今週の軍事関連ニュース (2008/04/29)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/4/24-25)
  • アメリカの主要防衛関連企業について、2008 年第一四半期の業績が出揃った。
    • Northrop Grumman : 売上は前年同期の 73 億 1,000 万ドルから 77 億 2,000 万ドルに増えたが、艦艇建造遅延に起因する損失で利益は 3 億 8,700 万ドルから 2 億 6,400 万ドルにダウン。通期では 330 億ドルの売上を見込む
    • General Dynamics : 売上は前年同期の 63 億ドルから 70 億ドルに、利益は 4 億 3,400 万ドルから 5 億 7,200 万ドルに増加。売上のうち 20 億ドルを combat systems segment が稼ぎ出した。MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) については、今期は大きく貢献したが、この後は急落すると予想。information and systems technology 部門については、今期は 1% 減となったがバックログが 8 億ドル分ある
    • Lockheed Martin : 売上は前年同期の 92 億 8,000 万ドルから 99 億 8,000 万ドルに、利益は 6 億 9,000 万ドルから 7 億 3,000 万ドルに増えた
    • Boeing : 売上は前年同期の 153 億 7,000 万ドルから 159 億 9,000 万ドルに、利益は 8 億 7,700 万ドルから 12 億 1,000 万ドルに増えた
    • Raytheon : 売上は前年同期の 48 億ドルから 53 億 5,000 万ドルに、所得は 3 億 4,600 万ドルから 3 億 9,800 万ドルに増えた
  • マレーシアの Kuala Lumpur にある Putra World Trade Centre で 21 日から開催している、第 11 回目となる DSA (Defence Services Asia) 2008 展示会の席で、イランの兵器輸出担当部門・Ministry of Defense Logistics and Exports がスポンサーとなっているイラン製品のパビリオンが撤去される騒ぎがあった。規模は小さいが、9 社が出展していたとのこと。公式な説明は「出展費用が未払いだから」というものだが、米独英仏の大使館が「イランの展示品が、国連安保理決議 1747 号・1803 号に違反している」として撤退するよう圧力をかけた、という説が。まず開催 2 日前の 19 日に主催者側がイランのパビリオンにカーテンを掛けてから撤収させたが、21 日の深夜に再搬入して 22 日に展示を再開、しかし安保理決議違反という理由で直ちに再撤収させられた、という話。ちなみに、決議 1747 号とは国連の通常兵器登録制度に載っている品目の輸出禁止。
  • 24 日にペルシア湾で、米軍がチャーターした貨物船・Westward Venture が不審船に警告射撃を行う事件が発生。現場はイランの沿岸から数十浬 (dozens of miles) 離れていたという説明。2 隻の高速艇が数百 m の間隔をとって接近してきた、と説明されている。イラン側は関与を否定。実のところ、この手の小競り合いはしばしば発生しているが、(軍艦ではなく) チャーターした貨物船が関わる事例は珍しい。
  • 武器禁輸対象になっているジンバブエに向けて、武器を搭載して向かっていた中国の貨物船・An Yue Jiang が、荷揚げを諦めて本国に撤収を開始。アメリカが近隣諸国 (アンゴラ、南アフリカ、モザンビーク、ナミビア) に対して荷揚げを行わないように圧力をかけたため、行き先がなくなってしまった。南アフリカの報道によると、積荷は銃弾 300 万発、迫撃砲弾 3,000 発、RPG 1,500 発とのこと。

今日の泥仕合 (Boeing & Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/4/25)
米 Boeing 社は KC-X に関して、「KC-767 は KC-30 よりもリスクの低い選択肢であり、しかもコスト・製造・スケジュール・能力といった分野でも有利だ」と主張。KC-30 の方がコストもリスクも高いのに、イレギュラーな評価過程によって採用を勝ち取ったとしている。また、EADS と Northrop Grumman はこれからパートナー企業を募り、工場を用意して、異なる文化や技術標準のすりあわせを行い、所定のスケジュールと予算で空中給油機を製造・納入しなければならない (それに対して Boeing 社にはそうした問題はない) とも主張している。そして、KC-30 の製造に際してはフランスの Toulouse で製造した機体をドイツの Dresden で貨物機に改修して、さらにそれをスペインの Madrid で給油機に改修して、それからやっとアメリカ・フロリダ州 Melbourne に持ち込んで完成品にしなければならないと主張。もしも製造過程で給油機としての仕様を盛り込むのであれば、製造プロセスそのものを変えなければならないともいっている。
一方、米 Northrop Grumman 社は Boeing 社が Washington Post 紙に出した広告に対して反論、Boeing 社は評価条件が一貫性を欠いていたと主張しているが、実際には明白なものであり、評価条件 5 分野のうち 4 分野で KC-30 が勝っていた、とする主張を繰り返した。Boeing 社が主張する製造面のリスクについては、KC-767 こそ前例がないほどリスキーであり、しかも日本とイタリア向けの KC-767 はスケジュールが遅延したではないか、それに対して KC-30 のデモンストレーターは予定通りに完成した、と主張。Boeing 社が主張する「過去の給油機製造の実績」については、KC-30 だってすでに 5 ヶ国から受注を勝ち取っている、と反論。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/25)
  • アメリカ政府は特定の議会関係者に対して、「北朝鮮がシリアの核開発計画を支援していた証拠」についての説明を実施。2007/9/6 の爆撃で施設が破壊されるまで、シリアは同国東部の砂漠に設置した原子炉によるプルトニウム製造計画を推進していた、とした。もちろん施設の存在は IAEA (International Atomic Energy Agency) に申告しておらず、しかも爆撃で破壊された後に、直ちに証拠隠滅を図ったとしている。そして、こんな秘密裏にやっている核開発計画が「平和目的」とは考えられない、とした。なお、この核施設に関する情報は IAEA にも提供しており、シリアはこの件に関して釈明しなければならない、としている。しかもシリアはテロ支援国家であり、レバノンを不安定化しており、イラクには外国人テロリストを入り込ませており、自国の国民を弾圧している、国際社会との関係を改善したければ、こうした態度を改めなければならない、と付け加えた。そして、かかる国家が核技術を手に入れる事態を憂慮する、としている。(White House Press Office)
  • Vice Fund のマネージャを務める Charles Norton 氏は、「(一般に思われているのと違って) アメリカの大統領が民主党と共和党のどちらから出るかという点と、国防支出の多寡との間には相関関係はない」と説明。国防予算の多寡は脅威レベルの程度によって決まるものであり、そして現在はイラン・北朝鮮・インド/パキスタン・中国と、不安定要因はたくさんあるとした。また、将来の戦争は現在以上にテクノロジー依存型になるとみている。したがって、研究・開発・装備調達にはもっと多くの資金を投じる必要があり、これは航空宇宙・防衛産業の株価にとっては有利な要素だとした。こうした事情から、政権交代後も 2010 年頃まで国防予算の伸びは続くというのが同氏の見方。(Vice Fund) [あくまでこれは、ファンド マネージャーがこういっている、というレベルの話なんで、お間違いのなきよう]
  • アフガニスタンの Bagram AB に展開している米空軍・62nd ERS (Expeditionary Reconnaissance Squadron) は、MQ-1 Predator を使ったリアルタイムの ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) データ提供を担当している。現地では LRE (Launch and Recovery Element) による発進/回収を担当、機体は衛星経由でアメリカ・ネバダ州 Creech AFB にある MCE (Mission Control Element) が遠隔操縦しており、センサーの運用もこちらの担当。MQ-1 は所定の高度に達するまでに 45 分かかるが、その時間も無駄にしている訳ではなくて、JDOC (Joint Defense Operation Center) と組んで基地周辺の警戒と安全確保に役立てている。つまり、上昇中の機体が装備しているセンサーを使って、基地周辺を警戒させているという訳。これにより、ロケットの隠匿現場を発見して地上軍を送り込み、排除したこともあるとのこと。62nd ERS は過去 4 ヶ月間で 460 回の戦闘任務を実施、飛行時間は累計 8,500 時間、エンジンは 360 時間・720 時間が経過すると検査しており、1,080 時間が経過すると載せ替える。降ろしたエンジンは後方の整備拠点行き。(USAF)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/24)
