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一般ニュース
今日の小ネタ
嘉手納 AB の 18th WG で 2005 年から実施していた "Iron Flow" プログラムが完了、4/23 に最後となる F-15C×3 機を送り出した。18th WG が保有していた旧い F-15C/D を、Langley AFB (の 1st FW) や Elmendorf AFB (の 3rd WG) が保有していた、もっと新しい機材と入れ替えるもので、54 機を受け取って 53 機を送り出した。新たに受け取った機体には、GPS レシーバーや JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) などの装備があり、これによって戦闘能力向上にもつながる。また、新しい機体と入れ替えることで信頼性と保守性が向上するので、整備部門にとっても利点があるとのこと。18th WG が放出した機体は州兵航空隊に配置換えとなる。F-15A/B/C/D は総勢 480 機ほどあるが、2025 年には 170 機ほどまで減勢する計画。(AFNews 2008/4/23)
カナダ政府は、NATO 加盟 11 ヶ国について自動火器の輸出制限を撤廃する。現時点で輸出を許可しているのは 20 ヶ国だけなので、50% 以上の増加。対象となるのは、ブルガリア、チェコ、スロバキア、スロベニア、エストニア、ハンガリー、リトアニア、ルーマニア、トルコ、アイスランド、ルクセンブルク。ただし、輸出に際しては政府から許可を取らなければならない。(DefenseNews 2008/4/24)
アメリカの情報関係者が議会で、「北朝鮮がシリアに核関連技術を供与していた」と発言。シリアは秘密裏に、北朝鮮の支援を受けながら原子炉の建設を進めており、完成すれば核兵器の製造に必要なプルトニウムの製造が可能になるところだった、としている。昨年に爆撃によって破壊された核施設のことで、確定はしていないものの、イスラエルによる航空攻撃で破壊された可能性が濃厚。(DefenseNews 2008/4/23)
Thales North America 社の CEO を務める Allan Cameron 氏が、4/22 に開催した Jane's US Defense Conference の席で「他国の企業が技術革新を進めれば、結果として競争が創出されて価格低下につながり、米軍にとっての利益になる。しかし、そうした動きに対して政治的な影が落ちている」と発言。アメリカで、他国の企業が軍の受注を獲得する度に政治問題になるのを念頭に置いた発言。(DefenseNews 2008/4/24)
インドは、中国との国境地帯に展開している部隊に対して配備するための装備調達に加えて、人員の増強、飛行場や道路などのインフラ整備、といった増強施策を進めている。インドと中国の間には 4,057km におよぶ LAC (Line of Actual Control) があり、インド陸軍は 34 個師団のうち山岳部隊 10 個を編成している。装備面では、新型 155mm 榴弾砲、高地での運用に適したヘリコプター、UAV、防空システム、C-130J 輸送機、C3I システムなど。また、道路網については LAC 沿いの地域に 600km を整備するほか、さらに後背地にも道路網を整備する。(DefenseNews 2008/4/24) [中国がチベットに鉄道網などを着々と整備しているのに、こちらのインフラは貧弱だ、という危機感が背景にあるため]
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/24)
イタリア空軍が 4/4-16 にかけて、地中海中央部の上空で "Spring Flag '08" 年次演習を実施。イタリア空軍と他の同盟国の部隊も加わり、総勢 1,900 名・75 機の規模。今年はイタリア空軍 9°Gruppo と XII Gruppo の主催で、Typhoon (36th Wing/12th Sqn.) が制空任務の主役となった。さらに Tornado (6th Wing) も加わって、対抗部隊の F-16 と F/A-18 に立ち向かっている。さらに、AMX (51st Wing)、SMI (Slow Mover Interception) を担当する Aermacchi MB-339CD (61st Wing) とその標的となる SF-260EA (70th Wing)、救難用 HH-3F ヘリ、支援用に C-27J (46th Air Brig.)、SIGINT 機として G.222VS (71st Sqn.) も参加。シナリオとしては、SMI 以外に COMAO (Composite Air Operations)、平和維持作戦、市街戦 CAS (Close Air Support)、CSAR (Combat Search and Rescue)。イタリア空軍 (ITAF Air Force Operations Command) から派出した人員で JFACC (Joint Force Air Component Command) を設置して、任務計画にあたらせた。そこから出てくる計画を ATO (Air Tasking Order) の形にするのが DCAOC (Deployable Combined Air Operations Center) の仕事。DOB (Deployable Operating Base) として、Cagliari 近くの Decimomannu、それと Trapani-Birgi があり、これらの基地で "Coalition Forces" と "Opfor Party" を編成した。(Eurofighter GmbH, Alenia Aeronautica)
イギリスの高等裁判所 (High Court) が 4/10 に、SFO (Serious Fraud Office) がサウジアラビア向けの贈賄疑惑に関する調査を打ち切った件について「違法」との評決を下しているが、これについて SFO は上告を決定、その旨を Corner House Research と CAAT (Campaign Against Arms Trade) に通告した。なお、この件とは関係なく、SFO は BAE Systems 社が受注した兵器取引×4 件に関する捜査を進めている、と説明している。もちろん、この動きに対して CAAT は反発している。(SFO, CAAT)
CAGW (Citizens Against Government Waste) は、2008 年 4 月版の "Porkers of the Month" は Norm Dicks 議員と Todd Tiahrt 議員である、と発表した。それぞれワシントン州とカンザス州選出で、いずれも米 Boeing 社の地元、そして KC-X の機種選定結果に対して異議を唱えて予算執行阻止、あるいは契約の推進阻止を訴えているところ。(CAGW) [もちろん、こうした議員の発言に対しては Northrop Grumman 社も反論中]
今日の小ネタ
米陸軍士官学校 (U.S. Military Academy, West Point, NY) で講演した Robert M.Gates 国防長官は、「イラクにおける成功は、911 同時多発テロにつながる事態を招いた、ソ聯がアフガニスタンから撤退した後の戦略的失敗を繰り返さないためにも重要である」と発言。また、イランと戦争することになれば破滅的 (disastrous) な結果になるとしつつも、核開発に対するイランの野心を阻止するためには、軍事的オプションを維持することが必要、という見解を示した。(AFPS 2008/4/22)
米空軍は、次世代救難ヘリ・CSAR-X 計画に関する、RfP の修正第 6 版 'Amendment 6) をリリースした。2008/1/7 にリリースした修正第 5 版に続くもので、契約日程、開発スケジュール、IOC (Initial Operational Capability) 獲得予定日、開発に際しての予算配分を見直している。また、金属材料の調達に関する法律の影響により、関連する修正を盛り込んだ。(USAF 2008/4/22)
ニュージャージー州にある米陸軍の武器センターで働いていた退役軍人・Ben-Ami Kadish 容疑者が、過去 20 年間にわたってイスラエルに核兵器や Patriot ミサイルの情報を流していたとして逮捕された。同容疑者は 1979-2008 年にかけて、イスラエルのエージェントになっていたとのこと。陸軍の Armament Research, Development and Engineering Center (Picatinny Arsenal, Dover, NJ) から持ち出した文書、あるいは核関連の機密文書を渡したほか、機密文書を持ち出して、イスラエルの担当者がそれを写真に撮ったこともあった由。1984-1985 年にも、国防総省に勤務していた Jonathan Pollard なる人物が、数千点の機密文書をイスラエルに渡していた事件があった。(DefenseNews 2008/4/22)
EADS 社は、消防・救急向け緊急コールセンターの運営などを担当している米国企業・PlantCML 社を 3 億 5,000 万ドルで買収した。アメリカ向けに IP ベースの無線機を売り込む際のきっかけとする考え。(DefenseNews 2008/4/22)
その EADS 社、今後 15-20 年間で 400 機の A400M 輸送機を販売できるという見通しを明らかにしている。アメリカや旧ソ聯諸国に売り込む可能性すら排除していない。その A400M、予定より半年遅れで 2010 年からフランス軍向けのデリバリーを開始する予定。スペイン・Seville にある最終組立ラインでは、2012 年から年産 28 機体制を実現する。現時点での累計受注は 192 機、これらは 2021 年に完納の予定。(DefenseNews 2008/4/22)
今日の小ネタ
Robert M.Gates 国防長官は Air War College (Maxwell AFB, AL) の学生に対して、「現在、あるいは将来に直面する脅威に対抗するには、新しいアプローチが必要だ。不正規戦の時代 (unconventional era of warfare) を戦うには、通常とは異なる考え方をする人材 (unconventional thinkers) が求められている」と発言した。その際に長官は、空中戦に対する考え方を改めるために官僚主義的抵抗と戦った John Boyd 大佐を引き合いに出した。同じ講演の席では、ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) 資産に関連する問題に取り組むためのタスク フォースを編成する構想についても明らかにしている。KC-X については、Boeing 社の異議申立によってデリバリーが遅延する事態を懸念、「そんなことになったら恥辱だ」とした。そして、KC-X では技術・能力・コストによって機種選定を行ったのだと重ねて主張。(AFPS & DefenseNews 2008/4/21)
