今週の軍事関連ニュース (2008/05/13)
 

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「今週の軍事関連ニュース」などの記事を自動翻訳ツールにかける等の方法によって翻訳、韓国の電子掲示板などに無断転載している輩の存在が確認されている。少なくとも、転載するのであれば出典の明示は最低限求められる行為であると考える。それを行わずに無断転載を継続するようであれば、投稿先掲示板の管理者に対して然るべき措置を要求することもあるので覚悟されたし。

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一般ニュース

食う寝るところに住むところ (DID 2008/5/11)
Pete Geren 米陸軍長官は 7 日、兵舎の施設に関する問題を解決するために 2 億 4,800 万ドルを緊急支出を行うと表明した。世界各地にある米陸軍の駐屯地で、合計 148,000 室の調査を行い、いろいろと問題が見つかったのを受けたもの。5 年以内に 147,700 名分の兵舎を整備するとしている。また、2004-2013 年にかけて行う兵舎関連支出の合計は、107 億ドルに達する見込みとのこと。

待機中だがお呼びがかからず (AFPS 2008/5/11)
USS Essex を基幹とする両用即応群 (ARG : Amphibious Readiness Group) と 31st MEU (Marine Expeditionary Unit) が、サイクロン被害に遭ったミャンマーで人道支援任務を実施する可能性に備えて待機中。支援任務がスタートしたら直ちにヘリで空輸できるように、5gal 入りのプラスチック製水タンク・14,000 個の準備を進めているとのこと。この ARG を構成する艦は、USS Essex (LHD-2)、USS Juneau (LPD=10)、USS Harpers Ferry (LSD-49)、USS Mustin (DDG-89)。

今日の小ネタ
  • 米陸軍・第 1 機甲師団・第 5 旅団から独立した AETF (Army Evaluation Task Force) が、テキサス州の Fort Bliss で実施した FCS (Future Combat System) の "Spin out" のテストを、Robert M.Gates 国防長官が視察した。対象となったシステムは、Intelligent Munitions System、Tactical Unmanned Ground Sensor (地上の動向を検知するセンサー)、Urban Unmanned Ground Sensor (建物内部の動きを検知するセンサー)、NLOS-LS (Non-Line-of-Sight Launch System, a.k.a. "rockets in a box.")。NLOS-C (NLOS Cannon) の方はアリゾナ州の Yuma Proving Ground でテストしている。これら FCS Spin Out 1 については、今夏に運用試験を計画しており、それから 2 年以内の配備開始を希望しているところ。(AFPS 2008/5/9)
  • 米空軍の手持ち A-10 は 356 機。うち 100 機以上は 1980 年代に主翼外板強化改修を受けており、残りについては昨年、米 Boeing 社に対して換装用の主翼×242 セットを発注、2011 年までに導入する。新しい主翼は基本的に現在のものと同じだが、信頼性・保守性・生産性を高める設計変更を取り入れる。現在は第 1 フェーズとして、モデリングと、現行主翼の 3-D モデルを調べる作業を進めており、第 2 フェーズで新主翼の製造を、第 3 フェーズで組み込みを行う。すでに A-10 の飛行時間は 16,000 時間に達しているが、主翼換装によって 2030 年まで飛行可能になるとのこと (ちなみに、当初の設計寿命は 8,000 飛行時間で、1990 年代に実施した補修で倍増させてある)。(AFNews 2008/5/9)
  • 米国防総省の調達責任者・John Young 氏は 9 日、GPS ブロック III 計画にゴーサインを出した。ただし、後日のコスト上昇を避けるために、要求仕様を確定してから、という条件付き。18 億ドルの案件で、5/12 の週に契約締結の予定。(DefenseNews 2008/5/9)

今日の泥仕合 (Defense-Aerospace.com 2008/5/9)
  • 米 Boeing 社は、米 Northrop Grumman 社がリリースした「KC-X における空軍の評価基準」に関する数字に反論、KC-135 代替機としての要求には、任務面・能力面のいずれにおいても、KC-767 こそが適合していると主張。その骨子は以下の通り。
    • KC-X 計画の Statement of Objectives では、KC-X の基本任務を人員や貨物の輸送ではなく空中給油としており、同社はそれに合わせた給油機として KC-767 を提案、かつ、その中で最大限の人員・貨物搭載能力を持たせた。
    • 給油機搭乗員は最適な量の燃料を携えて戦場に赴き、もっとも効率的で信頼できる方法を用いて給油するよう求められている。その搭乗員に対して、大型で生存性が低く、使わない人員・貨物輸送能力のために燃料の搭載量が多くなっている機体で飛ぶよう求めるのか ?。
    • さらに、KC-767 こそ適正サイズであり、KC-30 は運用・維持・収容のために、より多くの経費を必要とする。
    • 過去の任務においては、空中給油機が給油した燃料の量は 60,000-70,000lb、KC-X で空軍が要求した給油量は 1,000nm 進出して 94,000lb。KC-767 は中型給油機として最適な機体規模を維持しつつ、この要件を 20% も上回っている。
    • 2006 年に米空軍が空輸した人員・貨物のうち、給油機を用いて運んだものは全体の 1% にも満たない。KC-767 の人員・貨物搭載能力は KC-135 を上回るが、そのために機体の規模や効率を犠牲にしてはいない。KC-30 は確かに人員・貨物の搭載量が大きいが、その分だけ機体が大型化、生存性を低下させている。
    • 負傷者後送 (Aeromedical Evacuation) において、空軍は担架 24 基・関連要員 26 名の搭載を求めているが、KC-767 は担架 30 基・関連要員 67 名の搭載が可能。
    (Boeing)
  • 一方、米 Northrop Grumman 社は "Why We Won" の最新版として、価格面に言及。政府の調達規定では、納税者のために最善の価値を備えたものを調達するよう求めており、価格が高い方の提案を採用する場合には、それに見合った価値があることを明確にするよう求めている。と前置きした上で、Boeing 社の「KC-30 は KC-767 より航過である」という主張に反論、開発・製造コストは KC-30 の方が安く、ライフサイクルコスト (開発・調達・施設建設・運用・サポートの合計) は KC-30 も KC-767 も同等であるとした。また、空軍による Northrop Grumman 社のリスク評価は "low"、Boeing 社のリスク評価は "moderate" であった、Boeing 社の当初見積もりと提案の内容に食い違いがあった点が空軍の心証を悪くした、といった主張を付け加えている。(Northrop Grumman)
  • かかる泥仕合について、市民団体の CCAGW (Council for Citizens Against Government Waste) は議会関係者に対して、空軍の決定に干渉したくなる衝動を抑えて、GAO (Government Accountability Office) が 6 月半ばに結論を出すのを待つよう申し入れた。議会関係者の中に、KC-X に関して発言する動きがいろいろ起きているのに対するもの。(CCAGW)

