今週の軍事関連ニュース (2008/07/22)
 

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一般ニュース

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/7/21)
  • 軍民の専門家 250 名あまりが AU (Air University, Maxwell AFB, AL) に集まり、一週間ほどかけて、サイバースペースの問題について討議するシンポジウムを開催した。空や宇宙と同様に、サイバースペースにおいても米軍の優位を確保しなければならないとして、国家安全保障や空軍とサイバースペースとの関わりについて討議したもの。(USAF)
  • オーストラリアの ADSCS (Australian Defence Satellite Communications Station) Geraldton で今年の第三四半期から、アメリカとオーストラリアは合同衛星通信地上局施設の建設を始めることになった。米海軍が運用する衛星移動体通信網・MUOS (Mobile User Objective System) を対象とするもので、このシステムは米軍だけでなく、オーストラリアやその他の同盟国もサポート対象としている。地上局施設の構成は、電子機器を収容する小型の建物 3 棟、電源、予備品、φ18m のディッシュ アンテナ×1、小型アンテナ×2。通常は無人運用で、必要に応じてメーカーの人間を派遣してきて対応させる。すでに今年 2 月に AUSMIN (Australia-United States Ministerial Consultations) の席で、両国は Australia-United States Ministerial Consultations に調印済み。これは、衛星通信システムが提供する機能に対する両国からのアクセスや、技術面での協力について規定したもの。この合意の一環として、United States Army Fixed Regional Hub Node の Geraldton への配備についても模索する。(Australian DoD)
  • そのオーストラリアで国防関連科学技術・人員担当相を務める Hon. Warren Snowdon 氏は、研究開発の分野におけるアメリカとの協力関係推進について模索中。すでにアメリカ側との協議も実施している。規模においては対等といいがたいものの、価値あるものを協議のテーブルに出すことができる、というのが同大臣の主張。 (Australian DoD / DSTO : Defence Science and Technology Organisation)
  • イギリスの Baroness Ann Taylor 装備調達担当相は、DESO (Defence Equipment and Support Organisation) の再編成について発表した。現在、Bath、Hampshire、Cambridgeshire の 3 拠点に合計 2,800 名あまりを配属しているが、これらを Bristol の Abbey Wood にある拠点に移動、同地に 10,000 名あまりの要員を集中させる。すでにフェーズ 1 として、1,000 名を Andover から Abbey Wood に転勤させた。受け入れのため、Abbey Wood では新しい建物の建設を実施するほか、既存の建物の有効活用も図る。DE&S (Defence Equipment and Support) が 2008/3/7 に発動した業務改善計画・PACE (Performance, Agility, Confidence, Efficiency) によるもの。PACE の下で、24,500 名いる DE&S の要員を 2012 年までに 20,000 名に削減、その半数と調達関連業務を Abbey Wood に集約する。残りは、イギリス各地のデポや海軍基地などに配属する。こうした DE&S 関連の配置換えに伴い、施設利用の変更も予定している。具体的には、RAF Wyton は Defence Intelligence Service の本拠地となるほか、Andover North は陸軍の HQ Land Forces を置き、Ensleigh と Foxhill についても軍の別の部門、あるいは他の政府機関が使用する。DE&S ではこれ以外にも、Corsham09 や Departmental Estate Rationalisation といったインフラ再編計画を抱えている。(MoD UK)

ドラゴンクエスト、ではない (DoD via Defense-Aerospace.com 2008/7/18)
アメリカ・カナダ・イギリスが合同で、フロリダ州 Eglin AFB で敵味方識別に関する演習 "Bold Quest Plus" を、7/11 から 2 週間にわたって実施中。参加兵力は 400 名超。USJFCOM (US Joint Forces Command, Norfolk, VA) からの後援を得て実施している。また、ドイツ・デンマーク・フランス・オーストラリアがオブザーバーを送り込んできた。
戦闘環境に無線方式の敵味方識別技術 (Radio-based combat ID) を導入することで、任務を有効に遂行するとともに同士討ちのリスクを減らすのが、この演習の狙い。たとえば、FAC (Forward Air Controller) に対して、無線を通じて友軍と敵軍に関する情報を送り込んだり、上空の航空機にデータを転送したりするシステムを試している。地上部隊側のシステムは米陸軍と米海兵隊が、航空機搭載システムは米海空軍・海兵隊が、それぞれ開発して持ち込んだ。実際、演習に参加したカナダ軍部隊の関係者によると、アフガニスタンでは迅速な敵味方識別を必要とする場面が多いとのこと。

今日の小ネタ
  • フランスは他の EU 加盟国との間で、訓練の往来を増やす考え。(DefenseNews 2008/7/18)
  • 米国防総省は議会に対して、主として陸軍の装備調達費から 13 億ドルの予算を召し上げて、ISR (Intelligence, Surveillance, Reconnaissance) 分野に転用、調達した ISR 関連装備を前線に送りたいと申し入れた。(DefenseNews 2008/7/18)
  • 3rd WG/90th FS (Elmendorf AFB, AK) の F-22A が、7/18-8/2 まで Guam 島の Andersen AFB に展開中。第 13 航空軍 (13th AF) の 613th AOC (Air and Space Operations Center) が実施する "Jungle Shield" 防空演習と、本拠地と異なる気候環境に慣熟するのが目的の "Cope Thaw" 訓練に参加するため。前者については F-15E と B-52H も参加する。(AFNews 2008/7/17)
  • 米エネルギー省 (DoE) は、アメリカ国内にある核兵器関連の研究所や生産工場について、施設近代化・規模縮小・閉鎖により、適正な規模に再編成したい考え。(DefenseNews 2008/7/17)
  • 国防総省の諮問機関・Defense Business Board が、装備開発プロジェクトにおける国防総省とメーカーの間のコミュニケーション不足について指摘。(DefenseNews 2008/7/17)
  • 先にフィンランド政府が承認していた、同国海軍中古のミサイル艇×2 隻をクロアチアに輸出する件について、契約に調印した由。既報の通り、売却額は 1,000 万ユーロ (1,600 万ドル)。(DefenseNews 2008/7/17)
  • インドがフランスから Scorpene 型潜水艦の調達を決めた件に関して贈賄疑惑が持ち上がっていたが、捜査当局はシロと判断。(DefenseNews 2008/7/17)
  • MBDA、Safran、Thales の 3 社は、Aster 地対空/艦対空ミサイルについて、将来に向けたロードマップを策定することで合意。(DefenseNews 2008/7/17)

