今週の軍事関連ニュース (2008/08/12)
 

警 告

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一般ニュース

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/8/8)
  • 米国防総省が KC-X の出直し版 RfP についてドラフトをリリースしたが、これについて業界アナリストの Scott Hamilton 氏による「この RfP ではプロトタイプを 2009 年にデリバリーするよう求めている。これは Boeing にとっては不利な材料だ」という発言を援用。すでに KC-30 は 2 機完成して先行しているが、Boeing が提案している KC-767AT は B.767-200ER・B.767-300ER・B.777 の要素技術を組み合わせてこれから開発・製造しなければならず、結果的に自社の方が有利だと主張した。さらにまたぞろ、日本とイタリアに対する納入遅延の件を引き合いに出している。(Northrop Grumman)
  • オーストラリア海軍は Darwin 沖で 19 日間にわたり、海洋における安全保障や治安維持を目的とする演習 "Kakadu IX" を実施した。主催はオーストラリア海軍で、ニュージーランド、日本、ニューカレドニア、シンガポール、マレーシア、パプアニューギニア、パキスタン、タイが参加している。このほか、インドネシア、フィリピン、インドがオブザーバー参加。オーストラリア海軍から参加した艦艇は、以下の面々。
    • HMAS Sirius (補給艦)
    • HMAS Melbourne, HMAS Toowoomba (フリゲート)
    • HMAS Collins (潜水艦)
    • HMAS Maryborough, HMAS Maitland (Armidale 級哨戒艇)
    • HMAS Diamantina, HMAS Gascoyne (掃海艇)
    このほか、オーストラリア空軍の F/A-18、Hawk、AP-3C も参加している。 (Australian DoD)
  • ニューメキシコ州の Dona Ana Range Complex で 7/28-30 にかけて、米陸軍の諸兵科聯合大隊 (2CAB : 2nd Combined Arms Battalion) が、FCS (Future Combat Systems) 用テクノロジーを用いた演習を実施した。TRADOC (Army Training and Doctrine Command) と Army Test and Evaluation Command が進めてきた作業の総仕上げで、FCS から "Spin Out" した装備の運用評価を行うもの。Class 1 UAV こと MAV (Micro Air Vehicle) と SUGV (Small Unmanned Ground Vehicle) を持ち込んで、実地に使ってみた由。SUGV はカメラを搭載しており、ゲーム機で使用しているようなコントローラで遠隔操縦しながら、路傍爆弾などの捜索、データを無線で送信してくるために使用する。「未来の米軍はユビキタス化する」という説明で、現在は個人ごとに無線機を持っていない降車歩兵についても、将来は一人ずつデジタル式の無線機を持たせたいとしている。通信機材の面では、HMMWV に JTRS (Joint Tactical Radio System) Ground Mobile Radio を搭載したものを持ち込んで、広帯域ネットワークを実現した。そのほかの "Spin Out" としては、UGS (Unattended Ground Sensor) や、NLOS-LS (Non-Line-of-Sight Launch System, a.k.a. "Rockets in a Box") がある。HBCT (Heavy Brigade Combat Team) を優先する方針を転換、IBCT (Infantry Brigade Combat Team) への配備を先行させることにしたが、まず初期版を FY2011 中に導入、続いてアップグレード版を 2013 年にテストして 2014 年に配備する。 (US Army)

