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一般ニュース
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/2/15)
米議会は 2/14、(例の FMS 30 日ルールの期限内に反対票をまとめられなかったために) サウジアラビア向け JDAM 輸出の阻止に失敗。それでも CRS (Congressional Research Service) の助言を受けつつ、恒久的に兵器輸出を阻止する法律を作れないかと模索する動きがある。下院ではこの件に反対する議員が 250 名に達したが、2/3 を確保するには 287 名が必要。Boeing 社によると、このサウジアラビア向け JDAM の発注契約は、まだ締結に至っていないとのこと。
Robert Gates 米国防長官は、2005 年から現職にある在韓米軍司令官・Burwell Bell 大将の後任として、統合参謀本部のディレクターを務めている Walter Sharp 中将を指名。大将に昇進した上で転任することになる。Sharp 中将は 1996/6-1997/3 まで大佐で韓国に勤務していたことがある。
インドは 2012 年までに 300 億ドルを投じて、旧ソ聯製が中心の各種野砲を 155mm 後傾の新型砲に統一する計画を進めているが、その一環として 155mm 軽量牽引砲の調達に乗り出す。これに BAE Systems 社が参入を表明、ロシア企業やイスラエルの Soltam Systems 社と受注を競う。それ以外にももう 1 件の 155mm 砲調達計画がある。さらに、イスラエルとの間で空対空ミサイルの調達について協議中、MiG-29 のアップグレード改修にも乗り出す、といった具合で、こうした装備近代化案件に対して、11 億 3,000 万ドルの支出が承認済み。インドは 1986 年に、Bofors 社から 155mm 砲×410 門を 12 億 3,000 万ドルで調達したが、後になってこの件に関する不正が発覚、1989 年の Rajiv Gandhi 政権瓦解につながった。その後の 2001 年に 400 門の 155mm 砲を調達する計画がスタート、イギリス・イスラエル・南アフリカの製品をテストしたが、2007 年になって話が壊れたに上に南ア Denel 社は不正疑惑でブラックリスト入り。そんなこんなで、過去 22 年に渡って野砲の調達が途絶えている。
英海軍の MARS (Maritime Afloat Reach and Sustainability) 計画で使用する RFA (Royal Fleet Auxiliary) 向けの給油艦×6 隻について、英 BAE Systems 社 Surface Fleet Solutions 部門、英 BMT Defence Services 社、それと韓国の大宇造船 (Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering) が合同チームを編成して、PQQ (Pre-Qualifying Questionnaire) に対する回答を提出した。イギリス側で設計を行い、それを韓国で建造する構想。1 ダースほどのイギリス企業が PQQ に回答する見込みで、その中から 6 社に、さらに年末に 3 社に絞り込み、その上で勝者を決定、2012 年の就役を目指す。外国の造船所にも門戸を開いているのが異例。これには、予定している CVF の建造スケジュールと線表がかち合い、イギリス国内の造船所に余裕がないという事情もある様子 (もっとも、CVF が遅れる可能性もあるが)。この件も含めて、RFA の兵站支援能力を高めるために 20 億ポンド (39 億ドル) を投じる予定。
イスラエルの Ehud Barak 国防相は 15 日、在任 4 年の Eliezer Shkedi 空軍中将に代わって、Ido Nehushtan 空軍中将 (51) をイスラエル空軍の新司令官にする件を承認した。
チャドや中央アフリカへの平和維持部隊派遣に際して、ヘリコプターや輸送機の不足に悩んでいる EU は、EDA (European Defence Agency) が音頭をとって、A400M 輸送機などの空輸資産を複数の国でプール、共同運用する件の検討を始めた。EU 諸国の分を合計すると 1,000 機を超える軍用ヘリがあるが、機体の状態が悪かったり代替を必要としていたりするため、作戦の際に所要の機数がなかなか揃わないのが実情。機体だけでなく、訓練やメンテナンスの施設を共通化する件についても模索中。
インド陸軍が導入計画を進めている 10 億ドル規模の TCS (Tactical Communication System) 案件に対して、EADS 社と印 Tata Group が合同チームを編成して応札することになった。
いわずもがな (GAO via Defense-Aerospace.com 2008/2/15)
米 GAO (Government Accountability Office) は、現在進行中の軍事作戦が米軍の即応体制再建に及ぼしている影響について、報告書をまとめた。
「911」以降、2001 年から 2007 年 7 月までの間に海外に派遣した陸軍と海兵隊は、累計 931,000 名、これには州兵・予備役 312,000 名を含む。資金面でも、2001 年から 2007 年 9 月までの作戦経費支出は累計で 4,922 億ドルに達している状況。
このように、高いオプテンポと長期間の戦闘継続により、特に陸軍と海兵隊の即応体制維持に問題があるとしている。前線に派遣する戦力を確保するために海外派遣任務の頻度が高くなり、これが人員の徴募に影響している。さらに、戦線に出ていない部隊から装備をはぎ取っているため、そうした部隊が装備不足に陥っている。
訓練面では、対反乱戦の訓練に重点を置く格好になっているため、それ以外の広範な戦闘任務の訓練に割く時間が減っている。そして、陸軍・海兵隊が担当していた業務の中には海軍・空軍・民間業者が肩代わりするケースが生じており、こうした状況が続けば、即応体制にも悪影響があるとした。
とはいえ、GAO は国防総省が短期的・長期的な対応策を進めていると考えている。その上で、さしあたって地上軍の即応体制回復や装備不足対策を講じるように勧告している。
Bullseye, one satellite… ? (DoD & US Navy 2008/2/14)
2006 年末に打ち上げた後で機能不全になった NRO (National Reconnaissance Office) の衛星・NROL-1 は、重量 2,500lb (1,134kg)、燃料として直径 20in のタンクにヒドラジン約 1,000lb (453kg) を搭載している。衛星の落下により、このヒドラジンが人口密集地帯に影響を及ぼす可能性は低いと考えられているが、リスク低減を図るため、最適な場所とタイミングを選んで要撃・破壊することになった。使用するのは (もともとイージス BMD は衛星破壊用に設計したものではないが) 米海軍のイージス艦に搭載した SM-3 で、でこのため、3 発の SM-3 を改修・配備済み。[赤外線シーカーがらみのソフトウェアを改修したという話]
要撃地点は人口密集地帯ではない場所の大気圏外で、高度 130nm。この高度は、スペース・デブリの危険性を局限する目的で設定した。モデリングと分析の結果では、要撃できる可能性は高いと見積もられている。統合参謀本部副議長の James E. Cartwright 海兵隊大将の説明によると、タイミング (window for shooting) としては、(2/14 の発表から) 3-4 日後と 7-8 日後が考えられる由。
