今週の軍事関連ニュース (2008/03/07)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ
  • 3/11 にニューメキシコ州 Holloman AFB の Base Operations Hangar 206N で、F-117A Nighthaawk の退役セレモニーを実施する。F-117A は総生産数 59 機、うち 7 機を喪失。FY2007 に 10 機、FY2008 にもこれまでに 27 機が退役済み。残る機体も 4 月には退役して AMARC 送りとなる。(AFMCNews 2008/3/5)
  • Gary Roughead 海軍作戦総長によると、米海軍では F-35 導入までのギャップフィラーとして F/A-18E/F×69 機の追加調達を検討している、とのこと。既存の F/A-18 が退役する一方で代替となる F-35 が間に合わない可能性を考慮したもの。FY2009 国防予算について審議する、上院選抜委員会における発言による。(DefenseNews 2008/3/5)
  • Robert Gates 米国防長官は、中国の国防予算が 2 桁成長を続けている件もさることながら、それを通じて中国が何を追求しているのかが問題である、と発言。昨年 1 月に実施した衛星破壊実験やサイバー戦の問題に加えて、新型 ICBM の調達、米海軍の空母戦闘群を攻撃できる巡航ミサイルや台湾を攻撃できる短射程弾道ミサイルの調達など、懸念事項はいろいろ。ちなみに、2007 年度の公表額は 450 億ドルだが、米国防総省が見積もっている実際の国防支出額は、970-1,390 億ドルに達する。(DefenseNews 2008/3/5)
  • インドの A.K. Anthony 国防相は 5 日に議会で、海外との通商路となる海上輸送路に対するテロの脅威が考えられるとして、すでに複数の国との間で海路の監視を行うための協議を始めていることを明らかにした。また、米海軍が提唱している "1,000 隻海軍" 構想についても、すでにアメリカとの間で協議を実施した由。(DefenseNews 2008/3/5)

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/3/4)
  • オーストラリア国防省は、総額 11 億豪ドル (9 億 3,000 万ドル) で 11 機を米 Kaman 社に発注していた SH-2G(A) Super Seasprite について、キャンセルを決めた。昨年 11 月の総選挙後に、新任の Joel Fitzgibbon 国防相がこの件に関する評価の実施を指示していたが、選択肢はごく狭かったとして「21 世紀の装備として、1960 年代に基本設計を行った機体を使うのはどうか」と主張。自国の安全のために厳しい決断を行ったのだと説明している。
  • コロンビア空軍は昨年 12 月に、手持ちの Kfir 戦闘機をイスラエルの IAI 社 Lahav Division でアップグレードする 2 億ドルの契約を行っているが、さらに B.767 ベースの空中給油機も導入することが明らかになった。これも IAI 社 Bedek Division が既存の機体を給油機に改装するもので、6,000 万ドルの案件。ただ、Kfir は GE の J79 エンジンを使っているし B.767 はもともとアメリカ製の機体なので、どちらにしても実現に際してはアメリカ政府の承認が必要。そのコロンビア、1980 年代に Kfir×14 機を 2 億ドルで調達、Python AAM を装備して運用しているほか、もっと旧い Mirage 戦闘機についても、Kfir と同じテクノロジーを使ったアップグレードを施している。南米では、Hugo Chavez 大統領率いるベネズエラがボリビア、エクアドル、キューバといった国々と ALBA (Alternativa Bolivariana para las Americas) を構成しているが、コロンビアはそれらの国々と対立中。[ALBA は経済同盟だが、これに軍事同盟の機能をつけようと Chavez 大統領が提案しているところ]
  • インド軍は、パキスタン・中国との国境線に、音響を使って迫撃砲や野砲の発射位置を探知する SRSs (Sound Ranging Systems) の導入を模索中。BAE Systems 社と Thales 社に対して、1 億 2,000 万ドルで 34 セットを調達する RfP をリリースしたところ。80mm 以上の迫撃砲、100mm 以上の野砲、さらに戦車砲についても発射位置の標定が可能とされる。探知距離は砲の口径によって変わるが、10-20kmといったところ。アメリカからリースしている AN/TPQ-37 対砲兵レーダー×2 基があるが、SRSs はもっと安価な手段という位置付け。

このタイミングは狙ったものか ? (Defense-Aerospace.com 2008/3/4)
  • 中国政府は、2008 年度の国防予算を対前年比で 17.6% の伸びとする決定を下した。金額にして 4,177 億 6,900 万元、623 億 7,900 万元の増額となる。(Chinese Government Portal)
  • その同日、米国防総省は議会向けの年次報告書「中国の軍事力 (Chinese Military Power)」をリリースした。ダウンロードはこちら。(DoD)

