今週の軍事関連ニュース (2008/05/02)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ
  • 4/29 から AEDC (Arnold Engineering Development Center) の J-1 セルで、F100 ターボファンエンジンを使った FT (Fischer-Tropsch) 燃料の試験が始まった。試験完了後に、実機を使って JP-8 とのブレンド燃料による飛行試験を始める。(AFNews 2008/4/30)
  • マレーシアで開催していた DSA (Defense Services Asia) 2008 展示会の会場から、国連安保理決議違反という理由でイランのブースが強制撤去された件について、イランは 4/30 に「遺憾の意」を表明。(DefenseNews 2008/4/30)
  • グルジアで発生した UAV 撃墜事件の件で、ロシアの Dmitry Rogozin 大使が 4/29 に NATO の Jaap de Hoop Scheffer 事務総長と会談。その際にロシア側は、MiG-29 を保有する NATO 加盟国の仕業ではないかと仄めかした由。(DefenseNews 2008/4/30)
  • 米国防総省は、米軍がイランに対する戦争計画を立案しているとする報道を否定、イラクに対するイランの浸透 (武器の密輸や人員の訓練など) を防ぐのに注力しているところだと反論。ただし、USS Abraham Lincoln (CVN-72) を基幹とする空母打打撃群がペルシア湾に入っており、USS Harry S. Truman 空母打撃群と合わせて、現地の空母打撃群は 2 個となっている。(DefenseNews 2008/4/30)
  • CIA の Michael Hayden 長官は、最近の中国の軍事力増強について「厄介事である」と発言。湾岸戦争の教訓を取り入れてハイテク化・統合化を進めていると指摘したほか、こうした急速な軍事力増強がアメリカにとってのリスク要因になるとした。そして、「西欧が 2 世紀にわたってヘゲモニーを握ってきた状況を、中国は力ずくでひっくり返そうとしている」としている。民主的な政体であっても同様の目標は掲げるものだが、ことに中国の場合、台湾問題が絡んでくるので厄介である、というのが同長官の説明。(DefenseNews 2008/4/30)
  • 米 General Electric 社は、仏 Sofradir 社の子会社で赤外線探知装置を手がけている Ulis 社について、株式の 15% を取得した。フランスの国有持株組織・CEA Valorisation 傘下の CEA Valorisation から株式を買い取って実現。Ulis は軍用・宇宙用の赤外線センサーも手がけているが、主な顧客は民間。2002 年の創立で、2007 年の売上は 6,000 万ドルほど。(DefenseNews 2008/4/30)
  • 米陸軍は、FCS (Future Combat System) 構成要素のひとつである SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle) の受領を開始した。iRobot 社が 600 万ドルで 25 両を受注しているもので、5 月半ばまでに完納してテキサス州 Fort Bliss で試験を始める。重量 30lb、電子光学センサーと赤外線センサーを持ち、爆発物の捜索、洞窟や建物の内部・曲がり角の向こう側などの捜索に使用する。具体的な日程は決まっていないが、量産化してイラク・アフガニスタンに送り込む話もある。なお、SUGV の第一陣は、JTRS (Joint Tactical Radio System) を初めとする FCS 用の装備は持たない。(DefenseNews 2008/4/30)
  • Admiral Gorshkov の改修問題について、ロシアがインド側に 12 億ドルの追加支払いを求めている件を、インドの A.K. Antony 国防相が公式に認めた。(DefenseNews 2008/4/30)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/30)
  • 1996 年の開発開始以来、スケジュール遅延・コスト超過・トラブル続発と御難続きの EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) 計画だが、6 年前には「紙上の夢」「現実味を書いたマネジメント」と酷評される始末。それから 4 年が経過しても相変わらず改善が見られず、2006 年に実施した運用評価 (Operational Assessment) では 600 件もの問題点が発覚。そして、重量過大、信頼性不足、浮上航走時の速力不足と視界不良、陸上走行時の銃搭破損、給弾機構の弾詰まり、騒音過大 (乗員は耳栓をしないと耐えられず、結果として音声による指示ができない状況) といった問題を抱えたまま。経費面では、当初は 12 億ドルで開発とプロトタイプ製造を実現するはずだったが、その後になって 10 億ドルかそこらの追加が必要になり、さらにプロトタイプの追加製造経費として 7-8 億ドルが必要という話になっている。すべての装備調達計画がこんなに酷い訳ではないが、議会としてはかかる状況は放置しておけず、「装備調達の必要性は認めるが、カネの無駄遣いは認められない」という態度。(US House of Representatives Committee on Oversight and Government Reform)
  • フィンランドの政界に、軍の装備調達計画に対する監督を強化すべきだという動き。政府が外交・安全保障政策に関して作成中のレポートにも、この件に関する記述を盛り込む方向。背景には、過去の装備調達計画でコスト上昇やスケジュール遅延の問題があり、さらに今後、F/A-18 関連で大きな支出が見込まれている事情がある。そこで、装備調達計画に関する情報を群の側からきちんと提出させた上で、政治家がそれに目を光らせて、何を調達しようとしているのか、それは本当に必要なのかを見極めるべきだというわけ。(YLE Finnish Broadcasting)
  • "The Guardian" 紙が、イギリス軍は今後もクラスター爆弾の運用を継続すると報じた件について、英国防省がプレスリリースを出した。それによると、イギリス軍が現用中のクラスター爆弾のうち、自爆機能付きの M85 サブミュニッションについては、現時点で最後の実戦使用となっている 2003 年の "Operation Telic" ではイラク軍の AFV に対して高い威力を発揮、イギリス軍兵士の生命を救うのに貢献した、としている。もうひとつの CRV-7 MPSM はサブミュニッションの数が 10 発もなく、人道面の問題を生じるとは考えていないという説明。これはアフガニスタンに持ち込んでいるが、使用したことはないとしている。そして、クラスター爆弾の使用に人道面の問題があることは認めつつも、すべてのクラスター爆弾を使用停止にすれば軍の作戦能力に大きな悪影響があるとして、運用継続への理解を求めた。(MoD UK)

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/4/29)
  • スウェーデン軍で経費節減のために、戦闘機を 100 機程度まで減勢、さらに陸軍の駐屯地を何ヶ所か (可能性があるのは、Eksjo, Lulea, Karlsborg, Uppsala) 閉鎖する提案が出ている。さらに部隊についても 10 個ほどを解隊する考え。
  • 3 月末からアフガニスタンに展開した米海兵隊・24th MEU (Marine Expeditionary Unit) が、4/29 にアフガニスタン南部・Helmand 省 Garmser で、最初の大規模作戦 "Azada Wosa" (パシュトゥン語で「自由になろう」という意味) を発動した。イギリス軍の支援を受けながらタリバンの掃討を行うもの。
  • 英外務省ではアフガニスタンにおける NATO の作戦について、「危機的なレベルのリソース不足」とする報告をまとめた。最低でも歩兵 3 個大隊の増強、それとアフガニスタン軍の装備を改善するためのヘリコプターや航空機、訓練チームが必要だとしている。↑に出てきた米海兵隊は 11 月に撤収する予定なので、その後が問題だという指摘。ISAF の現有戦力は 47,000 名、うちイギリス軍が 7,800 名を占める。

今日の泥仕合 (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/4/29-30)
  • 米 Northrop Grumman 社は "Why We Won" の最新版として、「航続距離」の問題について取り上げた。同社では、空軍は 9,500nm の航続性能を持つ給油機を要求しており、KC-30 ならこの条件を満たせるが、KC-767 は満たせないとしている。その理由は、KC-30 の方が燃料搭載量が 20% 多く、かつ燃費効率が良いためだと説明。そして、進出可能距離が長い分だけ配備先の基地に関する選択肢が広がり、運用面での柔軟性が増すと主張した。また、KC-30 の方が燃料搭載量が多いため、同じ距離だけ進出しても他の機体に給油できる燃料は KC-30 の方が多く、その分だけ給油機の所要数を減らせると主張。それにより配備する機体を 22 機減らすことができるので、その分だけ政府にとってもお得だとしている。
  • その翌日、今度は米 Boeing 社が KC-X 計画に関して Washington Post 紙に掲載した全面広告に反論。「Boeing 社は KC-30 の方が高リスクだと主張しているが、空軍は KC-767 の方が高リスクだと判断した」とした。その理由は、Boeing 社の方がプログラム管理に問題がある、というもの。また、KC-30 が使用する給油ブームについて Boeing 社が「2010 年に実用化する予定の "開発途中物件" である」と指摘したのに対しては、すでにモノはできているし、テストも成功裏に実施していると主張。

今日の小ネタ
  • RIVRON 3 (Riverine Squadron 3) に所属する 150 名が 4/27 に、イラク西部で実施する初の海外展開のため、Naval Weapons Station Yorktown を出発した。河川や内陸水路における MSO (Maritime Security Operations) が主な任務で、河川や水路が攻撃の拠点や武器・人員の密輸に使われる事態を防ぐのが狙い。海軍は海兵隊から、2006 年 12 月にこの種の任務を引き継いでおり、担当部門として RIVRON を編成。担当部隊として 3 個目となる RIVRON 3 は 2007 年 7 月に発足している。現在は、昨年 10 月から展開している RIVRON 2 が任務を担当しているところ。(NavNews 2008/4/28)
  • 横須賀 SRF (Ship Repair Facility) が、2007 Safety Ashore Award を受賞した。(NavNews 2008/4/28)
  • 米空軍は米 Lockheed Martin 社から、GPS ブロック IIR-M 衛星の最終号機 (GPS IIR(M)-20) を領収した。ブロック IIR×19 基のうち後期の 7 基を占めるブロック IIR-M は従前のモデルよりも自動化が進んでいるため、サポートの手間が軽減されている由。また、耐妨害性を高めた軍用新波の M コードと民間用新波の L5 を実装している。運用予定期間は 11 年間。(AFNews 2008/4/28)
