システム全体のオーバーホールを 1,600 万ユーロで受注した。1990 年代初頭から続いているパートナーシップに基づくもので、今回の契約によってそれを更新・延長した次第。 期間は 6 年。(Saab)
  • 2007 年 4 月に IAI 社とチーム合意を結んでいる米 Northrop Grumman 社は、先日のイスラエル向けレーダー偵察衛星・TECSAR の打ち上げを祝うプレスリリースを出した。TECSAR が装備する X バンドの合成開口レーダー (SAR : Synthetic Aperture Radar)・Trinidad システムで得られたデータは、Northrop Grumman 社を通じてアメリカ政府機関にも提供する。(Northrop Grumman)
  • 米 Kelly Aviation Center, L.P. は米空軍の OC-ALC (Oklahoma City Air Logistics Center) との間で、MRO (Maintenance, Repair and Overhaul) 業務に関するパートナー合意を締結した。Lockheed Martin・GE Aviation・Rolls-Royce の各社が共同設立した Kelly 社と OC-ALC のパートナーシップは、1999 年以来のもの。今回の契約で対象となるのは、Lockheed Martin 社の U-2 "Dragon Lady" 偵察機が装備する F118 エンジンのコンポーネンツ。すでに同社は B-2A 用の F118 エンジンを手掛けているため、これは合理的な帰結といえる。そのほか、F110・TF39・T56 といったエンジンも手掛けている。搭載機は、C-2 Greyhound、C-5 Galaxy、C-130 Hercules、P-3 Orion、F-16 Fighting Falcon、U-2S Dragon Lady、F-15K Eagle、E-4B National Airborne Operations Center、KC-10 Extender。(Lockheed Martin)
  • 英 Rolls-Royce 社と仏 Turbomeca 社は、Adour エンジンを巡る協力関係を、さらに 30 年間にわたって延長した。1966 年 5 月の協力合意調印に続き、ジョイント・ベンチャー RRTM (Rolls-Royce Turbomeca Ltd.) を 1966 年 6 月に設立、SEPECAT Jaguar 戦闘機に搭載するエンジンとして開発したものだが、その後に Hawk 練習機にも搭載、軍民双方から最新のテクノロジーを取り入れて Mk.871 より 8% パワーアップした Adour Mk.951 まで発達を遂げてきている。また、Mk.951 は FADEC (Full Authority Digital Electronic Control) 化して操作性を改善している。Adour シリーズの累計生産数は 2,800 基、累計飛行時間は 700 万時間。また、このエンジンは nEUROn や Taranis といった UCAV 開発計画にも採用された。ちなみにこの両社、EH101 用の RTM322 ターボシャフト・エンジンも共同で手掛けている。(Turbomeca)

ホグの翼 (DID 2008/1/22)
米 Boeing 社は、米空軍から A-10 の主翼換装プログラムに関連するエンジニアリング/モデリング業務を 1,490 万ドルで受注したと発表した。これにより、完全なペーパーレス化を実現するとしている。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/1/22)
  • Textron Marine & Land Systems, Textron Inc. (New Orleans, LA) は米陸軍から、M1117 ASV (Armored Security Vehicle) を $227,798,613 で受注した。TACOM LCMC, Warren, MI (W56HZV-05-C-0470) [Textron 社の発表によると、329 両を納入するとのこと。2009 年 5 月まで月産 48 両のペースを続けるとしている。主な用途は、憲兵隊、車両隊警護チーム、野戦砲兵隊の COLT (Combat Observation and Lasing Teams) で、2008 年 1 月の時点で 1,270 両を生産。1,040 両あまりが対テロ戦がらみで戦地に出ており、稼働率は 90% を維持。ウェポン・ステーションを 2 ヶ所備えるのが特徴で、弾詰まりなどの処理は車内から行える]
  • Walsh Construction Co. (Chicago IL) は米陸軍から、ミズーリ州 Whiteman AFB に住宅施設を建設する作業を $61,707,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Kansas City, MO (W912DQ-08-C-0015)
