今週の軍事関連ニュース (2017/11/16)
 

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一般ニュース

今日のニュースいろいろ
  • オーストラリアの出版社・Allen & Unwinが、中国がオーストラリアに対して仕掛けた干渉についてまとめた "Silent Invasion" という本を出版する計画を持っていたが、この計画がボツになった。理由は、中国側が法的措置をちらつかせてきたため。(SpaceWar 2017/11/13)

今日のニュースいろいろ
  • フィンランドとロシアが、両国政府首脳を結ぶ直通電話回線、いわゆるホットラインの運用を開始した。(YLE Finnish Broadcasting Corp. 2017/11/10)
  • EU が、域内で兵員や軍需品を容易に移動できるようにする計画を 2017/11/10 にまとめた。ニーズや要求に関する理解の共有、しばしば遅延の原因になっている税関検査の簡素化や危険物輸送規定の共通化、鉄道・道路・橋梁といったインフラに関する仕様の共通化などの施策を図るというもの。(European Commission 2017/11/10, SpaceWar 2017/11/10)

今日のニュースいろいろ
  • 2017/11/9 に開かれた NATO 国防相会議で、アフガニスタンの訓練ミッションを担当する部隊の規模を 13,000 名から 16,000 名に拡大するとの合意がまとまった。Jens Stoltenberg 事務総長は「アフガニスタン軍は進歩しているが、依然として状況はチャレンジング」と説明。このほか、体制養護士や欧州域内での戦力移動を改善するための指揮系統の見直しについても、合意がまとまった。北朝鮮の核・弾道ミサイル開発問題も議題になった。(NATO 2017/11/9)
  • Tyndall AFB で、大規模航空戦の演習 "Checkered Flag 18-1" が行われた。F-22、F-35、F-15、F-16、F/A-18 といった具合に第四世代機・第五世代機を組み合わせて、パッケージを構成するのが目的。(DoD 2017/11/10)
  • 北朝鮮が行った核実験で発生した地震を、ドイツ南西部で観測したことが明らかになった。KIT (Karlsruhe Institute of Technology) が Karlsruhe の市街中心部と Durlach で記録したとのこと。(SpaceWar 2017/11/10)

今日のニュースいろいろ
  • 米上下両院がまとめた FY2018 国防歳出法で、要求を上回る艦艇建造費を計上。上積みした 5 隻の内訳は、沿岸戦闘艦 (LCS : Littoral Combat Ship)×2 隻、駆逐艦・ドック型揚陸輸送艦・ESB・電纜敷設艦 (?) を各 1 隻。(DefenseNews 2017/11/9)
  • Jussi Niinisto 芬国防相が 2017/11/9 に Brussels で、空対地精密誘導兵器に関する MoU に調印した。これは、可用性の向上を企図した NATO による多国籍協力の枠組みに参画するためのもの。件の枠組みは 2014 年の Wales Summit で実施が決まり、まず 2016 年にベルギー、チェコ、デンマーク、ギリシア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペインで発足。そして今回、フィンランド、イギリス、ハンガリーが加わることになった。この件では参加各国の代理として NSPA (NATO Support and Procurement Agency) が窓口を務めており、2018 年に FMS (Foreign Military Sales) の枠組みを使って最初の発注を実現する予定。(Finnish MoD 2017/11/9, NATO 2017/11/9)
  • フィリピンは Spratly Island にある島嶼の自国軍駐屯地近隣に、漁民のための避難施設を建設する構想を持っていたが、中国が怒ったために撤回した。(SpaceWar 2017/11/8)