  • B-1B Lancer 爆撃機の最終号機を米空軍が領収してから 20 年が経過。当初は核爆撃器として開発したが、後に各種の通常兵器を搭載できるように改造したことで、「イラクでもっとも役立つ機体」に変貌した。B-2A のステルス性、B-52 の運用コストの低さに対して、B-1B は速度性能・航続性能・大搭載量が売り物。これにモノをいわせて、精密誘導兵器を 35t も積み込んだ状態でイラク上空をロイターしながら、必要に応じて攻撃を実施する使い方をしている。OIF (Operation Iraqi Freedom) がスタートしてから最初の 6 ヶ月間で、ソーティ数では 5% を占めるに過ぎない B-1B が、重量ベースでは 40% の兵装を投下した由。5 年後にはさらにソーティ数が 25% 増加、「イラクでもっとも価値ある航空機」となっている。(AFNews 2008/4/28)
  • CSIS (Center for Strategic and International Studies) はヨーロッパ諸国の国防支出について、人員規模は 12% 減少しているが装備の質的改善を図ったため、国防支出は 2.6% 増えた、特に研究開発・装備調達費は 26% も増えた、とする報告をまとめた。2001-2006 年にかけての傾向について調べたもので、こうした傾向はヨーロッパ諸国が軍の変革を進めていることを示す、という説明。(DefenseNews 2008/4/28)
  • 米海軍水上艦隊司令官の D.C. Curtis 中将は、先日に発覚したイージス艦 2 隻の整備不良問題を受けて、「基本に立ち返って」乗組員が艦の点検・整備・維持管理に意識を集中するよう求める指令を出した。整備不良による即応性低下への危機感が背景にある。(DefenseNews 2008/4/28)
  • フランスとアメリカは 28 日、海賊対策のためにソマリア領海内に軍艦を展開させたい、とするドラフト提案を国連安保理に提出した。(DefenseNews 2008/4/28)
  • オランダ国防省は、軍隊における民間企業の利用に関して現在の政策・法規定を変える必要はない、とする報告をまとめた。民間軍事請負業の利用に関して AIV (Advisory Council on International Affairs) が、2 月に "Employing Private Military Companies: A Question Of Responsibility" なる報告をまとめて、政策・法規定の変更を求めたのに対する動き。AIV では、軍は自前で面倒を見るのに十分な能力を維持しているから、民間軍事請負業に外注する必要はないという見解をとっている。(DefenseNews 2008/4/28)
  • アメリカとチェコは、チェコ国内に MD 用レーダーを配備する件に関する調印を予定していたが、それを先送りしたことを 4/28 になって明らかにした。(DefenseNews 2008/4/28)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/28)
  • インド南部の Sriharikota にある SDSC (Satish Dhawan Space Centre) SHAR から、インド国産の衛星打ち上げ用ブースター・PSLV (Polar Satellite Launch Vehicle) によるリモートセンシング衛星 (CARTOSAT-2A, 重量 690kg)×1、小型衛星 (IMS-1 (Indian Mini-Satellite, 重量 83kg)×1, ドイツとカナダの研究機関が開発した nano-satellite×8) の打ち上げが行われた。今回使用したのは PSLV-C9、ペイロードの重量は全部合わせて 820kg、軌道は高度 690km の SSO (Sun Synchronous Orbit)。CARTOSAT-2A は解像度 1m の 白黒写真 (PAN : panchromatic) を撮影できる。IMS-1 もリモートセンシング衛星で、解像度 37m の Mx Payload (Multi-spectral camera) と解像度 506m の HySI Payload (Hyper-spectral camera) を備える。nano-satellite が搭載するのは、この IMS-1 の補助ペイロード。8 基のうち 6 基を NLS-4 と総称、残り 2 基は NLS-5 と RUBIN 8 と称する。(ISRO : Indian Space Research Organisation, Deutsche Welle German radio)
  • 米 GAO (Government Accountability Office) は米軍の宇宙関連プログラムについて、低コスト衛星の開発 (ORS : Operationally Responsive Space) に必要な短期的技術力と長期的解決策の両方について進展がみられる、とする報告をまとめた。ただし、2008 年だけでスペース プログラムに支出する金額は 220 億ドルもあり、しかも課題は依然として残されているとする。ORS 計画については、プログラム管理の枠組みをまとめるとともに担当部門に配員、そして研究開発をスタートしている。すでに実験衛星として TacSat の打ち上げを実施しており、標準インターフェイス仕様やバス (動力源、姿勢/温度制御などの機能を受け持つ、衛星のドンガラ部分) の開発も進めているところ。ただ、現時点で ORS が成功しているかどうかに言及するのは時期尚早、という見解。(GAO)
  • EDA (European Defence Agency) は、ヨーロッパにおける国際装備調達規定 (Code of Conduct) にブルガリアが加わったと発表した。EDA に参加している 26 ヶ国のうち、25 番目。この規定は、国際的な装備調達を実施する際の透明性と競争原理の確保を企図したもの。調達情報は EDA が運営する EBB (European Bulletin Board) を通じて告知するシステムになっている。(EDA)
  • アラバマ州選出の Joe Bonner 議員が他の下院関係者に対して、KC-X において KC-30 の採用を決めた決定を擁護する内容の書簡を送付した。KC-30 を採用した場合の雇用創出効果などに言及した内容。(Northrop Grumman)
  • 米空軍と産業界の首脳・500 名ほどが 4/22-23 にかけて Wright-Patterson AFB に集まり、革新的な新装備の開発・調達を迅速化するための道筋を付けることを目的とする会合を開いた。調達に関する現行の法律・規定・手順を改める必要があるのか、あるとすればどうすべきかについて討議。規定やツールについては問題なく機能しているが、人的側面について、さらに注力すべきという点で意見が一致した。それはたとえば、組織内におけるオープンなコミュニケーションの実現や、犯したミスへの対応、人材確保のための施策などといったもの。(USAF)

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/30)
  • Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautics Co. (Fort Worth, TX) は米海軍から、F-35 JSF (Joint Strike Fighter) の LRIP 2 (Low Rate Initial Production Lot 2) に関連する、工作機械や試験機材の先行調達に関する修正契約を $190,000,000 (not-to-exceed) で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-C-0097)
  • BRDC (Burns & Roe と Dick Corp. のジョイント ベンチャー, Large, PA) は米海軍から、NS (Naval Station) Guantanamo Bay で実施する建設工事に関するジョブ オーダーを $50,000,000 (not-to-exceed) で受注した。各種の建物について、新築・増築・補修・建て替えを実施する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-D-1273)
  • American Systems (Chantilly, VA) は米海軍から、Joint Non-Lethal Weapons Directorate Omnibus Support Services 向けの案件に関する RfP (M67854-07-R-7034) を対象とする BPA (Blanket Purchase Agreement) に基づく契約を、$34,801,258 で受注した。作業場所はヴァージニア州の Dumfries (90%) と Quantico (10%)、2013 年 4 月まで。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-08-A-7038)
  • Northrop Grumman Corp. (El Segundo, CA) は米海軍から、F/A-18 用の方向舵を $24,999,810 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00383-06-G-032D/#5115)
  • John C. Grimberg Co., Inc. (Rockville, MD) は米海軍から、NAS (Naval Air Station) Patuxent River にプロトタイプ機関連施設を建設する作業を $15,805,000 で受注した。格納庫 1 棟と、関連するサポート施設/オフィスを建設する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Washington, Washington DC (N62477-04-D-0012/#0022)
  • Marshall Co., Ltd. (Corpus Christi, TX) は米海軍から、NAS Corpus Christi に航空訓練施設を建設する作業を $13,750,000 で受注した。既存の建物 3 棟を取り壊して、シミュレータ、ブリーフィング/デブリーフィング区画、教官室、シミュレータ整備区画、管理部門、コンピュータ整備区画、機械室を備える建物を建設する。合計 $258,600 となるオプション契約 2 件があり、180 日以内に行使の予定。実現した場合の総額は $14,008,600。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N62467-04-D-0078/#0001)
  • Referentia Systems Inc. (Honolulu, HI) は米海軍から、"Revolution in Training" 構想向けに個人・文化面の挙動をシミュレーションするモデルの研究・開発を、$11,719,335 で受注した。分析・研究作業に続いて実際にプロトタイプを作り、仮想訓練環境や e-ラーニング環境で試す。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Orlando, FL (N61339-08-C-0023)