今日の小ネタ
  • NAF (Naval Air Facility) 厚木の CVW-5 に所属している VAQ-136 "Gauntlets" が、Electronic Attack Week (別名 Prowler Week) に参加するため、NAS (Naval Air Station) Whidbey Island に "里帰り" した。これは電子戦飛行隊のコミュニティが行うイベントで、飛行隊対抗のゴルフ トーナメント、バーベキュー、Hangar 4 での Prowler Ball などのイベントを設定している。(NavNews 2008/8/7)
  • その NAS Whidbey Island では、7/25 に CWTPI (Conventional Weapons Technical Proficiency Inspection) による VAQ-129 の査察が行われた。EA-18G の導入に伴うイベントで、兵装搭載手順などを実施して、問題がないかどうかを検証するもの。対象は電子機器担当 (AT) と武器担当 (AO)。(NavNews 2008/8/7)
  • 8/5 に、日米韓の合同救難演習 (SAREX : Search and Rescue Exercise) が行われた。参加したのは、米海軍が USS Lake Erie (CG-70)、沿岸警備隊が Kittiwake (被害担当船)、海自がヘリコプター護衛艦はるな (DDH-141)、韓国海軍が ROKS Munmu the Great (DDH-976)。(NavNews 2008/8/7)
  • フランス空軍の Rafale×4 機、パイロット×20 名、整備要員×60 名が、7/28-8/8 までアリゾナ州 Luke AFB で実施した米空軍の演習に参加した。互いに相手国の機体に馴染んだり、整備・訓練・兵站面での相互運用性を高めたりするのが目的。(AFNews 2008/8/7)
  • イスラエルが開発を進めている、短射程のロケット・ミサイルを対象とする迎撃システム・David's Sling について、アメリカと共同で開発を進めることになった。Arrow では資金を両国で分担して、プログラム自体はイスラエル側が仕切る形だが、David's Sling では資金も仕切りも両国で分担しており、両国の要求仕様に合わせた内容とする。(DefenseNews 2008/8/7)
  • 米国防総省が議会に要請していた、ISR 資産配備促進のための 13 億ドルの予算振り替え案が承認を得た (注 : DoD では 12 億ドルとしている)。有人・無人の ISR 関連航空機や、センサーの調達に充てる。(DefenseNews 2008/8/7)
  • 米国防総省によると、KC-X の出直し版 RfP ではライフサイクルコストの算定について、25 年間ではなく 40 年間の運用を想定して計算することになっているとのこと。調達機数は前回と同じ 179 機。(DefenseNews 2008/8/7)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/8/7)
  • 米陸軍の特殊作戦部隊が、ノースカロライナ州の Camp Mackall Airfield で、初めて MV-22 Osprey を使った訓練を実施した。すでに海軍・海兵隊・空軍はこの機体を使ったことがあるが、陸軍だけはまだだった。これには、V-22 に対する陸軍の関心が薄かった事情も影響しているが、それを転換。今回、特殊作戦部隊の要員によって、フリーフォールのプロシージャ検証と、"static-line jumpmasters" の認証を目的とする運用を行ったもの。特殊作戦部隊から見ると、ヘリと同様の運用が可能でありながら CH-47 などと比べて 2 倍の速度で飛翔できる MV-22 は興味深い存在、という説明。(US Army)
  • 米陸軍・第 3 歩兵師団・第 1 重旅団戦闘団 (HBCT : Heavy Brigade Combat Team, Fort Stewart, GA) が、旅団としては初めて、非殺傷性装備 (NLCS : Non-Lethal Capability Set) の配備を開始した。Program Manager for Close Combat Systems (Picatinny Arsenal, NJ) が開発したもので、7/22-25 にかけて運用方法についての訓練を実施したところ。その際に教官を担当したのは、憲兵学校 (United States Army Military Police School, Fort Leonard Wood, MO) の Nonlethal Scalable Effects Center から来た面々。対人用と対物用からなる非殺傷性兵器を、いかにして実際の戦術や運用手順の中で活用するか、が訓練のポイント。訓練は以下のモジュールで構成した。
    • checkpoint module (検問所。車両の通行阻止機材などを使用)
    • crowd control and detainee ops module (群衆鎮圧。フェイス シールドや警棒などの個人用装備が主体)
    • convoy module (車両隊の警備。投光器や拡声器などを使用)
    • dismounted module (小隊規模の、市街地での降車戦闘。投光器、英語で喋るとアラビア語になって出てくる通訳機などを使用)
    このほか、12 ゲージの散弾銃や 40mm 擲弾発射機で使用する非殺傷性弾薬もある。こうした非殺傷性装備は、2000 年に大隊レベル、2005 年に小隊レベルで配備しているが、旅団レベルで導入したのは今回が初めて。また、今回初めてお目見えした装備として、テイザー taser、Ex-Spray、Vehicle Lightweight Arresting Device、通訳機などがある。(US Army)