NASA では、この要撃がスペースシャトルや国際宇宙ステーション (ISS) に影響しないタイミングについて調査した。
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/2/14)
先日、大統領が FY2009 国防予算を議会に提出したばかりだが、それとは別に米軍が、総額 300 億ドルほどの unfunded requirements" を議会に提出。その半分あまりを空軍関連で占めている (187 億ドル)。海軍は 46 億ドル、陸軍は 39 億ドル、海兵隊は 13 億ドル。この "wish list" の主要な内訳は以下の通り。
空軍 :
C-17A×15 機 : 39 億ドル
F-22A×4 機、F-22A×24 機の先行調達 : 11 億ドル
航空機整備担当者の雇用 : 10 億ドル
F-35×5 機、F-35×6 機の先行調達 : 3 億 8,000 万ドル
RQ-4 Global Hawk×5 機 : 6 億 1,600 万ドル
航空機やエンジンの整備スピードアップ : 6 億 6,800 万ドル
C-37B×7 機、C-40×1 機 : 6 億 4,300 万ドル
F-15 の近代化改修 : 4 億 3,800 万ドル
基地施設建設 : 7 億 4,800 万ドル
海軍 :
LPD-17×1 隻 : 17 億ドル
T-AKE×1 隻 : 9 億 4,100 万ドル
哨戒機の改良 : 5 億 4,800 万ドル
海兵隊 : HMMWV、ヘリコプター、野砲、その他の戦闘装備
陸軍 :
HMMWV : 16 億ドル
操縦手用の視界改善装置 (driver vision enhancement) : 6 億 2,500 万ドル
大型トラック、トレーラー、PLS (Palletized Loading System)、暗視ゴーグルなど : 4 億 8,900 万ドル
インド海軍の主催で、インド洋の海洋安全保障について討議する IONS (Indian Ocean Naval Symposium) を 14 日に開催、オーストラリア、ニュージーランド、エジプト、フランス、スリランカ、日本、シンガポールなど 26 ヶ国の関係者が出席した。海賊、テロ、武器や麻薬などの密輸、といった近年の課題への対策がテーマ。敵が組織力・資金力を強化してきているため、それに対処する側も協力してコトに当たらなければならないというわけ (ただし、「軍事同盟ではない」としている)。そして、相互運用性の実現を目指すとしたほか、「我が国はインド洋の安全確保に対してコミットする」というのがインド政府の説明。実際、インド海軍はスリランカやモルディブに対する海洋封鎖を非公式に実施して、これらの国に対する武器の流入を阻止しようとしているところ。(AFP) [ちなみに、イランにも声をかけて席を用意したものの、出席しなかったとのこと。米中露には当初から声がかかっていない。ただし、フランス海軍の関係者は出席している]
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/14)
NATO は 2008 年 9 月にイタリア・Sardinia 島で、緊急情報の共有に関連する演習・TIH 08 (Trial Imperial Hammer 08) を実施する。陸・海・空・宇宙空間にまたがる技術的、あるいは人的な情報源から集めたデータを融合、対テロ作戦にあたる部隊の指揮官や現場の兵士が共有することで敵の識別・追跡能力を改善して、NATO 軍に対する防禦能力改善、あるいは NATO 諸国の住民に対するテロ攻撃対策、といった目的を実現するのが狙い。NATO の SIGINT Electronic Warfare Working Group の下で、17 ヶ国と多数の関連機関が参加する。これに先立ち、2005 年にはドイツの Ramstein AB で Trial Hammer、2006 年にはギリシアの Andravida AB で Trial Spartan Hammer を実施している。今回の TIH08 は、CNAD (Conference of National Armaments Directors) による DAT (Defense Against Terrorism) プログラムの一環。得られた成果は NRF (NATO Response Force) に取り入れていく。(NATO)
NATO はオランダの Hague に、推進中の戦域ミサイル防衛プロジェクトで使用するインテグレーション試験施設 (integration test bed) を開設した。2006 年にラトビアの Riga で開催した NATO 首脳会議で導入が決まっていたもの。欧米諸国が持つミサイル防衛関連技術について、さまざまなコンポーネントを組み合わせた状態でちゃんと機能するかどうかを試験するための施設。1 月には、アメリカにある施設と組んで「NATO 軍に対する弾道ミサイル攻撃のシミュレート」を成功裏に実施している。導入は当初の予定より 9 ヶ月先行しているとのこと。運営は、Active Layered Theatre Ballistic Missile Defence Programme Office と NC3A (NATO's Consultation, Command and Control Agency) が担当する。(NATO)
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産業・装備・調達
追加承認 (USAF 2008/2/15)
米空軍は、C-5 Galaxy を対象とする RERP (Reliability Enhancement and Re-engining Program) について、装備調達・技術・兵站担当次官から、49 機の追加改修承認を得たと発表した。現時点で 3 機が改修済み、さらに C-5B×47 機と C-5C×2 機を改修する。現時点で対象は B 型に限られており、C-5A×62 機は対象外。ただし、AMP (Avionics Modernization Program) については全機に対して適用する。[A 型は予備役/州兵に回して、現役部隊は RERP 適用機とする方向とのこと]
今日の米軍調達 (Contracts 2008/2/15)
Raytheon Missile Systems (Tucson, AZ) は米ミサイル防衛局 (MDA) から、SM-3 ブロック 1A ミサイルを $1,015,601,310 で受注した。米軍向け×75 発、日本向けの FMS×27 発。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-6119)
Raytheon Missile Systems (Tucson, AZ) は米海軍から、AIM-9X のロット 8 量産分を対象とする、テクニカル・サポート業務に関する修正契約を $13,171,418 で受注した。米海軍向け : $8,672,933 (66%)、米空軍向け : $4,498,485 (34%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-C-0008)
EG&G Technical Services, Inc. (Dumfries, VA) は米海軍から、JMVP (Joint Mine Resistant Ambush Protected Vehicle Program) 関連の調達/テクニカル・サポート業務を $11,267,986 で受注した。MRAP 関連のプログラム管理、システム・エンジニアリング、生産・試験・評価、インテグレーション、輸送、配備・訓練、兵站支援/調達管理のサポートといった、JPM (Joint Program Manager)、製造チーム、機能チーム向けの直接サポートを実施する。また、UUNS (Urgent Universal Needs Statements) の下で、IED (Improvised Explosive Device) 対策に関連するシステム・インテグレーションやコンポーネントの改良も行う。Marine Corps System Command, Quantico, VA (M67854-02-A-9016/#0060)