  • L-3 Communications Vertex Aerospace LLC (Madison, MS) は米海軍から、T-45 訓練システムを対象とする CLS (Contractor Logistics Support) の増額修正契約を $11,262,673 で受注した。Fair Labor Standards Act と Service Contract Act の関連で、FY2007-2008 分の人件費などが変動したのに伴うもの。作業場所は NAS Kingsville, TX (51%)、NAS Meridian, MS (49%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-03-D-0010)
  • Healy Tibbitts Builders, Inc. (Aiea, HI) は米海軍から、真珠湾の Sierra Wharves、Yankee Wharves、Kilo Wharf で実施する浚渫作業と、Waipio Peninsula に廃棄物処理施設 cell #3 を建設する作業を、$6,299,940 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Hawaii, Pearl Harbor, HI (N62742-04-D-1300/#0022)
  • Future Research Corp. (Huntsville, AL) は米海軍から、Joint Technical Data Initiative 向けのノート PC と周辺機器、関連サービス業務を $6,132,815 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00104-08-D-Q277)
  • General Atomics (San Diego, CA) は米空軍から、MQ-1 Predator と MQ-9 Reaper の両 UAV に関する以下の作業を、$177,082,588 で受注した。
    • プログラム管理
    • 緊急補修
    • 兵站支援
    • コンフィギュレーション管理
    • マニュアルとソフトウェアのメンテナンス
    • エンジニアリング/テクニカル サービス業務
    • 技術者派遣 (いわゆる FSR : Field Support Representatives)
    • デポ整備用の在庫品管理、スペアパーツ管理
    • デポ整備
    • 飛行作業のサポート
    • 信頼性/保守性向上のための作業
    • CAMs/REMIS/CEMS 関連のデータ収集・入力
    Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-05-G-3028/003502)
  • Northrop Grumman Information Technology (Herndon VA) は米空軍から、Joint Enterprise DoDIIS Infrastructure software と DoDIIS Trusted Workstation software を $177,082,588 で受注した。定義分析、システム エンジニアリング、開発、インテグレーション管理、品質管理、慣熟、インテグレーションと相互運用性の検証試験などを実施する。Rome, NY (FA8750-08-D-0001 (Umbrella) and Order 0001)
  • Honeywell International Inc. (Clearwater FL) は米空軍から、EGI (Embedded GPS/INS) の量産型ユニット×181、レトロフィット用ユニット×30、EGI のデポ補修×21、EGI マウント×1 に関する修正契約を $15,433,853 で受注した。FMS (Foreign Military Sales) 向けプラットフォームに装備するもので、オプション契約の行使分。Wright-Patterson AFB, OH (FA8626-06-C-2065/P00058)
  • Boeing Co., Integrated Defense Systems (Wichita, KS) は米空軍から、VC-25A を対象とする CLS (Contractor Logistics Support) の 5 年契約のうち、4 年目を対象とする増額修正契約を $8,220,600 で受注した。Tinker AFB, OK (FA8106-04-C-0006/P00081)
  • SRTec., Inc. (Syracuse, NY) は米陸軍から、V(2) アップグレードに関するチェンジ オーダーを $42,013,967 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-05-C-P004)
  • Phillips Corp.,/Viereck Co. (Columbia, MD) は米陸軍から、金属加工用のプレス機械 (fluid cell press) を $8,390,000 で受注した。Corpus Christi Army Depot で使用する。Corpus Christi Army Depot, Corpus Christi, TX (GS-07F-7729C)
  • Boeing Co. (St.Louis, MO) は米陸軍から、FCS (Future Combat System) Spin Out 1 低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) 分の OT&E (Operational Test and Evaluation) セットに関する先行調達契約を、$6,331,055 で受注した。Boeing、BAE Systems、Textron Defense Systems、General Dynamics Systems の各社が実施するもの。TACOM, Warren, MI (W56HZV-08-C-0145)
  • Delta Coals Inc. (Nashville, TN) は米国防兵站局 (DLA) から、陸軍・海兵隊向けの瀝青炭 (bituminous coal) を $10,969,600.00 (maximum) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0654)
  • Petro Marine Services (Anchorage, AK) は米国防兵站局 (DLA) から、ガソリン、燃料油バーナー、ジェット燃料、ディーゼル燃料を $7,407,737.20 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-1010)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/30)
  • Thales 社は、土 SSM (Undersecretariat for Defense Industries) に対して洋上哨戒機仕様 ATR-72 に装備するミッション機材 (Maritime Patrol Mission Equipment Package) の初号機を納入したと発表した。搭載作業は機体メーカーの Alenia 社が担当する。全部で 10 機を導入する予定で、計画名称は Meltem III (Meltem II は、既存の CN-235 洋上哨戒型×9 機の導入計画。うち 3 機が沿岸警備隊、6 機が海軍の機体となっている)。トルコ海軍と沿岸警備隊向けに洋上哨戒能力を強化するのが目的で、排他的経済水域 (EEZ : Exclusive Economic Zone) で密輸や海洋汚染、石油流出、遭難者の捜索・救難といった任務を担当させる。機体は非武装で、ミッション システムの運用は沿岸警備隊の担当。Thales 社が納入を開始したミッション機材は AMASCOS (Airborne Maritime Situation and Control System) と称し、レーダー、ESM (Electronic Support Measures)、音響センサー、通信システムといった機材と戦術指揮サブシステムからなる。これを装備する機体の方は、初号機 (MSA #1 : Maritime Surveillance Aircraft #1) が 2007 年 6 月に Ankara で初飛行を済ませており、MPA #1 (Maritime Patrol Aircraft #1) の初飛行は 2008 年夏の予定となっている。(Thales)
  • 韓国空軍が 21 機の追加発注を決めた F-15K に装備するパワープラントが、米 Pratt & Whitney 社製の F100-PW-229 に決定、発注契約を締結した。F100-PW-229 に対しては 2004 年にデモンストレーションを実施した EEP (Engine Enhancement Package) の導入が決まっており、これによってデポ検査の間隔を 7 年から 10 年に延伸できるとしている。また、ライフサイクルコストを 30% 低減、安全性を高めて飛行中のシャットダウン発生率を 25% 引き下げるとしている。(Pratt & Whitney)
  • GKN Aerospace 社は、米 Lockheed Martin 社から C-130J 用のナセル (integrated nacelle) を追加受注したと発表した。5 年契約で総額 4 億ドル、2009 年 1 月から 2013 年 12 月にかけて、月間 10 セットのペースで製造・納入する。これで同社の C-130J 関連受注額は累計 8 億ドルに達した。同社が納入したナセルの累計は 700 セットに達しており、2013 年にはこの 2 倍に達する見込み。GKN Aerospace 社は、C-130H 用のナセルを C-130J 用に改設計する作業を担当、2003 年に第一陣の受注を獲得して、今回、さらに追加受注を得た次第。(GKN Aerospace)
  • 米 URS 社は、同社傘下の EG&G Division が米陸軍から、Rotary Wing Flight Training Services の契約を受注したと発表した。アラバマ州 Fort Rucker で米陸軍と米空軍のヘリ搭乗員を養成する案件で、5 年契約・2 億 4,000 万ドル。同社は以前からこの件を担当していたが、再度の受注獲得に成功した。同社によると、1989 年以降に訓練して送り出した搭乗員は 20,000 名、大半はそれまで操縦経験がなかった新人だった、とのこと。(URS)
  • 米 GDLS (General Dynamics Land Systems) 社は米陸軍から、Stryker 装甲車の ICV (Infantry Carrier Vehicle) と NBC 偵察車 (Nuclear, Biological and Chemical Reconnaissance Vehicle) に関する先行調達契約を、5,800 万ドルで受注したと発表した。ミシガン州 Sterling Heights とカナダ・Ontario 州 London の事業所で作業を実施する。(GDLS)
