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一般ニュース
今日の小ネタ (AFP/DefenseNews 2008/4/13)
ドイツ陸軍の Wolfgang Schneiderhan 参謀総長は 13 日、現時点で 3,500 名いる ISAF 派遣部隊をさらに増強したいと発言。死者は出ていないものの、ここ数週間の間にドイツの ISAF 派遣部隊が 3 回の攻撃を受けたとして、アフガニスタン北部といえども静穏でもなければ安定もしていないとして、増強が必要だとしたもの。3 月には爆弾攻撃で 2 名が負傷、2 月には Kunduz の兵舎にロケット攻撃があり、先日にはパトロール隊を狙った自爆攻撃も発生した。ドイツ軍の ISAF 派遣部隊は 2002 年以来現在までに、26 名の戦死者を出している。[ちょっと穿った見方をすると、平穏な北部に引きこもるんじゃない、という他国からの指摘に対抗する狙いもあるのかも ?]
"The New York Times" 紙が、イラクの Abdul Qadir 国防相、Ali Glahil Baban 計画相などがアメリカからの軍事援助を使って、セルビアからヘリコプター、固定翼機、装甲兵員輸送車、迫撃砲、機関銃、ボディ アーマーなど、総額 8 億 3,300 万ドルにのぼる武器調達を目論んでいたと報じた。昨年 9 月に、米軍司令官には知らせないままにイラク政府の使節団 22 名によって契約を締結してしまったとのこと。問題は、汚職対策として設定してある監視の枠組みを迂回する形で、この件に関する協議が進められていたとこ。イラク政府では、5,000 万ドルを超える政府調達について審議する national contracts committee の制度があったが、国防相の求めを受けて廃止になっている。
今日の小ネタ
DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) が、1958 年の創設から 50 周年を迎えた。いわゆる "Sputnik shock" など、当時のソ聯が技術開発を進めてきていたことへの対抗策として、D.D. Eisenhower 大統領の指示で創設したもの。現在でも DARPA の任務は同じで、他国の技術的進歩によってアメリカがビックリさせられないようにするのが目的。(AFPS 2008/4/11)
BAE Systems 社で戦略担当ディレクターを務めて、United Defense や Armor Holdings の買収によって北米でのプレゼンス向上に貢献した Alison Wood 氏が、5/30 付で退社。エネルギー関連企業の National Grid 社に転職して、事業戦略と事業開拓担当のディレクターに就任するとのこと。後任は、Land Systems 部門でマネージング ディレクターを務めていた Andrew Davis 氏。同氏はは 2004 年から、陸戦兵器関連事業の再編成に取り組んできた人物。(DefenseNews 2008/4/11)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/11)
米陸軍は、「師団を基幹とする編成から旅団を基幹とするモジュラー編成への改編」「74,000 名の増員」「RESET プログラムによる、戦闘で損傷した装備の補修・交換」「事前集積装備から拝借した分の交換」といった作業を進めているが、これについて GAO (US Government Accountability Office) は、さらに数年の期間と数十億ドルの経費がかかるだろうとしつつも、最終的な総経費は予想がつかないと指摘。FY2013 までに 1,900 億ドルかかると予測しつつ、この数字はさらに変動する可能性があるとした。まず、モジュラー化改編経費として 436 億ドルを計上しているが、これは予備的な編成案をベースとした数字であり、しかも州兵が対象外になっていると指摘。増員に伴う装備調達費 185 億ドルについては、まだ概算で正式に文書化されていないと指摘。FY2004-2013 で 1,180 億ドルと見積もった RESET 経費については、今後の装備の損失・損傷次第で変動すると指摘。事前集積装備の入れ替え経費 106 億ドルについては、まだ最終的な全体像がまとまっていないと指摘。そんなこんなでさらに支出が増える可能性があるので、コストに対する監視強化や、支出に関するトレードオフの検討が必要だと指摘している。また、透明性の確保や現実的なコスト/スケジュールの目標設定なども必要だとした。(GAO)
別件で、GAO は FCS (Future Combat System) に関する報告もまとめているが、こちらについては、能力面の定義・開発・実証プロセス、開発完了と量産移行に付随するリスク、開発・製造コストの見積もりといった点について調査を行った。そして、開発段階の中途ですでにコスト上昇とスケジュール遅延を引き起こしており、FCS の中核であるネットワーク技術については実現時期が不透明だと指摘。スケジュールは野心的に過ぎて、テストが完全に終わらないうちに低率初期生産に移行しようとしている、と指摘。中核技術の熟成不足や、ソフトウェア開発がまだ初期段階にとどまっている、といった指摘も。そして、2013 年から量産に移行する時点で開発・製造経費の総額が 390 億ドルとしているのに、すでに 80 億ドルの追加が必要になっているとした。こうした状況により、予算内で収めるには要求仕様の引き下げが必要になるだろう、というのが GAO の結論。(GAO)
米空軍協会 (AFA : US Air Force Association) は、空軍が行う調達契約に関しては中立的な立場にあると前置きした上で、KC-X の機種選定結果について「空軍は透明性を確保するための努力を行い、納税者に対して能力とコストを最優先する結果を出すために働いた」として空軍を支持、選に漏れたメーカーが異議申立を行う権利があることを認めるものの、空軍が新しい給油機を必要としている以上、遅滞なく計画を推進するべきだとする声明を出した。(AFA)
オーストラリア国防省によると、すでにオーストラリア軍ではイラク派遣部隊を撤収するための作業を進めているとのこと。派遣部隊の装備は FLLA (Force Level Logistic Asset) に送られており、撤収を支援するチーム (force extraction team) が今年半ばから FLLA を増強する。また、Overwatch Battle Group と Australian Army Training Team も FLLA 経由で撤収作業を進める。過去のローテーション経験を受けて FLLA の設備については改善を図っており、電話施設の増強、ゲーム用無線 LAN 設備などのレクリエーション施設を整えている。(Australian DoD)
英陸軍航空隊 (AAC : Army Air Corps) 麾下の第 4 聯隊・No.664 Sqn. は、アフガニスタン南部への派遣に備えた準備作業を進めているところ。Wiltshire の RAF Lyneham で、展開に備えた最終段階の演習を実施しているほか、一部のメンバーはアメリカのアリゾナ州で 2-3 月にかけて、米軍との合同演習 "Crimson Eagle" を実施した。この演習では、派遣先に似た高温・高標高の砂漠地帯を体験でき、とても有用だったとのこと。なお、第 4 聯隊は 1 年間の展開を予定しているが、他の聯隊は 6 ヶ月の展開なので 2 倍の期間になる (パイロットや整備要員は 3 ヶ月単位でオンとオフを繰り返すパターンをとっている)。現在は、Wattisham の第 3 聯隊がアフガニスタンに展開中。なお、Apache AH.1 は運用経費が高いためにマスコミで叩かれているが、第 4 聯隊の関係者は、「他の機体では Apache AH.1 と同等の仕事はできない」と話している。(MoD UK)
今日の小ネタ
Robert Gates 米国防長官は、米中間に設置したホットラインを初めて試して、中国の国防相と通話した。(AFPS 2008/4/10)
MH-53J Pave Low (S/N 68-10357) が、3/28 の任務飛行を最後に 38 年間にわたる運用を終了した。この後は National Museum of the U.S. Air Force (Dayton, OH) の展示品となる。同機は 1970 年に、北ベトナム (当時) の Son Tay 捕虜収容所襲撃作戦に参加した機体のうちの 1 機。(AFNews 2008/4/10)
伊 Alenia Aermacchi 社は、"baseline industrial configuration" の M-346 練習機をロールアウトさせた。プロトタイプ×2 機に続いて製造したもので、翼桁や胴体フレーム、降着装置といった機体構造、整備性の面で改良を取り入れている。Alenia SIA 社と Selex Communications 社が担当する飛行制御コンピュータは、ソフトウェアの改良を実施した。(DefenseNews 2008/4/10)
米 ATK (Alliant Techsystems) 社が加 MDA (MacDonald Dettwiler and Associates) 社の Information Systems and Geospatial Businesses 部門を買収すると発表した件について、カナダ政府が「カナダにとっての利益にならない」として買収を認めない決定を下した。(MDA & DefenseNews 2008/4/10)