Raytheon Co., Integrated Defense Systems (Portsmouth, RI) は米海軍から、MH-60S に搭載する AMNS (Airborne Mine Neutralization System) の低率初期生産分 (LRIP : Low Rate Initial Production)×3 セットに関する修正契約を、$ 7,733,484 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-03-C-6310)
United Technologies (East Hartford, CT) は米国防兵站局 (DLA) から、海軍・空軍向けのエンジンを $119,524,002.22 (maximum) で受注した。DSCR (Defense Supply Center Richmond), Richmond, VA (SPM400-01-D-9405)
Tennier Industries (Pamona, NY) は米国防兵站局 (DLA) から、空軍向けのパーカーとトラウザーズを $28,703,000.00 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA
Metals USA i-Solutions (Fort Washington, PA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・その他民間部局向けの金属材料・各種金属加工製品に関する契約を 2 件、$22,300,000.00 と $15,500,000.00 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-06-D-BP17, SPM500-06-D-BP16)
Mobile Energy Products, Inc. (Colorado Springs, CO) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍向けのバッテリを $5,039,807.43 (maximum) で受注した。DSCR (Defense Supply Center Richmond), Richmond, VA (SPM4LG-08-D-0005)
Rockwell Collins, Inc. (Cedar Rapids, IA) は米空軍から、DAGR (Defense Advanced GPS Receiver) のオプション契約分×52,039 セットを $116,467,023 で受注した。L1/L2 のデュアルバンドで、重量 1lb 未満と軽量、SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Module) モジュールを装備。既存の PLGR (Precision Lightweight GPS Receiver) を代替する。GPSW/PK, El Segundo CA (F04701-02-C-0011/P00059)
Boeing Co. (Anaheim, CA) は米空軍から、ECP (Engineering Change Proposal) 0034 の適用に関する修正契約を $49,780,000 で受注した。New Platform Requirements と Advanced EHF System Interface Changes を、Family of Advanced Beyond-Line-of-Sight Terminal に適用するもの。653 ELSG/PKX, Hanscom AFB, MA (F19628-02-C-0048/P00138)
Raymond Express International (San Francisco, CA)は DeCA (Defense Commissary Agency) から、韓国・日本 (沖縄を含む)・Guam 島のコミッサリー (基地売店)×29 ヶ所に納入する野菜・果物類を、$26,284,506 (estimated) で受注した。2008/4/1 からスタートする基本契約 2 年、1 年単位のオプション契約 2 年分。DeCA (Defense Commissary Agency), Resale Contracting Division, Produce Support Branch, 1300 E Avenue, Fort Lee, VA (HDEC02-08-D-0001)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/15)
Thales 社傘下の TDA Armements SAS 社はオマーンから、アップグレード版 VAB 装甲車に搭載する 120mm 迫撃砲・120mm 2R2M (Recoiling Rifled Mounted Mortar) と組み合わせて使用する火力支援システムを受注した。すでにフランス国防省が承認済みの組み合わせで、VAB 以外に M113 や Piranha などにも搭載可能。射撃管制用の通信システム、目標捕捉システム、インターコムなどで構成する指揮管制システムを納入する案件。兵站支援、訓練業務、文書類、スペアパーツ、アクセサリー類も契約に含む。米海兵隊も、同様の 120mm ライフル式迫撃砲を採用している。(Thales)
米 Northrop Grumman 社は、同社が KC-X 向けに提案している KC-30 を採用すれば、KC-767AT (Advanced Tanker) を採用した場合と比較すると 40 年間で 550 億ドル (1 年あたり 14 億ドル) の経費節減になる、という試算結果を発表した。KC-30 は KC-767AT より燃料搭載量が 45,000lb 多いので、給油機の飛行時間は KC-767AT と比べて 80% で済み、その分だけ燃料費が浮き (これが 181 億ドル/40 年)、飛行時間が少なくて済む分だけ機体にかかる負荷が減って運用・サポート (O&S : Operation & Support) コストが減り (これが 175 億ドル/40 年)、C-17A の空輸任務を相対的に安価な KC-30 で肩代わりすることで C-17A がらみのコスト削減も図れる (これが 197 億ドル) と主張、なんだかんだで 550 億ドルの節約になるとしている。(Northrop Grumman)
その KC-30 のベースである A330 MRTT の初号機 (S/N MSN747) が、民間機としての耐空証明を獲得するために必要な、Getafe と Toulouse で実施していたフェーズ 1 飛行試験 (3 ヶ月・63 フライト・飛行時間 202 時間) を完了して、EADS 社の MTAD 施設 (Getafe, Madrid, Spain) に着陸した。これはオーストラリア向けに A330 MRTT をデリバリーするための、重要なマイルストーンとされる。給油ポッドや給油ブームの追加が機体性能に致命的な影響を及ぼしていないことを確認、所定の目標をすべて達成したとしている。チェックした項目は、風力・傾斜 (anemometry & clinometry)、操縦性 (handling quality)、バフェット、フラッター、負荷、性能、給油機と受油機の飛行制御、オートパイロットによるバンク・モードの動作、再配置したアンテナの動作。これらをすべての飛行領域内でテストして、飛行に制限が発生しないことを確認。こうした民間機としてのテストに加えて、軍用機としてのテスト (給油ホースの展張、安定性、受油機との近接飛行など) もテストする。(EADS CASA)