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産業・装備・調達

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/7/21)
  • インドが開発中の国産撃ち放し式対戦車ミサイル・Nag (コブラの意) が今週から Pokhran 砂漠で、最終段階のトライアルを開始する。開発に着手してから 22 年目のこと。7/27 から 48 時間の間に合計 7 発のミサイルを、静止目標と移動目標の両方に対して発射する。インドでは対戦車ミサイルの大きな需要があり、最近、フランスとロシアから合計 4,000 発の調達が決まったばかり。さらに 4,000 発の追加調達が見込まれており、これを Nag で賄いたいというのが開発元・DRDO (Defence Research and Development Organisation) の目論見。DRDO では IGMDP (Integrated Guided Missile Development Programme) として、Nag 以外に Prithvi (短射程弾道ミサイル)、Agni (中射程弾道ミサイル)、Akash (地対空ミサイル)、Trishul (多用途ミサイル) を開発中。このうち Trishul についてはトライアルも完了。(ddi Indian Government News)
  • 市場調査会社の Frost & Sullivan は、アジア太平洋地域における航空機搭載用 ISR (Intelligence, Surveillance, and Reconnaissance) 関連センサーの市場に関するポートをまとめた。この地域では世界でもトップクラスの経済成長が続いており、それを受けて軍の装備近代化にも資金が回るようになってきている。そのため、ISR 関連 EO/IR (Electro-Optical/Infrared) センサーの市場規模についても、2007 年の 8,600 万ドルから、2014 年には 9,950 万ドルに成長すると予測。小艇や、艦艇に乗っている人の判別まで可能なセンサーは海賊・密輸・乗っ取りといった脅威への対処に有用とされる。サプライヤーは、すでに世界的に活躍している大手企業になるが、地元企業とのジョイント ベンチャー設立、あるいは地元企業の買収といった形で供給に関わるケースが多いとみられる。(Frost & Sullivan)

聯合要撃試験 (Boeing 2008/7/17, MDA 2008/7/18)
Boeing と米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) は、GMD(Ground-based Midcourse Defense) で使用するセンサーのインテグレーション試験を成功裏に実施した。
これまでの MD システムにおける要撃試験では、イージス BMD 用の LRS&T(Long Range Surveillance and Track)、AN/TPY-2 (Juneau, AK)、Upgraded Early Warning Radar (Beale AFB, CA)、SBX(Sea-Based X-Band Radar) といったセンサーを単体で使用していたが、今回のテストではこれらのセンサーを連携させた点が特徴。
具体的には、アラスカの Kodiak Launch Complex から発射した標的ミサイルを追跡して得られたデータを、陸上、あるいは衛星通信回線を介して GMD 用のデュアルノード分散射撃管制システム (Fort Greely, AK & Colorado Springs, CO) に投入、さまざまなセンターから得られたデータを組み合わせて、精確な目標追跡情報を得た上でシミュレーション要撃を実施した次第。これにより、数千マイルも離れた場所にあるセンサーをネットワーク化して機能させられることを確認、GMD のネットワーク戦能力と脅威要撃能力の向上を実証できたとしている。
この件について米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) では、MD 用の C2BMC (Command, Control, Battle Management, and Communications) システムが使用するソフトウェアにとっては、過去に実施したうち、もっともチャレンジングなものだったと説明している。その理由は、同時に多数のセンサーからデータが流れ込んできて、それに基づいて要撃に必要な解析値を出さなければならなかったため。テストに参加した要員にとっても、要撃時の戦術・テクニック・手順に磨きをかける、良い機会になったとしている。

