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一般ニュース
今日の小ネタ
インド沿岸警備隊は、76 隻の現行戦力を 216 隻に増強する計画で、その一環として OPV (Offshore Patrol Vessel)×5 隻を 1 億ドルで調達する件に関する RfI を、伊 Finncantieri 社と仏 DCNS 社に送付した。洋上哨戒、麻薬などの密輸阻止、密航対策、救難、急患輸送、さらに二次的任務として石油漏洩対策、消防、曳航といった任務を想定。全長 95.5m、満載時の吃水は 5m 以内、最高速度 32kt、28kt での連続航行可能、航続距離 5,500nm、熱帯地域での運用を想定して寿命は 25 年間、といった要求仕様。現在、インド沿岸警備隊には OPV が 13 隻ある。(DefenseNews 2008/3/18)
ノルウェーの SSB (Statistisk Sentralbyra) がまとめた報告書によると、ノルウェーの 2007 年の兵器輸出は 4 億 2,400 万ドルで対前年比 18% 増、世界市場全体では第 7 位・3.5% を占めるとのこと。輸出の 75% は NATO 加盟の同盟国で、もっとも多いのがアメリカ向け (43%, 1 億 8,800 万ドル)。AFV や AFV 用のウェポン システム、ミサイル、戦場監視用電子機器、ロケット、魚雷、機雷といった内容。その他の主要カスタマーとしては、フィンランド、ドイツ、ポーランド、スウェーデンがある。NATO 以外ではオーストラリア (1,800 万ドル)、タイ (200 万ドル)、クウェート (100 万ドル) などがあるが、非 NATO 国向け輸出は 2002 年と比較すると 37% のダウン。(DefenseNews 2008/3/19)
信管の信頼性問題が原因でデリバリーが遅れている英空軍の Paveway IV 誘導爆弾だが、担当メーカーの Raytheon Systems 社 (2003 年 12 月に 2 億 8,000 万ポンドで受注) によると、2 月に実施した試験で信頼性が確認できたとのこと。信管の担当は Thales Missile Electronics 社で、完全に電子化した遅発信管を開発したが、信頼性の問題に見舞われて、2006 年に予定していたデリバリーを実現できなかった。2 月に、改良型の信管をイナート弾に組み込んで、スキッドに載せて強化コンクリートに撃ち込む試験を実施、目論見通りに貫通後の起爆を実現できたとのこと。6 月に飛行試験を実施した後で量産に入る。弾体は Mk.82、まず Harrier GR.9 に、ゆくゆくは Typhoon や F-35 にも搭載する。(DefenseNews 2008/3/19)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/19)
スウェーデン政府は議会 (Riksdag) に対して、NATO が推進している C-17A の共同運用構想・SAC (Strategic Airlift Capability) に参加する件について規定した法案を提出した。結論が出るのは初夏になる見込み。国際的な危機管理作戦への関与に際して必要となる、長期的な戦略空輸能力の確保が狙い。SAC では 3 機の C-17A をプールしておいて、参加国が戦略空輸能力を必要としたときに提供、作戦地域に向けた迅速な空輸を可能にする。参加国の単独、あるいは複数国による国際的な作戦に加えて、民間組織へのサポートや災害派遣にも機材を提供できる仕組み。スウェーデン政府は 2006/10/19 に SAC への参加を目指す方針を決定、年間 550 時間分の飛行時間を買い取る考えで、経費負担額は 1 年につき 2 億クローネを見込んでいる。スウェーデン以外に参加に向けた協議を進めているのは、ベルギー、エストニア、フィンランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、チェコ、ハンガリー、アメリカ。このすべてが参加を決めて合意した上で、SAC が発足する。初号機は 2008 年 11 月、2 号機は 2009 年春、3 号機は 2009 年夏に到着する予定で、当初はハンガリー西部の Papa Air Base をホームベースとする。要員の第一陣は 40 名で、うち 8 名がスウェーデンから出る予定。ちなみに、C-17A の貨物室は長さ 53m あり、ヘリコプターなら 2 機、FAC (Fast Attack Craft) や CV90 歩兵戦闘車×2 両の搭載が可能。なお、フィンランドもスウェーデンと組んで SAC に参加する方針を打ち出しているが、まだ法的条件の整備には至っておらず、負担額についても未確定。(Swedish MoD, Swidish Armed Forces, YLE Finnish Broadcasting)
18 日・火曜日にイラクの Anbar 省で、米海兵隊の MV-22B Osprey×2 機が通常と異なる内容のフライトを実施した。普段と違うのは、イラク陸軍・第 7 師団・第 22 歩兵旅団の兵士が乗り込んで、初のヘリボーン作戦を実施したこと。これを米軍の MiTT (Military in Transition Team) 0720、海兵隊の第 5 聯隊戦闘団 (RCT5 : Regimental Combat Team 5)、海軍の SEAL チーム 1 がサポートした。事前の準備訓練機関は 20 日。Baghdadi 東方に到着したイラク軍兵士は直ちにパトロール隊形を取り、武装勢力による不審な活動や武器集積所の捜索を実施。さらに地元住民からの事情聴取も行った由。パトロール終了後に再び MV-22B に乗り込み、Al Asad AB に帰還。(USMC)
ラトビアでは 4/15-5/4 にかけて "COLOSSUS 2" と称する対機雷作戦を行うが、このときにラトビア海軍と NURC (NATO Maritime and Undersea Research Centre) が共同開発した、新しい対機雷戦装備を持ち込む予定。NATO の実験船 ALLIANCE から UUV を発進させて機雷の位置標定を行い、この手の機材の有用性を検証するとのこと。バルト海では二度の世界大戦で合計 80,000 発の機雷が敷設されたとみられ、さらにそれ以外の爆発物もある。航海の安全を確保するために、今でも機雷の探知・除去任務が続いている。(Latvian MoD)
今日のお小言 (Defense-Aerospace.com 2008/3/18)
米 GAO (Government Accountability Office) は、米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) が 2 年単位のブロックで開発・改良を進めている BMDS (Ballistic Missile Defense System) に関する報告をまとめた。
対象となったのは BMDS のブロック 2006 で、2006-2007 年のスパンに対応する。陸上・海上への迎撃ミサイルの追加配備や、イージス BMD 対応のためのアップグレード改修が進展したことで、能力的には改良が進んでいるとした。ただし、ブロック 2006 のコストが全体で 10 億ドルほど上昇したこと、一部の試射が失敗に終わったことから、配備しているシステムの能力検証は終わっておらず、当初に予定していた目標については未達としている。
BMDS に関する議会の懸念を受けて、MDA では各ブロックの内容を見直したほか、あるブロックから別のブロックに作業を移すことがないようにした。これらはブロックごとの支出状況や説明責任を明確化して、透明性を増すための措置。(GAO)
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/3/17)
Ria Novosti が 17 日に報じたところでは、ロシア国防省は 2008 年に、An-22、An-12、An-26、L-39 といった固定翼機 102 機、ヘリコプター 20 機ほど、給油艦・バージ・タグボート 6 隻を売りに出すとのこと。売却益は兵士の居住環境改善経費に充てるとしている。
ニュージーランド空軍は、手持ちの B.757、C-130H、P-3C に対して改修作業を進めており、近いうちに飛行試験に入る見込み。個別の状況は以下の通り。
