今週の軍事関連ニュース (2008/05/16)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ
  • NORAD (North American Aerospace Defense Command) と米北方軍 (USNORTHCOM : U.S. Northern Command) が、統合指揮所 (Integrated Command Center) を開設した。セレモニーには、Robert M. Gates 米国防長官や Peter MacKay カナダ国防相を初めとする米加両国の関係者が出席。なお、NORAD と USNORTHCOM の司令官は同一人物の兼任で、現在は Victor E. Renuart 米空軍大将が務めており、2002 年の USNORTHCOM 創設以来、司令部はコロラド州 Peterson AFB 内の同じ建物に陣取っている。ちなみに今年、NORAD は創設 50 周年を迎えた。(AFPS 2008/5/14)
  • Pacific Alaska Range Complex で実施している Northern Edge 2008 演習で 5/7 に、AFRL (Air Force Research Laboratory) が Arcturus なる UAV のテストを実施した。ライブ動画、あるいはスナップショットの形で、地上の敵の動静や地勢の変化を調べる機体。その追跡アルゴリズムをテストするのが、この機体を演習に持ち込んだ理由。(AFNews 2008/5/14)
  • 芬 Patria 社は 2008 年の第一四半期に、売上 2 億 1,100 万ドル (前年同期は 1 億 8,850 万ドル)、利益は 1,200 万ドル (同 880 万ドル) を計上、通年でも好調な業績を維持できる見込み。ただしその一方で、エジプト向けの火砲生産技術販売とスロベアに向けの AFV・迫撃砲販売に関連して違法行為があったとして、関係者 2 名が司法当局に拘束される事件も起きている。同社は家宅捜索を受けたことは認めたものの、容疑については否定。(DefenseNews 2008/5/14)
  • ブルガリア・Sofia のアメリカ大使館はブルガリアとの間で、2008 年秋に予定している対テロ演習で使用する Novo Selo の駐屯地など 4 ヶ所を対象とする、施設改善の合意をまとめた。Novo Selo における改修工事は独 FSC (Field Camp Services) 社が担当する。このほか、飛行場 2 ヶ所とデポ 1 ヶ所が対象。(DefenseNews 2008/5/14)
  • フランスは現在、紛争発生時に 50,000 名の軍を海外派遣できる能力を維持しているが、Herve Morin 国防相はこれを大幅に削減する考えを示した。湾岸戦争に派遣したのが 10,000 名、現在アフガニスタン・レバノン・チャドに派遣しているのが合計 11,000 名程度であり、「30,000 名以上の展開能力は不要」という考えによる。6 月にリリースする、今後 15 年間をカバーする国防政策に、この件を盛り込む。なお、フランス軍は制服組と文官を合わせて 426,000 名の陣容だが、今後 6-7 年間で 6,000 名を削減する方針が決まっており、特に陸軍が大きな削減を受ける模様。(DefenseNews 2008/5/14)
  • アメリカは、以前に表明していたレバノン向け軍事援助について、提供を前倒しすると表明。Hizbullah は週末から 13 日にかけて Beirut 西部から撤収したが、政府は軍閥の武装解除のために然るべき措置をとると強気の姿勢を崩しておらず、これを後押しするもの。(DefenseNews 2008/5/14)
  • デンマークの Copenhagen で 2 日間にわたり、海軍関係者など 200 名が出席して開かれた海洋安全に関する会議の席で、米海軍作戦総長の Gary Roughead 大将は、海賊対策のために世界各国の軍と民間部門が協力するよう呼びかけた。保険会社や船社とも協力して、海賊にとって仕事をやりにくい状況をつくり、海上交通の安全を確保しようという趣旨。モデルケースとしては、Malacca 海峡でシンガポール・マレーシア・インドネシアが共同で海賊対策にあたっている事例がある。(DefenseNews 2008/5/14)
  • バングラデシュ海軍は 12 日、中国製の Jianghu 型フリゲート・Osman (F-18, 1,500t, 1989 年就役) を使って、同国としては初めてとなる C-802A 対艦ミサイルの試射を実施した。2006 年に、FM-90N 艦対空ミサイルや空軍向けの空対空ミサイルともども調達したもの。バングラデシュ軍の装備は中国製が主体で、海軍は先の Jianghu 型フリゲートに加えて Huangfeng 型ミサイル艇 (175t)×4 隻、Houku 型ミサイル艇 (68t)×5 隻、そのほかに魚雷艇・哨戒艇・駆潜艇・掃海艇・揚陸艇・曳船・調査船がある。空軍も同様で、F-7M と FT-7 の 2 個飛行隊、A-5C と FT-6 の 1 個飛行隊、PT-6 の 1 個飛行隊を擁する。陸軍は W-531 85 式装甲兵員輸送車、62 式軽戦車、59 式戦車といった具合。2006 年には 122mm 砲 18 門とロケット発射器 16 基など、合計 65 門を輸入している。また、バングラデシュと中国は軍事協力合意の締結に向けて協議中。(DefenseNews 2008/5/14)

今日の報道発表 (カナダ編) (Canada News centre via Defense-Aerospace.com 2008/5/14)
カナダの Stephen Harper 首相は「世界情勢に懸念を抱くのであれば、それに対応できる能力を持たなければならない」として、今後 20 年間で 300 億カナダドルを投じて軍の人員規模拡大や装備の更新を行うと発表した。人員については、現役 70,000 名、予備役 30,000 名とする。装備面では、水上戦闘艦、洋上哨戒機、救難機、戦闘機、AFV、各種システムを対象として改善を図る。また、インフラや即応体制の改善も行う。長期的な装備調達計画を用意することで、産業界に対してロードマップを提示、計画を立てやすくする狙いもある。

今日の報道発表 (オーストラリア編) (Australian DoD via Defense-Aerospace.com 2008/5/14)
オーストラリアの Joel Fitzgibbon 国防相は、2017-2018 年度までの 10 年間にわたり、国防予算を平均 3% ずつ増額すると発表した。以前に発表していたものよりも 2 年間、期間を延伸している。この 2 年間の延伸により増額する金額は 28 億豪ドル。これにより、兵士に対する装備・訓練・サポートの強化を図れるとしている。Rudd 首相ともども、「国防以上に高い優先度を持つ事項は存在しない」と宣言。また、人員の徴募と確保に高い優先度を設定しているほか、予備役兵が任務を遂行するために、兵士の家族に対するサポートも重視。
DSTO (Defence Science and Technology Organisation) には 3 億 7,250 万豪ドルの予算を割り当てた。DSTO では今後 3 年間で 6,100 万豪ドルを、Capability and Technology Demonstrator Program に支出する計画。その他の装備調達面のハイライトは以下の通り。
  • 現在進行中の作戦行動で必要とする装備の緊急調達 : 2,680 万豪ドル
  • 長期的な軍の変革を進めるための大型装備調達 : 48 億豪ドル
  • 現行装備のアップグレードとサポート : 45 億豪ドル
  • 将来の装備調達に向けた、能力面の評価作業。Collins 級に代わる新型潜水艦、C-130J のアップグレード、IED (Improvised Explosive Device) 対策の改善など
また、2008-2009 年度に 10 億 3,600 万豪ドルの作戦経費を計上しているが、その配分は以下の通り。
  • Operation Slipper (アフガニスタンの ISAF (International Security Assistance Force) 関連作戦) : 6 億 1,890 万豪ドル
  • Operation Astute (東ティモール (Timor-Leste) 再建のための平和維持活動) : 1 億 7,430 万豪ドル
  • Operation Catalyst (イラクで実施中の再建支援任務) : 2 億 1,570 万豪ドル
  • Operation Anode (Solomon 諸島で実施中の再建支援任務) : 2,710 万豪ドル

今日の泥仕合 + α (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/5/14)
米 Northrop Grumman 社は例の "Why We Won" の最新版として、機体の開発・製造コストに言及した。SDD (System Development and Demonstration) フェーズに関するリスク評価が、Northrop Grumman/EADS 陣営は "low risk" だったのに対して、Boeing 陣営は "moderate risk" だった点を引き合いに出したほか、すでにプロトタイプ機を完成させて 73 回・200 時間のフライトを実施、F-16 をレシーバーに使った燃料移送テストも実施していた点についても低リスク評価を得る理由になったのだとしている。
そして、Boeing 社が開発した新型給油ブームについては現物が完成しておらず、テストも承認もまだ、しかも日本・イタリア向けの KC-767 のデリバリーが遅延したではないかとした。また、量産コストについても KC-767 より KC-30 の方が安いと主張している。
