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一般ニュース
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/2/13)
デンマーク空軍は 5 億 8,600 万ドルを投じて EH101 Merlin×14 機を AgustaWestland 社から調達、捜索・救難に 8 機、戦術兵員輸送に 6 機を充てているが、技術的支障により、メーカー側が約束した 80% の稼働率を実現できず、30% にとどまっている。このため、デンマーク国防省は AgustaWestland 社に対して違約金を請求する検討を進めている由。エンジンのクランクシャフトに、製造時の溶接不良に起因するクラックが発生して、Billund 飛行場に緊急着陸する事故が発生している。
12 日にフランス西方の Biscay 湾で、フランス空軍の Mirage 2000N (母基地は Base Aerienne 116。Escadron de Chasse 1/4 Dauphine と Escadron de Chasse 2/4 La Fayette がいる) が墜落する事故が発生。パイロットが機体の異常を知って後席手ともども緊急脱出したもの。フランス空軍では 2007/12/6 に、Rafale の墜落事故が発生している。
アイスランドは、新しい国防戦略の策定を推進中。すでに連立政権を構成する 2 党は予備的合意をまとめた。NATO 加盟国のノルウェー・デンマークとの間で密接に協力しながら、新たな安全保障システムを実現するとしている。2006 年に米軍が撤退した後の状況に対応するのが目的で、米軍が使っていた Keflavik International Airport に司令部を新設するとしている。
ロシアの Sergei Lavrov 外相は 13 日、Interfax と RIA Novosti の取材に対して、イランが進めているロケット開発やウラン濃縮を「無視できないものである」として非難。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/13)
米議会・上院予算委員会 (Senate Budget Committee) 議長からの要請を受けて、CBO (Congressional Budget Office) はイラク・アフガニスタンなどで実施している軍事作戦に投じた費用に関するレポートをまとめた。OEF が始まった FY2002 には 180 億ドル、OIF が始まった FY2003 には 760 億ドル、FY2004 にはちょっと減って 740 億ドルとなったが、FY2005 から急増。FY2007 には 1,650 億ドル、FY2008 の要求額は 1,880 億ドルとなり、2001 年以来の累計は 7,520 億ドルに達している (外交関連の支援経費などが、これとは別に 400 億ドル)。2008 年についてはさしあたり、軍事作戦の経費として 870 億ドル、その他の経費として 10 億ドルの支出が承認済み。軍事作戦関連の支出のうち、60% が O&M (Operation and Maintenance)、人件費が 20% ほどを占める。このほか、戦闘で損傷した装備の再生補修・交換 (RESET) や、既存装備のアップグレード経費の要求が 2005 年以降に発生している。2006 年からはさらに、新装備の調達などによる「軍の再建」経費が加わった。ただし 2007-2008 年にかけては、装備調達費の比率が 35% まで上昇しており、O&M 経費は 52%、人件費は 10% となっている。(CBO)
POGO (Project On Government Oversight) は情報公開法 (Freedom of Information Act) を通じて、DoD IG (Department of Defense Inspector General) が 2007 年 12 月にまとめた「関係者限定」の報告書を入手。それに基づき、米陸軍が 6 億 2,300 万ドルを投じて進めている SLAMRAAM (Surface-Launched Advanced Medium Range Air-to-Air Missile) 計画について、監督不行き届きにより税金の無駄遣いになっている、と主張。SLAMRAAM 計画について DoD IG が、技術的困難とコスト上昇により、目標再設定 (rebaseline) が必要になっていると判断した、としている。原因は陸軍のマネージメント失敗とメーカー (Raytheon 社) の不適切な計画だ、という説明。さらに、Defense Contract Management Agency も自らの指針・方針の適用に失敗したとしている。コスト上昇の例としては、副契約社の Boeing 社が手掛けている管制システムのコストが、1,890 万ドルから 3,150 万ドルに値上がりした事例を挙げて、コストとスケジュールに関する重要な情報が行方不明になっている、と指摘。さらに情報システムのセキュリティリスクについても指摘している。(POGO)
オーストラリア空軍の C-17A・3 号機が、ホームベースの RAAF Amberley に到着して、すでに同地の No.36 Sqn. で運用している 1-2 号機に加わった。昨年 12 月に引き渡しを受けた後で、アメリカで自衛装備の追加を実施していたもの。4 号機は 3 月初頭に到着の予定となっており、これで全機が揃う。ちなみに 1 号機は 2006 年 12 月、2 号機は 2007 年 5 月にデリバリーを受けた。(Australian DoD)
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/2/12)
アメリカのJohn Murtha 下院議員は、「米空軍は旧い戦闘機を維持するために多額の資金を無駄にしている」として、FY2008 または FY2009 の補正予算で F-22A の追加調達費用を計上する方向で空軍と協議中、と発言。FY2009 予算要求に盛り込んだ 4 機とは別で、数量については「年間 20 機」としている。
米下院・共和党の議員 3 名が、サウジアラビアへの JDAM 輸出に反対する勢力に加勢、さらに他の議員に対しても加勢を呼びかけている。「大統領のことは支持しているが、常に何でも支持するわけではない」と。現在、共和党 13 名、民主党 80 名がこの件の阻止法案に賛成する意向を示している。
米国防総省関係者によると、KC-X の機種選定作業は以前の予定より遅れているものの、今月中には勝者を発表できる見込み、とのこと。
米ミサイル防衛局 (MDA) 長官の Henry "Trey" Obering 空軍中将は、イランからの弾道ミサイル攻撃に備えて、チェコに配備を計画している者とは別に、移動式の弾道ミサイル探知用レーダーをヨーロッパに追加配備する検討を進めている、と発言。
フランスの Nicolas Sarkozy 大統領はブラジルの Luiz Inacio Lula da Silva 大統領と行った首脳会談で、通常動力潜水艦と戦闘機を輸出、ならびに技術移転を実施する用意があると発言。
米 Blackwater 社が 2007 年から、台湾で総統の警護にあたっている NSB (National Security Bureau) の人員を訓練しているという話。NSB ではこの他、諜報や暗号関連の業務も担当している。2004 年に台南で総統狙撃事件があったときには、NSB は強い非難に晒された。その台湾には ASFC (Aviation and Special Forces Command) なる特殊作戦部隊があり、第 601・602・603 の 3 個航空旅団 (Aviation Brigade) と第 862 特殊作戦旅団、新編の対テロ部隊・特殊空挺中隊 (Airborne Special Service Co.) を指揮下に置いている。このうち第 603 は、1998 年に発注した SH-47SD×9 機を装備して 2003 年に発足。
英 BAE Systems 社と印 Mahindra 社が、耐地雷車輌の共同生産について協議しているという報道。すでに 600 両あまりの納入実績がある RG-31 が対象。BAE Systems はインド向けに Casspir (RG-31 のインド向け名称)×165 両を、1999 年から納入した経験がある。また、Mahindra Defence Systems の方も、同社製の防弾車輌が Kashmir で使われている実績がある。
米海軍で航空関連プログラムを担当している William Balderson 氏が、「LCS (Littoral Combat Ship) の計画が遅延した場合、LCS に搭載するつもりだった MQ-8 Fire Scout UAV を別の艦に転用する計画がある」と発言。ただし確定したわけではなく、その前の段階だとしている。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/12)
RAND Corporation は、報告書 "War by Other Means: Building Complete and Balanced Capabilities for Counterinsurgency," をまとめた。アメリカがイスラム過激派に対抗する能力を欠いており、イラクやアフガニスタンで行ったような軍事的侵攻については「もっとも不適切」「もっとも非生産的」「全面的に実現不可能」とする。その上で、優先順位を変更して地元政府の改善・治安維持部隊の育成・情報の収集や活用といった、現時点で欠いている部分に転換するべきだと指摘している。イスラム世界における流血を伴った過激思想は今後も持続・増加する可能性が高く、それが欧米諸国に矛先を向けることになり、アメリカにとっての安全保障上の脅威になるとした。過去の紛争事例を調べた結果、そうした過激派勢力を妥当するのは地元の政府、あるいは住民であって、外国の軍隊ではないというのが RAND の指摘。逆に、外国の軍隊が大規模に対反乱戦に取り組んで失敗した事例として、アルジェリア、インドシナ、アフガニスタンにおけるソ聯を挙げている。その上で、陸軍・海兵隊・特殊作戦部隊は、外国の軍隊を訓練・育成する能力をもっと高めるべきだと指摘している。それにより、米軍は国境や洋上の警備、技術的な情報収集手段、空輸、兵站、重要目標を狙った特殊作戦、といった分野に専念できるとした。このほか、新たな情報共有の仕組みとして ICON (Integrated Counterinsurgency Operating Network) の導入を勧告している。携帯電話、Wiki、ビデオモニタリングといった手法を活用して、秘密保全を保ちつつ、迅速な情報伝達を図るべきだという内容。改善を要する分野としてはこれら以外に、同盟国や国際機関との協力を挙げている。(RAND Corp.)
