今週の軍事関連ニュース (2008/08/19)
 

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一般ニュース

今日のフカシ (DefenseNews & VoA 2008/8/17)
イランの Ahmad Mighani 准将は 17 日、テレビの取材に対して「手持ちの戦闘機を改修して、無給油で 3,000km の飛行を可能にした。われわれに他国を攻撃する意図はないが、我々を攻撃しようとするものに対しては自衛する」と発言。ただし、詳細な「改修」の内容については明らかにしていない。ちなみに、イスラエルはイラン西部の国境線から 1,000km 先にある。
そのイラン、日曜日には「人工衛星の打ち上げも可能な国産ロケット・Safir を試射した」と宣言。当初は「国産の人工衛星を軌道に投入した」と報じていたが、後になって内容を修正。これに対してホワイトハウスの Gordon Johndroe 報道官は「イランが開発したとしているロケットは、弾道ミサイルにも転用可能だ」として、国連安保理決議に反した行動をとっていると非難。それに対してイランは、自国の宇宙開発は研究用と通信衛星打ち上げ用だとしている。

今日の小ネタ
  • グルジア向けの人道支援物資空輸に、C-17A に加えて C-130 も参加した。米空軍機が毛布や医薬品などの物資を空輸、それを NGO が配布する構図。(AFPS 2008/8/15)
  • アメリカとポーランドは 14 日、ポーランド国内への GBI (Ground Based Interceptor)×10 発の配備について合意。隣国・チェコに配備する X バンド レーダーとともに 2011-2013 年にかけて整備を行い、アメリカ・グリーンランド・イギリス・東欧にまたがるミサイル防衛システムを完成させる。これに対してロシアは反発、Dmitry Medvedev 大統領はポーランドの迎撃ミサイル基地について「(アメリカは否定しているが) これはロシアの核ミサイルを対象とするものであり、攻撃目標とするに値する」と発言。(DefenseNews 2008/8/15)

今日の小ネタ
  • 米陸軍の第 21 戦域支援コマンドと在欧米空軍 (USAFE : U.S. Air Forces in Europe) が 12 日から、グルジアへの人道支援ミッションを開始した。C-17 による援助物資の空輸は、ドイツの Ramstein AB から実施している。関与している部隊は、陸軍の第 66 輸送中隊と第 39 輸送大隊、空軍の 723rd AMS (Air Mobility Squadron)。物資は国務省がストックしているものや、U.S. Army Medical Materiel Center Europe が人道支援用としてドイツ・Pirmasens の倉庫に保管しているものを提供した。(AFPS 2008/8/14)
  • BAE Systems のコンサルティング部門・CORDA が、同社 LAND Systems 部門や QinetiQ と組んで、英国防省向けに 155mm 艦載砲の開発に乗り出した。400 万ポンドの契約でテクノロジー デモンストレーターの作業を進めているところで、2009 年に、AS90 自走砲をベースとする 155mm 砲の陸上実射試験を行う考え。BAE Systems では、米海軍の DDG-1000 向けに 155mm AGS (Advanced Gun System) を手掛けている Armament Systems 部門やスウェーデンの傘下企業・Bofors をリソースも投入する考えも持っている。(DefenseNews 2008/8/14)

今日の泥仕合 (Deutsche Welle German radio & Northrop Grumman via Defense-Aerospace.com 2008/8/14)
Aviation Week 誌が KC-X 計画に関して、「複数の情報源によると、Boeing は KC-X 計画からの撤退を検討中」と報じている。これについて Boeing では、「何も決まったわけではない。すべての選択肢は手中にある」としている。
一方、Northrop Grumman はというと、「空軍との会談を通じて、我が社と Boeing の対比が明確になってきた。Boeing は軍に対して、スケジュールを変更するよう圧力をかけている」「しかし、国防長官は新型給油機が喫緊に必要だといっている」「Boeing は過去にスキャンダルと遅延続きの歴史がある」「Boeing は B.777 ベースの機体では大きすぎるといっていたし、もしもここで提案する機体を変えれば、さらに遅れる」といった調子のプレスリリースを出している。