  • 米 Raytheon 社は、米海軍の新型駆逐艦・DDG-1000 Zumwalt 級で使用するミッション システムに関する設計評価 (design readiness review) が成功裏に完了した、と発表した。これは、海軍が求める水準までミッション システムが熟成されているという意味。これまでに、Raytheon 社 IDS (Integrated Defense Systems) 部門と Zumwalt National Team は 270 万行のソースコードを記述して 10,127 枚の設計図を作図、詳細設計とインテグレーションの 92% を完了して、そのうち 56% については生産段階に移行できるところまで来たとする。このほか、DBR (Dual Band Radar) については陸上と艦上での試験を完了している。(Raytheon)
  • 米 Boeing 社と米 Insitu 社が協同で手がけている ScanEagle UAV が、海兵隊の MEF (Marine Expeditionary Forces) をサポートする戦闘任務飛行で累計飛行時間 50,000 時間を、さらに米海軍の艦上における回収が累計 1,000 回を達成した。2004 年 7 月から、海兵隊向けに ScanEagle を使った ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) ミッションを実施している。さらに 2005 年 7 月から海軍向けの運用が加わり、USNS Stockham (T-AK-3017 ?)、USS Whidbey Island (LSD-41)、USS Oscar Austin (DDG-79)、USS Oak Hill (LSD-51)、USS Carter Hall (LSD-50) といった艦で運用してきている。ScanEagle はセンサーとして安定化機能付きの EO/IR (Electro-Optical/Infrared) センサーを持ち、自律飛行が可能、高度 16,000ft で 24 時間のロイターが可能。静止目標でも移動目標でも容易に追跡できるとしている。発進には油圧式の SuperWedge カタパルトを、回収には Insitu 社が特許を持つ SkyHook システム (高さ 50ft の塔に張り渡したロープで引っかけて回収する) を使う。このシステムにより、同機の運用には滑走路が要らない。(Boeing)
  • 米陸軍は、WIN-T (Warfighter Information Network-Tactical) の Increment 1 と Increment 2 について、1-2 月にかけて実施した最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) に続いて、要求仕様を満たせているとして WIN-T の最終設計を承認した。WIN-T の開発を担当している General Dynamics C4 Systems 社と Lockheed Martin 社では、2008 年 10 月から WIN-T のフィールド試験を予定しており、そのための準備を進めているところ。それに続いて、2009 年には移動通信能力の検証試験を予定している。WIN-T では中隊レベルまでカバーする移動体広帯域戦術通信網を構築するが、特に Increment 2 では戦術通信ノード、モバイル "points of presence"、車載無線通信パッケージ、個人装備用ネットワーク エクステンションを実現、アドホックに無線通信網を実現できるようにする。この計画には、先の 2 社に加えて BAE Systems、Harris Corporation、L-3 Communications の各社も参画している。(GD)
  • Airbus 社は UAE 8United Arab Emirates) の Dubai Airport Free Zone に、Airbus Material and Logistics Centre を開設した。これにより、中東方面のカスタマーを対象とするスペアパーツの納入を迅速化するとしている。保管スペースの面積は 3,700 平米、5,000 種類・43,000 点のパーツを保管して、24 時間フルタイムで送り出せる体制をとる。また、電子機器の補修機能も備える。(Airbus)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/29)
  • Raytheon Co. (Portsmouth, RI) は米海軍から、AN/AQS-22 ALFS (Lirborne Low Frequency Sonar) の FY2008 全規模量産 (FRP : Full Rate Production) 分・14 セットを $59,790,100 で受注した。FRP ロット VI にあたり、MH-60R に搭載する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-08-C-0051)
  • McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米海軍から、F/A-18E/F と EA-18G に装備する付属ミッション機材 (ancillary mission equipment) に関する修正契約を、$23,783,387 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-C-0014)
  • Serco Inc. (Vienna, VA) は米海軍から、航空管制システムを対象とするエンジニアリング、導入、技術サポート業務に関する修正契約を $11,400,000 で受注した。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-02-D-3712)
  • Sikorsky Aircraft Corp. (Stratford, CT) は米陸軍から、UH-60M×9 機を対象としてバーレーン軍固有の仕様に合わせるための改修を行う作業を、$30,421,105 で受注した。訓練、技術文書、ILS (Integrated Logistics Support)、FSR (Field Service Representative) 派遣、保証、フェリー フライトのサポートも含む。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-08-C-0003)
  • AM General LLC (South bend, IN) は米陸軍から、EA HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle)×101 両を $11,601,414 で、別件で EA HMMWV×51 両を $5,789,443 で、それぞれ受注した。TACOM, Warren, MI (DAAE07-01-C-S001, DAAE07-01-C-S0001)
  • Kipper Tool Co. (Gainesville, GA) は米陸軍から、航空機用の兵装・電子機器整備工具セット (aviation maintenance armament and electrical shop set) を $9,819,763 で受注した。TACOM, Rock Island Arsenal, Rock Island, IL (DAAE20-03-D-0089)
  • Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautics (Fort Worth, TX) は米空軍から、2010 年までに integrated mobility configuration I で TRL (Technology Readiness Level) 5 を達成するための開発作業を、$8,272,771 で受注した。高揚力 (high lift)・効率的な遷音速飛行 (efficient transonic flight)・飛行制御 (flight control) といった分野が対象。Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-05-G-5503)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/29)
  • Austal USA 社が建造を進めていたトリマラン型 LCS (Littoral Combat Ship)、USS Independence (LCS-2) が進水した。2006 年 1 月に起工、アラバマ州 Mobile の同社造船所で建造を進めてきていたもの。進水作業は、100t の能力があるレール トロリー×66 基に全長 126m の船体を載せて、建造を行っていた建屋から浮ドックに船体を移送した上で実施した。トリマラン船形をとることで、高い航洋性と航空機運用能力を実現した、という説明。飛行甲板は H-60 なら 2 機を運用可能で、このサイズの艦では通常なら運用できない H-53 の運用も可能。その Austal 社、米陸海軍が共同で進めている高速輸送艦開発計画・JHSV (Joint High Speed Vessel) でも、予備設計契約 (Preliminary Design Contract) を受注した 3 社のひとつに選ばれている。(Austal)
  • イスラエルの IAI (Israel Aerospace Industries) 社が開発・製造した民間向け通信衛星・AMOS-3 が、カザフスタンの Baikonur から Zenit-3SLB ブースターを使って打ち上げられた。軌道位置は西経 4 度の赤道上、ペイロードは Thales Alenia Space 社製。カスタマーは、AMOS-1・AMOS-2 と同じ Space Communications 社で、ヨーロッパ・中東・北米を対象とする同社の通信・放送事業に使用する。IAI では、さらに AMOS-4 衛星を開発中。(IAI, Thales Alenia Space)
  • 仏 Sagem Defense Securite 社は仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale pour l'Armement) から、フランス陸軍向け SITEL 情報システムの追加分・500 セットを受注した。これで累計受注は 1,000 セット近くに達している。最終的には 4,500 セットを配備する計画。SITEL はタッチスクリーンとデジタル マップを使い、戦術無線機や航法システムとのインターフェイスを備えるシステムで、さまざまな種類の車両に装備できる設計になっている。もちろん、将来個人用戦闘装備・FELIN (Fantassin a Equipements et Liaisons Integres) を初めとする各種情報システムとの相互運用性もある。現在、第 2 機甲旅団と第 6 軽機甲旅団に配備済み。(Sagem Defense Securite)
  • ニュージーランド国防軍 (NZDF : New Zealand Defence Force) は SKM (Sinclair Knight Mertz Pty Ltd.) 社に対して、KiwImage 計画に関する契約を発注した。政府機関が使用する衛星画像を調達する案件で、今後 3-5 年間にわたり、解像度 60cm の衛星画像を納入することになる。撮影対象は、南西太平洋方面の島嶼や陸地で、木や藪、踏み分け道、道路のマーキングまで識別可能とされる。当初分の作業の多くは、火災対策のために用いることになっている。(NZDF)