  • Global Fleet Sales (Charlottesville, VA) は米陸軍から、ダンプカー×383 両を $39,924,303 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-08-D-G096)
  • General Dynamics Lands Systems (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、M1 Abrams Integrated Management×204 両分の RESET 作業を $17,638,923 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-06-G-0006)
  • IDSC Holding LLC (Kenosha, WI) は米陸軍から、ショップ用機材、メンテナンス用ツール、その他の維持管理用アイテムを $7,770,431 で受注した。TACOM, Rock Island, IL (DAAE20-03-D-0087)
  • APM, LLC (Yorba Linda, CA) は米空軍から、各種のメンテナンス、補修、代替、小規模建設の作業を $50,000,000 (Maximum) で受注した。個別の建設プロジェクトごとに delivery order を出す形になる。20th Contracting Squadron, Shaw AFB, SC (FA4803-08-D-0002)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米海軍から、Mk.15 Phalanx CIWS (Close-In-Weapon System) を対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務に関する修正契約を $18,672,992 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-5437) [ちなみに、Mk.15 装備艦は米海軍だけで 187 隻、さらに海外カスタマーが 20 ヶ国ある由]
  • McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米海軍から、F/A-18E/F と EA-18G で使用するミッション機材に関する修正契約を $12,476,160 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-C-0014)
  • Intermat (Biddeford, ME) は米海軍から、Reentry Systems Applications Program で使用する SSNT (Shape Stable Nose Tips) の研究開発を $12,177,959 で受注した。現行の Mk.4/Mk.5 再突入体で使用している SSNT に代わる、新しい SSNT の熱保護用素材を開発するのが目的。エンジニアリング・スタディ、素材に関する分析・製造・処理・試験といった作業を実施する。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Dahlgren Division, Dahlgren, VA (N00178-08-C-3004)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/22)
  • Eurocopter 社は、2007 年の販売実績をまとめて公表した。2007 年中に軍民合わせて 488 機をデリバリーしており、これは世界 No.1。売上比率は、ヘリコプターそのものが 56% (23 億 4,000 万ユーロ)、カスタマー・サービス業務が 33% (13 億 9,000 万ユーロ)、開発などが 11% (4 億 4,000 万ユーロ)。軍民比率は、民間 51%、軍用 49%。輸出比率は 68%。受注 (order bookings) は 802 機・65 億 8,000 万ユーロ分、2007 年 12 月時点でのバックログは最高記録の 130 億ユーロ分。受注の内訳は以下の通りで、軍民比率は 56% : 44%、輸出比率は 51%、ヘリコプター自体の受注額比率は 74%。
    • EC120 Colibri×73
    • AS350/355 Ecureuil/Fennec/EC130×325
    • EC135×134
    • BK117/EC145×88
    • Dauphin/Panther/EC155×47
    • Super Puma/CougarEC225/EC725×22
    • NH90×95