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産業・装備・調達

今日の米軍調達 (Contracts 2008/8/15)
  • AeroVironment Inc. (Simi Valley, CA) は米陸軍から、米陸軍仕様の RQ-11 Raven UAV とスペア パッケージを $17,757,543 で追加受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-05-C-0338)
  • General Atomics Aeronautical System (San Diego, CA) は米陸軍から、I-Gnat と Sky Warrior Alpha を対象とする兵站支援業務を $10,487,251 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-08-C-0082)
  • ECC International, LLC (Burlingame, CA) は米陸軍から、アフガニスタン軍の EOD (Explosive Ordnance Disposal) 学校と兵舎の更新工事を、$9,979,477 で受注した。所在地は Mazar-e Sharif、2009 年 8 月に完成予定。Army engineer District, Afghanistan (W917PM-07-D-0015)
  • SAIC (Science Application International Corp., San Diego, CA) は米陸軍から、Joint Network Management System を対象とする製造・展開後のソフトウェア サポート、配備・訓練・兵站支援・文書・エンジニアリング/テクニカル サポート業務を、$6,081,000 で受注した。CECOM Acquisition Center, Fort Monmouth, NJ (W91QUZ-06-D-0016)
  • BAE Systems Tactical Vehicle Systems (Sealy, TX) は米陸軍から、MTV (Medium Tactical Vehicle) を $6,019,671 で受注した。Army TACOM, Warren, MI (DAAE07-03-C-S023)
  • BriarTek, Inc. (Alexandria, VA) は米海軍から、米海軍の艦艇 105 隻に MOBI (Man Overboard Indicator) を導入・検証する作業を $18,989,915 で受注した。MOBI とは、艦上にいる人が海中に転落した際に警報を出すシステム。NSWC (Naval Surface Warfare Center) Panama City Division, Panama City, FL (N61331-08-D-0036)
  • Nokomis, Inc. (Charleroi, PA) は米海軍から、以下の案件に関する SBIR (Small Business Innovative Research) フェーズ III 分を $9,900,000 (not-to-exceed) で受注した。
    • N04-016 Super-Efficient Omni-Directional Antennas for Low Power Wireless Ammunition "Health" Monitoring Systems"
    • DTRA-06 "Novel Methods of IED Suppression and Neutralization to Include Next Generation WMD Dispersal Devices"
    • AF-071-219 "Remote-Controlled Improvised Explosive Device Detection Identification and Classification Algorithms."
    UAV ベースの、AELED IED 探知技術を研究・開発する案件。プラットフォームに合わせたプロトタイプのカスタマイズ、試験・評価、量産、サポート・訓練などの業務もカバーする。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-08-D-0026)

