今週の軍事関連ニュース (2008/05/09)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ
  • Donald C. Winter 米海軍長官は、Arleigh Burke 級イージス駆逐艦の 62 番艦 (DDG-112) を、"Michael Murphy" と命名すると発表した。2005/6/28 にアフガニスタンで "Operation Red Wing" を実施した発生した戦闘で、議会名誉勲章 (MOH : Medal of Honor) を受章した SEAL チーム隊員、Michael P.Murphy 大尉にちなんだもの。タリバン幹部の捜索を行っている際に、数も位置も優勢な敵に遭遇して交戦、味方に連絡して増援を要請するために、自陣を出て敵の銃火に身をさらし、撃たれて負傷した。(DoD 2008/5/7)
  • 米陸軍は、これから直面することになると思われる非対称性脅威に関する報告をまとめた。その中で、テロリストやその他の武装勢力は今後、RPG の改良型や新型の対戦車ミサイル、UAV、肩撃ち式 SAM、車載迫撃砲といった兵器を持ち出してくると予測。この件に関する説明の際に引き合いに出したのが、ロシアの兵器展示会で出てきたパネル。単発の小型航空機の翼下に RPG を搭載・発射している。こうした脅威も予想されるというわけ。UAV については、小型で安価な機体を使って、化学兵器を散布する、あるいは多数の UAV に爆薬を搭載して飽和攻撃を仕掛ける、といった事態を予測。また、有人のウルトラライトプレーンについても、テロ組織だけでなくイランや中国の例を挙げて、脅威になりうると指摘した。(DefenseNews 2008/5/7)
  • 米下院は FY2009 国防予算審議に際して、ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) の予算として 93 億ドルの要求を行っているのに対して、そこから 7 億ドルを削減。これには、東欧への MD エレメント配備に関連する 2 億 3,200 万ドルを含む。ポーランドへの GBI 配備とチェコへの X バンド レーダー配備では、総額 7 億 2,000 万ドルを要求していた。ABL (Airborne Laser) については 4 億 500 万ドルの要求から 4,260 万ドルを削減 (ちなみに FY2008 は 4 億 7,440 万ドル)、MKV (Multiple Kill Vehicle) については 3 億 4,400 万ドルの要求から 1 億ドル、KEI (Kinetic Energy Interceptor) については 3 億 7,600 万ドルの要求から 1 億ドルを削減 (ただし上院では、それぞれ 5,000 万ドルと 4,500 万ドルの削減となっている)。一方、イスラエルで開発を進めている短射程弾道弾迎撃システム・David's Sling については 1,000 万ドルを上積み、イージス BMD と THAAD (Terminal High Altitude Area Defense) は 7,500 万ドルずつを上積みしている (ただし上院では、それぞれ 1 億ドルと 1 億 1,500 万ドルの上積みとなっている)。(DefenseNews 2008/5/7)
  • Saab 社の 2008 年第一四半期決算では、JAS39 Gripen のマーケティング費用が嵩んだことから、利益が前年同期比で 7% 減って 6,400 万ドルとなった。利益率も 8.4% から 7.7% にダウン。売上は 1% 増の 8 億 2,800 万ドルだが、ドル安などの原因から市場の予測を下回っている。(DefenseNews 2008/5/7)
  • フィンランドの Jyri Hakamies 国防相は、前政権が縮小を実施した戦時所要戦力の見積もりについて、そこからさらに削減する必要はないという見解を示した。軍の戦力に関する検討は必要だとしつつも、慎重な検討が必要だという見解。(DefenseNews 2008/5/7)
  • 英陸軍の FRES (Future Rapid Effects System) UV (Utility Vehicle) が、General Dynamics UK が提案していた MOWAG 製 Piranha V に決定した。今後、2 年間の開発契約受注を経て、2,000 両の量産を見込む。2012 年の就役を予定していたが、予算事情から 2 年遅れとなる。(DefenseNews 2008/5/7)
  • ドイツの高等裁判所は、2003 年のイラク戦争に際して NATO が AWACS 機をトルコに派遣して上空警戒飛行を実施した際にドイツ軍のクルーが参加した件について、違法とする判決を出した。当時は社会民主党と緑の党の連立政権で、イラク戦争には反対していたが、AWACS 搭乗員の派遣については議会の承認を得ずに実施。これが問題視されたもの。この判決が Gerhard Schroeder 首相 (当時) に累を及ぼすことはなさそうだが、今後の政策決定に影響する可能性はある。(DefenseNews 2008/5/7)
  • インドは 7 日、Orissa 州の Dhamra 射場で Agni-3 弾道ミサイルの試射を実施した。DRDO (Defence Research and Development Organisation) が開発した Agni-3 は射程 3,000-3,500km。2006 年に試射失敗、2007 年に試射成功、そして今回が 3 回目。誘導システムで使用する新型のソフトウェアについても、併せてテストした由。(DefenseNews 2008/5/7)

今日の報道発表と泥仕合 (Defense-Aerospace.com 2008/5/7)
  • 米空軍の UAV 専門航空団・432nd WG (Creech AFB, NV) が、発足から一周年を迎えた。現在、432nd WG の指揮下には 4 個飛行隊があり、MQ-9 Reaper×9 機と MQ-1 Predator×80 機を運用中。OIF (Operation Iraqi Freedom) と OEF (Operation Enduring Freedom) に、ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) および打撃プラットフォームとして参加している。MQ-1 は 2007/6/22 に累計飛行時間 25 万時間を記録したが、それから半年で 30 万時間を突破した。2009 年末までに累計飛行時間 50 時間に達する見込み。(USAF)
  • オーストラリアで、軍の装備調達に関する評価作業が始まった。労働党が選挙の公約に掲げていた、DMO (Defence Materiel Organisation) の再編に関する有用性評価を行うための作業。過去の装備調達案件には問題を抱えたプロジェクトがあったとして、失敗を繰り返さないために評価作業を実施する、調達と就役後のサポートの両方について改革が必要、といった説明がなされている。(Australian DoD)
  • 米 Northrop Grumman 社は KC-30 の優位性として、226 名の人員を輸送できる点を挙げた。この数字は KC-135 の 4 倍に近く、KC-767 よりも大きいとしている。また、米輸送軍 (USTRANSCOM) 司令官の Norton Schwarz 大将が 2007 年 12 月に Defense Daily で、貨物輸送能力を重視する発言を行っていた点も引き合いに出した。さらに、Business Daily で Kerri Houston 氏が、「KC-X では、350 億ドル分の仕事がアメリカ国外にアウトソースされる」とコメントしたのに対しても「それは間違いだ」と反論中。(Northrop Grumman) [これ以外でも、否定的な内容の報道が出てくると、いちいち引き合いに出して反論のリリースを出している]

今日の小ネタ
  • 米空軍によると、GWOT (Global War on Terror) 向けに MQ-1 Predator で実施している CAP (Combat Air Patrol) を 2010 年までに常時 21 件実施できるようにする計画だったが、昨年のイラクへの米軍増派を受けてこの計画を前倒し、すでに常時 24 件の CAP を連続的に実行する体制を整えたとのこと。これに使用する機材は 76 機。(USAF 2008/5/6)