  • 欧州議会 (European Parliament) は、Galileo 衛星航法システムの展開フェーズ実施を可決 (賛成 607、反対 36、棄権 8)。これで、2013 年の稼働開始を目指す動きに「青信号」が点った形。2008-2013 年にかけて実施する展開フェーズは、宇宙空間に配備する衛星と地上側機材すべてをカバーする。この Galileo と EGONOS (European Geostationary Satellite Navigation Service) はヨーロッパで初めての共通インフラ、特定の国や企業のものではないという位置付けであり、European Commission と European Global Navigation Satellite System Supervisory Authority の管理下に置く、としている。安全保障面から欠かせないキー テクノロジーを、ヨーロッパでコントロールできる位置に置くのが重要、という考え。そのため、計画に参画する国に対しては、EU の機密情報保護規定と同レベルの機密保護体制が要求される。調達については以下の 6 分野と追加作業パッケージで構成しており、すべて調達手続きは統一する。また、同じ企業、ないしはグループが、以下の 6 分野のうち 2 つ以上を同時に受注できないとしている。公正な競争の保証という考えによるもの。
    1. system engineering support
    2. ground mission infrastructure completion
    3. ground control infrastructure completion
    4. satellites
    5. launchers
    6. operations
    なお、Galileo 計画の試験用衛星のうち GIOVE-A は 2005 年 12 月に打ち上げ済み、GIOVE-B (Galileo In-Orbit Validation Element B) は 2008/4/27 に カザフスタンの Baikonur cosmodrome から打ち上げる予定。最終的に 30 基の衛星を揃える。(European Parliament) [ちなみに、GIOVE-B は EADS Astrium 社製、Ottobrunn の 独 German Astrium 社が電子機器、英 Astrium UK 社が S-PHM (Space Passive Hydrogen Maser) などのペイロードを、西 Astrium が L バンド・アンテナなどのペイロードを、Les Mureaux の仏 Astrium が太陽電池パネルを、それぞれ担当。軌道高度 23,000km。地上管制機材はイタリアの Fucino、IOT (In Orbit Test) ステーションはベルギーの Redu に設置。オランダの Noordwijk にある ESTEC (European Space Research and Technology Centre) で最終テストを実施してから、打ち上げ現場の Baikonur Cosmodrome に搬入、予定通りに打ち上げられた。重量 500kg。測位システム用のペイロードに加えて、衛星が動作する現場の環境を把握するための放射線計測ペイロードや、距離計測のためのレーザー反射装置を搭載している]
  • 米 GAO (Government Accountability Office) は、米国防総省の ISR (Intelligence, Surveillance, and Reconnaissance) に関連するレポートをまとめた。今後 7 年間で航空 ISR システムに 280 億ドルを投じる計画になっているが、議会では国防総省に対して、現在、あるいは将来のニーズに対応できるように、統合化した ISR システムを実現するよう求めている。その際の課題や、国防総省のマネージメント、実現しようとしている ISR 資産の能力、重複がないかどうか、といったところが GAO による検討の対象となった。そして GAO によると、要求内容や組織ごとの文化の違いが原因で、統合化した ISR 資産を形成する努力は複雑で難しい状況に直面しているとする。たとえば、他の省庁の機密保護規定に邪魔されて、軍事作戦に必要な情報を現場に渡すのが難しくなっている。また、予算を出す元の組織が複数に分かれていることも話をややこしくしている。ISR Integration Roadmap はまとめてあるが、これはまだ長期的な視点や戦略的な目標を欠いている。そのせいもあり、どういった追加能力が必要なのかもはっきりしていない。結果として資金投下の優先度も曖昧になる。等の問題点を指摘している。(GAO)
  • 2008 年 1 月からイラクの Balad AB に展開している 421st EFS (Expeditionary Fighter Squadron) 所属の F-16 が、GWOT (Global War on Terror) 関連の出撃で累計 100 万ソーティ目を記録した。イラク中部の 3 ヶ所で地上軍が実施する作戦を支援するミッションで、飛行時間は 5 時間。搭乗していたのは B 大尉と D 大尉 (作戦守秘の関係で名前は非公開)、ユタ州 Hill AFB からイラクに展開している。ちなみに、332nd EOS (Expeditionary Operations Squadron) 指揮官の Stephen Pedrotty 中佐によると、2007 年 8 月以降に Balad AB から発進した有人戦闘機と UAV が地上の敵を攻撃した回数は、700 回にのぼる由。また、D 大尉の言によると、上空の戦闘機は 30 秒間で 10 マイル移動でき、センサーで得たデータは地上の JTAC (Joint Terminal Attack Controller) に送っているとのこと。(USAF)
  • 市場調査会社の Forecast International は、米議会で審議が始まっている FY2009 国防予算に関連する発表を実施。予算規模は 5,150 億ドル、さらに対テロ戦関連の補正予算として、まず 700 億ドル、続いて年末に 1,000 億ドルを要求することになっている。これらもすべてひっくるめると、国防関連支出の対 GDP 比は 5% に達するとのこと。ただし、FY2009 予算教書に含まれなかった案件がいくつかあり、この中には議会における審議過程で復活するかもしれないものがある。具体的には、LPD-17 級ドック型揚陸輸送艦の 10 番艦 (17 億ドル)、C-17A×15 機 (39 億ドル)、F-22A×4 機 (6 億ドル) など。軍や政府の首脳の間では、コスト上昇が原因で、F-35 や DDG-1000 などの新装備を予定通り調達できるのか、という懸念があると指摘。(Forecast International)
  • 米 Northrop Grumman 社は、「(KC-X における KC-30 の採用によって) アメリカ国内から 1,000 名分の雇用がヨーロッパに移転する」という議員発言に反論、John McCain 上院議員の「KC-45A 計画を迅速に推進すべき」という発言を引き合いに出した。また、"Why We Won" の第二弾として「単能機にならない多用途性 versatility」を挙げた。同社は、KC-30 は KC-767 よりも貨物パレット・人員・負傷者後送用担架といったものを多く搭載でき、空中給油以外の任務にも役立って柔軟性が高まるから採用されたのだ、と主張。2007 年 1 月に空軍がまとめた RfP でも、多用途性の高さを求めていたではないか、としている。(Northrop Grumman)
  • カナダとアメリカは、ILOC (Integrated Lines of Communications) に関する防衛輸送条約 (defence transportation treaty) を更新した。1979 年に締結したもので、両国が持つ輸送手段を共用して、輸送能力が必要になったときに充当するというもの。たとえば 2001 年以降、カナダ軍の兵員・装備・物資をアフガニスタンに米軍の輸送機で運んだり、現地で米軍向けの再補給にカナダ軍の輸送機を使ったりしているが、この枠組みを利用して実現している。(Canadian DND)

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/25)
