警 告
「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。
|
| 一般ニュース
| 産業・装備・調達
| 人事・組織
| 戦争・紛争
| こぼれ話
|
一般ニュース
情報分析ツールだって (USAF 2008/5/2)
米空軍の ESC (Electronic Systems Center) 麾下・950th ESG (Electronic Systems Group) は、空軍の情報分析ツール・DCGS (Distributed Common Ground System) Block 10.2 の領収試験を成功裏に実施、まず第一陣として空軍の DCGS サイト×5 ヶ所への配備に乗り出した。配備先は以下の通りで、最初に Beale AFB、次に Ramstein AB に配備する。
Beale AFB, CA
Langley AFB, VA
Hickam AFB, HI
Osan AB, Korea
Ramstein AB, Germany
DCGS は世界的規模で展開するシステムで、情報の受領・処理・保管・照合・利用・配信といった機能を持つ。過去 4 回に渡って領収試験を実施しており、今回が 5 回目 (最終回)。これでシステム全体がちゃんと機能すると確認できた。従来のシステムでは情報の共有・配信に制約があったが、その点を今回の Block 10.2 で改善している由。ネットワーク中心環境 (net-centric environment) における情報共有の、マイルストーンを達成するものと位置付けられている。
今日の小ネタ
米海兵隊がイラクに 10 機を送り込んだ MV-22B Osprey は、これまでに 2,500 ソーティを超えるフライトを記録、1 機が 1 ヶ月につき平均 62 時間の飛行時間を記録している。展開前の事前予測では 50 時間だった。また、1950 年代モノの CH-46 Sea Knight と比較すると、整備も楽になったとされる。さらに、ペイロードと航続性能の改善、機内スペースが "四角く" なったことによる貨物搭載の容易さ、といった利点も。(AFPS 2008/5/2)
USS Freedom (LCS-1) が 4/25 にウィスコンシン州の Marinette Marine 社造船所で、MT30 ガスタービンの試運転を実施した。現在は、夏に予定している公試に備えてドックサイドでテストを進めているところ。(NavNews 2008/5/2)
5/5 からアラスカの Eielson AFB で、米空軍の現役と予備役、州兵航空隊、さらに陸軍・海軍・海兵隊から合計 5,000 名・航空機 120 機が参加して、演習 "Northern Edge '08 (NE08)" がスタートする。アジア太平洋地域における紛争発生を想定して、統合航空戦の演習、指揮・統制・通信の改善、相互運用性の改善を図るのが目的。防空戦、近接航空支援、洋上航空阻止作戦、人員回収、新しいウェポン システムの評価といった内容を予定している。参加する航空機と、それらが所属する主な基地のリストは以下の通り。
F-22 Raptor
F-15 Eagle
E-3 Sentry
F-16 Fighting Falcon
KC-135 Stratotanker
HC-130 Combat Talon
B-52 Stratofortress
F/A-18 Hornet
HH-60 Pave Hawk
Hickam AFB, HI
Elmendorf AFB, AK
Nellis AFB, NV
Kadena Air Base, Japan
Misawa AB, Japan
Kulis ANGB (Air National Guard Base), AK
MCAS (Marine Corps Air Station) Iwakuni, Japan
Fort Wainwright, AK
今年、アラスカで実施する演習としては、今回の NE08 が最大規模となる。(AFNews 2008/5/2)
米国防総省は、AGM-158 JASSM (Joint Air-to-Surface Standoff Missile) プログラムの継続を決定した。2007 年に試射失敗が続いて (4 回のうち 3 回で GPS シグナルのコンタクトを失ってターゲットを外し、残り 1 回はターゲットに到達したが弾頭が起爆しなかった)、プログラムの継続が危ぶまれていたが、対策を施して継続が決まったもの。基本型に加えて、射程を 500nm に延伸して SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Module) に対応させた JASSM-ER (Extended-Range) の開発も進めている。JASSM 計画については FY2007 に 1 億 5,650 万ドル、FY2008 に 1 億 6,000 万ドルを計上しており、さらに FY2009 に 2 億 4,030 万ドルを要求。射程 200nm の基本型を 2,400 発、さらに ER 型を 2,500 発追加調達する構想で、現時点で総額 61 億ドルの案件となっている。このうち基本型 600 発を領収済み、さらに 400 発を発注済み。米空軍では 6 月に、ロット 7 として 115 発を追加発注する計画。計画の仕切り直しに必要な 6,800 万ドルの経費は、Lockheed Martin 社と空軍が折半する。(DefenseNews 2008/5/2) [ちなみに LM では、(信頼性問題で前途が危ぶまれて作業が止まっていた件について) ER 型を開発する余裕時間ができた、とフカシていた由]
仏国防省は、DCN 社と GIAT Industreis 社の事業再編に関連する社会的施策を担当してきた delegation interministerielle aux restructurations de defense と、軍の再編に伴う基地施設閉鎖などに関連する経済的・社会的施策を担当してきた部門を統合、これらの業務を引き継ぐ新組織として DAR (delegation aux restructructions) を発足させる。(DefenseNews 2008/5/2)
スーダン南部自治政府 (South Sudan) の国防相を務める Dominic Dim Deng 中将が乗った航空機が、2 日にスーダン南部の Juba から 375km 離れた地点で墜落、国防相とその他 18 名が死亡した (生存者は 2 名)。死者の多くは、以前にスーダン南部で反政府活動を展開していた組織・SPLM (Sudan People's Liberation Movement) の幹部。墜落したのは、SPLM 関係者を Wau から Juba に輸送するチャーター機だった。原因についてはまだ不明だが、敵対行動による可能性も排除されていない。スーダンでは 2005 年にも、政府要人や SPLM 指導者の John Garang (2005 年の和平合意に伴い、第 1 副首相に就任していた) が乗った、ウガンダのヘリコプターが墜落する事件が起きている。(DefenseNews 2008/5/2)
イラク北部にあるクルド労働者党 (PKK) の拠点に対してトルコが航空攻撃を仕掛けた件について、ホワイトハウスは支持を表明。トルコのテレビ報道によると、この攻撃には 50 機あまりの航空機が参加したとのこと。一方、PKK は攻撃による被害の発生を否定、イランとトルコが手を組んで鎮圧に乗り出しているとして懸念を表明している。(DefenseNews 2008/5/2)