  • 米 Rockwell Collins 社は、米陸軍の M1A1/M1A2 Abrams 戦車を対象として進めている TUSK (Tank Urban Survivability Kit) 改修で使用する HMD (Head Mounted Display) の第一陣・550 セットを完納したと発表した。この HMD は LW (Land Warrior) や MWSS (Mounted Warrior Soldier System) で使用しているのと同じもので、M1 戦車の TUSK では LTWS (Loaders Thermal Weapon Sight) が捉えた映像を表示する。これにより、昼夜を問わずに敵を識別して M240 機関銃で交戦できるというわけ。なお、LTWS は Raytheon 社製で、そのコンポーネントとなる HMD を Rockwell Collins から Raytheon に納入する構図。(Rockwell Collins)
  • 米 Lockheed Martin Aeronautics 社は、米空軍向け C-130J の納入が累計 100 機を超えたと発表した。100 号機の配備先は、米空軍・航空機動軍団 (AMC : Air Mobility Command) 麾下、463rd AG/41st AS "Blackcats" (Little Rock AFB, AR)。(Lockheed Martin Aeronautics)
  • BAE Systems 社が率いる、大学・民間研究機関との合同チームが、米陸軍研究所 (Army Research Laboratory) の小型状況認識用ロボットの案件・MAST (Micro Autonomous Systems and Technology) を 3,800 万ドルで受注した。担当する MAST Collaborative Technology Alliance は、市街地・山岳地帯・洞窟といった複雑な地形で使用する、自律行動可能な情報収集用ロボットの開発に取り組む。課題としては、動力源、センサー、データ処理、通信、航法、制御、マイクロデバイス、パッケージング、システム アーキテクチャなどがある。当初契約 5 年、オプション契約がさらに 5 年。この件に関わるメンバーとそれぞれの担当分野は、以下の通り。このうち最初の 4 者が主要メンバー。
    • BAE Systems : Microsystems Integration
    • University of Michigan : Micro Electronics
    • University of Maryland : Microsystem Mechanics
    • University of Pennsylvania : Processing for Autonomous Operation
    • University of California at Berkeley
    • California Institute of Technology
    • Jet Propulsion Laboratory
    • Georgia Institute of Technology
    • University of New Mexico
    • North Carolina Agricultural and Technical State University
    (BAE Systems)
  • 米 Raytheon 社は米陸軍から、衛星通信端末・SMART (Secure Mobile Anti-jam Reliable Tactical Terminal) 用のアップグレード改修キットを 8,670 万ドルで受注した。最終的には総額 1 億 8,330 万ドルの案件となる。米陸軍・米空軍・米海兵隊に加えて、カナダとオランダでも使用する。納入するアップグレード改修キットは AEHF (Advanced Extremely High Frequency) キットといい、これを導入して SMART-T に改修することで新型通信衛星 AEHF に対応、伝送能力を 4 倍に引き上げる。なお、Raytheon 社が開発した SMART-T 用ソフトウェアは、米海軍の Multiband Terminal や米空軍の Minuteman Minimum Essential Emergency Communications Network でも使用している。いずれも、従来の EHF 通信衛星と新型の AEHF の両方に対応している。(Raytheon)
  • BAE Systems 社は米海軍から、BGM-109 Tomahawk 巡航ミサイルを収容する Mk.14 mod.2 キャニスターを 3,160 万ドルで受注した。Mk.41 VLS (Vertical Launch System) から発射する際に使用するもので、キャニスターの外形やインターフェイスは Mk.41 に適合する標準型、内部は Tomahawk に合わせた形状とインターフェイスを備える。2008 年 7 月に、さらに 950 万ドル分の追加受注を得られる見込み。製造担当はサウスダコタ州 Aberdeen の事業所。(BAE Systems)
  • 米 DRS Technologies 社は、LRAS3 (Long Range Advanced Scout Surveillance System) の第一陣契約を、米 Raytheon 社 Network Centric Systems 部門 (McKinney, TX) から受注した。総額 1 億 100 万ドルの 5 年契約で、そのうち今回の分は 3,640 万ドル。LRAS3 とは、赤外線を使ったマルチセンサー システムで、Stryker や HMMWV に搭載して遠隔地のターゲットを探知・識別・位置評定するもの。主契約社は Raytheon で、インテグレーションも同社の担当。それに対して DRS の Sensors & Targeting Systems 部門・Optronics Division (Melbourne, FL)・RSTA (Reconnaissance, Surveillance & Target Acquisition) セグメントが、サブアセンブリーとなる FLIR (Forward Looking Infrared) や IOBs (Integrated Optical Benches) を受注・納入する構図。(DRS Technologies)
  • 米 CACI International 社は米陸軍から、S3 (Strategic Services Sourcing) 関連のタスク オーダー 2 件を受注した。それぞれ 2 年ずつの案件で、総額 3,600 万ドル。ひとつは、暗視装置などのセンサー技術を開発するプロジェクト、NVESD (Night Vision & Electronic Sensors Directorate) を対象として、技術分野の支援を実施するもの。赤外線照準器、監視システム、その他の夜間戦闘能力増強用システムに関わるもの。もうひとつは 1,600 万ドルの案件で、FPA (Focal Plane Array) やカメラといったセンサーについて、先進センサー技術のテストや開発のサポートを実施するもの。こちらも暗視装置の開発に関わるもの。(CACI International)
  • 米 Northrop Grumman 社は、米陸軍 Communication-Electronics LCMC (Life Cycle Management Command) から ER/MP (Extended Range/Multi-Purpose) UAV に装備する多機能レーダーの担当に選定されたと発表した。まず、4,200 万ドルの契約で Robotics and Unmanned Systems Program Management Office 向けに、SAR/GMTI (Synthetic Aperture Radar / Ground Moving Target Indication) 機能を備える STARLite レーダー×10 セットを納入する。これを使用すると、地形のマッピングや地上の移動目標探知が可能。(Northrop Grumman)
  • 米 Northrop Grumman 社は、同社が米空軍向けに提案している GPS (Global Positioning System) 向け次世代管制局 (OCX / Next Generation Control Segment) フェーズ B セグメントの担当企業チームに、米 Lockheed Martin Information Systems and Global Services 社が加わったと発表した。現在、1 億 6,000 万ドルの契約で進めているフェーズ A セグメントでは、新しいブロック II/III 衛星の導入に向けて、GPS 地上機材のアーキテクチャを再構築しているところ。続くフェーズ B で、それを実際にブロック単位で開発していくことになる。
  • 米 Textron Systems 社傘下の AAI 社は、同社子会社の AAI Services 社 (Charleston, SC) が米 Lockheed Martin 社から F-35 用の ASMT (Aircraft Systems Maintenance Trainer) を設計・開発する作業を受注したと発表した。HMI (Human Machine Interface) 分野のソフトウェア開発を手がけている DiSTI Corporation (Orlando, FL) と組んで作業にあたる。ASMT は、F-35 を扱う地上要員に対して運用・整備・試験の手順を訓練する際に使用する機材。できあがったブツは空軍の Integrated Training Center (Eglin AFB, FL) に納入して、Lockheed Martin Simulation, Training & Support 社が開発している F-35 訓練システムの一環となる。(AAI Services)
  • Eurocopter 社は、同社の SAR (Search and Rescue) 型 EC225×2 機が日本の海上保安庁で運用を開始した、と発表した。海保には 1989 年から導入した AS332L1 Super Puma×4 機があるが、さらに次世代 SAR ヘリとして EC225 を導入したもの。EC225 は新設計の 5 翅ローターを持ち、最大離陸重量を 11t に増大、振動を抑制した。機体外部と貨物スペース後部に増加燃料タンクを取り付けると、燃料搭載量は 1,180kg に達する。また、強力なオートパイロットも売り物。派生型の EC725 はフランス軍で SAR ヘリとして使われている。(Eurocopter)
  • 米 Lockheed Martin 社は、米軍向けに兵站・IT・訓練・ヘルスケア関連の業務を担当している Eagle Group International 社 (Atlanta, GA) との間で買収合意が成立したと発表した。買収額は非公開。Eagle 社が受注している米軍向けの案件は、一切合切を引き継ぐとしている。(Lockheed Martin)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/4/28)