今日の報道発表
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、オーストラリア向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で 155mm 軽量牽引砲・M777A2 を輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は、2 億 4,800 万ドル。内訳は以下の通り。
    • M777A2×57
    • AN/VRC-91F SINCGARS(Single Channel Ground and Airborne Radio System) 無線機×57
    • インテグレーション、スペアパーツ、補習用パーツ、支援機材、試験機材、文書類、メンテナンス、訓練、訓練機材、兵站支援業務など
    担当メーカーは、BAE Systems Land Systems (Hattiesburg, MS) と ITT (Fort Wayne, IN) 。オフセットの設定はなし。この M777A2 は海外派遣部隊に配備する見込み。オーストラア陸軍は現在、100mm 牽引砲 Hamel と 155mm 牽引砲 M198 を使用中。(DSCA 2008/7/17)
  • Raytheon の 155mm GPS/INS 誘導砲弾・XM982 Excalibur が、2007 年版の "Top 10 Army Greatest Inventions of the Year Award" のひとつに選定された。「Excalibur が戦闘の様態を大きく変えた点が評価された。Excalubur を使用することで、命中精度を高めるとともに付随的被害を少なくできる」とは、Raytheon の Land Combat 部門を担当する Jim Riley 副社長の弁。(Raytheon 2008/7/18)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/7/18)
  • Boeing Co. (Huntington Beach, CA) は米海軍から、High Integrity GPS (Global Positioning System) の概念実証 (Technology Concept demonstration) を、$153,511,595 で受注した。Iridium LEO (Low Earth Orbit) を利用して GPS の能力を向上させるもので、目指す性能を発揮するために必要な技術・設計についての調査を行うもの。NRL (Naval Research Laboratory), Washington DC (N000173-08-C-2074)
  • 以下の各社は米海軍から、契約受注前の計画立案・文書作成・契約管理業務・契約実現・調達追跡業務・ポリシー/分析支援業務を受注した。作業場所はヴァージニア州 Quantico。
    • Suntiva, LLC (Falls Church, VA) : $51,918,053 (M67854-08-D-0521)
    • Davis-Paige Management Systems, LLC (Springfield, VA) : $49,691,858 (M67854-08-D-0520)
    • Stratecon LLC (Washington, DC) : $45,559,951 (M67854-08-D-0500)
    Marine Corps System Command, Quantico, VA
  • American Bridge Co. (Tampa, FL) は米海軍から、フロリダ州の NS (Naval Station) Mayport の埠頭にある遮断壁 (delta bulkhead) の補修工事を $19,328,600 で受注した。既存のスチール製遮断壁を取り壊して作り直す。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-C-1258; Project number RM001-06)
  • AOC Support Services LLC (Chantilly, VA) は米海軍から、カリフォルニア州の NAF (Naval Air Facility) El Centro で実施するベース オペレーション業務 (BOS : Base Operating Support) を、$8,902,895 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は $105,986,469 (not-to-exceed)。当初契約は 2009 年 9 月まで、オプション契約分まで実現すると 2018 年 9 月まで。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, Public Works, El Centro, CA (N62473-08-D-2307)
  • Aero Thermo Technology Inc. (Huntsville, AL) は米海軍から、Trident I/II SLBM (Submarine Launched Ballistic Missile)、それと ICBM (Intercontinental Ballistic Missile) で使用する誘導システム関連の、技術・分析・研究開発業務を、$5,898,712 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$32,500,000。Strategic Systems Programs, Arlington, VA (N00030-08-C-0030)
  • General Construction Co. (Poulsbo, WA) は米陸軍から、Dailies Dam (Dallesport, WA) で実施する溢水防止壁建設を $45,356,900 で受注した。Army Corps of Engineers, Portland, OR (W9127N-08-C-0016)
  • Jacobs-Tetra Tech EC は米陸軍から、Pierce Mill Cove (New Bedford, MA) で実施する浚渫などの工事を、$16,438,169 で受注した。Army Corps of Engineers, Concord, MA (DACW33-03-D-0006)
  • Alliant Techsystems, Inc. (Minneapolis, MN) は米陸軍から、M1028 キャニスター カートリッジを $7,608,465 で受注した。JM&L (Joint Munitions and Lethality) LCMC, Picatinny Arsenal, NJ (W15QKN-08-C-0473)
  • CNI Administration Service, LLC (Albuquerque, NM) は米陸軍から、Arnold Data Center (Arnold, MO) の拡張工事を $7,470,448 で受注した。NGA (National Geospatial Intelligence Agency), Arnold, MO (HM1575-07-C-0001)
  • Weeks Marine, Inc. (Covington, LA) は米陸軍から、Manteo Bay Oregon Inlet Bridge (Dare County, NC) で実施する浚渫作業を $6,802,000 で受注した。Savannah Regional Contracting Center, Army Corps of Engineers, Wilmington, NC (W912HN-08-C-0037)
  • I.L. Fleming (Midway, GA) は米陸軍から、ジョージア州の Moody AFB に面積 30,000 平方フィートのエンジン整備・補修施設を建設する作業を $6,728,000 で受注した。BRAC (Base Realignment and Closure) に伴って配備することになった、A-10×48 機の受け入れに必要となったもの。Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-08-C-0038)
  • Constellation New Energy Gas Division (Louisville, KY) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、民間部局向けの天然ガス供給業務を $18,655,843.34 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-7518)
  • Colorado Jet Center Inc. (Colorado Springs, CO) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、コロラド州内の陸海空軍・海兵隊・州兵・民間部局に供給する燃料油を $7,690,249.69 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0019)
  • Northrop Grumman System Corp. (San Diego, CA) は米空軍から、Global Hawk UAS (Unmanned Aerial System) の通信システムをアップグレードする件に関する修正契約を、$5,619,379 で受注した。303 AESG/PK, Wright-Patterson AFB, OH (F33657-01-C-4600/P00260)