米 Northrop Grumman 社は、同社傘下の Northrop Grumman Shipbuilding (Northrop Grumman Ship Systems と Newport News が合併して発足) が米沿岸警備隊向けに建造を進めている NSC (National Security Cutter) の 1 番船・Bertholf (WMSL 750) について、4 日間にわたってメキシコ湾で実施していた造船所側の試験航海を、月曜日に完了したと発表した。テストした項目は、主機、電気系統、ダメージ・コントロール、戦闘システムといった分野。4 時間に渡る全速航行や、57mm 砲・CIWS (Close-In Weapon System) のテストも実施。2004 年 9 月に建造開始、2006 年 11 月に進水、2007 年 11 月に主機のテストを完了、春の終わりにはすべてのテストを終えて引き渡しの予定。全長 418ft、排水量 43,00t、CODAG・2 軸、最高速度 28kt。RHIB (Rigid Hull Inflatable Boat)×2 隻の発進・回収設備、飛行甲板、最新の指揮管制システムを装備。(Northrop Grumman)
米 Northrop Grumman 社は、F-22A 搭載用の AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダー、AN/APG-77 を使った高解像度 SAR (Synthetic Aperture Radar) マッピングのテストを成功裏に実施したと発表した。BAC 1-11 テストベッドに搭載した AN/APG-77 を使用。米 Boeing 社とともに受注している、SAR 能力付与のための多年度契約のうち、第 1 フェーズとして実施したもの。AN/APG-77 は、Northrop Grumman 社 Electronic Systems 部門と米 Raytheon 社がジョイント・ベンチャーを設立して、設計・開発・製造を担当している。現在の最新型は、空対地能力を強化した AN/APG-77(V)1。(Northrop Grumman)
EADS 社とシンガポール空軍 (RSAF : Republic of Singapore Air Force) は、シンガポール空軍が運用する AS332 Super Puma ヘリを対象とする CBM (Condition-Based Maintenance) について協力する、という内容の MoU をまとめた。3 年がかりで実施する研究計画で、機体の安全性と保守性を向上させるとともにコスト低減を図るための技術・手法を開発する、としている。具体的には、新型のセンサー EuroHUMS (HUMS : Health and Usage Monitoring System) による検査・予測手法を取り入れる。EADS 側の窓口は EADS SRTC (EADS Singapore Research and Technology Centre)、Eurocopter、現地子会社の ESEA (Eurocopter South East Asia)。(Singapore MoD, EADS)
Des Browne 英国防相は、Thales UK 社に 3,000 万ポンドで発注していた目標位置標定システム、SSARF (Surveillance System and Range Finder) を導入すると発表した。敵の一と距離を迅速に評定して、迅速に迫撃砲や野砲で攻撃できるようにするもの。全天候対応で昼夜を問わずに使用でき、小型・軽量で携帯可能、GPS レシーバー・熱戦映像装置・レーザー測距儀 (5km まで対応) を組み合わせた構成。現行のシステムは熱線映像装置や GPS を持たず、大掛かりで三脚に載せて使用しなければならないため、現場の兵士からも SSARF は好評とのこと。J-TAS (Joint-Target Acquisition System) として 700 セットを納入予定。匡体はケブラー製で WPE 社が、回路基盤 (PCB : printed circuit boards) は ACW Technologies 社製、三脚と旋回・俯仰機構は Instro Precision 社製で、いずれも副契約社として担当する。ちなみに Thales UK では、Astute 級 SSN に装備する非貫通式潜望鏡も手掛けている。(MoD UK)
米 Textron 社傘下、Textron Systems 社の TM&LS (Textron Marine & Land Systems) 部門 (New Orleans, LA) は、米海軍 ONR (Office of Naval Research) から T-Craft (Sea Base Connector, Transformable Craft) 計画のフェーズ II 担当に選定されたと発表した。T-Craft は米海軍が Sea Base プログラムの下で進めている構想のひとつで、装輪車輌・装軌車両・その他の貨物を洋上基地から陸上の作戦地域に高速輸送する任務を担当する。フェーズ I では、低速航行時に双胴船、高速航行時に SES (Surface Effect Ship)、貨物卸下時にはエアクッション船となる T-Craft の予備設計を実施、強力な揺動制御システムによって貨物輸送時の安定を図ることになっている。(Textron)
米 Harris 社は、同社 RF Communications Division の JTRS (Joint Tactical Radio System) 対応携帯無線機・AN/PRC-152 Falcon III を使って、米陸軍が通信中継の実験に成功したと発表した。山岳地帯や市街地などでの利用を想定しており、AN/PRC-152 を Shadow 200 UAV に搭載、遠距離の通信を可能にしたもの。米陸軍ではこの用途のために AN/PRC-152 の採用を決めて、性能試験とフィールド試験を進めているところ。AN/PRC-152 はすでに 30,000 基の稼働実績があるマルチバンド無線機で、SINCGARS に対応、UHF 見通し線通信、近接航空支援、戦術衛星通信に利用可能で、暗号化機能もある。また、車載式の AN/VRC-110 Falcon III と組んで、携帯無線端末機として使うこともできる。(Harris)
米 Northrop Grumman 社は、米海兵隊向けに MRT (Multi-Radar Tracker) の第一陣・3 セットをデリバリーしたと発表した。これは、複数のセンサーからの上方を融合して単一のレーダー・ピクチャとして表示するもので、移動指揮管制のために使用する。今回の MRT は、米国内外で 100 基以上の納入実績がある既存の指揮管制システム・AN/TYQ-23 を発展させたもので、オープン・アーキテクチャ化と COTS (Commercial-Off-The-Shelf) 化を図り、固定拠点と移動式の両方で使用可能。レーダー・データの融合機能と追跡アルゴリズムを組み合わせている。航空監視、国境監視、沿岸監視などの用途に使用可能。(Northrop Grumman)