今日の報道発表
  • DLS (Data Link Solutions, Rockwell Collins と BAE Systems のジョイント ベンチャー) は英国防省から、Link 16 端末機器を対象とするサポート サービス業務を 1,220 万ドルで受注した。空軍の E-3D Sentry AEW.1、Typhoon、Tornado、海軍の Sea King、42 型ミサイル駆逐艦、陸軍の防空網、といったあたりで使用しているもので、対象となる製品の例は以下の通り。
    • JTIDS (Joint Tactical Information Distribution System)
    • URC-138 Sea Harrier/Sea King 用端末
    • MIDS-LVT (Multifunctional Information Distribution System Low-Volume Terminal)
    • その他の関連支援機材
    このサポート業務を担当するため、DLS はイギリスの Waddington に Link 16 機器の補修センターを開設している。(Rockwell Collins, 2008/8/13)
  • Raytheon は米陸軍から、Patriot 地対空ミサイルを対象とする 'Pure Fleet' アップグレードの追加分を 3,440 万ドルで受注した。2007 年 12 月に契約した、総額 3 億 1,000 万ドルの案件の一部で、米陸軍が保有する Patriot を最新の PAC-3 (Patriot Advanced Configuration 3) 仕様に改修するもの。レーダー、交戦管制ステーション、発射器といったあたりが対象。最新仕様への統一により、兵站支援面でもメリットがあるとしている。(Raytheon, 2008/8/14)
  • Northrop Grumman によると、同社が米空軍から約 2 億 5,000 万ドルで受注した C-20 の兵站支援業務は、空軍だけでなく陸軍・海軍・海兵隊の機体も対象とのこと。M7 Aerospace (San Antonio, TX)、Savannah Air Center (Savannah, GA)、Rolls-Royce North America の各社と組んで、アメリカ国内外の MOBs (Main Operating Bases) で、デポ整備、運用・整備に必要な品物の供給、列線整備といった業務を実施する。主要な基地は、Ramstein AB (Germany)、Hickam AFB (HI)、MCAS (Marine Corps Air Station) Kaneohe Bay (HI)、Sigonella (Italy)、Andrews AFB (MD)。(Northrop Grumman, 2008/8/14)
  • General Dynamics Land Systems は米陸軍 TACOM LCMC (Life Cycle Management Command) から、M1 Abrams 戦車を対象とするシステム テクニカル サポート業務を 2,090 万ドルで受注した。(GD, 2008/8/14)
  • General Dynamics Ordnance and Tactical Systems は米陸軍野戦支援コマンド (Army Field Support Command, Rock Island, IL) から、老朽化した弾薬の廃棄処分に関する修正契約を 3,480 万ドルで受注した。累計受注額は 1 億 5,100 万ドル。同社は 6 種類の弾薬について廃棄処分を担当しており、これまでに累計 90,000t の弾薬を処分している。廃棄した際に、素材の 95% は回収・再利用している由。(GD, 2008/8/14)
  • Boeing は IMM (Integrated Materials Management) 構想の一環として Seal Dynamics との間で、サプライチェーン分野の革新を図るためのエンジニアリング/兵站ソリューションに関する契約を結んだ。エアラインに対して、スペアパーツを必要なときにデリバリーする体制を整えて、在庫の負担を軽減するのが目的。(Boeing, 2008/8/15)
  • BAE Systems はアメリカ政府から、Chevrolet Suburbans と Toyota Land Cruiser の装甲バージョンを 1,000 万ドルで受注した。民間用の車両に、MRAP (Mine Resistant Ambush Protected) やアップ・アーマード HMMWV といった軍用車両と同じテクノロジーによる装甲を施すもの。オハイオ州 Cincinnati の工場で製造して、2009 年の第一四半期に完納の予定。ベース車両についてはメーカーから直接買い付ける。(BAE Systems, 2008/8/14)
  • インドの HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) が 42 機をライセンス生産する、Hawk Mk.132 AJT (Advanced Jet Trainer) の初号機が、インド空軍に引き渡された。BAE Systems で製造した 14 機に続く、通算 15 機目。(BAE Systems, 2008/8/14)
  • BAE Systems は 7 月に米国防総省から、155mm 軽量牽引砲 M777×43 門を 4,280 万ポンド (8,560 万ドル。官給品は含まず) で追加受注していたことを明らかにした。これで、2008 年に入ってからの M777 の累計受注額は 1 億 4,700 万ポンド (2 億 9,400 万ドル)。累計受注は 700 門を突破しており、そのうち米陸軍と米海兵隊にデリバリーした分は 400 門超。カナダは 12 門を領収済みで、さらに 25 門を追加する可能性がある。(BAE Systems, 2008/8/14)