なお、Northrop Grumman 社と EADS North America 社は、6/28 にアラバマ州 Mobile の Brookley Field で、KC-30 の最終組立を行う工場の起工式を実施すると発表している。Boeing 社が GAO (Government Accountability Office) に異議申立を行ったため、工場の起工式についてもペンディングとなっていたが、日程を確定・発表した次第。建設担当は BRPH Companies Inc. 社と KBR 社 Mobile 事務所、Thompson Engineering (Mobile, AL) の 3 社で、2009 年末に完成して初期段階の稼働を開始する予定。

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/5/12-13)
  • 英 Cobham 社は Tyco Electronics 社から、RF (Radio Frequency) 関連のコンポーネントやサブシステムを手掛けている M/A-COM 社を、4 億 2,500 万ドルで買収した。M/A-COM の売上に占める航空宇宙・防衛関連の比率は 40% 程度だが、残りの民需部門について Cobham 社では、同社の中核事業からは外れるので他社に売却する考え。Cobham 社は今年に入ってから、アメリカで合計 4 件・11 億ドルの買収を実施している。情報・ミサイル防衛関連事業を手掛ける Sparta 社を 4 億 1,600 万ドル (数週間以内に買収完了予定)、BAE Systems 社の Surveillance and attack 部門を 2 億 4,000 万ドル、アビオニクス製品を手掛ける S-TEC 社を 3,800 万ドル、といった具合。
  • エストニア陸軍の砲兵群 (Suurtukivaegrupp, Artillery Group) が、新品と中古の二段構えで火砲の更新に乗り出した。中古品については、フィンランドからロシア製の 122mm 砲を買い取る考え。フィンランドは 1960-1970 年代に旧東ドイツから 122mm 榴弾砲 122H63 を購入しているが、2007 年半ばからこれの買い手を探している。一方、105mm 砲と 155mm 砲 FH-70 の代替として自走砲を導入する構想もあるが、資金面がボトルネックになっている。
  • 米 Boeing 社がペンシルバニア州 Ridley Township の工場で製造している CH-47 Chinook のうち 2 機で製造上の不備が見つかり、DCMA (Defense Contract Management Agency) からの通告を受けて、Boeing 社は生産ラインの一時停止に踏み切った。具体的な不具合の内容は不明。現在、CH-47 は F 型と特殊作戦用の MH-47G を製造しているほか、既存機の CH-47F への改修もあり、月間 2 機のペースでデリバリー中、近いうちにこれを倍増する計画になっている。
  • 米上院民主党の議員が 13 日、「サウジアラビアは石油価格の上昇に対して手を打っていない」として、サウジアラビア向けの兵器輸出阻止をいいだした。サウジアラビアやその他の湾岸諸国に対しては総額 200 億ドルの兵器輸出提案があり、そのうちサウジ向けの JDAM (Joint Direct Attack Munition) と LGB (Laser Guided Bomb) 誘導キット×900 発分については、以前から紛糾の原因になっている。
  • Robert Gates 米国防長官は、軍の士気は高く、人員徴募も順調だが、今はイラク・アフガニスタンに集中すべきとして、それ以外の地域で新たに軍事行動を起こす件については否定的な見解を示した。また、軍の装備調達については不正規戦への対応を優先するとしている。
  • 英国防省は次世代空母・CVF を続行する模様で、近いうちに正式発表となる見込み。
  • ロシア艦艇建造業界の再編を目的として 2006 年に発足した USC (United Shipbuilding Corporation, St. Petersburg, Russia) の役員会トップに、Vladimir Putin 元大統領が指名された。前任者の Sergei Naryshkin 氏が 5/12 に、presidential administration のトップに指名されて離任することになったのを受けた動き。また、石油企業 Rosneft のトップを務めていた Sechin 氏が、エネルギー部門担当の副首相に指名された。このほか、Putin 元大統領と KGB 時代に一緒に仕事をしていた Viktor Cherkesov 大佐が、ロシア軍の装備調達部門 (Federal Service for Procurement of Arms, Military and Special Equipment) を率いることになる模様。Dmitry Medvedev 大統領が 12 日に明らかにしたもの。

今日の小ネタ
  • 米海軍の Navy International Program Office (NAVAIR (Naval Air Systems Command) の Support and Commercial Derivative Aircraft Program Office) がウクライナから買い付けて、検査と補修を行った後でアフガニスタン軍航空隊 (ANAA : Afghan National Army Air Corps) 向けに引き渡している An-32 Cline 輸送機が、総勢 7 機に増えた。今年 1 月からデリバリーが始まり、第一陣として 4 機を引き渡していた。この An-32 以外に、An-26×2 機がある。アフガニスタン向けの An-32 はパワーアップした AI-20 エンジンを装備しているためにナセルとプロペラを大型化しており、搭載量を An-26 の五割増にあたる 14,750lb としている。また、高温・高標高地域での運用にも適する。(DID 2008/5/12)
  • 米国防総省と ODIN (Office of the Director of National Intelligence) の CIO (Chief Information Officer) は、国家安全保障の見地から、軍と情報部門とでコンピュータ ネットワークの統合と情報共有の強化を図るという内容の合意をまとめた。これを補足するのが、Executive Order 13388, "Further Strengthening the Sharing of Terrorism Information to Protect Americans," と、IC (Intelligence Community) の Information Sharing Strategy。(DoD 2008/5/12)
  • 露 Kommersant 紙は、ベネズエラの Hugo Chavez 大統領が 5 月末に訪露して、総額 20 億ドルにのぼる兵器調達や技術協力に関する合意をまとめると報じている。ベネズエラは今年、Il76MD-90 輸送機×10 機、Il-78MK 給油機×2 機、Mi-28NE 攻撃ヘリ×10 機、Type 636 潜水艦×4 隻を発注するというのが同紙の報道。すでに Su-30MK×24 機、ヘリコプター 53 機、Kalashnikov 自動小銃 10 万挺を受注しているベネズエラは、ロシアにとっては南米最大のお得意先。(DefenseNews 2008/5/12)
  • 米議会で、情報機関における外注化に待ったをかける動き。上院の情報選抜委員会では、2009 年度の情報機関歳出法案審議に際して、DNI (Director of National Intelligence) に「契約業者が担当している業務のうち、連邦政府職員の担当に移管できるものと、現在の契約業者の人員規模、それを連邦政府職員に移管した場合の所要人員規模」に関するレポートの提出を求めている。また、主要プロジェクトに関する脆弱性・リスク評価も求めているが、これはプロジェクトを中断した場合の適切な歳出水準を決めるために必要という説明。下院でも同様の動きが出ている。そのアメリカではホワイトハウスが、これまで 100 以上のカテゴリーに細分化されていた機密情報の取り扱いを標準化する、CUI (Controlled Unclassified Information) の政策覚書をまとめて、大統領が署名した。機密情報を "controlled" と "controlled enhanced" の 2 種類に分けて、後者に対して、より厳格な情報漏洩防止策を講じる。また、The National Archives and Records Administration が機密情報保護のためのガイドラインをまとめるための部署を設立する。(DefenseNews 2008/5/12)
  • 5/12 からクロアチアで、米軍の主導による大量破壊兵器阻止演習 "Adriatic Shield 08" がスタートした。期間は 3 日。アドリア海沿岸の Rijeka と Opatija で実施する PSI (Proliferation Security Initiative) 演習で、7 ヶ国 (アメリカ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イタリア、クロアチア、モンテネグロ、スロベニア) が参加している。テロ組織や "ならず者国家" に対して NBC 兵器が拡散するのを防ごうと企図している PSI 構想には現在、85 ヶ国が参加している。(DefenseNews 2008/5/12)
  • 5/11 からバーレーンで、アメリカ、フランス、イタリア、オーストラリア、エジプト、ヨルダン、バーレーン、UAE、オマーン、クウェート、カタール、サウジアラビアが参加して、空軍の合同演習を開始した。1988 年から毎年実施しているもの。(DefenseNews 2008/5/12)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/12)