伊 Avio 社は Teksid-Fiat 社との間で、Teksid グループ傘下の Teksid Aluminum Getti Speciali 社を対象とする、2008 年中の全株式買収実現に向けた予備的合意をまとめたと発表した。Teksid Aluminum Getti Speciali 社は Borgaretto (Turin) の工場で航空機向けの鋳造部品を製造しているが、財務的困難に直面している。買収に際して、製品の生産に穴が開かないように工夫する由。(Avio)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/2/14)
米空軍は以下の各社に対して、環境対策、施設建設、住宅建設、施設の維持管理・復旧・近代化といった建設関連業務を発注した。当初契約は 5 年分だが、25 年間の案件に発展する。契約額は最大で $3,000,000,000。
Battelle (Columbus OH)
CH2M Hill, Inc, (Englewood, CO)
Engineering-Environmental Management, Inc., (E2M) (Englewood CO)
Jacobs (Pasadena, CA)
Metcalf & Eddy (Wakefield, MA)
Parsons Infrastructure & Technology Group (Pasadena, CA)
Shaw (Knoxville, TN)
TN & Associates (Milwaukee, WI)
Weston Solutions (West Chester, PA)
North Wind, Inc. (Idaho Falls, ID)
Advent Environmental, Inc. (Mt. Pleasant, SC)
Geo-Marine, Inc. (Plano, TX)
Prudent Technologies, Inc. (Kansas City, MO)
Black & Veatch (Overland Park, KS)
Earth Tech (Long Beach, CA)
HydroGeoLogic (Reston, VA)
J. M. Waller (Burke, VA)
MWH Americas (Broomfield, CO)
SAIC (San Diego, CA)
Shaw (Knoxville, TN)
TN & Associates (Milwaukee, WI)
Weston Solutions (West Chester, PA)
North Wind, Inc. (Idaho Falls, ID)
Advent Environmental, Inc. (Mt. Pleasant, SC)
Geo-Marine, Inc. (Plano, TX)
Prudent Technologies, Inc. (Kansas City, MO)
Tetra Tech (Pasadena, CA)
URS Group Inc. (Austin, TX)
Aerostar Environmental Services, Inc. (Jacksonville, FL)
LATA Merrick (Albuquerque, NM)
BEM Systems (Chatham, NJ)
Merrick & Co. (Aurora, CO)
AFCEE/ACV, Brooks City-Base, TX [注 : ダブりが含まれているようだけれど、原文ママ]
Composite Engineering, Inc. (Sacramento, CA) は米空軍から、サブスケール標的機 (AFSAT : Air Force Subscale Aerial Target) の全規模量産分・ロット 5 (40 機) に関する修正契約を $23,315,618 で受注した。Air Force Budget Appropriation 3010 fund。691st ARSS/RTK, Eglin AFB, FL (FA8675-07-C-0280/P00010)
Northrop Grumman Ship Systems (Pascagoula, MS) と Bath Iron Works, Inc. (Bath, ME) は米海軍から、DDG-1000 Zulwalt 級の建造に関する修正契約を、それぞれ $1,402,539,861 と $1,395,382,679 で受注した。両社が締結したワークシェア合意の下で、船体・上構・ヘリ格納庫を製造することになっている。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-06-C-2304, N00024-06-C-2303) [DDG-1000 は船体を BIW、上構を NGSS が担当。DDG-1001 はその逆。Northrop Grumman 社の発表によると、DDG-1001 は 2009 年の第四四半期から建造開始、2014 年にデリバリー予定とのこと。それに先立ち、2008 年の第四四半期から DDG-1000 の上構製造を開始する由]
Bell-Boeing Joint Project Office (Amarillo, TX) は米海軍から、V-22 の飛行制御システムと機上で使用するソフトウェアを対象とする、エンジニアリング/テクニカル・サポート業務を $23,548,411 で受注した。EMD (Engineering and Manufacturing, Development) フェーズ終了後に実施する作業で、飛行制御システムのソフトウェア仕様変更や、それに伴って発生する飛行試験の計画・調整を担当するもの。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-G-0008)
General Dynamics Armament and Technical Products (Burlington, VT) は米海軍から、M61A2 機関砲のオプション契約分・27 挺を $7,846,362 で受注した。F/A-18E/F 搭載用。NAVAIR (Naval Air Systems Command) Aircraft Division, Patuxent River, MD (N00421-05-C-0110)
Portion Pac Inc. (Stone Mountain, GA) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの給養業務を $22,192,880.00 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA
John Deere Construction & Forestry (Moline, IL) は米国防兵站局 (DLA) から、海軍向けのフォークリフト (terrain forklift) を $13,821,074.96 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-01-D-0071)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/2/14)