今日の小ネタ
米中央軍 (USCENTCOM) は、ソマリアの Mogadishu 北方・Dusa Mareb で、アルカイダに対する攻撃を実施したと発表した。ただし、ソマリアにおけるアルカイダのトップ、Aden Hashi Ayro が死亡したという報道については否定。(AFPS 2008/4/30)
統合参謀本部の Carter F. Ham 陸軍中将は、ペルシア湾における米空母の活動について「同じ海域に 2 隻の空母が集結するのは珍しいことだが、今回のそれは通常のルーティン ワークである」として、イランに対する攻撃を企図したものではないと発言。(AFPS 2008/4/30)
80th FTW (Sheppard AFB, TX) 所属の T-38C Talon が 5/1 に墜落事故を起こして、搭乗員 2 名が死亡した。4/23 にも同機は墜落事故を起こしており、これで 2 件目。米空軍 AETC (Air Education and Training Command) ではこれを受けて、同機の飛行を停止する措置をとった。(AFNews 2008/5/1)
スイス空軍は F-5 の代替として新型マルチロール戦闘機×24 機を調達する計画を進めているが、この件から米 Boeing 社が撤退を表明。F/A-18E/F ブロック II を提案していたが、要求仕様と機体の内容が合致しないとして撤退を決めた。ただし、現用中の F/A-18C/D に対する近代化改修のサポートは継続する。初期版 RfP への回答期限は 7 月上旬で、来年初頭に最終版 RfP をリリースする予定。このコンペティションに残っているのは、EADS/Eurofighter (Typhoon)、Rafale (Dassault)、JAS39 Gripen (Saab)。EADS は、撤退の意思はないと表明している。Saab は (Gripen が) F-5 代替機として最適だと発言。(DefenseNews 2008/5/1)
米国防総省では、多年度契約方式の導入による支出の安定化と、スケジュール遅延・コスト超過を回避するパイロット プロジェクトの実施を計画している。今後数ヶ月以内に、3 件のプロジェクト (CSAR-X, JHSV (Joint High Speed Vessel), 陸軍の General Funds Enterprise Business System) に対して導入する考え。SDD (System Development and Demonstration) フェーズの開始を決める milestone B から IOC (Initial Operating Capability) 獲得までの機関を対象として、支出水準を安定化することで細切れの予算支出を回避、計画中途での要求仕様変更も行わないとしている。(DefenseNews 2008/5/1)
| 先頭に戻る |
産業・装備・調達
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/5)
Kongsberg Group は、仏 Renault Trucks Defense 社から Protector ウェポン ステーションを総額 5 億クローネで受注したと発表した。仏陸軍向けの 4x4 装甲車・VAB に装備するもので、年末からデリバリーを開始する。第一陣の発注は 7,400 万クローネ分。(Kongsberg Group)
米空軍がネバダ州の Nellis AFB で 4/15-25 にかけて実施した演習 JEFX08 (Joint Expeditionary Force Experiment 2008) において、2 機の F-22A Raptor が飛行中に、センサー データを地上にダウンリンクする実験を成功裏に実施した。陸海空軍が参加する大規模演習の場における NTISR (Non-Traditional Intelligence Surveillance and Reconnaissance) 能力の実証として、指揮・統制・目標指示に関する実験を行ったもの。通信に使用したのは Rockwell Collins 社が開発した高速秘話データリンク・TTNT (Tactical Targeting Network Technology) で、地上受信設備は Nellis AFB と Langley AFB に設置した。これにより、F-22A が他の戦闘機や地上の CAOC (Combined Air Operations Center) とセンサー データを共有できると実証できた。データの流れは一方通行ではなく、F-22A のパイロットはコックピットに設置してあるタッチ スクリーン式ディスプレイを使って、指令メッセージ・画像データ・空域情報データ・テキスト メッセージの送受信を実施した由。(Lockheed Martin Aeronautics)
スイス軍の調達部門・Armasuisse は Pilatus Aircraft 社から、PC-21 の第一陣・4 機を領収した。Armament Program 2006 の下、BAE Hawk 練習機が退役した穴を埋めて、F-5E/F とのギャップを埋める機体として 6 機を発注しているもので、これを使用する最初の訓練課程は 7 月からスタートする。6-7 月には 6 機すべてが出揃う予定。(Armasuisse)
米 Lockheed Martin 社は、LCS (Littoral Combat Ship) の 1 番艦・USS Freedom (LCS-1) が、ディーゼル主機の試運転を完了したと発表した。同艦は Fairbanks Morse 製ディーゼル×2 基 (出力 17,000HP) を搭載しており、巡航機として用いることで 3,500nm の航続距離を実現している。さらに Rolls-Royce 製 MT30 ガスタービンと組み合わせた CODAG 主機とすることで、最高速度は 40kt に達する。推進装置はウォータージェットで、固定式と可動式が 2 基ずつ。
(Lockheed Martin)
Woolf Committee が 5/6 に、BAE Systems 社について「ビジネスのあらゆる分野において、継続的改善を図っている」とする報告書をリリース、BAE Systems 社はこれを受けて「かかる報告が出たことを歓迎する」とする声明を出した。(BAE Systems)
米 Northrop Grumman 社は米 Oshkosh Truck 社と TeamNOW (Northrop Grumman and Oshkosh for the Warfighter) を編成して JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) 計画に応札しているが、その JLTV について、「各種派生型の間の共通性は 93%、エンジン・冷却系統・バッテリ・各種フルード・フィルターなどを共用できるので、その分だけスペアパーツの在庫を抑制でき、整備性や稼働率の向上にもつながる、さらに整備要員の訓練にかかる手間も減らせる、とする声明を出した。こうした兵站支援面に加えて、モジュラー構造を取り入れたことによるアップグレードの容易さも長所だとしている。技術革新を取り入れながら、今後 30 年間にわたって運用できるという説明。高い生存性をもたせつつ、MRAP (Mine-Resistant Ambush-Protected) より高い機動性を実現する、という触れ込み。なお、TeamNOW では Plasan 社が装甲防禦の部分を担当している。(Northrop Grumman)