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産業・装備・調達

最近のニュースいろいろ
  • カナダ空軍 (RCAF : Royal Canadian Air Force) の Michael Hood 中将が Dubai International Air Chiefs Conference の席上、「CF-18 の後継機は 2019 年に作業を始めて、2021 年までに機種選定を実施する」と発言した。(DID 2017/11/14)
  • 10 月に発生した運用限界超過のために停止している KC-390 の飛行試験が、近く再開となる見込み。(DID 2017/11/14)
  • 台湾が 12 月に、アメリカから取得した中古 P-3C×12 機を揃えて就役式典を開催するとのこと。P-3C の導入によって S-2T×11 機を代替する。(Focus Taiwan 2017/11/12)
  • インド空軍 (IAF : Indian Air Force) が、不具合をリストアップして LCA (Light Combat Aircraft) こと Tejas の導入を上積みするより外国製戦闘機を導入するよう求めている。その Tejas は 123 機を発注しているが、納入済みの機体は 4 機のみ。(DID 2017/11/13, India Today 2017/11/10)
  • KAI (Korea Aerospace Industries) では、9 ヶ国との間で練習機の売り込み交渉を実施しているとのこと。それに際して、輸出入銀行や通商保証機構に対して融資がらみの支援を求めている。これまでに KT-1 と T-50 を合計 145 機、37 億ドル分輸出している。(聯合ニュース 2017/11/10)
  • KC-390 が 10 月に、失速試験を行っていたときに運用限界を超えるトラブルに遭遇、飛行試験が一時停止になった。ただ、認証や、2018 年に予定している就役へのスケジュールの影響はない見込み。(DID 2017/11/10)
  • トルコは 2017/11/8 に、Eurosam との間で地対空ミサイル システムの調達に関する LoI に署名した。この取引はまだ初期段階にあるが、NATO の Jens Stoltenberg 事務総長は歓迎の声明を出した。(SpaceWar 2017/11/9)

F-35 関連のあれやこれや
  • 米空軍の Stephen Wilson 参謀次長が Dubai Airshow の席で開いた報道関係者向けラウンドテーブルで、アメリカがアラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates) との間で F-35 の輸出に関して接触していることを明らかにした。(DefenseNews 2017/11/10)
  • BAE Systems (Brough, East Yorkshire, UK) で実施していた F-35A の第三次構造寿命試験が完了した。飛行中にかかる構造負荷を再現するため、350t のテストリグを設置・使用している。(BAE Systems 2017/11/9)
  • イスラエル空軍 (IAF : Israel Air Force) 向け F-35I Adir×2 機が、2017/11/8 に Nevatim AB に到着した。到着の際に、配備済みの機体の中から 2 機が出迎えたとのこと。これで、三次にわたって合計 9 機が到着したことになる。(Israel Air Force 2017/11/8)
  • 米空軍 53rd WG (53rd Wing) 麾下・53rd Electronic Warfare Group の PSC (Partner Support Complex) が、2017/10/26 にノルウェー向けのミッション データ ファイルをデリバリーした。(USAF 2017/11/8)

今日の米軍調達 (Contracts 2017/11/14)
NAVY
  • BAE Systems Norfolk Ship Repair (Norfolk, VA) : USS Tortuga (LSD-46) を対象とする FY2018 分の CNOA (Chief of Naval Operations Availability) を $139,818,901 で。整備・補修・近代化改修を実施するもので、オプション契約分まで含めた総額は $183,794,039。2019/5 まで。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-18-C-4403)
ARMY
  • Cubic Corp., Cubic Global Defense Inc. (San Diego, CA) : JRTC (Joint Readiness Training Center, Fort Polk, LA) で実施するローテーション展開前訓練の支援業務を、$61,391,479 で。2022/11/24 まで。Army Mission and Installation Contracting Command, Fort Bragg, NC (W91247-18-C-0001)
  • Straub Construction Inc. (Fallbrook, CA) : Fort Hunter Liggett で実施する施設建設工事を $9,745,000 で。対象は以下の通り。
    • Airfield Support Building
    • Family Wellness Center
    • Fitness Center Annex
    • Hazardous Material Storage Building
    • Laundry Facility
    • Training Aids Support Center
    2019/5/1 まで。Army Corps of Engineers, Louisville, KY (W912QR-17-C-0047)
  • Burlington Engineering Corp. (Montpelier, VT) : Tacchi CNC 旋盤を $8,817,000 で。2019/11/15 まで。Army Contracting Command, Warren, MI (W911PT-18-C-0004)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • Sikorsky Aircraft Corp. (Stratford, CT) : 各種ウェポン システム向けのスペアパーツについて、修正契約を $48,996,827 で。陸海空軍・海兵隊・FMS (Foreign Military Sales) カスタマー向け、2020/6/30 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Aviation, Richmond, VA (SPE4AX-15-D-9002/P00047)
  • McRae Industries Inc. (Mt. Gilead, NC) : 熱帯地用コンバット ブーツを $40,434,006 で。陸軍向け、2022/11/14 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPE1C1-18-D-1011)
  • Maranatha Industries Inc. (Payne, OH) : ハンドセットを $13,500,000 で。陸軍向け、2022/11/14 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Land and Maritime, Aberdeen Proving Ground, MD (SPRBL1-18-D-0001)
AIR FORCE
  • Odyssey Systems Consulting Group Ltd. (Wakefield, MA) : 専門職調達支援サービス業務について、修正契約を $16,495,203 で。Hanscom AFB で実施、アラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates) 向け FMS (Foreign Military Sales) 案件、2018/11/17 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Hanscom AFB, MA (FA8721-13-D-0002/#0007/#57)