オランダとアメリカは、Commercial Banking Arrangement に関連する協定を締結した。国防省と財務省、それと DSCA (Defense Security Cooperation Agency) と Wells Fargo Bank が締結する 2 件の協定からなる。オランダは装備調達や人員の訓練などでアメリカに対して年間 2 億ユーロほどの支払いを行っているが、現行の支払方式では受入利息 (interest income) を失って損をしているため、新たに民間の銀行を介する形の支払協定を締結することになったもの。この手の協定を結んだ国は初めて。(Netherlands Information Service)
インドの A.K.Antony 国防相は、BAE Systems 社製 Hawk Mk.132 AJT (Advanced Jet Trainer) の就役を宣言した。Kiran のような低速の練習機と第一線戦闘機の間を埋める高等練習機で、Su-30MKI、MiG-29、Mirage 2000 といった機体の搭乗員を養成するために使用する。配備先は、Hyderabad から 150km ほど離れた Karnataka 北西の Bidar 空軍基地。ここでは 1963 年から戦闘機パイロットの養成を行っている。2007/11/12 に 1-2 号機が到着、最終的に 66 機を揃える。(Indian MoD)
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/2/11)
インドの ISRO (Indian Space Research Organisation) 関係者によると、インドは今後もイスラエルの偵察衛星打ち上げを担当するとのこと。先月、インドが TecSAR を打ち上げた際には、国内の左派政党やイランが噛みついている。
米沿岸警備隊の NSC (national security cutter) は UAV の発進・回収設備を備えているが、そこで運用する UAV を入手できるのは 2014 年より後になるとのこと。もともと Deepwater 計画では Bell-Helicopter 社のティルトローター型 UAV・Eagle Eye を装備することになっていたが、昨年 10 月に開発が中断。現時点で沿岸警備隊の要求に合うような長距離監視用 UAV がないとして、FY2009 予算では調査費 300 万ドルのみを要求している。MQ-8 Fire Scout や MQ-1 Predator の名前が挙がってはいるものの、回転翼 UAV は出始めたばかりの製品であり、MQ-1 は陸上運用ということで、沿岸警備隊では気乗り薄。その NSC の 1 番船・Bertholf は 2/8 から、主機と兵装をテストするための試験航海を始めており、今年のうちに就役の予定。
イランの Mahmoud Ahmadinejad 大統領は 11 日、数ヶ月以内に 2 基の "衛星打ち上げ" を実施すると表明。先日に打ち上げた Kavoshgar-1 は成功だったとしている。2005 年にはロシア製の衛星をロシアから打ち上げたが、今夏に打ち上げを予定している Omid (希望の意) は純国産だという説明。
スパイ事件 (AFPS 2008/2/11)
米司法省は、政府機関の情報を不正に中国に流していたとして、合計 3 名を逮捕したと発表した。
DSCA (Defense Security Cooperation Agency) 勤務の Gregg William Bergersen 容疑者 (51) は、中国政府のためにアメリカの防衛関連情報を集めていた中国人ビジネスマンの Tai Shen Kuo 容疑者 (58) に台湾向け兵器輸出関連の情報を 2006/1-2008/2 にかけて渡していた容疑。その Kuo 容疑者と "中国の関係者 A" の間に入っていた連絡員・Yu Xin Kang 容疑者 (33) も逮捕された。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/11)
GAO (US Government Accountability Office) は、米国防総省が導入している多年度調達 (MYP : Multi Year Procurement) に関する報告書をまとめた。国防総省では年間 100 億ドル超の MYP を実施しており、効率改善による支出節減を実現するとしているものの、議会には支出削減効果に疑義を呈する向きがあり、さらに GAO では予算面の柔軟性を損なう、計画がキャンセルになったときの損失が大きい、といった問題点を指摘している。具体的に槍玉に挙がったのは V-22 と F-22A。そもそも、現実的なコストと経費節減効果の見積もりがあってこそ、多年度調達はプログラムの安定化と低リスク化を実現するものだが、実際には指針や厳格なプロセスを欠いていることから効果を発揮できておらず、多年度調達化による経費節減効果を明確にするのを困難にしている、というのが GAO の指摘。コスト上昇の問題は単年度契約でも多年度契約でも同様に発生するが、多年度契約の方がリスクが大きい、とも指摘している。それは、複数年にまたがる分の支払を先行させることで、結果として政府がリスクを背負い込む形になっているためだとした。また、国防総省に対しては「多年度調達導入の成果を、導入後にきちんと追跡しておらず、成果を活用できていない」と苦言を呈した。その上で、GAO が実施したケーススタディにより、内外のイベントがもたらすコスト面の影響や、今後の多年度調達の改善に関する教訓が得られたとしている。(GAO)
米空軍参謀総長の T.Michael Moseley 空軍大将は、2/7 に空軍大学 (AU : Air University) 関係者に対して、戦略白書 (strategy white paper) と空軍の変革構想 (transformational initiatives) を披瀝した。過去の経験で得られた教訓を受けて、それを今後の戦闘における作戦・組織・テクノロジー面に対して、どう適用するかを示したもの。(USAF)
ニュージーランドの武器管理担当相 (Disarmament and Arms Control Minister)・Phil Goff 氏は、クラスター爆弾規制のための新しい条約策定を目指して、2/18-22 にかけて Wellington で会議を開くと発表した。国連や NGO 関係者も含めて、100 ヶ国から 400 名あまりが参加するとのこと。民間人にとって受け入れがたいクラスター爆弾を規制するために、ニュージーランドはおおいに関与していくとしている。Oslo Process の下で開催するこの手の国際会議としては 4 回目となる。過去にはノルウェー (2007/2)、ペルー (2007/5)、墺太利 (2007/12) に開催しているほか、地域会合もセルビア・コスタリカ・ベルギーで開催している。(Government of New Zealand)
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産業・装備・調達
今日の米軍調達 (Contracts 2008/2/13)
McKesson Information Solutions LLC. (Alpharetta, GA) は米国防兵站局 (DLA) から、Digital Imaging Network - Picture Archive and Communication System を $35,000,000.00 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。陸海空軍・その他民間部局で使用する。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM2D1-08-D-8340)
Booz Allen Hamilton, Inc., (Herndon, VA) は米空軍から、最新の 3 次元顔認識記述の研究とレポート作成を行う、Information Assurance Technical Analysis Center の業務を $6,304,373 で受注した。55CONS/LGCD, Offutt AFB, NE (SP0700-98-D-4002/Delivery Order 0332)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/13)
Frost & Sullivan は、"Global Advances in Communication for Defense R&D" なる報告書をまとめた。従来は防衛産業界において補遺扱い (supplementary concept) だった C4ISTAR (Command, Control, Computers, Communications, Intelligence, Surveillance, Target Acquisition and Reconnaissance) 分野が、移動体通信・無線通信技術の進歩と本土防衛・国境警備・テロ対策といった分野の需要増大により、防衛関連のさまざまな分野で成長株になっているとしている。それに伴い、通信関連の研究開発分野に対する軍からの資金投入も増えている、とする。(Frost & Sullivan)
