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一般ニュース
今日の小ネタ (DefenseNews 2008/5/20)
インドは 5/20-29 にかけて Secunderabad の College of Defence Management で、国連の平和維持活動について計画立案を行うという内容の、コンピュータ ベースの図上演習 "Aman Sena" を実施する。17 ヶ国の関係者が参加するとのこと。2005 年には、同趣旨の指揮所演習 "Emerald Mercury" をイギリスと実施している。ちなみに、現時点でインドが平和維持部隊を派遣していたことがあるのは、アンゴラ、カンボジア、キプロス、コンゴ、エルサルバドル、ナミビア、レバノン、リベリア、モザンビーク、ルワンダ、ソマリア、ベトナム。さらに平和維持任務用の即応旅団 1 個を常時待機させている。
米陸軍は、イラクとアフガニスタンに展開しているすべての JSS (Joint Security Station) や戦闘外哨に、RAID (Rapid Aerostat Initial Deployment) 監視塔を配備する計画を進めている。高さ 107ft、TV カメラ・EO/IR センサー (Star SAFIRE III, レンジは 10km)・レーダーを備えており、武装勢力の活動を監視するために使用する。すでに 200 基を設置済みで、2009 年末までにもう 300 基を設置して行き渡らせる。米中央軍 (USCENTCOM) によると、MRAP に次ぐ二番手の優先プログラムとのこと。現在、これを含めた BETSS-C (Base Expeditionary Targeting and Surveillance Sensors-Combined) というプロジェクトがあり、「ISR」「戦闘指揮 (Battle Command)」「フォース プロテクション」の三分野で構成、BETSS-C で使用する Terra Sight なるソフトウェアが、動画・静止画・その他の情報を処理して、デジタル マップ ディスプレイに表示する。2 年間・総額 15 億ドルのプログラムで、2008 年には JIEDDO の予算として 3 億 5,600 万ドル、さらに補正予算で 5 億ドルを確保。単体パーツとしての RAID は 2003 年から導入しているが、今年になって BETSS-C プログラムが走り出してから、その RAID をネットワーク化するようになった。2004 年には Balad で、RAID によって発見した武装勢力に対して迫撃砲で攻撃を仕掛ける成果も上がっている。ただしこのときはネットワーク化できていなかったため、戦車部隊を出動させても情報共有はできなかった。しかし現在では、3 次元ディスプレイでターゲットをクリックすると座標の情報が分かり、それを使って航空機や迫撃砲、野砲を使った攻撃を要請できる。また、無線機で AH-64 攻撃ヘリの搭乗員との交話もできる。このほか、BETSS-C は DCGS (Distributed Common Ground System)-Army などの情報システムともやりとりを行える。主契約社は Raytheon。同社はさらに、大隊レベルでデータの収集・整理・記録を行うPersistent Surveillance and Dissemination System of Systems version 3 を開発中。
今日の報道発表 (POGO via Defense-Aerospace.com 2008/5/20)
アメリカの民間団体 POGO (Project On Government Oversight) は、33 の組織が上下両院に対して、FY2009 国防歳出法 (National Defense Authorization Act for Fiscal Year 2009 (S. 3001, Sec. 831)) に対して上院が盛り込んだ、軍の契約民間業者に関する包括的データベース (comprehensive contractor responsibility database) 作成規定への支持を要請した、と発表した。ただし、上院の提案では対象が国防総省の契約業者に限られており、かつデータベースにアクセスできるのは政府職員だけとなっているため、データベースを誰でもアクセスできる形で公開するよう求めている。
今日の小ネタ
658th AESS (Aeronautical Systems Squadron) は、MQ-9 Reaper を使った GBU-49/B の投下試験を、5/13 に NAWC-WD (Naval Air Warfare Center-Weapons Division, China Lake, CA) で実施した。658th AESS と NAWC-WD、GA-ASI (General Atomics, Aeronautical Systems-Inc.)、Raytheon、L-3 Communications の各社が共同で実施したもので、1 日のうちに 3 ソーティを実施、6 発を投下した。まずイナート弾 2 発を投下、次に実弾 4 発を連続投下したが、このうち 3 発は GPS 誘導、1 発はレーザー誘導。GPS 誘導の 3 発は "shacked" (直撃)、レーザー誘導の 1 発は至近弾となった。(AFMCNews 2008/5/19)
米 Vought Aircraft Holdings (Irving, TX) が、株式の公開を計画中。総額 2 億 5,000 万ドル。Northrop Grumman 社の機体製造部門を 2000 年に Carlyle Group が買い取って発足した会社で、航空機の胴体・主翼・尾翼、エンジンナセル、操縦翼面、ヘリコプターのキャビンなどを製造している。主要カスタマーには Airbus、Boeing、Lockheed Martin、Northrop Grumman の各社があり、A330 の機体構造部品も手掛けている。また、Alenia North America と Global Aeronautica を共同設立して B.787 Dreamliner の後部胴体を製造していたが、こちらの持株は最近、Boeing 社に売却した。2007 年の売上は 16 億 3,000 万ドル。(DefenseNews 2008/5/19)
BAE Systems 社の CEO (Chief Executive Officer)・Mike Turner 氏と、NXD (Non-eXecutive Director) の Sir Nigel Rudd 氏が先週、サウジ贈賄疑惑に絡んで米司法省 (U.S. Justice Department) に一時、身柄を拘束された。Turner 氏は AFV 製造工場を訪問するために Houston に向かう途中、Rudd 氏はニュージャージー州の Newark International Airport で拘束されている。Turner 氏が所持していたノート PC と BlackBerry 端末も調査対象になった。このほか、BAE Systems 社米国現地法人の関係者 3 名 (氏名は不詳) が、やはり召喚状を出されて自宅で事情聴取を受けている。なお、これらのうち Rudd 氏は BAE Systems 入りしたのが 2 年前であり、問題の Al Yamamah 計画には関わっていない。その Al Yamamah 計画に続いて BAE Systems 社はサウジアラビアから Typhoon×72 機を受注しているが、この機体はアメリカ製のコンポーネントを使用しているため、輸出に際してはアメリカの Foreign Relations Committee が審査・承認する必要があ。そして、現在は Al Yamamah 疑惑に関連する司法省の調査回答待ち。(DefenseNews 2008/5/19)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/19)
米下院民主党は、審議中の FY2009 国防予算案のうちミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) の分について、「Bush 政権は、満額支出に必要な条件を達成できていない」として 7 億 2,000 万ドルを削減、86 億ドルとした。このうち、ヨーロッパに対する MD エレメント配備関連では 2 億 3,200 万ドルの削減となっている。議会側の主張では、チェコ・ポーランドとの合意文書調印と批准を実現できていないのに、MD エレメントを配備する予算を計上するのはおかしい、としている。これに対して下院共和党は、MD エレメント配備予算・2 億 3,200 万ドルの復活を提案。「ヨーロッパを標的とする弾道ミサイルの拡散が進んでいる状況下では、このタイミングで予算を削減するのは却って、ポーランドやチェコ、そして NATO に間違ったメッセージを送ることになる」と主張した。しかし、民主党は「現時点でヨーロッパへの MD エレメント配備を急ぐ必要はない」と反論。ちなみに下院では、MDA 関連のさまざまな分野で予算削減を盛り込んでいるが、一方ではイスラエルとの短射程弾道ミサイル防衛システム共同開発案件に 1,000 万ドルを上積みしている。なお、チェコとの合意は 6 月にも調印できる見込みだが、ポーランドについてはまだ問題を抱えている状況。そして上院では、チェコ・ポーランドとの合意に調印できれば、という条件付きで、この MD エレメントの件については満額支出を承認している。上下両院で食い違いが発生した場合、最終的な歳出法のとりまとめに際しては、上下両院間での調整が必要になる。(VoA)
ローマ教皇 Benedict 14 世 (Pope Benedict XVI) はアイルランドの Dublin で開かれたカンファレンスの席で、世界各国の外交関係者に対して、「過去の誤りを正すべきだ」として、クラスター爆弾の廃絶条約に調印するよう呼びかけた。このカンファレンスは 19 日から 2 週間にわたって CMC (Cluster Munition Coalition) が主催して開催するもので、100 ヶ国以上の関係者が出席して、クラスター爆弾禁止条約の最終案をとりまとめることになっている。ただし、アメリカ、イスラエル、ロシア、中国といったクラスター爆弾製造国は不参加。(VoA)
ちなみにオランダ下院では、M261 クラスター爆弾 (訳注 : M261 MPSM (Multi Purpose Small Munitions)。Hydra 70 ロケット弾で使用する多目的子弾) の廃止反対・保有継続を主張する Eimert van Middelkoop 国防相を支持。F-16A/B に搭載する CBU-87/B クラスター爆弾 (サブミュニッション 202 発を内蔵) については廃止するが、AH-64D Apache 攻撃ヘリが装備する M261 については廃止対象外というのがオランダの考え。M261 は 9 発のサブミュニッションを内蔵するが、不発になる確率が通常弾と比べて高いわけではないと説明している。オランダの内閣はクラスター爆弾の禁止条約を支持しているが、それは「10 発以上のサブミュニッションを内蔵するもの」が対象だとしている。(Netherlands Information Service)