今日の報道発表 (2) (Defense-Aerospace.com 2008/7/18)
  • アラバマ州にある米陸軍の Anniston Army Depot では、海兵隊の工兵隊に配備する突破車両・ABV (Assault Breacher Vehicle) を製造中。防御力に優れた工兵車両を求める海兵隊が設計を実施、2002 年にコンセプトが固まって、2007 年末から全規模量産を開始、第一陣として 28 両を揃える。すでに 2 両を海兵隊のオペレーター/整備要員訓練課程 (Fort Knox, KY) に配備済みで、実施部隊への配備は今月から。まず第 1 戦闘工兵大隊 (Camp Pendleton, CA) の要員が 3 両の ABV について受領検査を実施した。訓練実施後に、中東に送り出す可能性もある。武装として 12.7mm 機関銃、車体前面には陸軍の Grizzly と同様にマインプラウを装備する。ベースは陸軍の M1 戦車で、それを海兵隊に供与、既存の砲塔は撤去している。これまで使用していた水陸両用トラクターよりも、地雷原突破の作業が 100 倍はやりやすくなるという話。もともと M1A1 の補修整備をここで実施していたため、M1 ベースの ABV も同じ場所で製造するのが最善ということになった。ただし、いったん M1 戦車をバラバラにしてから新造の ABV 用ターレットと組み合わせており、実質的に新造に近い作業内容。Anniston ではこのほか、Joint Assault Bridge の製造や、General Dynamics と共同で実施している Stryker 装甲車の製造、Honeywell によるエジプト向け AGT1500 ガスタービンの製造といった業務も進行中。(US Army)
  • 米陸軍はニューメキシコ州の WSMR (White Sands Missile Range) で 7/14 に、二度にわたって NLOS-LS (Non Line-of-Sight-Launch System) と PAM (Precision Attack Missile) の試射を実施、いずれも成功させた。IBCT (Infantry Brigade Combat Team) 向けに FCS (Future Combat System) 関連技術を送り込む作業の一貫として実施したもので、NLOS-LS によって、20km 以上先のターゲットを精確に攻撃できる能力を実現するとしている。システム構成は、ミサイル 15 発を収容する CLU (Container Launch Unit, a.k.a. "missiles in a box") と、遠隔操作を可能とするための、コンピュータ制御の通信機材。発射前に目標情報をミサイルに送り込んでから撃ち出すが、発射後も無線リンクを通じてデータを更新できる。そのため、移動目標の攻撃も可能。今回初めて、この無線リンクを使った目標情報の更新を実施した。来年に予定している FCS の LUT (Limited User Test) でも、NLOS-LS は重要な地位を占めることになっている。IBCT への配備開始は 2011 年の予定。また、米海軍の LCS (Littoral Combat Ship) にも搭載する。(US Army)
  • GDELS (General Dynamics European Land Systems) 傘下の MOWAG Operations は独 BWB (Bundesamt fur Wehrtechnik und Beschaffung) から、4x4 装輪装甲指揮車 (Command and Function Vehicle)、Eagle IV の第一陣・25 両を受注した。最終的に 198 両を受注・納入する予定で、総額 9,200 万ユーロ (1 億 4,000 万ドル) の案件となる。さらに 474 両のオプション契約もある。製造はスイス・Kreuzlingen の工場と、General Dynamics European Land Systems-Germany の Kaiserslautern 工場で実施する。いわゆる GFF (Geschutzte Fuhrungs und Funktionsfahrzeuge : Armoured Command and Operations Vehicle) の Class 2 (GFF2) に該当するもの。指揮・統制車両としての機能に加えて、搭載力や防御力にも優れ、運用・訓練コストが安いとしている。EAGLE IV は、2003 年から導入している DURO IIIP 戦術トラック (RLS (Rheinmetall Landsysteme) の Yak) とコンポーネントの共通化を図っているため、ライフサイクルコストを抑えられるという説明。兵装としては、KMW (Krauss-Maffai Wegmann) 製の RCWS (Remotely-Controlled Weapon Station)・FLW 100/200 を装備する。この EAGLE IV、ドイツ以外では 2005 年にデンマークから 90 両を受注している。翌 2006 年に BWB からデモンストレーター×2 両を受注して比較試験に供した後、今回の受注につながった。(GDELS)
  • Northrop Grumman はカリフォルニア州 El Segundo の同社工場で、オーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) 向けの F/A-18F Super Hornet で使用する胴体セクションの製造を開始したと発表した。7/10 に、最初のバルクヘッド用コンポーネントをジグに据え付けたところ。2009 年 4 月から Boeing へのデリバリーが始まり、全部で 24 機分を製造・納入する。Northrop Grumman は Boeing との協定に基づき、F/A-18 の中央部胴体・後部胴体と垂直尾翼、関連するサブシステムの製造を分担しており、すでに 1,800 セット以上をデリバリー済み。「プログラムがスタートした 30 年以上前から、現在と同様の高い品質レベルで仕事をしてきた」というのが、Integrated Systems セクター担当副社長・George Vardoulakis 氏の弁。ちなみに、オーストラリア空軍が現用中の F/A-18A/B も、Northrop Grumman が機体構造の製造、さらに現在進行中のアップグレード計画にも関わっている。ちなみに、F/A-18E/F によってカリフォルニアでは 10,000 名超の雇用を確保、700 社を超えるサプライチェーンを動かしているとのこと。(Northrop Grumman)
  • General Atomics (GA) は、米海軍の新型原子力空母・CVN-78 に装備する電磁式カタパルト、EMALS (Electromagnetic Aircraft Launch System) のフルスケール パワートレインを対象として、長期の信頼性試験を開始したと発表した。ミシシッピー州 Tupelo にある HCT (High Cycle Test) 試験施設を使用する。この試験を通じて EMALS プログラム全体のリスクを低減、要求通りの性能を実現できるようにする、と説明している。ちなみに同社は現在、250MW 級のリニア員抱くションモーターとインバータを製造しているが、数年後には 1,000MW 級・1,500MW 級の製品を送り出すとのこと。(General Atomics)
  • AgustaWestland は、これまで研究開発費として売上の 11% を投じてきたとした上で、重点分野として「飛行特性の改善と全天候運用の実現」「燃費効率の改善と騒音低減による、環境への影響の低減」「機体の有用性を向上させるための、新型アビオニクス開発」を挙げた。運用コスト低減や環境対策といった実利だけでなく、VIP 輸送機の市場におけるマーケット リーダーとしては快適性の追求にも投資する必要がある、とのこと。機体だけでなく、自動飛行制御システム (AFCS : Automatic Flight Control System) を初めとするミッション システムを自前で開発できる点が同社の特徴であり、統合化されたソリューションを提供、HMI (Human Machine Interface) の改善やデータ融合技術を通じて状況認識の改善や全天候性能を実現する、としている。運用コスト削減手段としては、HUMS (Health and Usage Monitoring Systems) を開発しており、これは既存の機体にも導入可能。これによって疲労管理が容易になる。(AgustaWestland)
  • Sikorsky Aircraft は、2005 年 6 月に開発を発表したテクノロジー デモンストレーター "X2" の初飛行が近い、と発表した。担当プログラム マネージャの James Kagdis 氏によると、初飛行に向けて実施している地上試験はすでに 14 時間を消化、フェーズ 2 まで完了したとのこと。所要の作業は現在、Sikorsky 傘下の Schweizer Aircraft Corp. が持つプロトタイプ製造拠点 (Horseheads, NY) で進められているところ。X2 はリジッド型ブレードを持つ二重反転ローターを使い、250kt の速度で快適に巡航飛行を行えるだけでなく、低速飛行時の操縦性やホバリング効率にも優れており、オートローテーションによって安全性を確保、低速飛行と高速飛行をシームレスに遷移できるという説明。飛行制御系統は FBW (Fly-By-Wire) 化しているほか、抵抗軽減型のローター ハブ、アクティブ振動制御技術、統合補助動力システムを備える。ちなみに、同機の開発は自己資金で実施している。(Sikorsky Aircaft)
  • Thales は古野電気との間で、洋上の小型目標を探知・追跡できる沿岸監視レーダー・システムの開発・販売を共同で進めていく、という内容の合意をまとめた。高性能・低価格の短距離洋上監視レーダー・Coastwatcher 10 を使用するが、これは古野電気の FAR-2157 航海用レーダーと Thales の小型ターゲット用ポスト プロセッサを組み合わせたもの。これにより、レーダー反射が少ない非対称性脅威でも探知・追跡できるとしている。新規導入だけでなく、すでに古野製のレーダーを導入しているカスタマーに対しても、代替用として売り込む。(Thales)
  • SBAC (Society of British Aerospace Companies) と UKTI (UK Trade & Investment) は、2008 Farnborough International Airshow について総括。Boeing と Airbus は会期中に合計 500 億ドルの商談をまとめたとのこと。また、軍・政府機関からの来訪は 38 ヶ国あった。来訪者の総数は、前回の 2006 年より 5% 増えたとのこと。(SBAC : Society of British Aerospace Companies)
  • 先に、22 型フリゲートと 23 型フリゲートが装備する Seawolf 艦対空ミサイルについて、SWISS (Seawolf In Service Support) 構想の下、約 3 億ポンド (正確には、BAE Systems Insyte が 1 億 4,100 万ポンド、MBDA が 1 億 7,700 万ポンド) で BAE Systems Insyte と MBDA に対してメンテナンス業務などを発注することにした英国防省だが、これについて Baroness Ann Taylor 装備調達担当相は「この件については両社と国防省の間で、過去 2 年間にわたり、最適なサポート ソリューションをどうするかについての協議を重ねてきた。その結果、長期的なパートナーシップの下で、柔軟性と有効性を両立させるサポート パッケージを実現した」と説明。国防省では SWISS の導入により、稼働率の 25% アップと 4,000 万ポンドの経費節減、一貫性の確保による意志決定の改善効果を期待するとしている。SWISS では、整備・補修業務に加えてスペアパーツなどの在庫管理もメーカー側の仕事で、これらを通じて要求通りの稼働率を実現する。また、ミサイルをブロック 2 仕様に切り替えるとともに SWMLU (Seawolf Mid-Life Update) も適用していく。(MoD UK)
  • インドで Tejas 戦闘機用に開発している Kaveri エンジンから派生して、艦載用のガスタービンの開発を進めていることが明らかになった。コアを流用した上で低圧圧縮機と低圧タービン、パワー タービンを追加したもので、名称は KMGT (Kaveri Marine Gas Turbine) という。この後、Vishakapatnam の海軍工廠に搬入して地上試験を開始する予定。出力 12MW (海面温度 35 度)。SNF (Rajput) 級のパワープラントにする考え。(Indian MoD)