  • 米海軍は 3/31 に LCS (Littoral Combat Ships) の次期建造分に関する RfP をリリース、回答期限を 5/30 に設定している。FY2008 に 1 隻分、FY2009 に 2 隻分の建造予算を計上する計画。だが、Lockheed Martin と General Dynamics の両社は、まだ提案を行うかどうかを確定しておらず、場合によっては提案せずに手を引く可能性も。海軍側が、通常の "cost-plus" 方式ではなく固定価格契約を採りたいと考えているほか、議会が 1 隻あたり 4 億 6,000 万ドルという価格上限を設定している事情が背景にある。設計が確定しておらず、ECP (Engineering Change Proposals) が追加で加わる可能性がある段階で固定価格にするのは無理がある、というのがメーカー側の言い分。ちなみに、2 社とも LCS の 2 隻目について、固定価格契約を求めた海軍側とメーカーとの主張に折り合いがつかず、そのせいで破談になっている。(DefenseNews 2008/5/6)
  • 米議会で "Buy American" (米軍の調達先をアメリカ企業に限定する、という内容) を求める動きがある件について、イギリスの装備調達担当相・Baroness Ann Taylor 氏は、U.S.-U.K. Defense Trade Cooperation Treaty を脅威にさらすものだとして懸念を表明。せっかく、この条約によっていちいち輸出許可を取らずに装備品・パーツ・テクノロジーの取引ができるようにしても、当事者が保護主義的になったのでは意味がないとする。(DefenseNews 2008/5/6)
  • 5/7-9 にかけてインドの Mumbai で、インド海軍の幹部が集まって Naval Commanders Conference を開催。インド海軍の最高意志決定機関で、ここで海洋安全保障や作戦面に関する討議を実施。過去 10 年の間にインド洋の安全保障環境が複雑化した一方、インドの国際的地位が向上したため、より多くの責任を分担しなければならず、そのためには強力な海軍が必要だとしている。なお、アメリカが提唱している PSI (Proliferation Security Initiative)、Container Security Initiative、Regional Maritime Security Initiative、Thousand-Ship Navy といった構想にインドが参画することになるかどうかは、不明。(DefenseNews 2008/5/6)

今日の泥仕合 (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/5/6)
米 Northrop Grumman 社は、例の KC-X 計画をめぐる "Why We Won" の最新版として、「過去の実績」に言及した。Boeing 社は「KC-767 の方が KC-30 より低リスク」と主張していたが、空軍の審査ではむしろ逆の結果が出ており、Northrop Grumman 社の提案に対する評価は "'Satisfactory Confidence"、Boeing 社の提案に対する評価は "Little Confidence" (過去の実績からみて、要求されるパフォーマンスを発揮できるかどうか疑わしい、という意味だと Northrop Grumman 社は解説している) だったというのが Northrop Grumman 社の主張。
その背景にあるのは、同社の過去の契約で示された実績であるとしている。また、KC-30 はすでにプロトタイプ機を使って給油試験を実施しているが、KC-767 はまだ、しかもイタリア向け・日本向けのデリバリーが遅延しているではないか、とも主張。

今日の小ネタ
  • 4/27-5/1 にかけてロシア軍の代表団が、在欧米空軍 (USAFE : USAF in Europe) 麾下の 2 基地を訪問、安全保障分野における協力関係について討議した。また、米軍が行っている近接航空支援や前線航空統制官の訓練に関する説明も受けた由。訪問先はいずれもドイツ国内で、Ramstein AB と、Spangdahlem AB にある JFCoE (Joint Fires Center of Excellence)。(AFNews 2008/5/5)
  • 4/23 に航空自衛隊の空曹 67 名が、嘉手納 AB の Erwin PME Center や Marshall Dining Facility などを訪問した。さらに、兵舎を訪れて歓談したほか、心理戦訓練施設の見学、武器搭載のデモンストレーション見学などを実施。両国の相互理解増進を目指した人員交換プログラムに基づくもの。空自のやり方と米軍のやり方を比較して、米軍関係者を質問攻めにしたとかいう話。(AFNews 2008/5/5)
  • 日本に向かっている最中の USS George Washington (CVN-73) と同艦を基幹とする空母打撃群が 4/22-5/2 にかけて、ブラジル・アルゼンチンとの合同演習 "UNITAS 49-08" を開始した。今年で 49 回目となる年次合同演習で、親善・協力関係の強化と相互運用性の実現を企図したもの。互いに他国の艦を訪れて交差訓練を実施した由。(NavNews 2008/4/24, 2008/5/2, 2008/5/3)
  • 米海軍の BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) 計画に対して General Atomics 社の Predator B をベースとする機体を提案したが、米 Northrop Grumman 社の RQ-4N 案に敗れた米 Lockheed Martin 社は、「選定後のデブリーフィング内容からすれば、うちの提案が採用されていてしかるべきであった」として、GAO (Government Accountability Office) に異議申立を行った。「毎回のように異議申立をする訳ではなく、我社の提案がきちんと評価されなかった場合にのみ行う」と説明している。ちなみに、同社が前回に GAO への異議申立を行ったのは 2006 年 11 月で、お題は米空軍の救難ヘリ・CSAR-X。(DefenseNews 2008/5/5)
  • NATO の ACT (Allied Command Transformation) の Jorgen Berrgrav ノルウェー海軍少将は 5 日、「NATO と EU は、軍事技術の分野でもっと効率的な協力関係を構築する必要がある」と発言。欧州議会の Geoffrey van Orden 氏も、軍事技術分野における EU の貢献が少ないことを認めており、これは NATO にとって有害だと発言。EU は意志決定のチャネルをひとつ増やしただけで、能力増進の役に立っていないとした。もっとも、これから重要性が増すとみられるロボット・電源・センサーといった分野では、もっとヨーロッパ企業が貢献できるのではないかとみている。(DefenseNews 2008/5/5)
  • 英 BAE Systems 社と印 Mahindra and Mahindra 社は、RG-31 などの装輪車両と火砲を手がけるジョイント ベンチャーの設立を計画中。その際、BAE Systems 社の出資比率を 49% とする。現在、インドで波部ウエイ関連企業に対する外国からの出資比率を 26% に制限しているが、Mahindra and Mahindra 社は政府への申請に際して BAE Systems 社の出資比率を 49% に設定、実現すればインドで初めての事例となる。(DefenseNews 2008/5/5)
  • グルジアは 5 日、Abkhazia で発生した "UAV 撃墜事件" に絡んで、ロシアとの間で 1995 年に締結していた軍事協力合意からの撤退を表明。この合意は、CIS (Commonwealth of Independent States) 加盟各国の間で構成する共同防空の枠組みに関わるもの。これに対して露 Interfax 通信は匿名の発言として、「グルジアはもともと積極的に防空に関わっていなかったので、同国の撤退が CIS の防空網に悪影響を及ぼすことはない」と伝えている。(DefenseNews 2008/5/5)

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/7)