今日の小ネタ
  • 米国防総省関係者は、3/2 にソマリア南部で、アルカイダに対する攻撃を実施していたことを認めた。この攻撃はケニア国境に近いソマリア国内に巡航ミサイルを撃ち込んだもので、アルカイダ関連組織の幹部を狙ったものだという説明。AC-130 は使用しておらず、Tomahawk 巡航ミサイルのみだとしている。どの艦から発射したかは明らかにしていない。(AFPS & DefenseNews 2008/3/3)
  • アメリカ政府がまとめた報告によると、アメリカの政府機関、あるいはその他のコンピュータ・ネットワークに対して、中国から多数のサイバー攻撃が行われているとのこと。ただし、政府機関や軍からのものかどうかは確認できていない。また、FBI によると、中国はアメリカの先端技術情報収集に血道を上げているとのこと。この報告に対して中国はオカンムリで、アメリカに対して「事実を歪めた発表である。我が国はどこの国にとっても脅威ではない。冷戦時代の思考様式を捨てよ」と主張。(DefenseNews 2008/3/3)
  • インド海軍が、Sea Harrier×15 機のアップグレード改修に伴って機数不足に直面しているとのこと。1998 年の核実験でアメリカが制裁措置を発動、これでスペアパーツが手に入らなくなって稼働率が落ち込んだが、これは 2001 年に解除。それを受けて、BAE Systems 社の半値でアップグレード改修を提案した HAL 社が 2005 年に、1 億 1,900 万ドルで改修を受注しており、2009 年に完了の予定。ただしその間、機数不足になっているとのこと。A.K.Antony 国防相の議会証言による。(DefenseNews 2008/3/3)
  • 北朝鮮は米韓両国の合同軍事演習 "Key Resolve" について、「我が国に対する敵意の現れであり、我が国に核の脅威をもたらすものである。六ヶ国協議で決定した核廃絶の履行を遅らせることになる」と発言。ちなみに、韓国側の参加兵力は不明だが、米軍は 27,000 名 (うち 15,000 名は本土から)、USS Nimitz とイージス駆逐艦 2 隻、原潜 1 隻などが参加している。(DefenseNews 2008/3/3)
  • フィリピン陸軍参謀総長の Hermogenes Esperon 大将が Balikatan 演習に際して発言したところでは、アメリカ、あるいはその他の同盟国との合同演習拡大を検討中とのこと。アメリカ以外では、オーストラリアが Jemaah Islamiyah (JI) や Abu Sayyaf 相手の対テロ戦に対して顧問を送り込んでいる。(DefenseNews 2008/3/3)
  • 米海軍が建造を進めている Lewis and Clark 級補給艦の 7-8 番艦について、艦名が USS Carl Brashear (T-AKE-7) と USS Wally Schirra (T-AKE-8) に決まった。(DoD 2008/3/3)
  • USS Nassau (LHA 4) と USS Essex (LHD-2) が、2007 Battle Effectiveness "E" award を受賞した。これは 1974 年にスタートした褒賞で、もっとも高い戦闘即応体制を実現した艦や飛行隊が受賞するもの。ちなみに、USS Esslex の受賞は 8 回目。(NavNews 2008/3/3)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/3)
  • CAAT (Campaign Against the Arms Trade) は、情報公開法 (FoI : Freedom of Information) に基づいて請求した 1980 年代の Al-Yamamah 計画 (SADAP :Saudi Arabian Air Defence Advisory Project) に関連する MoU について政府が公表を拒否した件について、抗議声明を出した。(CAAT)
  • Pete Geren 米陸軍長官は 2/29 に、陸軍の契約業務改善構想、ACCP (Army Contracting Campaign Plan) について発表した。以前に Gansler Commission と Army Contracting Task Force から勧告を受けて実現することにしたもので、Nelson M. Ford 次官が主導する形で実現に移す。まず AMC (Army Materiel Command) の麾下に ACC (U.S. Army Contracting Command) を新設、ACA (U.S. Army Contracting Agency) も AMC の麾下に入れて再編する。ACC のトップは少将 (two-star) で、その下に准将 (single-star) が率いる expeditionary contracting command と installation contracting command を置く。これらは Gansler Commission が勧告した、契約管理業務再編成措置の必要性を受けたもの。ACA は個々の施設レベルでサービス業務や物品、IT 関連のハード/ソフトなどの契約を担当していたが、それを再編成して、あらゆる契約業務を担当する単一の組織に再編することになる。今後、組織の再編・展開とともに人員の養成を進める。(US Army)
  • 米陸軍の Nelson Ford 次官は AUSA 年次例会の席で、米陸軍の予算の伸びがこのまま続く見込み、さらに戦時補正予算をこのまま続けられる見込みはなく、現行戦力を維持しようとすると予算不足になるという認識を示した。(US Army)
  • 米海軍の Donald C. Winter 長官と Gary Roughead 海軍作戦総長、米海兵隊の James Conway 司令官が、FY2009 国防予算案を審議している米上院軍事委員会 (SASC : Senate Armed Service Committee) に出席して、グローバル・リーチ、恒久的プレゼンスの維持、戦略・戦術・作戦上の必要性を満たすためには 313 隻体制の実現が必要だと訴えた。潜水艦、揚陸艦、補助艦については状況が安定しているが、水上戦闘艦については、さらに安定的に成長する建艦計画が必要だとしている。新型駆逐艦については、技術的な先進性の確保だけでなく、乗組員の削減により経費節減につながるとした。(US Navy)
  • 韓国・群山 AB に駐留する米空軍 8th FW/80th FS は、F-16C/D-30 から F-16C/D-40 への機種改変により、AIM-9X Sidewinder の運用能力を手に入れた。これにより、先進的な赤外線シーカーと、JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) との組み合わせによるオフボアサイト能力を使えることになった。(USAF)
  • 大統領選に出馬中の Hillary Clinton 上院議員は、「航空宇宙関連の投資に対するインセンティブの追加設定」「NASA と FAA の R&D 予算を倍増」「有人宇宙飛行と無人宇宙飛行をバランスさせて、さらに宇宙と地球の双方を対象とする科学研究を促進」「スペースシャトルの後継宇宙往還機について、開発・配備を促進」「研究開発投資に対する減税措置」「航空宇宙関係の技術者などを増員」「航空輸送システムの近代化」「アメリカの航空宇宙産業が他国と公正に競争できる通商体制の実現」といった公約を打ち出した。(Hillary Clinton Campaign)