2/23 に Andersen AFB で発生した墜落事故以来、53 日間にわたって飛行停止が続いていた B-2A Spirit 爆撃機が、4/15 から飛行任務を再開した。(AFNews 2008/4/21)
グルジアが 21 日、前日に同国の無人偵察機がロシアの MiG-29 戦闘機に撃墜されたと発表。それに対してロシア空軍の Alexander Drobyshevsky 司令官は直ちに否定。また、Vladimir Putin 大統領が、分離・独立を目指している Abkhazia におけるグルジア機の飛行に対する懸念を表明。問題の無人偵察機も Abkhazia を飛行していたという報道があるが、グルジアは当初に否定、後に認めた。そして、無人機から送ってきたビデオ映像により、双尾翼の戦闘機に攻撃されたことが判明したと主張。(DefenseNews 2008/4/21)
チェコは EADS 社との間で、航空機の物々交換について協議中。チェコで不要になっている L-159×5 機と、C-295M の新造機を取り替えようという内容。さらに追加オプションとして、L-159×5 機と C-295M×2 機 (必要に応じて A400M に変わる可能性も) の交換も。話がまとまれば、MoU 調印から 1 年以内に C-295M をデリバリーするとしている。チェコが An-26 の代替機を必要としている状況が背景にあり、アメリカとも C-130 の調達について協議中。(DefenseNews 2008/4/21)
イラク軍は、2006 年に 5,100 万ドルで発注した IED ジャマー・Symphony×411 セットの受領を開始した。Lockheed Martin 社製の車載式。特殊部隊、EOD、内務省の警察部隊に配備する。(DefenseNews 2008/4/21)
米陸軍は、6 月の車種選定 (3 チームに絞り込み) に向けて、JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) 計画に関するメーカー各社からの提案を評価する作業を開始。すでにプロトタイプを製造している Lockheed Martin、BAE Systems + Navistar International、Northrop Grumman + Oshkosh Truck の 3 チームに加えて、Force Protection + DRS、Textron + Boeing + SAIC、GTV (General Tactical Vehicles, AM General + GDLS) も提案を実施している。(DefenseNews 2008/4/21)
米 Raytheon 社は、韓国が導入を決めた MIM-104 Patriot 地対空ミサイルについて、3 月に 2,870 万ドルでエンジニアリング サービス業務を受注したのに続いて、指揮・統制・通信システム、メンテナンス サポート業務、訓練機材を 2 億 4,100 万ドルで受注した。(DefenseNews 2008/4/21)
インド海軍と英海軍は 4/21-5/2 にかけて、Goa 西方の洋上で合同演習 "Konkan 2008" を実施している。英海軍からは軽空母 HMS Illustrious、フリゲート HMS Westminister、給油艦 RFA Wave Knight、補給艦 RFA Fort Austin、攻撃型原潜 HMS Trafalgar、それと英海軍部隊に配属されている FS Surcouf・USS Cole が参加。インド海軍からは、ミサイル駆逐艦 INS Mysore と INS Rajput、ミサイルフリゲート INS Gomati、給油艦 INS Asitya、潜水艦 INS Shishumar、それと Sea Harrier が参加。INS Viraat は整備中なので不参加、艦載機のみ。演習の内容は、対潜戦や臨検など。(DefenseNews 2008/4/21)
そのインドで A.K. Antony 国防相が空軍の首脳陣を相手に、装備近代化に多額の資金を必要とすることから、予算の無駄遣いや二重払いをなくさなければならないと演説。すでに三軍を対象として、支出節減を図る分野の洗い出しを進めている。(DefenseNews 2008/4/21)
今日の泥仕合 (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/4/21-22)
米空軍の KC-X 計画に関して Wall Street Journal 紙が、「KC-X の機種選定過程を問題視する議員が、KC-X 計画への予算支出を差し止める動きに出ている」と報じたのに対して、米 Northrop Grumman 社は「KC-30 の方が KC-767 より優れていたから空軍が採用を決めたのだ。評価基準 5 項目のうち 4 項目で KC-30 が勝っていた」とするプレスリリースを発表、「そもそも KC-X 計画は、Boeing 社の KC-767 リース計画に関わるスキャンダルが原因で始まったのを忘れたのか」と主張している。
さらに同社は 21 日、「"Why We Won" と称して、どうして KC-30 が KC-767 を退けることができたのか、詳細な情報を数週間に渡って順次公表していく」と宣言。まず、「基地から進出した先で供給できる燃料の比率が、あらゆる進出距離で KC-767 より優れていた」「給油ブームのエンベロープが、KC-30 の方が KC-767 より広かった」とした。
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産業・装備・調達
今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/24)
Tatitlek Support Services, Inc. (Anchorage, AK) は米海軍から、外国語専門家の派遣業務を $319,246,604 で受注した。海外展開前の海兵隊が Marine Corps Air Ground Combat Center (Twentynine Palms, CA) で事前訓練を行う際に、ロール プレイヤーを派遣する案件。Marine Corps System Command, Orlando, FL (M67854-08-D-8029)
Bell Boeing Tiltrotor Team (Amarillo, TX) は米海軍から、V-22 Osprey のスペア コンポーネンツを $14,396,743 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00383-03-G-001B/#0264)
Maine Secure Composites, LLC (Orono, ME) は米海軍から、CATM (Composite Anti-Tamper Containers) の開発とプロトタイピングを、$12,970,884 で受注した。DHS (Department of Homeland Security) の Advanced Container Security Device プログラムによるもの。担当できる企業が他に存在しないため、競争受注ではなく同社への随意契約となっている。Space and Naval Warfare Systems Center, San Diego, CA (N66001-08-D-0010)
Booz Allen Hamilton, Inc. (Lexington Park, MD) は米海軍から、CEAT (Communications-Electronics Advanced Technologies) 向けテクニカル/エンジニアリング サービス業務のオプション契約分を、$9,861,283 で受注した。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division, Patuxent River, MD) 麾下の Special Communications Requirements Division が対象。で、CEAT システムの研究・設計・開発・インテグレーション・試験・評価・導入・配備・分析・メンテナンス・資材調達・訓練・兵站支援を担当する。(N00421-04-C-0058)
Ocean Systems Engineering Corp. (Oceanside, CA) は米海軍から、Marine Corps Systems Command 向けの SIAT (Systems Engineering, Interoperability, Architectures and Technology Support) スタッフ派遣、それと技術面・分析面のサポート業務を$9,360,439 で受注した。MAGTF (Marine Air-Ground Task Force) 向けシステムの開発に際して必要な、定義・インテグレーション・承認・計画といった業務を監督するもの。対象分野は以下の 4 分野。
MAGTF Systems Engineering and Integration
Program Engineering and Technology
Joint Certification
Architecture Design and Development
Marine Corps System Command, Quantico, VA (M67854-02-A-9020/#0043)
Yellowstone Electric Co. (Billings, MT) は米陸軍から、ノースダコタ州 Riverdale の garrison dam に設置する変圧器を $6,039,049 で受注した。Army Corps of Engineers, Portland, OR (W9127N-08-C-0011)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/24)
Saab 社は Linkoping で、JAS39 Gripen 発展型の飛行試験用プラットフォーム、"Gripen Demo" をお披露目した。2040 年以降まで通用する能力を持たせるとしており、エンジンは General Electric 製の F414G に換装してパワーアップ、別掲記事にあるように Saab/Thales 製の AESA レーダーを搭載、燃料搭載量の増加、兵装搭載量とステーションの増強、降着装置の改良、通信機器と自衛用電子戦機器の改良、新型のモジュラー アビオニクスを装備、といった改良点がある。なお、ロールアウトの模様は Webcast で全世界にライブ配信した。(Gripen International, Saab)
その "Gripen Demo" に関連して Saab 社と Thales 社は、AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダーの共同開発について明らかにした。昨年 9 月から作業を進めているもので、Saab Microwave Systems 社が全体を担当、Thales 社がアンテナ、Saab Aerosystems 社が機体への組み込みを担当している。2008 年中にインテグレーションを完了して 2009 年春に完成、2009 年夏に最初の飛行試験を予定している。(Saab) [Gripen Demo 計画をローンチしたときの発表には、Thales の名前は出ていませんな]