    • Tiger×18
    スペインの Albacete に工場を新設、イギリスに Eurocopter UK を設立。NH90 については、Patria 社が運用するフィンランドの生産ラインが稼働開始、オーストラリアでも組み立てを開始。米陸軍向けの UH-72A Lakota は 18 機をデリバリー。韓国とは KHP 計画の協力合意をまとめて、中国と共同開発している EC175 も予定通りに進捗中としている。2008 年の課題としては、効率改善努力の継続、ドル安対策、NH90 のデリバリーと就役促進などを挙げている。(Eurocopter)
  • Thales Alenia Space 社は、2007 年に 5 件・衛星 7 基分の契約を受注したと発表した。また、2007 年 4 月に Alcatel-Lucent 社が保有していた Alcatel Alenia Space 社株の Thales 社への移管が実現、Thales Alenia Space (出資比率は Thales : 67%、Finmeccanica : 33%) と Telespazio (出資比率は Finmeccanica : 67%、Thales : 33%) を設立するイベントもあった。静止衛星のマーケット・シェアは 26%、ペイロードのマーケット・シェアは 35%、打ち上げミッションは 13 回実施。火星探査プロジェクト ExoMars への参画、次世代軍事偵察衛星 MUSIS の概念研究、Helios シリーズに続く新型衛星の概念研究、といった案件も。(Thales Alenia Space)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/1/21)
  • 米陸軍の Program Executive Office Aviation と TRADOC (Training and Doctrine Command) は AUSA (Association of the United States Army) 航空シンポジウムの席で、総額 146 億ドルを投じる航空装備近代化計画の最新版を明らかにした。
    • UH-72A Lakota : 2006 年 11 月の初号機受領以来、現在までに 18 機を領収。予定通り、あるいはやや早め。現在、月間 2-3 機のペースで製造中。契約から 11 ヶ月で最初の部隊を編成。2017 年までに 345 機を調達して、大半を州兵に、一部を TRADOC の NTC (National Training Center, Fort Irwin, CA) に配備、捜索・救難、負傷者後送、対麻薬作戦、本土防衛関連の指揮・統制、VIP 輸送といった支援任務に使用する。こうした派生型についても改修許可が下りている。基本的には民間機そのもので、通信機が唯一の軍仕様品。
    • UH-60M Black Hawk : 第一陣として 30 機を領収、第 159 戦闘航空旅団 (Fort Campbell, KY) への配備が昨年 12 月から始まっている。FBW 化、CAAS (Common Avionics Architecture System) の採用、FADEC (Full-Authority Digital Engine Control) 化といった改良点があり、操縦が容易になってワークロードの軽減に、結果として任務への集中度向上につながっている。また、重量軽減、信頼性向上、生存性向上といった利点も。既存の UH-60 に加えて UH-60M を調達して、シリーズ総数を 1,668 機から 1,931 機 (UH-60L/M) に増やす。
    • CH-47F Chinook : 新造機×113 機と改修機×339 機を揃えて、2030 年まで運用継続の予定。トランスミッション、ローター・ブレード、ローター・ハブのように再利用するものもあるが、機体構造、デジタル・マップ・ディスプレイ、CAAS のように新造する装備品も多い。近く、CH-47D/F を合わせて 452 機が揃う予定で、うち 407 機がイラク・アフガニスタンに出張る形になる。
    • AH-64D Apache Longbow : 800 機以上を運用中。2008 年から、デジタル化を進めて JTRS (Joint Tactical Radio System)、改良型エンジンと駆動系、新型の複合材料製ローター・ブレード、UAV 管制能力を備えるブロック III に移行する。また、第 2 世代の長波長赤外線に対応する暗視装置・Arrowhead を Lockheed Martin 社が開発した。銃手には 3 方向の視野を持つ FLIR (Forward Looking Infrared)、パイロットには 2 方向の視野を持つ FLIR と CCD TV カメラ、電子ズーム機能、目標追跡装置、オート・ボアサイトといった機能があり、2011 年までに 704 機に装備予定。
