今週の軍事関連ニュース (2008/06/17)
 

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一般ニュース

戦略空軍 戦略空輸 (NATO 2008/6/12)
NATO の C-17A 共同運用構想・SAC (Strategic Airlift Capability) について、オランダが了解覚書 (MoU) に調印。最近になってスロベニアとアメリカも調印しており、さらにブルガリア、ハンガリー、リトアニア、スウェーデンも参加を決めている。SAC 計画に参画している国は、パートナー国 2 ヶ国を含めて 15 ヶ国あるが、これまでに調印していない国は、調印に向けて自国内での手続きを進めている段階。6 月中には調印が完了する見込みとなっている。
機体の方は 3 機の調達が決まっており、今年 11 月に初号機を、2009 年半ばに 2-3 号機を、それぞれデリバリーする予定となっている。配備先は既報のように、ハンガリーの Papa Air Base。NATO Airlift Management Organisation がマネージメントを担当する。

今日の小ネタ
  • EADS では、開発中の UAV・Barracuda 2 を年内に初飛行させる計画。(DefenseNews 2008/6/13)
  • 米韓両国は 16 日から一週間にわたり、戦闘機・爆撃機・早期警戒機など 80 機あまりが参加する航空戦演習を実施する。(DefenseNews 2008/6/13)
  • F-22A を装備する 1st FW のアソシエート部隊・ヴァージニア ANG・192nd FW/149th FS が、Operation Noble Eagle に参加した。F-22A がこの作戦に参加したのは、初めてのこと。(AFNews 2008/6/13)

今日の小ネタ
  • 先に Robert M.Gates 国防長官が創設を発表した、核兵器の取り扱いに関する改善を図るためのタスク フォースについて、メンバーが決定した。カッコ内は、過去に経験した役職。
    • Chairman James R. Schlesinger (国防長官、エネルギー省長官、CIA 長官)
    • Michael P. C. Carns 退役空軍大将 (空軍参謀次長、統合参謀本部・統合参謀部ディレクター)
    • Edmund P. Giambastiani 退役海軍大将 (統合参謀本部次長、USJFCOM 司令官)
    • Dr. John J. Hamre (国防政策会議 (Defense Policy Board) 議長、元国防次官) ※現職は CSIS (Center for Strategic and International Studies) のボス
    • Mr. Franklin C. Miller (大統領特別補佐官、国家安全保障会議・国防政策/武器管理担当ディレクター)
    • Dr. Jacques S. Gansler (調達・技術・兵站担当国防次官補) ※現職は University of Maryland Roger. C. Lipitz で公共政策・民間企業担当の講座を担当
    • Dr. J.D. Crouch (国家安全保障担当・大統領次席補佐官) ※現職は国防政策会議メンバー
    • Mr. Christopher Williams (政策担当国防次官補) ※現職は国防政策会議メンバー
    60 日以内に組織・手順・政策に関する勧告をまとめて、その次の 120 日間で核兵器の管理・監督に関する現況評価を実施、核兵器に対する統制の回復を目指す。(AFPS 2008/6/12, JDW 2008/6/11)
  • インドは、海外からのヘリコプターの輸入を 197 機に減らす一方、HAL 社によって軽量ヘリコプター 187 機を製造・調達する方向。(DefenseNews 2008/6/12)
  • フランスの造船所・Chantiers de l'Atlantique について、韓国の STX がノルウェーの Aker Yards から株式を買い取る話が出ているが、フランス政府は「この買収が実現するようなら、Chantiers de l'Atlantique 株の 9% を確保する」と表明。(DefenseNews 2008/6/12)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/6/12)
  • 6/8 に、アフガニスタンに派遣されている英陸軍・パラシュート聯隊・第 2 大隊 (2PARA : 2nd Battalion The Parachute Regiment) の兵士 3 名が死亡したのに続いて、イギリス国内の新聞各紙が一斉に、アフガニスタン派遣部隊が装備不足に陥っていると報道。これに対して英国防省は、これまでに累計 35 億ドル分の UOR (Urgent Operational Requirements) によってイラク・アフガニスタン派遣部隊の装備充実を図っており、しかもそのうち 85% はフォース プロテクション関連だと反論。具体的には、車両の装甲防禦強化、電子戦機材や航空機搭載用の自衛機材、ボディ アーマーなど。昨年には、既存車両の装甲強化と新型 PPV (Protected Patrol Vehicle) 調達に 3 億ポンドを投じる決定、それと新型走行車両導入計画・RIDGBACK に総額 10 億ポンドを投じる決定を下している、とも付け加えた。歩兵用の装備については 5,000 万ポンドあまりを投じており、軽機関銃、重機関銃、擲弾発射機、迫撃砲、暗視ゴーグルや熱線サイト、狙撃銃、その他の最新個人用戦闘装備を支給しているとする。(MoD UK)
  • Stryker 装甲車には全部で 10 種類の派生型があるが、そのうち 9 種類がすでに、アラバマ州の Anniston Army Depot で補修を受けている。そして 6/2 から、殿として MGS (Mobile Gun System)×27 両が持ち込まれてきた。2005 年 8 月から 2007 年 5 月にかけて製造したものが戦場に出て、それが修理のために帰ってきたもの。今回の 27 両は 2009 年 3 月までかけて修理する。ここで実施している作業には、Stanley Maintenance Facility から来た溶接工や、塗装担当者も関わっている。なお、Stryker に関する整備補修の一部はカタールで実施している。今回の 27 両は、イラクで戦闘任務を経験した後、本土まで送り返すかどうかを決める検査を実施した結果、送り返すことになったもの。(US Army)
  • JIEDDO (Joint IED Defeat Organization) のディレクターを務める Thomas F. Metz 米陸軍中将によると、イラクで IED の使用頻度が上がっているのに米軍の死傷者が減っているのは、設置した IED のうち半分ほどを起爆前に発見できているからだ、と話している。現在、イラクの武装勢力は月間に 2,800 発の IED を仕掛けているが、それは誰かが出した資金で運営する工場で作られて、仕掛けられて、起爆する構図。そこで、こうした爆弾攻撃を仕掛けている組織を潰すために法執行機関の OB を迎え入れて、成果を上げているという説明。また、空陸からの監視、UAV・ロボット・爆発物探知犬の活用、車両の走行強化、兵士に対する生存訓練の実施、といった施策も講じている。また、当初に用いられていた無線起爆式に対して妨害装置で対抗した結果、有線式や圧力感知板式といった、洗練度の低い方式に逆戻りするようになったと説明。ただし、敵は賢く革新的で状況への適応力があり、決してノロマな相手ではない、と釘を刺している。(US Army)

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産業・装備・調達

F-35B 初飛行 (Lockheed Martin & Pratt & Whitney & Northrop Grumman 2008/6/11, MoD UK via Defense-Aerospace.com 2008/6/13)
F-35 Lightning II の STOVL 型、F-35B の初号機 (BF-1) が、6/11 にテキサス州 Fort Worth で 46 分間 (発表元によっては 51 分間とも) の初飛行を実施、高度 15,000ft まで上昇して、エンジンや操縦性のチェックを実施した。担当したテスト パイロットは、英空軍で Harrier を飛ばした経験がある、BAE Systems の Graham Tomlinson 氏。当面は通常型の飛行を行い、2009 年初頭から、短距離離陸・ホバリング・垂直着陸といった試験を開始する。
BF-1 は、SDD (System Development and Demonstration) フェーズで製造を予定している 19 機 (地上試験用機を含む) のうち 2 機目にあたり、重量軽減設計を取り入れた機体としては 1 機目。ステルス・超音速・STOVL の組み合わせは、F-35B が初めて。エンジンは P&W の F135-PW-600 (推力 40,000lb+)。Rolls-Royce 製のリフトファンとロール安定化ダクト (stabilizing roll duct) だけで 40,000lb の推力を発揮する。垂直離着陸と通常飛行の遷移は自動化しているため、パイロットはボタンをひとつ押すだけでよい。
F-35 各型のうち、最初に IOC (Initial Operational Capability) を達成する予定なのが F-35B で、米海兵隊で 2012 年の達成予定となっている。導入を予定しているのは、米海兵隊、英空軍、英海軍、イタリア空軍、イタリア海軍。
ところで、CTOL 型の F-35A 初号機 (AA-1) は、これまでに 43 回の試験飛行を消化している。また、F135 エンジンの地上試験運転は累計 9,900 時間に達した。
Northrop Grumman によると、同社が担当しているのは中央部胴体とレーダーのほか、電子光学関連や通信を初めとする各種アビオニクス、ミッション システムと MPS (Mission Planning System) のソフトウェア、パイロットと整備要員の訓練用コースウェア、兵站支援用のハード/ソフトがあるとのこと。EO DAS (Electro-Optical Distributed Aperture System) については、BAC 1-11 を改造したテストベッドを使って、3 月に飛行試験を完了している。AN/APG-81 レーダーについては、まだ試験を継続中。CNI (Communication, Navigation and Identification) の中核となるソフトウェア無線機について、今年初めからテストベッド機によるデモンストレーションを始めており、2009 年に登場する BF-4 から実装、30 種類を超える CNI 関連機能を実現する。AA-1 や BF-1 が装備する CNI 機能は、基本的な内容にとどまる。