米英両国は、大西洋越しに通信回線を通じて 2 拠点を結んで「バーチャル訓練環境」を実現して見せた。イギリスの Salisbury Plain Training Area に陣取る FAC (Forward Air Controller) と、アメリカ・ヴァージニア州 Saffork にある US Joint Warfighting Centre のフライト シミュレータを JTEN (Joint Training and Experimentation Network) で結んで、数千マイル離れた当事者が一緒になって演習を実施した、というもの。イギリス・Northwood 所在の PJHQ (Permanent Joint Headquarters) が推進してきた案件で、「今後の合同訓練の進化に向けた第一歩だ」と説明している。すでにアフガニスタンなどではイギリス軍の地上部隊に対して米軍の航空機が近接航空支援を提供する事例が多く発生しているが、そのシナリオをシミュレートして、しかも実機を使わずに低コストで訓練できるというわけ。この件も含めて、分散訓練環境を実現するために PJHQ では Joint Collective Training の全分野において開発を進めている。その一環として米軍の USJFCOM (US Joint Forces Command) が協力して、JTEN のリンクを米英両国間に開設した。もちろん、本物を使った訓練ができるに越したことはないが、シミュレーションと分散環境によって低コストで訓練できる環境が整えば、訓練の頻度を上げられる利点がある。こうした取り組みを恒常化するため、Salisbury Plain で実施した Exercise Druid's Dance では、FAC が AR (Augmented Reality) 双眼鏡を装備、そこに映像を投影して射撃の状況を見られるようにしたほか、AWES (Area Weapons Effect Simulation) を通じたリンクによって、TES (Tactical Engagement Simulation) によるターゲットの "kill" まで実現している。(MoD UK)
米 GAO (Tactical Engagement Simulation ) は、UAS (Unmanned Aerial System) の利用が国境警備・科学技術研究、さらには法執行任務や山火事対策、民間商業分野における不動産の写真管理などといった具合に多様な分野に拡大している状況を受けて、National Airspace System に UAS を取り込んで、安全性を確保しつつ利用を拡大するために連邦政府レベルの取り組みが必要である、と指摘した。UAS は多くの有人機よりも騒音やエミッションが少ない利点がある一方で、人が乗っていないために視覚による衝突回避が難しい等の、安全性に関わる問題もある。FAA (Federal Aviation Agency) では UAS に関する恒久的な規定を設けておらず、個別の事例ごとに検討・承認している状況であり、UAS の利用が増えるに従って、これが FAA の仕事を増やしている。それに対して完全なレギュレーションをまとめるには 10 年かそこらかかる見通しだが、まず第一段階として、FAA では小型 UAS の受け入れと UAS 試験用の専用空域確保の作業を進めているところ。そのために必要なデータは国防総省が FAA に提供したが、まだそれの分析が済んでいない。そこで、その分析作業を片付けるとともに、国土安全保障省 (DHS : Department of Homeland Security) が安全保障の見地からの評価を行うべきだ、というのが GAO の勧告。(GAO)
スウェーデン軍の Hakan Syren 司令官は、議会に対して提出した補正予算案に「従来とはまったく異なる財政水準に合わせた、新しい軍の構成についてまとめた」とのコメントを添えた。国防予算の削減に直面しているスウェーデン軍では、予算と比べてあまりにも多くの成果を求められているとして、今後数年間にわたって作戦行動と財源のバランスをとることができず、確実な成果も出せないと主張。従来とは予算配分を変えて対処するにしても、少ない予算の中で国際貢献を増やすよう求められていることから、その分だけ自国を防衛する能力についての目標を引き下げなければならないとしている。(Swedish Armed Forces)
今週の泥仕合 (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/5/19-20)
米 Northrop Grumman 社は、例の "Why We Won" の最新版として、「KC-767 の方が優れていた点 (discriminator) は 98 ヶ所、それに対して KC-30 の方が優れていた点は 30 ヶ所に過ぎない」と主張している点に反論した。
空軍が設定した、空中給油と空輸という二大任務において設定した条件は 800 点にのぼり、これらの重要分野に関わる比較ポイントにおいては、KC-30 が優れていたポイントは KC-767 が優れていたポイントより 2 倍もあった、というのが同社の主張。つまり、Boeing 社が主張する優位点とは優先順位が低い分野におけるものであり、重要な分野では KC-30 の方が勝っていたのだ、としている。
そして、KC-767 の方が勝っていた点の具体例として、「機内に設置した電源コンセントの数」「操縦席の座席」「Swedish Kerosene のような、使用頻度が低い燃料への対応」といったものを挙げて、「コンセントがいっぱい付いてるからといって、操縦席の座席が快適だからといって、それらが空中給油能力に何の関係があるのか ? 空軍が RfP で重視した項目が何なのかは明白であり、そこでは KC-30 が勝っていたのだ」とコキ下ろした。
その KC-30 改め KC-45A の 2 号機 (SDD-2) が、5/15 に最終チェック フライトを実施。これから給油機への改造作業を始める。それに際して Northrop Grumman 社は「迅速な生産を行える能力を実証した」と説明している。ちなみに 1 号機 (SDD-1) は 2007 年 7 月に完成、2007/9/25 に初飛行を実施しており、こちらもこれから給油機への改修を始める。2009 年初頭にデリバリーの予定。
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産業・装備・調達
今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/21)
Walbridge Overaa (Detroit, MI) は米陸軍から、カリフォルニア州 Moffett Field に armed forces reserve center を建設する作業を、$74,558,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Louisville, KY (W912QR-08-C-0016)
I-Tek (Hampton, VA) は米陸軍から、増加装甲プログラム・Interim Frag Kit Add-on Armor で使用するパネル (Aramid-Fabric-Reinforced panel) を $13,680,000 で受注した。TACOM, Rock Island, IL (W52H09-08-C-0120)
General Atomics Aeronautical System Inc. (San Diego, CA) は米陸軍から、ER/MP (Extended Range/Multi-Purpose) UAV の SDD (System Development and Demonstration) フェーズ契約を $5,000,000 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-05-C-0069)
Serco, Inc. (Vienna, VA) は米海軍から、航空機を対象とするメンテナンスやテクニカル サービスの業務を $32,835,079 で受注した。基本契約は 2009 年 5 月までだが、オプション契約分まで実現した場合は 2013 年 5 月まで、総額は $166,920,606。サウスカロライナ州 Charleston (60%)、ヴァージニア州 Vienna (35%)、アメリカ国外 (5%) といった内訳。Space and Naval Warfare Systems Center, Charleston, SC (N65236-08-D-3802)
Hamilton Sundstrand Corporation (Windsor Locks, CT) は米海軍から、水上戦闘艦に装備するガスタービン エンジンの電気式スターター (Gas Turbine Electrical Start System) を $11,827,318 で受注した。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Carderock Division, Ship Systems Engineering Station, Philadelphia, PA (N65540-08-D-0017)
Boeing Services Co. (Richardson, TX) は米空軍から、国防総省と国務省が運用する航空機を対象とするブロードバンド データ通信サービスのオプション 5 契約分を $18,310,179 で受注した。Scott AFB, IL (FA4452-03-C-0006/P00018)
Raytheon Co. Missile Systems (Tucson, AZ) は米空軍から、AIM-120D AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to-Air Missile) の SDD フェーズで発生したコストとスケジュールのオーバーランに関連する修正契約を、$9,773,900 で受注した。遅延の原因になった問題の解決を継続する。Eglin AFB, FL (FA8675-04-C-0001/P00047)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/21)
ドイツの KMW (Krauss-Maffei Wegmann, Munich, Germany) と Rheinmetall Defence (Dusseldorf, Germany) の両社は、5-9t 級で高い防御力を備えた、いわば軽量版 MRAP とでもいうべき 4x4 車輌・AMPV (Armoured Multi Purpose Vehicle) を共同開発すると発表した。6 月に Paris で開催する Eurosatory 展示会に実物大のモックアップを出展、2009 年にプロトタイプ 1 号車を完成、2011 年の量産開始を目指すとしている。ドイツ陸軍の GFF (Geschutzte Fuhrungs und Funktionsfahrzeuge : Armoured Command and Operations Vehicle) 計画に対応するもので、同じ技術基盤に則って大小 2 種類 (AMPV 1 と AMPV 2) を開発する。これらの AMPV は GFF Class 1 と同 Class 2 に対応できるという説明。さらに他国向けの輸出も視野に入れており、機動性、モジュラー性、防禦力における新たな基準を作るとしている。車体は鋼製で防弾ライナーの追加や車体下面強化を実施、地雷や IED といった脅威に対応する。4 輪独立懸架で、十分なロードクリアランスを確保、ランフラットタイヤを使用する。エンジンは 3.2L のディーゼル (出力 200kW) で、自動変速機と自動デフロックを組み合わせる。(KMW, Rheinmetall Defence)