EADS Defence & Security (DS) 社で有人機・無人機のウェポン・システムを手掛けている Military Air Systems 部門は、スペイン空軍の Cessna Citation V C.560 を対象とする AFIS (Automatic Flight Inspection System) のインテグレーションを 800 万ユーロで受注した。使用するシステムは諾 NSM 社製の UNIFIS 3000 システム、中古の Cessna Citation V C.560 を購入して搭載する。Citation V C.560 は、Cartographic Centre で運用している TR-20 と同様の飛行特性を持つ機体として採用が決まったもの。(EADS Defence & Security)
加 CAE 社は、インドの子会社・CAE-Macmet 社がインド国防省から、インド海空軍向けのシミュレータを総額 700 万カナダドルで受注したと発表した。
インド海軍向け : ASTT (Action Speed Tactical Trainer) で、Kochi の Maritime Warfare Centre に設置、指揮官クラスが海戦の戦術ドクトリンをリハーサルするために使用する。Mumbai にある既存の Maritime Warfare Centre ともリンクする予定だが、異なる場所にあるシミュレータをネットワーク化するのは、インドでは初めての事例。
インド空軍向け (1) : Dornier Do-228 用の訓練機材×2 基。この FTD (Flight Training Device) は 220×40 度の視野を持つビジュアル・ディスプレイと実機を再現したコックピットの組み合わせ。Bangalore 近くの Yelahanka 空軍基地と、Delhi 近くの Palam 空軍基地に設置する。
インド空軍向け (2) : MiG-21M のシミュレータ×1 基。このシミュレータは Gujarat の空軍基地に設置、330×210 度の視野を持つドーム・ディスプレイと MiG-21M を完全に再現したコックピットの組み合わせ。
ちなみに、Do-228 は HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社がライセンス生産して、軽輸送機として使用しているもの。CAE-Macmet 社は、印 Macmet Technologies 社を CAE 社が買収して改称したもので、インドのシミュレータ市場ではリーディング・カンパニー。(CAE)
米 Austal USA 社は、米陸軍と米海軍が共同で進めている高速輸送艦のプロジェクト・JHSV (Joint High Speed Vessel) に装備するミッション・システムのインテグレーターとして、米 General Dynamics Advanced Information Systems 社を選定した。コンピュータ、艦内外の通信機材、航法機器、航空関連システム、兵装といったもののインテグレーションを担当する。JHSV の用途は戦域内輸送となっている。(GD)
米 Boeing 社は、米海軍で運用している T-45 Goshawk 練習機が累計飛行時間 80 万時間を達成したと発表した。Naval Air Training Command における運用期間は 15 年間に達しており、海軍と海兵隊のパイロット養成に使用している。機体に加えて、シミュレータやコンピュータ・ベースの教育システム、自動訓練管理システム、兵站支援業務と組み合わせて「T-45 訓練システム」を構成している。同社では T-45 について、700ft/min を超える沈下率で日常的に着陸できる、唯一のジェット練習機であるとしている。先日、207 号機がロールアウトしたところで、現時点で 221 機を納入する予定。また、低速での性能を改善する前縁スラット、ハイゲインの首脚操向装置、複合材料製水平尾翼、といった改良も取り入れている。エンジンは Rolls-Royce 社製の Adour Mk.851 単発。(Boeing)
米 Lockheed Martin 社は FBI (Federal Bureau of Investigation) から、NGI (Next Generation Identification) を 10 年間・10 億ドルで受注した。いわゆる Integrated Automated Fingerprint Identification System で、従来から規模を倍増したデータベースを用いて、指紋・掌紋・人相などの生体情報を用いた個人識別を行うもの。Accenture、BAE Systems Information Technology、GST (Global Science & Technology)、IMTS (Innovative Management & Technology Services)、Platinum Solutions、NCSC (National Center for State Courts) と合同チームを編成して作業にあたる。(Lockheed Martin)
英 FSL 社 (based Fleet Support Ltd.。BAE Systems と VT Group のジョイント・ベンチャー) は英国防省から、英海軍の 42 型ミサイル駆逐艦・HMS York の整備作業を 1,700 万ポンドで受注した。Sea Dart 艦対空ミサイル発射器のメンテナンス、燃費効率の改善、厨房やその他の居住施設改善、IT 化推進を目的とする艦内ネットワークの導入などを実施する。2009 年に完了の予定。SSS (Surface Ship Support) プロジェクトの下で実施する 5 件目の案件。すでに SSS の下で 5 隻が整備を済ませている。(MoD UK)
Thales UK 社は英国防省から、BGTI (Battle Group Thermal Imaging)×16 セットを追加受注した。英陸軍の Scimitar 装甲車に装備するもの。すでに Warrior と Scimitar について、累計 600 基ほどの装備実績がある (このうち Scimitar は 146 両)。遠距離でも昼夜を問わずにターゲットの探知が可能。安定化機能付きの Gunners Sighting System や Commanders Crew Station、操縦手用ディスプレイと組み合わせて、効率的な探知・交戦を実現している。アイセーフ型のレーザー測距儀や射撃統制装置、GPS/INS 航法システム、により、精確な射撃が可能。(Thales)
BAE Systems 社は、米陸軍の FCS (Future Combat Systems) 向けに開発している NLOS-C (Non-Line-of-Sight - Cannon) が、1,000 発目の試射を達成したと発表した。2008 年春までに 4,400 発の試射を予定している。こうして得られたデータは、FCS の MGV (Manned Ground Vehicle) に取り入れていく予定。NLOS-C の前量産型プロトタイプは 2008 年夏の納入を予定している。NLOS-C は、FCS の LSI (Lead Systems Integrator) を務める Boeing・SAIC 両社の下で開発を進めている、8 種類ある MGV のうちのひとつで、火力支援を担当する。(BAE Systems)
米 Raytheon 社と印 PEL (Precision Electronics Ltd.) の両社は、インド軍向けの通信機器を共同開発するという内容の MoU をまとめた。こうした共同作業に加えて、インド国内における商機の拡大、生産、オフセット、納入後のサポートといったところまでカバーする。PEL 社はインドで、軍民双方を対象にして通信機器を製造している。(Raytheon)
Thales Communications 社と SSC (Shared Spectrum Company) は、SSC が持つ DSA (Dynamic Spectrum Access) テクノロジーを Thales 社の軍用無線機に導入する、という内容の合意を結んだ。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) が進めている、XG (neXt Generation Communications) プログラム・フェーズ 2 の一環として実現したもの。これは、既存のシステムと干渉しない周波数を動的に走査・検出して動作する、アップグレード版のソフトウェア無線を実現するプロジェクト。まず Thales 社の AN/PRC-148 無線機に導入する。(Thales Communications)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/2/12)
Boeing Launch Services (Huntington Beach, CA) は米空軍から、Delta IV EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) のサポート業務に関する修正契約を $287,997,350 で受注した。FA8816-06-C-0001 契約の UCA (Undefinitized Contract Action)・P00011 に関する修正で、期間を 4 ヶ月延長する。それに伴って NTE (Not-To-Exceed) の額を $287,997,013 から増額。すでに受注済みの $294,300,000 と合わせた累計額は $582,297,350。SMC/LRK, Los Angeles AFB, CA (FA8816-06-C-0001/P00017)