EUROSATORY 予告編特集
6/16-20 にかけてフランスの Paris で開催する EUROSATORY に関する、各社の出展予告。
  • イスラエルの Rafael Advanced Defense Systems は EUROSATORY に、短射程ロケット迎撃システム・Iron Dome を出展すると発表した。短射程のロケットや火砲に対する迎撃手段として開発を進めているもので、移動式。脅威の飛来を探知すると、事前に設定した防衛範囲内で PIP (Predicted Intercept Point) を算定、要撃を実施する。防衛範囲外にデブリが飛散しないようにして、付随的被害を抑制する設計になっている点が特徴。追跡レーダー、指揮管制装置、射程 70km の迎撃ミサイルと発射器、という構成。これと、中・長射程の弾道ミサイルを要撃する目的で Raytheon と共同開発している David's Sling による、二段構えの防禦システムを形成できるとしている。
    このほか、R-SOS (Rafael's System of Systems) も出展する。これは各種の経空脅威に対処するための多層式防禦システムで、Iron Dome と David's Sling の組み合わせも、その一例。このほか、各種の航空機を対象とする Spyder Air Defense System もあり、これは短射程版の Spyder SR と中射程版・垂直発射式の Spyder MR の二段構え。空対空ミサイルでは、Derby と Python 5 の組み合わせが該当する。(Rafael Advanced Defense Systems via Defense-Aerospace.com 2008/6/11)
  • FN Herstal は EUROSATORY に、SCAR (Special Operations Forces Combat Assault Rifle) を出展すると発表した。米特殊作戦軍団 (USSOCOM) 向けのファミリー製品で、5.56mm×45 弾を使う SCAR-L と 7.62mm×51 弾を使う SCAR-H、それと 40mm 擲弾発射機 FN40GL などで構成する。SCAR-H と SCAR-L にはそれぞれ長銃身モデルと短銃身モデルがあり、後者は近接戦で使用する。これらの間ではパーツの共通性を高くしているほか、人間工学面への配慮も同等。(FN Herstal via Defense-Aerospace.com 2008/6/12)
  • GDELS (General Dynamics European Land Systems) は EUROSATORY に、KMW (Krauss-Maffei Wegmann) との共同開発について発表したばかりの装軌式軽量 155mm 自走榴弾砲 Donar、Piranha III High Protection、REBS (Rapidly Emplaced Bridge System) と、3 種類の新顔を出展すると発表した。このうち Donar については既報。Piranha III High Protection は、8x8 装輪 AFV・Piranha III に対して、耐弾・耐地雷能力と機動性の強化を施したもの。REBS は軽量・空輸可能な架橋機材で、対応規格は MLC50 まで、川幅は 13m まで対応できる。輸送と展開には、10-15t 級の PLS トラックと、自前の動力を備える Bridge Adaptor Pallet の組み合わせを使う。機動性の高さが特徴で、2007 年 4 月には米陸軍の Type Classification と Full Material Release を取得済み。ABLK (Adaptable Bridge Launching Kit) 付きの Piranha III と組み合わせると、戦闘能力を維持したままの、装甲防禦付き架橋車のできあがりとなる。その他の出展は以下の通り。
    • PIRANHA Evolution 8x8 (英陸軍が FRES UV として採用)、Rheinmetall 製の LANCE 30 mm 砲塔を装備
    • M3 架橋/フェリー機材 (大型 AFV に対応。装軌式なら MLC85、装輪式なら MLC132 まで)
    • Pandur II 6x6 (Kongsberg 製 Protector RWS (Remote Weapon Station) と 12.7mm 機関銃を装備、オーストリア陸軍に提案中)
    • EAGLE IV (10m のマストとセンサー スイートを備える偵察型。Bofors 製の LEMUR RWS と 12.7mm 機関銃を装備、ドイツ陸軍が採用済み)
    • DURO IIIP 装甲兵員輸送車 (Kongsberg 製 Protector RWS (Remote Weapon Station) と 12.7mm 機関銃を装備、スイス陸軍が採用済み)
    • Ascod 2 (Battle Field Management、ベトロニクス、強化装甲、Bowman 通信システムを装備。FRES SV の候補として展示)
    (General Dynamics Land Systems via Defense-Aerospace.com 2008/6/12)
  • Rafael Advanced Defense Systems は EUROSATORY に、増加装甲 ASPRO (Armored Shield Protection) ファミリーを出展すると発表した。以下のような製品群からなる。
    • ASPRO-H : 1990 年代初頭に登場したハイブリッド増加装甲。リアクティブ アーマーとパッシブ装甲板の組み合わせで、HEAT 弾、徹甲弾、弾片、対戦車兵器、路傍爆弾に対応可能としている
    • ASPRO-HMT (MTAP) : EFP (Explosive Formed Penetrator) 対策を盛り込んだ
    • ASPRO-P : パッシブ装甲専用の軽量バージョン。これでも、運動エネルギー弾や 155mm 砲弾の弾片、迫撃砲、路傍爆弾、IED に対応可能。イスラエル、米海兵隊、イタリア、ポーランド、ニュージーランド、韓国、チェコで採用済み、さらに米陸軍/米海兵隊の JLTV に適合するという触れ込み
    • ASPRO-PAM (Anti-Mine) : 対戦車地雷や IED への対抗用
    • ASPRO-MT (MpTAP) : 最新のハイブリッド増加装甲で、RPG、IED、EFP といった脅威に対応。もちろん榴弾砲の弾片や徹甲弾にも対応。MRAP に最適と宣伝
    同社では、中東の紛争にさまざまな装甲防禦製品を送り出しており、対応車種は M2 Bradley、AAV7、YPR、M113、AMV といった具合に多様だと宣伝している。このほか、Trophy APS (Active Protection System) も ASPRO ファミリーに取り込み、ASPRO-A と称する。中型 AFV 用の ASPRO-A-L (Trophy Light) と軽量 AFV 向けの ASPRO-A-UL (Trophy Ultra Light) があり、RPG、対戦車ミサイル、HEAT 弾に対応可能としている。すでに ASPRO-A (Trophy) はイスラエル軍向けに生産中。(Rafael Advanced Defense Systems via Defense-Aerospace.com 2008/6/12)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/6/13)
  • Lockheed Martin Co., Lockheed Martin Aeronautics Company (Marietta GA) は米空軍から、HC-130J と MC-130J の調達に関する UCA (Undefinitized Contract Action) のうち、FY2009 発注分の機体と先行調達、FY2008 発注分の先行調達に関する修正契約を $470,000,000 (not-to-exceed) で受注した。USAF/AFMC, ASC (Aeronautical Systems Center), 657 AESS/PK, Wright-Patterson AFB, OH (FA8625-06-C-6456/P00037)
  • McDonnell Douglas Corporation, (Long Beach, CA) は米空軍から、C-17A 用のウィング パイロンとフェアリング、CCP0586 に関する修正契約を $16,300,000 で受注した。516th AESG/PK, Wright-Patterson AFB, OH (FA8614-04-C-2004/P00185)
  • Booz Allen and Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、Army Research Laboratory の Terminal Effects Division 向けに実施する、殺傷性・生存性に関する分析作業を $10,562,764 (estimated) で受注した。55th Contracting Squadron, 55 CONS/LGCD, Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380, DO: 0255)
  • General Dynamics C4 Systems (Scottsdale, AZ) は米空軍から、TT&C (Telemetry, Tracking, and Commanding)・AVE1 (Aerospace Vehicle Equipment Increment 1) のシステム実証に関するオプション 1 契約を $9,231,217 で受注した。オプション 1 契約では、開発作業と、NSA (National Security Agency) による Type 1 COMSEC (Communications Security) 認証を受ける作業を実施する。HQ CPSG/PK, Directorate of Contracting, San Antonio, TX (FA8307-06-C-0010/P00011)
  • American Competitiveness Institute (Philadelphia, PA) は米海軍から、Benchmarking and Best Practices Center of Excellence の業務を $99,999,000 で受注した。ONR (Office of Naval Research), Arlington, VA (N00014-08-D-0758)
  • Marsh Creek, LLC (Anchorage, AK) は米海軍から、アラスカ州所在の HAARP (High Frequency Active Auroral Research Program) Research Station Gakona を対象とする、研究サポート サービスとメンテナンス サービス業務を $28,925,233 で受注した。軍民双方の通信に関連する、電離層に関する研究を行うもの。BAE Systems Advanced Technologies が受注していた N00014-02-C-0463 のフォローオン案件。ONR (Office of Naval Research), Arlington, VA (N00014-08-C-0395)
  • McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米海軍から、F/A-18F と EA-18G のロット 32 量産分・32 機を対象とする、ECP (Engineering Change Proposal) 6251 と 6251R1 の適用に関する修正契約を、$17,594,388 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-C-0014)
  • Progeny Systems Corp. (Manassas, VA) は米海軍から、AN/UYQ-100 USW-DSS (Undersea Warfare Decision Support System) を対象とするエンジニアリング サービス業務と追加ハードウェアを、$14,320,297 で受注した。AN/UYQ-100 USW-DSS は、ニア リアルタイムのネットワーク中心 UUW (Undersea Warfare) を実現する指揮管制装置。既存の通信リンクやネットワーク、コンタクト ピクチャ、マルチ プラットフォームのセンサー データを組み合わせて、水中戦の計画・調整・実行をサポートする。オプション契約分まで実現した場合には 2012 年までの案件となり、総額は $66,615,225。SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 案件。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-08-C-5206)
  • Rolls Royce (Bristol, England) は米海軍から、F402 エンジンの HP ST2 で使用する高圧タービン ブレードを $13,125,121 で受注した。Naval Inventory Control Point (N00383-08-G-003M-5040)
  • Lockheed Martin Maritime Systems & Sensors (Riviera Beach, FL) は米海軍から、AN/WLD-1(V) RMV (Remote Minehunting Vehicle) の低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) 分・1 セットに関する修正契約を、$10,806,178 で受注した。AN/AQS-20A 機雷探知ソナーが探知・識別・位置標定した機雷 (または機雷のようなもの) を処分するシステムで、自前の動力と管制機能・航法機能により、水平線以遠までの進出が可能、低観測性を備えるほか、センサー データについてはリアルタイムで母艦に送信してくる。自動捜索/記録モードもあり。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-05-C-6327)
  • C&G Boat Works, Inc. (Mobile, AL) は米海軍から、海軍士官学校 (U.S. Naval Academy) で使用する訓練艇 (YP) のオプション契約分を、$8,370,633 で受注した。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-07-C-2236)
  • AMSEC LLC (Virginia Beach, VA) は米海軍から、Commander, Naval Air Forces の要請を受けて実施する、空母・支援艦向けのエンジニアリング/テクニカル/メンテナンス サポート サービス業務に関する修正契約を、$7,682,783 で受注した。実施場所はアメリカ本土。Fleet and Industrial Supply Center, Norfolk, VA (N00189-02-D-0037/#P00025)
  • M.A. Mortenson Co. (Minneapolis, MN) は米陸軍から、ワシントン州の Fort Lewis に特殊作戦部隊施設×2 を建設する作業を、$72,125,000 で受注した。Army Corps of Engineers Seattle District, Seattle, WA (W912DQ-07-D-0053)
  • AM General LLC (South Bend, IN) は米陸軍から、HMMWV (High Mobility Multi-purpose Wheeled Vehicle) を対象とする、信頼性向上のための ECP (Engineering Change Proposals) 適用作業を $25,741,548.80 で受注した。TACOM (Tank-Automotive and Armaments Command) (DAAE07-01-C-S001)
  • Plata/Mota Joint Venture (Chicago, IL) は米陸軍から、イリノイ州 Lake County に Armed Forces Reserve Center、Organizational Maintenance Shop、物資保管用建物を建設する作業を、$23,044,561 で受注した。Army Corps of Engineers Louisville District, Louisville, KY (W912QR-08-C-0022)
  • PCL Construction Service, Inc. (Denver, CO) は米陸軍から、Schriever AFB (Colorado Springs, CO) に Air and Space Integration Facility を建設する作業を、$20,862,500 で受注した。Army Corps of Engineers Omaha District, Omaha, NE (W9128F-08-C-0010)
  • West Coast Contractors of Nevada, Inc. (Reno, NV) は米陸軍から、ネバダ州 Reno にある Air National Guard Hangar Building 9 の補修工事を $10,470,500 で受注した。National Guard Bureau Nevada, Carson City, NV (W9124X-08-C-0001)
  • Chevron Global Aviation (Houston, TX) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、航空燃料油を $16,015,179.60 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0493)
  • EA Industries, Inc. (San Lorenzo, Puerto Rico) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、海兵隊向けの戦闘服 (combat utility uniform) を $13,359,573 (maximim) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SP0100-06-D-0361)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/6/13)
  • 6/12 に Arianespace は、Ariane 5 ブースターを使って Skynet 5C と Turksat 3A の打ち上げを成功裏に実施した。前者は EADS-Astrium と Paradigm の両社が運用するイギリス軍向けの通信衛星で、軌道位置は西経 17.8 度の赤道上。Skynet 5A は 2007 年 3 月、Skynet 5B は 2007 年 11 月に打ち上げ済み。Skynet 5 シリーズはバスに Eurostar 3000 シリーズを使っており、重量は 4,38kg (5C の数字)。この Skynet 5C が上がったことで、世界規模の衛星通信能力を強化できる、と英国防省では説明している。ちなみにこれは PFI (Private Finance Initiative) 案件で、金額は 30 億ポンドを超える。衛星の組み立ては Stevenage と Portsmouth の工場で実施した。この打ち上げを行う前の時点ですでに、軌道上には Skynet シリーズが全部で 6 基あった (訳注 : 旧い Skynet 4 シリーズも含む数字と思われる)。
    なお、Turksat 3A は Thales Alenia Space が製造したトルコ向けの民間用通信衛星。今回の打ち上げは、Ariane 5 の成功事例としては 2008 年で 3 回目、通算で 25 回目。同時に 2 基のペイロードを打ち上げられる、唯一のロケットだとしている。また、Arianespace が打ち上げた軍用衛星としては、Skynet 5C は 30 基目にあたる。(Arianespace, MoD UK, Astrium)
  • GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) は、ISTAR (intelligence, surveillance, target acquisition, and reconnaissance) 用の UAV・Sky Warrior ブロック 0×2 機がイラクで運用を開始したと発表した。まず 4/18 に 1 機目 (WY-201) が 10.5 時間のミッションを実施、次に 2 機目 (WY-202) が 4 月末に展開したとのこと。ブロック 0 は 7 機の受注を得ており、残り 5 機も年内に戦列に加わる。
    Sky Warrior は、米陸軍の ER/MP (Extended Range/Multi-Purpose) 計画の下で開発を進めている UAS (Unmanned Aircraft System) で、現在は SDD (Systems Development and Demonstration) フェーズが進行中。今回の早期配備開始によって、同機に盛り込んだ新技術の熟成度合を実証するだけでなく、現場の兵士にとっては "force multiplier" になれるという説明。また、この後に出てくるブロック 1 に向けたリスク低減の狙いもある。今夏には、低率初期生産 (LRIP : Limited Rate Initial Production) に移行するマイルストーン C 決定を控えており、それに備えたデータ収集も実施する。ER/MP の SDD ではブロック 1×17 機を製造する予定で、そのうち 4 機を戦場に出して、残りはテスト用とする計画。ブロック 0 が使用している機体構造、ディーゼル エンジン、アビオニクスは、後から出てくるブロック 1 と同様。
    ちなみに、Sky Warrior はカリフォルニア州の China Lake で実施した飛行試験の際に、予想を上回る 26.5 時間のフライトをやってのけた。(GA-ASI)
  • Harris は米陸軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に装備する AN/VRC-104(V) Falcon II 無線機×1,400 台を 4,200 万ドルで受注したと発表した。これは HF (High Frequency) に対応した個人用携帯無線機・AN/PRC-150 Falcon II に、パワーアンプ・フィルタ・アンテナ・マウンタ・接続用ケーブル、Type-1 暗号化モジュールを組み合わせた構成。HF なので、見通し線圏外の通信も可能。(Harris)
  • Cobham は、傘下の Cobham Aviation Services と、Brostow と設立したジョイント ベンチャー・FBH (FB Heliservices) が、2 件・合計 5,500 万ポンドの契約を獲得したと発表した。
    AgustaWestland からは、同社が海外で受注している案件と、イギリスの RAF Valley で実施する SAR (Search and Rescue) 訓練、RAF Shawbury で実施する計器訓練 (Instrument Rating training) とシミュレータ訓練をサポートする案件を受注。このために AW139 と AW109 を 2 機ずつ調達、期間は 2012 年まで。
    また、英国防省からは、キプロス派遣部隊 (British Forces Cyprus, Sovereign Base Areas Administration) が SAR や急患輸送、山火事対策、通常の空輸任務、要員の訓練に使用しているヘリコプターを対象とする、エンジニアリング/兵站支援業務を受注した。基本契約は 2017 年まで、さらに 2020 年まで延長するオプション契約がある。Cobham Aviation Services は世界各地で合計 150 機のヘリを擁しており、さまざまな業務を受託している。また、航空機の改修やサービス業務も担当している。FBH は、手持ちのヘリを使って Defence Helicopter Flying School で訓練業務を担当している。(Cobham)
  • Raytheon は米陸軍から、RAID (Rapid Aerostat Initial Deployment) センサー システムに関する 8,660 万ドルの契約を受注したと発表した。BETSS (Base Expeditionary Targeting and Surveillance System) 計画の一環で、赤外線センサーを装備した気球を上空に上げて常駐監視を行うもの。OEF (Operations Enduring Freedom)/OIF (Operation Iraqi Freedom) 用に緊急開発して有用性を実証、多くの生命を救っているという説明。(Raytheon)
  • Raytheon は、BGM-109E Tactocal Tomahawk (Tomahawk ブロック IV) が、米海軍向けの累計納入 1,000 発を達成したと発表した。双方向データリンクの装備によって発射後の目標再設定が可能になったほか、重要なターゲットが現れるまで、目標地域の上空をロイターさせておくこともできる。(Raytheon)
  • スウェーデンの Stockholm で開催した Training & Simulation Exhibition ITEC 2008 の席で、KMW (Krauss-Maffei Wegmann) と Saab の両社が協力合意を締結した。実射訓練、インテグレーション、バーチャル訓練の経験を持ち寄って、実射とバーチャルを組み合わせた訓練環境を提供していこうというもの。今年初めにスウェーデン軍から、KMW のバーチャル訓練用シミュレータと Saab の対戦車ロケット・NLAW (New Light Anti Tank Weapon) を組み合わせた訓練システムを受注しているが、こうした枠組みをさらに拡大していこうというわけ。(KMW)
  • Enstrom Helicopter Corp. は今年 1 月にペルー海軍から、ピストン エンジンのヘリコプター・F28F (3 人乗り)×6 機を受注しているが、そのうち 2 機について、訓練を終えたパイロットや整備要員とともに、近いうちにペルーに向けて送り出すと発表した。6 機のうち 3 機は増槽・カーゴフック・フロートを装備しており、残りの 3 機はプロビジョンのみ。ただし相互に装備を交換できるようになっている。主な用途は訓練だが、捜索・監視・輸送にも使用する。この F28F、Schweizer 300C・Robinson R44 Raven II の両機種と受注を競って、採用を勝ち取ったとのこと。(Enstrom Helicopter)
  • AAWW (Atlas Air Worldwide Holdings, Inc.) は、傘下の Atlas Air Inc. が米空軍から、E-4B National Airborne Operations Center に搭乗するパイロットと航空機関士の訓練業務を受注したと発表した。Atlas Air Training Center (Miami, FL) で、座学やシミュレータ訓練、B.747-200 の実機を使った飛行訓練や資格承認まで実施する。また、既存のパイロットに対する年次訓練も実施するほか、必要に応じてシミュレータ訓練の時間を増やす。ちなみに、AAWW の傘下には Polar Air Cargo Worldwide, Inc. もあり、B.747 のカスタマーとしては世界最大規模とのこと。(AAWW)