今日の報道発表 (1)
  • GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems, Inc.) は、アリゾナ州の YPG (Yuma Proving Ground) で実施していた Lynx II レーダーの試験が完了したと発表した。ER/MO (Extended Range/Multi-Purpose) 搭載用として開発を進めているもので、SDD (System Development and Demonstration) フェーズの要求レベルから、さらに性能を引き上げるのが目的。SAR/GMTI (Synthetic Aperture Radar / Ground Moving Target Indicator) の機能を備えるが、これと EO/IR (Electro-Optical / Infra-Red) センサーを組み合わせて、改良版のソフトウェアによるクロス キューイングのデモンストレーションを実施。同社は 2008-2009 年にかけて、合計 33 基の Lynx II レーダーをデリバリーする予定。うち 6 基については、9 月までにイラク空軍に引き渡して King Air に装備する。(GA-ASI 2008/7/16)
  • General Dynamics Information Technology は米陸軍 IMCOM (Army Installation Management Command) から、アラバマ州 Fort Rucker で実施する ITES-2S の契約を 5 年間・3,300 万ドルで受注した。C4IM (Command, Control, Communications, Computers, and Information Management) 分野を対象とする IT サービス業務で、Fort Rucker の DOIM (Directorate of Information Management) と組んで業務を提供する。(GD 2008/7/17)
  • Lockheed Martin は米海兵隊システム軍団 (United States Marine Corps Systems Command) から、NL/FP (Non-Lethal and Force Protection) システムを担当している、PM ONS (Program Manager, Optics and Non-Lethal Systems) を対象とするサポート業務を受注した。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 2 年、総額 3,000 万ドルほどの案件になる見込み。CEOSSS (Commercial Enterprise Omnibus Support Services) の下で実施する既存の BPA (Blanket Purchase Agreement) の枠組みを使い、分析・調達・管理・兵站といった分野の業務を担当するもの。(Lockheed Martin 2008/7/17)
  • 米空軍と Raytheon は、MALD (Miniature Air Launched Decoy) の低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) 開始を決定した。年末には全規模量産 (FRP : Full Rate Production) に入り、第 1 ロットとして 150 基を調達することになる見込み。2009 年の第四四半期には実働可能にすること、という要求になっている。MALD は重量 300lb 未満、レンジ 500nm のデコイで、本物の航空機と同様の飛行プロファイルを再現できる。(Raytheon 2008/7/17)
  • Raytheon は、レーダーの探知能力と取得性を劇的に向上させる新技術を開発したと発表した。Raytheon IDS (Integrated Defense Systems) が米海軍 ONR (Office of Naval Research) から 100 万ドル (オプション契約 4 件を含めると、最終的に 1,400 万ドルの案件に発展する見込み) で受注・開発を進めているもので、AESLA (Active Electronically Scanned Lens Array) と称する。ガリウム砒素を用いる MMIC (Monolithic Microwave Integrated Circuit) で高出力の送受信モジュールを構成、損失が少なく信頼性が高い RF (Radio Frequency) フェーズ シフターを実現する MEMS (Micro-Electro-Mechanical Systems) と組み合わせるという説明。探知能力は 10 倍、コストは 40% 減だとしている。(Raytheon 2008/7/17)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/7/17)
  • Canadian Commercial Corp., General Dynamics Land Systems, Canada (Ontario, Canada) は米海軍から、ECP (Engineering Change Proposal) 適用済みの MRAP (Mine Resistant Ambush Protected)・RG-31×773 両と関連 NRE (Non-Recurring Engineering) を、$552,081,274 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5028/#0004) [生産は、General Dynamics (Anniston, AL)、Demmer Corp. (Lansing, MI)、BAE OMC (Benoni, South Africa) で分担して実施、2009 年 4 月に完納の予定]
  • Raytheon Co. (Fullerton, CA) は米海軍から、JPALS (Joint Precision Approach and Landing System) の SDD (System Development and Demonstration) フェーズ契約を $232,767,343 (estimated) で受注した。艦載用の EDM (Ship System Engineering Development Model)×4 セットと航空機搭載用の試験用アビオニクス (Aircraft System Test Avionics Set)×4 セットを納入する。NAVAIR (Naval Air Systems Command)(N00019-08-C-0034)
  • BRDC (Large, PA)、Islands Mechanical Contractor, Inc. (Middleburg, FL)、PAE Government Services, Inc. (Los Angeles, CA)、Ratcliff Construction, Inc. (Orange Park, FL、TolTest, Inc. (Maumee, OH) の各社は米海軍から、NS (Naval Station) Guantanamo Bay で実施する建設工事を受注した。建物の新設・建て替え・補修・屋根設置・取り壊し・定期補修といった内容。基本契約 1 年、1 年単位のオプション契約 4 年分、すべて実現した場合の総額は $100,000,000 (全社でシェア)、契約 1 件あたりの最低保証額は $10,000。第一陣として、BRDC が $632,646 (最低保証額を含む) で Temporary J6 Admin Facility の建設を受注。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southeast, Jacksonville, FL (N69450-08-D-1279, N69450-08-D-1280, N69450-08-D-1281, N69450-08-D-1282, N69450-08-D-1283)
  • BAE Systems Land & Armaments, LP. Ground Systems Division (York, PA) は米海軍から、USSOCOM (United States Special Operations Command) 仕様の MRAP Category I×36 両 (ECP 適用済み)、MRAP Category II (RG-33)×2 両 (ECP 適用済み)、MRAP Category II (RG-33)×2 両 (ECP 適用済み、救急車仕様)を、$60,252,370 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5025/#0009)
  • I Garcia Construction, Inc. (Fresno, CA) は米海軍から、カリフォルニア州 San Bruno で実施する MCRC (Marine Corps Reserve Center) の補修工事を $6,789,000 で受注した。安全対策・テロ対策・保安強化が目的。総額 $100,000,000 の案件で、同社を含む 5 社が、タスク オーダーを分け合う形で受注している。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Southwest, San Diego, CA (N62473-07-D-2009/#0005)
  • Lockheed Martin Space Systems Corp. (Sunnyvale, CA) は米空軍から、AEHF (Advanced Extremely High Frequency) 通信衛星に関する修正契約を $119,160,000 (not-to-exceed) で受注した。4 号機 (SV4) の先行調達をカバーするもの。MCSW/PK, El Segundo, CA (F04701-02-C-0002/P00315)
  • Battelle Memorial Institute (Columbus, OH) は米空軍から、CBRN (Chemical Biological Radiology Nuclear Defense) 兵器対策装備の運用評価を、$12,693,336 (estimated) で受注した。情報管理、警報・報告、汚染回避、防護、除染、治療といった機能に関連する装備が対象。55th Contracting Squadron, 55 CONS/LGCD, Offutt AFB, NE (SP0700-00-D-3180, DO: 0561)
  • Sage Energy Trading, LLC (Tulsa, OK) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸軍・空軍・その他民間部局向けの天然ガス供給業務を $81,664,374.89 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-7501)
  • EBV Explosives Environmental Co. (Joplin, MO) は米陸軍から、MLRS (Multiple Launch Rocket System) 用 M26 ロケットの処分 (demilitarization) 作業を $15,301,687 で受注した。AMCOM (Army Aviation & Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-08-C-0398)
  • ILC Dover, Inc. (Frederica, DE) は米陸軍から、生物化学兵器防護マスクで使用するフェイスブランク、ノーズCAP、レンズ保持リング、ボイスミッター、飲料水チューブを、$11,645,635 で受注した。Army TACOM, Rock Island, IL (W52H09-08-C-0139)