  • ILSC Holdings LC 傘下の Defense Training Services (Anchorage, AK) は米海軍から、ノースカロライナ州の MCB (Marine Corps Base) Camp Lejeune に、訓練の際にロール プレイヤーを務める外国語の専門家を派遣する業務を、$91,778,280 で受注した。Marine Corps System Command, Orlando, FL (M67854-08-D-8028)
  • Cubic Applications, Inc. (Lacey, WA) は米海軍から、部隊レベルと参謀の両方を対象とする訓練支援と、IT/シミュレーション関連のサポート サービス業務を、$72,487,405 で受注した。海兵隊が展開前に実施する、ライブ、あるいはヴァーチャルの訓練イベントが対象。I MEF (Marine Expeditionary Force)、II MEF、III MEF の麾下にあるすべての海兵隊基地が対象。Marine Corps System Command, Orlando, FL (M67854-08-C-80003)
  • Canadian Commercial Corp., General Dynamics Land Systems Canada は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に関する修正契約を $28,585,655 で受注した。被害状況評価リストを作成、窓から銃眼を撤去する等の作業を実施する。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5028)
  • Lockheed Martin Systems Integration (Owego, NY) は米海軍から、MH-60 のコックピット再設計 (改修・試験・インテグレーション・訓練・兵站支援を実施する) で使用するインターフェイス試験機材 (point-and-click operator system interface test asset)×17 セットに関する修正契約を、$21,738,576 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-C-0028)
  • Bell Boeing Tiltrotor Team (Amarillo, TX) は米海軍から、CV-22 用のスペア コンポーネンツを $19,000,000 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00383-03-G-001B/#0270)
  • Force Protection Industries, Inc. (Ladson, SC) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) を対象とする、ILS (Integrated Logistic Support) で使用するパーツ類に関する修正契約を $15,279,151 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5031/#0003)
  • Boeing Co. (St. Louis, MO) は米海軍から、オーストラリア空軍向けの F/A-18F を対象とするエンジニアリング/兵站支援業務に関する修正契約を $15,200,000 で受注した。FMS (Foreign Military Sales) 案件。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00383-06-D-001J)
  • Harry Pepper & Associates, Inc. (Jacksonville, FL) は米海軍から、フロリダ州の Naval Support Activity Panama City に沿岸戦システム施設 (Littoral Warfare Systems Facility) を建設する作業を、$12,593,600 で受注した。2 階建ての建物、管理部門、SCI (Sensitive Compartmented Information) 施設を建設する準備を進めるもの。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N62467-03-D-0188/#0006)
  • Northrop Grumman Systems Corp. (Annapolis, MD) は米海軍から、Portsmouth Naval Shipyard で ASDS (Advanced SEAL Delivery System) のドック作業 (Planning Yard) を実施するためのエンジニアリング/テクニカル サービス業務を $7,889,440 で受注した。1 年分のオプション契約があり、実現した場合の総額は $42,682,232。Fleet and Industrial Supply Center Norfolk, Portsmouth Naval Shipyard Annex (N00189-08-D-P002)
  • ITT Corp., Aerospace Communications Division (Fort Wayne, IN) は米海軍から、SRW (Soldier Radio Waveform) ソフトウェアに関する修正契約を $7,585,314 で受注した。JTRS (Joint Tactical Radio System) を用いて音声・データ・動画の通信を可能にするためのもの。オプション契約分まで実現した場合の総額は $92,366,305。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-07-C-5876)
  • Hydraulics International Inc. (Chatsworth, CA) は米海軍から、油圧機器用の動力源 (電気式×68, ディーゼル式×67) と作動油清浄化装置 (hydraulic fluid purifier unit)×58 セットを $7,424,511 で受注した。陸上、あるいは艦上で実施する航空機整備に際して、システム、サブシステム、コンポーネントの検査とトラブル対策を行う際に使用するもの。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-04-D-0015)
  • Stanley Baker Hill, LLC (Muscatine, IA) は米陸軍から、イラクに展開している米陸軍師団を対象とするサービス業務を、$37,900,680 で受注した。Army Corps of Engineers, Winchester, VA (W912ER-04-D-0021)
  • General Dynamics Land Systems Division (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、M1A2 SEP (System Enhancement Program) Version 1 戦車の 再生補修 (recapitalization) に使用する資材の先行調達契約を、$28,241,783 で受注した。TACOM LCMC, Warren, MI (W56HZV-06-G-0006)
  • General Dynamics Land System, Inc. (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、M1 Abrams 戦車を対象とするシステム/テクニカル サポート業務を $23,000,000 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-07-C-0046)
  • Global Fleet Sales, Inc. (Charlottesville, VA) は米陸軍から、貨物トラック (cargo transport II) を $12,124,218 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-06-D-G002)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence, MO) は米陸軍から、小火器用弾薬を $10,753,049 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-99-D-0016)
  • Alliant Ammunition and Powder Co., LLC (Radford, VA) は米陸軍から、M1 多孔式装薬 (multi-perforated propellant) と M67 装薬を $6,077,626 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAA09-02-G-0010)
  • Northrop Grumman Systems Corp., Electronics Systems Section (Linthicum Heights, MD) は米空軍から、Optical RF Communications Adjunct プログラムを $46,108,784 で受注した。遠隔地の地上ノードと通信するための、光学的手段と電波を併用するハイブリッド型通信機器の、ハードウェアとネットワーク ソフトウェアを開発する案件。Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-08-C-7828)
  • Odyssey Research Associates Inc. (Ithaca, NY) は米空軍から、重要情報管理と意志決定に関連するシステムの研究・開発・能力向上を $24,900,000 で受注した。dynamic systems technology、quality of services technology、enterprise technology といったものを含む。Rome, NY (FA8750-08-D-0065; FA8750-08-D-0065/0001)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/4/28)
  • スウェーデン国防省とスウェーデン軍国防資材局 (FMV) はノルウェー国防省に対して、JAS39 Gripen×48 機の輸出に関する提案を実施した。機体だけでなく、支援用の機材やシステム、訓練、メンテナンス/サポート業務といった内容で、2016 年から数年がかりでデリバリーするとしている。また、ノルウェー向けと同仕様の機体を自国でも運用する考えもあるとしている。この提案には、技術開発や兵站支援、合同演習といった分野における、両国の協力も盛り込んだ。すでにスウェーデン側はノルウェー国内のパートナー企業として Kongsberg Defence & Aerospace (複合材料製品の製造や、JSM のインテグレーション)、Thales Norway (データリンク、衛星通信、NATO 仕様の暗号機器)、Nammo (27mm 機関砲弾 APEX や C-RAM (Counter Rocket-Artillery-Mortars))、Simrad Optronics (各種光学機器)、Natech (配線やパネルなど)、TotAl-group (機体構造部品) などをリストアップしており、Gripen の採用が決まればオフセット率 100% を保証するとしている。(Swediah MoD, FMV, Saab)