今日の小ネタ
  • Robert M.Gates 米国防長官は、アフガニスタンの ISAF (International Security Assistance Force)・Regional Command South の指揮下に 3 月から派遣している米海兵隊・24th MEU (Marine Expeditionary Unit) について、当初の予定通りに 7 ヶ月間の展開期間を満了した後、11 月から撤収を開始するとした。(AFPS 2008/5/8)
  • 米沿岸警備隊は 8 日、ミシシッピー州 Pascagoula の米 Northrop Grumman 社造船所で、NSC (National Security Cutter) の 1 番船、Bertholf (WMSL 750) を領収した。まだ同艦の通信システムはセキュリティ上の要求仕様を満たしていないが、母港となるカリフォルニア州 Alameda に到着した後で対策を施すことになっている。このほか、2 月に海軍の INSURV (Board of Inspection and Survey) が実施した検査では、推進軸ベアリングの配置ミス、錨やキャプスタンの動作不全、ホイストの不良、航空関連艤装、主機管制システムなどの問題が見つかったが、これらは解決済み、あるいは解決の目処が立っている。(DefenseNews 2008/5/8) [全長 418ft、満載排水量 4,300t、CODAG・2 軸、最高速度 28kt、RHIB (Rigid Hull Inflatable Boat×2 隻分の発進/揚収スペース、ヘリ発着甲板、最新の指揮・統制システムを装備 by Northrop Grumman]
  • FY2009 国防予算について審議中の米下院軍事委員会で、DDG-1000 の建造予算を削減して、San Antonio 級ドック型揚陸輸送艦×1 隻と Lewis and Clark 級補給艦×2 隻に回すべきだという動議が出ている。一方、C-17A×15 機に 39 億ドル、F-22A×20 機に 5 億 2,300 万ドル (分割払いの頭金のみ) を追加する話も出ている。(DefenseNews & DID 2008/5/8)
  • 米陸軍の教育機関・SAMS (School of Advanced Military Studies, Fort Leavenworth, KS) では、イラク・アフガニスタンにおける戦訓を受けて、政治的・民族的・文化的な分野に関する教育課程を取り入れた。(DefenseNews 2008/5/8)
  • 韓国軍は、「マンパワー頼みの陸軍」から「ハイテク化して規模を縮小した陸軍」への変革を目指す一環として、北朝鮮との国境地帯に設定してある非武装地帯 (DMZ)・253km に、400 万ドルを投じて閉回路 TV やセンサー群を配備して光ファイバー網でネットワーク化、これにより無人化・電子化した国境警備システムを導入するプロジェクトを進めていた。しかし、試験運用で要求仕様を達成できないと判明したという理由から、中断を決定した。2006 年 6 月にスタートして Samsung S1 社の担当と決まり、2011 年の FOC (Full Operational Capability) 達成を目指していたもの。(DefenseNews 2008/5/8)
  • Bantz Craddock 米陸軍大将によると、NATO はアフガニスタン南部における軍事作戦の指揮権を、イギリス・カナダ・オランダの持ち回りにしている現行方式から、単一国による指揮に変更する可能性について言及。現行システムだと、国によっては脆弱なターゲットを作り出してしまい、結果としてタリバンに主導権を渡して敵の勢力増大につながっている、という指摘があるため。ただし、最終的に決めるのは政治家である、としている。(DefenseNews 2008/5/8)

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産業・装備・調達

合弁ならインド製品 (DefenseNews 2008/5/9, Thales via Defense-Aerospace.com 2008/5/12)
インドのブラウン管メーカー・Samtel 社が Thales 社と、ヘルメット装備用のディスプレイ (HMSD : Helmets Mounted Sight & Display) やサイト、アビオニクス製品を製造するジョイント ベンチャーを設立することになった。社名は Samtel Thales Avionics、出資比率は Samtel が 74%、Thales が 26%。
軍民双方の固定翼機と回転翼機をターゲットとしており、インド軍に対して "インド製品" として売り込める利点がある。インド空軍が近く着手する、Mirage 2000H のアップグレードに関連するオフセット実現のための受け皿、さらには他国への輸出も見込む。この両社は、MiG-29K 搭乗員向けのヘルメットについても共同開発している。