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産業・装備・調達

KC-X の余波いろいろ (Defense-Aerospace.com 2008/3/3-6, DefenseNews 2008/3/4)
  • EADS 社によると、同社は KC-30 に装備する給油ブーム・ARBS (Aerial Refuelling Boom System) の開発に 1 億ドル以上の資金を投じたとのこと。KC-45A として KC-30 の採用が決まったことで、北米地域における同社製品のプレゼンスが高まる、と歓迎している。以前から予定していたとおり、KC-30 の製造はアラバマ州 Mobile の工場で行うが、ここでは民間向けの貨物型 A330 についても最終組立を行うことで、効率化を図る計画。この機体の製造に関与するアメリカ企業は 230 社、従業員の合計は 25,000 名にのぼるとしている。(EADS, Northrop Grumman)
  • SBAC (Society of British Aerospace Companies) によると、KC-45A 計画にはイギリス企業も関わりがあるとのこと。A330-200 の主翼はイギリスの Broughton で最終組立を行っており、Filton の工場では主翼と燃料システムの設計、主翼の前縁部・後縁部・ウィングシステムの製造も行っている。また、主翼に取り付けるドローグ式給油装置・905E Wing Pods は英 Cobham社の製品。ホースの長さは 90ft、給油能力は 420gal/min。同社では、KC-45A 関連で最終的に 10 億ドルの売上を見込んでいる。ちなみに、サウジアラビアとオーストラリア向けの機体は胴体にもドローグ式給油ユニット (Fuselage Refuelling Unit) を装備するが、これも Cobham 社製。そのほか、Airbus のサプライチェーンに加わっているイギリス企業としては GKN、Messier Dowty、Hyde、Magellan、CAV、CML の各社がある。(SBAC,Cobham)
  • 一方、Airbus 社は KC-45A での採用決定を受けて、所要の人員の雇用に乗り出した。ただし、昨年から進めているコスト削減計画 "Power 8" については、そのまま続行する。また、KC-45A に装備する CF6-80E1 エンジンを担当する米 General Electric 社は、179 機分のエンジン、スラストリバーサ、FMS (Flight Management System)、メンテナンス業務などで、計画全体を通じて 50 億ドルの売上になると見込んでいる由。(Deutsche Welle German radio, GE)
  • 選に漏れた米 Boeing 社は、空軍の発表を受けて「次のステップとして、空軍に対してデブリーフィングを求める。その結果次第で、次の選択肢をどうするか決める」と発表した。翌 4 日には、この件について公式に空軍に対して説明を要求。カンザス州・ワシントン州選出の以下の上下両院議員も連名で、Robert Gates 国防長官と Michael Wynne 空軍長官に対して説明を要求。
    • Patty Murray (D-WA)
    • Sam Brownback (R-KS)
    • Pat Roberts (R-KS)
    • Maria Cantwell (D-WA)
    • Norm Dicks (D-WA 6th)
    • Todd Tiahrt (R-KS 4th)
    • Adam Smith (D-WA 9th)
    • Rick Larsen (D-WA 2nd)
    • Cathy McMorris Rodgers (R-WA 5th)
    (Boeing, 関係議員一同)
  • こうした Boeing 社の動きを受けて、米国防総省の調達責任者を務める John Young 氏は、3/12 ではなく今週中に、KC-X で敗れた米 Boeing 社に対して、選定の経緯に関する説明を行うと表明。同氏はこの件で各方面から非難を浴びているが、KC-X として KC-30 を採用した空軍の選択については擁護している。(DefenseNews)
  • さらに、SPEEA (Society of Professional Engineering Employees in Aerospace) は今回の空軍の発表について「ショックを受けた」と発表。米国議員の中にも連名で「アメリカの航空宇宙産業界に打撃を与える決定だ」と抗議声明を出したものがおり、その顔ぶれは Murray、Cantwell、Dicks、Larsen、Inslee、Smith、McDermott、Reichert の各氏。一方で歓迎の声明を出したのが、アラバマ州選出の Jeff Sessions・Richard Selby 両上院議員。(SPEEA, 議員各氏)
  • そして米議会には、空軍が KC-45A として Northrop Grumman/EADS の採用を決めた件に関する審議を行うべきだとする声が。「重要な任務に外国製の機体を使用することに関して、安全保障上の懸念はないのか」「実績がある機体よりも概念段階の機体を採用することに、リスクはないのか」「アメリカの技術基盤に及ぼす影響について、真剣に考えたのか」といった見地からの審議が必要だと主張している。(Speaker of the House of Representatives)
  • 米下院は 5 日、KC-X の機種選定に関する最初の公聴会を実施、空軍の調達責任者・Sue Payton 氏と ASC (Aeronautical Systems Center) と航空機調達・近代化担当 PEO (Aeronautical Systems Center) の長を務める John L. "Jack" Hudson 中将を喚問した。(US House of Representatives)
  • EADS 社は、KC-30 に装備する ARBS (Air Refuelling Boom System) を使った、最初のウェット・コンタクト試験を成功裏に実施したと発表した。レシーバーは F-16、A310 テストベッドを使って高度 27,000ft で、一般的な空中給油飛行に合わせた内容で試験を実施。これまでに ARBS は 73 回・200 時間の飛行試験を実施しており、空力特性や FBW (Flight By Wire) 制御システムの能力実証を進めているところ。すでにドライ・コンタクト試験は済ませており、地上で給油試験を行ったのを受けて、ウェット・コンタクトに駒を進めた。オーストラリア、サウジアラビア、UAE、アメリカ向けの機体がこの ARBS を装備する。全長 17m、給油能力 2,270L/min (1,200 gal/min)。(EADS Military Transport Aircraft)
  • 米 Northrop Grumman 社は、KC-X の機種選定結果に対する批判に対して、以下のように反論。
    • アメリカ南部に、新たに航空関連産業を興すことになるし、アメリカの航空宇宙産業界が競争力を取り戻す役に立つ。
    • アメリカから、フランスなどの外国に仕事を移すことにはならない。25,000 名分の雇用創出につながるし、むしろヨーロッパからアメリカに 2,000 名分の移転が発生する。アメリカ国内では、49 州・230 社が参画する。外国製の部品も使われているが、それは KC-767 も同様であり、KC-30 の 60% はアメリカ製だ
    • 機種選定は、米国防総省の歴史において、もっとも透明性があるものだ
    • 外国の企業が米軍の装備を供給している事例は、C-27J、F-35、VH-71 など、他にもいろいろ前例がある
    (Northrop Grumman)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/3/5)
  • Bell-Boeing Tiltrotor Team (Amarillo, TX) は米海軍から、V-22 用のスペア・コンポーネントに関する delivery order×4 件を、総額 $204,477,179 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00383-03-G-001B/#0251, #0252, #0253, #0254)
  • Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautics Co. (Ft. Worth, TX) は米海軍から、USRL (U.S. Reprogramming Laboratory, Eglin AFB, FL) 向けに納入する Electronic Warfare Verification Station のオプション契約分を、$57,775,399 で受注した。電子戦に関連するミッション・データの検証を行う機材で、開発・インテグレーション・導入・訓練を担当する。F-35 の SDD (System Development and Demonstration) フェーズで使用するもの。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-02-C-3002)
  • Watts Constructors, LLC (Honolulu, HI) は米海軍から、NS (Naval Station) Pearl Harbor の Naval Computer and Telecommunications Area Master Station Pacific に通信センター (Communications Center) を建設する工事を、$46,875,000 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Pacific, Pearl Harbor, HI (N62742-08-C-1300)
  • Virtexco Corp. (Norfolk, VA) は米海軍から、MCB (Marine Corps Base) Camp Lejeune の Camp Geiger にある歩兵学校 (School of Infantry) に、教育施設 (Academic Instruction Facility) を建設する工事を $14,770,422 で受注した。既存の建物 16 棟の取り壊しと、教室や管理部門、ラウンジなどを備える 2 階建て校舎の建設、旗竿やモニュメントの移設を行う。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N40085-07-C-1415)
  • TEAM Construction, LLC (Jacksonville, NC) は米海軍から、MCB (Marine Corps Base) Camp Lejeune の射場 (live fire range) と situated K-2 impact area の移設・近代化工事を $10,738,082 で受注した。コントロール・タワー、倉庫、教室などの建物建設を行うほか、マニュアルの作成や対テロフォース・プロテクション関連機能の整備も実施する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N40085-08-C-1400)
  • BAE Systems Electronics Limited, Underwater Systems Division (Hampshire, Great Britain) は米海軍から、Airborne Mine Neutralization System と Expendable Mine Neutralization System で共用する無力化機材や、それに関連する支援機材、エンジニアリング・サービス業務に関する修正契約を $9,874,745 で受注した。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Panama City Division, Panama City, FL (N61331-08-C-0012)
  • Harris Corp. Government Communications Systems Div. (Melbourne, FL) は米海軍から、FCNS (Fibre Channel Network Switch) のオプション契約分・165 基を $7,786,065 で受注した。AMC&D (Advanced Mission Computer and Display) を構成するコンポーネントの全規模量産 (FRP : Full Rate Production) 分。内訳は、F/A-18E/F と EA-18G のロット 32、E-2D、F/A-18F と EA-18G の追加調達分 (supplemental aircraft)、F/A-18E/F のロット 26-28 に対するレトロフィット分が合計 138 セット、オーストラリア向けの F/A-18F に装備する分が 27 セット。また、E-2D 用のマウント・キットと試験機材も納入する。米海軍向けが $6,576,492 (84%)、オーストラリア向けの FMS 分が $1,209,573 (14%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0087)
  • Hensel Phelps Construction Co. (Chantilly, VA) は米陸軍から、国防総省の改築工事に関する修正分を $93,138,733 で受注した。Pentagon Renovation & Construction Program Office, Arlington, VA (MDA947-01-C-2001)
  • Structural Associates, Inc. (East Syracuse, NY) は米陸軍から、ニューヨーク州 Fort Drum に支援施設の建物を建設する工事のフェーズ I 分を、$43,313,600 で受注した。Army Engineer District, CENAN-CT NY (W912DS-08-C-009)
  • DynCorp International LLC (Falls Church, VA) は米陸軍から、アフガニスタンの Kunduz にアフガニスタン軍の施設を建設する工事を、$30,256,356.63 で受注した。Army Engineer District, Afghanistan (W917PM-08-C-0033)