Airbus 社は、5/1 から有効となる同社製旅客機の値上げについて発表した。通常の上げ幅である 2.74% 分に加えて、単通路機で 1 機あたり 200 万ドル、副通路機と A380 で 1 機あたり 400 万ドルの値上げを実施するもの。理由として、ドル安と金属材料の価格上昇を挙げている。ちなみに、ユーロの対ドルレートは過去 1 年間で、1.35 から 1.60 まで下落した。(Airbus)
アメリカの業界団体・AIA (Aerospace Industries Association) によると、アメリカの航空宇宙産業界は 2007 年に 970 億ドルの輸出を達成した由。2006 年の 850 億ドルから 14% 近い伸びとなっている。そのうち半分ほどは、成長分野である民間旅客機が占めている。その一方で、軍事関連の輸出は 130 億ドルほど。一方、輸入は 2006 年の 305 億ドルから 365 億ドルに増えた。(AIA)
米 Raytheon 社は、オランダから GBU-49/B Enhanced Paveway II 誘導爆弾を受注したと発表した。正確には、500lb 爆弾に取り付ける誘導キット×200 セットで、受注額は非公開。FMS (Foreign Military Sales) ではなく DCS (Direct Commercial Sale)。オランダ側は「実績があるデュアルモードの精密誘導兵器」を求めて、その結果として GBU-49/B を選定した、という説明。(Raytheon)
米 Northrop Grumman 社は米空軍 Aeronautical Systems Center から、MQ-1 Predator に搭載する SIGINT センサー ペイロード・ASIP-1C (Airborne Signals Intelligence Payload 1C) の開発と飛行試験、それと拡張版センサー パッケージ ASIP-2C を MQ-9 Reaper に搭載するための予備設計を、総額 5,490 万ドルで受注した。契約期間は 18 ヶ月。ASIP-1C は 2008 年 12 月までに社内試験を完了して翌年から飛行試験を開始、2009 年 5 月に飛行試験を完了して 2010 年から配備開始、というスケジュール。ASIP-1C は、U-2 や RQ-4 に搭載している ASIP の改良型で、通信傍受能力の強化を実現する。それを再利用して ASIP-2C を開発することで、開発費や兵站支援の負担を減らすことにしている。機体への実装では米 General Atomics 社、地上管制ステーションとのインターフェイスでは米 Raytheon 社が協力する。(Northrop Grumman)
米沿岸警備隊 (USCG : United States Coast Guard) は、HC-130H に装備するレーダーのアップグレード用として、Selex Galileo 社製の Seaspray 7500E ESCAN (electronically scanned array) 監視レーダーを発注した。すでにデモンストレーションは成功裏に完了しており、量産分として 4 年間・3,200 万ドルの契約を発注、15 機分のレーダーを調達する。このレーダーは、監視モードに加えて合成開口レーダー (SAR : Synthetic Aperture Radar) モードによってレーダー画像を得る機能もある。機種選定に際しては、厳しい気象条件下で小型のターゲットを探知できる能力が求められた。製造は Scotland の Edinburgh にある同社工場で、機体への組み込みは Selex S&AS (Selex Sensors and Airborne Systems) US 社と Pegasus International 社 (Stennis International Airport, MS) の手で実施する。(Selex Galileo)
米 Raytheon 社は米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) から、チェコ国内に設置する MD 用 X バンド レーダーに関して、第一陣として 500 万ドルの計画・要件定義契約を受注している。同社の発表によると、チェコに設置する X バンド レーダーは、Marshall Islands に配置しているレーダーを持ってくるとのこと。最終的には、2013 年までに総額 4 億ドルの案件に発展する見込みだが、施設の建設などでチェコ企業を参画させる方針だとしている。(Raytheon)
米 General Dynamics Advanced Information Systems 社は NASA (National Aeronautical and Space Administration) から、LDCM (Landsat Data Continuity Mission) で使用する衛星を 1 億 1,600 万ドルで受注した。バスに加えて、官給品となる搭載機器のインテグレーション、衛星として組み上げた後の試験、打ち上げて軌道に乗った後の検査、その後のサポート業務を担当する。(General Dynamics Advanced Information Systems)
NASA 関連の案件では、QNA (QinetiQ North America) 社も ETIS (Environmental Test and Integration Support Services II) の契約を 1 億 9,000 万ドルで受注している。NASA の Goddard Space Flight Center で、さまざまな環境試験とインテグレーションの業務を担当するもの。対象となるプロジェクトの例としては、Hubble Space Telescope、James Webb Space Telescope、Solar Dynamics Observatory、Lunar Reconnaissance Orbiter がある。(QinetiQ North America)
米 Flight Safety Technologies 社は、同社の携帯 SAM 対策システム・TIICM の実射試験が、今年 2 月に完了していたことを明らかにした。4 月末までに最終報告書がまとまる見込みとなっている。試験に際して同社は、Sanders Design International 社と組んで事前の目標値を設定していたが、これは達成できなかった。とはいえ、シミュレーション通りに機能しており、赤外線関連機材の改修により、システム全体として性能向上を実現できる見通し。それにより、競合製品より優位に立てると説明している。(Flight Safety Technologies)
米 Boeing 社と土 Havelsan 社は、ミサイル防衛分野における両社のパートナーシップを継続することで合意、MoU に調印した。Havelsan 社はソフトウェア開発やシステム開発を手がけている。もともと 2003 年にスタートしたもので、両社のスキル・技術・能力の評価・育成を図るもの。すでに Boeing 社はアメリカ政府から GMD (Ground-based Midcourse Defense) と ABL (Airborne Laser) の契約を得ているが、さらにイギリスなどのヨーロッパ諸国やカナダに対しても、ミサイル防衛を拡大していきたい考え。その一環として、こうした他国企業とのパートナーシップがある。(Boeing)
米 Boeing 社は、イギリスの RAF Lakenheath に F-15E MTC (Mission Training Center) を新設したと発表した。Mountain Home AFB (ID)・Seymour Johnson AFB (NC) に続いて、これで 3 ヶ所目。高い忠実度を発揮するシミュレータを中核とする搭乗員訓練施設で、同地に駐留する 48th FW 麾下の F-15E 飛行隊が搭乗員の訓練に使用する。全周対応のビジュアル装置を備える複座型シミュレータ×2 基、合成環境、教官/オペレーター用ステーション、ブリーフィング/デブリーフィング用ステーションからなる。これより忠実度が低い Manned Combat Stations とリンクした訓練や、米空軍標準の DMO (Distributed Mission Operations) ネットワークへの接続も可能。なお、Mountain Home と Seymour Johnson には 2008 年中に、2 基目の MTC を開設する予定。(Boeing)
米 Northrop Grumman 社は、傘下で暗視装置や電子光学機器を手がけていた EOS (Electro-Optical Systems) 部門について、米 L-3 Communications 社に 1 億 7,500 万ドルで売却する作業が完了したと発表した。今後は社名を L-3 EOS と改めて事業を継続する。(Northrop Grumman, L-3 Communications)
また異議申立でモメないだろうな… (DoD & Contracts & Northrop Grumman 2008/4/22)
米海軍は BAMS UAS (Broad Area Maritime Surveillance Unmanned Aircraft System) 計画について、RQ-4 Global Hawk をベースとする RQ-4N を提案していた米 Northrop Grumman 社案の採用を決定、同社 Integrated Systems 部門 (Bethpage, NY) に対して SDD (System Development and Demonstration) フェーズ分として $1,164,011,648 の契約を発注した。以下の物件を製造・納入する。
UAV×2 機 (所要のミッション ペイロードと通信機器を装備)
Forward Operating Base Mission Control System×1
Systems Integration Laboratory×1
Main Operating Base Mission Control System×1
この計画により、MPRF (Maritime Patrol and Reconnaissance Force) の一環となる無人 ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) プラットフォームを実現することになる。契約担当部門は NAVAIR (Naval Air Systems Command, Patuxent River, MD)。(N00019-08-C-0023)
なお、この件で Northrop Grumman 社とチームを組んでいる企業と、それぞれの担当分野は以下の通り。