【MMRCA】Boeing/Raytheon の提案 (DID 2008/5/11)
米 Boeing 社のインド向け F/A-18 担当プログラム マネージャ、Mike Rietz 氏によると、同社の提案は以下の通り。提案書は全部で 7,000 ページに及ぶ。
  1. フェーズ 0 : F/A-18E/F Super Hornet ブロック II (F/A-18IN) の完成機・18 機をデリバリー
  2. フェーズ 1 : 契約締結から 54 ヶ月で、インド国内で部分的に組み立てを実施した機体のデリバリーを開始。54 機をデリバリ。HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社に対して、パーツ 1,800 点と組み立て工具 300 点を供給
  3. フェーズ 2 : フェーズ 1 と同様にして 54 機をデリバリー。HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) 社に対して、パーツ 17,000 点と組み立て工具 1,00 点を供給
  4. フェーズ 3 : 機体を構成する 30,000 点のパーツすべてをインド国内で製造して組み立てまで行い、54 機をデリバリー
また、Raytheon 社では「アメリカ政府からの輸出許可内容に応じて、AN/APG-79 レーダーに関する技術移転を実施する」としている。技術移転に限りがあった場合、レーダーの製造はアメリカ国内で実施、サポートのみをインドで行うという説明。なお、AN/APG-73 レーダーにした場合、RfP で要求した能力の 60% しか達成できないとしている。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/9)
  • ITT Communications & Countermeasures Systems (Thousand Oaks, CA) は米海軍から、IED ジャマー JCREW 2.1 のオプション契約分・353 セットを $26,887,508 で受注した。OIF (Operation Iraqi Freedom) 向け。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-6311)
  • Garco Construction LLC (Spokane, WA) は米海軍から、Naval Base Kitsap (Bangor Silverdale, WA) に P-978 Missile Assembly Building 3 を建設する作業を、$19,399,000 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-08-C-6001)
  • Soltek Pacific Construction Co. (San Diego, CA) は米海軍から、Naval Base San Diego にある NEX (Naval Exchange) を補修する工事を $16,220,000 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-08-D-8609/#0003)
  • ILSC Holdings LC, (dba Katmai Research, Van Nuys, CA) は米海軍から、戦術航空戦モジュール・AN/TYQ-23(V)4 を対象とする、配備後のソフトウェア サポート業務を $14,000,000 (ceiling) で受注した。インターフェイスの変更に関わる設計・開発・導入作業と問題修正を行う。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-08-D-2007)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米海軍から、RIM-162 ESSM (Evolved Sea Sparrow Missile) のテクニカル エンジニアリング サポート業務に関する修正契約を、$10,842,396 で受注した。アメリカなど 10 ヶ国で構成する NATO SEASPARROW Consortium と、UAE (United Arab Emirates) 向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で実施するもの。業務の 11% はオーストラリア、8% はドイツ、6% はオランダ、5% はノルウェー、3% はスペイン、7% はカナダ、1% はデンマーク・ギリシア・トルコで実施する。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-5432)
  • Walton Construction Co., LLC (Harahan, LA) は米海軍から、テキサス州 Fort Worth の Radar Air Traffic Control Facility で実施する、10 階建て管制塔の建設と Building 4205 の補修作業を、$10,773,000 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N62467-05-D-0184/#0009)
  • BAE Systems Applied Technologies, Inc. (Rockville, MD) は米海軍から、NATO Seasparrow 艦対空ミサイル システム、TAS (Target Acquisition System, Mk.23 ?)、Mk.48 VLS (Vertical Launching System)、RIM-162 ESSM などを対象とするエンジニアリング/テクニカル サービス業務を、$9,957,318 で受注した。NSPO (NATO Sea Sparrow Program Office) 向けの案件で、以前に N00024-01-C-5402 として受注していたもののフォローオン案件。一部、日本・韓国向けの FMS を含む。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-5404)
  • Oshkosh Corp. (Oshkosh, WI) は米海軍から、MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacement) 軍用トラックに装備する装甲防禦キット×74 セットの追加調達に伴う修正契約を、$8,286,480 で受注した。Marine Corps System Command, Quantico, VA (M67854-04-D-5016/#0047)
  • Anteon Corp. (Fairfax, VA) は米海軍から、USJFCOM (U.S. Joint Forces Command) の Joint National Training Capability (Suffolk, VA) を対象とするサポート サービス業務のオプション契約分を $6,541,364 で受注した。Fleet and Industrial Supply Center Norfolk, Contracting Department Philadelphia (N00140-04-D-0043)
  • Boeing Co. (St. Louis, MO) は米海軍から、ISR (Intelligence, Surveillance, Reconnaissance) 用の UAV を洋上の前進基地 (afloat forward staging base) から飛ばす業務に関する修正契約を、$5,578,500 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-C-0045)
  • Veterans Enterprises Technology Services, LLC (Knoxville, TN) は米陸軍から、オクラホマ州の Fort Sill で実施する、Center of Standardization プログラムに基づく建設作業と給養施設の建設作業を $9,818,140 で受注した。Army Corps of Engineers, Norfolk District, VA (W91236-07-D-0043)
  • Berschauer Phillips Construction Co. (Olympia, WA) は米陸軍から、ワシントン州の Fort Lewis に child development center を建設する作業を、$9,513,500 で受注した。Army Corps of Engineers, Seattle, WA (W912DW-08-C-0005)
  • FN Manufacturing Inc. (Columbia, SC) は米陸軍から、M249 の短銃身型 (M249 short barrel) を $6,163,220 で受注した。TACOM, Rock Island, IL (DAAE20-03-C-0100)
  • Astronautic of America, Inc. (Milwaukee, WI) は米陸軍から、CH-47 用の姿勢計 (Indicator, Attitude) を $5,880,000 AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-08-D-0141)
  • GE Aviation Systems LLC (Sterling, VA) は米空軍から、空軍基地 8 ヶ所について C-130J 用のプロペラを補修する機能を実現する作業を、$9,439,885 で受注した。Robbins AFB, GA (FA8504-080C-0002)
  • Booz Allen Hamilton (Herndon, VA) は米空軍から、米太平洋軍 (USPACOM : U.S. Pacific Command) 向けに実施する、生存性・脆弱性分析による即応性評価 (Mission Readiness through Survivability and Vulnerability Analysis) を $15,452,225 (estimated) で受注した。Offut AFB, NE (SP0700-03-D-1380/0252)