こういうのが重要なのだ (Northrop Grumman 2008/6/12)
Northrop Grumman Mission Systems と DHS Systems は米陸軍 AMCOM (Aviation and Missile Command, Redstone Arsenal, AL) から、移動式戦術指揮所・TMSS (Trailer Mounted Support System) を 5 年間・2 億 4,000 万ドルの契約で受注した。テント、トレーラー、空調、電源、大型ディスプレイなどで構成する。指揮・統制関連機材は Northrop Grumman の担当。
TMSS は SICPS (Standardized Integrated Command Post System) ファミリーのひとつで、イラクやアフガニスタンに展開している旅団戦闘チームに配備する。今後 5 年間で、さらに 4 件の追加契約実施が見込まれている。この件ではもともと、今年 2 月に Northrop Grumman チームの採用が決まっていたが、選に漏れた General Dynamics が GAO (Government Accountability Office) に異議申立を行ったため、契約が 6 月までずれ込んだ。
DHS Systems では、この TMSS に加えて DRASH (Deployable Rapid Assembly Shelter) も手がけている。こちらは 1,100 平方フィートのスペースを持つシェルターを 40 分間で設営できるというもの。トレーラーに載せた電源で駆動する空調機器により、内部の温度を華氏 50-131 度の範囲で調整できる。