  • DCX-CHOL Enterprise Inc. (Pekin, IL) は米陸軍から、MRAP (Mine Resistance Ambush Protected) 用のアクチュエータ×4,100 個、アクチュエータ制御装置×4,010 個を $5,030,500.00 で受注した。Joint Manufacturing and Technology Center, Rock Island, IL (W9098S-08-P-0430)
  • L-3 Communications Corp., Communications Systems West (Salt Lake City, UT) は米空軍から、MQ-1 Predator 用の衛星通信機材 (Predator Primary Satellite Link) と、固定衛星通信地上局のアップグレード作業を、$39,022,718 で受注した。658th Aeronautical Systems Squadron, Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-08-G-3027/0017)
  • Harris Technical Services Corp. (Colorado Springs, CO) は米空軍から、空軍宇宙軍団 (AFSPC : Air Force Space Command) 麾下・50th SW (Space Wing) 向けの通信運用・メンテナンスに関する FY2008 ピリオド B オプションと、メンテナンス/サービス業務に関する修正契約を $6,083,943 で受注した。小型コンピュータのメンテナンス、LAN の管理、電話網の運用、ビジュアル・インフォメーション・マネージメントといった内容。50 CONS/LGCZW, Schriever, AFB, CO (FA2550-08-C-0007)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/5)
  • オーストラリア政府から、SH-2G(A) Super Seasprite の計画中止を通告された米 Kaman Helicopter 社は、オーストラリア政府と、落としどころを求めて建設的に協議したいと表明。(Kaman)
  • フィンランド国防省は、NH Industries 社に発注したもののデリバリーが遅延している NH90 について、調達計画に関する評価報告をまとめた。それによると、「遅延の理由は、機体が開発中のものであることによる」「多国籍計画であり、フィンランドが単独で計画を加速することはできない」「しかし、遅延については十分な説明を得ている」「ライフサイクル全体を通じてみれば、よい選択をしたといえる」とのことで、遅延はしているものの、好意的な内容。(Finnish MoD)
  • 英国防省は次世代空母 CVF の建造に必要な資材として、以下に示した総額 7,000 万ポンドの契約を発注した。
    • 2 隻分・80,000t の鋼材 : Corus 社 (Scunthorpe, Teesside, Motherwell) と Dent Steel Services 社 (Yorkshire)、6,500 万ポンド
    • 艦内通信網に使用する光ファイバー・BFOCP (Blown Fibre Optic Cable Plant) : Brand-Rex 社 (Glenrothes, Fife, Scotland)、300 万ポンド
    • 逆浸透式浄水機材 : Salt Separation Services 社 (Rochdale, Lancashire)、100 万ポンド
    • 航空燃料システム : Fluid Transfer International 社 (Nailsworth, Gloucestershire)、400 万ポンド
    (MoD UK)
  • マレーシア空軍は、2003 年に 9 億ドルで発注した Su-30MKM×18 機のうち、第二陣の領収を開始した。第一陣の 6 機は 2007 年に領収済み。2008 年中に全機が揃う予定。(Vietnam News Agency)
  • カナダ海軍が 2 月初頭に RfP をリリースした、Halifax 級フリゲート×12 隻を対象とする CSI (Combat System Integration) 案件 (HCM : Halifax Class Modernization) について、米 Lockheed Martin 社はステートメントを発表。要求通りのものを、所定のスケジュールと予算で納入できると謳う。
    • 提案するのは、CanACCS-9LV (Canadian Advanced Command and Control System-9LV) 指揮管制装置。Montreal の同社 Naval Integration Lab で、デモンストレーションも実施済み
    • Saab Systems、xwave、IBM Canada、L-3 Electronic Systems、CAE Professional Services の各社と共同で開発を進めているところ。Lockheed Martin 社自身は、Lockheed Martin Canada が Lockheed Martin MS&S (Maritime Systems and Sensors) 部門と組んで作業にあたっている
    • Lockheed Martin 社は、Halifax 級の現行指揮管制装置と Iroquois 級駆逐艦の現行指揮管制装置について、開発・サポートを担当している
    (Lockheed Martin)
  • BAE Systems 社は米陸軍 TACOM Life Cycle Management Command から、M88A2 Hercules 装甲回収車×94 両に関する修正契約を 1 億 8,500 万ドルで受注した。陸軍向け×90 両、海兵隊向け×4 両。さらにスペアパーツも含む。2010 年 7 月に製造開始、2011 年 9 月に完納予定。陸軍向け×60 両と海兵隊向け×6 両・1 億 6,500 万ドルのオプション契約も設定。すべて実現すると、M88A2 関連の累計受注は 13 億ドルに達する。米陸軍はこれまでに 595 両を要求して 210 両を領収、さらに米海兵隊が 68 両を領収、エジプト・クウェート・タイ・オーストラリアが合計 114 両を調達している。(BAE Systems)
  • 米陸軍では、個人用戦闘装備の改善を図るために、Land Warrior を筆頭として合計 400 件にのぼるプログラムを実施しているとのこと。ボディ・アーマー (過去 4 年間で 9 回の改良を実施、3.8lb の軽量化や抗弾能力の改善など)、M4 カービン (信頼性向上など)、ヘルメット (過去 3 年間で 4 回の改良を実施) といった装備も改良中。Land Warrior は 2007 年春から第 2 歩兵師団・第 4 SBCT・第 9 歩兵聯隊・第 4 大隊 (4-9th 'Manchus') の手で実戦投入している。それに先立つ 2006 年 9 月には、Ground Warrior (装備重量 17lb) のユーザー試験も実施。Land Warrior については、さらに軽量化する努力を進めているところ。(US Army)
  • 米 General Dynamics Armament and Technical Products 社は、Lean/Six Sigma メソッドに基づき、メイン州 Saco の工場に対して生産設備改善のための投資を進めていると説明。ここでは、40mm 擲弾発射器の Mk.19 と Mk.47、1979 年からは 12.7mm 機関銃 M2HB (2009 年までの予定で 3,660 万ドルの契約を受注、2008 年 4 月からデリバリー開始予定)、F-35 用のガトリング機関砲といった製品を手掛けている。Mk.19 は累計生産 30,000 挺を突破。(General Dynamics)
  • インド陸軍工兵隊は、DRDO (Defence Research & Development Organisation) 麾下の VRDE (Vehicles Research and Development Establishment) Ahmednagar が開発した、国産工兵装備の配備を開始した。ここでは、架橋工事などに使用する AERV (Armoured Engineering Reconnaissance Vehicle) や AAD (Armoured Amphibious Dozer)、NBC 偵察車などを開発している。いずれも車体には BMP-2 のものを流用しており、水陸両用。製造については Medak の Ordnance Factory が Bharat Electronics Ltd. (Pune,India) と組んで担当している。AERV は限定量産中で、最近になって配備開始。AAD と NBC 偵察車は 3/3 にユーザー試験を開始したところ。(Indian DRDO)
  • 政府や民間向けに先進センサー製品を納入している米 McQ 社は、UGS (Unattended Ground Sensor) やデータ融合技術などに関連する、以下の契約の受注について明らかにした。
    • "G" Hardened Radio : (陸軍の SBIR (Small Business Innovation Research) フェーズ II 案件、78 万ドル。Mesh Network センサー・ラジオで、擲弾発射器からの発射や着地の衝撃に耐えられる、GPS レシーバー付き。陸軍向けに iScout センサーを開発するもので、センサー同士がネットワークを構成して通信しながら動作する。
    • Enhanced Target and Target Area Resolution Technology : ONR (Office of Naval Research) の案件、45 万ドル。小型センサー群をネットワーク化するための、アルゴリズムとネットワークのコンセプトを策定。小部隊向けの ISR (advanced Small Unit Operation Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) を実現するための、Situation Refinement Fusion テクニックとテストベッド・アーキテクチャの開発を行う。海兵隊向けの案件。
    • Structure Mapping for Urban Combat Special Operations : 陸軍向けの SBIR フェーズ I 案件、7 万ドル。建物内部でアドホック・ネットワークを構成するもので、iScout センサーと組んで使う。
    • Advance Standoff Detection of Personnel Using Seismic Sensors : 陸軍向けの SBIR フェーズ I 案件、7 万ドル。センサーから得られたデータに適用するシグナル処理技術の開発で、偽目標の排除を実現するもの。
    (McQ)
  • 米 SAIC (Science Applications International Corp.) 社は、オランダの Hague に開設した Integration Test Bed がフル稼働を開始、NATO に引き渡しを実施したと発表した。ALTBMD (Active Layered Theater Ballistic Missile Defense) Program Office 向けの案件で、ミサイル防衛システムのインテグレーションや試験に使用する。NATO 各国が保有するミサイル防衛関連システム (早期警戒センサー、レーダー、迎撃ミサイル) を組み合わせて NATO の ALTBMD システムを構成するための、アーキテクチャの検証を行うための施設。SAIC がシステム・エンジニアリングとインテグレーションの契約を、2006 年に 1 億 1,000 万ドルで受注していたもので、NATO 加盟 6 ヶ国から 10 社が参画。(SAIC)
  • ESO (Engineering Services Outsourcing) 企業の INCAT 社と印 HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社は、ジョイント・ベンチャー、INCAT-HAL Aerostructures Ltd. の設立について発表した。航空機構造部材の製造を担当する企業。HAL 社と、INCAT 社の親会社・Tata Technologies の合意に基づいて設立が決まったもの。両社が対等出資している。(INCAT)
  • 米 Boeing 社率いる企業チームが米 DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、System F6 (, Fast, Flexible, Fractionated, Free-Flying Spacecraft United by Information Exchange) テクノロジー・デモンストレーター計画のフェーズ I 契約を $12,891,049 で受注した。この件を担当する企業チームのメンバーは以下の通り。
    • Boeing Advanced Network and Space Systems (Huntington Beach, CA)
    • L-3 Communications Interstate Electronics (Anaheim, CA)
    • Millennium Space Systems (Manhattan Beach, CA)
    • Octant Technologies (San Jose, CA)
    • Science Applications International Corp. (Torrance, CA)
    今回の受注分は、2009/2/20 に完了予定。その後で、この件を受注している他の企業チームともども、予備設計審査 (PDR : Preliminary Design Review) に駒を進める。(Boeing) [この System F6 プロジェクトについては、米 Lockheed Martin 社も 570 万ドルの契約を受注している。(DefenseNews 2008/3/5)]

