今週の軍事関連ニュース (2008/08/05)
 

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一般ニュース

今日の小ネタ (DefenseNews 2008/8/3)
  • 中東方面の米空軍部隊を指揮する Gary North 米空軍中将は、イラクにおける騒擾が沈静化して米軍地上部隊が本国に引き揚げられるようになったら、有人機による哨戒に代えて武装 UAV による哨戒を実施したい、と発言。具体的には、MQ-1 Predator や MQ-9 Reaper の名前を挙げている。MQ-9 なら AGM-114 に加えて 500lb 級の誘導爆弾も搭載可能で、MQ-1 より速く、高く飛ぶことができる上に兵装搭載量も多い。しかも有人航空機より長時間の滞空が可能。空中給油機の必要性を減らせるので、燃料費節減にもなるという説明。
  • ベネズエラの Hugo Chavez 大統領は、以前にロシアに発注している Su-30×24 機が近いうちに到着すると発言、「これらは純粋に防衛的なものであり、こちらから誰かを攻撃するつもりはない」としている。また、米海軍による第 4 艦隊の編成について非難する発言もしている。

今日の小ネタ
  • 米上院は、Norton A. Schwartz 空軍大将 (現職は米輸送軍司令官) の、次期空軍参謀総長就任を承認した。後任の輸送軍司令官については、空軍参謀次長の Duncan J. McNabb 空軍大将が転じる。(AFPS 2008/8/1)
  • USS Bainbridge (DDG-96) を使って実施していた、RMS (Remote Minehunting System ) の評価試験と要員の訓練が完了した。RMS は LCS (Littoral Combat Ship) の対機雷戦パッケージで使用することになっており、そのための要員を育成するためのもの。RMV (Remote Minehunting Vehicle)、AN/AQS-20A 機雷探知用曳航ソナー、発進/回収システム、データリンクで構成する。(NavNews 2008/8/1)
  • USS Ronald Reagan (CVN-76) 空母打撃群に随伴して横須賀に入港した USS Thach (FFG-43) の艦長以下、乗組員の半分以上にあたる 116 名が富士登山を行った。もちろん、「富士登山用の杖」を買うのはお約束。(NavNews 2008/8/1)
  • リビアの Baghdadi Mahmudi 首相が、「ロシアとの間で、兵器輸入と原発建設について交渉中」と発言。(DefenseNews 2008/7/31)
  • イラク内務省は、衛星通信システムに関する PCI (Proactive Communication Inc., Killeen, TX) との契約を延長した。当初契約に続いて、2008 年 4 月に 2 ヶ月間の期間延長、さらに 12 ヶ月・1,200 万ドルの期間延長を実施したもの。同社が 2004 年から手掛けてきた通信網の再建事業については、2007 年 3 月にイラク側に引き渡し済み。衛星通信塔×250 ヶ所を設置して、Baghdad の Iraqi National Operations Center と結んだ。音声通話、電子メール、インターネット接続、VoIP といった機能を実現している。(DefenseNews 2008/8/1)
  • DDG-1000 を 2 隻で打ち切って Arleigh Burke 級の建造再開に舵を切った米海軍だが、既存のものと同仕様ではなく、新仕様を盛り込む可能性が。同級の年間運用経費 2,500 万ドルのうち 1,300 万ドルを占める人件費を削減するための省人化対策、対地攻撃能力を増強するための 155mm AGS (Advanced Gun System) 搭載といった話があがっている。ちなみに、Arleigh Burke 級は 2 隻で 35 億ドル、DDG-1000 は 1 隻で 32 億ドル。(DefenseNews 2008/8/1) [ここで新仕様を盛り込みすぎたら、またぞろ価格が上がって意味がなくなるだろーがっ]