イスラエルの Elbit Systems 社は、傘下の El-Op (Elbit Systems Electro-Optics Elop Ltd.) 社がアジアの某国から、熱線映像装置に関する契約を 3 件・総額 8,700 万ドルで受注したと発表した。そのうち 1 件は Elbit Security Systems Ltd. 経由の受注。用途は偵察・目標捕捉としている。今後 2 年がかりでデリバリーするが、さらなる追加受注も見込まれるとのこと。「これで、冷却式 FLIR の分野におけるマーケット リーダーとしての立場をさらに強化した」という説明。(Elbit Systems)
米 Raytheon 社は、AFATDS (Advanced Field Artillery Tactical Data System) に関する 4 年間・7,600 万ドルの追加契約を受注した。OIF (Operation Iraqi Freedom) 派遣部隊にとって、重要な指揮・統制エレメントとなっているもので、野砲、ミサイル、ロケット、迫撃砲、近接航空支援、艦砲射撃、攻撃ヘリ、攻撃的電子戦 (offensive electronic warfare) と、野戦環境で必要なあらゆる火力支援を対象として計画立案・調整を担当するシステム。また、多国籍合同作戦で必要な相互運用性を備えており、将来のネットワーク環境 (NECC : Net-Enabled Command Capability) や新型の誘導砲弾、新型センサーにも適応できるとしている。OIF において、AFATDS を介して撃ち込んだ砲弾やミサイルは数万発にのぼるとのこと。
(Raytheon)
米 Boeing 社は、ワシントン州の同社 Renton 工場で組み立てを進めている P-8A Poseidon の初号機が、最終組立ラインに向けた移動を開始したと発表した。同期の組み立てには、工場の建屋内に設置した一直線の移動式組み立てライン (moving assembly line) を使用しており、これが最終組立ポジションに向けて移動を開始したという意味。ちなみに、移動式組み立てラインの先頭には牽引車 (tag) が付いていて、これが光学センサーを使って床の白線を検出、自動的にそれに沿って進む仕組み。同社では、予定通りに米海軍へのデリバリーを実現できるとしている。現在進行中の SDD (System Development and Demonstration) フェーズ契約では、飛行試験機×3、地上試験機×2 を製造、最終的には 108 機の量産を予定しており、2013 年に IOC (Initial Operational Capability) 達成の予定。同社以外にこの計画に関わっているのは、CFM International、Northrop Grumman、Raytheon、Spirit AeroSystems、GE Aviation の各社。(Boeing)
英 MSV (Marshal Specialist Vehicles, Cambridge, UK) 社は、ノルウェー軍の兵站部門 (NDLO : Norwegian Defence Logistic Organization) に対して移動式野戦病院 (mobile field hospital) の Role 2 をデリバリーした。3 セットを受注しているうちの 2 番目で、当初に予定していたスケジュールより 5 ヶ月早い。ノルウェーとイギリスの基準に適合する内容になっており、CAT スキャン、X 線撮影、薬局、医療用ガス供給などの機能を備える。重傷者 16 名に加えて、追加のベッドを設置して、さらに多くの患者を受け入れられる。また、浄水装置や発電機、核・生物・化学兵器に対する防護・検知・除染機能も備える。基本ユニットは MSV の double extension shelter を使用する構成で、ISO 規格の 20ft コンテナ×22 個に収容して C-130 で空輸可能。拡張すると面積が 3 倍に広がる。フル装備では 0.5 エーカーの面積となり、設置には 2 日かかる。ただし外科医療施設については数時間で稼働可能。(Marshal Specialist Vehicles) [外科を最優先しているところが、いかにもいかにも軍用だよなあ…]
加 Allen-Vanguard 社は米 SAIC (Science Applications International Corp.) との間で、協力合意を締結したと発表した。期間はひとまず 2 年間。Allen-Vanguard 社の CBRNE (Chemical, Biological, Radiological, Nuclear and Explosive) 対策製品と IED 対策製品を、SAIC がディストリビューターとして販売するという内容。また、アメリカ・カナダ両国向けに共同で、CBRNE 対策技術や訓練ソリューションの改良を進めるとしている。(Allen-Vanguard)
米 Sikorsky Aircraft 社は、同社が開発を進めている革新的回転翼機デモンストレーター・X2 が、ローター ブレードを取り付けて回転させる状態での最初の地上試験を、5/13 に Schweizer Aircraft Corp. (Horseheads, NY) にある開発拠点で成功裏に実施したと発表した。X2 は FBW (Fly-By-Wire) 飛行制御システム、二重反転式リジッド ローター ブレード (Counter-rotating rigid rotor blades)、ハブ部分の抵抗低減設計、アクティブ振動制御、統合補助推進システムといった特徴を持つ機体で、初飛行に向けた作業を進めているところ。2005 年 6 月から、自己資金で開発を進めてきている。(Sikorsky Aircraft)
また、Sikorsky Aircraft 社は米陸軍 Aviation Applied Technology Directorate から、寿命と能力を向上させたローター ブレードを開発する契約を受注した。42 ヶ月間・1,140 万ドルの案件。腐食に強いブレードの開発、信頼性と整備性に優れた防氷装置、戦闘損傷の評価・補修における新手法の開発、といった作業を行う。その際に、UTRC (United Technologies Research Center)、SANOVA、Ross Technology Corp.、South West Research Institute、BAE Systems、Integran、Engineering Consulting Services、Army Research Laboratory といった面々と協力する。(Sikorsky Aircraft)
今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/20)
McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米海軍から、F/A-18F の搭乗員と整備要員を対象とする、コンピュータ ベースの訓練システムを $139,000,000 で受注した。オーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) 向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件で、Tactical Operation Flight Trainer×2、Low Cost Trainer×2、Integrated Virtual Environment Maintenance Trainer×2、関連コースウェアといった内容。Naval Air Warfare Center Training Systems Division, Orlando, FL (N61339-08-D-0006)
BAE Systems Land & Armaments, LP. Ground Systems Division (York, PA) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) を対象とする兵站支援業務 (ILS : Integrated Logistic Support) の契約を 2 件受注した。ひとつは $35,211,759 (M67854-07-D-5025/#0005)、他方は $23,960,073 (M67854-07-D-5025/#0003)。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA。
Oshkosh Corp. (Oshkosh, WI) は米海軍から、MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacement)×37 両と MTVR 用の武器マウント キット×28 セットを $11,214,202 で受注した。Marine Corps System Command, Quantico, VA (M67854-04-D-5016/#0050)
Avon Protection Systems, Inc. (Cadillac, MI) は米陸軍から、汎用防護マスク×50 万セットを $22,431,374 で受注した。ARDC (Army Research and Development Command), Aberdeen Proving Ground, MD (DAAD13-00-C-0021)
Oregon Steel Mills Inc. (Portland, OR) は米陸軍から、強化装甲板 (high-hard armor) を $16,170,000 で受注した。TACOM (Army Tank Automotive and Armaments Command), Warren, MI (W56HZV-08-C-0397)
Air Liquide America (Houston, TX) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、空軍向けの窒素ガス (gaseous nitrogen) を $31,338,348.00 (maximum) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), San Antonio, TX (SP0600-08-D-1531)
Battelle Memorial Institute (Columbus, OH) は米空軍から、大量破壊兵器 (WMD : Weapons of Mass Destruction) に関する技術・分析研究業務を $11,583,533 (estimated) で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-00-D-3180/0545)
CVF いよいよスタート (MoD UK via Defense-Aerospace.com 2008/5/20, VT Group & BAE Systems via Defense-Aerospace.com 2008/5/21)