パキスタンが 2005 年に、中国に 7 億 5,000 万ドルで発注した F-22P Sword 級フリゲート×4 隻の 1 番艦、PNS Zulifqar が、Hudong Zhonghua Shipyard (Shanghai, China) で進水した。2-3 番艦までは中国で、4 番艦は技術移転を受けてパキスタンの Karachi Shipyard and Engineering Works で建造する。排水量 2,250t、C-802 対艦ミサイル、短射程 SAM、76mm 砲、対潜魚雷発射管の装備に加えて、Z-9 ヘリコプターを搭載する。(DefenseNews 2008/4/10)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/10)
イギリスの高等裁判所 (High Court) が 10 日、SFO (Serious Fraud Office) がサウジアラビア向けの贈賄疑惑に関する調査を打ち切った件について「違法」との評決を下したのを受けて、市民団体 CAAT (Campaign Against Arms Trade) は、SFO はこの件に関する調査を再開すべきだとする声明を出した。(CAAT)
台湾海軍におけるフリゲート調達時の汚職事件に関連して、台湾はスイス当局に対して、スイス側が凍結措置をとっている資産の返納を求めているが、スイス側はこれを却下。ただし、汚職事件に対する捜査には協力するとしている。まだ審理が進行中なので、早期に凍結した資産を返却するのは不適切である、というのがスイス側の言い分。(Swiss Federal Office of Justice) [受け取った賄賂がスイスの銀行に置かれている、ということですな]
イギリス最大の労働組合・Unite the Union は Baroness Taylor 装備調達担当相に対して、イギリス軍が MRO (Maintenance, Repair and Overhaul) 業務を民間にアウトソースしている件に関して異議を申し立てて、ABRO (Army Based Repair Organisation) と DARA (Defence Aviation Repair Agency) が合併して 4/1 に発足した DSG (Defence Support Group) の施設・機材・人員に対して長期的に十分な資金投下を行うよう求めた。それがなければ、DSG は所要のスキルを備えた人手を長期的に確保できない、というのが組合側の主張。すでに DARA の RW&C (Rotary Wing and Components) 部門をカナダの Vector Aerospace 社に売却する話が決まっており、こうした流れに反対するもの。(Unite the Union)
欧州委員会 (EC : European Commission) は、イタリア軍とイタリアの国有企業におけるヘリコプターの調達に際して、適切な競争手続きをとらずに Agusta 社・Agusta Bell 社製の機体を調達しており、これは条約上履行すべき義務に反している、とする裁定を下した (Case C-337/05)。イタリア側は、相互運用性を確保するために Agusta 製の機体を調達する必要があったと主張したが、この主張は却下された。(European Commission)
EU は EDA (European Defence Agency) に対して、Armaments Strategy の策定を要請した。これは、各国が抱える軍事的必要性を国際共同計画の実現に転換するための手段についてまとめるもので、相互運用性の確保・標準化の実現・ハイテク兵器の開発・調達にかかるコストの分担、といった目的を支援するのが狙い、11 月の EDA 理事会に提出する予定になっている。4/8-9 の 2 日間にわたって開かれた EDA 理事会では、ヨーロッパにおけるキー テクノロジーと産業基盤の維持、試験施設の共同利用に関する規定のとりまとめ (これはデンマーク以外のすべてが同意)、Code of Conduct の下で実施している国際調達の拡大に向けた施策、EDA が推進している UAV 共同開発計画への追加資金投入、といった分野で合意をまとめた。国際調達の公告手段となっている EBB (Electronic Bulletin Board) については利用が増大しており、18 ヶ国から合計 260 件を超える公告 (CAN : Contract Award Notices) の投稿があったとしている (そのうち最大の案件は 10 億ユーロ規模の商談)。2007 年に成立した競争契約は 60 件・総額 6 億 1,600 万ユーロ、そのうち 16 件が国境越しの案件。こうした動きに加えて、副契約社を募るための EBB2 構想についても、産業界からも支持を得ている、としている。UAV については、UAV と有人機を同一空域で共存させるための施策として、「integration and coordination」「standardisation and harmonisation」「R&T projects into high-priority technology areas where immediate investment is needed」「initial areas for demonstration and validation」の 4 項目を挙げた。また、国ごとに別々に耐空証明を取得する代わりに、EU 全体をカバーするフォーラムを編成して、そこで耐空証明を行うことで時間と経費を節減する提案が出ている。また、スウェーデンとフランスからは、UAV 用の衝突回避システム・MIDCAS に関するプレゼンテーションがあった。(EDA)
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/4/9)
米海軍関係者は数ヶ月前から、議会で「2015-2025 年に発生する戦闘機不足」について訴えてきた。予想される任務の負担と比べて、70 機ほどの戦闘機が不足すると見積もられている。これに空軍も乗っかり、2020 年の時点で 900 機の戦闘機戦力が必要という主張になった。空軍としてはこれをテコに、以前から希望している F-22A×380 機の調達に道をつけたいところ。ギャップが生じる原因は F-35 の生産ペースにある。米海軍では、F-35 の調達を先送りして F/A-18 のアップグレード、あるいは追加調達を行う選択肢も検討しているが、国際共同計画になっているだけに、勝手に先送りを決めればさまざまな方面に影響が及ぶ問題がある。F-22A の場合、追加調達するかどうかを年内に決めないと、既発注分の生産が終了してラインが止まってしまい、後で生産を再開するとなると、そのために余分な経費を必要とする (= 機体の価格を吊り上げる) 事態になる。
米陸軍は、JAGM (Joint Air to Ground Missile) の技術開発契約 (27 ヶ月間を予定) を発注する準備を進めているところ。3/5 に RfP をリリースしており、回答期限は 5/19。米海軍との共同計画で、全長 70in、重量 105lb、シーカーは mm 波レーダー・赤外線・レーザーのいずれかでターゲットに合わせて容易に交換でき、AGM-114 Hellfire を搭載できるプラットフォーム (AH-64, UH-60, ARH-72, AH-1W/Z, ER/MP, MQ-1, UH-60M, F/A-18A/E) に搭載可能、といった内容。さらに、その他の海軍・空軍・海兵隊のプラットフォームにも搭載可能としている。計画総経費は 70 億ドルを見込む。MTADS (Modernized Target Acquisition Designation Sight) のような新型センサーの登場で、従来より遠方からターゲットを発見できるようになったので、ミサイルの側も射程を延伸する必要がある、という説明。また、AGM-114 と違って低鋭敏性炸薬 (IM : Insensitive Munition) を採用する。
アメリカとタイは 5/8-21 にかけて、年次合同演習 "Cobra Gold" を予定しているが、参加兵力の規模を倍増させて、タイが 5,250 名、アメリカが 6,075 名とする。さらにシンガポールから 158 名、インドネシアから 81 名、日本から 67 名 (さらにオーストラリア、バングラデシュ、イギリス、ブルネイ、フランス、インド、イタリア、マレーシア、モンゴル、フィリピンも)、戦闘艦 14 隻、航空機 67 機が参加するとのこと。今回は、平和維持任務や、その他の人道支援任務に重点を置いた内容になる。タイで発生した軍事クーデターを受けて、アメリカは 2,400 万ドルの軍事援助を凍結する措置をとっていたが、これは今年 2 月に解除済み。演習経費負担は、タイが 1,400 万バーツ ($444,000)、アメリカが 1,700 万ドル。
ニュージーランドは、アフガニスタンの PRT (Provincial Reconstruction Team) に派遣している人員を 18 名増強して、全部で 146 名とする。その大半は QRF (Quick Reaction Force) 任務を担当している。今回増派する分の一部は Bagram に、残りは Bamiyan に派遣するとのこと。また、近いうちに UAV も投入するとしている。ニュージーランドはこのほか、Baghdad に軍事顧問を務める中佐 1 名、南極に物資輸送用の C-130 と人員 80 名を派遣している。さらに 4/7 には、フリゲートの HMNZS Te Mana をアラビア湾に派遣すると発表したが、カタール以北のペルシア湾には立ち入らないとのこと。
これまで「新たな冷戦につながる (Anne-Grete Strom-Erichsen 国防相談)」として、アメリカによるヨーロッパへの MD エレメント配備に反対してきたノルウェーだが、姿勢を転換して支持に転じた。NATO 加盟国の中で、この件に唯一反対していたのがノルウェーだった。