今日の米軍調達 (Contracts 2008/8/14)
  • Securiguard, Inc. (McLean, VA) は米空軍から、CCAFS (Cape Canaveral Air Force Station) と、そこの Florida Annexes (Jonathan Dickinson Missile Tracking Annex, Cocoa Beach Tracking Annex, Fort Pierce Microwave Relay Annex, Malabar Transmitter Annex, Melbourne Beach Optical Tracking Annex, Stuart Microwave Relay Annex, Port Canaveral Cable Terminal Annex, Wabasso Microwave Relay Annex) を対象とする武装警衛業務の管理・実行を、$95,382,517 で受注した。AFI (Air Force Instruction) 31-101 と同 31-20 の規定に合わせた警備業務を実施する。打ち上げ施設の警備、警衛の指揮・統制施設運用、出入り監視、交通統制、電子警備システムの監視、洋上警備、警備計画の作成などを担当。Patrick AFB, FL (FA2521-08-C-0011)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、European Security Operations Center と 66th Military Intelligence Group を対象とする、生存性関連分野の研究・開発・分析業務を $34,500,105 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380)
  • Booz Allen Hamilton, Inc. (Herndon, VA) は米空軍から、米海兵隊の兵站機構を対象とする生存性の分析作業を $18,941,252 で受注した。Offutt AFB, NE (SP0700-03-D-1380)
  • Henry M. Jackson Foundation (Rockville, MD) は米空軍から、AFRL (Air Force Research Laboratory) で生物化学を担当する、Biosciences and Protection Division (Wright-Patterson AFB, OH; Brooks City Base, TX) 向けの研究・研究支援業務を $20,992,931 で受注した。同部門の担当分野向けに、最新の科学技術を提供するのが目的。Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-05-2-6518)
  • L-3 Communications (Pittsburgh, PA) は米空軍から、口径 1m のレーザー伝播・乱気流検出用望遠鏡×2 基を $6,128,869 で受注した。旋回俯仰式の架台に載せるもので、Starfire Optical Range (Kirtland AFB, NM) に設置する。Kirtland AFB, NM (FA9451-08-C-0262)
  • Survival Innovations, Inc. (Arden, NC) は米空軍から、頭と首を負傷から保護するための装具を開発・インテグレーション・テストする作業を、$5,999,044 で受注した。戦闘機搭乗員向け。Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-08-C-6925)
  • Huguenot Energy LLC. (Charleston, SC) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸軍・海軍・海兵隊・その他民間部局向けの燃料油を $53,153,997 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DESC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0357)
  • US Foodservice/Joseph Webb Division (Vista, CA) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊向けの給養業務を $34,585,000 (maximum) で受注した。DSCP (Defense Supply Center Philadelphia), Philadelphia, PA (SPM300-08-D-3206)
  • Midstream Fuel Service LLC. (Houston, TX) は米国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) から、陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向けの燃料油を $6,064,080 (maximum, 価格修正条項付き) で受注した。DEsC (Defense Energy Support Center), Fort Belvoir, VA (SP0600-08-D-0362)
  • Caddell Construction Co. (Montgomery, AL) は米陸軍から、ジョージア州の Fort Benning にシミュレーション訓練施設を建設する工事を $48,463,000 で受注した。面積 240,043 平方フィート。モーション付きとモーションなしがある。Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-07-D-0056)
  • Sikorsky Aircraft Corp. (Stratford, CT) は米陸軍から、バーレーン軍向けのスペアパーツと地上支援機材を $8,904,288 で受注した。AMCOM (Army Aviation and Missile Command), Redstone Arsenal, AL (W58RGZ-08-C-0003)
  • Ttec-Tesoro (Norcross, GA) は米陸軍から、ノースカロライナ州の Fort Bragg に中隊オペレーション施設を建設する工事を $8,716,000 で受注した。Army Engineer District, Savannah, GA (W912HN-07-D-0058)
  • McDonnell Douglas Corp. (St. Louis, MO) は米海軍から、F/A-18A/B/C/D を対象とする兵站支援業務に関する修正契約を、$17,394,620 で受注した。米海軍・米海兵隊 ($12,574,529; 72%) に加えて、カナダ ($1,461,918; 8%)、オーストラリア ($794,520; 5%)、スペイン ($1,016,986; 6%)、フィンランド ($677,991; 4%)、スイス ($360,183; 2%)、クウェート($423,744; 2%)、マレーシア ($84,749; 1%) 向けの FMS (Foreign Military Sales)も含む。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00383-06-D-001J)
  • American Electronic Warfare Assoc. (California, MD) は米海軍から、NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Atlantic Ranges and Facilities Department, Integrated Combat Environments Division and Modeling and Simulation Division 向けのエンジニアリング/地上試験サポートに関するブリッジ契約を、$14,777,791 で受注した。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Patuxent River, MD (N00421-08-C-0074)
  • Nan, Inc. (dba Ocean House Builders, Honolulu, HI) は米海軍から、ハワイの真珠湾に装備品収容施設を建設する工事を、$11,432,000 で受注した。基本契約 1 年、オプション契約 4 年、すべての契約の合計額は $100,000,000 未満。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Pacific, Pearl Harbor, HI (N62478-08-D-4009/#0002)
  • Cameron Bell Corporation, Government Solutions Group (Charleston, SC) は米海軍から、Space and Naval Warfare Systems Center San Diego, Information Technology Enterprise (San Diego, CA; Seattle, WA; Norfolk, VA; New Orleans, LA; and Charleston, SC) のネットワーク環境を対象とする、CARS (Cyber Asset Reduction Security) 関連のテクニカル/エンジニアリング サービス業務を $9,980,891 (potential maximum) で受注した。新たに開発するシステム・サブシステムについて、ナレッジ マネジメント、コンテント マネジメント、システム マッピング、アーキテクチャ インテグレーション、分析、計画、設計・適用といった業務を担当する。Space and Naval Warfare Systems Center, San Diego, CA (N66001-08-D-0078)
  • Rockwell Collins Government Systems, Inc. (Cedar Rapids, IA) は米海軍から、AN/ARC-210(V) 無線機 (Electronic Protection Radio System) の FY2008 オプション契約分を $5,598,148 で受注した。米空軍の F-16 に搭載するもので、内訳は以下の通り。
    • RT-1851A(C) ARC-210 送受信機×74
    • MT-6567 マウント用ベース×59
    • C-12719 コントロール×62
    • RF フィルタ多重化装置×59
    NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-05-C-0050)