新型訓練/汎用ヘリ登場 (New Zealand MoD via Defense-Aerospace.com 2008/5/9, AgustaWestland via Defense-Aerospace.com 2008/5/12)
ニュージーランド国防省は、同国空軍向けの訓練/軽汎用ヘリコプターとして、AgustaWestland 社の AW109 LUH (Light Utility Helicopter)×5 機を 1 億 3,900 万 NZ ドル (5,700 万ユーロ) で発注したと発表した。配備先は RNZAF Base Ohakea、2011 年の就役を予定している。機体だけでなく、シミュレータ×1 基、スペアパーツ、搭載機材、工具類などもパッケージにした価格。2007 年 10 月に、AgustaWestland 社が優先交渉権者に決まっていた。
訓練機としては、SH-2 Seasprite と NH90 の搭乗員養成に使用する。現在、訓練ヘリとしては Sioux を使用しているが、それを AW109LUH で代替する。他社の提案と比べると価格は高かったが、洋上での運用能力や、搭乗員の訓練に使用する際の能力を勘案して AW109LUH の採用を決定した、という説明。また、UH-1 よりも搭載量は小さくなるものの、同様の仕事をより迅速にこなせるとしている。
AW109 LUH は、双発でデジタル コックピットを装備、防弾装備や秘話通信機も備える。夜間飛行や艦上運用も可能。すでに 7 億 7,100 万 NZ ドルで 8 機を発注済みの NH90 MUH (Medium Utility Helicopter) と合わせて、ニュージーランド空軍は新たなヘリコプター戦力を構成、今後 30 年間にわたって運用していくことになる。
(注 : ニュージーランド国防省の発表では、機種は A109 LUH となっていた)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/9)
  • 英国防省は 8 日、FRES (Future Rapid Effect System) UV (Utility Vehicle。別名 UVD : Utility Vehicle Design) として、英 General Dynamics UK 社が提案していた瑞 MOWAG 社製 Piranha 5 の採用を正式に発表した。Saxon、FV430、CVR(T) の代替となるもの。FRES 計画では、新たな中装備部隊が装備する各種 AFV を段階的に導入することにしており、第一陣が今回の UV。それに続いて、SV (Specialist Vehicle) として以下の 4 種類を導入することになっている。
    • Reconnaissance
    • Medium Armour
    • Manoeuvre Support
    • Basic Capability Utility
    この後、General Dynamics UK 社と英国防省は、具体的な開発作業に関する協議に入る。なお、FRES 計画のインテグレーションを担当する SOSI (System of Systems Integrator) については、英 Thales UK 社と米 Boeing 社の合同チームが担当する話がすでに決定済み。(MoD UK, General Dynamics UK)
  • 米 Raytheon 社は UAE (United Arab Emirates) の Emirates Advanced Investments と、セミアクティブ レーザー誘導 (SARH : Semi-Active Laser Homing) を使用する 2.75in ロケット弾を共同開発する、という内容の合意をまとめて調印した。プロジェクト名称は "Laser Guided Rocket"、UAE 側に技術移転を行った上で、Raytheon Missile Systems 社と Emirates Advanced Investments が共同で、自国向け、ならびに第三国への輸出向けとして誘導ロケット弾を開発する。搭載するプラットフォームについては、まず UAE 向けに 1 機種、後に対象を拡大するとしている。UAE だけでなく、米軍の要求にも適合する製品を送り出せるので、米 4 軍についてもメリットがあるというのが Raytheon 社の説明。この件だけでなく、両社は他の共同開発プロジェクトを模索するという合意もまとめている。(Raytheon)
  • 米 Lockheed Martin 社は、シンガポール空軍 (RSAF : Republic of Singapore Air Force) 向けのターゲティング ポッドとして、Sniper ATP (Advanced Targeting Pod) を受注したと発表した。本体に加えてスペアパーツ、インテグレーション作業、サポート業務、兵站支援業務も含む。デリバリー開始は 2010 年の予定。当初は F-16C/D-52 に装備するが、さらにシンガポール空軍の F-15SG・F-16 全体に対象を拡大する。Sniper ATP の搭載機としては、F-16、F-15、B-1B、F/A-18、Harrier、A-10 があり、さらに B-52H へのインテグレーションを進めているところ。累計飛行時間は数万時間、ソーティ数はイラク・アフガニスタンにおける分だけで数千に達する。米空軍と州兵航空隊向けだけで 8 億 5,000 万ドルの案件に発展する見込み。(Lockheed Martin)
  • 南アフリカ空軍 (SAAF : South African Air Force) は 4/30 に、JAS39 Gripen の初号機を領収した。1999 年に決定した Strategic Defence Procurement の一環で、Atlas 製 Cheetah の代替機として単座型×17 機、複座型×9 機、合計 26 機を発注しており、2012 年に完納の予定。今回のデリバリーに先立ち 2 年がかりで、南ア製のアビオニクス・戦闘システム・自衛システムのインテグレーションを実施、当初はスウェーデンで作業を始めたが、SAAF の Test Flight Development Centre (Southern Cape 州 Bredasdorp 近郊) に Gripen Flight Test Centre を開設、そちらに作業を移した。機体の方は、初号機 (SA01) が 2005 年 11 月にスウェーデンの Linkoping で初飛行を実施、2006 年 7 月に南アフリカに持ち込んで、2008 年 1 月まで飛行試験プログラムをこなしてきていた。ちなみに、この件で設定したオフセットは総額 87 億ドル。(Gripen International)
  • 米 GDLS (General Dynamics Lands Systems) 社によると、同社が先に米陸軍から 1 億 1,600 万ドルで受注した M1 Abrams 戦車×204 両の RESET 作業に関連する修正契約 (W56HZV-06-G-0006) は、M1A1 AIM (Abrams Integrated Management) が対象とのこと。車両を戦闘任務可能な状況に復帰させるとともに、乗員の状況認識能力を改善、第 2 世代 FLIR (Forward-Looking Infrared)、Far Target Locate、降車歩兵との連絡用通信機、操縦手の視界増強装置取付、といった改善を図るとしている。これにより彼我の位置情報を車内のディスプレイにおけるアイコン表示として見ることができるようになる。同じディスプレイで、車長用熱線サイトを使った 12.7mm 機関銃の射撃指揮も可能。(GDLS)
  • P-8A Poseidon の初号機が、5/1 にワシントン州 Renton の米 Boeing 社工場で、胴体と主翼の結合を済ませた。この後、夏にはエンジンの搭載を予定しており、2009 年に予定している初飛行に向けて作業を進めるとしている。SDD (System Development and Demonstration) フェーズ契約の下で製造するのは全部で 5 機、うち飛行試験用が 3 機、地上試験用が 2 機。(Boeing)