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/8/8)
  • Boeing Launch Services (Huntington Beach, CA) は米空軍から、Delta IV Program におけるエンジニアリング/インテグレーション関連のスキルとインフラ維持に関する修正契約を、$1,655,545,303 で受注した。以前に $582,297,350 (not-to-exceed) の契約について公告しているが、さらに契約延長で $516,147,820 を増額している。これまでの分で FY2009 までをカバーしており、さらに FY2010 を対象とするオプション契約を $557,100,133 で設定。SMC (Space and Missile Systems Center), Space Launch and Range Systems Material Wing (LR), Los Angeles AFB, El Segundo, CA (FA8816-06-C-0001/P00024)
  • Accenture LLP (0NHA3, Reston, VA) は米空軍から、FIRST (Financial Information Resource System) に関する修正契約を受注した。まず 180 万ドルの支払いを受ける。これは COTS (Commercial Off-The-Shelf) 製品のインテグレーションやコンフィギュレーションに関する業務を行う案件で、管理・設計・開発・導入・展開を実施、Global Combat Support System - Air Force へのマイグレーションを実現するもの。554th ELSG/PK, Wright-Patterson AFB, OH (FA8770-01-C-0020/P00133)
  • HII (Hydraulics International Inc., Chatsworth, CA) は米空軍から、AC-130U・C-17A・F-22A で使用する油圧装置試験台 (test stand) を $5,660,848 で受注した。内訳は、電気式×9 セット、ディーゼル式×21 セット。642 CBSG/GBKBB (FA8533-08-C-0006)
  • BAE Systems Tactical Vehicle Systems LLP (BAE-TVS, Sealy, TX) は米海軍から、車両 1,024 両分の ECP (Engineering Change Proposals) と ILS (Integrated Logistics Support) に関する修正契約を、$317,967,619 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-5030/#0004)
  • Metro Machine Corp. (Norfolk, VA) は米海軍から、USS Gunston Hall (LSD-44) を対象とする近代化改修工事に関する修正契約を、$80,914,382 で受注した。Whidbey Island 級揚陸艦 (LSD-41〜51) を対象とするMSMO (Multi-Ship Multi-Option) Mid-Life extension によるもので、主機管制システム・電力管制プラットフォーム・冷却水分配システムなどについて、改修・補修・交換の作業を行う。Mid-Atlantic Regional Maintenance Center, Norfolk, VA (N00024-08-C-4406)
  • P&L General Contractors, Inc. (Oak Harbor, WA) は米海軍から、NAS (Naval Air Station) Whidbey Island (Oak Harbor, WA) に屋内洗浄用ラック (indoor washrack) を設置する工事を、$8,340,002 で受注した。鉄骨製のメンテナンス ハンガーを建設して、そこに洗浄用ラックを据え付ける。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-08-C-6005)
  • P&L General Contractors, Inc. (Oak Harbor, WA) は米海軍から、Naval Base Kitsap (Bangor, Silverdale, WA) にある上下水道・電力などの管制施設 (utilities control building) を補修・改築する工事を $5,913,236 で受注した。オプション契約分まで実現した場合の総額は、$6,579,575。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Northwest, Silverdale, WA (N44255-05-D-6111/#0009)
  • Dyncorp International (Falls Church, VA) は米陸軍から、アフガニスタン陸軍の Gamberi 旅団向けに実施する兵舎建設工事 (Afghanistan National Army Gamberi Brigade Garrison) のフェーズ II 分を、$40,007,184 で受注した。建設場所はアフガニスタンの Gamberi、2009/6/8 に完了予定。Army Corps of Engineers, Afghanistan District, Kabul, Afghanistan (W917PM-08-C-0076)
  • TT Corp, Advanced Engineering & Sciences (Herndon, VA) は米陸軍から、JIEDDO (Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization) を対象として実施するオペレーション支援業務を $39,661,661 で受注した。イラク・アフガニスタンで実施するもの。ARDEC (Army Research Development & Engineering Command), Acquisition Center, Aberdeen Proving Ground, MD (W91CRB-08-D-0026)
  • DRS Sensors & Targeting Systems, Optronics Division (Palm Bay, FL) は米陸軍から、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) に装備する操縦手用視界増強装置の B-Kit を、$17,512,077 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W15P7T-04-C-J202)
  • Maxfour Weitz Joint Venture (Englewood, CO) は米陸軍から、カンザス州 Fort Riley に戦闘航空旅団の給養施設を建設する工事を、$8,299,000 で受注した。Army Corps of Engineers, Kansas City, MO (W912DQ-07-D-0031)
  • Norfolk Dredging Co. (Chesapeake, VA) は米陸軍から、ペンシルバニア州 Philadelphia から河口にかけて実施する、Delaware River の浚渫作業を $6,322,350 で受注した。ペンシルバニア、ニュージャージー、デラウェアの各州で実施する。Army Corps of Engineers, Philadelphia, PA (W912BU-08-C-0033)
  • Boeing Aerospace Operations, Inc. (Oklahoma City, OK) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、E-3 Sentry 用のレドーム×5 セットを $11,145,730 (maximum) で受注した。米空軍向けで、オクラホマ州 Tulsa の工場で製造する。DSCR (Defense Supply Center Richmond), Richmond, VA (SPRTA1-08-C-0008)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/8/8)
  • カナダ政府は、アフガニスタン派遣部隊に配備する目的で CH-47 Chinook の中古機と UAV の調達について発表した。
    すでに CH-47F の新造機×16 機を調達する話が進んでおり、2008 年秋には契約に調印できる見込みだが、ISAF 派遣部隊における緊急の必要には対応できない。そこで別途、さまざまな選択肢について検討した結果、FMS (Foreign Military Sales) 経由で Boeing に、中古の CH-47×6 機を、概算 2 億 9,200 万カナダドル (搭乗員と整備要員の訓練、5 年分の兵站支援・オーバーホールなどを含む) で発注することになったもの。
    一方、UAV の方は Project NOCTUA といい、まず 2 年間のリースを実施、さらに 1 年分のオプション契約を設定している。こちらは MDA (MacDonald Dettwiler and Associates) が主契約社 (次項参照)。それとは別に、すでにアフガニスタンでオーストラリア軍向けに UAV を飛ばしている Boeing に対して、小型 UAV (SUAV : Small Unmanned Aerial Vehicle) のリースを 1,300 万カナダドル (さらに 10 万カナダドル分の訓練業務契約付き) で発注。
    これらはいずれも、アフガニスタンにおけるカナダ軍の役割について独立委員会がまとめた、"Manley Report" と呼ばれる報告書で勧告していたもの。(PWGSC : Public Works and Government Services Canada) [金額はカナダドルの可能性あり]
  • その MDA (MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.) の Information Systems Group が受注した UAV については、2009 年 2 月までに実働可能にするよう求められている。最初の 2 年分のリース契約が 9,500 万カナダドル、オプション契約になっている 3 年目が 3,500 万カナダドル。(MacDonald, Dettwiler and Associates Ltd.)