訓練請負会社 (Northrop Grumman 2008/6/12)
Northrop Grumman Technical Services は GSA (General Services Administration) から、米中央軍 (USCENTCOM : US Central Command) 向けの訓練業務、JTSSO (Joint Training System Support Office, MacDill AFB, FL) の運用を 850 万ドルで受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年。
GSA が訓練スケジュールを決めてタスク オーダーを出し、それを受けて Northrop Grumman が所要の訓練業務を実施する。計画担当者による計画作業、戦務参謀による実行・評価作業、合同演習の実施、新人スタッフに対する Staff Indoctrination Course の実施、といった内容。

スペリーといっても爆撃照準器じゃなくて (Northrop Grumman 2008/6/11)
Northrop Grumman 傘下の Sperry Marine 部門は、ブラジル海軍が建造を進めている補給艦 (Offshore Supply Vessel, 3,500t)×4 隻向けに、レーダー、オートパイロット、速度・包囲センサーなどで構成する航法機材パッケージを納入することになった。導入して稼働させるための作業は、現地の Vision Marine Ltda が担当する。
対象となる艦は、CBO (Companhia Brasileira de Offshore) 麾下の Estaleiro Alianca 造船所 (Rio de Janeiro 近郊) で建造、設計と装備品パッケージは Rolls-Royce の担当。2009-2010 年にかけてデリバリーの予定で、その後は国有石油会社 Petrobras がチャーターして、洋上石油プラットフォームへの補給任務に従事する。