    • OH-58D Kiowa Warrior (Armed Scout Helicopter) : 老朽化が進んでいるが、安全対策や老朽化対策を取り入れて、2018 年まで運用を継続する。Bell Helicopter 社の手で、コックピット・ディスプレイの改良や重量軽減、FADEC 化、コックピット・エアバッグ装備、生存性を高めた座席の装備といった改良を、199 機に対して適用した。将来的には、開発中の ARH-70A で代替予定。ARH-70A は 512 機を調達する計画で、現役部隊に加えて州兵の 4 個大隊にも AH-64A に代えて配備する。
    (US Army)
  • コロンビア海軍は、Almirante Padilla 級フリゲート×4 隻に装備する対水上監視レーダーとして、丁 Terma 社の SCANTER 2001 を採用した。同級の装備近代化に使用する機材のひとつで、2008 年の第一四半期にデリバリー予定。ノイズや干渉への耐性を考慮した設計になっているとしている。同社製の艦載レーダーは、スウェーデン、丁抹、メキシコ、シンガポール、ブラジル、チリ、コロンビア、トルコ、ギリシア、韓国、フィンランド、イギリスといった国で採用実績がある。モジュラー化によってさまざまなカスタマーからの要求に対応でき、送受信システム (RxTx) は単一周波数でも多様な周波数 (Frequency Diversity) でも対応可能。(Terma Group)
  • ルクセンブルクは Kongsberg Group に対して、Protector ウェポン・ステーションを 6,800 万クローネで発注した。ポルトガル、チェコ、ノルウェーからの受注に続くもの。このうちノルウェー陸軍は Protector Lite を Iveco LMV 装甲偵察車への搭載用として採用、3,400 万ドルの契約を結んだ。(Kongsberg Gruppen)
  • 韓国の KOIS (Korean Overseas Information Service) が報じたところでは、米 Boeing 社は韓国側に対して、2006 年 6 月に韓国・慶尚北道 Gyeongsangnam-do 浦項 Pohang 沖の洋上で墜落した F-15K の代替機について、無償提供を示唆したとのこと。この提案は、韓国が昨年に第 5 世代のステルス戦闘機・60 機を 2014-2019 年にかけて調達する構想を明らかにした後で行われたとされる。また、韓国と Boeing 社は F-15K×40 機の当初発注に続く、20 機の追加調達について協議中。なお、回収した事故機の残骸や、過去の補修・飛行関連の記録による事故原因の調査では、エンジンを初めとする機体側のトラブルは発見されていない。(Korean Overseas Information Service) [つまり、追加発注が 20 機ではなく 21 機になり、ただしお代は 20 機分ということ。ただし、まだ Boeing は公式には何もいっていないので…]
  • Elbit Systems 社は、傘下の El-Op (Elbit Systems Electro-Optics Elop Ltd.) が軽量熱線映像カメラ・CORAL を 4,000 万ドルで受注したと発表した。同社では、さらなる追加受注も見込んでいるところ。CORAL は、歩兵・偵察・特殊作戦といった兵科で、照準・目標捕捉・警備などの用途に使用する暗視装置。ベースになっているのは、3-5μの波長に対応する FPA InSb 探知技術、画像処理技術、ソフトウェア・アルゴリズムで、すでにファミリー製品として FOV Thermal Imaging camera が運用実績を挙げている。また、CORAL-CR は光学 5 倍ズーム付きの熱線映像装置にGPS レシーバーやレーザー測距儀、デジタル・コンパスを組み合わせており、自己位置情報の取得や目標捕捉が可能。(Elbit Systems)
  • 米 Meggitt Defense Systems 社はカリフォルニア州 Irvine の本社で 2007/12/4 に、米陸軍、GDLS (General Dynamics Land Systems)・Boeing・SAIC・PM-Main Armament Systems・ARDEC・Alliant TechSystems・General Dynamics Ordnance and Tactical Systems の各社からの代表を迎えて、米陸軍の FCS (Future Combat Systems) 構成要素のひとつ・MGV (Manned Ground Vehicles) で使用する 120mm 砲の給弾システム、AHS (Ammunition Handling System) のデモンストレーションを実施した。2008 年の第一四半期中に GDLS 社に納入するもので、MCS Firing Fixture のインテグレートするとともに、将来的には TMBS (Turret Motion Based Simulator) 試験や発射試験に供する。