  • オーストラリア国防省が明らかにしたところでは、すでに 36 両の Bushmaster 装甲車を発注しているオランダがさらに 13 両を追加発注したほか、イギリス陸軍も 24 両の発注を決めたとのこと。オーストラリアの装備調達担当相・Greg Combet 氏が先に欧州諸国を歴訪して、オーストラリア製品の売り込みをかけた成果だとしている。製造担当は Thales Australia の Bendigo 工場 (Victoria 州)。7 種類の派生型があり、累計受注実績は 443 両、オーストラリア軍ではさらに 250 両の追加調達について協議中。(Australian DoD)
  • DRS Technologies は、Raytheon の Network Centric Systems 部門 (McKinney, TX) から HTI (Horizontal Technology Integration) SGF (Second Generation Forward Looking Infrared) の契約を受注したと発表した。M1 Abrams 戦車、M2 Bradley 歩兵戦闘車、HMMWV (High Mobility Multi-Wheeled Vehicle) に装備する共用暗視装置で、DRS Sensors & Targeting Systems - Optronics Division (Palm Bay, FL & Melbourne, FL) が担当する。車種別の製品内用は以下の通り。
    • M1 : Block 1 B-Kit。TRU (Thermal Receiver Unit)、CITV (Commander's Independent Thermal Viewer) 用の回路基板アセンブリで構成
    • M2 : B-Kit。CIV (Commander's Independent Viewer)、IBAS (Improved Bradley Acquisition Systems)
    • HMMWV : LRAS3 (Long Range Advanced Scout Surveillance System)
    2010 年 6 月に完納予定。この HTI SGF により、陸軍の兵士が敵を探知・識別して交戦する能力を高められるとしている。(DRS Technologies)
  • AgustaWestlad と CAE のジョイント ベンチャー、Rotorsim は、オランダ国防省から NH90 用の訓練システムと関連サービス業務を受注したと発表した。契約額は 5,000 万ユーロ (8,000 万カナダドル)。JNTP (Joint NH90 Training Program) の一環として、操縦手用の FMFT (Full-Mission Flight Trainer) と センサー オペレーター用の VST (Virtual Sensor Trainer) を納入する。対象となるのは、対潜戦や対水上戦に使用する艦載型の NFH (NATO Frigate Helicopter) だが、TTH (Tactical Transport) 仕様への変換も可能。2011 年にデリバリーした後、複数年にわたる運用・メンテナンス業務を担当する。なお、FMFT については CAE と Thales のジョイント ベンチャー、HTMI (Helicopter Training Media International) が副契約社として担当することになっている。(Rotorsim)
  • 米海軍と米海兵隊が共同で推進する次世代版ミサイル接近警報装置、JATAS (Joint Allied Threat Awareness System) 計画について、ATK (Alliant Techsystems) と BAE Systems が合同チームを編成して応札すると発表した。JATAS の契約発注は 2009 年となる見込み。ATK は AN/AAR-47、BAE Systems は AN/AAR-57 を手掛けており、累計 3,000 機あまりの装備実績がある。この両社の経験を組み合わせれば最善の製品を提供できる、という触れ込み。(ATK)
  • An-124 Ruslan の運用に携わっている組織 (Antonov Airlines, Volga-Dnepr, Polyot, ロシア空軍) や、同機の機体・コンポーネント生産に参画している組織 (Aviastar JS, Aviapribor-holding, Techpribor, Nauka, Teploobmennik, Electroprivod, Voshod, Spectr, Hydromash, Kotlin-novator, KhADB など) の関係者が、2008/7/24 に会合を開いた。大型貨物を輸送できる輸送機の需要が年間 12% 伸びている状況に対応するため、既存の An-124 に対して 2010 年までに延命改修を実施、45,000 飛行時間・10,000 回のフライト・40 年間の運用を可能にするとしている。新たに製造するコンポーネントは、ICAO や Eurocontrol の要求仕様に合わせた内容とする。(Antonov ASTC )
  • オランダにある Fokker Services の施設で、CUP (Cockpit Upgrade Program) を実施した (K)DC-10 の 1 号機が、No.334 Sqn. の搭乗員により、7/22 に最初のフライトを実施した。オランダ空軍 (RNLAF : Royal Netherlands Air Force) が 2005 年 5 月に発注したもので、(K)DC-10×2 機と DC-10×1 機について、FMS (Flight-Management System)、ディスプレイ、通信機材などの交換・更新を実施するもの。Boeing と Fokker Services が共同で推進している。すでに Boeing System Integration Laboratory における地上試験で、機器の地上試験は実施済みとのこと。改修初号機は 2008 年秋にデリバリーの予定。(Boeing)
  • 英国防省は、先に入渠整備と改修を実施した英海軍の 23 型フリゲート、HMS St Albans に関するプレスリリースを出した。もともと同級は北大西洋での運用を想定していたが、最近ではペルシア湾を初めとする高温地帯での運用が増えているため、今回の入渠で空調能力を増強。また、小艇によるテロ攻撃に対処するため、艦橋から遠隔操作できる 30mm 機関砲を装備、センサーとして TV カメラと赤外線センサーを用意した。艦尾の船体形状にも手を加えており、これは水の流れを改善して低速航行時の燃費を向上させるのが狙い。それとともに最高速度も向上した。改修担当は Babcock Ltd.。(MoD UK)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/8/7)
  • Schutt Industries, Inc. (Clintonville, WI) は米陸軍から、Light Tactical Vehicle を $16,027,200.00 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-08-D-0107)
  • Silver Eagle Manufacturing Co. (Portland, OR) は米陸軍から、Light Tactical Vehicle を $17,916,876.00 で受注した。TACOM, Warren, MI (W56HZV-08-D-0106)
  • AM General, LLC (South Bend, IN) は米陸軍から、HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle) 用の Armored Personnel Troop Carrier Kit を $36,857,144.00 で受注した。TACOM, Warren, MI (DAAE07-01-C-S001)
  • Avon Protection Systems, Inc. (Cadillac, MI) は米陸軍から、Joint Service General Purpose Mask を $9,136,908 で受注した。ARDEC (Army Research and Development Command) (DAAD13-00-C-0021)
  • TASC, Inc. (Andover, MA) は米陸軍から、アフガニスタン内務省 (Afghanistan Ministry of Interior) の対麻薬航空部隊 (Counter Narcotics Aviation Squadron) に対するサポート業務を $6,719,533.05 で受注した。ASMD (Army Space and Missile Defense Command), Huntsville, AL (W9113M-07-D-0007)
  • Protective Products International (Sunrise, FL) は米海軍から、MTV (Modular Tactical Vest)×28,364 セットと訓練業務を、$17,395,304 で受注した。Marine Corps Systems Command, Quantico, VA (M67854-07-D-3065/#0003)
  • APT (Automation Precision Technology, LLC, Norfolk, VA) は米海軍から、Center for Security Forces (Little Creek, VA) 向けに実施する MAA (Master At Arms) クラス "A" の教程を、$20,179,016 で受注した。Naval Air Warfare Center Training Systems Division (Orlando, FL) (N61339-08-D-0002)
  • Boeing Co. (Kent, WA) は米空軍から、サウジアラビア空軍 (RSAF : Royal Saudi Air Force) の E-3A×5 機を対象として実施する RSIP (Radar System Improvement Program) の delivery order を、4,200 万ドル (not-to-exceed) で受注した。551 ELSG/PKS, Hanscom AFB, MA (F19628-01-D-0016, DO 0062)