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/7/31)
  • パキスタンの Mushaf 空軍基地で、アメリカからパキスタンに F-16×4 機を引き渡すセレモニーが行われた。出席したのは、米中央軍 (USCENTCOM : US Central Command) 司令官代理の Martin E. Dempsey 中将、パキスタン空軍の Tanvir Mahmood Ahmed 大将、アメリカ政府代理の E. Candace Putnam 副大使代理など。これで、アメリカに FMS (Foreign Military Sales) 経由で発注していた F-16×14 機を完納したことになる。2005 年 12 月に最初の 2 機が到着、その後は 2007 年 7 月に 2 機、2008 年 2 月に 2 機、2008 年 6 月に 4 機、今回の 4 機という内訳。ただし、機体そのものはタダで、引き渡しのための準備作業と輸送の費用だけがかかっている。今回の 4 機の場合、1 機あたり 640 万ドル。(US Embassy in Pakistan)
  • Lockheed Martin は、米海軍初の MH-60R 実戦部隊・HSM-71 "Raptors" に対する MH-60R×11 機のデリバリーを完了したと発表した。主契約社は Lockheed Martin Systems Integration - Owego (Owego, NY)。HSM-71 は USS John C. Stennis (CVN-74) を基幹とする空母打撃群に参加して、2009 年に最初のデプロイメントを実施する予定。MH-60R が空母打撃群で対潜戦に従事するのも、これが初めて。また、MH-60R は対水上戦も実施可能。それ以外に二次的任務として SAR (Search and Rescue)、VERTREP (VERTical REPlenishment)、水上艦向けの火力支援 (naval surface fire support)、兵站支援、人員輸送、負傷者後送 (MEDEVAC : MEDical EVACuation)、通信/データ中継も担当する。2007 年 8 月に締結した多年度契約により、10 億 6,500 万ドルで 139 機を発注済み。(Lockheed Martin)
  • Lockheed Martin は米陸軍の AATD (Army Aviation Applied Technology Directorate) から、VUIT-2 (Video from Unmanned Aircraft Systems for Interoperability Teaming - Level 2) の契約を受注したと発表した。期間は 2009 年 9 月まで。AH-64 に装備して、UAS (Unmanned Aircraft System) から動画とメタデータを mini-TCDL (Tactical Common Data Link) 経由でストリーミング送信、それを AH-64D ブロック III のコックピットに設置した MPD (Multi-Purpose Display) に表示するもの。また、地上の兵士が装備する One System Remote Video Terminal に表示することもできる。これにより、状況認識能力の強化と、"sensor-to-shooter" の時間短縮、緊急目標に対する攻撃の有効性向上を実現するとしている。また、AH-64 の搭乗員だけでなく地上の兵士にとっても、UAS から受け取った動画データによる目標確認が可能という利点がある。Lockheed Martin はこの件でシステム インテグレーターとして、VUIT-2 の量産移行と実戦配備に向けた作業を実施する。すでに VUIT-2 は NTC (National Training Center, Fort Irwin, CA) でデモンストレーションを実施、有効性を証明できたとしている。Lockheed Martin Missiles and Fire Control でこの件を担当している William Murtha 氏によると「我が社はこの件の重要性を認識、設計から生産段階までの作業を 1 年とかからずにやってのけた」としている。部隊配備予定時期は 2011 年。(Lockheed Martin)
  • NetFires LLC (Raytheon の Missile Systems 部門と Lockheed Martin Missiles and Fire Control のジョイント ベンチャー) は、7/22 に NLOS-LS (Non Line-of-Sight-Launch System) 用のミサイル・PAM (Precision Attack Missile) の試射を成功裏に実施したと発表した。これまでに CTV (Control Test Vehicle)-2、CTV-3、CTV-4 による試射を実施、飛行中の安定性や高 G 機動性能を確認できたとのこと。これにより、制御機能を動作させる試験飛行 (controlled test flight) の第 1 フェーズを完了して、9 月から誘導機構を動作させる試験飛行 (guided flight test phase) に移行できることになった。PAM はネットワーク機能を持ち、発射後にネットワークに参加して、ネットワークのノードとして機能する。この PAM が実現すると、米陸軍の BCT (Brigade Combat Team) は自前の精密攻撃火力を手中にできる。迅速な展開が可能で、静止目標と移動目標の両方を攻撃可能。FCS (Future Combat System) に加えて米海軍の LCS (Littoral Combat Ship) にもミッション モジュールのひとつとして搭載する。(Raytheon)
  • Raytheon は、Boeing と組んで米空軍の Counterspace Command and Control Sustainment に対する提案を実施すると発表した。10 年間・1 億ドルと見込まれる案件で、2008 年 9 月に契約の予定。宇宙空間で優越を得るために必要な指揮・統制能力を実現するのが目的。また、衛星通信システムを防護するための手段を設計・開発する作業も実施する。同社では、AFATDS (Advanced Field Artillery Tactical Data System) などの指揮・統制関連製品も手掛けている。(Raytheon)
  • Kongsberg は米陸軍から、CROWS (Common Remotely Operated Weapon Station) を 1 億 5,000 万クローネで追加受注した。2007 年 8 月に締結した、総額 80 億クローネのフレームワークによるもの。(Kongsberg Defence & Aerospace)
  • 精密コンポーネントやサブアセンブリーを手掛けている LAI International は、オランダの Stork Fokker から、英海軍向けの STOVL 型 F-35 で使用する操縦翼面のコンポーネント製造を受注することになったと発表した。契約期間は 2 年だが、今後、5 年間・数百万ドル規模の案件に発展するものと見込まれる。同社はこれ以外にも F-35 の各型向けに、チタン、アルミ、インコネルといった素材を使用する部品の製造を受注しているとのこと。(LAI International)
  • FLIR Systems, Inc. は米陸軍 ASMDC (Army Space and Missile Defense Command in Huntsville, AL) から、マルチセンサー ターレット・Star SAFIRE III を 3,000 万ドルで受注した。すでに締結している契約の修正契約によって実現したもので、米軍のフォース プロテクション関連プログラムで使用する。製造はオレゴン州 Wilsonville の工場で行い、1 年以内に納入完了の予定。米軍では陸軍と海兵隊が同社の製品を使用している。(FLIR Systems)
  • Orbital Sciences は、同社製の IBEX (Interstellar Boundary Explorer) 衛星が、6/28 にカリフォルニア州の Vandenberg AFB に到着したと発表した。同社がヴァージニア州 Dulles の事業所で、製造・インテグレーション・試験を手掛けていたもの。打ち上げには Pegasus ブースターを使うことになっており、そのために必要な作業は 7/28 からスタートしている。打ち上げは 10 月初頭の予定で、L-1011 を使って Kwajalein Island から実施する。IBEX は、NASA の Science Mission Directorate 向けに Goddard Space Flight Center が仕切って進めている SMEX (Small Explorers) プログラムを構成するもので、太陽風の観測を行う。Mars Scout ミッションのファイナリストに選ばれたチームのひとつ・TGE (The Great Escape) を、Orbital Science と SwRI (Southwest Research Institute) が構成している。IBEX のプラットフォームは、Orbital の Dawn を使用している。(Orbital Sciences)
  • 米海空軍は Eclypse International Corp. に対して、航空機の配線や回路基板、リレー パネル、サーキット ブレーカーなどを自動的に検査する機材・Eclypse RTS-501 Aircraft Wire Test Set を、今年初めに $23,668,807 で発注している。これを使うと、1990 年代に導入した Wiring Test Set を使用する場合と比べて、航空機整備要員の仕事が大幅に楽になるという触れ込み。また、Eclypse RTS-501 Aircraft Wire Test Set はオープン アーキテクチャ構成をとっており、要求仕様の変化にも対応できるとしている。海軍・海兵隊・空軍は、S-3、E-6、EA-6B、C-2、H-46、H-60、F-15、B-1B、H-53 といった機体でこの機材の評価試験を実施、実際にオートパイロットの配線ミスや飛行制御系統の配線焼損を発見している。装備している体の老朽化が進んでいる空軍にとっては、この手の機材は特に有用性が高いとのこと。得られたデータは記録しておいて、配線機器の状況や補修の状況に関するデータを蓄積、トラブル対処や予防整備に役立てる。(NAVAIR)

艦長・副長更迭 (US Navy via Defense-Aerospace.com 2008/7/31)
USS George Washington (CVN-73) で 5/22 に発生した火災事故に関する調査報告書がまとまった。原因については、規定違反の喫煙によって可燃性の液体に引火した可能性が高いと判断。また、冷凍機で使用するオイル 90 ガロンを規定外のスペースに置いてあったことが、事態を悪化させたとした。火災発生現場は、補助用ボイラーの吸排気区画 (Auxiliary Boiler Exhaust and Supply)。周辺区画と換気システムが煙突の役割を果たして、火災を拡大させる原因になった。最終的に、3,800 ある艦内区画のうち 80 ヶ所が被害を受けている。
現在、GW は San Diego で修理を行っており、修理費用は 7,000 万ドルほどかかる見込み。進行中の修理作業は近いうちに完了して 8/21 に同地を出航、横須賀に向かう。一方、同艦と交代する USS Kitty Hawk (CV-63) の方は、8/7 に San Diego に到着する予定。
この件については米海軍太平洋艦隊司令官 (Commander, U.S. Pacific Fleet) の Robert F. Willard 海軍大将が出した指示により、GW 艦長の David C. Dykhoff 海軍大佐は「統率力の欠如と、任務要求・即応性の要求に対応できない」という理由で更迭、副長の David M. Dober 大佐も「パフォーマンス不足」として更迭した。
後任の GW 艦長は、太平洋艦隊参謀次長 (Deputy Chief of Staff to Commander, U.S. Pacific Command) だった J.R. Haley 海軍大佐。同大佐は 2005 年 1 月から 2008 年 1 月まで USS Theodore Roosevelt (CVN-71) を指揮していた経験もある。副長の方は、2007 年 7 月から USS Dwight D. Eisenhower (CVN-69) の副長を務めている Karl O. Thomas 大佐が就任する。