Northrop Grumman (Norwalk, CT) : BAMS Multi-Function Active Sensor AESA (Active Electronically Scanned Array) レーダー
Northrop Grumman (Moss Point, MS) : サブアセンブリー製造
Raytheon : Mission Control System、EO/IR (Electro-Optical/Infrared) センサー
L-3 Communications : 通信機器のインテグレーション
Aurora Flight Sciences : V 型尾翼と、その他の複合材料製構造材
Rolls-Royce : エンジン
Sierra Nevada : ESM (Electronic Support Measures) システム
Vought Aircraft Industries : 主翼
機体の最終組立は、フロリダ州 St.Augustine の Northrop Grumman 社 Manufacturing Center で実施する。
今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/22)
Kiewit-General a Joint Venture (Poulsbo, WA) は米海軍から、Strategic Weapons Facility Pacific (Naval Base Kitsap, WA) に Limited Area Production and Storage Complex を建設する工事に関する修正契約を、$27,869,606 で受注した。アクセス道路、支援施設の建物、監視塔・侵入防止フェンス・電気防護壁 (lightning protection system)、その他の関連施設などを建設する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-08-C-6003)
Force Protection Industries, Inc. (Ladson, SC) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) の兵站支援業務に関連する修正契約を $12,635,801 で受注した。データ提供や FSR (Field Service Representatives) の派遣、メンテナンス ワークショップ ブロックと前方展開ブロックをそれぞれ 1 年分、といった内容。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5031/#0004)
Federal Express Charter Programs Team Arrangement (Memphis, TN) は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、航空輸送サービス業務を $1,676,857,474 (修正後の見込額) で受注した。最低保証額 $158,493,329。チーム メンバーは以下の各社。
Air Transport International LLC (Little Rock, AR)
ATA Airlines, Inc. (Indianapolis, IN)
Atlas Air, Inc. (Purchase, NY)
Federal Express Corp. (Memphis, TN)
Northwest Airlines, Inc. (St. Paul, MN)
Omni Air International, Inc. (Tulsa, OK)
Polar Air Cargo Worldwide, Inc. (Purchase, NY)
当初、MRAP 緊急空輸のために発注した契約の修正案件。USTRANSCOM (United States Transportation Command) Acquisition Directorate, Scott AFB, IL (HTC711-07-D-0021)
Daimler Trucks North America, LLC (Portland, OR) は米陸軍から、M916A3 軽装備トランスポーター×600 両、M917A2 ダンプカー×150 両、M917A2 W/MCS ダンプカー×50 両を、総額 $169,990,717 で受注した。TACOM, LCMC, Warren, MI (DAAE07-00-D-S022)
University of Southern Calif. (Los Angeles, CA) は米陸軍から、既存の提携研究機関としての契約について、$40,000,000 分の増額契約を受注した。ここでは Institute for Creative Technologies を設立して、モデリング/シミュレーション関連の研究を行っている。ARDEC (Army Research Development Engineering Command), Durham, NC (W911NF-04-D-0005)
Washington Harris Group, Inc; (Greenbelt, MD) は米陸軍から、メリーランド州 Greenbelt の州兵事務所 (Army National Guard State Surgeons' Offices) で実施する、医科・歯科関連のサポート業務を $12,514,213 で受注した。National Guard Bureau, Arlington, VA (W9133L-08-F-0078)
CSS Global (Ada, MI) は米陸軍から、工兵大隊で使用する土木機械を $6,429,113 で受注した。Joint Contracting Command, Baghdad, Iraq (W91GY0-08-M-0215)
Daimler Trucks, North America LLC (Portland, OR) は米陸軍から、M915 の試験用車両追加分、試験機材、その他の関連サポート業務などを、$5,991,503 で受注した。TACOM, Warren, MI (DAAE07-00-D-S022)
United Technologies Corp., Pratt & Whitney Aircraft Group (East Hartford, CT) は米空軍から、F-22A で使用する F119 エンジンの試験用×3 基を対象として実施する、再生補修作業に関する修正契約を $6,903,409 で受注した。Wright-Patterson AFB, OH (FA8611-05-C-2851)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/22)
カナダの Michael M Fortier 政府公共事業担当相 (Minister of Public Works and Government Services Canada) と Peter Gordon MacKay 国防相は、カナダ海軍の Halifax 級フリゲート×12 隻を対象とする近代化/延命改修・HCM/FELEX (Halifax Class Modernization Frigate Life Extension, 総額 31 億カナダドルを予定) のフェーズ 1 として、加 Halifax Shipyards (Nova Scotia, Canada) と加 Victoria Shipyards Company Ltd. (British Columbia, Canada) に対して、メンテナンスと改修工事を行う契約を発注したと発表した。前者が 7 隻を担当して契約額は 5 億 4,900 万カナダドル、後者が 5 隻を担当して契約額は 3 億 5,100 万カナダドル。12 年分のメンテナンスが基本契約、延命改修がオプション契約となっている。なお、フェーズ 2 となる指揮管制装置の更新・CIC の改修・新型レーダーの装備とマストの再設計を行う CSI (Combat Systems Integrator, 総額 11 億カナダドルを予定) については 2008 年 2 月に RfP をリリースしたところで、2008 年秋の契約を予定。また、CCS (Command & Control System) を対象として行う就役後のサポート業務契約 (プロビジョンとして 3 億カナダドルを予定) についても同様。Platform System Design Agent Contract については、2006 年 10 月に加 Fleetway Inc. が 1 億 5,000 万カナダドルで受注済み。HCM/FELEX は 3 フェーズ構成だが、フェーズ 3 は改修完了後のメンテナンスと補修で、これは艦が退役するまで続く。(Public Works and Government Services Canada)
インド国防省は露 RAC-MiG に対して、手持ちの MiG-29×63 機を対象とするアップグレード改修を 9 億 6,400 万ドルで発注しているが (契約日は 2008/3/7)、それに関連する発表によると、63 機すべての改修が終わるのは 2014 年とのこと。なお、1980 年代に導入した MiG-29 のうち、13 機を減耗している。このほか、昨年 12 月にキャンセルを決めた Eurocopter のヘリコプターについては重ねて、軍用型を提案しておきながら民間型をトライアルに出してきたこと、その機体が装備していたエンジンについても提案内容と食い違っていたことを強調。(Indian MoD)
ヨーロッパの業界団体・ASD (Aerospace and Defence Industries Association of Europe) がベルギーの Brussels で開いた会合の席で、ドル安がヨーロッパの航空宇宙産業界から雇用を奪っている、という懸念が示された。(ドル安のせいで、ヨーロッパからアメリカに輸出する製品が価格競争力を落としているため) ヨーロッパの生産拠点から、ドルで取引できる国に生産拠点を移す動きが生じているため、というのが懸念の理由。しかも移転先の人件費はユーロ圏より 30-40% も安い。こうした事態が続けば、ヨーロッパで働いている 64 万人もの熟練労働者・技術者の将来を脅かす、というわけ。(ASD)
ThalesRaytheonSystems 社はマレーシア国防省から、防空システム (Malaysian Air Defense Ground Environment : MADGE ?) のアップグレードを受注した。契約額は公表していない。SOC (Sector Operations Center) を新設するとともに、同社のフランス拠点で製造する新型の長距離対空レーダー×1 基を導入することになっている。SOC で使用するソフトウェアは同社 (カリフォルニア州 Fullerton 事業所) の開発で、名前は Sentry といい、最近になって米加両国が北米大陸の防空用として稼働を開始した Battle Control System をベースとしている。同社によると、マレーシアは山岳地帯・海岸線・海洋と地形が多彩で、しかも高温地域なので、レーダーに課せられる運用条件は厳しいとのこと。(Raytheon)