B.757 : 機内配線の引き直し、ギャレーなどの機内設備やカーゴ ハンドリング システムなどの導入による旅客・貨物輸送両用化、EFB (Electronic Flight Bag) 導入などの改修を実施中。2 機の改修を予定しており、1 号機はアメリカ・アラバマ州の Mobile Aeronautics Engineering で改修の後に 2 月から試験を開始。その後でカンザス州の Boeing 社に場を移して軍用の通信・航法機材を導入、本国に戻して 5 月末から OT&E (Operational Testing and Evaluation) の予定。
C-130H : L-3 Communications Spar Aerospace (Edmonton, Alberta, Canada) の手で延命改修を実施。2 号機からは自国の Safe Air で実施する。地上試験と平行して、Auckland では加 CAE 社が開発した Part Task Trainer による訓練を実施中。
P-3K : L-3 社がアメリカ・テキサス州で近代化改修を実施中。ただし、センサーの納入遅延とシステム インテグレーションの遅れにより、デリバリー時期が 8 ヶ月遅延して 2009 年 1 月にずれ込んだ。データ管理システム、胴体上部のアンテナ、レーダー アンテナ、電子光学センサー ターレットは導入済み。改修機は P-3K2 と称する。
NATO の Jaap de Hoop Scheffer 事務総長は 15 日、NATO と EU が軍事関連のリソースを共用することでコストの削減を図るとともに、所要の兵員・機材を確保できるようにするべきだと発言。それぞれが同じものを二重に持つのは無駄だという趣旨。
インド海軍は LRMR (Long Range Maritime Reconnaissance) 計画に関する RfP を 2005 年 1 月にリリース、レーダー・IFF・ESM・データリンク・電子光学センサー・GPS/INS などを備える洋上哨戒機×8 機を 10 億ドルで調達する計画。RfP は Embraer、Dassault Aviation、Finmeccanica、Ilyushin Design Bureau、Boeing、Lockheed Martin の各社に送付したが、Dassault・Finmeccanica・Embraer などは回答せず、P-3C と Il-38 はインド側が却下したため、実質的に Boeing の P-8A と Airbus の 2 陣営が残っている状態。その Boeing と印 HAL 社は F-15・F/A-18・AH-64 のサブシステム製造に関する MoU を締結しており、これを通じて HAL 社の対外輸出促進を見込むとしている。
アルバニアで発生した弾薬庫爆発事故 (15 名が死亡、300 名が負傷) の責任をとって、Fatmir Mediu 国防相が辞任。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/17)
オーストラリア国防省は、Air Combat Capability の Part A に関する結果を公表した。要点は以下の通り。
F-111C/G の退役決定は時期尚早だったが、この期に及んでひっくり返すのは経費がかかりすぎる。また、搭乗員や運用能力についても失われているため、逆転は不可能。
背景には、F-35 の開発スケジュールを当てにし過ぎたことがある。それが結果として F-111 の退役決定に繋がり、(訳注 : F-35 のスケジュール遅延により) 航空戦力に穴を開ける結果となった。
そのための、ギャップフィラーとしての F/A-18F の調達は、他に選択の余地がないものである。2010 年の時点で入手可能な、適切な機体は他に存在しない。
また、現時点で F/A-18F の調達をキャンセルすることは、財務的なペナルティが大きい。そして、メーカーとの間に受け入れがたい緊張を引き起こす結果になる。
F/A-18F そのものは、想定される脅威に対応できるだけの能力を備えた優れた機体であり (The Super Hornet is an excellent aircraft capable of meeting any known threat in the region)、かつ、前政権の杜撰な計画によって規定された、限られた調達期間に間に合う唯一の機体である。
また、F/A-18F については 3 億豪ドルのコスト切り下げを図る機会があるほか、電子戦能力強化の可能性につながる利点もある。これについては次期 Air Combat Capability Review で検討する。
なお、4 月末にリリースする予定の Air Combat Capability Review・Part B では、F-35 の調達計画に関する状況や、2045 年までのスパンを対象として所要と考えられる、航空戦力の必要性についてまとめることになっている。(Australian DoD)
欧州委員会 (EC : EU Commission) は、Rolls-Royce Deutschland Ltd. & Co KG に対するドイツ政府の財政的支援が、EU の規定に適合する物であるというお墨付きを与えた。新型ジェットエンジンを開発するために設定した、R&D&I Framework (Framework for Research and Development and Innovation) が問題になり、欧州委員会で検討対象としていたもの。民間企業が自力で引き受けるには負担が大きいプロジェクトであるとした上で、支援の規模、プロジェクトが成功した際の返済規模については、必要最低限であり適切である、という判断を下している。また、このプロジェクトが地元にもたらす雇用創出効果についても考慮に入れた。(European Commission)
米 ULA (United Launch Alliance) 社は、Cape Canaveral AFS (Air Force Station) の SLC (Space Launch Complex) 17-A から、Delta II EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) により GPS Block IIR-19(M) 衛星を成功裏に打ち上げたと発表した。Lockheed Martin Navigation Systems (Valley Forge, PA) 社が担当しているブロック IIR×8 基のうち、6 基目 (全体では 29 基 - ブロック IIR×21、ブロック IIR-M×8 - を打ち上げる。ペイロードは ITT 社製)。ブロック IIR-M は、過去 5 ヶ月の間に今回を入れて 3 基を成功裏に打ち上げた。2008 年に最後の 3 基を打ち上げる予定で、今回はそのうち最初のものにあたる。使用した Delta II は「7925-9.5 configuration」で、1 段目は Pratt & Whitney Rocketdyne 製の RS-27A エンジンと ATK (Alliant Techsystems) 製の固体燃料ブースター×9 基で構成、2 段目は Aerojet 社製の AJ10-118K エンジン、3 段目は ATK 社製のスピン安定式固体燃料ロケット・Star-48B。ペイロード部の直径は 9.5ft ある。組み立ては 2 年ほど前に、アラバマ州 Decatur の ULA 社施設で始まった。次の打ち上げ予定は ICO Global Communications 社向けの ICO G1 で、Cape Canaveral AFS の SLC-41 から Atlas V で打ち上げる予定。(ULA, Lockheed Martin)
一方、ILS (International Launch Services) は Protom Breeze M ブースターを使った AMC-14 衛星の打ち上げを行ったが、トラブルにより所定の軌道への投入に失敗。SES AMERICOM 社と同社のカスタマー・EchoStar Corporation 向けの案件で、衛星は米 Lockheed Martin 社製、これを Baikonur Cosmodrome から打ち上げたもの。初期段階の評価では、Breeze M の 2 段目にトラブルが生じた模様。(ILS)
スウェーデン軍国防資材局 (FMV : Swedish Defence Materiel Agency) は米 Telvent 社に対して、新型の気象観測システム・METOS を発注した。スウェーデンの国内外で任務に就く QRF (Quick Reaction Force) に対して、各種のセンサーから得られたデータを分析して気象情報を提供するもので、実績と安全性を実証済みの新しいハード/ソフトを使用。COTS (Commercial-off-the-Shelf) 製品に小変更を加えて、既存のシステムにインテグレートした。これまで使用していた 15 年モノの気象観測システムを代替するもので、2008 年末に METOCC (Meteorological and Oceanographical Centre of the Swedish Armed Forces, Enkoping, Sweden) に導入する。観測拠点は、国内の空軍基地など 20 ヶ所に設置する。同じメーカーの製品が、スウェーデンの SMHI (Swedish Meteorological and Hydrological Institute) やオランダの軍民、スイス、ベルギーなどでも使われている。(FMV)