2008 年中にさらに試験用モデルを追加納入して、2010 年初頭から前量産モデルの納入に移る。AHS は Meggitt 社が 2005 年 10 月に GDLS 社から SDD フェーズ契約を受注したもので、General Dynamics Armament and Technical Products、Curtiss Wright Controls、Embedded Computing、GDLS の MCS Integrated Product Teams からの支援を受けている。MCS は小型・軽量で乗員が 3 名しかいないため、自動化は重要な課題。そこで AHS が登場して、弾薬搭載・弾種識別・残弾管理・装填・排夾を担当する。(Meggitt Defense Systems)
  • 英 QinetiQ Group は、オーストラリアのエンジニアリング企業、 AeroStructures Group (Melbourne, Australia) との間で買収について合意したと発表した。同社は航空機やヘリコプターの機体構造を対象として、エンジニアリング分析・評価を行っているほか、非破壊検査 (NDT : Non-Destructive Testing) やその他の設計・検査、専門家の派遣業務も手掛けている。主な顧客は、オーストラリア国防軍と DSTO (Defence Science & Technology Organisation)、その他海外の空軍、Boeing 社傘下の豪 Hawker de Havilland 社など。現在、同社は B.787 の主翼フラップを対象とする分析作業を進めているところ。先に、コンサルティング会社の Ball Solutions Group と Novare Group を傘下に収めて、オーすらリアにおける事業規模を従業員 288 名・売上 4,800 万豪ドルに引きあげたのに続く買収案件。QinetiQ が打ち出している、EMEA (Europe, Middle East and Australasia) での成長を重視する方針の現れ。(QinetiQ)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2008/1/23)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 110 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 73,558 名、海軍 5,043 名、空軍 7,118 名、海兵隊 8,677 名、沿岸警備隊 333 名。

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戦争・紛争

今日のアフガニスタン (AFPS & AFNews 2008/1/23)
アフガニスタンで Regional Command East の指揮官と CJTF82 (Combined Joint Task Force 82, Bagram AB) を兼任する David Rodriguez 米陸軍少将は、同少将の担任区域 (パキスタンとの国境沿いにある各省) 内でタリバンが春期攻勢に出ることはないだろう、という見通しを示した。1 年前にはタリバンやアルカイダとの戦闘が激しかったが、現在の状況は落ち着いているとしている。
戦力面では、春までにアフガニスタン軍の 2 個旅団を増強する予定になっており、アフガニスタン軍への任務委譲も進んでいるが、政府が進めている経済発展プログラムの方は遅れ気味。それでも、麻薬製造のような「裏経済」より「表の経済」の発展の方が速い、というのが同少将の説明。
このほか、JTAC (Joint Terminal Attack Controller) が発見した敵の監視哨に対して米空軍の B-1B が GBU-38/B を投下して破壊、Deh Rawod でも JTAC の指示で米空軍の F-15E が GBU-38/B による爆撃を実施している。Garmser では英空軍の Harrier GR.7 が Enhanced Paveway II で、Musa Qal'eh では仏空軍の Mirage 2000 が、Sangin と Orgune では米空軍の F-15 が、それぞれ空対地攻撃を実施。アフガニスタンでこの日に実施した近接航空支援は合計 41 件。

今日のイラク (AFPS & AFNews 2008/1/23)
聯合軍とイラク軍が実施した過去 2 日間の交戦で、敵 20 名が死亡、16 名が拘束されたほか、複数の武器集積所を発見・破壊した。