今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2008/8/14)
  • ITT は米陸軍 CECOM (Communications Electronics Command) から、FMS (Foreign Military Sales) 経由で他国に輸出する電子機器・通信機器の契約を受注した。SINCGARS (Single Channel Ground and Airborne Radio System) の輸出版、HCDR (High Capacity Data Radio)、SpearNet Team Member Radio、Spearhead Radio を初めとする機器本体に加えて、導入・訓練・サポート業務の実現も見込まれる。確定契約が 5 年分、さらに 6 年目の分がオプション契約としてついており、すべて実現した場合の総額は 4 億 9,000 万ドル。SAMD (Security Assistance Management Directorate, Ft. Monmouth, NJ) 経由の案件。(ITT)
  • Vought Aircraft Industries はサウスカロライナ州 Charleston の工場で B.787 Dreamliner の胴体で使用する複合材料製コンポーネントの製造を担当しているが、B.787 のスケジュール遅延を受けて、製造作業を中断した。(defense-aerospace.com)
  • CAE は、軍関連で総額 1 億 600 万カナダドルの契約を獲得したと発表した。確定分が 7,600 万ドル、オプション分が 3,500 万ドル。先週、CAE と AgustaWestland のジョイント ベンチャー・Rotorsim が 4,000 万カナダドルの契約を獲得しており、それに続くもの。内訳は以下の通り。
    • カナダ空軍向けの共通訓練プラットフォーム・AFIILE (Air Force Integrated Information and Learning Environment) を主契約社として担当する。協力する企業は、xwave、Saba、Outstart Evolution、Britannica Fox Knowledge Systems Fox、Atlantis-Eduplus、NGRAIN といった面々。
    • L-3 Communications MAS (Canada) Inc. からは、CF-18 のアビオニクスで使用するソフトウェアのアップグレード、兵站支援業務、データ管理サービス業務を受注している。
    • 米海軍からは、MH-60R 用の TOFT (Tactical Operational Flight Trainer) を受注している。
    • CAE USA は、米海軍・米海兵隊向けの訓練デバイスを 5 年契約で受注している。Western Pacific Contractor Operations and Maintenance Services なる案件で、日本国内の 3 ヶ所に訓練機材を設置する。
    • ESS (Eurofighter Simulation Systems) からは、Eurofighter ASTA (Aircrew Synthetic Training Aids) の一環となる FMS (Full Mission Simulator) とコックピット トレーナーで使用する、合成環境ソフトウェアを受注している。
    • C2 Technologies からは、航空機搭乗員の訓練と、訓練用コースウェアの開発を受注している。米空軍の A-10 と EC-130 が対象で、場所はアリゾナ州の Davis-Monthan AFB、5 年契約。
    高い任務要求と即応性維持、それと燃料費の高騰といった状況により、モデリング・シミュレーション・サポート サービスといった分野の需要が伸びるというのが同社の考え。(CAE)
  • Boeing は 8/7 にニューメキシコ州の Kirtland AFB で、ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) を実施している ATL (Advanced Tactical Laser) について、システム全体を対象とする最初の地上試験を成功裏に実施した。ATL は高出力の化学レーザーとビーム制御システムを C-130H に搭載、地上のターゲットを攻撃するもの。レーザー砲は胴体下面の回転式ターレットに装備する。さらに追加の地上試験と飛行試験を実施、年末には飛行しながら地上のターゲットを攻撃する試験を予定している。レーザー自体の初発射は、5/13 にラボで実施済み。(Boeing)
  • Northrop Grumman の Mission Systems 部門は米中央軍 (USCENTCOM : US Central Command) から、IBDSS (Integrated Base Defense Security System)×69 セットを受注した。FOB (Forward-Operating Base)、兵員、施設、各種の資産を防御する手段を提供するもので、監視・探知・評価の機能を持つ。発注元は、米空軍 ESC (Electronic Systems Center, Hanscom AFB, MA) 麾下の 642nd ESS (Electronic Systems Squadron)。(Northrop Grumman)
  • General Dynamics Information Technology は米海軍の NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) Southwest から、MP/HA (Mishap Prevention & Hazard Abatement) の契約を受注した。すべてのオプション契約分まで実現すると、5 年間・6,000 万ドルの案件になる。国防総省、海軍、OSHA (Occupational Safety & Health Administration) の基準に合わせて、海軍の施設における安全性を高めるための作業を行う案件。(General Dynamics Information Technology)