最近の泥仕合 (Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/7/31-2008/8/1)
Northrop Grumman の KC-30 について、「同機を採用するとアメリカ国外に雇用が流出する」という批判があるが、それに対して Northrop Grumman は「Boeing の方こそ、機体の製造を海外のサプライヤーに出しており、アメリカの雇用を奪っている。それに対して KC-30 はアラバマ州 Mobile の工場で組み立てを行うことになっており、サプライヤーは全米 49 州に展開、48,000 名が関わることになっている」と反論するプレスリリースを出した。労働組合の関係者が、KC-X に関連する雇用問題についての意見広告を新聞に出したのを受けた動き。
さらに翌日、今度は Boeing が Los Angeles Times 紙に広告を出して、その中で「GAO の裁定では、KC-767 が唯一、KC-X の受注を獲得できる機体とされた」と述べた点に対する反論のプレスリリースを出し、件の広告について「愚挙」であるとした。そして、「GAO の勧告は、それぞれの候補機種を採用した場合の利害得失について述べたものではなく、コンペティションの勝者を決めるものでもない」と主張。空軍の審査では KC-30 の優位は明らかであり、しかも GAO は Boeing が申し立てた 110 の問題点のうち、たった 8 点しか認めていないではないか、と付け加えた。このほか、機体の大型化に関する選定プロセスの問題や、両候補機の燃費効率の問題、給油ブームの熟成度合と日本向けの機体のデリバリー遅延問題など、Boeing の主張に対する反論を並べている。
ちなみに、件の Boeing の広告は、Charles Horner 米空軍大将 (退役) が同紙に寄稿した (空軍の決定を支持する) 論考に対する反論という形をとっている。そのため、Northrop Grumman は Horner 大将のことを「卓見である」と持ち上げている。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/7/31)
  • アメリカとイスラエルが、イスラエル国内に弾道ミサイル探知用の X バンド レーダーを設置する合意をまとめたと報じられている。訪米中の、イスラエルの Ehud Barak 国防相もこの件について認めており、「来年 1 月に予定しているアメリカの大統領交代より前に実現する」「イランからの攻撃に対抗するため、取り得るすべての選択肢をテーブルに載せておく必要があるということで合意した」「イランは世界にとっての深刻な脅威である」とのこと。実現すると、宇宙空間に飛び出した中・長射程の弾道ミサイルを探知できるため、イスラエルにとってはイランからの弾道ミサイル攻撃を探知するためのレイヤーを増やす効果が得られる。また、X バンド レーダーは飛来する弾道ミサイルの大気圏外要撃にも使用する。探知データについては、アメリカとイスラエルが共用するという話。なお、イスラエル空軍は 6 月に、イランからの核ミサイル攻撃を想定して大規模な演習を実施している。(VoA)
  • 下院軍事委員会は、下院側の FY2009 国防歳出法 (Fiscal Year 2009 Defense Appropriations Bill) をまとめた。予算教書から 40 億ドルの減額、ただし FY2008 よりは 284 億ドルの増額。主なポイントは以下の通り。
    • 俸給の引き上げについては予算教書よりも 0.5% 上乗せして、3.9% アップ
    • "Stop Loss policy" の対象になっている軍人に対して、月間 $500 の手当上乗せを盛り込む
    • family advocacy programs に 3 億ドルを追加、トータルで 6 億 800 万ドルに
    • 訓練経費を FY2008 より 10 億ドル増額
    • 施設の維持・更新については、兵舎などの施設に 9 億 8,700 万ドル、医療施設に 4 億 5,000 万ドルを支出
    • F-35 計画は満額、ただし資金配分を変更。量産経費を 7 億 8,600 万ドルに削り、代替エンジンの開発に 4 億 3,000 万ドル、試験計画におけるリスク対策に 3 億 2,000 万ドル (FY2008 で削られた試験用機×2 機の復活分を含む)
    • ISR (Intelligence Surveillance and Reconnaissance) 資産の調達に 5 億 6,350 万ドル
    • AEHF (Advanced Extremely High Frequency) 通信衛星 4 号機の先行調達は、満額の 3 億ドル
    • KC-X は満額の 8 億 9,300 万ドル、ただし GAO が指摘した問題点への対処や、国内産業基盤の維持に対する配慮を指示
    • F-22A については満額で 20 機分。さらに 20 機分の先行調達費として 5 億 2,300 万ドルを計上
    • FCS (Future Combat System) に 36 億ドル、UAV (Unmanned Aerial Vehicle) と UGV (Unmanned Ground Vehicle) 関連に 3,300 万ドルを上乗せ
    • 州兵・予備役向けの装備調達に 10 億ドル
    • LPD-17 級×1 隻に 16 億ドル、Virginia 級 SSN の先行調達に 3 億 9,760 万ドル、DDG-1000 の先行調達に 4 億 5,000 万ドル、National Defense Sealift Fund に基づく T-AKE×2 隻の調達に 9 億 4,100 万ドル。これらは DDG-1000 の 3 番艦に割り当てるはずだった 25 億ドルの再配分で実現
    • 海軍の外注業務を 5% 削減して 45 億ドルに。代わりに文官の雇用を増やして内輪で処理する仕事を増やすために 9 億 4,300 万ドルを配分
    • VH-71A は 2 億 1,200 万ドル削減して 8 億 3,500 万ドルに。うち 7 億 3,500 万ドルで Increment I×5 機を調達、残り 1 億ドルは Increment II の調達
    • ARH (Armed Reconnaissance Helicopter) は 13 機分・1 億 6,600 万ドルを削減、スケジュール遅延とコスト上昇による
    • IG (Inspector General) の予算を 2,500 万ドル増額して、民間契約業者に対する監督を強化、Cost Analysis Improvement Group による産業基盤の更新・維持に関する分析業務を進めるため、500 万ドルを上積み
    • 情報機関 (Intelligence Community) が行う、National Intelligence Program 関連の予算移管に 4 億ドルの制限を設定
    • Guantanamo Bay の収容施設については閉鎖して、収容しているテロ活動容疑者をアメリカ本土に移送するよう指示
    • AFRICOM の予算を 3 億 840 万ドル削減。アフリカに新司令部を設置する場所が決まらないため、そのための予算を削減。現行の司令部・演習・対テロ・対麻薬関連予算は維持
    (House Appropriations Subcommittee on Defense)
    [これは下院がまとめた歳出法なので、別途上院の歳出法も出てきてすりあわせを行う。そのため、ここに記した内容で確定という訳ではない]

今日の小ネタ
  • 米空軍・航空戦闘軍団 (ACC : Air Combat Command) では、保有する 94 機の B-52H のうち 18 機の退役を決定、最初の機体 (1961 年に製造した LA1023) が 7/24 に退役してノースダコタ州の Minot AFB からオクラホマ州の Tinker AFB に飛んだ。この後は、すべての開口部を塞いだ後で格納庫に保管する。今後、2 週間ごとに 1 機ずつ退役させる予定。これによって捻出した予算で、残り 76 機を維持する方針。つまり基本的にはカネの問題。ただ、空軍や議会では、利用可能な B-52H が減勢することに懸念を持っている。(AFNews 2008/7/30)
  • スペインとフランスは、ソマリア沖の海賊被害に対処するために、両国海軍で合同任務部隊を編成する検討を始めた。政府がまともに機能していないソマリア沖では海賊が跳梁しており、IMB (International Maritime Bureau) によると、昨年だけで 25 隻の船が乗っ取られている。スペインのマグロ漁船やフランスの豪華ヨットも被害に遭っている。(DefenseNews 2008/7/30)
  • インドの Rolta India が、アメリカのコンサルティング ファーム・WHC (WhittmanHart Consulting, Chicago, IL) を買収すると発表した。WHC はデジタル通信技術やプロセス改善などの分野で活動している会社。買収額は非公開。ちなみに Rolta の年間売上は 2 億 6,000 万ドルほどで、GIS (Geospatial Information System) やエンジニアリング/デザイン サービス、エンタープライズ向けの情報通信などのソリューションを、インド国防省向けに提供している。昨年には Thales との間で、出資比率 51:49 で C4I 分野を手掛けるジョイント ベンチャーを設立した。(DefenseNews 2008/7/30)
  • 米海軍の内部調査で、General Dynamics が担当している LCS (Littoral Combat Ship) の 2 番艦・Independence (LCS-2) の建造計画について、監督とコスト管理の不全、国防総省が定めているガイドラインへの違反が発覚したとのこと。同艦はアラバマ州 Mobile で建造中だが、すでにスケジュール遅延と 3 億ドルほどのコスト超過が発覚している。(DefenseNews 2008/7/30)