米 Harris 社はフィリピン軍 (AFP : Armed Forces of the Philippines) から、同社 RF Communications 事業部が手がけている HF/VHF 無線機・Falcon II を 総額 7,960 万ドルで受注した。背負式 HF 無線機 RF-5800H と、携帯式 VHF 無線機・RF-5800V という内訳。さらに支援機材、スペアパーツ、補修用パーツ、訓練、兵站支援業務もセット。2009 年からデリバリーを開始する。RF-5800H は戦術レベルで使用する無線機で、音声/データ通信が可能、バッテリ寿命の延伸を図っている。RF-5800V は分隊レベルで使用する携帯無線機で、GPS 機能を組み込み、IP 通信が可能。(Harris)
Gripen International は、4/23 に Gripen Demonstrator をロールアウトさせると発表した。JAS39 Gripen に最新技術をいろいろ取り入れて、2040 年まで運用できる能力を持たせた機体だという説明。ロールアウトの模様は、Web サイトでもライブ中継するとしている。(Gripen International)
米 SRA International 社は、米国防総省の JPEO (Joint Program Executive Office)・JTRS (Joint Tactical Radio System)・NED (Network Enterprise Domain) から、プログラム管理、調達・財務支援、情報保全、兵站/技術管理、ソフトウェアやシステムのエンジニアリング、試験・評価といった業務の 5 年契約を、1 億 800 万ドルで受注した。(SRA International)
米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社は先に米陸軍から、M1 Abrams 戦車の TUSK (Tank Urban Survivability Kit) 関連の案件として装填手用の防盾 (Loader's Armor Gun Shields)×2,832 セットを 4,500 万ドルで受注しているが、さらに装填手用の熱線サイトと狙撃対策装備用のマウント (Loader's Thermal Weapon Sights and Counter-Sniper Anti-Materiel Mount) を、1,200 万ドルで受注した。装填手が市街戦で交戦する際に安全性を高めて、さらに夜間の視界改善や、狙撃してきた敵に対して 12.7mm 機関銃で応戦する機能を持たせる。(GDLS)
米 iRobot 社は、米陸軍向けの FCS (Future Combat System) 計画で LSI (Lead Systems Integrator) を担当している Boeing・SAIC の両社と、FCS を構成する SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle) の開発加速に関する合意をまとめたと発表した。600 万ドルの契約で SUGV×25 両を納入、当初よりペースを速める試験作業に供することになったというもの。同社は 2003 年に SUGV 担当に選定されており、累計受注額は今回の分も合わせて 6,300 万ドルに達している。また、FCS 以外では爆弾処理などの用途に PackBot シリーズを累計 1,400 両あまり納入している。(iRobot)
米 Aurora Flight Sciences 社と米 Boeing 社は DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、5 年間にわたって連続対空が可能な革新的航空機 "Vulture" のフェーズ 1 開発契約を受注した。ISR (Intelligence, Surveillance, Reconnaissance) や通信といった用途を想定しており、ペイロードは重量 1,000lb・電力 5kW、オン ステーション位置を維持できる率を 99% に設定している。開発に際しての課題としては、エネルギー管理と信頼性確保が挙げられている。フェーズ 1 では概念定義、信頼性と任務成功度に関する分析、そして最後に SRR (System Requirements Review) を実施する予定。2 社のうち Aurora 社が開発するのは "Odysseus" と称する太陽電池駆動の航空機で、夜間は昼間のうちにバッテリに蓄えた電力を使用する。同社と企業チームを編成しているのは以下の面々。
BAE Systems : ペイロード、センサー、運用・配備コンセプトを担当
C.S. Draper Laboratories : 高信頼性の電子機器と制御系統を担当
Sierra Nevada Corp. : 自律再給油システムを担当
一方、Boeing 社は 380 万ドルの契約を受注、英 QinetiQ と組んで作業にあたる。こちらは、QinetiQ が Joint Capabilities Technology Demonstration 計画の下で米英両国向けに開発している Zephyr の技術を活用した機体を作る。(Aurora Flight Science, Boeing) [なお、この 2 社以外に Lockheed Martin 社も同様の契約を受注している]
米 Boeing 社と米 Ball Aerospace and Technologies 社からなる、SBSS (Space Based Space Surveillance System) ブロック 10 チームは、ペイロードで使用する電子機器と高速ジンバルの完成、それとセンサーの試験完了について発表した。これによりハードウェアのうち 85% が完成、ペイロードのインテグレーションと試験を始めることができると説明している。SBSS はジンバルと可視光線センサーの組み合わせにより、宇宙空間で物体の探知を行う。これを制御するのが Boeing 社製のコンピュータ。インテグレーションを開始する前に、500lb のペイロードを載せたジンバルが設計上の最高速度で首振りをできるかどうかを確かめることになっている。これを支えるのが、Ball Aerospace 社が開発したベリリウム ヨーク。(Boeing)
欧州委員会 (EC : European Commission) は、仏 Roxel 社による仏 Protac 社の買収を承認した。どちらもミサイルの固体燃料ロケット モーターなどを手がけている企業で、Protac 社は現在、独 Bayern-Chemie (Bayern-Chemie Gesellschaft fur flugchemische Antriebe GmbH) の傘下にある。その Bayern-Chemie 社は 2007 年 7 月に、MBDA 社が買収している。買収元の Roxel 社は、MBDA 社と仏 SNPE Materiaux Energetiques S.A. 社が設立したジョイント ベンチャー。(European Commission)
米 SAIC (Science Applications International Corp.) は、レーザー関連製品や軍隊向けの訓練・試験機材を手がけている Icon Systems 社の買収を完了した、と発表した。訓練機材の分野における地歩を強化するのが狙い。Icon Systems 社の製品としては、MILES (Multiple Integrated Laser Engagement System) や TESS (Tactical Engagement Simulation System) がある。買収後は、SAIC 社の Analysis, Simulations, Systems, Engineering and Training 部門で業務を継続する。(SAIC)
米 Lockheed Martin 社と Rice University が、航空宇宙・防衛分野におけるナノテクノロジーの応用について、LANCER (Lockheed Martin Advanced Nanotechnology Center of Excellence at Rice) において共同研究に乗り出すと発表。6 月に第一陣として、6 件の研究プロジェクトを選定する。LANCER は Rice Univ. の Richard E. Smalley Institute for Nanoscale Science and Technology に設置するとのこと。LM 社はカーボンナノチューブの研究に、今後 3 年間で 300 万ドルを支出する。航空機や衛星を製造する際に使用する軽量素材としての可能性を考えている由。(Lockheed Martin)
Airbus 社と米 Pratt & Whitney 社は、P&W 社が開発を進めている GTE (Geared Turbofan Engine) を、Airbus 社が試験用に保有している A340 に搭載して試験飛行を行う、という内容の合意をまとめた。2008 年の第四四半期に実施予定。環境対策として新しいエンジン技術を研究する際の、対象のひとつという位置付け。
今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/21)
Northrop Grumman Electronic Systems (Linthicum Heights, MD) は米陸軍から、SAR/GMTI (Synthetic Aperture Radar/Ground Moving Target Indicator) を $42,504,058 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-08-C-P427)
Watts Constructors (Honolulu, HI) は米陸軍から、ハワイ州 Hickam AFB の燃料供給システム (hydrant fuel system) 交換工事を $23,464,255 で受注した。Army Engineer District, Honolulu, HI (W9128A-08-C-0009)
BAE Systems Information and Electronic Systems Integrated (Lexington, MA) は米陸軍から、OR-336/A Cooler Dewar Group×880 セットと DT-635 Detector Dewar×261 セットを、総額 $13,181,799 で受注した。AH-64 Apache 攻撃ヘリや M2 Bradley 歩兵戦闘車に装備する、情報戦・電子戦・暗視装置関連機材。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-07-C-W004)
SFA, Inc. (Frederick, MD) は米陸軍から、戦術浄水システム (tactical water purification system)×1,500 セットを $13,068,034 で受注した。TACOM LCMC, Warren, MI (DAAE07-02-D-T001)