そのうち Baqouba では、Diyala 省で活動しているテロ組織の掃討を実施した際の交戦で敵 10 名が死亡、さらに逃走を企てて停止の指示に従わなかった複数の敵も射殺された。Mosul ではアルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする作戦 2 件を実施、13 名を拘束。Baghdad でも 2 名を拘束。といった具合。
Samarra 東方の Hamrin Mountains では 22 日、アルカイダ関連組織のメディア・プロパガンダ担当者をターゲットとする作戦を実施。その際に、指示に従わずに逃走を企てた敵 5 名が射殺された。別件の、Diyala 省で活動している IED 専門家をターゲットとする作戦でも、同じような状況で敵 2 名が射殺されている。そのほか、Samarra で 22 日の晩に実施した作戦では外国人テロリストの手引きを行った容疑者などを拘束。
Safwan と Al Kut で、米空軍の F-16 が、聯合軍の車両隊を攻撃しようとしていた敵を攻撃。Basrah 近郊で発見した敵は米海軍の F/A-18E/F が攻撃。イラクでこの日に実施した近接航空支援は合計 61 件。そのほか、ISR ミッションや偵察ミッション、空輸ミッションを実施。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/1/22)
聯合軍は 22 日、Zabul 省 Qalat 地区で実施したタリバンなどの掃討戦で 7 名を拘束、武器集積所 2 ヶ所を発見。同地区では 18 日にも 5 名が捕まっており、うち 1 名はタリバン関連組織の指揮官。
20 日には、警察が Paktya 省 Chamkani の小学校近くで不発の対人地雷を発見・処分。Helmand 省 Narh-e Saraj 地区の Tambah では武装勢力による IED 設置を発見・航空攻撃によって破壊。同じ地区の Tambah ではアフガニスタン軍が武装勢力と交戦、聯合軍の航空機を呼んで制圧。105mm と 82mm の砲弾、爆弾製造材料、麻薬を発見。
16 日に Nangarhar 省 Khogyani 地区の Zawa という村落で武器集積所を発見。無反動砲弾 93 発。

今日のイラク (AFPS 2008/1/22)
聯合軍は 20 日、Arab Jabour 近隣の村落にあるアルカイダ関連組織の拠点に対して激しい爆撃を実施。既報のように、35 ヶ所のターゲットに対して 2 時間以上かけて 19,000lb の爆弾を投下。過去 10 日間の累計は 114,500lb の投下、ターゲット 10 ヶ所を破壊した。といっても無差別絨毯爆撃ではなく、ターゲットを慎重に選んで付随的被害の回避を図ったと説明している。また、こうした攻撃の一方では地元住民に対する生活水準向上を企図して、さまざまな民生支援を実施している、という説明。
19 日に Baghdad 南方で、路傍爆弾攻撃に遭った MRAP に乗っていた兵士 1 名が死亡、3 名が負傷。MRAP に乗っていた兵士が死亡したのはこれが初めて。国防総省ではこの件について調査を始めているが、MRAP に対する信頼を失ったわけではないとしている。[DID (2008/1/24) によると、破壊されたのは Navister International 製の MaxxPro で、銃手が死亡したとのこと]
22 日、聯合軍はイラク北部・Baghdad で合計 18 名を拘束。うち 1 名は、イランの支援を受けて Diyala 省で活動している "special groups" の資金供給担当で、アメリカ・イラン・イラクの貨幣を所持していた。このほか、Qasirin で 1 名、Baqouba・Samarra 東方・Mosul で合計 11 名、Baghdad で 3 名を拘束。Taji では、当地で活動しているアルカイダ関連組織の幹部 (以前は Tarmiyah の組織にいた) を拘束。IED 攻撃、外国人テロリストの手引き、誘拐といった容疑。
20 日、Baqouba 南方で "Operation Raider Harvest" に参加していた米陸軍・第 2 歩兵師団の兵士が助けを求める声を聞きつけて、アルカイダ関連組織の拷問部屋に囚われていた 2 名を救出。Multinational Division Baghdad は West Rashid 地区で武器集積所を発見、迫撃砲弾 76 発、RPG 4 発、自家製爆薬、信管、手榴弾、雷管など。別件で、狙撃銃 2 挺、スコープ付きの M4 カービン、AK-47、弾倉 20-30 個、4 億イラク・ディナール分の現金を発見。
19 日、Baghdad の West Rashid 地区で警察が小火器を持った敵 3 名と交戦、そのうち 2 名を拘束。1 名は逃走。間接砲撃に関与した容疑も。Taji ではイラク軍と米軍のコマンドー部隊が 2 名を拘束。自爆テロなどの容疑。