今日の報道発表 (北米編)
  • Lockheed Martin Corp. は米空軍から、AGM-158 JASSM (Joint Air-to-Surface Standoff Missile) で使用するテレメトリー機材・iTIK (Intelligent Test Instrumentation Kit) を 4,410 万ドルで受注した。JASSM の飛翔試験でデータ収集に使用するとともに、飛翔打ち切りの指令にも使用する。(Lockheed Martin 2017/11/14)
  • ATAC (Airborne Tactical Advantage Co.) の機体が、2017/8/20 に MCAS (Marine Corps Air Station) Beaufort に到着した。これは、同社が VMFAT-501 による F-35B への転換訓練において仮想敵業務を請け負うことになったため。(USMC 2017/11/6)
  • HII (Huntington Ingalls Industries Inc.) の Ingalls Shipbuilding (Pascagoula, MS) で、USS Lenah H. Sutcliffe Higbee (DDG-123) の起工式が行われた。同艦はフライト III の一番手。スポンサーは Virginia Munford、Louisa Dixon、Pickett Wilson の三氏連名で、いずれも Ray Mabus 海軍長官の時期にミシシッピー州で要職にいた人物。(HII 2017/11/14)
  • BAE Systems は DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、宇宙空間を対象とするエンタープライズ指揮統制システムを開発・インテグレート・評価・分析するために使用するテストベッド (SEAC : Space Enterprise Analysis Capability) の開発契約を、1,280 万ドルで受注した。作戦実施のために必要となる状況認識を実現するのが目的。(BAE Systems 2017/11/14)
  • Boeing Co. と Bell Helicopter Textron Inc. は、V-22 Osprey の累計飛行時間が 40 万時間を突破した、と発表した。(Boeing 2017/11/14)
  • General Atomics は、小型衛生関連の技術・システム・サービス業務を手掛けている Surrey-US (Surrey Satellite Technology US LLC, Englewood, CO) について、資産の大半を買収したことを明らかにした。今後は GA-EMS (General Atomics Electromagnetic Systems Group) の傘下で事業を継続する。Surry-US はもともと、2008 年に SSTL (Surrey Satellite Technology Ltd.) 傘下で発足した。(General Atomics 2017/11/13)

今日の報道発表 (その他編)
  • 仏国防省は、フランス空軍 (Armee de l'air) の E-3F Sentry AWACS (Airborne Warning And Control System) を対象とする衛星戦術データリンクの導入作業開始について発表した。仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale pour l'Armement) が作業に着手したもの。(French MoD 2017/11/13)
  • シンガポール海軍 (RSN : Republic of Singapore Navy) 向け Independence 級 LMV (Littoral Mission Vessel)×8 隻のうち、2 番艦 RSS Sovereignty (16) と 3 番艦 RSS Unity (17) の就役式典を 2017/11/14 に Changi Naval Base で実施した。(Singapore Government 2017/11/14, IHS Jane's 360 2017/11/14)
  • Leonardo Sp.A が、Falco UAV を Dubai Airshow の会場に持ち込んだ。これは、ローンチ カスタマーである中東某国への引き渡しに併せて実施したもの。この初号機は 8 月に完成して、イタリアの Ronchi dei Legionary にある社内試験施設で領収試験を実施、9 月に納入していた。Falco は中東・湾岸地域の 2 ヶ国から受注を得ている由。(Leonardo 2017/11/13)