アフガニスタンの Abdul Rahim Wardak 国防相が 8 日に訪印、A.K. Antony 国防相など、インド国防省の関係者と会談した。インド側としては、アフガニスタンに直接関わる考えはないものの、アフガニスタン軍の人員をインド国内の学校に受け入れて教育する件について検討する模様。なお、Wardak 国防相は Jammu と Kashmir も訪れているが、アフガニスタンの国防相としては初めてのこと。このほか、Bangalore にある HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社や空軍の訓練部門も訪問。アフガニスタン側の思惑はインドで空軍の要員を訓練してもらうこと、インド側の思惑はアフガニスタンに HAL の ALH (Advanced Light Helicopter) を買ってもらうこと。アフガニスタンには Mi-35 攻撃ヘリが 10 機あるが、これについても訓練や整備面でのサポートを期待している。
米陸軍の Program Executive Office for Simulation, Training and Instrumentation は今年の末から、ヘリ搭乗員向けシミュレーション訓練機材・AVCATT (Aviation Combined Arms Tactical Trainer) の改良型を導入する。SR100 HMD (Helmet Mounted Display) や EPX-50 画像生成装置 (IG : Image Generator) などで構成しており、従来よりリアルなシミュレーション訓練が可能。既存の AVCATT×23 基をすべて、Rockwell Collins 社がアップグレードする。設置場所は Fort Rucker (AL)、Fort Leonard Wood (MO)、Fort Campbell (KY)、Fort Knox (KY)、Fort Bliss (TX)。
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産業・装備・調達
今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/11)
Northrop Grumman Shipbuilding - Newport News (Newport News, VA) は米海軍から、USS Enterprise (CVN-65) を対象とする EDSRA (Extended Drydocking Selected Restricted Availability) の FY2008 分を $453,263,184 で受注した。期間は 16 ヶ月で、艦やすべてのサブシステムを対象としてオーバーホールに準じる作業を行い、戦闘能力・安全性・性能水準の維持を図るもの。また、船体の検査とコーティングのやり直し、放射線検査なども実施する。主機については、ESRA (Extended Selected Restricted Availability) よりも入念に補修・試験を実施する。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-2100)
Northrop Grumman Corp. Integration Systems (Bethpage, NY) は米海軍から、AN/ALQ-218 TJSR (Tactical Jamming System Receiver) の FY2007・ロット III 量産分×7 セットを、$101,900,000 で受注した。EA-6B AEA (Airborne Electronic Attack) への搭載用。また、予備の SRU (Shop Replacement Assembliy) と WRA (Weapons Replacement Assembly) も納入する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-08-D-0002)
ITT Communications & Countermeasures Systems (Thousand Oaks, CA) は米海軍から、IED ジャマー JCREW (Joint Counter RCIED (Radio-Controlled Improvised Explosive Device) Electronic Warfare) Spiral 2.1×586 セットに関する修正契約を $45,194,148 で受注した。OIF (Operation Iraqi Freedom) 向けの緊急調達で、車載型。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-6311)
Foster Fuels, Inc. (Brookneal, VA) は米国防兵站局 (DLA) から、テキサス、ルイジアナ、ミシガン、フロリダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ジョージア、アラバマの各州における、民間部局向けの燃料供給業務を $55,000,000.00 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-4000)
Link-Belt Construction Equipment Co. (Lexington, KY) は米国防兵站局 (DLA) から、50t 級の不整地用クレーン、マニュアル、スペアパーツを、$21,233,151.00 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-01-D-0103-0012)
Eaton Aeroquip (Jackson, MI) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの航空機用パーツを $16,553,445.15 (maximum) で受注した。DSCC (Defense Supply Center Columbus), Columbus, OH (SPM7AX-08-D-9002)
Adams Brothers Produce Co., Inc. (Birmingham, AL) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・空軍・海兵隊・農務省向けの野菜・果物類を $7,616,239.00 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-P044)
Battelle Memorial Institute (Columbus, OH) は米空軍から、Joint Requirements Office for Chemical, Biological, Radiological, and Nuclear Defense 向けに実施する CBRN 兵器対策の概念策定・インテグレーション・開発作業を、$26,092,199 で受注した。Offutt Air Force Base, NE (SP0700-00-D-3180/0537)
Rockwell Collins, Inc., Government Systems (Cedar Rapids, IA) は米空軍から、DAGRs (Defense Advanced GPS Receivers) のオプション契約分×9,746 セットを $21,765,082 で受注した。GPS の UE (User Equipment) となる PPS (Precise Positioning System) で、携帯式で重量 1lb 未満、L1/L2 のデュアルバンド、SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Module) セキュリティ モジュール内蔵。現用中の PLGR (Precision Lightweight GPS Receiver) を代替する。El Segundo, CA (F04701-02-C-0011/P00061)
Northrop Grumman Systems Corp., Integrated Systems Air Combat Systems (San Diego, CA) は米空軍から、Airborne Signals Intelligence Payload Sensor×5 セット分の先行調達に関する修正契約を $21,332,347 で受注した。RQ-4 Global Hawk のロット 8 に搭載する分。Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-08-C-3001 P00001)
L-3 Communications Cincinnati Electronics Corp. (Mason, OH) は米空軍から、AN/AAR-44 の SU (Sensor Unit) アップグレードに使用する以下の機材を、$10,747,021 で受注した。
Sensor Unit Modification Kit×210
Unit Test Set×23
Channel Acquisition CCA (Circuit Card Assembly)×20
Controller CCA×20
Distribution CCA×20
Communication Controller CCA×20
Test Set Interface CCA×20
Test Set Interface CCA×1 LO
Data×1 LO
Travel 1 LO