英国防省は、新型空母・CVF こと HMS Queen Elizabeth と HMS Prince Of Wales の建造契約調印にゴーサインを出した。就役予定時期は 1 番艦が 2014 年、2 番艦が 2016 年、50 年間の運用を予定している。Baroness Taylor 装備調達担当相によると、今後 10-15 年間で総額 140 億ポンドをこの計画に投じることになるとのこと。建造を担当する ACA (Aircraft Carrier Alliance) の中核となるのは、BAE Systems と VT Group が編成する艦艇建造部門のジョイント ベンチャーで、さらに Babcock、Thales UK、BAE Systems Submarine Solutions at Barrow、BAE Systems Insyte (Integrated System Technologies) の各社も関与する。船殼は Portsmouth、Barrow-in-Furness、Glasgow、Rosyth の 4 ヶ所で分割建造する。
これを受けて VT Group と BAE Systems 社は、ゴーサインが出たことを歓迎する声明を発表。この両社は現在、件のジョイント ベンチャー設立に向けて最終段階の協議中。また、Thales UK も歓迎の声明を出すとともに、「プラットフォームのシステム設計、主機とその他の動力系統、航空機運用のための整合性確保、といった作業を担当する。BAE Systems 社と組んで、ミッション システムを担当するとともに、就役後のサポートについても担当する」とした。
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/20)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、ルーマニア向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で F-16C/D-50/52 などを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 45 億ドルで、内訳は以下の通り。
F-16C/D-50/52×24 (エンジンは F100-PW-229 か F110-GE-129 IPE (Increased Performance Engines) のいずれか、レーダーは AN/APG-68(V)9)
F-16C/D-25 の再生補修・アップグレード改修機×24 (Excess Defense Articles として提供、エンジンは F100-PW-220 IPE、レーダーは AN/APG-68(V)1)
F100-PW-229 または F110-GE-129 の予備エンジン×4
F100-PW-220 の予備エンジン×5
APG-68(V)9 レーダーの予備×4
LAU-129/A ミサイル発射器×60
LAU-117 ミサイル発射器×30
JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System)×6
AN/ARC-238 SICGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System) w/HAVE QUICK I/II×4
CFT (Conformal Fuel Tank)×24 ペア
Link 16 MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminal)×4
Link 16 Ground Station×2
EGI (Embedded GPS (Global Positioning System)/INS (Inertial Navigation System)) 航法システム×4
ターゲティング ポッド×12 (AN/AAQ-33 Sniper または AN/AAQ-28 Litening)
偵察ポッド×4 (Tactical Air Reconnaissance Systems または DB-110)
AN/APX-113 AIFF (Advanced Identification Friend or Foe)×4
AN/ALQ-213 Electronic Warfare Management System×28
自衛用電子戦装置×28 (AN/ALQ-211 AIDEWS (Advanced Integrated Defensive Electronic Warfare Suite) または AN/ALQ-187 ACES (Advanced Countermeasures Electronic System) または AN/ALQ-178 SPEWS (Self-Protection Electronic Warfare Suite))
支援機材、ソフトウェア開発/インテグレーション、給油機の支援、機体のフェリー、CAD/PAD、補修・返却、改修キット、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、訓練と訓練機材、アメリカ政府とメーカーによる技術・エンジニアリング・兵站支援、その他の兵站支援業務
この件に関連するメーカーは以下の通り。
BAE Advanced Systems (Greenlawn, NY)
Boeing (Seattle, WA)
Boeing Integrated Defense Systems (St. Louis, MO; Long Beach, CA; San Diego, CA)
Raytheon (Lexington, MA; Goleta, CA)
Raytheon Missile Systems (Tucson, AZ)
Lockheed Martin Aeronautics (Fort Worth, TX)
Lockheed Martin Missile and Fire Control (Dallas, TX)
Northrop-Grumman Electro-Optical Systems (Garland, TX)
Northrop-Grumman Electronic Systems (Baltimore, MD)
Pratt & Whitney (East Hartford, CT)
General Electric Aircraft Engines (Cincinnati, OH)
Goodrich ISR Systems (Danbury, CT)
L-3 Communications (Arlington, TX)
なお、オフセットの設定はなし。(DSCA)
チェコの AERO Vodochody 社は、Gripen International・Saab Czech の両社と、L-159 Combat & Training System の製造・マーケティングを共同で実施する合意 (Joint Working Agreement) に調印したと発表した。Gripen International と Saab Czech が L-159 の販売と発展型の開発に協力、さらに Aero は Saab から作業パッケージを受注して製造能力の向上を図る。L-159 の発展型については、単座型・複座型の両方について設計・開発を進める。L-159 の単座型は軽攻撃機、複座型は高等練習機という位置付けで、さらに兵站支援業務や地上訓練システム (ミッション シミュレータ、ミッション計画/デブリーフィング機材、その他の支援機材で構成) などと組み合わせて、L-159 Combat & Training System を構成している。(Aero Vodochody)
英 BAE Systems 社は英国防省から、英空軍の VC-10 を対象とするエンジニアリング・兵站・技術支援業務 (Fleet Availability) を受注した。5 年間・4,390 万ポンドの案件で、現在は Serco 社が担当している Brize Norton (Oxfordshire
UK) のエンジニアリング ベイも対象に含む。2003 年にスタートした JAVELIN (Joint Approach to VC10 Engineering and Logistics Integration) の一環となる案件で、DE&S (Defence Equipment & Support) と BAE Systems のパートナーシップの下で、機体の稼働率を維持するために必要な作業を行う。兵站支援や補修整備だけでなく、サプライチェーン管理もメーカー側の仕事。他の機種についても同様の構図になっており、それぞれ以下の名称になっている。
Tornado : ATTAC (Availability Transformation: Tornado Aircraft Contract)
RAF Marham で実施、13 億ポンド
Hawk T.1 : HIOS (Hawk Integrated Operational Support)
英海空軍の Hawk T.1 が対象、7,400 万ポンド。1,400 万ポンド超の経費節減効果を見込む
Harrier GR.7/9 : JUMP (Joint Upgrade & Maintenance Programme)
JFH (Joint Force Harrier) 所属の機体が対象で、RAF Cottesmore で実施
Typhoon : 補修業務を 1,160 万ポンドで受注中
(BAE Systems)
Team LM は、2007 年 1 月から開発を進めてきたロイター式対地攻撃兵器 (Loitering Munition)・Fire Shadow が、4/30 にデモンストレーターを使った試射を実施したと発表した。開発開始から 15 ヶ月の早業。Team LM は、防衛関連企業に加えて中小企業 (SME : Small and Medium size Enterprises) や学術界が加わって編成しているチームで、メンバーは以下の通り。
MBDA (リード役)
Blue Bear Systems Research
Cranfield Aerospace
Cranfield University
Lockheed Martin UK INSYS
Marshalls SV
Meggitt
QinetiQ
Roxel
Selex SAS
Thales UK
Ultra Electronics
VEGA
試射を実施したのは、West Wales にある英国防省の Aberporth 試験場で、ここは QinetiQ が管理している。Fire Shadow は前進角の付いた主翼を持ち、これを発射・ブースター分離・上昇・プログラムした経路通りの飛翔・そして高 G 機動に続くターゲットへの終末誘導と突入まで試した。その際に、機体に搭載したビデオカメラからの映像と位置情報を、データリンク経由で受け取って、地上管制ステーションのディスプレイに表示した。実績がある既存の技術と新技術を組み合わせて、技術的な整合性や安全性を損なわずに、地上の移動/静止目標を攻撃できる新兵器の開発を短期間で達成できた、としている。もともとこれは、2006 年 7 月の Farnborough Air Show で、IFPA (Indirect Fire Precision Attack) 計画の Loitering Munition Demonstration and Manufacture フェーズとして 5 億ポンドの計画をスタートさせたのが発端で、当初は MBDA(UK) が率いる Team CW が作業を担当、その後に Team LM が引き継いで Loitering Munitions Assessment Phase に移行して現在に至る。安価で費用対効果が高く、100km を超える射程と 1m を切る CEP (Circular Error of Probability) の実現を目指している。運用に際しては完全自動化はせずに人間が介入する (MIL : Man in the Loop)。(Team LM via MBDA)