  • 米 CACI International 社は、米海軍から MSC (Military Sealift Command) 向けの兵站支援業務を受注したと発表した。10 年間・1 億 3,400 万ドルの案件で、既存契約の延長・拡大分。現時点ですでに、100 隻を超える MSC の艦船と陸上施設に対して物資供給などの業務を提供しており、さらに今回の新契約において、CLIP (Configuration and Logistics Information Program) を開発・導入、112 隻の艦船に配備する。これは Information Systems Portal から軍や CACI 社のデータベースにアクセスして、インベントリや補給品の供給に関する精確なデータを提供、意志決定をサポートするもの。ISO (International Organization for Standardization) の認証を得た手順を用いて、兵站支援業務の効率化を図る。すでに MSC では、CACI 社が開発した ShipCLIP を用いて兵站支援コストの削減を実現しており、1995 年から現在までに 28% の削減を達成したとのこと。(CACI International)
  • 米 Cubic 社傘下の Cubic Defense Applications 社は、米空軍 675th/689th Armament Systems Squadron (Eglin AFB, FL) から、空戦訓練システム・AAMCI (Autonomous Air Combat Maneuvering Instrumentation) を 950 万ドルで受注した。ポーランド空軍向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件。2009 年末までに、ポーランドの Poznan-Krzesiny AB と Lask AB に導入する。その際に、DRS C3 Systems, Inc. (Fort Walton Beach, FL) と組んで、P5 計測ポッド×16 セットと、ICADS (Individual Combat Aircrew Display System) などで構成する地上側機材を納入する。計測ポッドで記録したデータは S バンドを使用するデータリンクで地上に送信、地上側機材を使って訓練の状況を記録、デブリーフィングに活用する。また、機体のデジタル HUD (Heads-Up Display) についてもレコーダー機能によって記録をとる。基本的に米空軍向けと同じシステムだが、ヨーロッパ向けに固有の追加機能があるとのこと。これで P5 システムの累計受注は 2 億ドル、2010 年にはさらに在欧米空軍 (USAFE : USAF in Europe) でもこのシステムを導入する。すでに米軍では、この P5 CTS (P5 Combat Training System) を 10 ヶ所で運用しているが、FMS 経由で輸出するのは初めて。さらに他国向けの FMS 案件が実現する可能性もあるとのこと。(Cubic)
  • 米 Raytheon 社は米 Lockheed Martin 社の下に入る副契約社として、JTRS (Joint Tactical Radio System) AMF (Airborne, Maritime and Fixed) の契約を 7 億 6,600 万ドルで受注することになったと発表した。Lockheed Martin 社は JTRS AMF の契約を、2008 年 3 月に国防総省から受注済み。JTRS AMF では、固定翼機、回転翼機、水上艦、潜水艦など、160 種類以上のプラットフォームを対象としてネットワーク機能を実現する。Raytheon 社は、航空機搭載用無線機の設計・開発・製造、それと電源やフィルターなどの設計・開発で協力することになるほか、陸軍の航空機についてはインテグレーション作業を主導する。そのほか、陸上で使用する背負式無線機や車載式無線機も手がける。(Raytheon)
  • 米 ATK (Alliant Techsystems) 社と米陸軍はアリゾナ州の YPG (Yuma Proving Ground) で、155mm 榴弾砲と組み合わせて使用する誘導キット・PGK (Precision Guidance Kit) のデモンストレーションを実施した。GPS 誘導装置と信管の作動機構を組み合わせたもので、可動部分を局限しており、155mm 砲弾の信管部分に納まるサイズになっている。発射前にプログラムした位置に着弾するように、カナードを用いて操縦する。現在は SDD (System Design and Development) フェーズが進行中で、夏に最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) を予定している。今回の試験では M795 HE (High Explosive) 弾を使い、最大 14km の射程で命中精度を検証した。発射から 20 秒の間に事前プログラム通りの機動を実施、ターゲットから 17.5m の範囲内に着弾しているが、これは事前の目標範囲内。これまでの成功を受けて M549 ロケット噴進弾に重点を移しており、M107 HE 弾についても手がける。 (ATK)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/8)
  • Northrop Grumman Mission Systems (Clearfield, UT) は米空軍から、ISMP (ICBM Security Modernization Program) で使用するセカンダリ ドア、または Fast B-plug エレメント×280 セットに関する修正契約を、$50,130,567 で受注した。Hill AFB, UT (F42610-98-C-0001)
  • Lockheed Martin Missile and Fire Control (Archbald, PA) は米海軍から、レーザー誘導訓練弾×11,466 発に関する修正契約を $19,927,908 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-D-0020)
  • Oshkosh Corp. (Oshkosh, WI) は米海軍から、イラクで MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacement) に増加装甲を取り付ける作業に関する、期間延長分の修正契約を $9,977,168 で受注した。Marine Corps System Command, Quantico, VA (M67854-04-D-5016/#0014)
  • Navistar Defense, LLC (Warrenville, IL) は米陸軍から、燃料トラック、給水トラック、トラック用スペアパーツを $11,083,714 で受注した。すべて RFID タグを取り付ける。TACOM, Warren, MI (W56HZV-07-D-G089)
  • Raytheon Missile Systems Co. (Tucson, AZ) は米陸軍から、Griffin 弾薬と関連エンジニアリング サービス業務を $9,395,581 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-08-C-0252)
  • Thales-Raytheon Systems Co., LLC (Fullerton, CA) は米陸軍から、AN/TPQ-37 Firefinder 対砲兵レーダーの管制機器 (operations control group) を対象とする、老朽化したパーツの交換作業を $7,067,435 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-06-D-T001)