Lockheed Martin Space Systems Company (Littleton, CO) は米空軍から、Atlas-V EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) のサポート業務に関する修正契約を $210,429,500 で受注した。FA8816-06-C-0002 契約の UCA (Undefinitized Contract Action)・P00055 に関する修正で、期間を 4 ヶ月延長する。すでに受注済みの $248,829,000 と合わせた累計額は $459,258,500。SMC/LRK, Los Angeles AFB, CA (FA8816-06-C-0002/P00075)
Harris Corporation-RF Communication Division (Rochester, NY) は米空軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protection) 搭載用の通信機材を $11,999,322 で受注した。653 ELSG/PK, Hanscom AFB, MA (FA8726-08-F-0001)
E.J. Mlynarczyk and Co., Inc. (dba EJM Aerospace Services, Crestview, FL) は米空軍から、HH-60G に装備する IAHHS (Improved Altitude Hold and Hover Stabilization) のハードウェアと機体へのインテグレーション作業を、$10,198,777 で受注した。WR-ALC/850th ACSG GPKAB, Robins AFB, GA (FA8509-05-D-0004/0018)
以下の各社は米海軍から、SSC San Diego (Space and Naval Warfare Systems Center San Diego) 麾下・C4ISR Programs Office, Philadelphia が実施する C4ISR (Command and Control, Communications, Computers, Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) 関連の、各種プログラム/プロジェクトの概念段階から運用段階までに関わる、分析・設計・開発がらみのエンジニアリング業務を受注した。基本契約 3 年、1 年単位のオプション契約 2 年分、3 年間のオプション契約 1 件があり、右はすべて受注した場合の総額。
Assured Decisions, LLC (Columbia, MD) : $38,526,610 / $143,017,540 (N66001-08-D-0067)
Navmar Applied Sciences Corp. (Warminster, PA) : $37,464,541 / $136,866,805 (N66001-08-D-0065)
Gnostech, Inc. (Warminster, PA) : $30,821,248 / $116,517,587 (N66001-08-D-0064)
TKC Technology Solutions, LLC, (Anchorage, AK) : $35,661,112 / $136,746,160 (N66001-08-D-0066)
いずれも契約主体は SSC San Diego。
Northrop Grumman Systems Corp., Integrated Systems Sector (San Diego, CA) は米海軍から、亜音速・サブスケール無人標的機 BQM-74E の FY2008 オプション契約分・60 機を、$20,533,548 で受注した。米海軍向け×58、日本向け×1、スイス向け×1。金額配分は、米海軍 : $19,849,858 (96.7%)、日本 :$341,845 (1.65%)、スイス : $341,845 (1.65%)。日本とスイスは FMS 案件。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-C-0040)
IOWA Tribe of OK (dba BKJ Solutions, Inc., Perkins, OK) は米陸軍から、ミズーリ州 Fort Leonard Wood に設置する訓練要求調停パネル (training requirements arbitration panel) を $9,255,808 で受注した。Army Corps of Engineers, Fort Leonard Wood, MO (W912DQ-08-C-0018)
General Dynamics Land Systems, Inc. (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、NBC 偵察車・Fox のブロック 1 アップグレード計画に関連する兵站支援業務 (ILS : Integrated Logistics Support) を、$5,977,752 で受注した。ARDEC (Army Research Development and Engineering Command), Aberdeen Proving Ground, MD (DAAM01-96-C-0028)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/12)
タイが発注を決めていた JAS39 Gripen と Saab 340 ベースの AEW 機について、スウェーデン軍国防資材局 (FMV) とタイ空軍 (RTAF) の間で正式に契約が締結された。総額 20 億クローネ (3 億 1,000 万ドル、190 億バーツ)。内訳は以下の通りで、2011 年初頭にデリバリーの予定。
JAS39C Gripen×2、JAS39D Gripen×4
Saab 340 + Erieye レーダーの AEW 機×1
Saab 340 (訓練用)×1 (関連機材・サービスを含む)
Erieye レーダーと Gripen をリンクする指揮管制システム×1
兵站支援業務、パイロットなどの訓練、シミュレータ
このほか、スウェーデン空軍のパイロットや技術者を顧問としてタイ空軍に派遣する。Saab 社では今回の受注をテコに、売り込み中のインド・スイス・ノルウェーからの受注獲得を目指す。(Saab, Gripen International)
Des Browne 英国防相は 11 日、CVF×2 隻 (HMS Queen Elizabeth, HMS Prince of Wales) の建造に備えて Rosyth のドックを改修すると発表した。Portsmouth、Barrow-in-Furness、Glasgow の 3 ヶ所で製造したブロックを、Babcock 社が Rosyth (Scotland) に持つドックで接合して完成品に仕立てるため。改修作業は Babcock Engineering Services 社と Edmund Nuttall Limited が 3,500 万ポンドで担当、ドックの改修やエントランスの拡幅を実施する。"Goliath" クレーンを初めとする機材の調達なども含めると、Rosyth の造船所に対する投資額は 5,000 万ポンド。(MoD UK)
米 Lockheed Martin 社は、MEADS (Medium Extended Air Defense System) が予備設計審査 (PDR : Preliminary Design Review) を通過したと発表した。この後は詳細設計に取りかかって、2009 年に最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) が、2010 年に最初の飛行試験が、それぞれ控えている。(Lockheed Martin)
仏 Sagem Defense Securite 社は、マレーシアで海洋救難・警察業務・犯罪対策を担当している MMEA (Malaysian Maritime Enforcement Agency) が装備する船舶の近代化改修向けに、VIGY 10 Mk III 光学システムを受注したと発表した。訓練オペレーターやメンテナンス業務も含む。2008 年半ばにデリバリーの予定。今回の受注決定は、レンジ、画像品質、ジャイロ安定化装置、取り扱いの容易さが評価された結果だとしている。VIGY 10 Mk III は昼夜ともに監視が可能で、小型船艇向けに開発した製品。Sagem Defense Securite 社製の光学機器は 30 ヶ国・600 基を超える受注実績がある。(Sagem Defense Securite)
Forecast International は、市場予測 "Overview of the U.S. Defense Electronics Market" の 2008 年版をリリースした。2008-2017 年の市場規模は 1,026 億ドルと予測、ただし 2008 年の 150 億 5,000 万ドルから、2017 年には 66 億 8,300 万ドルに漸減する (-55.591%) と予測している。これは、「911」以降の需要急増が鎮静化するとみているため。この市場で発生している需要としては、IED に代表されるような非対称性脅威への対策がある。この分野のトップ 5 企業はいずれもアメリカ勢で、Raytheon、Northrop Grumman、Lockheed Martin、General Dynamics、ITT といった面々。(Forecast International)