CJW Construction, Inc. は米陸軍から、Huachuca City Waste Water Treatment Plant Lagoon (Fort Huachuca, AZ) を起点とする、総延長 40,000ft 分の下水本管 (40,000 linear feet of sewer force main) を建設する工事を $9,305,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Los Angeles, CA (W9128A-08-C-0009)
Technical Communications Corp. (Concord, MA) は米陸軍から、高速暗号化装置 (Military High Speed Ciphering System)・DSD 72-A-SP Arecal-II を $5,750,452 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-08-C-C007)
DM Constructors, Inc. (Carlsbad, CA) は米海軍から、Naval Base, Guam の下水処理施設を対象とする補修・更新工事を $36,239,200 で受注した。Apra Harbor の下水処理施設に対して、建設当初の能力を取り戻すための工事を行うもの。さらに信頼性と効率の向上を図る。CLIN (Contract Line Item Number) 0001 : $34,647,200、CLIN 0002 : $775,000、CLIN 0003 : $817,000 といった内訳。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Pacific, Pearl Harbor, HI (N62742-08-C-1316)
Dillon Aero, Inc. (Scottsdale, AZ) は米海軍から、Mk.44 Mini Gun を $30,000,000 で受注した。支援機材も含む。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Crane Division, Crane, IN (N00164-08-D-JN32)
Rolls Royce Naval Marine, Inc. (Walpole, MA) は米海軍から、DDG-1000 計画で使用するタービン発電機 (Baseline Tactical ATG (Auxiliary Turbine Generator))、関連するエンジニアリング サービス業務とサポート業務を、総額 $7,976,358 で受注した。1 番艦に搭載するものと同じ仕様で、ペンシルバニア州 Philadelphia の陸上試験施設に設置する。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-4203)
Teledyne Scientific Co. (Thousand Oaks, CA) は米海軍から、2006/6/30 に受注した BAA (Broad Agency Announcement) No. N66001-05-X-6030 に関する研究作業のオプション契約分を、$7,056,865 で受注した。18 ヶ月間の期間延長。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency)・Microsystems Technology Office の案件で、広帯域・ローノイズのマイクロ波増幅装置・Feedback Linearized Microwave Amplifier を研究・開発するもの。これで総額は $12,049,069 に上昇した。Space and Naval Warfare Systems Center San Diego, San Diego, CA (N66001-06-C-2025)
Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、CNSS (Committee on National Security Systems) 向けの計画分析作業を行う Technical Area Task を、$9,604,464 で受注した。この分析結果を受けて、CNSS は重点分野の開発・文書化作業を実施する。Offutt AFB, NE (SPO700-98-D-4002/DO 0335)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/21)
モロッコの首都 Rabat を訪問している Francois Fillon 仏首相は、仏 DCNS 社がモロッコ海軍から FREMM フリゲートをベースとする多任務フリゲート×1 隻を受注したことを認めた。対空戦・対水上戦・対潜戦で先進的な能力を実現するとともに、最新技術の導入で整備の負担を減らし、乗組員の数も抑えられるという説明。FREMM フリゲートはフランスとイタリアが合計 27 隻の建造を計画しているが、海外カスタマー獲得は今回が初めて。搭載兵装は、Herakles 多機能レーダー、MU90 対潜魚雷、MM40 Exocet 対艦ミサイルなど。(DCNS)
BAE Systems 社は、F-35 Lightning II 量産初号機の後部胴体製造に着手、使用する材料の切り出しを開始したと発表した。2010 年に米空軍に配備する機体のもので、昨年 12 月に CTOL 型×2 機分を 2,500 万ポンドで受注した、低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) 分の契約による。後部胴体の製造で使用する材料のサプライヤーは、Hyde 社の Manchester 工場。サプライヤーから納入したコンポーネンツは BAE Systems 社の Samlesbury 工場 (Lancashire, UK) に搬入して後部胴体の形に組み立てて、それを Lockheed Martin 社の Fort Worth 工場 (TX, USA) に送って完成品の機体とする。(BAE Systems)
10 日後に、F-16A/B の後継となる新戦闘機の提案締め切りを控えているノルウェーで、Kristin Halvorsen 財務相が「既存戦闘機のアップグレードによる延命についても、検討の必要がある」として、新戦闘機の調達を先送りして F-16A/B をアップグレードする可能性を匂わせる発言を行った。ただし、「あくまで可能性のひとつ」としている。この件では現在、米 Lockheed Martin 社が F-35 Lightning II、スウェーデンの Saab 社が JAS39 Gripen を売り込んでおり、数千ページに及ぶ提案書の準備に加えて、多額の資金を投じたマーケティング活動を展開しているところ。Gripen の方が安価だが、スウェーデンが NATO 加盟国ではない点が問題になるのでは、という見方もある。(Aftenposten)
UAE (United Arab Emirates) 陸軍は、BAL Bauer Industries 社に対して、瑞 MineWolf Systems 社製の地雷処理車両・MineWolf を発注した。契約額は数百万ユーロの規模になるとのこと。2006 年にトライアルを実施、砂漠地帯でも地雷の弾片を地上に掻き出せるように追加改修を加えた上で、導入を決定したもの。契約締結から 6 ヶ月後に納入するほか、要員の訓練も実施することになっている。MineWolf は前面に対人地雷・対戦車地雷の両方に対応する処分機材 (tiller または flail) を備える装軌車両で、これが中東で受注を決めたのは初めてのこと。スーダン、ヨルダン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアといった国で、すでに地雷除去を実施した実績がある。MineWolf Systems 社によると、MineWolf は 2004-2007 年にかけて、ヨーロッパ・アフリカ・中東で、合計 1,500 万平米の土地に対する地雷処理を実施したとのこと。(MineWolf Systems)
米 General Tactical Vehicles (AM General と GDLS (General Dynamics Land Systems) のジョイント ベンチャー) 社は、米陸軍と米海兵隊が進めている HMMWV (High Mobility Multi-purpose Wheeled Vehicle) 後継車計画・JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) の TD (Technical Development) フェーズについて、提案書を提出したと発表した。同社では、「過去 120 年にわたる経験の蓄積を活かして設計・製造・サポートを行う」「生存性を最大限とした上で、最適な動力性能と搭載能力を持たせた」「システムやコンポーネンツの共通性を持たせた上でモジュラー装甲と組み合わせて、防禦力と搭載能力を実現している」と述べている。車体はハイブリッド構成の床構造を使用、高さを抑えるとともに爆風への耐性を実現。懸架装置はパラレル アーム式で車高調整機能を持ち、地雷対策とともに輸送時の積載性にも配慮、さらに機動性・快適性・安全性を両立させるセミアクティブ サスペンションを導入。コックピットはデジタル化してネットワーク時代に対応。車両本体と同等の機動性を持つモジュラー式トレーラーも用意。(General Tactical Vehicles)
チェコの AERO Vodochody 社は米 Sikorsky Airctaft 社 (SAC : Sikorsky Aircraft Corp.) に対して、S-76C の 200 号機を納入した。2000 年の受注以来 5 年間で 100 機、続く 2 年間でもう 100 機を納入した格好。受注の増加により、生産ペースも速くなっている。同社は駆動系 (dynamic parts) を除く S-76C の製造・組み立てをすべて (機体構造、油圧系統、電気系統、アビオニクス)、それと搭載システムの地上試験を担当している。また、現在開発中の S-76D についても、機体構造の製造を担当している。この件以外に同社が手がけている案件としては、Alenia Aeronautica (C-27J Spartan の CWB (Center Wing Box))、Latecoere (Embraer 170/190 のサブアセンブリー)、Boeing (F/A-18 のガンベイドア)、Spirit Aerosystems (B.747 のサブアセンブリー)、EADS (A320 と A340 のサブアセンブリー)、Vought Aircraft Industries (B.747 のパーツ) といったものがある。(Aero Vodochody)