F-35 Lightning II を担当する整備要員の第一陣が、米 Lockheed Martin Aeronautics 社における座学と認定訓練の課程を修了した。Edwards AFB と NAS Patuxent River に F-35 の試験部門を開設するための準備作業として実施したもので、Lockheed Martin 社・Pratt & Whitney 社に加えて、米英両国軍の関係者が含まれる。対象となるのは CTOL 型と STOVL 型で、訓練コースは全部で 27 種類。機体のシステム、推進系統、アビオニクス、光ファイバー通信、ステルス機能、ALIS (Autonomic Logistics Information System) など、機体とそれを取り巻く各種システムについて理解させる内容。現在、Lockheed Martin 社の Fort Worth 工場で飛行試験を行っている CTOL 型 F-35A はこれまでに 40 回の飛行試験を実施、5 月末か 6 月初頭に Edwards AFB に臨時派遣となり、そちらで拡大版の飛行試験を実施、夏に Fort Worth に戻ってくる予定になっている。STOVL 型の F-35B は 2009 年初頭から NAS Patuxent River に送られて、長期にわたって STOVL 飛行のテストを行う予定。最終的には飛行試験用機 13 機と整備要員 500 名あまりを揃えて、今後 5 年間にわたるテストをこなすことになる。さらに地上試験用機 6 機があり、いずれもすでに製造工程に入っている。(Lockheed Martin Aeronautics)
米 Lockheed Martin 社は、SBIRS (Space-Based Infrared System) の GEO-1 (Geosynchronous Orbit 1) が、2009 年末に予定している打ち上げに向けて、準備工程のひとつとなる環境試験に入る用意を整えたと発表した。3 月初頭から実施していた BIST (Baseline Integrated System Test) が終わり、環境試験に入るための土台となる性能を発揮できると確認した、という意味。さらに太陽電池アレイ、遮光板、熱遮蔽を取り付けた状態で、打ち上げと軌道投入の際に発生する衝撃・振動・加速度などを実際にかけてみて、衛星と搭載システムがそれに耐えられるかどうかを確認するのが環境試験。(Lockheed Martin)
AARGM (Advanced Anti-Radiation Guided Missile) の SDD (System Development and Demonstration) フェーズで使用する試験用機・Beechcraft King Air の 2 号機が登場した。米 ATK (Alliant Techsystems) 社・米海軍・イタリア空軍・Vitrociset Sp.A が導入したもので、開発担当はイタリア空軍。米海軍とイタリア海軍による Cooperative Development Program で実現するテストベッドで、機首に AARGM の誘導セクションを、さらに各種アビオニクスやデータ記録装置を搭載して、イタリア国内の Sardinia 島にあるレンジでテストするために使う。搭乗員はパイロット 1 名と、データの収集・分析に当たる技術者 4 名。同様の内容を保つ 1 号機はすでに、過去数年にわたってアメリカ国内のレンジで稼働中。AARGM の誘導セクションは、レーダー電波の受信・位置標定を行うパッシブ レーダー誘導に加えて、ターゲットがレーダーを止めても破壊できるようにするために、アクティブ方式の mm 波レーダーによる終末誘導を行う。クラッターが存在する環境でセンサーが最大限の性能を出すように最適化する作業や、mm 波レーダーが使用するターゲット シグネチャのデータベース構築のために、こうした試験が必要になる。(ATK)
米 Pratt & Whitney 社は、三菱の MRJ (Mitsubishi Regional Jet) と Bombardier の C シリーズに装備する GTE (Geared Turbofan Engine) で使用するナセルの製造担当として、米 Goodrich 社 Aerostructures 部門 (Chula Vista, CA) を選定した。ナセル本体の受注で 50 億ドル、さらに納入後のアフターマーケット関連で 25 年にわたってビジネスを継続できる見込み。Goodrich 社は以前から、P&W 向けのナセルを手がけてきている。(Goodrich)
General Dynamics Armament and Technical Products と Elbit Systems of America の両社はアラバマ州の Redstone Arsenal で、米軍向け小型 UAS (Unmanned Aerial System)・Skylark II のデモンストレーションを実施した。Small Tactical /Tier II-UAS と称する機体で、用途は ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance)、電気駆動によって高い静粛性を実現している。AGL (Above Ground Level) が 500ft 以上なら、同機が発する音を地上で聴き取ることはできないとされるため、もっと騒音が大きい他の機体では担当できないような常駐監視任務を担当できる、という触れ込み。大隊レベルでの運用を想定しており、中隊・小隊レベルで運用する小型の機体と、聯隊・旅団以上のレベルで運用する大型の機体のギャップフィラーと位置付けている。ペイロードは Micro-CoMPASS と称する電子光学センサー スイートで、レーザー目標指示と冷却式の高解像度熱線映像装置をジンバルに載せた構成。開発に際しては、レバノンにおけるイスラエル国防軍、あるいはイラク・アフガニスタンにおける米軍の運用経験を取り入れたとしている。ちなみに、Elbit Systems 社製 UAS の累計飛行時間は 10 万時間を超えている由。(General Dynamics Armament and Technical Products)
米 Raytheon 社は、次世代レーダーやその他の電子機器で使用する半導体を対象とする熱対策技術の開発を、330 万ドルで受注した。Radio Frequency Thermal Ground Plane と称する DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) の案件で、3 フェーズに分けて開発を進める。すべて実現した場合の総額は 800 万ドル、期間は 45 ヶ月で 2011 年の第四四半期に完了予定。ナノテクを利用した配管を通じて冷却液を流すもので、ヒートパイプを使用する現行方式と比べて 100 倍の能力を実現するのが目標。これに対して Raytheon 社は OpenAIR ビジネスモデルを用いて対応、同社が学術界・産業界 (Purdue University, Georgia Tech Research Institute, University of Minnesota, Thermacore (Lancaster, PA), Illuminex (Lancaster, PA)) からの人材を集めたチームを編成して開発を進める。(Raytheon)