スラッとアーマー (違) (DID 2008/5/7)
BAE Systems 社は、米陸軍 TACOM LCMC () から L-ROD バー アーマーを総額 2,370 万ドルで受注したと発表した。対戦車兵器対策に用いる軽量の増加装甲で、(車体全体ではなく) 部分的 (partial) な防御力強化に用いる。MRAP Category III の Buffalo にも装着可能。今回の受注は、RG-31 用×371 セット、MRAP-II 用×174 セット、合計 545 セット。

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人事・組織

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/11)
10 日、アフガニスタンの Sangin で、使えなくなった味方の車輌を米空軍の F-15E が GBU-38/B で爆撃して破壊。Bermel では米空軍の A-10 が、敵の車輌を 30mm 機関砲で、敵が陣取る建物を GBU-12/B で攻撃。さらに Sangin に米空軍の F-15E、Bermel と Gardez に米空軍の A-10 が出動。Kabul では米空軍の B-1B が GBU-38/B で敵を爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 54 件、ISR ミッションは 11 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Al Amarah で米海軍の F/A-18F が GBU-38/B で敵陣を爆撃したほか、さらに別件の出動を実施。Baqubah では米空軍の F-16 が、敵が陣取る建物やバンカー、それと IED の設置場所を GBU-38/B で爆撃。Baghdad では米空軍の F-16 が、敵の迫撃砲陣地を GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 74 件、ISR ミッションは 25 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/11)
Khowst 省の Sabari 地区でアフガニスタン軍と聯合軍が、IED 攻撃を行っている軍閥の拠点捜索を実施。ターゲットには、1/1 に Danda Fakiran で発生した IED 攻撃 (民間人 2 名が死亡) や 2007 年 12 月の誘拐事件に関与した人物も含む。この作戦に際して発生した戦闘で、複数の敵が死亡、ターゲットとなった組織の首領を含む 8 名を拘束。また、散弾銃、AK-47、弾薬、擲弾などを発見。
Helmand 省の Garmsir 地区では、機関銃や自動小銃の密輸を行っているタリバン系武装勢力の拠点捜索を実施。その際に敵対行為をとった敵がいて、射殺された。
5/9 に Nangarhar 省 Shinwar 地区で聯合軍が、外国人テロ組織の拠点捜索を実施。その際の交戦で複数の敵が死亡、9 名が拘束された。また、AK-47、ボルトアクション式ライフル、弾薬、擲弾を発見。同日、Khowst 省 Nadar Shahkot 地区では、IED 攻撃を行っている組織の拠点を捜索したアフガニスタン軍と聯合軍が、軍閥関係者 2 名を拘束。

今日のイラク (AFPS 2008/5/11)
Baghdad の Adhamiyah 地区で発生した路傍爆弾攻撃現場の近くにおいて、米軍が AGM-114 を使って武装勢力を攻撃、敵 1 名が死亡した。また、現場から逃走しようとした別の車両を攻撃・破壊した。
10 日、Baghdad で武装勢力のロケット発射拠点を米軍の AWT (Aerial Weapons Team) が 2 発の AGM-114 で攻撃、敵 1 名が死亡したほか、ロケット発射レールを破壊した。Baghdad 東方では、RPG、軽機関銃 2 挺、AK-47 自動小銃 2 挺で武装した敵を AWT が 2 発の AGM-114 で攻撃、敵 5 名が死亡。Mosul 南部では、警告射撃を無視した車両と聯合軍が交戦して敵 2 名が死亡。婦女子を一緒に乗せて "人間の盾" にしていた模様。
聯合軍とイラク軍がアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施、Baghdad で 2 名、Abu Ghraib で 3 名、Kirkuk で 3 名、Beiji で 4 名を拘束。Amarah ではイラク軍コマンドー部隊が、"special groups" のメンバー 3 名を拘束。Baghdad では、米軍が Mansour 地区で迫撃砲弾などを発見、Rashid 地区ではロケット・機関銃と予備銃身・銃弾 350 発を発見。Adhamiyah と Sadr City では米軍が武装勢力と交戦して、それぞれ敵 2 名と 4 名が死亡。さらに Adhamiyah では路傍爆弾を設置中の敵と米軍が交戦、敵 1 名が死亡、もう 1 名は逃走。
9 日、Baghdad の West Rashid 地区でイラク軍と米軍が 3 名を拘束、ここと Risalah で、AK-47 自動小銃と銃弾 152 発、RPK 機関銃と銃弾 250 発、60mm 迫撃砲・迫撃砲弾・信管、RPG、PKC 機関銃と銃弾 600 発、手榴弾、自家製爆薬を発見。Risalah では負傷した敵 1 名とその他 2 名を拘束。さらにその後に Jihad 近辺で、EFP (Explosively Formed Projectile)、ロケット発射機 2 基とロケット 3 発を発見。
Baghdad の Sadr City では、米軍特殊作戦部隊が "special groups" と交戦、敵 11 名が死亡。うち 2 名は AGM-114 による攻撃で死亡。このほか、Baghdad では米軍との交戦により、小火器や RPG による攻撃を仕掛けてきた敵 8 名が死亡、武器集積所 4 ヶ所が見つかった。見つかった武器は、IED、122mm ロケット、自動小銃と銃弾 400 発、迫撃砲弾の信管 50 個、RPG、擲弾、機関銃と銃弾、路傍爆弾。
8 日、連合軍が Baghdad 北東でバンカー 5 ヶ所と武器集積所 12 ヶ所を破壊。後者の内容は、対空砲弾 5 箱、小火器用の銃弾 2,200 発、爆弾製造材料、信管 34 個、爆弾の部品を積んだピックアップトラック、ロケット、迫撃砲、ロケット発射機 2 基、コンピュータ、CD、その他の通信機材。
Baghdad 北西の Ibrahim Bin Ali で、米軍兵士が誘拐の被害者を救出。地元住民からイラク軍経由で得た通報によるもので、犯人は拘束。Baghdad 南西の Abu Osage では、"Sons of Iraq" のメンバーが武器集積所を発見してイラク軍に通報。内容は砲弾やロケット発射機など。ここではイラク軍と米軍が医療活動を行っていて、165 名の住民が対象になった。