  • Taxpayers for Common Sense なる市民団体が、GAO (Government Accountability Office ) の報告書を引き合いに出した上で、国防総省の装備調達におけるコスト超過とスケジュール遅延が酷いとして監督強化を求める声明を出した。GAO は 2000 年から毎年、国防総省の装備調達計画に関する評価を行って報告をまとめているが、それによると以下のような状況とのこと。
    • 研究開発費が占める割合が、2000 年の 27% から 40% に上昇している
    • 当初見込みを 25% 以上上回る支出になっている装備調達計画が、全体の 44% を占めている
    • スケジュール遅延の平均が、2000 年の 16 ヶ月から 21 ヶ月に増大
    • コスト超過の総額は 3,000 億ドルに達しており、これはイラク・アフガニスタンでの作戦を 2 年に渡って支えられるほどの額である。また、水・インフラ関連の国家支出と比較すると 2 倍に相当する
    FY2009 予算審議の過程で、装備調達要求について評価する部門と、軍種ごとの業務変革担当部門の設置という案が出ているが、過去に組織をいじってコスト上昇を止められたためしはないし、変革に対して国防総省が抵抗するのも毎度のことなので、周辺環境やインセンティブについて劇的な変化が必要だ、とした。(Taxpayers for Common Sense)
  • 米 Northrop Grumman 社は "Why We Won" の最新版として、「効率性」を挙げた。米空軍が評価プロセスにおいて、現実的なシナリオの下で機体の能力・駐機スペース・飛行場や駐機場の強度・給油空域までの進出距離などの関連パラメータを取り入れて、戦闘機の海外展開や戦闘任務の支援といった給油機の任務をシミュレート。それに基づいて FEV (Fleet Effectiveness Value) を求めた結果、KC-135 と比較して何倍の能力を持つか示した値は、KC-767 の 1.79 に対して KC-30 は 1.90 だった、としている。そして、能力的に優れている分だけ所要機数は少なくなり、KC-767 よりも KC-30 の方が 22 機だけ少なくでき、結果的に経済的だと説明している。これをもって同社は、KC-30 は現実的な戦闘シナリオにおいて KC-30 の方が少ない機数 (= 少ない経費) で運用できるために優れている、と主張している。(Northrop Grumman)
  • BAE Systems 社は、5/7 にアフガニスタンの Khowst 省で、同社社員の Michael V. Bhatia 氏 (31) が IED 攻撃に遭って死亡した、と発表した。昨年 9 月に同社に入社、11 月から米陸軍の Human Terrain Systems 担当としてアフガニスタンに行っていた。(BAE Systems)

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/14)
  • Lockheed Martin Corp., Lockheed Martin Aeronautics Co. (Fort Worth, TX) は米海軍から、F-35 Lightning II JSF (Joint Strike Fighter) の低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) ロット III に関する先行調達契約を、$197,050,000 (estimated value) で受注した。内訳は、空軍向けの CTOL 型×8 機、海兵隊向けの STOVL 型×8 機、イギリス向けの STOVL 型×2 機。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-08-C-0028)
  • Nova Group/Tutor-Saliba (Joint Venture, Napa CA) は米海軍から、Naval Base Kitsap (Bremerton, WA) にある原子力空母整備用岸壁の改築工事に関する、第二次増額分の修正契約を $35,000,000 で受注した。既存の Pier Bravo を取り壊して、新しい整備用岸壁を建設する案件。今後、FY2010 までかけてさらに $48,877,000 を追加支出して、最終的に総額 $122,877,000 の案件となる。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-08-C-6000)
  • TEC, Inc. (Joint Venture, Charlottesville, VA) は米海軍から、環境対策計画に関連するアーキテクト/エンジニア サービス業務のオプション契約 2 年目分を $16,849,851 で受注した。これで累計受注額は $23,150,149。さらに 1 年単位のオプション契約 2 年があり、すべて実現した場合の総額は $40,000,000。作業場所は、Guam 島 (95%)、その他 Hawaii や Saipan など、NAVFAC Pacific の管内。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Pacific, Pearl Harbor, HI (N62742-06-D-1870)
  • Alliant Techsystems, Inc., Integrated Systems Division (Clearwater, FL) は米海軍から、AN/AAR-47(V)2 MAWS (Missile Approach Warning Set) のオプション契約分を $16,405,193 で受注した。交換用アセンブリーを調達する案件。まず、統合光学センサー コンバータ (Integrated Optical Sensor converter)×572 セットの内訳は以下の通り。
    • 米海軍 : 364
    • 米空軍 : 136
    • 米陸軍 : 12
    • パキスタン : 36
    • ノルウェー : 24
    また、コンピュータ プロセッサのアップグレード キット×143 セットの内訳は以下の通り。
    • 米海軍 : 76
    • 米空軍 : 49
    • 米陸軍 : 3
    • パキスタン : 9
    • ノルウェー : 6
    また、コントロール インジケーター×32 セットの内訳は以下の通り。
    • 米海軍 : 5
    • 米空軍 : 15
    • 米陸軍 : 3
    • パキスタン : 9
    金額配分は、米海軍が $9,894,964 (60%)、米空軍が $4,349,671 (27%)、米陸軍が $372,081 (2%)、パキスタンが $1,116,243 (7%)、ノルウェーが $672,234 (4%)。パキスタン向けとノルウェー向けは FMS (Foreign Military Sales) 案件。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0107) [作業実施場所に「静岡県磐田郡」が含まれてるんだけれど、これって何よ]
  • I.E. Pacific, Inc. (San Diego, CA) は米海軍から、NAWS (Naval Air Weapons Station) China Lake (Ridgecrest, CA) に武器関連施設 (weapons and armaments facility) を建設する作業を $7,111,000 で受注した。$880,000 分のオプション契約があり、実現した場合の総額は $7,991,000。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-07-D-2008/#0002)
  • Rolls-Royce Corp. (Indianapolis, IN) は米海軍から、MV-22B に装備する AE1107C エンジン×6 基に関する修正契約を $9,904,384 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-C-0060)
  • AM General, LLC (South Bend, IN) は米陸軍から、HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle)×1,470 両を $187,750,244 で受注した。TACOM (Army Tank and Automotive Command), Warren, MI (DAAE07-01-C-S001)
  • Protective Apparel Corp., of America (Jacksboro, TN) は米陸軍から、イラク内務省治安部隊向けのボディ アーマーを $13,507,958.00 で受注した。MNSTC-I (Multi-National Security Transition Command - Iraq)/JCC=I (Joint Contracting Command - Iraq), Baghdad, Iraq (GS-07F-9075D)
  • Kent Construction Co., Inc. (Smyrna, DE) は米空軍から、62,000 平方フィート・8 室の共同寝室を建設する作業を、$13,899,000 で受注した。3 階建てのコンクリート構造。Dover AFB, DE (FA4497-08-C-0004)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、海軍作戦官房 (Office of Naval Operations) の水上戦担当 (Director, Surface Warfare) 向けに実施する生存性・脆弱性評価作業を、$7,268,521 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380/0253)