英海軍向け Astute 級 SSN の 2 番艦、HMS Ambush の建造が、Barrow-in-Furness の BAE Systems 社造船所で進行中。最近、重量 76t のブリッジ・フィン (訳注 : アメリカ式にいうとセイル ?) を船殼に据え付けたところ。2009 年 6 月に進水予定。Astute 級の建造ではモジュラー方式を取り入れており、主要なシステムは船殼に組み込む前に組み立てとテストを済ませるようになっている。ブリッジ・フィンについては、今回の据え付けに先だって内部の配線・配管をあらかた、Devonshire Dock Hall で済ませておいた。(MoD UK)
米 Raytheon 社は、米空軍の衛星通信システムを更新する Minuteman Minimum Essential Emergency Communications Network (a.k.a. MMPU) について、開発・製造を受注することになった。契約額は 7,500 万ポンド。大統領を初めとする国家指揮権限者 (NCA : National Command Authority) が、シームレスに現場の部隊と通信できるようにするもの。作業担当は Raytheon Network Centric Systems、衛星通信システムと地上側の端末機材を開発・製造・納入・サポートする。製造拠点はフロリダ州 Largo。2009 年末から運用評価試験を開始して、2010 年に稼働を開始する AEHF (Advanced Extremely High Grequency) 衛星に間に合わせる。Raytheon 社は 1999 年に、スタディ契約の一環として現行 MMP ソリューションも受注している。また、空軍以外にも海軍の Navy Multiband Terminal を 2007 年 6 月に 10 億ドルで、さらに陸軍の SMART-T (Secure Mobile Anti Jam Reliable Tactical Terminal。初の AEHF 対応システム) といった具合に、秘話衛星通信システムを手掛けている。(Raytheon)
加 General Dynamics Canada 社は、カナダ海軍が総額 11 億ドルで計画している Halifax 級フリゲート近代化改修計画 (HCM : Halifax Class Modernization) の CSI (Combat Systems Integration) に応札する CSI Halifax Team に、Raytheon Integrated Defense Systems 社が加わったと発表した。主契約社は General Dynamics Canada、その他のメンバーは Thales Netherlands、Thales Canada、General Dynamics Advanced Information Systems。Raytheon 社はシステム・インテグレーションの実績に加えて、Halifax 級が装備する AN/SPS-49 レーダー、RIM-7 Sea Sparrow 艦対空ミサイル、Mk.46 対潜魚雷、Phalanx CIWS といった兵装群を手掛けている。HCM/CSI では、1992-1996 年にかけて就役した同級 12 隻の指揮管制装置を更新して、CTG (Command Task Group) のサポート能力を強化する計画。RfP は先週にリリースしたばかり。(General Dynamics Canada)
米 CSC (Computer Sciences Corp.) は、米空軍 AETC (Air Education and Training Command) 向けのテクニカル・サポート業務を受注することになったと発表した。作業場所はオクラホマ州の Vance AFB (71st Flying Training Wing のホームベース)。基本契約 6 ヶ月と 1 年単位のオプション契約 6 年分がすべて実現した場合の総額は、4 億 8,200 万ドル。同社が 2000 年 8 月に受注した契約の続きとなるもので、航空機のメンテナンスやベース・オペレーション・サポートを実施する。Vance AFB では米空軍で唯一、海軍や海兵隊の要員も交えて T-1・T-6・T-38 による統合訓練を実施している。(CSC)
米 ATK (Alliant Techsystems) 社は、同社の Launch Systems group に対して米空軍が課していた契約停止措置 (EPL : Excluded Parties List) を解除する、と通告されたと発表した。これが実現すると、通常の契約形態に復帰することになる。(ATK)
米 Raytheon 社は U.K. Home Office 向けに、2007 年 11 月に受注した e-Borders 契約の補足契約を 9,200 万ポンド (1 億 7,900 万ドル) で追加受注した。国境警備ソリューションと関連サービス業務を提供する案件。Raytheon 社は e-Borders コンソーシアム "Trusted Borders" の主契約社となっており、その他のメンバーとして Serco、Accenture、Detica、QinetiQ、Capgemini、Steria の各社がいる。(Raytheon)
米海兵隊は、パラシュート降下の際に使用するヘルメット装備型航法機材として、米 Rockwell Collins 社製の ParaNav×3,000 ユニットの採用を決定した。ParaNav は GPS・FMS (Flight Management System)・フルカラーの HUD (Head-Up Display) を組み合わせて、精確な航法と優れた状況認識能力を実現するもの。ディスプレイに本来の LZ (Landing Zone)、あるいは代替降着地点を表示・指示でき、その際に風の影響も考慮に入れる。また、JPADS (Joint Precision Airdrop System) と組み合わせて使用するための IEEE802.11 無線 LAN インターフェイスも備える。システム一式の重量は 0.9kg。この種の製品を実現したのは業界でも初めて。(Rockwell Collins)
CH-53K で使用する GE38-1B エンジンで使用する、最初のパーツ (First chips) となるタービン・ディスクが所要の機械加工を経て完成、内輪のセレモニーでお披露目された。2006 年 12 月に、CH-53K の主契約社・Sikorsky Aircraft 社は General Electric Aviation の GE38-1B を採用決定、GE・Sikorsky・NAVAIR (Naval Air Systems Command) で構成する GE38 Engine Team が、パーツの設計や、地上試験用エンジン×5・飛行試験用エンジン×20 の製造準備を進めているところ。現行の T64 よりもパーツ点数を 60% 削減、燃費効率も改善する。基本的なアーキテクチャは T700 シリーズと同じで、テクノロジー・デモンストレーター GE27 や民間向けターボファンの CFE738、民間向けターボプロップの T407 をベースとする。内部構成は軸流 5 段圧縮機 + 遠心 1 段圧縮機 + アニュラー式燃焼室 + 2 段式ガス発生器タービン + 3 段式パワー・タービン。FADEC (Full Authority Digital Electronic Control) 対応。2009 年から合計 6,000 時間の地上試験を予定している。CH-53K 自体は SDD (Systems Development and Demonstration) フェーズにあり、最終的に 156 機の量産を予定。(NAVAIR)
豪 Boeing Australia Ltd. と米 Insitu 社は、Insitu 社の小型 UAV・ScanEagle がイラク・アフガニスタンのオーストラリア軍向けに累計 10,000 時間のフライトを記録したと発表した。用途は電子光学カメラと赤外線センサーを用いた監視・偵察で、地上側で必要なサポート・サービス業務を Boeing Australia 社が担当している。全長 4ft、翼幅 10ft、15 時間のオン・ステーションが可能。油圧カタパルトで打ち出した後は GPS 誘導で事前のプログラム通りに飛行して、高さ 50ft のポールに取り付けたロープを使う SkyHook システムで回収する。(Boeing)
Elbit Systems 社は、同社の米国子会社・Kollsman, Inc. (Elbit Systems of America, LLC 傘下) が米海兵隊から、TLSI (Thermal Laser Spot Imager)、関連アクセサリー、兵站支援業務を、総額 2,650 万ドルで受注したと発表した。Elbit Systems 傘下の Electro-Optics Elop が開発した製品で、同社製の AN/PAS-22 LRTI (Long Range Thermal Imager) に LST (Laser Spot Tracker) を追加する等の改良を施したもの。携帯可能な双眼式で、熱線映像装置とレーザー・スポット追跡の機能を備えており、長距離監視などの用途に使用する。同社製の PLDR (Portable Laser Designator Ranger) も米海兵隊で使われている。(Elbit Systems)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/2/11)