  • Lynden Air Cargo LLC (Anchorage, AK) は米輸送軍 (USTRANSCOM) から、国際航空輸送業務を $108,708,861 (estimated, revised) で受注した。これは見込額で、最低保証額は $47,370,492。当初に MRAP (Mine Resistant, Ambush Protected) 空輸のために締結した契約の修正分。USTRANSCOM (United States Transportation Command) Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-07-D-0028)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、DISA (Defense Information System Agency) などを対象として実施する、識別、モデリング/シミュレーション、航空プラットフォーム関連の要求といった分野における技術関連業務を $14,492,746 で受注した。Offutt AFB, NE (SPO700-98-D-4002/DO 0337)
  • Battelle Memorial Institute (Columbus, OH) は米空軍から、大量破壊兵器に関する調査・分析 (joint defense studies and analysis in the combating of weapons of mass destruction) を、$10,924,258 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-00-D-3180/2543)
  • Boeing Co. (Anaheim, CA) は米空軍から、Minuteman III Mod seven wafer に 2 基ずつ含まれる CRD (Command Receiver Decoder) のトラブルについて、原因を調査・報告する作業と、Mod seven wafer×11 セットの補修作業に関する修正契約を $6,284,045 で受注した。先に Vandenberg AFB から試射した際に発生したトラブルに関連するもの。Hill AFB, UT (FA8204-08-C-0010PZ0001)
  • Lockheed Martin Corp. (Orlando, FL) は米空軍から、COLT (Common Organizational Level Tester)×20 セットと COLT 用のアクセサリー キット×20 セットに関する修正契約を $5,516,070 で受注した。F-22 用でオプション 5 契約分。Wright-Patterson AFB, OH (FA8626-04-C-2060/P00029)
  • General Dynamics Advanced Information Systems (Bloomington, MN) は米海軍から、F/A-18 と AV-8B が装備する AN/AYQ-25 (V) Electronics Protection Radio System で使用しているミッション コンピュータを対象とする、5 年間の兵站支援業務 (PBL : Performance Based Logistics)を $27,000,000 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00383-08-D-010G)
  • Signature Science LLC (Austin, TX) は DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、Hyperadsorptive Atmospheric Sampling Technology 計画に関する増額契約を $4,131,342 で受注した。原契約は $5,859,595。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency), Arlington, VA (HR0011-08-C-0054)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/25)
  • 韓国軍の調達部門は、F-15K×20 機の追加調達を決定した。金額にして 23 億ドル。2010-2012 年にかけてデリバリーの予定。ただしデリバリーする機数は 21 機で、余分の 1 機は事故で喪失した分の減耗補充用として Boeing 社が上乗せに合意したもの。つまり 20 機分の価格で 21 機を入手することになる。エンジンについては 44 基を調達予定。2002 年の F-X で F-15K×40 機を調達しているので、今回の F-X2 と合わせて 60 機の陣容となる。F-4 と F-5 の代替用だが、韓国空軍では空対地精密攻撃能力を持たせたい考えで、そのため 2010-2011 年頃に AGM-158 JASSM を入手できないかと模索中。さらに、2011 年に F-X3 をスタート、ステルス戦闘機として F-22 か F-35×60 機を発注して、2014-2019 年のデリバリーとする計画。(Korea Herald)
  • BAE Systems 社は、セキュアでサイバー攻撃にも耐えられる移動体通信システムを開発すると発表した。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から 850 万ドルの契約を受注した IAMANET (Intrinsically Assurable Mobile Ad hoc Network) のことで、移動体アドホック ネットワークが直面しているセキュリティ上の脅威に対応できるようにするのが目的。さまざまな攻撃手法 (protocol exploits, denial of service, data exfiltration, and propagation of worms) に対抗するため、以下のテクノロジーを用いるとしている。
    • identity-based encryption
    • network coding
    • dynamic access control
    • resilient distributed services
    開発作業は Burlington (MA) と Arlington (VA) の同社事業所で実施、これに協力するのは、California Institute of Technology、MIT (Massachusetts Institute of Technology)、University of Massachusetts、Stanford University、University of Texas といった大学と、Alcatel-Lucent Bell Labs。(BAE Systems)
  • 米 GenCorp 社傘下の Aerojet 社は、Axial HAN Thruster のテストを成功裏に実施したと発表した。米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) と米 Raytheon 社が開発を進めている、NCADE (Net-Centric Airborne Defense Element) で使用するもの。NCADE は AIM-120 AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to-Air Missile) をベースとしているが、そこに追加する第 2 段のロケットとして HAN (Hydroxylammonium nitrate) を使った固体燃料ロケットを使用して、高性能で、かつ高密度パッケージングが可能なロケット推進を実現、それによって軽量・高速なミサイルとする考え。Aerojet 社と AFRL (Air Force Research Laboratory) が共同開発している HAN には、他の固体燃料よりも毒性が少ない利点もあるとしている。これを使った Axial Thruster を実現する際の課題は、安定していて、かつ制御可能な燃焼の実現。(Aerojet)
  • 米 Lockheed Martin 社は、同社が提案している JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) が初期段階の EMI (electromagnetic interference) 試験を完了したと発表した。これにより、車両の設計におけるリスク要因がひとつ減ったとしている。システム インテグレーターとしての立場上、電磁波の発生源を把握して、車載する電子機器に対する干渉と、それによる任務への支障が発生しないように、車体の再設計やシールド設置といった手を打つ必要がある。そのために EMI 試験が必要になるという理屈。試験には Combat Tactical Vehicle Payload Category B を使い、Lockheed Martin Systems Integration (Owego, NY) が持つ無響室を使って、米商務省の NIST (National Institute of Standards and Technology) に基づいて推進している NVLAP (National Voluntary Laboratory Accreditation Program) によって基準通りの計測が行えているかどうかを確認しながら、EMI Laboratory チームが作業を実施した。精確な計測の邪魔になる外部からの電波干渉を防ぐために、シールドした無響室を使わなければならない。今回は無線機のアンテナ、ディスプレイ、エンジンと変速機の制御装置、その他の電子機器が計測対象になった。さらに今後、屋外でアンテナによる相互干渉についての計測を実施する。なお、JLTV 計画は今夏に 2 チームを選抜して 27 ヶ月の TD (Technology Development) フェーズに入るが、すでに同社では第二のプロトタイプとして Utility Vehicle Light Payload Category C を製造済み。すでに 5,000 マイルの走り込みを実施しており、2 車種合わせて年内に 25,000 マイルを走り込む。(Lockheed Martin)