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産業・装備・調達
今日の米軍調達 (Contracts 2008/3/19)
Lockheed Martin Space Systems Co. (Sunnyvale, CA) は米海軍から、alternate release assembly の設計・モデリング・試験業務に関する修正契約を $25,000,000 で受注した。これにより、総額は $1,026,269,387 に上昇。Strategic Systems Programs, Arlington, VA (N00030-07-C-0100/PH0006)
ITT Communications & Countermeasures Systems (Thousand Oaks, CA) は米海軍から、JCREW 2.1 (Joint Radio-Controlled Improvised Explosive Device Electronic Warfare) のオプション契約分・325 セットを $24,754,858 で受注した。OIF (Operation Iraqi Freedom) 向け。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-6311)
Protective Products International (Sunrise, FL) は米海軍から、MTV (Modular Tactical Vest) 用の補修/交換用パーツを $12,726,353 で受注した。既納入分の維持用。Marine Corps Systems Command (M67854), Quantico, VA (M67854-07-D-3065/0002)
Wyle Laboratories, Inc. (Huntsville, AL) は米海軍から、IT 関連のシステム/サービスを対象とする、分析・設計・開発・試験・インテグレーション・展開・運用に必要なサービスやマテリアルを、$11,320,335 で受注した。NAWC-WD (Naval Air Warfare Center Weapons Division), China Lake, CA (N68936-08-D-0018)
Windsor Continental Corp. (Alexandria, VA) は米海軍から、陸軍州兵 (Army National Guard) の訓練に必要な訓練/シミュレーション システムを、$11,149,992 で受注した。移動展開が可能な計測機材 (Flex Train) と Mobile Virtual Training Capability で構成しており、Force Generation Model に基づいて展開する州兵部隊に対して、リアルな実戦的訓練を施せる。オプション契約分まで実現した場合の総額は $12,443,686。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Indian Head Division, Indian Head, MD (N00174-08-C-0022)
Lockheed Martin Services (Cherry Hill, NJ) は米海軍から、Naval Inventory Control Point が実施する FMS (Foreign Military Sales) 関連業務の、技術面やプログラム/プロジェクト管理に関する支援業務を $9,863,300 で受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 3 年、すべて実現した場合の総額は $47,538,352。Fleet Industrial Supply Center Norfolk, Contracting Department Philadelphia Division (N00189-08-D-Z025)
Reliable Builders, Inc. (P.O. Box 7536, Tamuning, Guam 96931, a Section 8(a), certified Small Disadvantaged Business (SDB), certified HUBZone firm) は米海軍から、Andersen AFB で実施するインフラ更新工事 (FY08 MILCON SAKW335780B) のフェーズ II 分を $8,029,000.00 で受注した。CLIN 0001 が $6,309,000.00、CLIN 0002 が $250,000.00、CLIN 0003 が $180,000.00、CLIN 0004 が $470,000.00、CLIN 0005 が $820,000.00、総額 $8,029,000.00。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Pacific, Construction Contracts Branch (N62742-08-C-1309)
TW and Co., (Lanham, MD) は米空軍から、アメリカ本土にある米空軍基地×17 ヶ所で実施する警衛業務 (Installation Entry Control, Commercial Vehicle Inspection, Visitor Control Center) を、$8,857,852 で受注した。Randolph AFB, TX (FA3002-07-D-0024/000201)
SEP (Southern Protective Services), Inc. (Rock Hill, SC) は米空軍から、アメリカ本土にある米空軍基地×15 ヶ所で実施する警衛業務 (Installation Entry Control, Commercial Vehicle Inspection, Visitor Control Center) を、$6,416,084 で受注した。Randolph AFB, TX (FA3002-07-D-0022/000201)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/19)
仏 Sabena Technics 社は、フランス空軍が Istres に配備している KC-135FR×3 機と C-135×11 機を対象とする、MOC (Maintenance in Operational Condition) 契約を受注した。SIMMAD (Structure Integree de Maintien en condition operationnelle des Materiels Aeronautiques de la Defense) と称し、12 年間・8 億 2,000 万ユーロの契約で、機体に加えてフライト シミュレータの面倒もみる。業務を担当するのは Sabena Technics Group の Nimes 事業所で、技術面・兵站面のサポート、重整備、フライト シミュレータの運用とメンテナンスを担当する。(Sabena Technics Group)
米 Raytheon 社によると、同社は米海軍から MH-60R 搭載用の吊下ソナー・AN/AQS-22 ALFS (Airborne Low Frequency Sonar) に関して契約 2 件を 8,900 万ドルで受注しているとのこと。潜水艦の探知・識別・追跡・位置標定・音響要撃・水中通信・環境データ収集に利用可能。2006 年の MH-60R 配備を受けて全規模生産に入り、これまでに 14 基を納入、さらに 28 基を受注済みで 2010 年に完納の予定。運用期間全体を通じたサポート業務も担当する。Raytheon 社の Seapower Capability Center (Portsmouth, RI) に加えて、パートナー企業として DRS Sonar Systems (Gaithersburg, MD)、Thales Underwater Systems (Brest, France) の 2 社がいる。(Raytheon)