Bell Helicopter Textron, Inc. (Fort Worth, TX) は米海軍から、AH-1Z×40 機の製造に関連する NRE (non-recurring engineering) 業務 2 件を $19,893,884 (not-to-exceed) で受注した。ツール・プルーフ型キャビンなどのパーツに必要なツールの設計と、生産立ち上げのための計画・エンジニアリング業務。後者は T700-GE-401C エンジンのインテグレーションと承認に関連するもの。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-G-0001)
Smiths Aerospace Mechanical Systems - Santa Ana, Inc. (Santa Ana, CA) は米海軍から、F/A-18E/F 用の 480gal 増槽に関する修正契約を $13,616,078 で受注した。米海軍向けとオーストラリア空軍向けを合計 210 個。米海軍向けが $7,780,616 (57%)、FMS 経由のオーストラリア向けが $5,835,462 (43%)。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Patuxent River, MD (N00421-00-C-0433)
Stewart & Stevenson Tactical Vehicle, Division of Armor Holdings (Sealy, TX) は米海軍から、アメリカ国外に対する新装備の訓練教官 20 名の派遣に関する修正契約を、$12,750,000 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5030/0002)
Lockheed Martin Services Inc. (Cherry Hill, NJ) は米海軍から、Space and Naval Warfare Systems Center San Diego, C4I Programs Office (Philadelphia, PA) で実施するエンジニアリング/テクニカル・サポート業務の修正契約を、$11,326,237 で受注した。2002 年 12 月に受注した既存契約の 9 ヶ月延長分で、対象となるのは以下のプログラム。
DCGS-N (Distributed Common Ground System-Navy)
DPL/DCRS (Digital Photo Lab/ Digital Camera Receiving Station)
NDS (National Geospatial-Intelligence Agency Deployable Systems)
Image Product Library
システム・エンジニアリング、システム・インテグレーション、システム試験、ソフトウェア開発、ハード/ソフトの導入、カリキュラム開発、訓練業務、コンフィギュレーション管理、ディストリビューション・センター、サービス変更、兵站支援 (ILS : Integrated Logistics Support)、ソフトウェア再生産サービス (software reproduction services) といった内容。Space and Naval Warfare Systems Center, San Diego, CA (N00140-03-D-E601)
Alutiiq International Solutions, LLC (Aurora, CO) は米陸軍から、ニューメキシコ州 McKinley County で実施する交代要員学校 (replacement school) の建設工事を $16,498,562 で受注した。Army Corps of Engineers, Albuquerque District, Albuquerque, NM (W912PP-08-C-0006)
Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence, MO) は米陸軍から、ミズーリ州 Independence にある弾薬製造設備の近代化・拡張支援を $6,849,128 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-99-D-0016)
CSC Systems & Solutions, Inc. (Alexandria, VA) は米陸軍から、International Counter Proliferation Program のサポート業務を $6,091,723 で受注した。DTRA (Defense Threat Reduction Agency), Fort Belvoir, VA (DTRA01-02-D-0064)
DRS Test & Energy Management, Inc. (Huntsville, AL) は米陸軍から、メンテナンス信頼性分析プログラム (conditioned based maintenance reliability analysis program) を対象とするシステム/テクニカル・サポート業務を $5,565,561 で受注した。TACOM, Rock Island, IL (W52H09-06-G-0001)
IAP Worldwide Services, Inc., (Cape Canaveral, FL) は米空軍から、マサチューセッツ州 Hanscom AFB で実施する土木工事を $15,835,047 で受注した。カスタマー・サポート・サービス、インフラのメンテナンス、施設のメンテナンス、プラント運用、環境対策、エンジニアリング・サポート、補修、建設、不動産管理、財務管理といった内容。66 CONS/PKA, Hanscom AFB, MA (FA2835-08-D-0001)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/11)
EADS 社はカザフスタンのチタン関連製品メーカー、UKTMP および A&D (Aubert & Duval) との間で、チタン製航空機コンポーネントの供給に関する MoU を締結したと発表した。Airbus やその他の EADS の各部門を対象とするもので、金額にして 10 億ドル規模の案件になる見込み。Francois Fillon 仏首相がカザフスタンの Astana を訪問した際に、この MoU に調印した。今後、先の 2 社はジョイント・ベンチャー UKAD を設立、UKTMP が供給するチタニウム・インゴットを加工・納入することになり、EADS 社のサプライチェーンにおける垂直統合を実現、安定した価格・数量の供給を図るとしている。(EADS)
また、それとは別に EADS 社はカザフスタンの合資会社・Kazyna Sustainable Development Fund とも MoU を締結、カザフスタン国内における航空宇宙関連産業の育成に、戦略パートナーとしてノウハウ提供などの形で協力することになった。(EADS)
GDELS (General Dynamics European Land Systems) 社は、2007/12/17 に傘下の MOWAG 社とブラジル海軍が、8x8 装輪 AFV・Piranha IIIC×5 両の追加調達契約に調印していたことを明らかにした。2006 年に APC×6 両と回収車×1 両の合計 7 両を受注したのに続くもので、仕様は前回の受注分と同じ。国連の平和維持任務でハイチに展開するブラジル海兵隊が使用するもの。MOWAG 社では今回の受注をテコに、他の南米諸国に対しても自社製品をアピールできると考えており、国連の任務で一緒になる NATO 諸国との相互運用性、というメリットがあるとしている。この Piranha IIIC の主要諸元は以下の通り。
全長 : 7.57m
全幅 : 2.71m
総重量 (GVW : Gross Vehicle Weight) : 18.5t
路上最高速度 : 100km/h
浮上航走速度 : 10km/h
最急勾配 : 60%
パワープラント : エンジン出力 400HP、7 速 AT
足回り : 独立懸架、タイヤ空気圧集中制御システム、切り離し可能な全輪駆動
その他の装備 : NBC 防護システム、エアコンなど
(MOWAG)
Ulan-Ude Aviation Plant は 2/6 に、クロアチア国防省に戦闘輸送ヘリ・Mi-171Sh×2 機をデリバリーした。2007 年に Rosoboronexport 経由で、旧ソ聯時代の債務返済用として 10 機を受注していたもの。2007 年 12 月に最初の 2 機をデリバリー、すでにクロアチア軍では高い評価を得ているとする。空軍/防空軍の Vlado Bagaritch 准将は「このクラスでは世界最高のヘリコプターで、自国の気候条件には最適」と発言している由。クロアチア向けの Mi-171Sh は、捜索・救難、医療などの任務に対応できる装備を持つ。航法・通信機器は西側仕様。(Ulan-Ude Aviation Plant)
インド海軍と HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社は、遠距離の情報収集や偵察が可能な「海戦を変革する」長距離用回転翼 UAV を開発するとのこと。すでにコンセプトは固まっており、予算はついて承認も降りていることから、近いうちに開発をスタートさせるとしている。パートナーとなる海外企業も決まっているとのことだが、具体的にどこなのかは明らかにしていない。敵地で長時間にわたる行動が可能で、得られたデータは国内の海軍基地に送信してくるものだとする。一方、インド海軍関係者は ALH (Advanced Light Helicopter) こと Dhruv について若干の問題があると認めており、より航続性能に優れた対潜ヘリが必要だという認識を示している。どういうことかというと、Dhruv は 5t 級 (4.5-5.5t) だが、これでは任務に対して過小という意味。インド海軍ではもっと大型の 10t 級もすでに運用しており、今後の要求は 12t 級のマルチミッション機になるとのこと。センサー・スイートの改良と平行して、今後 5-6 年かけて対潜ヘリ戦力自体の改良を図る由。(ddi Indian Government news)