  • また、インド空軍の MMRCA (Medium Multi-Role Combat Aircraft) 計画についても、Saab 社は Gripen International 経由で、JAS39 Gripen IN に関する完全版の提案書を提出した。次世代バージョン・Gripen NG をベースとした機体で、F414G エンジンや AESA レーダー、IRST などのセンサーを装備。NCW (Network Centric Warfare) にも対応、調達・運用・サポートのコストが安く、将来に向けた発展の余地も十分にあると説明している。さらに、インド側が必要とする技術はすべてトランスファーするし、インド空軍独自の要求に合わせた改修も行うと表明。(Saab)
  • F-35 Lightning II の STOVL 型 (F-35B) が 4/18 に、初めてとなるエンジン運転を実施。担当したのはイギリス人パイロット (BAE Systems 社の Graham Tomlinson 氏)。これは、初飛行を前にして実施する地上試験のうち、最終段階のスタートとなるもの。今回の試験ではアフターバーナーは作動させず、1 時間に渡ってさまざまなパワー セッティングを試した。また、STOVL 飛行を行う際に使用する機体表面の扉について、すべて開閉テストを実施した。具体的には、シャフト駆動リフトファンの上と下、それとエンジン排気ノズル下面の扉、エンジン用の補助空気取入口が該当する。実際にこれらのシステムを使って短距離離陸、垂直着陸、ホバリングを行うのは、2009 年に入ってからの予定。同機が搭載する Pratt & Whitney 社製 F135 エンジンはミリタリー推力 28,000lb、A/B 推力 40,000lb。F-35 では、スターター・発電機・環境制御システム・非常動力システムを一体化した Integrated Power Package を採用している。一方、CTOL 型の F-35A については、これまでに 40 回の試験飛行を消化した。(Lockheed Martin Aeronautics )
  • 米陸軍は FCS (Future Combat System) 向けの フィールド試験 (TFT : Technical Field Test) を、ニューメキシコ州の WSMR (White Sands Missile Range) で 2-3 月にかけて 2 週間がかりで実施、その際に NLOS-LS (Non-Line of Sight Launch System) について、すべての要求仕様を満たしていることを確認できた、と発表した。NLOS-LS は精密攻撃能力を持つ対地攻撃ミサイル・PAM (Precision Attack Missile) を発射するシステムで、高い展開能力を備えるだけでなく、全天候下で無人運用が可能という触れ込み。AETF (Army Experimental Task Force) によるフィールド試験では、UGS (Unmanned Ground System) やネットワーク関連機能 (FCS Network Components) などと組ませて NLOS-LS を試した。そして、受け取った射撃指示 (fire missions) を基にしてターゲットと交戦。これにより、晩春に予定している TRADOC (Training and Doctrine Command) の Force Developmental Test and Evaluation に NLOS-LS を送り込む下準備が整った。(US Army)
  • QNA (QinetiQ North America) 社は NASA (National Aeronautical and Space Administration) から、ミッション クリティカル エンジニアリング、IT やセキュリティ関連のサポート業務などを、1 億 9,000 万ドルで受注した。宇宙・安全保障・軍事・情報関連コミュニティを対象とする案件。同社はこの契約の下、メリーランド州の Goddard Space Flight Center で環境関連試験を実施する等の活動を実施する。各種の宇宙プロジェクトで使用する配線やその他の機器が、宇宙空間の環境に耐えらられるかどうかを検証するのが目的。(QinetiQ)
  • 英陸軍の DST (Defence School of Transport, Leconfield, East Yorkshire) で、新型の 4x4 全地形パトロール車両・M-WMIK (Mobility Weapons Mount Installation Kit)・Jackal に関する訓練の第一陣が完了した。DST には教官 10 名と車両 12 両がある。これは操縦手と操縦手の教官を対象とするもので、これまでに操縦手 12 名と教官 4 名が訓練課程を修了。教官用の課程は操縦手の課程より 2 日間長い 10 日間で、車両のシステムについての学習も行っている。すでに Jackal は英陸軍の第 16 航空強襲旅団がアフガニスタンで運用しているが、10 月から Helmand 省に海兵隊の第 3 コマンドー旅団が展開するため、そちらを対象とする訓練を始めているところで、同旅団については 120 名を訓練する予定。Jackal は 5.9L のエンジンを持ち、路上で 80mph、砂漠で 40mph の最高速度を発揮する。乗員は 3 名、兵装は 12.7mm 機関銃、自動擲弾発射機か 7.62mm GPMG (General Purpose Machine Gun)、それと車長用の GPMG。前任の Land Rover と違って、乗員用の装甲防禦がある。(MoD UK)
  • ドイツは、同国空軍が 2010-2016 年にかけて導入する A400M 輸送機 (A400M Weapon System)×60 機を対象とする、就役後のサポート フェーズと SC (Support Center) 設置などを担当する候補の絞り込みを実施、結果を EDA Contracts Bulletin Board に掲載した。
    • A400M Services GmbH, Rechliner Strase, 85077 Manching
    • Diehl Aerospace GmbH, An der Sandelmuhle 13, 60439 Frankfurt
    • Liebherr-Aerospace Lindenberg GmbH, Pfaenderstrase 50-52, 86161 Landsberg im Allgau
    • Lufthansa Technik AG, Weg beim Jager 193, 22335 Hamburg
    • Boeing International Corporation, 100 N. Riverside Plz, Chicago, Illinois 60606 (Boeing Germany, Pariser Platz 4a, 10117 Berlin)
    • Marshall of Cambridge Aerospace Ltd, Airport House, The Airport, Cambridge CB5 8RX
    • Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG Dienstleistungszentrum Koln, Graf Zeppelin-Strase 18, 51147 Koln
    • RUAG Aerospace Services GmbH, Sonderflughafen Oberpfaffenhofen, 82231 Wessling
    • Sabena technics, Aeroport de Dinard-Pleurtuit-Saint Malo, B.P. 90154 - 35801 Dinard cedex
    • VT Aerospace Ltd, 1 Enterprise Way, Bournermouth Airport, Christchurch, Dorset BH23 6BS
    契約担当部門は BWB (Federal Office of Defence Technology and Procurement / Ferdinand-Sauerbruch-Strase 1-56073 Koblenz-GERMANY, http://www.bwb.org/)、契約番号は Q/LR2G/R8158。A400M と関連地上機材の運用に関わる技術面・兵站面のサポート、メンテナンス、資材供給を担当するもので、1 機あたり、年間 377 飛行時間の確保が求められている。当初契約期間は 10 年間だが、さらに 6 年間のオプション契約を設定。まず第 62 空輸航空団 (LTG 62, Wunstorf) を対象とする。機体の運用開始と、それに伴うサポート業務の開始は 2010 年 8 月。ここと Alt Duvenstedt (Hohn) にそれぞれ 30 機ずつを配備する計画。開発段階 (DPP : Development and Production Phase) の段階ですでに契約を締結しているものについては、今回の契約対象から除外する権利をカスタマーが留保する。なお、仏独合同飛行隊の構想が具現化した場合、そちらも対象となる。A400M の整備作業は ML1〜3 の 3 段階整備方式をとり、ML2 と ML3 については機上で実施するものと機外で実施するものがある。このうち ML2 の機上作業は空軍側の担当で、それより上のレベル (大がかりなレベル) が企業側の担当、担当者は所要のセキュリティ クリアランスを取得した上で作業に従事する。一部分の受注はできず、作業全体の一括受注が条件。(EDA Contracts Bulletin Board)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2008/4/30)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,645 名の減少。現在の動員内訳は、陸軍 78,982 名、海軍 5,014 名、空軍 8,088 名、海兵隊 8,581 名、沿岸警備隊 347 名。

部隊移動 (AFNews 2008/4/29)
AFRC (Air Force Reserve Command) 麾下の 927th ARW (Air Refueling Wing) が、ミシガン州の Selfridge ANGB (Air National Guard Base) からフロリダ州の MacDill AFB (Air Force Base) に移駐した。また、移駐前は自前の KC-135 を飛ばしていたが、移駐後は 6th AMW (Air Mobility Wing) の提携部隊 (ASSOC) となり、AFRC から州兵航空隊 (ANG : Air National Guard) の指揮下に移った。
これは、BRAC (Base Realignment and Closure) 2005 による再編の一環。4th Air Force Det.2 が陣取る Selfridge は、2009 年に閉鎖の予定となっている。