Robins Air Force Base, GA (FA8509-08-C-0011)
Battelle Memorial Institute (Columbus, OH) は米空軍から、MMB4 Dimethanesulfonate 向けに実施するドラッグ関連の研究 (nonclinical, preclinical and drug delivery studies) を、$6,156,138 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-00-D-3180/0540)
DRS Sensors & Targeting Systems, Optronics Division (Melbourne, FL) は米陸軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) 用の操縦手向け視界増強装置 (driver's vision enhancer b-kit)×7,991 セットと関連スペアパーツを、$23,300,110 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-04-C-J202)
Systems Research & Application Corp. (Fairfax, VA) は米陸軍から、NGA (National Geospatial Intelligence Agency) の East Mission and Personnel (Sterling, VA) を New Campus East にデプロイメントする作業を、$20,712,791 で受注した。NGA (National Geospatial Intelligency Agency), Reston, VA (HM0140-08-C-0004)
I.L. Fleming, Inc. (Midway, GA) は米陸軍から、サウスカロライナ州 Fort Jackson に Armed Forces Chaplaincy Center を建設する作業を、$10,249,500 で受注した。Army Corps of Engineer District, Savannah, GA (W912HN-08-C-0021)
Presidential Airways, Inc. (Aviation Worldwide Services Company, Moyock, NC) は米輸送軍 (USTRANSCOM : US Transportation Command) から、アフガニスタンで人員・貨物の輸送を行うための、ヘリコプター、人員、機材、工具類、その他の物資、整備業務などを、$16,346,186 で受注した。USTRANSCOM (United States Transportation Command), Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-08-D-0021)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/11)
仏国防調達局 (DGA : Delegation generale de l'Armement) は Sagem Defense Securite 社に対して、次世代個人用戦闘装備・FELIN (Fantassin a Equipement et Liaisons Integres, Integrated Equipment and Communications Infantryman)×5,045 セットを 1 億 4,300 万ユーロで発注した。2009 年半ばから 2010 年末にかけてデリバリーの予定で、5 個歩兵聯隊に配備する。2006 年 3 月に 1,089 セットを発注済みで、こちらは 2009 年半ばから 1 個聯隊に配備を開始することになっている。監視・通信・指揮・調整・交戦など、幅広い分野の威力と防御力の改善を実現するシステム、という触れ込み。なお、Sagem Defense Securite 社は EADS 社とともに、スイス陸軍の次世代個人用戦闘装備・IMESS (Integriertes Modulares Einsatzsystem Schweizer Soldat) を担当する話が、2007 年 11 月に決まっている。(Safran Group)
カナダ国防省 (DND : Department of National Defence) と PWGSC (Public Works and Government Services Canada) は、カナダ海軍の Halifax 級フリゲートに対する近代化改修工事に関する発表を行った。この改修ではレーダー・通信機器・指揮管制装置・兵器の改良や指揮施設の拡張を実施することになっている。総額 31 億カナダドルで、2010 年から作業開始の予定。調達プロセスの計画・準備・調整に PWGSC が関わっている。プログラムは、以下で示すように複数の要素で構成する。
Multi-ship Refit Contract×2 : 2008 年に契約調印の予定。総額 7 億 6,000 万カナダドルで、2010 年 1 月から 2017 年 6 月にかけて改修を行う。
Combat Systems Integrator Contract : 総額 11 億カナダドル。2008 年初頭に RfP をリリース、2008 年秋に契約調印の予定。
Command & Control System In-Service Support Contract : 3 億カナダドル。2008 年秋の計画
Platform System Design Agent Contract : 1 億 5,000 万カナダドル。2006 年 10 月に Fleetway, Inc. が受注済み
すでに国防省ではメーカー各社とミーティングして情報提供を実施しており、公正な手続きが行われるように、これをオブザーバーが監督している。(Public Works and Government Services Canada)
伊 Alenia Aermacchi 社は Venegono Superiore の同社工場で、"baseline industrial configuration" の M-346 練習機をロールアウトさせた。プロトタイプ×2 機に続いて製造したもので、プロトタイプの試験飛行で得られた教訓を反映させてある。具体的には、翼桁や胴体フレームの設計変更、複合材とチタニウムの使用範囲拡大、降着装置の設計変更、ミッション システムの標準化といった具合。こうした改良で空虚重量を 70kg ほど低減した。Alenia SIA 社と Selex Communications 社が担当する飛行制御コンピュータ (Flight Control System) については、ソフトウェアの改良を実施した。(DefenseNews.com & Alenia Aermacchi 2008/4/10)
イギリス軍は、"Operation Herrick" の下でアフガニスタンに派遣する部隊に対して、新型の地雷探知装置・Vallon VMH3CS を配備した。第 69 グルカ大隊 (69 Gurkha Field Squadron) を指揮する Richard Walker 少佐によると、従来の EBEX (Ebinger EBEX-420PB) では探知不可能な地雷も探知でき、ずっと頼りになるとのこと。(MoD UK)
米 Pratt & Whitney 社は、フロリダ州 West Palm Beach の試験施設で Geared Turbofan のフェーズ II 地上試験を開始した。今年半ばに予定している飛行試験開始に備えて、本番と同じナセルを組み合わせて音響特性や性能を検証するもの。2007 年 11 月にスタートした地上試験のうち、フェーズ I ではファン、低圧圧縮機、ファン駆動用ギア、熱管理システムの設計を検証、これまでに 130 時間の運転時間を記録している。フェーズ I で得られたデータでは見込み通りの結果が得られており、MRJ (Mitsubishi Regional Jet) と Bombardier CSeries への搭載に向けて量産準備を進めている、とのこと。(P&W)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/10)
The Whiting-Turner Contracting Company (Raleigh, NC) は米海軍から、MCAS (Marine Corps Air Station) New River/MCB (Marine Corps Base) Camp Lejeune に、MV-22B の列線運用と整備の作業を行うための整備用格納庫などを建設する作業について、フェーズ I・フェーズ II 分を $35,631,000 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N40085-08-C-1419)
Northrop Grumman Systems Corp. (Bethpage, NY) は米海軍から、E-2D Advanced Hawkeye の SDD (System Development and Demonstration) に関連する修正契約を $11,738,328 で受注した。ハロン システムの交換を行うもの。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-03-C-0057)