イスラエル向け FMS 二題 (DSCA 2008/7/15)
米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イスラエル向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で 2 件の輸出を行うと通告した。いずれもオフセットの設定はなし。
ひとつは燃料油で、すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 13 億ドル。内訳は、無鉛ガソリン 28,000,000 gal、JP-8 ジェット燃料 186,000,000 gal、ディーゼル燃料 54,000,000 gal。
もうひとつは LCS (Littoral Combat Ship) のイスラエル版・LCS-I×4 隻で、すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 19 億ドル。1 隻ごとに、Mk.41 VLS (Vertical Launch System)×2 セル (合計 16 セル)、Phalanx CIWS (Close-In-Weapon System) Block 1A×1、Enhanced Harpoon Launching System×1、Mk.32 短魚雷発射管×2、通信機器、Link 16、COMBATSS-21 指揮管制装置、AN/SPY-1F(V) レーダー、Mk.99 FCS (Fire Control System)、SSDS (Ship Self-Defense System) などを装備する。また、設計・インテグレーション作業、関連するハードウェアとソフトウェア、スペアパーツ、補修用パーツ、試験機材、試験業務、訓練と訓練機材、文書類、兵站支援業務も含む。関連するメーカーは、Lockheed Martin MS&S (Maritime Systems and Sensors, Moorestown, NJ & Eagan, MN)、General Dynamics, Armament Systems (Burlington, VT)、Raytheon Company, Equipment Division (Andover, MA)、Raytheon Integrated Defense Systems (Waltham, MA)。