  • ITT-AES (Herndon, VA) は米空軍から、JIEDDO (Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization) 向けに実施する、対反乱戦のための分析機能を実現するための研究開発業務を $50,168,645 で受注した。また、戦闘、訓練、装備開発、実戦部隊向けに、現在、あるいは将来の作戦行動に備えた研究開発を行う業務を、$11,559,925 で受注した。Offutt AFB, NE (SPO700-98-D-4000/DO 0063, SPO700-98-D-4000, DO 0064)
  • U.S. Foodservice Inc. (Salem, MO) は米国防兵站局 (DLA) から、カンザス州内で陸軍・空軍向けに実施する給養業務を $6,449,588 (maximum) で受注した。オプション契約の 4 年目。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3033)
  • Labatt Food Service, Inc. (San Antonio, TX) は米国防兵站局 (DLA) から、テキサス州 Dallas で陸海空軍向けに実施する給養業務を $8,152,658 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3028)
  • Lankford Sysco, Inc. (Pocomoke City, MD) は米国防兵站局 (DLA) から、陸海空軍・海兵隊向けの食料・飲料供給業務を $31,250,000 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3126)
  • TIFCO Industries Inc. (Pinehurst, TX) は米国防兵站局 (DLA) から、補修用パーツの電子カタログ契約を $11,984,945 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA(SPM200-07-D-8262)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/14)
  • 米 Northrop Grumman 社は米空軍から、E-8C J-STARS (Joint Surveillance Target Attack Radar System) のリエンジン作業を対象とする、エンジニアリング・飛行試験・認証作業と量産改修の、2 件・合計 3 億ドルの契約を受注した。フロリダ州 Melbourne の事業所で 1 機を試改修、エンジンを P&W の JT8D に換装した上で、年末から、軍用機として必要な飛行承認を獲得するための試験を実施する。それと平行して、P&W・Seven Q Seven の両社と量産改修のための準備作業を進める。換装に際しては、エンジン、ナセル、スラスト リバーサ、パイロンからなる推進ポッド システム一式を用意して、デポ整備に合わせて換装を進める。そのため、リエンジンのためだけに余分なダウンタイムを発生させないという説明。このリエンジンによって燃費や上昇性能を改善、結果としてオン ステーション時間を延伸するほか、騒音・排ガス規制への対応、信頼性向上とライフサイクルコストの低減、今後の発展の余地を確保、といった狙いがある。機体構造についても 1 機あたり 3,500-4,500 万ドルを投じて、コンポーネンツやパーツの換装、補修、更新を実施する。最近実施した分析作業 (Airframe Sustainability Analysis) によると、同機はあと 50 年間の運用が可能とのこと。(Northrop Grumman)
  • 韓国の KT は、2010 年に打ち上げる予定の次世代通信衛星について、担当メーカーを Thales Alenia Space 社に決定した。(Korea Overseas Information Service)
  • Saab 社はアメリカから、84mm 無反動砲 Carl-Gustaf を 4,800 万ドルで受注した。2009 年にデリバリー予定。(Saab)
  • 西 Navantia 社はノルウェー海軍に対して 4/30 に Fene-Ferrol 造船所で、Fridtjof Nansen 級イージス フリゲートの 3 番艦、KNM Fridtjof Nansen (F-312) を引き渡した。造船所を代表して Angel Recaman 氏、ノルウェー海軍を代表して NDLO のディレクターを務める Trond Karlsen 将軍が引き渡し書類に署名、その後で旗を取り替えてノルウェー海軍の艦旗を揚げた。なお、艦名は 19 世紀に活躍した冒険家にちなむ。(Navantia)
  • 米 Griffon 社傘下の Telephonics 社 Radar Systems Division は米 Lockheed Martin Systems Integraton - Owego 社から、MH-60R に装備する AN/APS-147 MMR (Multi-Mode Radar) と IFF (Identification Friend or Foe) インテロゲーターを、6,460 万ドルで受注した。以前に受注を決めていた多年度調達契約のうち、ロット 6 にあたるもの。さらにロット 7 の先行調達とスペア コンポーネントも含む。(Telephonics)
  • 英 Thales UK 社は 6 日、英陸軍から受注している Watchkeeper の初飛行について発表した。4/16 にイスラエル北部の Megido 飛行場で実施したとのこと。主契約社は Thales UK、同社と Elbit Systems 社が共同設立した U-TacS (UAV Tactical Systems Ltd.) が機体の製造を手掛ける。昼夜兼用の電子光学センサー、I-Master 合成開口レーダー (SAR/GMTI : Synthetic Aperture Radar/Ground Moving Target Indicator 対応)、レーザー目標指示器といったペイロードを持ち、ISTAR (Intelligence, Surveillance, Target Acquisition and Reconnaissance) プラットフォーム、かつ NEC (Network Enabled Capability) のキー コンポーネントと位置付けられる。2010 年に就役予定で、今年は ATOL (Automatic Take-Off and Landing) のテストなどが控えている重要な年。(Thales)
  • Raytheon Company と Swift Engineering, Inc. (San Clemente, CA) の両社は米海軍・米海兵隊向けに、Small Tactical Unmanned Aircraft Systems と Tier 2 ミッション向けの UAV を受注することになった。機体とミッション システムのインテグレーション、既存戦闘指揮システムとの接続性確保を Raytheon の Missile Systems 部門などが、KillerBee と称する UAV を Swift Engineering が担当、さらに Optical Alchemy も加わる。KillerBee は ISR 用途の UAV で、戦闘指揮官のために、作戦発起に必要な情報を収集・提供するためのもの。すでにミッション コンピュータの特定モジュールを使ったデモンストレーションは始まっており、STANAG (Standardization Agreement) 4586 対応アーキテクチャの検証や KJ-640 EO/IR (Electro Optical/Infrared) センサー システムの検証試験も実施する。(Raytheon)
  • CACI International Inc. 傘下の The Wexford Group International は、米国防総省の JIEDDO (Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization) を対象とする 5 年間のサポート業務契約を受注したと発表した。総額 4 億 5,300 万ドルの案件。IED 対策としては "attack the network", "defeat the device", "train the force" の 3 分野を掲げており、Wexford の買収によって CACI はこの分野の立場を強化したとしている。すでに CACI は JIEDDO から、コンサルティングや訓練、その他の関連業務を受注しており、今回の契約はその延長線上にある。 (CACI International)
  • 米 L-3 Communications 社傘下の L-3 Link (L-3 Link Simulation and Training) はオランダ国防省の Defence Acquisition and Logistics Organization から、F-16A/B MLU (MidLife Upgrade) 用の既存シミュレータに対するアップグレードと新しい訓練機材の導入を、3,000 万ドルで受注した。既存の Unit Level Trainer×2 基に最新技術を取り入れたアップグレードを行い、さらに Deployable Readiness Trainer×2 基を納入する。機体の M5 仕様への改修と軌を一にするもので、機体側で装備するアビオニクス、センサー、スマート爆弾、空対空ミサイル、レーダー警報受信機、電子戦システムの動作をシミュレートできる。(L-3 Communications)