今日の米軍調達 (Contracts 2017/11/13)
NAVY
  • Mancon LLC (Virginia Beach, VA) : NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command) が MRO (Maintenance, Repair, and Operations) 関連で使用するサプライ品や資材を、$44,305,000 で。懇請 N00189-17-R-0033 による。2022/12 まで。NAVSUP (Naval Supply Systems Command) Fleet Logistics Center Norfolk, Contracting Department Norfolk, VA (N00189-18-D-0001)
  • Bell-Boeing JPO (Amarillo, TX) : V-22 のフィールド サービス担当者派遣と兵站支援業務について、修正契約を $10,056,839 で。日本向け FMS (Foreign Military Sales)、2019/12 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-12-G-0006/P00008/#0112)
AIR FORCE
  • Boeing Co. (St. Louis, MO) : QF-16 FSAT (Full-Scale Aerial Target) のロット 5B 量産改造について、修正契約を $11,266,057 で。2021/4/27 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Eglin AFB, FL (FA8678-10-C-0100/P00176)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • Knox County Associates for Retarded Citizens (Vincennes, IN) : アンダーシャツを $8,649,815 で。基本契約 1 年間、2018/11/12 まで。さらに 1 年単位のオプション契約 2 件を設定。陸軍、空軍向け。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPE1C1-18-D-N024)

今日の報道発表 (北米編)
  • Northrop Grumman Corp. は米海軍に、実戦仕様 MQ-4C Triton の初号機をデリバリーした。年内に 2 号機もデリバリーする予定。2018 年に、この機体を Guam に展開する計画になっている。(Northrop Grumman 2017/11/10)
  • 加公共調達省 (Public Services and Procurement Canada) は、CSC (Canadian Surface Combatant) の設計に関する RfP を発出しているが、カナダ政府と Irving Shipbuilding Inc. が、この RfP に対する解答の締切を 2017/11/30 まで延期するとの合意をまとめた。提案をまとめるための時間を余分に欲しいとの要望を受けた形。(Public Services and Procurement Canada 2017/11/10)

今日の報道発表 (その他編)
  • Rolls-Royce plc は、Rolls-Royce Advance や UltraFan のキー コンポーネントとなる新コア・Advance3 実証機の初運転を実施した。(Rolls-Royce 2017/11/10)
  • Leonardo Sp.A は英国防省から、イギリス空軍 (RAF : Royal Air Force) の A400M と組み合わせて使用するレーダー脅威生成機材を受注した。機体側が装備する自衛用電子戦装置を対象とする、機能検査に使用するためのもの。(Leonardo 2017/11/12)
  • トルコ、フランス、イタリアの国防相が 2017/11/8 に Brussels で、防衛分野の協力関係深度化に関する LoI に署名した。まず防空・ミサイル防衛システムの分野から手をつける。なお、Eurosam はすでに、トルコ向け地対空ミサイル (LORAMIDS) の分野で Aselsan ならびに Rocketsan との協業を決めているが、今回の LoI 署名で政府からの裏付けを得た形。そのトルコでは一方で、Nurettin Canikli 国防相が 2017/11/12 に「S-400 の導入に関するロシア側との手続きが完了した」と発言している。(Eurosam 2017/11/9, Turkish Minute 2017/11/12)
  • 露国防省は、Orlan、Eleron、Tahion といった UAV・合計 20 機を年内に空挺軍に配備する、と発表した。センサー ペイロードは着脱可能な交換式になっているとの説明。また、西部軍管区の空挺部隊に Ka-52×8 機を配備するほか、南部軍管区でも装備の更新を進めているとの発表もあった。(Russian MoD 2017/11/9-10)
  • Eurofighter Jagdflugzeug GmbH は、クウェート向けの Typhoon の提案について「Captor-E レーダーを備える最新仕様とする。Storm Shadow や Brimstone といった搭載兵装パッケージは二段階に分けて、就役時点で第一段階、それから 24 ヶ月後に第二段階を実現。早期納入のために、すでに先行調達を始めている」と説明。初号機については、Leonardo Sp.A がイタリアで製作する左主翼と Airbus Defence and Space がスペインで製作する右主翼はすでに完成、BAE Systems がイギリスで製作する前部胴体は製作を開始したところ、Leonardo と BAE Systems が製作する後部胴体は組み立て中、Airbus Defence and Space がドイツで製作する中央部胴体は 2018 年前半に組み立て開始の予定、(Eurofighter Jagdflugzeug 2017/11/10)
  • Airbus Defence and Space が Dubai Airshow に、C-295 の武装 ISR (Intelligence Surveillance and Reconnaissance) 仕様機を出展した。空対地兵装 (Roketsan, Expal, Escribano, Equipaer, Rheinmetall, Germany, Nobles Worldwide, アメリカ製) を搭載するため、メーカーとの間では認証取得の向けた合意を締結済みとの説明。(Airbus Defence and Space 2017/11/12, IHS Jane's 360 2017/11/13)
  • MBDA は、以前に発表していた滑空式精密誘導兵器・SmartGlider の新しい派生型を Dubai Airshow に出展した。SmartGlider Light と称し、全長 2m、重量 120kg、12-18 発を HSL (Hexabomb Smart Launcher) を介して搭載する。(MBDA 2017/11/10)
  • Dubai Airshow の席で、アメリカに拠点を置く投資会社 Oriole Capital Group がウクライナの Kharkiv State Aircraft Manufacturing Co. との間で An-74 の生産再開に向けた資金投下について合意した。Oriole が 1 億 5,000 万ドルを投資して、An-74 の生産や販売を支援するという内容。(Ukroboronprom 2017/11/13)