  • 仏 Turbomeca 社の子会社・加 Turbomeca Canada 社は、Canada Economic Development から 1,014,000 カナダドルの融資を受けて、全世界 (特にカナダと北米) 向けのカスタマー サポートを担当している Mirabel 工場の拡張を実施することになった。この工場は 5 年前に発足、Arriel や Arrius といったエンジンのオーバーホールを手がけている。1,500 平米の面積拡張に加えて、人員も 43 名増強、作業スペースの拡大に加えてテスト ベンチも増設する。これで工場の能力は五割増になるとのこと。 (Canada Economic Development, Turbomeca)

不正経理の結末 (Thielert AG via Defense-Aerospace.com 2008/4/25, DID 2008/4/20)
Thielert AG 傘下の Thielert Aircraft Engines GmbH が、裁判所から債務超過を宣告された。今後、同社を再建するには根本的な事業再構築と投資家からの支持が必要だが、親会社では面倒見切れないとしている。
この会社、Daimler 社製のエンジンを航空機搭載用に手直ししている。このエンジンには、重質燃料を使用することで経済性を高められる利点がある。米陸軍の MQ-1C Sky Warrior UAV は、同社が販売している Centurion エンジン (出力 135HP) を装備しているが、こうした陸軍向けの UAV では UAV と車輌の燃料を統一できるので、兵站支援の面で有利になる利点がある。目下のところはニッチ市場でコンペティターも少ない。
ところが、同社には不正経理疑惑が持ち上がり、さらに贋の証憑を用意していたとする疑惑なども出てきた。資金繰りに困って、同社の創立者が持株すべてをロシアのヘッジファンドに売却。それでもまだ資金が足りない状況で、それを財務報告書の中で取り上げていなかったことから、株主代表訴訟という話も出てきていた矢先の出来事。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/24)
  • Rockwell Collins, Government Systems, Inc. (Cedar Rapids, IA) は米海軍から、E-6B Mercury に広帯域 IP 通信機器を装備する作業のフェーズ 3 分を $22,327,539 で受注した。導入・試験を担当する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-G-0016)
  • L-3 Services, Inc. (Marlton, NJ) は米海軍から、C4ISR (Command, Control, Communications, Computers, Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) システム/機材を対象とするサポート サービス業務を、$17,083,954 で受注した。エンジニアリング、テクニカル、兵站、維持管理といった内容。分析業務や訓練支援、サーベイ、イントラネットやエクストラネットを介したサポートも実施する。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$89,958,520。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-08-D-5802)
  • American Science & Engineering (Billerica, MA) は米海軍から、ZBV (Z-Backscatter X-ray Van) の維持管理に必要なアイテムを $14,834,433 で受注した。FSR (Field Service Representatives) 派遣、メンテナンス業務、ワランティといった内容を含む。ZBV とは、民生用のヴァンに X 線検査装置を搭載して、爆弾・その他の爆発物・武器・放射性物質・密航者・麻薬といったものを探知するために使用する機材。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-06-C-5163/#P00006)
  • Computer Sciences Corp. (San Diego, CA) は米海軍から、E-2C Hawkeye に装備する航空/戦術データリンクを対象とするシステム サポート業務を、$10,082,762 (potential) で受注した。SSC (Space and Naval Warfare Systems Center) San Diego の C4ISR (Command, Control, Communications, Computers, Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) プログラム関連案件。2006/7/10 に基本契約 3 年・2 年単位のオプション契約 1 件として契約した案件の修正分。SSC San Diego (N66001-06-D-0079)
  • Compass Systems, Inc. (Lexington Park, MD) は米海軍から、各種 C4ISR&T (Command, Control, Communications, Computers, Intelligence, Surveillance, Reconnaissance, and Targeting) システムを対象とする研究開発業務のオプション契約分を、$9,955,179 で受注した。センサー、ミッション システム、ターゲティング システム、通信機器、小型航空機システムといった内容で、Contingency Airborne Response Program で使用する Roll-On Roll-Off Sensor System が対象。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Patuxent River, MD (N00421-07-C-0011)
  • Totem Ocean Trailer Express, Inc. (Federal Way, WA) は米海軍から、アメリカ籍の RoRo 貨物船・SS Westward Venture を 6 ヶ月間にわたってチャーターする契約を、$7,903,000 で受注した。米中央軍 (USCENTCOM) の作戦を支援するために使用するもので、アメリカ東海岸とペルシア湾の間を行き来する。6 ヶ月分のオプション契約があり、実現した場合の総額は $15,765,000。MSC (Military Sealift Command), Washington DC (N00033-08-C-5507)
  • Lockheed Martin (Syracuse, NY) は米海軍から、水中戦システム (Undersea Warfare System)・AN/SQQ-89A(V)15 に関する修正契約を $7,132,580 で受注した。AN/SQQ-89A(V)15 は水上艦に装備するシステムで、潜水艦・魚雷・機雷といった水中の脅威を対象として、捜索・探知・識別・位置標定・追跡・交戦・回避の機能を提供する。スペイン向け FMS (Foreign Military Sales) 案件を含んでおり、そちらの比率は 2.1%。残り 97.9% は米海軍向け。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-5202)