Lockheed Martin Services Inc. (Cherry Hill, NJ) は米海軍から、NAVICP (Naval Inventory Control Point) を対象とする保安面の協力・支援、それと FMS (Foreign Military Sales) 関連の技術面・プログラム管理・プロジェクト管理といった分野のサポート サービス業務を、$9,862,594 で受注した。1 年単位のオプション契約 3 件があり、すべて実現した場合の総額は $47,538,817。Fleet and Industrial Supply Center Norfolk, Contracting Department Philadelphia Division (N00189-08-D-Z029)
Harris Corp. (Melbourne, FL) は米海軍から、以下の案件を対象とするオプション契約行使分を $9,174,475 で受注した。
TAMMAC (Tactical Aircraft Moving Map Capability) DMC (Digital Map Computer)×133
TAMMAC DVMC (Digital Video Map Computer)×66
TAMMAC DMC Extension Housing×251
TAMMAC DVMC×12 (オーストラリア向けの FMS)
TAMMAC DMC Extension Housing×12 (オーストラリア向けの FMS)
いずれも F/A-18C/D/E/F、EA-18G、AV-8B、UH-1Y、AH-1Z に装備するもの。米海軍向けが $8,452,663 (92%)、オーストラリア向けが $721,812 (7%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-C-0044) [端数の関係だと思うけれど、1% 足りないのが笑える]
RJC Architects (San Diego, CA) は米海軍から、NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Southwest の AOR (Area of Responsibility) を対象とする、補修・新築工事に関するアーキテクト/エンジニアリング業務を $7,500,000 (maximum, 基本契約とオプション契約の合計) で受注した。最低保証額 $5,000。技術面の調査や現地調査を行った上で RfP をまとめて、入札に必要な仕様策定を実施する。対象となる州別の比率は、CA (87%)、AZ (5%)、NV (5%)、CO (1%)、NM (1%)、UT (1%)。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-08-D-8624)
Windermere Information Technology Systems (Annapolis, MD) は米海軍から、DF (Direction-Finding) センサー モジュール、小型パッケージのコンポーネンツ、カムフラージュ用のコンポーネンツの開発を、$5,622,481 で受注した。JTWS (Joint Threat Warning System) TT (Team Transportable) と GSK (Ground Signal Kit) で使用するもの。また、JTWS TT と GSK II、その他の特殊作戦軍団 (USSOCOM) 向けフォース プロテクション機材で使用する革新的な動力源にも関連する。1 年分のオプション契約があり、実現した場合の総額は $29,517,858。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-08-D-6807)
Battelle Memorial Institute (Columbus, OH) は米陸軍から、政府機関の研究開発プロジェクトに対して科学技術面の助言を行う、Scientific Services Program に関する増額修正契約を受注した。$78,500,000 から $177,548,330 への増額となる。ARDEC (Army Research Development Engineering Command), Durham, NC (W911NF-07-D-0001)
John. C. Gremberg Co., Inc (Rockville, MD) は米陸軍から、メリーランド州 Fort Detrick に日量 126,000gal の処理能力を持つ蒸気式除染設備 (steam sterilization plant) を収容する建物を建設する工事を、$27,066,325 で受注した。Army Corps of Engineers, Baltimore MD (W912DR-08-C-0016)
CCI, Inc. (Anchorage, AK) は米陸軍から、Bangor ANGB (Air National Guard Base, Bangor, ME) の舗装修復工事を、$13,078,378 で受注した。United States Property & Fiscal Office for Maine, National Guard Bureau (W912JD-08-C-0001)
Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、沿岸警備隊の巡視船、航空機、C4ISR (Command, Control, Communications, Computer, Intelligence, Surveillance, and Reconnaissance) システムを対象とする、生存性・脆弱性に関する研究開発・分析業務の修正契約を $27,970,673 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380/0250)
Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、Naval Weapons Center, Weapons Division-Weapons Engagement Office Development Command and Control Technology を対象とする IA (Information Assurance) 関連の分析業務を $8,661,265 で受注した。Offutt AFB, NE (SPO700-98-D-4002, DO 0336)
Ansul, Inc. (Marinette, WI) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの Aqueous Film Forming Foam を $6,488,858 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM8EH-08-D-0251)
最近の、AH-64 関連情報のまとめ
米 Lockheed Martin 社は米陸軍から、M-TADS/PNVS (Modernized Target Acquisition Designation Sight/Pilot Night Vision Sensor) を対象とする PBL (Performance Based Logistics) 契約の 2008 年分を 7,660 万ドルで受注した。もともと 2007 年初頭に 1 億 1,780 万ドルの契約を得てスタートしたもので、AH-64 が装備する TADS/PNVS と M-TADS/PNVS の両方が対象。サプライチェーン管理、スペアパーツの調達に関する計画と実施、補修・整備・改修、在庫管理を担当する。即応水準の維持と取得性の両立が PBL 導入の目的。また、スペアパーツの配送にかかる時間の短縮、継続的な近代化改修の実施、信頼性の向上も目指している。(Lockheed Martin via Defense-Aerospace.com 2008/4/10)
米陸軍と米 Boeing 社は、↑にあるように AH-64 で導入済みの PBL (Performance Based Logistics) を、CH-47 にも適用するための作業を進めている。機体の装備品について状況を監視して、適宜、交換を実施する責任をメーカー側が負っている。PBL の導入により、稼働率は 89-90% をキープできており、飛行時間は導入前より 30% 増えたとする。パーツなどの補給品についてはグローバル データベースを構築してあり、要求してから 24 時間以内に届く体制。(DefenseNews 2008/4/8)
米 Lockheed Martin 社は米陸軍から、AH-64 Apache 攻撃ヘリに装備する M-TADS/PNVS こと Arrowhead のロット 5 量産分 126 セットと地上支援機材を、1 億 7,200 万ドルで受注した。FMS (Foreign Military Sales) 分も含む。これで Arrowhead の累計受注は 785 セット。FY2009 にはロット 6 として 55 セットを調達する計画で、現在、この件について協議中。さらに FMS による海外カスタマー 2 ヶ国への輸出も見込まれている。ロット 6 の受注が実現すると、フロリダ州 Orlando の事業所における生産は 2011 年まで続く。TADS/PNVS のオリジナル版は 1982/4/30 に受注して 1983 年からデリバリー開始、改良型の Arrowhead は 2003/11/11 に受注して 2005 年 5 月からデリバリーを開始、翌月に 1 機目のインテグレーションを完了している。(Lockheed Martin via Defense-Aerospace.com 2008/4/8)