米 DRS Technologies 社は、PEO (Program Executive Office) Soldier (Fort Belvoir, VA) の代理となる米陸軍 RDECOM (Research, Development & Engineering Command) の Acquisition Center (U.S. Army Garrison Aberdeen Proving Ground, MD) から、TWS II (Thermal Weapon Sights II) を 5,100 万ドルで受注したと発表した。担当部門は DRS Sensors & Targeting Systems 傘下の Optronics Division (Palm Bay, FL / Melbourne, FL) と Infrared Technologies Division (Dallas, TX)。2007 年に受注が決まった 5 年間・総額 23 億ドルの案件の一環となるもので、今回の受注分となるブリッジ契約分などに続く追加受注により、TWS II×150,000 セットを納入することになる見込み。TWS II は非冷却式の熱線映像装置で、小型・中型・大型の製品でファミリーを構成している。(DRS Technologies)
マッハ 10 の速力を発揮する極超音速ミサイルを開発しているオーストラリア国防省麾下の DSTO (Defence Science and Technology Organisation) は、開発パートナーである UQ (University of Queensland) に資金を出して、研究を進めるために必要な Chair in Hypersonics を実現すると発表した。2006 年 11 月に米空軍との間で協力合意をまとめた HiFIRE (Hypersonics International Flight Research Experimentation) なる案件で、極超音速飛行に必要なスクラムジェットエンジンを開発、5 年以内にオーストラリアの Woomera Testing Facility で飛行試験を行う計画。(Australian DoD)
最近の報道発表
BAE Systems 社は米陸軍・TACOM (Army Tank-Automotive and Armaments Command) から、M1151 HMMWV (High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle) に装備する VEE (Vehicle Emergency Escape)×2,354 セットと予備の窓ガラス×2,000 枚を、総額 2,500 万ドルで受注した。今年の 6-12 月にかけてデリバリーの予定。VEE は防弾機能を持つ窓ガラスで、緊急時には 5 秒と経たずに取り外してそこから脱出できるようになっている。2007 年 8 月に M1114 アップ・アーマード HMMWV 用として VEE×1,000 セットと予備の窓ガラス×2,000 セットを受注したのが最初で、今回の分をつなぎ発注として、さらに数千両分を追加調達する予定。HMMWV だけでなく、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected)、FMTV (Family of Medium Tactical Vehicles)、MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacement) といった軍用車両にも装備できる。(BAE Systems)
BAE Systems 社は、ミシガン州 Sterling Hights の工場に対して 5 年間で 5,840 万ドルの投資を行って施設拡張を図るほか、人員についても 460 名を増強すると発表した。既存の工場用地を使ってプロトタイピングや試験のための施設を増強するとともに、現在は 3 ヶ所に分かれている事業所の集約を図る。(BAE Systems)
BAE Systems 社は米陸軍 TACOM LCMC (Life Cycle Management Command) から、M2 Bradley 歩兵戦闘車×952 両を対象とする改修作業を 2,560 万ドルで受注した。生存性向上施策を取り入れるもので、クイック リリース機能付き 4 点式シートベルト・衝撃吸収メカ・フットレストを備える座席 (Bradley Advanced Survivability Seat)、25mm 機関砲の弾を保管する "Hot Box" 弾薬収納システム、改良型消火装置 (Fire Suppression System)、エアコンといったものを導入する。改修は今夏から始めて 2011 年 12 月に完了する予定。過去の受注分と合わせた累計総額は 3 億 8,720 万ドル。(BAE Systems)
米 Rockwell Collins 社は、航空機搭載用の VHF/UHF マルチバンド・マルチモード無線機 AN/ARC-210 について、米軍向けの累計納入が 25,000 基を超えたと発表した。1990 年にまず米海軍が採用を決めて、その後に他の軍種にも採用が拡大。現在は 40 ヶ国・180 機種あまりの装備事例がある。音声通話とデータ通信の両方に対応、周波数帯は 30-512MHz、耐妨害機能やデータリンク機能もある。(Rockwell Collins)
米 Northrop Grumman 社は米空軍の KC-X に関する "Whoy We Won" キャンペーンの続きとして、燃費効率の問題について取り上げた。米 Boeing 社では KC-767 の方が KC-30 より燃費効率がよいと主張しているが、それに対して Northrop Grumman 社は反論、1,000nm 先まで進出すると 6%、2,000nm 先まで進出すると 20% 近く、KC-30 の方が燃費効率がよいとしている。さらに、Boeing 社の言い分通りなら Piper Cub の方が KC-767、あるいは KC-135 より燃費がよい、と付け加えた。Northrop Grumman 社の言い分では、給油機として提供できる燃料がどれだけあるかが燃費効率の指標であり、機体そのものが消費する燃料の多寡が指標になる訳ではない、ということ。(Northrop Grumman)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/2)
General Electric Co., Aircraft Engines Business Group (Lynn, MA) は米海軍から、F414-GE-400 エンジンの FY2008 分オプション契約を $321,694,248 で受注した。全規模量産 (FRP : Full Rate Production) ロット 12 にあたり、合計 84 基。F/A-18E/F と EA-18G に搭載する。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0088)
BAE Systems Land & Armaments, LP, Ground Systems Division (York, PA) は米海軍から、米特殊作戦軍団 (USSOCOM) 向け汎用装甲車 (armored utility variant)×40 両を $53,190,513 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5025/#0008)