  • McDonnell Douglas Corp. (Long Beach, CA) は米空軍から、LAIRCM (Large Aircraft Infrared Countermeasures) 導入作業のオプション契約分を、$8,641,109.98 で受注した。BSS-SA (Boeing Support Support - San Antonio) と WR-ALC (Warner Robins - Air Logistics Center) で実施するもので、導入件数は前者が 5 件、後者が 6 件。Robins AFB, GA (FA8614-04-C-2004/P00244)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米海軍から、米陸軍参謀次長、G-8、分析・インテグレーション部門 (U.S. Army Deputy Chief of Staff, G-8, Program Analysis and Integration Office) を対象とする、研究・開発・分析・モデリング・シミュレーション業務を、$7,985,581 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380/0251)
  • Cardinal Health, Inc. (Dublin, OH) は米国防兵站局 (DLA) から、米海軍の艦隊ならびに病院船 (USNS Comfort, USNS Mercy) で使用する医薬品を、$12,939,007.00 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM200-04-D-7020)
  • JLG Indistries, Inc. (McConnellsburg, PA) は米陸軍から、全地形対応リフター (all-terrain lifter) と不整地用フォークリフト (rough terrain forklift) を、$8,702,747 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV05-C-0229)
  • General Atomics (San Diego, CA) は米陸軍から、highlighter システムをイラクで運用する業務を $8,472,000 で受注した。期間は 4 ヶ月、2008/7/31 まで。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-08-C-T205)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/24)
  • 米 Boeing 社はインド空軍の MMRCA (Medium Multi-Role Combat Aircraft) 計画に対して、F/A-18E/F Super Hornet をベースとする F/A-18IN の提案書を提出したと発表した。書類は全部で 7,000 ページあるとのこと。米海軍やオーストラリア空軍向けの機体をさらに発展させた内容としており、レーダーは米 Raytheon 社製の AN/APG-79 を装備する。Boeing Integrated Defense Systems 社の社長兼 CEO・Jim Albaugh 氏は「最善の価値、もっとも先進的で実績もあるマルチロール戦闘機をお届けする」と宣言した。インド側は維持費の心配をしているが、これについて Boeing では「F/A-18IN は 6,000 飛行時間が経過するまでデポ整備を必要としない」と説明している。また、受注獲得に向けた工作の一環として、インド企業の参画に関する取り決めをいろいろとまとめる作業も進めてきている。ところで、MMRCA 計画の提案期限は 2008/3/3 の予定だったが、後で 2008/4/28 に延ばされている。(Boeing)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、カナダ向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で CH-47D Chinook×6 機などを輸出すると通告した。オプション契約がすべて実現した場合の総額は 3 億 7,500 万ドル。内訳は以下の通り。
    • CH-47D Chinook ヘリコプター×6 機
    • T55-GA-714A エンジン×12 基 (さらに予備エンジン×2 基)
    • M240H 機関銃×4 挺
    • AN/AVS-6/7(V)1 暗視装置 (Aviation Night Vision Imaging System)×30
    • ミッション機材、通信/航法機材、地上支援機材、スペアパーツ、補修用パーツ、工具類、試験機材、文書類、技術データ
    • サイト サーベイ、品質保証チーム (Quality Assurance Team) のサポート、技術支援業務、兵站支援業務など
    担当企業は、Boeing Company (Ridley Park, PA)、Honeywell, Inc. (Phoenix, AZ)、FN Enterprise (Lubbock, TX) の 3 社。オフセットの設定はなし。(DSCA) [カナダは別件で、MHLH (Medium-to-Heavy Lift Helicopter) として 3 月に、Boeing 社に RfP をリリース済み]
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、オーストラリア向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で Modular Artillery Charge Systems と XM982 Excalibur 誘導砲弾 Block Ia-1 を輸出すると通告した。オプション契約がすべて実現した場合の総額は 5,800 万ドル。内訳は以下の通り。
    • MACS (Modular Artillery Charge System)×2,400
    • XM982 Block Ia-1 Excalibur Unitary 砲弾×250 (w/ベースブリード ユニット)
    • PEFCS (Portable Excalibur Fire Control System)×43
    • AN/PRC-119 SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System) 無線機×43 (GPS なしのモデル)
    • 訓練弾、コンテナ、支援機材、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、技術データ、メンテナンス業務、訓練、訓練機材、技術支援業務、兵站支援業務
    担当企業は、Raytheon Missile Systems (Tucson, AZ, Excalibur 砲弾)、ITT (Roanoke, VA, SINCGARS 無線機)、General Dynamics Armament and Technical Products (Camden, AR, MACS)。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 Northrop Grumman 社は米 Lockheed Martin 社から、F-22A Raptor に装備する CNI (Communications, Navigation and Identification) サブシステムを受注している。2008/1/1 以降の累計受注額は 2 億 5,200 万ドルで、ロット 7/8/9 に対応する。同社の CNI システムが担当する機能は 14 分野あり、マルチチャネル/マルチバンドの音声/データ通信機能、航法、IFF (Identification Friend or Foe) など。通信機能を実現するためにソフトウェア無線機を使用している。製造に関わっている企業は 22 州・70 社にのぼるとのこと。(Northrop Grumman)
  • 米 Raytheon 社は、台湾向けに FMS 経由で輸出する PAC-3 レーダー アップグレード改修キットを米陸軍から 7,900 万ドルで受注したと発表した。先に韓国向けの式・完成・通信機材とメンテナンス業務、訓練機材を 2 億 7,900 万ドルで受注したほか、エンジニアリング サービス業務を 2 件 (2 月に 3 億 7,700 万ドル、3 月に 1 億 1,500 万ドル) で受注しており、「国内外における、Patriot への需要増大だ」と説明している。(Raytheon)
  • BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画の受注を取り逃がした米 Boeing 社は、「我が社の提案は、海軍の要求にもっとも適合していたはずだが、残念である」とする声明を出した。今後、海軍からデブリーフィングを受けて敗因について検討した後、どのような選択肢を取れるかを判断する、としている。(Boeing)