今日の米軍調達 (Contracts 2008/3/4)
  • NTF, LLC (Opus South と Whitesell-Green のジョイント・ベンチャー, Pensacola, FL) は米海軍から、フロリダ州の NAS Pensacola に空軍用の訓練ハンガー (ハリケーン対策、複数機を収容可能)、訓練施設、日除けシェルターを建設する工事を $45,818,302 で受注した。米空軍の航法士訓練校 (USAF Navigator training school) がテキサス州の Randolph AFB から移転してくるのに伴う措置。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-C-0762)
  • Lockheed Martin MS&S (Maritime Systems and Sensors, Mitchel Field, NY) は米海軍から、UGM-133 Trident D5 SLBM の誘導サブシステムを対象とするエンジニアリング・サポート・サービス業務のオプション契約分を $21,344,179 で受注した。これで総額 $80,071,325 に増額となる。Strategic Systems Programs, Arlington, VA (N00030-08-C-0002)
  • Carothers Construction Inc. (Water Valley, MS) は米海軍から、放射線腫瘍科の医療施設・画像診断施設をミシシッピー州 Keesler AFB に建設する工事を $10,069,900 で受注した。既存の医療施設に接続・拡張する形。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-C-0758)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/4)
  • 米 Raytheon 社はアメリカ政府から、韓国が SAM-X として採用した Patriot 地対空ミサイルを対象とする、エンジニアリング・サービス業務を受注した。Patriot を韓国軍の指揮・統制網に組み込むための、計画・プログラム開発を担当するもの。今後さらに、システム・インテグレーション、指揮・統制・通信関連、メンテナンス・サポート、訓練といった業務の追加発注が見込まれる。いずれも FMS (Foreign Military Sales) 案件。(Raytheon)
  • 英 QinetiQ は英国防省との間で、T&E (Test and Evaluation) 業務と訓練支援業務を対象として価格・分量・実現可能性について取り決めた、LTPA (Long Term Partnering Agreement) を締結した。対象期間は 2013 年 3 月まで、支払額は 9 億 5,100 万ポンド。すでに、2003 年 2 月から始まる最初の 5 年間について、9 億 6,400 万ポンドの支払いを受けた案件の継続分。2028 年まで 25 年間・56 億ポンドの案件で、5 年ごとに見直しをかけることになっているほか、さらに 25 年間延長するオプションもある。18 ヶ所の施設を対象とする QinetiQ との LTPA により、最初の 5 年間で 2,200 万ポンド、契約期間全体で 7 億ポンドの節減になっているという説明。(QinetiQ)
  • 仏 Rafale International (Dassault Aviation、Snecma、Thales のジョイント・ベンチャー) は 3/4 に、ギリシアの Athens に現地事務所を開設した。もちろん Rafale の売り込みが目的で、HAI (Hellenic Aerospace Industry) 社を初めとする地元企業に対する参画パッケージや技術情報交換のオファーも併せて実施する。Dassault Aviation は過去に、Mirage F1×40 機 (1974 年)、Mirage 2000×40 機 (1985 年、TALOS 契約)、Mirage 2000-5×15 機 (2007 年 11 月) の受注・納入実績がある。(Rafale International)
  • 一方、米 Boeing 社はノルウェー空軍に対する戦闘機の売り込みを開始した。F-35 JSF のスケジュール遅延とコスト上昇を見込んで、代替機として売り込みをかけるもの。もっとも、ノルウェー空軍の担当者は「今から参入しても遅い」と発言している由。(Norway Post)
  • MBDA 社は南アフリカに、MILAN ADT (ADvanced Technologies) 対戦車ミサイル発射機の量産型を納入開始した。独 MBDA Deutschland/LFK 社が開発・製造を担当しており、MILAN 3 対戦車ミサイルに対応する、完全デジタル化した最新型。DRI (Detection, Recognition and Identification) 機能の改善に加えて整備性も改善している。2007 年 12 月に Schrobenhausen の MBDA Deutschland/LFK 社工場で 5 ユニットを納入して機能試験を実施したほか、整備機材、スペア・パッケージ、兵站/整備システムについても検証した上で、量産システムの納入となった次第。2006/12/20 に、発射器とミサイル、それと STC シミュレータを受注していたもの。なお、MILAN シリーズはミサイル 36 万発、発射器 10,000 基の納入実績があり、全部で 10 万発 (うち 1 万発が実戦) の発射を行って命中率 95% をマークしている。(MBDA)
  • 米 Northrop Grumman 社は米空軍 Weather Agency から、米空軍の気象システムを対象とする SEMS II (Systems Engineering, Management and Sustainment II) 契約を 2 億 3,900 万ドルで受注した。機密、あるいは機密外の各種気象情報収集・配信のためのシステムについて TCO (Total Cost of Ownership) 低減を図るもので、有用性・信頼性・パフォーマンスの向上を同社が担当する。基本契約 1 年、オプション契約 4 年。対象となるシステムには以下のものがある。
    • Global Theater Weather Analysis and Prediction System
    • Joint Air Force and Army Weather Information System (現地部隊の意志決定に役立てるため、タイムリーな気象情報を提供する)
    • Space Weather Analysis and Forecast System (宇宙関連の作戦を実施するために、宇宙空間における気象情報予測を提供する)
    • Cloud Depiction and Forecast System II (作戦計画や攻撃後の分析の際に使用する)
    (Northrop Grumman)
  • 蘭 Thales Nederland 社はオランダ国防省から、PR4G F@stnet 無線機を 3,500 万ユーロで受注した。スペアパーツ、訓練業務、文書類、5 年間のメンテナンス業務 (さらにオプション契約で 5 年間) を含む。オランダ陸軍の Data Communicatie Mobiel Optreden program (DCMO: Data Communication Mobile Deployment) 計画に伴うもの。DCMO は BMS (Battlefield Management System) の一環で、陸戦における指揮・統制網を実現するためのもの。PR4G F@stnet は VHF/UHF 対応で、オランダ陸軍が現用中の FM9000 無線機とも互換性があり、将来的に導入する SDR (Software Defined Radio) にも対応可能。国防省の BMS ソフトウェアと組み合わせてテストした上で採用が決まったもので、データ通信能力だけでなく、信頼性・柔軟性・接続性についても要求を満たした由。(Thales)
  • インド国防省は、LCA (Light Combat Aircraft) こと Tejas の飛行試験に関する情報を更新した。これまでに実施した飛行試験は累計 829 回とのこと。(Indian MoD)
  • 米 iRobot 社は、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) の LANdroids 計画に関する契約を受注したと発表した。同社では、1,300 台にのぼる PackBot の実績が評価されたものだとしている。LANdroids とは、小型で安価、かつ高性能な、ポータブル型通信中継ロボットを開発する多年度研究開発案件。狙いは、市街戦で通信を確保する手段を実現すること。上空から投下、あるいは手で放り投げて送り込んだロボットは、自動的に近所にいる仲間のロボットを見つけて通信を確立、障害物が多い市街地でも通信網を実現する仕組み。(iRobot)
  • 米 Pratt & Whitney 社の F135 エンジンが、F-35 JSF の SDD (System Development and Demonstration) フェーズにおける地上試験運転で、累計運転時間 9,000 時間を突破した。さらにその前の Concept Demonstration Program の段階でも 3,600 時間の運転を記録しているので、累計 12,600 時間となる。飛行試験の方は、CTOL 型の AA-1 を使って 32 回・35 時間。(P&W)
  • 米 Rockwell Collins 社は、UAV 向けの飛行制御・航法システムを開発している Athena Technologies Inc. の買収を発表した。買収額などの詳細は明らかにされていない。(Rockwell Collins)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/3/3)
  • Hensel Phelps Construction Co. (Chantilly, VA) は米陸軍から、メリーランド州 Fort Meade に管理・オペレーション施設を建設する作業を $147,280,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Baltimore District, Baltimore, MD (W912DR-08-C-0012)
  • Thales-Raytheon Systems Co., LLC (Fullerton, CA) は米陸軍から、Sentinel レーダーを対象とするサポート業務を $68,280,383.00 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-08-C-0217)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence MO) は米陸軍から、小火器用弾薬 304,995,920 発を $67,687,003.28 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-00-D-0016)
  • Alutiiq Business Services LLC (Anchorage, AL) は米陸軍から、National Guard Bureau Army Strength Maintenance Division 向けのメディア関連業務 (theater media placement) を $49,999,999.60 で受注した。National Guard Bureau, Arlington, VA (W9133L-08-C-0105)
  • Caddell Construction Co. Inc. (Montgomery, AL) は米陸軍から、ノースカロライナ州 Fort Bragg に特殊作戦部隊の司令部と駐車場を建設する作業を $34,273,000 で受注した。Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-07-D-0040)
  • Hensel Phelps Construction (Greely, CO) は米陸軍から、コロラド州 Fort Carson に兵舎 (UEPH Barracks) を建設する作業を $26,700,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Omaha District, Omaha, NE (W912DQ-07-D-0056)
  • General Atomics Aeronautical Systems Inc. (San Diego, CA) は米陸軍から、ER/MP (Extended Range/Multi-Purpose) UAV の SDD (System Development and Demonstration) フェーズに関する増額契約を $18,666,000 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-05-C-0069)
  • Watterson Construction Co. (Anchorage, AL) は米陸軍から、アラスカ州 Fort Wainwright で実施する兵舎の設計・建設工事を $17,430,000 で受注した。Army Engineer District, Alaska (W911KB-08-C-005)
  • DRS Sustainment Systems, Inc. (St. Louis, MO) は米陸軍から、M1200 Armored KNIGHT×82 両と、関連するスペアパーツや工具類 6 アイテム×22 セットを $16,550,704 で受注した。Army TACOM LCMC-WARREN, Warren, MI (W56HZV-06-C-0523)
  • Innovative Technical Solutions, Inc. (Walnut Creek, CA) は米陸軍から、ワイオミング州 F.E.Warren AFB の寄宿施設改築工事を $13,408,475 で受注した。Army Corps of Engineers, Omaha District, Omaha, NE (W9128F-08-C-001)
  • Reliable Contracting Group (Louisville, KY) は米陸軍から、コロラド州 Buckley に設置する燃料施設を $9,553,212 で受注した。Army Corps of Engineers, Omaha District, Omaha, NE (W9128F-08-C0002)
  • Didlake, Inc. (Manassas, VA) は米陸軍から、国防総省向けの保護業務を行う AbilityOne Program のサポートを、$7,387,456.60 で受注した。Washington Headquarter Services Facilities Support Services Directorate, Washington, D.C. (HQ0034-08-C-1021)