先日、スウェーデンでスウェーデン空軍の JAS39 Gripen を使い、MBDA 社が開発を進めている Meteor 空対空ミサイルの "active seeker" 発射試験 (2 回目) を実施、MQM-107B Streaker 標的機の撃墜に成功しているが、これを受けて英国防省は試験の成功を歓迎する内容の声明を出した。イギリスでは BVRAAM (Beyond Visual Range Air-to-Air Missile) として Typhoon に Meteor を搭載する予定。その声明によると、2008 年中にさらに追加の試射を実施、2011 年末に開発計画を完了する予定になっている。イギリス以外にイタリア・ドイツ・スペインが Typhoon に、スウェーデンが JAS39 Gripen に、フランスが Rafale に、それぞれ Meteor を搭載する予定。(MoD UK)
米 Lockheed Martin 社によると、米海軍向けの CV 型 F-35 は空母に乗せて洋上で運用する分だけ環境条件が厳しいが、だからといってステルス性維持のために追加のメンテナンスを必要とするようなことにはしない、とのこと。CV 型は 2009 年に初飛行を予定しているが、それに先立ち 2008 年に STOVL 型が進空する。CTOL 型初号機を使った試験飛行は、これまでに 35 回実施した。試験用機×19 機の製造に続いて、量産機×2 機の製造が始まる。ちなみに、戦闘環境で機体がダメージを受けたときのステルス性を検証するため、Lockheed Martin 社と Northrop Grumman 社はフルスケールの SigMA (Signature Measurement Aircraft) を製造、実際にダメージを与えてみて RCS (Radar Cross Section) を計測する作業を実施している。600 時間分の飛行を想定したダメージを与えても、ステルス性は維持できているとのこと。(Lockheed Martin)
米 Raytheon 社は、LCS (Littoral Combat Ship) の 2 番艦・USS Independence (LCS-2) に搭載する SeaRAM システムを納入した、と発表した。SeaRAM は、Phalanx Block 1B 近接防禦システムのセンサーに RIM-116 RAM (Rolling Airframe Missile) 艦対空ミサイルを組み合わせたもので、20mm 機関砲の代わりに RAM の 11 連装発射器を装備する。2001 年に英海軍でエンジニアリング モデルを使った適合性試験を実施、翌年には米海軍でも試験を実施して、発射時にかかる負荷や艦への影響について検証している。(Raytheon)
DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) は、フルスケールのレールガン (electromagnetic railgun) を使い、フルスケールの弾を発射するテストを成功裏に実施したと発表した。弾のサイズと重量は 120mm 迫撃砲と同じぐらい、発射速度は 430m/sec。レールガンの全長は 2.4m、重量 950kg、砲尾だけで砲身を支持する片持式 (cantilevered) になっているが、これは実戦での使用を想定したため。軽量版の弾なら初速 550m/sec、16.6kg ある通常版の弾なら初速 430m/sec で撃ち出せる。2005 年以来、合計 30 発以上の試射を実施しており、2007 年半ばからフルスケール試験に移行した。2008 年の 4-6 月にかけて、迫撃砲弾 M934 を使って試射することになっている。(DARPA)
米 PWR (Pratt & Whitney Rocketdyne) 社はフロリダ州 West Palm Beach の工場で、SED-WR (Scramjet Engine Demonstrator-WaveRider) 計画の下で開発している極超音速実験機・X-51A (Boeing 製) に搭載するスクラムジェットエンジン、SJX61-2 (a.k.a. X-2) の組み立てを完了した。SED-WR は、PWR、DARPA、米空軍、Boeing の共同計画。まず NASA Langley Research Center でエンジン始動や実際の飛行を想定した地上試験を実施、2009 年に X-51A のフライト×4 回を予定している。目標速度はマッハ 4.5-6.0+。SJX61-2 は FADEC (Full Authority Digital Engine Control) 化によって複雑な燃料制御をこなし、燃料は JP-7。エンジンの冷却にも燃料を使用する。(Pratt & Whitney Rocketdyne)
米 Boeing 社は ImSAR 社・Insitu 社と組んで、ScanEagle UAV に搭載する超小型合成開口レーダー (SAR : Synthetic Aperture Radar)、NanoSAR の飛行試験を成功裏に実施したと発表した。NanoSAR は靴箱ほどのサイズで重量 2lb (普通の SAR は 50-200lb はある)。1/7 にオレゴン州 Boardman で 1.5 時間に渡って実施したフライトでは、NanoSAR を搭載した ScanEagle が目標地域の上空をさまざまな高度で通過、車輌・構造物・コーナー リフレクターといったターゲットを走査してデータ収集を実施。今回は飛行後にデータを地上側で再生したが、次のステップはリアルタイム再生となる。ちなみに、ScanEagle 自身の重量は 40lb。NanoSAR を使えば、電子光学センサーと SAR の同時搭載が可能になり、より大型の UAV と同じ仕事をこなせるとしている。この ScanEagle、2004 年から米海軍・米海兵隊・オーストラリア軍がイラクやアフガニスタンで実戦投入しており、累計飛行時間は 70,000 時間、艦上回収も 900 回を超えている。通常のペイロードは、ジンバルに載せて安定化した電子光学センサーと赤外線センサー、飛行高度は 16,000ft。(Boeing)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/3/18)
Orbital Science Corp., Launch Systems Group (Chandler, AZ)、Space Vector Corp., (Chatsworth, CA)、L-3 Communications Corp., Coleman Aerospace (Orlando, FL)、ATK Launch Systems (Brigham City, UT) の各社は米空軍から、Sounding Rocket Program three プログラムに関するエンジニアリング/テクニカル サービス業務を $250,000,000 で受注した。期間は 7 年。Robins AFB, GA (FA8523-07-C-0008-PZ0001)
Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautical Systems (Marietta, GA) は米空軍から、FY2009 分の C-130J×2 機と関連する先行調達に関する修正契約を、$133,200,000 で受注した。UCA (Undefinitized Contract Action)。Kirtland AFB, NM (FA8625-06-C-6456/P00033)
ITT Avionics (Chandler, AZ) は米空軍から、AN/ALQ-211(V)4 AIDEWS (Advanced Integrated Defense Electronics Warfare System) に関する修正契約を $78,172,524 で受注した。パキスタン向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件で、F-16 搭載用。関連するスペアパーツ、支援機材、訓練、エンジニアリング サービス業務、飛行試験のサポート、関連データも契約に含む。Kirtland AFB, NM (FA8818-08-D-0036, FA8816-08-D-0037, FA8818-08-D-0038, F8818-08-D-0039)
Sysco Foodservices of Conn. (Rock Hill, CT) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・その他民間部局向けの給養業務 (full line garrison feeding support) を $35,261,204.28 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。基本契約 2 年、18 ヶ月単位のオプション契約 3 件。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3238)