こっちは大丈夫 ? (DefenseNews 2008/8/6, Press Information Bureau India via Defense-Aerospace.com 2008/8/7)
インドは 8/5-6 にかけて Rajasthan で実施した試射をもって、Nag 対戦車ミサイルの開発試験を終了。4km 先の移動目標に命中させたとのこと。誘導にはパッシブ画像赤外線 (IIR : Imaging Infrared) シーカーを使用している。
この後は 9 月からユーザー トライアルに入り、2009 年の配備実現を目指す。すでに装軌式の Namicas 発射器×13 とミサイル×443 発を発注済み。Nag は、国産の各種ミサイルを開発する、IGDMP (Integrated Guided Missile Development Programme) の一環。

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/8/7)
  • 市場調査会社の Forecast International は、今後 10 年間の軍用衛星関連市場の規模を 306 億ドルと見積もるレポートをまとめた。衛星の数は、大型の WGS (Wideband Global Satcom) や AEHF (Advanced EHF) から、小型の電子情報収集衛星・ELISA のようなものまでひっくるめて 95 基としている。ヨーロッパと比べるとアメリカの市場規模が突出するが、これは軍の変革 (transformation) を進めるために多額の資金がつぎ込まれており、さまざまなプログラムが存在するため (WGS、AEHF、TSAT、GPS ブロック III、MUOS、SBIRS-High など)。ヨーロッパ諸国・日本・イスラエルが合計 27 基、金額にして 52 億ドル、シェアは台数ベースで 28.4%、金額ベースで 17% を占めると予想している。(Forecast International)
  • GDLS (General Dynamics Land Systems) は米陸軍 TACOM LCMC (TACOM Lifecycle Management Command) から、Stryker 装甲車×615 両を受注した。最終的に 12 億ドルの契約となるが、まず 5 億 9,900 万ドルを支出する。2011 年 5 月に完納の予定。2000 年から契約が始まった Stryker の導入計画では、これまでに 2,550 両を配備済み。現在はペンシルバニア州兵・第 56 SBCT (Stryker Brigade Combat Team, Fort Indiantown Gap, PA) が装備化を進めているところ。2003 年 10 月から、イラクで実戦を経験している。(General Dynamics Land Systems)
  • ATK (Alliant Techsystems) は 8/3 にカリフォルニア州の NAWS (Naval Air Weapons Station) China Lake で、AGM-88E AARGM (Advanced Anti-Radiation Guided Missile) の飛行試験を実施した。年末に予定しているマイルストーン C、つまり低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) に移行するかどうかの決定を前にして実施する、2 度の "Operational Assessment" のうち 1 回目にあたるもの。F/A-18D を発射母機として中高度から、実戦の状況に合わせて軸線を外したターゲット (off-axis) に向けて発射、狙った通りに飛翔して、熟成度や目標識別能力を実証、マイルストーン C の判断に必要なデータを揃えられたとしている。AARGM は米海軍とイタリア空軍が共同で進めているプログラムで、SEAD (Suppression of Enemy Air Defense) に代えて DEAD (Destruction of Enemy Air Defenses) を実現する手段となるもの、という位置付け。すでに Quick Bolt Advanced Concept Technology Demonstration、多数の拘束飛行試験、そして 10 回の実射試験を実施済み。プラットフォームとしては F/A-18C/D/E/F、EA-18G、EA-6B、Tornado IDS/ECR を予定している。デジタル方式のパッシブ レーダー誘導に加えて、mm 波 (MMW : Millimeter Wave) 終末誘導シーカーと GPS/INS 誘導、そして WIA (Weapon Impact Assessment) のためのデータ送信機能を追加している点が特徴。(ATK)
  • 米海軍は、USS Bainbridge (DDG-96) を使って実施していた RMS (Remote Minehunting System) の TECHEVAL (technical evaluation) と訓練を、7/28 に完了した。この後、9 月から South Florida Test Facility で OPEVAL (operational evaluation) を開始する。RMS の構成要素は以下の面々。
    • RMV (Remote Minehunting Vehicle)
    • AN/AQS-20A (Q-20) 曳航式機雷探知ソナー
    • 発進/回収システム
    • RMV と母艦を結ぶデータリンク
    • RMFS (Remote Minehunting Functional Segment) なるソフトウェア
    RMS は、LCS (Littoral Combat Ship) の対機雷戦装備として使用する。(US Navy)
  • インドの BEL (Bharat Electronics Ltd.) はインド空軍に、対空 3 次元レーダー・Rohini の初号機を納入した。多機能中距離監視レーダー (Multifunction Medium Range Surveillance Radar) と称し、開発は DRDO (Defence Research and Development Organisation) の LRDE (Electronics and Radar Development Establishment) が担当、製造を BHL が担当する構図。多目標の同時探知と精確な高度標定が可能だとしている。レーダーは移動式で、BEML (Bharat Earth Movers Ltd.) が製造する Tetra トラックに搭載、さらに電源車をつける。探知可能距離 170km、探知可能高度 15km、マッハ 3で飛翔するターゲットを追跡可能、周波数変換とジャマー分析による ECCM (Electronic Counter Counter Measure) 機能を備える、とのこと。2 次レーダーと IFF (Identification Friend or Foe) を組み合わせることで、敵味方の識別も可能。空軍では、これを年間 20 基ずつ生産して、総数 100 基ほどを揃える見込みだとしている。さらに、陸軍が関心を示しているほか、海軍向けの派生型・Revathi の話もある由。(Press Information Bureau India)
  • Boeing は先に米海軍から、E-6B Mercury のアップグレードに関する 2,880 万ドルの契約を受注しているが、これは同機を対象とするスパイラル アップグレードの一環。まず、COTS (Commercial-off-the-Shelf) 製品を活用して通信機能の広帯域 IP 通信機能を導入してリアルタイムのデータ通信能力を実現する、Internet Protocol Bandwidth Expansion を適用する。これの改修初号機は 2010 年に登場する予定とのこと。(Boeing)
  • Boeing は、ScanEagle UAV に短波長赤外線 (SWIR : Short Wave Infrared) カメラを搭載する飛行試験を、ミズーリ州の Fort Leonard Wood にあるレンジで成功裏に実施した、と発表した。Boeing、Goodrich、Insitu の 3 社が協同で進めている案件で、カメラは Goodrich 傘下の Sensors Unlimited Inc. が担当。SWIR を利用することで、キリや雨、あるいは赤外線放射がない状況での探知が可能になるという説明。飛行試験は昼間・夕方・夜間に実施して、クリアな動画を得てストリーミング配信できたとのこと。一般的な電子光学センサーや長波長赤外線 (LWIR : Long Wave Infrared) センサーを使用できない環境で役立つことが期待されている。(Boeing)
  • 米ミサイル防衛局 (MDA : Missile Defense Agency) は、MKV-L (Multiple Kill Vehicle-L) で使用するスラスターのテストが成功裏に完了した、と発表した。このスラスターは、キル ヴィークルを精確な要撃針路に乗せるために使用する。White Sands Test Facility (Las Cruces, NM) で、スラスターのコンポーネントを対象とする地上静止試験を実施していたもので、試験後のデータ解析によって所定の性能を発揮できていることを確認した、としている。続いて、National Hover Test Facility (Edwards AFB, CA) で今年の末にホバー試験を実施、続いてイナート版のキル ヴィークルと組み合わせてターゲットの追跡機動を試す。MKV-L の開発チームは以下の面々。
    • Lockheed Martin Space Systems Company (Sunnyvale, CA) ※主契約社
    • Pratt & Whitney Rocketdyne (Canoga Park, CA)
    • Octant Technologies Inc. (San Jose, CA)
    このほか、Raytheon でも別個に、同趣旨の多弾頭式キル ヴィークルを開発中。(MDA)
  • イギリスで、QinetiQ と University of the West of England が Civil Aviation Authority と組んで進めている ASTRAEA 計画に Thales UK も参加して、自律飛行する UAV を使って地上管制ステーションのテストを実施した。UAV の飛行状況を監視して、さらに効率的かつ安全に管制できるようにするため、適切な情報を揃えるためのフィードバックを得る目的で実施したもの。UAV による架空の偵察ミッションを設定して、地上管制ステーションやフライト シミュレータと組み合わせる形で実施した。ASTRAEA は、隔離していない空域で UAV を運用するための技術や規定について調査するプロジェクトで、予算は 3,200 万ポンド。(Thales)