Nova Group/Tutor-Saliba (joint venture, Napa, CA) は米海軍から、NB (Naval Base) Kitsap (Bremerton, WA) にある原子力空母の整備用桟橋を造り直す作業を、$39,000,000 で受注した。既存の Pier Bravo を取り壊して、新しい整備用桟橋を建設する。岸壁の壁面 (quay wall Structure 729 を 300 フィートほど取り壊すほか、Dry Dock 6 西側の壁面 (sheet pile awall) を延長、Pier 8 を取り壊す作業も行う。FY2009-2010 に $83,877,000 を追加支出して、最終的に $122,877,000 の案件となり、2011 年 4 月に完成予定。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-08-C-6000)
Sealift, Inc. (Oyster Bay, NY) は米海軍から、HSV Swift のチャーター契約 12 ヶ月分を $21,913,900 で受注した。対テロ戦の支援任務や、sea-basing、GFS (Global Fleet Station) の概念実証に使用しているもの。さらに 12 ヶ月のオプション契約 1 件と 11 ヶ月のオプション契約 3 件があり、すべて実現した場合の総額は $93,076,577。MSC (Military Sealift Command), Washington DC (N00033-08-C-3315)
International Systems LLC, (dba L-3 Communications Advanced Systems Division, San Diego, CA) は米海軍から、Sea Fighter (FSF-1) の改修工事を $20,036,760 で受注した。生存性向上、船体・主機・電気系統の改良を実施するもので、ONR (Office of Naval Research) の BAA (Broad Agency Announcement) 08-001 による。ONR, Arlington, VA (N00014-08-C-0625)
Vanguard Contractors, LLC (Paducah, KY) は米海軍から、Naval Support Activity, Northwest Annex に MOUS (Mobile User Objective System) 関連施設を建設する作業を $9,477,000 で受注した。地上局×3 基、無線アクセス施設×1、運用施設×1 を収容する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command, Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N40085-07-D-7019/#0003)
EG&G Technical Services (Las Vegas, NV) は米空軍から、781st TS (Test Squadron), National Radar Cross Section Test Facility を対象とするオペレーション/メンテナンス業務を $37,156,339 で受注した。同隊はステルス技術や電子戦技術の開発を目的として、RCS (Radar Cross Section) やアンテナを対象とするデータの収集を担当しており、それに関連する試験の計画・準備・実施・分析・報告・メンテナンスなどを担当する案件。Eglin AFB, FL (FA9200-08-C-0179)
Kovatch Corp. (Nesquehoning, PA) は米空軍から、R-11 給油トラックのオプション契約分×77 両を $15,336,664 で受注した。Robins AFB, GA (F09603-03-C-0141/P00023)
Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautics (Fort Worth, TX) は米海軍から、パキスタン向け F-16 輸出案件・Peace Drive II に関する修正契約を $12,000,000 で受注した。Wright-Patterson AFB, OH (FA8615-07-C-6032/P00006)
Cubic Defense Application, Inc. (San Diego, CA) は米空軍から、訓練支援機材を $9,504,568 で受注した。P5 戦闘訓練システム ポッドの改修型×16 セット、移動式の地上サブシステム (ライブ モニター付き×2, ライブ モニターなし×1)、地上施設の受け入れ準備/導入/インテグレーション作業×2、コントロール ディスプレイ ユニット キット×2、可搬式地上側サブシステム×1、支援機材×1、スペアパーツ、5 ヶ月分の兵站支援業務 (オプション契約) といった内容。Eglin AFB, FL (FA8678-08-C-0051)
University of Dayton Research Institute (Dayton, OH) は米空軍から、熱管理技術に関する物理現象の把握と、関連技術のデモンストレーションを $5,665,000 で受注した。航空機や指向性エネルギー兵器 (DEW : Directed Energy Weapon) に関わってくる、熱エネルギーの遮蔽・保存やヒートパイプなどが研究対象。Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-04-D-2403/0017)
Bell Helicopter Textron, Inc. (Hurst, TX) は米陸軍から、OH-58D Kiowa Warrior ヘリの安全性向上プログラムで使用するサプライ品とサービス業務を、$30,377,024 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-04C-0123)
Telford Aviation Inc. (Bangor, ME) は米陸軍から、マルチセンサー航空監視システム (multi-sensor airborne reconnaissance surveillance system) を対象とするサポート業務の期間延長分を $26,376,525 で受注した。9 ヶ月間の延長で、イラク・アフガニスタンで業務を遂行する。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-07-C-W009)
Genetic Chemistry, Inc. (Palo Alto, CA) は米陸軍から、細胞間生物兵器エージェント (intercellular bio threat agent) への対抗策を研究・開発する案件を $6,058,153 で受注した。Research, Development & Engineering Command Acquisition Center, Research Triangle Park, NC (W911NF-08-C-0023)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/1)