  • 市場調査会社の Forecast International は、米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画で Boeing 社 (G550 無人型を提案)・Lockheed Martin 社 (GA-ASI と組んで Mariner を提案) を退けて受注を決めた米 Northrop Grumman 社について、「この勝利は大きい」と評価。まず SDD ( System Development and Demonstration) フェーズで 11 億 6,000 万ドル、さらに低率初期生産 (LRIP : Low-Rate Initial Production) で 7 億 8,000 万ドルと続き、米海軍だけで 2013 年までに総額 23 億ドルを支出する計画。48-68 機程度の調達が見込まれており、この量産が実現すれば、さらに 30 億ドルのプラスになる。しかも、この計画に注目しており、MUAS (Multi-mission Unmanned Aerial System) として 10-15 億豪ドルの支出を予定しているオーストラリアからの受注も見込むことができる (Humphreys Communications Group による)。さらに韓国、シンガポール、日本、イギリス、カナダも洋上哨戒型の RQ-4 に関心を示しており、これら海外カスタマーからの受注が実現すれば、最大で 30 億ドルの売上を見込める。オーストラリアの場合、同国内のメーカーがこの件への参画を目論んでいる状況でもある。なお、米海軍向けの RQ-4N は初号機を 2011 年にデリバリー、2014-2015 年に IOC (Initial Operational Capability) 獲得の予定。オーストラリアでは、2015-2018 年に退役する AP-3C の代替機調達計画として Project Air 7000 が進行しており、有人機と無人機の混成とする計画。有人機については、AP-3C を延命して使う可能性もあり、Air 7000 フェーズ 2 でどうするか決める。(Forecast International, Humphreys Communications Group)
  • Thales 社は、UAE (United Arab Emirates) 軍の通信軍団 (Signal Corps) から、いわゆる Deployable Tactical Internet のシステム、ZAGIL を受注したと発表した。システム分析とフィールド試験による国際コンペティションを経ての受注獲得。Thales 社では Di@ne なるシステムを納入、機動性・セキュリティ・堅牢性に関する要求を満たした、マルチメディア通信が可能な IP 通信網を構築するとしている。バックボーンとなるのは、すでに英仏瑞の 3 ヶ国で採用している高速マイクロ波無線機・TRC 4000、34Mbps の全二重通信が可能。さらに F@stnet VHF や Skyf@st HF といった無線機との相互運用性も備える。アクセス回線部分は Moibile WiMAX 技術を用いる P-MP (Point-To-Multipoint) ブロードバンド IP 通信システムで、伝送能力は数 Mbps のオーダー。(Thales)
  • Patria 社はフィンランド軍向けに、NH90 ヘリの 1-2 号機を納入したと発表した。昨年 12 月に見直したスケジュールより一週間早いとのこと。Patria 社は NAHEMA 加盟国以外で初めて NH90 の生産ラインを設置しており、50 機を生産するほか、スウェーデンとフィンランドの機体を対象とするサポート業務も担当する。なお、Patria が最初に製造した機体は 2007 年秋にスウェーデン軍国防資材局 (FMV) にデリバリー済み。(Patria)
  • インド国防省によると、2005/7/29 に発注した Light BPV (Bullet Proof Vehicle)×200 両 (2007 年 2 月に、さらに 9 両を発注) は、トライアルで山岳地帯における牽引力不足、クロスカントリー走行への不適合、タイヤの過熱といった問題を露呈したものの、それでも機動性や防禦力については現場の人間を満足させているとのこと。現在、Jammu と Kashmir、それとインド北東部で対テロ作戦用に使用中。ところで、インド国防省では自国内の防衛関連企業に対する投資制限 (FDI : Foreign Direct Investment) を設定しているが、26% の上限を引き上げる提案を行っているところ。これは、HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社がマルチロール輸送機の共同開発に乗り出す件に対応するため。(Indian MoD)
  • Saab 社の発表によると、23 日に行った "Gripen Demo" のロールアウト式典には 700 名あまりが参加したとのこと。イベントのホスト役は Saab 社 CEO の Ake Svensson 氏。さらに、Anne-Grete Strom-Erichsen ノルウェー国防相、Sten Tolgfors スウェーデン国防相、Frantisek Padelek チェコ国防副大臣、Joszef Bali ハンガリー国防相、そしてインド・ギリシア・デンマーク・ノルウェーの関係者といった具合。式典の後で、航空ジャーナリスト Bill Sweetman 氏によるセミナーがあった。(Saab)
  • BAE Systems 社は Capability Augmentation Programme の下で、UGV (Unmanned Ground Vehicle)×2 両と UAV (Unmanned Air Vehicle)×2 機を同時に、単一の指揮所から管制するデモンストレーションを実施した。同社の Strategic Capability Solutions チームが進めているもので、グループ各社のシステム/ソフトウェア技術をフル活用して実現した由。(BAE Systems)
  • 米 Boeing Support Systems (San Antonio, TX) は、米空軍向けに作業を進めている C-130 の AMP (Avionics Modernization Program) で、改修 3 号機 (a.k.a. H3) の作業を進めているところ。暗視ゴーグル (NVG : Night Vision Goggle) 対応のグラス コックピットと最新のデジタル アビオニクスを持つ。来年から低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) に入る予定で、最終的に 200 機以上の改修を予定している。(Boeing)
  • 米 Lockheed Martin 社は米国防総省に、ORS (Operationally Responsive Space) に関する提案を実施したと発表した。ニューメキシコ州 Kirtland AFB の ORS 担当部門が 3 月にリリースした、以下に示す 3 つの任務領域に対応する BAA (Broad Agency Announcements) を受けたもの。
    • 衛星本体を構成するバスとペイロード (responsive spacecraft bus and payloads technologies)
    • マルチミッション対応のモジュラー型衛星 (multi-mission low earth orbit modular space vehicle)
    • 打ち上げ・射場関連とモデリング (responsive launch, range and system architecture and modeling technologies)
    Lockheed Martin 社では、以前からこの手の迅速な打ち上げが必要な衛星の経験があるとしており、最近の事例として、XSS-11 (eXperimental Satellite System No.11) を挙げている。これは AFRL (Air Force Research Laboratory) の Space Vehicles Directorate (Kirtland AFB, NM) と Lockheed Martin Space Systems 社が共同で推進した実験衛星。(Lockheed Martin)
  • BAE Systems 社は米陸軍 TACOM (Tank-automotive and Armaments Command) から、ヨルダン向けに FMS 経由で輸出する FMTV (Family of Medium Tactical Vehicles) を 600 万ドルで受注した。過去 4 年間で 3 回目の発注、累計受注額 1,600 万ドル。2008 年 10 月に完納予定。FMTV には、エンジン・変速機・駆動系・タイヤなどを共用する 18 種類の派生型があり、ペイロードは 2-16.5t と幅がある。貨物輸送だけでなく、兵装の搭載、人員の輸送、車両回収など、さまざまな用途に利用可能。米陸軍やその他の国で、合計 48,000 両あまりが使われている。(BAE Systems)
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社は先に米空軍から、HTVSF (Hard Target Void Sensing Fuze) の JCTD (Joint Capabilities Test and Demonstration) を受注しているが、これは期間 27 ヶ月。競合する 2 社の中から同社の採用が決まって 4,000 万ドルの SDD (System Demonstration and Development) フェーズ、その後の量産フェーズと進めば、最終的に 2 億 5,000 万ドルの案件になると見込んでいる由。コックピットから遅動時間を設定できるプログラム式遅発信管を開発するプログラムで、BLU-113/B や BLU-109/B といった徹甲爆弾で使用する。低率初期生産 (LRIP) から全規模量産 (FRP : Full Rate Production) に移行する予定時期は 2013 年。(ATK)