アンコールをアンコール (Northrop Grumman 2008/6/5)
Northrop Grumman は DISA (Defense Information Systems Agency) から、IT ソリューション関連業務・ENCORE II の契約を受注した。軍やその他の連邦政府機関向けにフルレンジの IT ソリューションを提供するもので、同社を含む 26 社が受注している。期間は 10 年、総額は最大で 122 億 2,500 万ドル。2002 年にスタートした ENCORE 契約に続くもの。指揮・統制、ミッション サポート、さらには GIG (Global Information Grid) も対象に含む。

今日の米軍調達 (Contracts 2008/6/12)
  • McDonnell Douglas Corp. (Long Beach, CA) は米空軍から、C-17A Globemaster III のブロック 13 仕様をブロック 17 仕様に改修する件に関する修正契約を受注した。修正後の総額は $114,000,000。516 AESG/SYK, Wright-Patterson AFB, OH (FA8614-04-C-2004/P00240)
  • Mansfield Oil Co. (Gainesville, GA) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸軍と民間部局向けの燃料油を $9,323,878 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-05-D-4057)
  • Leemon Oil Co., Inc. (dba RKA Petroleum Co., Romulus, MI) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸海空軍・国防総省・その他民間部局向けの燃料油を $8,840,619 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-06-D-4001)
  • PAPCO, Inc. (Virginia Beach, VA) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸軍・海軍・沿岸警備隊向けの燃料油を $5,462,917.38 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-05-D-4059)
  • Exxon Mobile Aviation (Fairfax, VA) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、在日米陸軍・米空軍向けの燃料油を $73,454,282 (minimum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-1256)
  • Asia Resource Partners (KK) (Tokyo, Japan) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、在日米陸軍・米空軍向けの燃料油を $11,664,250 (minimum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-1260)
  • Harris Corp. (Palm Bay, FL) は米海軍から、Ku バンド/X バンドに対応するマルチバンド艦載衛星通信端末機 (Multi-Band Shipboard Satellite Communications Systems; Unit Level Variant) の初期発注分を、$17,490,006 で受注した。PEO (Program Executive Office)-C4S (Command, Control, Communications, Computers, Intelligence and Space)・Navy Communications Program Office・PMW-170 の案件。1 年単位で追加調達していく計画で、5 年分の追加がすべて実現した場合の総額は $76,912,991。SPAWAR (Space and Naval Warfare Systems Command), San Diego, CA (N00039-08-D-0005)
  • Lockheed Martin Services, Inc. (dbs Lockheed Martin Aircraft and Logistics, Greenville, SC) は米海軍から、P-3 用の SSI-K (Special Structural Inspection-Kit) 追加調達に関する修正契約を $9,382,803 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-D-0013)
  • Douglas E. Barnhart, Inc. (San Diego, CA) は米海軍から、Marine Corps Recruit Depot (San Diego, CA) で実施する新兵用兵舎 (Building 570) 補修工事のうちフェーズ V 分を、$8,336,295 で受注した。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-06-D-1059)
  • Joseph Chow and Associates (San Francisco, CA) は米海軍から、NAVFAC Southwest の AOR (Area of Responsibility) で実施する施設建設・補修工事を対象とする、アーキテクト/エンジニアリング業務契約を、$7,500,000 (オプション契約分を含む上限額, 最低保証額 $5,000) で受注した。個別案件ごとのエンジニアリング スタディと現地調査報告の作成、RfP (Requests for Proposals) の準備、IFB (Invitation for Bid) 向けの計画・仕様策定、その他の設計業務、レポート、コスト見積もり、評価、建設作業のサポートを実施する。州別の配分は、CA (87%)、AZ (5%)、NV (5%)、CO (1%)、NM (1%)、UT (1%)。オプション契約まで実現すると、最長 5 年の案件。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-08-D-8620)
  • Sabre Defence Industries, LLC (Nashville, TN) は米陸軍から、海軍向けの M16A3 自動小銃×4,952 挺と海兵隊・陸軍・FMS (Foreign Military Sales) カスタマー向けの M16A4 自動小銃×702 挺を、総額 $5,062,099.00 で受注した。TACOM LCMC, AMSTA-LC-WSC-C, Rock Island, IL (W52H09-08-D-0293)