米陸軍は、AH-64D ブロック III の開発に発破をかけているところ。複合材料製ローター ブレードの導入で搭載量を 460lb 増やすほか、コンピュータ、ネットワーク化したセンサー、アビオニクスの更新を実施する。ローター ブレードについては既存のブロック II にもバックフィットする。予定より早く、今年の 7/9 からアリゾナ州 Mesa で試験飛行を開始、2009 年には大規模なユーザー試験を予定している。先日に空軍が実施した演習 "Joint Expeditionary Force Experiment 2008" でも、ブロック III 用のミッション コンピュータやソフトウェア、FCS (Future Combat System) 用に開発したネットワーク技術 (SOSCOE : System of Systems Common Operating Environment) や、JTRS (Joint Tactical Radio System) による静止画・動画・音声・データの伝送をテストした。(DefenseNews 2008/4/7)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/10)
インド国防省は、軽量ヘリコプター×312 機の調達に乗り出す。商談の規模は数十億ドルに達するものとみられ、Bell Helicopter・EADS (Eurocopter)・Kamov・AgustaWestland の 4 社が受注を競うことになる見込み。197 機は陸軍向けで、旧いフランス製の Chetak と Cheetah を代替するもの、残り 115 機は空軍向け。これに加えて、以下のヘリ調達計画がある。
中型輸送ヘリ×80 機 : これについてはすでに Mi-17 の発展型を導入することになっていて、ロシア側と協議中
ALH (Advanced Light Helicopter)×166 機 : HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社製で、陸軍・空軍向け。2011 年までに全機を揃える。Srinagar の第 15 軍団における高地運用実績は良好とされる
大型輸送ヘリ×15 機と攻撃ヘリ×2 個飛行隊分 : いずれも高地での運用能力を求めており、対応できるのはロシア製の Mi-28 と Mi-35 のみとみられる
ヘリコプター以外にも、インド陸軍は砲兵戦力近代化のため、装輪式・装軌式・牽引式の各種 155mm 榴弾砲を調達する計画を進めているところ。そして空軍のマルチロール戦闘機調達計画もある。(ddi Indian government news)
米 DSCA (US Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、イギリス向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) Category I・Cougar (4x4)×157 両、関連する工具類や試験機材、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、その他の兵站支援関連、サービス業務を輸出すると通告した。すべてのオプション契約が実現した場合の総額は 1 億 2,500 万ドル。FSR (Field Service Representative) の派遣も実施する。なお、オフセットの設定はなし。(DSCA)
米 DSCA (US Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、トルコ向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、Mk.41 VLS (Vertical Launch System) ベースライン VII×6 セット、Mk.41 用のアップグレード改修キット×2 セット、導入・試験作業、エンジニアリング/兵站サービス業務、メンテナンス、訓練と訓練機材、支援機材と試験機材、スペアパーツと補修用パーツ、技術文書、ソフトウェア開発など。すべてのオプション契約が実現した場合の総額は 2 億 2,700 万ドル。以下の艦に新たに装備、あるいはアップグレードを施すためのもの。
MEKO Track IIA フリゲート×2 (新たに装備)
旧 O.H.Perry 級ミサイルフリゲート×4 (新たに装備)
MEKO Track IIB フリゲート×2 (既存の Mk.41 をベースライン IV からベースライン VII にアップグレード)
なお、オフセットの設定はなし。(DSCA)
スウェーデン軍国防資材局 (FMV) は、クロアチア政府が JAS39 Gripen×12 機の調達に関する照会を行ってきた件について、3/27 に回答書を提出した。(Gripen International)
インドの Vijay Singh 国防長官は水曜日に、Admiral Gorshkov 改め INS Vikramaditya の件について「まだ価格協議は決着していない」と発言。2004 年に 15 億ドルで改修工事を発注したが、昨年になって工程遅延が発覚、さらにロシア側が 12 億ドルの追加支払いを求めてきている状況。当初、インド側は値上げを拒否する構えだったが、現在では値上げも止むなしとしている。工程そのものは進捗しており、この商談そのものが崩壊することはないだろう、としている。(ddi Indian government news)
米 Raytheon 社によると、同社が 3/31 に米空軍からリスク低減作業のフェーズ II 分を約 8,000 万ドルで受注した MALD (Miniature Air Launched Decoy) 搭載用ジャマーを備えたモデルは、MALD-J と称する由。重量 300lb 未満、航続距離 500nm 超、開発目的の飛行試験とレーダー ジャミング試験をすでに実施しているとのこと。今回の契約期間は 2 年間で、追加の開発作業とインテグレーション、試験を実施することになっており、最終設計審査 (CDR : critical design review) を経て最終段階のシステム設計、そしてハード/ソフトの性能を確認するためのフリーフライト試験、低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) に進む。量産に進むかどうかを決めるマイルストーン C は 2011 年に設定している。(Raytheon)
土 TAI (Turkish Aerospace Industries) 社が開発したターゲット ドローン "Turna" が、2008/4/4 に初飛行を実施した。使用しているターボプロップ エンジンも国産品で、TEI (Turkish Engine Industries Inc.) が設計・開発・製造を担当している。TAI と TEI は協力合意を結んで、「自国製エンジンと自国製の機体」を実現、自国に最大の利益をもたらそうとしているところ。Turna そのものは 1995 年に開発開始、2001 年からトルコ軍に配備して数百回のフライトを実施しているが、TEI 製の国産エンジンを搭載することで、「国産機」としてのアイデンティティを手に入れたというわけ。(TAI)
MBDA 社は、MILAN-ADT (ADvanced Technologies) の試射を成功裏に実施したと発表した。独 MBDA Deutschland/LFK 社が開発した MILAN-ADT 発射機と仏 MBDA France 社が開発した射程延伸版ミサイル (ER : Extended Range) の組み合わせで、これをフランス中部にある仏国防調達局 (DGA) の ETBS (Etablissement d’Experimentation Technique de Bourges) に持ち込み、3 回の試射を実施したもの。まず、40m の距離で発射して起爆しないことを確認、オペレーターの安全を確かめた。次に最小交戦射程の 150m で発射して、タンデム弾頭が両方とも正しく起爆することを確認。最後に最大射程の 3,000m で移動目標に対して発射して、狙った通りに機能することを確認。MILAN ER ミサイルには、ERA (Explosive Reactive Armour) にジェットが通過できるように突破口を作る 1 段目の弾頭を備えており、それを通じてメインの弾頭が作動、1,000m 厚の装甲板を貫通できるとされる。(MBDA)
イスラエルの Elbit Systems 社は、傘下の Elbit Systems Electro-Optics Elop 社が米 Lockheed Martin Aeronautics 社から、F-16 に装備する新世代 HUD (Head Up Display) のサプライヤーに選定されたと発表した。多年度にまたがる案件で、まず第一陣として 380 万ドル分を受注。最終的にどの程度の規模になるかは、今後の F-16 の受注状況次第。ちなみに El-Op 社は 13 機種・3,300 基の HUD を製造した実績があり、搭載機種は 20 種類以上。(Elbit Systems)
米 Raytheon 社は米海兵隊から、GBOSS (Ground Based Operational Surveillance System) のオプション契約分を 6,000 万ドルで受注した。在イラク海兵隊が使用するセンサーで、すでにイラクやアフガニスタンで運用している RAID (Rapid Aerostat Initial Deployment) システムの発展型。高所に設置したプラットフォームに赤外線センサーを装備して、敵の動静を遠距離から探知できる。初期版は飛行船にセンサーを積んでいたが、現在は塔の上に取り付けるようになり、兵站支援の負担を軽減した。また、電子工学/赤外線センサーとレーダーの追加装備により、状況認識能力を高めている。担当は、Raytheon 社 Integrated Defense Systems 部門の Integrated Air Defense Center (Andover, MA) と、Warfighter Protection Center (Huntsville, AL)。(Raytheon)