Sopakco, Inc. (Mullins, SC) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの FSR (First Strike Ration) を $8,878,080.00 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM3S1-08-D-Z101)
Sysco Foodservices of Northern New England (Westbrook, ME) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・空軍・その他民間部局向けの給養業務 (full line garrison feeding support) を $6,984,773.94 (価格修正条項付き) で受注した。基本契約 2 年、18 ヶ月単位のオプション契約 3 件。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3237)
EDO RSS (Morgan Hill, CA) は米海軍から、TN-500 Digital RF Tuner と AIS (Automatic Identification System) を装備する R-4100 シャシー×38 セットを $7,751,810 で受注した。P-3 への搭載用。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-05-G-0006)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/18)
米 Boeing 社は米空軍から、現役部隊と州兵航空隊 (ANG) の F-15 を対象とするレーダー更新改修の第二陣契約・16 機分を 1 億 3,000 万ドルで受注した。AN/APG-63(V)3 AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーを装備するもの。この契約のうち、レーダー担当の Raytheon 社に回る分は 8,950 万ドルで、現役部隊向けと ANG 向けのレーダーを 8 基ずつと、スペアパーツ、メンテナンス、訓練業務 (これは現役部隊向けの分のみ) といった内容。2007 年 9 月に第一陣として、9 機分の改修とスペアパーツ・サポート業務を受注しており、それに続く第二陣契約となる。このときには Boeing 社から Raytheon 社に 5,220 万ドルの契約がいった。AN/APG-63(V)3 は米 Raytheon 社製で、AN/APG-63(V)2 のテクノロジーと AN/APG-79 用のハードウェアを組み合わせて、信頼性と性能の大幅向上を図っている。すでに F-15C に対しては、戦闘機同士でやりとりするデータリンク、GPS、JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) を導入済みで、このレーダー更新が最新の改修となる。(Boeing, Raytheon)
米 Boeing 社は、空軍が A330-200×179 の代わりに B.767-200ER×179 機を導入すれば、向こう 40 年間で 300 億ドルの燃料費を節減できると主張している。同社が資金を出して実施した、Conklin & de Decker Aviation Information によるスタディの結果とのこと。前提条件として、石油の価格を 1 バレルあたり $100-$125 の範囲と仮定して実施した。そして、大型で重い A330-200 は B.767-200ER よりも燃料消費が 24% 多く、$100/バレルを $3.11/gal と換算して計算すると、40 年間で 250 億ドル、$125/バレルなら 298 億ドルになると計算している。また、バレルあたりの価格が $10上がると、年間 6 億ドルの出費増になるともいっている。ちなみに、1 月に同じ会社が試算したときの結果では 40 年間で 146 億ドルの差になるとしていた。(Boeing) [問題のレポートはここ]
LCS (Littoral Combat Ship) の 1 番艦・Freedom (LCS-1) が、電気系統の試運転を成功裏に完了した。同艦には Fincantieri Isotta Fraschini 製のディーゼル発電機 (出力 750kW)×4 基が載っており、全部で 3MW の出力となる。これらをさまざまなパターンで運転しながら負荷をかけて、洋上での作戦行動を想定したテストを実施した。また、艦が搭載するシステムやセンサーが要求する水準に達しているかどうかを調べるため、供給する電力の品質についてもテストした。(Lockheed Martin)
インド国防省は、2007/12/11-20 にかけて ITR (Interim Test Range) Chandipur で実施した Akash 地対空ミサイルの試射について、当初に設定した目標はすべて達成できたと発表した。これを受けてインド空軍は同ミサイルの導入に向けた作業を進めているほか、インド陸軍も空軍の試験結果を検討中、導入するかどうかの判断材料とする。(Indian MoD)
フランス軍は実戦任務に専念するため、ヘリコプターのパイロット養成を PPP (Public-Private Partnership) の下で民間委託する決定を下しており、仏 DCI (Defense Conseil International) と仏 Proteus (Proteus Helicopteres) の 2 社が 22 年間の契約を受注することになっている。フランス三軍に加えて Gendarmerie も対象で、先の 2 社は Eurocopter 製の単発軽量ヘリ・EC120B×36 機を 2009 年 9 月から 2011 年 1 月にかけて揃えて、訓練業務に充てる。基本アビオニクスは Sagem DS 社、エンジンは Turbomeca 社、一部の電子機器は ECT 社の担当。(DCI)
AgustaWestland 社は、英海空軍の Sea King を対象とする国防省のサポート業務契約・SKIOS (Sea King Integrated Operational Support) の契約延長分・ 5 年間について、その間にアビオニクスのサポート業務を担当する企業として、TSS (Total Support Services) アライアンスを選定した。SKIOS のうちアビオニクス部分の価格は、5 年間で 7,000 万ポンドほどになる。対象となる機体の一部はアフガニスタンに展開中。TSS は、イギリス軍の固定翼機と回転翼機が装備するアビオニクスのサポート業務を一手に引き受ける目的で設立された企業聯合で、メンバーは Selex Galileo、Thales UK、DARA Electronics の各社。イギリスで進めている整備業務の民間委託では、企業側の要員が軍側の IPT (Integrated Project Team) や作業現場に派遣されて作業を行うことになっており、無駄を省き、情報伝達ルートの短縮による作業迅速化を図れるとしている。(Selex Galileo)
露 RSCC (Russian Satellite Communications Company) は、Express AM4 通信衛星の担当として Khrunichev Space Center と EADS Astrium 社のコンビを選定した。2010 年末にデリバリーして、東経 80 度の静止軌道に打ち上げる予定。RSCC はロシア向けの衛星通信・衛星放送業務を提供している会社で、西経 14 度から東経 145 度の間に合計 11 機の静止衛星を上げている。Express AM4 は EADS Astrium の Eurostar E3000 がベースで、L/C/Ku/Ka バンドのトランスポンダー 63 本を装備、出力 14kW、予定寿命 15 年。(EADS)