米 Raytheon 社は、2007 年に Patriot 地対空ミサイル関連の契約を 2 件・3 億 7,700 万ドルで追加受注して、同年中の累計受注を 6 億ドルに載せたと発表した。12 月に PAC-3 発射器×8 ユニットを更新する "Pure Fleet" 近代化改修を 3 億 1,000 万ドルで受注したが、これは 2006 年 2 月に追加改修が決まったもので、Configuration-2 から Configuration-3 に更新する。さらに 2008 年初頭に、1 億 5,000 万ドルで 4 ユニットの追加改修を受注している。もうひとつが PAC-2×152 発の GEM-T (Guidance Enhanced Missile-Tactical) へのアップグレード改修で、6,700 万ドル。これで GEM-T 改修の累計受注は 952 発分・4 億 3,000 万ドルに達している。PAC-2 GEM-T 改修型は PAC-3 システムと組んで運用する SAM で、弾道ミサイル・巡航ミサイル・航空機・無人機といった多様なターゲットに対応。いずれも、担当は Raytheon 社 Integrated Air Defense Center (Andover, MA)。古いコンポーネンツを取り外して新しいものと交換、信頼性の向上も図る。(Raytheon)
EADS Defence & Security (DS) 社はサウジアラビアから、地対空ミサイルのオペレーション・センター (SAMOC : Surface-to-Air Missile Operations Centre) を受注した。C3 (Command, Control and Communications) ソフトウェアをインストールしたワークステーションを ADCC (Air Defence Control Centre) の建物に設置、EADS DS 製の MDLP (Multi Data Link Processor) で配下の ADOC (Air Defence Operation Centre) と接続して、Patriot、HAWK、SHAHINE といった SAM を指揮・管制する BMC4I (Battle Management Command, Control, Computers and Intelligence) 能力を実現する。このほか、スペア・パッケージ、メンテナンス業務、オペレーターの訓練も契約のうち。オープン・アーキテクチャ化によって、将来に向けた発展の余地を持たせるとしている。ドイツの Ulm にある Defence and Communications Systems の事業所で FAT (Factory Acceptance Test) を実施してから、2009 年 1 月に現地に搬入、インテグレーション作業と SAT (Site Acceptance Test) を経て、2009 年 4 月に引き渡しの予定。(EADS)
Frost & Sullivan は、"U.S. Airborne ISR Platforms Market," なる報告書をまとめた。それによると、米国防総省の UAS (Unmanned Aircraft System) や航空機搭載型 ISR (Intelligence, Surveillance, and Reconnaissance) 関連プログラムについて、2008-2013 年にかけて総額 363 億ドルの市場規模が見込まれるとのこと。過去 10 年の間に UAV による偵察の利用頻度が急増しているほか、IED 対策として航空偵察の必要性が増している事情が背景にある。こうした航空 ISR でもっとも重要とされるのが UAV。ただし、OEF/OIF に予算を喰われていることに起因する厳しい予算状況によって、計画の遅延や見直しも予想される。また、複数の軍種間でプログラムを統合化して経費節減を図る方向にある。(Frost & Sullivan)
米 Boeing 社は米連邦航空局 (FAA : Federal Aviation Administration) から、航空自衛隊向け KC-767 の補足形式証明 (STC : Supplemental Type Certificate) を取得したと発表した。これで、空自が要求した通りの人員・貨物搭載能力を確認できたことになる。この件以外の分野についてはすでに形式証明が降りているので、今回の STC によって機体の納入も可能になった。空自向けの機体は 2008 年の第一四半期中にデリバリーとなる運び。イタリア向けも 2008 年末にはデリバリーの予定。(Boeing)
GE Rolls-Royce Fighter Engine Team は、F-35 用の代替エンジン・F136 の最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) が成功裏に完了したと発表した。推力 40,000lb+、F-35 のすべての派生型に対応する。CDR でエンジンの設計内容を審査・分析・評価したことで、設計段階から開発用エンジンの実機製造に駒を進められることになった。F136 の初号機は 2010 年に進空の予定となっており、FY2008 予算で第 3 次の SDD (System Development and Demonstration) フェーズ契約を受注する予定。テスト作業は、オハイオ州 Peebles の GE 社施設と、テネシー州にある空軍の AEDC (Arnold Engineering Development Center) で実施しており、前者が STOVL 型、後者が CTOL 型を担当している。この後は、2013 年まで SDD フェーズを実施、量産初号機は 2012 年末のデリバリーを予定している。これは F-35 の第 4 ロットに対応するスケジュール。GE Aviation の分担比率は 60%、コア・コンプレッサー、高圧/低圧タービン、制御系、補機、アフターバーナーを担当。Rolls-Royce の分担比率は 40%、前面ファン、燃焼室、第 2・第 3 段低圧タービン、ギアボックスを担当している。(GE Aviation)
SAR (Search and Rescue Helicopter) に使用している Sea King が 2015 年に退役の時期を迎えるノルウェーと、2006 年の米軍撤退によって SAR ヘリを失ったアイスランドが共同で、新しい SAR ヘリの調達に乗り出した。ノルウェーが発足させた NAWSARH プロジェクトにアイスランドが加わる形で、ノルウェーは 10-12 機、アイスランドは 3 機、最新の SAR ヘリを共同調達する。要求仕様も両国で共通化した。マルチミッション対応で費用対効果が高く、厳しい自然環境の下で運用できる機体を求めている。この後のスケジュールは以下の通り。
RfI (Request for Information) : 2008 年 2 月
RfI 回答締め切り : 2008 年 5 月
Quality Assurance 確定予定日 #1 : 2008 年 11 月
Quality Assurance 確定予定日 #2 : 2009 年 5 月
RFQ : 2009 年 5 月
発注契約 : 2010 年 6 月
(Norwegian Ministry of Justice and the Police)
米 Boeing 社と印 Tata Industries 社は、航空機コンポーネントの製造を担当するジョイント・ベンチャーの設立について合意した。2008 年 6 月に新会社を発足させて、まず F/A-18、CH-47、P-8 といった軍用機を対象としてスタート。当初分として 5 億ドル分の作業量を実現する。両社が持つ既存の生産設備に加えて、インド国内にさらなるサプライチェーンを構築、軍民双方のエンジニアリング・コミュニティを活用するとしている。Boeing 社では今回の件をテコに、MMRCA (Medium Multi-Role Combat Aircraft) などの案件で有利な立場を得たい考え。なお、Boeing 社はインドに現地法人として BICIPL (Boeing International Corporation India Private Limited) を置いている。(Boeing)