伊 SELEX Sistemi Integrati 社は、マレーシアにおける同社のプレゼンスなどについて説明、地元・Comintel 社と共同で設立した Comlenia 社は、同国海軍の Laksamana 級コルベットが搭載する Selex 社製品を対象とする兵站支援や技術面のサポートを担当しているとのこと。また、マレーシアの投資家と組んで AAT (Advanced Air Traffic) 社を設立、航空管制機材のサポートやメンテナンスを担当しているとのこと。マレーシア軍も Selex 社製のレーダー・RAT 31/DL (NATO 加盟国でも多数の採用実績がある由)×3 基と指揮管制装置を導入している。RAT 31/DL は 500km のレンジを持つ L バンドの 3 次元フェーズド アレイ レーダーで、固定設置型の FADR (Fixed Air Defence Radar) と可搬式の DADR (Deployable Air Defence Radar) がある。沿岸警備隊向けには、排他的経済水域 (EEZ : Exclusive Economic Zone) 監視用のシステムと関連ソフトウェアからなる、VTMS (Vessel Traffic Management System) を売り込み中。さらに DSA 2008 展示会では防空システムや各種艦載電子機器、航空管制関連製品、SSS (Sea Surveillance System) を展示。SSS は、X バンドと S バンドのレーダー、閉回路テレビ (CCTV)、VHF 方向探知機 (DF : Direction Finder) を組み合わせて構成する。海賊・密輸・密航・違法漁業対策が想定用途。(SELEX Sistemi Integrati)
不正請求はダメよ (DefenseNews 2008/4/17, KBR & DynCorp & Fluor via Defense-Aerospace.com 2008/4/21, US Army via Defense-Aerospace.com 2008/4/22)
米陸軍は、DynCorp International (Fort Worth, TX)、Fluor Intercontinental (Greenville, SC)、KBR (Kellogg, Brown and Root services, Houston, TX) の 3 社に対して、LOGCAP IV (Logistics Civil Augmentation Program IV) 契約を発注した。1 社あたり年間最大 50 億ドルの 10 年契約。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 9 年分で、すべて実現すれば 10 年間の案件になる仕組み。2007 年 6 月に今回と同じ 3 社の採用が決まったものの、選に漏れた企業から GAO (Government Accountability Office) に対して異議申立があり、それを受けて陸軍が提案のやり直しを各社に要求。その結果、元と同じ顔ぶれで今回の契約実現となった次第。
糧食・水・スペアパーツなどの供給、給養施設・住宅施設・排水処理・郵便・厚生関連などのサービス、通信・輸送、施設の維持管理などを担当する。この LOGCAP IV では、個別の要求ごとに先の 3 社によるコンペティションを実施して、タスク オーダーを出して実現する形になる。ちなみに、米陸軍によると業務の分類は以下の通り (原文ママ)。
Supply operations, such as the delivery of food, water, fuel, spare parts and other items;
Field operations, such as dining and laundry facilities, housing, sanitation, waste management, postal services, and morale, welfare and recreation activities; and
Other operations, including engineering and construction, support to communication networks, transportation and cargo services, and facilities maintenance and repair.
米陸軍によると、KBR 社は 2007 年に米中央軍関連で 49 億ドル分の契約を受注しており、南西アジア戦域で 50,000 名を雇用していたとのこと。その KBR 社の説明では、LOGCAP III の契約期間すべてを通じて同社が兵士に提供した食事は 7 億 2,000 万食、輸送任務に就く車両隊の走行距離累計は 4 億マイル、水 120 億ガロンと氷 2 億 6,700 万トンとのこと。同社は第二次世界大戦中の米海軍の艦艇建造を支援したのに始まり、1965 年にベトナムの Phan Rang AB で米軍向けの兵站支援業務を開始、バルカン半島での平和維持活動に続いて、現在ではイラク・アフガニスタン・ジブチ・グルジア・クウェートで米軍向けの兵站支援業務を実施している。このほか、ソマリアでの人道支援活動や、ルワンダ・ハイチでの軍隊向け支援業務も担当している。
一方、DynCorp International 社は 1997-2002 年の LOGCAP II を担当、それ以前にも兵站支援などの業務を受注した実績がある。Fluor 社は、ITT Industries 社と組んで LOGCAP IV の受注を獲得した。
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoD 2008/4/23)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 570 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 79,049 名、海軍 5,211 名、空軍 9,554 名、海兵隊 8,496 名、沿岸警備隊 347 名。
USCENTCOM 司令官人事 (AFPS 2008/4/24)
Robert M.Gates 国防長官は、現 MNF-I (Multinational Force Iraq) 司令官の David H. Petraeus 陸軍大将を、米中央軍 (USCENTCOM) の次期司令官に指名したと発表した。上院の承認が得られれば、この人事が実現する。
なお、後任の MNF-I 司令官については、2 ヶ月前まで Multinational Corps Iraq 司令官を務めていた Raymond T.Odierno 大将を指名する。同大将は陸軍参謀次長への指名が決まっていたが、そちらは撤回。代わりに、現在は国防長官の軍事補佐官を務めている Peter Chiarelli 中将を大将への昇進とセットで、次期参謀次長に指名することになった。
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戦争・紛争
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/24)
22 日、アフガニスタンの Bari Kowt で米空軍の F-15E が、敵が陣取って射撃拠点にしていた洞窟を GBU-31/B で爆撃。Now Zad には仏空軍の Mirage 2000 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 9 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Baghdad 近郊で敵の武器集積所と車両を、米空軍の MQ-1B が AGM-114 で破壊。この日の近接航空支援ミッションは 66 件、ISR ミッションは 21 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/4/24)
22 日、Khowst 省の Jaberi 地区でアフガニスタン軍と聯合軍が合同作戦を実施、タリバン関係者 1 名を拘束。爆弾製造を行っている拠点の捜索を実施した際の出来事。
21 日には、Kandahar 省の Panjwayi 地区で実施した捜索の際に、自爆テロリストや爆弾製造担当者の人集め、それと資金調達を担当していた、タリバン関連組織の首領と、その関係者 1 名を拘束している。
今日のイラク (AFPS 2008/4/24)
イラク軍と聯合軍が Baghdad 北方の Khan Bani Saad で実施した作戦で、6 名を拘束、複数の武器集積所を発見。最初に拘束した 3 名のうち 1 名は、イランで武器取り扱いの訓練を受けていたとのこと。
Baghdad 北東で、米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘チームが IED 設置現場を発見、犯人を射殺。別件で、第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームの UAV が、迫撃砲を車両に積み込んで逃走しようとしている犯人 2 名を発見、発進後に AGM-114 を発射して車両ごと破壊。さらに別件で、同旅団に配属されている第 2 Stryker 聯隊・第 1 大隊が、小火器で撃ってきた敵と交戦、敵 1 名が死亡。
Baghdad 東部では、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームのパトロール隊に対して、RPG や自家製爆弾による攻撃があり、反撃して敵 6 名が死亡。別件で、やはり RPG で攻撃を受ける事件があり、反撃して敵 5 名が死亡。
Baghdad の Abu Ghraib では、第 21 歩兵聯隊・第 2 Stryker 騎兵聯隊・第 1 大隊が、爆弾製造の容疑者 1 名を拘束。Baghdad の Rashid 地区では、第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームがパトロール中に、イラン製 107mm ロケット 4 発を発見。
21 日、第 33 騎兵聯隊・第 1 大隊が Yusifiyah で武器集積所を発見。AK-47 自動小銃と、PKC 機関銃の弾薬。Jisr Diyala では、"Sons of Iraq" からの通報により、Multinational Division Center 麾下、米陸軍・第 1 騎兵聯隊・第 3 大隊が武器集積所を発見。EFP 2 発があり、うち 1 発は高さを可変式にするスタンドを取り付けてあった。Baghdad 南部・Rashid 地区では、Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームに配属された第 64 機甲聯隊・第 4 大隊・C 中隊の兵士がイラク側の警察とともに調査を行い、RPG 発射機 3 基と RPG 10 発を発見。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/22)