契約はどおすんの (Flight International via DID 2008/8/6)
英空軍は経費節減のため、手持ちの E-3D Sentry×7 機のうち 2 機をモスボールするとのこと。
ちなみに英空軍は 2005 年に Northrop Grumman に対して、E-3D のサポート/メンテナンス業務を 20 年間・5 億 2,900 万ポンド (10 億 6,000 万ドル) で発注しているが、これはスペアパーツを含み、ただしエンジン・APU (Auxiliary Power Unit)・ミッション ソフトウェアを対象外とする内容。これによって、従来の方式よりも 8,000 万ポンドの経費節減になると説明していた。
このほか、同機についてはコンピュータ、ディスプレイ、ミッション システムのアップグレードを検討中。COTS (Commercial-off-the-Shelf) 化やオープン アーキテクチャ化を図るもの。

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人事・組織

解隊と改称 (NavNews 2008/8/8)
  • UAV や無人標的機を飛ばしていた米海軍の艦隊混成飛行隊・VC-6 が解隊した。
  • 8/1 付で、米海軍の特殊作戦部隊関連で以下の名称変更があった。影響を受けるのは、予備役の SEAL、SWCC (Special Warfare Combatant-craft Crewmen)、戦務支援部隊といった、NSW (Naval Special Warfare) の関係者 1,000 名ほど。
    • Naval Special Warfare Operational Support Group → Naval Special Warfare Group 11
    • Operational Support Teams 1 → SEAL Team 17
    • Operational Support Teams 2 → SEAL Team 18
    NSWG 11 は、予備役の SEAL や特殊船艇隊を対象とする、組織・訓練・装備・展開を担当している。