  • Alion Science and Technology は、DSC (Defense Sustainment Consortium) のマネージメントを担当することになったと発表した。DSC とは、政府機関、産業界のパートナー企業、学術会からの関係者で構成する組織で、経年劣化が進んでいるウェポン システムについて、延命のための方策を検討するもの。メンバーは 43 名。これに対して Alion は、エンジニアリング、維持管理プロセス、サプライチェーン管理、補修・整備といった分野の助言を行う。メンテナンスや補修に関する従来のアプローチでは効果がないという認識の下で新しいアプローチを模索する。そこで用いる AMMTIAC (Advanced Materials, Manufacturing, and Testing Information Analysis Center) について、Alion は 2005 年に 8 年契約を受注している。(Alion Science and Technology)
  • General Dynamics Armament and Technical Products は米陸軍 ARDEC (Armament Research, Development and Engineering Center, Picatinny, NJ) から、M2 Bradley 歩兵戦闘車に装備するリアクティブ アーマー製サイドスカートを 3,700 万ドルで受注した。同社では M2 に加えて M1 Abrams 戦車のリアクティブ アーマーも手掛けている。製造は同社と、戦略パートナーである Rafael Armament Development Authority Ltd., Ordnance Systems Division (Haifa, Israel) で分担して行い、2009 年 11 月に完納の予定。組立・梱包はミシシッピー州 McHenry の工場で実施する。計画のマネージメント担当は General Dynamics の Burlington Technology Center (Burlington, VT)。(General Dynamics Armament and Technical Products)
  • GE Aviation は、RQ-4 Global Hawk ブロック 20 で使用するサブシステムを製造・納入することになったと発表した。飛行制御用のアクチュエータ、発電装置と制御装置、緊急動力などが対象で、1 機あたり 100 万ドルほどになる。同社はブロック 10 にも関与していた実績がある。なお、ブロック 20 が要求する電力量は、ブロック 10 の 150% 増しとのこと。(GE Aviation)
  • Boeing は米空軍から、C-17 用の ATS (Aircrew Training System) を受注した。デラウェア州の Dover AFB に設置するもので、現役部隊 (AMC : Air Mobility Command) と予備役部隊 (AFRC : Air Force Reserve Command) の両方が対象。受注額は明らかにしていない。ATS の中核となるのは WST (Weapons Systems Trainer) で、これはフルモーション付きのパイロット用シミュレータ。これとロードマスター用のステーションで ATS を構成する。これにより、飛行前・飛行中の作業に加えて緊急手順も訓練できる。すでにアメリカ国内 9 ヶ所で ATS が稼働しているが、さらに 2010 年までにアメリカ国内外で 3 ヶ所に増設する計画。Dover AFB に設置する ATS は通算 20 基目となる。このほか、サウスカロライナ州の Charleston AFB に設置する 4 基目の WST をオプション契約として設定している。(Boeing)
  • デンマークの Terma は、デンマーク海軍の FSS (Flexible Support Ship) やフリゲート、合計 5 隻に装備するマルチリンク機能を受注したと発表した。Terma の艦載指揮管制装置・C-Flex Command & Control System と組み合わせて動作するもので、Link 11 と Link 16、将来は Link 22 の接続性も実現する。C-Flex はさまざまな種類の艦艇に対応できる指揮管制装置で、オペレーター 1 人のコンパクトなシステムから、オペレーター 35 人超の大がかりなシステムまで実現可能。また、ある艦に搭載していたシステムを別の艦に移設したり、既存のシステムをアップグレードしたり、といったこともできる。戦術データリンク プロセッサは、MLP (Multi Link Processor) ベースの Ultra 製 MLS (Multi Link System) で、Link 11 用の暗号化機能と DTS (Data Terminal Set) を一体化して、単一の LRU (Line Replaceable Unit) にまとめている。暗号システムは BID/2200 で、KG-40A との相互運用性を実現。この MLS に、Link 11 に加えて Ultra Electronics - Advanced Tactical Systems (Austin, TX) が用意する Link-16 ADSI (Air Defense Systems Integrator) ソフトウェアも組み込む。(Terma)
  • Lockheed Martin は、次世代エレクトロニクス製品向けのカーボンナノチューブを手掛けている、Nantero, Inc. の政府担当部門を買収すると発表した。所属する従業員 30 名ほどは、Lockheed Martin に移籍する。今後は Lockheed Martin Space Systems Company の Advanced Technology Center 傘下で業務を継続するとのこと。また、Lockheed Martin では、Nantero の知的所有権を政府機関向けに独占利用するライセンスも取得した。(Lockheed Martin)
  • Goodrich Corporation と Rolls-Royce plc は、Rolls-Royce 製のエンジンで使用するエンジン制御システムを開発・納入するジョイント ベンチャーの設立について、LoI (Letter of Intent) に調印した。ゴーサインが出れば、Goodrich がイギリスの Birmingham と Belfast に置いているエンジン制御システム担当部門と Rolls-Royce の同種部門が、従来よりも密接に仕事をできるという説明。出資比率は 50:50、Goodrich から 1,100 名、Rolls-Royce から 500 名が新会社に移籍する予定とのこと。これから、従業員との協議に入る。なお、アフターマーケット製品とサポート業務については Goodrich の手元に残す。(Goodrich)