  • ニュージーランド海軍が Project Protector の下で建造を進めている内水哨戒艇 (IPV : Inshore Patrol Vessel)×4 隻のうち、3 番艇の HMNZS Pukaki が、5/6 に Whangarei Harbour の Tenix 社造船所で進水した。公式な命名はその 4 日後の 10 日。IPV は海岸線から 24nm 程度の範囲内で、税関や漁業部門と協力しながら警備任務に就くことになっている。同じ計画で建造を進めている他の艦艇のうち、MRV (Multi-Role Vessel) こと HMNZS Canterbury は 2007 年 6 月に就役済み、OPV (Offshore Patrol Vessel)×2 隻のうち HMNZS Otago は 2006 年 11 月、HMNZS Wellington は 2007 年 10 月に、いずれも Williamstown 造船所で進水済み。(New Zealand Defence Force)
  • 米 Lockheed Martin 社は、米空軍の SAASA (Self-Awareness Space Situational Awareness) 計画に対して提案書を提出したと発表した。これは宇宙空間で戦術レベルの状況認識能力 (脅威警報と地上への通報) を実現するための、テクノロジー デモンストレーターとなるペイロードを開発する 3,000 万ドルほどの案件で、2008 年末の契約を予定している。空軍の担当部門は、SMC (Space and Missile Systems Center, Los Angeles AFB, CA) の Space Superiority Systems Wing。それに対して、Lockheed Martin Space Systems 社が応札したもの。(Lockheed Martin)
  • 米 Boeing 社は、米空軍の新型通信衛星・WGS (Wideband Global SATCOM) 初号機 (WGS-1) が衛星と地上側のテストを終えて、4/16 に実働態勢に移行したと発表した。この衛星は太平洋地域をカバーする。衛星 1 機あたりの伝送能力は 3Gbps を超えており、これは DSCS (Defense Satellite Communications System) の 10 倍以上。2007/10/10 に Cape Canaveral AFS (Air Force Station) から ULA (United Launch Alliance) の Atlas V ブースターで打ち上げた。4 月に実施した運用試験では、440Mbps という記録破りの伝送速度を実現している。フェーズド アレイ アンテナを用いて X バンドのマルチビーム通信を行うだけでなく、X バンドと Ka バンドの複合通信 (cross-banding signals) を行える初めての衛星でもある。(Boeing)
  • BAE Systems 社は、DARPA (Defense Advanced Projects Research Agency) から受注して開発を進めている次世代戦術無線通信網のフィールド試験を実施すると発表した。いわゆる MANET (Mobile Ad-Hoc Network, または Control-Based Mobile Ad-Hoc Network) で、そこで使用するプロトコル スタックの開発を進めているもの。現在、500 万ドルのフェーズ 2 契約で開発の続きとフィールド試験を受注している。前線に展開した機動部隊が相互に、あるいは後方の指揮所との間で無線通信網を確保するためのもの。MANET のノードは単なる端末機器ではなく、ネットワークの形成やルータとしての機能も備える。(BAE Systems)
  • 伊 Alenia Aermacchi 社はフィリピン空軍から、単発レシプロ練習機・SF-260F/PAF×18 機を 1,380 万ドルで受注した。パイロットと地上要員の訓練、技術支援、支援機材やスペアパーツも含む。Aerotech Industries Philippines 社で現地組み立てを行い、契約締結から 12 ヶ月以内にデリバリーを開始、18 ヶ月以内に完納する予定。フィリピン空軍はすでに、SF-260 のレシプロ型 (6 気筒・260HP)×46 機とタービン型×18 機、それとジェット練習機の S-211 を保有している。SF-260 シリーズは全体で、27 ヶ国・900 機あまりの販売実績がある。(Alenia Aermacchi)
  • 伊 Finmeccanica 社が、米 DRS Technologies 社を 52 億ドル (うち債務肩代わり 12 億ドル) で買収すると発表した。1 株あたりにすると $81 となり、全株を買収する。Finmeccanica にとっては、世界的な地歩の強化だけでなく、アメリカ市場に食い込むための突破口にする狙いがある。また、DRS にとってはアメリカ企業でありながら世界的なブランドを手に入れた格好。買収後、DRS 社は Finmeccanica 社の子会社として、現行経営陣によって事業を継続する計画。ただし、実現に際しては DRS 社株主による承認が必要になるほか、反トラスト法に抵触しないかの審査、CFIUS (Committee on Foreign Investment in the United States) や DSS (Defense Security Service) による審査が必要。なお、DRS 社によると、この話がまとまる前に別の会社が、同社の買収に関心を示して接触してきたとのことだが、それがどこなのかは明らかにしていない。ちなみに、DRS Technologies 社の従業員は 10,000 名、2007 年の売上は 32 億ドル。(Alenia Aeronautica)
  • イスラエルの IAI (Israel Aerospace Industries) とインドの TASL (Tata Advanced Systems Ltd.。Tata Industries 傘下で、航空宇宙・防衛関連の事業を手掛けている) の両社は、インド軍向けの装備品を共同で開発・製造・販売・サポートするという内容の合意に調印した。2/17 にインドの兵器展示会・Defexpo の席で締結した了解覚書に基づくもの。ミサイル、UAV、レーダー、電子戦システム、HLS (Home Land Security) などが対象分野。(IAI)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/13)
  • Harris Corp., RF Communications Division (Rochester, NY) は米海軍から、MBR (Multi-Band Radio) を $350,000,000 (ceiling) で受注した。2008 年 9 月からデリバリーを開始、2013 年 5 月に完納予定。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-08-D-7009)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米海軍から、Mk.15 Phalanx CIWS (Close-In-Weapon System) に関する修正契約を $61,154,903 (not-to-exceed) で受注した。ORDALT (ordnance alteration kits)、スペアパーツ、関連機材を含む。米陸軍向けの案件で、地上に固定設置・運用するもの。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-5444)
  • Martin-Baker Aircraft Co., Ltd. (Middlesex, England) は米海軍から、射出座席 (NACESs : Navy Aircrew Common Ejection Seats) のオプション契約分・178 セットを $42,172,647 で受注した。内訳は以下の通り。
    • 米海軍の F/A-18E/F と EA-18G 向け : 78
    • 米海兵隊の F/A-18A+ 向け : 12
    • カナダ向け : 46
    • オーストラリア向け : 42
    • NACESs 用のサーマル バッテリ (米海軍・米海兵隊向け) : 251
    • NACESs 用のサーマル バッテリ (フィンランド向け) : 23
    • NACESs 用のサーマル バッテリ (スイス向け) : 11
    • 関連コンポーネンツ、製造サポート
    国別の予算配分は、アメリカ ($21,795,277; 51.69%)、カナダ ($10,550,649; 25.01%)、オーストラリア ($9,675,004; 22.94%)、スイス ($49,085; 0.12%)、フィンランド ($102,632; 0.24%)。アメリカ以外は FMS (Foreign Military Sales) 案件。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-07-C-0011)
  • Raytheon Co., Integrated Defense Systems (Portsmouth, RI) は米海軍から、Mk.20 mod.1キャニスター×68 セットと、Mk.20 mod.1 で使用する破砕性カバー (Frangible Cover)×156 セットに関する修正契約を $21,224,759 で受注した。RIM-162 ESSM (Evolved Sea Sparrow Missile) で使用するもの。キャニスターはカナダ向け、破砕性カバーはカナダ・オランダ・ベルギー向けの FMS 案件。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-06-C-5435)