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戦争・紛争

私はやってない (DefenseNews 2008/8/8)
グルジアでは 2002 年以来、米軍の訓練教官がグルジア軍の訓練にあたっているが、米欧州軍 (USEUCOM) の広報担当官、John Dorrian 米空軍中佐によると、今回の紛争に米軍の教官は関わっていないとのこと。現時点でグルジアに駐留している米軍の訓練教官は、同中佐によると 100 名。また、現地にある USEUCOM の計画・作戦センターでは、以前から南オセチアの状況をモニターしていて、情報の収集・分析を行っていたという説明。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/8/10)
9 日、アフガニスタンの Bagram で米空軍の A-10 が、30mm 機関砲と 500lb 通常爆弾で敵を攻撃。Saraw、Bala Morghab、Moqor に米空軍の F-15E が、Shkin に米空軍の A-10 が、Musa Qala、Qalat、Sangin に米海軍の F/A-18C が、Shinkay、Shurakian、Qal-E-Naw に米海軍の F/A-18E が、Mushan に米空軍の B-1B が、Shindand に英空軍の Harrier GR.7 が、Sangin に仏空軍の Mirage 2000 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 78 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 2 件。
イラクでは、IED が仕掛けられた民家を米空軍の F-16 が、GBU-38/B で爆撃・破壊。この日の近接航空支援ミッションは 52 件、ISR ミッションは 27 件、戦術偵察ミッションは 4 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/8/10)
聯合軍が Paktika 省 Urgun 地区で、聯合軍にロケット攻撃を仕掛けた軍閥の捜索任務を実施、3 名を拘束。
同じ Paktika 省の Zarghun Shah 地区では 9 日、聯合軍との交戦でテロリスト 1 名と女性 1 名が負傷して医療施設に搬送されていたが、2 名とも死亡。こちらは、聯合軍やアフガニスタン軍を攻撃している外国人テロリストを狙った作戦による。1 件目の作戦では、ターゲットを識別して航空攻撃を実施。別件で、2 件目では小火器による撃ち合いが発生、その際に件の女性が敵の方に向かって移動していて、負傷したもの。この作戦では現場から、武器・弾薬なども見つかっている。

今日のイラク (AFPS 2008/8/10)
8 日、Tal Afar で自爆テロが発生して 25 名が死亡、60 名以上が負傷した。
聯合軍が Baghdad で、アルカイダ関連組織の補給担当者 2 名と、Baghdad〜Fallujah の一帯で爆弾攻撃を行っている組織の関係者 2 名、その他 4 名を拘束。Mosul では、当地のアルカイダ関連組織幹部 1 名を拘束。
9 日、Mosul 北西の Abu Wali で、聯合軍が外国人テロ組織とつながりがあるとされるアルカイダ関連組織メンバー 1 名を拘束。Muqdadiyah では、Diyala 省のテロリスト向け偽造文書作成に関与していた容疑者 3 名を拘束。Mosul ではアルカイダ関係者 2 名、Baghdad ではアルカイダ関係者 3 名を拘束。
8 日、Baghdad 北東の Muqdadiyah で聯合軍が交戦、敵 2 名が死亡。現場では各種の武器やアサルトベスト、ピストル ベルト、擲弾を発見。Mosul 南方の Hamam al-Alil では、資金調達に関わっていたアルカイダ関係者 1 名を拘束。Beiji では、外国人テロ組織とつながりがあるとされるアルカイダ関連組織メンバー 2 名を拘束。
Baghdad で米軍とイラク軍が、ロケット、自動小銃、迫撃砲、弾薬、爆薬などを発見。別件で、パトロール中の米軍部隊が "Sons of Iraq" からの通報を受けて、120mm 迫撃砲を発見。現場は Karb De Gla の JSS (Joint Security Station) 近く。
7 日、Baghdad 近隣で複数の武器集積所を発見。南西 23km 地点ではイラク軍が、迫撃砲弾、擲弾、迫撃砲の照準器、12in ロケットを発見、1 名を拘束。Baghdad 南方 33km の Mehdi という村落ではイラク軍が、導爆線とタイマーを取り付けた迫撃砲弾、対戦車地雷、IED、自家製クレイモアを発見。Baghdad 近隣でも米軍とイラク軍が機関銃弾を発見、7 名を拘束。Baghdad 西部では手榴弾、HE 砲弾、迫撃砲、ロケット推進薬、迫撃砲の装薬、機関銃弾、小銃弾、爆弾製造材料などを発見。Baghdad の Rashid 地区では、砲弾、RPG、ロケット用のレール、迫撃砲弾、爆薬、57mm ロケット S5KO、洗濯機のタイマーを発見。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/8/8)
7 日、アフガニスタンの Nangalam で米空軍の F-15E が、GBU-31/B で敵陣を爆撃。Asadabad では、米空軍の F-15E が GBU-12/B と GBU-31/B で敵の武器集積所を爆撃。Now Zad では英空軍の Harrier GR.7 が Enhance Paveway II で、聯合軍部隊を待ち伏せていた敵を爆撃。Musa Qaleh と Gereshk に仏空軍の Mirage 2000 が、Suggul に米空軍の F-15E が、Ghanzi に米空軍の A-10 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 72 件、ISR ミッションは 16 件、戦術偵察ミッションは 2 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Al Kufah に、米海軍の F/A-18 が Sabkhat Gharz に、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 41 件、ISR ミッションは 25 件、戦術偵察ミッションは 4 件。