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/30)
29 日、アフガニスタンの Orgune、Bari Kowt、Jalalabad に米空軍の A-10 が、Bagram と Jalalabad に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。Nangalam では米空軍の B-1B が敵陣を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 52 件、ISR ミッションは 10 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Baghdad で米海軍の F/A-18 が GBU-38/B を使って敵を爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 24 件、ISR ミッションは 18 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。

今日のイラク (AFPS 2008/4/30)
30 日、Baghdad で米陸軍・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊の兵士が小火器による攻撃を受ける事件が発生、戦車で反撃して敵 1 名が死亡。さらにロケットを発射しようとした敵を攻撃して敵 2 名が死亡。同大隊は別件で、ロケットを運んでいた敵と交戦、ロケットを載せていた三脚を破壊。Sadr City では IED を設置している現場を UAV が発見、AGM-114 を発射して敵 1 名が死亡、2 名が負傷。Baghdad 北西では 3 名を拘束したが、ここは IED 攻撃で戦死者 1 名が出た現場。拘束した中に、この件に関わった者がいるという情報。
29 日、Baghdad の Istiqal Qada 地区をパトロールしていた米軍部隊が、EFP (Explosively Formed Penetrator) を回収しようとしていた敵 2 名と交戦、いずれも死亡。EFP は破壊処分。Baghdad 北東では、迫撃砲を撃っている敵 2 名を発見、航空攻撃で迫撃砲を破壊、敵はいずれも死亡。別件で、米陸軍・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊が重機関銃で攻撃される事件が発生、反撃して敵 2 名が死亡、重機関銃 2 挺を破壊。Baghdad の Rashid 地区でもパトロール中の兵士が撃たれる事件があり、反撃して敵 1 名が死亡、その他が負傷。
28 日、"Sons of Iraq" メンバーの支援を受けた連合軍が、Baghdad でテロリスト 1 名を拘束。自動車爆弾攻撃・IED 攻撃・狙撃・武器密輸・誘拐・殺人に関与した容疑。Tikrit の Qadasiyah では、SWAT (Special Weapons And Tactics) チームがアルカイダ関連組織の首領を拘束。当地における IED 攻撃に関わった容疑。Baghdad の Rashid 地区と Abu Tshir 近くのモスクでは、107mm ロケットと組み立て途中の EFP を発見。Baghdad 郊外の Abu Osage 村では、イラク陸軍・第 6 師団・第 25 旅団・第 1 大隊が 57mm 砲弾 450 発を発見。Baghdad 南西の Mugartimat では、匿名の通報を受けて出動した米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チーム・第 33 騎兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊・第 2 小隊が、自家製爆薬 24lb を使用した自爆ベスト、ワイヤー、雷管、電子回路部品を発見。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/4/29)
28 日、アフガニスタンの Maimana で米空軍の B-1B が、Nangalam では米空軍の F-15E が、敵兵や敵陣を GBU-31/B で爆撃。Garmsir 近郊では英空軍の Harrier GR.7 が Enhanced Paveway II で敵を爆撃。このほか、Sangin、Bari Kowt、Bermel、Lwara に米空軍の F-15E が、Bermel に英空軍の Harrier GR.7 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 26 件、ISR ミッションは 15 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 50 件、ISR ミッション 25 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察 8 件を実施。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/4/29)
27 日、Nangarhar 省の Bati Kowt 地区でアフガニスタン軍と聯合軍が、自爆テロや自家製爆弾のハンドリングを担当している人物をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で敵 2 名が死亡。アフガニスタン軍にも戦死者 1 名があった。
Lagman 省の Galuch という村落では、アフガニスタン軍のコマンドー部隊と警察、それと聯合軍が武装勢力と交戦。敵の死傷者がどの程度だったかは不明。

今日のイラク (AFPS 2008/4/29)
聯合軍がイラク北部で実施した作戦で、敵 3 名が死亡、12 名が拘束された。Baghdad 北方では、外国人テロリストの手引きをしていた人物をターゲットとする作戦を実施、当人を含む 3 名が死亡、5 名が拘束された。そのほか、Mosul で 4 名を拘束、Beiji では自動車爆弾攻撃を仕掛けていた組織の首領など 3 名を拘束。
28 日、Baghdad の Sadr City で AWT (Aerial Weapons Team) と M1A2 戦車が交戦、AGM-114 と戦車砲による攻撃で敵 7 名が死亡。Khalaf Al Mahd 近郊では車両 2 台を破壊、敵 10 名が死亡、1 名が拘束されたほか、武器集積所を発見。Diyala 省では、アルカイダの存在に反発する地元住民に対する攻撃があったが反撃、敵 12 名が死亡。しかし、住民側にも死者 1 名、負傷者 3 名が出た。Baghdad の Abu Ghraib では、アルカイダ関連組織の首領をターゲットとする作戦を聯合軍が実施、3 名を拘束。Rasafah でもアルカイダ関連組織の宣伝に関わっていた 1 名を拘束。
New Baghdad では、AK-47 自動小銃 38 挺、SKS 小銃 3 挺、拳銃などを発見。別件で、迫撃砲弾 20 発と RPG 6 発も発見。Rashid では RPG 10 発と発射機 2 基、自爆ベスト、擲弾 2 発、105mm 砲弾、60mm 迫撃砲弾 2 発、自家製爆薬を発見。
27 日、Baghdad の Rashid 地区と Zubaida で、お尋ね者リストの上位に載っていた人物を拘束、ロケット発射機などの武器を発見。Baghdad 南西でも機関銃弾 80 発と迫撃砲弾 5 発、自家製爆薬を発見。Baghdad の Rashid 地区では、Abu Tshir をパトロールしていた兵士が EFP (Explosively Formed Penetrator) を発見、別件で発射機に載せた 107mm ロケットを発見。

今日のUSAFCENT (AFNews 2008/4/28)
27 日、アフガニスタンの Jalalabad で米空軍の A-10 が、敵を 30mm 機関砲で攻撃。Nangalam と Asadabad では米空軍の B-1B が、敵を GBU-31/B で爆撃。Ghazni、Sangin、Gereshk、Now Zadhe には米空軍の F-15E が、Bermel には英空軍の Harrier GR.7 が、Qalat には仏空軍の Mirage 2000 が、Sangin、Lwara、Asadabad には米空軍の A-10 が、それぞれ出撃。この日の近接航空支援ミッションは 46 件、ISR ミッションは 15 件、英空軍による戦術偵察は 1 件。
イラクでは、Baghdad に米海軍の F/A-18 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 43 件、ISR ミッションは 159 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 7 件。

今日のイラク (AFPS 2008/4/28)
聯合軍とイラク軍は過去 4 日間にわたり、イランの支援を受けている "special groups" と交戦、敵 42 名が死亡、8 名が拘束された。Baghdad では、検問所に対して多数の敵が攻撃を仕掛けてくる事件があり、M1 戦車が戦車砲と機関銃で反撃、敵 22 名が死亡、残りは逃走した。聯合軍・イラク軍の死傷者はなし。また、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 68 機甲聯隊・第 1 大隊の兵士が降車パトロール中に小火器と RPG による攻撃を受けて、敵を包囲するとともに戦車砲や機関銃で攻撃、敵 7 名が死亡。別件で同聯隊は RPG で攻撃してきた敵と交戦、敵 5 名が死亡。さらに別件で、検問所に小火器で攻撃を仕掛けてきた敵 1 名と交戦、敵は死亡。このほか、小火器による攻撃に対して AWT (Aerial Weapons Team) が反撃して敵 1 名が死亡。
27 日、米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘チームが、Baghdad 東部の戦闘外哨を小火器で攻撃してきた敵グループと交戦、敵 2 名が死亡。Rashid 地区で発生した戦闘では敵 1 名が死亡、爆発物を発見、14 歳の少年が負傷して治療を受けた。Buyayj ではイラク陸軍・第 3 師団が武装勢力掃討作戦を実施して 6 名を拘束。
26 日、Multinational Division Center 麾下部隊が Mahmudiyah をパトロール中に IED 製造材料を発見。さらに別件で、Qaqa のアパートで迫撃砲 6 門、107mm ロケット、57mm 砲弾、ボールベアリングなどの爆弾製造材料、TNT 火薬で作った IED を発見。Yusufiyah では、イラク軍が迫撃砲・ロケット・IED 製造材料を発見、聯合軍の EOD チームに引き渡した。
イラク軍は 25-26 日にかけて、Hussayniya で "special groups" の掃討作戦を実施、敵 3 名が死亡。Jazeera Desert でもイラク軍特殊部隊が武器密輸容疑で 2 名を拘束。

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こぼれ話

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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