Force Protection Industries, Inc. (Ladson, SC) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected)×151 両と関連スペアパーツに関する修正契約を $91,549,216 (not-to-exceed) で受注した。イギリス向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-06-C-5162)
Shaw Environmental & Infrastructure, Inc. (Norfolk, VA) は米海軍から、NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Atlantic 艦内の海軍・海兵隊施設で実施する環境対策・復元工事を$30,000,000 (maximum amount)、基本契約分の最低保証額 $100,000 で受注した。1 年単位のオプション契約 4 年分があり、すべて実現した場合の総額は $150,000,000 (not-to-exceed)。州別の配分は、VA (25%)、NC (21%)、MD (9%)、NY (8%)、CT (7%)、RI (7%)、ME (6%)、MA(6%)、WV (5%)、PA (2%)、NH (1%)、NJ (1%)、Washington DC (1%)、その他海外 (1%)。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Atlantic, Norfolk, VA (N62470-08-D-1007)
Hightower Construction Co. (Charleston, SC) は米海軍から、Marine Corps Recruit Depot, Parris Island (Beaufort, SC) に臨時モジュラー施設 (temporary modular facilities)×16 棟を建設する作業を、$12,603,900 で受注した。できあがったものを現地に搬入して、合計 4 ヶ所に設置する。Resident Officer in Charge of Construction, Beaufort, SC (N69450-07-D-1772/#0007)
General Dynamics, Electric Boat Corp. (Groton, CT) は米海軍から、NSSF (Naval Submarine Support Facility, Naval Submarine Base, New London, CT) で実施する、非核関連のメンテナンス・補修業務に関する修正契約を $7,750,000 で受注した。原潜だけでなく、浮ドックや支援船なども対象に含む。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-4005)
Northrop Grumman Guidance and Electronics Co., Navigational Systems Division (Woodland Hills, CA) は米海軍から、LN-100 マスト同様センサー、LN-100 の交換用パーツ、補修業務、その他の関連エンジニアリング サービス業務を、$5,622,119 で受注した。NUWC (Naval Undersea Warfare Center) Division, Newport, RI (N66604-08-D-2396)
McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米空軍から、CRIIS (Common Range Integrated Instrumentation System) に関するリスク低減/熟成フェーズ契約 (Risk Reduction and Technology Maturation Phase) を受注した。Boeing 社の取り分が $34,666,348、Rockwell 社の取り分が $41,958,555、期間は 2 年。CRIIIS は陸海空軍の試験場で使用している計測システム・Advanced Range Data System を代替するもので、時間・空間・位置情報といったデータを秘話データリンクで送信する機能を提供する。モジュラー攻勢でオープン アーキテクチャ化を図り、業界標準のインターフェイスを使用する。まずシステム コンセプトを策定・検証して、CRIIS System Performance Specification に合致しているかどうかを確かめる作業を実施する。Eglin AFB, FL (Boeing : FA8678-08-C-0046, Rockwell : FA8678-08-C-0107)
Alloy Surface Co., Inc. (Chester, PA) は米空軍から、赤外線デコイ×545,343 セットを $29,999,318 で受注した。Hill AFB, UT (FA8213-08-C-0048)
GE Aviation Systems (Clearwater, FL) は米空軍から、F-15 で使用する linear actuating cap×868 セットを $14,935,676 で受注した。Tinker AFB, OK (FA8103-08-C-0072)
Lockheed Martin Integrated Systems (Warner Robins, GA) は米空軍から、ICS (Interim Contractor Support) に関する修正契約を $9,663,799 (estimated) で受注した。AETC (Air Education and Training Command) が運用する UH-1H のアップグレード改修に関連する Group A コンポーネンツと Group B アイテムで、空軍の在庫にないものを納入する案件。まず試験導入を行い、その後で本格導入に移行する。Robins AFB, GA (F09603-01-D-0207-009831)
BAE Systems Inc. (Johnson City, NY) は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、CV-22 Osprey に装備する自衛用ウェポン システムの量産オプション分を $8,050,000 で受注した。USSOCOM と NAVAIR (Naval Air Systems Command) 向けの案件。(H92222-08-C-0006-P00003)
| 先頭に戻る |
人事・組織
| 先頭に戻る |
戦争・紛争
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/4)
3 日、アフガニスタンの Asadabad で米空軍の F-15E が、GBU-31/B と GBU-38/B を使って敵陣を爆撃。さらに米空軍の A-10 が 30mm 機関砲で、敵が陣取る建物や敵陣を攻撃。Bagram でも米空軍の F-15E が敵兵を GBU-38/B で爆撃。Orgune には米空軍の F-15E と A-10 が、Bermel と Musah Qal'eh には仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 46 件、ISR ミッションは 11 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Baqubah で米空軍の F-16 が IED を GBU-38/B で爆撃、さらに別件の出動も。Baghdad では、敵が陣取る建物を米空軍の MQ-1 が AGM-114 で攻撃。Baghdad には米海軍の F/A-18F が出動。この日の近接航空支援ミッションは 72 件、ISR ミッションは 22 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/4)