その他の FMS 特集 (Defense-Aerospace.com 2008/7/17)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、シンガポール向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、以下の航空機搭載兵装を輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 9 億 6,200 万ドル。
    • AIM-120C-5 AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to-Air Missile)×72
    • AIM-120C-7 AMRAAM×128
    • AMRAAM CATM (Captive Air Training Missile)×6
    • GBU-38/B JDAM (Joint Direct Attack Munition)×50 (弾頭は BLU-111/B)
    • AN/AVS-9(V) NVG (Night Vision Goggle)×71
    • Link 16 MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System-Low Volume Terminal)×50 (a.k.a. FDL (Fighter Data Link) Terminal)
    • AGM-154A-1 JSOW (Joint Standoff Weapon)×30 (弾頭は BLU-111/B)
    • AGM-154C JSOW×30
    • 20mm 機関砲の訓練弾×300,000
    • AIM-9X Sidewinder×200
    • AIM-9X Sidewinder NATM (Special Air Training Missile)×4
    • AIM-9X Sidewinder CATM (Captive Air Training Missile)×32
    • WGU-51/B Guidance Unit×8 (実弾用)
    • WGU-51/B Guidance Unit×12 (CATM 用)
    • Mk.82 爆弾 (飛行試験専用)×72
    • GBU-12/B 誘導爆弾 (信管なし、飛行試験専用)×4
    • CCG (Computer Control Group, 飛行試験専用)×4
    • KMU-556/B JDAM Bomb Tail Kit Assembly×100
    • Mk.82/Mk.84 Bomb Practice trainer×4
    • 試験、インテグレーション、コンテナ、弾薬の組み込み自己診断機能を再プログラムする共通機材、安全装置、任務データ作成システム、ドローン、補修業務、電子戦システムとサポート、ウェポン トレーナー、ソフトウェア サポートと試験機材、救装機材、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、訓練機材など。
    (DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、フィンランド向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、AIM-120C-7 AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to-Air Missile)×300 発、コンテナ、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、試験機材、文書類、訓練、訓練機材などを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 4 億 3,500 万ドル。F/A-18C/D 搭載用。主契約社は Raytheon Electronic and Missile Systems (Tucson, AZ)。オフセットの設定が見込まれるが、現時点で内容は未確定。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、カタール向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、C-17A Globemaster III を対象とする兵站支援業務と訓練業務、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、フライト エンジニアの訓練、通信機材、メンテナンス業務、訓練、訓練機材などを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 4 億ドル。機体についてはすでに、DCS (Direct Commercial Sale) 経由での輸出が決定済み。主契約社は Boeing Company (St. Louis, MO)。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、モロッコ向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、以下の航空機搭載兵装を輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 1 億 5,500 万ドル。
    • AIM-120C-5 AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to Air Missile)×30
    • AIM-9M Sidewinder×60
    • AGM-88B/C HARM×20
    • AGM-65D/G Maverick×8
    • AGM-65H Maverick×45
    • JDAM (Joint Direct Attack Munition) テールキット×50 (GBU-31/B 用×20、GBU-38/B 用×30)
    • GBU-24/B Paveway III×20
    • GBU-10/B Paveway II×50
    • GBU-12/B Paveway II×150
    • Enhanced GBU-12/B Paveway II×60
    • Mk.82 訓練爆弾×300
    • 20mm 機関砲用訓練弾×60,000
    • AN/ALE-47 用チャフ カートリッジ×4,000
    • AN/ALE-47 用フレア カートリッジ×4,000、関連機材・サービス業務
    • コンテナ、爆弾用コンポーネント、スペアパーツ、補修用パーツ、文書類、訓練、兵站支援業務など
    関連するメーカーは、Lockheed Martin Aeronautics Company (Fort Worth, TX)、Lockheed Martin Missile and Fire Control (Dallas, TX)、Boeing Integrated Defense Systems (Seattle, WA)、Raytheon Missile Systems (Tucson, AZ)。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、オーストラリア向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、イージス戦闘システムと関連コンポーネンツなどを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 7 億ドル。対象となるイージス戦闘システム (AEGIS Combat System) の内訳は以下の通り。
    • Mk.41 VLS (Vertical Launch System)×1
    • AN/SPQ-9B Horizon Search Radar
    • CEC (Cooperative Engagement Capability) System
    • NFCS (Naval Fire Control System)
    • Multi-Functional Information Distribution System
    • AN/SLQ-25A Nixie
    • Mk.160 Gun Computer System (w/Mk.20 Electro-Optical Sight, AIMS Mk.XII IFF (Identification Friend or Foe)
    このほか、通信システム、情報配信システム、エンジニアリング サポート業務、兵站支援業務、訓練、訓練機材、支援機材、試験機材、文書類など。いずれも AWD (Air Warfare Destroyer) で使用するもの。担当メーカーは、Lockheed Martin MS&S (Maritime Systems and Sensors, Moorestown, NJ & Eagan, MN & Baltimore, MD)、Raytheon Systems Company (St. Petersburg, FL & Sudbury, MA)、Northrop Grumman Corporation (Melville, NY)。オフセットの設定はなし。チェックアウト実施のためにメーカー関係者を現地に派遣する。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、ドイツ向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、ニューメキシコ州の Holloman AFB に派遣されているドイツ空軍の Tornado 訓練飛行隊を対象とするベース オペレーション業務を輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 2 億 5,000 万ドル。訓練、燃料補給、弾薬供給、その他の兵站支援業務といった内容。主契約社は未定、オフセットの設定はなし。(DSCA)

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人事・組織

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戦争・紛争

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/7/20)
Farah 省の Ana Dara 地区で "制服を着ていない敵軍" (non-uniformed hostile force) が、米軍とアフガニスタン軍の合同パトロール隊と交戦する事件が発生、CJTF101 (Combined Joint Task Force 101) が調査に乗り出した。聯合軍としての標章を掲示した状態でパトロールしていたところ、銃撃を受けたために小火器で反撃、さらに航空支援を要請。ところが、この "敵軍" についてアフガニスタン政府が「警察関係者だ」と主張した次第。死者の人数は不明だが、一説によると 9 名。
Farah では別件で、武器の分配を担当していた敵 (これは本物) をターゲットとする作戦を聯合軍が実施、その際に実施した航空攻撃によって敵側に死者が出た。死者の人数は不明。民間人や聯合軍の死傷者はないとされる。 18 日に Kandahar 省で、聯合軍と敵が交戦、敵側に死者が出たほか、砲弾、信管、小火器用弾薬を発見。Herat 省の Parmakan では 17 日、アフガニスタン軍のコマンドー部隊と米軍の特殊作戦部隊が、拉致されていた被害者の救出に成功。タリバン関連組織の首領がいると見られる組織の捜索を行った際に発見したもの。地元住民によると、タリバンは定期的に地元住民を拉致しては身代金を要求している、とのこと。