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/8/1)
  • Red Star Enterprises Ltd. (Gibraltar) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、アフガニスタンの Bagram AB で陸軍向けに燃料油を供給する業務を $720,568,375 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-1017)
  • BMI Defense Systems, Inc. (College Station, TX) は米陸軍から、軽装甲車の操縦手用に取り付ける防護パッケージを $6,995,365.20 で受注した。TACOM Office of the Program Management for Light Armored Vehicles, Warren, MI (W56HZV-08-C-0488)
  • General Dynamics Land Systems (Sterling Heights, MI) は米陸軍から、戦時消耗を見越した車両の生産を $24,171,854.00 で受注した。TACOM, LCMC, Warren, MI (W56HZV-06-C-0255)
  • Inglett and Stubbs, International (Smyrna, GA) は米陸軍から、アフガニスタンの Bagram AB に発電施設を建設する工事を $34,975,000.00 で受注した。Army Corps of Engineers, Philadelphia, PA (W912BU-05-D-0004)
  • Clark/Hunt, Joint Venture (Tampa, FL) は米陸軍から、Brooke Army Medical Center (San Antonio, TX) で実施する建設作業を $126,101,402 で受注した。Army Engineer District, Fort Worth, TX (W9126G-08-C-0036)
  • Lockheed Martin Corp. (Grand Prairie, TX) は米陸軍から、GMLRS (Guided Multiple Launch Rocket System) を $68,950,208 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-08-C-0021)
  • Navistar Defense LLC (Warrenville, IL) は米陸軍から、重装備輸送用のトラクター/トラックとスペアパーツを $11,310,971 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-08-C-0435) [多分、先に Navistar が発表したイラク向けの分]
  • BAE Systems (Anniston, AL) は米陸軍から、M113 装甲兵員輸送車の RESET 作業に関する先行調達契約を、$21,561,457.21 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-05-G-0005)
  • Parsons Infrastructure & Technology Group (Pasadena, CA) は米陸軍から、Newport Chemical Agent Disposal Facility (Newport, IN) の閉鎖作業に関する修正契約を $15,072,345 で受注した。Army Sustainment Command, Rock Island Arsenal, Rock Island, IL (DAAA09-99-C-0016/P00166)
  • BAE Systems Analytical Solutions (Huntsville, AL) は米陸軍から、TRADOC (Training and Doctrine Command) 参謀次長、G-2 向けの、戦略・作戦・戦術レベルの分析支援作業を $12,733,800 で受注した。Army Space & Missile Defense Command, Peterson AFB, CO (W91260-06-D-0005)
  • Veterans Enterprises Technology Services, LLC は米陸軍から、ミズーリ州の Fort Leonard Wood で給養施設を建設する工事を $19,100,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Norfolk, VA (W91236-08-D-0055)
  • Navistar Defense LLC (Warrenville, IL) は米海軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) Category I の低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) 分を対象とする、維持管理用アイテムに関する修正契約を 2 件、$27,394,820 と $29,355,367 で受注した。ECP (Engineering Change Proposals) 適用に必要なもの。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5032/#0002, M67854-07-D-5032/#0007)
  • Complex Solutions, Inc. (Kailua, HI) は米海軍から、NPS (Naval Postgraduate School) の Center for civil military relations education and training program を対象として実施する、テクニカル/教育分野のサポート業務について、オプション契約分を $18,091,192 で受注した。ハワイ州の Kailua (6%)、カリフォルニア州 Monterey (8%)、全米各地 (24%)、米国外各地 (62%) という配分。Fleet and Industrial Supply Center, San Diego, CA (N00244-07-D-0035)
  • Raytheon Co., Integrated Defense Systems (Keyport, WA) は米海軍から、P2U NRE (Producibility 2nd Year Upgrade) の完了に向けた、コスト上昇分を補うための修正契約を $5,965,173 で受注した。Mk.48 ADCAP、Mk.48 CBASS、Mk.54 といった魚雷関連のプログラム (N00024-98-C-6107, N00024-00-C-6100, N00024-00-C-6102, N00024-03-C-6104) が対象。NAVSEA (Naval Sea Systems Command, Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-04-C-6101)
  • General Dynamics Land Systems, General Dynamics Amphibious Systems (Woodbridge, VA) は米海軍から、EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) の SDD-2 (System Development and Demonstration two) プロトタイプを対象とする開発・製造作業、既存の EFV プロトタイプに対する改修、スペアパーツ、補修用パーツ、SDD-2 用の先行調達、システム エンジニアリング、スタディ/分析、兵站支援業務、試験支援業務を、$766,816,525 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-08-C-0003)
  • Bell-Boeing JPO (Joint Project Office, Amarillo, TX) は米海軍から、CV-22 ブロック 20 アップグレードのフェーズ II 分に関する修正契約を、$91,805,665 で受注した。ブロック 20 の設計・開発・インテグレーション・試験を実施するもの。性能向上、地形追随飛行 (< 50kt)、地形追随ロジックの改善、Communication Co-Site Interference、AMC (Advanced Mission Computer) Thru-put、飛行試験の際の技術者向けサポート、兵站支援業務といった内容。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-08-C-0025)
  • Bell Helicopter Textron, Inc. (Fort Worth, TX) は米海軍から、H-1 ヘリのアップグレードに関連する、兵站関連の部製品・サービスに関する修正契約を $12,639,173 で受注した。兵站支援業務の計画・サポート、設計側とのインターフェイス、消耗品サポート、支援機材、データ提供、在庫管理・梱包・輸送、コンフィギュレーション管理、支援性分析などといった内容。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0086)
  • Raytheon Co. (Tucson, AZ) は米海軍から、Tomahawk Block IV で使用する M-RSS (Mid-body Range Safety System) と FTK (Flight Test Kit)×22 セットに関する修正契約を、$9,979,205 で受注した。うち 2 セットはイギリス向け FMS (Foreign Military Sales)。また、米海軍向け RSS コンポーネント×1 セットの改修も行う。金額配分は、米海軍が $9,090,171 (91%)、イギリスが $889,034 (9%)。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-04-C-0569)
  • SFA Inc. (Crofton, MD) は米海軍から、センシング システムと統合光学/通信システム関連の研究・開発・応用作業を、$9,910,834 で受注した。"Optical Techniques, Devices, and Measurements." なる案件。オプション契約分まで実現した場合の総額は $52,879,393。NRL (Naval Research Laboratory), Washington DC (N000173-08-R-JR03)
  • WareOnEarth Communications, Inc. (North Charleston, SC) は米海軍から、戦術/戦略レベルのオペレーションに関する IA (Information Assurance) や自動化センサー システムに関するテクニカル サービス業務を $9,452,343 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は $48,815,599。SPAWAR (Space and Naval Warfare Systems Center), Charleston, SC (N65236-08-D-6809)
  • Seyer Industries, Inc. (St. Peters, MO) は米海軍から、V-22 のメンテナンスで使用する支援機材 (Peculiar Support Equipment) を、$7,051,226 で受注した。海兵隊向け×332 セット、空軍向け×218 セット。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-08-C-0346)
  • Gyrocam Systems, LLC (Sarasota, FL) は米海軍から、戦時消耗したカメラ システム×6 セットの代替と、維持管理用のサービス業務、パーツ、訓練を $6,665,204 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5075/#0002)
  • Bell Helicopter Textron, Inc. (Fort Worth, TX) は米海軍から、H-1 ヘリのアップグレード改修機のために用意するギアボックス試験台の、製造・設置・試験に関する NRE (Non-Recurring Engineering) 業務について、修正契約を $6,515,699 で受注した。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-06-C-0086)
  • Z Corp. (Norfolk, VA) は米海軍から、MCB (Marine Corps Base) Camp Lejeune (Jacksonville, NC) に、第 2 海兵兵站群・憲兵中隊の施設を建設する工事を $5,695,000 で受注した。管理部門、倉庫、整備、通信/電子機器補修、武器庫、NMCI (Navi and Marine Corps Intranet) 用の通信施設、シャワールームとロッカールームなどを整備する。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Mid-Atlantic, Norfolk, VA (N62470-05-D-6832)
  • General Dynamics Land Systems (Sterling Heights, MI) は米海軍から、IM (Intelligent Machining) の研究開発を $5,500,493 で受注した。JSMC (Joint Systems Manufacturing Center, Lima, OH) の Advanced Defense Materials 向け。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-08-C-0009)