英国防省では、昨年に歩兵部隊向けとして導入した独 H&K (Heckler & Koch) 社製 L134-A1 擲弾発射器 (GMG : Grenade Machine Gun) が、特にアフガニスタンで有効性を発揮して第一線でポピュラーな存在なになったことから、Fire Support Weapon 計画の一環としてさらに増強を図ることにした。イギリス軍の GMG は 40mm 擲弾を毎分 340 発の速度で発射でき、射程は 2km、重量 30kg (三脚を含めた一式で 60kg)。弾種は対人・対装甲両用の HEDP (High Explosive Dual Purpose) と訓練用照明弾 (high velocity flash bang grenade)。単射とオートのモードを持ち、Weapon Mount Installation Kit を介した車載、あるいは三脚に載せて固定設置する。Fire Support Weapon 計画では、GMG 本体に加えてテレスコピック照準器や夜間用の画像増幅装置・熱線映像装置、レーザー測距儀といった機材も導入することにしている。これにより、昼夜を問わずフルタイムで威力を発揮できるとした。開けた地形では圧倒的に強力で、込み入った地形でも有用だという説明。訓練用シミュレータも含めた総額は 1,800 万ポンド (弾薬は別)、担当部門は DE&S (Defence Equipment & Support) の Dismounted Close Combat プロジェクトチーム。導入前には Infantry Trials and Development Unit がジャングル、砂漠、極地などでテストした。2008 年春までに完納の予定で、英海兵隊、英空軍聯隊 (RAF Regiment)、機械化歩兵大隊 (Mechanised Light)、航空強襲大隊 (Air Assault Infantry) に配備する。(MoD UK)
米 RTSC (Raytheon Technical Services Company LLC)・SAIC (Science Applications International Corp.) の両社は、米連邦航空局 (FAA : Federal Aviation Administration) の ATCOTS (Air Traffic Control Optimum Training Solution) を受注するための合同チームを編成した。これは 2 月中に RfP をリリースして 6 月に選定結果を発表する予定になっている、総額 1 億ドル超の多年度契約。現役、あるいはこれから加わる新人航空管制官の訓練を実施するもの。RTSC が軍民双方で手掛けてきた航空管制関連の訓練業務実績と、SAIC が手掛けてきた科学技術、エンジニアリング、システム・インテグレーション、ソフトウェア・インテグレーション、テクニカル・サービスといった分野の実績を組み合わせたものだと説明している。(Raytheon)
米 Raytheon 社 Integrated Defense Systems 部門は米国土防衛省 (DHS : Department of Homeland Security) の DNDO (Domestic Nuclear Detection Office) に、SUV (Sports Utility Vehicle) 搭載型放射性物質検出装置の第一陣をデリバリーした。市街地での運用に加えて、国境警備や港湾での貨物検査といった場面で核物質の密輸を見つけ出すために使用するもの。DHS からの緊急要請を受けて Raytheon 社が開発・納入した。(Raytheon)
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoD 2008/2/13)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 352 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 73,769 名、海軍 5,029 名、空軍 7,128 名、海兵隊 8,703 名、沿岸警備隊 343 名。
所在は未定 (AFNews 2008/2/13)
米空軍が今年の 10/1 に発足させる AFCYBER (Air Force Cyber Command) は現時点で準備段階にあり、暫定組織として AFCYBER (Provisional) が稼働中。その司令官を務める William T. Lord 中将によると、AFCYBER の拠点については 10/1 の正式発足までに決めるはずだったが、年末にずれ込む模様とのこと。そのため、当初は暫定所在地で発足することになる。
AFCYBER の任務がセンシティブで機密性も求められ、さらに選定プロセスの公正さも必要ということで、所在地の選定が難航している模様。現時点で候補は 4 ヶ所まで絞り込まれており、この後で環境評価を実施して決める。
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戦争・紛争
今日のアフガニスタン (AFPS & AFNews 2008/2/13)
Oruzgan 省で発生した戦闘で、敵 1 名が死亡、3 名が拘束された。Tarin Kowt 出たり番艦部を捜索していた聯合軍部隊に対して、バリケードを設置した建物から敵が撃ってきたもの。最初の交戦で敵 1 名が死亡、1 名が拘束され、制圧後の捜索でさらに 2 名を拘束。
10 日に Nangarhar 省の Lal Por 地区にある Fateh Mina という村落の住民が、武器集積所を発見して治安部隊に通報。調べたところ、RPG 30 発、82mm 迫撃砲弾 32 発を発見。
Deh Rawod の建物や敵の拠点に対して、米空軍の A-10 とフランス空軍の Mirage 2000 が、GBU-12/B や 500lb 爆弾で攻撃を実施。Nangalam では米空軍の F-15E が敵陣を GBU-38/B で爆撃。Orgune には米空軍の B-1B・A-10・F-15E が、Gereshk には A-10 が、Bari Kowt には F-15E が出動。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 10 件。
今日のイラク (AFPS & AFNews 2008/2/13)
イラク北部で実施した聯合軍の作戦で、敵 4 名が死亡、8 名が拘束された。Baqouba では IED 攻撃を行っている組織を捜索、その際の交戦で敵 2 名が死亡。Tarmiyah では 3 名を拘束したが、こちらも Baghdad 北方で IED 攻撃を仕掛けている組織を捜索した際の出来事。そのほか、武器密輸、外国人テロリストの手引き、恐喝など。Hawijah 南西では、Kirkuk で活動しているアルカイダ関連組織の首領を狙った作戦を実施、機関銃や擲弾で武装した敵 2 名と交戦になり、いずれも死亡。うち 1 名がターゲットとしていた人物と判明。Samarra 南西では、自動車爆弾攻撃を仕掛けていたアルカイダ関係者の捜索で 5 名を拘束。
11 日、Ninevah 省南部で警察が実施した捜索で、16 名を拘束。その際の交戦で警察官 1 名と武装勢力 7 名が死亡。Baghdad 東部の Rusafa 地区ではイラクの治安部隊が武器集積所を発見。Baghdad 北東の Sabak Sur では Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 325 歩兵聯隊が、地元住民からの通報を受けて捜索を実施、25 名を拘束。
10 日に Baghdad 近くの Hurriya で、例の "Iranian-trained "special groups" の首領を、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘チーム・第 502 歩兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊が拘束。IED や小火器で、聯合軍・イラク軍を攻撃していた容疑。同日、イラク陸軍・第 11 師団・第 3 旅団・第 2 大隊が Baghdad の Karkh 地区で、誘拐されていた女性 1 名を救出。犯人 2 名を拘束。
Baqouba で、米空軍の F-16 が GBU-38/B で敵陣を攻撃する等の任務を実施。米海軍の F/A-18 も出動。この日の近接航空支援ミッションは 60 件、ISR ミッションは 24 件。
今日のイラク (AFPS 2008/2/12)
聯合軍が過去 3 日間にイラクで実施した戦闘により、敵 2 名が死亡、11 名が拘束されたほか、武器集積所を発見。Baghdad 南方の Suwayrah 地区で、イランから訓練と資金の提供を受けた "special groups" のメンバー 2 名を拘束。Muqtada al-Sadr 師による昨年 8 月の停戦宣言以来、この手の組織による攻撃は減っているが、Sadr 師の追従者の中には逆らって攻撃を続けている者もいる、という説明。このほか、Samarra 南西では IED やその他の武器を取引していた容疑者とその他 1 名を拘束しているが、前者は自動車爆弾や武器集積にも関与した容疑がある。