米 Raytheon 社は米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) から、XBR (X-Band Radar) と SBX (Sea-Based X-Band radar) について、運用・維持業務の管理を行うタスク オーダーを 120 万ドル、Consolidated Contractor Logistics Service として日々の管理・運用・維持を行うタスク オーダーを 2,710 万ドル、合計 2,830 万ドルで受注した。最終的に 10 年間・19 億ドルの案件に発展する見込み。Raytheon 社製のレーダーを効率的に運用するための、MDA との長期パートナーシップに基づいて受注しているもの。(Raytheon)
諾 Kongsberg Defence 社はノルウェー軍の兵站部門から、戦術無線リンクの実現に必要な通信機器と音声/データ通信用高速デジタル送信機を、総額 9,000 万クローネで受注した。同社は輸出向けにも多数の軍用通信機器を販売しているが、今回は製造担当の KITRON 社と組んで開発した最新型を納入する。これにより、防空システムや指揮管制システムの能力向上実現を見込む。(Kongsberg Defence)
英国防省 (MoD) と英運輸省 (DfT) が昨年にスタートさせた、PFI (Private Finance Initiative) による捜索・救難 (SAR : Search and Rescue) ヘリコプター運用の民間委託案件 SAR-H (SAR - Helicopter) に対して、CHC Helicopter Corp. と Thales UK の両社が "Soteria" なるアライアンスを編成して応札すると表明している。このアライアンスに、新たに RBS (Royal Bank of Scotland) が加わった。ちなみに Soteria とは、安全・救出・保護を司るギリシア神話の女神。SAR-H には 3 チームが応札しており、この中から 1 チームを選定して事業を任せる形になる。過去 20 年ほど、MCA 社が保有する Sea King をイギリス国内の 4 ヶ所に配備して業務を担当していたが、2007 年 6 月から暫定的に CHC (Canadian Helicopter Corp.) が担当を引き継ぎ、2012 年 6 月まで実施。その後が SAR-H になる。(Thales UK)
Saab 社は、同社の回転翼 UAV・Skeldar に改設計を施したバージョンを、2 月に進空させたと発表した。民間空域への UAV の投入に関する新構想 "UAV Insertion into General Air Traffic" (これには Saab 社も参画している) に合わせて、新たなデモ機を開発したもの。基本的なプラットフォーム部分は 1 年前に進空したオリジナルと同じだが、高い品質要求基準に合わせてコンポーネントの大半を交換している。今後、Eurocontrol からの要請を受けた European Organisation for the Safety of Air Navigation により、有人の民間機が飛行する空域に UAV を共存させるための実験を、シミュレーション環境を用いて実施する予定。(Saab)
米 Navistar International 社によると、同社が先に米海兵隊から 4 億 1,000 万ドルで受注した MRAP (Mine Resistant Ambush Protected)×743 両により、同社の Category I MRAP・MaxxPro は累計受注 5,214 両・30 億ドルの案件になったとのこと。現在、月産 500 両のペースで製造しており、2,000 両を納入済み。そのうち 1,500 両がすでに戦域に送られた。また、前線での維持管理に必要なパーツやコンポーネンツについても、3 億ドル分・12 万点をデリバリーしている。それとは別に、水や燃料の輸送用トラックを 8,000 万ドルで受注している由。(Navistar International)
加 General Dynamics Canada 社は、カナダ海軍が 11 億カナダドルを投じて推進する HCM-CSI (Halifax Class Modernization - Combat Systems Integration) 計画に応札している同社の CSI Halifax Team に、加 MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd., Vancouver, BC, Canada) が加わることになったと発表した。その他の既存メンバーは、Thales、Raytheon Integrated Defense Systems、General Dynamics Advanced Information Systems の各社。MDA はすでに Naval Combat Operator Trainer をカナダ海軍向けに手掛けており、Halifax 級や Iriquoi 級についても十分な知識があるため、新型 CCS (Command and Control System) の導入に際しては、同社の過去の経験が役立つとしている。(MDA)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/3/17)
Refinery Associates of Texas, Inc. (New Braunfels, TX) は米国防兵站局 (DLA) から、海軍向けの蒸留油 (naval distillate fuel) を $185,431,919 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0473)
Henry Schein Inc. (Melville, NY) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局の歯科向けサプライ品を $24,500,000 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM200-05-D-7423)
Nueces Electric Coop. (Robstown, TX) は米海軍から、NAS Corpus Christi、NALF (Naval Auxiliary Landing Field) Cabaniss、NALF Waldron、NAS Kingsville、NALF Orange Grove (いずれも TX) を対象とする電力供給システムを、$92,558,207 で受注した。業界標準仕様に対応するための更新工事、補修・更新・コンポーネンツ交換も契約に含む。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-0052)
Omega Aerial Refueling Services, Inc. (Alexandria, VA) は米海軍から、海軍やその他の政府機関を対象とする commercial air services program のオプション契約分を、$30,810,320 で受注した。企業側が機体を保有・運用して、空中給油業務を実施する。NAS Oceana (45%)、NAS Point Mugu (35%)、その他 (20%) が対象。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-D-0009)
DCS Corp. (Alexandria, VA) は米海軍から、先進が造船サー技術、画像処理技術、目標識別手法、リアルタイム処理に関する研究開発業務を、$16,758,733 で受注した。恒久的な監視・偵察・目標指示・精密攻撃を実現するのが狙い。NRL (Naval Research Laboratory), Washington, DC (N00173-08-C-6008)
The University of Central Florida (Orlando, FL) は米海軍から、Expeditionary Warfare Intelligent Training の次世代版を $7,342,079 で受注した。Deployable Virtual Training Environment Program の下で、情報関連の訓練に使用するプロダクトに関する調査・設計・製造・試験を実施する。ONR (Office of Naval Research), Arlington, VA (N0014-08-C-0186)
J.D. Abrams, LLP, (Austin, TX) は米陸軍から、テキサス州 Fort Bliss の Biggs Airfield に BCT-3 (Brigade Combat Team-3) 関連施設を建設する作業を $55,041,000 で受注した。汚染除去や土工、暫定アクセス道路・コンクリート舗装・アスファルト舗装・排水システム・給水システム・下水処理システム・上下水道や通信回線の配管・給水などのタンク類・フェンスなどの設置を行う。Army Corps of Engineers District, Fort Worth, TX (W9126G-06-D-0030)