今日の USAFCENT (AFPS 2008/5/10)
9 日、アフガニスタンの Asadabad で友軍と交戦中の敵に対して、米空軍の B-1B・F-15E・A-10 が、GBU-12/B と GBU-31/B で爆撃を実施。B-1B は Bari Kowt でも、GBU-31/B と GBU-38/B で敵を爆撃している。このほか、Bagram、Bermel、Orgune に米空軍の A-10 が、Gardez に米空軍の F-15E が、Sangin に仏空軍の Mirage 2000 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 50 件、ISR ミッションは 11 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Baghdad で米空軍の MQ-1B と米海軍の F/A-18 が、ロケット発射レールや迫撃砲、敵兵を GBU-38/B と AGM-114 で攻撃。Al Amarah にも F/A-18 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 38 件、ISR ミッションは 26 件、米海軍と英空軍による戦術偵察は 6 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/9)
Helmand 省 Garmisir 地区で聯合軍が実施した掃討作戦の際に、タリバン関係者 1 ダース以上が死亡した。また、PK 機関銃や AK-47 といった小火器、RPG、迫撃砲弾、弾薬、信管、爆薬の類も発見。

今日のイラク (AFPS 2008/5/9)
米陸軍・第 3 歩兵師団・第 3旅団戦闘チームが、Madain Qada における 15 ヶ月間の派遣任務を終えて、近く帰国する。
Baghdad の Sadr City で、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームの兵士が RPG と小火器で攻撃を受ける事件が発生、反撃して敵 1 名が死亡。同旅団麾下の第 68 機甲聯隊・第 1 大隊は、屋根上に陣取った "special groups" メンバーと交戦、敵 1 名が死亡。同旅団麾下の第 64 機甲聯隊・第 4 大隊はバリア設置中に RPG と小火器で攻撃されて戦車砲と機関銃で反撃、敵 3 名が死亡。同大隊は別件で小火器による攻撃にも遭遇、M1A2 戦車の戦車砲と機関銃で反撃、敵 2 名が死亡。
第 1138 工兵大隊が前路啓開中に IED で、さらに RPG で攻撃されたために反撃、敵 1 名が死亡。このほか、ロケット発射レールを片付けている "special groups" のメンバー 2 名を聯合軍の航空機が発見、AWT (Aerial Weapons Team) を呼んで AGM-114 により攻撃、敵は 2 名とも死亡。米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームの UAV が、"special groups" のメンバー 4 名がロケット発射レールを車両に積んで走り去るのを発見・追跡、Sadr City のガレージに駐車したところで AGM-114 を撃ち込んで、ガレージもろとも破壊。
Baghdad の West Rashid 地区では、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チーム・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊・C 中隊が、120mm 迫撃砲弾 8 発を発見。Sadr City ではイラク軍が武器集積所 3 ヶ所を発見、155mm 砲弾 5 発、120mm 迫撃砲弾 4 発など。Mansour 地区では Multinational Division Baghdad の兵士が、ペンキ缶に硝酸アンモニウムを入れて導爆線を取り付けた IED と、硝酸アンモニウム 40lb 入りの鞄、正体不明の化学薬品 60lb を発見。Baghdad 北西ではイラク軍が、自家製爆薬 30lb 入りの鞄と RPG のイニシエータ 4 個を発見。このほか、155mm 砲弾・130mm 迫撃砲弾・RPG 2 発・ライフル グレネードなども見つかっている。
Sadr City で、敵が陣取ってロケット攻撃を仕掛けていた建物を Multinational Division Baghdad の UAV が発見して AWT が AGM-114 で攻撃、敵 2 名が死亡、4 名が負傷。発射したロケットは Baghdad 中心部に弾着、民間人 2 名が死亡、8 名が負傷した。
Baghdad でイラク軍特殊部隊が、Bayaa 地区で活動していた "special groups" の細胞組織首領とその他 2 名を拘束。誘拐・砲撃などをはたらいていた容疑。また、Ramadi ではイラクの SWAT (Special Weapons And Tactics) チームがアルカイダ関係者 3 名を拘束。IED 攻撃や外国人テロリスト手引きの容疑。
米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 64 機甲聯隊・第 4 大隊・C 中隊が Baghdad の Rashid 地区西部で、107mm ロケット 3 発、RPG 5 発、60mm 迫撃砲、PKC 機関銃の銃弾 200 発を発見。同大隊の B 中隊は、155mm 砲弾 8 発、60mm 迫撃砲弾 5 発を発見。
Multinational Division Center 麾下、米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チーム・第 187 歩兵聯隊・第 3 大隊が Baghdad 南西 30km の Shubayshen で 7 日、57mm 対空砲弾 82 発、82mm 迫撃砲弾 95 発、120mm 迫撃砲弾 23 発を発見。Baghdad の East Mansour 地区では、Jamia 警察署の署員とイラク陸軍・第 6 師団・第 54 旅団・第 3 大隊が IED 攻撃の阻止に成功。不審人物がいるという通報を受けて出動、件の車両を停止させて調べたところ、車内から爆発物を発見したもの。
米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チーム・第 320 野戦砲兵聯隊が、Baghdad 南西 30km の Said Abdullah で 86mm 砲弾 18 発、82mm 迫撃砲弾 3 発、130mm 砲弾 3 発、75mm ロケット、60mm 迫撃砲の床板、RPG、7.62mm 弾 2,500 発を発見。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/8)
7 日、アフガニスタンの Asadabad で敵の拠点や敵兵に対して、米空軍の A-10 が GBU-12/B、500lb 通常爆弾、30mm 機関砲を使用して攻撃。また、米空軍の B-1B が敵陣や敵の武器集積所を GBU-38/B で爆撃。Bari Kowt では敵陣を米空軍の F-15E が GBU-31/B で爆撃。このほか、Bermel と Khowst に米空軍の A-10 が、Bagram に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 42 件、ISR ミッションは 38 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
ちなみに、2007 年 10 月から米英両空軍の合同部隊・42nd EATKS (Expeditionary Attack Squadron) がアフガニスタンで運用を開始した MQ-9 Reaper は、これまでに 320 回を超える任務飛行を実施、飛行時間は累計 2,400 時間超。英空軍の操縦要員と米空軍のセンサー オペレーター、あるいはその逆といった組み合わせを採り、米英両国を完全に統合化した運用を行っているとのこと。MQ-1 Predator と同様、機体の発進・回収は現地で、飛行中の操作はネバダ州 Creech AFB から衛星経由で行っている。
イラクでは、近接航空支援ミッション 64 件、ISR ミッション 23 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察 8 件を実施。

