Opinion : 卓袱台返しについて考える (2026/3/9)
 

世の中、ときどき「卓袱台返し」というものが起きる。たとえば、以前は OK といっていたものが、ある日突然 NG になったり、あるいはその逆になったり。

その変化が、卓袱台をひっくり返した当事者にはどうにもならない、外的要因に起因するものであれば、まだしも納得がいこうというもの。でも、当事者の手抜きあるいは内輪の事情でひっくり返されたとなっては、ひっくり返される方はたまったものではない。

そういう意味で、所得区分の解釈を後から変えただけでなく、自分らの都合で変えておきながら「延滞税と過少申告加算税を払え」といってきた国税庁は言語道断。実のところ、追徴を食ったこと以上に、そちらに腹が立っている。


実のところ、お役所あたりではときおり、そういう話が起きるものであるらしい。たとえば、何かの件で上の人間に伺いを立てたら、それまで OK だといっていたものが NG にひっくり返されるとか、甚だしきは訊いた相手ごとに答えが違うとか。

上の人間からの御下問や、右往左往する指示に振り回されるのは気の毒な話だと思うけれども。でも、それはあくまで内輪の事情なので、外部の人間にしてみれば、そこまで忖度しなければならない理由はない。「知らんがな」である。

だいたい、そういう話こそ、内輪で事前に詰めるとか、根回しするとかしておくべきなんじゃないの ? 詰めが甘い状態でキックオフして、二進も三進もいかなくなってから卓袱台がひっくり返ったら、まわりの人や組織が迷惑する。

前にどこかで「仕事の段取りが悪い人や組織が相手だと…」という話を書いたことがあったような気がするけれども。それと似た話で、話が右往左往して、その度に力仕事で乗り切るような仕事の仕方ばかりしていたら、関係者はいろいろな意味で疲弊するし、士気も下がるんじゃないのかなぁ。

あと、「うちらに対してそういう仕事の仕方をするとなると、別のところでも同様に、後出しで卓袱台をひっくり返したり、追加の話を後出しで持ち出したりして、仕事の相手を泣かせてるんじゃないの ? という疑いの眼で見てしまうわけ。


幸いというか何というか、自営業というのはインカムと引き換えに「仕事を請けない自由」がある (場合もある)。だからいざとなったら「引き受けたものは、いったん引き受けたからにはケツを割ったりしないけれども、次はないぞ (プンプン)」という対応も、理論上は可能。

でも、それができない場合もあるだろうなと。すると何度も繰り返し、泣かされてる人がいたりするんだろうかと。

不可抗力あるいはうっかりミスで、結果として卓袱台をひっくり返したり後出しを余儀なくされたりすることもあるのは、否定しない。でも、それならそれで、同じことを繰り返さない努力や工夫はして欲しいと思うわけ。

ただ、それって組織の体質やマインド セットの問題でもあるから、一人の努力だけではどうにもならない可能性がある。でも、そういって同じことを繰り返したら、ある日いきなり破断界がやって来るかも知れませぬぞ。

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