Benson Medical Instruments Co, (Minneapolis, MN) は米海軍から、聴力測定器 (Audiometer) の調達・導入・訓練業務を $5,927,668 で受注した。陸海空軍向けに、世界各地に合計 850 セットを導入する。Army Medical Research Acquisition Activity, Fort Detrick, MD (W81XWH-08-C-0071)
Jacobs-Tetra Tech EC Joint Venture (Boston, MA) は米海軍から、David's Island の調査・改善・復元作業に関するオプション契約を $7,275,223 で受注した。元の Fort Slocum (New Rochelle, Westchester County, NY) を原状復帰するための、施設取り壊しに関連するもの。Army Corps of Engineers-New England District, Concord, MA (DACW33-03-D-0006)
General Dynamics Armament and Technical Products (Charlotte, NC) は米海軍から、Joint Biological Point Detection System のオプション契約分を $43,081,582 で受注した。Joint Biological Point Detection System×60 セット、フィールド サポート パッケージ、システム試験、ユーザーの訓練が対象。ARDC (Army Research and Development Command) Acquisition Center, Aberdeen Proving Ground Contracting Division, Edgewood Division, Aberdeen Proving Ground, MD (W911SR-04-C-0017)
McDonnell Douglas Corp.(Long Beach, CA) は米空軍から、Combat Lighting Phase I Spares に関する修正契約を $9,357,173 で受注した。Wright-Patterson AFB, OH (FA8614-04-C-2004/P00229)
Facilities Support Services, LLC (Colorado Springs, CO) は米空軍から、コロラド州の Cheyenne Mountain AFS (CMAFS) を対象とする、カスタマー サポート、インフラ・施設のメンテナンス (電気・機械・電力・上下水道など)、プラント運用 (ディーゼル発電機など)、環境対策、地所管理業務のオプション契約 2 年目分を $6,786,390 で受注した。Patterson AFB, CO (FA25174-06-C-5005-P00010)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/3/17)
米 General Dynamics Ordnance and Tactical Systems 社は先日、米陸軍 (Army Sustainment Command, Rock Island, IL) から小口径弾薬の調達契約 2 件 (2,050 万ドルと 8,870 万ドル) を受注しているが、同社によると、この件に関する 2006 年以来の累計受注額は 3 億 4,500 万ドルに達するとのこと。米陸軍が訓練および実戦に使用するもので、製造はフロリダ州 St. Petersburg の工場で行う。同社では「必要とあらば、年間 3 億発の納入が可能」といっている。(General Dynamics Ordnance and Tactical Systems)
Bell Helicopter 社の Amarillo Military Aircraft Assembly Center で、V-22 の 100 号機が完成したことを祝うセレモニーを開催、海兵隊副司令官の George Trautman III 中将も出席した。常に 12 機が生産ラインに載るようにしており、穴が開かないように管理体制をとっている、とはメーカー側の弁。その V-22、海兵隊では VMM-263 が 12 機をイラクで運用しているが、4 月に VMM-162 と交代する予定とのこと。(Bell Helicopter)
米陸軍 RDECOM (U.S. Army Research and Development Command)・AMRDEC (Missiles and Aviation Research and Development Center) は、C-RAM (Counter Rockets, Artillery and Mortar) のデモンストレーション契約を 2 社に発注しているが、すでに発表している米 Lockheed Martin 社に加えて、もう 1 社は米 Northrop Grumman 社だった。同社の発表によると、EAPS ID (Extended Area Protection and Survivability Integrated Demonstration) 計画として、BE (Battle Element) 用のハード/ソフトを対象として、5 年がかりで複数のフェーズに分けて作業を進めるとのこと。初期契約は 600 万ドルで今年 11 月まで、その後 2 件のオプション契約が実現すると、5 年間・4,000 万ドルの案件となる。移動式のミサイル発射器を使って、飛来する砲弾やロケットを精確に直撃破壊によって要撃できるシステムの実現を目指す。システム構成要素は、KE (Kinetic Energy) 型で低コストの迎撃ミサイル、発射器、射撃管制用のコンピュータとレーダー。ブツが完成した暁には、アリゾナ州の Yuma Proving Ground で実地試験に供する。(Northrop Grumman)
MBDA 社は、MBDA Deutschland/LFK 社が開発した MILAN 対戦車ミサイル用の新型発射機・MILAN ADT (ADvanced Technologies) が、運用評価試験の第一陣として、南アフリカ軍の兵士によるトライアルを完了したと発表した。移動目標と固定目標に対して全部で 10 発を試射、MILAN ADT 発射器と MILAN 3 ミサイルは完璧に機能したとしている。すでに量産型の製造が始まっており、第一陣は 2008/2/16 にデリバリー済み。MILAN ADT は新しいデジタル技術の導入で DRI (Detection, Recognition and Identification) 能力を改善、整備・訓練の面でもアドバンテージを得ている。MILAN シリーズは全体でミサイル 36 万発、発射器 1 万基、実戦発射 10,000 発を含む 10 万回の発射と 95% の命中率を記録している。(MBDA)
独 Rheinmetall Group (Dusseldorf, Germany) は、蘭 Stork 社から Stork PWV B.V. を買収すると発表した。これにより、ヨーロッパの陸戦兵器市場と、ドイツ・オランダが共同で進めている Boxer 装甲車の開発計画における地歩を強化できる、と説明している。Boxer の開発を担当しているのは Artec GmbH (Munich, Germany) で、Rheinmetall は Artec 株の 14% を保有しているが、今回の買収で Stork PWV の分をこれに加えることになり、比率は 64% に跳ね上がる。Boxer はオランダ陸軍が 5 億ユーロで 200 両の調達を計画しており、2011-2016 年にかけてデリバリー開始の予定。ドイツ陸軍は 272 両の調達を計画しており、2009 年初頭からデリバリー開始の予定。後者のうち 85 両を Rheinmetall 社が 2 億 1,200 万ユーロで受注している。また、ドイツ・オランダ双方の電子部品も Rheinmetall 社の担当で、これが総額 6,000 万ユーロほどになる。オランダ市場においては、すでにオランダ陸軍 Leopard 2 戦車・PzH2000 自走砲・Fuchs 装甲車を採用しており、ドイツ企業のプレゼンスは強い。(Rheinmetall Group)