米 Lockheed Martin 社の性能向上型 (Enhanced) AN/TPQ-36 (a.k.a. EQ-36) 対砲兵レーダー向けに、米 Syracuse Research Corp. が Army Technology Objective の下で開発したレーダーのプロトタイプをアリゾナ州の YPG (Yuma Proving Ground) に持ち込み、テストを実施した。全周にわたり、飛来する迫撃砲弾やロケットの探知に成功したとのこと。開発したレーダーが陸軍の Operation Needs Statement に適合しているかどうかを検証するのが目的。2007 年の 11-12 月にかけて実施したテストで、誤警報は 1 回だけだったとのこと。それに先立つ昨年 10 月には、予備設計審査 (PDR : Preliminary Design Review) も済ませている。今年の 1/28 には、最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) も完了した。AN/TPQ-36 の性能向上版・EQ-36 は 90 度をカバーするモードと 360 度をカバーするモードがあり、旧い AN/TPQ-36、AN/TPQ-37、その他の冷戦期に開発された旧いレーダー (カバー範囲が 90 度しかない) を代替する。EQ-36 の開発は、2007 年 1 月に Lockheed Martin 社が米陸軍の Program Executive Office - Intelligence, Electronic Warfare and Sensors から 1 億 2,000 万ドルで受注、36 ヶ月以内に 5 基をデリバリーする契約。2009 年夏に 1-2 号基、2009 年秋に 3-4 号基、2010 年初頭に 5 号基をデリバリーする計画。最終的には、16 億ドル・180 基の規模に発展する見込み。(Lockheed Martin)
BAE Systems 社は米陸軍 TACOM (Army Tank-Automotive and Armaments Command) から、Objective Gunner's Protection Kit で使用する BPMTU (Battery Powered Motorized Traversing Unit) を 7,150 万ドルで受注した。M1114 HMMWV、M1151 HMMWV、そして MRAP に装備する銃搭を駆動するもので、今回の契約で 12,000 基以上を納入する。製造拠点はオハイオ州 Cincinnati の同社工場で、年内に完納の予定。(BAE Systems)
市場コンサルタント会社の Phillips & Company (Austin. TX) によると、宇宙関連市場の規模 (Space Economy) は 2,500 億ドル。そのうち 1,734 億ドルが民間分野におけるもので、その中の 55% を衛星関連サービスが占める。GPS 関連の成長が著しく、伸び率は 20% を超える。同社では、通信・安全保障・環境監視・ネットワーキング・エンターテインメント・防衛といった分野で、宇宙関連ビジネスがゴールドラッシュ状態だとしている。これは、日常生活に宇宙関連のテクノロジーが関わる場面が多くなってきているため。Space Foundation がまとめた The Space Foundation Space Index でも、指数の伸びは 29% で S&P 500 の平均を上回り、売上の伸び率も 31% に達している。ちなみに、NASA の 2008 年の予算は 173 億ドル。市場の規模は NASA の予算規模を大幅に上回っており、NASA 自身も PPP (Public-Private Partnership) の導入に動くなど、NASA の地盤沈下とも取れる動きもあるが、NASA 自身には、新しいアイデアやテクノロジーを送り出す仕事があるとする。なお、FAA (Federal Aviation Administration) の Office of Commercial Space Transportation では、2021 年には Virgin Galactic などによる宇宙旅行関連の市場規模が 10 億ドルに達すると予測している由。(Phillips & Company)
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人事・組織
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戦争・紛争
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/13)
12 日、アフガニスタンの Uruzgan で米空軍の A-10 が、敵陣を GBU-12/B で爆撃。Bagram では 30mm 機関砲と 500lb 爆弾で敵を攻撃。このほか、Uruzgan と Orgune に米空軍の A-10 が、Gereshk では車両隊を攻撃しようとした敵を制圧するために米空軍の B-1B が、Sangin には米空軍の F-15E と英空軍の Harrier GR.7 が、Khowst には仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 45 件、ISR ミッションは 12 件、英空軍による戦術偵察が 2 件。
イラクでは、Basrah で米海軍の F/A-18C が GBU-12/B を使って敵の火砲を爆撃、さらに米空軍の MQ-1B が AGM-114 で敵を攻撃。この日の近接航空支援ミッションは 65 件、ISR ミッションは 25 件、米英空軍による戦術偵察が 4 件。
司令官の見解 (DefenseNews 2008/4/12)
MNF-I (Multi National Force - Iraq) 司令官の David Petraeus 米陸軍大将によると、聯合軍のプレゼンス縮小を勧告する場所の候補として、4-5 ヶ所を考えているとのこと。ただし、それが具体的にどこなのかは言及していない。また、大規模な駐屯地に加えて小規模な前哨拠点を維持する考えだが、気候条件が厳しい点に鑑み、さらに前哨拠点を増やすのではなく、既存の拠点を改善するとしている。
派遣部隊の規模を縮小する一方で任務を果たせるようにするため、特定の地域ごとに旅団司令部を置き、PRT (Provincial Teconstruction Team)、MTT (Military Transition Team)も情報部門、QRF (Quick-Reaction Force) といったエレメントの調整にあたらせる考え。まず Kut に旅団司令部を置き、さらに Ramadi にも配置するとしている。規模は小さくなるものの、自前で戦闘部隊に加えて情報・状況認識の機能も持つ点がポイント。さらに、Stryker 装甲車の配備によってカバー範囲の拡大を図るとしている。
こうしたイラク派遣部隊にとっての "key enabler" として、同大将は UAV・Tactical Internet・FBCB2 (Force XXI Battle Command, Brigade and Below) といった ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) 関連資産を挙げた。昨年 10 月から、ヘリや UAV で構成する小規模な航空 ISR 部門として路傍爆弾などの監視にあたる、Task Force ODIN (Observe, Detect, Identify and Neutralize) の展開を始めているが、こうした小規模な ISR 資産、それと情報部門の人員をさらに増やしたい考え。
MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) については、単に強力な装甲防禦を持つ車両というだけでなく、すでに指揮車両への改装も始めていると説明。これは、アップ・アーマード HMMWV では所要の装備を追加することによる重量増に耐えられないため、としている。そして、MRAP に対しては BFT (Blue Force Tracker) や IED ジャマーの装備も進めているところ。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/11)
10 日、アフガニスタンの Zaranj に英空軍の Harrier GR.9 が出動して、敵陣を Enhanced Paveway II で爆撃。Qalat では米空軍の A-10 が、バイクに乗った敵を 30mm 機関砲で攻撃、さらに制圧任務を実施。この日の近接航空支援ミッションは 41 件、ISR ミッションは 7 件、英空軍による戦術偵察が 2 件。
イラクでは、Basrah に米海軍の F/A-18E/F が出動。Baghdad と Basrah では、米空軍の MQ-1 が AGM-114 による攻撃を実施。Basrah と Baqubah には米空軍の F-16 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 72 件、ISR ミッションは 24 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察が 8 件。