  • Innovative Technical Solutions, Inc. (dba NovaSol, Honolulu, HI) は米海軍から、NAVAIR (Naval Air Systems Command) Avionics Department が進めている UAV 向けのセンサー開発で使用する、偵察・データ利用システムの開発を $27,475,062 で受注した。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-08-C-0110)
  • Oceaneering International, Inc. (Chesapeake, VA)、East Coast Repair and Fabrication, Inc. と Tecnico Corp. のジョイント ベンチャー (Norfolk, VA)、Q.E.D. Systems, Inc. (Virginia Beach, VA) の各社は米海軍から、Norfolk Naval Shipyard (Portsmouth, VA) で実施する艦艇のメンテナンス・補修関連業務を、各々 $22,500,000 ずつで受注した。管理、テクニカル サービス、人員・資材の用意、サポート サービス、機材を用意して業務にあたる。Mid-Atlantic Regional Maintenance Center, US Navy, Portsmouth, VA (N40025-08-D-8008, N40025-08-D-8009, N40025-08-D-8010)
  • Motorola, Inc. (Columbia, MD) は米海軍から、Enterprise Land Mobile Radio インフラで使用する携帯無線機に関する修正契約を、$20,000,000 で受注した。これで累計受注額は $43,105,144 となった。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-06-D-5196)
  • Kellogg, Brown & Root Services, Inc. (a.k.a. KBR, Houston, TX) は米陸軍から、コソボで実施するサポート サービス業務を $24,625,839 で受注した。Army Corps of Engineers, Winchester, VA (W912ER-05-D-0003)
  • Tetra Tech FC, LLC (Alexandria, VA) は米陸軍から、Washington DC の Fort McNair で Building 61、同 Annex、Building 59 を改修する工事を、$7,606,400 で受注した。Army Corps of Engineers, Baltimore, MD (W912DR-08-C-0024)
  • Weeks Marine, Inc. (Covington, LA) は米陸軍から、ルイジアナ州 St. Mary Parish で実施する浚渫作業を $5,120,000 で受注した。Army Corps of Engineers, New Orleans, LA (W912P8-08-C-0055)
  • Northrop Grumman Mission Systems (Clearfield, UT) は米空軍から、Minuteman Minimum Essential Emergency Communications Network のアップグレード計画について、SDD (System Design and Development) フェーズに関する修正契約を $7,742,385 で受注した。端末機器を改良するとともに、低速な通信しかできない現行の EHF (Extremely High Frequency) 通信衛星だけでなく、新型の AEHF (Advanced EHF) 衛星に対応できるようにする。なお、無線機自体は Raytheon 社の担当。Hill AFB, UT (F42610-98-C-0001)
  • General Atomics-Aeronautical Systems, Inc. (San Diego, CA) は米空軍から、Lynx レーダーを装備する MQ-9 Reaper (Lynx Continuous Look Attack Management Predator Reaper MQ-9) を対象とするサポート業務を、$5,948,515 で受注した。Wright-Patterson AFB, OH (FA8620-05-G-3028 0043)
  • Rolls-Royce Corp. (Indianapolis, IN) は米空軍から、T56 エンジンのスペアパーツを $5,882,181.78 で受注した。シャフトとタービンを 166 個ずつ。Tinker AFB, OK (FA8104-08-C-0090)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/7)
  • Airbus 社と Latecoere 社は、フランス国内にある Airbus 社の事業所 (Meaulte, Saint Nazaire Ville) 売却に関する協議を中断した。目下の金融環境などが原因で、条件についての折り合いがつかなかったため。ただし、ドイツ国内の事業所 (Augsburg, Nordenham, Varel) と同様、事業所の売却を進める方針に変わりはないとしている。(Airbus)
  • 米 Raytheon 社は、同社が開発中の SLAMRAAM (Surface-Launched Advanced Medium Range Air-to-Air Missile) について、3/3 に WSMR (White Sands Missile Range) で最初の捕捉・追跡試験を成功裏に実施したと発表した。ラボで実施した試験・モデリング・シミュレーション・分析・試験計画策定に続いて、陸軍と共同でフィールド試験を始めており、その第一陣。軍が標的機を飛ばして 5 航過を実施、それに対して SLAMRAAM を構成する射撃管制ステーション×2、発射機×2、センサー×2、センサー エミュレータ×1 が要撃側となって試験に臨んだ。そして、レーダーによるターゲットの捕捉、捕捉したターゲットの照合、レーダーで得られた状況データの配信、シミュレーション交戦を、それぞれの航過ごとに実施。この後、2009 年5 月までフィールド試験を継続する。(Raytheon)
  • 米 Northrop Grumman 社は米陸軍 ARDEC (Army Research, Development and Engineering Command)・Communications-Electronics Research Development and Engineering Center (Intelligence and Information Warfare Directorate の一部門) から、PICS (Passive Infrared Cueing System) の開発継続契約を受注した。20 ヶ月間・600 万ドルの案件。PICS とは、戦車砲、RPG、対戦車ミサイルといった脅威を探知・識別・位置標定する能力を持つ、取り扱いが簡単で費用対効果に優れたシステムの開発が目的。これにより、陸戦における脅威への識別・対処が容易になるという触れ込み。今回の契約はフェーズ 2 分で、全周をカバーできるセンサーを開発して Yuma Proving Ground (Yuma, AZ) に持ち込み、移動中の動作についてデモンストレーションするという内容。このフェーズでは最終的に、TRL-6 (Technology Readiness Level 6) の達成を目指している。すでにフェーズ 1 で、停止状態での動作についてはデモンストレーションを実施済み。(Northrop Grumman)
  • QinetiQ は英国防省から、Bristol に軍と民間企業が合同で艦艇設計部門を開設する件に関して、11 ヶ月・200 万ポンドのパイロット スタディ契約を受注した。この艦艇設計部門は、FSC (Future Surface Combatant) を初めとする戦闘艦を英海軍向けに設計するのが仕事。NDP (Naval Design Partnership) として、Thales、BAE Systems、VT Group、Babcock、BMT の各社が参画する。MIS (Maritime Industrial Strategy) で、艦艇設計の技術基盤を維持する方針が打ち出されたのを受けた動き。第一陣として手がけるのは、FSC C1 プログラムを対象とする、仕様策定のための概念研究。(QinetiQ)