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoD 2008/3/19)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 131 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 74,156 名、海軍 5,510 名、空軍 7,299 名、海兵隊 8,648 名、沿岸警備隊 344 名。
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戦争・紛争
今日の USAFCENT (AFNews 2008/3/19)
18 日、アフガニスタンの Nangalam で友軍と交戦中の敵兵や敵の迫撃砲陣地を、米空軍の F-15E が GBU-31/B とGBU-38/B で爆撃、さらに示威行動を実施。Bermel と Qala-e-Naw には米空軍の B-1B が出動。Farah には米空軍の A-10 が出動して GBU-12/B で敵兵を爆撃したほか、Farah と Orgune にも出動して示威を実施。Lwara には英空軍の Harrier GR.7 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 39 件、ISR ミッションは 10 件。さらに英空軍が戦術偵察 2 件を実施。
イラクでは、Baqubah に米空軍の F-16 と米海軍の F/A-18 が出動して GBU-38/B で IED を爆撃・破壊。また、英空軍の Tornado GR.4 も出動。この日の近接航空支援ミッションは 67 件、ISR ミッションは 24 件。さらに米海空軍と英空軍が戦術偵察 8 件を実施。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/3/19)
Khowst 省 Nadar Shahkot 地区で聯合軍部隊が、Bismullah と呼ばれている軍閥の拠点捜索を実施。この軍閥は IED 攻撃や武器の供給を担当している。その際に、バリケードを設置した建物に陣取って武装したく数の敵を発見、撃ち合いとなり、首領の Bismullah とその兄弟の Rahim Jan、さらに数名の敵が死亡した。制圧後の捜索で女性の遺体が見つかったが、場所はバリケードの内側であり、敵に撃たれて死亡したものとみられる。別の建物では同様の状況で子供 1 名が死亡していた。このほか、2 名を拘束。
今日のイラク (AFPS 2008/3/19)
聯合軍がイラク中・北部で実施しているアルカイダ関連組織掃討作戦の際に、敵 2 名が死亡、数ダースが拘束された。Baghdad では自家製爆薬などの供給を行っていた組織の活動家 1 名とその他 2 名を拘束、Samarra 北方では武器供給担当 1 名を拘束、Taji と Baqouba では合計 8 名を拘束、さらに Baqouba では爆薬やブービートラップの形跡がある建物を発見、建物ごと破壊した。
Mosul では 4 名を拘束。Samarra では、アルカイダのプロパガンダ組織をターゲットとする作戦を実施して、外に出てくるようにという指示に従わなかった敵 2 名と交戦して射殺、さらに 2 名が負傷、それ以外に 11 名を拘束。隠蔽されていた武器を発見。Baghdad では、爆薬製造を行っている組織のメンバーとその他 2 名を拘束。Mosul 東方ではアルカイダ関連組織の首領を拘束、イラク北西部では外国人テロリストの手引きをしていた人物など 3 名を拘束、Hamrin Mountains ではアルカイダの活動家を捜索して 2 名を拘束。
17 日、Tigris River Valley で実施した捜索で 17 名を拘束。Shaka 3 地区では地元住民からの通報を受けた米陸軍・第 3 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームが武器集積所 2ヶ所を発見。迫撃砲弾 100 発と信管数ダース、ロケット発射器、塩素ガス入りのタンク 4 個。Forward Operating Base Kalsu から来た EOD チームが破壊処分。
16 日、イラク軍が Balad 東方で武器集積所を発見。硝酸アンモニウム、迫撃砲弾数ダース、自家製爆薬数ポンド、武器、IED 製造材料といった内容。
今日のイラク (AFPS 2008/3/18)
Karbala で爆弾テロ事件が発生、40 名が死亡、65 名が負傷。これに対して、在 Baghdad アメリカ大使館が非難声明を出した。
Narhwan で 16 日、米陸軍・第 1 騎兵聯隊・第 3 大隊・B 中隊が、IED 攻撃に関与していた重要ターゲットと、犯罪組織の武器や爆発物を供給していた容疑者の拘束に成功。同中隊は今月初めにも Narhwan で、大物ターゲットの拘束に成功している。また、第 10 野戦砲兵聯隊・第 1 大隊に配属された偵察隊が、建物 3 棟を家宅捜索して 3 名を拘束、AK-47 自動小銃、銃剣、弾薬を発見。
今日の USAFCENT (AFPS 2008/3/17)
16 日、アフガニスタンの Asadabad で米空軍の A-10 と B-1B が、聯合軍部隊と交戦している敵軍を GBU-12/B で爆撃。Bermel、Gereshk、Orgune、Sangin には米空軍の F-15E が、Deh Rawood には仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。このうち Bermel では F-15E が、友軍を砲撃している敵の迫撃砲陣地を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃、さらに A-10 も出動した。Kandahar では米空軍の MQ-1 が IED を AGM-114 で破壊。この日の近接航空支援ミッションは 37 件、ISR ミッションは 7 件。
イラクでは、米海軍の F/A-18E/F が Basrah に、英空軍の Tornado GR.4 が Al Kut に出動。この日の近接航空支援ミッションは 64 件、ISR ミッションは 24 件。
今日のイラク (AFPS 2008/3/17)
Coalition Air Force Transition Team を率いる Robert R. Allardice 米空軍少将はイラク空軍の現況について、2007 年に週間 30 ソーティを実施していたものが 2008 年末には週間 300 ソーティに増加、機材についても 28 機から 56 機に増えるという見通しを示した。人員面では、過去 14 ヶ月間で 700 名から 1,350 名に増加、さらに 450 名が訓練中としている。機材を 100 機まで増やして監視飛行の頻度を 3 倍に増やすのが当面の目標で、その次は自力で "空の主権" を確保する能力の実現が課題。
聯合軍がイラク中・北部で実施しているアルカイダ関連組織掃討作戦により、27 名を拘束。Sharqat 東方で武器密輸担当 1 名とその他 9 名を拘束、自家製爆薬 1,000lb を発見。Baghdad でアルカイダ関連組織の首領 2 名 (Sulaymaniyah と Kirkuk の組織) を拘束、Sulaymaniyah で 3/10 に発生した件などの自動車爆弾攻撃に関与した容疑。Taji 北東ではアルカイダ関係者 1 名を拘束、車輌と爆弾製造材料を破壊。Tarmiyah北西ではアルカイダのメディア・プロパガンダ担当者 2 名を含む 4 名を拘束、Mosul でアルカイダ関係者 3 名とその他 9 名を拘束。
イラク中部・Mansuriyah では、自爆テロ組織をターゲットとする作戦を実施、その際に警告射撃や降伏の指示に従わなかった敵 2 名が死亡、その際に二次爆発が発生したため、自爆ベストを身につけていたとみられる。さらに 4 名を拘束、武器・弾薬を発見。Karwi 北西・Hamrin Mountains では、自爆テロ要員となる外国人を手配していた容疑者 1 名と、その他 2 名を拘束。Baghdad では、アルカイダ関連組織の幹部 1 名を拘束。
Camp Future で 15 日、拘束されていた中から 300 名近くが釈放された。イラク政府と聯合軍が共同で実施しているプログラムによるもので、もはや治安面の脅威にならないと判断された人物を釈放しているもの。
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こぼれ話
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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