今日のイラク (AFPS 2008/4/11)
昨年 2 月に、米軍増派の一環として Baghdad 南部の Rashid 地区に派遣された、米陸軍・第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームが、カンザス州 Fort Riley に戻ってきた。増派に伴ってイラクに送り込まれた、5 個旅団のうちのひとつ。これら増派部隊の撤収に伴い、イラクでは部隊の再配置や担任区域の見直しを行い、地域によってはイラク側に治安維持権限を委譲する。
一方、在イラク米軍の今後の規模について Robert Gates 国防長官は、2009 年にはさらなる削減を実現できるだろうという見通しを示しているが、削減のペースは以前の想定よりもゆっくりしたものになるだろう、としている。
Baghdad 北東で、RPG と迫撃砲で武装した敵の集団に対して Multinational Division Baghdad の UAV が AGM-114 で攻撃、敵 6 名が死亡。
10 日、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チームが Janabi で、武器集積所を発見。各種弾薬、照明弾、装薬、信管、手榴弾、TNT などの火薬。
Baghdad 北東では、Multinational Division Baghdad 所属の aerial weapons team が、ロケット発射現場とみられる場所から黒のセダンで逃走する不審人物 3 名を発見。その後で件の 3 人が現場に戻ろうとしたため、(ロケット発射を阻止するために) UAV から AGM-114 を発射してロケット 3 発を破壊、件の 3 人は逃走。別の場所でもロケット 2 発を発見、こちらも AGM-114 で破壊した。さらに別件で、Baghdad 北東でロケット発射拠点と敵が使用した車両を、いずれも UAV から AGM-114 を発射して破壊。
Mahmudiyah で 10 日、イラク軍が 30 名を超える遺体が埋まっているのを発見。現場は民家の敷地内で、1 年以上前に埋められたものとみられる。前日の 9 日には Baghdad の Rashid 地区で、米陸軍・第 4 師団・第 1 旅団戦闘チームが武器集積所を発見。迫撃砲弾各種、爆弾製造材料、7.62mm 弾、RPG、狙撃銃、雷管、導爆線といった内容。
今週の初め、イラク軍が爆弾製造組織のメンバー 2 名と武装勢力の首領 1 名を拘束。Anbar Counterterrorism Directorate も Ramadi の Albu Faraj で爆弾攻撃組織の捜索を行い、組織のメンバーを拘束。3/25 にイラク軍と聯合軍を爆弾攻撃した件などに関わったものとみられる。また、30 日には Albu Faraj で自家製爆弾を警察が発見、さらに 2 名を拘束。
Mosul では、イラク陸軍・第 2 師団が武装勢力の首領を拘束。イラク軍や聯合軍を爆弾や火砲で攻撃していたほか、3/13 に Mosul で発生した自爆テロ 2 件に関与。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/4/10)
2008 年の 101 日目に、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲) "Screaming Eagles" (Fort Campbell, KY) が CJTF101 (Combined Joint Task Force 101) として、アフガニスタン東部を担任区域としている RC-E (Regional Command East) の指揮を第 82 空挺師団から引き継いだ。師団司令部、第 4 旅団戦闘チーム、第 101 戦闘航空旅団、第 101 支援旅団 (Sustainment Brigade) といった内訳で、合計 7,000 名ほどの陣容。
ちなみに、タリバン政権崩壊後にアフガニスタンでは学校 8,000 件・教師 140,000 名を加えており、RC-E 担任区域内では女児の 70%・男児の 97% が学校に通えるようになったとのこと。また、医療施設を利用できるようになった人の割合も 80% まで上昇した由。
今日のイラク (AFPS 2008/4/10)
George Bush 大統領は Robert Gates 国防長官に対して、イラク派遣部隊の派遣期間を現行の 15 ヶ月から 12 ヶ月に短縮するよう指示した。最近のイラクにおける、騒擾の沈静化を受けた措置だという説明。一方、派遣部隊の規模については、7 月まで 15 個戦闘旅団の体制を維持するとしている。
聯合軍がイラク中・北部で実施したアルカイダ関連組織掃討作戦で、合計 7 名を拘束。Taji で 2 名、Mosul で 2 名、Baghdad 西方で 3 名。
9 日、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームが警察と合同で設置している Baghdad 北東の検問所に対して、建物の屋上から銃撃。反撃して敵 1 名が死亡。米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘チームが Baghdad 北西で、RPG で検問所に攻撃を仕掛けられたために交戦、敵は死亡。別件で、これも Baghdad 北西で銃撃を仕掛けてきた敵と交戦、敵 4 名が死亡。
Baghdad 北東の JSS (Joint Security Station) では、コンクリート製の防壁に隠れて聯合軍に銃撃を加えている敵に対してヘリで攻撃、AGM-114×2 発を撃ち込んで敵 4 名が死亡。Taji では、他の 1 名とともに車両に乗って移動中のテロリストを発見、停止命令を無視して逃走しようとしたため、2 名とも射殺。Mosul では複数の建物の捜索を行い、暗殺・誘拐・自爆テロリストの手引きといった容疑で 2 名を拘束。
米陸軍・第 1 歩兵師団・第 4 旅団戦闘チームに配属されている第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 22 歩兵聯隊・第 1 大隊が地元住民からの通報を受けて、Baghdad の Rashid 地区、Aamel Beladiya で、IED 攻撃を行っている組織の首領を拘束。また、自家製爆弾を発見。
8 日、イラク陸軍・第 33 旅団が Karbala の警察から支援を受けて、Baghdad 南部・Husayniyah にある民家の捜索を実施、6 名を拘束。現場には自家製爆薬、60mm 迫撃砲、ライフルと銃弾、手榴弾、RPG、「2007 年イラン製」と書かれた C4 爆薬があった。
Arab Jassim では、イラク陸軍・第 6 師団・第 25 旅団・第 4 大隊・第 3 中隊が、155mm 砲弾やパイプなどを発見。Patrol Base Warrior Keep では地元住民が、化学肥料や創薬などを入れた 15lb の包みを発見。米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チーム・第 187 歩兵聯隊・第 1 大隊・D 中隊が出動して EOD チームによる調査を実施。
このほか、イラク軍や地元住民により、Diyala 省で 5 ヶ所、Tamim・Ninevah・Salahuddin の各省で 2 ヶ所ずつの武器集積所が見つかった。ロケット、迫撃砲、砲弾、爆弾製造材料といった内容。
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こぼれ話
F-22A の強敵 (AFNews 2008/4/9)
ヴァージニア州 Langley AFB に陣取る世界最強戦闘機・F-22A Raptor に、意外な強敵が出現。
この基地の周辺にはカモメが多く、食べた残りの貝殻やその他の海洋生物の残骸を空中で放り出してしまう。それが落下してくるために、滑走路が貝と魚で作った前菜 (shell-fish appetizer) みたいな状態になるとのこと。しかもそれが、F-22A の発進位置近辺でしばしば発生する。
F-22A が所属する 1st FW (Fighter Wing) では、鳥の落とし物や鹿・コヨーテ・亀などのせいで 1 億 3,500 万ドルの戦闘機を喪失してはかなわないということで、BASH (Bird and Wildlife Aircraft Strike Hazard) 対策のための安全確保プログラムを推進中。具体的には、捕獲した鳥に GPS レシーバー付きの発信器を取り付けて居場所を把握できるようにしたり、鳥が好んでとまりそうな場所に金属製のトゲトゲを植えてとまれないようにしたり、鳥が嫌がる音を立ててみたり、といった調子。
小さな雀ですら、エンジンに吸い込まれれば惨事の原因になりうる。それに、バードストライクを避けようとしても、350-400mph で飛んでいるときにそれをやれというのは無理な相談。
ちなみに FAA (Federal Aviation Administration) によると、民間航空界では鳥対策のために年間 6 億ドルの経費がかかっているとのこと。米空軍は 2007 年に、バードストライクで 1,600 万ドルの被害を受けている。米空軍の歴史において、ハゲワシ (turkey vulture) で 800 件・5,100 万ドル、ホワイトペリカンに至っては 18 件だけで 2 億 5,700 万ドルもの被害をもたらしている由。
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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