  • 米 Orbital Sciences 社は米国防総省から、TSER (Theoretical Studies and Engineering Services) 計画の契約を受注した。ニューメキシコ州の WSMR (White Sands Missile Range) で実施する、陸海空軍向けの研究開発案件をサポートするもの。基本契約 5 年、オプション契約 5 年で、すべて実現した場合の総額は 1 億ドル。同社のロケット開発における経験が買われたもの。なお、別件で Northrop Grumman 社も TSER を受注しており、こちらはヴァージニア州の Wallops Flight Facility で作業している。こちらにも Orbital Science 社は副契約社として参画中。(Orbital Sciences)
  • 米 QinetiQ North America 社は、Technology Solutions Group 傘下の Foster-Miller 社が製造している爆弾処理ロボット Talon が、米軍向けの累計納入 2,000 両を達成したと発表した。2001-2007 年にかけて 1,000 両を納入したが、それから 1 年と経たないうちに倍増した計算。この Talon は、イラクやアフガニスタンで路傍爆弾・IED 対策として活用中。遠隔操作式のアームを備えており、それを使って処理を行う。処分作業の際に多くのロボットが損傷しているが、すぐに Joint Robot Repair Facility で修理を受けて任務に戻っており、中には何度も壊されては直しているものもある。爆風で損害を受けても、平均すると 10 回は修理・再利用が可能とのこと。ちなみに、Talon の初陣は 2000 年のボスニアで、翌 2001 年には同時多発テロの後で、WTC (World Trade Center) の残骸における生存者・犠牲者の捜索にも従事した。Talon はモジュラー構造になっているので、爆弾処理以外にも偵察や危険物処理など、さまざまな任務に対応可能。さらにサイズを小型化、あるいは大型化した派生型も開発中で、今年、Dragon Runner と MAARS がデビューする予定。(QinetiQ North America)
  • 豪 RST (Radiation Shield Technologies) 社は、同社が開発した Demron なる繊維でアメリカ・シンガポール・ロシア・オーストラリアにおいて特許を取得したと発表した。これは放射線・化学兵器・生物兵器を阻止する能力がある不透過性 (radiopaque)・ナノ高分子 (nano-polymeric) 素材。これをファブリックのレイヤーに挟み込んで、防護服に仕立てる仕組み。軍用の NBC 防護服だけでなく、X 線を取り扱う医療関係者向けの防護服にも使える。すでにベラルーシ、NATO、NASA、米海軍、米州兵、UAE、韓国、中国、サウジアラビア、オーストラリアなどで使われている。有人火星探査を行う際の宇宙服にも使用する予定。(Radiation Shield Technologies)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/6)
  • Helicopter Tech., Inc. (King of Prussia, PA)、Logistics Specialties, Inc. (Layton, UT)、ES3 Prime Logistics Group, Inc. (San Diego, CA)、Eagle Tool and Machine Co., Inc. (Springfield, OH) の各社は米空軍から、空軍と国防兵站局 (DLA) 向けの装備品 (land gear) を $1,500,000,000 で受注した。Hill AFB, UT (FA8203-08-D-0001, FA8203-08-D-0002, FA8203-08-D-0003, FA8203-08-D-0004)
  • AM General, LLC (South Bend, IN) は米陸軍から、EA HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle)×3,216 両を $522,399,722 で受注した。TACOM, Warren, MI (DAAE07-01-C-S001)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence, MO) は米陸軍から、小口径弾薬を $49,757,522 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-99-D-0016)
  • Straub Construction, Inc. (Bonsall, CA) は米陸軍から、CSAR (combat search and rescue) 用 C-130 を収容する格納庫の建設を $10,058,017 で受注した。場所はアリゾナ州 Davis-Monthan AFB (Tucson, AZ)。Army Engineer District, Los Angeles, CA (W912PL-08-C-0010)
  • A BRDC Joint Venture (Clairton, PA)、Islands Mechanical Contractor, Inc. (Jacksonville, FL)、Ratcliff Construction, Inc. (Orange Park, FL)、Toltest, Inc. (Maumee, OH) の各社は米海軍から、NS Naval Station) Guantanamo Bay で実施する建物建設工事を受注した。新築に加えて補修・建て替え・取り壊しなどの案件もある。対象となるのは、航空関連施設、海洋関連施設、兵舎などの居住施設、管理部門施設、倉庫、訓練施設、支援施設、保安施設、危険物関連施設など。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年で、最大で総額 $50,000,000 の案件、最低保証額 $10,000。第一陣として、A BRDC Joint Venture が ADA (Americans with Disabilities Act) 対応のシャワー施設を $19,836 で建設する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-D-1274, N69450-08-D-1275, N69450-08-D-1276, N69450-08-D-1277)
  • Special Tactical Services, LLC (STS) (Virginia Beach, VA) は米海軍から、Center for Security Forces (Little Creek, VA) 向け訓練教官派遣業務のオプション契約分を $6,437,479 (not-to-exceed) で受注した。NAWC (Naval Air Warfare Center) Training Systems Division, Orlando, FL (N61339-07-D-0016)
  • Honeywell International (Phoenix, AZ) は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、T55-GA-714A エンジンと、MH-47G Chinook で使用しているコンポーネントを対象とするメンテナンス サポート業務を $48,945,029 で受注した。(H92241-08-D-0006)
  • Unionvale Coal Co. (Ligonier, PA) は米特殊作戦軍団 (USSOCOM) から、海軍向けの瀝青炭を $7,917,000 (maximum) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0655) [え、これって DLA の案件じゃなくて ?]