  • BAE Systems Advanced Information Technologies (Burlington, MA) は米空軍から、陸上・洋上のターゲットを長時間にわたってついせくするために使用する、シングル プラットフォーム向けとマルチ プラットフォーム向けソフトウェアの、開発・実証・納入を $21,490,727 で受注した。先進レーダー/通信ネットワークの構築に関連する案件で、ラボでシミュレーション環境によるデモンストレーションを行う。AFRL (Air Force Research Laboratory)/RIKF, Rome, NY (FA8750-08-C-0217)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、PEO (Program Executive Office) Combat Support and the Tank and Automotive Research and Development Team 向けのテクニカル/分析業務を $11,494,519 で受注した。55th Contracting Squadron, 55 CONS/LGCD, Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380, DO 0264)
  • Entereza Network Solution, Inc. (Albuquerque, NM) は米空軍から、AFOTEC (Air Force Operational Test and Evaluation Center) 向けの訓練サービス業務を 600 万ドル (maximum) で受注した。AFOTEC は OT&E (Operational Test and Evaluations) の計画・実行・報告を担当している組織で、担当要員を育成するために、内輪に T&EU (Test and Evaluation University) を擁している。そこに企業側から SME (Subject Matter Expert) を派遣して、ISD (Instructional Systems Development) メソッドによる教育を行わせるもの。Air Force Operational Test and Evaluation Center, HQ AFOTEC/A7K, Contracting Division, Kirtland AFB, NM (FA7046-08-D-0002)
  • SAIC (Science Applications International Corp., San Diego, CA) は米空軍から、AFRL (Air Force Research Laboratory)/RYZT 向けの研究開発/分析支援業務を $5,913,886 で受注した。CID (Combat Identification) 関連の案件。AFRL/PKSR, Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-08-C-1373)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/8/1)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イラク空軍向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、ヘリコプターなどを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 24 億ドル、内訳は以下の通り。
    • Bell 407 武装型、または Boeing AH-6×24 機
    • Rolls Royce 250-C-30 エンジン×24 基
    • 120mm 迫撃砲 M120×565 門、迫撃砲弾
    • 81mm 迫撃砲 M252×665 門、迫撃砲弾
    • AGM-114M Hellfire×200 発
    • M299 Hellfire 発射器×24 基
    • Hellfire 用訓練ミサイル M36×16 発
    • 2.75in ロケット弾×15,000 発
    • 2.75in ロケット弾発射器 M280×24 基
    • 12.7mm 機関銃 XM296×24 挺 (w/500 発入り弾薬箱)
    • 7.62mm 機関銃 M134 Mini-Gun×24 挺
    • 試験・計測・検査機材、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、訓練と訓練機材、兵站支援要員の派遣、その他の兵站支援関連業務
    主な担当メーカーは、Bell Helicopter Textron, Inc. (Hurst, TX) あるいは Boeing Integrated Defense Systems (Seattle, WA)。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イラク陸軍向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、LAV (Light Armored Vehicle) などを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 30 億ドル、内訳は以下の通り。
    • LAV (Light Armored Vehicle)×392 両 (LAV-25×352, LAV-CC×24, LAV-A (Ambulance)×16)
    • AN/VRC-90E SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System) 無線機×368 基
    • AN/VRC-92E SINCGARS 無線機×24
    • M72 LAW (Light Anti-Tank Weapon)×26 基
    • LAV-R (Recovery)×5 両
    • LAV-L (Logistics)×4 両
    • MRAP (Mine Resistant Ambush Protected)×2 両
    • MTVR (Medium Tactical Vehicle Replacement)×41 両
    • Mk.19 40mm 擲弾発射機×2 挺
    • 9mm 拳銃×773 挺
    • 7.62mm 機関銃 M240G×93 挺
    • AR-12 ライフル×10 挺
    • 弾薬、施設建設工事、サイト サーベイ、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、訓練と訓練機材、テクニカル サポート サービス、その他の兵站支援関連業務
    担当メーカーは、General Dynamics (Warren, MI)、Raytheon (Waltham, MA)、Armatec (London, Ontario, Canada)、FPI (Force Protection Industreis (Ladson, SC)、BAE Systems (London, United Kingdom)、Oshkosh Trucks (Oshkosh, WI)。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イラク軍向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、施設・インフラの建設工事に関連する技術支援業務を輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 16 億ドル。兵舎や整備・補給関連などの施設について米陸軍工兵隊が、エンジニアリング、計画、設計、調達、契約管理、建設作業の管理などの面倒を見るという内容。新設物件だけでなく、既存物件の補修工事も対象になる。さらに、LAV (Light Armored Vehicle) を対象とする技術支援業務のプロビジョン、射場施設、訓練施設、戦車や武装ヘリ向けの訓練施設も対象に含む。オフセットの設定はなし。(DSCA)
  • 米 DSCA (Defense Security Cooperation Agency) は議会に対し、イスラエル空軍向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で、C-130J-30 などを輸出すると通告した。すべてのオプション契約分まで実現した場合の総額は 19 億ドル、内訳は以下の通り。
    • C-130J-30 (米空軍仕様、w/Block 7.0 ソフトウェア)×9
    • AE2100D3 エンジンの予備×6
    • AN/AAR-47 ミサイル接近警報装置×9 (スペア×3 を含む)
    • AN/ALR-56M Advanced RWR (Radar Warning Receiver)×9 (スペア×3 を含む)
    • AN/ALE-47 チャフ/フレアー ディスペンサー (CMDS : Counter-Measures Dispensing System)×9 (スペア×3 を含む)
    • AN/AAQ-22 Star SAFIRE III Special Operations Suite×9 (スペア×3 を含む)
    • AN/ARC-210 SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System) 無線機のスペア×4
    • VHF/UHF 秘話通信機のスペア×10
    • VHF 秘話通信機のスペア×4
    • AN/AAR-222 SINCGARS (w/KV-10 暗号鍵生成装置) のスペア×3
    • KIV-119 Non-standard Communication/COMSEC 機材×1
    • AN/ARC-210 Non-standard Communication/COMSEC 機材×2
    • パイロンと外部燃料タンク×10
    • 機内燃料タンク改修キット×5
    • スペアパーツ、補修用パーツ、コンフィギュレーション更新、秘話通信装置と無線機、インテグレーション スタディ、支援機材、機材空輸とその際の給油機の支援、補修業務、文書類、訓練と訓練機材、エンジニアリング/兵站サービス業務、その他の兵站支援業務
    主な担当メーカーは Lockheed Martin Aeronautics Company (Fort Worth, TX)。オフセットの設定が見込まれるが、内容については未確定。(DSCA)
  • アメリカ政府は Lockheed Martin に対して、F-35 Lightning II の第二次低率初期生産分 (LRIP 2 : Low Rate Initial Production 2) として、F-35B (STOVL 型) の契約を実施した。F-35B の初号機が 6/11 に初飛行を実施、続いて 7/22 に F-35Bの推進システムに関する評価が完了したのを受けて実現したもの。F-35 の F-35 の LRIP 2 契約は 12 機・22 億ドルで、内訳は以下の通り。
    • 2007 年 7 月 : 先行調達契約、1 億 5,800 万ドル
    • 2008 年 5 月 : F-35A (CTOL 型)×6 機、9 億 3,300 万ドル
    • 2008 年 7 月 : F-35B (STOVL 型)×6 機、10 億ドル
    • 2008 年第四四半期 : 計画維持のためのオプション契約、1 億 1,000 万ドルの契約を予定
    このほか、LRIP 3 (19 機) の先行調達契約を、5 月に 1 億 9,700 万ドルで受注している。LRIP 1 は F-35A×2 機分。なお、これまでに F-35A 初号機は 45 回、F-35B 初号機は 9 回の試験飛行を消化している。生産ラインに載っている機体は合計 19 機、米空軍向けの F-35A 量産 1-2 号機は 2010 年にデリバリーの予定。(Lockheed Martin Aeronautics)
  • ポルトガルの Nuno Severiano Teixeira 国防相は 1 日、ポルトガル空軍が 2001 年に調達した EH101 Merlin に関するオフセット契約に調印する。製造元の AWIL (Agusta Westland International Ltd.) が、Defloc S.A. と OGMA (Oficinas Gerais de Manutencao Aeronautica) に対して実施するもので、内容は EH101 のメンテナンス/サポート業務と、ポルトガル国内の防衛産業を対象とする投資・オフセット実現 (3 億 4,700 万ユーロ分) といった内容。前者は Deflac SA が担当、基本契約 5 年、オプション契約 5 年。後者は OGMA が担当。さらに第三のオフセットとして、以下の 3 件・総額 4 億ユーロ分の契約がある。
    • AWIL Portugal を設立、EH101 の維持管理を担当させるほか、海外からもメンテナンス業務などの受注を目指す
    • OGMA に対する技術移転実施、EH101 のコンポーネント発注 3,500 万ユーロ分
    • 産学協同のコンソーシアムによる CEIIA プロジェクトの実施。2 億 5,000 万ユーロ分で、国際競争に参入できるレベルの、航空宇宙関連のコンポーネント設計・製造能力実現を目指す
    (Portuguese MoD)
  • アメリカ政府機関向けにシステム インテグレーションなどの事業を手掛ける Stanley Inc. は、米陸軍 INSCOM (Army Intelligence and Security Command, Fort Belvoir, VA)・Futures Directorate から、3 億ドルの契約を受注したと発表した。Futures Directorate Technology Insertion Program の案件で、forward-looking technology の開発・インテグレーションを行うもの。ハードウェアとソフトウェアに加えて、情報収集に関わる戦術・手順・テクニックも開拓する。(Stanley)