MBDA France と Sagem Defense Securite の両社は、モジュラー空対地攻撃兵装 (AASM : Armement Air-Sol Modulaire) と戦術ミサイル用赤外線誘導システムを対象とする協力合意に調印した。Sagem Defense Securite が開発した AASM を MBDA France が販売するほか、将来の AASM 発展型の開発に際して、両社の経験を持ち寄ることになっている。また、民間分野・技術分野でもシナジー効果を発揮させる構想。AASM は誘導キットと射程延伸キットを通常爆弾と組み合わせる精密誘導兵器で、GPS/INS 誘導の精度 10m 版と、さらに赤外線シーカーを追加した精度 1m 版がある。前者はすでにフランス空軍が運用中で、後者は承認試験中。すでに両方合わせて 700 発をフランス空軍から受注済み。ちなみに、赤外線誘導ミサイルの分野では MATRA と SAT が過去 50 年以上にわたる協力関係を構築しており、1987 年に両社が一本化して ADISM コンソーシアムを結成、Magic、Mistral、MICA IR といったミサイルを手掛けている。(Sagem Defense Securite)
米 Bell Helicopter 社はテキサス州 Fort Worth の Plant 1 で、米陸軍の OH-58D Kiowa Warrior を対象とする改修・Kiowa Warrior Safety Enhancement Program の作業に乗り出す。第一陣として、テネシー州兵 1-230 航空騎兵大隊 (1-230th Air Cavalry Squadron) に所属する 27 機を改修する作業を 2008/4/30 に 3,000 万ドルで受注、まず 3 機を 2008 年中に、残り 24 機を2009 年にデリバリーする。エンジンの改良やコンピュータ制御システムの改良を行うもので、年末から改良用のシステムに関する試験を開始、2010 年に完了予定。最終的には 11 ロット分の改修を計画している。米陸軍の OH-58D は厳しい環境下でハードな任務をこなしており、全体で累計飛行時間 150 万時間、うち戦闘任務が 38 万時間となっているが、それでも 85% を超える稼働率を維持している。(Bell Helicopter)
BAE Systems 社は JIEDDO (Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization) から、4 社の主契約社のひとつとして、Operations Support Contract を受注した。分析業務や専門知識の提供、プログラム支援などの業務を担当するもので、今後のすべてのデリバリーとタスク オーダーの受注獲得に成功すれば、総額 4 億 5,200 万ドルの案件に発展する。同社は 2006 年から、JIEDDO の Counter-IED Operations Integration Center 向けに実施する分析業務を担当しているほか、戦略的対応、訓練支援、OR (Operations Research)、IED 対策機材の開発や運用コンセプト策定に対する支援、モデリング/シミュレーション、データ分析などの作業を担当している。(BAE Systems)
ジャイロ安定化機能付きのカメラ製品を軍や法執行機関向けに手掛けている Gyrocam Systems 社は米陸軍から、VOSS (Vehicle Optic Sensor System) のフェーズ 2 契約を 3 億 200 万ドルで受注した。IED (Improvised Explosive Device) 対策に使用する、ネットワーク化したカメラ機材で、センサーは昼光用・暗視用・画像赤外線を組み合わせた構成。すでに 2004 年以来、マスト装備型の車載用カメラを 300 セット以上受注・納入してイラク・アフガニスタンで使用しているが、今回の契約により、さらに 500 セットを追加納入、さらにサポート サービス業務も担当することになる。(Gyrocam Systems)
BAE Systems 社は米陸軍から、熱線映像モジュール TIM1500 を 6,000 万ドルで受注した。米陸軍が 2007 年 8 月に諾 Kongsberg Defense & Aerospace 社に発注した遠隔操作式ウェポン ステーション、CROWS II (Common Remotely Operated Weapon Station II) に装備するもの。最大で 5 年間の案件となり、その場合の総数は 6,500 セットとなる。この CROWS II は、M1114 HMMWV (High Mobility Multi-Wheeled Vehicle) や MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に装備する。TM1500 は非冷却式で、長いレンジを持つという説明。このほか、同じメーカーの Protector ウェポン ステーションに対する発注次第では、さらに 2 億ドル分の追加受注が見込まれる。(BAE Systems)
Rolls-Royce 社は、米空軍 AFRL (Air Force Research Laboratory) から受注して作業を進めている HEETE (Highly Efficient Embedded Turbine Engine) について、概念設計評価 (CDR : Conceptual Design Review) と予備設計評価 (PDR : Preliminary Design Review) が完了したと発表した。HEETE は、米空軍が進めている VAATE (Versatile Affordable Advanced Turbine Engine) 計画のキー エレメントで、VAATE が目指している画期的な燃料消費効率改善を実現するのが目的。2007 年 9 月に 1,960 万ドルの契約を受注して、LibertyWorks (a.k.a. Rolls-Royce North American Technologies Inc., 旧称 AADC (Allison Advanced Development Co.), Indianapolis, IN) で作業を進めている。超高圧コンプレッサーと統合熱管理技術により、30% の航続性能改善か、ペイロード/燃料搭載量比の 50% 改善、ISR (Intelligence, Surveillance and Reconnaissance) UAV のロイター時間 90% 延伸、UCAV (Unmanned Combat Air Vehicle) の行動半径かロイター時間倍増、といった成果を見込む。これとは別に同社は 2007 年 8 月に、可変サイクル技術によって大幅な推力増強を図る ADVENT (Adaptive Versatile Engine Technology) の契約を 2 億 9,600 万ドルで受注している。また、LibertyWorks では F-35 用のリフトファン、代替エンジン F136、IHPTET (Integrated High Performance Turbine Engine Technology)、極超音速ミサイル・RATTLRS といったプロジェクトを手掛けている。(Rolls-Royce)
米 General Dynamics Robotic Systems 社は米海軍に、ASW USV (Anti-Submarine Warfare Unmanned Surface Vehicle) の 1 番艇 (11MUC0601) を納入した。この後、6 月に 2 番艇 (11MUC0602) を NUWC にデリバリーする。海軍側の担当は以下の面々。
PEO - LMW (Littoral & Mine Warfare)
PMS-420 LCS Mission Package Systems
SSC San Diego (Space and Naval Warfare Systems Center, San Diego)
NUWC (Naval Undersea Warfare Center, Newport, RI)
全長 11m、LCS (Littoral Combat Ship) の対潜戦ミッション パッケージを構成する要素のひとつで、曳航ソナーや、オフボードのマルチスタティック アクティブ低周波ソナー群を使って対潜戦を実施する。最新の航法・自律制御機能と、高速性、優れた航洋性とペイロードの両立、といった特徴を持つ。全長 11m、全幅 3.41m (11.2ft)、ペイロード 5,000lb、最高速度 35kt+、24 時間以上の連続運用が可能。(General Dynamics Robotic Systems)
米 SpaceDev 社は、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から HiDVE (High Delta-V) 衛星計画の最終設計審査 (CDR) が完了して、オプション契約分を行使するという通知を受けたと発表した。これは、宇宙空間で運用可能、かつ低コストな STP (Solar Thermal Propulsion) を組み込んだ衛星開発するプログラム。実現したオプション契約は 6 ヶ月・360 万ドルで、小型衛星 (nano-sat) の開発・運用に向けて開発作業を継続する。(SpaceDev)
米 Northrop Grumman 社は、GPS ブロック II/III 衛星を対象として使用する地上管制機能 (OCX : Ground Control Segment) のシステム要求評価 (SRR : System Requirements Review) が完了したと発表した。任務計画、衛星の管制、地上側アンテナ、監視ステーション、衛星指揮・統制機能で構成する。この件で同社とチームを組んでいるのは以下の面々。
Harris Corp. (Melbourne, FL)
Integral Systems Inc. (Lanham, MD)
Infinity Systems Engineering (Colorado Springs, CO)
Lockheed Martin Information Systems and Global Services (Gaithersburg, MD)
このあと、これらの各社で構成する "Team OCX" は、システム エンジニアリングとインテグレーション、アーキテクチャ設計、通信関連のエンジニアリング、情報保全、モデリング/シミュレーション、ネットワーク管理、ソフトウェア開発、サポート・メンテナンス・インプリメント、試験・評価といった作業を進める。(Northrop Grumman)