  • 米 Luna Innovations 社は米海軍 ONR (Office of Naval Research) から、DADS (Deployable Autonomous Distributed System) 計画の一環として、センサー アレイによって海中の脅威を精確に探知、形状を判別できるような技術の開発を 190 万ドルで受注した。同社が持つ "smart cable" 技術を活用して、複数のセンサーを備えたノードを海底に複数設置してネットワーク化、それによって得られたデータを利用するもの。センサー プロセッサの小型化、低消費電力化、探知可能距離の延伸を目指している。(Luna Innovations)

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人事・組織

第 4 艦隊の再編 (DoD 2008/4/24)
米海軍作戦総長 (CNO : Chief of Naval Operation) の Gary Roughead 大将は、米海軍第 4 艦隊の再編を発表、司令官には現 Naval Special Warfare Command 司令官の Joseph D. Kernan 中将を指名した。2008/7/1 から発足する。背景には、中南米における海軍作戦の重要性が高まっている事情がある。
担当地域はカリブ海と中南米で、司令官は米南方軍 (USSOUTHCOM) の海軍コンポーネント・NAVSO (U.S. Naval Forces Southern Command, Mayport, FL) の司令官を兼任する "dual hat"。

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/27)
26 日、アフガニスタンの Bagram 近郊で、米空軍の MQ-1 が敵を AGM-114 で攻撃。Nangalam では米空軍の F-15E が、敵陣を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Asadabad では敵の射撃陣地を米空軍の A-10 が 30mm機関砲で攻撃。Bagram に米空軍の F-15E が、Nangalam と Khowst に米空軍の A-10 が、Ghanzi に英空軍の Harrier GR.7 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 41 件、ISR ミッションは 11 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Samarra で、IED が仕掛けられた民家を爆撃・破壊。Baghdad では、米空軍の MQ-1 が敵を AGM-114 で攻撃したほか、さらに米海軍の F/A-18 も出動。この日の近接航空支援ミッションは 69 件、ISR ミッションは 24 件、英米海空軍による戦術偵察は 6 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/4/27)
Kapisa 省の Tag Ab 地区で、聯合軍が反政府集団と交戦、複数の敵が死亡した。IED 攻撃を仕掛けていた反政府集団の拠点を捜索した際の出来事で、同時に、政府機関や聯合軍に対して自動車爆弾攻撃を仕掛けていたタリバン関係者を捜索するのが目的。独立記念日の式典を台無しにしようとしていた疑いももたれている。捜索の際に小火器で抵抗した敵がおり、それに対して小火器・砲撃・近接航空支援で反撃、さらに聯合軍の増援部隊やアフガニスタン軍が加勢した。制圧後の捜索で、現場から自爆ベストを発見。なお、この戦闘のトバッチリで地元住民に負傷者が出たため、聯合軍の兵士が手当てしたとのこと。
Camp Eggers の外部で、Task Force Phoenix 所属の警備兵が発砲。検問所を強行突破しようとしたアフガニスタン人がいたためで、詳しい情況については調査中。件のアフガニスタン人は発砲で負傷したため、医療施設に搬送。
21 日、アフガニスタン軍のコマンドー部隊 (新編の第 270 大隊 (Kandak)) が武装勢力による攻撃を撃退、1 名を拘束。夜間航空強襲ミッションを実施したもので、小火器や IED 製造材料も発見。

今日のイラク (AFPS 2008/4/27)
過去 4 日間に聯合軍が実施した作戦で、敵 20 名が死亡、多数を拘束、さらに武器集積所を発見。Samarra 東方ではアルカイダ関係者を狙った作戦 2 件を実施、6 名を拘束、武器類を発見。人払いした後で航空攻撃を実施して、建物と武器をまとめて破壊。Mosul では 15 名を拘束、当地におけるアルカイダ関連組織の首領とみられる人物を含む。また、爆弾製造材料を発見・破壊。Taji 南方では、アルカイダ関係者 1 名とその他 5 名を拘束。
26 日、Tikrit でアルカイダ関係者を狙った作戦を実施、その際の銃撃戦と航空攻撃で敵 3 名が死亡、それでも撃ち合いが止まず、その後の交戦でさらに 2 名が死亡。建物内部からは武器と 900lb の爆薬を発見、処分。
車両隊の通行ルートを監視していた UAV が、IED を仕掛けている敵 2 名を発見。Multinational Division Baghdad の AWT (Aerial Weapons Team) を呼び、AGM-114 による攻撃で 2 名とも死亡。IED は地上部隊が発見・除去。その少し後に UAV が武装した敵 2 名を発見、こちらも AGM-114 で攻撃して 2 名とも死亡。
Samarra 東方で、聯合軍部隊を対象とする自爆テロが発生。自爆ベストを身につけた犯人が起爆、さらにもう 1 名が交戦の構えをとったために反撃、こちらも死亡。さらに 7 名を拘束。Balad 北西では、アルカイダ関連組織の幹部を捜索、相手は通訳の指示を無視して隠れたままだったので、敵対行動と見なして交戦・射殺。
Yusufiyah でアルカイダ関係者を捜索、4 名を拘束。Baghdad 西方でも 6 名を拘束。Baghdad の Sadr City では、Multinational Division Baghdad の UAV が "special groups" のメンバー 2 名を攻撃、いずれも死亡。Baghdad の West Rashid 地区では、警察が C4 爆薬と 107mm ロケットを発見。
25 日、イラク陸軍・第 5 師団が Sadiyah という村落で 17 名のアルカイダ関係者を拘束。さらに SPG-9×30 発以上 (RPG ?)、各種迫撃砲 40 門と信管 100 個以上、対戦車地雷、IED を発見・処分。米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームは Bayaa で、自家製爆薬やその他の IED 製造材料を押収。1st Iraqi Army Quick Reaction Force 麾下の Quick Reaction Force 1 が、"Operation Charge of the Knights" の最新段階を発動、Huteen における家宅捜索と掃討を実施。迫撃砲弾、RPG、IED などを発見。
Fallujah の SWAT (Special Weapons and Tactics) チームが、武装勢力組織の首領 1 名とその他 8 名を Karma 北東で拘束。IED 攻撃を計画・実行したほか、テロ組織の人集めを行った容疑。このほか、聯合軍は Samarra と Quaraysh で活動しているアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施、敵 4 名が死亡、2 名が拘束された。Samarra 東方を車両で移動しているときに聯合軍の追跡を受けたもので、その際に自動小銃や擲弾を所持していた。また、Quaraysh 近郊でもテロリストが乗った車両を停止させたが、乗っていたテロリストが抵抗したため射殺した。
24 日、Yusifiyah でイラク陸軍・第 6 師団・第 25 旅団・第 4 大隊・第 4 中隊の兵士が、IED 製造材料、RPG 19 発、手榴弾 15 発、60mm 迫撃砲弾 10 発、12.7mm 弾 4 ケース、機関銃弾 1 ケース、携帯無線機 10 台、スイッチボックス 8 個、起爆装置を発見。Jazeera Desert では、イラク陸軍・第 2 師団が武装勢力の補給ルートを捜索するための家宅捜索を実施、その際に砂漠でスタックしたトラックを発見。乗っていた 2 名に出てくるよう命じたところ、降りてきた直後にイラク軍兵士に対して AK-47 で発砲、反撃して 2 名とも死亡。イラク軍兵士も 1 名が死亡。