今日の報道発表 (北米編)
  • 米空軍 772nd TS (772nd Test Squadron) は、1 年あまりに渡る準備を経て、B-2A を BAF (Benefield Anechoic Facility, Edwards AFB, CA) に搬入した。これは電子戦関連の試験を実施するのが目的。(USAF 2017/11/8)
  • 米特殊作戦軍団 (USSOCOM : US Special Operations Command) がフロリダ州 Ybor City で、UAV や陸上用ロボットや人工知能などに関する実証イベント "Thunderdrone" を実施した。20 社から 30 ほどの製品が持ち込まれた由。(US Army 2017/11/9)

今日の報道発表 (その他編)
  • Western Australia の海軍基地・HMAS Stirling で、3 億 6,700 万豪ドルをかけて実施する施設改良工事が始まった。これを受けて、Marise Payne 豪国防相が歓迎の声明をリリースした。(Australian DoD 2017/11/10)
  • Airbus Defence and Space は ESA (European Space Agency) から、ARTES (Advanced Research in Telecommunications Systems) Pioneer 計画で使用する軌道上実証機 (IODA : In Orbit Demonstrator by Airbus) を受注した。これを使ってワンストップで概念実証/検証を行うのが目的。(Airbus Defence and Space 2017/11/10)
  • JSC Kumertauskoe の航空機整備施設で定期修理と近代化改修を実施した Ka-29 艦載輸送ヘリ×6 機が、露海軍太平洋艦隊の Nikolaevka 航空基地に到着した。Il-76 で Knevichi の飛行場まで空輸したとのこと。(Russian MoD 2017/11/9)
  • Leonardo Sp.A はタイの DTI (Defence Technology Institute) との間で 2017/11/8 に、技術移転と現地 MRO (Maintenance, Repair and Overhaul) 拠点の立ち上げに関する MoU に調印した。これは、タイの三軍と警察が AW101 を導入する可能性があり、それを受けた動き。(Leonardo 2017/11/10)
  • 2017/11/6 付の La Tribune 紙が「アラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates) が Naval Group の Gowind 2500 コルベット×2 隻の調達を検討中」と報じた。実現した場合、確定 1 隻、オプション 1 隻となるという観測… との報道が出た直後に、正式発表があった。フランス政府の発表では 2 隻となっているが、確定 2 隻、オプション 2 隻とする情報もある。Naval Group (ex-DCNS) が ADSB (Abu Dhabi Ship Building) と組んで建造する。(Forecast International 2017/11/8, IHS Jane's 360 2017/11/10, French Armed Forces Ministry 2017/11/9)
  • Dubai Airshow の席上で Thales と PAL Aerospace は、Force Multiplier なる航空機をお披露目する。航続時間 10 時間で、軍民双方での陸上・洋上監視、救難、救命艇投下、スポーツ イベントや山火事の監視、国境警備などに使えるとしている。機体は PAL Aerospace が運用して、ユーザーは飛行時間を「買う」仕組み。(Thales 2017/11/10)