  • Raytheon の子会社・Raytheon Solipsys が開発したソフトウェア製品が、イラクの空域監視における運用を開始した。2008 年 2 月から運用を開始した BC3 (Battlespace Command and Control Center) のことで、データ融合エンジン・MSCT (Multi-Source Correlator Tracker)・TDF (Tactical Display Framework) による可視化技術を組み合わせている。複数のレーダー施設から得られたデータをまとめて、空域全体の状況として表示するもの。米陸軍の SMDC (Army Space and Missile Defense Command) Battle Lab から契約を得て、戦時補正予算を使って 1 年と経たないうちに開発した。本体に加えて、空軍の管制要員を訓練するために使う BC3 Mobile Training System×2 セットも契約に含む。(Raytheon)
  • ポルトガル空軍は、F-16 に装備するターゲティング ポッドを調達する F-16 Advanced Targeting Pod アップグレード計画で、LITENING AT (Advanced Targeting) の採用を決定した。担当メーカーの Northrop Grumman は、ポッド×12 基とスペアパーツを 2009 年中に完納する予定。LITENING シリーズは累計 550 セットの受注実績があり、うち 470 セット以上をデリバリー済み。搭載機は AV-8B、A-10、B-52、F-15E、F-16、F/A-18、累計飛行時間は 865,000 時間で、うち 410,000 時間が実戦任務。また、F-16 での飛行時間は 420,000 時間を占める。カスタマーとしては、米空軍、米海兵隊、オランダ空軍、フィンランド空軍、オーストラリア空軍、スペイン海軍、イタリア海軍がある。システム構成は、 640×512 ピクセルの FLIR (Forward-Looking Infrared)、1,024×1,024 ピクセルの CCD (Charge-Coupled Device) TV カメラ、二重波長の赤外線レーザー測距/目標指示器、LST (Laser Spot Tracker)、赤外線レーザー マーカー。さらにオプションで空対地データリンクやデジタル ビデオ レコーダーの追加も可能。GPS 誘導兵装の運用能力もある。(Northrop Grumman)
  • Boeing Advanced Systems は DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、FAST (Fast Access Spacecraft Testbed) のフェーズ 1 契約を受注した。衛星に搭載する HPGS (High Power Generation Subsystem) の地上試験用プロトタイプを開発する案件で、フェーズ 1 契約では、デモンストレーション用システムに関する計画をまとめ上げることになっている。フェーズ 2 の承認が降りると、実際に試験用として 2 システムを製造、動作内容を検証する。HPGS の構成要素は以下の 3 種類。
    • solar-concentrator
    • power-conversion
    • heat-rejection system
    この件で Boeing とチームを組むのは、DR Technologies、Northrop Grumman Astro Aerospace、Texas A&M University、Boeing 子会社の Spectrolab Inc.。(Boeing)
  • General Dynamics Land Systems-Canada は米陸軍 TACOM LCMC (Life Cycle Management Command) から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) 計画の下で同社が納入している RG-31 Mk.5E 用のスペアパーツを、1,580 万ドルで受注した。(General Dynamics)
  • EA-18G Growler のテストチームは、7/23 に同機を使った初の AIM-120 AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to-Air Missile) 発射試験を実施した。搭乗していたのは、F/A-18 の経験を持つ Jeff Millar 海軍大尉 (VX-9 所属) と EA-6B の経験を持つ Elizabeth Somerville 大尉 (VX-31 所属)。NAWCWD China Lake の E (Echo) レンジで、BQM-74E に対して発射、光学追跡とチェイス機のカメラにより、ターゲットのすぐ近くをミサイルが通過したと確認できたため、"hit" との判定を下した。(NAVAIR)
  • 米空軍は、DSP (Defense Support Program) Flight 19 衛星を退役させた。Northrop Grumman が製造して 1999/4/9 に Titan IV ブースターで打ち上げた後、9 年間にわたって運用していたもの。といっても弾道ミサイルの早期警戒に使用していた訳ではなく、打ち上げの際にブースターからの分離に失敗して間違った周回軌道に乗ってしまったため、地表の定期観測に使用していた。また、他の DSP 衛星を管理するために必要なデータの収集にも役立ったという説明。(Northrop Grumman)
  • VSI (Vision Systems International, LLC) は、米空軍の F-15E Strike Eagle×145 機に装備する JHMCS (Joint Helmet Mounted Cueing System) を、1,700 万ドルで受注した。ヘルメットやバイザー、その他の JHMCS 関連機材一式を納入するもので、2009 年半ばに完納予定。(Rockwell Collins)
  • ManTech International Corp. は米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA : Naval Sea Systems Command) Sea 04L3 から、IT 関連のサポート業務を 1 億 5,100 万ドルで受注した。NAVSEA Seaport Enhanced 契約によるもので、Ship Maintenance and Logistics Support Information Systems Program が対象。ライフサイクル計画、文書作成、プログラム管理/統制、試験、訓練、展開といった作業を実施する。米海軍では IT 関連の経費節減を目指して、情報システムやプロセス、開発手法の標準化やリソース/インフラの共用化を進めているところ。(ManTech International)
  • Navistar Defense LLC は米陸軍 TACOM LCMC (Life Cycle Management Command) から、International 5000 シリーズのプラットフォームをベースとする HET (Heavy Equipment Transporter) とトレーラー×40 組、それとスペアパーツを、1,100 万ドルで受注した。イラク陸軍向けで T-72 戦車の輸送に使用する。FY2009 に完納の予定。エンジンには Caterpillar C-15 を使用する。(Navistar International)
  • エンジニアリング サービスなどを手掛ける Alphaport (Cleveland, OH) は米国防総省から、航空戦 (Battlefield Air Operations) 関連システム・BATMAN (Battlefield Air Targeting Man-Aided Knowledge) の開発を受注した。地上部隊と航空部隊がリアルタイムのビジュアル情報をやりとりして、状況認識の改善を図るためのもの。HMD (Head-Mounted Display)、ウェアラブル コンピュータ、秘話無線通信、音声認識技術、ソフトウェア インターフェイスといった要素の組み合わせ。これまではナビゲーション、目標探知、地図、偵察、目標指示といった用途ごとに別々のディスプレイを使っていたが、それらをひとまとめにすることで、重量軽減、エラー低減、情報管理の迅速化といった効果を期待する。(Alphaport)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/7/1)
  • Northrop Grumman Electronic Systems (Linthicum, MD) は米空軍から、Sensors Technology Automated Recognition 計画を 4,100 万ドルで受注した。直接・間接に現場の役に立つような技術面の進展を目指すもの。たとえば、CID (Combat Identification)、データ融合、Ground Moving Target Indication/Airborne Moving、SEAD (Suppression of Enemy Air Defense)、各種カウンターメジャー、"Sensor to Decision Maker" プロセッシング、ターゲティング、Intelligence and Battle Damage Assessment and ISR などがある。要素技術としては、EO/IR (Electro-Optical/Infrared)、レーダー、多スペクトラル、ハイパースペクトラル、レーザー、プロセッサなど。技術評価、ハード/ソフトの改修、システム技術開発とインテグレーション、ラボ試験か飛行試験、演習に持ち込んでのデモンストレーション、といった流れをとる。Task Order 0001 (200 万ドル) でカバーするのは、"Radar Vision Spiral 3 Demonstration" で、RF CID ソリューションに関するインテグレーションと実機試験を行うもの。AFRL/PKSR, Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-08-D-1447, FA8650-08-D-1447-0001)
  • EDO Corp., Defense Systems (North Amityville, NY) は米空軍から、F-22A で使用するボムラック・BRU-46/A×139 セットと BRU-47/A×220 セットを $18,204,797 (not-to-exceed) で受注した。542nd Combat Sustainment Wing, Contracting Division, 782nd CBSG/GBKAA, Robins AFB, GA (FA8520-08-C-0013)
  • BTAS (Business Technology and Solutions Inc., Beavercreek, OH) は米空軍から、Technical and Acquisition Management Support Program のオプション契約分を $15,810,325 (maximum) で受注した。AAC (Air Armament Center, Eglin AFB, FL) などに対して、調達関連のサポートを行う案件。AAC/PKES, Eglin AFB, FL (FA9200-05-C-0002, P00017)
  • Colsa Corp. (Huntsville, AL) は米空軍から、Technical and Acquisition Management Support Program の オプション契約分を $12,806,404 (maximum) で受注した。AAC (Air Armament Center, Eglin AFB, FL) などに対して、調達関連のサポートを行う案件。AAC/PKES, Eglin AFB, FL (FA9200-05-C-0003, P00019)
  • Alliant Techsystems Inc., Integrated Systems Division (Clearwater, FL) は米空軍から、Common Munitions Built-In Test Reprogramming Equipment Air-to-Air Auxilliary Data Unit×149 セットと W-17 ケーブル×20 セットに関する修正契約を、$5,627,085 で受注した。647 AESS/PK, Wright-Patterson Air Force Base, OH (FA8626-06-C-2060 P00012)
  • General Dynamics Ordnance and Tactical Systems (St. Petersburg, FL) は米陸軍から、120mm 砲弾を $28,936,599 で受注した。Army Joint Munitions & Lethality - LCMC, Picatinny, NJ (W15QKN-08-C-0429)
  • Carothers Construction, Inc. (Water Valley, MS) は米陸軍から、Red River Army Depot (Texarkana, TX) に戦術装輪車両の補修・塗装施設を建設する工事を、$10,042,000.00 で受注した。Army Engineer District, Fort Worth, TX (W9126G-08-C-0039)
  • Smiths Detection, Inc. (Edgewood, MD) は米陸軍から、Joint Chemical Agent Detector の Increment I を $28,559,025.54 で受注した。ARDEC (Army Research, Development & Engineering Command), Aberdeen Proving Ground, MD (W911SR-07-C-0054)
  • Lockheed Martin Corp. (Grand Prairie, TX) は米陸軍から、ATACMS (Army Tactical Missile System) を $80,640,000 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-07-C-0302)