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人事・組織
指揮官交代 (AFPS 2008/2/15)
Multinational Corps Iraq 司令官の Raymond T. Odierno 中将が対象に昇進するのに伴い離任、後任として Lloyd J. Austin III 中将が就任した。MNF-I (Multinational Force Iraq) の司令官は依然として、David H. Petraeus 大将。
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戦争・紛争
今日のアフガニスタン (AFPS & AFNews 2008/2/17)
聯合軍は Zabul 省 Qalat 地区で、反政府活動を行っていたタリバン首脳陣をターゲットとする作戦を実施、4 名を拘束。うち 1 名は中堅幹部。
先週、Nangarhar 省の Kot と Khogyani で、地元住民からの通報により武器集積所を発見。14 日に Khogyani の Shamakalay という村落で RPG 発射器と RPG 8 発、ブースター 5 個、手榴弾 2 発、迫撃砲の信管、25mm 弾を発見。12 日には Khogyani 地区の Kailoaghu で対人地雷 2 発、手榴弾、RPG 発射器を発見。8 日には Kot 地区の Laghurji という村落の近くで対戦車地雷 10 発、60mm 迫撃砲弾 3 発、82mm 迫撃砲弾 2 発を発見。
Deh Rawod で米空軍の B-1B が、GBU-31/B と GBU-38/B で敵軍や敵の迫撃砲陣地を爆撃、英空軍の Harrier GR.7 もロケット弾や EGBU-12/B で敵が陣取る川の土手や建物を攻撃。この日の近接航空支援ミッションは 20 件、ISR ミッションは 8 件。
今日のイラク (AFPS & AFNews 2008/2/17)
聯合軍が実施した作戦により、敵 2 名が死亡、24 名が拘束された。Sharqat では逃げだそうとして停止命令を無視した敵 1 名が射殺され、2 名が拘束された。Kirkuk 南方では 1 名を拘束、Mosul では作戦 2 件で 5 名を拘束。Baghdad 南方の Suwayrah 地区では、例の "special groups" の資金担当者が聯合軍との交戦で死亡、多額の現金を発見。そのほか、Baghdad では自動車爆弾組織の首領 (イラク軍の情報士官を拉致した容疑も) や、IED・自動車爆弾の輸送に携わっていた 3 名などを拘束。Baqouba や Samarra 南西でも合計 7 名を拘束。
Baghdad の Rusafa 地区では、イラク陸軍・第 11 師団・第 1 旅団・第 2 大隊が自爆テロの阻止に成功。犯人の女性のみが死亡、近くにいた民間人 2 名が爆風で負傷した。乞食を装っていたが、妙に大きな持ち物があり、それで見破られたもの。イラク軍兵士が 3 発撃ったが近くの店に逃げ込まれて、そこで自爆した次第。
16 日に Mosul で、聯合軍がアルカイダ関連組織の首領 (違法法廷設置や精神的助言を担当) など 2 名を拘束、別件でも 9 名を拘束・IED 製造材料を発見。Samarra 北東の Hamrin Mountains では、米軍との交戦で敵 2 名が死亡。Baghdad の East Rashid 地区では "Sons of Iraq" のメンバーがテロ活動容疑者 2 名を米軍に突き出した。自家製爆薬を所持していたとのこと。このほか、パトロール中の米軍兵士が地雷、60mm 迫撃砲弾 10 発を発見、3 名を拘束。
15 日、Tal Afar のモスクでテロリスト 2 名が自爆テロを起こし、民間人 3名と警官 1 名が死亡、16 名が負傷。Baghdad 北部では警察と米軍が武器集積所 2 ヶ所を発見。RPG 発射器 112 基、迫撃砲用の白燐弾 3 発、82mm 迫撃砲 16 門、雷管 6 個、即製雷管、手榴弾 13 発、120mm 迫撃砲の装薬 10 個、小火器用弾薬 1,000 発、81mm 迫撃砲、ロケットといった内容。
Baghdad の Shaab 近隣で、米陸軍・第 82 空挺師団・第 2 旅団戦闘チームが、犯罪組織の首領を拘束。誘拐・殺人・武器密輸の容疑。11 月に聯合軍の戦闘外哨を爆破した件にも関与か。Baghdad 北西では地元住民からの通報で武器集積所を発見。81mm 迫撃砲弾 80 発、120mm 迫撃砲弾 38 発、107mm ロケット 33 発、60mm 迫撃砲弾、対空砲弾 500 発、ロケット橇 50 個、手榴弾 30 発、RPG 10 発と発射器 5 基、迫撃砲の砲身 5 個、新品の AK-47 自動小銃 7 挺、MP5 短機関銃 5 挺、7.62mm 弾の 200 発入り弾薬ベルト 150 組。
Jurf al-Sukr で小火器による撃ち合いが発生して、聯合軍の攻撃ヘリが出動、ロケット攻撃を実施。Baghdad の West Rashid 地区では "Sons of Iraq" のメンバーが犯罪者 1 名を米軍に突き出す。
13 日、イラク軍と米軍の特殊部隊が Baghdad 周辺で 7 名を拘束。IED 攻撃などに関与した容疑。Numaniyah、Suveira、Aziziyah ではイラク軍が武器集積所を発見。107mm ロケット、14.5mm 弾、82mm 迫撃砲弾、155mm 砲弾、100mm 砲弾、手榴弾、130mm 砲弾など 2,000 発、導火線 30m。
N. Babil で、米空軍の F-16 が GBU-38/B を使い、IED が仕掛けられた木を破壊、Balad では IED が仕掛けられている車輌を AGM-65 で破壊。Baghdad では英空軍の Tornado GR.4 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 42 件、ISR ミッションは 26 件。
ここ数日のCENTAF (AFNews 2008/2/14-16)
15 日、アフガニスタンで近接航空支援ミッション 25 件、ISR ミッション 8 件を実施。イラクでは、米海軍の F/A-18F が GBU-38/B で Basrah のロケット発射拠点を爆撃、別件でも米海軍の F/A-18 が出動。近接航空支援ミッション 43 件、ISR ミッション 26 件を実施。
14 日、アフガニスタンでは米空軍の B-1B が敵の拠点を GBU-38/B で爆撃したほか、Sangin では英空軍の Harrier GR.7 が出動。近接航空支援ミッション 24 件、ISR ミッション 9 件を実施。イラクでは、Baghdad に米海軍の F/A-18E/F が、Safwan に F/A-18 が、それぞれ出動。近接航空支援ミッション 59 件、ISR ミッション 25 件を実施。
13 日、アフガニスタンで米空軍の A-10 が出動、敵陣に GBU-12/B を投下したほか、機関砲で敵の車輌を破壊、(動けなくなった ?) 味方の車輌も敵の手に渡らないように破壊。Tarin Kowt でも A-10 が出動、敵の車輌を機関砲で攻撃。Sangin では、橋の下に仕掛けられた IED を A-10 が GBU-12/B と機関砲で攻撃。Jalalabad では米空軍の B-1B が GBU-31/B で敵の迫撃砲陣地を攻撃。Tagab、Orgune、Bari Kowt には米空軍の F-15E が出動。近接航空支援ミッション 42 件、ISR ミッション 10 件を実施。イラクでは、Baqubah で米空軍の F-16 が GBU-38/B を使って武器集積所を破壊、Mosul にも F-16 が出動。Baghdad では米海軍の F/A-18 が IED を GBU-38/B で破壊。Basrah では英空軍の Tornado GR.4 が車両隊の上空掩護を実施。近接航空支援ミッション 66 件、ISR ミッション 25 件を実施。