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人事・組織

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戦争・紛争

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/8/17)
15 日、Kapisa 省 Tag Ab 地区で聯合軍がタリバン関連組織の首領を捜索した際に、複数の敵から撃たれる事件が発生。反撃するとともに航空支援を要請、敵は死亡した。その際、敵がいた場所に婦女子 18 名がいたが、女性 1 名が巻き添えを食って負傷しただけで済んだ。
Kandahar 省では 13-15 日にかけて、聯合軍・アフガニスタン軍との交戦により、30 名を超える敵が死亡。Zamto Valley で偵察パトロール中の部隊に対して機関銃や小火器で攻撃を仕掛けてきたもので、反撃するとともに近接航空支援を呼んで制圧。

今日のイラク (AFPS 2008/8/17)
聯合軍はイラクの中・北部で、アルカイダ関連組織の掃討作戦を実施。まず Biaj では 3 名を拘束、Jazirah Desert で外国人テロリストの手引きをしている組織に関わった容疑。Tikrit の聯合軍部隊は、7/9 に実施した作戦で得られた情報に基づき、爆弾テロ組織の幹部とその他 1 名を拘束、さらに Beiji でも 1 名を拘束。Baghdad でも、アルカイダ関連のお尋ね者 1 名を拘束。
16 日、聯合軍が Baghdad で、市の北部で爆弾攻撃を仕掛けている組織の関係者など 3 名を拘束。さらに外国人テロ組織の関係者 4 名も拘束。Baghdad の東部では、重要ターゲットを含む犯罪容疑者 4 名を拘束。Tikrit では爆弾攻撃に関与した容疑者など 2 名を拘束、さらに爆弾攻撃を行っている組織の首領 (活動家に対して爆弾取り扱いの訓練を施していた) を拘束。
Mosul では、聯合軍が外国人テロ組織の関係者 2 名を拘束、さらにアルカイダ関連組織の資金担当者を拘束。Kut では、"special group" の関係者 1 名を、件の人物の兄弟による自供に基づいて拘束。Baghdad では 2 日がかりで、Sadr City、Kadhamiyah、Ghazaliyah、East and West Rashid、New Baghdad、and Mansuriyah の各地区で 1 ダースほどの捜索作戦を実施、擲弾・砲弾・自動小銃・爆弾製造材料などを発見。

今日のアフガニスタン (AFPS 2008/8/15)
アフガニスタン軍と聯合軍が Paktika 省 Orgun 地区で、路傍爆弾攻撃・誘拐・殺人を仕掛けていた組織の掃討作戦を実施、8 名を拘束。その際に 2 姪が逃走を企てて軍用犬に追いかけられた。
Helmand 省の Nahr Surkh 地区では、アフガニスタン軍と聯合軍がパトロールしているところを攻撃してきた敵と交戦、敵 2 名が死亡。敵はバイクに乗って銃撃してきたとのこと。
13-15 日にかけて Kandahar 省の Shah Wali Kot 地区などで、アフガニスタン軍と聯合軍のパトロール隊が小火器・RPG・機関銃による攻撃を受ける事件が発生、一連の交戦で数ダースの敵が死亡、敵の車両や陣地も破壊された。現場からは RPG、弾薬、アヘンを発見。中には、聯合軍部隊が火力支援を要請した場面も。