米 Textron 社傘下の AAI 社が開発・製造している RQ-7 Shadow UAS (Unmaneed Aircraft System) が、米陸軍・米海兵隊における累計飛行時間 30 万時間を達成した。そのうち 91% が OIF (Operation Iraqi Freedom)/OEF (Operation Enduring Freedom) 関連。ちなみに、10 万時間達成から 22 ヶ月、20 万時間達成から 10 ヶ月が経過している。最近、AAI 社は米陸軍から 2 システム、米海兵隊から 5 システム、それと州兵用の訓練システム 1 システムを追加受注したところ。累計受注 96 システム、うち 65 システムをデリバリー済み。(Textron)
米陸軍の FCS (Future Combat Systems) 計画で LSI (Lead Systems Integrator) を務めている Boeing・SAIC (Science Applications International Corp.) の両社は、米空軍の JEFX 08 (Joint Expeditionary Force Experiment 2008) 演習において、FCS が重要な任務を担当したと発表した。この演習はラボと野戦環境の両方で実施する多国籍・統合作戦の演習で、新兵器の研究・開発・配備を促進する目的で実施している。4 月に 4 段階のイベント (スパイラル) に分けて実施、実戦環境における統合部隊内での完全な接続性と状況認識の実現を実証するのが目的。そこに FCS 関連のコンポーネント (SOSCOE (Systems Common Operating Environment) や Battle Command ソフトウェア、JTRS (Joint Tactical Radio System) 無線機の開発モデル、WIN-T (Warfighter Information Network-Tactical) 無線機) を持ち込んで、脅威データをネットワーク経由で配信・共有したというもの。これにより、FCS 計画から "spin out" したテクノロジーの熟成度と、プログラム・技術面におけるリスクの評価を行った。得られた成果は事前の見込み通りだったとのこと。(Boeing)
ATL (Advanced Tactical Laser) 計画の ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) を進めている米 Boeing 社は、C-130H に搭載した高出力化学レーザーの地上発射試験を、5/13 にニューメキシコ州の Kirtland AFB で成功裏に実施した、と発表した。さらに地上と空中で発射試験を行い、年末には実際に、地上のターゲットを上空からレーザーで "砲撃" するデモンストレーションを実施する予定。ATL は回転式のターレットに装備して胴体下面に設置しており、どの方向に向けて発射することもできる。すでに研究室レベルでの発射試験は昨年から Kirtland AFB で実施しており、これまでに 50 回を超える試射を実施した。この件で Boeing 社は、 L-3 Communications 社と Brashear 社 (ターレット担当)、HYTEC 社 (構造部分担当) とチームを組んでいる。(Boeing)
導入から 10 年で更新開始 (DID 2008/5/19)
ニュージーランドは 1989 年からオーストラリアと共同で、MEKO 200 ベースの ANZAC フリゲートの導入に乗り出し、1997 年に HMNZS Te Kaha (F77)、1999 年に HMNZS Te Mana (F111) を就役させた。兵装は RIM-7 Sea Sparrow、対潜短魚雷、5in 砲 Mk.45。しかし、この内容では昨今の脅威に対処するには不十分とみられる。
オーストラリアではすでに、対空防禦力の強化を企図して ASMD (Anti-Ship Missile Defences) 計画を発動、指揮管制装置とレーダーを更新するとともに、RIM-162 ESSM を導入する作業を進めている。さらに、RGM-84 Harpoon なども導入する。
ニュージーランドについては同国の TV3 が、高速艇やヘリコプターに対処するために 2,500 万 NZ ドルを投じて Mk.15 Phalanx CIWS (ブロック 1B ?) を導入すると報じている。また、2009-2010 年にかけて、6,000 万 NZ ドルを投じて減速機、主機、発電機、空調、主機管制装置、コンピュータなど、戦闘システム以外の ship system を更新するとのこと。その後、2012-2013 年に 5 億 NZ ドルを投じて、戦闘システム、兵装、管制システムを更新する。ただ、まだ予算の確保には至らず。
今日の米軍調達 (Contracts 2008/5/19)
Machining Technologies, Inc., (MaTech, Salisbury, MD) は米陸軍から、60mm 迫撃砲と 81mm 迫撃砲で使用する軽量型二脚 (bipod) を $11,352,260.11 で受注した。Army Joint Munitions & Lethality Life Cycle Management Command, Acquisition Center Picatinny, NJ (W15QKN-08-C-0455)
Norfolk Dredging Co. (Chesapeake, VA) は米陸軍から、サウスカロライナ州 Charleston County にある、Chaleston 港とアクセス水路、Wando River で実施する浚渫作業を、$5,664,500 で受注した。Army Corps of Engineers/Charleston District/Contracting Division, Charleston, SC (W912HN-08-C-0024)
AM General, LLC (South Bend, IN) は米陸軍から、HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle) の追加分 1,578 両を $206,794,684 で受注した。TACOM (Army Tank and Automotive Command), Warren, MI (DAAE07-01-C-S001)
Mike Hooks, Inc. (Westlake, LA) は米陸軍から、ルイジアナ州の Calcasieu と Cameron Parishes で実施する浚渫作業を、$9,356,500.00 で受注した。まず、Calcasieu River と河口部 (pass) で 17-23 マイル区間にわたって実施するのが確定分で、さらにオプション契約として 23-26.5 マイル区間と 26,5-29,3 マイル区間を設定。オプション分の対象になっているのは、Devil's Elbow、Clooney Island 湾曲部 (loop)、Coon Island 水路 (channel)。Army Corps of Engineers, New Orleans District, New Orleans, LA (W912P8-08-C-0059)
SAIC (Science Application International Corp., Fairfield, NJ) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、MRO (Maintenance, Repair and Operations) 用のサプライ品を $60,000,000 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け、オプション契約の 3 年目分。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM500-04-D-BP08)
Carter Industries, Inc. (Olive Hill, KY) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、海軍・空軍向けのカバーオールを $15,843,200 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM1C1-08-D-1074)
James River Solutions (Ashland, VA) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸軍・海軍・その他民間部局向けの超低硫黄分ディーゼル燃料を $8,367,496.35 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。ヴァージニア、アーカンソー、フロリダ、ミシシッピー、サウスカロライナの各州向け。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SPO600-08-D-8505)
Marinette Marine Corp. (Marinette, WI) は米海軍から、コーズウェイ フェリー×4 隻 (それぞれ 3 モジュールずつで構成) と、RR/DF (Roll-On/Roll-Off Discharge Facility) モジュール×10 セットを、$33,100,000 で受注した。前者は Improved Navy Lighterage System のオプション 2・オプション 3 契約分。後者はオプション 4 契約分。これで累計受注額は $377,428,339。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Headquarters, Washington DC (N00025-03-C-0002)
Thermasource Inc. (Santa Rosa, CA) は米海軍から、地球物理学 (geophysical) 関連のデータ ログ、データ テープ、ログ分析を、$6,403,175 で受注した。カリフォルニア州の NAF (Naval Air Facility) El Centro とネバダ州 Hawthorne の Hawthorne Army Ammunition Depot を対象とする、地質状況の確定と地熱の活用に関連する案件。NAWC-WD (Naval Air Warfare Center Weapons Division), China Lake, CA (N68936-08-D-0019)
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/5/19)