  • SRCTec, Inc. (North Syracuse, NY) は米陸軍から、軽量型対迫撃砲レーダー (lightweight counter mortar radar version) を $6,285,147.07 で受注した。CECOM Acquisition Center, Forth Monmouth, NJ (W15P7T-05-C-P004)
  • Anthony and Gordon Construction Co., Inc. (Knoxville, TN) は米陸軍から、ノースカロライナ州 Fort Bragg にある特殊作戦部隊のオペレーション施設に、情報関連部門を増築する工事を $5,988,000 で受注した。Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-08-C-0011)
  • Hensel-Phelps Construction Co. (Chantilly, VA) は米陸軍工兵隊 (Army Corps of Engineers, Baltimore District) から、DISA (Defense Information Systems Agency) の本部庁舎をメリーランド州 Fort Meade に建設する作業を $369,605,000 で受注した。BRAC (Base Realignment and Closure) 2005 に伴うもので、95 エーカーの敷地に延べ面積 1,070,000 平方フィートの庁舎を建設、ヴァージニア州北部各地の施設に分散している 4,000 名を集約する。Army Corps of Engineers, Baltimore District, MD
  • Clark Construction (Bethesta, MD) と Balfour Beatty (Bethesda, MD) のジョイント・ベンチャーは米海軍から、Walter Reed National Military Medical Center (Bethesda, MD) で実施する設計・建設工事の第一陣を、$109,025,544 で受注した。この後で段階的に増額して、総額 $641,400,000 (not to exceed) の案件となる。BRAC 2005 により、National Naval Medical Center がある場所に Walter Reed National Military Medical Center を設立するためのもの。2011 年 7 月に完成予定。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Washington, Washington DC (N40080-08-C-0007)
  • Ahtna Technical Service, Inc. (Anchorage, AL) は米海軍から、サウスカロライナ州の MCAS (Marine Corps Air Station) Beaufort で実施する施設サポート・サービス業務を $49,382,993 (not to exceed) で受注した。所要の人員・監督者・機材・輸送手段を用意した上で業務にあたる。電力・蒸気の供給や各種の雑務、害虫・害獣対策なども。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-D-1255)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米海軍から、SM-2 ミサイルを対象とするエンジニアリング/テクニカル・サービス業務に関する修正契約を $27,077,346 で受注した。同社が Standard Missile の RDA (Round Design Agent) として実施するもので、要求仕様に合わせた性能や信頼性の予測・監視、内外のインターフェイス、艦側とのインターフェイス、試験/パッケージングの際のインターフェイス、保管・輸送機材といった分野について、ミサイルと関連コンポーネントの整合性維持やインテグレーションを図るもの。設計の改善やテクニカル・データ・パッケージの維持も行う。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-03-C-5330)
  • Boeing Co. (St. Louis, MO) は米海軍から、OIF (Operation Iraqi Freedom) と GWOT (Global War on Terror) を対象とする、常駐型 ISR (Intelligence, Surveillance, Reconnaissance) UAV の運用業務に関する修正契約を $6,750,000 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-C-0045) [多分、海兵隊向けに ScanEagle を飛ばす仕事]
  • SAIC (Science Applications International Corp., San Diego, CA) は米空軍から、CLIN 0004 "Global Positioning Systems Wing System Engineering and Integration." のオプション 1 契約を $47,596,653 で受注した。SMC/GPK, El Segundo, CA (FA8807-08-C-0002/P00015)
  • Lockheed Martin Space Systems Co. (Centennial, CO) は米空軍から、Launch and Range Systems Wing からの緊急要請に関する修正契約を $20,000,000 で受注した。打ち上げ失敗につながるリスクを局限するための、サプライチェーン管理や技術面の改善作業を実施するもの。安全性向上のためのリチウムイオン電池の設計や、固体燃料ロケット・ブースターで使用するレジンの交換も実施する。SMC/LRSW/PK, El Segundo, CA (FA8816-08-C-0002/P00069)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、Information Assuranc Technical Analysis Center の業務を $19,222,579 (estimated) で受注した。ケンタッキー州 Fort Knox で、GIG (Global Informaton Grid) の機密性・整合性・認証機能に関する研究・開発とインテグレーションを実施する案件。55th Contracting Squadron/LGCD, Offutt AFB, NE (SPO700-98-D-4002/DO 0333)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/3)
  • 英 BAE Systems 社は Glasgow の同社 Clyde 造船所で、45 型ミサイル駆逐艦の 6 番艦、HMS Duncan の鋼材切り出しを開始した。その際、イギリスの装備調達担当相・Baroness Taylor 氏が同地を初めて訪問している。1-5 番艦 (Daring, Dauntless, Diamond, Dragon, Defender) はすでに建造中。船殼部分の鋼材の重量は合計 2,800t で Blackpool Tower より重く、塗装に使用するペンキは 40t あるとのこと。(MoD UK, BAE Systems)
  • 米陸軍の Institute of Land Warfare Winter Symposium and Exposition で明らかにされたところでは、FCS (Future Combat Systems) を構成する 8 車種の MGV (Manned Ground Vehicle) のうち、120mm 砲を装備する MCS (Mounted Combat System) の製造が進んでおり、今年の冬にロールアウトする予定とのこと。出力 420kW のエンジンを中核とするハイブリッド電気推進で、車内には光ファイバー通信網を設置してセンサー群を結ぶ。ちなみに、その他の MGV は以下の面々で、いずれも電気モーター駆動バッテリ、あるいはディーゼル発電機からの電力で走る。
    • command and control vehicle
    • reconnaissance and surveillance vehicle
    • infantry carrier vehicle
    • non-line-of-sight cannon (NLOS-C)
    • non-line-of-sight mortar (NLOS-M)
    • medical vehicle-evacuation and medical vehicle-treatment
    • recovery and maintenance vehicle
    また、NLOS-LS (Non-Line-Of-Sight Launch System) については、2 週間前に実弾非搭載状態での C-130 からの空中投下承認 (airdrop certification) を獲得、あと 1 年ほどで実弾搭載状態での承認も獲得して、15 発入りミサイル・ポッド装備状態での投下を可能にするとしている。urban UGS (Unmanned Ground Sensor) と Tactical UGS については、テキサス州 Fort Bliss の AETF (Army Evaluation Task Force) にデリバリーを開始している。SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle) と Class I UAS (Unmanned Aerial System) ブロック 0 についても、前者は 25 両のうち 3 両、後者は 11 機のうち 5 機がデリバリー済みで、それを使って現場の兵士による演習が始まっている由。FCS で使用するネットワークは 5 階層 (sensors, applications, network services, transport and standards) 構成で、うち GMR (Ground Mobile Radio) は transport のレイヤーに、オペレーティング・システムとなる SOSCOE (System of Systems Common Operating Environment) は network service のレイヤーに属する。SOSCOE は 70% ほどのビルドが終わっている状況。ソフトウェア開発の進捗度は全体の 40%、インテグレーションの進捗度は現行の Build 1 で全体の 1/3 というところ。4 月からスタートする Build 2 で、2/3 まで進捗度を上げる。(US Army)
  • 米海兵隊司令官の James T. Conway 大将は、海兵隊が導入した新しい MTV (Modular Tactical Vest) について、重すぎるし実用性に欠けるとして、調達の中断を決定したと発表した。2006 年に 84,000 セットを発注しており、うち 76,000 セットを納入済み。7.62mm 弾で撃たれても打撲傷程度で済む性能があり、イラクやアフガニスタンで多くの海兵隊員の生命を救っているが、プルオーバー式のデザインは現場では不評とのこと。また、個人用戦闘装備 (crew gear) 以外に 40-60lb の装備を身につけなければならない海兵隊員にとって、重量の問題は深刻。(USMC)
  • 米 Lockheed Martin 社と Karem Aircraft 社は、米国防総省の JHL (Joint Heavy Lift) に関する CDA (Concept Design and Analysis) に対して、Karem 社が開発した OSTR (Optimum Speed Tilt-Rotor) を提示するために合同チームを編成したと発表した。Lockheed Martin 社側の窓口は、Lockheed Martin Aeronautics 社の ADP (Advanced Development Programs) 部門、いわゆる Skunk Works が受け持つ。(Lockheed Martin)
  • 米陸軍と米海兵隊は 2/19-21 にかけて、ミシガン州の Selfridge ANGB (Air National Guard Base) で合同カンファレンスを開催、2/5 に RfP をリリースした JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) の調達に関する説明を行った。生存性・輸送性・通信能力・支援性などの要求仕様、コストとスケジュールの管理、要求性能の実現といったポイントについて記した、厚さ 2in の資料を配付。また、評価に際してのポイント (Technical, Logistics, Commonality, Cost and Past Performance/Small Business Participation) や、陸軍の FTTS (Future Tactical Truck System) ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) や海軍の ONR (Office of Naval Research) による Combat Tactical Vehicle Technology Demonstrator で得られた教訓についての説明も行われた。参加した企業側の代表は 245 名とのことで、主な企業チームの面々は以下の通り。
    • Northrop Grumman + Oshkosh Corp.
    • General Tactical Vehicle (AM General + GDLS (General Dynamics Land Systems))
    • Lockheed Martin + BAE Systems (formerly Armor Holdings)
    • BAE Systems + IMG (International Military and Government), LLC (Navistar International Corp.)
    • Boeing + Textron + SAIC
    • Force Protection Inc. + DRS
    • Blackwater Inc.
    • Raytheon Inc.
    • I3
    • DRS Sustainment Systems Inc. + Force Protection Inc.
    2011 年までかけて SDD (System Development Demonstration ) フェーズを実施、2 チームが JLTV FoV (Family of Vehicles) や関連トレーラーなどを開発して受注を競い、その中から勝者を選定する。(USMC)
  • 米 Northrop Grumman 社は、RQ-4 Global Hawk UAS (Unmanned Aerial System) が、2008/2/28 付で「初飛行から 10 周年」「累計飛行時間 20,000 時間」を達成したと発表した。うち 15,000 時間が、対テロ戦サポートの実戦任務とのこと。(Northrop Grumman)