同じ車種でも扱いが違う (DID 2008/6/12, GDLS-Canada via Defense-Aerospace.com 2008/6/13)
GDLS-Canada (General Dynamics Land Systems - Canada) は米陸軍の TACOM LCMC (Life Cycle Management Command) から、RG-31 Mk.5E×111 両を 6,730 万ドルで受注した。PEO CS&CSS (Program Executive Office for Combat Support and Combat Service Support) の案件。GDLS-Canada はプログラム管理を担当して、車輌の製造は南アフリカの BAE Systems Land Systems OMC が行う。今年の 8-10 月にかけて納入の予定。
RG-31 は 2005 年 2 月から ONS (Operational Need Statements) として調達が始まり、ONS 1 で 148 両、ONS 2 で 307 両、今回の ONS 3 で 111 両、合計 566 両となっている。これらはいずれも、海兵隊の Marine Corps Systems Command が窓口になっている MRAP の調達とは別枠。MRAP Category II として調達した RG-31 は、別口で 610 両ある。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/6/12)
  • BAE Systems と VT Group は、両社の水上艦建造部門を事業統合するためのジョイント ベンチャー、BVT (BVT Surface Fleet Limited) を設立する件について、最終的な合意に調印した。BAE Systems Surface Fleet Solutions の艦艇建造部門とサポート部門、VT Group の艦艇建造部門とサポート部門、それとサポート業務担当のジョイント ベンチャー・FSL (Fleet Support Limited。BAE Systems と VT Group が 50:50 で出資して設立) を一本化する。こうした事業統合の大枠は、2007 年 7 月に発表したときと変わっていない。出資比率は、BAE Systems が 55%、VT Group が 45% と異なるが、発言権・議決権は対等。
    この新会社は国防省との間で、期間 15 年間のパートナー合意を締結、今後の水上艦建造計画を引っ張っていくことになる。新会社は従業員 7,000 名・年間売上 10 億ポンドの規模となり、事業所は Glasgow、Bristol (Filton)、Portsmouth の 3 ヶ所に置く。
    このほか、BAE Systems と VT Group が 50:50 で出資している訓練・サポート担当企業、Flagship Training Limited については以前の発表通り、BAE Systems の持株を VT Group が買い取る。VT が保有する BVT 株を BAE Systems が買い取る権利を設定する点も、以前の発表通り。(BAE Systems, VT Group)
  • ノルウェーの KDA (Kongsberg Defence & Aerospace) は、米陸軍から CROWS (Common Remotely Operated Weapon Station) の追加分を 5,800 万クローネで受注したと発表した。2007 年 8 月に締結した、総額 80 億クローネで CROWS を納入する枠組みの一環。General Dynamics Land Systems からも、装甲兵員輸送車に取り付ける兵装管制システムを 1 億 3,500 万クローネで受注している。(Kongsberg Defence & Aerospace)
  • Sikorsky Aircraft は、UH-60M の量産 30 号機を米陸軍にデリバリーした。配備先は同機の FUE (First Unit Equipped)・第 101 航空強襲聯隊・第 4 大隊 (4-101 AVN : 4-101 Assault Battalion, "Wings of the Eagle")。MFD (Multi-Function Display)×4 基を備えるデジタル コックピット、デジタル マップ、デュアル構成の GPS/INS (Global Positioning System/Inertial Navigation System) 航法システム、IVHMS (Integrated Vehicle Health Management System) といった装備を持つ。同社は 2007 年 12 月に、5 年間で 537 機の H-60 シリーズを米陸海軍に納入する契約を受注しているが、これは UH-60M に加えて HH-60M MEDEVAC と MH-60R/S を含む数字。総額 74 億ドル。さらに 263 機分のオプション契約があり、実現すると 116 億ドルの案件に発展する。(Sikorsky Aircraft)
  • Thales Australia はオーストラリア国防省から、赤外線センサーを使って敵の射撃位置を探知したり、状況認識を行ったりするシステムの CTD (Capability Technology Demonstrator) 契約を受注したと発表した。軍側で、この CTD の窓口となるのは DSTO (Defence Science and Technology Organisation)。陸戦用の車両に取り付けるもので、Elix-IR と称する。すでに、英国防省の TDP (Technical Development Program) として航空機搭載用に開発を進めてきているもの。それを陸戦用に転用した。360 度のカバー範囲を持つ Elix-IR に加えて、これも Thales 製の PSAMMS (Portable Situational Awareness Moving Map System, 脅威情報の表示に使う) を組み合わせる。他のユニットともネットワーク化して、標準メッセージング プロトコルを用いて通信、情報共有を実現するほか、sensor-to-shooter" の情報伝達を迅速化する。フランスの Thales から技術移転を受けて実施する案件。(Thales Australia)
  • Boeing は英空軍に、C-17A の 6 号機 (最終号機) をデリバリー、カリフォルニア州の Long Beach 工場でセレモニーを開催した。配備先は 1-5 号機と同じ RAF Brize Norton。現時点で配備済みの C-17A は、米空軍が 173 機、英空軍が 6 機、オーストラリア空軍とカナダ軍が 4 機ずつ。(Boeing)
  • BAE Systems は、アメリカ・カリフォルニア州 San Diego で開催した無人システム関連展示会の席で、同社製 UAS (Unmanned Autonomous System) の新顔・Fury を公表した。すでに存在が明らかになっている Herti とはエアフレームや一部のコンポーネンツを共用しているが、偵察用の Herti に対して、Fury は武装偵察・近接航空支援を担当する。そのため、最新のミッション システム アビオニクスや新開発の兵装管制システム、実績ある兵装誘導システムを備える。開発に際しては、Thales UK のミサイル部門 (Belfast, Northern Ireland) が協力した。兵装には、Thales UK が先に発表した LMM (Lightweight Multi-role Missile) を搭載する。取得性と信頼性の面で優れており、さまざまな任務に適応できるという触れ込み。また、兵站面の負担やオペレーターの負荷は少ないとしている。
    すでに、ミサイル発射時の爆風が機体に及ぼす影響の検証や、地上に静止した状態でのミサイル発射はテスト済み。飛行試験では、固定目標に対する射撃をシミュレートした試験を実施したところ。兵装分離やアビオニクスの作動については実証済みで、今後は実弾を使った飛行中の発射試験に移る。兵装発射は、地上管制ステーションのオペレーターがデータリンク経由で指示する方式。
    なお、同社製の Herti は 2007 年にアフガニスタンに展開したことがある。また、1 億 2,400 万ポンドの契約で Taranis なる UCAV (Unmanned Combat Air Vehicle) も開発中。(BAE Systems)
  • Boeing と Vought Aircraft Industries は、サウスカロライナ州に本拠を構えて B.787 Dreamliner の胴体用サブアセンブリー (胴体中央部の、セクション 44-46) を製造している Global Aeronautica, LLC (従業員 300 名) について、Vought の持株を Boeing が買い取る件に関する合意をまとめた。この件では先日、欧州委員会から合併に関する承認が降りている。この買収が完了すると、Global Aeronautica の出資比率は Boeing Company と Alenia North America が 50:50 となる。(Boeing)
  • ULA (United Launch Alliance) は 11 日、NASA の天体ガンマ線計測器・GLAST (Gamma-ray Large Area Space Telescope) を、フロリダ州の Cape Canaveral AFS (Air Force Station) の Space Launch Complex 17B から Delta II Heavy 7920H ブースターで打ち上げた。ブースターの 1 段目は Pratt & Whitney Rocketdyne 製の RS-27A ロケットと ATK (Alliant Techsystems) 製の固体燃料ロケット×9 基で構成、2 段目は Aerojet 製 AJ10-118K。ペイロードは直径 10ft の複合材料製フェアリング内に格納した。ペイロードの製造を担当したのは General Dynamics Advanced Information Systems。米エネルギー省 (DoE) や、フランス・ドイツ・イタリア・日本・スウェーデンも GLAST に関わっている。(ULA, General Dynamics Advanced Information Systems)
  • Northrop Grumman は米陸軍から、LLDR (Lightweight Laser Designator Rangefinder)×150 セットを 5,300 万ドルで受注した。総額 3 億 3,600 万ドル分の発注が決まっている件の一環。レーザー誘導、GPS 誘導、そして通常型の兵器を対象とする目標指示に使用する。製造担当はフロリダ州 Apopka の工場で、2010 年に完納予定。昼夜を問わず、霧・煙・雨で視界が効かない状況下でも、敵の位置を精確に標定できるという触れ込み。アイセーフ型のレーザー測距/目標指示器と GPS 受信機で構成、GPS 野市情報を使って敵の位置を計算するほか、俯仰角の検出機能もある。他のウェポン システムとの連携も可能。(Northrop Grumman)
  • 欧州委員会 (European Commission) は、スペインの Iberia Lineas Aereas de Espana, SA とシンガポールの ST Aerosapce (Singapore Technologies Aerospace, Ltd.) による、Madrid Aerospace Services, SL の共同買収を承認した。Iberia は、人員・貨物の輸送に加えて航空機整備などの事業を手がけている会社。(European Commission)
  • ハイエンドのチタニウム製品を手がけている RTI International Metals, Inc. は、Bombardier Aerospace と Bell Helicopter の両社との間で、機体構造、飛行制御コンポーネント パーツ、電機関連アセンブリーといった製品の納入に関する長期合意を締結した。今後 5 年間で 8,500 万ドルの売上を見込んでいる。このうち Bell Helicopter については、操縦桿、胴体床面や天井の梁を手がける。(RTI International Metals)
  • CFM International は、CFM56 エンジンに対する新技術導入 (CFM56 Tech Insertion) により、窒素酸化物の排出量を 25% 削減、二酸化炭素の排出量も大幅削減、さらに燃費改善とメンテナンス経費の削減を実現したと発表した。easyJet の A319 が、この新エンジン・CFM56-5B を導入している。(Snecma)

AEHF 進展中 (Lockheed Martin 2008/6/11)
Lockheed Martin Space Systems (Sunnyvale, CA) は、米軍の新型通信衛星・AEHF (Advanced Extremely High Frequency) の 2 号機について、衛星の中核構造部分 (spacecraft core structure) とペイロード モジュールの組み立てが完了したと発表した。この後、環境試験や領収試験を経て、2010 年に打ち上げる予定。
衛星は静止式で、実績ある A2100 バスと、統合推進システムやパネル (訳注 : 太陽電池パネル ?) を初めとする各種コンポーネントで構成する。ペイロード モジュールの方は、通信・制御・ルーティング・傍受/妨害対策の機能を実現するハード/ソフトで構成する。このペイロード部分は、Northrop Grumman Space Technology (Redondo Beach, CA) 製。
AEHF は 1 基で MILSTAR 衛星すべてを上回る能力を持ち、ユーザーが利用できる伝送速度は MILSTAR の 5 倍ある。現時点で衛星 3 基と Mission Control Segment を受注しており、カスタマーは空軍の SMC (Space and Missile Systems Center, Los Angeles AFB, CA) 麾下、Military Satellite Communications Systems Wing。(Lockheed Martin)