聯合軍が Helmand 省 Reg 地区で、軍閥の拠点捜索を実施した際に小火器による反撃に遭遇して反撃。敵に死者が出たが、人数は不明。それ以外に 22 名を拘束、AK-47 自動小銃、弾薬ベスト、弾薬、地雷、砲弾、爆弾製造材料、擲弾を発見・破壊。
Khowst 省 Sabari 地区で 2 日、アフガニスタン軍と聯合軍が軍閥と交戦、こちらも敵に死者が出たが人数は不明。それ以外に 7 名を拘束、擲弾・弾薬・弾薬ベストを発見。やはり敵の拠点捜索を行っていたもので、Haqqani 組織の細胞組織がターゲット。この組織は 5/3 に自動車爆弾攻撃を行い、聯合軍の兵士 2 名が死亡、数ダースの負傷者を出している。
今日のイラク (AFPS 2008/5/4)
Baghdad の Rashid 地区で聯合軍が、イランで訓練を受けた武装勢力 2 名を拘束。イランから武器を密輸している者がいる、という情報を得て実施した作戦による。また、他の武装勢力がロケット攻撃を行うのを支援して、組織の首領に情報を提供していた容疑も。
Baghdad では、聯合軍の UAV が Sadr City で実施した攻撃で敵 5 名が死亡。また、第 2 Stryker 騎兵聯隊が IED 攻撃に遭遇、反撃して敵 2 名が死亡。それ以外に夜間作戦を実施した Multinational Division Baghdad 麾下部隊が交戦して敵 6 名が死亡、Baghdad 北東ではイラク軍と聯合軍が精密誘導兵器を使って敵の指揮所を破壊した。
2 日、Baghdad 南東 55 マイルの al-Jabella 近くで、イラクの SWAT (Special Weapons And Tactics) チームが犯罪組織のメンバー 2 名とその他 4 名を拘束。イラク軍特殊部隊も Baghdad で活動している武装勢力の中堅幹部など 2 名を拘束。Warij では聯合軍が、工場事務所のクローゼットに隠してあった EFP (Explosively Formed Penetrator)、107mm ロケットの新品、爆薬 40lb、ロケット発射橇、雷管を発見。
イラク北部の Jazeera Desert で 1 日、パトロール中の米軍特殊作戦部隊が交戦、敵 4 名が死亡、7 名が拘束された。Multinational Division Baghdad が Baghdad の Rashid 地区で警察と共同作戦を実施した際に交戦、敵 5 名が死亡、24 名が拘束されたほか、武器集積所 2 ヶ所、EFP 2 発を発見。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/3)
2 日、アフガニスタンの Kajaki Dam で仏空軍の Mirage 2000 が敵の施設を GBU-12/B で爆撃・破壊。Bermel、Jalalabad、Lwara、Orgune に米空軍の A-10 が、Bari Kowt と Lwara に米空軍の F-15E が、Sangin に英空軍の Harrier GR.7 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 47 件、ISR ミッションは 9 件。
イラクの Baghdad では、友軍を狙撃している敵の狙撃手が陣取る建物を、米海軍の F/A-18C が GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 70 件、ISR ミッションは 23 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/2)
1 日、アフガニスタンの Qalat で英空軍の Harrier GR.9 が、敵の射撃陣地と敵兵をロケット弾と 540lb 通常爆弾で攻撃。Bagram、Bermel、Bari Kowt、Nangalam、Lwara には米空軍の A-10 が、Bara Kowt には米空軍の F-15E が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 46 件、ISR ミッションは 12 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Baghdad で敵が陣取る建物を米空軍の F-16 が GBU-38/B で爆撃。さらに別件で車両隊掩護のために F-16 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 53 件、ISR ミッションは 22 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
なお、現地時間の 2 日にイラク南部で、米空軍の MQ-1 Predator が墜落した。イラクの Ali から発進した機体。イラクでは主として、MQ-1 を武装偵察任務に使用している。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/2)
Robert M.Gates 国防長官は、アフガニスタンにおけるアメリカの指揮・統制強化を検討していると発言。アフガニスタン派遣米軍の規模は拡大してきており、現在は ISAF (International Security Assistance Force) 指揮下に 16,000 名ほど、それとは別に米軍主導の OEF (Operation Enduring Freedom) に参加している部隊が 18,000 名ほどいる。
アフガニスタン軍と聯合軍が Khowst 省で合同作戦を実施、軍閥関係者 2 名を拘束。タリバンを支持する Haqqani 組織の関係者とみられる。
Nadar Shah Kot 地区では、FOB (Forward Operating Base) Mando Zayi に、連合軍が実施した家宅捜索に対する苦情を申し立てる人物が現れた。調べてみたところ、前夜の捜索任務でターゲットにしていた人物と判明、拘束した。Haqqani 組織の関係者とみられ、武器密輸や爆弾攻撃を仕掛けていたとされる。[この発表通りだとしたら、ちょっと間抜けすぎないか、おい]
今日のイラク (AFPS 2008/5/2)
Diyala 省の Balad Ruz にある病院の近く、子供用の靴屋とカフェがある一角で女性犯人による自爆テロ事件が発生、29 名が死亡・52 名が負傷した。米陸軍・第 3 機甲騎兵聯隊・第 2 大隊長の Geoffrey M. Schmalz 中佐は、婦女子を狙った爆弾テロに対する非難声明をリリース。
Mosul では、聯合軍がアルカイダ関係者 8 名を拘束、うち 4 名は以前の作戦で得た情報による。別件で、砲撃の容疑でアルカイダ関係者 4 名とその他 1 名を拘束、武器集積所を発見。Baghdad 北西では、イラク軍と聯合軍が 4 名を拘束。うち 2 名は以前から指名手配されていた人物で、爆弾攻撃を行っている組織の首領など。Baghdad 北東でも、聯合軍がアルカイダ関連組織の幹部など 4 名を拘束。Samarra では 3 日がかりの作戦で、アルカイダ関係者が使用していたコンピュータとストレージ デバイスを押収、武器集積所 3 ヶ所を破壊。