Ninevah 省西部で、イラク陸軍・第 3 師団が 3 名を拘束。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/26)
25 日、アフガニスタンの Bermel で米空軍の A-10 が、敵のロケット陣地を GBU-12/B で爆撃。Asadabad でも米空軍の F-15E が、敵のロケット陣地を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Qalat には英空軍の Harrier GR.7 が、Bermel には仏空軍の Mirage 2000 が出動。Nangalam では米空軍の F-15E が 敵を GBU-31/B による爆撃などを実施。Orgune では米空軍の A-10 が敵を 500lb 爆弾で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 11 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、米海軍の F/A-18F が某所に出動。この日の近接航空支援ミッションは 70 件、ISR ミッションは 24 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/25)
24 日、アフガニスタンの Qalat で、米空軍の B-1B が GBU-31/B と GBU-38/B を使い、敵の観測員 (spotter) を爆撃するとともに、動けなくなった味方の車両が敵手に渡らないように破壊した。Asadabad、Orgune、Qalat には米空軍の F-15E が出動。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 11 件。
イラク某所では、IED が仕掛けられた民家を米空軍の F-16 が GBU-38/B で爆撃して破壊。Al Kut では米海軍の F/A-18E/F が出動。この日の近接航空支援ミッションは 69 件、ISR ミッションは 24 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。

今日のイラク (AFPS 2008/4/25)
イラク軍と聯合軍が過去 3 日間に実施した作戦で、敵 22 名が死亡、37 名が拘束された。Baghdad 北部では、IED 設置犯人を AGM-114 で攻撃して 4 名が死亡、IED も破壊。別件で、火砲を設置している現場を AGM-114 で攻撃して 1 名が死亡、その他は近くの建物に逃げ込んだが。付随的被害を恐れて攻撃を断念。Beiji では爆弾攻撃や爆発物供給の容疑を持つお尋ね者 2 名など、合計 6 名を拘束、武器集積所を発見。Samarra では作戦 2 件で 4 名を拘束。Baghdad ではアルカイダ関連のプロパガンダ組織を捜索、1 名を拘束。Mosul では、21 日の作戦で得た情報を基にして、アルカイダ関連組織の幹部 1 名を拘束。Khalis 北東では、テロリストの隠れ家を襲撃して 1 名を拘束。
24 日、聯合軍と警察が New Baghdad 地区の Ubaydi で、ロケット発射レール 3 基を発見。その際に爆発物と小火器による攻撃があったが、陸と空から反撃、IED 起爆担当と "special groups" のメンバー 3 名が死亡。Baghdad 北東では、聯合軍のパトロール隊を小火器で攻撃している敵をヘリコプターが発見、AGM-114 で攻撃して全員が死亡。Baghdad 北東では、JSS (Joint Security Station) を迫撃砲で攻撃している敵に対して反撃、3 名とも死亡。Baghdad 北東では、道路に穴を掘っている敵を発見、AGM-114 で攻撃して 2 名が死亡。
Samarra 東方で、停止の指示や警告射撃を無視した車輌に対して聯合軍が発砲、まず 1 名が死亡、続いて擲弾を持って出てきた残り 2 名も敵対行為とみなされて射殺。Taji では、テロ行為の疑いがもたれた不審車を停止させて捜索したところ、パイプ爆弾、自動小銃 2 挺、爆弾製造材料を発見。車輌ともども破壊、乗っていた 3 名を拘束。Mosul では、自爆テロの疑いがもたれた車輌を停止させて、5 名を拘束。
23 日、Samarra でアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施。外に出てくるよう命じたところ、指示に従うそぶりを見せた後で中に戻った 1 名を敵対行為とみなして射殺、8 名を拘束。Baghdad 南部では資金担当など 3 名を拘束、枕の下から何かを取り出そうとした敵については敵対行為とみなして射殺。Tikrit 南方では、テロ組織のアシスタントとその他 4 名を拘束。Baghdad 南方では、長いことアルカイダ関連組織に関わっていた容疑者 2 名を拘束。爆弾攻撃や銃撃の容疑。
Baghdad 南方で地元住民からの通報により、イラン製の 107mm ロケット発射器 12 基を発見。近くには聯合軍の FOB (Forward Operating Base) があり、これを狙ったものとみられる。以前に別件で見つかったのと同様の、起爆用のワイヤーが取り付けてあった。

今日の USFCENT (AFNews 2008/4/24)
23 日、アフガニスタンの Asadabad と Bari Kowt に米空軍の F-15E が、Now Zad と Orgune に仏空軍の Mirage 2000 が、Shinkay に英空軍の Harrier GR.7 が、それぞれ出動。Kajaki Dam では米空軍の B-1B が、敵陣と敵兵を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 39 件、ISR ミッションは 14 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Baghdad で米空軍の F-16 が IED を GBU-38/B で爆撃して破壊。この日の近接航空支援ミッションは 60 件、ISR ミッションは 25 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。

今日のイラク (AFPS 2008/4/24)
Baghdad 北方の Rashidiyah で、聯合軍と "special groups" の交戦が発生、敵 4 名が死亡。イランから武器と資金を持ち込んでいる犯人がいて、さらに誘拐や内乱をあおっているという情報を得て作戦を発動、その際に銃撃戦になったもの。
Multinational Division Baghdad 麾下の攻撃ヘリが Baghdad 各地で交戦、敵 3 名が死亡。Baghdad 北東で、重機関銃で聯合軍の兵士を撃っている敵を攻撃したほか、IED 設置犯人 3 名を AGM-114 で攻撃した。
その他の地域では、アルカイダ関係者 3 名が死亡、14 名が拘束された。Biaj では外国人テロリストを手引きした容疑で 1 名とその他 3 名を拘束、その際に逃走しようとした容疑者 1 名を射殺。Mosul ではアルカイダのプロパガンダ担当者をターゲットとする作戦を実施、敵対行動をとった 2 名を射殺。別件でアルカイダ関連組織の幹部を拘束。誘拐や自爆テロに関わった容疑。Baghdad 西方では、爆弾攻撃を行っている組織を狙った作戦 2 件で 6 名を拘束。
Mosul では別件でアルカイダ掃討作戦を実施、敵 1 名が死亡、5 名が拘束された。4/12 に実施した作戦で得た情報に基づくもの。最初の建物で 3 名を拘束。次の建物で武器を向けてきた敵 2 名と交戦していずれも負傷。Samarra 北西では、車両で逃走しようとしたテロリストを追跡、停止の指示に従わなかったため、警告射撃に続いて車両を撃って止めさせた。その際に二次爆発が発生して乗っていたテロリストは死亡、武器・弾薬を積んでいたとみられる。
Multinational Force West は、Lake Thar Thar 北方で不審な車両 2 台を追跡、撃ち合いになり、まず 1 台目が停止。2 台目のトラックはさらに射撃しながら逃走を続けたが、聯合軍の反撃により、乗っていた 6 名が死亡、トラックも破壊。

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こぼれ話

また行きたくなった (AFNews 2008/4/25)
4/24 から、NASM (National Air and Space Museum) の展示品に MQ-1L Predator A、RQ-3A Darkstar、X-45A J-UCAS (Joint Unmanned Combat Air System) の 3 機が加わった。このうち MQ-1L は、「911」の後で、初めてアフガニスタン上空を飛行した 3 機のうちの 1 機、しかも初めて実戦でミサイルを発射した機体で、これまでに 196 コンバット ソーティ・2,700 飛行時間を記録している。

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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