今日のアフガニスタン (AFPS & DefenseNews 2008/8/8)
アフガニスタン政府では、現時点で 65,000 名いる陸軍を、今後 5 年間で 12 万人に増やす提案を行った。この規模拡大と 5 年間の運用経費、航空隊の装備調達にかかる経費は 170 億ドルと見込まれる。
米国防総省は、NATO の ISAF (International Security Assistance Force, 45,000 名、うち米軍 15,000 名) と OEF (Operation Enduring Freedom) 担当の米軍部隊 (19,000 名。Jeffrey J. Schloesser 少将が指揮する CJTF 101 (Combined Joint Task Force 101) と、治安維持・再建任務に従事する RSC-E (Regional Security Command East)、Robert W. Cone 米陸軍少将が指揮する Combined Security Transition Command Afghanistan がある) を統合指揮する司令官として、David D. McKiernan 米陸軍大将を推挙した。アフガニスタンに展開している米軍部隊の指揮系統統合化と、それによる効率化が目的という説明。
その McKiernan 大将は、パキスタンの情報機関・ISI (Inter-Services Intelligence ) が、アフガニスタンで武装勢力が引き起こしている騒擾に関与していると発言。"The New York Times" 紙では、7/7 に発生したインド大使館爆破事件に ISI が関与したことを示す通信傍受記録がある、と報じている。そもそも ISI については以前から、タリバンなどの武装勢力と連携して、アフガニスタンにおける対ソ闘争、あるいは Kashmir における対印闘争に首を突っ込んでいるという指摘があった。
Ghazni 省の Giro 地区で、聯合軍がタリバンの拠点捜索任務を実施した際に交戦、複数の敵に加えて非戦闘員 5 名 (女性 4 名、子供 1 名) が死亡した。ターゲットとなった施設に聯合軍部隊が接近した際に撃たれたため、反撃したもの。その後で 3 名を拘束している。
Helmand 省の Nahr Surkh 地区では、聯合軍とアフガニスタン軍が、路傍爆弾を設置している敵を発見して交戦、敵 4 名が死亡した。交戦中に爆弾が炸裂している。このほか、Zabul 省の Shajoy 地区では、RPG、手榴弾、地雷、自動小銃、弾薬、爆弾製造材料を発見。

今日のイラク (AFPS 2008/8/8)
7/27 から、Hawijah・Sharqat・Taq Taq で "Operation Summit Pursuit" を発動。米陸軍・第 87 歩兵聯隊・第 1 大隊、イラク軍、地元の部族指導者や自治体、"Sons of Iraq" 関係者が参加して、アルカイダ関連組織の相当を目指す作戦。より大規模な "Operations Iron-Warrior Pursuit" の下で、タスクフォース規模の作戦として実施している。
Baghdad 北部で米軍が、"Special Groups" の資金担当者とその他 5 名を拘束。
7 日、Beiji で聯合軍がテロ活動容疑者など 6 名を拘束。うち 1 名は、アルカイダ関係者や自爆テロ組織とも関連がある模様。残る 5 名は Mosul で爆弾製造に関わっていた。その Mosul では別件で、アルカイダ関連組織の首領を捜索する作戦を実施した際に 4 名を拘束。Baghdad では、米陸軍・第 10 山岳師団・第 4 旅団戦闘団が、アルカイダ関連組織のメンバー 2 名を自爆テロや自動車爆弾テロ、路傍爆弾攻撃の容疑で拘束。
6 日、"Sons of Iraq" に参加しているスンニ派イスラム教徒と聯合軍部隊が、Samarra 西方の Jazeera Desert で武器集積所を発見。硝酸塩 900lb、爆薬 100lb、プロパンガスタンクといった内容。別件で、Baghdad でも自動小銃、弾倉、弾薬、さらに Risalah 地区では路傍爆弾を発見。

今日の USAFCENT (AFNews 2008/8/7)
6 日、アフガニスタンの Nangalam で仏空軍の Mirage 2000 が、GBU-12/B で敵を爆撃。Balocan では米空軍の MQ-1 が AGM-114 で敵を攻撃、さらに米空軍の MQ-9 が GBU-12/B で爆撃。Bala Morghab、Soltani、Asmar、Nurestan に米空軍の F-15E が、Nurestan に米空軍の A-10 が、それぞれ出動。この日の近接航空支援ミッションは 74 件、ISR ミッションは 13 件、戦術偵察ミッションは 4 件。
イラクでは、米空軍の F-16 が Kharbut にある武器集積所を GBU-38/B で爆撃したほか、Balad にも出動。この日の近接航空支援ミッションは 53 件、ISR ミッションは 23 件、戦術偵察ミッションは 4 件。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/8/7)
5 日、Kapisa 省の Nijrab 地区で聯合軍とアフガニスタン軍が、タリバン関連組織の首領をターゲットとする作戦を実施、その際の交戦で複数の敵が死亡、2 名が拘束された。現場となった建物では、爆弾製造材料を見つけたほか、射撃位置を構築してあるのを発見。
4 日、アフガニスタン軍のコマンドー部隊と聯合軍が、Kandahar 省の Maywand 地区でパトロール中に武器集積所を発見。5gal 入りのプラスチック製コンテナ (硝酸アンモニウム入り・導爆線付き) など。

今日のイラク (AFPS 2008/8/7)
7 日、聯合軍が Mosul でアルカイダ関連組織の首領を含む 11 名を拘束。モスクを拠点として過激派の人集めや資金集めを行っていたほか、武器集積所にもしていた模様。Biaj では、外国人テロ組織の関係者 4 名を拘束。Beiji では外国人テロリストや武器を隠していた容疑で 3 名を拘束。Baghdad ではアルカイダ関連組織の首領など 5 名を拘束したほか、別件で West Rashid 地区で "special groups" の関係者 2 名を拘束。Salman Pak でも、Rusafa で活動している自動車爆弾組織の関係者 2 名を拘束。
6 日、Diyala River Valley 方面ではイラク軍特殊部隊がアルカイダ関係者 2 名を拘束。Baqouba 界隈で自爆テロの志願者を集めていた容疑。Baghdad では、イラク軍と聯合軍が武器集積所 3 ヶ所を発見。迫撃砲弾、擲弾、ロケットなど。Muqdadiya ではイラク軍特殊部隊がアルカイダ関係者 4 名を拘束。
5 日、Diyala River Valley 方面で Baghdad National Emergency Response Brigade が、Islamic State of Iraq の関係者 2 名を拘束。Baghdad では、イラク軍と聯合軍が擲弾や狙撃銃を発見。

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こぼれ話

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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