EPI (Europrop International GmbH) は、Airbus Military の A400M 輸送機に装備する TP400-D6 エンジンが、バードストライク関連試験を完了したと発表した。試験は Safran Group 傘下の Techspace Aero 社が持つ施設 (Liers, Belgium) で、重量 1.85kg の鳥を撃ち込む形で実施。バードストライクの後でも 80% 以上の出力まで回復できることを確認できたとしている。同じ施設で耐水試験 (water ingestion test) も実施したほか、伊 Avio 社のテストリグ (Sangone, Italy) における、減速ギアボックス用の負荷をかけた状態での 150 時間の耐久試験も完了している。こうした一連の試験は、European Aviation Safety Agency による安全基準を満たすために必要とされるもの。こうしたエンジン関連の試験はヨーロッパにある 6 ヶ所の拠点で並行して進めており、イギリスの Cambridge では Marshall Aerospace 社が C-130 を改造した FTB (Flying Test Bed) の飛行試験を準備中、機体とのインテグレーションはスペインの Seville にある最終組立ライン (AMSL Final Assembly Line) で実施中。ちなみに TP400 は西側で製造する史上最強のターボプロップ エンジンで、出力は 11,000HP、3 軸構成。(Europrop International)
米 Boeing 社は、米空軍の AFRL (Air Force Research Laboratory) が進めている SITES (Seeker Integrated Target Endgame Sensor) プログラムに関連する、GIF (Guidance Integrated Fuzing) テクノロジーの開発を 520 万ドルで受注した。33 ヶ月間の Task 2 契約で、モデリングやシミュレーション、アルゴリズム開発、フィールド試験といった分野における、同社の過去の経験を活用して対応する。担当するのはカリフォルニア州 Huntington Beach の事業所で、SAIC (Science Applications International Corp.)・Applied Research Associates の両社と組んで作業を進める。今回の Task 2 契約に先立ち、以下の作業を経てきている。
2006 年に Boeing 社は、AFRL JDRADM の MRROKM (Multi-Role Responsive Ordnance Kill Mechanism) 弾頭技術開発を受注。
ミズーリ州 St. Charles の事業所で、MRROKM のフェーズ 2 作業も実施。
2007 年 5 月に 420 万ドルで、推進・制御システムの開発にフォーカスした DRADM-T (Dual Role Air Dominance Missile - Technology) の契約を受注。これも St. Charles の事業所が担当。
続いて同年 10 月に、2 社にそれぞれ 60 万ドルずつで Task 1 契約を発注。その結果として、Task 2 契約で Boeing 社の採用が決まった。
これらは、単一のウェポンで空対空・空対地を兼用できる次世代兵装・JDRADM (Joint Dual Role Air Dominance Missile) プログラムにつながるもの。今回の Task 2 契約は、このプログラムおける重量とスペースの削減に関わる。(Boeing)
蘭 Thales Nederland 社が開発している艦載 IRST (Infrared Search and Track)・SIRIUS が、オランダ・Hengelo にある Thales 社の施設で実施していた FAT (Factory Acceptance Test) を通過した。この試験は、カナダ向け SIRIUS の件でパートナーとなっている加 DRS Technologies Canada 社、カナダ海軍、オランダ海軍が共同で実施したもの。カナダ海軍の HALIFAX Class CCS 330 に対するインテグレーションを計画しており、今回の FAT に続いてカナダ・ノバスコシア州 Halifax のカナダ海軍 CSTC (Combat Systems Training Centre) に持ち込んでインテグレーションを実施、2008 年秋には艦上に装備する作業を始めて、2009 年初頭から洋上での領収試験に入る予定。SIRIUS の 2 号機はオランダ海軍にデリバリーして、2008 年夏に HMS Tromp に装備する。SIRIUS の試験は過去数年がかりで実施してきており、2003 年にオランダの Land Based Test Site (Den Helder, Netherland) で寒冷地試験を実施して長距離探知能力を実証、2005 年にバハマでカナダ海軍の Halifax 級フリゲート・HMCS Montreal を使って高温試験を実施、沿岸環境への適応性を実証したとしている。SIRIUS は 2 波長 (3-5 μm と 8-12 μm) を同時に使用できる IRST で、現時点で の受注は 17 基。うちカナダ海軍向けは 13 基で、Halifax 級フリゲート×12 隻と陸上訓練施設に 1 基を導入する計画。残りはオランダ海軍の De Zeven Provincien 級防空フリゲートに装備する。ちなみに、Halifax 級フリゲートと Iroquois 級ミサイル駆逐艦の射撃指揮装置や監視レーダー (Fire Control and Surveillance Radar Systems) のオーバーホールも Thales Nederland 社が手掛けている。(Thales Nederland)
米 Boeing 社はワシントン州の NAS (Naval Air Station) Whidbey Island に、EA-18G Growler を対象とする GSC (Growler Support Center) を開設した。6 月初頭から NAS Whidbey Island への EA-18G の配備が始まるのに備えて、技術面・兵站面でのサポートを提供するのが目的。海軍に加えて、Boeing・Northrop Grumman・Raytheon・General Electric の各社から派出した人員で構成する Hornet/Growler industry team の関係者も加えて、合計 24 名が陣取る。また、Boeing 社では F/A-18E/F と EA-18G を対象とする PBL (Performance-Based Logistics) を実現するために、FIRST (F/A-18E/F Integrated Readiness Support Teaming) を編成して、在庫管理・作業見積もり・スペアパーツの調達・技術情報の提供・エンジニアリング サービス・フィールド サービスといった作業を担当させている。そして、(個々のパーツの数や内容ではなく) 発揮した成果に基づいた支払を受けるという構図。NAS Whidbey Island 以外に、NAS Oceana と NAS Lemoore にも F/A-18 を対象とするサポート網を構築してある。(Boeing)
仏 Safran Group は、メキシコの Queretaro に CFM56-5A/-5B/-7B エンジンを対象とする MRO (Maintenance, Repair and Overhaul ) 施設を開設した。Snecma Services 社が新規設立した子会社・SAMES (Snecma America Engine Services) が運営する。(Safran)
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人事・組織
予備役の動員状況 (DoD 2008/5/21)
予備役・州兵の動員は、前の週と比較して 139 名の増。現在の動員内訳は、陸軍 76,905 名、海軍 4,725 名、空軍 8,445 名、海兵隊 8,904 名、沿岸警備隊 341 名。
ありがちな改編 (AFNews 2008/5/21)
米空軍参謀総長の T. Michael Moseley 大将は、Global Wing Structure PAD 08-01 (Program Action Directive 08-01) にサインした。これは、戦闘機・爆撃機・救難機の部隊を対象として、整備・兵站支援部門を飛行隊の指揮下に入れる組織改編を行うもので、7/1-11/30 にかけて適用する。機体を運用する側と、それを整備する側の関係緊密化が狙いで、「空軍の組織は、機能 (function) ではなく任務 (mission) に合わせて決められるべき」という説明。
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戦争・紛争
イラク派遣発令 II (DoD 2008/5/19)
米国防総省は以下の現役 7 個旅団などに対して、OIF (Operation Iraqi Freedom) への派遣を発令した。
第 25 歩兵師団本部 (Schofield Barracks, HI)
第 25 歩兵師団・第 1 旅団 (Fort Wainwright, AK)
第 4 歩兵師団・第 2 旅団 (Fort Carson, CO)
第 25 歩兵師団・第 3 旅団 (Schofield Barracks, HI)
第 1 歩兵師団・第 2 旅団 (Fort Riley, KS)
第 82 空挺師団・第 3 旅団 (Fort Bragg, NC)
第 172 歩兵旅団 (Schweinfurt, Germany)
第 1 騎兵師団・第 3 旅団 (Fort Hood, TX)
任務は、現在派遣中の部隊と交代して行うイラク国内の治安維持。今年の秋から年末にかけて、合計 25,000 名を派遣する。
イラク派遣発令 I (DoD 2008/5/19)
米国防総省は以下の州兵 4 個旅団に対して、OIF (Operation Iraqi Freedom) への派遣を発令した。
テキサス州兵・第 72 旅団戦闘チーム
ペンシルバニア州兵・第 28 歩兵師団・第 2 旅団戦闘チーム
ルイジアナ州兵・第 256 旅団戦闘チーム
テネシー州兵・第 278 旅団戦闘チーム
任務は、イラク国内における治安維持と基地防衛、イラクとクウェートにおける交通警備。2009 年春から、合計 14,000 名を派遣する。
アフガニスタン派遣発令 (DoD 2008/5/19)
米国防総省はヴァーモント州兵・第 86 旅団戦闘チームに対して、OEF (Operation Enduring Freedom) への派遣を発令した。任務はアフガニスタン軍の訓練で、2010 年春から 3,100 名を派遣する。派遣前の訓練や家族側の準備を行う時間を確保するため、このように事前に任務を発令している。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/21)
20 日、アフガニスタンの Ghanzi、Lwara、Waza Kwah に米空軍の A-10 が、Farah と Kander に米空軍の F-15E が出動。F-15E は Asadabad で、友軍と交戦中の敵を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Lwara では米空軍の A-10 と F-15E が、GBU-12/B・GBU-31/B・500lb 通常爆弾で敵を爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 49 件、ISR ミッションは 15 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Diyala に米空軍の F-16 が、Zubaydiyah に米海軍の F/A-18 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 53 件、ISR ミッションは 26 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日のイラク (AFNews & AFPS 2008/5/21)