  • Raytheon Co., Government & Missile Systems (Tucson, AZ) は米海軍から、AGM-88 HAMR (High Speed Anti-Radiation Missile) のデポ整備、メンテナンス。製造後のサービス業務に関するオプション契約分を $8,887,717 で受注した。300 発分が対象で、韓国・トルコ向けの FMS 案件を含む。予算配分は、米空軍 ($7,960,411; 89.6%)、米海軍 ($396,694; 4.43%、韓国 ($437,846; 4.93%)、トルコ ($92,766; 1.04%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-03-D-0009)
  • BAE Systems Norfolk Ship Repair (Norfolk, VA) は米海軍から、USS Wasp (LHD-1) を対象として実施する入渠作業のオプション契約分を、$5,818,376 で受注した。FY2008 分の入渠整備 (drydocking phased-maintenance availability) について、PMO (Program Management Organization) のサポートを実施する案件。プログラム管理と生産管理のサポート、見積もり業務と契約業務、資材の確保、テクニカル ライブラリの提供、技術文書の用意、といった業務を行う。Mid-Atlantic Regional Maintenance Center, Norfolk, VA (N00024-05-C-4403)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/12)
  • Lockheed Martin Integrated Systems, Inc. (Bethesda, MD) は米海軍から、Joint Medical Information System 関連のテクニカル サポート サービス業務を $36,893,216 で受注した。主な業務内容は以下の通り。
    • Network Operations, Network Security
    • Computer Network Defense
    • Security Life Cycle Management
    • Identity Management
    • PKI (Public Key Infrastructure) Implementation and Engineering Support
    • Security Policy and Standards Guidance and Development
    • Secure Wireless Network Infrastructure Support
    • Secure Network Infrastructure Systems and Applications
    • Governance
    • Certification and Accreditation
    • Risk Management
    • Security Engineering
    • Cryptographic Repair, Crypto Modernization
    • Cross Domain solutions (Space and Naval Warfare Systems Center Charleston と Naval Network Warfare Command support)
    基本契約分は 2009 年 5 月まで、さらに 1 年単位のオプション契約 4 件を設定しており、すべて実現した場合の総額は $189,865,750。作業場所はサウスカロライナ州 Charleston。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-08-D-6801)
  • Communication and Ear Protection (Enterprise, AL) は米海軍から、Topic N02-151 "Passive Noise Reduction Technology to Improve Speech Intelligibility and Reduce Noise for Pilot and Deck Crew Helmet Mounted Systems." の SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 分を $25,000,000 (not-to-exceed) で受注した。研究開発、プロトタイプ製造、試験を実施する。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-08-D-0013)
  • General Electric Co., Aircraft Engines Business Group (Lynn, MA) は米海軍から、F/A-18E/F と EA-18G に装備する F414-GE-400 エンジンのオプション契約分を、$24,681,174 で受注した。FY2008 ロット 12 に対応する分で、予備エンジン 7 基。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0088)
  • Communication & Power Industries, Inc. (Palo Alto, CA) は米海軍から、AN/SLQ-32 Electronic Countermeasures System で使用する進行波管 (TWT : Traveling Wave Tube) の補修作業を、$12,757,800 で受注した。NSWC (Naval Surface Warfare Center) Crane , Crane, IN (N00164-08-D-GR15)
  • Lockheed Martin-MS2 (Maritime Systems and Sensors, Liverpool, NY) は米海軍から、AN/SQQ-89A(V)15 Antisubmarine Warfare Combat System で使用する曳航ソナー アレイ (MFTA : Multi Function Towed Array) の量産とサポート業務を $10,061,579 で受注した。AN/SQR-19 TACTAS (Tactical Towed Array System) と比較すると、覆域、能力、信頼性を向上、劣化を抑制する改良を取り入れている。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington DC (N00024-08-C-6282)
  • VSI (Vision Systems International, San Jose, CA) は米海軍から、NSWC (Naval Surface Warfare Center) Crane (Crane, IN) に JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) の補修デポを立ち上げる作業を $6,235,379 で受注した。故障したディスプレイ ユニットの修理を担当する部門を新設する案件。NSWC Crane, Crane, IN (N00164-08-C-JQ41)
  • C. Martin Co., Inc. (Las Vegas, NV) は米陸軍から、ユタ州 Dugway Proving Ground で実施するサポート サービス業務を $12,609,094 で受注した。Department of the Army, Installation Contracting Command, Dugway, UT (W911S6-08-C-0003)
  • AAI Corp. (Hunt Valley, MD) は米陸軍から、RQ-7 Shadow UAS (Unmanned Aerial System)×2 システムと関連支援機材を、$45,386,253 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-08-C-0023)
  • Laughlin-Thyssen, Inc. (Houston, TX) は米陸軍から、テキサス州 San Antonio で実施する水路改良工事を $23,448,135 で受注した。Army Engineer District, Fort Worth, TX (W9126G-08-C-0020)
  • Harper Construction Co., Inc. (San Diego, CA) は米陸軍から、第 31 防空聯隊 (31st Air Defense Artillery) の移駐に伴うインフラ建設などの工事を $22,022,448 で受注した。場所はオクラホマ州の Fort Sill。Army Engineer District, Tulsa, OK (@912BV-08-C-2002)
  • MWH Construction Inc. (Broomfield, CO) は米陸軍から、オクラホマ州の Fort Sill に中隊オペレーション施設を建設する工事を $15,000,000 で受注した。Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-08-D-0019)
  • K&S Associates, Inc. (St. Louis, MO) は米陸軍から、イリノイ州の Scott AFB に飛行隊オペレーション施設を建設する工事を $10,170,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Louisville, KY (W912QR-08-C-0017)