1 日に Mosul 南方で、停止を命じた車両が指示に従わず、さらに銃撃してくる事件が発生。聯合軍部隊が反撃して、乗っていた 3 名が死亡。車内にあった武器・弾薬も破壊した。Mosul の Zanjali と Borsa では、イラク軍と聯合軍が 32 名を拘束。Baghdad では自動車爆弾攻撃があり、聯合軍の兵士 1 名が死亡。それを目撃していた地元住民が犯人とその他 2 名を取り押さえて警察に突き出した。いずれもその後の検査で、爆発物の反応を確認。
Iskandariyah では、聯合軍がお尋ね者 1 名を拘束。Arab Jabour で活動しているアルカイダ関連組織の首領。Baghdad 南方では、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 22 歩兵聯隊・第 1 大隊が、Dragonov 狙撃銃 2 挺、自家製爆弾、MP5 短機関銃を発見・押収。Baghdad 西方では、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 2 SBCT・第 27 歩兵聯隊・第 1 大隊が、122mm 砲弾 2 発、ロケット ブースター 120 基、対戦車地雷 544 発、ロシア製ロケット 7 発、弾薬、爆弾製造材料を発見。
第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊・A 中隊の兵士がパトロール中に、地元住民からの通報を受けて RPG 3 発と発射機 1 基を発見。Karb De Gla でも、地元住民から JSS (Joint Security Station) に「60mm 迫撃砲弾を発見」と通報してきたほか、Abu Tshir でも警察が手榴弾を発見。Multinational Division Baghdad と警察は Baghdad の Rashid 地区で、武器集積所 3 ヶ所を発見。自家製爆弾 10 発、自家製爆薬 100lb、砲弾数ダース、RPG 47 発、ロケット、その他の弾薬。
Baghdad の Sadr City では 1 日、第 64 機甲聯隊・第 4 大隊兵士が小火器・狙撃銃・RPG で攻撃を受ける事件が発生、防御態勢をとるとともに上空から Air Weapons Team が観測して AGM-114 で攻撃、敵 1 名が死亡、残りは逃走。別件で、防護壁を設置していた兵士が武器を構えた敵を発見、M1 戦車が 120mm 砲で砲撃して、件の敵は死亡。その 1 時間後に、第 2 SBCT の兵士が小火器と RPG で攻撃されて、AWT が AGM-114×2 発、さらに戦闘機が精密誘導兵器 2 発で攻撃、敵が陣取る建物を破壊、攻撃は終息。このほかにも、バリアを交換していた兵士が銃撃を受ける事件があり、AWT が AGM-114×2 発で攻撃して建物ごと破壊。
Baghdad で 30 日、イラク軍特殊部隊が "special groups" の指揮官 1 名を拘束。武器密輸や、自家製爆弾による攻撃・砲撃に関与していたとみられる。2007 年 10 月に発生した爆弾事件や、同月に発生して米軍兵士 4 名が死亡した迫撃砲攻撃に関与したとする情報も。この作戦の際にイラク軍が武装した敵 2 名と交戦、いずれも死亡。同日、Rashid 地区では Multinational Division Baghdad の兵士が地元住民からの通報により、武器集積所を発見。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/1)
30 日、アフガニスタンの Bermel、Orgune、Lwara、Bari Kowt に米空軍の A-10 が、Ghazni に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。Asadabad では米空軍の A-10 が敵陣を 30mm 機関砲で攻撃。この日の近接航空支援ミッションは 51 件、ISR ミッションは 12 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、米空軍の A-16 が Baqubah に出動。Baghdad では、敵が陣取る建物を米空軍の MQ-1 が AGM-114 で攻撃。この日の近接航空支援ミッションは 41 件、ISR ミッションは 19 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日のイラク (AFPS 2008/5/1)
1 日、Tigris River Valley の Mosul 南方 85 マイル地点で聯合軍の監視チームが、ターゲットとなっていた建物の背後で武装した敵が車両に乗り込む現場を発見、航空攻撃を要請して破壊。その際に二次爆発が発生したため、武器・弾薬を搭載していたとみられる。さらに地上部隊が攻撃を実施、敵に死者が出たほか、拘束された者も。
Baghdad 北東では、聯合軍の AWT (Air Weapons Team) が AGM-114 で攻撃を実施、敵 3 名が死亡。現場では、自家製爆弾を設置する様子が目撃されていた。Baghdad の Sadr City では、イランの支援を受けている "special groups" の首領に対して聯合軍の航空機が攻撃を実施。件の首領が死亡したかどうかは不明。Abu Ghraib では自爆テロリスト 1 名を拘束、さらに自爆テロの準備をしていたとみられる容疑者 1 名を別件で拘束。
Kirkuk 南方 50 マイルの Tuz では、地元のアルカイダ関連組織とつながりがあるとみられる容疑者 2 名を拘束。Mosul ではアルカイダ関連のお尋ね者 1 名を拘束。Beiji では爆弾攻撃を仕掛けていた組織の関係者 1 名を拘束。
30 日、米陸軍・第 30 歩兵聯隊・第 2 大隊が Baghdad 北東で、砲撃と機関銃による攻撃を受ける事件が発生、反撃して敵 7 名が死亡。Sadr City では、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームに配属されている第 2 SBCT・第 1 大隊の兵士が、ロケットの発射準備をしている敵を発見、交戦して敵 5 名が死亡、ロケットの発射は阻止。後で、そのロケットを回収に来た敵と交戦して、そちらも死亡。ロケットは破壊した。同じ Sadr City では、米陸軍・第 68 機甲聯隊・第 1 諸兵科聯合大隊が RPG で攻撃される事件が発生、反撃して敵 3 名が死亡。同大隊は別件で、RPK 機関銃を装備する "special groiups" のメンバーと交戦、敵は死亡している。
Baghdad 北東では第 64 機甲聯隊・第 4 大隊が RPG で攻撃されて、反撃して敵 3 名が死亡。米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームが運用する UAV が、建物の屋上でライフルを構えている敵を発見して AGM-114 で攻撃、敵は死亡、武器も破壊した。Baghdad 北東では、銃撃を受けた聯合軍の兵士が反撃して敵 2 名が死亡。
Baghdad の Mansour 地区では、アルカイダ関係者を捜索した際にお尋ね者 1 名を拘束。自動車爆弾攻撃や自爆テロに関与した容疑。Mosul では、4/21 の作戦で得られた情報によりアルカイダ関係者 2 名を拘束。Kirkuk では、イラク軍と聯合軍がアルカイダ関係者 1 名を拘束。
| 先頭に戻る |
こぼれ話
| 先頭に戻る |
AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
| |