今日のイラク (AFPS 2008/8/15)
聯合軍は Baghdad で、外国人テロリストの手引きや爆弾攻撃に関与しているアルカイダ関連組織とつながりがあるとされる、お尋ね者 1 名を拘束。2006 年に捕まった、アルカイダ関連組織首領とのつながりも。
Mosul では、8/9 に実施した作戦で得られた情報により、6 名を拘束。うち 1 名はテロ組織の資金担当者。Beiji では爆弾攻撃を仕掛けていた組織の関係者 1 名を拘束。Saha では、米陸軍・第 22 歩兵聯隊・第 1 大隊・D 中隊が、155mm 砲弾と 60mm 迫撃砲弾を発見。
14 日、米陸軍・第 4 歩兵師団本部中隊と、同師団・第 1 旅団戦闘団・第 22 歩兵聯隊・第 1 大隊が、Bayaa で "special groups" 関係者 1 名を拘束。路傍爆弾の設置現場を押さえたもの。Baghdad 北西の Mushada では、米陸軍・第 25 歩兵師団・第 2 SBCT・第 14 歩兵聯隊・第 1 大隊・C 中隊が、地元住民からの通報を受けてロケット、小火器用弾薬、12.7mm 弾、82mm 迫撃砲、120mm 迫撃砲、擲弾、信号弾、イラン製迫撃砲、C4 爆薬、電気式雷管、Dragnov 小銃などを発見。Baghdad の Sadr City ではイラク軍が、壁に偽装した中から路傍爆弾、ボールベアリング、C4 爆薬、銅製円盤、12in のアングル鋼材、電気式雷管、ワイヤー、その他の爆弾製造材料を発見。
Baghdad 南部・Iskandariyah と Musayyib で、女性犯人による自爆テロ事件が発生、警察官 1 名と民間人 17 名が死亡、75 名が負傷。被害者は、シーア派の導師・Mohammed al-Mahdi の生誕を祝う目的で、Karbala に巡礼の旅に出ていたもの。
13 日、イラク軍が Baghdad の Rashid 地区・Saydiyah で、155mm 砲弾と 105mm 砲弾を改造した IED を発見、起爆前の撤去に成功。一方、米陸軍・第 4 歩兵師団本部中隊と、同師団・第 1 旅団戦闘団・第 22 歩兵聯隊・第 1 大隊が、Rashid 地区の Jihad でアルカイダ関係者 1 名を拘束。イラク軍・聯合軍に対する攻撃の容疑。

今日のイラク (AFPS 2008/8/14)
聯合軍が Baghdad で、アルカイダ関係者と交戦して敵 1 名が死亡、5 名が拘束されたほか、多数の武器を現場で発見。暗殺・爆弾攻撃・資金調達を担当していた容疑。このほか、13 日にはイラク軍が Rashid 地区で、米軍の警察訓練チームに待ち伏せ攻撃を仕掛けた 4 名を拘束、市内各所では複数の武器集積所を発見。後者の内容は、爆薬入り酸素タンク、各種弾薬、砲弾、ロケット発射器、ボディ アーマー、プロパガンダ文書、爆弾製造材料。Sadr City では米陸軍・第 4 歩兵師団・第 3 旅団戦闘団とライク軍が、迫撃砲弾とロケットを発見、自家製爆弾を製造するためのものとみられる。
12 日、米軍が Baghdad 南部で "special groups" の関係者 1 名を武器密輸容疑で拘束。Baghdad の Rashid 地区では、米軍とイラク軍が AK-47 自動小銃、ロケット、RPG と RPG 発射器、狙撃銃、爆弾製造材料、$75,000 分のイラク ディナールと $5,600 分の米ドル、$245 分のインド ルピー、$140 分の UAE ディルハム、といった現金も見つかった。Sadr City ではイラク軍が、地下水タンクに武器を隠匿しているのを発見、内訳は中国製迫撃砲、イラン製迫撃砲、ユーゴスラビア製迫撃砲、擲弾、ロケット推進薬、ロケット、爆薬、雷管、導爆線、機関銃の銃身、小火器用弾薬。

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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