  • Turner Denny Construction Co. (Virginia Beach, VA) は米陸軍から、ヴァージニア州の Fort Lee にサーバ ファームを増強する工事を、$5,811,295 で受注した。Army Engineer District, Norfolk, VA (W91236-05-D-0054)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/12)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、NATO の SAC (Strategic Airlift Capability) 構想向けに C-17A×2 機などを FMS (Foreign Military Sales) 経由で輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 7 億ドルで、内訳は以下の通り。
    • C-17 Globemaster III×2 機
    • F117-PW-100 エンジン×8 基
    • AN/ALE-47 CMDS (Counter-Measures Dispensing System)
    • AN/AAR-47 ミサイル接近警報装置
    • 各種官給品 (GFE : Government Furnished Equipment)
    • スペアパーツ、補修用パーツ
    • 火工品 (pyrotechnics)、フレア、その他の爆発物
    • GPS (Global Positioning System) セキュリティ デバイス
    • 搭乗員向けの装甲板
    • MPS (Mission Planning System) ソフトウェア
    • 秘話通信機材 (COMSEC equipment) と関連サポート業務
    • サプライ サポート業務、訓練機材、訓練サポート、文書類、技術データ、アメリカ政府とメーカーからの技術支援、その他の兵站支援業務
    機体は NAMO (NATO Airlift Management Organization) が調達して SAC 参加国による多国籍飛行隊を編成、その名称は HAW (Heavy Airlift Wing) となる予定。配備先は既報に用の、ハンガリーの Papa Air Base。すでにここでは C-17A の受け入れに備えた施設改善工事が始まっている。また、ここには Boeing 社の手で、GSP (Globemaster Support Partnership) の下で実施する兵站支援業務のための施設も開設する。NATO は NRF (NATO Response Force) などの空輸展開用として C-17A×8 機分に相当する空輸能力を整備することになっており、今回の機体もその一部となるもの。なお、オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、オーストラリア海軍向けにイージス戦闘システムなどを 3 隻分、FMS (Foreign Military Sales) 経由で輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 4 億 5,000 万ドルで、内訳は以下の通り。
    • イージス戦闘システム (AEGIS Combat System)
    • AN/SPQ-9B Horizon Search Radar×3
    • CEC (Cooperative Engagement Capability) システム×3
    • Naval Fire Control System×3
    • Multi-Functional Information Distribution System×3
    • AN/SLQ-25A Nixie
    • Mk.160 Gun Computer System
    • AIMS MK XII IFF (Identification Friend or Foe)
    • 訓練と訓練支援、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、技術データ
    • 通信・情報配信システム、アメリカ政府とメーカーからの技術支援、その他の兵站支援業務
    これは AWD (Air Warfare Destroyer) 計画で使用するもの。メーカー担当者 3 名を 3 ヶ月間にわたって現地に派遣して、受け入れ準備と機材の導入、それと CEC・SPQ-9 レーダーのテストとチェックアウトに従事させる。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 英 General Dynamics UK 社は、リビア向けの戦術通信機材とデータ通信機材を、総額 8,500 万ポンド (1 億 6,500 万ドル) で受注することになったと発表した。イギリスとリビアが、経済・教育・軍事分野の協力関係を深度化させているのに関連する動きのひとつ。機材に加えて訓練・技術面の支援も提供する。(GDUK)
  • 米 Honeywell 社と米 Pratt & Whitney 社のジョイント ベンチャー・ATEC (Advanced Turbine Engine Company, LLC) が米陸軍から、AATE (Advanced Affordable Turbine Engine) 計画の契約を 1 億 800 万ドルで受注した。これは、UH-60 や AH-64 が装備している現行の T700 エンジンと比較して、出力重量比を 65%、燃費 (SFC : Specific Fuel Consumption) を 25% 改善する、出力 3,000SHP 級の新型ターボシャフト エンジンのテクノロジー デモンストレーターを開発する案件。これに対して両社はジョイント ベンチャーを設立して、米陸軍の Aviation Applied Technology Directorate に提案を行っていた。(Pratt & Whitney)
  • 加 MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates) 社は CSA (Canadian Space Agency) から、ISS (International Space Station) で使用する MSS (Mobile Servicing System) のサポート業務と能力向上を、1 億 300 万カナダドルで受注した。MSS は、Canadarm2、Mobile Base System、それと 2 アーム式ロボット・Dextre (a.k.a. Special Purpose Dexterous Manipulator) で構成する。(MDA)
  • 米 Northstar Aerospace 社は、2008 年の 1-3 月にかけて、以下の受注があったと発表した。総額 8,800 万ドル。主な内訳は以下の通り。
    • CH-47 Chinook 用の新造トランスミッションとスペアパーツ : 5,000 万ドル (2007 年には CH-47 関連で 1 億 6,700 万ドルの受注があった)
    • 米陸軍 AMCOM (Army Aviation and Missile Command) から、AH-64 用のトランスミッション : 1,400 万ドル (2006 年に AH-64 のトランスミッションを 1,400 万ドルで受注したが、これには 2 年以内に行使するオプション契約の設定があり、それが実現したもの)
    • Rolls-Royce 社から Trent エンジンのコンポーネンツ : 850 万ドル
    • Boeing 社から F-22A 関連で 350 万ドル
    • Honeywell 社から 570 万ドル
    同社は Chicago 工場で CH-47 用のギアとトランスミッションの製造、それとトランスミッションの補修やオーバーホールを実施している。 (Northstar Aerospace)
  • 米 Boeing 社は 1,000 万ドルを投じてカリフォルニア州 Huntington Beach に、レーダー技術の試験・評価用として、DART (Dynamic Advanced Radar Test) 施設を開設した。この施設だけで、レーダー ベースのウェポン システムを対象とする設計・開発・承認試験をすべて行うことができ、結果的にコスト削減につながるという触れ込み。発達を遂げるとともに賢くなっている脅威に対処するため、迅速で柔軟性を備え、費用対効果が高く、信頼性が高い試験施設が必要だと説明している。無響室と耐空性試験施設を新設したほか、さまざまな周波数帯に対応している脅威シミュレータ (モジュラー構造で、将来的な発展も可能)、コストがかかるフィールド試験を不要にする空間ターゲット アレイ、レーダーのアラインメントと位置決めを行うシステム (10-60in のサイズを持つシーカーに対応、仕様変更も容易)、振動・温度試験施設、といった施設を備える。(Boeing)
  • 米 Pratt & Whitney Rocketdyne 社は、次世代 SLV (Space Launch Vehicle)・Ares I と Ares V で使用するロケット エンジン、J-2X の燃焼試験 (Hot Fire Test) を成功裏に完了したと発表した。Ares I と Area V は、ISS (International Space Station) への人員送り込みや将来の月探査で使用する SLV で、従来型の J-2・J-2S のコンポーネントを活用して作った、Powerpack 1-A と称するハードウェアを使って燃焼試験を実施したもの。秋に最終設計審査 (CDR : Critical Design Review) を予定している。(Pratt & Whitney Rocketdyne)

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人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2008/5/14)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 1,290 名の減。現在の動員内訳は、陸軍 76,758 名、海軍 4,805 名、空軍 8,501 名、海兵隊 8,770 名、沿岸警備隊 347 名。