今日のイラク (AFPS 2008/2/15)
聯合軍がイラク中・北部で実施した作戦により、敵 3 名が死亡、10 名が拘束された。Mahmudiyah 南西で 1 名を拘束 (武器隠匿・IED 攻撃・自爆テロなどの容疑)、1 名が死亡。Baghdad で 5 名を拘束 (Ramadi 界隈で爆弾テロなどを実施した容疑)、Mosul では車輌で逃走を企てたターゲットを陸と空から追跡して 1 名 (外国人テロリストの手引きや自爆テロの容疑) を拘束。Samarra 北東では、武器を構えた敵 2 名と交戦になって 2 名とも死亡、その後の捜索で 2 名を拘束。
14 日、Multinational Division Baghdad 麾下・米陸軍・第 25 歩兵師団・第 2 SBCT "Warrior"・第 27 歩兵聯隊・第 1 大隊が、最優先ターゲットとその兄弟を拘束。1/29 に発生した IED 攻撃に関与した容疑。それ以外に Taji Qada で 5 名を拘束。Baghdad 南西の Saydiyah では、Task Force Dragon 麾下・第 3 歩兵師団・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊・AA 中隊が武器集積所 9 ヶ所を発見、内訳は砲弾・ロケット・迫撃砲弾 50 発。Baghdad の Doura 地区では、地元住民が RPG 2 発と発射器を発見して、第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 4 騎兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊に提出。
13 日、イラク陸軍・第 6 師団・第 1 旅団・第 4 大隊と "Sons of Iraq" のメンバーが Baghdad 西部で、拉致事件の被害者 2 名を救出。Multinational Division Baghdad 麾下・Task Force Dragon の米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 歩兵聯隊・第 2 大隊・D 中隊は、椰子林で信管 11 個と 122mm 砲弾 2 発、手榴弾 14 発を発見、破壊処分。
同日、イラク軍特殊部隊は Hillah で犯罪組織の首領を拘束。迫撃砲・IED・EFP でイラク軍や聯合軍を攻撃した容疑に加えて、拷問・誘拐の容疑も。"Operation Phantom Phoenix" に参加していた Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 2 SBCT が、迫撃砲弾・対空砲団・爆薬・RPG・自動小銃を発見、破壊処分。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/2/14)
Oruzgan 省の Tarin Kowt で、反政府活動を行っているタリバン関係者をターゲットとする作戦を実施、敵が乗ったバイクの一群に対する航空攻撃で、複数の敵が死亡。その後の現場の捜索で、組織の首領と関係者が現場に隠れていたことが判明。また、小火器による撃ち合いで複数の敵が死亡、AK-47 自動小銃や弾薬ベスト、手榴弾を発見、3 名を拘束。Zaul 省の Qalat でもタリバン掃討作戦を実施、6 名を拘束。うち 1 名が組織の首領。
今日のイラク (AFPS 2008/2/14)
聯合軍がイラク中・北部で実施したアルカイダ掃討作戦で、敵 7 名が死亡、16 名が拘束された。13 日にSharqat 南方でアルカイダ関連組織の装備・資金・作戦計画担当を狙った作戦では、武装した複数の敵との撃ち合いが発生して敵 2 名が死亡、その後の航空攻撃でさらに 4 名が死亡。トバッチリで負傷した民間人 1 名を医療施設に搬送。その後の掃討で、武器・弾薬を発見するとともに 15 名を拘束。Baghdad では、Karkh で IED 攻撃・自動車爆弾攻撃をはたらいていたアルカイダ関連組織の関係者を拘束。プロパガンダにも関わっていた容疑。Mosul 南東では、外国人テロリストの手引きを行っていたアルカイダ関連組織の幹部をターゲットとする作戦を実施、自爆ベストを身に付けた敵との撃ち合いになり、この敵は死亡。
Samarra で 12 日、不発の路傍爆弾が見つかった現場を確保しようとした警官が撃たれて、1 名が死亡、1 名が負傷。当初は複数の容疑者を拘束したと報じられたが、後になって (容疑が晴れて ?) 釈放された由。それとは別に聯合軍が、路傍爆弾設置の容疑で 4 名を拘束。
Baghdad で 11 日、イラク陸軍・第 1 師団・第 4 旅団・第 1 大隊が、Karada で弾薬を発見・押収。米陸軍・第 25 野戦砲兵聯隊・第 5 大隊が報告を受けて調べたところ、ロシア製の 37mm 砲弾 53 発と判明。別件で、イラク軍特殊部隊が過激派 2 名を拘束。Baghdad での別件で、これもイラク軍特殊部隊が過激派組織の首領を拘束。ロケット・迫撃砲でイラク軍や聯合軍を攻撃していたほか、IED・EFP も使用、さらに武器密輸も行っていたとされる。
Baqouba では、イラク軍特殊部隊が過激派組織の関係者を拘束。自爆テロに使用する爆弾ベストを運んでいたほか、武器密輸の容疑も。
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こぼれ話
軍事ネタじゃないけど (MHI via Defense-Aerospace.com 2008/2/14, Pratt & Whitney via Defense-Aerospace.com 2008/2/15)
三菱重工は、次世代リージョナルジェット・MRJ (Mitsubishi Regional Jet) のコンポーネント・サプライヤーとして、以下の 5 社を選定した。
Parker Aerospace : 油圧システム
Hamilton Sundstrand Corp. : 電力システム、空調システム、APU (Auxiliary Power Unit)、不活性ガスシステム、高揚力装置のアクチュエータ、火災/過熱対策システム
Rockwell Collins : 飛行制御システム
Nabtesco Corp. : 飛行制御システム
Sumitomo Precision Products Co., Ltd. : 降着装置
2007 年 10 月の ATO (Authorization To Offer) を経て採用が決まったもの。エンジンについてはすでに、Pratt & Whitney 社の GTF (Geared Turbofan)、アビオニクスについては Rockwell Collins 社の採用が決まっている。
このうち GTF については、デモンストレーター・エンジンを使ったフェーズ I の地上試験が終了、海面高度における性能や音響関連の試験を済ませた。2007 年 11 月の地上試験開始以来、累計運転時間は 130 時間。この次は 4 月からフロリダ州 West Palm Beach の施設で、実際に飛行する機体で使用するエンジン・ナセルを組み合わせたフェーズ II 試験を開始する。2008 年半ばから開始する飛行試験では、P&W が保有する 747SP テストベッドを使うことになっている。
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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