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/6)
  • 米 Lockheed Martin 社が、AGM-158 JASSM (Joint Air-To-Surface Standoff Missile) の生産継続が決まった件について発表。最近実施したテストでは、強化目標、地下バンカー、防空システムなど、多様なターゲットに対する威力を実証して見せたと説明している。今回の決定によりロット 7 の発注が決まったが、製造拠点は従来と同様にアラバマ州 Troy の同社工場。同社では JASSM を「世界で初めてステルス製を備えたスタンドオフ巡航ミサイル」と称している。重量は 2,000lb 級、弾頭は貫通弾頭と爆風破片弾頭の 2 種類、搭載機は現時点で B-1B、B-2A、B-52H、F-16。将来は F-15E、F-35、F/A-18F (オーストラリア空軍) にも搭載する。誘導は耐妨害機能付き GPS と赤外線シーカー。さらに、射程を 2 倍以上に引き上げた JASSM-ER の開発も推進する。(Lockheed Martin)
  • 米 Navistar International 社傘下の Navistar Defense 社 (ex-International Military and Government, LLC) は米陸軍 TACOM LCMC (TACOM Life Cycle Management Command) から、総額 13 億ドル ($1,282,939,624) にのぼる多年度契約を受注したと発表した。MTV (Medium Tactical Vehicles) のスペアパーツを、アフガニスタンの軍と警察、それとイラク軍向けに供給するほか、International 7000 Series をベースとする戦術車両×7,072 両を納入する案件。まず FY2008 の間に 1,000 両ほどを納入する。2005 年に 4 億 3,000 万ドルで車両 2,900 両とスペアパーツを受注しているが、それのフォローオン案件。ちなみに、Navister 社が手がけている軍用車両は多岐にわたり、兵員輸送車 (General Troop Transporter)、給油車 (POL : Petroleum, Oil and Lubricant)、給水車、レッカー車、危険物輸送車などがある。また、BAE Systems 社と組んで JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) 計画にも応札中。(Navistar International)
  • 米 Raytheon 社は、米陸軍 AMCOM (Army Aviation and Missile Command, Huntsville, AL) から ITAS (Improved Target Acquisition Systems) を 2 億 330 万ドルで追加受注したと発表した。2006/9/11 に受注した当初契約分のオプションを行使したもの。この契約では 3 年分・総額 5 億ドルのオプション契約を設定していた。ITAS は TOW (Tube-Launched, Optically Tracked, Wire-Guided) 対戦車ミサイルと組み合わせて使用する最新の照準・誘導装置。レンジを延伸した第 2 世代 FLIR (Forward Looking Infrared) センサーにより、従来より遠方で敵と交戦できるだけでなく、監視用途にも活用できる。命中精度も向上しているため、付随的被害の抑制につながるという説明。(Raytheon)
  • 米 Northrop Grumman 社は米海軍から、EA-6B Prowler に装備する電子戦装置・ICAP III (Improved Capability III) のロット 3 量産分・7 セットと関連スペアパーツを、1 億 190 万ドルで受注した。2010 年の第二四半期にデリバリーする予定。すでに ICAP III のロット 1・2 を装備した EA-6B は米海軍の手でイラク・アフガニスタンでの実戦を経験しており、今回のロット 3 は海兵隊 (MAG-14, MCAS Cherry Point, NC) に回される。ICAP III は、EA-6B が装備する電子戦スイートの第 5 世代にあたるもので、2005 年に IOC (Initial Operational Capability) を達成している。新型の AN/ALQ-218 レシーバー導入に加えて、妨害・発信源位置標定アルゴリズムの改善、MIDS (Multifunction Information Distribution System) の導入、といった改良を取り入れている。ICAP III に関わっている主要副契約社としては、BAE Systems (Nashua, NH) と Times Microwave (Wallingford, CT) がある。(Northrop Grumman)
  • MBT (Main Battle Tank) 関連の予算についてインド議会で審議する際に、Arjun 戦車でどのような問題点が生じたのかが明らかにされた。陸軍による審査によって見つかった不具合は以下のもので、これに対処するため、開発担当部門は陸軍機械化部隊関係者による作業部会や国防省幹部による理事会から継続的な監督を受けているとのこと。
    • Failure of power packs
    • Low accuracy and consistency
    • Failure of Hydropneumatic Suspension Units
    • Shearing of Top Rollers
    • Chipping of Gun Barrels
    障害への対応状況や戦車のパフォーマンスについても、監督の対象になっている。(Indian MoD)
  • 市場調査会社の Forecast International は、ロシアの国防支出に関するレポートをまとめた。1998 年には 30 億ドルに満たなかった年間の国防支出が、2007 年には 2,940 億ドルに達しており、伸び率は 965%。今後の伸びについては以下のように予測している。
    • 2008 年 : 9,590 億ルーブル / 375 億ドル
    • 2009 年 : 1 兆 600 億ルーブル / 415 億ドル
    • 2010 年 : 1 兆 9,200 億ルーブル / 466 億ドル
    • 2011 年 : 530 億ドル
    • 2012 年 : 610 億ドル
    2008-2012 年にかけて上昇基調が続くが、装備調達や戦略兵器への支出が増える一方で、相対的に研究開発費の比重は下がると予測。具体的にいうと、2008-2010 年にかけて装備調達費は 270 億ドルから 360 億ドルに、戦略兵器は 6 億 7,500 万ドルから 9 億 9,000 万ドルに伸びるが、研究開発費は 50 億ドルから 49 億ドルに減る、と予測している。つまり、アドバンテージを得ることよりも、すでに実現しているアドバンテージを使って影響力を行使する方に重点を置く、という見方。ただ、最新兵器の調達に力を入れれば、欧米諸国と同様にコスト超過やスケジュール遅延の問題に直面して、それが装備調達費上積みの足を引っ張る可能性があるとみている。(Forecast International)
  • 英海軍の 45 型ミサイル駆逐艦、HMS Daring が、Scotland 沖で 5 週間にわたり、主機や動力系統、LRR (Long Range Radar)、航法システム、4.5in 砲、兵装のアラインメントといった分野を対象とする公試を実施した。その際に戦闘システム試験の一環として、Manchester から Scotland 西岸に向けて飛行する Eurofighter Typhoon 戦闘機をレーダーで追跡するテストなどを実施。すでに主機・動力系統関連の試験は完了している。ちなみに、同艦は停止状態から全速の 27kt に達するのに 2 分しかかからないとのこと。第一段階の公試で 4,100nm を航海して、平均燃料消費は 1 日あたり 35 立方メートル、公試の途中で実施した給油は 1 回だけ。42 型や 23 型と比べると 1.5 倍の大きさになっているのに、燃費効率は 4 倍にアップしたとしている。(MoD UK)