イラク空軍 (IQAF) はパイロット 100 名・8 個飛行隊を擁する水準まで回復してきており、すでに Basrah、Sadr City、Mosul などで実戦も経験している。Basrah では陸軍や特殊部隊と共同行動をとり、空軍の CH2000 はISR ミッション 518 件、訓練飛行 700 件を実施。昨年に実施した任務飛行の合計は 7,663 ソーティ。昨年と比べると、現時点で出動可能数は 80% 増しになったとのこと。Taji AB の Air Force Training College で搭乗員を訓練しているほか、Ar Rustamayah にも士官訓練施設を開設している。
21 日、Baghdad の Rashid 地区で聯合軍が、4 月半ばに実施した作戦で得た情報に基づき、"special groups" をターゲットとする作戦を実施、組織の首領を拘束。Ghazaliya 地区ではイラク軍特殊部隊が、地元住民を殺害した容疑でアルカイダ関係者 1 名を拘束。
Baghdad 南部の Bayaa 地区では、Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘チーム・第 22 歩兵聯隊・第 1 大隊・A 中隊の兵士が遺棄された民家で、迫撃砲弾 40 発、爆弾製造材料、弾薬 3,000 発、手錠、軍服、ボディ アーマー、完成間近の爆弾を発見。
19 日、Mosul 近くの Younis al Sabawi で "Operation Lion's Roar" に参加していたイラク軍兵士が、迫撃砲弾数百発と信管、迫撃砲 2 門と二脚 2 個、自爆ベスト、ロケット 2 発、地雷 8 発を発見。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/20)
19 日、アフガニスタンの Ghazni、Jalalabad、Kazhah、Zormat に米空軍の A-10 が、Gereshk と Ghanzi に仏空軍の Mirage 2000 が、Bari Kowt に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 54 件、ISR ミッションは 13 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Al Amarah で米空軍の F-16 が 500lb 爆弾を使って敵を爆撃。Al Qurnah に英空軍の Tornado GR.4 が、Iskandariyah に米空軍の F-16 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 67 件、ISR ミッションは 26 件、米海空軍と英空軍による戦術偵察は 8 件。
今日のイラク (AFPS 2008/5/20)
20 日、Samarra で聯合軍とアルカイダ関連組織の交戦があり、敵の首領 1 名が死亡、4 名が拘束された。Baqouba と Tikrit では、お尋ね者 1 名とその他 5 名を拘束。Mosul ではアルカイダ関連組織の首領を狙った作戦で、お尋ね者 2 名とその他 2 名を拘束。前者のうち 1 名は聯合軍相手の爆弾攻撃を計画した容疑、もう 1 名は自動車爆弾テロの調整を図っていた容疑。Rabiyah では、以前に実施した作戦で得た情報に基づき、お尋ね者 2 名とその他 1 名を拘束。前者は外国人テロリストの手引きに関わった容疑。
Baghdad で実施したアルカイダ関連組織の掃討作戦で、3 名を拘束。Sadr City ではイラク軍が流血事態の阻止を企図して "Operation Peace" を発動。一方、任地に向けてバスで移動中のイラク軍が敵に襲撃されて、11 名が死亡する事件も発生。Baghdad 西方 240 マイルの Rutbah では、米軍特殊作戦部隊がアルカイダ関係者 1 名を拘束。武装勢力や外国人テロリストの移動に関与した容疑のほか、武器・爆発物の密輸・隠匿容疑も。
Baghdad 東部の New Baghdad で、警察が RPG、擲弾 3 発などを発見。別件で爆弾の起爆装置 1 ダースあまり、AK-47 自動小銃 1 ダースあまり、RPG、機関銃弾 100 発あまり、狙撃銃、抗弾ベスト、バッテリ 25 個あまりも発見。MND-North (Multinational Division North) の担任区域では、武器集積所 10 ヶ所で、TNT 火薬 200lb や弾薬数百発、ミサイル、RPG、自動小銃、対空砲弾などを発見。Baghdad では "Sons of Iraq" メンバーの支援により、聯合軍が自家製爆薬 8 個、イラン製と中国製のロケット、迫撃砲や砲弾などを発見。
18 日に Baghdad の New Baghdad 地区で、警察が "special groups" の首領とその他 4 名を拘束。爆発物検査の結果は陽性。Sharifat では地元住民の通報を受けて、イラク陸軍・第 6 師団・第 25 旅団が武器集積所を発見。迫撃砲弾 75 発、ロケット 2 発、プライマー、信管など。米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 3 旅団戦闘チームの EOD チームが調査を実施。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/19)
18 日、アフガニスタンの Kandahar で、友軍と交戦中の敵を米空軍の MQ-9 が AGM-114 で攻撃。Lwara と Nangalam には米空軍の A-10 が、Ghazni と Wasa Kwah には米空軍の B-1B が、Shinkay には仏空軍の Mirage 2000 が、Zormat には米空軍の F-15E が、それぞれ出動。Deh Chopan では、友軍と交戦中の敵を米空軍の B-1B が GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 50 件、ISR ミッションは 13 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、Tal Afar に米空軍の F-16 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 66 件、ISR ミッションは 25 件、米海軍と英空軍による戦術偵察は 6 件。
今日の USAFCENT (AFNews 2008/5/18)
17 日、アフガニスタンの Bermel、Deh Chopan、Qalat、Qal-E-Naw に仏空軍の Mirage 2000D が、Bagram と Orgune に米空軍の A-10 が、Lashkar Gah と Musa Qala には英空軍の Harrier GR.7 が、Deh Chopan に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。Nangalam では米空軍の A-10 と F-15E が、GBU-12/B、GBU-31/B、GBU-38/B、500lb 通常爆弾で、友軍と交戦中の敵を爆撃。Bermel では米空軍の B-1B と F-15E が、友軍と交戦中の敵を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 47 件、ISR ミッションは 12 件、英空軍による戦術偵察は 2 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Iskandariyah に出動したほか、Baghdad では、友軍を小火器と RPG で攻撃している敵が陣取る建物を GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 51 件、ISR ミッションは 22 件、米英空軍による戦術偵察は 6 件。
今日のアフガニスタン (AFPS 2008/5/19)
聯合軍とアフガニスタン軍が Paktia 省 Zadran 地区で、タリバン掃討作戦を実施して 4 名を拘束。過激派組織への資金提供や、警察を狙った爆弾事件 2 件に関与した容疑。18 日には Helmand 省 Garmsir 地区で、聯合軍が 4 名を拘束、さらに大量の麻薬を発見・破壊処分した。16 日には Nangarhar 省 Achin 地区で、アフガニスタン軍と聯合軍が実施した過激派掃討作戦で 8 名を拘束。政府機関や聯合軍に対する爆弾・ロケット攻撃の容疑。現場で武器・弾薬・麻薬を発見して処分した。
今日のイラク (AFPS 2008/5/19)
Mosul でイラク軍と聯合軍が、以前に実施した作戦で得たデータに基づいて実施した作戦により、外国人テロリストの手引きをした容疑で 2 名を拘束。Baghdad では別件で、自爆テロに関与した容疑で 1 名を拘束。
18 日、Baghdad の New Baghdad 地区で、武装した敵が車輌を降りて陣地に移動、攻撃を仕掛けようとしているのを発見、Multinational Division Baghdad の兵士に射殺された。別件で、自家製爆弾を設置していた敵 1 名が射殺されたほか、迫撃砲弾、自家製爆薬、RPG、その他の各種武器や爆弾製造材料を発見。西部の Ghazaliya 地区では、殺人・誘拐・爆弾攻撃を仕掛けていた容疑者 2 名を拘束。うち 1 名は昨年 12 月に、24 歳の女性を殺害した容疑がある。Baghdad 北東では地元住民からの通報により、爆弾設置の容疑で 1 名を拘束、自動小銃・弾薬・爆弾 3 発・爆弾製造材料・60mm 迫撃砲弾を発見。
Mosul では、自動車爆弾テロの阻止に成功、8 名を拘束。うち 2 名は当地のテロ組織幹部とつながりがある模様。Tikrit では、テロ組織の首領で資金供給を担当していた者を含む 6 名を拘束、大量の米ドルを発見。別件で、警察が 60mm 迫撃砲弾 120 発、82mm 迫撃砲弾 220 発、120mm 迫撃砲弾 100 発、ロケット、砲弾 50 発を発見。
17 日、聯合軍が Khan Bani Saad で航空攻撃を実施して、敵 6 名が死亡。自家製爆弾を発見して処分していた地上部隊が敵の攻撃を受けて、航空支援を要請したもの。Baghdad の Sadr City では、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘チームが小火器で攻撃されて反撃、敵 3 名が死亡。Mosul ではイラク軍と聯合軍がお尋ね者 3 名を拘束、うち 2 名は聯合軍に爆弾攻撃を仕掛けた容疑。残り 1 名は当地のアルカイダ関連組織に武器を密輸していた容疑。このほか、Abu Ghraib でアルカイダ関連組織の掃討作戦を実施して 1 名を拘束、New Baghdad 地区では地元住民からの通報を受けて出動したイラク軍が迫撃砲弾 10 発を発見。
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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