また早駆け (DID 2008/3/3)
オランダ国防省は、F-35 計画に参加しているパートナー諸国の中で先陣を切って、多国籍 IOT&E (Initial Operational Test & Evaluation) フェーズへの参加を決めて MoU に調印したと発表した。PSFD (Production, Sustainment, and Follow-on Development) フェーズのときも、最初に MoU に調印したのはオランダだった。
IOT&E フェーズでは、F-35 の実戦化を目指して戦術面・運用面のコンセプトをリファイン、IOC 獲得に向けた作業を進める。オランダ空軍の F-35 が IOC を獲得する予定時期は 2016 年。F-35 では IOT&E も多国籍で実施することになっており、24 機 (F-35A×10、F-35B×8、F-35C×6) を参加各国がプールする形で、2011-2013 年にかけて作業を進める。オランダ政府の負担額は 2 億 7,460 万ユーロ、さらに運用経費 1,610 万ユーロも負担する。

モノは小さいけど案件はでかい (DID 2008/3/3)
"MarineLog" によると、米 Manitowoc Marine Group は米沿岸警備隊から、RB-M (Response Boat-Medium) 哨戒艇×18 隻を 3,500 万ドルで追加受注したとのこと。2009 年の第三四半期からデリバリーする。
全部で 6 億ドル・250 隻の多年度調達案件となるものだが、これまでの受注は今回の分を含めて 30 隻。Manitowoc が主契約社兼プログラム管理担当で、Kvichak Marine Industries (Seattle, WA) と組んで建造・納入する。ちなみに、Manitowoc 社は米 Lockheed Martin 社の LCS (Littoral Combat Ship) チームに参画しているほか、米海軍の Improved Navy Lighterage System 計画にも関わっている。