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人事・組織

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戦争・紛争

今日の USAFCENT (AFNews 2008/8/3)
2 日、アフガニスタンの Mushan で、敵が陣取る建物 (武器集積所も設置してあった) を、米空軍の F-15E が GBU-38/B で爆撃。Qalat では英空軍の Harrier GR.7 が、敵をロケット弾で攻撃。Golestan では米海軍の F/A-18C が、敵を GBU-38/B で爆撃。Moqor と Mata Khan に米空軍の F-15E が、Golestan に米海軍の F/A-18F が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 69 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 6 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 49 件、ISR ミッション 23 件を実施。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/8/3)
2 日に聯合軍が Ghazni 省で実施した作戦で、敵 1 名が死亡、2 名が拘束された。爆弾攻撃や砲撃に関与していた軍閥をターゲットとする作戦による。
前日の 1 日に Farah 省で、タリバンや外国人テロリストの聖域になっている場所をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で複数の敵が死亡。非戦闘員がいないと確認した後で航空攻撃を実施したもの。別件で、Oruzgan 省 Shaheed Hasas 地区でも聯合軍・アフガニスタン軍と軍閥の交戦があり、敵側に 1 ダースほどの死者。乗車パトロール中に路傍爆弾攻撃に遭って車両を壊され、さらに銃撃と砲撃を仕掛けてきたため、反撃するとともに航空支援を要請したもの。