  • 米 DynCorp International 社は、米陸軍から「LOGCAP IV 契約に関する異議申立期間が終了した」との通告を受けた。これで、異議申立によって話がひっくり返されることはなくなり、同社は LOGCAP IV 契約に全力で取り組めるようになったとしている。(DynCorp International)
  • 米 Eaton 社は、米国防総省が MV-22B×141 機と CV-22×26 機の多年度調達を決めたことで、同社が 1 億 2,000 万ドルの売上を得られるとする見込みを明らかにした。V-22 は最終的に、米海空軍・海兵隊向けに合計 458 機を 540 億ドルで調達する案件に発展する計画。その V-22 のサプライヤーとして 5,000psi の油圧系統関連機器を手がけている Eaton 社は、この数字が実現した時点で 3 億 2,000 万ドルの売上を見込めるとしている。同社は油圧関連製品に加えて、電気モーター、アクチュエータ、飛行制御系統の関連機器などを手がけている。(Eaton)

無線機の受注 (DID 2008/5/5)
イスラエルの Elbit Systems 社は、傘下の Tadiran Communications 社がヨーロッパの某国から、HF/VHF 戦術無線機を 1 億 2,700 万ドルで受注した、と発表した。陸戦用で、音声通話とデータ通信に対応。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/5)
  • General Dynamics Lands Systems Division (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、M1A1 戦車×204 両の RESET 作業に関する先行調達分の転換契約 (conversion of the long lead material contract) を、$116,148,304 で受注した。TACOM LCMC, Warren, MI (W56HZV-06-G-0006)
  • Raytheon - Integrated Defense Systems (Andover, MA) は米陸軍から、Patriot 地対空ミサイルの戦術資産 (tactical assets) を $68,591,012 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-07-C-0151)
  • Stewart & Stevenson Tactical Vehicle Systems Limited Partnership (Sealy, TX) は米陸軍から、FMTV (Family of Medium Tactical Vehicle) の追加分を $54,312,842 で受注した。TACOM, Warren, MI (DAAE07-03-C-S023)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence, MO) は米陸軍から、5.56mm 弾の製造施設近代化と能力拡張の作業を、$17,000,000 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-99-D-0016)
  • Alliant Lake City Small Caliber Ammunition Co., LLC (Independence, MO) は米陸軍から、小口径弾薬を $11,875,972 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island, IL (DAAA09-99-D-0016)
  • AAI Corp. (Hunt Valley, MD) は米陸軍から、動画受信端末 (remote video terminal) と移動式指向性アンテナ (mobile directional antenna system) を対象とする兵站支援業務契約 (CLS : Contractor Logistics Support) を、$14,507,790 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-06-C-0190)
  • Alutiq International Solutions, LLC (Aurora, CA) は米陸軍から、コロラド州の Fort Carson に給養施設と支援施設を建設する作業を、$13,687,345 で受注した。Army Corps of Engineers, Omaha, NE (W9128G-08-C-0006)
  • Raytheon Co. (Andover, MA) は米陸軍から、RAID (Rapid Aerostat Initial Deployment) 監視塔システムを対象とするミッション サポートとシステム維持の業務を、$24,416,000 で受注した。Army Space and Missile Defense Command, Huntsville, AL (W9113M-08-C-0153)
  • Raytheon Intelligence and Information Systems (Reston, VA) は米陸軍から、GBS (Global Broadcast Service) で使用する機材とスペアパーツの生産・デリバリーを、$11,742,327 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-08-C-K406)
  • Trend Construction, Inc. (Orlando, FL) は米陸軍から、オクラホマ州 Fort Sill に訓練支援センターを建設する作業を $6,631,786 で受注した。Army Engineer District, Tulsa, OK (W912BV-08-C-2003)
  • ECM-GEC JV (Metairie, LA) は米陸軍から、U.S. Army Corp of Engineers Hurricane Protection Office (New Orleans, LA) を対象とする品質保証サービス業務を $5,658,924 で受注した。Army Corps of Engineers, New Orleans, LA (W912P8-07-D-0031)
  • CAS Inc. (Huntsville, AL) と Madison Research Corp. (Huntsville, AL) は米海軍から、防空・ミサイル防衛、ミサイル システム、指揮統制システム、センサー システムなどを対象とする、エンジニアリング、兵站、研究開発、プログラム支援などの業務を $49,900,000 で受注した。米軍向けが全体の 90%、エジプト向けと UAE (United Arab Emirates) 向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件がそれぞれ 5% ずつ、2013 年 11 月まで。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Crane, IN (N00164-08-D-GP15 (CAS Inc), N00164-08-D-GP18 (MRC))
  • The Haskell Co. (Jacksonville, FL) は米海軍から、NSWC (Naval Surface Warfare Center, Dahlgren, VA) に研究開発・調達・試験評価施設 (Research, Development & Acquisition and Testing & Evaluation Consolidation Facility) を建設する作業を $24,686,000 で受注した。この 3 分野の作業を担当している部署を、FY2010 に NSWC に移駐させるために建設するもの。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Washington DC (N40080-08-C-0154)