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2008/3/5)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 287 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 74.573 名、海軍 5,617 名、空軍 7,009 名、海兵隊 8,758 名、沿岸警備隊 344 名。

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戦争・紛争

今日のUSAFCENT (AFNews 2008/3/5)
4 日、アフガニスタンの Lwara で米空軍の F-15E が、敵兵に対して GBU-31/B と GBU-38/B を投下。Asadabad でも F-15E が敵兵を GBU-31/B で爆撃している。Orgune と Sangin には英空軍の Harrier GR.7 が出動しており、後者では Enhanced Paveway II を使用。また、敵の車輌や敵兵を米空軍の B-1B が GBU-38/B で爆撃。F-15E は Khowst にも出動。この日の近接航空支援ミッションは 42 件、ISR ミッションは 9 件。
イラクでは、英空軍の Tornado GR.4 が敵のロケット陣地を Enhanced Paveway II で爆撃したほか、Basrah にも出動。この日の近接航空支援ミッションは 64 件、ISR ミッションは 25 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/3/5)
聯合軍の顧問団がついたアフガニスタン軍が 2 日、武装勢力と交戦。Helmand 省の Gareshk 地区北東 30km で、偵察パトロール中の部隊に対してタリバンが小火器・RPG・迫撃砲で待ち伏せ攻撃を仕掛けたが、反撃に遭って失敗。小火器と機関銃で反撃するとともに、敵が陣取る塹壕線に向かって迂回機動を実施、位置を特定した上で精密誘導兵器で攻撃、複数の敵が死亡したもの。
28 日に Zabul 省の Surkhagan で、アフガニスタン軍と聯合軍が敵 7 名を拘束。武装勢力の爆弾製造施設を探して洞窟の捜索を行い、自動車爆弾や爆弾製造材料、倉庫、武器氏集積所を発見、航空機から精密誘導兵器を投下して破壊。
25 日に Ghazni 省で実施した作戦の際に死亡した敵の身元が、Mullah Shabir と判明。タリバン向けに情報・物資・IED を供給していた人物で、Ghazni 省で発生したロケット攻撃にも関与していたとみられる。

今日のイラク (AFPS 2008/3/5)
聯合軍が実施しているアルカイダ掃討作戦で 5 日、合計 22 名を拘束。Ninevah 省西部で 2 名 (うち 1 名はアルカイダ関係者で資金担当)、Mosul で 1 名 (密輸への関与や、外国人テロリストを手引きした容疑) と、別件でアルカイダ関係者 2 名 (Abu Yasir al-Saudi (a.k.a. Jar Allah とも繋がりがある模様)、Samarra でアルカイダ関係者 1 名とその他 2 名、Baghdad で 3 名を拘束。Hamrin Mountains 西方の Albu Bakr で 2-5 日にかけて実施した作戦 (プロパガンダ組織や会合場所の捜索を企図) では 8 名を拘束、アサルトベスト・擲弾・機関銃の弾倉・各種弾薬を発見。

今日のUSAFCENT (AFNews 2008/3/4)
3 日、アフガニスタンの Garmser で米空軍の MQ-9 が、AGM-114 Hellfire で敵兵を攻撃。Now Zad では、米空軍の B-1B と A-10 が GBU-12/B、GBU-31/B、GBU-38/B で敵兵や敵陣を爆撃。Lwara と Khowst には米空軍の A-10 が、Bermel には米空軍の F-15E が、Musa Qala には英空軍の Harrier GR.9 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 46 件、ISR ミッションは 7 件。
イラクでは、Basrah で米海軍の F/A-18E/F が GBU-12/B と GBU-38/B で敵のロケット陣地を爆撃したほか、米空軍の F-16 も出動。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 26 件。

今日のイラク (AFPS & AFNews 2008/3/4)
聯合軍が Baghdad 東部で、Khan Bani Sad 東部で活動している Bizayz テロ組織を率いる、アルカイダ関係者をターゲットとする作戦を実施。その際に、容疑者 3 名が乗ったクルマが現場から離れようとするのを発見して停止を命じたところ、応じずに逃走を試みたために発砲、乗っていた 3 人全員が死亡した。
Kirkuk では、Multinational Division North 麾下、米陸軍・第 10 山岳師団・第 1 旅団・第 87 歩兵聯隊・第 1 大隊が、自宅から逃亡しようとしたテロ組織の首領を拘束。IED 攻撃などの容疑。自宅の近所では武器・弾薬が見つかっている。
Lake Thar Thar でイラク軍の Mi-17 ヘリが墜落、聯合軍の捜索チームが残骸を発見。生存者はなし。3/3 に更新を絶っていたもので、イラク軍兵士に加えて聯合軍の兵士 1 名が乗っていた。墜落原因については調査中。

今日のUSAFCENT (AFNews 2008/3/3)
2 日、アフガニスタンの Garmser で米空軍の MQ-9 が、GBU-12/B で敵兵を爆撃。Bermel、Gardez、Orgune、Sangin に米空軍の F-15E が、Garmser と Qalat に仏空軍の Mirage 2000 が、Bermel と Orgune に米空軍の A-10 が出動。Nangalam では米空軍の A-10 が敵兵を 500lb 爆弾で爆撃。Orgune では米空軍の B-1B が敵の射撃陣地を GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 47 件、ISR ミッションは 7 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 65 件、ISR ミッション 26 件を実施。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/3/3)
アフガニスタン軍と聯合軍が合同で、Zabul 省 Jeldak 地区でタリバン掃討作戦を実施、その際の交戦で武装した敵 1 名が死亡、2 名が拘束された。外国人テロリストの手引きや IED 攻撃、民間人の殺害、食料・資金・隠れ家の提供強要を行っていた容疑。

今日のイラク (AFPS 2008/3/3)
聯合軍とイラク軍は Mosul で、昨年の米軍増派を受けて Baghdad から逃れてきたアルカイダ関連組織の掃討作戦を強化中と発表。アルカイダの活動は、Baghdad から離れて Mosul が中心になってきており、組織の会合場所も当地で設営しているという説明。また、イラク国内で発生している攻撃のうち 1/2〜2/3 が Mosul 周辺で発生しているとした。今年に入ってから、Mosul 界隈で拘束された、あるいは死亡したアルカイダ関連のテロリストは合計 142 名。2/18 には、当地で活動している組織の首領を拘束しているほか、先日には別の幹部 2 名が聯合軍機の爆撃で死亡した。
聯合軍はイラクで 3 日、Baghdad 南方の Mashru で拘束した "special groups" の補給担当者 (Wasit 省で活動する組織に対して、EFP、ロケット、迫撃砲などの武器を供給) を含めて、合計 11 名を拘束。Mosul では、IED や迫撃砲で聯合軍を攻撃していたテロリスト 2 名を拘束。そのほか、Tarmiya でアルカイダ関係者 2 名、Haditha 北西でアルカイダ関連組織の幹部とその他 2 名、といった具合。
Baghdad の Rusafa 地区東部、Muthan Zayuna で自動車爆弾テロが発生、イラク軍兵士 2 名が死亡、2 名が負傷、さらに民間人 3 名も負傷。
2 日、聯合軍が Mosul で、サウジアラビア人の自爆テロ組織首領をターゲットとする作戦を実施。2/27 に死亡した、Abu Yasir al-Saudi (a.k.a. Jar Allah) との関連も。現場で対空砲や迫撃砲弾を積んだ車輌を発見、さらに重機関銃で撃ってきたために反撃、敵 5 名が死亡した模様。さらに、重機関銃 2 挺、迫撃砲、ロケット、機関銃弾数百発を積んだ別の車輌を発見。最初の車輌ともども破壊処分。
Baghdad 東部の Karada 地区で、警察が IED を発見、現場から逃げだそうとした設置容疑者を拘束するとともに、乗っていた車輌を押収。IED の方は処分に成功。
1 日、イラク軍と Multinational Division Baghdad が Rashid 地区で、アルカイダ関連組織の活動家を拘束。IED 攻撃や砲撃を仕掛けていた容疑。

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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