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/14)
13 日、アフガニスタンの Qalag で、動けなくなった味方の車輌が敵手に渡らないように、米空軍の F-15E が GBU-12/B で爆撃・破壊。Zormat では米空軍の F-15E が GBU-31/B と GBU-38/B で敵陣を爆撃。このほか、Orgune に米空軍の F-15E、Gardez に米空軍の A-10 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 46 件、ISR ミッションは 11 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Al Amarah で米空軍の F-16 が GBU-38/B で敵を爆撃。Baghdad には米海軍の F/A-18F が、Basra には米海軍の F/A-18 が出動。Baghdad では米空軍の MQ-1 が敵をミサイル攻撃した。この日の近接航空支援ミッションは 62 件、ISR ミッションは 24 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。

今日のイラク (AFPS 2008/5/14)
聯合軍が Mosul でアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施、爆弾攻撃を立案していた容疑のお尋ね者 1 名とその他 5 名を拘束。Samarra 西方でもアルカイダ関係者 1 名を拘束。Balad 北西では自爆テロを仕掛けていた容疑で 1 名、さらに 6 名を拘束。Baghdad ではアルカイダ関連組織の幹部を狙った作戦を実施して 2 名を拘束。Tal Afar ではイラクの SWAT (Special Weapons And Tactics) チームが、アルカイダ関連組織・Islamic Sons of Iraq の主要メンバー 4 名を、爆弾攻撃に関与した容疑で拘束。
Mosul で、イラク軍が爆薬 600lb、擲弾、弾薬 200lb、無線機 16 台、迫撃砲の砲身 3 本、RPG 発射器、AK-47 自動小銃 8 挺、ロケット、ダイナマイト 10 個、パイプ爆弾 5 個を発見。11 日には Baghdad 南西の Shakariya で、地元住民からの通報によりイラク軍がロケット用の信管 50 個、弾薬、対戦車擲弾、感圧板 3 枚、自家製爆薬、各種起爆装置を発見。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/13)
12 日、アフガニスタンの Garmsir で米空軍の A-10 が、30mm 機関砲と 500lb 通常爆弾で敵を攻撃。Lwara でも 30mm 機関砲・500lb 通常爆弾・GBU-12/B で敵陣を攻撃。Asadabad では敵の射撃陣地に対して米空軍の B-1B が、GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Kabul、Gardez、Lwara に米空軍の F-15E、Now Zad に仏空軍の Mirage 2000 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 53 件、ISR ミッションは 12 件。
イラクでは、Baghdad で米空軍の F-16 が、IED が仕掛けられた椰子林を GBU-38/B で爆撃。別件で、敵の弾薬を米空軍の MQ-9 が AGM-114 で破壊。この日の近接航空支援ミッションは 74 件、ISR ミッションは 25 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察が 8 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/13)
聯合軍が Helmand 省の Garmser 地区で、タリバンの武器供給を阻止する作戦を実施、敵拠点の捜索を行った際の交戦で、1 ダースほどの敵が死亡した。敵が待ち伏せ攻撃を仕掛けてきたのに対して、小火器、さらに航空攻撃で反撃したもの。現場では RPG、機関銃、自動小銃、弾薬ケース、迫撃砲 2 門を発見、破壊処分した。

今日のイラク (AFPS 2008/5/13)
イラク南部で 3 月から "Operation Charge of Knights" を実施中の聯合軍とイラク軍は、Basra 北方 70km の Qurnah まで作戦区域を拡大。Qurnah でリーフレット 10 万枚の散布を実施した。
聯合軍が Tikrit で、外国人テロリストの手引きなどに関わった容疑者 1 名を拘束。Beiji と Baghdad 北方の Hamrin Mountains ではアルカイダ関連組織の活動家 5 名を拘束。Mosul では、アルカイダ関連組織の首領を住まわせていたとして 2 名を拘束。Baghdad 北西では、米軍との交戦に際して自家製爆薬を起爆させた敵 2 名が射殺されたほか、爆弾を仕掛けた敵 1 名も射殺された。別件で West Rashid 地区では、自家製爆弾 5 発と EFP (Explosively Formed Projectile) 2 発、装甲貫通用に設計した爆弾を発見。
12 日、Mosul でアルカイダ関係者 4 名を拘束、さらに武器集積所 4 ヶ所を発見して 7 名を拘束した。集積所にはパイプ爆弾 1 ダース、IED、迫撃砲弾と信管、回路基盤、爆薬 200lb 超、雷管、信管、タイマーがあった。Baghdad でも、Rashid 地区で 82mm 迫撃砲弾 54 発と 60mm 迫撃砲弾 27 発、RPG 7 発、軽機関銃と銃弾を発見。また、Mansour 地区でも擲弾 5 発と信管、ダイナマイト 3lb、ロケット モーター 3 基、AK-47 自動小銃、9mm 短機関銃、爆弾製造材料を発見。Adhamiyah では 57mm ロケット 2 発、60mm 迫撃砲 2 門、122mm の照明弾 1 発を発見。
Karmah では、聯合軍に対して攻撃を仕掛けていたお尋ね者 1 名を拘束。Arab Jabour ではアルカイダ関連組織の武器集積所と出撃拠点を発見・破壊。爆弾製造や訓練の拠点、聯合軍の車両隊に対する狙撃陣地にもなっていた。圧力感知式の爆弾に加えて、近くの椰子の木にも爆弾を隠匿してあり、F-16 が 2 機飛来して 500lb 爆弾 8 発を投下、破壊。
11 日、Baghdad の Amil 近隣をパトロールしていた兵士が、RPG 2 発、手榴弾、HEAT 弾を発見。Risalah では 6 名を拘束、Shakariya では地元住民からの通報で武器集積所を発見。内容は、ロケット用の信管 50 個、弾薬、対戦車擲弾、感圧板 3 枚。自家製爆薬、各種起爆装置。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/12)
11 日、アフガニスタンの Asadabad で米空軍の F-15E が、敵兵と敵陣を GBU-31/B・GBU-38/B・GBU-12/B で爆撃。Nangalam では米空軍の A-10 が、敵兵と敵陣を 30mm 機関砲と 500lb 通常爆弾で攻撃。Bagram では米空軍の A-10 が、敵兵を GBU-12/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 42 件、ISR ミッションは 13 件。
イラクでは、Al Amarah に米海軍の F/A-18C が出動、GBU-38/B による敵陣の爆撃などを実施。この日の近接航空支援ミッションは 69 件、ISR ミッションは 24 件、米海空軍による戦術偵察は 6 件。

今日のイラク (AFPS 2008/5/12)
Kirkuk に展開している米陸軍・第 10 山岳師団・第 1 旅団を指揮する David Paschal 大佐は、当地のアルカイダ関連組織について "virtually destroyed" とする見解を示した。流血事件の数は 70% も減少、武装組織の幹部に対する攻勢、イラクの軍と警察の能力向上、"Sons of Iraq" プログラムの創設、PRT (Provincial Reconstruction Team) との連携、といった分野で成果が上がったとしている。
Baghdad の West Rashid 地区と Kadhamiyah 地区で、聯合軍とイラク軍が合計 19 名を拘束。Kadhamiyah では、まず 7 名、その後の捜索でさらに 2 名、そして爆弾攻撃を計画していた容疑でもう 4 名。さらにイラク軍も 2 名を拘束。West Rashid では、"Operation Tusker Chamberlain" の際に 4 名を拘束。Mosul ではイラク軍特殊部隊が、殺人容疑で 1 名を拘束。当地のアルカイダ関連組織・Islamic State of Iraq の中堅幹部で、女性 4 名、警察官 1 名を殺害した容疑。
Baghdad 西部で、自家製爆薬 300lb を入れた 55gal 入りのドラム缶を、East Rashid 地区で 122mm ロケットを発見。Maderiyah でも 9 日に、地元住民からの通報で武器集積所を発見。57mm ロケット 16 発、23mm 機関砲弾、PKC 機関銃 2 挺、AK-47 自動小銃 2 挺、弾薬 2,000 発。
6 日、聯合軍とイラク軍が Baghdad 南方の Mussayib で 2 名を拘束。先日、聯合軍の兵士 1 名が死亡した路傍爆弾攻撃の際に、この 2 名が現場を撮影していた。

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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