スペイン軍特集
  • EADS Defence & Security (DS) 傘下の MAS (Military Air Systems) 部門は、スペイン海軍の AV-8B Harrier II (EAV-8B Matador)×4 機を対象とする近代化改修を 1,150 万ユーロで受注した。改修・試験・サポート・承認の作業を実施する。発注元は米海軍航空システム軍団 (NAVAIR) で、スペイン海軍の代理としての契約。改修内容は、すでに 1 機についてインテグレーション済みとなっている、AV-8B+ と同仕様で、以下のような内容。
    • Rolls-Royce 製 Pegasus 408A エンジンへの換装
    • 新型アビオニクスの導入 (コックピットの制御系とディスプレイの NVG (Night Vision Goggle) 対応化、NVG 用の外部照明追加、広視野 HUD (Head-Up Display) 搭載、AN/ARC-210 Have Quick 無線機搭載、ATHS (Automatic Target Handoff System) 搭載、新型 GPS (Global Positioning System) とMINITACAN の搭載、Digital Video Mapping System の搭載、コンピュータの新型化)
    • 機体構造とコンポーネントの改修
    • 兵装・電子戦関連の機能強化
    この改修により、手持ちの機体を同一仕様に統一する狙いもある。なお、MAS 部門はもともと、スペイン海軍の固定翼機を対象とする Third Maintenance Level を担当している。(EADS Defence & Security via Defense-Aerospace.com 2008/6/11)
  • 別件で、Madrid-Getalfe 基地に配備されている Ejercito del Aire/Ala 35 所属の C-235×6 機について、洋上哨戒/救難型の CN-235MP に改修する件について、政府が承認を実施した。EADS-CASA が担当して、4,900 万ユーロ (6,450 万ドル) の経費をかけることになる見込み。これにより、洋上哨戒に使用している Fokker-27×3 機を代替する。(DID 2008/6/11)
  • また、C-235 のストレッチ型・C-295M×1 機を 2,100 万ユーロ (2,750 万ドル) で調達する件についても承認が降りた。兵站支援、戦術空輸、医療空輸がメインの任務で、二次的任務として洋上監視や捜索・救難を想定している。こちらも主契約社は EADS-CASA。(DID 2008/6/11)
  • このほか、スペイン陸軍の HT-17/CH-47D Chinook で使用する、エンジン、コンポーネンツ、アクセサリ類を調達する話もある。総額 5,300 万ユーロ (7,000 万ドル) の案件で、2006-2009 年の 4 年間に分けて支出するもの。配備先は Madrid 北方、Colmenar Viejo の BHELTRA V。(DID 2008/6/11)

イラクの警察にに日産車 (DSCA 2008/5/25)
米 DSCA (Defense Security Co-operation Agency) によると、イラク内務省向けに警察用の車輌を導入する作業が進んでいるとのこと。これまでにデリバリーした車輌は 2,000 両を超えている。国防総省の Security Assistance Office が FMS (Foregn Military Sales) を通じて実施しているもので、内訳は以下の通り。
  • Nissan Patrol×820 両
  • Nissan Maxima×327 両
  • Ford Super Duty ピックアップトラック×496 両
  • Ford Ranger ピックアップトラック×360 両
  • 装甲車×50 両以上
大半の車輌に、警察仕様の通信機材と緊急警告灯を設置してある。

一方、イラク軍は (DSCA 2008/5/10)
イラク軍の Old al Muthana Vehicle Warehouse に、FMS 経由で導入した特殊車輌の搬入が行われた。内訳は以下の通り。
  • Chevrolet Integral Ambulance×19 両
  • International 5t 貨物トラック×74 両
  • HET (Heavy Equipment Transporter)×12 両 (60t トレーラー、1t ユーティリティ トレーラー、2,000L 積みの給水用トレーラー付き)
総額 1,400 万ドルの FMS 案件で、MNSTC-I (Multi-National Security Transition Command - Iraq) 部内・Security Assistance Office の管理下で実現した。
すでに、Old al Muthana Vehicle Warehouse には 2,000L 積み給水用トレーラー×57 両、1t 積みユーティリティ トレーラー×282 両、5t 貨物トラック×179 両、Chevrolet Ambulance×33 両、60t 積み HET×12 両、Gazelle×49 両、レッカー車×3 両、バイク×2 両が揃っている。モノが揃ったところで、次はイラク軍の兵士に対して、これらの車輌の使い方を訓練する番。

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人事・組織

無人機ウィング (AFNews 2008/6/12)
テキサス州兵航空隊の 147th FW (Ellington Field, Houston, TX) は、F-16 を手放して MQ-1 Predator に機種転換、6/7 付で 147th RW (Reconnaissance Wing) に看板を掛け替えた。機体を 12 機、固定式地上管制ステーションを 2 基、移動式地上管制ステーションを 1 基、発進/回収機材 3 セット、訓練用シミュレータを、2009 年までに揃える。初期投資額 2 億 5,000 万ドル、年間維持費 6,800 万ドルの計画。

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/6/15)
14 日、アフガニスタンの Nangalam にある洞窟に陣取った敵を、米空軍の F-15E が GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Orgun-E では米空軍の F-15E が、敵のロケット発射陣地を GBU-31/B で爆撃。Lwara では、尾根に陣取った敵のロケット発射陣地と観測員を、米空軍の F-15E が GBU-12/B、GBU-31/B、GBU-38/B で爆撃。Uruzgan では米空軍の A-10 が、樹木線に陣取った敵を GBU-12/B で爆撃。Garmser でも A-10 が GBU-12/B による爆撃を実施。Qal-E-Naw では米空軍の F-15E が、敵を GBU-31/B で爆撃。このほか、Lwara、Orgun-E、Sharona に米空軍の A-10 が、Bari Kowt と Nagalam に米空軍の F-15E が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 54 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 2 件。
イラクでは、Al Amarah と Al Nasariyahに英空軍の Tornado GR.4 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 53 件、ISR ミッションは 22 件、戦術偵察ミッションは 4 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/6/15)
Kandahar でアフガニスタン軍と聯合軍が、刑務所への襲撃・脱獄事件を受けた捜索を実施した際に武装勢力と交戦、航空攻撃によって敵 15 名が死亡、5 名が拘束された。ただし、これらが脱獄者なのかどうかは未確認。このほか、弾薬や IED も発見している。
Helmand 省 Garmser 地区では、タリバン関連組織の首領や武器密輸担当者を狙った作戦を実施、その際の交戦で複数の敵が死亡。一連の捜索で、AK-47 自動小銃、RPG、弾薬ベストと弾薬、麻薬 250lb、車輌を発見。