今日のイラク (AFPS 2008/5/8)
在イラク聯合軍が 8 日にイラク各地で、アルカイダ関連組織や外国人テロ組織をターゲットとする作戦を実施、敵 9 名が死亡、13 名が拘束された。Baghdad でアルカイダ関係者など 2 名、Baghdad 西方 60 マイルの地点でテロリストの往来に関与した容疑で 1 名、イラク北西部で合計 10 名を拘束。また、New Baghdad で AGM-114 を使って攻撃、敵 9 名が死亡。Kadhamiyah では路傍爆弾を設置中に爆発してしまい、設置していた敵 1 名が死亡。
7 日、Adhamiyah で "Sons of Iraq" メンバーがバキュームカー (sanitation truck) から 81mm 迫撃砲弾 2 発、120mm 迫撃砲弾、ブースター、導爆線を発見。Rashid 東部では、警察と米軍兵士が遺棄されたモスクで自家製爆薬、RPG と RPG 発射機、発煙弾、イラク軍の軍服を発見。別件で、107mm ロケット 3 発、RPG 5 発、60mm 迫撃砲、機関銃弾 200 発、それとは別に 155mm 砲弾 8 発と 60mm 迫撃砲弾 5 発を発見。
Baqouba の Khatoon 地区で聯合軍が 20 名以上を拘束。New Baghdad では、爆弾を改造して徹甲弾を製造、攻撃を仕掛けた容疑で 1 名を拘束。Baghdad の Rashid 地区では AK-47 自動小銃、ナイフ、それと $15,000 ドル、さらに 200 万イラク・ディナールの現金を発見。
Baghdad 西部の Jamiyah ではアルカイダ関係者 1 名を拘束。Baghdad 北西では Taji Qada 地区で活動していた犯罪組織の首領を拘束。Adhamiyah では、警察の分遣隊を攻撃していた敵を米軍が AGM-114 で攻撃、敵 2 名が死亡。Baghdad 西方で米軍兵士が迫撃砲弾 3 発、擲弾 4 発、地雷、雷管多数を発見。Kadhamiyah ではイラク軍がプラスチック爆薬 53 個、107mm ロケット 2 発、82mm 迫撃砲弾、ロケット発射レール、擲弾 6 発、Baghdad の地図、路傍爆弾製造材料 (φ10in の銅板 10 枚、φ4in の銅板 3 枚、導爆線 2 本、ワイヤー 12 巻、信管 10 個、雷管 4 個など) を発見。
Sadr City で発生した戦闘で米軍の M1A2 戦車が HE 弾 2 発を発射、敵 2 名が死亡。別件の戦闘でも敵 1 名が死亡。New Baghdad では聯合軍の AWT (Aerial Weapons Team) が AGM-114 で攻撃、路傍爆弾を設置していた敵 2 名が死亡。Salahuddin 省では、"Sons of Iraq" のメンバーが武装勢力と交戦して敵 4 名が死亡、自爆ベスト・爆薬 800lb・その他の爆弾製造材料を発見。Baghdad の Adhamiyah 地区では、イラク軍が武装勢力 3 名を拘束。Baghdad の Sadr City では建物の屋根上に陣取っていた敵 2 名が米軍特殊作戦部隊と交戦して死亡。
6 日、"Sons of Iraq" のメンバーが Baghdad 北西で交戦して敵 3 名が死亡、さらに聯合軍のミサイル攻撃で敵 1 名が死亡。 後者は Sadr City でロケット攻撃を仕掛けて、民間人 7 名を死亡させた犯人が相手。Rashid 地区では、米軍兵士が迫撃砲弾 3 発、RPG 4 発、弾薬 2 箱を発見。

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JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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