  • Force Protection Industries, Inc. (Ladson, SC) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に関する修正契約を $17,113,045 で受注した。兵站支援業務に必要なパーツ類をカバーするほか、国外に FSR (Field Service Representatives) を派遣するもの。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5031/#0005)
  • Northrop Grumman Corp. (Rolling Meadows, IL) は米海軍から、対狙撃システムの研究・開発とプロトタイプ×3 セットの製造を $9,647,687 で受注した。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Patuxent River, MD (N00421-08-C-0033)
  • 以下の 3 社は米海軍から、T-Craft (transformable craft) の詳細設計を受注した。このプログラムでは最終的に、空荷で 2,500nm の航続性能を持ち、陸上の中間支援基地 (intermediate support base) と洋上基地 (Sea Base) の間で装輪車両やトラックを輸送する、sea base connector のプロトタイプ デモンストレーターを建造することを目指している。
    • Alion Science & Technology Corp. (Chicago, IL) : $10,180,211 (N00014-07-D-0200/#0003)
    • UMOE Mandal (USA) Inc. (Washington, DC) : $9,433,754 (N00014-07-D-0336/#0003)
    • Textron Marine & Land (New Orleans, LA) : $8,728,893 (N00014-07-D-0049/#0003)
    ONR (Office of Naval Research), Arlington, VA
  • L-3 Service, Inc. (Marlton, NJ) は米空軍から、JRE (Joint Range Extension) セットとメンテナンス・アップグレード、それと JTEP (JRE Transparent Multi Platform Gateway Equipment Package) を、$24,900,000 で受注した。現役部隊と州兵航空隊に配備するもので、Link 16 や SADL (Situational Awareness Data Link) による通信を実現する機材。Hanscom AFB, MA (FA8726-08-0007)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2008/5/7)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 541 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 78,085 名、海軍 5,014 名、空軍 8,503 名、海兵隊 8,522 名、沿岸警備隊 347 名。

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/7)
6 日、アフガニスタンの Bari Kowt、Jalalabad、Orgune に米空軍の A-10 が出動。また、Bari Kowt では樹木線に陣取る敵を A-10 が 500lb 爆弾で爆撃。Orgune では敵のロケット発射チームを米空軍の B-1B が GBU-31/B で爆撃。Garmser でも、B-1B が GBU-31/B で敵の施設とバンカーを爆撃している。この日の近接航空支援ミッションは 47 件、ISR ミッションは 11 件。
イラクでは、Baghdad で米空軍の F-16 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 68 件、ISR ミッションは 24 件、米海空軍による戦術偵察が 6 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/7)
聯合軍が Paktia 省 Zadran 地区で、人員の訓練、武器の集積、爆薬の製造を行っている Haqqani 組織の掃討作戦を実施。その際に抵抗した敵 1 名が負傷。AK-47 自動小銃、弾薬、弾薬ベストを発見、13 名を拘束。
4 月に Khowst、Helmand、Zabur の各省で聯合軍が拘束した、武装勢力 3 名の身元が判明。Mullah Salim (a.k.a. Daru Khan) は 4/14 に Zabul 省 Qalat 地区で捕まった。聯合軍や民間人に対する攻撃に関与。Mullah Ikhlas (a.k.a. Abdul Khaliq) は 4/14 に Helmand 省 Garmser 地区で捕まった資金担当。拘束の際に現場で、AT4 対戦車ロケット、RPG、自動小銃 2 挺を発見している。Rahman Gul は 4/20 に Khowst 省の Bak 地区で捕まった。路傍爆弾攻撃を仕掛けている組織のメンバーで、聯合軍に対する攻撃を反復していた。拘束の際に現場では、RPG、迫撃砲の床板、砲弾を発見している。

今日のイラク (AFPS 2008/5/7)
聯合軍が Balad 西方で、当地のアルカイダ関連組織を率いているお尋ね者テロリストをターゲットとする作戦を実施、相手が通訳の指示に従わないで敵対行動をとったため、射殺された。同じ組織に属する別のお尋ね者 1 名とそれ以外にもう 1 名が、Beiji で捕まっている。
Mosul では、聯合軍を攻撃していたアルカイダ関連組織の首領 1 名と、爆弾攻撃を仕掛けていた容疑者 1 名を拘束。前者は、聯合軍の兵士が建物のドアをぶち破って突入した際に負傷。それより南方では、Tikrit で指名手配されていた容疑者とその他 3 名を拘束。さらに Mosul 南西 95 マイル地点でも、アルカイダ関連組織に関わっていた 6 名を拘束。
Baghdad 北東では、122mm ロケット 3 発が市街中心部に撃ち込まれる事件があった翌日に、14 名を拘束。この事件ではイラクの民間人 7 名と警官 2 名が負傷、警察署や公園に被害が出た。この攻撃に先立つこと 12 時間前に Baghdad 南部では、米陸軍・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊の本部と本部管理中隊に属する兵士が、夜間作戦中に 9 名を拘束している。砲撃を実施していた容疑。

今日のイラク (AFPS 2008/5/6)
聯合軍が Baghdad 北方で作戦 2 件を実施、外国人テロリストの手引きをしていたお尋ね者を含む 9 名を拘束。その際に、車両の背後に移動して戦闘態勢をとった敵がいたために航空攻撃を要請、件の敵は負傷。このほか、Kirkuk でアルカイダのプロパガンダ担当 1 名を拘束、Tarmiyah でアルカイダ関係者 4 名を拘束、Mosul ではアルカイダの活動家をターゲットとする作戦を実施して 1 名を拘束。
Baghdad では、イラク陸軍・第 11 師団が New Baghdad 地区で RPG 6 発と EFP (Explosively Formed Projectile) 2 発を発見。イラク陸軍・第 6 師団・第 24 旅団が Baghdad 西部で、81mm 迫撃砲弾 32 発を発見。Baghdad 近くの Ghadier にある Imam Ali Mosque の中庭では、警察が EFP、IED 2 発、ロケット発射レール 5 基、擲弾 3 発、弾薬多数を発見。米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘チームが周辺警備を担当。