今日のイラク (AFPS 2008/6/15)
Baghdad の Rashid 地区で、イラク軍が武器集積所を発見。122mm ロケット信管、EFP を数百発製造できるだけのコンポーネンツ、C4 爆薬、TNT 火薬。
14 日、Mosu でイラク軍が迫撃砲と迫撃砲弾、RPG、その他の各種弾薬を発見。Baghdad の West Rashid 地区でも、ロケット、迫撃砲、RPG 発射器、即製地雷、擲弾、導爆線、TNT 火薬、C4 爆薬、EFP、EFP の弾体、UAV、電子式タイマー、パッシブ赤外線スイッチ、ボールベアリング、トグルスイッチ、信管、12V バッテリ、カメラ用のフラッシュ、デジタル式タイマー、CD などを発見。Kadhamiyah 地区でも、AK-47 や重機関銃が見つかっているほか、別の場所では地元住民からの通報を受けて出動した米陸軍・第 25 歩兵師団・第 2 旅団が、迫撃砲弾を発見。
"Sons of Iraq" からの通報を受けて出動した米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘団が、82mm 迫撃砲を発見。同戦闘団は West Rashid 地区でも、RPG や自家製爆薬を発見、さらにイラク軍が AK-47 自動小銃や Mauser 製ライフル、60mm 迫撃砲を発見。別の場所でも警察と聯合軍が武器集積所を発見、Kadamiya 地区では米陸軍・第 101 空挺師団 (航空強襲)・第 2 旅団戦闘団が、隠蔽された IED を発見。Baghdad の New Baghdad 地区では、米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘団が、AK-47、バッテリ、RPG、擲弾、82mm 迫撃砲、ボディ アーマーを発見。
13 日、Baghdad の Khadamiya 地区でイラク軍が、ボディ アーマー、IED、EFP、107mm ロケット、RPG、C4 爆薬、120mm 迫撃砲弾、81mm 迫撃砲弾、60mm 迫撃砲弾、迫撃砲、対人地雷、自家製爆薬、各種ワイヤー、信管、導爆線を発見。Balad で文字もと住民からの通報により、イラク軍と聯合軍が RPG やその他の対戦車兵器、狙撃銃、軽機関銃弾などを発見している。Baghdad では、イラク軍と聯合軍が複数の武器集積所を発見、内容は AK-47 が 500 挺ほど。第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘団は "Sons of Iraq" メンバーからの通報により、Rusafa 地区で 60mm 迫撃砲を発見。さらに Karadah 地区で活動していた犯罪組織の首領を拘束。この組織の配下には、"special group" のメンバー 2000 名ほどがいるとみられ、路傍爆弾攻撃、殺人、誘拐、ロケット/迫撃砲攻撃に関与していたとみられる。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/6/14)
13 日、アフガニスタンの Tarin Kowt、Sangin、Lashkar Gah に米空軍の F-15E が、Tarin Kowt に仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。Asadabad では、米空軍の F-15E が敵陣を GBU-38/B で爆撃、さらに A-10 も出動。この日の近接航空支援ミッションは 52 件、ISR ミッションは 10 件。
イラクでは、Samarra に米海軍の F/A-18F が、Al Kut に米空軍の F-16 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 73 件、ISR ミッションは 25 件、戦術偵察ミッションは 8 件。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/6/13)
12 日、アフガニスタンの Gardez に米空軍の F-15E と B-1B が出動、GBU-12/B、GBU-38/B、GBU-31/B で敵の拠点や敵兵を爆撃。Ghazni では、米空軍の A-10 と F-15E が、敵が陣取る建物を GBU-12/B、GBU-31/B、GBU-38/B で爆撃。Musa Qala では敵兵を米空軍の MQ-1B が AGM-114 で攻撃。Orgun-E では待ち伏せ体制を敷いていた敵を米空軍の B-1B が GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Uruzgan では米空軍の A-10 が敵を GBU-12/B で爆撃。Bari Kowt では米空軍の F-15E が敵のロケット発射陣地を GBU-31/B で爆撃。Musa Qala と Sangin には米空軍の A-10 が、Orgun-E には米空軍の F-15E が、Gereshk には英空軍の Harrier GR.7 と仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 53 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 2 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 55 件、ISR ミッション 23 件、戦術偵察ミッション 6 件を実施。

今日のアフガニスタン (AFPS & AFNews 2008/6/13)
米空軍の MQ-1 Predator が、Kandahar の飛行場を離陸した直後に墜落、飛行場の南方 6 マイルの地点に墜ちた。原因については調査中。
Uruzgan 省の Tarin Kowt で、聯合軍とアフガニスタン軍が 100 名ほどの武装勢力から、小火器と RPG による待ち伏せ攻撃を受ける事件が発生。支援に駆けつけた航空機が、敵の位置を確認した上で精密誘導兵器で攻撃、複数の敵が死亡。
Tarin Kowt ではこれの前にも別件で、パトロール隊が勢力不明の敵から攻撃を受ける事件が発生している。アフガニスタン軍の検問所を襲撃した敵が、攻撃の際に使用していたとみられる拠点を捜索していた際の出来事。このときにも航空攻撃で反撃、敵 17 名が死亡して、さらに二次爆発が発生している。
Zurmat では、軍閥の首領を捜索していた聯合軍部隊が、敵から攻撃を受ける事件が発生。小火器で反撃するとともに航空攻撃を実施、建物内部にいた複数の敵が死亡。死亡した敵のうち 1 名は自爆。その際に、建物内にいた女性 1 名が巻き添えで死亡。現場からは AK-47 自動小銃、狙撃銃、弾薬ベスト、小火器用弾薬、擲弾を発見。

今日のイラク (AFPS 2008/6/13)
聯合軍が Lake Tharthar 近くで、アルカイダ関係者 1 名を拘束。さらに Beiji でも外国人テロリストを手引きした容疑で 3 名を拘束。Baghdad では、同市北部のアルカイダ関連組織掃討作戦において 2 名を拘束。Biaj ではお尋ね者 1 名を拘束。
12 日、Hillah で聯合軍が "special groups" と交戦、敵 5 名が死亡、2 名が拘束された。Mosul では、アルカイダ関連組織の首領を捜索する 2 日がかりの作戦で 4 名を拘束。Tigris River valley で活動している爆弾攻撃組織を狙った作戦でも、お尋ね者 1 名を含む 3 名を拘束。
Baghdad では、同市南部で活動しているアルカイダ関連組織を狙った作戦で 3 名を拘束。Multinational Division Baghdad は、前日に Rashid 地区で聯合軍や民間人に攻撃を加えた "special groups" のメンバー 3 名も拘束している。Kut でも、"special groups" のメンバーなどを拘束。イラク軍と Multinational Division Baghdad は、Baghdad 市内で 10 ヶ所近い武器集積所を発見。弾薬、自動小銃、擲弾、自家製爆薬、その他の軍装品といった内容。
Salahuddin 省の Ishaki で 11 日、アルカイダ関連組織が "Sons of Iraq" メンバーの自宅を襲撃する事件が発生。その際の交戦で敵 4 名が死亡、"Sons of Iraq" のメンバー 3 名が負傷。Baghdad の New Baghdad 地区では、Multinational Division Baghdad 麾下、米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘チーム・第 66 機甲聯隊の兵士が自動小銃や拳銃を発見。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/6/12)
11 日、アフガニスタンの Bari Kowt、Gardez、Gereshk、Lashkar Gah、Qalat に米空軍の F-15E が出動。Bermel では米空軍の B-1B が GBU-31/B と GBU-38/B で敵のロケット射撃チームを爆撃。B-1B は、Deh Chopan でも GBU-38/B で敵を爆撃している。この日の近接航空支援ミッションは 48 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 2 件。
イラクでは、Basrah に米海軍の F/A-18E が出動。この日の近接航空支援ミッションは 48 件、ISR ミッションは 26 件、戦術偵察ミッションは 4 件。

今日のイラク (AFPS 2008/6/12)
在イラク米軍は、7 月中に 20 個旅団から 15 個旅団・140,000 名に規模縮小することになっているが、それ以上の規模縮小について Mike Mullen 統合参謀本部議長は「時期尚早」として明言せず。
Baqouba 北方で聯合軍が、自爆ベストの製造担当と判明しているターゲットを発見・追跡。ターゲットが入っていった家は武器の隠し場所になっていて、かつブービートラップを仕掛けてある様子だったので、航空攻撃を要請して建物ごと吹っ飛ばしたところ、二次爆発が発生。この攻撃で 4 名が死亡。その後に現場を調べたところ、トンネル、射撃陣地、武器、軍用のアサルトベスト、テロ活動について記した文書を発見。
Tikrit では、Diyala 省で活動している自爆テロ組織のメンバーをターゲットとする作戦を実施、3 名を拘束。Mosul でも 2 名を拘束。Baghdad の Abu Ghraib では、アルカイダのプロパガンダ担当を拘束、多数の宣伝文書を発見。
11 日、"Sons of Iraq" のメンバーが自動車爆弾攻撃の阻止に成功、犯人 4 名が死亡。Mosul ではイラク軍が、兵士の殺害や自動車爆弾攻撃に関与したとみられるアルカイダ関係者 2 名と、その他 6 名を拘束。イラク軍特殊部隊が、Basra でイラク軍兵士や民間人の誘拐・殺人に関わった容疑者 1 名を拘束。
Baghdad の Sadr City では武器集積所 3 ヶ所を発見。自家製爆弾、擲弾、ロケット、RPG、自動小銃、機関銃、7.62mm×39 弾多数。このほか、警察や聯合軍も自家製爆弾、ボディ アーマー、対空砲弾、迫撃砲弾、正体不明の粉末、ロケット、RPG を発見している。
10 日、イラク軍と聯合軍が爆弾攻撃の容疑で 3 名を、さらに別件で 4 名を拘束。その際の交戦で、自爆ベストを作動させた敵や手榴弾を投げ込んできた敵がいて、後者は射殺された。

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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