21 日、アフガニスタンの Now Zad、Sangin、Shindand に仏空軍の Mirage 2000 が、Bermel に英空軍の Harrier GR.7 が、Lawara に米空軍の F-15E が、Bagram に米空軍の A-10 が、それぞれ出動。Bari Kowt では、友軍と交戦中の敵を米空軍の F-15E が GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Kandahar では敵兵と敵が陣取る建物を米空軍の MQ-9 が GBU-12/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 47 件、ISR ミッションは 12 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Ad Diwaniyah と Baghdad に出動。この日の近接航空支援ミッションは 67 件、ISR ミッションは 26 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日のイラク (AFPS 2008/4/22)
12 日の作戦で得た情報に基づき、聯合軍が Salahuddin 省でアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施、21 名を拘束。Sharqat では、聯合軍部隊に向かって突っ込んできた人がいて、敵対行動と見なされて射殺された。また、現場の建物内部で自家製爆薬などを発見、破壊処分。Kirkuk では、イラク軍と聯合軍がアルカイダ関係者とみられる容疑者 1 名を拘束。
21 日、聯合軍の AWT (Aerial Weapons Team) が、RPG を持っている敵 2 名を AGM-114 で攻撃、いずれも死亡。米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームが前路啓開任務中に自家製爆弾による攻撃、さらに銃撃を受けたために反撃、敵 3 名が死亡。Multinational Division Baghdad 麾下の地上部隊と AWT は、Baghdad 各地で交戦して敵 7 名が死亡。
New Baghdad 地区で米陸軍・第 66 機甲聯隊・第 1 大隊のパトロール隊が小火器と RPG による攻撃に遭遇、反撃して敵 3 名が死亡。その 40 分後に再び小火器による攻撃があり、反撃したところ敵は逃亡、敵の車両を破壊。同大隊は別件で、やはり敵の攻撃を受けて AWT の支援を要請、AGM-114 で攻撃して敵が死亡している。また、同大隊の M1A2 戦車がロケットを所持した敵と交戦、ロケット、ロケット発射機、武器を積んだ車両を破壊。
同じ New Baghdad 地区では、車同士で武器の積み替えをやっている現場を聯合軍の AWT が発見、攻撃して敵 2 名が死亡、車両を破壊する事件も。Baghdad 西方では、地元住民が 82mm 迫撃砲・120mm 迫撃砲・7.62mm 弾を発見。Sadr City では、監視哨にいた米陸軍・第 2 Stryker 大隊の兵士が敵 2 名による攻撃を受けて反撃、敵は 2 名とも死亡。
20 日、地元住民からの通報により、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チーム・第 320 野戦砲兵聯隊・第 3 大隊・A 中隊が、Ci Ci Bar Canal で武器集積所 2 ヶ所を発見。120mm 迫撃砲弾、信管、23mm 機関砲弾、自動車爆弾、自家製爆薬といった内容。Baghdad 南部の West Rashid 地区でも、"Sons of Iraq" メンバーからの通報で、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームがイラク軍の車両に自家製爆薬を仕掛けてあるのを発見。JSS (Joint Security Station) Risalah から出たパトロール隊は、地元住民からの通報で RPG 2 発を発見。イラク陸軍・第 4 師団は Tamim 省で、犯罪組織の首領 1 名などを拘束。爆弾攻撃や銃撃、Hawijah における武器密輸に関与した容疑。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/21)
21 日、アフガニスタンの Bari Kowt と Orgune に米空軍の F-15E が、Farah に仏空軍の Mirage 2000 が、Bagram に米空軍の A-10 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 38 件、ISR ミッションは 6 件、英空軍による戦術偵察が 2 件。
イラクでは、Baghdad で敵が陣取る建物を米海軍の F/A-18 が GBU-38/B で爆撃。別件で、自動車のトランクからロケット発射機を降ろしている現場を米空軍の MQ-1 が AGM-114 で攻撃。Basra には米海軍の F/A-18E/F が出動。この日の近接航空支援ミッションは 52 件、ISR ミッションは 26 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察が 8 件。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/20)
19 日、アフガニスタンの Gardez と Bari Kowt に米空軍の F-15E が、Lwara と Jalalabad に米空軍の A-10 が、Orgune に米空軍の A-10 と英空軍の Harrier GR.7 が、それぞれ出動。Garmsir では敵が陣取る建物を米空軍の B-1B が GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Bermel では米空軍の A-10 が敵陣を 30mm 機関砲で攻撃。Kandahar では米空軍の MQ-9 が敵を AGM-114 で攻撃。この日の近接航空支援ミッションは 30 件、ISR ミッションは 10 件、英空軍による戦術偵察が 2 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Basrah で敵陣を GBU-38/B で爆撃したほか、Tikrit に出動。この日の近接航空支援ミッションは 61 件、ISR ミッションは 21 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察が 8 件。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/19)
18 日、アフガニスタンの Bermel、Khowst、Lwara に米空軍の F-15E が、Zormat に米空軍の A-10 が、Now Zad に仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 45 件、ISR ミッションは 10 件、英空軍による戦術偵察が 2 件。
イラクでは、米海軍の F/A-18E/F が Baghdad に出動。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 27 件、米海軍と英空軍による戦術偵察が 4 件。
今日のイラク (AFPS 2008/4/21)
在イラク聯合軍は 4/18-21 にかけて、アルカイダ関連組織やイランの後援を受けている "special group" の掃討作戦を実施、その際の交戦で敵 23 名が死亡、42 名が拘束された。Multinational Division Baghdad 参謀長の Allen Batschelet 大佐は、「政治組織を目標とするものではない。Baghdad における騒擾の主な原因である、イランの支援を受けたグループが標的だ」と説明。
Mosul では作戦 2 件でアルカイダ関連組織の首領 1 名と、その関係者 1 名を拘束。Baghdad では、第 10 騎兵聯隊・第 7 大隊が East Rashid 地区で、武器や爆弾製造材料を運んでいた 2 名を拘束。第 21 歩兵聯隊・第 1 大隊が Adhamiyah 地区で IED を設置していた犯人 5 名を発見して交戦、3 名が死亡、2 名が負傷、IED は爆発。第 21 歩兵聯隊・第 1 大隊は PKC 機関銃×3 挺と AK-47×3 挺と RPG で武装した敵と、Stryker 装甲車の支援を受けながら交戦。敵 7 名が死亡、さらに AK-47 を持って近くの屋根上に陣取っていた敵 2 名も死亡。
Sadr City では、聯合軍の監視哨に対する銃撃があり、反撃して敵 1 名が死亡、2 名が負傷。Rashid 地区の Zubaida では、第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームが爆薬 14 ブロックを発見。別件で、ロケット攻撃の後で UAV が、ロケット発射機を車両に積み込んでいる犯人 5 名を発見、追跡して AGM-114 で攻撃、車両とロケット発射機を破壊、犯人 2 名が死亡。Baghdad 東部では、武器を運んでいる敵と第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームが交戦、UAV からミサイルを発射して敵 3 名が死亡。
このほか、20 日には "special groups" の首領 1 名とその他 3 名を Baghdad の Kadamiyah 地区で拘束、Baqouba では外国人テロリストのアジトと見られた建物を狙った作戦で敵 4 名が死亡、4 名を拘束。
Hakara で 19 日、Basra で 18 日にそれぞれ、地元住民からの通報により武器集積所 3 ヶ所を発見。前者は イラク陸軍と MND-Center (Multinational Division Center) が、後者は Quibla 地区で "Operation Charge of the Knights" を実施していたイラク陸軍・第 9 師団・第 35 旅団・第 1 大隊と MND-SE (Multinational Division Southeast) が、Abu Eid 橋の近くでは MND-Center (Multinational Division Center) 麾下、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チーム・第 187 歩兵聯隊が出動。
18 日、Samarra と Baghdad 南方で聯合軍が 4 名を拘束。別件で、Baghdad 南方で聯合軍が建物 1 棟を確保、爆弾製造材料の調達担当 1 名を拘束。Beiji では作戦 3 件を実施、逃走を試みて撃たれた敵 1 名、お尋ね者 2 名、その他 12 名を拘束。Mosul では作戦 2 件で敵 3 名が死亡、7 名が拘束された。うち 1 名はテロ組織の首領を匿っていた容疑が。
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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