11 日、Samarra 北東で聯合軍に攻撃を仕掛けてきた敵 2 名が死亡。自爆ベストを身につけており、さらに AK-47 を所持。Multinational Division Baghdad の兵士が Ghazaliyah 南西で、IED 攻撃の容疑で 5 名を拘束。"Operation Phantom Phoenix" の一環。別件で、Baghdad の Rashid 地区で細胞組織の首領 1 名を拘束。IED・EFP・小火器などで聯合軍・イラク軍を攻撃した容疑。前日には Baghdad 西方の Hurriya でも、"special group" のメンバーが捕まっている。
11 日に Baghdad の Rusafa 地区で、イラク軍が IED×11 個を仕掛けた建物を発見。中庭に 10 個、前面のドアに 1 個という内訳。このほか、対戦車地雷や 57mm のロケット 3 発を発見。10 日にも、Baghdad でブービートラップを仕掛けた民家が見つかっている。米陸軍・第 3 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム・第 30 歩兵聯隊・第 1 大隊・B 中隊が IED 4 発と武器集積所を Arab Jabour 地区で、同師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 7 騎兵聯隊・第 5 大隊・C 中隊が武器集積所 3 ヶ所を Sayifiyah 地区で、それぞれ発見。各種弾薬、爆弾製造材料、アルカイダのプロパガンダといった内容。
今日の CENTAF (AFNews 2008/2/12)
アフガニスタンでは、米空軍の A-10 が Sangin に出動したほか、Tarin Kowt で車両隊の上空掩護を実施。Bari Kowt には F-15E が出動。Gereshk には英空軍の Harrier GR.7 が出動した。この日に実施した近接航空支援ミッションは 35 件、ISR ミッションは 9 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が出動して敵の制圧や IED 周辺の群衆排除を実施、Baqubah では米海軍の F/A-18E/F が敵の制圧を実施。Basrah では米海軍の F/A-18E/F が GBU-12/B と GBU-38/B で敵の武器集積所を破壊。Iskandariyah には米海軍の F/A-18 が出動。この日に実施した近接航空支援ミッションは 65 件、ISR ミッションは 24 件。
今日のイラク (AFPS 2008/2/11)
聯合軍がイラク各地で 11 日に実施した作戦で、合計 20 名を拘束。Mahmudiya 北方でアルカイダ関連組織の首領を拘束しているが、この組織は Baghdad 南方で活動しており、最近になって聯合軍の攻撃により、首脳陣 3 名が死亡、6 名が拘束される等の打撃を受けていたとされる。このほか、Hillah では武器密輸や聯合軍・イラク軍への攻撃に関与した "special groups" のトップなどを、Mosul ではアルカイダ関連組織の首領やその他 6 名を拘束。
10 日、Mosul 北方でアルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする作戦を実施、交戦した敵 2 名のうち 1 名が死亡、1 名が負傷。外国人テロリストを手引きした容疑。さらに 2 名を拘束。Sinjar では、"Sons of Iraq" のメンバーが小火器で撃たれる事件が発生。5 名の死亡と引き替えに複数の敵が死亡。地元の女性 2 名と子供 3 名も巻き込まれて死亡。
Mosul 東方の住宅地で、イラク軍と聯合軍が自家製爆薬 400lb、圧力感知式爆弾、ダイナマイト、雷管、正体不明の液体、ボールベアリングなどを発見。「民家に武器を隠匿するぐらいだから、地元住民のことなど尊重していないのが分かる」と米軍関係者。
Baghdad の Rashid にある病院で、米軍兵士がアルカイダ関係者 1 名を拘束。自爆テロなどに関与した容疑。Balad 東部の市場で自動車爆弾テロが発生、23 名が死亡、39 名が負傷。Ninevah 省でも民間人を標的にしたテロ事件があり、男性 2 名と子供 1 名が死亡、さらに負傷者 6 名。
Samarra 南東・Hamrin Mountains 近くで、聯合軍がアルカイダ関係者をターゲットとする作戦を実施。自爆テロ組織の爆弾製造担当。この人物が乗った車輌を追跡して警告射撃を実施したが停止しようとせず、さらに武器を取ろうとした人がいるのを発見。そこで射撃したところ、二次爆発が発生。機関銃を持った人が車内から出てきて逃走しようとしたため、敵対行為とみなして射殺。車内からは運転手の遺体や文書類などを発見。現場近くで負傷した民間人 3 名を発見して、医療施設に搬送。
9 日、聯合軍は Baghdad の Abu Ghraib 地区でアルカイダ関連組織の首領を拘束。イラク軍は Balad と Anah (Rawah 近く) で 3 名を拘束。うち 2 名はアルカイダ関係者。Baghdad の Rashid 地区では自爆テロの仕掛け人が米軍に捕まった。
8 日に Baghdad 南東の Jurf Nadaf で、米軍が武器集積所を発見。EFP 13 個、成形炸薬弾 1 個、C4 爆薬 37 個、雷管 13 個、62mm 迫撃砲、RPG 発射器。地元住民の通報による。
今日のイラク (AFPS 2008/2/10)
MNF-I (Multinational Force Iraq) の広報担当官・Gregory J. Smith 海軍少将は、あるアルカイダ関連組織幹部によって書かれたとみられる書簡と日記について発表した。同少将の説明では、日記は昨年 12 月に書かれたものと推定されており、地元住民の支援がアルカイダからイラク軍・連合軍に移り、その分だけテロ組織が弱体化した様子が分かるとしている。書簡の方は昨年夏に書かれた可能性が高く、アルカイダ関連組織の幹部に宛てたものと推定している。そちらでは、特に Anbar 省において Islamic State of Iraq が危機に直面している、と記されていた由。実際、Anbar 省では先頭を切って地元の族長が反アルカイダに転じたほか、地元住民の協力体制 (CLC : Concerned Local Citizens) も組織されてきている。
聯合軍は 10 日にイラク中・北部で実施したアルカイダ関連組織の掃討作戦で、6 名を拘束。Tarmiyah で Baghdad 北部の組織 (威迫・恐喝・爆弾攻撃・武器密輸・外国人テロリストの手引きなどをはたらいている) に属する幹部 1 名、Samarra 東方で 2 名、Tal Afar 南東で 3名など。Tal Afar では、アルカイダの親玉・Abu Ayyub al-Masri と関連がある人物を狙った作戦を実施。
9 日、イラク北部で合計 11 名を拘束。Beiji 南東でお尋ね者 2 名とその他 3 名を拘束しているが、お尋ね者のうち 1 名は Hawijah で活動している暗殺組織の首領。もう 1 名はアルカイダ関連組織の資金担当者。Mosul ではテロ組織の幹部 1 名とその他 5 名を拘束。Baghdad の Adhamiyah 地区・Shaab 近隣では、敵 3 名が検問所に攻撃を仕掛けてきたが、地元住民からなる "Sons of Iraq" のメンバーが反撃して撃退。Mahmudiya 南西では、聯合軍がアルカイダ関連組織の幹部を含む 2 名を拘束。
Ninevah の SWAT (Special Weapons and Tactics) チームが、8 日に Athba で武装勢力 4 名を拘束。爆弾攻撃を行っているほか、1 月に聯合軍を攻撃して米軍兵士 1 名を殺害した組織のメンバーとみられる。この他にも 6 名を拘束。
Mansuriyah では、"Sons of Iraq" の新メンバー 2 名が聯合軍をアルカイダ関連組織のアジトに誘導、その後の交戦で敵 6 名が死亡、1 名が拘束された。Baghdad の Rashid 地区では "Operation Phantom Phoenix" の支作戦で 6 名を拘束。Baghdad 東部ではイランで訓練を受けた "special groups" の首領など 2 名を拘束。
7 日、イラク軍が Baghdad で実施した 2 件の作戦で 2 名を拘束、Ramadi でも 1 名を拘束。Qubah 近くでは、"Operation Phantom Phoenix" の支作戦、"Operation Blackhawk Thrasher" に参加していたイラク軍が誘拐事件の被害者 2 名を発見、聯合軍はアルカイダの活動家と交戦して敵 3 名が死亡、7 名が拘束された。
Diyala 省では、聯合軍が何日かにわたって実施した作戦で敵 4 名が死亡、10 名が拘束されたほか、爆弾仕掛けの民家 13 戸、武器集積所 7 ヶ所を発見。対空砲弾 300 発、硝酸アンモニウムの瓶 80 本などを初めとする爆弾製造材料を発見。Baghdad 東方の Sabah NIssan でも、"Sons of Iraq" のメンバーが武器集積所を発見。こちらの内容は RPG 2 発、130mm 砲弾、120mm 砲弾、60mm 迫撃砲弾、57mm 砲弾。
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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