今日のイラク (AFPS 2008/7/20)
20 日、Beiji で聯合軍がアルカイダ関連組織の活動家 1 名を拘束。そのほか、作戦のターゲットとなっていた容疑者は負傷、もう 1 名が死亡。別件で、アルカイダ関連組織の首領を狙った作戦を実施、4 名を拘束。Baghdad でもアルカイダ関連組織の首領 2 名を拘束しているが、こちらは誘拐や聯合軍・イラク軍への攻撃を仕掛けた容疑。この作戦では、もう 2 名を併せて拘束。別件で、アルカイダのプロパガンダ組織を支援していたとされる過激派組織のメンバー 2 名を拘束。Mosul では 3 名を拘束。
19 日、聯合軍が Baghdad の Saydiyah 地区で 1 名、Zubaida 地区で 2 名を拘束。Anbar 省で実施した作戦では合計 2 名を拘束。Baghdad の West Rashid 地区では、遺棄された民家などで武器を発見、内容は AK-47 自動小銃、SKS 小銃、拳銃、57mm ロケット、RPG 発射器、155mm 砲弾。別件で、Kadamiyah 地区でも RPG と RPG 発射器、ロケット ブースター、IED を発見。
18 日、聯合軍が Karmah で、イランの民間人や治安部隊を攻撃していた容疑で 1 名を拘束。Sharqat でもお尋ね者 1 名を拘束しているが、こちらは自爆テロリストを匿っていたとみられる。Mosul で実施した掃討作戦では 16 名を拘束、対空砲、弾薬、自家製爆薬を発見。Taji では、武装勢力に情報を提供していたとされる容疑者 1 名を拘束。イラク軍はイラク中部で、イランの後援を受けているとされる組織のメンバー 3 名とイラク側の組織のメンバー 2 名を拘束。殺人・誘拐・暴行・迫撃砲攻撃を仕掛けた容疑。Baghdad 北方では聯合軍が、122mm 砲弾、105mm 砲弾、57mm 砲弾を発見。Saydiyah でも聯合軍が対戦車地雷を発見。
Baghdad 東部で、炎上する建物の屋根上に取り残された警察官を米軍兵士が救出、負傷者後送ヘリで医療施設に搬送。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/7/18)
Helmand 省の Nahr Surkh をパトロールしていた聯合軍とアフガニスタン軍の合同部隊が、武装勢力から小火器と RPG による攻撃を受ける事件が発生、反撃するとともに航空支援を要請して制圧。敵に死者が出たが、人数は不明。
16 日、Jawzjan 省の Sheberghan 地区で、聯合軍部隊の支援を受けたアフガニスタン軍のパトロール隊が、地元住民からの通報により、大規模な武器集積所を発見。迫撃砲弾 1,000 発、対空砲弾、各種小口径弾薬といった内容。

今日のイラク (AFPS 2008/7/18)
聯合軍が Baghdad の Adhamiyah 地区で、"special groups" のメンバー 5 名を拘束。プロとパンダ活動のために資金供給を行っていた人物を狙った作戦という説明。17 日には Baghdad 市内の各地で、合計 1 ダースほどの武器集積所を発見。砲弾、迫撃砲弾、擲弾、自家製爆薬、地雷、爆弾製造材料、自動小銃、弾薬など。
16 日、Baghdad 南部の Rashid 地区で地元住民の誘導により、米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘団が RPG を発見。"Operation Nor'easter" の一環。発見した武器・弾薬は EOD (Explosives Ordnance Disposal) 部隊が破壊処分。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/7/17)
16 日、アフガニスタンの Sangin で、米空軍の B-1B が敵兵を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃、さらに英空軍の Harrier GR.7 も出動。Nangalam では米空軍の F-15E が、敵を GBU-38/B で爆撃。Khowst、Worzhanah Kalay、Orgun-E、Kabul、Soltani、Lwara に米空軍の F-15E が、Bagram に米空軍の A-10 が、Kandahar と Soltani に仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 42 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 2 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 42 件、ISR ミッション 23 件、戦術偵察ミッション 2 件を実施。

今日のイラク (AFPS 2008/7/17)
聯合軍が Hit で、外国人テロリストの手引きをしていたアルカイダ関係者 1 名を拘束。Karmah では、アルカイダ関係者のお尋ね者 1 名とその他 1 名を拘束。Mosul ではアルカイダ関連組織の資金担当者 1 名とその他 1 名を拘束。Tikrit ではアルカイダ関連組織の捜索を行い、3 名を拘束。Baghdad の New Baghdad 地区で 1 名、Kamaliyah 地区でも米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘団が路傍爆弾攻撃・砲撃・爆弾攻撃に対する資金提供の容疑で 1 名を拘束。別件で、同戦闘団は自動小銃 1 ダースを発見。その他の作戦も合わせて、合計 14 名を拘束。
15 日、Baghdad の Sadr City で聯合軍とイラク軍が、"special groups" のメンバー 1 名を拘束。イラク軍や聯合軍を、自家製爆弾と小火器で攻撃していた容疑。Baghdad 南部の Jisr Diyala ではイラク軍特殊部隊が、イランの支援を受けている爆弾攻撃組織の首領を、武器密輸や爆弾攻撃の容疑で拘束。Baghdad の Rashid 地区では、"Operation Raider Nor'easter" を実施中の聯合軍部隊が "special groups" の首領を、自家製爆弾による攻撃の容疑で拘束。
Fallujah ではイラク軍特殊部隊が、アルカイダ関係者 1 名を拘束。配下に 200 名ほどのテロリストを擁する人物とされる。
Baghdad では聯合軍が、砲弾、迫撃砲弾、機関銃、拳銃、ロケット、爆発物、信管などを発見。Samarra では "Sons of Iraq" メンバーの通報により、聯合軍が迫撃砲弾や砲弾、小火器用弾薬を発見。

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JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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