このほか、Sadr City では、"special groups" と聯合軍が交戦、AWT (Aerial Weapons Team) が AGM-114 で攻撃して制圧。また、米陸軍・第 3 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 64 機甲聯隊・第 1 代替とイラク陸軍・第 11 師団が RPG による攻撃を受けて反撃、米軍の M1A2 戦車 2 両が砲撃して敵 6 名が死亡。New Baghdad 地区では IED を設置している敵が AWT から AGM-114 による攻撃を受けて、3 名が死亡。
Kirkuk で、警察の緊急対応部隊が IED 攻撃を受けて 1 名が死亡、7 名が負傷。Baghdad では、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チームが 60mm 迫撃砲弾、RPG 発射機・RPG・信管、対戦車兵器、PKC 機関銃と銃弾を発見。第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘チームは、パトロール中に 7.62mm 弾が入ったコンテナ 2 個を発見。Baghdad 東部の Ur では、聯合軍のパトロール隊が小火器で撃たれる事件が発生、反撃して敵 1 名が死亡。Sadr City 南部でも同様の事件があり、AWT が AGM-114 を 2 発発射、それでも銃撃が止まなかったので 3 発目を発射。Baghdad 東部の Jamilla では、"special groups" のメンバーが道路中央に IED を設置している現場を聯合軍の UAV が発見、交戦。敵 2 名が死亡、さらに負傷者が出た。IED は破壊。
Diyala 省で、検問所を設置しているイラク軍に対する攻撃があり、10 名が死亡、13 名が負傷した。 Baghdad 東部の New Baghdad 地区では、MND-B (Multinational Division Baghdad) 麾下、米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘チームが 15 名を拘束、爆弾製造材料を押収。
4 日に Baghdad で、イラクの対テロチームが "special groups" と交戦。まず、警察署を攻撃してきた敵に対してイラク軍が反撃して敵 1 名が死亡、その後でさらに敵 3 名が銃撃を仕掛けてきたために反撃、うち 2 名が死亡。Baghdad 北部の Shoalah 近くでは、IED と小火器による攻撃を受けたために反撃、同伴していた米軍特殊部隊が航空攻撃を要請して兵装 4 発を投下、敵 1 名が死亡。さらに建物 2 棟を掃討、2 名を拘束。撤収後に 3 名の敵が攻撃を仕掛けてきたために反撃、3 名とも死亡。
Kirkuk の緊急対応部隊と Aruba の警察が、誘拐をはたらいていた組織に対する合同作戦を実施、その際に敵 1 名が撃ってきたために反撃、敵は死亡。警察官も 1 名が負傷。その後の捜索で、偽造 ID カード 8 枚、AK-47 と弾倉 35 個、拳銃 1 挺と弾倉 23 個を発見。さらに 1 名を拘束。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/5)
4 日、アフガニスタンの Bermel と Lwara に米空軍の A-10 が、Lwara と Orgune に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。Garmser では英空軍の Harrier GR.7 が、友軍と交戦中の敵を Enhanced Paveway 誘導爆弾で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 35 件、ISR ミッションは 12 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 68 件、ISR ミッション 20 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察 8 件を実施。

今日のイラク (AFPS 2008/5/5)
Baghdad 北東で、屋根上に陣取った敵に対して米陸軍の M1A2 戦車が 120mm 砲で砲撃、2 名とも死亡した。米軍のパトロール隊が路傍爆弾攻撃を受けて、さらに屋根上に陣取った敵から撃たれた際の出来事。米軍の死傷者はなし。
4 日、Baghdad 東部の New Baghdad 地区で米軍が交戦、敵 4 名が死亡。Sadr City では AWT (Aerial Weapons Team) が攻撃準備中の敵を AGM-114 で攻撃して、3 名が死亡。以前に同じ場所から砲撃が加えられたことがあり、この事件の後にも米軍のパトロール隊が路傍爆弾設置犯人と交戦、敵が死亡している。
Baghdad 南東をパトロール中の米軍部隊が小火器で撃たれる事件が発生して航空支援を要請、AGM-114 と機関砲で攻撃して敵 3 名が死亡。West Rashid 地区では RPG 8 発、81mm 迫撃砲弾 7 発、60mm 迫撃砲弾 5 発、擲弾、ロケット、イラン製迫撃砲弾 8 発、自家製爆薬 5 缶、自家製爆弾、狙撃銃、AK-47 自動小銃、機関銃弾と散弾を発見。Sadr City では UAV による攻撃で敵 5 名が死亡。
3 日、Baghdad 北東にある敵の指揮所をイラク軍と聯合軍が攻撃して破壊。Baghdad 南部の Risalah では、イラク軍と聯合軍が徹甲爆弾、警察用の抗弾ベスト、防弾版、防弾ヘルメット、ID カード、イラク陸軍の軍服、機関銃弾を発見。
Basra の Quibla、Hyyaniyah、Huteen、Jumhuriya、Latif の各地区では、イラクの QRF (Quick-Reaction Force) が掃討作戦を実施、迫撃砲・ロケット・機関銃を数百点と弾薬数百発押収、数ダースの犯罪容疑者を拘束。4/1 に Anbar から Basra に移ってきた部隊が地元の部隊を支援して実施したもの。
Diyala 省と Ninevah 省では、イラクの治安部隊が合計 26 名を拘束。Mosul 近辺で 19 名、Baqouba などで 7 名といった内訳。Baghdad 北東の Sadiya でも、イラク軍がアルカイダ関連組織の中堅幹部とその他 6 名を拘束している。Baghdad 南西の Sadr Yusifiyah にある Kartani Fahal という村落では、地元住民からの通報で武器集積所を発見。迫撃砲 36 門、RPG 17 発と RPG 用のロケット モーター 11 基、自家製ロケット発射機、ロケット 2 発、手榴弾、50lb の爆薬が入った包み 7 個、銃弾 300 発以上、雷管用のプライマー 400 個以上、迫撃砲用の三脚と照準器、爆弾製造材料といった内容。
2 日、聯合軍が Baghdad 南部の Warij で、徹甲爆弾 4 発、107mm ロケットの新品、爆薬 40lb、ロケット橇、雷管を発見、1 名を拘束。イラク軍コマンドー部隊が Baghdad で、イランの支援を受けている "special groups" の中堅幹部 1 名とその他 1 名を拘束。イラク軍や聯合軍への攻撃、地元住民の拉致・殺害といった容疑。Jabella では、Hillah から来たイラクの SWAT (Special Weapons And Tactics) チームが犯罪組織のメンバー 2 名とその他 4 名を拘束。聯合軍基地を砲撃した容疑。
"Sons of Iraq" メンバーの通報により、対空砲弾 300 発、ロケット 17 発、RPG 発射機と RPG 7 発、120mm 砲弾、小火器用弾薬を発見、破壊処分。Baghdad 北方の Jazeera 砂漠で 1 日、パトロール中の米軍特殊部隊が敵 7 名を拘束、その際の交戦で敵 4 名が死亡。Baghdad の Rashid 地区では、米軍が武器集積所 2 ヶ所と徹甲爆弾 2 発を発見、敵 24 名を拘束、敵 5 名が死亡。

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JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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