今日のイラク (AFPS 2008/8/3)
聯合軍が Baghdad で、外国人によるテロ組織を作っていたお尋ね者 1 名と、その他 2 名を拘束。別件で、エジプト方面にコネがあり、外国人テロ組織を支援していた容疑者とその他 3 名も拘束している。Rashid 地区・Saydiyah 地区では米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘団が 2 名を拘束。別件で、同旅団に対して警察から、武器集積所を発見したという通報。内容は RPG 発射器、RPG、機関銃、7.62mm 弾、クレイモア地雷、60mm 迫撃砲、80mm 迫撃砲。
Mosul 南方では、Hamrin Mountains 方面で活動しているアルカイダ関連組織の資金・物資担当者とその他 1 名を拘束。シリアとの国境に近い Bir Qassim では、外国人テロ組織の捜索を実施して 10 名を拘束。Tikrit ではアルカイダ関連組織の首領を拘束。このほか、Balad で 2 名、Mosul で 5 名を拘束。いずれもアルカイダ関係者の捜索任務。
1 日、Baghdad の Rashid 地区・Jihad で米陸軍・第 4 歩兵師団・第 1 旅団戦闘団が、1 名を拘束。警察は Aamel で RPG、PKC 機関銃の弾、7.62mm 弾を発見。米陸軍・第 25 歩兵師団・第 2 SBCT は Baghdad 北部で、作りかけの IED、ロケットと弾頭、120mm 迫撃砲と砲弾、対戦車地雷、155mm 砲弾、105mm 砲弾を発見。同旅団には別件で "Sons of Iraq" メンバーからの通報があり、130mm 砲弾、155mm 砲弾、迫撃砲を発見。
Baghdad の West Rashid 地区では警察が、RPG、PKC 機関銃の弾、7.62mm 弾を発見。East Rashid 地区では警察が地元住民からの通報により、RPG と RPG 発射器、7.62mm 弾、クレイモア地雷、60mm 迫撃砲、80mm 迫撃砲を発見。
Hillah の SWAT (Special Weapons And Tactics) チームが、Diyala 省で活動しているアルカイダ関連組織のメンバーを拘束。宗派間対立を煽ったり IED 攻撃を仕掛けたりした容疑。Hillah の SWAT チームは別件で、"special groups" のメンバーとその他 2 名を、Kalsu で拘束している。Baghdad 南東の Qurna ではイラク軍特殊部隊が、"special groups" のメンバー 2 名を拘束。うち 1 名は、地元の有力な細胞組織を率いていたとされる。
31 日、Salahuddin で "Operation Eagle Pursuit" を実施していたイラク軍が、アルカイダ関係者と交戦して敵 3 名が死亡。さらに敵 1 名が自爆ベストを作動させて死亡。9 名を拘束。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/8/2)
1 日、アフガニスタンの Delaram で英空軍の Harrier GR.9 が、Enhanced Paveway II とロケット弾で敵を攻撃。Bagram では、米海軍の F/A-18C が GBU-38/B で敵の拠点を爆撃、さらに米海軍の F/A-18E が GBU-12/B と GBU-38/B で敵の車両を爆撃。Kandahar では友軍と交戦中の敵を、米空軍の F-15E が GBU-12/B と GBU-31/B で爆撃。Qarah Bagh に米空軍の F-15E が、Deh Chopan に米海軍の F/A-18E が、Baghran と Gereshk に米海軍の F/A-18C が、Qalat と Gardez に米海軍の F/A-18F が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 67 件、ISR ミッションは 12 件、戦術偵察ミッションは 4 件。
イラクでは、Baghdad 近くの武器集積所を米空軍の F-16 が GBU-38/B で爆撃。この日の近接航空支援ミッションは 21 件、ISR ミッションは 27 件、戦術偵察ミッションは 2 件。Balad では米空軍の MQ-1 が墜落事故を起こしたが、原因については調査中。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/8/1)
31 日、アフガニスタンの Bagram で米空軍の F-15E が、20mm 機関砲を使って敵を攻撃。Nangalam では米空軍の A-10 が、30mm 機関砲と 500lb 爆弾で敵陣を攻撃。Bagram、Gardez、Tarin Kowt、Lwara、Asadabad には米空軍の F-15E が、Khowst には米空軍の A-10 が、Shinkay に米海軍の F/A-18C が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 71 件、ISR ミッションは 14 件、戦術偵察ミッションは 6 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Tharthar で GBU-12/B と GBU-38/B を使って武器集積所を爆撃。Baqubah にも F-16 が出動。この日の近接航空支援ミッションは 31 件、ISR ミッションは 25 件、戦術偵察ミッションは 2 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/8/1)
Paktika 省で警察が、1 ダースほどの武装勢力を拘束。路傍爆弾攻撃に関与していた証拠が出てきたため、拘束に踏み切ったもの。先にアフガニスタン陸軍の車両が路傍爆弾攻撃を受けた際に得られた情報に基づいて、その件に関与したと見られる武装勢力 7 名を特定、車両から検出された爆発物の追跡作業を経て、捜査・拘束に踏み切ったもの。
Ahmed Kheyl 地区では地元住民からの情報により、武装勢力が違法に検問所を設置して旅行者からモノをまきあげていると判明、犯人 4 名を拘束。

今日のイラク (AFPS 2008/8/1)
聯合軍が Mosul 南西で、テロ活動容疑者 15 名を拘束。Baghdad ではアルカイダ関係者 1 名とその他 1 名、さらに別件で 2 名を拘束。Baghdad の Kadamiyah では警察が、路傍爆弾 9 発、1lb の爆薬 10 個、20kg の爆薬、爆弾製造材料を発見。同じ Kadamiyah 地区では別件で、イラク軍が狙撃銃、AK-47、RPG、手榴弾などを発見。
30 日、イラク軍が Sadiyah でアルカイダ関連組織の資金担当者とその他 3 名を拘束。米軍は Baghdad の Rashid 地区・Jihad で、"special groups" の関係者 1 名とその他 5 名を拘束。Risalah 地区でも 1 名を拘束、爆弾製造材料らしきものを発見。イラクの SWAT (Special Weapons and Tactics) チームが Namrood でアルカイダ関連組織の中堅幹部 1 名を、Fallujah でアルカイダ関係者を拘束。Baghdad 北方でも警察がアルカイダ関連組織の首領を拘束。
29 日、Haditha の SWAT チームが Barwanah でテロ活動容疑者 1 名を拘束。イラク軍特殊部隊が Baghdad 北方でテロ活動容疑者 2 名を、別件で Tahwila でアルカイダ関係者 4 名を拘束。後者のうち 1 名は武器密輸や人員の移動に関与。
28 日、イラクの SWAT チームが Mosul で、アルカイダの活動家 1 名とその他 2 名を拘束。別件でイラク軍もアルカイダの資金担当者 1 名を拘束。Muqdadiyah の SWAT チームもアルカイダの資金担当者を拘束。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/7/1)
30 日、アフガニスタンの Tarin Kowt で英空軍の Harrier GR.7 が、ロケット弾と Enhanced Paveway II で敵を攻撃、さらに仏空軍の Mirage 2000 も出動。Nangalam では米空軍の F-15E が、GBU-31/B と GBU-38/B で敵を爆撃、さらに米空軍の A-10 が出動。Kajaki Sofia では米空軍の B-1B が、敵陣を GBU-31/B と GBU-38/B で爆撃。Ghazni では米空軍の A-10 が、友軍と交戦中の敵を 30mm 機関砲とロケット弾で攻撃、さらに F-15E も出動。Qalat と Worzhanah Kalay には米海軍の F/A-18F が、Asmar と Gardez には米空軍の A-10 が、Qual-E-Naw には仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 60 件、ISR ミッションは 15 件、戦術偵察ミッションは 3 件。
イラクでは、近接航空支援ミッション 44 件、ISR ミッション 25 件、戦術偵察ミッション 4 件を実施。

今日のイラク (AFPS 2008/7/1)
George Bush 大統領は、「イラクの治安情勢が改善してきた。流血事態の発生は、過去 4 年間で最低レベルにある」として、2007 年 4 月から 15 ヶ月間に延長してたイラク派遣部隊の展開期間を、12 ヶ月に戻すと発表した。ただし、Ryan C. Crocker 駐イラク大使や MNF-I (Multinational Force Iraq) 司令官・David H. Petraeus 大将は「治安状況の改善が、再びひっくり返る可能性がある」と釘を刺している。
在イラク聯合軍は、Beiji でアルカイダ関連組織による自爆テロの計画に関与した容疑者 1 名、Baghdad でアルカイダ関連組織の連絡担当など 3 名、別件で Kataib Hezbollah なるテロ組織の宣伝担当 (聯合軍・イラク軍に対する攻撃の模様を撮影したビデオを作っていた) など 3 名を拘束するなど、合計 12 名を拘束。New Baghdad で拘束した中には武器密輸担当者も含む。

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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