今日の米軍調達 (Contracts 2017/11/9)
AIR FORCE
  • General Electric (Cincinnati, OH) : F110-GE-129 エンジン、予備エンジン、近代化改良型エンジン監視システム用コンピュータ、官給品 (GFE : Government-Furnished Equipment) の補修作業、技術データ報告書を $643,000,000 で。カタール、サウジアラビア、バーレーン向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件、2024/11/8 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Wright-Patterson AFB, OH (FA8626-18-D-0029)
  • Ball Aerospace & Technologies Corp. (Boulder, CO) : LEO (Low Earth Orbit) 衛星にパッシブ式マイクロ波イメージング計測機材を搭載するための、システム設計・リスク低減作業を $93,713,423 で。2019/11/15 まで。SMC (Air Force Space and Missile Systems Center), Los Angeles AFB, CA (FA8810-18-C-0002)
  • SiCore Technologies Inc. (Farmingdale, NY) : ウェポン システムを対象とする不振な活動や脆弱性の洗い出しで必要とされる、メソッド、ツール、手法、解決策の研究開発について、修正契約を $47,900,000 で。2023/3/29 まで。AFRL (Air Force Research Laboratories), Wright-Patterson AFB, OH (FA8650-16-D-1712/P00002)
  • Artel LLC (Herndon, VA) : 108MHz トランスポンダーのプレ ローンチ版×1 台を $18,917,600 で。2022/12/31 まで。SMC (Air Force Space and Missiles Systems Center), Los Angeles AFB, CA (FA8808-18-C-0003)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • 以下の各社は、発電機と関連サプライ品に関する修正契約を総額 $90,000,000 で。
    • Atlantic Diving Supply (Virginia Beach, VA) : SPE8EG-16-D-0023/P0002
    • Berger Cummins JV (Washington DC) : SPE8EG-16-D-0024/P0002
    • Caterpillar (Mossville, IL) : SPE8EG-16-D-0025/P0002
    • Inglett and Stubbs International (Atlanta, GA) : SPE8EG-16-D-0026/P0002
    • Texas Power and Associates (Dallas, TX) : SPE8EG-16-D-0027/P0002
    FEMA (Federal Emergency Management Agency) 向け、312 日間のブリッジ契約で 2018/9/18 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA
NAVY
  • Lockheed Martin Aeronautics Co. (Fort Worth, TX) : F-35 と GBU-53/B SDB II (Small Diameter Bomb Increment 2) の組み合わせについて、EMD (Engineering, Manufacturing and Development) 実施前の技術熟成・リスク低減作業を $34,622,661 で。2018/7 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-18-C-1004)
  • HDR Engineering Inc. (Honolulu, HI) : NAVFAC Hawaii の AOR (Area of Responsibility) で実施するアーキテクト/エンジニアリング業務を $30,000,000 で。2022/11 まで。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Hawaii, Pearl Harbor, HI (N62478-18-D-5027)
  • Detyens Shipyards Inc. (North Charleston, SC) : USNS Big Horn (T-AO-189) を対象とする 42 日間の入渠整備・定期オーバーホールを $7,785,371 で。オプション契約分まで含めた総額は $8,053,661。2018/2/14 まで。MSC (Military Sealift Command), Norfolk, VA (N32205-18-C-4014)
ARMY
  • Cox Construction Co. (Vista, CA) : 400 メンバーの Army Reserve Center (Miramar, CA) を設計・建設する工事を $21,180,000 で。2019/11/7 まで。Army Corps of Engineers, Louisville, KY (W912QR-18-C-0003)
  • Cox Construction Co. (Vista, CA) : Moffett Field (Moffett Field, CA) の車両整備工場建て替え工事を $7,784,000 で。2019/1/5 まで。US Property and Fiscal Office, CA (W912LA-17-C-0001)