18 日、Rutbah い゛イラクの SWAT チームが 3 名を拘束。イラク軍・聯合軍への攻撃、誘拐・殺人といった容疑。Diyala 省ではテロリストがアジトや武器隠匿場所として使用していた廃屋 2 棟を発見・破壊。Baghdad で "Operation Phantom Phoenix" の支作戦に参加していた Task Force Dragon の兵士が武器集積所 2 ヶ所を発見。雷管、RPG、120mm 迫撃砲弾、7.62mm 機関銃弾、ボルトが脱落した M-1 Garand 小銃、機関銃、RPG 発射器、30-06 弾 200 発。現場にいた 2 名を拘束。17-18 日にかけて Jisr Diyala でも、地元住民からの通報で武器集積所 2 ヶ所を発見しているが、こちらは 120mm 迫撃砲弾 75 発、装薬、信管といった内容。
ちなみにイラクの法律では、自衛のために、世帯ごとに AK-47 自動小銃 1 挺と 30 発入り弾倉ひとつの所持が認められている。

今日のイラク (AFPS 2008/1/21)
聯合軍が、Diyala River Valley 北東地域で活動するテロ組織の掃討を企図した作戦を実施した際の交戦で、敵 2 名が死亡、3 名が拘束されたほか、Muqdadiyah 西方で武器集積所を発見・破壊。アルカイダ関係者の会合場所があるという情報を得て実施した作戦。
Tarmiyah 北方では、Baghdad 北部におけるアルカイダ関連組織の活動に関与した容疑で 2 名の兄弟を拘束。聯合軍に対して、狙撃や IED による攻撃を行ったほか、外国人テロリストの手引きも行った容疑。この他にもう 4 名を拘束。Tikrit では、テロ組織への武器供給容疑で 1 名、その他 1 名を拘束。前者はアルカイダ関連組織の幹部とも繋がりがある模様。
Sharqat では、Bayji でイラク軍・聯合軍に対する大規模攻撃を計画していた容疑で 1 名を拘束。聯合軍の追跡を逃れようとして Bayji から Sharqat に移動してきていた。この他に 3 名を拘束。Mosul では、アルカイダ関係者のお尋ね者 1 名を含む 2 名を拘束。暗殺の担当で、2007/12/25 に死亡した前任者の後を襲っていたもの。Samarra 東方では、アルカイダ関連組織にアジトと会合場所を提供していた容疑で 1 名を拘束。
Baghdad 近くの Armel では、イラク軍特殊部隊が過激派と交戦、敵の幹部が死亡。敵の拠点となっている建物に乗り込んだところ、別室に逃げ込んだ過激派メンバーを発見、ドアをぶち破って突入・拘束しようとした際に武器を持って抵抗したため、イラク軍によって殺された。これが後で過激派の幹部と判明。各種の攻撃、殺人、誘拐、その他の犯罪行為に関わっていたほか、宗派間対立の騒擾にも関わりがあったとされる。
Arab Jabour で 20 日、米海空軍・海兵隊の航空機が、アルカイダ関連組織のアジトなど、10 ヶ所を超えるターゲットを攻撃。使用したのは F/A-18 や B-1B で、地上では米陸軍・第 3 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チームが協力した。当地では 1/10 と 1/16 にも航空攻撃を実施しており、このときには合計 64 ヶ所のターゲットに 80,000lb を超える兵装を投下している。地上軍が乗り込む際の妨げとなる、IED、あるいは武器集積所の破壊に重点を置いた作戦で、"Operation Phantom Phoenix" や、その支作戦である "Operation Marne Thunderbolt" などの支援が目的。
Mahmudiyah 近郊で 20 日、Baghdad 南方で活動しているアルカイダ関連組織をターゲットとする作戦を実施、2 名を拘束。その際に聯合軍の航空機が実施した攻撃で敵 1 名が死亡。その Baghdad では、Karkh で活動しているアルカイダ関連組織の関係者 1 名を拘束。IED 攻撃や自動車爆弾攻撃に関与していたほか、イラク全土でのテロ行為にも関わりがあったとされる。別件で、Baghdad でアルカイダ関連組織の幹部を拘束しているが、こちらは Baghdad 界隈で活動する多数のテロ組織幹部と繋がりがある人物。外国人テロ組織とも関わりがある。これ以外にもう 2 名を拘束。
Samarra 近郊では、アルカイダ関連組織のメディア・プロパガンダ担当者を含む 2 名を拘束。Samarra から Mosul に移ってきたアルカイダ関連組織の幹部と繋がりがある。Jalula 北方では 1/17-19 にかけて、Diyala River Valley〜Hamrin mountain で活動するアルカイダ関連組織をターゲットとする作戦を実施、11 名を拘束、武器集積所 1 ヶ所を破壊。

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JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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