今日の報道発表 (北米編)
  • Draken International Inc. は、スペイン空軍 (FAE : Fuerza Aerea Espanola) で用途廃止になった Mirage F1M/F1B×22 機を購入する、と発表した。機体は近代化改修済みで、米空軍やその他米軍向けの仮想敵業務に充てる。これで同社のフリートは 100 機を超えることになる。(Draken International 2017/11/10)
  • Saab AB と Raytheon Co. が、歩兵用肩撃ち式兵器の分野で協業を決定した。Saab はすでに米陸軍の MAAWS (Multi-role Anti-Armor, Anti-Personnel Weapon System) として、84mm 無反動砲 Carl Gustaf M3 の受注を得ているほか、AT4 も納入している。そのうち Carl Gustaf のアップグレード (軽量化による可搬性向上) が当初の対象で、AT4 についても機会をうかがうとしている。(Raytheon 2017/11/9, Saab 2017/11/9, IHS Jane's 360 2017/11/8)

今日の報道発表 (その他編)
  • Christopher Pyne 豪国防産業相は、イギリスが将来の戦闘艦に装備するレーダーとしてCEA Technologies 製の CEAFAR レーダーに関心を示していることを明らかにした。両国の防衛産業対話で話が出たもの。(Australian DoD 2017/11/10)
  • BAE Systems Australia は、オーストラリア陸軍 (RAN : Royal Australian Army) の Project Land 400 向け AMV35 で使用する砲塔の外殻部分製作について、担当メーカーに選定した Marand に対して 1,500 万豪ドルの追加契約を発注することを明らかにした。フェーズ 2〜3 に共通するもの。(BAE Systems 2017/11/9)
  • Airbus Helicopters は、HForce を装備する H145M を使った初の実射試験を実施した。開発試験の一環としてハンガリーの Papa AB で実施したもの。(Airbus Helicopters 2017/11/9)
  • スイス連邦議会は 2017/11/8 に、防空体制の再建に関する意志決定を実施、新しい戦闘機と防空システムの調達費として最大 80 億スイスフランの支出を決めた。その他の支出の分も併せて、2021 年まで国防費を 1.4% 上積みする必要があるとしている。戦闘機の候補メーカーは Airbus、Boeing、Dassault Aviation、Lockheed Martin、Saab の各社。2025 年までに調達を終えたい考え。(Swiss Department of Defence, Civil Protection and Sport 2017/11/8, DID 2017/11/10)
  • 露国防省は、露航空宇宙軍が新しい訓練年度に入る前に Mi-28N Night Hunter 攻撃ヘリを受領する、と発表した。(Russian MoD 2017/11/8)
  • ウクライナで国家安全保障会議の長を務める Oleksandr Turchynov 氏が、Antonov 製の戦術 UAV・Gorlitsa (Horlytsya) の初飛行を視察した。偵察、火力調整、攻撃などの任務に使える機体だとしている。(Ukraine MoD 2017/11/8, Ukroboronporm 2017/11/8)
  • Airbus Defence and Space が、トルコ向け通信衛星 Turksat 5A と Turksat 5B を製作することになった。バスは Eurostar E3000 の最新モデル・EOR (Electric Orbit Raising) 仕様を使う。2020 年打ち上げ予定の 5A は軌道位置東経 31 度で Ku バンド対応。2021 年打ち上げ予定の 5B は軌道位置東経 42 度で Ku バンドと Ka バンド対応、HTS (High Throughput Satellite) ペイロードで 50Gbps のスループットを実現。(Airbus Defence and Space 2017/11/8)

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戦争・紛争

最近のニュースいろいろ
  • ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) が、シリア東部の Albu Kamal を奪還した。一方、イラク政府軍は ISIL の拠点・Rawa の奪還作戦を進めている。(SpaceWar 2017/11/11)
  • サウジアラビアが、2017/11/4 にイエメンから Riyadh に向けて撃ち込まれた弾道ミサイルについて「イラン製の Burkan-2H である」「事実上の戦争行為である」と主張している。米中央軍空軍 (AFCENT : US Air Force Central Command) の Jeffrey L. Harrigian 中将も、件のミサイルはイラン製だと発言している。このほか、7 月に撃ち込まれたミサイルについて、アメリカの Nikki Haley 国連大使は「イラン製の Qiam-1 ミサイルである」との声明を出した。(IHS Jane's 360 2017/11/10, DefenseNews 2017/11/10)

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こぼれ話

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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

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